JP2020202735A - 蓄電池利用システム - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄電池を利用して電力使用を制御し契約電力を下げ基本料金を低減できる蓄電池利用システムを提供する。【解決手段】蓄電池利用システム1は、系統10側に設けられ契約値以内の電流が入力されるAC/DCコンバータ部16と、負荷29側に設けられ契約値より大きい電流を出力可能なDC/ACインバータ部23と、AC/DCコンバータ部からDC/ACインバータ部の間に設けられ、AC/DCコンバータ部からの電流を充電し、DC/ACインバータ部を介して負荷に放電する蓄電池21と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、蓄電池を利用した電力使用についての蓄電池利用システムに関する。
電気料金は、基本料金と電力量料金とで構成される。基本料金は、電力会社と結ぶ契約電力を基に算定され、月額固定のものである。電力量料金は、毎月の使用量に単価を掛け合わせて算定される。電気料金を下げる策として、例えば特許文献1に記載の電力使用システムが開示されている。特許文献1の電力使用システムは、太陽光が多い日中帯では、太陽光発電装置からの出力電力により負荷装置を動作させ、発電量が負荷を上回る場合に余剰電力を蓄電池に充電し、太陽光発電装置で発電することができない夜間帯では、蓄電池または整流器からの出力電力により負荷装置を動作させる。これにより、蓄電池を利用して商用電力の使用量を減らし、電力量料金を低減することができる。
一方、基本料金は、利用できる電力の上限として設定される契約電力の大きさで定まり、契約電力が上がれば当然高額となる。
しかし、従来、太陽光発電の余剰電力を蓄電池に蓄えてその電力を使用することにより商用電力の使用量を減らすことはできても、契約電力を下げるために蓄電池を利用して電力使用を制御するシステムはなかった。
しかし、従来、太陽光発電の余剰電力を蓄電池に蓄えてその電力を使用することにより商用電力の使用量を減らすことはできても、契約電力を下げるために蓄電池を利用して電力使用を制御するシステムはなかった。
そこで、本発明は、蓄電池を利用して電力使用を制御し契約電力を下げ基本料金を低減できる蓄電池利用システムの提供を課題とするものである。
請求項1の蓄電池利用システムは、系統側に設けられ契約値以内の電流が入力されるAC/DCコンバータ部と、負荷側に設けられ前記契約値より大きい電流を出力可能なDC/ACインバータ部と、前記AC/DCコンバータ部から前記DC/ACインバータ部の間に設けられ、前記AC/DCコンバータ部からの電流を充電し、前記DC/ACインバータ部を介して前記負荷に放電する蓄電池と、を備えている。
請求項2の蓄電池利用システムは、前記蓄電池よりも前記系統側に設けられ、前記系統側との接続を開閉するスイッチ要素と、当該スイッチ要素の開閉を制御する制御機器と、を更に備えている。
請求項3の蓄電池利用システムは、前記AC/DCコンバータ部よりも前記系統側に、当該系統に系統連系可能な系統連系自家発電設備を更に備えている。
請求項4の蓄電池利用システムは、前記AC/DCコンバータ部よりも前記負荷側に、前記蓄電池または前記DC/ACインバータ部に自家消費専用の電力を供給する自家消費専用自家発電設備を更に備えている。
請求項3の蓄電池利用システムは、前記AC/DCコンバータ部よりも前記系統側に、当該系統に系統連系可能な系統連系自家発電設備を更に備えている。
請求項4の蓄電池利用システムは、前記AC/DCコンバータ部よりも前記負荷側に、前記蓄電池または前記DC/ACインバータ部に自家消費専用の電力を供給する自家消費専用自家発電設備を更に備えている。
本発明は、系統側から負荷に流れる電力の一部がAC/DCコンバータ部を介して蓄電池に充電され、蓄電池に蓄えられた電力がDC/ACインバータ部を介して負荷に供給されることにより、系統側からAC/DCコンバータ部に入力される電力より大きな電力を負荷に供給することができる。これにより、従来、大きな電力が負荷に使用されるとき、それに応じて契約電力を大きくする必要があったが、本発明は、蓄電池の電力を負荷に回すことによってその分系統から直接負荷に使用する電力を低減できるので、契約電力を上げることなく大きな電力を負荷に使用することができる。言い換えれば、通常の量の電力を負荷に使用しているときは、蓄電池から回される電力分に対応して契約電力を下げることが可能となり、基本料金を低減できる。
