JP2020204213A - ワイヤーライン掘削装置に用いられる判定システム、ワイヤーライン掘削システム、及びワイヤーライン掘削工法 - Google Patents

ワイヤーライン掘削装置に用いられる判定システム、ワイヤーライン掘削システム、及びワイヤーライン掘削工法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020204213A
JP2020204213A JP2019113113A JP2019113113A JP2020204213A JP 2020204213 A JP2020204213 A JP 2020204213A JP 2019113113 A JP2019113113 A JP 2019113113A JP 2019113113 A JP2019113113 A JP 2019113113A JP 2020204213 A JP2020204213 A JP 2020204213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube assembly
outer tube
inner portion
rod
wire line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019113113A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7168170B2 (ja
Inventor
昭治 瀬尾
Shoji Seo
昭治 瀬尾
邦彦 種畑
Kunihiko Tanebatake
邦彦 種畑
高広 出口
Takahiro Deguchi
高広 出口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EARTH TRUST ENGINEERING KK
Kajima Corp
Original Assignee
EARTH TRUST ENGINEERING KK
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EARTH TRUST ENGINEERING KK, Kajima Corp filed Critical EARTH TRUST ENGINEERING KK
Priority to JP2019113113A priority Critical patent/JP7168170B2/ja
Publication of JP2020204213A publication Critical patent/JP2020204213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7168170B2 publication Critical patent/JP7168170B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

【課題】インナー部によって採取するコアの欠損を防止する。【解決手段】駆動装置20により回転駆動されるロッド11及びロッド11の端部に接続されるアウターチューブアセンブリ42を有するアウター部4と、アウターチューブアセンブリ42の内部にセットされるインナー部5と、ワイヤーに接続されインナー部5に接続可能なオーバーショット部と、を備えるワイヤーライン掘削装置100に用いられる判定システム10であって、ロッド11に着脱自在であって、アウターチューブアセンブリ42の内部にインナー部5がセットされるときに発生する振動または音を検出する検出装置171と、検出装置171で検出された結果に基づいて、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部にセットされたか否かを判定する判定装置170と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤーライン掘削装置に用いられる判定システム、ワイヤーライン掘削システム、及びワイヤーライン掘削工法に関する。
ドリルロッドの先端に接続され、地盤を掘削することによりコアを採取するワイヤーライン掘削装置が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のワイヤーライン掘削装置は、先端にリング状のコアビットが装着されたアウターチューブアセンブリと、これに挿入されるコアインナーチューブアセンブリと、を備える。掘削により、1回分のコアが採取されると、ドリルロッド内にオーバーショットが挿入される。オーバーショットは、コアインナーチューブアセンブリの端部に係合し、コア採取が完了したコアインナーチューブアセンブリがオーバーショットに接続されたワイヤーにより地上へ引き上げられる。
特開平10−61367号公報
コアインナーチューブアセンブリには、アウターチューブアセンブリの内側の凹陥部に係合するラッチが設けられている。コアインナーチューブアセンブリがドリルロッドの上部開口からアウターチューブアセンブリに向けて投入され、コアインナーチューブアセンブリがアウターチューブアセンブリの内側に到達すると、ラッチが開いて凹陥部に係合することで、コアインナチューブがアウターチューブアセンブリにセットされる。ここで、コアインナーチューブアセンブリが、アウターチューブアセンブリに正しくセットされていない状態で掘削を行うと、コアインナーチューブアセンブリ内にコアを適切に採取できないコア欠損が生じるおそれがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、インナー部によって採取するコアの欠損を防止することを目的とする。
本発明は、駆動装置により回転駆動されるロッド及びロッドの端部に接続されるアウターチューブアセンブリを有するアウター部と、アウターチューブアセンブリの内部にセットされるインナー部と、ワイヤーに接続されインナー部に接続可能なオーバーショット部と、を備えるワイヤーライン掘削装置に用いられる判定システムであって、ロッドに着脱自在であって、アウターチューブアセンブリの内部にインナー部がセットされるときに発生する振動または音を検出する検出装置と、検出装置で検出された結果に基づいて、インナー部がアウターチューブアセンブリの内部にセットされたか否かを判定する判定装置と、を備える。
また、本発明は、上記判定システムと、ワイヤーライン掘削装置と、を備えるワイヤーライン掘削システムである。
