JP2020201749A - 振動発生装置及び電子機器 - Google Patents

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裕行 堀
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Abstract

【課題】特に従来にはない独特の感触をユーザに与えながら、ユーザの使用感を向上させることが可能な振動を発生させる。【解決手段】振動発生装置は、対象物に取り付けられる振動発生装置であって、駆動信号に基づき振動を発生する振動発生部と、第1の振幅を有する前記駆動信号である第1の発生信号を出力し、所定の第1の中断期間、前記駆動信号の出力を停止した後、前記第1の振幅より大きい第2の振幅を有する前記駆動信号である第2の発生信号を出力する制御部と、を備え、前記第1の発生信号は、前記対象物の固有振動数と異なる周波数を有する。【選択図】図4

Description

本発明の一態様は、電子機器等に用いられる振動発生装置に関する。
携帯端末等の電子機器においては、着信や情報の受信をユーザに伝えるため、また、タッチパネルの操作の感触を指に伝えるために、電子機器を振動させる機能を有するものが多い。このような機能は、電子機器の内部に配置されたアクチュエータ等の動作により実現されている。このようなアクチュエータは、たとえば特許文献1などに開示されている。また、駆動中のリニアモータにダイナミックブレーキを働かせる技術が開示されている。このようなリニアモータは、たとえば特許文献2などに開示されている。
特開2014−90479号公報 特開2002−142491号公報
たとえば、携帯電話機または携帯情報端末などの電子機器に取り付けられたアクチュエータは、ユーザによる電子機器への操作に応答して電子機器を振動させることがある。このような場合において、特許文献1に記載のアクチュエータのように単純な振動を発生させるだけでなく、ユーザの使用感を向上させることが可能な振動の発生が求められることがある。特に、従来にはない独特の感触をユーザが受けるよう作動する振動発生装置が求められる。
本発明は、上記の課題などを解決するために次のような手段を採る。なお、以下の説明において、発明の理解を容易にするために図面中の符号等を括弧書きで付記するが、本発明の各構成要素はこれらの付記したものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
本発明の一の手段は、
対象物(42)に取り付けられる振動発生装置(1、2)であって、
駆動信号に基づき振動を発生する振動発生部(21)と、
第1の振幅(V1)を有する前記駆動信号である第1の発生信号(Sg1、Sg3)を出力し、所定の第1の中断期間(S1)、前記駆動信号の出力を停止した後、前記第1の振幅より大きい第2の振幅(V2)を有する前記駆動信号である第2の発生信号(Sg2)を出力する制御部(22、24)と、を備え、
前記第1の発生信号は、前記対象物の固有振動数(Fe)と異なる周波数(F1)を有する、
振動発生装置である。
上記構成の振動発生装置によれば、第1の発生信号に基づき振動発生部が発生する振動を、小さい振幅を有し、対象物の固有振動数と異なる周波数を有する振動にすることで、振動発生部から対象物へ伝達される振動に基づき、人が物体を滑らせた際に感じる振動に似た微振動を対象物に発生させることができる。その後、駆動信号の出力を停止することで当該微振動を弱めてから、第2の振幅を有する第2の発生信号に基づき、強い振動を対象物に発生させることができる。これにより、たとえば、人がラッチ錠を開閉操作する際に感じる振動に似た独特な振動(以下、「ラッチ錠振動」と称することがある。)を対象物に発生させることができる。たとえば電子機器に振動発生装置が取り付けられる場合、ユーザが電子機器に対して所定の操作を行った際に、当該操作の内容に応じた振動としてラッチ錠振動を電子機器に発生させることができる。これにより、当該操作が電子機器に認識されたことを、ユーザはラッチ錠振動から触覚によって確認することができるので、特に従来にはない独特の感触をユーザに与えながら、ユーザの使用感を向上させることができる。
