JP2020202632A - 制御装置 - Google Patents

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裕士 細川
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Abstract

【課題】蓄電池の状況に応じてデマンドレスポンス要請への対応方法をより適切に判断する。【解決手段】デマンドレスポンス要請に対して許諾するか否かを判断すると共に、判断結果に基づいて蓄電池の充放電制御を管理する制御装置としての蓄電池制御装置10であって、デマンドレスポンス要請を要求する要求信号を受信する通信部11と、要求信号に基づいて、デマンドレスポンス要請に対する応答時間及びその前後の時間帯の蓄電池20に係る充放電スケジュールを変更した場合に、デマンドレスポンス要請の要求に基づく電力量が確保できるかを計算し、計算結果に基づいて、デマンドレスポンス要請に対して許諾するか否かを判断する計算部12と、計算部12からの指示に基づいて蓄電池20における充放電スケジュールを変更するスケジュール管理部13と、を有する。【選択図】図2

Description

本開示は、制御装置に関する。
通信基地局等のインフラ設備において、災害対策の観点から、蓄電池を備えることで、停電時の電力供給バックアップを行っている例がある。この蓄電池は、電力供給バックアップ用途以外にも活用することができる。例えば、商用電気料金の比較的安価な夜間帯に蓄電池へ充電し、充電した電力をその他の時間帯に放電をすることで、運用に係る電気料金を下げることが可能である(例えば、特許文献1)。
一方、近年、電気事業者による電力需給調整の手法として、需要家に対して電力需要の抑制又は消費を要請する、デマンドレスポンス(DR)という取り組みが検討されている。デマンドレスポンスでは、電気事業者等と需要家との間で、電気事業者等からの要請に応じてどの程度正確に応答できたか(需給調整を行ったか)に基づいて、需要家は電力事業者等からインセンティブを獲得する(例えば、特許文献2)。また、デマンドレスポンス要請を受けた場合の蓄電量に基づいて、電力購入の目標電力値を設定することについても検討されている(例えば、特許文献3)。
特許第6103170号公報 特開2017−134863号公報 国際公開第2016/084392号
しかしながら、蓄電池の状況によっては、デマンドレスポンスの要請に応答して需給調整を行うことでインセンティブを獲得できる一方、要請に応答するための需給調整に係るコストのほうが増大する可能性もある。
本開示は上記を鑑みてなされたものであり、蓄電池の状況に応じてデマンドレスポンス要請への対応方法をより適切に判断することが可能な制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の一の例示的形態に係る制御装置は、デマンドレスポンス要請に対して許諾するか否かを判断すると共に、判断結果に基づいて蓄電池の充放電制御を管理する制御装置であって、デマンドレスポンス要請を要求する要求信号を受信する通信部と、前記要求信号に基づいて、前記デマンドレスポンス要請に対する応答時間及びその前後の時間帯の蓄電池に係る充放電スケジュールを変更した場合に、前記デマンドレスポンス要請の要求に基づく電力量が確保できるかを計算し、計算結果に基づいて、デマンドレスポンス要請に対して許諾するか否かを判断する計算部と、前記計算部からの指示に基づいて前記蓄電池における充放電スケジュールを変更するスケジュール管理部と、を有する。
本開示によれば、蓄電池の状況に応じてデマンドレスポンス要請への対応方法をより適切に判断することが可能な制御装置が提供される。
図1は、一実施形態に係る蓄電池制御装置を含む電力システムについて説明する図である。 図2は、一実施形態に係る蓄電池制御装置の機能について説明する図である。 図3は、昼間及び夜間の電力料金を考慮した蓄電池の通常のスケジュールについて説明する図である。 図4は、蓄電池制御装置による処理の手順について説明する図である。 図5は、蓄電池制御装置による処理の手順について説明する図である。 図6は、蓄電池制御装置による処理の手順について説明する図である。 図7は、蓄電池制御装置による処理の手順について説明する図である。 図8は、蓄電池制御の具体例1について説明する図である。 図9は、蓄電池制御の具体例1について説明する図である。 図10は、蓄電池制御の具体例2について説明する図である。 図11は、蓄電池制御の具体例2について説明する図である。 図12は、蓄電池制御の具体例3について説明する図である。 図13は、蓄電池制御の具体例3について説明する図である。 図14は、蓄電池制御の具体例4について説明する図である。 図15は、蓄電池制御の具体例4について説明する図である。 図16は、蓄電池制御の具体例5について説明する図である。 図17は、蓄電池制御の具体例5について説明する図である。 図18は、蓄電池制御の具体例6について説明する図である。 図19は、蓄電池制御の具体例6について説明する図である。 図20は、蓄電池制御装置のハードウェア構成を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本開示を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態を説明するための電力システムの構成の一例を示すものブロック図である。図1に示すように、電力システム1は、蓄電池制御装置10(制御装置)、蓄電池20、電力メータ31、外部装置33、整流器35(電源装置)、及び、負荷37(電力消費装置)を含んで構成される。図1に示す電力システム1は、電力の需要家が用いるシステムであり、デマンドレスポンス(DR)の要請に基づいて蓄電池における充放電を制御することで需給の調整を行う機能を有するシステムである。この電力システム1は蓄電池を含んで構成される電力システムを有する種々の需要家に適用可能である。
