JP2020501504A - 小型イヌ科動物用の組成物及び方法 - Google Patents

小型イヌ科動物用の組成物及び方法 Download PDF

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Abstract

小型のイヌ用に具体的に配合されたペットフード組成物は、健康を維持するために、特定の抗酸化物質、アミノ酸、代謝成分、及び骨の健康成分の組み合わせを含むことができる。健康を維持し、選択された健康パラメータを調節する方法もまた提供される。【選択図】 なし

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2016年12月15日に出願された米国仮出願第62/434,563号の優先権を主張し、その開示はその全体がこの参照により本明細書に組み込まれる。
多くの動物用フードが、当該技術分野において公知である。イヌ科動物の場合、イヌ科動物の年齢又はサイズに合わせたフードを市場で見つけることができる。例えば、仔イヌ、成イヌ、及び高齢のイヌ科動物を対象としたイヌ用フードはよく知られており、ドッグフードを販売しているほとんどの小売店で購入することができる。同様にして、過体重のイヌ科動物、又は特定の状態若しくは疾患を有するイヌ科動物を対象としたイヌ科動物用フードも公知である。米国特許第6,156,355号は、特定のイヌ科動物用に設計されたフードを開示している。しかしながら、年齢、サイズ及び健康状態以外にも、異なる品種のイヌ科動物を区別し、それらのフードの必要量に影響を及ぼす多様な要素が存在する。
例えば、品種、体重、年齢、及び性別がエネルギー所要量に及ぼす影響が調査されている。調査結果は、一部の動物は、同じ体重を有していても非常に異なるエネルギー所要量を有することを示す。他の研究では、パピヨン、ラブラドールレトリーバー及びグレートデーンの代謝及び体組成において加齢に伴う変化が観察されること、並びにこれらの変化は平均余命に影響を与えることが示されている。複数の研究により、体組成及び安静時代謝率に関しいくつかの違いが存在すること、並びにこれらの違いは体重とは無関係であることが示されている。例えば、同一環境条件下で生活している年齢及び性別が同じ30キログラム(kg)のラブラドールと30kgのグレイハウンドとでは、遺伝的背景が異なり、かつこの差異の結果として代謝及び体組成が異なることから、給餌管理が異なる。例えば、グレイハウンドは、理想的な体調を維持するには、理想体重1kg当たり、より多くのエネルギーを必要とし(Kcal/日=150×Kg体重(BW)0.75)、ラブラドールは、より少ないエネルギーを必要とすることがある(Kcal/日=110×KgBW0.75)。
これらの既知のフードは、様々な目的において有用である。しかしながら、個々のイヌやイヌの種類に応じて特定のフードを選択することは、しばしば煩雑である。消費者は、イヌの類別及び種類を決定し、フードを選択しなければならないが、それらはいずれもそのフードを摂取する特定の動物用には設計されていない場合がある。したがって、これらの問題を解決する新しい方法及び組成物が必要とされている。
本発明は、広義にはペットフード組成物、小型のイヌの健康を維持する方法、並びに骨密度、糞便の質、又は血清総抗酸化能のうちの少なくとも1つを含む健康パラメータを調節するための方法に関する。具体的には、本開示は、小型のイヌのための特定の成分に関する。
本発明者らは、代謝プロファイル、血液化学及び体組成分析の結果に基づき、小型のイヌが他のイヌと異なることを見出した。その際、全て同じ飼料を給餌した複数のイヌ科動物を用いることによって、他の外部要因を最小化するために、高度に管理された試験を採用した。更に、一群のイヌ科動物に異なるレベルの同定された化合物(食餌変化を経て)を供給し、対応する代謝産物の変化を測定することによって、検証モデルを開発した。
一実施形態では、小型のイヌ用のペットフード組成物は、1,000kcalの代謝可能エネルギー(ME)当たり約13IU〜約1,000IUの量のビタミンE、1,000kcalME当たり約0.25IU〜約1,000IUの量のビタミンC、1,000kcalME当たり約1,300IU〜約62,500IUの量のビタミンA、1,000kcalME当たり約0.1mg〜約0.5mgの量のセレン、ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のリコピン、ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のカロテノイド、ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のプロアントシアニジン、ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のビオフラボノイド、及びペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のカテキン、からなる群から選択される少なくとも3つの抗酸化物質と;1,000kcalME当たり約1.9g〜約20gの量の、フェニルアラニン、チロシン又はフェニルアラニン及びチロシンの組み合わせ、並びに1,000kcalME当たり約1.6g〜約20gの量のリジンを含むアミノ酸と;1,000kcalME当たり約0.56mg〜約150.0mgの量のビタミンB1、1,000kcalME当たりの約1.3mg〜約50.0mgの量のビタミンB2、1,000kcalME当たりの約3.4mg〜約500.0mgの量のビタミンB3、1,000kcalME当たりの約3.0mg〜約300.0mgの量のビタミンB5、1,000kcalME当たりの約0.38mg〜約200.0mgの量のビタミンB6、1,000kcalME当たりの約0.01mg〜約10.0mgの量のビタミンB7、1,000kcalME当たりの約0.054mg〜約40.0mgの量のビタミンB9、及び1,000kcalME当たりの約0.007mg〜約1.5mgの量のビタミンB12からなる群から選択される少なくとも3つの代謝成分と;
1,000kcalME当たりの約1.25g〜約6.25gの量のカルシウム、1,000kcalME当たりの約1.0g〜約4.0gの量のリン(カルシウム対リンの重量比が約1:1〜約2:1)、1,000kcalME当たりの約0.15g〜約0.55gの量のマグネシウム、及び1,000kcalME当たりの約125IU〜約1,430IUの量のビタミンDを含む骨健康成分と、を含むことができる。更に、このペットフード組成物は、ペットフード組成物の乾物ベースで1kg当たり3,500〜6,000kcalMEを提供することができる。
別の実施形態では、小型のイヌの健康を維持する方法は、本明細書に記載のペットフード組成物を小型のイヌに投与するステップを含むことができる。
更に別の実施形態では、骨密度、糞便の質、及び血清総抗酸化能からなる群から選択される健康パラメータを調節する方法は、本明細書に記載のペットフード組成物を小型のイヌに投与するステップを含むことができる。
更なる特徴及び利点が本明細書において記述されており、下記の「発明を実施するための形態」から明らかとなるであろう。
定義
本開示及び添付の特許請求の範囲において使用するとき、単数形「1つの」(「a」、「an」及び「the」)には、別段の指示がない限り、複数の参照物も含まれる。したがって、例えば、「ビタミン(a vitamin)」又は「ビタミン(the vitamin)」についての言及は、2つ以上のビタミンを含む。「X及び/又はY」という文脈で使用される用語「及び/又は」は、「X」若しくは「Y」又は「X及びY」と解釈すべきである。本明細書で使用する場合、「例」及び「例えば」という用語は、特に用語の列挙が続くときには、単に例示的及び図示的に用いられるものであり、排他的又は包括的なものでない。
本明細書で使用する「約」は、数値範囲内の数を指すものと理解され、例えば、参照する数字の−10%から+10%の範囲、−5%から+5%の範囲内、又は一態様では参照番号の−1%から+1%の範囲内、具体的態様では参照番号の−0.1%から+0.1%の範囲内の数を指す。更に、本明細書における全ての数値範囲は、その範囲内の全ての整数(integers,whole)又は分数を含むものと理解されるべきである。更に、これらの数値範囲は、この範囲内の任意の数又は数の部分集合を対象とする請求項を支持するために与えられていると解釈すべきである。例えば、1〜10という開示は、1〜8、3〜7、1〜9、3.6〜4.6、3.5〜9.9などの範囲を支持するものと解釈すべきである。
本明細書に記載の全ての百分率は、特に断りのない限り、フード組成物の総重量によるものである。pHについての参照がなされるとき、値は標準的な装置により25℃にて測定されるpHに相当する。「量」とは、組成物の取扱い当たり、又は組成物の各単位当たりの、参照される成分の合計であってもよく、及び/又は、乾燥重量に対する、参照される成分の重量百分率であってもよい。更に、「量」にはゼロが含まれ、例えば、数値範囲からゼロを除外する注記がない限り、化合物の量に関する記載は、化合物が存在することを必ずしも意味するものではない。
