JP2020205464A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ADFにおいて片面しか読取る手段を持たない画像形成装置で手動両面読み取りコピーを実行する際、処理が中断されても、当初指定されたコピー結果を取得することが可能となる画像形成装置を提供すること。【解決手段】 画像形成装置において表面読み取り後から裏面読み取り再開まで特定時間経過、もしくはコピー処理のジョブの中断指示を認識した時、原稿裏面の再セット待ちを解除する。これにより、それまで読取り済みの画像データを片面印刷しコピー処理のジョブを終了させることで、他のユーザが装置を使えるようにする。加えて、コピー処理のジョブを中断されたユーザに対しては、裏面読み取りから中断されたコピー処理を再開する手段を提供することで、中断前の表面読み取り処理と表面印刷処理を重複して実行することなく、所望の成果物を取得できるようにする。【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置に関わり、特に画像読み取り装置を備えた画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置、画像読み取り装置等において、原稿トレイ上に積載された原稿を1枚ずつに分離して搬送する過程で各面の画像情報を読取る手段として、ADF(Auto DocumentFeeder)が古くから知られている。ADF内部に原稿反転機構を備えていれば両面原稿の読み取りを自動で行うことができる。
複数の両面原稿を読み取る場合を例にとると、まず1枚目の原稿表面を読み取り装置で読み取り、画像をメモリに保存する。次にADF内部の原稿反転機構により原稿を反転し、原稿裏面の読み取り、保存を行う。その後2枚目以降の原稿にも1枚目と同様の処理を繰り返すことで複数の両面原稿読み取りを行うことができる。また、ADF内部に原稿反転機構を備えるのではなく、読み取りセンサを両面に配置することで両面原稿を自動で読み取ることができる画像読み取り装置も存在する。ただし、これら原稿反転機構や両面読み取りセンサを備えるとコストアップするというデメリットがある。
そこで、片面読み取り装置で両面原稿を読み取る方法として、特許文献1に記載の技術がある。このような画像読み取り装置では複数の両面原稿の読み取り手順も異なる。まずすべての原稿の表面を画像読み取り装置で読み取り、画像をメモリに保存する。次に排紙トレイの原稿をユーザに手動で反転させ、再度原稿トレイに積載させる。その後すべての原稿の裏面の読み取り、保存を行う。また、読み取り画像の使用方法(印刷やファイル保存等)や処理順の違いによっては、必要に応じて表面画像と裏面画像が所望のページ順となるように並べ替えを行う。
このような手段を用い両面原稿を読み取り、メモリに保存した画像データを印刷する両面読み取りコピーが存在する(以下、手動両面読み取りコピー)。このようなコピー処理においては、表面読み取り後にユーザによる再セットが行われない限り印刷処理が始まらないので、ユーザのアクション待ちといった状態が発生する。この間は実行ユーザの専有状態となり、他のユーザが画像処理装置を使えなくなるといった問題が発生し、結果本体の稼働率を下げる要因となってしまう。
このような問題を解決するため特許文献2では、他のユーザが装置を割り込みで使いたい場合には処理を中断させ、それまで読み取った画像データを装置本体内部のメモリに退避させるという方法を提案している。
特開平9‐37043号公報 特開2005−277532号公報
しかしながら、上記の特許文献2のような方法では、原稿のページ枚数に対して本体内部のメモリの残容量が十分でない場合、中断前に読み込んだ画像データを全てメモリに保存しきれないケースが存在する。この場合、手動両面読み取りコピーのジョブ全体をキャンセルするしかないので、読み込み済みの画像データは全て破棄される。そのため、手動両面読み取りコピーを再実行する際には、表面の最初から読み取り処理を実行しなおさなければならない。メモリに保存できたとしても、メモリ内の画像データが解放されるまで使用可能なメモリ残容量はその分少なくなる。そのため、以後メモリ容量を必要とするコピーの実行に制限がかかるといった問題が発生する。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、ADFにおいて片面しか読取る手段を持たない画像形成装置で手動両面読み取りコピーを実行する際、処理が中断されても、当初指定されたコピー結果を取得することが可能となる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、
ADFによって搬送された原稿の片面を読み取り画像データに変換する原稿読み取り手段と、
前記読み取り手段で読み取った画像データを保存する画像データ保存手段と、
前記画像データ保存手段に保存した画像データを印刷する画像印刷手段と、
処理の開始、終了、中断指示や各種設定切り替え等を前記画像形成装置にユーザが入力し、装置の状態や次に実行するべきアクションをユーザに通知する操作手段と、
各処理のタイミングや処理時間、経過時間を監視、計測するタイマ手段と、
前記各手段を制御する制御手段を有する画像形跡装置において、
前記操作手段によって手動両面読み取りコピーの実行をユーザから指示された際、ADFに搭載された原稿の表面を前記原稿読み取り手段によって順次読み取り、前記画像データ保存手段に保存する。搭載された全原稿の読み取り終了を検知したら、裏面の読取のために原稿を反転させてADFに再セットするようにユーザに通知する。前記タイマ手段によってこの通知後ユーザからの指示が無い状態が一定時間経過したことがカウントされた場合、画像形成装置の使用権限を開放するために中断処理を実行する。同様に再セット通知中に前記操作手段により処理の中断が指示された場合、他のユーザによる割り込み処理が発生したと認識し、使用権限を開放するために中断処理を実行する。中断処理において前記画像形成装置では、前記ADFへの再セット通知を取り止め、前記画像データ保存手段に蓄積された全画像データを前記印刷手段で片面印刷することを特徴とする。
前記画像形成装置において、
前記操作手段でユーザにより実行指示された時の設定情報を手動両面読み取りコピーのジョブの履歴として保存する履歴保存手段と、
前記操作手段により前記履歴保存手段に保存された履歴を選択する履歴選択手段を有する場合、
