JP2020205507A - 固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法 - Google Patents

固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画素アレイ部における一部の画素を読み出す固体撮像素子において、読出し速度を向上させる。【解決手段】画素アレイ部には、各々が複数の画素を含む所定数の列が配列される。走査回路は、所定数の列のうち選択された選択列内の複数の画素のそれぞれにアナログ信号を生成させる。信号処理部には、互いに異なる列に対応付けられた所定数のアナログデジタル変換器が配列される。分配回路は、選択列ごとに選択列に対応するアナログデジタル変換器へ選択列のアナログ信号のいずれかを出力するとともに、選択されていない列に対応するアナログデジタル変換器へ選択列のアナログ信号の残りを出力する。【選択図】図2

Description

本技術は、固体撮像素子に関する。詳しくは、画素アレイ部における一部の画素を読み出す固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法に関する。
従来より、列ごとにADC(Analog to Digital Converter)を配置するカラムADC型の固体撮像素子が撮像装置などにおいて用いられている。例えば、列ごとにADCを配置し、遮光画素への電荷の転送により画素加算を行うことができる固体撮像素子が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、この従来の固体撮像素子では、画素アレイ部における一部の画素を関心領域(ROI:Region Of Interest)として読み出す場合、画素加算を行うことなく、それらの画素を読み出している。
特開2018−19191号公報
上述の固体撮像素子では、画素加算により、AD変換の回数の削減を図っている。しかしながら、上述の固体撮像素子では、画素加算を行わずにROIを読み出す場合において、1行ずつ順にAD変換を行う必要がある。このため、ROIの行数が多くなるほど、AD変換の速度(言い換えれば、読出し速度)が低下してしまうという問題がある。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、画素アレイ部における一部の画素を読み出す固体撮像素子において、読出し速度を向上させることを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、各々が複数の画素を含む所定数の列が配列された画素アレイ部と、上記所定数の列のうち選択された選択列内の上記複数の画素のそれぞれにアナログ信号を生成させる走査回路と、互いに異なる上記列に対応付けられた上記所定数のアナログデジタル変換器を配列した信号処理部と、上記選択列ごとに上記選択列に対応する上記アナログデジタル変換器へ上記選択列の上記アナログ信号のいずれかを出力するとともに、選択されていない上記列に対応する上記アナログデジタル変換器へ上記選択列の上記アナログ信号の残りを出力する分配回路とを具備する固体撮像素子、および、その制御方法である。これにより、複数の行が同時に読み出されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記列ごとに一対の垂直信号線が配線され、上記分配回路には、上記列ごとに所定の水平方向に横配線が配線され、上記分配回路は、上記列ごとに複数の選択トランジスタを備えてもよい。これにより、一対の画素信号が分配されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記複数の選択トランジスタは、第1、第2および第3の選択トランジスタを含み、上記第1の選択トランジスタは、上記一対の垂直信号線の一方と上記列に対応する上記アナログデジタル変換器との間の経路を開閉し、上記第2の選択トランジスタは、上記一対の垂直信号線の他方と所定ノードとの間の経路を開閉し、上記第3の選択トランジスタは、上記所定ノードと上記列に対応する上記アナログデジタル変換器との間の経路を開閉し、上記横配線は、互いに異なる2つの列のそれぞれの上記所定ノードの間に配線されてもよい。これにより、2行が同時に読み出されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記横配線の一端は、互いに異なる2つの列の一方に配線された上記一対の垂直信号線の一方に接続され、上記横配線の他端は、互いに異なる2つの列の他方に配線された上記一対の垂直信号線の他方に接続され、上記複数の選択トランジスタは、第1および第3の選択トランジスタを含み、上記第1の選択トランジスタは、上記一対の垂直信号線の一方と上記列に対応する上記アナログデジタル変換器との間の経路を開閉し、上記第3の選択トランジスタは、上記一対の垂直信号線の他方と上記列に対応する上記アナログデジタル変換器との間の経路を開閉してもよい。これにより、選択トランジスタが削減されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において上記走査回路は、一定の単位で上記列を駆動してもよい。これにより、一定の単位でROIが設定されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記複数の画素のそれぞれは、所定の選択信号に従って上記一対の垂直信号線のいずれかへ上記アナログ信号を出力してもよい。これにより、画素の接続先が制御されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において上記走査回路は、上記列ごとに所定数の上記アナログ信号を画素加算した信号を生成させてもよい。これにより、読出し速度が向上するという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、各々が複数の画素を含む所定数の列が配列された画素アレイ部と、上記所定数の列のうち選択された選択列内の上記複数の画素のそれぞれにアナログ信号を生成させる走査回路と、互いに異なる上記列に対応付けられた上記所定数のアナログデジタル変換器を配列した信号処理部と、上記選択列ごとに上記選択列に対応する上記アナログデジタル変換器へ上記選択列の上記アナログ信号のいずれかを出力するとともに、選択されていない上記列に対応する上記アナログデジタル変換器へ上記選択列の上記アナログ信号の残りを出力する分配回路と、上記信号処理部からの画像データを処理する画像処理部とを具備する撮像装置である。これにより、複数の行が同時に読み出されて、処理されるという作用をもたらす。