用語「小型のイヌ」又は「小型イヌ科動物」とは、約16kg以下の重量のイヌ科動物を意味する。
用語「他のイヌ」又は「他のイヌ科動物」とは、約18kg以上の重量のイヌ科動物を意味する。
用語「ペットフード」、「ペットフード製品」及び「ペットフード組成物」とは、動物に少なくとも1つの栄養素を供給する、イヌ科動物による摂取を目的とする製品又は組成物を意味する。更にこの点について、これらの用語は、製品又は組成物が即時に摂取できる形態であって、摂取可能な製品又は組成物を製造するための単なる中間体ではないことを意味するが、いくつかの実施形態では、栄養補助食品などの他のフード組成物を添加することもできる。用語「ペットフード」とは、イヌ科動物に摂取されることを意図されたあらゆるフード組成物を意味する。一実施形態では、本明細書に開示される組成物及び方法は、高齢のイヌにも関わる。イヌは、イヌの生涯における最後の25%で高齢と見なされる。イヌの寿命は、そのサイズ及び/又はその品種にも依存するが、本開示で高齢のイヌとは少なくとも5歳(例えば、少なくとも6歳、少なくとも7歳、又は少なくとも8歳)のイヌである。
本明細書で使用する「同等のイヌ科動物」とは、イヌ科動物と同じ性別、品種及び年齢の健康な動物を指す。
本明細書で使用する「代謝産物」とは、コンパニオンアニマルにおいて生物学的活性を有する化合物(すなわち代謝の中間体又は生成物)を指し、またその前駆体を含むものである。本明細書で使用する「前駆体」とは、イヌ科動物における代謝の際に、代謝産物に代謝する任意の化合物を意味する。例えば、具体的な代謝産物がシステインである場合、「代謝産物」は、システイン前駆体(例えばメチオニン)を含む。
「有効な量」という用語は、(i)本明細書に記載されている特定の疾患、状態、若しくは障害を治療若しくは予防するか、(ii)特定の疾患、状態、若しくは障害のうちの1つ以上の症状を減弱、改善、若しくは排除するか、又は(iii)特定の疾患、状態、若しくは障害のうちの1つ以上の症状の発症を予防若しくは遅延させる本発明の化合物の量を意味する。一実施形態では、本発明の代謝産物又は代謝産物の組み合わせは、骨密度、糞便の質、血清総ビリルビン、血清γ−グルタミルトランスフェラーゼ、血清総抗酸化能、血清T3、又は血清T3/T4などの、一態様では、骨密度、血清総抗酸化能、又は糞便の質などの、小型イヌ科動物における健康パラメータを調節するのに有用な量で存在することができる。
本明細書において表現される投与量は、別に表現しない限り、1日当たりの体重1kg当たりのミリグラム(mg/kg/day)である。
用語「長期投与」は、1ヶ月を超える反復投与又は摂取の期間を意味する。所定の実施形態のために、2、3、又は4ヶ月より長い期間を用いることができる。また、5、6、7、8、9、又は10ヶ月以上を含むより長い期間を用いることもできる。11ヶ月又は1年を超える期間を使用してもよい。1年、2年、3年、又はそれ以上の年を超えて延長したより長期の使用は、本発明に含まれる。特定の老齢のイヌ科動物の場合、イヌ科動物は、その残りの生涯も定期的に摂取を続ける。これはまた、「長い」期間の摂取と称することができる。
「定期的に」又は「定期的な投与」という用語は、少なくとも毎月の組成物の投与又は組成物の摂取を意味し、一態様では、少なくとも週1回の投与を意味する。所定の実施形態では、週に2回又は3回など、より頻繁な投与又は摂取を行うことができる。更に、他の実施形態では、少なくとも1日1回の摂取を含む計画を用いることができる。当業者は、化合物又はその化合物の特定の代謝産物の血中濃度又はその化合物の摂取後に生じる血中濃度が、投与頻度を評価又は決定するための有用なツールであり得ることを理解するであろう。例えば、一定の代謝産物を含むペットフード組成物の給餌量を決定するためには、代謝産物の血中濃度が有用な情報を提供し得る。本明細書において明示的に例示されているかどうかにかかわらず、代謝産物などの測定される化合物の所望の血中濃度を許容可能範囲内に維持することを可能にする頻度は、本明細書において有用であり得る。当業者であれば、摂取されるか又は投与される組成物、並びにフードを摂取するイヌ科動物により給餌量が変動し、またいくつかのフード組成物では、測定される化合物(例えば代謝産物)の所望の血中濃度を維持するために、より多い又はより少ない頻度で投与される必要があり得ることを理解するであろう。
相対的な用語である「改善する(improve)」、「増加する(increase)」、「増強する(enhance)」、「減少する(decrease)」などの用語は、本明細書において開示される組成物(ある代謝産物を含む組成物)の、かかる代謝産物の量がより少ないか、又はそれを含まないが、それ以外は同一である組成物と比較した効果を指す。
「ブレンドされた」組成物とは単に、相互に異なる少なくとも1つの特性を有する、少なくとも2つの成分を有するものを指す。一態様では、本開示の文脈における含水率と水分活性とは異なるものであり得る。これに関して、「ブレンドされた」組成物の記載は、該ブレンドされた組成物が、しばしば「ブレンド」と呼ばれる処理、すなわち各成分が識別できないほどに混合する処理に供されたことを示唆するものではなく、一態様では、1つの成分を他の成分と混合して混合された組成物を形成させる(例えば乾燥成分をウェット又はセミモイスト成分と混合する)ときは、かかる処理は回避される。更にこの点に関して、ブレンドされた組成物においては相互に異なる少なくとも1つの特徴を有する少なくとも2つの成分は各々、それらの異なる同一性及び外観を保持し得る。
「ウェットフード」とは、含水率が約50%〜約90%、一態様において約70%〜約90%のペットフードを意味する。「ドライフード」とは、含水率が約20%未満、一態様において約15%未満、特定の態様において約10%未満のペットフードを意味する。「セミモイストフード」とは、含水率が約20%〜約50%、一態様において約25%〜約35%のペットフードを意味する。
「キブル」は本明細書において「チャンク」と同義的に用いられ、両方の用語は、ドライ、又はセミモイストなペットフードの小片を意味し、それは、ペレット形状又は他のいかなる形状を有してもよく、フード組成物をスライスしてバラバラの小片にすることで製造することができる。キブルの非限定例としては、粒子状のもの、ペレット、ペットフード、干し肉、代用肉、野菜、及びこれらの組み合わせの片、並びに肉若しくは野菜の干物、ローハイド、及びビスケットなどのペットの軽食が挙げられる。「代用肉」とは、外観、食感及び物理的構造の点で天然の肉片に類似している肉エマルジョン製品である。
「栄養補助食品」という用語は、通常のイヌ科動物の飼料に加えて摂取されることが意図された製品を意味する。栄養補助食品は、任意の形態、例えば、固体、液体、ゲル、錠剤、カプセル、粉末などであってよい。一態様では、それらは都合のよい投与形態で提供され得る。いくつかの実施形態では、それらは、バルク粉末、液体、ゲル、又は油などのバルク消費者パッケージで提供され得る。他の実施形態では、補助食品は、スナック、トリート、補助食品バー、飲料などの他のフードアイテムに含まれるようにバルク量で提供され得る。
本明細書に開示される組成物には、本明細書にて具体的に開示されない任意の要素が存在しない場合がある。したがって、「を含む(comprising)」という用語を用いた実施形態の開示は、特定されている構成成分「から本質的になる(consisting essentially of)」及び「からなる(consistingof)」実施形態の開示を含む。同様にして、本明細書で開示される方法には、本明細書において具体的に開示されない任意のステップが存在しない場合がある。したがって、「を含む」という用語を用いた実施形態の開示は、特定されているステップ「から本質的になる」及び「からなる」実施形態の開示を含む。別途記載のない限り及び直接的に明言のない限り、本明細書に開示される任意の実施形態を、任意の他の実施形態と組み合わせることもできる。
本発明の実施形態、態様、実施例等の記載は、全ての方法及び組成物に適用できるという点で独立したものである。例えば、ペットフード組成物に用いられる代謝産物を、イヌ科動物の健康状態を調節する方法又は維持する方法にも使用することができ、その逆の場合も同様である。
実施形態
小型のイヌ用のペットフード組成物は、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンA、セレン、リコピン、カロテノイド、プロアントシアニジン、ビオフラボノイド、及びカテキンからなる群から選択される少なくとも3つの抗酸化物質と;フェニルアラニン、チロシン、又はフェニルアラニンとチロシンとの組み合わせ、リジン、及びアルギニンを含むアミノ酸と;ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB6、ビタミンB7、ビタミンB9、及びビタミンB12からなる群から選択される少なくとも3つの代謝成分と;カルシウム、リン(カルシウム対リンの重量比が約1:1〜約2:1)、マグネシウム及びビタミンDを含む骨健康成分と、を含むことができる。更に、ペットフード組成物は、ペットフード組成物の乾物ベースで1kg当たり約3,500〜約6,000kcalMEを提供することができる。