前記中断処理を実行する際に、その時に装置の前記各手段に設定されていた情報を手動両面読み取りコピーのジョブの中断履歴として関連付けて保存する。中断後、ユーザから中断された手動両面読み取りコピージョブの再開が指定された場合、手動両面読み取りコピージョブの再開処理を開始する。この再開処理では、前記履歴選択手段によって選択された情報を基に中断前の設定を再現し、装置の前記各手段に反映させる。設定反映後、前記操作手段を用い、裏面読み取りのために原稿を反転させてADFに再セットするように通知すると共に、印刷用紙を適切な形で前記印刷手段にセットするように通知する。原稿、用紙共にセットできたことが認識できたら、ADFに搭載された原稿の裏面を前記読取手段によって順次読み取り、前記画像データ保存手段に蓄積する。蓄積後、順次画像データ保存手段内のデータを前記印刷手段で順次片面印刷する。
本発明に係る画像形成装置によれば、手動両面読み取りコピー実行時、裏面の読み取りを開始する前に存在していたユーザアクション待ちの時間に処理を中断しても、それまでに読み取った画像データは印刷される。中断後、原稿の裏面を原稿読み取り手段に、表面印刷済みの印刷用紙を再度画像印刷手段にセットして再開することで、最終的にユーザが所望の印刷結果が得られる。これは、ユーザが中断前の原稿の再読み取りと印刷を再度実施する必要が無いということであり、中断前の作業が無駄にならないということでもある。これにより、再開後の作業効率が上がり、結果、ユーザにとって中断する、されることが負荷にならないことにもつながる。中断が負荷にならないので、各ユーザによるユーザアクション待ち時間における作業の割り込みが増加し、装置が動いていない時間の減少、稼働効率が上がるといった効果にもつながる。
本発明の実施例1、2に係わる画像形成装置(MFP)の構成を示すブロック図 本発明の実施例1、2における画像形成装置(MFP)のシート読取制御部に付属するADFの断面の概略図 本発明の実施例1、2における画像形成装置(MFP)のADFにセット・排出する原稿の順序と向きの関係図 本発明の実施例1における画像形成装置(MFP)の操作部(両面印刷コピーサポート)の画面表示図 本発明の実施例1における手動両面読み取り両面印刷コピー実行時の処理フロー 本発明の実施例1における手動両面読み取り両面印刷コピー再開時の処理フロー 本発明の実施例1における読み取り対象となる原稿と成果物である印刷物の概略図 本発明の実施例2における画像形成装置(MFP)の操作部(2in1印刷コピーサポート)の画面表示図 本発明の実施例2における手動両面読み取り2in1印刷コピー実行時の処理フロー 本発明の実施例2における手動両面読み取り2in1印刷コピー再開時の処理フロー 本発明の実施例2における読み取り対象となる原稿と成果物である印刷物の概略図
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本実施例の画像形成装置(MFP)100の構成を示すブロック図である。
CPU101は、システム制御部であり、画像形成装置全体を制御する。ROM102は、CPU101の制御プログラムやオペレーティングシステム(OS)プログラムなどを格納するものである。また、2値画像の符号化復号化のための、MH、MR、MMR、JBIGの圧縮伸長処理、画像に対するJPEG圧縮伸長処理が格納されている。
RAM103は、SRAM等で構成され、プログラム制御変数等を格納するためのものである。また、オペレータが登録した設定値や手動両面読み取りコピーの履歴情報、装置の管理データ等や各種ワーク用バッファもRAM103に格納されるものである。画像メモリ104は、DRAM等で構成され、画像データを蓄積するものである。本実施例では、ROM102に格納されている各制御プログラムは、ROM102に格納されたOSの管理下でスケジューリングやタスクスイッチなどのソフトウエア制御が行われるものとする。操作部105は、各種キー、LED、LCD等で構成され、オペレータによる各種入力操作や、画像処理装置の動作状況の表示などを行うものである。
読取制御部106は、読取部107においてCSイメージセンサ(密着型イメージセンサ、以下CS)で原稿を光学的に読み取り、A/D変換してデジタル画像データに変換するものである。また、読取画像処理制御部112は読取制御部106が生成したデジタル画像データに対し、CSの特性等を踏まえた補正を行い高精細な画像データを出力するものである。読取画像処理制御部112における処理によって、CSイメージセンサの状態や装置の使用環境等に起因する読取信号のばらつきを補正した画像データを得ることができる。なお、本実施例における読取制御部106は、複数の原稿から1枚ずつ原稿を取り出して読取部107に給送する原稿自動給送装置(以下、ADF)により原稿を搬送しながら読取を行うシート読取制御部108を持つ。それに加え、読取部107のCSを移動させて原稿台にある原稿をスキャンするブック読取制御部109にも対応し、いずれかの読取方式を選択して読取制御を行うものとする。
JPEG処理部113は、画像のJPEG圧縮伸長を行うものである。記録画像処理制御部114は、読み取り部107と読み取り制御部106で読み取られた読取画像の輝度信号(RGBやYCC等)を入力として、印刷データを生成するものである。
記録制御部115では、インクジェットプリンタ等のカラープリンタ116においてプリンタステータス情報の取得や、記録制御を行い、記録画像処理制御部114で生成した印刷データをカラープリンタ116に出力する記録する。カラープリンタ116は印刷用紙の自動反転機構を持ち、両面印刷が指定されている場合には、記録制御部115の指示に従い片面印刷後に印刷用紙を反転し、裏面に画像データの印刷処理を実施する。
通信制御部111は、MODEM(変復調装置)、NCU(網制御装置)などにより構成されるものである。本実施例における通信制御部111は、アナログの通信回線(PSTN)に接続され、T30プロトコルでの通信制御、通信回線に対する発呼および着呼などの回線制御を行うものである。
コンピュータインターフェイス117は、情報処理端末に接続するためのインターフェイスである。また、情報処理端末200には、画像形成装置100をリモート操作するためのアプリケーションソフトウェアがインストールされているものとする。
図2は、シート読取制御部108に付随するADFの断面の概略図である。
ADFによる読み取りは、読取部107のCSを固定させ、読み取り対象となる原稿を図2の矢印のように搬送することによって原稿全体の読み取り処理を実施する構成である。読み取り対象となる原稿はADFの原稿投入口302に重ねてセットされる。積載された原稿は、上から順に搬送モータ301によって矢印の方向に引き込まれ、読取部107のCSの真上にある原稿読み取り地点に向けて搬送される。ページ先頭が原稿読み取り地点に到達したことを検知したら読取部107のCSはページ終端が原稿読み取り地点を通過するまで読み取りつづけ、順次画像データに変換していく。ページ終端まで読み取り終了した原稿は読取済原稿置き場303に積載される。これらの処理を原稿投入口302に原稿が無くなるまで繰り返すことで複数ページの読み取り処理を実現する。
