JP2020204173A - バッテリパックを電源とする作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリパックを電源とする作業機において、モータコントローラ及びバッテリターミナルの組み付けを容易にする。【解決手段】作業機は、モータと、モータを収容するアウターケースと、アウターケースに組み付けられたユニットホルダと、ユニットホルダに組み付けられているとともに、バッテリパックと着脱可能に接続するバッテリターミナルと、ユニットホルダに組み付けられているとともに、バッテリパックからモータへ供給される電力を制御するモータコントローラとを備える。【選択図】図2

Description

本開示は、バッテリパックを電源とする作業機に関する。
バッテリパックを電源とする作業機が知られている。この種の作業機は、モータと、バッテリパックと着脱可能に接続するバッテリターミナルと、バッテリからモータへ供給される電力を制御するモータコントローラとを備える。特許文献1に、作業機の一種である背負式のブロワが開示されている。
特開2016−204930号公報
従来の作業機では、バッテリターミナルやモータコントローラが、アウターケースへ個別に組み付けられている。そのことから、作業機を製造するときに、それらの組み付けが比較的に面倒という問題がある。特に、作業機の高電圧化が進むにつれて、モータコントローラやバッテリターミナルも大型化しており、それらの組み付けを容易化し得る技術が必要とされている。
本明細書が開示する技術は、バッテリパックを電源とする作業機に具現化される。この作業機は、モータと、モータを収容するアウターケースと、アウターケースに組み付けられたユニットホルダと、ユニットホルダに組み付けられているとともに、バッテリパックと着脱可能に接続するバッテリターミナルと、ユニットホルダに組み付けられているとともに、バッテリパックからモータへ供給される電力を制御するモータコントローラとを備える。
上記した作業機では、アウターケースにユニットホルダが組み付けられており、そのユニットホルダに、バッテリターミナル及びモータコントローラが組み付けられている。このような構成によると、作業機を製造するときは、モータコントローラ及びバッテリターミナルを、予めユニットホルダに組み付けてから、そのユニットホルダを、モータコントローラ及びバッテリターミナルと共にアウターケースへ組み付けることができる。従って、モータコントローラ及びバッテリターミナルの組み付けを容易に行うことができる。
実施例のブロワ10の外観を示す斜視図。 ブロワ10の分解斜視図である。 ブロワ10の内部構造を示す断面図である。図中の矢印Fは、空気経路42における空気の流れを模式的に示す。 アウターケース14の一部を取り除いて、ブロワ10の内部構造を示す図である。図中の矢印Fは、空気経路42、42a、42bにおける空気の流れを模式的に示す。 ボリュートケースの断面図である。 ボリュートケースの分解斜視図である。 ブロワ10の一部の分解斜視図であり、吸音部材62、64、66、68を示す図。
本技術の一実施形態において、アウターケースの内部には、空気の流れる空気経路が設けられていてもよい。この場合、モータコントローラは、空気経路に面していてもよい。このような構成によると、空気経路を流れる空気によってモータコントローラが冷却され、モータコントローラの温度上昇を抑制することができる。
本技術の一実施形態において、アウターケースは、第1セグメント(例えば、ベース部材)と、モータを挟んで第1セグメントに対向する第2セグメント(例えば、カバー部材)とを有してもよい。この場合、ユニットホルダは、第1セグメントと第2セグメントとの両者に亘って組み付けられていてもよい。このような構成によると、アウターケースの剛性をユニットホルダによって高めることができる。
本技術の一実施形態において、作業機は、背負型作業機であってもよい。この場合、背負型作業機は、背負型ブロワであってもよい。但し、他の実施形態として、作業機は、背負型作業機ではなく、例えば、モータによって車輪を駆動する芝刈機や運搬車であってもよい。
