JPH0913867A - 地中情報収集装置 - Google Patents
地中情報収集装置Info
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- JPH0913867A JPH0913867A JP16265595A JP16265595A JPH0913867A JP H0913867 A JPH0913867 A JP H0913867A JP 16265595 A JP16265595 A JP 16265595A JP 16265595 A JP16265595 A JP 16265595A JP H0913867 A JPH0913867 A JP H0913867A
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Abstract
低減することによって信号伝送距離を延長させる。 【構成】 送信コイル18と、主受信コイル19と、更
に、主受信コイル19の中心軸と直交する方向の中心軸
を持ち、主受信コイル19に隣接して設けられて、第1
の誘導雑音信号を発生する第1の雑音受信コイル20
と、主受信コイル及び第1の雑音受信コイルの各中心軸
と直交する方向の中心軸を持ち、主受信コイル19に隣
接して設けられて、第2の誘導雑音信号を発生する第2
の雑音受信コイル21と、第1及び第2の雑音受信コイ
ルの各々の出力を合成して合成雑音波形を得る雑音合成
回路22と、雑音合成回路22の出力の振幅と位相を調
整する振幅位相調整回路23と、振幅位相調整回路23
の調整した出力と主受信コイル19の出力との差信号を
取り出して復調器入力信号として出力する差動回路24
とを有する。
Description
製のロッドを有し、このロッドの先端部に設けたセンサ
で検出された信号を地中情報として地表側において収集
するための地中情報収集装置に関する。
転する鋼製のロッドを有するボーリングマシーンに備え
られる。ボーリングマシーンにおいて、ロッド先端部の
情報、例えば、温度を実時間で得ようとする場合、ロッ
ド先端部に温度センサを取付け、この温度センサで検出
された信号を地中情報として地表側において収集するこ
とが必要になる。
平6−77863号に示されるように、鋼製のロッド
と、このロッドの先端付近に埋め込まれたセンサと、こ
のロッド内にセンサに近接して収容された送信回路部
と、、このセンサで検知した地中情報により搬送波を変
調する送信回路部と、ソレノイド状の送信コイルとを有
する。送信回路部は、センサで検出した信号、即ち、地
中情報により搬送波を変調して変調搬送波を送信コイル
に出力する。送信コイルは、変調搬送波に基づいて鋼製
のロッドを伝播するような磁気信号を発生せしめ、この
磁気信号はロッドを通して地表側に伝達される。地表側
でロッドから磁気信号を受けるために、ロッドの地表側
にソレノイド状の受信コイルが設けられる。この受信コ
イルは中心軸を有し、この中心軸がロッドの軸方向と一
致するようにロッドを磁芯として巻かれる。これによ
り、ロッドに磁気信号があると、受信コイルには誘導信
号が発生する。受信コイルには受信回路部が接続され、
この受信回路部は、受信コイルからの誘導信号を受け、
この誘導信号を復調して地中情報を再生する。
異なる方向から入射する外部磁気信号によっても誘導信
号を発生する。このような誘導信号は、地中情報収集装
置とは別の外部機器から到来する雑音に起因した雑音信
号であり、除去されるべきである。
た従来の地中情報収集装置は、このような雑音信号を除
去する機能を有していない。一方、地中の送信コイルか
ら送信される磁気信号は、信号伝送距離、即ち、ロッド
の長さが長くなるにつれて、地表側では微弱となる。こ
のため、地中情報を表す誘導信号と雑音による誘導信号
との比、つまり信号対雑音比(S/N比)はロッドの長
さが長くなるにつれて小さくなる。この結果、信号伝送
距離は、雑音が大きくなるにしたがって短くなり、ひい
ては地中情報を収集し得る深さが浅くなるというという
問題点があった。
雑音として混入する磁気信号を低減することによって信