以下、本発明の実施形態の蓄電池利用システムを図に基づいて説明する。本実施形態では、契約電力が50kW以下である一般家庭などで使用される低圧の区分を対象として構築される蓄電池利用システムを例示する。
図1及び図2に示す蓄電池利用システム1において、系統10側には、系統10からの契約値以内の電流が入力されるAC/DCコンバータ部16が設けられ、負荷29側には、契約値より大きい電流を出力可能なDC/ACインバータ部23が設けられている。なお、一般家庭向けの契約電力は、通常「アンペア(A)」を単位として定められており、基本料金はそれに対応した金額が設定され、契約電力が大きい程高額である。本実施形態では、契約電力は30Aに設定され、負荷29側の保安ブレーカ24は契約電力以上の電力を使用可能とするために60Aに設定されている。
AC/DCコンバータ部16からDC/ACインバータ部23に至る間には、AC/DCコンバータ部16からの電流を充電し、DC/ACインバータ部23を介して負荷29に放電する蓄電池21が設けられている。更に、AC/DCコンバータ部16よりも系統10側には、系統10に系統連系可能な系統連系自家発電設備12が設置されている。また、AC/DCコンバータ部16よりも負荷29側には、蓄電池21及びDC/ACインバータ部23に自家消費専用の電力を供給する自家消費専用自家発電設備19が設置されている。
系統10からの電力は、電力計11によって計測された後、契約ブレーカ14及び保安ブレーカ15を経てAC/DCコンバータ部16に入力される。契約ブレーカ14は契約値以上の電流が流れると、ブレーカが落ちて通電が遮断される。保安ブレーカ15は、漏電を防止し、安全を確保するためのものであり、設定値以上の電流が流れると、ブレーカが落ちて通電が遮断される。
AC/DCコンバータ部16は、交流を直流に変換するとともに、系統10側と負荷29側との接続を開閉するスイッチ要素としての切換開閉器17を一体に備えており、系統10からの交流の入力をON(接続状態)とOFF(遮断状態)とに切り換える。切換開閉器17がONの状態では、系統10側から入力された交流が直流に変換され、負荷29側に出力される。AC/DCコンバータ部16は、別途に設けられた制御機器18により切換開閉器17の開閉が制御される。ここで、AC/DCコンバータ部16の定格は、契約値より大きくてもよいし、契約値と同一あるいはそれより小さくてもよい。なお、契約電力は30Aであり、また、一般家庭では100Vの電圧が使用されることが多いので、AC/DCコンバータ部16の入力される電力は3kWが上限値となる。
制御機器18は、後述するBMU(バッテリモニタリングユニット)20で取得される蓄電池21の残容量、温度、電力量計25〜28で計測された電力量CT1〜4などの情報に基づいてAC/DCコンバータ部16の挙動を制御し、系統10側と負荷29側との接続の開閉制御を行なう。具体的には、蓄電池21の残容量が下限値である20%になったとき、AC/DCコンバータ部16の切換開閉器17はONの接続状態に切り換えられ、系統10側からの電力は負荷29及び蓄電池21に供給され、蓄電池21は充電を開始する。切換開閉器17でONに切り換えられる前記下限値は任意に変更することができる。また、系統連系自家発電設備12の発電量CT3が負荷29の使用量CT4より大きいときも、AC/DCコンバータ部16の切換開閉器17はONの接続状態に切り換えられる。なお、発電量CT3と使用量CT4は、30秒間隔で計測され比較される。但し、その間隔は任意に変更できる。
一方、蓄電池21の残容量が上限値まで充電されると、AC/DCコンバータ部16の切換開閉器17はOFFの遮断状態に切り換えられ、系統10側からの供給は行なわれず、負荷29への電力は蓄電池21のみから供給されることになる。なお、蓄電池21の残容量の上限値も任意に設定することができる。
DC/ACインバータ部23は、AC/DCコンバータ部16から流れてきた直流及び蓄電池21から放電された直流を交流に変換して負荷29に流す。DC/ACインバータ部23には、AC/DCコンバータ部16を通流した電力に、蓄電池21で放電された電力が合流するので、系統10側から入力された電力は増幅されて負荷29に入力される。したがって、系統10側の契約ブレーカ14及び保安ブレーカ15は30Aが設定されているのに対し、負荷29側の保安ブレーカ24はそれを超えて60Aに設定されている。交流に変換された電力は、保安ブレーカ24、電力量計28を通って負荷29の電灯などに供給される。なお、DC/ACインバータ部23から流出する電流は単相3線式の電線により負荷29に流される。