本発明の成分は、現在発見されているような小型のイヌのニーズに具体的に対処するために、提供され得る。一実施形態では、ビタミンEは、飼料の代謝可能エネルギー(ME)1,000カロリー(kcal)当たり、約13〜約1,000IUの量で存在することができる。より具体的な実施形態では、ビタミンEは、飼料の1,000kcalME当たり、約20〜約850IUの量で、又は、1,000kcalME当たり約25〜約700IU、又は、飼料の1,000kcalME当たり約50〜約600IUで存在することができる。
一実施形態では、ビタミンCは、飼料の1,000カロリー(kcal)ME当たり、約0.25〜約200IUの量で存在することができる。より具体的な実施形態では、ビタミンCは、飼料の1,000kcalME当たり、約20〜約850IUの量で、又は、1,000kcalME当たり約25〜約700IU、又は、飼料の1,000kcalME当たり約50〜約600IUで存在することができる。
一実施形態では、ビタミンA源は、飼料の1,000kcalME当たり、約1,300〜約62,500IUの量のビタミンAとして存在することができる。より具体的な実施形態では、ビタミンは、飼料の1,000kcalME当たり、約6,000〜約50,000IUの量で存在することができる。
一実施形態では、セレン源は、飼料の1,000kcalME当たり、約0.10〜約0.5mgのセレンの量で存在することができる。他の実施形態では、セレンは、飼料の1,000kcalME当たり、約0.11〜約0.4mgの量で、又は、1,000kcalME当たり約0.12〜約0.35mg、又は、飼料の1,000kcalME当たり約0.14〜約0.28mgで存在することができる。
一実施形態では、リコピンは、飼料中の約1〜約100mg/kgの量で、又は、様々な代替的実施形態では、飼料中の約10〜約90、約20〜約80、約30〜約70、又は約40〜約60mg/kgの量で存在することができる。
一実施形態では、カロテノイドは、飼料中の約1〜約100mg/kgの量で、存在することができる。より具体的な実施形態では、カロテノイドは、飼料中の約10〜約90mg/kgの量で、又は、飼料中の約20〜約80mg/kg、約30〜約70mg/kg又は約40〜約60mg/kgの量で存在することができる。
飼料はまた、プロアントシアニジン、ビオフラボノイド及びカテキンを供給するその他の原材料(例えば、ブドウ種子抽出物又は他の植物など)も含む。各種実施形態では、飼料中に含有させることができるプロアントシアニジン、ビオフラボノイド、及びカテキンの好適な量は、約1〜約500、約1〜約250、約1〜約100、又は約1〜約50mg/kgである。
一実施形態では、フェニルアラニン及び/又はチロシン源は、飼料の1,000kcalME当たり、約1.9〜約20gの量で存在することができる。他の実施形態では、フェニルアラニン及び/又はチロシンは、飼料の1,000kcalME当たり、約2.3〜約17gの量で、又は、1,000kcalME当たり約3〜約15g、又は、飼料の1,000kcalME当たり約4〜約12gで存在することができる。
一実施形態では、リジン源は、飼料の1,000kcalME当たり、約1.6〜約20gの量で存在することができる。他の実施形態では、リジンは、飼料の1,000kcalME当たり、約1.9〜約14gの量で、又は、1,000kcalME当たり約2.3〜約10g、又は、飼料の1,000kcalME当たり約3〜約6.5gで存在することができる。
一実施形態では、アルギニン源は、飼料の1,000kcalME当たり、約1.28〜約25gの量で存在することができる。他の実施形態では、リジンは、飼料の1,000kcalME当たり、約1.28〜約18gの量で、又は、1,000kcalME当たり約2.3〜約12g、又は、飼料の1,000kcalME当たり約1.28〜約6.5gで存在することができる。
一実施形態では、ビタミンB1(チアミン)源は、飼料の1,000kcalME当たり、約0.56〜約150.0mgの量で存在することができる。他の実施形態では、ビタミンB1は、飼料の1,000kcalME当たり、約1.0〜約120.0mgの量で、又は、1,000kcalME当たり約2.0〜約80.0mg、又は、飼料の1,000kcalME当たり約3.0〜約46.5mgで存在することができる。
一実施形態では、ビタミンB2(リボフラビン)源は、飼料の1,000kcalME当たり、約1.3〜約50.0mgの量で存在することができる。他の実施形態では、ビタミンB2は、飼料の1,000kcalME当たり、約1.3〜約40mgの量で、又は、1,000kcalME当たり約1.4〜約25mg、又は、飼料の1,000kcalME当たり約1.5〜約10.0mgで存在することができる。
一実施形態では、ビタミンB3(ナイアシン、ニコチン酸)源は、飼料の1,000kcalME当たり、約3.4〜約500.0mgの量で存在することができる。他の実施形態では、ビタミンB3は、飼料の1,000kcalME当たり、約5.0〜約400.0mgの量で、又は、1,000kcalME当たり約10.0〜約350mg、又は、飼料の1,000kcalME当たり約20.0〜約250.0mgで存在することができる。
一実施形態では、ビタミンB5(パントテン酸、パントテン酸塩)源は、飼料の1,000kcalME当たり、約3.0〜約300mgの量で存在することができる。他の実施形態では、ビタミンB5は、飼料の1,000kcalME当たり、約3.5〜約200mgの量で、又は、1,000kcalME当たり約4.0〜約150mg、又は、飼料の1,000kcalME当たり約5.5〜約80mgで存在することができる。
一実施形態では、ビタミンB6(ピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサミン)源は、飼料の1,000kcalME当たり、約0.38〜約200.0mgの量で存在することができる。他の実施形態では、ビタミンB6は、飼料の1,000kcalME当たり、約0.75〜約125mgの量で、又は、1,000kcalME当たり約1.5〜約90.0mg、又は、飼料の1,000kcalME当たり約3.0〜約35.0mgで存在することができる。
一実施形態では、ビタミンB7(ビオチン)源は、飼料の1,000kcalME当たり、約0.01〜約10.0mgの量で存在することができる。他の実施形態では、ビタミンB7は、飼料の1,000kcalME当たり、約0.015〜約6.0mgの量で、又は、1,000kcalME当たり約0.02〜約2.0mg、又は、飼料の1,000kcalME当たり約0.035〜約0.8mgで存在することができる。
一実施形態では、ビタミンB9(葉酸、葉酸塩)源は、飼料の1,000kcalME当たり、約0.054〜約40.0mgの量で存在することができる。他の実施形態では、ビタミンB9は、飼料の1,000kcalME当たり、約0.1〜約25.0mgの量で、又は、1,000kcalME当たり約0.2〜約15.0mg、又は、飼料の1,000kcalME当たり約0.30〜約4.5mgで存在することができる。
一実施形態では、ビタミンB12(コバラミン、シクロコバラミン、メチルコバラミン)源は、飼料の1,000kcalME当たり、約0.007〜約1.5mgの量で存在することができる。他の実施形態では、ビタミンB12は、飼料の1,000kcalME当たり、約0.01〜約1.0mgの量で、又は、1,000kcalME当たり約0.012〜約0.6mg、又は、飼料の1,000kcalME当たり約0.015〜約0.3mgで存在することができる。
一実施形態では、カルシウム源は、飼料の1,000kcalME当たり、約1.25〜約6.25gの量で存在することができる。他の実施形態では、カルシウムは、飼料の1,000kcalME当たり、約1.6〜約5.9gの量で、又は、1,000kcalME当たり約2.0〜約5.0g、又は、飼料の1,000kcalME当たり約2.5〜約4.5gで存在することができる。
一実施形態では、リン源は、飼料の1,000kcalME当たり、約1.0〜約4.0gの量で存在することができる。他の実施形態では、リンは、飼料の1,000kcalME当たり、約1.5〜約3.8gの量で、又は、1,000kcalME当たり約2.0〜約3.6g、又は、飼料の1,000kcalME当たり約2.3〜約3.4gで存在することができる。
一実施形態では、飼料中、カルシウム及びリンは、約1:1〜約2:1の重量比で存在することができる。他の実施形態では、カルシウム対リンの重量比は、飼料中に約1:1〜約1.8:1、又は、約1:1〜約1.6:1で存在することができる。