以下では、本発明の代表的かつ非限定的な具体例について、図面を参照して詳細に説明する。この詳細な説明は、本発明の好ましい例を実施するための詳細を当業者に示すことを単純に意図しており、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、以下に開示される追加的な特徴ならびに発明は、さらに改善された作業機を提供するために、他の特徴や発明とは別に、又は共に用いることができる。
また、以下の詳細な説明で開示される特徴や工程の組み合わせは、最も広い意味において本発明を実施する際に必須のものではなく、特に本発明の代表的な具体例を説明するためにのみ記載されるものである。さらに、上記及び下記の代表的な具体例の様々な特徴、ならびに、独立及び従属クレームに記載されるものの様々な特徴は、本発明の追加的かつ有用な実施形態を提供するにあたって、ここに記載される具体例のとおりに、あるいは列挙された順番のとおりに組合せなければならないものではない。
本明細書及び/又は特許請求の範囲に記載された全ての特徴は、実施例及び/又はクレームに記載された特徴の構成とは別に、出願当初の開示ならびにクレームされた特定事項に対する限定として、個別に、かつ互いに独立して開示されることを意図するものである。さらに、全ての数値範囲及びグループ又は集団に関する記載は、出願当初の開示ならびにクレームされた特定事項に対する限定として、それらの中間の構成を開示する意図を持ってなされている。
図面を参照して、実施例のブロワ10について説明する。本実施例のブロワ10は、背負型のブロワであり、主に屋外で使用される作業機の一種である。ブロワ10は、ユーザの背面に所定の姿勢で装着され、空気を吹き出すことによって、例えば落ち葉や刈られた草といった散乱物を吹き集める。ブロワ10は、バッテリパック2を電源とする作業機であり、二つのバッテリパック2が着脱可能に構成されている。なお、バッテリパック2の数は二つに限定されない。
図1−図4に示すように、ブロワ10は、ボリュートポンプ12と、ボリュートポンプ12を収容するアウターケース14と、一対の肩ストラップ16とを備える。一対の肩ストラップ16は、アウターケース14に固定されており、アウターケース14をユーザの背面に固定する。アウターケース14は、複数の防振部材13を介して、ボリュートポンプ12を支持している。防振部材13は、例えばスプリング又はゴムといった、弾性を有する部材である。一例ではあるが、本実施例におけるアウターケース14は、ベース部材14aとカバー部材14bとを含む、複数のセグメント(部品)で構成されている。カバー部材14bはベース部材14aに組み付けらており、ベース部材14aとカバー部材14bは、ボリュートポンプ12を介して互いに対向している。
アウターケース14には、二つのバッテリインターフェース18が設けられている。各々のバッテリインターフェース18には、一つのバッテリパック2が着脱可能に取り付けられる。各々のバッテリインターフェース18には、バッテリターミナル18aが設けられている。バッテリターミナル18aは、バッテリインターフェース18に取り付けられたバッテリパック2と電気的に接続する。バッテリターミナル18aには、一対の電力用ターミナルと、複数の通信用ターミナルとが含まれる。なお、バッテリインターフェース18の数は二つに限定されず、ブロワ10は、少なくとも一つのバッテリインターフェース18を備えればよい。
ブロワ10は、ボリュートポンプ12に接続された吐出ノズル20と、吐出ノズル20に設けられた操作グリップ22とを備える。操作グリップ22には、例えばトリガ24といった、ユーザによって操作される複数のスイッチが設けられている。ユーザがトリガ24を操作すると、一つ又は二つのバッテリパック2からボリュートポンプ12へ電力が供給され、ボリュートポンプ12が起動する。これにより、ブロワ10は吐出ノズル20から空気を吐出する。