号伝送距離を延長させることができる地中情報収集装置
を提供しようとするものである。
差し込まれる鋼製のロッドと、該ロッドの先端付近に設
けられたセンサと、前記ロッドの先端付近に設けられて
前記センサで検出された検出信号を地中情報信号として
受け、前記地中情報信号により搬送波を変調して変調搬
送波を出力する送信回路部と、前記ロッドの中心軸と一
致する中心軸を持ち、前記変調搬送波により磁気信号を
発生し、該磁気信号を前記ロッドを通して前記先端とは
反対の他端側に伝送せしめるソレノイド状の送信コイル
と、前記ロッドの前記他端側に該ロッドを周回するよう
に巻かれ、前記ロッドを通して送られてくる前記磁気信
号を誘導電気信号に変換するソレノイド状の主受信コイ
ルと、前記誘導電気信号を復調器入力信号として受けて
前記地中情報信号を復調する復調回路とを有する地中情
報収集装置において、該装置は更に、前記主受信コイル
の中心軸と直交する方向の中心軸を持つように巻かれ、
前記主受信コイルに隣接して設けられて、雑音振幅と雑
音位相とを有する第1の誘導雑音信号を発生する第1の
ソレノイド状の雑音受信コイルと、前記主受信コイルの
中心軸及び前記第1のソレノイド状の雑音受信コイルの
中心軸と直交する方向の中心軸を持ち、前記主受信コイ
ルに隣接して設けられて、雑音振幅と雑音位相とを有す
る第2の誘導雑音信号を発生する第2のソレノイド状の
雑音受信コイルと、該第1及び第2の雑音受信コイルの
各々の出力を合成して前記主受信コイルに誘起される雑
音波形に極めて近い合成雑音波形を得る雑音合成回路
と、該雑音合成回路の出力の振幅と位相を前記主受信コ
イルの出力の雑音成分の振幅と位相に一致するように調
整する振幅位相調整回路と、該振幅位相調整回路の調整
した出力と前記主受信コイルの出力との差信号を取り出
して前記復調器入力信号として出力する差動回路とを有
することを特徴とする地中情報収集装置が得られる。
受信コイルの中心軸方向に送信コイルがある時、この軸
方向と異なる角度を持つ磁気信号は他の機器又は不特定
の雑音発生源より発生した雑音信号とする。
イルは主受信コイルの中心軸方向の磁気信号成分に対す
る検出感度が極めて小さいことから、主受信コイルの中
心軸以外の方向から入射する雑音だけを受信する効果が
得られ、かつ第1及び第2の雑音受信コイルから得られ
る雑音信号を合成することにより主受信コイルに混入す
る雑音信号に極めて近い同一位相または逆位相の雑音信
号が得られる。
1及び第2の雑音受信コイルから得られる出力信号を差
し引けば、雑音低減効果が得られるため、地中から送信
される信号検出レベルが向上することになる。
る信号は、第1及び第2の雑音受信コイルに対する信号
の入射方向によって信号出力強度と位相が異なるため、
増幅率と位相を調整することにより主受信コイルに混入
する雑音の振幅と位相に合わせることで雑音の低減効果
を高めることが可能となる。
は適応型フィルタを用いた自動調整により最適な雑音低
減効果を得ることができる。
集装置の全体構成を模式的に示した図である。
中情報収集装置と同様に、地中に差し込まれる鋼製ロッ
ド11と、鋼製ロッド11の先端付近に設けられた温度
センサ12と、鋼製ロッド11の先端付近に設けられて
温度センサ12で検出された検出信号を地中情報信号と
して受け、この地中情報信号により搬送波を変調して変
調搬送波を出力する送信回路部26と、鋼製ロッド11
の中心軸と一致する中心軸を持ち、上記変調搬送波によ
り磁気信号を発生し、この磁気信号を鋼製ロッド11を
通して上記先端とは反対の他端側に伝送せしめるソレノ
イド状の送信コイル18と、鋼製ロッド11の上記他端
側に鋼製ロッド11を周回するように巻かれ、鋼製ロッ
ド11を通して送られてくる磁気信号を誘導電気信号に
変換するソレノイド状の主受信コイル19と、上記誘導
電気信号を復調器入力信号として受けて上述した地中情
報信号を復調する復調回路25とを有している。
は、更に、主受信コイル19の中心軸と直交する方向の
中心軸を持つように巻かれ、主受信コイル19に隣接し
て設けられて、雑音振幅と雑音位相とを有する第1の誘
導雑音信号を発生する第1のソレノイド状の雑音受信コ