上記振動発生装置において、好ましくは、
前記周波数は、前記固有振動数の1.1倍以上または前記固有振動数の0.9倍以下である。
上記構成の振動発生装置によれば、対象物において微振動を発生させるのに適した周波数を有する振動を、第1の発生信号に基づき振動発生部に発生させることができる。
上記振動発生装置において、好ましくは、
前記第1の振幅は、前記第2の振幅の0.07倍以下である。
上記構成の振動発生装置によれば、先に発生する微振動の大きさを、後に発生する強い振動の大きさに対して適切な弱さにすることができるので、良好なラッチ錠振動を実現することができる。
上記振動発生装置において、好ましくは、
前記制御部(24)は、所定の最大値(V3)と所定の最小値(V4)との間で前記第1の振幅が揺らぐように前記第1の発生信号(Sg3)を出力し、
前記最小値は、前記最大値より小さく、前記最大値の0.5倍以上である。
上記構成の振動発生装置によれば、第1の発生信号に基づき振動発生部が発生する振動を、振幅に適度な揺らぎを有する振動にすることができるので、振動発生部から対象物へ伝達される振動に基づき、たとえば、不規則な凹凸を有する面上で物体を滑らせた際に人が感じる振動に似た微振動を対象物に発生させることができる。
上記いずれかの振動発生装置は、ノートPC、スマートフォン及びタブレットなどの電子機器(41)に好適に適用される。
上記構成の電子機器によれば、たとえば、ユーザが電子機器に対して所定の操作を行った際に、当該操作の内容に応じた振動としてラッチ錠振動を電子機器に発生させることができる。これにより、当該操作が電子機器に認識されたことを、ユーザはラッチ錠振動から触覚によって確認することができる。したがって、特に従来にはない独特の感触をユーザに与えながら、ユーザの使用感を向上させることができる。
上記電子機器において、好ましくは、
前記電子機器は、
ユーザの操作を受け付ける受付部(42)を備え、
前記制御部は、前記受付部が前記ユーザによるドラッグ操作を受け付けている期間、前記第1の発生信号を出力する。
上記構成の電子機器によれば、たとえば、ユーザが、ブラウザのタブまたはファイルなどのアイコンといったオブジェクトをドラッグするドラッグ操作を行っている際に、ラッチ錠振動の一部である微振動を、ドラッグ操作に応じた振動として電子機器に継続して発生させることができる。これにより、ユーザは、ドラッグ操作が電子機器に認識されていることを微振動から触覚によって確認することができるので、特に従来にはない独特の感触をユーザに与えることができる。
上記電子機器において、好ましくは、
前記制御部は、前記受付部が前記ユーザによるドロップ操作を受け付けると、前記第1の発生信号の出力を停止し、前記第1の中断期間、前記駆動信号の出力を停止した後、前記第2の発生信号を出力する。
上記構成の電子機器によれば、たとえば、ユーザが、ブラウザのタブまたはファイルのアイコンを目標にドロップするドロップ操作を行うと、電子機器の微振動を徐々に弱めてからの強い振動を、ドロップ操作に応じた振動として電子機器に発生させることができる。これにより、ユーザは、ドロップ操作が電子機器に認識されたことを触覚によって確認することができるので、特に従来にはない独特の感触をユーザに与えることができる。
図1は、本実施形態のノートPCの外観斜視図である。 図2は、本実施形態のノートPCの平面図である。 図3は、本実施形態のノートPCの断面図である。 図4は、本実施形態の触覚デバイスの構成を示す図である。 図5は、本実施形態の触覚デバイスにおける各信号の時間変化の一例を示す図である。 図6は、本実施形態の触覚デバイスにおける各信号の時間変化を模式的に示した図である。 図7は、本実施形態における触覚デバイスにおける振動発生処理を示すフローチャートである。 図8は、本実施形態のノートPCにおいてドラッグ処理が行われている際にモニタ部に表示される画像の一例を示す図である。 図9は、本実施形態のノートPCにおいてドロップ処理が行われる際にモニタ部に表示される画像の一例を示す図である。 図10は、実施形態の変形例の触覚デバイスの構成を示す図である。 図11は、実施形態の変形例の触覚デバイスにおける各信号の時間変化の一例を示す図である。