一実施形態では、マグネシウム源は、飼料の1,000kcalME当たり、約0.15〜約0.55gの量で存在することができる。他の実施形態では、マグネシウムは、飼料の1,000kcalME当たり、約0.16〜約0.45、又は約0.17〜約0.35gの量で存在することができる。
一実施形態では、ビタミンD源は、飼料の1,000kcalME当たり、約125〜約1,430IUの量で存在することができる。より具体的な実施形態では、ビタミンDは、飼料の1,000kcalME当たり、約225〜約1,300IUの量で、又は、飼料の1,000kcalME当たり約275〜約1,200、又は約350〜約1,100IUの量で存在することができる。
概して、ペットフード組成物は少なくとも3つの抗酸化物質を含む。一実施形態では、ペットフード組成物は、少なくとも4つの抗酸化物質を含むことができる。別の実施形態では、ペットフード組成物は、少なくとも5つの抗酸化物質を含むことができる。更に別の実施形態では、ペットフード組成物は、少なくとも6つの抗酸化物質を含むことができる。更に別の実施形態では、ペットフード組成物は、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンA、セレン、リコピン、カロテノイド、プロアントシアニジン、ビオフラボノイド、及びカテキンのそれぞれ1つを含むことができる。具体的な一態様では、ペットフード組成物は、1,000kcalME当たり約13IU〜約1,000IUの量のビタミンE、1,000kcalME当たり約0.25IU〜約1,000IUの量のビタミンC、1,000kcalME当たり約1,300IU〜約62,500IUの量のビタミンA、1,000kcalME当たり約0.1mg〜約0.5mgの量のセレン、ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のリコピン、ペットフード1kg当たり約1〜約100mgの量のカロテノイド、ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のプロアントシアニジン、ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のビオフラボノイド、ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のカテキンのそれぞれ1つを含むことができる。
概して、ペットフード組成物は、イヌ科動物の健康にとって重要であるビタミンBを含む。一実施形態では、ペットフード組成物は、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB6、ビタミンB7、ビタミンB9、及びビタミンB12を含むことができる。具体的な一態様では、ペットフード組成物は、1,000kcalME当たり約0.56mg〜約150.0mgの量のビタミンB1、1,000kcalME当たり約1.3mg〜約50.0mgの量のビタミンB2、1,000kcalME当たり約3.4mg〜約500.0mgの量のビタミンB3、1,000kcalME当たり約3.0mg〜約300.0mgの量のビタミンB5、1,000kcalME当たり約0.38mg〜約200.0mgの量のビタミンB6、1,000kcalME当たり約0.01mg〜約10.0mgの量のビタミンB7、1,000kcalME当たり約0.054mg〜約40.0mgの量のビタミンB9、及び1,000kcalME当たり約0.007mg〜約1.5mgの量のビタミンB12のそれぞれ1つを含むことができる。
概して、ペットフード組成物は、健康を維持するための必須アミノ酸を含む。一実施形態では、ペットフード組成物は、フェニルアラニン、チロシン、又はフェニルアラニン及びチロシンの組み合わせと、リジンとを含む。具体的な一態様では、ペットフード組成物は、1,000kcalME当たり1.9g〜20gの量の、フェニルアラニン、チロシン、又はフェニルアラニン及びチロシンの組み合わせと、1,000kcalME当たり1.6g〜20gの量のリジンと、を含むアミノ酸を含む。
概して、ペットフード組成物は、骨健康を維持するための必須の骨健康成分を含む。一実施形態では、ペットフード組成物は、カルシウム、リン、マグネシウム及びビタミンDを含む。更に、ペットフード組成物は、小型のイヌに特異的なカルシウム対リン比を有することができる。具体的な一態様では、ペットフード組成物は、1,000kcalME当たり約1.25g〜約6.25gの量のカルシウム、1,000kcalME当たり約1.0g〜約4.0gの量のリン(カルシウム対リンの重量比が約1:1〜約2:1)、1,000kcalME当たり約0.15g〜約0.55gの量のマグネシウム、及び1,000kcalME当たり約125IU〜約1,430IUの量のビタミンD、を含む骨健康成分を含む。
概して、ペットフード組成物は小型のイヌ用に配合される。ゆえに、一実施形態では、ペットフード組成物は、乾物ベースで、ペットフード組成物の1kg当たり3,000〜6,000kcalMEを提供する。
更に、ペットフード組成物は、小型のイヌにおいて重要であることが示された代謝産物を含むことができる。一実施形態では、ペットフードは、小型のイヌにおける抗酸化物質濃度を調節するための少なくとも3つの代謝産物を含むことができ、該代謝産物は、5−オキソプロリン、γ−グルタミルフェニルアラニン、尿酸塩、γ−グルタミルイソロイシン、γ−グルタミルロイシン、γ−グルタミルバリン、γ−グルタミルチロシン、キシロネート、アラボネート、γ−グルタミルメチオニン、グロノ(gulono)−1,4−ラクトン、ビリルビン(E,E)、システイン−グルタチオンジスルフィド及びトレオネートからなる群から選択される。一態様では、ペットフード組成物は、小型のイヌにおけるアミノ酸濃度を調節するための少なくとも3つの代謝産物を含むことができ、該代謝産物は、フェニルアラニン、p−クレゾール硫酸、フェノール硫酸、グルタミン、チロシン、アルギニン、及びリジンからなる群から選択される。
具体的な一態様では、ペットフード組成物は、1,000kcalME当たり約50IU〜約600IUの量のビタミンE、1,000kcalME当たり約50IU〜約600IUの量のビタミンC、1,000kcalME当たり約6,000IU〜約50,000IUの量のビタミンA、1,000kcalME当たり約0.14mg〜約0.28mgの量のセレン、ペットフード1kg当たり約40mg〜約60mgの量のリコピン、ペットフード1kg当たり約40mg〜約60mgの量のカロテノイド、ペットフード1kg当たり約1mg〜約50mgの量のプロアントシアニジン、ペットフード1kg当たり約1mg〜約50mgの量のビオフラボノイド、及びペットフード1kg当たり約1mg〜約50mgの量のカテキンと;1,000kcalME当たり約4g〜約12gの量のフェニルアラニン、チロシン、又はフェニルアラニン及びチロシンの組み合わせと;1,000kcalME当たり約3g〜約6.5gの量のリジンと;1,000kcalME当たり約3.0mg〜約46.5mgの量のビタミンB1、1,000kcalME当たりの約1.5mg〜約10.0mgの量のビタミンB2、1,000kcalME当たりの約20.0mg〜約250.0mgの量のビタミンB3、1,000kcalME当たりの約5.5mg〜約80.0mgの量のビタミンB5、1,000kcalME当たりの約3.0mg〜約35.0mgの量のビタミンB6、1,000kcalME当たりの約0.035mg〜約0.8mgの量のビタミンB7、1,000kcalME当たりの約0.30mg〜約4.5mgの量のビタミンB9、及び1,000kcalME当たりの約0.015mg〜約0.3mgの量のビタミンB12と;
1,000kcalME当たりの約2.5g〜約4.5gの量のカルシウム、1,000kcalME当たりの約2.3g〜約3.4gの量のリン(カルシウム対リンの重量比が約1:1〜約1.6:1)、1,000kcalME当たりの約0.17g〜約0.35gの量のマグネシウム、及び1,000kcalME当たりの約350IU〜約1,100IUの量のビタミンDと、を含むことができる。
一実施形態では、小型のイヌの健康を維持する方法は、本明細書に記載のペットフード組成物を小型のイヌに投与するステップを含むことができる。一態様では、投与は定期的な投与であり得る。
他の実施形態では、骨密度、糞便の質、及び血清総抗酸化能からなる群から選択される健康パラメータを調節する方法は、本明細書に記載のペットフード組成物を小型のイヌに投与するステップを含むことができる。
一般的に、調節方法は、ペットフード組成物の投与後、健康パラメータ(例えば骨密度又は血清総抗酸化能)を増加又は減少させることを提供することができる。一実施形態では、健康パラメータは、少なくとも5%増加又は減少され得る。他の態様では、健康パラメータは、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、又は更に50%、又はそれ以上増加又は減少され得る。具体的な一態様では、健康パラメータは、増加され得る。別の具体的態様では、健康パラメータは、減少され得る。別の態様では、糞便の質を改善させることができる。
