JP2020204652A - 光源装置および投射型表示装置 - Google Patents

光源装置および投射型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体レーザが発する励起光を蛍光体に照射して蛍光を得る光源において、蛍光体の過度の温度上昇による発光出力の低下を抑制でき、小型で消費電力が小さく高輝度かつ色純度の高い光源が求められていた。【解決手段】回転体の表面に設けられた蛍光体と、2次元配列された複数の発光素子と、各発光素子に対応して設けられたコリメートレンズを有し、前記蛍光体を励起するための励起光を出力する励起光源と、前記励起光源からの励起光を反射し、前記蛍光体からの蛍光を透過するダイクロイックミラーと、前記ダイクロイックミラーと前記蛍光体の間に配置された集光レンズと、前記励起光源と前記ダイクロイックミラーの間に配置され、前記励起光源からの励起光を、前記回転体の表面において前記回転体の回転軸を通る径方向に拡大し、前記回転体の表面において前記回転体の周方向に集光するレンズアレイと、を有する、ことを特徴とする光源装置である。【選択図】図8

Description

本発明は、半導体レーザと集光レンズと回転蛍光体とを備えた光源装置と、当該光源装置を用いた投射型表示装置に関する。
近年、高い発光効率で短波長の光を出力する半導体レーザが開発されている。かかる半導体レーザの出力光で蛍光体を励起し、波長変換された光を投射型表示装置の光源として用いることが行われている。
蛍光体を一定の場所に固定して励起光を照射してもよいが、蛍光体の同一点を励起光が常に照射し続けると局所的に温度が上昇し、発光効率が低下する場合や、更には材料劣化が生じる可能性がある。このため、回転する円板等の主面上に蛍光体を設けておき、蛍光体の同一点を励起光が定常的には照射しないように構成する光源が多く用いられる。
例えば、特許文献1には、励起光源の出力光を集光レンズを使って集光して回転する蛍光板に照射し、蛍光板が発する蛍光を光変調素子に導く投射型表示装置が記載されている。
しかしながら、高いエネルギーの励起光を微小なスポットに集光して照射すると、円板等とともに回転する蛍光体ではあっても、照射スポットの軌跡に沿ったリング状の領域の温度が過度に上昇し、蛍光体の発光効率が低下してしまう。
そこで、照射スポットの面積を大きくして、照射スポットにおける照射エネルギーのピーク強度を弱めて蛍光体の温度上昇を抑制することが提案されている。
例えば、特許文献2には、複数の励起光源を用い、各励起光源からのスポットが一部重なるようにずらして蛍光体に照射して、照射スポットの形状を疑似的に矩形にする方法が記載されている。
また、特許文献3には、蛍光体面上での励起光の強度分布がトップハット形状になるように励起光を拡散させ、照射エネルギーの密度を下げることにより蛍光体の温度上昇を抑制する方法が記載されている。
また、特許文献4には、複数の半導体レーザを配置する際に向きを適宜異ならせ、半導体レーザの出射特性を利用して、複数の半導体レーザにより形成されるスポット形状を疑似的に矩形形状にする方法が記載されている。
これらの特許文献では、蛍光体(円板)の回転周方向と径方向の両方向について2次元的に照射スポットを拡大して矩形形状あるいはトップハット形状とし、照射エネルギーのピーク強度を弱めて蛍光体の温度上昇を抑制することが提案されている。
特開2012−78488号公報 特開2012−215633号公報 特開2017−142482号公報 特開2016−114787号公報
しかしながら、上述したように回転体の回転周方向に沿って照射スポットを拡大すると、混色や励起光利用率の低下の問題が発生する。
投射型表示装置の光源部においては、円板等の回転体の主面上には、カラー表示を可能にするために発光波長特性が異なる複数の蛍光体(例えば赤色蛍光体と緑色蛍光体)が、例えば扇形形状に塗り分けられている。回転体が回転するに連れて、異なる色の蛍光体の領域を励起光が順次照射するようにして、異なる色の光を時分割で発する光源を構成している。尚、回転に伴って励起光が照射する蛍光体の色が変わりさえすればよいので、蛍光体の塗り分け形状は扇形に限るわけではなく、例えば回転軸を中心としたリング領域の周方向に沿って蛍光体を塗り分けてもよい。
このように塗り分けられて回転する蛍光体に、矩形形状あるいはトップハット形状のように回転周方向について拡大されたスポット形状の励起光を照射すると、異なる色の蛍光体の境界を跨いで両方の蛍光体を同時に励起光が照射する時間が長く存在する。例えば、励起光のスポットが赤色蛍光体と緑色蛍光体の境界を跨いで照射している間は、赤色光と緑色光が同時に発光するが、スポット形状が回転周方向に長いと境界を跨いで照射している時間も長くなってしまう。この間に光源部から出力される光には、赤色光と緑色光が混合して色純度が低下しており、しかも混合比は時間とともに変化するため、投射される画像の色調が影響を受けて表示画質としては好ましくないものになる。
色調の変化を防止するため、当該光源と変調素子(例えば液晶パネルやDMD素子)の間に、蛍光体の回転と同期して回転する色選択ホイールを配置する方法も考えられる。例えば、異なる色の蛍光体どうしの境界が照射スポットの中央部に位置するタイミングに合わせて色選択ホイールのフィルター色が切り替わるようにすれば、赤色光と緑色光が混合された光が変調素子に入力されることを防止できる。しかし、励起光のスポットが赤色蛍光体と緑色蛍光体の境界を跨いで照射している間、実際に変調素子に入力されるのは色選択ホイールで選択されるどちらか一方の蛍光だけであり、選択される色の蛍光体を照射する励起光の照射面積が回転に伴って変化すると、輝度が時間的に変動してしまう。また、選択されない方の色の蛍光体を照射している励起光は有効に活用されていないことになり、励起光源に投入した電力が無駄になるだけでなく、蛍光体に無用のエネルギーを投入して蛍光体の温度を上昇させることにもなる。
そこで、半導体レーザが発する励起光を蛍光体に照射して蛍光を得る光源において、蛍光体の過度の温度上昇による発光出力の低下を抑制でき、小型で消費電力が小さく高輝度かつ色純度の高い光源が求められていた。また、かかる光源を用いた小型で高画質な投射型表示装置が求められていた。
本発明の一態様によれば、投射型表示装置用の光源装置であって、回転体の表面に設けられた蛍光体と、2次元配列された複数の発光素子と、各発光素子に対応して設けられたコリメートレンズを有し、前記蛍光体を励起するための励起光を出力する励起光源と、前記励起光源からの励起光を反射し、前記蛍光体からの蛍光を透過するダイクロイックミラーと、前記ダイクロイックミラーと前記蛍光体の間に配置された集光レンズと、前記励起光源と前記ダイクロイックミラーの間に配置され、前記励起光源からの励起光を、前記回転体の表面において前記回転体の回転軸を通る径方向に拡大し、前記回転体の表面において前記回転体の周方向に集光するレンズアレイと、を有する、ことを特徴とする光源装置である。