さらに、本発明は、上記ワイヤーライン掘削システムを用いたワイヤーライン掘削工法であって、ロッドにおける地上に露出する部位に対し、検出装置を装着する検出装置装着工程と、アウター部の開口部からインナー部をアウターチューブアセンブリに向けて投入するインナー部投入工程と、インナー部投入工程で投入されたインナー部がアウターチューブアセンブリの内部にセットされたか否かを、判定装置により判定するセット判定工程と、セット判定工程においてインナー部がアウターチューブアセンブリの内部にセットされたと判定された場合、ロッドを回転させて掘削を行う掘削工程と、を備える。
本発明によれば、インナー部によって採取するコアの欠損を防止することができる。
本発明の実施形態に係るワイヤーライン掘削システムの構成を示す図である。 ワイヤーライン掘削装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る判定システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るワイヤーライン掘削工法の手順の一例について示すフローチャートである。 本発明の実施形態の変形例に係る判定システムの構成を示す図である。
図面を参照して、本発明の実施形態に係るワイヤーライン掘削システム1について説明する。図1はワイヤーライン掘削システム1の構成を示す図であり、図2はワイヤーライン掘削装置100の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るワイヤーライン掘削システム1は、垂直方向に地盤を掘削し、コアを採取するワイヤーライン掘削装置100と、ワイヤーライン掘削装置100に用いられる判定システム10と、を備える。
図2を参照して、ワイヤーライン掘削装置100の概略構成を説明する。ワイヤーライン掘削装置100は、地質調査等のために地層からコアを採取する試錐すなわちボーリングを行うための装置である。図2に示すように、ワイヤーライン掘削装置100は、装置本体部2と、オーバーショット部3と、を備える。装置本体部2は、円筒状のアウター部4と、アウター部4の内部の所定位置にセットされるインナー部5と、を備える。オーバーショット部3は、アウター部4内のインナー部5を吊り上げるために用いられ、その先端にワイヤー6が接続される。
アウター部4は、地上から掘削位置の近傍まで延在するロッド11と、ロッド11の下端部に接続されるアウターチューブアセンブリ42と、を有する。ロッド11は、複数の単位ロッドが接続されてなり、掘削孔のほぼ全長に亘って設置される。単位ロッドの一端部の外周には雄ねじが形成され、単位ロッドの他端部の内周には別の単位ロッドの一端部の雄ねじに螺合する雌ねじが形成される。
ロッド11は、駆動装置20(図1参照)のチャックに取り付けられ、駆動装置20の回転駆動力が伝達される。ロッド11は、その内部をインナー部5が通過できるように内径が設定される。
アウターチューブアセンブリ42は、ロッド11の下端部に接続されるロッキングカップリング41と、ロッキングカップリング41の下端部に接続されるアダプターカップリング44と、アダプターカップリング44の下端部に接続されるアウターチューブ45と、を有する。
ロッド11は、地上に設置された駆動装置20により回転駆動され、アウターチューブアセンブリ42もロッド11とともに回転する。アウターチューブ45の下端部には、掘削ビット43が設けられる。
インナー部5は、その上端部に吊金具51が設けられ、吊金具51の下方にラッチ部52が設けられる。ラッチ部52は、基端側を支点として先端側が開閉可能な構成とされており、アウターチューブアセンブリ42の内面に設けられた凹部140に対して着脱可能である。
ラッチ部52は、吊金具51が取り付けられる円筒状の筒部150内を軸方向に摺動自在に設けられるラッチ支持部52cと、基端部(下端部)が回動自在にラッチ支持部52cに取り付けられる一対のアーム52aと、一対のアーム52aの先端部(上端部)が互いに離れるように一対のアーム52aの先端部を筒部150の径方向外方に向けて付勢する付勢部材としてのねじりコイルばね52bと、を備える。
ねじりコイルばね52bは、ラッチ支持部52cに固着されるピンに装着されている。筒部150には、一対のスリット150aが設けられており、このスリット150aからアーム52aの先端部が突出する。ラッチ支持部52cには、軸方向に延在する溝52dが形成されており、この溝52dには筒部150に固定されるピン151が挿入されている。
アウターチューブアセンブリ42の内面に設けられる凹部140には、ラッチ部52が開いたときに、ラッチ部52の先端部が嵌入する。凹部140は、アウターチューブアセンブリ42の内面において、全周に亘って設けられる環状溝である。アダプターカップリング44は、上端部の内径が下端部の内径よりも大きくなるように形成され、上端部44aと下端部との間にはテーパ部44tが形成される。アダプターカップリング44の上端部の内周には、ロッキングカップリング41の下端部の外周に形成される雄ねじに螺合する雌ねじが形成される。本実施形態では、アウターチューブアセンブリ42の凹部140は、ロッキングカップリング41の下端面41aと、アダプターカップリング44の上端部44a及びテーパ部44tの内周面と、によって形成される。
ラッチ部52の下端部には、ランディング部50が接続されている。アウターチューブ45の上端部の内周には、インナー部5のランディング部50が当接するランディングリング45aが設けられる。ランディングリング45aは、インナー部5のランディング部50に当接し、インナー部5の下方への移動を規制する。
インナー部5がアウター部4内に投下され、ランディングリング45aにランディング部50が当接すると、ラッチ部52が開いてその先端部が凹部140に嵌入する。このように、凹部140にラッチ部52の先端部が嵌入することにより、アウターチューブアセンブリ42の内部においてインナー部5がセットされる。この状態では、凹部140の一方の内側側面(上側側面(本実施形態ではロッキングカップリング41の下端面41a))がアーム52aの先端部に当接することにより、アウターチューブアセンブリ42に対してインナー部5が相対的に上方へ移動することが規制される。したがって、掘削中にインナー部5がアウターチューブアセンブリ42から外れることが防止され、インナー部5は、アウターチューブアセンブリ42とともに下方に移動する。
一方、後述するオーバーショット部3によって吊金具51が引き上げられると、筒部150が上昇する過程で、スリット150aの下端部によってアーム52aが押し上げられる。これにより、ラッチ部52を構成する一対のアーム52aがねじりコイルばね52bの付勢力に抗して閉じて、アーム52aの先端部が凹部140から外れる。なお、ラッチ部52と凹部140の係合が解除された後は、ピン151が溝52dの上端部に当接するため、吊金具51が引き上げられることにより、ラッチ支持部52cが吊金具51とともに引き上げられる。