これらの組成物及び方法のそれぞれにおいて、ペットフード組成物は、ウェットフード、セミモイストフード又はドライフードであり得る。一実施形態では、ペットフード組成物は、ブレンドされた組成物の1つ以上の成分である。いくつかの実施形態では、ペットフード組成物はキブルであり、いくつかの実施形態では、ペットフード組成物は代用肉である。更に、別の実施形態において、本発明の組成物は、本明細書に記載の成分を含む栄養補助食品であることができる。
かかるペットフード組成物は、イヌ科動物の1ポンドの体重当たり約3gのペットフード〜1ポンドの体重当たり約16gのペットフードの量で、イヌ科動物に投与することができる。更に、代謝産物は、フード組成物の約0.01重量%〜約10重量%の量で存在することができる。一態様では、代謝産物は、フード中に、約0.01〜約1,000mg/kgの濃度で存在することができる。他の態様では、代謝産物は、フード1キログラム当たり約1IU〜約500,000IUの濃度で存在することができる。一実施形態では、ペットフード組成物は、動物の健康及び/又は体重を維持するのに十分な量で、イヌ科動物に投与することができる。
本出願において上記し、また後に詳述するように、本発明者らは、小型のイヌと相関する代謝化合物を同定した。したがって、ペットフード組成物は、これらの化合物のうちの1つを含むことができる。
別の非限定的な例として、代謝産物は、以下からなる群から選択され得る:
クレアチン、クレアチニン、5−オキソプロリン、γ−グルタミルフェニルアラニン、X−18487、ヒドロキシプロリン、フェニルアラニン、X−14625、X−17381、p−クレゾール硫酸、X−11334、尿酸塩、X−13731、γ−グルタミルイソロイシン、γ−グルタミルロイシン、γ−グルタミルバリン、プソイドウリジン、フェノール硫酸、X−12668、C−グリコシルトリプトファン、ミオイノシトール、17−メチルステアレート、X−14314、グルタミン、X−12010、グリコール酸(ヒドロキシ酢酸)、γ−グルタミルチロシン、X−12822、キシロネート、プロリルヒドロキシプロリン、マンニトール、ヒドロキノン硫酸、エタノールアミン、4−エチルフェニル硫酸、アラボネート、N6−カルバモイルスレオニルアデノシン、パントテン酸(ビタミンB5)、ピログルタミン、γ−グルタミルメチオニン、X−16940、シトルリン、チロシン、グロノ−1,4−ラクトン、メチルパルミテート(15又は2)、X−16394、キシリトール、アルギニン、2’−デオキシシチジン、2’−O−メチルグアノシン、オフタルメート、ホモシトルリン、5−メチルシチジン、N−ホルミルメチオニン、ビリルビン(E,E)、X−17299、X−18156、パルミトイルスフィンゴミエリン、X−16945、システイン−グルタチオンジスルフィド、4−ビニルフェノール硫酸、エリスリトール、ジホモリノレネート(20:3n3又は3n6)、アントラニレート、リジン、スレイトール、トレオネート、及びそれらの混合物。
更に別の非限定的な例として、代謝産物は、以下からなる群から選択され得る:
クレアチン、クレアチニン、5−オキソプロリン、γ−グルタミルフェニルアラニン、ヒドロキシプロリン、フェニルアラニン、p−クレゾール硫酸、尿酸塩、γ−グルタミルイソロイシン、γ−グルタミルロイシン、γ−グルタミルバリン、プソイドウリジン、フェノール硫酸、C−グリコシルトリプトファン、ミオイノシトール、17−メチルステアレート、グルタミン、グリコール酸(ヒドロキシ酢酸)、γ−グルタミルチロシン、キシロネート、プロリルヒドロキシプロリン、マンニトール、ヒドロキノン硫酸、エタノールアミン、4−エチルフェニル硫酸、アラボネート、N6−カルバモイルスレオニルアデノシン、パントテン酸(ビタミンB5)、ピログルタミン、γ−グルタミルメチオニン、シトルリン、チロシン、グロノ−1,4−ラクトン、メチルパルミテート(15又は2)、キシリトール、アルギニン、2’−デオキシシチジン、2’−O−メチルグアノシン、オフタルメート、ホモシトルリン、5−メチルシチジン、N−ホルミルメチオニン、ビリルビン(E,E)、パルミトイルスフィンゴミエリン、システイン−グルタチオンジスルフィド、4−ビニルフェノール硫酸、エリスリトール、ジホモリノレネート(20:3n3又は3n6)、アントラニレート、リジン、スレイトール、トレオネート、及びそれらの混合物。
上記したように、代謝産物(例えば代謝産物の前駆体)を含む原材料、及び任意に原材料中の代謝産物の量は、原材料分析により、例えば、ガスクロマトグラフィー又は液体クロマトグラフィー、及び更に質量分析などの分離技術を用い、同定することができる。
本明細書において開示されるペットフード組成物は、イヌ科動物による摂取のために配合されたいかなるフードであってもよい。一実施形態では、ペットフード組成物はイヌ科動物用に米国飼料検査官協会(American Feed Control Officials:AAFCO)によって定義された完全栄養を提供する。
ペットフード組成物は、乳化した肉などの肉を含んでもよい。好適な肉の例としては、家禽肉、牛肉、豚肉、ラム肉、及び魚、特にペットに好適な種類の肉が挙げられる。肉は、臓物を含む、動物の任意の追加的な部分を含むことができる。肉のいくらか又は全てを、1種以上のミートミールとして、すなわち、AAFCOが規定するとおりの、乾燥したか又はひき肉にした、実質的に均一なサイズの粒子を形成する肉として提供してもよい。追加的又は代替的に、エンドウ豆タンパク質、トウモロコシタンパク質(例えば、挽いたトウモロコシ又はトウモロコシグルテン)、小麦タンパク質(例えば、挽いた小麦又は小麦グルテン)、大豆タンパク質(例えば、ダイズ油粕、大豆濃縮物、又は大豆分離物)、米タンパク質(例えば、挽いた米又は米グルテン)等の植物性タンパク質を使用することができる。
本明細書に開示されるペットフード組成物は、植物油、風味剤(flavorant)、着色剤及び水を含むことができる。好適な植物油としては、大豆油、トウモロコシ油、綿実油、ヒマワリ油、キャノーラ油、落花生油、紅花油等が挙げられる。好適な風味剤の例としては、イースト、獣脂、加工した動物性食物(例えば、家禽の肉、牛肉、ラム肉、豚肉)、風味抽出物又はブレンド(例えば、グリルした牛肉)、アニマルダイジェスト等が挙げられる。好適な着色剤としては、青色1号、青色2号、緑色3号、赤色3号、赤色40号、黄色5号、黄色6号等のFD&C着色剤、カラメル色素、アンナット、クロロフィリン、コチニール、ベタニン、ウコン、サフラン、パプリカ、リコピン、ニワトコジュース、パンダン、チョウマメ等の天然色素、二酸化チタン;並びに当業者に既知の任意の好適な食品着色剤が挙げられる。
本明細書に開示されるペットフード組成物は、任意に、フラワーに追加又はその代替としての他の穀物及び/又はデンプン、アミノ酸、食物繊維、糖類、動物性油、芳香、植物性油に追加又はその代替としての他の油脂、保湿剤、保存料、ポリオール、塩、口腔ケア成分、抗酸化物質、ビタミン、ミネラル、プロバイオティクス微生物、生理活性分子、又はこれらの組み合わせなどの更なる原材料を含むことができる。
好適なデンプンとしては、例えば、トウモロコシ、米、小麦、大麦、カラス麦、大豆等の穀物、並びにこれらの穀物の混合物が挙げられ、好適なデンプンは、いずれかのフラワーに少なくとも部分的に含まれ得る。好適な保湿剤としては、塩、糖類、プロピレングリコール、並びにグリセリン及びソルビトール等の多価グリコール(polyhydric glycol)等が挙げられる。好適な口腔ケア成分としては、クロロフィルを備えるアルファルファ栄養素濃縮物、重炭酸ナトリウム、リン酸塩(例えば、リン酸三カルシウム、ピロリン酸、ピロリン酸四ナトリウム、メタリン酸塩、及びオルトリン酸塩)、ペパーミント、クローブ、パセリ、生姜などが挙げられる。好適な抗酸化物質の例としては、ブチル化ヒドロキシアニソール(「BHA」)、及びブチル化ヒドロキシトルエン(「BHT」)、ビタミンE(トコフェロール)等が挙げられる。
使用することができるビタミンの非限定的な例としては、ビタミンA、B複合体(B−1、B−2、B−6及びB−12等)、C、D、E及びK、ナイアシン並びにパントテン酸及び葉酸等の酸性ビタミン並びにビオチンを挙げることができる。好適なミネラルの非限定的な例としては、カルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウム、ヨウ素、銅、リン、マンガン、カリウム、クロム、モリブデン、セレン、ニッケル、スズ、ケイ素、バナジウム、及びホウ素などが挙げられる。
好適な保存料の非限定例としては、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸、パラヒドロキシ安息香酸メチルナトリウム、プロピオン酸カルシウム、プロピオン酸及びこれらの組み合わせが挙げられる。