蓄電池制御装置10(制御装置)は電力メータ31及び外部装置33からの情報に基づいて、蓄電池20を制御する機能を有する。蓄電池制御装置10については後述するが、蓄電池20の状況に基づいてデマンドレスポンスへの対応可否も判断する機能を有する。
電力メータ31は、接続される需要家の受電電力の実績情報を計測し、保持する機能を有する。電力メータ31は、例えば商用電源50等に接続され、商用電源50から電力システム1に供給される電力の実績情報を計測する。電力メータ31としては、例えば、スマートメータが挙げられる。受電電力とは、需要家が電気事業者等から購入して消費した電力、すなわち消費電力と一致するものである。受電電力(需要電力という場合もある)には、蓄電池20から放電される電力は含まれない。また、以下の実施形態では、電力メータ31が受電電力に係る受電電圧を計測することを想定して、受電電力を受電電圧として表現する場合もある。
外部装置33は、デマンドレスポンスに係る種々の信号を保持する機能を有する。具体的には、外部装置33はHEMS(Home Energy Management System)であってもよい。外部装置33がHEMSである場合、外部装置33は、蓄電池制御装置10を含む電力システム1を有する需要家に対して、電気事業者またはアグリゲータ(複数の需要家を束ねて、デマンドレスポンスによる需要削減量を電気事業者との間で取引する事業者:所謂DRアグリゲータ)からのデマンドレスポンスに係る要請信号を受信すると共に、需要家の応答実績データを電気事業者またはアグリデータへ送信する機能を有する。また、外部装置33は、電気事業者またはアグリゲータとの情報の送受信に係るデータをすべて保持する機能を有する。
なお、外部装置33は、電気料金に係る情報も保持していてもよい。電気料金に係る情報は、外部装置33から蓄電池制御装置10に送信され、蓄電池制御装置10におけるデマンドレスポンスの応答の際に利用され得る。
蓄電池制御装置10は、蓄電池20に接続されると共に、電力メータ31及び外部装置33との間で通信可能に接続されている。蓄電池制御装置10は、例えば無線通信を介して電力メータ31に接続され、通信ネットワークを介して外部装置33に接続され得る。
整流器35は商用電源50からの交流電流を直流電流に変換する機能を有する。また、負荷37は整流器35からの直流電流に基づいて動作する電気機器等である。蓄電池20は整流器35に対して接続されている。電力システム1では、蓄電池制御装置10の制御に基づいて蓄電池20が充電又は放電を行うことで、負荷37での電力使用量を調整することで、商用電源50からの電力の使用量を調整する。
電力システム1により行われるデマンドレスポンス(DR)について説明する。電力システム1では、電気事業者またはアグリゲータからの要請に基づいて需要調整を行う機能を有している。このデマンドレスポンスにおける応答量の基準となるのがベースラインである。需要家に対しては、ベースラインを基準とした需要調整がデマンドレスポンスとして要請される。一方、需要家は、デマンドレスポンスでの要請により精度良く応答したか(要請に基づいた調整を行ったか)によって、受け取るインセンティブが変化する。需要家は、正しいベースラインを把握した上で、要請に基づいて適切な需要調整を行った場合に、より高いインセンティブを受け取ることができる。ベースラインをどのように設定するかは種々の方法が検討されていて、例えば、「ネガワット取引に関するガイドライン」(資源エネルギー庁、平成27年3月30日策定、平成28年9月1日改定)において具体的な手順が示されている。
需要家は、通常は商用電源50から需要電力に応じた電力を購入して使用している。一方、蓄電池20を保持している需要家では、蓄電池20を利用することで電力の購入タイミングを制御することができる。例えば、蓄電池20への充電を電力料金が安い夜間に行うと共に、昼間は放電することで商用電源50からの電力購入を抑制することで、トータルの電力コストを抑制することも可能である。そのため、蓄電池20では、通常スケジュールとして夜間に充電を行ない、昼間に放電を行うことがある。また、蓄電池20における充放電に伴って、放電可能電力量(SOC:State of Charge)も変化する。
一方、デマンドレスポンス要請が発生するタイミングは、昼夜を問わない。したがって、タイミングによっては、そもそもデマンドレスポンスに対して応答可能な放電可能電力量を蓄電池20において準備できない可能性もある。また、デマンドレスポンス要請に対して応答することによるインセンティブよりも、デマンドレスポンス要請に対して応答するための商用電源50からの電力購入コストのほうが高くなる可能性もある。これに対して、蓄電池制御装置10では上記のような種々の事情を考慮して、デマンドレスポンスの要請に対して応答するかを判断し、判断結果に基づいて蓄電池20の制御スケジュールを更新することを特徴とする。
蓄電池制御装置10の機能ブロックを図2に示す。図2に示すように、蓄電池制御装置10は、機能的には、通信部11、計算部12、スケジュール管理部13、蓄電池制御部14、及び、データ格納部15を有する。蓄電池制御装置10はこれらの各機能部が機能することで、まず、デマンドレスポンス(DR)要請に対して応答するか否かを判断し、その結果に基づいて蓄電池の充放電スケジュールを作成し、このスケジュールに基づいて蓄電池を制御する。
通信部11は、電力メータ31及び外部装置33との間で通信を行ない、電力メータ31及び外部装置33からデマンドレスポンスを含む電力需要の制御に係る情報を取得する機能を有する。取得する情報としては、例えば、デマンドレスポンス要請に係る情報(電気事業者等からのデマンドレスポンス要求信号等)、過去の受電電力に係る情報と、現在の受電電力に係る情報等が挙げられる。また、通信部11は、蓄電池20から蓄電池における充填状態を示す情報等を取得する機能も有する。取得した情報は、データ格納部15に格納されて、必要に応じて利用される。