蓄電池21は、AC/DCコンバータ部16を流れた電流の一部が充電されるのであるが、その割合は特別に制御されることなく、負荷29側がより必要な状態にあれば、それに対応した電流が自然に放電されて負荷29に供給される。なお、必要に応じて二点鎖線で示すように適宜台数の蓄電池22を増設することもできる。
蓄電池21の前方にはBMU(バッテリモニタリングユニット)20が設けられ、これに蓄電池21の残容量、温度等の情報が取得され、その情報が表示されるとともに、蓄電池21の管理が行なわれる。
系統連系自家発電設備12は、ソーラーパネルを備えた太陽光発電設備であり、発生した電力はパワーコンディショナ13で交流に変換され、電圧、周波数を調整されて安定化された後、AC/DCコンバータ部16に流れて自家消費に使用されたり、系統10に系統連系されて電力会社に売電される。
自家消費専用自家発電設備19は、出力された電力を自家消費専用に使用するために増設したものであり、同じくソーラーパネルを備えた太陽光発電設備であり、蓄電池21の残容量が不足したときや負荷29に多大な電力を供給する必要が生じたときに蓄電池21あるいはDC/ACインバータ部23に電力を供給する。
回路の各箇所には電力量計25〜28が設置されており、各箇所における電力量が計測される。電力量計25は系統連系自家発電設備12で発電して系統10に系統連系される電力量CT1を計測し、電力量計26は電力会社から買い取られた買電量CT2を、電力量計27は系統連系自家発電設備12で発電された発電量CT3を、電力量計28は負荷29で使用される使用量CT4を計測する。これらの電力量計で計測された情報は制御機器18に送信される。
次に、このように構成された本実施形態の蓄電池利用システム1による電力の流れについて説明する。
図1に示すように、AC/DCコンバータ部16の切換開閉器17がONの状態にあるとき、系統10からの電力はAC/DCコンバータ部16に送られる。また、系統連系自家発電設備12で発生した電力は、パワーコンディショナ13に送られて交流に変換され電圧、周波数を調整された後、系統10に系統連系され、負荷29に必要な分だけ自家消費に回されてAC/DCコンバータ部16に流れ、その余剰分は系統10側に流れて電力会社に売電される。
図1に示すように、AC/DCコンバータ部16の切換開閉器17がONの状態にあるとき、系統10からの電力はAC/DCコンバータ部16に送られる。また、系統連系自家発電設備12で発生した電力は、パワーコンディショナ13に送られて交流に変換され電圧、周波数を調整された後、系統10に系統連系され、負荷29に必要な分だけ自家消費に回されてAC/DCコンバータ部16に流れ、その余剰分は系統10側に流れて電力会社に売電される。
これら系統10側から送出された電力は、AC/DCコンバータ部16に至るまで負荷29の使用状態に応じて30A以下の交流が流れ、AC/DCコンバータ部16で直流に変換される。その後、直流電力は負荷29に送出され、一部は蓄電池21に送られる。蓄電池21に蓄えられた電力は、必要に応じて負荷29側に放電される。
ここで、AC/DCコンバータ部16から送出された直流が蓄電池21に送られる割合は、負荷29で使用される電力量や蓄電池21の残容量によって変化する。また、蓄電池21に蓄えられて放電される量も同様に、負荷29で使用される電力量や蓄電池21の残容量によって変化する。これら蓄電池21の充放電量は、負荷29での使用量や蓄電池21の残容量に応じて常に変動するとともに、特別の制御手段を介することなく、一連の電力の流れにおいて自然に変化する。
AC/DCコンバータ部16で変換されて直接負荷29側に流れる電流及び蓄電池21から放電された電流は、DC/ACインバータ部23に入力されて交流に戻され、保安ブレーカ24、電力量計28を通って電灯などの負荷29に入力される。
このようにして使用される電力においては、蓄電池21に蓄えられた電力も負荷29に使用されることによって、AC/DCコンバータ部16に入力される系統10側の電流より大きな電流をDC/ACインバータ部23を介して負荷29に送出することができる。
電力の使用中は、制御機器18は、BMU(バッテリモニタリングユニット)20で取得される蓄電池21の残容量、温度等の情報や、各箇所の電力量計25〜28で計測された電力量CT1〜4等を監視し、AC/DCコンバータ部16の切換開閉器17の切り換えを制御している。