本発明によれば、半導体レーザが発する励起光を蛍光体に照射して蛍光を得る光源において、蛍光体の過度の温度上昇による発光出力の低下を抑制でき、小型で消費電力が小さく高輝度かつ色純度の高い光源を実現できる。また、かかる光源を用いた小型で高画質な投射型表示装置を提供できる。
(a)実施形態の光源装置において励起光源として用いられ得る半導体レーザのFar−Field Patternの例。(b)実施形態の光源装置において励起光源として用いられ得る半導体レーザのNear−Field Patternの例。 半導体レーザから出射した後、コリメートレンズを介して進行するビームの断面形状を説明する模式図。 実施形態で用いるダイクロイックミラーの光学特性を示す図。 (a)実施形態1の光源装置の構成を示す模式図。(b)実施形態1の励起光源ユニット200における発光素子201の向きと配置を示す図。 実施形態1で用いる回転体の主面を集光レンズ側から見た平面図。 実施形態1で用いる蛍光体の発光スペクトルの例。 (a)第1シリンダレンズアレイ301と第2シリンダレンズアレイ302を一体に形成した光学素子の斜視図。(b)一つの発光素子から照射される光束を担当する領域310の拡大図。 (a)第2シリンダレンズアレイ302の作用について説明する模式図。(b)第1シリンダレンズアレイ301の作用について説明するために光線を示した模式図。(c)第1シリンダレンズアレイ301の配置について説明するため主光線のみを取り出して共役関係を示した図。 実施形態1の光源装置の光学諸元を示す表。 実施形態2として、実施形態1の光源装置を備えた投射型表示装置の全体構成を示す図。 (a)実施形態3の光源装置の構成を示す模式図。(b)実施形態3の励起光源ユニット200における発光素子201の向きと配置を示す図。 実施形態3の光源装置の光学諸元を示す表。 (a)実施形態4の光源装置の構成を示す模式図。(b)実施形態4の励起光源ユニット200における発光素子201の向きと配置を示す図。 (a)トーリックアレイ面を備えるレンズアレイ300Bの斜視図。(b)一つの発光素子から照射される光束を担当する領域410の拡大図。 実施形態4の光源装置の光学諸元を示す表。 (a)実施形態5の光源装置の構成を示す模式図。(b)実施形態5の励起光源ユニット200における発光素子201の向きと配置を示す図。 (a)比較例の光源装置の構成を示す模式図。(b)比較例の励起光源ユニット200における発光素子201の向きと配置を示す図。 比較例で用いる回転体の主面を集光レンズ側から見た平面図。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。尚、以下の実施形態の説明において参照する図面では、特に但し書きがない限り、同一の機能を有する部材については同一の参照番号を付して示すものとする。また、例えばX方向プラス側とかX方向マイナス側と記す場合には、プラス側とは図示の座標軸において矢印が指示する方向と同じ方向を指し、マイナス側とは図示の矢印とは反対方向を指すものとする。
[実施形態1]
実施形態1の光源装置について説明する。最初に、本実施形態の光源装置において、励起光源として用いられ得る半導体レーザについて説明する。半導体レーザの発光特性を説明するため、図1(a)にFar−Field Patternを、図1(b)にNear−Field Patternを例示する。
半導体レーザの出力光は、出射方向によって角度特性が異なることが知られている。
図1(a)に例示したFar−Field Patternから、半導体レーザからは、平行方向については、狭い角度範囲内に強度分布が均一になるパターンでビームが出射することがわかる。一方、直交方向については、広い角度範囲にわたり強度分布が山形になるパターンでビームが出射することがわかる。
また、図1(b)に例示したNear−Field Patternから判るように、半導体レーザの発光部は平行方向に沿って特定の長さを有している。発光部の平行方向の長さが大きな半導体レーザを用いれば、発光出力を増大させることができる。
次に、図2に示す模式図を参照して、半導体レーザから出射した後、コリメートレンズを介して進行するビームについて説明する。250は半導体チップ、251は給電端子、252は半導体チップ250に形成された半導体レーザの発光部であり、これらは発光素子201としてパッケージされている。図2においては、発光部252の長手方向HをY方向と平行にし、発光部252から出射した光の進行方向をZ方向と平行に図示している。すなわち、図1(a)、図1(b)に示したレーザ光のパターンにおいて示した平行方向が図2のY方向に相当し、直交方向が図2のX方向に相当する。発光素子201の半導体レーザからは、直線偏光の光が出射し、その電界の振動方向はY方向(平行方向)である。
長手方向の長さがHy1である発光部252から出射した光は、コリメートレンズ202によりコリメートされ、長径がX方向と平行で短径がY方向と平行な楕円形状のビームとなって進行する。像高方向であるY方向については、コリメートレンズ202によってもビームを完全に平行化することはできず、進行すればするほど光線の広がりは拡大していく。これはコリメートレンズ202の焦点距離f1が短くなればなるほど顕著になる。
本実施形態では、後に詳述するようにダイクロイックミラーを用いて光路の分岐や合成を行うが、レーザ光を反射させる場合には、入射する光線と出射する光線が作る入射面(図2のXZ面)に垂直に電界が振動するS偏光(S波)を用いるのが望ましい。というのも、ブリュースター角で知られるように、反射特性として物理的にS波の方がP波より入射角θの影響を受けにくいからである。そこで、本実施形態の光源装置では、ダイクロイックミラー105の境界面(ダイクロイックミラーと空気の境界)に対する発光素子201の相対的な向きが図2に示す関係になるように配置し、ダイクロイックミラーにおいてS波のレーザ光が反射されるようにする。
図3に、本実施形態で用いるダイクロイックミラー105の光学特性を示す。図の横軸は光の波長で、縦軸は透過率である。透過率が高いほど、反射率は低いといえる。各グラフは、入射角θが、おおむね45度の場合における透過/反射の波長特性を示している。尚、入射角とは、ダイクロイックミラー105のミラー面に立てた法線と入射する光とがなす角である。実線のグラフが示すように、S波については480nm付近よりも短波長側では透過率が小さく(反射率が高く)、480nm付近よりも長波長側では透過率が大きい(反射率が低い)。一方、点線のグラフが示すように、P波については400nm付近よりも短波長側では透過率が小さく(反射率が高く)、400nm付近よりも長波長側では透過率が大きい(反射率が低い)。本実施形態では、蛍光体を励起する励起レーザ光として、図3にEXとして示すS波の青色レーザ光を入射させるが、ダイクロイックミラー105は、この波長のS波については高い反射率で反射し、P波については高い透過率で透過することがわかる。このダイクロイックミラー105の特性を利用して、後述するように、蛍光体を励起するためのS波の励起光を蛍光体に向けて反射し、回転体の反射領域で反射されたP波の励起光を透過させる光路分岐合成機能を実現することができる。光路分岐合成部として機能するダイクロイックミラー105は、製造上の誤差は別として板厚が一定の透明な基板に誘電体多層膜を積層することで形成されている。誘電体多層膜は、製造上の誤差は別として、誘電体多層膜の厚みが光学面内で均一になるように積層されている。