本技術の第1の実施の形態における撮像装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における画素アレイ部の一構成例を示す平面図である。 本技術の第1の実施の形態における画素の一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態における信号処理部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における分配回路の一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態におけるROIを読み出すときの分配回路の状態の一例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態におけるROIを読み出すときの分配回路の状態を簡易化した図である。 比較例におけるROIを読み出すときの固体撮像素子の状態の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるROIを読み出すときの固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 比較例におけるROIを読み出すときの固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態におけるROIの設定例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における3列を同時に読み出す場合の画素アレイ部および分配回路の一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の動作の一例を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態の変形例における画素アレイ部の一構成例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態の変形例におけるROIを読み出すときの固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第2の実施の形態における分配回路の一構成例を示す回路図である。 本技術の第2の実施の形態における画素の一構成例を示す回路図である。 本技術の第2の実施の形態におけるROIを読み出すときの分配回路の状態の一例を示す回路図である。 本技術の第2の実施の形態の変形例における画素アレイ部の一構成例を示す回路図である。 本技術の第2の実施の形態の変形例におけるROIを読み出すときの分配回路の状態の一例を示す回路図である。 本技術の第3の実施の形態における画素の一構成例を示す回路図である。 本技術の第3の実施の形態におけるROIを読み出すときの分配回路の状態の一例を示す回路図である。 車両制御システムの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 車外情報検出部及び撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(列ごとに複数の画素信号を分配する例)
2.第2の実施の形態(選択トランジスタを削減し、列ごとに複数の画素信号を分配する例)
3.第3の実施の形態(接続先の垂直信号線を可変とし、列ごとに複数の画素信号を分配する例)
4.移動体への応用例
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の構成例]
図1は、本技術の第1の実施の形態における撮像装置100の一構成例を示すブロック図である。この撮像装置100は、画像データを撮像するための装置であり、光学部110、固体撮像素子200およびDSP(Digital Signal Processing)回路120を備える。さらに撮像装置100は、表示部130、操作部140、バス150、フレームメモリ160、記憶部170および電源部180を備える。撮像装置100としては、例えば、デジタルスチルカメラなどのデジタルカメラの他、撮像機能を持つスマートフォンやパーソナルコンピュータ、車載カメラ等が想定される。
光学部110は、被写体からの光を集光して固体撮像素子200に導くものである。固体撮像素子200は、垂直同期信号VSYNCに同期して、光電変換により画像データを生成するものである。ここで、垂直同期信号VSYNCは、撮像のタイミングを示す所定周波数の周期信号である。固体撮像素子200は、生成した画像データをDSP回路120に信号線209を介して供給する。
DSP回路120は、固体撮像素子200からの画像データに対して所定の信号処理を実行するものである。このDSP回路120は、処理後の画像データをバス150を介してフレームメモリ160などに出力する。
表示部130は、画像データを表示するものである。表示部130としては、例えば、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネルが想定される。操作部140は、ユーザの操作に従って操作信号を生成するものである。
バス150は、光学部110、固体撮像素子200、DSP回路120、表示部130、操作部140、フレームメモリ160、記憶部170および電源部180が互いにデータをやりとりするための共通の経路である。
フレームメモリ160は、画像データを保持するものである。記憶部170は、画像データなどの様々なデータを記憶するものである。電源部180は、固体撮像素子200、DSP回路120や表示部130などに電源を供給するものである。
[固体撮像素子の構成例]
図2は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の一構成例を示すブロック図である。この固体撮像素子200は、行走査回路210、画素アレイ部220、分配回路240、DAC(Digital to Analog Converter)250、信号処理部260、タイミング制御部270、列走査回路280および画像処理部290を備える。