計算部12は、データ格納部15に保持される情報等に基づいて、デマンドレスポンス要請に対して応答するか否かに係る計算を行う。また、計算部12は、データ格納部15に保持されるデータに基づいて、デマンドレスポンスに用いられるベースラインの算出を行う。さらに、計算部12は、デマンドレスポンス要請に対して応答するか否かを判断する機能も有する。
スケジュール管理部13は、計算部12からの情報に基づいて蓄電池20の充放電スケジュールを作成し、更新する機能を有する。
図3は、昼夜で電力量料金が異なる場合の一般的な充放電スケジュールの例を示している。スケジュール管理部13は、この充放電スケジュールを管理する機能を有する。図3に示す例では、22時〜8時が夜間電力量料金であり、8時〜22時が昼間電力量料金とされていて、夜間のほうが昼間よりも安くされている。このとき、蓄電池20では、電力の使用に係るコスト(商用電源50からの購入コスト)を抑制するために、夜間に充電を行ない昼間に放電を行うスケジュールが組まれて実際に制御が行われる。この場合、負荷37で使用される電力が昼夜問わず一定であるとすると、需要電力(商用電源50から購入する電力量)は夜間の充電している時間帯が高く、昼間の放電している時間帯が低くなる。また、デマンドレスポンス要請に応答する際の基準となるベースラインは、この需要電力に基づいて算出される。算出方法によって多少の変化は生じ得るが、ベースラインは基本的に需要電力に対応するものとなる。
図2に戻り、蓄電池制御部14は、蓄電池20における充放電を制御する機能を有する。蓄電池制御部14は、スケジュール管理部13において作成される制御スケジュールに基づいて蓄電池20を制御する。
データ格納部15は、蓄電池制御装置10で使用する各種情報を格納する機能を有する。データ格納部15は、電力メータ31及び外部装置33から取得した情報についても保持する機能を有していてもよい。データ格納部16が保持する情報としては、電力メータ31で計測される受電電力の実績データ、外部装置33等から送信されるデマンドレスポンス要請に係る情報(要求信号等)、自装置が管理する蓄電池20に係る情報が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、データ格納部16として、蓄電池制御装置10の他の機能部が設けられる装置とは異なる装置(サーバ)等を設けてもよい。このような構成の場合、装置毎に通信部11が設けられる構成としてもよい。
次に、図4〜図7を参照しながら、蓄電池制御装置10において行われる処理の手順について説明する。図4は、デマンドレスポンス要請に対して応答するか否かを判断するための手順全体について説明するフロー図であり、図5〜図7は、図4に含まれる手順の一部における判断を行う際のフロー図である。
図4に示すように、蓄電池制御装置10の通信部11においてデマンドレスポンス要請に係る信号を受信する(S01)と、まず、計算部12において下げDRか上げDRかの判断が行われる(S02)。下げDRとは、受電電力(需要電力)を小さくする要求、すなわち、需要を抑制することに係る要求である。一方、上げDRとは、受電電力(需要電力)を大きくする要求、すなわち、需要を創出することに係る要求である。電力システム1側では、下げDRに対しては蓄電池20からの放電を行うことで需要電力を減らし、上げDRに対しては蓄電池20への充電を行うことで需要電力を増やすことで、それぞれの要求に対して応答することになる。
ここで、デマンドレスポンス要請が下げDRである場合(S02−YES)、計算部12では、蓄電池20の状況に基づいて下げDRに対して応答可能であるか否かの判断が行われる(S03)。この判断がどのように行われるかを図5に示す。
まず、下げDR(需要抑制要求)を受信した場合、計算部12では、蓄電池20の現在の放電可能電力量に基づいて、放電可能電力量がデマンドレスポンス要請に対して応答できるかを判断する(S11)。この判断は現在の放電可能電力量が要求電力量よりも大きいか否かに基づいて判断される。要求電力量よりも放電可能電力量が大きい場合(S11−YES)、計算部12は、スケジュール管理部13に対して指示し、スケジュールの変更を行う。すなわち、デマンドレスポンス要請に応答する時間帯(デマンドレスポンス要請において指定されている時間帯)に要求電力量分が確保されるように、放電スケジュールの一部の取り消しを行う(S12)。なお、放電スケジュールの変更が不要であれば(変更しなくても要求電力量分の放電可能電力量が確保される場合)、放電スケジュールの変更は省略してもよい。次に、デマンドレスポンス要請に応答する時間帯(要求時間)に要求電力量分に相当する放電スケジュールを新規作成する(S13)。放電スケジュールにおける放電量は、計算部12により計算されるベースラインの算出結果にも基づいて決定される。これらのスケジュールの変更によって、デマンドレスポンス要請に対して応答可能となる。したがって、計算部12は下げDRに対して応答が可能であると判断する(S14)。
次に、放電可能電力量が要求電力量と同じかそれよりも小さい場合(S11−NO)、計算部12は、デマンドレスポンス要請に応答する時間帯よりも前に、要求電力量分に相当する放電可能電力量を蓄電池20において準備できるか否かを判断する(S15)。これは、仮に、デマンドレスポンス要請を受信してこの判断を行ったタイミングから蓄電池20に対して充電を行った場合、デマンドレスポンス要請に応答する時間帯までに要求電力量分に相当する放電可能電力量を確保できるかどうかに基づいて判断される。要求電力量分に相当する放電可能電力量を蓄電池20において準備できると判断された場合(S15−YES)、計算部12は、スケジュール管理部13に対して指示し、スケジュールの変更を行う。すなわち、デマンドレスポンス要請に応答する時間帯またはそれよりも前に蓄電池20の放電スケジュールがある場合には、まずこれを取り消す(S16)。そして、要求電力に対して現在の放電可能電力量で不足している電力量をカバーするように、デマンドレスポンス要請に応答する時間よりも前に充電スケジュールを作成する(S17)。その後、デマンドレスポンス要請に応答する時間帯(要求時間)に要求電力量分に相当する放電スケジュールを新規作成する(S13)。これらのスケジュールの変更によって、デマンドレスポンス要請に対して応答可能となる。したがって、計算部12は下げDRに対して応答が可能であると判断する(S14)。