次に、図4(a)を参照して、本実施形態の光源装置の構成を説明する。光源装置は、半導体レーザである発光素子201を2次元的に複数配列した励起光源ユニット200を備えている。励起光源ユニット200は、2次元配列された複数の発光素子201の各々に対応して配置されたコリメートレンズ202を備えるが、各半導体レーザに対応するコリメートレンズを一体化させたコリメートレンズアレイを用いてもよい。
図4(b)は、励起光源ユニット200における発光素子201の向きと配置を示す図である。16個の発光素子201が4×4の行列状に配置されており、各発光素子は長さがHy1である発光部252を備え、発光部252の長手方向がY方向と平行になる向きに固定されている。尚、発光素子201の行列は、4×4の16個に限られるわけではなく、適宜変更が可能である。
励起光源ユニット200から出射した励起光は図4(a)のZ方向に進むが、光路上には、回転体122の主面におけるY方向に光束を集光する集光作用を奏する第1シリンダレンズアレイ301、回転体122の主面におけるZ方向に光束を拡大する拡大作用を奏する第2シリンダレンズアレイ302、第1集光レンズ103、光路分岐合成部としてのダイクロイックミラー105が配置されている。
第1シリンダレンズアレイ301、第2シリンダレンズアレイ302、第1集光レンズ103の光学的作用については後述する。尚、図4(a)では、これら3つの光学素子は記載した順に光路に沿って配置されているが、配置は必ずしもこの順でなくともよい。また、第1集光レンズ103は、単一のレンズでなく複数のレンズで構成してもよい。
励起光源ユニット200からダイクロイックミラー105に入射する励起光は、図3においてEXとして示した波長を有するS波なので、ダイクロイックミラー105によって高い効率で反射され、X方向マイナス側に向かう。その光路上には、1/4波長板107、第二集光レンズ群106、回転体122が配置されている。1/4波長板107を透過した励起光は、第二集光レンズ群106によって回転体122に集光される。
本実施形態の光源装置では、回転体122はモータ121により回転軸RAの回りに回転可能であり、回転体122の主面上には、蛍光体123が設けられている。図5に、回転体122を第二集光レンズ群106側から見た平面図を示すが、回転体122の主面上には、発光波長特性が異なる赤色蛍光体123Rと黄色蛍光体123Yと緑色蛍光体123Gが、回転体122の回転軸RAを中心としたリング領域の一部にそれぞれ被覆されている。そして、蛍光体が設けられているリング領域の下地には、回転体122の方向に放射された蛍光を第二集光レンズ群106側に反射するための反射面が設けられ、蛍光の取出し効率の向上が図られている。
図6に、赤色蛍光体123Rと黄色蛍光体123Yと緑色蛍光体123Gに励起光Exを照射した際の発光スペクトルの例を示す。点線で示す31が緑色蛍光体123Gの発光スペクトル、一点鎖線で示す32が黄色蛍光体123Yの発光スペクトル、実線で示す33が赤色蛍光体スペクトルである。尚、波長450nm付近に見られるピークは、蛍光体の発光ではなく、励起光の一部が蛍光体に吸収されずに反射されたものである。尚、本実施形態で用いられ得る蛍光体は、これらの発光特性に限るものではない。たとえば、赤色発光、緑色発光、黄色発光の蛍光体に代えて、白色発光の蛍光体を設けてもよい。
また、本実施形態では、図5に示すように、回転体122のリング領域の一部には蛍光体が塗布されずに、励起光を反射するための反射部124が設けられている。反射部124は、青色レーザ光を高い効率で反射するように鏡面加工しておくのが望ましい。
このような回転体122を回転させることにより、励起光Exは、赤色蛍光体123Rか、黄色蛍光体123Yか、緑色蛍光体123Gか、反射部124かのいずれかを照射する。蛍光体の過熱を防ぐため、回転体122の基材には熱伝導率が高い金属が好適に用いられ、空冷効率を向上させるため基材に凹凸部や空孔が設けられる場合もある。
図4(a)に戻り、回転体122と他の光学部材が光源装置内においてY方向に大きな内部空間を占有して装置が大型化しないように、回転体122の回転軸RAを第二集光レンズ群106の光軸およびダイクロイックミラー105の入射面により規定される面内に配置し、回転体122がY方向に突出しないようにするのが好適である。尚、第二集光レンズ群106の光軸を含むXZ面は、ダイクロイックミラー105の入射面(入射する光線と出射する光線が作る面)と一致する面である。また、回転体122と他の光学部材が光源装置内においてZ方向に大きな内部空間を占有して装置が大型化しないように、回転軸RAを第二集光レンズ群106の光軸よりも励起光源ユニット200側に配置し、回転体122がダイクロイックミラー105等よりもZ方向に突出しないようにするのが好適である。
次に、本実施形態の光源装置が出力光ILを出力する際の装置各部の作用について説明する。
励起光源ユニット200から出射されたコリメートされたS偏光の青色光(励起光Ex)は、回転体122の主面におけるY方向に光束を集光する集光作用を奏する第1シリンダレンズアレイ301、回転体122の主面におけるZ方向に光束を拡大する拡大作用を奏する第2シリンダレンズアレイ302、第1集光レンズ103を経て、ダイクロイックミラー105に入射する。S偏光の青色光(励起光Ex)は、ダイクロイックミラー105によりX方向マイナス側、すなわち回転体122の方向に向かう。1/4波長板107を経由した励起光は、第二集光レンズ群106によって回転体122に集光される。
励起光Exが集光される位置に、緑色蛍光体123Gが存在するような回転タイミングにおいては、図6に示す発光スペクトル31の緑色の蛍光が発せられる。同様に黄色蛍光体123Yが存在するような回転タイミングにおいては、図6に示す発光スペクトル32の黄色の蛍光が発せられ、赤色蛍光体123Rが存在するような回転タイミングにおいては、図6に示す発光スペクトル33の赤色の蛍光が発せられる。また、反射部124が存在するような回転タイミングにおいては、励起光Ex(青色光)は反射される。
緑色蛍光、黄色蛍光、赤色蛍光、反射された青色光は、X方向プラス側に進みながら第二集光レンズ群106によって集光され、1/4波長板107を経由してダイクロイックミラー105に入射する。尚、反射部124で反射された青色光は、再び1/4波長板107を経由することでP偏光に変換されてダイクロイックミラー105に入射する。