図3は、コピー処理実行時に、シート読取制御部108によって制御されるADFに読取対象となる原稿をセットする際の原稿の順序と向きと、読取終了後ADFから排出された原稿の順序と向きを示した図である。文字の向きで原稿の上下を、垂直方向の矢印下にある原稿に上にある原稿が重なる形で配置、積載されることを図示している。
3ページの原稿の表面を読み取る場合、図3の(a)の原稿1ページ目400a原稿2ページ目400b、原稿3ページ目400cのようなページ順序、向きでADFの原稿投入口302にセットし、読み取り処理を開始する。ADFに積載された原稿は上に置かれた物から順に搬送方向に向かって搬送される。そのため本体内部でも原稿1ページ目400a、原稿2ページ目400b、原稿3ページ目400cとして処理される。
搬送され、読取部107のCSによる読み取り処理終了後、読取済原稿置き場303には原稿1ページ目400a、原稿2ページ目400b、原稿3ページ目400cが図3の(b)のような向き、順序で各ページが排出される。搬送路の関係から原稿投入口302にセットされた時(図3の(a))とは表裏逆、かつ原稿の方向は天地逆になった形で積載される。
上記表面読み取り終了後の原稿を用いて裏面を片面コピーする場合、ページ順等のページ情報、天地方向等の原稿の向きに関する情報を表面のそれに合わせようとすると、図3の(c)のような順序、向きでADFの原稿投入口302にセットしてやる必要がある。図3の(b)のように読取済原稿置き場303に積載された状態から、原稿1ページ目400a、原稿2ページ目400b、原稿3ページ目400cを表面のそれに合わせて原稿の上下、天地、ページ順をユーザが入れ替えて設置しなければならない。これら原稿の並び替え、入れ替え作業は、非効率な作業になってしまっていて、ユーザにとって大きな負荷になってしまっている。
このような非効率な状態を改善するための手段として手動両面読み取りコピーにおいては、ユーザが裏面読取時に図3の(b)にように読取済原稿置き場303に積載された順序、向きのままADFの原稿投入口302にセットすることを前提としている。実行時には図3の(d)の原稿3ページ目400c、原稿2ページ目400b、原稿1ページ目400aの順で、かつ表面とは天地逆で搬送され、読取部107のCSで読み込まれ、画像データに変換後、画像メモリ104に保存される。保存されたデータを印刷時に記録制御部115によって、印刷順序、原稿の向きを表面のそれと合わせた形に変換する。これにより、前述の非効率な作業の手間を省きつつ、ユーザが望む成果物を出力することを可能にしている。
本実施例では手動両面読み取り・両面印刷コピーに関する実施例を記載する。
図4は、コピー処理実行時、操作部105に表示される画面である。
画面500は待機画面であり設定ボタン500aを押下されると501のコピー設定画面に遷移する。モノクロボタン500bあるいはカラーボタン500cを押下されるとコピー処理を開始する。モノクロボタン500b押下の場合にはモノクロ印刷、カラーボタン500c押下の場合にはカラー印刷を行う。
画面501はコピーに関する各種の設定を行う画面である。ボタン501aから501dを押下されると各設定を行う画面に遷移する。
画面502は、コピーに関する設定の中で読取の設定を行う画面である。ボタン502aにより片面読取が設定された場合には、コピー実行時に原稿の表面のみを読取って印刷を行う。ボタン502bにより両面読取が設定された場合には、原稿の表面・裏面の両方を読み取って印刷を行う。
画面503は、コピーに関する設定の中で印刷の設定を行う画面である。ボタン503aによって片面印刷が設定された場合には、コピー実行時に用紙の片面のみに印刷を行う。ボタン503bによって両面印刷が設定された場合に用紙の両面に印刷を行う。
画面504は、原稿の表面を読み取るために、ユーザに原稿のセットを指示する画面である。読取開始ボタン504aを押下されると原稿台、もしくはADFに置かれた原稿の読取りを開始する。
画面505は、原稿の裏面を読み取るために、ユーザに原稿のセットを指示する画面である。読取開始ボタン505aを押下されると原稿台、もしくはADFに置かれた原稿の読取りを開始する。処理中断ボタン505bを押下されると実行中のコピー処理を中断し、中断履歴存在時のコピー待機画面508に移行する。この際、中断されたコピー処理の設定をタイムスタンプと共に中断履歴として関連付け、RAM103に保存する。
画面506は、原稿を読取り中である旨をユーザに通知する画面である。
画面507は、印刷中である旨をユーザに通知する画面である。
画面508は、RAM103に中断履歴が存在している際に表示される待機画面である。中断履歴確認ボタン508aを押下されると履歴選択画面509へ移行し、ユーザに再開するコピー処理の選択を促す。
画面509は中断履歴の選択画面である。RAM103に保存してある全ての中断履歴を履歴ボタン509a、509bのように表示し、対象をユーザに選択させる。選択後、再開決定ボタン509cを押下することで実行するコピー処理を確定させる。
画面510は再開決定ボタン509cの押下により中断したコピー処理の再開が選択された時に表示される画面である。ユーザに対して、中断したコピー処理の再開のために準備を促す。読取開始ボタン510aを押下されると原稿台、もしくはADFに置かれた原稿の読み取りを開始し、画面506へ移行する。読み取り終了後は印刷処理への移行に同期し、画面507へ移行する。
図5は、画像形成装置においてADF手動両面読み取り・両面印刷コピー実行時の処理を示すフローである。
本処理はCPU101が制御プログラムに基づき実行する。操作部105のLCDに表示された待機画面500において、モノクロボタン500bあるいはカラーボタン500cが押されると本処理を開始する。
ステップS101で、原稿をセットする画面504を操作部105のLCDに表示し、ステップS102にて読取り開始の指示を待つ。
ユーザにより原稿がADFの原稿投入口302にセットされ、操作画面504の読取開始ボタン504aが選択されると、ステップS103で原稿読取り中画面506を操作部105のLCDに表示する。そして、読取り制御部106によりADFの原稿投入口302におかれた複数の原稿を順次読み取る。本ステップによってADFの原稿投入口302に搭載された全ての原稿の表面を読み取り、画像データに変換した後、画像メモリ104に記憶する。