イル20と、主受信コイル19の中心軸及び第1のソレ
ノイド状の雑音受信コイル20の中心軸と直交する方向
の中心軸を持ち、主受信コイル19に隣接して設けられ
て、雑音振幅と雑音位相とを有する第2の誘導雑音信号
を発生する第2のソレノイド状の雑音受信コイル21
と、第1及び第2の雑音受信コイル20及び21の各々
の出力を合成して主受信コイル19に誘起される雑音波
形に極めて近い合成雑音波形を得る雑音合成回路22
と、雑音合成回路22の出力の振幅と位相を主受信コイ
ル19の出力の雑音成分の振幅と位相に一致するように
調整する振幅位相調整回路23と、振幅位相調整回路2
3の調整した出力と主受信コイル19の出力との差信号
を取り出して復調器入力信号として出力する差動回路2
4とを有する。なお図において27は受信回路部をあら
わす。
する直流電圧を入力電圧に応じたデジタル値を持つ信号
に変換するA/D変換回路13と、このA/D変換回路
13の出力信号が入力され、通信を行うための直列符号
を出力する伝送符号発生回路14と、搬送波として一定
の周波数の信号を出力する発振回路15と、伝送符号発
生回路14から直列符号を受け、これによって発振回路
15から得られた搬送波を変調する変調回路16と、変
調回路16から得られた搬送波帯の出力を電力増幅し、
この増幅した電気信号を磁気に変換する為に送信コイル
18に出力する増幅回路17とを含んでいる。
先端部には温度センサ12が組み込まれており、この温
度センサ12は地中の温度に対応する直流電圧を出力す
る。この直流電圧はA/D変換回路13に与えられ、こ
こで入力電圧に応じたデジタル値を持つ信号に変換され
伝送符号発生回路14に入力され、伝送符号発生回路1
4は通信を行うための直列符号を出力する。発振回路1
5は搬送波として例えば1kHzの信号を出力し、その
出力は変調回路16に与えられる。変調回路16は伝送
符号発生回路14から直列符号を受け、これによって発
振回路15から得られた搬送波を変調する。変調回路1
6から得られた搬送波帯の出力は増幅回路17で電力増
幅された後、電気信号を磁気に変換する為に送信コイル
18に加えられる。
近のロッド部分を磁芯として巻かれて構成され、増幅回
路17からの励磁電力により鋼製ロッド11の磁束変化
を生じさせる。
11の表面より内側にあり、外部は損傷しないように保
護されている。このようにして形成された磁束は、鋼製
ロッド11の他端すなわち地表側に達する。地表側には
鋼製ロッド11の中心軸を軸とする主受信コイル19
と、この主受信コイル19に近接してこれと直交する方
向に第1の雑音受信コイル20と第2の雑音受信コイル
21が備えらえている。この3つの受信コイルの動作を
説明する前に、図2及び図3を参照して複数のコイルを
配置した時の一般的な説明をする。
この主受信コイル19と直交する第1の雑音受信コイル
20(図1参照)又は第1及び第2の雑音受信コイル2
0及び21を配置したときのコイルの感度方向性と信号
位相関係を説明する図である。
心軸直下より送信コイル18からの磁気信号の垂直成分
が入射する状態において、雑音として混入する磁気信号
が主受信コイル19に対してある角度を持って入射する
場合、この磁気信号の垂直成分NV は雑音として受信さ
れるが、水平成分NH については主受信コイル19が検
出感度を持たないことから雑音とはならない。以上のこ
とから、図3における主受信コイル19に直交した中心
軸を持つ第1又は第2の雑音受信コイル20又は21に
は雑音として混入する磁気信号の水平成分NH が検出さ
れ、垂直成分NV は検出感度を持たないことから、送信
コイル18からの磁気信号を含め検出されない。従っ
て、第1又は第2の雑音受信コイル20又は21で検出
される信号は、それぞれ水平成分NH のSin、Cos
の成分雑音として混入する磁気信号となる。実際の環境
における雑音源は多数の雑音波源の合成信号であること
から、第1及び第2の雑音受信コイル20及び21で受
信した両信号のスカラを求め両信号の極性から決定した
符号を乗じて求めた合成雑音信号は主受信コイル19に
入射する雑音成分に極めて近い波形が得られる。このよ