図6に示す蛍光体の発光特性と、図3に示すダイクロイックミラー105の透過/反射特性を対比させれば明らかなように、ダイクロイックミラー105に入射する緑色蛍光および黄色蛍光のうちP偏光成分はほとんど全てが、S偏光成分は波長が約490nm以上の大部分が透過する。また、赤色蛍光については、S偏光成分もP偏光成分もほとんど全てが透過する。また、P偏光に変換された青色光は、ほとんど全てが透過する。すなわち、これらの光はダイクロイックミラー105を高い効率で透過し、集光レンズ109により適宜集光され、光源装置の出力光ILとして取り出される。光源装置の出力光ILは、後に実施形態2で述べるように、投射型表示装置の照明光として好適に利用できる。
次に、本実施形態の特徴とも言える部分、すなわち励起光が蛍光体を照射する際の照射スポット形状の制御方法について説明する。本実施形態では、第1集光レンズ103と第二集光レンズ群106に加えて、回転体122の主面におけるY方向に光束を集光する集光作用を奏する第1シリンダレンズアレイ301と、回転体122の主面におけるZ方向に光束を拡大する拡大作用を奏する第2シリンダレンズアレイ302とを設けることにより、回転体122の主面の直径方向に沿って伸びる細長い照射スポットを形成する。
図5に、回転体122の主面(回転面)を第二集光レンズ群106側から平面視した平面図を示すが、回転体122の主面におけるY方向とは回転の周方向であり、回転体122の主面におけるZ方向とは回転体122の直径方向である。同図に示すように、照射スポット500の形状は、回転体122の主面において、回転の周方向の長さがHy2で、直径方向の長さがHz2であり、Hz2>Hy2を満足する細長い形状である。照射スポット500における光強度分布は、直径方向についてみればピークが平坦化されたトップハット形状であることがわかる。
さらに、図7、図8および図5を参照して、回転体122の主面におけるY方向(周方向)に光束を集光する集光作用を奏する第1シリンダレンズアレイ301と、回転体122の主面におけるZ方向(直径方向)に光束を拡大する拡大作用を奏する第2シリンダレンズアレイ302の作用について説明する。尚、シリンダレンズアレイの作用についての説明を容易にするため、図8(a)〜図8(c)の光学光路図においては、図4(a)に示したダイクロイックミラー105と1/4波長板107を省略し、第1集光レンズ103と第二集光レンズ群106をまとめて合成集光レンズ110として示している。したがって、図8(a)〜図8(c)においては、ダイクロイックミラー105の反射による光路変更は省略されている。また、図7、図8(a)〜図8(c)にて示すXYZ座標系は、図4(a)において回転体122から見た時のXYZ座標系と一致させている。したがって、励起光源ユニット200にとっては、図4(a)に示すXYZ座標系とは見え方が異なっている。
第1シリンダレンズアレイ301と第2シリンダレンズアレイ302は、別体で形成されていてもよいし、一体物として形成されていてもよい。分離した別体として形成されたときは、間隔を空けて両者を配置してもよいし、密着させて配置してもよい。また、図4(a)では、励起光源ユニット200側に第1シリンダレンズアレイ301を配置したが、励起光源ユニット200側に第2シリンダレンズアレイ302を配置してもよい。
図7(a)に、第1シリンダレンズアレイ301と第2シリンダレンズアレイ302を一体に形成した光学素子の斜視図を示す。太線で囲まれた領域310は、励起光源ユニット200の一つの発光素子201(半導体レーザ)から照射される光束を担当する領域であり、図7(b)に領域310を拡大して示す。
第2シリンダレンズアレイ302は、Y方向に沿って伸びるシリンダレンズ(第2シリンダレンズ)をZ方向に複数並べたもので、各シリンダレンズはRcyxの曲率半径を有する。一方、第1シリンダレンズアレイ301は、Z方向に沿って伸びるシリンダレンズ(第1シリンダレンズ)をY方向に複数並べたもので、各シリンダレンズはRcyyの曲率半径を有する。ここで、第2シリンダレンズアレイ302の曲率半径Rcyxは、第1シリンダレンズアレイ301の曲率半径Rcyyよりも小さい。
また、一つの発光素子201(半導体レーザ)から照射される光束を担当する領域に関して、第1シリンダレンズアレイ301については一つのシリンダレンズが配置されるのに対して、第2シリンダレンズアレイ302については発光素子201の配列ピッチよりも狭いピッチで複数のシリンダレンズが配列されている。
まず、図8(a)を参照して、回転体122の主面におけるZ方向(直径方向)に光束を拡大する拡大作用を奏する第2シリンダレンズアレイ302の作用について説明する。
図8(a)に示すように、第2シリンダレンズアレイ302をY方向から見ると、発光素子201(半導体レーザ)のZ方向の配列ピッチよりも小さな配列ピッチで各シリンダレンズが配列されていることがわかる。
拡大作用を機能させるためには、一つの発光素子から照射される光束を、Z方向に例えば3つ以上に分割するようにシリンダレンズの配列ピッチを設定するのが好適である。
励起光源ユニット200の各々の発光素子201(半導体レーザ)から出射された励起光Exは、XZ面内においてコリメートレンズ202により平行化され、第1シリンダレンズアレイ301を透過する。第1シリンダレンズアレイ301を透過した後も、XZ面内で見る限りにおいては、励起光Exは平行光束である。そして、第2シリンダレンズアレイ302においては、一つの発光素子201からの平行光束を複数のシリンダレンズが担当することで複数に分割し、各シリンダレンズは曲率半径Rcyxの作用で分割された光束を拡大させる。各々の発光素子201から出射された励起光Exは、第2シリンダレンズアレイ302によりZ方向に拡大され、合成集光レンズ110により回転体122に向かって光路が重ねられ、回転体122の主面に重なるように集光される。回転体122の主面においては、どの発光素子201から出射された励起光Exも、回転体122の主面における径方向、すなわちZ方向においてHz2の長さをもつ領域に重なって照射される。
次に、図8(b)を参照して、回転体122の主面におけるY方向(周方向)に光束を集光する集光作用を奏する第1シリンダレンズアレイ301の作用について説明する。
図8(b)に示すように、第1シリンダレンズアレイ301をZ方向から見ると、発光素子201(半導体レーザ)のY方向の配列ピッチと等しい配列ピッチでシリンダレンズが配列されていることがわかる。
励起光源ユニット200の各々の発光素子201(半導体レーザ)から出射された励起光Exは、コリメートレンズ202を透過するが、XY面内においては平行化されない。というのも、図1、図2を参照して説明したように、発光素子201は、物体高Hy1を有する光源であるため、焦点距離f1のコリメートレンズ202を透過した励起光Exは、図8(b)中でf1bpとして示す位置(−f1の位置)をクロスポイントとした非平行光線となる。一つの発光素子201からの光束が、一つのシリンダレンズに入射するように第1シリンダレンズアレイ301を配置し、f1bpと集光点(回転体122の主面)とがほぼ共役関係となるように曲率半径Rcyyを有する各シリンダレンズの位置を設定しておく。すると、非平行光線の主光線を圧縮する原理であるから、合成集光レンズ110を経由して回転体122に向かって集光される。