次に、ステップS104で原稿の裏面を読み取ることができる状態でADFの原稿投入口302にセットするように促す画面505を操作部105のLCDに表示し、ステップS107にてユーザからの読取り開始の指示を待つ。ユーザにより原稿がADFの原稿投入口302にセットされて操作画面505の読取開始ボタン505aが選択されると、ステップS108で原稿読取り中画面506を操作部105のLCDに表示する。そして、読取り制御部106によりADFの原稿投入口302におかれた複数の原稿を順次読み取る。本ステップによって全ての原稿の裏面を読み取り、画像データに変換した後、画像メモリ104に記憶する。
ステップS109において、コピー実行中画面507を操作部105のLCDに表示する。そして、画像メモリ104に記憶した画像データを印刷設定に従って記録画像処理制御部114により印刷データに変換し、記録制御部115とカラープリンタ116により印刷する。本実施例では両面印刷が指定されているので、記憶画像処理制御部114では原稿の裏移り防止に配慮した両面印刷用の画像処理パラメータを用い変換処理を実行する。同様に記録制御部115は、対象ページの表面を印刷後、印刷用紙の反転機構を用い表面印刷済みの用紙を反転、裏面を印刷した後、排紙というように制御する。
上記ステップS104において、ユーザに対して原稿の裏面を読み取ることができる状態でADFの原稿投入口302にセットすることと、読取の開始指示の実行を促した状態に移行する。その後、CUP101は内部タイマを用い、ユーザからの指示が無い時間のカウントを開始する。ステップS105においてこの時間が一定時間時間経過したことが認識できた場合、タイムアウトと判断し、他のユーザが画像処理装置を使えるようにするために手動両面読み取りコピーの処理中断フロー(ステップS110〜ステップS112)に移行する。
同様に、上記ステップS104において、ユーザに対して原稿の裏面を読み取ることができる状態でADFの原稿投入口302に原稿をセットすることと読取の開始指示の実行を画面505で促す。その後、ステップS107において読取開始ボタン505aが押下され裏面の読取が開始されるまでの間、ステップS106で処理の中断指示の有無を監視する。ユーザが中断ボタン505aを押したことが認識できた場合、画像形成装置は他のユーザによる割り込み処理が発生したと認識する。そして、割り込みユーザが装置を使えるようにするために手動両面読み取りコピー処理の中断フロー(ステップS110〜ステップS112)を実行する。
手動両面読み取りコピー処理の中断フローでは、ステップS110において、それまで実行していた手動両面読み取りコピーの設定情報をその履歴と共にRAM103に保存する。この履歴には、画面501、502、503で設定された設定情報、中断時のタイムスタンプや実行ユーザを特定するための情報等、中断した手動両面読み取り・両面印刷コピー処理のジョブを選択するための詳細情報も含まれている。
ステップS111において、記録制御部115に対して、それまで設定されていた両面印刷設定から片面印刷設定への切り替えを指示する。その際、片面印刷設定に切り替えるのは用紙搬送等に使われる記録制御115に関する設定とカラープリンタ116の制御だけで、記録画像処理制御部114で使用される画像処理パラメータ等は両面印刷設定のまま処理を実行する。
ステップS112において、ステップS103において画像メモリ104に保存していた原稿の表面の画像データを片面印刷する。
これらステップS110からステップS112の手動両面読み取りコピーの処理中断フローを通すことで、両面印刷時に実施される画像処理を施した片面印刷コピー出力が成果物として出来上がる。
図6は、図5のステップS110〜ステップS112の手動両面読み取りコピーの処理中断フローにおいて処理が中断された後のフローである。中断後、片面のみ印刷されたコピー成果物を取得したユーザが両面読み取り、かつ両面印刷された成果物を取得するためにコピー処理を再開するものとする。
ステップS201で、図5のステップS110においてRAM103に保存した中断履歴が存在するかどうかを確認する。履歴が存在しない場合には中断された手動両面読み取り・両面印刷コピー処理のジョブの再開フローではないので本フローを終了し、図5のステップS101へ移行する。存在する場合にはステップS202へ移行する。
ステップS202で、操作部105のLCDに中断履歴存在時のコピー待機画面508を表示し、ユーザが再開する手動両面読み取り・両面印刷コピー処理のジョブを選択し、再開指示を行うのを待つ。
ステップS203において、履歴確認ボタン508aが押下されたことを認識したら、履歴選択画面509を操作部105のLCDに表示する。次に決定ボタン509cが押下されたことを認識したら、選択されている中断履歴509bの再開が指示されたと認識し、中断した手動両面読み取り・両面印刷コピー処理のジョブの再開フローを開始する。
ステップS204において、操作部105のLCDに再開時の処理中画面510を表示する。画面510を表示することでユーザに原稿の裏面を読み取るための準備を促す。この際、ADFの原稿投入口302への原稿セットの仕方として、手動両面読み取りコピーの裏面を読み取る際と同じ図3の403のようにセットすることも指示する。同時に、カラープリンタ116の給紙口に図5のS112で出力された片面印刷コピー結果の裏面に、新たに読み取った原稿を印刷するための準備も促す。
ユーザによって、原稿のセット、用紙のセットがされ処理中画面510の読取開始ボタン510aが押されたら、ステップ205において、RAM103に保存された中断履歴に基づき、中断前に反映されていた設定情報を各制御部に反映させる。記録画像処理制御部114に対しては両面印刷実行時の画像処理パラメータの反映を、記録制御部115に対しては中断せずに両面読取両面印刷した時と同じページ配置になるように読取画像データの印刷順序を指定する。
ステップS206において、ADFの原稿投入口302に置かれた複数の原稿を順次読み取り、操作部105のLCDには読取中画面506を表示する。読み取った画像は画像データに変換し、画像メモリ104に記憶する。
ステップS207において、コピー中画面507を操作部105のLCDに表示する。そして、画像メモリ104に記憶した読取り画像データを、ステップS205において反映させた設定に従って、記録画像処理制御部114を用い、印刷データに変換する。変換後、同じくステップS205において反映させた設定で記録制御部115、カラープリンタ116を制御し、印刷データを印刷する。この際、画像メモリに対してはページ順が降順に、かつ原稿の向きが天地逆になって格納されるが、記憶制御部115で1ページ目から順になるように並び替えられ、かつ向きも天地を反転させて印刷する。全原稿のコピー処理が終了したら、RAM103に保存されていた、ステップS203において選択され、再開し、印刷完了した手動両面読み取り・両面印刷コピー処理のジョブの中断履歴を削除する。
図7は、本実施例における読み取り対象となる原稿と成果物である印刷用紙の概略図である。