ランディング部50には、軸部54が接続される。軸部54は、連結部55を介してスプリングケース56に相対回転自在に接続される。連結部55は、複数のボールベアリング55bと、ボールベアリング55bを押圧支持するスプリング55sと、を有する。スプリング55sが収容されるスプリングケース56にはチェックバルブ部57が接続され、チェックバルブ部57にはインナーコアチューブ53が接続される。インナーコアチューブ53の下端近傍には、採取したコアを保持するためのコアリフター59が装着されている。
駆動装置20によって、アウター部4が地中に押し込まれつつ回転することにより、掘削ビット43により地層が掘削される。所定深さだけ掘削が行われることにより、インナーコアチューブ53の内部には、所定長さのコアが採取される。
オーバーショット部3は、ワイヤー6に接続される本体部31と、本体部31の下端に接続されるリフティングドック32と、を有する。リフティングドック32は、インナー部5の吊金具51に接続可能である。リフティングドック32をインナー部5の吊金具51に係合させた状態で、ワイヤー6によりオーバーショット部3を引き上げることにより、インナー部5のラッチ部52がアウターチューブアセンブリ42から離脱し、インナー部5を地上まで吊り上げることができる。
ところで、インナー部5が、アウターチューブアセンブリ42に正しくセットされていない状態で掘削を行うと、インナー部5のインナーコアチューブ53内にコアを適切に採取できないコア欠損が生じるおそれがある。
そこで、本実施形態では、ワイヤーライン掘削装置100による地盤の掘削作業に先立って、判定システム10により、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42内の所定位置に正しくセットされたか否かを判定し、正しくセットされていない状態で掘削作業が行われることを防止する。以下、ワイヤーライン掘削装置100に用いられる判定システム10について詳しく説明する。
図3は、判定システム10の構成を示す図である。図1及び図3に示すように、判定システム10は、ロッド11に着脱自在であって、アウターチューブアセンブリ42の内部にインナー部5がセットされるときに発生する振動を検出する検出装置171と、検出装置171で検出された結果に基づいて、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされたか否かを判定するコントローラ(判定装置)170と、コントローラ170からの制御信号に基づいて、作業者に所定の情報を報知する報知装置172と、作業者によって操作される入力装置173と、を備える。報知装置172は、液晶パネル等の表示画面を有する表示装置、スピーカを有する音声出力装置等である。入力装置173は、マウス、キーボード、タッチパネル等であり、操作者による操作に応じた入力信号をコントローラ170に出力する。
検出装置171は、第1クランプ部171aと、第2クランプ部171bと、第1クランプ部171aによって保持されるセンサ部171cと、を備える。第1クランプ部171a及び第2クランプ部171bは、その一端部においてピンにより互いに回動自在に結合される。第1クランプ部171a及び第2クランプ部171bは、ピンを回転中心に開閉自在とされ、閉じられた状態でその他端部がボルトにより締結可能に構成される。なお、図示しないが、第1クランプ部171aの内周とロッド11の外周との間、及び、第2クランプ部171bの内周とロッド11の外周との間に弾性部材を設けてもよい。
センサ部171cは、例えば、加速度センサであり、ロッド11の振動を検出し、検出信号をコントローラ170に出力する。
アウター部4の上端開口部からインナー部5が投下され、アウターチューブアセンブリ42の凹部140にインナー部5のラッチ部52が位置すると、一対のアーム52aがねじりコイルばね52bの付勢力によって開き、アーム52aの先端部が凹部140に嵌入する。このとき、アーム52aの先端部が、凹部140の底面(すなわち、アウターチューブアセンブリ42の内壁面)に衝突するため、この衝突に起因してアウター部4が振動するとともに衝突音が発生する。コントローラ170は、ラッチ部52が凹部140に嵌入したときの衝撃に起因する振動が検出装置171で検出されたときに、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42に正しくセットされたと判定する。
コントローラ170は、制御部170aとしてのCPU(Central Processing Unit)、記憶部170bとしてのROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)、並びに入出力インタフェース(I/Oインタフェース)、その他の周辺回路を備えたマイクロコンピュータで構成される。コントローラ170は、複数のマイクロコンピュータで構成することも可能である。コントローラ170の記憶部170bには、検出装置171で検出された結果に基づき、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42内に正しくセットされたか否かを判定する判定プログラムが格納されている。すなわち、記憶部170bは、本実施形態の機能を実現するプログラムを読み取り可能な記憶媒体である。なお、動作回路としては、CPUに代えてまたはCPUとともに、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(application specific integrated circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などを用いることができる。
コントローラ170は、検出装置171からの検出信号に基づき、アウター部4内に投入されたインナー部5が、アウターチューブアセンブリ42内に到達したときに発生する振動が検出されたか否かを判定する。例えば、コントローラ170は、予め定められた振幅より大きい振幅の振動が検出されたとき、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42内に到達したと判定する。アウター部4内に投入されたインナー部5が、アウターチューブアセンブリ42内に到達したときに発生する振動が検出されると、コントローラ170は、検出装置171で検出された振動波形と、記憶部170bに記憶されているセット波形モデルと、に基づいて、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42に正しくセットされたか否かを判定する。以下、詳しく説明する。