図8(c)は、図8(b)の光学光路の主光線のみを取り出した図であり、f1bpと回転体上の集光点が共役関係であることを示している。
図9に、実施形態1の光源装置の光学諸元を示す。
上記二つの第1シリンダレンズアレイ301と第2シリンダレンズアレイ302を同時に機能させることによって、図5に示すように、Z方向については強度が平坦化され、平坦化方向Hz2と圧縮方向Hy2の長さの比が2:1以上になるような、回転体122の径方向に長い照射スポット500を形成することが可能となる。尚、第2シリンダレンズアレイ302の曲率半径Rcyxを変更することにより、照射スポット500の回転体122の径方向の長さHz2を変更することができ、曲率半径Rcyxを小さくすればHz2を大きくすることができる。発光輝度や蛍光体温度の上限等の要求仕様に応じてシリンダレンズアレイの曲率半径を設定することにより、目的に応じた特性の光源装置を得ることができる。
上述のように、本実施形態によれば、励起光の照射スポット500の形状は、回転体122の主面において、回転の周方向の長さがHy2で、直径方向の長さがHz2であり、Hz2>Hy2を満足する細長い形状である。照射スポット500における光強度分布は、直径方向についてみればピークが平坦化されたトップハット形状であることがわかる。
回転の周方向の長さがHy2と小さいため、異なる色の蛍光体の境界を跨いで両方の蛍光体を同時に照射する時間が極めて短くなる。このため、発光色の混色の影響を極めて小さなものとすることができる。また、異なる色の蛍光体の境界が照射スポットの中央部に位置するタイミングに合わせて、後段に配置する色選択ホイールのフィルター色が切り替わるようにした場合にも、選択されない方の色の蛍光体を励起光が照射する期間は極めて短い。このため、励起光源に投入した電力の無駄が極めて小さいだけでなく、蛍光体に無用のエネルギーを投入して蛍光体の温度が過度に上昇してしまうのを抑制することができる。
また、回転体122の主面の直径方向において、照射スポットの長さがHz2と拡大されてピーク強度が平坦化されているため、蛍光体の局所に照射エネルギーが過度に集中することを防止できる。
また、図4(a)に示したように、本実施形態は、光源装置内において回転体122がY方向やZ方向に飛び出して大きな内部空間を占有することがないように回転体122を配置している。
したがって、本実施形態によれば、蛍光体の過度の温度上昇による発光出力の低下を抑制でき、小型で消費電力が小さく高輝度かつ色純度の高い光源を実現することが可能である。
[実施形態2]
実施形態2として、実施形態1の光源装置を備えた投射型表示装置について説明する。図10を参照して説明するが、投射型表示装置の光源装置の部分については実施形態1と同じであるので、説明を省略する。
図10に示す投射型表示装置は、実施形態1の光源装置を照明光源として用いており、さらに、リレーレンズ129、色選択ホイール130、ライトトンネル140、照明レンズ150、光変調デバイス160、プリズム171、プリズム172、投射レンズ180、を備えている。さらに、投影スクリーン190を備える場合もある。
リレーレンズ129は、光源装置が発する光を、投射レンズ180のFナンバーに適合させるべく所定のNAに設定してライトトンネル140の入射口に集光するためのレンズである。リレーレンズは、必ずしも1枚のレンズで構成しなければならないわけではない。また、NAが十分である場合には、設けなくともよい。
色選択ホイール130は、回転軸ACを中心に回転可能な板状回転体で、R、Y、Gの各色フィルターと、青色光を透過させるための扇状の光透過部が設けられている。各色のカラーフィルターは、不要な波長域の光をカットして、表示光の色純度を高めるために設けられている。ただし、青色光は色純度が高いレーザ光であり、フィルターを設ける必要がないため、光透過部としているのである。場合によっては、この光透過部には、他の色の出力光とNAを一致させるための拡散板が設けられる場合がある。
蛍光体が付与された回転体122と色選択ホイール130とは、同期して回転しており、前者の赤色蛍光体が発光している時にはRフィルターが、黄色蛍光体が発光している時にはYフィルターが、緑色蛍光体が発光している時にはGフィルターが、青色の励起光が反射している時には光透過部が光路上に位置するように回転タイミングが調整されている。尚、蛍光体の発光色純度が十分に高い場合には、色選択ホイールを設けなくてもよい場合があり得る。
照明レンズ150は、ライトトンネル140で伝播された光を、光変調デバイス160を照明するのに適した光束に整形するレンズである。単数もしくは複数のレンズで構成される。
プリズム171とプリズム172は、合わせてTIRプリズム(内部全反射プリズム)を構成している。TIRプリズムは、照明光を内部全反射させて、光変調デバイス160に所定の角度で入射させ、光変調デバイス160で変調された反射光を投射レンズ180に向けて透過させる。
光変調デバイス160は、映像信号に基づき入射光を変調する素子で、マイクロミラーデバイスをアレイ状に設けたDMDを用いている。ただし、反射型液晶デバイスのような、他の反射型光変調デバイスを用いることも可能である。
投射レンズ180は、光変調デバイス160により変調された光を、映像として投射するためのレンズである。単数もしくは複数のレンズで構成される。
投影スクリーン190は、リヤプロジェクション型の表示装置を構成する場合に用いられる。また、フロントプロジェクション型の場合にも設置されることが多いが、ユーザが任意の壁面などに投射する場合には、必ずしも備える必要はない。
次に投射型表示装置の全体動作について説明する。
光源装置から出射した照明光は、リレーレンズ129、色選択ホイール130、ライトトンネル140と照明レンズ150を経由して、TIRプリズムのプリズムに入射する。プリズム171の全反射面で反射された光は、光変調デバイス160に所定角度で入射する。
光変調デバイス160は、アレイ状に設けられたマイクロミラーデバイスを有し、照明光の色の切り替えに同期させて、映像の各色成分信号に応じてマイクロミラーデバイスを駆動して、映像光をプリズム171に向けて所定角度で反射する。映像光は、プリズム171およびプリズム172を透過して、投射レンズ180に導かれ、投影スクリーン190に投射される。
本実施形態の投射型表示装置は、蛍光体の過度の温度上昇による発光出力の低下を抑制でき、小型で消費電力が小さく高輝度かつ色純度の高い光源装置を用いて光変調素子を照明することができるため、小さな消費電力で高輝度の映像表示を行うことが可能である。
[実施形態3]