一方、この制御機器18の監視により、蓄電池21の残容量が上限値になると、制御機器18の制御によりAC/DCコンバータ部16の切換開閉器17は、図2に示すように、OFFに切り換えられる。OFFに切り換えられると、系統10側からの電流はAC/DCコンバータ部16において遮断され、以後、負荷29への電力は蓄電池21から放電される電力のみによって賄われる。また、系統連系自家発電設備12で発生した電力は、パワーコンディショナ13に送られて交流に変換され電圧、周波数を調整された後、全て系統10側に流れて電力会社に売電される。
その後、蓄電池21の残容量が下限値の20%になったとき、あるいは、上限値以下であって電力量計27で計測された発電量CT3が電力量計28で計測された使用量CT4より大きいときには、AC/DCコンバータ部16の切換開閉器17はONに切り換えられ、系統10側からの電流は導通される。
自家消費専用自家発電設備19は、蓄電池21の蓄電量が不足するときや負荷29に多大な電力を供給する必要が生じたときに蓄電池21及びDC/ACインバータ部23に電力を供給する。なお、自家消費専用自家発電設備19は、蓄電池21及びDC/ACインバータ部23のいずれか一方のみに電力を供給するものであってもよい。
次に、本実施形態の蓄電池利用システム1の作用を説明する。
蓄電池利用システム1は、系統10とこの系統10から交流電力が供給される負荷29との間に、AC/DCコンバータ部16とDC/ACインバータ部23とが設けられているとともに、AC/DCコンバータ部16とDC/ACインバータ部23との間に、AC/DCコンバータ部16からの電流を充電する蓄電池21が設けられ、蓄電池21からは放電によりDC/ACインバータ部23に電力が出力されるように構築されている。
蓄電池利用システム1は、系統10とこの系統10から交流電力が供給される負荷29との間に、AC/DCコンバータ部16とDC/ACインバータ部23とが設けられているとともに、AC/DCコンバータ部16とDC/ACインバータ部23との間に、AC/DCコンバータ部16からの電流を充電する蓄電池21が設けられ、蓄電池21からは放電によりDC/ACインバータ部23に電力が出力されるように構築されている。
これにより、系統10側からの交流は一旦AC/DCコンバータ部16で直流に変換された後、この電流の一部は負荷29での電力使用量等に応じて蓄電池21に流されて一旦蓄電され、必要時に放電されてDC/ACインバータ部23により再度交流に変換されて負荷29に流される。したがって、系統10側からの電力に、蓄電池21から放電された電力が加わることによって、AC/DCコンバータ部16に入力される系統10側の契約値以内の電流より大きな電流を負荷29に流すことができる。本実施形態では、契約値30A以内の電流に対して60A以内の電流に増幅して負荷29に供給することができる。例えば、系統10側から供給される電流が20Aであるのに対し、負荷29には40Aの電流を供給することが可能である。
したがって、電力の使用において、一度に大きな電力が負荷29に使用されるときには、従来は、それに対応して契約電力も大きく設定する必要があったが、本実施形態の蓄電池利用システム1は、系統10側からの電流を一旦蓄電池21に蓄え、必要時に蓄電池21からの放電を利用することにより、契約電力を上げることなく大きな電力を負荷29に使用することが可能となる。言い換えれば、通常の量の電力を負荷29に使用しているときは、契約電力を下げることが可能となり、それにより、基本料金を低減できることになる。
すなわち、30Aの契約電力に関し、例えば、従来の、蓄電池21を利用していない電力システムにおいては、負荷29で20Aの電流を使用するときには、系統10側からは20Aの電流が流されるが、本実施形態の蓄電池利用システム1においては、負荷29に20Aの電流を出力するときに、系統10側からは10Aとか15Aなどの小さな電流を出力すれば足りることも多い。このため、契約電力としては20Aを設定すれば足りることも可能となり、10A分だけ契約電力を下げることが可能となる。
ところで、上記実施形態において、AC/DCコンバータ部16は、制御機器18によって制御される切換開閉器17による開閉機能も一体に組み込まれたコンバータで構成されているが、本発明を実施する場合には、コンバータと開閉機能とが一体化されておらず切換開閉器17は別体の機器により構成したものとしてもよい。
また、上記実施形態においては、系統10側との接続を開閉する切替開閉器17を設け、これに付随して、AC/DCコンバータ部16の挙動を制御して系統10側と負荷29との接続の開閉制御を行なう制御機器18、及び蓄電池21の残容量、温度等の情報が取得されるBMU(バッテリモニタリングユニット)20を設けている。そして、系統10に系統連系可能な系統連系自家発電設備12及びパワーコンディショナ13、蓄電池21及びDC/ACインバータ部23に自家消費専用の電力を供給する自家消費専用自家発電設備19を設けている。しかし、本発明を実施する場合には、これらの機器は設けないものとすることもできる。これらの機器が設けられていない基本的な蓄電池利用システ1を図3及び図4に示す。