うにして得られた合成雑音信号に対し、信号振幅の調整
と位相を調整することにより、主受信コイル19に入射
する雑音性の磁気信号成分と同じ振幅と位相を持つ信号
を再生することができる。この信号を主受信コイル19
で得られた信号から差し引くことで、主受信コイル19
で得られる信号から雑音性の磁気信号成分を除去するこ
とができる。
中心軸を鋼製ロッド11が通過するように取り付けられ
ており、第1及び第2の雑音受信コイル20及び21は
中心軸が主受信コイル19の中心軸とは直交する方向で
取り付けられている。このため、鋼製ロッド11方向の
磁気信号に対しては、第1及び第2の雑音受信コイル2
0及び21は検出感度を有さない。ここで、主受信コイ
ル19と第1及び第2の雑音受信コイル20及び21か
らは誘導雑音が検出され、図示してない増幅器で増幅さ
れ、増幅された第1の雑音受信コイル20及び第2の雑
音受信コイル21の出力は雑音合成回路22により先に
述べたようにスカラ変換し符号を付加した上で振幅位相
調整回路23で振幅と位相を調整して差動回路24に入
力し、一方増幅された主受信コイル19の出力は直接差
動回路24に入力し、ここで2つの出力の差信号が得ら
れ、復調回路25で復調されて雑音成分の影響が少ない
地中情報が得られる。
の雑音受信コイル20及び21の配置を示す図である。
第2の雑音受信コイル21はその中心軸21aが主受信
コイル19の中心軸19aと第1の雑音受信コイル20
の中心軸20aとの両方に直交するように取り付けられ
ており、第1の雑音受信コイル20と同様に、鋼製ロッ
ド11方向の磁気信号に対しては受信感度を持たない。
及び21を用いた場合の第1及び第2の雑音受信コイル
20及び21の出力信号の合成、振幅及び位相を調整す
る回路を含めた地上部分の受信回路部27(図1をも参
照)の構成を具体的に示す図である。
20及び第2の雑音受信コイル21から出力される信号
は、第1の増幅回路32、第2の増幅回路33及び第3
の増幅回路34でそれぞれ増幅される。第2及び第3の
増幅回路33及び34の出力はそれぞれ第1の二乗回路
35及び第2の二乗回路36で二乗されて加算回路37
に入力され両者が加算される。加算回路37の出力は平
方根回路38に入力され加算信号を平方に開き合成雑音
のスカラを得る。また第2及び第3の増幅回路33及び
34の出力は象限判別回路39に入力され、入力信号電
圧の符号の組み合わせにより象限判定を行い第1または
第4象限であれば+1を、第2または第3象限であれば
−1を出力し、乗算回路40で平方根回路38の出力と
乗算して合成雑音信号波形出力を得て振幅位相調整回路
41に入力され、差動回路42の出力にあらわれる雑音
信号成分が最小になるように振幅と位相が調整される。
差動回路42では主受信コイル19から得られ、第1の
増幅回路32により増幅された信号から前記の調整され
た合成雑音の引き算が行われ、主受信コイル19に入射
した雑音が除去される。
上の受信コイルを用い、第1及び第2の雑音受信コイル
20及び21の出力を合成して合成雑音信号を得て、こ
の合成雑音信号出力の振幅と位相を、主受信コイル19
に入射する雑音性信号に一致するように調整し、主受信
コイル19より得られる信号から引き算することによ
り、受信コイルの雑音を除去することができ、信号対雑
音の比率が大きく改善される。
コイルを全て互いに直角に配置するように説明したが、
ある程度は直角から離れても、幾何学的に説明されるこ
とであるが、効果の減少は小さく、実用的には差支えな
い。
として温度センサ12を例に挙げたが、検知したい情報
の種類例えばトルク、水圧などに応じて適宜選択される
ことは言うまでもない。
に、差動回路42の出力をオシロスコープなどで監視し
ながら振幅と位相を手動調整する方法や、差動回路42
の出力の平均二乗誤差がゼロになるように振幅と位相を
自動調整する方法もある。
によれば、第1の受信コイル以外の受信コイルを中心軸
方向が異なるように配置することにより、信号対雑音の
比率が大きく改善されることから、磁気による信号の到
達距離(深度)が著しく改善されるため、地中情報収集