図11を参照して、実施形態3の光源装置について説明する。実施形態3の光源装置は、実施形態1の光源装置の変形例である。実施形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図11(a)に、実施形態3の光源装置の構成を示すが、実施形態1では第1シリンダレンズアレイ301と第2シリンダレンズアレイ302は一体化され、励起光源ユニット200と第1集光レンズ103の間に配置されていた。これに対して、実施形態3では第1シリンダレンズアレイ301と第2シリンダレンズアレイ302を別体とし、前者を励起光源ユニット200と第1集光レンズ103の間に配置し、後者を第1集光レンズ103とダイクロイックミラー105の間に配置している。
図11(b)は、励起光源ユニット200における発光素子201の向きと配置を示す図であり、実施形態1と同様の配置であることがわかる。
本実施形態においても、第1集光レンズ103と第二集光レンズ群106に加えて、回転体122の主面におけるY方向に光束を集光する集光作用を奏する第1シリンダレンズアレイ301と、回転体122の主面におけるZ方向に光束を拡大する拡大作用を奏する第2シリンダレンズアレイ302とを設けることにより、回転体122の主面の直径方向に沿って伸びる細長い照射スポットを形成することができる。第1シリンダレンズアレイ301と第2シリンダレンズアレイ302の個別の作用は、基本的に実施形態1と同様の原理であるため、ここでは説明を省略する。
図12に、実施形態3の光源装置の光学諸元を示す。
本実施形態においても、上記二つの第1シリンダレンズアレイ301と第2シリンダレンズアレイ302を同時に機能させることによって、図5に示すように、Z方向については強度が平坦化され、平坦化方向Hz2と圧縮方向Hy2の長さの比が2:1以上になるような、回転体122の径方向に長い照射スポット500を形成することが可能となる。
すなわち、本実施形態においても、励起光の照射スポット500の形状は、回転体122の主面において、回転の周方向の長さがHy2で、直径方向の長さがHz2であり、Hz2>Hy2を満足する細長い形状である。照射スポット500における光強度分布は、直径方向についてみればピークが平坦化されたトップハット形状であることがわかる。
回転の周方向の長さがHy2と小さいため、異なる色の蛍光体の境界を跨いで両方の蛍光体を同時に照射する時間が極めて短くなる。このため、発光色の混色の影響を極めて小さなものとすることができる。また、異なる色の蛍光体の境界が照射スポットの中央部に位置するタイミングに合わせて、後段に配置する色選択ホイールのフィルター色が切り替わるようにした場合にも、選択されない方の色の蛍光体を励起光が照射する期間は極めて短い。このため、励起光源に投入した電力の無駄が極めて小さいだけでなく、蛍光体に無用のエネルギーを投入して蛍光体の温度が過度に上昇してしまうのを抑制することができる。
また、回転体122の主面の直径方向において、照射スポットの長さがHz2と拡大されてピーク強度が平坦化されているため、蛍光体の局所に照射エネルギーが過度に集中することを防止できる。
また、本実施形態では、図11(a)に示したように、光源装置内において回転体122がY方向やZ方向に飛び出して大きな内部空間を占有することがないように回転体122を配置している。
したがって、本実施形態によれば、蛍光体の過度の温度上昇による発光出力の低下を抑制でき、小型で消費電力が小さく高輝度かつ色純度の高い光源を実現することが可能である。
[実施形態4]
図13を参照して、実施形態3の光源装置について説明する。実施形態4の光源装置は、実施形態1の光源装置の変形例である。実施形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図13(a)に、実施形態4の光源装置の構成を示す。また、図13(b)に、励起光源ユニット200における発光素子201の向きと配置を示すが、実施形態1と同様の配置であることがわかる。
実施形態1では、図7に示したように、第1シリンダレンズアレイ301と第2シリンダレンズアレイ302とが表面と裏面に各々配されるようにして一体化していた。これに対して、実施形態4では、第1シリンダレンズアレイ301と第2シリンダレンズアレイ302の両方の機能を片面に集約したトーリックアレイ面を備えるレンズアレイ300Bを用いる。図14(a)にレンズアレイ300Bの斜視図を示す。太線で囲まれた領域410は、励起光源ユニット200の一つの発光素子201(半導体レーザ)から照射される光束を担当する領域であり、図14(b)に領域410を拡大して示す。トーリック面形状を有する領域410をアレイ状に配置したトーリックアレイ面においては、Rcyyの曲率半径を有しZ方向に沿って伸びるシリンダ面と、Rcyxの曲率半径を有しY方向に沿って伸びるシリンダ面が合成されている。ここで、曲率半径Rcyyは、曲率半径Rcyxよりも大きい。
励起光源ユニット200からの励起光Exを第1集光レンズ103で集光した後、発散レンズ104(ビームエキスパンドレンズ)を用いてビームをエキスパンドし、レンズアレイ300Bに入射させる。レンズアレイ300Bは、曲率半径Rcyyの正のパワーで回転体122の主面におけるY方向に励起光を圧縮すると同時に、曲率半径Rcyxにより回転体122の主面におけるZ方向に励起光を拡大する。
レンズアレイ300Bを通過した励起光はダイクロイックミラー105に入射するが、以後の光路についての説明は、概ね実施形態1と同様なので省略する。
図15に、実施形態4の光源装置の光学諸元を示す。
本実施形態においては、トーリックアレイ面を備えるレンズアレイ300Bを機能させることによって、図5に示すように、Z方向については強度が平坦化され、平坦化方向Hz2と圧縮方向Hy2の長さの比が2:1以上になるような、回転体122の径方向に長い照射スポット500を形成することが可能となる。尚、曲率半径Rcyxを変更することにより、照射スポット500の回転体122の径方向の長さHz2を変更することができ、曲率半径Rcyxを小さくすればHz2を大きくすることができる。発光輝度や蛍光体温度の上限等の要求仕様に応じてシリンダレンズアレイの曲率半径を設定することにより、目的に応じた特性の光源装置を得ることができる。
以上のように、本実施形態においても、励起光の照射スポット500の形状は、回転体122の主面において、回転の周方向の長さがHy2で、直径方向の長さがHz2であり、Hz2>Hy2を満足する細長い形状である。照射スポット500における光強度分布は、直径方向についてみればピークが平坦化されたトップハット形状であることがわかる。
回転の周方向の長さがHy2と小さいため、異なる色の蛍光体の境界を跨いで両方の蛍光体を同時に照射する時間が極めて短くなる。このため、発光色の混色の影響を極めて小さなものとすることができる。また、異なる色の蛍光体の境界が照射スポットの中央部に位置するタイミングに合わせて、後段に配置する色選択ホイールのフィルター色が切り替わるようにした場合にも、選択されない方の色の蛍光体を励起光が照射する期間は極めて短い。このため、励起光源に投入した電力の無駄が極めて小さいだけでなく、蛍光体に無用のエネルギーを投入して蛍光体の温度が過度に上昇してしまうのを抑制することができる。