図3に示す蓄電池利用システ1においては、切替開閉器17等は設けられていないが、負荷29側が大きな電力を必要としないときあるいは蓄電池21の残容量が少ないときは、図3に示すように、系統10から買電された電流は自然と蓄電池21に入力されて充電される。また、負荷29側が大きな電力を必要としたときあるいは蓄電池21の残容量が充分にあるときは、図4に示すように、系統10から電流が供給されるとともに蓄電池21から余力に応じた電流が自然と負荷29側に放出される。このようにして、図3及び図4に示す蓄電池利用システ1においても、必要時に蓄電池21からの放電を利用することにより、契約電力を上げることなく大きな電力を負荷29に使用することが可能である。言い換えれば、通常の量の電力を負荷29に使用しているときは、契約電力を下げることが可能となり、基本料金を低減できる。
系統連系自家発電設備12及び自家消費専用自家発電設備19は、蓄電池利用システ1において常に蓄電池21に充電できる電力を確保できれば特に設置する必要はないものである。
系統連系自家発電設備12及び自家消費専用自家発電設備19は、蓄電池利用システ1において常に蓄電池21に充電できる電力を確保できれば特に設置する必要はないものである。
更に、上記実施形態の蓄電池利用システム1は、一般家庭用のものであって電灯などの負荷29への電力供給として使用されるものであるが、本発明はこれに限られるものではなく、店舗、小規模な事務所あるいは工場などを対象とする低圧の契約の場合や、工場、ビルなどを対象とする高圧の契約の場合にも適用することができる。高圧の契約の場合は、契約電力は、実際に使用した電力の最大値であるデマンド値であり、30分単位での平均電力を算出し、そのうち月間での最大値がその月の最大需要電力であって、各月の契約電力は、過去1年間の最大需要電力のうちの最大値である。
なお、上記実施形態では、系統10側の契約ブレーカ14及び保安ブレーカ15の上限値として30Aが設定され、負荷29側の保安ブレーカ24の上限値として60Aが設定されているが、各ブレーカの設定値はこれらの電流値に限られないことは言うまでもない。
また、本実施形態では、系統連系自家発電設備12及び自家消費専用自家発電設備19として、太陽光発電装置が設置されているが、これらの自家発電設備は、風力発電装置など他の発電設備であってもよい。
1 蓄電池利用システム 19 自家消費専用自家発電設備
10 系統 21 蓄電池
12 系統連系自家発電設備 22 増設の蓄電池
16 AC/DCコンバータ部 23 DC/ACインバータ部
17 切換開閉器(スイッチ要素) 29 負荷
18 制御機器
10 系統 21 蓄電池
12 系統連系自家発電設備 22 増設の蓄電池
16 AC/DCコンバータ部 23 DC/ACインバータ部
17 切換開閉器(スイッチ要素) 29 負荷
18 制御機器
Claims (4)
- 系統側に設けられ契約値以内の電流が入力されるAC/DCコンバータ部と、
負荷側に設けられ前記契約値より大きい電流を出力可能なDC/ACインバータ部と、
前記AC/DCコンバータ部から前記DC/ACインバータ部の間に設けられ、前記AC/DCコンバータ部からの電流を充電し、前記DC/ACインバータ部を介して前記負荷に放電する蓄電池と、
を備えたことを特徴とする蓄電池利用システム。 - 前記蓄電池よりも前記系統側に設けられ、前記系統側との接続を開閉するスイッチ要素と、
当該スイッチ要素の開閉を制御する制御機器と、
を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の蓄電池利用システム。 - 前記AC/DCコンバータ部よりも前記系統側に、当該系統に系統連系可能な系統連系自家発電設備を更に備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蓄電池利用システム。
- 前記AC/DCコンバータ部よりも前記負荷側に、前記蓄電池及び前記DC/ACインバータ部の少なくとも一方に自家消費専用の電力を供給する自家消費専用自家発電設備を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の蓄電池利用システム。
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