ボリュートポンプ12は、ボリュートケース26と、ボリュートケース26内に位置するインペラ28と、インペラ28に接続されたモータ30とを備える。ボリュートケース26は、吸込口26aとボリュート室26bと吐出口26cとを画定している。ボリュート室26bは、吸込口26aと吐出口26cとの間を、渦巻き状に延びている。インペラ28は、モータ30の回転軸30aに固定されており、ボリュート室26bにおいて回転可能に支持されている。モータ30は、バッテリパック2からの電力供給を受けて、インペラ28を回転駆動する。インペラ28が回転駆動されると、吸込口26aから吸い込まれた空気が、ボリュート室26bで加速された後に、吐出口26cから吐出される。ボリュートケース26の吐出口26cには、吐出ノズル20が接続されている。特に限定されないが、本実施例のブロワ10では、ユーザが所定の姿勢でブロワ10を装着したときに、モータ30は、ユーザとボリュートケース26の間に位置し、ボリュートケース26の吸込口26aは、ユーザの後方(即ち、反ユーザ側)に向けて開口する。
ここで、ボリュートケース26の吐出口26cは、アウターケース14の外部に位置している。ボリュートケース26は、アウターケース14から突出する吐出ダクト26dを有しており、吐出口26cは吐出ダクト26dの先端に位置している。アウターケース14には、吐出ダクト26dが通過するダクト開口14cが設けられている。前述したように、アウターケース14は、複数の防振部材13を介して、ボリュートポンプ12を支持している。従って、吐出ダクト26dとダクト開口14cとの間には、隙間が設けられており、これによって、ボリュートケース26のアウターケース14に対する相対変位が許容される。
その一方で、モータ30を含むボリュートポンプ12の大部分は、アウターケース14内に位置している。特に、ボリュートケース26の吸込口26aが、アウターケース14内に位置しているので、アウターケース14には、外部吸込口40a、40bが設けられている。外部吸込口40a、40bは、アウターケース14に形成された一又は複数の開口である。そして、アウターケース14の内部には、外部吸込口40a、40bからボリュートケース26の吸込口26aまで延びる空気経路42、42a、42bが画定されている。
ブロワ10は、モータコントローラ32をさらに備える。モータコントローラ32は、バッテリターミナル18a及びモータ30と電気的に接続されている。これにより、バッテリパック2の放電電力は、モータコントローラ32を介してモータ30に供給される。モータコントローラ32は、一又は複数のパワースイッチング素子を内蔵しており、モータ30へ供給される電力を制御する。特に限定されないが、本実施例におけるモータ30は、ブラシレスDCモータであり、モータコントローラ32はインバータ回路を内蔵している。モータコントローラ32は、アウターケース14内の空気経路42に面している。これにより、空気経路42を流れる空気によって、モータコントローラ32の温度上昇を抑制することができる。
モータコントローラ32は、ユニットホルダ34に組み付けられている。そして、ユニットホルダ34は、アウターケース14の内部に位置しており、アウターケース14に組み付けられている。ユニットホルダ34には、モータコントローラ32に加えて、バッテリターミナル18aも組み付けられている。このような構成により、ブロワ10の製造工程では、先ず、モータコントローラ32及びバッテリターミナル18aが、ユニットホルダ34に組み付けられる。次いで、そのユニットホルダ34が、モータコントローラ32及びバッテリターミナル18aと共に、アウターケース14のベース部材14aに組み付けられる。モータコントローラ32及びバッテリターミナル18aを、アウターケース14に対して個別に組み付ける必要がないので、モータコントローラ32及びバッテリターミナル18aの組み付けを容易に行うことができる。
ユニットホルダ34の具体的な構成は特に限定されない。但し、本実施例のブロワ10では、ユニットホルダ34が、ベース部材14a(第1セグメント)とカバー部材14b(第2セグメント)との両者に亘って組み付けられている。このような構成によると、アウターケース14の剛性を、ユニットホルダ34によって高めることができる。また、ユニットホルダ34が、アウターケース14に対して安定して固定されるので、モータコントローラ32やバッテリターミナル18aの振動を抑制することができる。これにより、電気的な不具合(例えば、接触不良)を未然に防止することができる。