コントローラ170の記憶部170bには、インナー部5のラッチ部52がアウターチューブアセンブリ42の凹部140に嵌入されたことを表す波形モデル(以下、セット波形モデルと記す)が記憶されている。セット波形モデルは、実験結果等から得られる。
コントローラ170の制御部170aは、検出装置171で検出された振動波形と、記憶部170bに記憶されているセット波形モデルと、を比較して、インナー部5のラッチ部52がアウターチューブアセンブリ42の凹部140に嵌入されたか否かを判定する。
制御部170aは、周知のパターンマッチング法等により、セット波形モデルと検出装置171で検出された結果(振動波形)との類似性を数値化して、検出された結果(振動波形)がインナー部5のラッチ部52がアウターチューブアセンブリ42の凹部140に嵌入されたことを表す結果(振動波形)であるか否かを判定する。例えば、制御部170aは、セット波形モデルと、検出された波形との形状の類似度(例えば、相関係数)を算出し、算出した類似度に基づいて、検出された波形が、インナー部5のラッチ部52がアウターチューブアセンブリ42の凹部140に嵌入されたことを表す振動波形であるか否かを判定する。類似度は、検出された波形とセット波形モデルとが類似している度合に応じて規定される数値であり、両波形の最大振幅値、相関関数等により算出される。なお、判定方法は、両者の類似性を数値化できれば、特にこれに限定されない。
記憶部170bには、掘削地点の深さに応じた複数のセット波形モデルが記憶されている。操作者は、入力装置173を操作することにより、コントローラ170に掘削地点の深さを入力する。コントローラ170の制御部170aは、入力された掘削地点の深さに対応するセット波形モデルを選択し、このセット波形モデルと検出結果(振動波形)とを比較し、検出された波形が、インナー部5のラッチ部52がアウターチューブアセンブリ42の凹部140に嵌入されたことを表す振動波形であるか否かを判定する。
制御部170aは、類似度が予め定められた閾値以上の場合、すなわち検出装置171で検出された結果が、インナー部5のラッチ部52がアウターチューブアセンブリ42の凹部140に嵌入されたことを表す結果である場合、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされたと判定する。制御部170aは、類似度が予め定められた閾値未満の場合、すなわち検出装置171で検出された結果が、インナー部5のラッチ部52がアウターチューブアセンブリ42の凹部140に嵌入されたことを表す結果でない場合、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされていないと判定する。
インナー部5がアウターチューブアセンブリ42に正しくセットされたと判定されると、制御部170aは、報知装置172に報知制御信号を出力し、報知装置172によって、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされたことを報知させる。報知装置172が表示装置である場合、報知装置172は、表示画面にインナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされたことを表す画像を表示する。また、報知装置172が音声出力装置である場合、報知装置172は、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされたことを表す音を発生する。
インナー部5がアウターチューブアセンブリ42に正しくセットされていないと判定されると、制御部170aは、報知装置172に報知制御信号を出力し、報知装置172によって、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされていないことを報知させる。報知装置172が表示装置である場合、報知装置172は、表示画面にインナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされていないことを表す画像を表示する。また、報知装置172が音声出力装置である場合、報知装置172は、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされていないことを表す音を発生する。
図4を参照して、本実施形態に係るワイヤーライン掘削システム1を用いたワイヤーライン掘削工法について説明する。図4は、ワイヤーライン掘削工法の手順の一例について示すフローチャートである。以下、一例として、掘削地点が地表から数千mの深さにある状態でのワイヤーライン掘削工法の手順について説明する。ワイヤーライン掘削工法は、インナー部投入工程S110と、ロッド接続工程S120と、検出装置装着工程S130と、セット判定工程S140と、検出装置取り外し工程S146,S150と、掘削工程S160と、ロッド分離工程S170と、オーバーショット部降下工程S180と、インナー部引き上げ工程S190と、を備える。
インナー部投入工程S110において、作業者は、アウター部4の上端開口部からインナー部5をアウター部4内に挿入し、インナー部5をアウターチューブアセンブリ42に向けて投入し、ロッド接続工程S120に進む。ロッド接続工程S120において、作業者は、アウター部4の上端開口部に、駆動装置20のチャックに取り付けられている駆動側ロッドを接続する。駆動側ロッドとアウター部4を構成する地中側ロッドとの接続した後、作業者はポンプ60(図1参照)を起動し、アウター部4内に高圧水の供給を開始し、検出装置装着工程S130へ進む。
検出装置装着工程S130において、作業者は、ロッド11における地上に露出する部位に対し、判定システム10の検出装置171を装着し、セット判定工程S140へ進む。
セット判定工程S140において、作業者は、判定システム10を操作し、インナー部投入工程S110で投入されたインナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされたか否かを、コントローラ170により判定する。
コントローラ170により、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされたと判定されると、報知装置172によって、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされたことを表す報知がなされる。これにより、作業者は、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされたと判断し、検出装置取り外し工程S150へ進む。