また、回転体122の主面の直径方向において、照射スポットの長さがHz2と拡大されてピーク強度が平坦化されているため、蛍光体の局所に照射エネルギーが過度に集中することを防止できる。
また、本実施形態では、図13(a)に示したように、光源装置内において回転体122がY方向やZ方向に飛び出して大きな内部空間を占有することがないように回転体122を配置している。
したがって、本実施形態によれば、蛍光体の過度の温度上昇による発光出力の低下を抑制でき、小型で消費電力が小さく高輝度かつ色純度の高い光源を実現することが可能である。
[実施形態5]
図16を参照して、実施形態5の光源装置について説明する。実施形態5の光源装置は、実施形態1の光源装置の変形例である。実施形態1と共通する部分については、説明を省略する。
実施形態1では、ダイクロイックミラー105と回転体122の間に1/4波長板107を設けるとともに、回転体122のリング領域の一部に励起光を反射するための反射部124を設けていた。すなわち、回転体122の反射部124で励起光を反射し、1/4波長板107にてP偏光に変換し、蛍光と同様にダイクロイックミラー105を透過させて出力光ILとして用いていた。
実施形態5の光源装置は、図16(a)に示す全体構成、図16(b)に示す発光素子201の向きと配置から明らかなように、励起光源ユニット200から回転体122までの光路に配された光学要素は、1/4波長板107を具備していない点を除けば、実施形態1と同様である。
ただし、実施形態5の光源装置の回転体122は、実施形態1において励起光を反射するための反射部124を設けていた部分に、励起光を透過させるための透過部が設けられている。透過部は、回転体122のこの部分に透光性の材料を用いる構成にしてもよいし、回転体122に切り欠きや開口を設ける構造にしてもよい。
そして、実施形態5では、画像表示用の青色光を出力するため、透過部を照射する回転タイミングにおいて、励起光はS偏光のまま透過部を透過し、発散光として回転体の裏側に抜けるが、集光レンズ101で集光される。そして、3枚のミラー108と集光レンズ102を経由して、ダイクロイックミラー105に導かれる。この青色光はS偏光のままであるので、ダイクロイックミラー105にて反射され、蛍光と同様に集光レンズ109により適宜集光され、光源装置の出力光ILとして取り出される。
本実施形態においても、第1シリンダレンズアレイ301と第2シリンダレンズアレイ302を同時に機能させることによって、図5に示すように、Z方向については強度が平坦化され、平坦化方向Hz2と圧縮方向Hy2の長さの比が2:1以上になるような、回転体122の径方向に長い照射スポット500を形成することが可能となる。
本実施形態によれば、励起光の照射スポット500の形状は、回転体122の主面において、回転の周方向の長さがHy2で、直径方向の長さがHz2であり、Hz2>Hy2を満足する細長い形状である。照射スポット500における光強度分布は、直径方向についてみればピークが平坦化されたトップハット形状であることがわかる。
回転の周方向の長さがHy2と小さいため、異なる色の蛍光体の境界を跨いで両方の蛍光体を同時に照射する時間が極めて短くなる。このため、発光色の混色の影響を極めて小さなものとすることができる。また、異なる色の蛍光体の境界が照射スポットの中央部に位置するタイミングに合わせて、後段に配置する色選択ホイールのフィルター色が切り替わるようにした場合にも、選択されない方の色の蛍光体を励起光が照射する期間は極めて短い。このため、励起光源に投入した電力の無駄が極めて小さいだけでなく、蛍光体に無用のエネルギーを投入して蛍光体の温度が過度に上昇してしまうのを抑制することができる。
また、回転体122の主面の直径方向において、照射スポットの長さがHz2と拡大されてピーク強度が平坦化されているため、蛍光体の局所に照射エネルギーが過度に集中することを防止できる。
したがって、本実施形態によれば、蛍光体の過度の温度上昇による発光出力の低下を抑制でき、消費電力が小さく高輝度かつ色純度の高い光源を実現することが可能である。
[比較例]
図17、図18を参照して、比較例について説明する。実施形態1や実施形態3の光源装置が、回転体122の主面におけるY方向に光束を集光する集光作用を奏する第1シリンダレンズアレイ301と、回転体122の主面におけるZ方向に光束を拡大する拡大作用を奏する第2シリンダレンズアレイ302を備えていたのに対し、比較例の光源装置はこれら2つのシリンダレンズアレイを具備していない点が異なる。また、比較例では、実施形態3において第2シリンダレンズアレイ302が配置されていた位置に、励起光のピーク強度を制御するための拡散板305が設けられている点が異なる。比較例において実施形態1あるいは実施形態3と共通する部分については、説明を省略する。
図17(a)に示す全体構成、図17(b)に示す発光素子201の向きと配置から明らかなように、第1シリンダレンズアレイ301と第2シリンダレンズアレイ302を具備していない点と、拡散板305が追加されている点を除けば、励起光源ユニット200から回転体122までの光路に配された光学要素は実施形態1と同様である。一般に、集光レンズの集光作用のみで照射スポットを形成するとピーク強度が強くなりすぎて蛍光体の焼損が生じやすいため、比較例では拡散板305を用いて照射スポットを制御している。
比較例においては、図1、図2を参照して既に説明した放射パターンの励起光は、第1シリンダレンズアレイ301および第2シリンダレンズアレイ302の光学作用を受けることがない。すなわち、励起光は、シリンダレンズアレイから回転体122の主面におけるY方向に光束が集光する作用、および回転体122の主面におけるZ方向に光束を拡大する作用を受けず、拡散板305の拡散作用を受ける。このため、照射スポットの形状は、図18に示す照射スポット600のように楕円形状になる。
図18は、比較例の回転体122の主面を平面視した平面図であるが、回転体122の主面におけるY方向とは回転の周方向であり、回転体122の主面におけるZ方向とは回転体122の直径方向である。同図に示すように、照射スポット600の形状は、回転体122の主面において、回転の周方向の長さがHy2で、直径方向の長さがHz2であり、Hz2<Hy2を満足する細長い楕円形状である。照射スポット600における光強度分布は、回転の周方向についてみればピークを持つガウシアン分布の形状であることがわかる。
照射スポット600がピーク強度の高いガウシアン分布形状であるため、照射された蛍光体の温度上昇が顕著になり、蛍光出力の低下を起こす。