本明細書で開示されるペットフード組成物における各々の更なる原材料の具体的な量は、第1の食材及び任意の第2の食材に含まれる原材料;動物の種;動物の年齢、体重、健康状態、性別、及び飼料;動物の摂食速度;食品製品を動物に摂取させる目的などの様々な要因に応じたものとなる。
以下の非限定的な実施例は、本開示の実施形態の例示である。
実施例1:小型のイヌにおける試験
83匹のイヌ科動物全てに対し、同一のキブル飼料で5週間給餌した。小型のイヌ(34匹)は、体重平均9.3kg(6.1〜15.6kg)であった。他のイヌ(49匹)は、体重平均31.5kg(18.4〜54.4kg)であった。各飼料の給餌の第5週目の間に、一晩の絶食後、EDTAバキュテナー管を用いて血漿サンプルを採取した。遠心分離後、血漿をクライオバイアルに分注し、−80℃で凍結させた。
Figure 2020501504
メタボロミクス分析は、Metabolon社により、以下の方法を用いて行われた。GC/MS及びLC/MS/MSプラットフォーム上で分析するため、サンプルを抽出し、等量に分割した。専用のソフトウェアを用いて、Metabolon社によるピークエリア積分による代謝産物の同定及び代謝産物の定量のための社内標準ライブラリにイオンをマッチさせた。以下の表に示す質量及び保持指標のとおり、各代謝産物を独自に同定することができ、また個々に識別することができる。
分析時にサンプルを解凍し、タンパク質を除去するための抽出物を調製し、タンパク質に結合した小分子、又は沈殿するタンパク質マトリックスに物理的に閉じ込められた小分子を除去し、広範囲にわたる化学的に多様な代謝産物を回収した。各実験用血漿サンプルの別々のアリコートを採取し、「Client Matrix」(CMTRX)サンプルの作成のためにプールした。これらのCMTRXサンプルを、プラットフォーム実行中において注入し、技術的反復試験されたものとして用い、全ての一貫して検出される生化学物質の定量における変動の測定、並びに、全プロセスにおける変動及びプラットフォームの性能のモニターを可能にした。全ての実験用及びCMTRXサンプルの抽出物を、GC/MS及びLC/MS/MSプラットフォームの分析用に分割した。
CMTRX技術的反復試験サンプルを、クライアント試験サンプルであるかのように、プロセス全体にわたりそれぞれ処理した。全てのプロセスサンプル(有機成分のCMTRX及びGrob試験混合物は、GCカラム性能、プロセスブランク等の評価に用いた)は、各試験日に均一に間隔を置いて注入し、また全てのクライアントサンプルは、各試験日の実行中にわたってランダムに分配した。複数のプラットフォーム実行の日にわたるデータを収集し、個々の化合物の実行日のブロックごとの中央値を算出することによって「ブロック正規化(block normalized)」した。この正規化は、いかなる日間の装置間のゲイン又はドリフトも最小化するが、日内のサンプル変動を妨げない。欠測値(存在する場合)は、使用する装置のその生化学物質の検出レベル以下であるとみなし、その特定の生化学物質において観察された最小値によるものとした。
多くの内部標準を、質量分析計への注入の直前に、各実験サンプル及びプロセス標準サンプルに添加した。これらの内部標準の相対標準偏差(RSD)の中央値を算出することにより、プラットフォーム変動(7%)の指標を求めた。これらの標準は、装置への注入の直前にサンプルに添加されるため、この数値は装置における変動を反映する。更に、CMTRXにおいて一貫して測定される生化学物質の相対標準偏差(RSD)の中央値は、実際の実験サンプルのプロセス中のトータルの変動、及びこれらのサンプル中の内因性代謝産物の定量における変動(12%)を表す。CMTRX及び内部標準の結果は、該プラットフォームにより、プロセス仕様を満たすデータが得られたことを示すものであった。
計589の代謝産物が血漿中で検出された。この合計は、参照ライブラリで特定された構造にマッチした多くの生化学物質(401種)に対応する(特定された化合物)。残りの生化学物質(188種)は、異なる化学物質を表す(すなわち、それらは別々の分子式及び構造を有する単一の分子を表す)が、それらは、今回は参照ライブラリで特定された生化学物質とはマッチしない(未特定/未知の化合物)。
平均体重26.4kg(18.4〜32.1kg)の全ての小型のイヌ(34匹)及び35匹の他のイヌにおいて、骨密度(DEXA)、T3及びT4を測定したこと以外は、全てのイヌにおいて臨床的指標を求めた。製造業者の使用説明に従い、Cobas(登録商標)c311又はe411臨床化学的分析装置を用いて、血清クレアチニン、クレアチンキナーゼ、カリウム、総ビリルビン、総抗酸化能(TAS)、アスパラギン酸トランスアミナーゼ(AST)、γ−グルタミルトランスフェラーゼ(GGT)、総T3、総T4を測定した。タンパク質の消化率は、摂取されたフード中のタンパク質含量、排泄物量に基づき測定し、微生物窒素の分を補正した。骨密度は、製造業者の使用説明に従い、二重エネルギーX線吸収測定法(DEXA)を用いて測定した。
標準的なP値が決定されたT3/T4比とMann Whitneyが実施された場合のタンパク質消化率とを除いて、Benjamini−Hochberg調整P値を全ての臨床的指標について求めた。
小型のイヌと他のイヌとの間の代謝産物相関を表2に示す。小型のイヌと他のイヌとの間の臨床的指標を表3に示す。
Figure 2020501504
Figure 2020501504
本実施例のデータにより、代謝プロファイル、血液化学及び体組成分析の結果に基づく、小型品種のイヌで同定された代謝の差異が提供される。多くの因子により評価される小型品種のイヌにおける総抗酸化能は、非小型品種のイヌと比較し低く、ゆえに、それらは飼料中により多くの抗酸化物質を必要とする。小型品種のイヌはまた、いくつかのアミノ酸、主にフェニルアラニン、チロシン及びリジンを日々多く摂取する必要がある一方で、アルギニンの食餌量をより少なくする必要があることが見出された。小型品種のイヌはまた、エネルギー必要量(すなわちより高い代謝速度)を満たすためには、1日当たり単位体重当たりの、より多くのカロリー摂取量を必要とする。ゆえに、高い代謝速度の維持を補助するため、小型品種のイヌには、食餌中に、ビタミンB5を除き、多くのビタミンB群を必要とする。小型品種のイヌはまた、骨塩量がより低いことが判明しており、骨の元のままの状態をサポートするために食餌栄養素を増やす必要がある。これらの知見に基づき、組成物及び方法には、小型のイヌに合わせて調整された特定の成分が含まれる。
本明細書に記載された、本発明の好ましい実施形態に対する様々な変更及び修正が、当業者には明らかであることを理解されたい。このような変更及び修正は、本発明の主題の趣旨及び範囲から逸脱することなく、かつ意図される利点を損なうことなく、行うことができる。したがって、このような変更及び修正は、添付の特許請求の範囲に包含されることが意図される。

Claims (15)

  1. 小型のイヌ用ペットフード組成物であって、
    1,000kcalの代謝可能エネルギー(ME)当たり約13IU〜約1,000IUの量のビタミンE、1,000kcalME当たり約0.25IU〜約1,000IUの量のビタミンC、1,000kcalME当たり約1,300IU〜約62,500IUの量のビタミンA、1,000kcalME当たり約0.1mg〜約0.5mgの量のセレン、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のリコピン、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のカロテノイド、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のプロアントシアニジン、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のビオフラボノイド、及び前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のカテキン、からなる群から選択される少なくとも3つの抗酸化物質と;
    1,000kcalME当たり約1.9g〜約20gの量の、フェニルアラニン、チロシン又はフェニルアラニン及びチロシンの組み合わせ、並びに1,000kcalME当たり約1.6g〜約20gの量のリジンを含むアミノ酸と;
    1,000kcalME当たり約0.56mg〜約150.0mgの量のビタミンB1、1,000kcalME当たり約1.3mg〜約50.0mgの量のビタミンB2、1,000kcalME当たり約3.4mg〜約500.0mgの量のビタミンB3、1,000kcalME当たり約3.0mg〜約300.0mgの量のビタミンB5、1,000kcalME当たり約0.38mg〜約200.0mgの量のビタミンB6、1,000kcalME当たり約0.01mg〜約10.0mgの量のビタミンB7、1,000kcalME当たり約0.054mg〜約40.0mgの量のビタミンB9、及び1,000kcalME当たり約0.007mg〜約1.5mgの量のビタミンB12からなる群から選択される少なくとも3つの代謝成分と;