コントローラ170により、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされていないと判定されると、報知装置172によって、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされていないことを表す報知がなされる。これにより、作業者は、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされていないと判断し、検出装置取り外し工程S146に進む。
検出装置取り外し工程S146において、作業者は、ロッド11における地上に露出する部位から判定システム10の検出装置171を取り外し、ロッド分離工程S170へ進む。なお、検出装置取り外し工程S146において、作業者は、ポンプ60を停止してアウター部4内への高圧水の供給を停止する。
セット判定工程S140において、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされたとコントローラ170により判定された場合、検出装置取り外し工程S150に進む。そして、検出装置取り外し工程S150において、作業者は、ロッド11における地上に露出する部位から判定システム10の検出装置171を取り外し、掘削工程S160へ進む。
掘削工程S160において、作業者は、駆動装置20を操作し、駆動装置20によってロッド11を回転させて地盤の掘削を行う。所定の深さだけ掘削が行われると、作業者は、駆動装置20を停止してロッド11の回転を停止するとともに、ポンプ60を停止してアウター部4内への高圧水の供給を停止し、ロッド分離工程S170へ進む。
ロッド分離工程S170において、作業者は、駆動装置20のチャックに取り付けられているロッド11と、地中に配置されているロッド11と、を地上において分離し、オーバーショット部降下工程S180へ進む。ロッド11が分離されることにより、アウターチューブアセンブリ42から上方に延在するロッド11の上端開口部が、オーバーショット部3を挿入可能なアウター部4の上端開口部となる。
オーバーショット部降下工程S180において、作業者は、ワイヤー6が接続されたオーバーショット部3をアウター部4内に挿入し、ワイヤー6を支持するウインチ等の巻上装置61(図1参照)を操作して、オーバーショット部3を降下させる。巻上装置61は、やぐら9の頂部に設けられる滑車91を介して、オーバーショット部3に接続される。なお、巻上装置61は、図1に示すように、ポンプ60に接続されるホースとロッド11とを接続するスイベルジョイントを支持したり、単位ロッドを吊り上げたりする際にも使用される。
図4に示すように、オーバーショット部降下工程S180において、オーバーショット部3がインナー部5の吊金具51に接続されると、インナー部引き上げ工程S190へ進む。なお、オーバーショット部3がインナー部5に到達したか否かは、例えば、オーバーショット部3の降下を開始してからワイヤー6の張力が緩んだか否かによって判断することができる。ワイヤー6の張力が緩んだか否かは、ワイヤー6を手指で触れることにより容易に判断することができる。また、オーバーショット部3の降下を開始してからの経過時間によって、オーバーショット部3がインナー部5に到達したか否かを判断してもよい。
オーバーショット部3がインナー部5に接続されたか否かは、巻上装置61を操作してワイヤー6を巻き上げたときのワイヤー6の張力により判断することができる。作業者は、オーバーショット部3がインナー部5に到達した後、巻上装置61を巻き上げ操作したときのワイヤー6の張力が、予め定めた所定張力未満のときは、オーバーショット部3がインナー部5に接続されていないと判断する。作業者は、オーバーショット部3がインナー部5に到達した後、巻上装置61を巻き上げ操作したときのワイヤー6の張力が、予め定めた所定張力以上のときには、オーバーショット部3がインナー部5に接続されていると判断する。
インナー部引き上げ工程S190において、作業者は、巻上装置61を巻き上げ操作してワイヤー6を巻き上げることにより、オーバーショット部3とともにインナー部5をワイヤー6によって引き上げる。アウター部4からインナー部5の取り出しが完了すると、インナー部5によって保持されたコアを回収し、インナー部投入工程S110へ進む。なお、インナー部引き上げ工程S190で引き上げたインナー部5とは別のインナー部5をインナー部投入工程S110においてアウター部4内に投入することが好ましい。これにより、インナー部引き上げ工程S190において引き上げられたインナー部5に保持されたコアの回収作業と並行して、別のインナー部5によるインナー部投入作業を行うことができ、作業効率がよい。
なお、ワイヤーライン掘削工法の手順は、図4に示すフローチャートに示す順番に限定されない。例えば、図4に示すフローチャートでは、インナー部投入工程S110、ロッド接続工程S120及び検出装置装着工程S130をこの順に行う例について説明したが、本発明はこれに限定されない。インナー部投入工程S110の後であってロッド接続工程S120よりも前に、検出装置装着工程S130を行ってもよいし、インナー部投入工程S110よりも前に検出装置装着工程S130を行ってもよい。
また、図4に示すフローチャートでは、インナー部投入工程S110の後であって、セット判定工程S140の前に、ロッド接続工程S120を行う例について説明したが、本発明はこれに限定されない。セット判定工程S140において、コントローラ170によりインナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされたと判定された後に、ロッド接続工程S120を行ってもよい。つまり、掘削工程S160の直前にロッド接続工程S120を行うようにしてもよい。
ところで、掘削地点が地表から数千mの深さにある場合、インナー部5をアウター部4内に投入してからインナー部5がアウターチューブアセンブリ42に到達するまでには、数十分の時間を要する。したがって、図4に示すように、インナー部投入工程S110の後であって、セット判定工程S140の前に、地中に配置されているロッド11により構成されるアウター部4の上端開口部と、駆動装置20に取り付けられるロッド11と、を接続するロッド接続工程S120を行うことが好ましい。これにより、インナー部5を投入してからインナー部5がアウターチューブアセンブリ42に到達されるまでの時間を有効に活用することができ、作業効率の向上することができる。