また、図5に示した実施形態1の照射スポット500と比較すれば明らかなように、比較例においては、回転周方向について長さが大きなスポット形状の励起光が照射されるため、異なる色の蛍光体の境界を跨いで両方の蛍光体を同時に照射する時間が長く存在する。例えば、励起光のスポットが赤色蛍光体と黄色蛍光体の境界を跨いで照射している間は赤色光と黄色光が同時に出力されるが、スポット形状が回転周方向に長いと境界を跨いでいる時間も長くなってしまう。この間に当該光源から出力される光は、赤色光と黄色光が混合されているため、投射される画像の色調が変化して、画質としては好ましくないものになる。
色調の変化を防止するため、当該光源と変調素子(例えば液晶パネルやDMD素子)の間に、蛍光体の回転と同期して回転する色選択ホイールを配置する方法も考えられる。例えば、蛍光体の境界が照射スポットの中央部に位置するタイミングに合わせて色選択ホイールのフィルター色が切り替わるようにすれば、赤色光と黄色光が混合された光が変調素子に入力されることを防止できる。しかし、励起光のスポットが赤色蛍光体と黄色蛍光体の境界を跨いで照射している間、実際に変調素子に入力されるのは色選択ホイールで選択されるどちらか一方の蛍光だけであり、選択される色の蛍光体を照射する励起光の照射面積が回転に伴って変化すると、輝度が時間的に変動してしまう。また、選択されない方の色の蛍光体を照射している励起光は有効に活用されていないことになり、励起光源に投入した電力が無駄になるだけでなく、蛍光体に無用のエネルギーを投入して蛍光体の温度を上昇させることにもなる。特に、照射スポット600は回転体の径方向の長さHz2が小さいため、径方向においてはエネルギー密度が分散されずに集中している。図中の一点鎖線の円周に沿った幅がHz2の狭いリング領域に照射エネルギーが集中するため、この領域の蛍光体の温度が上昇しやすくなる。
比較例の光源装置に比べ、実施形態1の光源装置は励起光の照射スポットにおけるピーク強度を低下させ、周方向のロス時間を短くできるため、照射蛍光体の過度の温度上昇による発光出力の低下を抑制でき、消費電力が小さく高輝度かつ色純度の高い光源であることがわかる。
[その他の実施形態]
本発明の実施形態は、上述した実施形態1〜実施形態5に限られるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形や組み合わせが可能である。
例えば、蛍光体の材料や形状や配置は、これまでの説明で例示したものには限られない。例えば、白色発光のように、赤色発光、緑色発光、黄色発光、以外の蛍光体を設けてもよい。
また、蛍光体を設ける位置は、回転体の主面上のリング領域に設けるものには限られない。例えば、回転体の斜面や側面である回転面に帯状に配置してもよい。その場合には、回転体の回転軸RAは、図4(a)のようにX軸と平行ではなくともよく、集光レンズの光軸およびダイクロイックミラー105の入射面(入射する光線と出射する光線が作る面)を含むXZ面内においてX軸に対して適宜傾くように配置するのがスペースの利用効率を上げるために好ましい。
101、102・・・集光レンズ/103・・・第1集光レンズ/104・・・発散レンズ/105・・・ダイクロイックミラー/106・・・第二集光レンズ群/107・・・1/4波長板/108・・・ミラー/121・・・モータ/122・・・回転体/123・・・蛍光体/123G・・・緑色蛍光体/123R・・・赤色蛍光体/123Y・・・黄色蛍光体/124・・・反射部/129・・・リレーレンズ/130・・・色選択ホイール/140・・・ライトトンネル/150・・・照明レンズ/160・・・光変調デバイス/171、172・・・プリズム/180・・・投射レンズ/190・・・投影スクリーン/200・・・励起光源ユニット/201・・・発光素子/202・・・コリメートレンズ/250・・・半導体チップ/251・・・給電端子/252・・・発光部/300B・・・レンズアレイ/301・・・第1シリンダレンズアレイ/302・・・第2シリンダレンズアレイ/305・・・拡散板/500、600・・・照射スポット

Claims (9)

  1. 光源装置であって、
    回転体の表面に設けられた蛍光体と、
    2次元配列された複数の発光素子と、各発光素子に対応して設けられたコリメートレンズを有し、前記蛍光体を励起するための励起光を出力する励起光源と、
    前記励起光源からの励起光を反射し、前記蛍光体からの蛍光を透過するダイクロイックミラーと、
    前記ダイクロイックミラーと前記蛍光体の間に配置された集光レンズと、
    前記励起光源と前記ダイクロイックミラーの間に配置され、前記励起光源からの励起光を、前記回転体の表面において前記回転体の回転軸を通る径方向に拡大し、前記回転体の表面において前記回転体の周方向に集光するレンズアレイと、
    を有する、
    ことを特徴とする光源装置。
  2. 前記複数の発光素子は、発光部の長手方向が同一の向きになるよう配置され、前記ダイクロイックミラーにS偏光の励起光を入射させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記回転体の回転軸は、前記集光レンズの光軸および前記ダイクロイックミラーの入射面により規定される面内に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記レンズアレイは、前記励起光を前記回転体の周方向に集光する第1シリンダレンズを複数並べた第1シリンダレンズアレイと、前記励起光を前記回転体の回転軸を通る径方向に拡大する第2シリンダレンズを複数並べた第2シリンダレンズアレイとを含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の中のいずれか1項に記載の光源装置。
  5. 前記第2シリンダレンズの曲率半径は、前記第1シリンダレンズの曲率半径よりも、小さい、
    ことを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
  6. 前記第1シリンダレンズアレイと前記第2シリンダレンズアレイは、一体化されている、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の光源装置。
  7. 前記第1シリンダレンズアレイと前記第2シリンダレンズアレイは、分離されている、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の光源装置。
  8. 前記レンズアレイは、前記励起光を前記回転体の回転軸を通る径方向に拡大し、前記励起光を前記回転体の周方向に集光するトーリックアレイ面を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の中のいずれか1項に記載の光源装置。
  9. 請求項1乃至8のうちの何れか1項に記載の光源装置と、
    光変調素子と、投射レンズと、を備える、
    ことを特徴とする投射型表示装置。
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