なお、要求電力量分に相当する放電可能電力量を蓄電池20において準備できないと判断された場合(S15−NO)、下げDRに対応することができないと判断する(S18)。
図4に戻り、図5に示す順序で判断を行うことで、下げDRに対して応答可能か否か(S03)が確定するので、その結果に基づいて、デマンドレスポンス要請を許諾すると応答する(応答可能と応答する)(S04)または、デマンドレスポンス要請を許否すると応答する(応答不可能と応答する)(S05)のいずれかが行われる。
次に、デマンドレスポンス要請が上げDRである場合(S02−NO)、計算部12では、蓄電池20の状況に基づいて上げDRに対して応答可能であるか否かの判断が行われる(S06)。この判断がどのように行われるかを図6に示す。
まず、上げDR(需要創出要求)を受信した場合、計算部12では、蓄電池20の現在の放電可能電力量に基づいて、デマンドレスポンス要請で指定される充電量の充電が可能であるかを判断する(S21)。この判断は現在の充電可能な電力量が要求電力量よりも大きいか否かに基づいて判断される。要求電力量よりも充電可能な電力量が大きい場合(S21−YES)、計算部12は、上げDRに対する応答が可能であると判断する(S22)。
次に、充電可能な電力量が要求電力量と同じかそれよりも小さい場合(S21−NO)、計算部12は、デマンドレスポンス要請に応答する時間帯よりも前に、充電可能な電力量を要求電力量より大きくすることができるかを判断する(S23)。これは、仮に、デマンドレスポンス要請を受信してこの判断を行ったタイミングから蓄電池20において放電を行った場合、デマンドレスポンス要請に応答する時間帯までに要求電力量に対して不足していた充電可能な電力量を確保できるかどうかに基づいて判断される。要求電力量分に相当する充電可能電力量を蓄電池20において確保できると判断された場合(S23−YES)、計算部12は上げDRに対して応答が可能であると判断する(S22)。なお、要求電力量分に相当する充電可能電力量を蓄電池20において準備できないと判断された場合(S23−NO)、上げDRに対応することができないと判断する(S24)。
図6に示す順序で上げDRに応答可能であると判断した場合(S06−YES)、次に、計算部12では、この上げDRに応答することに経済性があるか否かの判断を行う(S07)。経済性がある、とは、上げDRに応答することで、電力システム1(すなわち、需要家)において経済的なメリットがあるということである。つまり、上げDRに応答することによってインセンティブを受け取ること、及び、上げDRに応答するためのスケジュール変更等に伴うコストの増加と、に基づいて経済的メリットの有無を判断する。
具体的な手順を図7に示す。まず、上げDRに応答した場合の夜間電力料金の開始時間(例えば、22時)における蓄電池容量Cnを算出し、Cnが0であるかを判断する(S31)。Cn=0の場合(S31−YES)は、(夜間電力料金時間帯に充電を行うことができるため)経済性ありと判断する(S32)。一方、Cn≠0の場合(S31−NO)は、経済性判定のためのパラメータとして、DR要求電力量(デマンドレスポンス要請における要求電力量)Pd[kWh]、DRインセンティブ(デマンドレスポンス要請に応答した場合のインセンティブ)Ri[円/kWh]、昼間電気料金Rl[円/kWh]、夜間電気料金Rn[円/kWh]、DR拒否ペナルティ(デマンドレスポンス要請に応答しなかった場合のペナルティ)Rp[円/kWh]に係る情報を取得する(S33)。これらの情報は、データ格納部15、または、外部装置33等から取得される。次に、計算部12では、これらの情報を次に示す数式(1)に当てはめることで、デマンドレスポンス要請に対して応答した時のインセンティブと、デマンドレスポンス要請に対して非応答とした時に削減できる電気料金と、を比較する(S34)。
Pd×Ri>Cn×(Rl−Rn)−Pd×Rp …(1)
上記の数式(1)が成り立つ場合(S34−YES)は、上げDRへ応答するほうが経済性が高いと判断する(S32)。一方、数式(1)が成り立たない場合は、上げDRへ応答せず夜間電力を活用したほうが経済性が高いと判断する(S35)。
なお、経済性があり(高い)と判断した場合(S32)、その後、デマンドレスポンス要請に応答する時間帯に要求電力量分の充電スケジュールを作成する(S36)と共に、その他の時間には放電スケジュールを作成する(S37)。
図4に戻り、図5に示す順序で判断を行うことで、上げDRに対して応答することにより経済性の有無(S07)が確定するので、その結果及び上げDRに対して応答可能か(S06)の判断結果と組み合わせて、デマンドレスポンス要請を許諾すると応答する(応答可能と応答する)(S08)または、デマンドレスポンス要請を許否すると応答する(応答不可能と応答する)(S09)のいずれかが行われる。
上記のように、蓄電池制御装置10では、現在の蓄電池20の放電可能電力量だけでなく、デマンドレスポンス要請において指定された応答時間帯よりも前に蓄電池20の充電または放電を行った場合に要求電力量通りの応答ができるかどうかを評価して、その結果に基づいてデマンドレスポンス要請に対して応答するかを決定し蓄電池20の充放電に係るスケジュールを変更する。