図7の(a)は実施例における手動両面読み取り・両面印刷コピーを中断することなく実行した際の原稿600と印刷物用紙601を示した図である。まず、ADFの原稿投入口302に置かれた原稿600の表面600aを読み取り、次に原稿600の裏面600bを読み取る。読み取られたデータは画像データに変換後、画像メモリ104に保存され、記録制御部115とカラープリンタ116により印刷用紙601の表面601a、裏面601bと順々に印刷される。この印刷結果が手動両面読み取り・両面印刷コピー処理のジョブの実行を指示したユーザが所望する成果物であり、図5の中断が無いフロー(S101〜S109)の処理を実行した際の成果物となる。
図7の(b)は本実施例の手動両面読み取り・両面印刷コピーを中断した際の原稿600と印刷用紙602を示した図である。ADFの原稿投入口302に置かれた原稿600の表面600aを読み取り、図5のステップS105やステップS106でタイムアウト、中断指示を認識した場合、読み取り済みの表面600aのみ処理される。印刷用紙602は表面602aのみ印字、裏面602bは白紙となり、これが図5の中断フロー(S110〜S112)の処理を実行した際の成果物となる。
図7の(c)は本実施例における中断された手動両面読み取り・両面印刷コピーを再開した際の原稿600と印刷用紙602を示した図である。ADFの原稿投入口302には図7の(c)の原稿600の裏面600b、つまり図7の(b)の原稿裏面600bを読み取るようにセットするようにユーザに指示する。同様にカラープリンタ116の給紙口には図7の(b)の印刷用紙裏面602bの白紙面に原稿を印刷できるようにセットするようにユーザに指示する。この状態で中断処理の再開、図6のS201〜S207を実施すると、原稿600の裏面600bのみ読み取り、印刷された図7の(c)の印刷用紙602のような成果物が得られる。原稿の表面600aが印刷用紙602aに印刷され、原稿の裏面600bが印刷用紙のもう一方である印刷用紙602bに印刷されるので、結果図7の(a)の印刷用紙601と同じ成果物が取得できることになる。
上記のような手段をとることにより、まず手動両面読み取り・両面印刷コピー中断時に表面印刷済みの印刷結果が取得できる。続けて、再開時には表面印刷済みの用紙の裏面に対して原稿裏面が印刷されるので、中断することなく手動両面読み取り・両面印刷コピーを実行した時と同じ成果物が得られる。この際、片面読み取りコピーを2回繰り返すことによって発生する可能性がある裏写り等の問題や、片面印刷後の印刷結果の並び替え等の作業に煩わせることも無い。これによりユーザは気軽に手動両面読み取り・両面印刷コピー処理の中断を実施することが可能になる。結果、ユーザの操作待ちによる画像形成装置の無駄な専有の削減につながる。また、手動両面読み取り・両面印刷コピー処理を中断しても、中断により画像形成装置の記憶手段が専有されることが無いため、次ユーザは空いた記憶手段を生かしたコピー処理やプリント処理等の画像形成装置の機能の実行が可能になる。これらの結果、画像形成装置の効率の良い運用が可能になる。
また、本実施例においてはADFの原稿投入口302に積載された全原稿読取後にタイムアウト、中断された場合を取り上げたが、表面、裏面読み取りそれぞれのページ間で中断した場合でも同様の効果を得ることができる。この際には、中断しなかった場合と同じ成果物が得られるように原稿、印刷物を適切な形で読み取り手段、記録手段にセットしてやる必要がある。
本実施例では手動両面読み取り・2in1印刷コピーに関する実施例を記載する。ここでいう2in1とは2つ原稿を読み取り、それを指定された印刷用紙の一方の面に並べて印刷する機能のことである。更に手動両面読み取り・2in1印刷の組み合わせでは原稿の表面・裏面を前記2つの原稿として扱うものとする。
図8は、コピー処理実行時、操作部105に表示される画面である。
画面700は待機画面であり設定ボタン700aを押下されると701のコピー設定画面に遷移する。モノクロボタン700bあるいはカラーボタン700cを押下されるとコピー処理を開始する。モノクロボタン700b押下の場合にはモノクロ印刷、カラーボタン700c押下の場合にはカラー印刷を行う。
画面701はコピーに関する各種の設定を行う画面である。ボタン701aから701dを押下されると各設定を行う画面に遷移する。
画面702は、コピーに関する設定の中で読取の設定を行う画面である。ボタン702aにより片面読取が設定された場合には、コピー実行時に原稿の表面のみを読取って印刷を行う。ボタン702bにより両面読取が設定された場合には、原稿の表面・裏面の両方を読み取って印刷を行う。
画面703は、コピーに関する設定の中で印刷の設定を行う画面である。ボタン703aによって片面印刷が設定された場合には、コピー実行時に用紙の片面に一枚の原稿のみ配置・印刷を行う。ボタン703bによって2in1印刷が設定された場合に用紙の片面に原稿の表、裏面を配置・印刷を実施する。
画面704は、原稿の表面を読み取るために、ユーザに原稿のセットを指示する画面である。読取開始ボタン704aを押下されると原稿台、もしくはADFに置かれた原稿の読取りを開始する。
画面705は、原稿の裏面を読み取るために、ユーザに原稿のセットを指示する画面である。読取開始ボタン705aを押下されると原稿台、もしくはADFに置かれた原稿の読取りを開始する。処理中断ボタン705bを押下されると実行中のコピー処理を中断し、中断履歴存在時のコピー待機画面708に移行する。この際、中断されたコピー処理の設定をタイムスタンプと共に中断履歴として関連付け、RAM103に保存する。
画面706は、原稿を読取り中である旨をユーザに通知する画面である。
画面707は、印刷中である旨をユーザに通知する画面である。
画面708は、RAM103に中断履歴が存在している際に表示される待機画面である。中断履歴確認ボタン708aを押下されると履歴選択画面509へ移行し、ユーザに再開するコピー処理の選択を促す。
画面709は中断履歴の選択画面である。RAM103に保存してある全ての中断履歴を履歴ボタン709a、709bのように表示し、対象をユーザに選択させる。選択後、再開決定ボタン709cを押下することで実行するコピー処理を確定させる。
画面710は再開決定ボタン709cの押下により中断したコピー処理の再開が選択された時に表示される画面である。ユーザに対して、中断したコピー処理の再開のために準備を促す。読取開始ボタン710aを押下されると原稿台、もしくはADFに置かれた原稿の読み取りを開始し、画面706へ移行する。読み取り終了後は印刷処理への移行に同期し、画面707へ移行する。
図9は、画像形成装置においてADF手動両面読み取り・2in1印刷コピー実行時の処理を示すフローである。