画素アレイ部220には、複数の画素が二次元格子状に配列される。以下、所定の水平方向に配列された画素の集合を「行」と称し、行に垂直な方向に配列された画素の集合を「列」と称する。
行走査回路210は、行を選択して駆動し、その行内の画素のそれぞれにアナログ信号を画素信号として出力させるものである。
分配回路240は、必要に応じて列からの複数の画素信号を分配して信号処理部260へ出力するものである。分配回路240の詳細については後述する。
DAC250は、DA(Digital to Analog)変換により、所定の参照信号を生成して信号処理部260へ供給するものである。
信号処理部260は、列ごとに、AD(Analog to Digital)変換処理やCDS(Correlated Double Sampling)処理などの信号処理を画素信号に対して行うものである。この信号処理部260は、処理後のデジタル信号からなる画像データを画像処理部290に供給する。
タイミング制御部270は、垂直同期信号VSYNCに同期して、行走査回路210、分配回路240および信号処理部260のそれぞれの動作タイミングを制御するものである。
また、タイミング制御部270には、画素アレイ部において読み出すべき領域を示す読出し領域に関する情報が入力される。読出し領域は、ユーザの操作などに従って設定される。初期状態においては、全画素が読出し領域として設定される。例えば、ユーザは、表示された画像データを参照しながら、タッチパネルの操作などにより、その画像データの一部を(ROI:Region Of Interest)として指定することができる。ROIが指定されると、その領域が新たな読出し領域として設定され、ROIの範囲を示す情報がタイミング制御部270に入力される。
列走査回路280は、列を順に選択して、信号処理部260にデジタル信号を出力させるものである。
画像処理部290は、画像データに対して、デモザイク処理や画像認識処理などの所定の画像処理を実行するものである。この画像処理部290は、処理後のデータを信号線209を介してDSP回路120に出力する。
なお、画像処理部290の処理の一部または全てを、後段の回路(DSP回路120など)が実行することもできる。
[画素アレイ部の構成例]
図3は、本技術の第1の実施の形態における画素アレイ部220の一構成例を示す平面図である。この画素アレイ部220には、複数の画素230が二次元格子状に配列される。また、画素アレイ部220には、列ごとに、一対の垂直信号線が垂直方向に配線される。j(jは、整数)列目の一対の垂直信号線VSL(Vertical Signal Line)の一方をVSLLとし、他方をVSLRとする。
[画素の構成例]
図4は、本技術の第1の実施の形態における画素230の一構成例を示す回路図である。画素230のそれぞれは、光電変換素子231、転送トランジスタ232、リセットトランジスタ233、浮遊拡散層234、増幅トランジスタ235および選択トランジスタ236を備える。
光電変換素子231は、光電変換により電荷を生成するものである。光電変換素子231として、例えば、フォトダイオードが用いられる。
転送トランジスタ232は、行走査回路210からの転送信号TRG(iは、整数)に従って、光電変換素子231から浮遊拡散層234へ電荷を転送するものである。ここで、iは行数を示し、i行目には、転送信号TRGが供給される。
リセットトランジスタ233は、行走査回路210からのリセット信号RSTに従って、浮遊拡散層234から電荷を引き抜いてリセット電源VDDHPXへ放出し、電荷量を初期化するものである。
浮遊拡散層234は、転送された電荷を蓄積し、電荷量に応じた電圧を生成するものである。増幅トランジスタ235は、浮遊拡散層234の電圧を増幅するものである。
選択トランジスタ236は、行走査回路210からの選択信号SELに従って、増幅された電圧のアナログ信号を画素信号として出力するものである。ただし、奇数行の選択トランジスタ236は、画素信号を垂直信号線VSLLへ出力する。一方、偶数行の選択トランジスタ236は、画素信号を垂直信号線VSLRへ出力する。これらの垂直信号線を介して画素信号は分配回路240に供給される。
[信号処理部の構成例]
図5は、本技術の第1の実施の形態における信号処理部260の一構成例を示すブロック図である。この信号処理部260には、列ごとにADC261およびラッチ264が配置される。ADC261は、比較器262およびカウンタ263を備える。
比較器262は、DAC250からの参照信号RMPと、対応する列からの画素信号Vinとを比較するものである。この比較器262は、比較結果をカウンタ263に供給する。
カウンタ263は、比較結果が反転するまでの期間に亘って計数値を計数するものである。このカウンタ263は、計数値を示すデジタル信号をラッチ264に出力し、保持させる。また、カウンタ263の計数動作は、タイミング制御部270により制御される。
ラッチ264は、対応する列のデジタル信号を保持するものである。このラッチ264は、列走査回路280の制御に従ってデジタル信号を画像処理部290に出力する。
上述の比較器262およびカウンタ263により、アナログの画素信号がデジタル信号に変換される。このように比較器およびカウンタからなる簡易な構成のADCは、シングルスロープ型のADCと呼ばれる。
また、信号処理部260は、AD変換の他、リセットレベルと信号レベルとの差分を求めるCDS(Correlated Double Sampling)処理を列ごとに行う。ここで、リセットレベルは、画素230の初期化時の画素信号のレベルであり、信号レベルは、露光終了時の画素信号のレベルである。例えば、リセットレベルの変換時にカウンタ263がダウンカウントおよびアップカウントの一方を行い、信号レベルの変換時にカウンタ263がダウンカウントおよびアップカウントの他方を行うことにより、CDS処理が実現される。なお、カウンタ263がアップカウントのみを行う構成とし、その後段にCDS処理を行う回路を追加することもできる。
[分配回路の構成例]
図6は、本技術の第1の実施の形態における分配回路240の一構成例を示す回路図である。この分配回路240には、列ごとに選択トランジスタ241、242および243が設けられる。また、分配回路240には、列ごとに、水平方向に横配線HLが配線される。そして、分配回路240には、列ごとに、タイミング制御部270からの選択信号SELL、SELRおよびSELdが入力される。