前述したように、モータ30がアウターケース14内に配置されているので、モータ30の騒音が周囲へ発散することが抑制される。しかしながら、アウターケース14には、外部吸込口40a、40bが形成されており、モータ30の騒音が、外部吸込口40a、40bから外部へ漏出することは避けられない。この点に関して、本実施例のブロワ10では、外部吸込口40a、40bが、アウターケース14の底部14dに設けられている。ユーザが所定の姿勢でブロワ10を装着したときに、アウターケース14の底部14dは地面に対向し、外部吸込口40a、40bは鉛直下方に向けて開口する。即ち、ユーザがブロワ10を使用するときに、アウターケース14の外部吸込口40a、40bは、地面に向けて開口する。これにより、外部吸込口40a、40bから漏出する騒音は、主に地面に向けて放出され、周囲へ発散されることが抑制される。
ここで、前記した所定の姿勢(即ち、ユーザの背面に装着されたときの姿勢)において、ボリュートケース26の吸込口26aは、水平方向に向けて開口する。即ち、即ち、ボリュートケース26の吸込口26aが開口する方向と、アウターケース14の外部吸込口40a、40bが開口する方向とは、互いに直交する。なお、ボリュートケース26の吸込口26aが開口する方向は、モータ30の回転軸30aと平行であり、即ち、インペラ28の回転軸とも平行である。
外部吸込口40a、40bの位置は、アウターケース14の底部14dに限定されない。但し、外部吸込口40a、40bが、アウターケース14の底部14dに位置していると、ユーザが所定の姿勢でブロワ10を装着したときに、外部吸込口40a、40bが比較的に低い位置に配置される。そのことから、外部吸込口40a、40bから漏出する騒音が、周囲へ発散されることを効果的に抑制することができる。この観点において、外部吸込口40a、40bの位置は、アウターケース14の底部14dに近いほどよい。従って、外部吸込口40a、40bは、例えばモータ30の回転軸30aよりも下方に位置してもよく、さらには、ボリュートケース26よりも下方に位置してもよい。
本実施例のブロワ10では、アウターケース14の底部14dが、ユーザがブロワ10を地面に置いたときに、地面に接触する接地面44を有する。但し、外部吸込口40a、40bについては、接地面44とは異なる位置に設けられている。仮に、外部吸込口40a、40bが接地面44に設けられていると、ユーザがブロワ10を地面に置いたときに、外部吸込口40a、40bが地面によって完全に閉塞されてしまい、例えばモータ30が惰性で回転し続けているときに問題となる。そのことから、外部吸込口40a、40bの少なくとも一部は、接地面44とは異なる位置に設けられることができる。
図4に示すように、本実施例のブロワ10では、外部吸込口40a、40bが、第1外部吸込口40aと第2外部吸込口40bとを有する。そして、空気経路42、42a、42bは、第1外部吸込口40aから上方に延びる第1空気経路42aと、第2外部吸込口40bから上方に延びる第2空気経路42bとを有する。第1空気経路42a及び第2空気経路42bは、バッテリインターフェース18に沿って設けられており、バッテリインターフェース18に取り付けられたバッテリパック2に隣接する。このような構成によると、それらの空気経路42a、42bを流れる空気によって、バッテリパック2の温度上昇を抑制することができる。
特に、本実施例のブロワ10では、第1空気経路42aと第2空気経路42bとの間に、バッテリインターフェース18が設けられている。第1空気経路42aは、一方のバッテリインターフェース18に取り付けられたバッテリパック2に隣接し、第2空気経路42bは、他方のバッテリインターフェース18に取り付けられたバッテリパック2に隣接する。これにより、各々のバッテリパック2の温度上昇を、効果的に抑制することができる。
本実施例のブロワ10では、アウターケース14の外部吸込口40a、40bを通過する空気量は、ボリュートケース26の吸込口26aを通過する空気量の95パーセント以上である。言い換えると、アウターケース14には、外部吸込口を40a、40b除いて、開放された他の開口が実質的に存在しない。これにより、モータ30の騒音が、外部吸込口40a、40b以外から、アウターケース14の外部へ漏出することが防止されている。