本処理はCPU101が制御プログラムに基づき実行する。操作部105のLCDに表示された待機画面700において、モノクロボタン700bあるいはカラーボタン700cが押されると本処理を開始する。
ステップS301で、原稿をセットする画面704を操作部105のLCDに表示し、ステップS302にて読取り開始の指示を待つ。
ユーザにより原稿がADFの原稿投入口302にセットされ、操作画面704の読取開始ボタン704aが選択されると、ステップS303で原稿読取り中画面706を操作部105のLCDに表示する。そして、読取り制御部106によりADFの原稿投入口302におかれた複数の原稿を順次読み取る。本ステップによってADFの原稿投入口302に搭載された全ての原稿の表面を読み取り、画像データに変換した後、画像メモリ104に記憶する。
次に、ステップS304で原稿の裏面を読み取ることができる状態でADFの原稿投入口302にセットするように促す画面705を操作部105のLCDに表示し、ステップS307にてユーザからの読取り開始の指示を待つ。ユーザにより原稿がADFの原稿投入口302にセットされて操作画面705の読取開始ボタン705aが選択されると、ステップS308で原稿読取り中画面706を操作部105のLCDに表示する。そして、読取り制御部106によりADFの原稿投入口302におかれた複数の原稿を順次読み取る。本ステップによって全ての原稿の裏面を読み取り、画像データに変換した後、画像メモリ104に記憶する。
ステップS309において、コピー実行中画面707を操作部105のLCDに表示する。そして、画像メモリ104に記憶した画像データを印刷設定に従って記録画像処理制御部114により印刷データに変換し、記録制御部115とカラープリンタ116により印刷する。本実施例では2in1印刷が指定されているので、カラープリンタ116にセットされている印刷用紙のサイズ情報を取得し、記録制御部115において原稿の変倍率とレイアウトを算出する。算出後、それに従い画像データを変換、並べ、印刷する。
上記ステップS304において、ユーザに対して原稿の裏面を読み取ることができる状態でADFの原稿投入口302にセットすることと、読取の開始指示の実行を促した状態に移行するう。その後、CUP101は内部タイマを用い、ユーザからの指示が無い時間のカウントを開始する。ステップS305においてこの時間が一定時間時間経過したことが認識できた場合、タイムアウトと判断し、他のユーザが画像処理装置を使えるようにするために手動両面読み取りコピーの処理中断フロー(ステップS310〜ステップS312)に移行する。
同様に、上記ステップS304において、ユーザに対して原稿の裏面を読み取ることができる状態でADFの原稿投入口302に原稿をセットすることと読取の開始指示の実行を画面505で促す。その後から、ステップS307において読取開始ボタン705aが押下され裏面の読取が開始されるまでの間、ステップS306で処理の中断指示の有無を監視する。ユーザが中断ボタン705aを押したことが認識できた場合、画像形成装置は他のユーザによる割り込み処理が発生したと認識する。そして割り込みユーザが装置を使えるようにするために手動両面読み取りコピー処理の中断フロー(ステップS310〜ステップS312)を実行する。
手動両面読み取りコピー処理の中断フローでは、ステップS310において、それまで実行していた手動両面読み取りコピーの設定情報をその履歴と共にRAM103に保存する。この履歴には、画面701、702、703で設定された設定情報、中断時のタイムスタンプや実行ユーザを特定するための情報等、中断した手動両面読み取り・2in1印刷コピー処理のジョブを選択するための詳細情報も含まれている。
ステップS311において、記録制御部115に対して、それまで設定されていた2つの原稿を用いた2in1印刷設定から1つの原稿を用いた割り付け印刷設定への切り替えを指示する。割り付け印刷の際、カラープリンタ116にセットされている印刷用紙のサイズ情報を取得し、記録制御部115において算出した原稿の変倍率とレイアウトに関する情報は2つの原稿を用いた2in1印刷設定の時のまま処理を実行する。
ステップS312において、ステップS103において画像メモリ104に保存していた原稿の表面の画像データを印刷する。
これらステップS310からステップS312の手動両面読み取りコピーの処理中断フローを通すことで、2in1印刷時に実施される変倍とレイアウトがされたコピー出力が成果物として出来上がる。
図10は、図9のステップS310〜ステップS312の手動両面読み取りコピーの処理中断フローにおいて処理が中断された際のフローである。中断後、2in1印刷において表面のみ印刷されたコピー成果物を取得したユーザが両面読み取り、かつ2in1印刷された成果物を取得するためにコピー処理を再開するものとする。
ステップS401で、図9のステップS310においてRAM103に保存した中断履歴が存在するかどうかを確認する。履歴が存在しない場合には中断された手動両面読み取り・2in1印刷コピー処理の再開フローではないので図9のステップS301へ移行する。存在する場合にはステップS402へ移行する。
ステップS402で、操作部105のLCDに中断履歴存在時のコピー待機画面708を表示し、ユーザが再開する手動両面読み取り・2in1印刷コピー処理のジョブを選択し、再指示されるのを待つ。
ステップS403において、履歴確認ボタン708aが押下されたことを認識したら、履歴選択画面709を操作部105のLCDに表示する。次に決定ボタン709cが押下されたことを認識したら、選択されている中断履歴709bの再開が指示されたと認識し、中断した手動両面読み取り・2in1印刷コピー処理の再開フローを開始する。
ステップS404において、操作部105のLCDに再開時の処理中画面710を表示する。画面710を表示することでユーザに原稿の裏面を読み取るための準備を促す。この際、ADFの原稿投入口302への原稿セットの仕方として、手動両面読み取りコピーの裏面を読み取る際と同じ図3の403のようにセットすることも指示する。同時に、カラープリンタ116の給紙口に図9のS312で出力された2in1印刷の表面のみ印刷されたコピー結果に、新たに読み取った原稿を印刷するための準備も促す。
ユーザによって、原稿のセット、用紙のセットがされ処理中画面710の読取開始ボタン710aが押されたら、ステップS405において、RAM103に保存された中断履歴に基づき、中断前に反映されていた設定情報を各制御部に反映させる。記録制御部115に対しては中断せずに両面読取、2in1印刷した時と同じレイアウト配置になるように読取画像データの印刷順序を指定する。