選択トランジスタ241は、選択信号SELLに従って、垂直信号線VSLLと、j列目のADC261との間の経路を開閉するものである。
選択トランジスタ242は、選択信号SELRに従って、垂直信号線VSLRと、選択トランジスタ242および243の間の所定のノードとの間の経路を開閉するものである。このノードには、横配線HLの左端が接続される。その横配線HLの右端は、j+N(Nは整数)列目における、選択トランジスタ242および243の間のノードに接続される。例えば、jを「1」とし、Nを「4」とすると、1列目のノードと、5列目のノードとが、横配線HLにより接続される。ただし、列数をJ(Jは、整数)とすると、J−N+1列目からJ列目のノードには、右端の接続先が無いため、そのノードを左端とする横配線HLが配線されない。したがって横配線HLの本数は、合計でJ−N本となる。
選択トランジスタ243は、選択信号SELdに従って、横配線HLが接続されたノードと、j列目のADC261との間の経路を開閉するものである。
なお、選択トランジスタ241は、特許請求の範囲に記載の第1の選択トランジスタの一例であり、選択トランジスタ242は、特許請求の範囲に記載の第2の選択トランジスタの一例である。選択トランジスタ243は、特許請求の範囲に記載の第3の選択トランジスタの一例である。
図7は、本技術の第1の実施の形態におけるROIを読み出すときの分配回路240の状態の一例を示す回路図である。同図において、画素内のひし形は、画素内のトランジスタと、垂直信号線との接続ノードを示す。また、白抜きのひし形は、駆動されていないノード、すなわち、画素信号を出力していないノードを示す。斜線のひし形は、駆動されたノード、すなわち、画素信号を出力しているノードを示す。また、同図において、選択トランジスタ241、242および243は、開閉状態を明示するために、スイッチの図記号により表されている。
固体撮像素子200は、全部で2N列の場合には、N列以下の領域をROIとして設定することができる。4N列の場合には、2N列以下の領域をROIとして設定することができる。ROIの行数は制限されない。例えば、Nを「4」とし、4行×4列のROIが設定されたものとする。また、ROIの列の範囲は、例えば、3乃至6列であり、行の範囲は、1乃至4行とする。同図における一点鎖線で囲まれた領域は、ROIを示す。
ROIが設定されると、選択された選択列(例えば、3乃至6列)の選択トランジスタ241および242は、タイミング制御部270の制御に従って閉状態に移行する。一方、選択されていない列の選択トランジスタ241および242は、開状態に移行する。また、タイミング制御部270の制御に従って、選択列の選択トランジスタ243が開状態に移行し、選択されていない列の選択トランジスタ243が閉状態に移行する。
また、行走査回路210は、ROI内の行を2行ずつ順に駆動し、画素信号を出力させる。行走査回路210は、例えば、1行目および2行目を同時に駆動し、次に3行目および4行目を駆動する。
奇数行(1行目など)の画素信号は、垂直信号線VSLLを介して出力される。選択列の選択トランジスタ241が閉状態であるため、奇数行の画素信号は、その選択列に対応するADC261へ供給される。同図における矢印は、画素信号の伝送方向を示す。
一方、偶数行(2行目など)の画素信号は、垂直信号線VSLRを介して出力される。選択列の選択トランジスタ242と、選択されていない列の選択トランジスタ243とが閉状態であるため、偶数行の画素信号は、それらのトランジスタと横配線HLとを介して、選択されていない列のADC261へ供給される。例えば、2行目において、3列目および4列目の画素信号は、選択されていない7行目および8列目のADC261へ供給され、5列目および6列目の画素信号は、選択されていない1行目および2列目のADC261へ供給される。
1行目と2行目とが同時に読み出されるため、後段の回路(画像処理部290など)は、AD変換後のデジタル信号を並び替える必要がある。例えば、同図の例では、信号処理部260により、アドレス(2、5)、(2、6)、(1、3)、(1、4)、(1、5)、(1、6)、(2、3)および(2、4)の順で、そのアドレスのデジタル信号が出力される。この場合に、画像処理部290等は、アドレス(2、5)、(2、6)、(2、3)および(2、4)を2行目に並び替える。
なお、ROIが設定されておらず、全画素を読み出す場合は、全列の選択トランジスタ242は閉状態である。選択トランジスタ241は、奇数行を読み出す際に閉状態に移行し、偶数行を読み出す際に開状態に移行する。選択トランジスタ243は、奇数行を読み出す際に開状態に移行し、偶数行を読み出す際に閉状態に移行する。また、行走査回路210は、1行ずつ順に駆動する。
図8は、本技術の第1の実施の形態におけるROIを読み出すときの分配回路240の状態を簡易化した図である。同図において選択トランジスタ241、242および243は省略されている。
同図に例示するように画素アレイ部220には、J個の列が配列される。それぞれの列は、I(Iは、整数)個の画素230を含む。また、互いに異なる列に対応付けられたJ個のADC261が配置される。
ROIが設定されると、タイミング制御部270は、ROI内の列を選択列として選択する。同図の例では、3乃至6列が選択されている。
行走査回路210は、ROIにおいて、選択列ごとに、その選択列内の複数の画素を同時に駆動してアナログの画素信号を生成させる。同図の例では、選択列ごとに、奇数行の画素と、偶数行の画素とが同時に駆動されている。
そして、分配回路240は、選択列ごとに、その選択列に対応するADC261へ選択列の画素信号のいずれかを出力し、選択されていない列に対応するADC261へ選択列の画素信号の残りを出力する。同図の例では、分配回路240は、選択列に対応するADC261へ奇数行の画素信号を出力し、選択されていない列に対応するADC261へ偶数行の画素信号を出力している。
上述したように、選択されていない1、2、7および8列のADC261に、偶数行の画素信号を供給することにより、固体撮像素子200は、奇数行および偶数行の2行を同時にAD変換する(言い換えれば、読み出す)ことができる。
なお、行走査回路210は、特許請求の範囲に記載の走査回路の一例である。ADC261は、特許請求の範囲に記載のアナログデジタル変換器の一例である。