以下、図8〜図19を参照しながら、デマンドレスポンス要請を受けた場合の蓄電池制御装置10による蓄電池20の制御の具体例について説明する。前提として、これまで説明した条件と同じように、夜間電力料金と昼間電力料金とに差があるとする。そのため、夜間の特定時間帯(22時〜6時)に蓄電池20の充電を行ない、昼間の特定時間帯(8時〜16時)に蓄電池20の放電を行うことが通常スケジュールとして設定されているとする。そのため、図8に示すように、蓄電池20における放電可能電力量は、充電終了時(6時)に最大値となり、放電終了時(16時)に最小値となるとする。また、充電時及び放電時は、放電可能電力量が一定速度で変化するとする。このときの傾きは、蓄電池20における充電能力及び放電能力によって変化する。また、ここでは、蓄電池20は、放電可能電力量が最大40kWhであるとする。
(具体例1)
図8及び図9を参照しながら具体例1について説明する。具体例1では、10時に下げDRに係る要求信号(デマンドレスポンス要請に係る情報)を受信したとする。具体的には、12時から2時間、5kWの需要抑制を行うことで計10kWhの需要抑制が要求されているとする。このとき、元々12時からの2時間は、5kWでの放電を想定した時間帯を想定したため、ベースライン自体が1時間あたり5kWの放電を行うこととなっている。したがって、ベースラインと比べて5kWの需要抑制を実現するためには、1時間あたり10kWの放電が必要である。
このとき、デマンドレスポンス要請を受信した10時の段階で、蓄電池20の放電可能容量は30kWhであるとすると、デマンドレスポンス要請に応答するために必要な放電量である20kWhが確保されていると判断することができる。したがって、図9に示すように、蓄電池制御装置10は、蓄電池20のスケジュールを以下の通り変更する。すなわち、デマンドレスポンス要請に応答した後の14時から2時間の間の要求電力量と等しい10kWh分の放電スケジュールを削除し、12時から2時間について5kWの放電スケジュールを10kWの放電スケジュールへと変更する。その後、蓄電池制御装置10は、デマンドレスポンス要請に対して許諾する旨の応答を行うことになる。
(具体例2)
図10及び図11を参照しながら具体例2について説明する。具体例2では、10時に下げDR要求信号を受信したとする。具体的には、12時から4時間、5kWの需要抑制を行うことで計20kWhの需要抑制が要求されているとする。
このとき、受信日時である10時において、蓄電池20の放電可能容量は30kWhであり、必要な放電量である40kWhと比べて、10kWh不足していると判断される。一方、蓄電池20の最大充電速度が1時間あたり5kWであるとすると、デマンドレスポンス要請に対する応答開始時間である12時までの2時間で不足量である10kWhの電力を充電することが可能である。計算部12では、上記の判断に基づいて図11に示すようにスケジュールを変更する。すなわち、スケジュール管理部13に指示し、予め設定されていた10時〜12時の放電スケジュールを削除し、不足分の充電スケジュールを作成する。また、12時から4時間について5kWの放電スケジュールを10kWの放電スケジュールへと変更する。その後、蓄電池制御装置10は、デマンドレスポンス要請に対して許諾する旨の応答を行うことになる。
(具体例3)
図12及び図13を参照しながら具体例2について説明する。具体例3では、10時に下げDR要求信号を受信したとする。具体的には、12時から6時間、5kWの需要抑制を行うことで計30kWhの需要抑制が要求されているとする。
このとき、図13に示すように、受信日時である10時において、蓄電池の放電可能容量は30kWhであり、必要な放電量である60kWhと比べて、20kWh不足していると判断される。一方、蓄電池20の最大充電速度を5kWとすると、要求開始時間である12時までの2時間では、不足量である30kWhの電力を充電することはできない。計算部12では、上記の判断に基づいて、予め設定されていた充放電スケジュールを変更しないと判断すると共に、蓄電池制御装置10は、デマンドレスポンス要請に対して応答しない旨の応答を行うことになる。
(具体例4)
図14及び図15を参照しながら具体例4について説明する。具体例4では、10時に上げDR要求信号を受信したとする。具体的には、12時から2時間、10kWの需要創出を行うことで計20kWhの需要創出が要求されているとする。このとき、具体例1でも説明したように、ベースラインは5kWの放電を想定した設定とされている。したがって、ベースラインと比べて10kWの需要創出を実現するためには、1時間あたり50kWの充電が必要である。
このとき、受信日時である10時における蓄電池の充電可能容量は10kWh(40kWh−30kWh)であり、必要な放電量である10kWhに足りていると判断される。そこで、図15に示すように、スケジュール管理部13では、計算部12からの指示に基づいて、12時から2時間、5kWの放電スケジュールを5kWの充電スケジュールへと変更する。さらに、デマンドレスポンス要請に対して応答した後、夜間の開始(22時)までに、蓄電池20の放電可能電力量がゼロとなるように、放電スケジュールを追加する。夜間の開始(22時)までに蓄電池20の放電可能電力量がゼロとなるように放電を行うことで、昼間時間帯の需要電力を減らすことができると共に、夜間時間帯の料金の安い時間帯に受電する(需要電力を増やす)ことができるため、電力コストを抑制することができる。その後、蓄電池制御装置10は、デマンドレスポンス要請に対して許諾する旨の応答を行うことになる。
(具体例5)
図16及び図17を参照しながら具体例5について説明する。具体例5では、10時に上げDR要求信号を受信したとする。具体的には、12時から6時間、10kWの需要創出を行うことで計60kWhの需要創出が要求されているとする。このとき、12時から16時まではベースラインは5kWの放電を想定した設定とされている。したがって、この時間帯は、ベースラインと比べて10kWの需要創出を実現するためには、1時間あたり5kWの充電が必要である。また、16時から18時まではベースラインは充放電を行わないことを想定した設定とされている。したがって、この時間帯は、ベースラインと比べて10kWの需要創出を実現するためには、1時間あたり10kWの充電が必要である。