ステップS406において、ADFの原稿投入口302に置かれた複数の原稿を順次読み取り、操作部105のLCDには読取中画面706を表示する。読み取った画像は画像データに変換し、画像メモリ104に記憶する。
ステップS406において、ADFの原稿投入口302に置かれた複数の原稿を順次読み取り、操作部105のLCDには読取中画面706を表示する。読み取った画像は画像データに変換し、画像メモリ104に記憶する。
ステップS407において、コピー中画面707を操作部105のLCDに表示する。そして、画像メモリ104に記憶した読取り画像データを、ステップS405において反映させた設定に従って、記録画像処理制御部114を用い、印刷データに変換する。変換後、同じくステップS405において反映させた設定で記録制御部115、カラープリンタ116を制御し、印刷データを印刷する。この際、画像メモリに対してはページ順が降順に、かつ原稿の向きが天地逆になって格納されるが、記憶制御部115で1ページ目から順になるように並び替えられ、かつ向きも天地を反転させて印刷する。全原稿のコピー処理が終了したら、RAM103に保存されていた、ステップS403において選択され、再開し、印刷完了した手動両面読み取り・2in1印刷コピー処理のジョブの中断履歴を削除する。
図11は、本実施例における読み取り対象となる原稿と成果物である印刷物の概略図である。
図11の(a)は本実施例における手動両面読み取り・2in1印刷を中断することなく実行した際の原稿800と印刷用紙801を示した図である。まず、ADFの原稿投入口302に置かれた原稿の表面800aを読み取り、次に原稿の裏面800bを読み取る。読み取られたデータは画像データに変換後、画像メモリ104に保存され、記録制御部115とカラープリンタ116により変倍、レイアウト調整され、表面800aと裏面800bがそれぞれ印刷用紙上の領域801a、801bに印刷される。この印刷結果が手動両面読み取り・2in1印刷コピー処理の実行を指示したユーザが所望する成果物であり、図9の中断が無いフロー(S301〜S309)の処理を実行した際の成果物となる。
図11の(b)は本実施例の手動両面読み取り・2in1印刷を中断した際の原稿800と印刷用紙802を示した図である。ADFの原稿投入口302に置かれた原稿800の表面800aを読み取り、図9のステップS305やステップS306でタイムアウト、中断指示を認識した場合、読み取り済みの表面800aのみ処理される。印刷用紙802は表面が印刷される領域802aのみ印字、裏面が印字される領域802bは白紙となり、これが図9の中断フロー(S310〜S312)の処理を実行した際の成果物となる。
図11の(c)は本実施例における中断された手動両面読み取り・2in1印刷を再開した際の原稿800と印刷用紙802を示した図である。ADFの原稿投入口302には図11の(c)の原稿800の裏面800b、つまり図11の(b)の原稿裏面800bを読み取れるようにセットするようにユーザに指示する。同様にカラープリンタ116の給紙口には図11(b)の裏面印刷予定の領域802bに原稿を印刷できるようにセットするようにユーザに指示する。この状態で中断処理の再開、図10のS401〜S407を実施すると、原稿800の裏面800bのみ読み取り、印刷された図11の(c)の印刷用紙802のような成果物が得られる。原稿800の表面800aが印刷用紙802の領域802aに印刷され、原稿800の裏面800bが印刷用紙802の領域802bに印刷されるので、結果、図11の(a)の印刷用紙801と同じ成果物が取得できることになる。
上記のような手段をとることにより、まず手動両面読み取り・2in1印刷コピー中断時に表面原稿印刷済みの印刷結果が取得できる。続けて、再開時には表面原稿印刷済みの用紙に対して原稿裏面が印刷されるので、中断することなく手動両面読み取り・2in1印刷コピーを実行した時と同じ成果物が得られる。この際、片面読み取りコピーを2回繰り返すことによって発生する可能性がある片面印刷後の印刷結果の並び替え等の作業に煩わせることも無い。これによりユーザは気軽に手動両面読み取り・2in1印刷コピー処理の中断を実施することが可能になる。結果、ユーザの操作待ちによる画像形成装置の無駄な専有の削減につながる。また、手動両面読み取り・2in1印刷コピー処理を中断しても、中断により画像形成装置の記憶手段が専有されることが無いため、次ユーザは空いた記憶手段を生かしたコピー処理やプリント処理等の画像形成装置の機能の実行が可能になる。これらの結果、画像形成装置の効率の良い運用が可能になる。
また、本実施例においてはADFの原稿投入口302に積載された全原稿読取後にタイムアウト、中断された場合を取り上げたが、表面、裏面読み取りそれぞれのページ間で中断した場合でも同様の効果を得ることができる。この際には、中断しなかった場合と同じ成果物が得られるように原稿、印刷物を適切な形で読み取り手段、記録手段にセットしてやる必要がある。
101 CPU、102 ROM、103 RAM、104 画像メモリ、
105 操作部(LCD)、106 読取制御部、107 読取部(CS)、
108 シート読み取り制御部(ADF)、109 ブック読み取り制御部、
110 データ変換部、111 通信制御部、112 解像度変換処理部、
113 JPEG処理部、114 色変換部、115 記録制御部、
116 カラープリンタ、117 コンピュータI/F、
200 情報処理端末、301 搬送モータ、302 原稿投入口、
303 読取済原稿置き場、
400 手動両面読み取りコピーにおいて表面読取時にADFの原稿投入口へセットされた原稿、
500 実施例1におけるコピー待機画面、
501〜503 実施例1における設定画面、
504〜507 実施例1における処理中画面、
508 実施例1における中断履歴存在時のコピー待機画面、
509 実施例1における中断履歴画面、
510 実施例1における処理中画面(再開時)、
600 手動両面読み取り・両面コピーにおける原稿、
601 手動両面読み取り・両面コピーにおいて中断しなかった場合の印刷用紙、
602 手動両面読み取り・両面コピーにおいて中断した場合の印刷用紙、
700 実施例2におけるコピー待機画面、
701〜703 実施例2における設定画面、
704〜707 実施例2における処理中画面、
708 実施例2における中断履歴存在時のコピー待機画面、
709 実施例2における中断履歴画面、
710 実施例2における処理中画面(再開時)、
800 手動両面読み取り・2in1コピーにおける原稿、
801 手動両面読み取り・2in1コピーにおいて中断しなかった場合の印刷用紙、
802 手動両面読み取り・2in1コピーにおいて中断した場合の印刷用紙

Claims (14)

  1. 原稿を読み取って画像データに変換する原稿読み取り手段と、