ここで、比較例として、分配回路240が配置されない一般的な固体撮像素子を考える。
図9は、比較例におけるROIを読み出すときの固体撮像素子の状態の一例を示す図である。この比較例では、列ごとに垂直信号線VSLが1本のみ配線される。また、全行の画素は、垂直信号線VSLを介してADCに接続される。この比較例においてROIが設定されると、行走査回路は、ROI内の行を1行ずつ順に駆動する。そして、選択列のADCは、対応する列からの画素信号をAD変換する。同図に例示するように、比較例では、選択列のADCしか用いられないため、画素信号が1行ずつ順に読み出される。
これに対して、分配回路240を配置した場合、選択列のADC261に加え、選択されてない列のADC261も用いることができるため、画素信号を2行ずつ読み出すことができる。これにより、比較例と比較して読出し速度を向上させることができる。また、高速に読み出すことができるため、フォーカルプレーン歪みを低減することができる。
図10は、本技術の第1の実施の形態におけるROIを読み出すときの固体撮像素子200の動作の一例を示すタイミングチャートである。垂直同期信号VSYNCが供給されたタイミングT0乃至T1の期間において、固体撮像素子200は、ROIの読出しを行う。この期間内にタイミング制御部270は、水平同期信号HSYNCをタイミングT11、T12などに供給する。
信号処理部260は、水平同期信号HSYNCに同期して2行ずつ順にAD変換を行う。例えば、ROIの列の範囲を3乃至6列とし、行の範囲を1乃至4行とする。タイミングT0乃至T11の期間において信号処理部260は、アドレス(1、3)、(1、4)、(1、5)、(1、6)、(2、3)(2、4)、(2、5)および(2、6)のそれぞれの画素の画素信号を同時にAD変換する。
次にタイミングT11乃至T12の期間において信号処理部260は、アドレス(3、3)、(3、4)、(3、5)、(3、6)、(4、3)、(4、4)、(4、5)および(4、6)のそれぞれの画素の画素信号を同時にAD変換する。
図11は、比較例におけるROIを読み出すときの固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。比較例において信号処理部は、水平同期信号HSYNCに同期して1行ずつ順にAD変換を行う。タイミングT0乃至T11の期間において信号処理部は、アドレス(1、3)、(1、4)、(1、5)および(1、6)のそれぞれの画素の画素信号を同時にAD変換する。タイミングT11乃至T12の期間において信号処理部は、アドレス(2、3)、(2、4)、(2、5)および(2、6)のそれぞれの画素の画素信号を同時にAD変換する。
次にタイミングT12乃至T13の期間において信号処理部260は、アドレス(3、3)、(3、4)、(3、5)および(3、6)のそれぞれの画素の画素信号を同時にAD変換する。タイミングT13乃至T14の期間において信号処理部260は、アドレス(4、3)、(4、4)、(4、5)および(4、6)のそれぞれの画素の画素信号を同時にAD変換する。
図10および図11に例示したように、分配回路240を配置する構成では、比較例と比較して読出し速度を向上させることができる。
図12は、本技術の第1の実施の形態におけるROIの設定例を示す図である。同図において、斜線部分は、ROIとして設定することができる範囲の例を示す。灰色の部分は、ROIとして設定することができない範囲の例を示す。
読み出す列のパターンが同一の行の集合を1つのグループとすると、例えば、グループ内の読出し対象の列の合計は、N列以下に制限される。例えば、Nを「4」とする。同図において1行目および2行目からなるグループの読出し対象の列は、4列であり、制限に反しない。3行目以降についても同様である。
また、ROIを列単位で分割する場合には、読み出す対象の列の番号をNで割った余りが同一となる列が生じてはならない。例えば、同図において、1行目および2行目は、1列目および2列目と、7列目および8列目とが読出し対象であるが、「1」、「2」、「7」および「8」を「4」で割った余りは、「1」、「2」、「3」および「0」であり、互いに余りが異なり、制限に反しない。3乃至6行目についても同様である。
一方、7行目および8行目は、1列目および2列目と、5列目および6列目とが読出し対象であるが、「1」、「2」、「5」および「6」を「4」で割った余りは、「1」、「2」、「1」および「2」であり、余りが同一の列が生じ、分割時の制限に違反する。このため、7行目および8行目のグループは、ROIとして設定することができない。
なお、固体撮像素子200は、2行を同時に読み出しているが3行以上を同時に読み出すこともできる。
図13は、本技術の第1の実施の形態における3行を同時に読み出す場合の画素アレイ部および分配回路の一構成例を示す回路図である。この場合、列ごとに垂直信号線が3本配線される。1本目の垂直信号線は、3m(mは、0以上の整数)+1行に接続され、2本目の垂直信号線は、3m+2行に接続され、3本目の垂直信号線は、3m+3行に接続される。また、列ごとに、選択トランジスタ242および243と同じ接続構成の選択トランジスタ244および245がさらに追加され、2本の横配線が配線される。1本目の横配線の右端は、j+N列目に接続され、2本目の横配線の右端はj+2N列に接続される。4行以上を同時に読み出す場合は、同様に、垂直信号線、選択トランジスタおよび横配線が追加される。
[固体撮像素子の動作例]
図14は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、ROIが設定されたときに開始される。タイミング制御部270は、分配回路240内の選択トランジスタ241乃至243の開閉を制御する(ステップS901)。
次に、行走査回路210は、ROI内の2行を選択して駆動する(ステップS902)。各列のADC261は、選択された列のアナログの画素信号をデジタル信号にAD変換する(ステップS903)。行走査回路210は、ROIの読出しが完了したか否かを判断する(ステップS904)。