本発明の振動発生装置は、駆動信号に基づき振動を発生する振動発生部と、制御部と、を備え、対象物に取り付けられる構成とし、以下の点を特徴のひとつとしている。制御部は、第1の振幅を有する駆動信号である第1の発生信号を出力し、所定の第1の中断期間、駆動信号の出力を停止した後、第1の振幅より大きい第2の振幅を有する駆動信号である第2の発生信号を出力する。ここで、第1の発生信号は、対象物の固有振動数と異なる周波数を有する。なお、固有振動数は固有周波数とも呼ばれる。
本発明に係る実施形態について、以下の構成に従って説明する。ただし、以下で説明する実施形態はあくまで本発明の一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定的に解釈させるものではない。なお、各図面において、同一の構成要素には同一の符号を付しており、その説明を省略する場合がある。
1.実施形態
(1)電子機器の構成例
(2)動作例
(3)電子機器への適用例
2.変形例
3.本実施形態の特徴
4.補足事項
<1.実施形態>
<(1)電子機器の構成例>
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のノートPCの外観斜視図である。図2は、本実施形態のノートPCの平面図である。図3は、本実施形態のノートPCの断面図である。なお、図2及び図3では、モニタ部45の図示を省略している。
図1〜図3に示されるように、本実施形態のノートPC41は、本体部44及びモニタ部45を含んで構成される。本体部44は、触覚デバイス1、タッチパッド42、キーボード43、CPU(図示しない)及びメモリ(図示しない)などを含んで構成される。ノートPC41は、本発明でいう「電子機器」の一具体例である。タッチパッド42は、本発明でいう「対象物」の一具体例である。
<タッチパッド42>
タッチパッド42は、操作者が接触して操作する装置である。詳細には、タッチパッド42は、たとえば、平板状のセンサであり、操作者であるユーザの指によって行われる操作、具体的にはドラッグ操作及びドロップ操作などを受け付ける。本体部44は、タッチパッド42で受け付けた操作に基づき、マウスポインタの処理などを行うとともに、触覚デバイス1へ振動発生命令を出力する。具体的には、本体部44は、たとえば、タッチパッド42がユーザによるドラッグ操作及びドロップ操作を受け付けた場合、ラッチ錠振動発生命令を触覚デバイス1へ出力する。ここで、ラッチ錠振動発生命令は、ラッチ錠を開閉操作する際に感じる振動に近い独特な振動すなわちラッチ錠振動を発生させる振動発生命令である。タッチパッド42は、本発明でいう「受付部」の一具体例である。
<触覚デバイス1>
図4は、本実施形態の触覚デバイスの構成を示す図である。図4に示されるように、触覚デバイス1は、振動発生部21、制御部22及びカウンタ23を含んで構成される。図1〜図4に示されるように、触覚デバイス1は、タッチパッド42に取り付けられる。本実施形態では、触覚デバイス1は、タッチパッド42において、ユーザが操作する平板状のセンサ面の反対側の面に取り付けられる。触覚デバイス1は、本発明でいう「振動発生装置」の一具体例である。
<カウンタ23>
カウンタ23は、たとえば、水晶振動子を用いた発振回路等により生成されるクロックパルスをカウントし、カウントした値を保持する。このカウント値は、たとえば現在時刻を示す。
<振動発生部21>
振動発生部21は、駆動信号に基づき振動を発生する。本実施形態では、振動発生部21は、たとえば、筐体と、分銅と、駆動信号に基づき分銅を駆動する駆動部と、駆動部に連結された弾性部材と、を主に含んで構成されるアクチュエータである。駆動部は、たとえば、筐体に固定されたコイルと、分銅に固定された永久磁石と、を主に含んで構成される。なお、コイル及び永久磁石は、それぞれ分銅及び筐体に固定されてもよい。付勢部材は、たとえば、筐体と分銅との間に配置されるコイルばねまたは板ばねなどである。振動発生部21におけるコイルは、制御部22から受ける駆動信号に応じた磁場を生成する。永久磁石は、コイルが生成した磁場に基づき分銅とともに往復運動する。分銅の振動についての共振周波数Frは、たとえば、分銅の質量及び付勢部材のばね定数に基づき算出される。振動発生部21とタッチパッド42とは、たとえば物理的に接触しており、振動発生部21において発生した振動はタッチパッド42に伝達される。