    複数の原稿から1枚ずつを取り出して前記原稿読み取り手段に給送する原稿自動給送手段と、
    前記原稿読み取り手段で読み取った画像データを保存する画像データ保存手段と、
    前記画像データ保存手段に保存した画像データを印刷する画像印刷手段と、
    処理の開始、終了、中断指示や各種設定切り替えを装置本体にユーザが入力し、装置の状態や次に実行するべきアクションをユーザに通知する操作手段と、
    前記各手段を制御する制御手段を有し、
    前記操作手段によって指示された原稿の両面読取コピーを実行する際、前記原稿自動給送手段に搭載された原稿を前記原稿読み取り手段によって順次読み取り、画像データ保存手段に保存している途中に中断処理条件を満たした際、処理を中断し、前記画像データ保存手段に蓄積された全画像データを印刷することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記中断処理条件に前記操作手段によるユーザキャンセルを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 更に各処理のタイミングや処理時間、経過時間を監視、計測するタイマ手段を有し、前記中断処理条件に前記タイマ手段により、装置に対して外部から入力がない状態が一定時間経過したことが計測できたことを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記中断処理条件に外部処理装置からの何らかの指示、リクエストが来たことを検知したことを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記中断処理条件に外部処理装置から送信されたデータを受信したことを検知したことを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 更に前記操作手段でユーザにより実行指示された時の設定情報と、読み取り済原稿のページ情報や印刷済原稿のページ情報をコピー処理のジョブの履歴として保存する履歴保存手段を有し、前記中断処理を実行する際に、前記各手段に設定されていた情報をコピー処理のジョブの中断履歴として関連付けて保存することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 更に、前記操作手段により前記履歴保存手段に保存された履歴から特定のコピー処理のジョブの履歴を選択する履歴選択手段と、コピー処理のジョブの履歴から中断前の設定を再現し、各手段に反映させる中断設定再現手段を有し、前記履歴選択手段から中断したコピー処理のジョブの再開処理を選択された場合、中断設定再現手段により再現された設定を各手段に反映させ、ユーザによる原稿、印刷用紙の準備が完了したら、前記原稿自動給送手段に搭載された原稿を前記読取手段によって順次読み取り、画像データ保存手段に蓄積し、読み取り済み原稿のページ情報や印刷済み原稿のページ情報に基づき印刷することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 更に、原稿の表面と裏面を印刷用紙の表と裏に印刷する両面印刷手段と、前記操作手段により両面印刷を指定する両面印刷指定手段を有し、両面印刷指定手段による処理が実行されている時、前記中断条件を満たし処理を中断する際には画像データ保存手段に蓄積された画像データを片面印刷することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の画像形成装置。
  9. 更に、両面印刷が指定された際、装置の前記各手段に対して片面印刷時とは異なる両面印刷用の各設定をそれぞれに反映する両面印刷用設定反映手段を有し、両面印刷が指定されている場合、前記中断処理において前記画像データ保存手段に蓄積された全画像データを印刷する際、一部の設定、制御用パラメータに関しては片面印刷用の物に切り替えることなく、両面印刷用の物で印刷を実行し、また、コピー処理のジョブの再開処理においても同様に両面印刷用の物を用い印刷処理を実行することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記中断処理において片面印刷に切り替わった際、前記切り替えない設定、制御用パラメータの中に、原稿の読み取り順序や原稿の読み取り方向に関する情報、前記原稿読み取り手段や前記画像印刷手段における画像処理設定情報、画像データの変倍率や配置場所の印刷用紙上のレイアウト情報を含むことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 更に、表面、裏面を含む複数枚の原稿を印刷用紙の片面に並べて印刷するNin1印刷手段と、前記操作手段によりNin1印刷を指定するNin1印刷指定手段を有し、Nin1印刷指定手段による処理が実行されている時、前記中断条件を満たし処理を中断する際には画像データ保存手段に蓄積された画像データのみでNin1印刷することを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか一項に記載の画像形成装置。
  12. 更に、Nin1印刷が指定された際、装置の前記各手段に対して通常印刷時とは異なるNin1印刷用の各設定をそれぞれに反映するNin1印刷用設定反映手段を有し、Nin1印刷が指定されている場合、前記中断処理において前記画像データ保存手段に蓄積された全画像データを印刷する際、一部の設定、制御用パラメータに関しては片面に印刷する画像データが不足している状態のNin1印刷用の物に切り替えることなく、画像データが全て揃った状態のNin1印刷用の物で印刷を実行し、また、コピー処理のジョブの再開処理においても同様に画像が全て揃った状態のNin1印刷用の物を用い印刷処理を実行することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記中断処理による印刷の際、前記切り替えない設定、制御用パラメータの中に、原稿の読み取り順序や原稿の読み取り方向に関する情報、前記原稿読み取り手段や前記画像印刷手段における画像処理設定情報、変倍率や配置場所の印刷用紙上のレイアウト情報を含むことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記中断処理の再開時に、前記操作手段によりユーザに原稿をどのように前記原稿自動給送手段にセットするか、印刷用紙をどのようにセットするかを通知し、ユーザのセット完了を認識してからコピー処理のジョブを再開することを特徴とする請求項7乃至請求項13の何れか一項に記載の画像形成装置。
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