このとき、図17に示すように、受信日時である10時において、蓄電池の放電可能容量は10kWhであり、必要な放電量である60kWhと比べて50kWh不足していると判断される。また、蓄電池20の最大放電速度が5kWであるとすると、デマンドレスポンス要請に対する応答を開始する時間である12時までの2時間で、不足量である50kWhの電力を蓄電池20から放電することはできないと判断される。したがって、計算部12では、上記の判断に基づいて、予め設定されていた充放電スケジュールを変更しないと判断すると共に、蓄電池制御装置10は、デマンドレスポンス要請に対して応答しない旨の応答を行うことになる。
(具体例6)
図18及び図19を参照しながら具体例6について説明する。具体例6では、10時に上げDR要求信号を受信したとする。具体的には、12時から4時間、10kWの需要創出を行うことで計40kWhの需要創出が要求されているとする。このとき、12時から16時まではベースラインは5kWの放電を想定した設定とされている。したがって、この時間帯は、ベースラインと比べて10kWの需要創出を実現するためには、1時間あたり5kWの充電が必要である。
このとき、受信日時である10時において、蓄電池20の充電可能容量は10kWhであるため、必要な充電量である20kWhに対して10kWh分だけに不足していると判断される。ただし、蓄電池20の最大充電速度を5kWとすると、開始時間である12時までの2時間で、不足量である10kWhの電力が放電されるため、デマンドレスポンス要請に対する応答を開始するタイミングでは、20kWhの充電量が確保できると判断される。
さらに、上げDRに対して応答する場合には、デマンドレスポンス要請に対して応答した後、夜間の開始(22時)までに、蓄電池20の放電可能電力量がゼロとなるように放電を行うことができない場合、経済性に係る評価が行われる。すなわち、図7に示す手順で、デマンドレスポンス要請に応答した場合の夜間電力料金の開始時刻である22時における蓄電池容量を算出し、デマンドレスポンス要請に対して応答することの経済性を判定する。
ここでは、各パラメータを次のように仮定する。
DR応答時夜間開始時容量Cn: 10 [kWh]
DR要求電力量Pd: 40 [kWh]
DRインセンティブRi: 30 [円/kWh]
昼間電気料金Rl: 20 [円/kWh]
夜間電気料金Rn: 10 [円/kWh]
DR拒否ペナルティRp: 10 [円/kWh]
これらのパラメータを数式(1)に当てはめて計算を行った場合、数式(1)に示す関係が成立する。すなわち、デマンドレスポンス要請に対して応答することによる経済性はあると判断される(図7のS34−YESに相当する)。
そこで、図19に示すように、10時〜12時の放電スケジュールは変更せず、12時から4時間、5kWの放電スケジュールを5kWの充電スケジュールへと変更する。その後、蓄電池制御装置10は、デマンドレスポンス要請に対して許諾する旨の応答を行うことになる。
(作用)
以上のように、上記実施形態に係る制御装置である蓄電池制御装置10では、デマンドレスポンス要請に対して許諾するか否かを判断すると共に、判断結果に基づいて蓄電池20の充放電制御を管理する制御装置であって、デマンドレスポンス要請を要求する要求信号を受信する通信部11と、要求信号に基づいて、デマンドレスポンス要請に対する応答時間及びその前後の時間帯の蓄電池20に係る充放電スケジュールを変更した場合に、デマンドレスポンス要請の要求に基づく電力量が確保できるかを計算し、計算結果に基づいて、デマンドレスポンス要請に対して許諾するか否かを判断する計算部12と、計算部12からの指示に基づいて蓄電池20における充放電スケジュールを変更するスケジュール管理部13と、を有する。
上記の制御装置(蓄電池制御装置10)によれば、デマンドレスポンス要請を要求する要求信号に基づいて、計算部12において、デマンドレスポンス要請に対する応答時間及びその前後の時間帯の蓄電池20に係る充放電スケジュールを変更した場合に、デマンドレスポンス要請の要求に基づく電力量が確保できるかを計算し、計算結果に基づいて、デマンドレスポンス要請に対して許諾するか否かが判断される。そして、その結果に基づいて、デマンドレスポンス要請に対して許諾するか否かが判断される。このように、デマンドレスポンス要請に対する応答時間及びその前後の時間帯の蓄電池の充放電スケジュールの変更も考慮して、デマンドレスポンス要請を許諾するか否かの判断を行う構成とすることで、蓄電池20の状況に応じて、デマンドレスポンス要請に対するより適切な対応を選択することができる。従来は、デマンドレスポンス要請がある場合には、当該要請に対して対応できるかの判断については、基本的は蓄電池20において要求電力量が確保されるかに基づいて判断されていた。これに対して、前後の時間のスケジュールの変更も考慮して、デマンドレスポンス要請の要求に基づく電力量が確保できるかを計算し、その結果に基づいて許諾するか否かを判断する構成とすることで、蓄電池20をより有効に活用した上でデマンドレスポンス要請に対して許諾できるかを判断することができるため、より適切な対応を選択することが可能となる。
また、計算部12は、通信部11において受信した要求信号が電力の需要創出を要求する信号であった場合に、要求信号に対して応答するように蓄電池20を制御した場合の経済性と、要求信号に対して応答しない場合の経済性と、を比較した結果にも基づいて、デマンドレスポンス要請に対して許諾するか否かを判断する態様とすることができる。
上記のように、デマンドレスポンス要請の要求信号が電力の需要創出を要求する信号である場合、需要創出のための電力量の増大が経済性に影響を与える場合がある。そこで、要求信号に対して応答するように蓄電池20を制御した場合の経済性と、要求信号に対して応答しない場合の経済性と、を比較し、その結果にも基づいてデマンドレスポンス要請に対して許諾するか否かを判断する構成とすることで、経済性を考慮してより適切な対応を選択することができる。