このように、本実施形態に係るワイヤーライン掘削工法では、インナー部5をアウター部4内に投入し(S110)、コントローラ170によってインナー部5がアウターチューブアセンブリ42内に正しくセットされたか否かを判定する(S140)。インナー部5がアウターチューブアセンブリ42に正しくセットされた場合(S140でYes)、作業者は、掘削作業によって1回分のコアを採取し(S160)、オーバーショット部3によってインナー部5を引き上げ、インナーコアチューブ53内のコアを取り出す(S180,S190)。
一方、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42に正しくセットされなかった場合(S140でNo)、作業者は、掘削作業を行わずに、オーバーショット部3によってインナー部5を引き上げて回収し、インナー部5に不具合等がないかを確認した上で、再度、インナー部5をアウター部4内に投入する(S180,S190,S110)。したがって、本実施形態に係るワイヤーライン掘削工法によれば、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42に正しくセットされていない状態で掘削作業(S160)が行われることを防止することができる。その結果、コア欠損を防止することができ、地質調査等に必要なコアを適切に採取することができる。
上述した実施形態によれば、次の作用効果を奏する。
判定システム10は、インナー部5をアウターチューブアセンブリ42に向けて投入した後に検出装置171で検出された結果に基づいて、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされたか否かを判定する。これにより、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされていない状態で掘削が行われることを防止できる。その結果、インナー部5によって採取するコアの欠損を防止することができる。つまり、本実施形態によれば、人間の聴覚に頼ってインナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされたことを判断する場合に比べて、信頼性を向上することができる。したがって、本実施形態によれば、コア欠損が防止された信頼性の高いコアサンプリングが可能なワイヤーライン掘削システム1及びワイヤーライン掘削工法を提供することができる。
次のような変形例も本発明の範囲内であり、変形例に示す構成と上述の実施形態で説明した構成を組み合わせたり、以下の異なる変形例で説明する構成同士を組み合わせたりすることも可能である。
<変形例1>
上記実施形態では、検出装置171が、アウターチューブアセンブリ42の内部にインナー部5がセットされるときに発生する振動を検出し、この振動検出結果に基づき、コントローラ170が、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされたか否かを判定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。図5に示すように、振動を検出する検出装置171(図3参照)に代えて、音を検出する検出装置271を設けてもよい。
本変形例に係る判定システム10は、ロッド11に着脱自在であって、アウターチューブアセンブリ42の内部にインナー部5がセットされるときに発生する音を検出する検出装置271と、インナー部5をアウターチューブアセンブリ42に向けて投入した後に検出装置271で検出された結果に基づいて、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされたか否かを判定するコントローラ270(判定装置)と、を備える。
検出装置271のセンサ部271cは、例えば、音響センサであり、第1クランプ部171aに設けられる筒部に配置される集音器により筒部内の音を検出し、検出信号をコントローラ270に出力する。コントローラ270は、検出された音が、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42にセットされたときに発生した音、すなわちアーム52aの先端部が、凹部140の底面に衝突したときに発生した衝突音であるか否かを周知のパターンマッチング法等により判定する。
なお、判定システム10は、振動を検出する検出装置171及び音を検出する検出装置271の双方を備え、検出装置171,271の一方または双方の検出結果に基づいて、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42の内部に正しくセットされたか否かを判定するようにしてもよい。これにより、様々な地層に対応可能な判定システム10とすることができる。
<変形例2>
コントローラ170は、アウター部4内にインナー部5を投下してからの時間tが所定時間t0を経過する前に、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42内に到達したときに発生する振動が検出されたか否かを判定する判定処理をさらに行ってもよい。
アウター部4内にインナー部5を投下してからの時間tが所定時間t0を経過する前に、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42内に到達したときに発生する振動が検出されなかった場合、コントローラ170は、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42に正しくセットされていないと判定する。コントローラ170は、判定結果を表す報知信号を報知装置172に出力し、報知装置172によってインナー部5がアウターチューブアセンブリ42に正しくセットされていないことが報知させる。所定時間t0は、インナー部5がアウターチューブアセンブリ42に到達したか否かを、インナー部5をアウター部4内に投下してからの経過時間に基づいて判定するための閾値であり、掘削地点の地表からの深さに応じて、複数定められている。掘削地点の地表からの深さが深くなるほど、時間の長い閾値(所定時間)t0が選択される。
このような変形例によれば、何らかの原因により、アウターチューブアセンブリ42内にインナー部5が到達しなかった場合に、そのことが報知装置172によって報知される。これにより、作業者は、速やかにインナー部5を引き上げて回収し、インナー部5に不具合等がないかを確認した上で、再度、インナー部5をアウター部4内に投入する作業を行うことができる。
<変形例3>
ラッチ部52の構成は、上記実施形態の構成に限定されない。開閉可能に構成され、開いた状態でアウターチューブアセンブリ42の凹部140に嵌入し、閉じた状態でアウターチューブアセンブリ42の凹部140から外れる種々の構成を採用することができる。