読出しが完了していない場合に(ステップS904:No)、固体撮像素子200は、ステップS902以降を繰り返し実行する。一方、読出しが完了した場合に(ステップS904:Yes)、画像処理部290は、デジタル信号を並び替え、画像処理を行う(ステップS905)。ステップS905の後に固体撮像素子200は、ROIの読出しのための動作を終了する。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、分配回路240は、選択列と選択されていない列とのそれぞれのADC261に対して、奇数行および偶数行のそれぞれの画素信号を出力するため、2行を同時にAD変換することができる。これにより、ROIの読出し速度を向上させることができる。
[変形例]
上述の第1の実施の形態では、固体撮像素子200は、ROI内の2行を同時に読み出していたが、行数が多いほど、読出しに要する時間が長くなる。この第1の実施の形態の変形例の固体撮像素子200は、画素加算を行い、読出し速度をさらに向上させる点において第1の実施の形態と異なる。
図15は、本技術の第1の実施の形態の変形例における画素アレイ部220の一構成例を示す図である。この第1の実施の形態の変形例の画素アレイ部220は、4m+1行目および4m+2行目が、垂直信号線VSLLに接続され、4m+3行目および4m+4行目が、垂直信号線VSLRに接続される点において第1の実施の形態と異なる。例えば、1行目および2行目が垂直信号線VSLLに接続され、3行目および4行目が、垂直信号線VSLRに接続される。
また、第1の実施の形態の変形例の行走査回路210は、4行ずつ行を駆動する。これにより、4m+1行目の画素信号と4m+2行目の画素信号とを加算した信号が垂直信号線VSLLに供給される。また、4m+3行目の画素信号と4m+4行目の画素信号とを加算した信号が垂直信号線VSLRに供給される。
図16は、本技術の第1の実施の形態の変形例におけるROIを読み出すときの固体撮像素子200の動作の一例を示すタイミングチャートである。
信号処理部260は、水平同期信号HSYNCに同期して4行ずつ順にAD変換を行う。例えば、ROIの列の範囲を3乃至6列とし、行の範囲を1乃至4行とする。タイミングT0乃至T11の期間において信号処理部260は、アドレス(1、3)および(2、3)のそれぞれの画素信号を加算した信号をAD変換する。同様に、アドレス(1、4)および(2、4)の画素信号を加算した信号や、アドレス(1、5)および(2、5)の画素信号を加算した信号もAD変換される。
同図に例示したように、画素加算により、4行ずつ駆動することができるため、読出し速度を向上させることができる。なお、画素加算せずにROIを読み出す場合、行走査回路210は、4m+1行目と4m+3行目とを同時に駆動し、次に4m+2行目と4m+4行目とを同時に駆動すればよい。
このように、本技術の第1の実施の形態の変形例によれば、行走査回路210が、列ごとに複数の画素信号を加算した信号を生成させるため、読出し速度をさらに向上させることができる。
<2.第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、分配回路240において列ごとに選択トランジスタ241、242および243を配置していたが、この構成では、列数が多くなるほど、分配回路240の回路規模が増大してしまう。この第2の実施の形態の固体撮像素子200は、選択トランジスタの個数を削減した点において第1の実施の形態と異なる。
図17は、本技術の第2の実施の形態における分配回路240の一構成例を示す回路図である。この第2の実施の形態の分配回路240は、全ての列において選択トランジスタ242が削減されている点において第1の実施の形態と異なる。また、横配線HLの左端が、垂直信号線VSLRに接続され、その右端が垂直信号線VSLLj+Nに接続される点において第1の実施の形態と異なる。
図18は、本技術の第2の実施の形態における画素230の一構成例を示す回路図である。1列目からN列目までに選択信号SELLが供給され、N+1列目から2N列目までに選択信号SELRが供給される。以降は、N列ごとに交互に選択信号SELLとSELRとが供給される。例えば、Nを「4」とすると、1列目から4列目までに選択信号SELLが供給され、5列目から8列目までに選択信号SELRが供給される。
図19は、本技術の第2の実施の形態におけるROIを読み出すときの分配回路の状態の一例を示す回路図である。第2の実施の形態において、ROI内には、選択信号SELLに対応する列と、選択信号SELRに対応する列との両方が含まれてはならない。この制限の下で、例えば、1から4列目の範囲がROIとして設定される。
行走査回路210は、選択信号SELL乃至SELLを供給し、1行目および2行目における1から4列を駆動する。選択信号SELRは、供給されず、5乃至8列は駆動されない。
ROIが設定されると、全列の選択トランジスタ241は、閉状態に移行する。また、全ての列の選択トランジスタ243が開状態に移行する。なお、全画素を読み出す場合には、奇数行を読み出す場合に選択トランジスタ241のみが閉状態に移行し、偶数行を読み出す場合に選択トランジスタ243のみが閉状態に移行する。
なお、第2の実施の形態に、第1の実施の形態の変形例を適用することができる。
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、全ての列において選択トランジスタ242を削減したため、分配回路240の回路規模を削減することができる。
[変形例]
上述の第2の実施の形態では、垂直信号線VSLRに横配線HLを接続していたが、この構成では、N列ごとにしかROIを設定することができない。この第2の実施の形態の変形例の固体撮像素子200は、行ごとの選択信号数の増大により、任意の列をROIとして設定することを可能とした点において第2の実施の形態と異なる。
図20は、本技術の第2の実施の形態の変形例における画素アレイ部220の一構成例を示す回路図である。この第2の実施の形態の変形例の行走査回路210は、選択信号SELa、SELb、SELcおよびSELdを行ごとに供給する点において第2の実施の形態と異なる。選択信号SELaは、例えば、1列目および2列目に供給され、選択信号SELbは、例えば、3列目および4列目に供給される。選択信号SELcは、例えば、5列目および6列目に供給され、選択信号SELdは、例えば、7列目および8列目に供給される。9列目以降は、2列単位で選択信号SELa、SELb、SELcおよびSELdが順に供給される。