計算部12は、通信部11において受信した要求信号において特定される要求電力量に対して、蓄電池20において充放電可能な電力量が確保されているかを算出し、要求電力量に対応する充放電可能な電力量が確保されている場合に、要求電力量に対応した充電または放電のスケジュールの作成をスケジュール管理部13へ指示すると共に、デマンドレスポンス要請に対して許諾すると判断する態様とすることができる。
上記の構成とすることで、要求電力量に対して蓄電池20において充放電可能な電力量が確保されている場合に、要求電力量に対応した充電または放電のスケジュールが作成されて、デマンドレスポンス要請に対して許諾すると判断される。したがって、蓄電池20の状況に基づいて、デマンドレスポンス要請に対して許諾できるかを判断することができるため、より適切な対応を選択することが可能となる。
計算部12は、通信部11において受信した要求信号において特定される要求電力量に対して、蓄電池20の充放電可能な電力量が確保されているかを算出し、要求電力量に対応して充放電可能な電力量が確保されていない状態であって、デマンドレスポンス要請に対する応答時間が開始するまでの蓄電池における充放電スケジュールを変更することで要求電力量に対応して充放電可能な電力量を確保することができる場合に、要求電力量に対応した充電または放電のスケジュールの作成、及び、デマンドレスポンス要請に対する応答時間が開始するまでの蓄電池における充放電スケジュールの変更をスケジュール管理部13へ指示すると共に、デマンドレスポンス要請に対して許諾すると判断する態様とすることができる。
上記の構成とすることで、要求電力量に対して蓄電池20において充放電可能な電力量が確保されていない場合であっても、デマンドレスポンス要請に対する応答時間が開始するまでの蓄電池における充放電スケジュールを変更することで要求電力量に対応して充放電可能な電力量を確保することができる場合には、要求電力量に対応した充電または放電のスケジュールが作成されて、デマンドレスポンス要請に対して許諾すると判断される。したがって、デマンドレスポンス要請に対して応答する時間帯よりも前のスケジュールの変更を考慮した蓄電池20の状況に基づいて、デマンドレスポンス要請に対して許諾できるかを判断することができるため、より適切な対応を選択することが可能となる。
計算部12は、通信部11において受信した要求信号において特定される要求電力量に対して、蓄電池20の充放電可能な電力量が確保されているかを算出し、要求電力量に対応して充放電可能な電力量が確保されていない状態であって、デマンドレスポンス要請に対する応答時間が開始するまでの蓄電池20における充放電スケジュールを変更したとしても要求電力量に対応して充放電可能な電力量を確保することができない場合に、デマンドレスポンス要請に対して拒否すると判断する態様とすることができる。
上記の構成とすることで、通信部11において受信した要求信号において特定される要求電力量に対して、蓄電池20の充放電可能な電力量が確保されているかを算出し、充放電スケジュールを変更したとしても要求電力量に対応して充放電可能な電力量が確保されない場合には、デマンドレスポンス要請に対して拒否することが可能となるため、応答率が十分に高めることができなく得られるインセンティブが少ない状態でデマンドレスポンス要請に対して許諾すると判断することを防ぐことができるため、より適切な対応を選択することが可能となる。
なお、上記実施形態で説明した蓄電池制御装置10は上記の構成に限定されず、種々の変更を加えることができる。
上記実施形態では、蓄電池制御装置10が1台の装置により構成されている場合について説明したが、上記の蓄電池制御装置10に係る機能が複数台の装置に分散配置された構成であってもよい。例えば、蓄電池制御装置10を構成する各モジュールが個別の装置であってもよい。また、各モジュールが、それぞれ複数台の装置により構成されていてもよい。
また、図4〜図7で示したフロー図の処理の順序は適宜変更することができる。例えば、スケジュール管理部13へのスケジュールの変更の指示よりも前に、デマンドレスポンス要請に対して許諾するか否かを判断してもよい。
また、上記実施形態の具体例1〜6では、昼間にデマンドレスポンス要請が発生する場合について説明したが、デマンドレスポンス要請は夜間に発生する場合もある。その場合でも、上記実施形態で説明した手法を適用して、デマンドレスポンス要請を許諾するか否かを判断することができる。
(その他)
上記実施の形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本発明の一実施の形態における蓄電池制御装置10は、本実施形態の蓄電池制御装置10の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図20は、本実施形態に係る蓄電池制御装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の蓄電池制御装置10は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。蓄電池制御装置10のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