<変形例4>
上記実施形態及び上記変形例1に係るコントローラ170,270(判定装置)は、ラッチ部52がアウターチューブアセンブリ42の凹部140に嵌入されたときに発生する振動または音が検出装置171,271で検出されたときに、アウターチューブアセンブリ42の内部にインナー部5がセットされたと判定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。コントローラ170,270(判定装置)は、検出装置171,271により検出される検出結果、すなわちアウターチューブアセンブリ42の内部にインナー部5がセットされるときに発生する振動または音に基づいて、アウターチューブアセンブリ42の内部にインナー部5がセットされたか否かを判定する構成であればよい。
<変形例5>
コントローラ170,270は、検出装置171,271で検出された結果に基づいて、オーバーショット部3がインナー部5の吊金具51に接続されたか否かをさらに判定してもよい。
<変形例6>
上記実施形態では、垂直方向に地盤を掘削するワイヤーライン掘削システム1及びこのシステムを用いたワイヤーライン掘削工法に本発明を適用する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、水平方向に地盤を掘削するワイヤーライン掘削システム及びこのシステムを用いたワイヤーライン掘削工法について本発明を適用してもよい。この場合、インナー部5及びオーバーショット部3は、ポンプ60から吐出される水の圧力によってアウター部4内を移動する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
1・・・ワイヤーライン掘削システム、3・・・オーバーショット部、4・・・アウター部、5・・・インナー部、6・・・ワイヤー、10・・・判定システム、11・・・ロッド、20・・・駆動装置、42・・・アウターチューブアセンブリ、52・・・ラッチ部、100・・・ワイヤーライン掘削装置、140・・・凹部、170,270(判定装置)・・・コントローラ、171,271・・・検出装置、S110・・・インナー部投入工程、S120・・・ロッド接続工程、S130・・・検出装置装着工程、S140・・・セット判定工程、S160・・・掘削工程

Claims (5)

  1. 駆動装置により回転駆動されるロッド及び前記ロッドの端部に接続されるアウターチューブアセンブリを有するアウター部と、前記アウターチューブアセンブリの内部にセットされるインナー部と、ワイヤーに接続され前記インナー部に接続可能なオーバーショット部と、を備えるワイヤーライン掘削装置に用いられる判定システムであって、
    前記ロッドに着脱自在であって、前記アウターチューブアセンブリの内部に前記インナー部がセットされるときに発生する振動または音を検出する検出装置と、
    前記検出装置で検出された結果に基づいて、前記インナー部が前記アウターチューブアセンブリの内部にセットされたか否かを判定する判定装置と、を備える判定システム。
  2. 前記インナー部は、前記アウターチューブアセンブリの内面に設けられた凹部に対して着脱可能なラッチ部を有し、
    前記判定装置は、前記検出装置で検出された結果が、前記インナー部の前記ラッチ部が前記アウターチューブアセンブリの前記凹部に嵌入されたことを表す結果である場合、前記インナー部が前記アウターチューブアセンブリの内部にセットされたと判定する
    請求項1に記載の判定システム。
  3. 請求項1または2に記載の判定システムと、
    前記ワイヤーライン掘削装置と、を備えるワイヤーライン掘削システム。
  4. 請求項3に記載のワイヤーライン掘削システムを用いたワイヤーライン掘削工法であって、
    前記ロッドにおける地上に露出する部位に対し、前記検出装置を装着する検出装置装着工程と、
    前記アウター部の開口部から前記インナー部を前記アウターチューブアセンブリに向けて投入するインナー部投入工程と、
    前記インナー部投入工程で投入された前記インナー部が前記アウターチューブアセンブリの内部にセットされたか否かを、前記判定装置により判定するセット判定工程と、
    前記セット判定工程において前記インナー部が前記アウターチューブアセンブリの内部にセットされたと判定された場合、前記ロッドを回転させて掘削を行う掘削工程と、を備えるワイヤーライン掘削工法。
  5. 前記インナー部投入工程の後であって前記セット判定工程の前に、前記駆動装置に取り付けられる前記ロッドと前記アウター部とを接続するロッド接続工程をさらに備える
    請求項4に記載のワイヤーライン掘削工法。
JP2019113113A 2019-06-18 2019-06-18 ワイヤーライン掘削装置に用いられる判定システム、ワイヤーライン掘削システム、及びワイヤーライン掘削工法 Active JP7168170B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019113113A JP7168170B2 (ja) 2019-06-18 2019-06-18 ワイヤーライン掘削装置に用いられる判定システム、ワイヤーライン掘削システム、及びワイヤーライン掘削工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019113113A JP7168170B2 (ja) 2019-06-18 2019-06-18 ワイヤーライン掘削装置に用いられる判定システム、ワイヤーライン掘削システム、及びワイヤーライン掘削工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020204213A true JP2020204213A (ja) 2020-12-24
JP7168170B2 JP7168170B2 (ja) 2022-11-09

Family

ID=73837288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019113113A Active JP7168170B2 (ja) 2019-06-18 2019-06-18 ワイヤーライン掘削装置に用いられる判定システム、ワイヤーライン掘削システム、及びワイヤーライン掘削工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7168170B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0913867A (ja) * 1995-06-28 1997-01-14 Reidetsuku:Kk 地中情報収集装置