装置の信頼性および経済性の向上が図られる。
体構成を模式的に示した図である。
コイルを基準にして、この主受信コイルと直交する第1
の雑音受信コイル又は第1及び第2の雑音受信コイルを
配置したときのコイルの感度方向性と信号位相関係を説
明するための図である。
コイル、第1及び第2の雑音受信コイルの配置を示す図
である。
信コイル、第1及び第2の雑音受信コイルを用いた場合
の第1及び第2の雑音受信コイルの出力信号の合成、振
幅及び位相を調整する回路を含めた地上部分の受信回路
部の構成を具体的に示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 地中に差し込まれる鋼製のロッドと、該
ロッドの先端付近に設けられたセンサと、前記ロッドの
先端付近に設けられて前記センサで検出された検出信号
を地中情報信号として受け、前記地中情報信号により搬
送波を変調して変調搬送波を出力する送信回路部と、前
記ロッドの中心軸と一致する中心軸を持ち、前記変調搬
送波により磁気信号を発生し、該磁気信号を前記ロッド
を通して前記先端とは反対の他端側に伝送せしめるソレ
ノイド状の送信コイルと、前記ロッドの前記他端側に該
ロッドを周回するように巻かれ、前記ロッドを通して送
られてくる前記磁気信号を誘導電気信号に変換するソレ
ノイド状の主受信コイルと、前記誘導電気信号を復調器
入力信号として受けて前記地中情報信号を復調する復調
回路とを有する地中情報収集装置において、 該装置は更に、前記主受信コイルの中心軸と直交する方
向の中心軸を持つように巻かれ、前記主受信コイルに隣
接して設けられて、雑音振幅と雑音位相とを有する第1
の誘導雑音信号を発生する第1のソレノイド状の雑音受
信コイルと、前記主受信コイルの中心軸及び前記第1の
ソレノイド状の雑音受信コイルの中心軸と直交する方向
の中心軸を持ち、前記主受信コイルに隣接して設けられ
て、雑音振幅と雑音位相とを有する第2の誘導雑音信号
を発生する第2のソレノイド状の雑音受信コイルと、該
第1及び第2の雑音受信コイルの各々の出力を合成して
前記主受信コイルに誘起される雑音波形に極めて近い合
成雑音波形を得る雑音合成回路と、該雑音合成回路の出
力の振幅と位相を前記主受信コイルの出力の雑音成分の
振幅と位相に一致するように調整する振幅位相調整回路
と、該振幅位相調整回路の調整した出力と前記主受信コ
イルの出力との差信号を取り出して前記復調器入力信号
として出力する差動回路とを有することを特徴とする地
中情報収集装置。 - 【請求項2】 地中に差し込まれる鋼製のロッドと、該
ロッドの先端付近に設けられたセンサと、前記ロッドの
先端付近に設けられて前記センサで検出された検出信号
を地中情報信号として受け、前記地中情報信号により搬
送波を変調して変調搬送波を出力する送信回路部と、前
記ロッドの中心軸と一致する中心軸を持ち、前記変調搬
送波により磁気信号を発生し、該磁気信号を前記ロッド
を通して前記先端とは反対の他端側に伝送せしめるソレ
ノイド状の送信コイルと、前記ロッドの前記他端側に該
ロッドを周回するように巻かれ、前記ロッドを通して送
られてくる前記磁気信号を誘導電気信号に変換するソレ
ノイド状の主受信コイルと、前記誘導電気信号を復調器
入力信号として受けて前記地中情報信号を復調する復調
回路とを有する地中情報収集装置において、 該装置は更に、前記主受信コイルの中心軸と直交する方
向の中心軸を持つように巻かれ、前記主受信コイルに隣
接して設けられて、雑音振幅と雑音位相とを有する第1
の誘導雑音信号を発生する第1のソレノイド状の雑音受
信コイルと、前記主受信コイルの中心軸及び前記第1の
ソレノイド状の雑音受信コイルの中心軸と直交する方向
の中心軸を持ち、前記主受信コイルに隣接して設けられ
て、雑音振幅と雑音位相とを有する第2の誘導雑音信号
を発生する第2のソレノイド状の雑音受信コイルと、前
記主受信コイル、前記第1のソレノイド状の雑音受信コ
イル及び前記第2のソレノイド状の雑音受信コイルから
出力される信号をそれぞれ増幅する第1、第2及び第3
の増幅回路と、該第2及び第3の増幅回路の出力をそれ