    1,000kcalME当たり約1.25g〜約6.25gの量のカルシウム、1,000kcalME当たり約1.0g〜約4.0gの量のリン(カルシウム対リンの重量比が約1:1〜約2:1)、1,000kcalME当たり約0.15g〜約0.55gの量のマグネシウム、及び1,000kcalME当たり約125IU〜約1,430IUの量のビタミンDを含む骨健康成分と、を含み、
    前記ペットフード組成物が、前記ペットフード組成物の乾物ベースで1kg当たり約3,500〜約6,000kcalMEを提供する、ペットフード組成物。
  2. 前記組成物が、1,000kcalME当たり約13IU〜約1,000IUの量のビタミンE、1,000kcalME当たり約0.25IU〜約1,000IUの量のビタミンC、1,000kcalME当たり約1,300IU〜約62,500IUの量のビタミンA、1,000kcalME当たり約0.1mg〜約0.5mgの量のセレン、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のリコピン、前記ペットフード1kg当たり約1〜約100mgの量のカロテノイド、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のプロアントシアニジン、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のビオフラボノイド、及び前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のカテキンのそれぞれ1つを含む、請求項1に記載のペットフード組成物。
  3. 前記組成物が、1,000kcalME当たり約0.56mg〜約150.0mgの量のビタミンB1、1,000kcalME当たり約1.3mg〜約50.0mgの量のビタミンB2、1,000kcalME当たり約3.4mg〜約500.0mgの量のビタミンB3、1,000kcalME当たり約3.0mg〜約300.0mgの量のビタミンB5、1,000kcalME当たり約0.38mg〜約200.0mgの量のビタミンB6、1,000kcalME当たり約0.01mg〜約10.0mgの量のビタミンB7、1,000kcalME当たり約0.054mg〜約40.0mgの量のビタミンB9、及び1,000kcalME当たり約0.007mg〜約1.5mgの量のビタミンB12のそれぞれ1つを含む、請求項1に記載のペットフード組成物。
  4. 前記ビタミンEが、1,000kcalME当たり約50IU〜約600IUの量であり、前記ビタミンCが、1,000kcalME当たり約50IU〜約600IUの量であり、前記ビタミンAが、1,000kcalME当たり約6,000IU〜約50,000IUの量であり、前記セレンが、1,000kcalME当たり約0.14mg〜約0.28mgの量であり、前記リコピンが、前記ペットフード1kg当たり約40mg〜約60mgの量であり、前記カロテノイドが、前記ペットフード1kg当たり約40mg〜約60mgの量であり、前記プロアントシアニジンが、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約50mgの量であり、前記ビオフラボノイドが、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約50mgの量であり、及び前記カテキンが、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約50mgの量であり;
    前記フェニルアラニン、前記チロシン、又は前記フェニルアラニン及び前記チロシンの組み合わせが、1,000kcalME当たり約4g〜約12gの量であり;前記リジンが、1,000kcalME当たり約3g〜約6.5gの量であり;
    前記ビタミンB1が、1,000kcalME当たり約3.0mg〜約46.5mgの量であり、前記ビタミンB2が、1,000kcalME当たり約1.5mg〜約10.0mgの量であり、前記ビタミンB3が、1,000kcalME当たり約20.0mg〜約250.0mgの量であり、前記ビタミンB5が、1,000kcalME当たり約5.5mg〜約80.0mgの量であり、前記ビタミンB6が、1,000kcalME当たり約3.0mg〜約35.0mgの量であり、前記ビタミンB7が、1,000kcalME当たり約0.035mg〜約0.8mgの量であり、前記ビタミンB9が、1,000kcalME当たり約0.30mg〜約4.5mgの量であり、及び前記ビタミンB12が、1,000kcalME当たり約0.015mg〜約0.3mgの量であり;並びに、
    前記カルシウムが、1,000kcalME当たり約2.5g〜約4.5gの量であり、前記リンが、1,000kcalME当たり約2.3g〜約3.4gの量であり、前記カルシウム対リンの重量比が、約1:1〜約1.6:1の範囲であり、前記マグネシウムが、1,000kcalME当たり約0.17g〜約0.35gの量であり、及び前記ビタミンDが、1,000kcalME当たり約350IU〜約1,100IUの量である、請求項1に記載のペットフード組成物。
  5. 前記ペットフードが、前記小型のイヌにおける抗酸化物質濃度を調節するための少なくとも3つの代謝産物を含み、前記代謝産物が、5−オキソプロリン、γ−グルタミルフェニルアラニン、尿酸塩、γ−グルタミルイソロイシン、γ−グルタミルロイシン、γ−グルタミルバリン、γ−グルタミルチロシン、キシロネート、アラボネート、γ−グルタミルメチオニン、グロノ−1,4−ラクトン、ビリルビン(E,E)、システイン−グルタチオンジスルフィド、及びトレオネートからなる群から選択される、請求項1に記載のペットフード組成物。
  6. 前記ペットフード組成物が、前記小型のイヌにおけるアミノ酸濃度を調節するための少なくとも3つの代謝産物を含み、前記代謝産物が、フェニルアラニン、p−クレゾール硫酸、フェノール硫酸、グルタミン、チロシン、アルギニン、及びリジンからなる群から選択される、請求項1に記載のペットフード組成物。
  7. 小型のイヌの健康を維持する方法であって、
    ペットフード組成物を前記小型のイヌに投与するステップを含み、
    前記ペットフード組成物は、
    1,000kcalの代謝可能エネルギー(ME)当たり約13IU〜約1,000IUの量のビタミンE、1,000kcalME当たり約0.25IU〜約1,000IUの量のビタミンC、1,000kcalME当たり約1,300IU〜約62,500IUの量のビタミンA、1,000kcalME当たり約0.1mg〜約0.5mgの量のセレン、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のリコピン、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のカロテノイド、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のプロアントシアニジン、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のビオフラボノイド、及び前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のカテキン、からなる群から選択される少なくとも3つの抗酸化物質と;
    1,000kcalME当たり約1.9g〜約20gの量の、フェニルアラニン、チロシン又はフェニルアラニン及びチロシンの組み合わせ、並びに1,000kcalME当たり約1.6g〜約20gの量のリジンを含むアミノ酸と;
    1,000kcalME当たり約0.56mg〜約150.0mgの量のビタミンB1、1,000kcalME当たり約1.3mg〜約50.0mgの量のビタミンB2、1,000kcalME当たり約3.4mg〜約500.0mgの量のビタミンB3、1,000kcalME当たり約3.0mg〜約300.0mgの量のビタミンB5、1,000kcalME当たり約0.38mg〜約200.0mgの量のビタミンB6、1,000kcalME当たり約0.01mg〜約10.0mgの量のビタミンB7、1,000kcalME当たり約0.054mg〜約40.0mgの量のビタミンB9、及び1,000kcalME当たり約0.007mg〜約1.5mgの量のビタミンB12からなる群から選択される少なくとも3つの代謝成分と;
    1,000kcalME当たり約1.25g〜約6.25gの量のカルシウム、1,000kcalME当たり約1.0g〜約4.0gの量のリン(カルシウム対リンの重量比が約1:1〜約2:1)、1,000kcalME当たり約0.15g〜約0.55gの量のマグネシウム、及び1,000kcalME当たり約125IU〜約1,430IUの量のビタミンDを含む骨健康成分と、を含み、