蓄電池制御装置10における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信や、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、蓄電池制御装置10の各機能は、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールやデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、蓄電池制御装置10の各機能は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、蓄電池制御装置10の各機能は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001やメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、蓄電池制御装置10は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
以上、本実施形態について詳細に説明したが、当業者にとっては、本実施形態が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本実施形態は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本実施形態に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
本明細書で使用する「システム」および「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的なものではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本明細書で明示的に開示したものと異なる場合もある。
本明細書で使用する「判断(judging)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。本明細書で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及び/又はプリント電気接続を使用することにより、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどの電磁エネルギーを使用することにより、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本明細書において、文脈または技術的に明らかに1つのみしか存在しない装置である場合以外は、複数の装置をも含むものとする。本開示の全体において、文脈から明らかに単数を示したものではなければ、複数のものを含むものとする。
1…電力システム、10…蓄電池制御装置、11…通信部、12…計算部、13…スケジュール管理部、14…蓄電池制御部、15…データ格納部、20…蓄電池、31…電力メータ、33…外部装置、35…整流器、37…負荷。

Claims (5)

  1. デマンドレスポンス要請に対して許諾するか否かを判断すると共に、判断結果に基づいて蓄電池の充放電制御を管理する制御装置であって、
    デマンドレスポンス要請を要求する要求信号を受信する通信部と、
    前記要求信号に基づいて、前記デマンドレスポンス要請に対する応答時間及びその前後の時間帯の蓄電池に係る充放電スケジュールを変更した場合に、前記デマンドレスポンス要請の要求に基づく電力量が確保できるかを計算し、計算結果に基づいて、デマンドレスポンス要請に対して許諾するか否かを判断する計算部と、
    前記計算部からの指示に基づいて前記蓄電池における充放電スケジュールを変更するスケジュール管理部と、
    を有する、制御装置。
  2. 前記計算部は、前記通信部において受信した前記要求信号が電力の需要創出を要求する信号であった場合に、前記要求信号に対して応答するように前記蓄電池を制御した場合の経済性と、前記要求信号に対して応答しない場合の経済性と、を比較した結果にも基づいて、デマンドレスポンス要請に対して許諾するか否かを判断する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記計算部は、前記通信部において受信した前記要求信号において特定される要求電力量に対して、前記蓄電池において充放電可能な電力量が確保されているかを算出し、前記要求電力量に対応する充放電可能な電力量が確保されている場合に、前記要求電力量に対応した充電または放電のスケジュールの作成を前記スケジュール管理部へ指示すると共に、前記デマンドレスポンス要請に対して許諾すると判断する、請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記計算部は、前記通信部において受信した前記要求信号において特定される要求電力量に対して、前記蓄電池において充放電可能な電力量が確保されているかを算出し、前記要求電力量に対応して充放電可能な電力量が確保されていない状態であって、前記デマンドレスポンス要請に対する応答時間が開始するまでの前記蓄電池における充放電スケジュールを変更することで前記要求電力量に対応して充放電可能な電力量を確保することができる場合に、前記要求電力量に対応した充電または放電のスケジュールの作成、及び、前記デマンドレスポンス要請に対する応答時間が開始するまでの前記蓄電池における充放電スケジュールの変更を前記スケジュール管理部へ指示すると共に、前記デマンドレスポンス要請に対して許諾すると判断する、請求項1または2に記載の制御装置。
  5. 前記計算部は、前記通信部において受信した前記要求信号において特定される要求電力量に対して、前記蓄電池において充放電可能な電力量が確保されているかを算出し、前記要求電力量に対応して充放電可能な電力量が確保されていない状態であって、前記デマンドレスポンス要請に対する応答時間が開始するまでの前記蓄電池における充放電スケジュールを変更したとしても前記要求電力量に対応して充放電可能な電力量を確保することができない場合に、前記デマンドレスポンス要請に対して拒否すると判断する、請求項1または2に記載の制御装置。
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