ぞれ二乗する第1及び第2の二乗回路と、該第1及び第
2の二乗回路の出力を受けて両者を加算する加算回路
と、該加算回路の出力を受けて加算信号を平方に開き合
成雑音のスカラを得る平方根回路と、前記第2及び第3
の増幅回路の出力を受けて入力信号電圧の符号の組み合
わせにより象限判定を行い第1または第4象限であれば
+1を、第2または第3象限であれば−1を出力する象
限判別回路と、該象限判別回路の出力を前記平方根回路
の出力と乗算して合成雑音信号波形出力を得る乗算回路
と、該乗算回路の出力を受けて差動回路の出力にあらわ
れる雑音信号成分が最小になるように振幅と位相を調整
する振幅位相調整回路と、前記主受信コイルから得られ
前記第1の増幅回路により増幅された信号と前記振幅位
相調整回路の出力信号との差信号を取り出して前記復調
器入力信号として出力する差動回路とを有することを特
徴とする地中情報収集装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16265595A JP3084550B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 地中情報収集装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16265595A JP3084550B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 地中情報収集装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0913867A true JPH0913867A (ja) | 1997-01-14 |
JP3084550B2 JP3084550B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=15758762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16265595A Expired - Fee Related JP3084550B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 地中情報収集装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3084550B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010047938A (ja) * | 2008-08-20 | 2010-03-04 | Kansai Electric Power Co Inc:The | 地盤評価方法および地盤評価装置 |
CN102684741A (zh) * | 2011-12-08 | 2012-09-19 | 河南科技大学 | 一种水下通信装置与方法 |
JP2020204213A (ja) * | 2019-06-18 | 2020-12-24 | 鹿島建設株式会社 | ワイヤーライン掘削装置に用いられる判定システム、ワイヤーライン掘削システム、及びワイヤーライン掘削工法 |
-
1995
- 1995-06-28 JP JP16265595A patent/JP3084550B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN102684741B (zh) * | 2011-12-08 | 2014-06-04 | 河南科技大学 | 一种水下通信装置与方法 |
JP2020204213A (ja) * | 2019-06-18 | 2020-12-24 | 鹿島建設株式会社 | ワイヤーライン掘削装置に用いられる判定システム、ワイヤーライン掘削システム、及びワイヤーライン掘削工法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3084550B2 (ja) | 2000-09-04 |
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