図21は、本技術の第2の実施の形態の変形例におけるROIを読み出すときの分配回路240の状態の一例を示す回路図である。3から6列がROIとして設定された場合、行走査回路210は、選択信号SELbおよびSELcを供給して、3から6列を駆動する。一方、選択信号SELaおよびSELdは供給されず、1行目、2行目、5行目および6行目は駆動されない。
同図に例示したように、N(4など)未満の一定の単位(2列など)で選択信号を供給することにより、その単位(2列ごとなど)でROIを設定することができる。なお、1列の単位でROIを設定する場合には、選択信号の個数を増大し、行走査回路210が、列単位で駆動すればよい。
なお、第2の実施の形態の変形例に、第1の実施の形態の変形例を適用することができる。
このように、本技術の第2の実施の形態の変形例によれば、行走査回路210が、一定の単位(2列など)で列を駆動するため、その単位でROIを設定することができる。
<3.第3の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、奇数行の画素を垂直信号線VSLLに接続し、偶数行の画素を垂直信号線VSLRに接続していたが、接続先の垂直信号線を可変にすることもできる。この第3の実施の形態の固体撮像素子200は、画素の接続先の垂直信号線を変更することができる点において第1の実施の形態と異なる。
図22は、本技術の第3の実施の形態における画素230の一構成例を示す回路図である。この第3の実施の形態の画素230は、選択トランジスタ237をさらに備える点において第1の実施の形態と異なる。
全画素の選択トランジスタ236は、垂直信号線VSLLに共通に接続され、全画素の選択トランジスタ237は、垂直信号線VSLRに共通に接続される。また、行走査回路210は、選択信号SELLを選択トランジスタ236に供給し、選択信号SELRを選択トランジスタ237に供給する。
図23は、本技術の第3の実施の形態におけるROIを読み出すときの分配回路240の状態の一例を示す回路図である。例えば、奇数行と偶数行とを同時に読み出す際に行走査回路210は、奇数行の画素230に選択信号SELLを供給し、偶数行の画素230に選択信号SELRを供給する。これにより、奇数行は、垂直信号線VSLLから画素信号を出力し、偶数行は、垂直信号線VSLRから画素信号を出力する。
なお、第3の実施の形態に、第1の実施の形態の変形例、第2の実施の形態、第2の実施の形態の変形例のいずれかを適用することができる。
このように、本技術の第3の実施の形態によれば、垂直信号線VSLLに接続するための選択トランジスタ236と、垂直信号線VSLRに接続するための選択トランジスタ237とを画素毎に配置したため、接続先の垂直信号線を変更することができる。
<4.移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図24は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図24に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図24の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図25は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図25では、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図25には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、撮像部12031に適用され得る。具体的には、例えば、図1の撮像装置100は、撮像部12031に適用することができる。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、ROIの読出し速度を向上させることができるため、システムの応答速度を向上させることができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)各々が複数の画素を含む所定数の列が配列された画素アレイ部と、
前記所定数の列のうち選択された選択列内の前記複数の画素のそれぞれにアナログ信号を生成させる走査回路と、
互いに異なる前記列に対応付けられた前記所定数のアナログデジタル変換器を配列した信号処理部と、
前記選択列ごとに前記選択列に対応する前記アナログデジタル変換器へ前記選択列の前記アナログ信号のいずれかを出力するとともに、選択されていない前記列に対応する前記アナログデジタル変換器へ前記選択列の前記アナログ信号の残りを出力する分配回路と
を具備する固体撮像素子。
(2)前記列ごとに一対の垂直信号線が配線され、
前記分配回路には、前記列ごとに所定の水平方向に横配線が配線され、
前記分配回路は、前記列ごとに複数の選択トランジスタを備える
前記(1)記載の固体撮像素子。
(3)前記複数の選択トランジスタは、第1、第2および第3の選択トランジスタを含み、
前記第1の選択トランジスタは、前記一対の垂直信号線の一方と前記列に対応する前記アナログデジタル変換器との間の経路を開閉し、
前記第2の選択トランジスタは、前記一対の垂直信号線の他方と所定ノードとの間の経路を開閉し、
前記第3の選択トランジスタは、前記所定ノードと前記列に対応する前記アナログデジタル変換器との間の経路を開閉し、
前記横配線は、互いに異なる2つの列のそれぞれの前記所定ノードの間に配線される
前記(2)記載の固体撮像素子。
(4)前記横配線の一端は、互いに異なる2つの列の一方に配線された前記一対の垂直信号線の一方に接続され、
前記横配線の他端は、互いに異なる2つの列の他方に配線された前記一対の垂直信号線の他方に接続され、
前記複数の選択トランジスタは、第1および第3の選択トランジスタを含み、
前記第1の選択トランジスタは、前記一対の垂直信号線の一方と前記列に対応する前記アナログデジタル変換器との間の経路を開閉し、
前記第3の選択トランジスタは、前記一対の垂直信号線の他方と前記列に対応する前記アナログデジタル変換器との間の経路を開閉する
前記(2)記載の固体撮像素子。
(5)前記走査回路は、一定の単位で前記列を駆動する
前記(4)記載の固体撮像素子。
(6)前記複数の画素のそれぞれは、所定の選択信号に従って前記一対の垂直信号線のいずれかへ前記アナログ信号を出力する