JPH10121878A (ja) * 1996-10-23 1998-05-12 Raito Kogyo Co Ltd 単軸掘削装置
JPH10159477A (ja) * 1996-12-04 1998-06-16 Koken Boring Mach Co Ltd ワイヤラインユニットのセット確認装置
JP2000121742A (ja) * 1998-10-14 2000-04-28 Mitsubishi Electric Corp 掘削管体音響伝送用送信機およびこの送信機による掘削管体音響伝送方法
JP2002266585A (ja) * 2001-03-07 2002-09-18 Koken Boring Mach Co Ltd ワイヤラインサンプラ及びワイヤラインサンプリング工法
JP2008156992A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Jfe Steel Kk 掘削装置および基礎杭施工時の拡大翼状態判定装置
JP2010084401A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Toa Tone Boring:Kk ワイヤーラインサンプラー

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0913867A (ja) * 1995-06-28 1997-01-14 Reidetsuku:Kk 地中情報収集装置
JPH10121878A (ja) * 1996-10-23 1998-05-12 Raito Kogyo Co Ltd 単軸掘削装置
JPH10159477A (ja) * 1996-12-04 1998-06-16 Koken Boring Mach Co Ltd ワイヤラインユニットのセット確認装置
JP2000121742A (ja) * 1998-10-14 2000-04-28 Mitsubishi Electric Corp 掘削管体音響伝送用送信機およびこの送信機による掘削管体音響伝送方法
JP2002266585A (ja) * 2001-03-07 2002-09-18 Koken Boring Mach Co Ltd ワイヤラインサンプラ及びワイヤラインサンプリング工法
JP2008156992A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Jfe Steel Kk 掘削装置および基礎杭施工時の拡大翼状態判定装置
JP2010084401A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Toa Tone Boring:Kk ワイヤーラインサンプラー

Also Published As

Publication number Publication date
JP7168170B2 (ja) 2022-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11047189B2 (en) Autonomous unit launching system for oil and gas wells logging, method of installation and uninstallation of said autonomous unit in the system and rescue system
CN105156057B (zh) 一种带有到位报信的绳索取心定位悬挂机构
US8022838B2 (en) Logging system, method of logging an earth formation and method of producing a hydrocarbon fluid
JP2017179998A (ja) 杭孔用貫入試験装置及び杭施工管理方法
JP2020204213A (ja) ワイヤーライン掘削装置に用いられる判定システム、ワイヤーライン掘削システム、及びワイヤーライン掘削工法
US6843120B2 (en) Apparatus and method of monitoring and signaling for downhole tools
KR20200040933A (ko) 공구 조인트 포지셔닝
KR20140085221A (ko) 연약지반조사를 위한 회전식 지반시료수집장치
US10586340B2 (en) Coherent noise reduction in ultrasonic data
CN203347782U (zh) 超深井井下视频成像设备
JP4303845B2 (ja) 地質ボーリング調査における試料採取装置
CA2725758C (en) Method and device for core drilling
CN201386524Y (zh) 封隔器胶皮专用打捞器
US10605943B2 (en) Coherent noise reduction in ultrasonic data
JP2001020269A (ja) 地盤環境調査方法および地盤環境調査装置
JP3163874U (ja) 土砂掘削装置
JP3472766B2 (ja) オリエンティング・ワイヤライン・コアバーレル装置
JP3544028B2 (ja) 立坑掘削方法及び立坑掘削機
JP3850543B2 (ja) ワイヤーラインによるセルフボーリング型プレッシャーメータ試験方法
JP5996923B2 (ja) 施工補助装置及び管体埋設方法
CN206326345U (zh) 一种泥浆脉冲发生器的拆装工具
JP3724784B2 (ja) 掘削装置
CA2634142C (en) Logging system, method of logging an earth formation and method of producing a hydrocarbon fluid
JP2004339844A (ja) パイロット孔掘削装置およびパイロット孔内計測装置
WO2020246898A1 (en) Well assembly monitoring

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190628

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7168170

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150