    前記ペットフード組成物が、前記ペットフード組成物の乾物ベースで1kg当たり約3,500〜約6,000kcalMEを提供する、方法。
  8. 前記投与が、定期的な投与である、請求項7に記載の方法。
  9. 前記組成物が、1,000kcalME当たり約13IU〜約1,000IUの量のビタミンE、1,000kcalME当たり約0.25IU〜約1,000IUの量のビタミンC、1,000kcalME当たり約1,300IU〜約62,500IUの量のビタミンA、1,000kcalME当たり約0.1mg〜約0.5mgの量のセレン、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のリコピン、前記ペットフード1kg当たり約1〜約100mgの量のカロテノイド、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のプロアントシアニジン、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のビオフラボノイド、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のカテキンのそれぞれ1つを含む、請求項7に記載の方法。
  10. 前記組成物が、1,000kcalME当たり約0.56mg〜約150.0mgの量のビタミンB1、1,000kcalME当たり約1.3mg〜約50.0mgの量のビタミンB2、1,000kcalME当たり約3.4mg〜約500.0mgの量のビタミンB3、1,000kcalME当たり約3.0mg〜約300.0mgの量のビタミンB5、1,000kcalME当たり約0.38mg〜約200.0mgの量のビタミンB6、1,000kcalME当たり約0.01mg〜約10.0mgの量のビタミンB7、1,000kcalME当たり約0.054mg〜約40.0mgの量のビタミンB9、1,000kcalME当たり約0.007mg〜約1.5mgの量のビタミンB12のそれぞれ1つを含む、請求項7に記載の方法。
  11. 前記ビタミンEが、1,000kcalME当たり約50IU〜約600IUの量であり、前記ビタミンCが、1,000kcalME当たり約50IU〜約600IUの量であり、前記ビタミンAが、1,000kcalME当たり約6,000IU〜約50,000IUの量であり、前記セレンが、1,000kcalME当たり約0.14mg〜約0.28mgの量であり、前記リコピンが、前記ペットフード1kg当たり約40mg〜約60mgの量であり、前記カロテノイドが、前記ペットフード1kg当たり約40mg〜約60mgの量であり、前記プロアントシアニジンが、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約50mgの量であり、前記ビオフラボノイドが、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約50mgの量であり、前記カテキンが、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約50mgの量であり;
    前記フェニルアラニン、前記チロシン、又は前記フェニルアラニン及び前記チロシンの組み合わせが、1,000kcalME当たり約4g〜約12gの量であり;前記リジンが、1,000kcalME当たり約3g〜約6.5gの量であり;
    前記ビタミンB1が、1,000kcalME当たり約3.0mg〜約46.5mgの量であり、前記ビタミンB2が、1,000kcalME当たり約1.5mg〜約10.0mgの量であり、前記ビタミンB3が、1,000kcalME当たり約20.0mg〜約250.0mgの量であり、前記ビタミンB5が、1,000kcalME当たり約5.5mg〜約80.0mgの量であり、前記ビタミンB6が、1,000kcalME当たり約3.0mg〜約35.0mgの量であり、前記ビタミンB7が、1,000kcalME当たり約0.035mg〜約0.8mgの量であり、前記ビタミンB9が、1,000kcalME当たり約0.30mg〜約4.5mgの量であり、前記ビタミンB12が、1,000kcalME当たり約0.015mg〜約0.3mgの量であり;並びに、
    前記カルシウムが、1,000kcalME当たり約2.5g〜約4.5gの量であり、前記リンが、1,000kcalME当たり約2.3g〜約3.4gの量であり、前記カルシウム対リンの重量比が、約1:1〜約1.6:1の範囲であり、前記マグネシウムが、1,000kcalME当たり約0.17g〜約0.35gの量であり、及び前記ビタミンDが、1,000kcalME当たり約350IU〜約1,100IUの量である、請求項7に記載の方法。
  12. 前記ペットフードが、前記小型のイヌにおける抗酸化物質濃度を調節するための少なくとも3つの代謝産物を含み、前記代謝産物が、5−オキソプロリン、γ−グルタミルフェニルアラニン、尿酸塩、γ−グルタミルイソロイシン、γ−グルタミルロイシン、γ−グルタミルバリン、γ−グルタミルチロシン、キシロネート、アラボネート、γ−グルタミルメチオニン、グロノ−1,4−ラクトン、ビリルビン(E,E)、システイン−グルタチオンジスルフィド、及びトレオネートからなる群から選択される、請求項7に記載の方法。
  13. 前記ペットフード組成物が、前記小型のイヌにおけるアミノ酸濃度を調節するための少なくとも3つの代謝産物を含み、前記代謝産物が、フェニルアラニン、p−クレゾール硫酸、フェノール硫酸、グルタミン、チロシン、アルギニン、及びリジンからなる群から選択される、請求項7に記載の方法。
  14. 骨密度、糞便の質、及び血清総抗酸化能からなる群から選択される健康パラメータを調節する方法であって、
    ペットフード組成物を小型のイヌに投与するステップを含み、
    前記ペットフード組成物は、
    1,000kcalの代謝可能エネルギー(ME)当たり約13IU〜約1,000IUの量のビタミンE、1,000kcalME当たり約0.25IU〜約1,000IUの量のビタミンC、1,000kcalME当たり約1,300IU〜約62,500IUの量のビタミンA、1,000kcalME当たり約0.1mg〜約0.5mgの量のセレン、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のリコピン、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のカロテノイド、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のプロアントシアニジン、前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のビオフラボノイド、及び前記ペットフード1kg当たり約1mg〜約100mgの量のカテキン、からなる群から選択される少なくとも3つの抗酸化物質と;
    1,000kcalME当たり約1.9g〜約20gの量の、フェニルアラニン、チロシン又はフェニルアラニン及びチロシンの組み合わせ、並びに1,000kcalME当たり約1.6g〜約20gの量のリジンを含むアミノ酸と;
    1,000kcalME当たり約0.56mg〜約150.0mgの量のビタミンB1、1,000kcalME当たり約1.3mg〜約50.0mgの量のビタミンB2、1,000kcalME当たり約3.4mg〜約500.0mgの量のビタミンB3、1,000kcalME当たり約3.0mg〜約300.0mgの量のビタミンB5、1,000kcalME当たり約0.38mg〜約200.0mgの量のビタミンB6、1,000kcalME当たり約0.01mg〜約10.0mgの量のビタミンB7、1,000kcalME当たり約0.054mg〜約40.0mgの量のビタミンB9、及び1,000kcalME当たり約0.007mg〜約1.5mgの量のビタミンB12からなる群から選択される少なくとも3つの代謝成分と;
    1,000kcalME当たり約1.25g〜約6.25gの量のカルシウム、1,000kcalME当たり約1.0g〜約4.0gの量のリン(カルシウム対リンの重量比が約1:1〜約2:1)、1,000kcalME当たり約0.15g〜約0.55gの量のマグネシウム、及び1,000kcalME当たり約125IU〜約1,430IUの量のビタミンDを含む骨健康成分と、を含み、
    前記ペットフード組成物が、前記ペットフード組成物の乾物ベースで1kg当たり約3,500〜約6,000kcalMEを提供する、方法。
  15. 前記小型のイヌに前記ペットフードの定期的な投与後、骨密度又は血清総抗酸化能が少なくとも5%増加又は減少するか、若しくは糞便の質が改善する、請求項14に記載の方法。
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