前記(2)から(5)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(7)前記走査回路は、前記列ごとに所定数の前記アナログ信号を画素加算した信号を生成させる
前記(1)から(6)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(8)各々が複数の画素を含む所定数の列が配列された画素アレイ部と、
前記所定数の列のうち選択された選択列内の前記複数の画素のそれぞれにアナログ信号を生成させる走査回路と、
互いに異なる前記列に対応付けられた前記所定数のアナログデジタル変換器を配列した信号処理部と、
前記選択列ごとに前記選択列に対応する前記アナログデジタル変換器へ前記選択列の前記アナログ信号のいずれかを出力するとともに、選択されていない前記列に対応する前記アナログデジタル変換器へ前記選択列の前記アナログ信号の残りを出力する分配回路と、
前記信号処理部からの画像データを処理する画像処理部と
を具備する撮像装置。
(9)各々が複数の画素を含む所定数の列が配列された画素アレイ部内の前記所定数の列のうち選択された選択列内の前記複数の画素のそれぞれにアナログ信号を生成させる走査手順と、
前記選択列ごとに前記選択列に対応するアナログデジタル変換器へ前記選択列の前記アナログ信号のいずれかを出力するとともに、選択されていない前記列に対応するアナログデジタル変換器へ前記選択列の前記アナログ信号の残りを出力する分配手順と
を具備する固体撮像素子の制御方法。
100 撮像装置
110 光学部
120 DSP(Digital Signal Processing)回路
130 表示部
140 操作部
150 バス
160 フレームメモリ
170 記憶部
180 電源部
200 固体撮像素子
210 行走査回路
220 画素アレイ部
230 画素
231 光電変換素子
232 転送トランジスタ
233 リセットトランジスタ
234 浮遊拡散層
235 増幅トランジスタ
236、237、241〜245 選択トランジスタ
240 分配回路
250 DAC
260 信号処理部
261 ADC
262 比較器
263 カウンタ
264 ラッチ
270 タイミング制御部
280 列走査回路
290 画像処理部
12031 撮像部

Claims (9)

  1. 各々が複数の画素を含む所定数の列が配列された画素アレイ部と、
    前記所定数の列のうち選択された選択列内の前記複数の画素のそれぞれにアナログ信号を生成させる走査回路と、
    互いに異なる前記列に対応付けられた前記所定数のアナログデジタル変換器を配列した信号処理部と、
    前記選択列ごとに前記選択列に対応する前記アナログデジタル変換器へ前記選択列の前記アナログ信号のいずれかを出力するとともに、選択されていない前記列に対応する前記アナログデジタル変換器へ前記選択列の前記アナログ信号の残りを出力する分配回路と
    を具備する固体撮像素子。
  2. 前記列ごとに一対の垂直信号線が配線され、
    前記分配回路には、前記列ごとに所定の水平方向に横配線が配線され、
    前記分配回路は、前記列ごとに複数の選択トランジスタを備える
    請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記複数の選択トランジスタは、第1、第2および第3の選択トランジスタを含み、
    前記第1の選択トランジスタは、前記一対の垂直信号線の一方と前記列に対応する前記アナログデジタル変換器との間の経路を開閉し、
    前記第2の選択トランジスタは、前記一対の垂直信号線の他方と所定ノードとの間の経路を開閉し、
    前記第3の選択トランジスタは、前記所定ノードと前記列に対応する前記アナログデジタル変換器との間の経路を開閉し、
    前記横配線は、互いに異なる2つの列のそれぞれの前記所定ノードの間に配線される
    請求項2記載の固体撮像素子。
  4. 前記横配線の一端は、互いに異なる2つの列の一方に配線された前記一対の垂直信号線の一方に接続され、
    前記横配線の他端は、互いに異なる2つの列の他方に配線された前記一対の垂直信号線の他方に接続され、
    前記複数の選択トランジスタは、第1および第3の選択トランジスタを含み、
    前記第1の選択トランジスタは、前記一対の垂直信号線の一方と前記列に対応する前記アナログデジタル変換器との間の経路を開閉し、
    前記第3の選択トランジスタは、前記一対の垂直信号線の他方と前記列に対応する前記アナログデジタル変換器との間の経路を開閉する
    請求項2記載の固体撮像素子。
  5. 前記走査回路は、一定の単位で前記列を駆動する
    請求項4記載の固体撮像素子。
  6. 前記複数の画素のそれぞれは、所定の選択信号に従って前記一対の垂直信号線のいずれかへ前記アナログ信号を出力する
    請求項2記載の固体撮像素子。
  7. 前記走査回路は、前記列ごとに所定数の前記アナログ信号を画素加算した信号を生成させる
    請求項1記載の固体撮像素子。
  8. 各々が複数の画素を含む所定数の列が配列された画素アレイ部と、
    前記所定数の列のうち選択された選択列内の前記複数の画素のそれぞれにアナログ信号を生成させる走査回路と、
    互いに異なる前記列に対応付けられた前記所定数のアナログデジタル変換器を配列した信号処理部と、
    前記選択列ごとに前記選択列に対応する前記アナログデジタル変換器へ前記選択列の前記アナログ信号のいずれかを出力するとともに、選択されていない前記列に対応する前記アナログデジタル変換器へ前記選択列の前記アナログ信号の残りを出力する分配回路と、
    前記信号処理部からの画像データを処理する画像処理部と
    を具備する撮像装置。
  9. 各々が複数の画素を含む所定数の列が配列された画素アレイ部内の前記所定数の列のうち選択された選択列内の前記複数の画素のそれぞれにアナログ信号を生成させる走査手順と、
    前記選択列ごとに前記選択列に対応するアナログデジタル変換器へ前記選択列の前記アナログ信号のいずれかを出力するとともに、選択されていない前記列に対応するアナログデジタル変換器へ前記選択列の前記アナログ信号の残りを出力する分配手順と
    を具備する固体撮像素子の制御方法。
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