次に、図5、図6を参照して、ボリュートケース26の構造について説明する。図5、図6に示すように、ボリュートケース26は、ボリュート室26bを画定するケース本体52と、ケース本体52から突出して吸込口26aを画定するベルマウス54を有する。ベルマウス54は、吸込口26aからボリュート室26bに向けて、断面積が拡大する錐台形状を有する。ボリュートケース26は、樹脂材料によって形成されており、複数の部品を組み合わせて構成されている。特に限定されないが、各々の部品は、金型成形によって製造されている。
ボリュートケース26では、ケース本体52に必要とされる厚みに対して、ベルマウス54(特に、ベルマウス54の端部)に必要とされる厚みは大きい。従って、仮にベルマウス54をケース本体52へ一体に形成すると、それらが一体化された部品は偏肉構造を有することになる。そのような部品を金型で精度よく成形するためには、厚みの大きいベルマウス54の部分に、いわゆる肉盗みを設けることが考えられる。しかしながら、ベルマウス54の部分に肉盗みを設けると、ベルマウス54の表面には多数の穴や溝が形成され、それに起因する風切り音の発生が問題となる。
上記の点に関して、本実施例におけるボリュートケース26は、複数の部品を組み合わせて構成されている。特に、ボリュートケース26を構成する複数の部品には、第1部品56と第2部品58とが含まれる。第1部品56は、ケース本体52の少なくとも一部を構成している。第2部品58は、第1部品56に組み付けられているとともに、ベルマウス54の少なくとも一部を構成している。このように、ベルマウス54の少なくとも一部が、ケース本体52とは別部品で構成されていると、ケース本体52を構成する第1部品56の偏肉構造を排除又は抑制して、ベルマウス54の表面に肉盗みを設ける必要を無くすことができる。これにより、ベルマウス54の表面(特に、ベルマウス54の先端部分の表面)を、平滑にすることができる。
一例ではあるが、本実施例では、第1部品56がベルマウス54の一部も構成しており、第2部品58は、環状の部材であって、ベルマウス54の先端部分を構成している。第2部品58が環状の部材であると、ボリュートケース26の吸込口26aを精度よく、平滑な表面で形成することができる。
本実施例では、第1部品56に、複数の凹部56aが設けられている。これは、第1部品56に設けられた肉盗みである。同様に、第2部品58にも、複数の凹部58aが設けられている。これもまた、第2部品58に設けられた肉盗みである。但し、これらの凹部56a、58aは、第1部品56と第2部品58との合わせ面に位置している。従って、第1部品56と第2部品58とが組み合せられたときに、これらの凹部56a、58aは第1部品56と第2部品58との間に位置して、外部に露出しない。従って、各々の部品56、58に肉盗みを設けつつ、ベルマウス54の表面(内面)を平滑に形成することができる。
図3、図4、図7に示すように、ブロワ10は、複数の吸音部材62、64、66、68を備える。複数の吸音部材62、64、66、68は、アウターケース14の内部に位置している。複数の吸音部材62、64、66、68には、第1吸音部材62、第2吸音部材64、第3吸音部材66及び第4吸音部材68が含まれる。各々の吸音部材62、64、66、68は、スポンジで構成されている。なお、ここでいうスポンジとは、海綿状(あるいは、多孔質性)の材料を広く意味し、それを構成する材料については、特に限定されない。吸音部材62、64、66、68は、樹脂材料やゴム材料といった、様々な材料で構成されることができる。
第1吸音部材62は、アウターケース14のカバー部材14bの内面に取り付けられており、ボリュートケース26の吸込口26aに対向している。第1吸音部材62は、モータ30の回転軸30aの延長線上に位置しており、モータ30の騒音を効果的に吸収することができる。前述したように、モータ30の回転軸30aには、インペラ28が固定されている。従って、第1吸音部材62は、インペラ28の回転軸の延長線上にも位置している。第1吸音部材62は、概して、ディスク形状を有している。
第2吸音部材64は、アウターケース14のベース部材14aの内面に取り付けられており、ベース部材14aとモータ30との間に位置している。第2吸音部材64もまた、モータ30の回転軸30aの延長線上に位置しており、モータ30の騒音を効果的に吸収することができる。また、第2吸音部材64は、インペラ28の回転軸の延長線上にも位置している。第2吸音部材64は、モータ30を挟んで、第1吸音部材62と対向している。モータ30を二つの吸音部材62、64の間に配置することで、モータ30の騒音を効果的に吸収することができる。
第3吸音部材66は、アウターケース14のベース部材14aに取り付けられている。第3吸音部材66は、筒状の形状を有しており、モータ30の回転軸30aに垂直な径方向から、モータ30を取り囲むように配置されている。ここで、第3吸音部材66の少なくとも一部は、第2吸音部材64と一体に形成されてもよい。また、第3吸音部材66は、必ずしも筒状の形状を有さなくてもよく、単なる板状の形状を有して、モータ30を中心とする周方向の一部にのみ設けられてもよい。
第4吸音部材68は、ボリュートケース26の吐出ダクト26dに取り付けられており、ボリュートケース26の吐出ダクト26dと、アウターケース14のダクト開口14cとの間の隙間に設けられている。前述したように、アウターケース14は、複数の防振部材13を介して、ボリュートケース26を支持している。従って、ボリュートケース26はアウターケース14に対して変位可能であり、その変位を許容するためには、吐出ダクト26dとダクト開口14cとの間に隙間を設ける必要がある。しかしながら、吐出ダクト26dとダクト開口14cとの間に隙間を設けると、ダクト開口14cを通じて、モータ30の騒音がアウターケース14の外部へ漏れ出るおそれがある。第4吸音部材68は、そのような騒音の漏出を抑制しつつ、柔軟なスポンジで構成されているので、ボリュートケース26の相対変位を許容することができる。
2:バッテリパック
10:ブロワ
12:ボリュートポンプ
13:防振部材
14:アウターケース
14a:ベース部材
14b:カバー部材
14c:ダクト開口
14d:底部
16:肩ストラップ
18:バッテリインターフェース
18a:バッテリターミナル
20:吐出ノズル
22:操作グリップ
24:トリガ
26:ボリュートケース
26a:吸込口
26b:ボリュート室
26c:吐出口
26d:吐出ダクト
28:インペラ
30:モータ
32:モータコントローラ
34:ユニットホルダ
40a、40b:外部吸込口
42、42a、42b:空気経路
44:接地面
52:ケース本体
54:ベルマウス
56:ボリュートケースの第1部材
58:ボリュートケースの第2部材
62、64、66、68:吸音部材

Claims (5)

  1. バッテリパックを電源とする作業機であり、
    モータと、
    モータを収容するアウターケースと、
    アウターケースに組み付けられたユニットホルダと、
    前記ユニットホルダに組み付けられているとともに、前記バッテリパックと着脱可能に接続するバッテリターミナルと、
    前記ユニットホルダに組み付けられているとともに、前記バッテリパックから前記モータへ供給される電力を制御するモータコントローラと、
    を備える作業機。
  2. 前記アウターケースの内部には、空気の流れる空気経路が設けられており、
    前記モータコントローラは、前記空気経路に面している、請求項1に記載の作業機。
  3. 前記アウターケースは、第1セグメントと、前記モータを挟んで前記第1セグメントに対向する第2セグメントとを有し、
    前記ユニットホルダは、前記第1セグメントと前記第2セグメントとの両者に亘って組み付けられている、請求項1又は2に記載の作業機。
  4. 前記作業機は、背負型作業機である、請求項1から3のいずれか一項に記載の作業機。
  5. 前記作業機は、背負型ブロワである、請求項1から4のいずれか一項に記載の作業機。
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JPH051832A (ja) * 1991-06-25 1993-01-08 Hitachi Ltd インバータ装置及びそれを用いた空気調和機
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