<制御部22>
図5は、本実施形態の触覚デバイスにおける各信号の時間変化の一例を示す図である。図6は、本実施形態の触覚デバイスにおける各信号の時間変化を模式的に示した図である。なお、図5及び図6では、縦軸は電圧を示し、横軸は時間を示す。
図4〜図6に示されるように、制御部22は、タッチパッド42に振動を発生させる駆動信号である発生信号Sg1及びSg2、ならびにタッチパッド42に発生した振動を減衰させる駆動信号である減衰信号Sa1及びSa2を振動発生部21へ出力する。発生信号Sg1及びSg2は、それぞれ本発明でいう「第1の発生信号」及び「第2の発生信号」の一具体例である。
制御部22は、発生信号Sg1を出力し、所定の中断期間S1、駆動信号の出力を停止した後、発生信号Sg2を出力する。発生信号Sg2は、正の電圧を有する発生信号Sg21及びSg23と、負の電圧を有する発生信号Sg22と、を含む。中断期間S1は、本発明でいう「第1の中断期間」の一具体例である。
ここで、発生信号Sg1が有する振幅V1は、発生信号Sg2が有する振幅V2より小さい。好ましくは、振幅V1は、振幅V2の0.07倍以下である。本実施形態では、振幅V1は、振幅V2の0.063倍である。具体的には、振幅V1及びV2は、それぞれ0.5ボルト及び8.0ボルトである。発生信号Sg1は、+0.5ボルトの電圧と−0.5ボルトの電圧との間において周波数F1で振動する正弦波の信号である。振幅V1及びV2は、それぞれ本発明でいう「第1の振幅」及び「第2の振幅」の一具体例である。
周波数F1は、タッチパッド42の固有振動数Feと異なる。固有振動数Feは、タッチパッド42を自由に振動させた場合において、タッチパッド42が示す固有の振動数である。本実施形態では、固有振動数Feは、たとえば260Hzである。なお、固有振動数Feは、260Hzと異なる周波数であってもよい。
好ましくは、周波数F1は、固有振動数Feの0.9倍以下である。また、周波数F1は、共振周波数Frの0.9倍以上1.1倍以下である。本実施形態では、周波数F1Fe及び共振周波数Frは、たとえば、ともに180Hzである。なお、周波数F1は、180Hzと異なる周波数であってもよい。また、共振周波数Frは、180Hzと異なる周波数であってもよい。
発生信号Sg2は、+8.0ボルトの電圧と−8.0ボルトの電圧との間において周波数F2で振動する正弦波の信号である。本実施形態では、発生信号Sg2は、+8.0ボルトのピーク値を有する発生信号Sg21及びSg23と、−8.0ボルトのピーク値を有する発生信号Sg22と、を含む。
発生信号Sg1が出力される発生期間G1の長さは、たとえば、88.9ms(ミリ秒)である。なお、発生期間G1の長さは、88.9msより大きくてもよいし、小さくてもよい。中断期間S1の長さは、7.7msである。また、発生期間G2の長さは、9.3msである。
制御部22は、発生信号Sg2を出力した後、所定の中断期間S2、駆動信号の出力を停止してから減衰信号Sa1及びSa2を出力する(図6参照)。本実施形態では、中断期間S2の長さは、0.42msである。減衰信号Sa1及びSa2は、それぞれ+5.0ボルト及び−1.0ボルトのピーク値を有する。減衰信号Sa1が出力される減衰期間A1の長さは、2.8msである。また、減衰信号Sa2が出力される減衰期間A2の長さは、2.8msである。中断期間S2は、本発明でいう「第2の中断期間」の一具体例である。
ここで、制御部22が、本体部44からラッチ錠振動発生命令を受けた場合の処理を説明する。制御部22は、本体部44からラッチ錠振動発生命令を受けると、発生期間G1、中断期間S1、発生期間G2、中断期間S2ならびに減衰期間A1及びA2を設定する。発生期間G1、中断期間S1、発生期間G2、中断期間S2ならびに減衰期間A1及びA2は、この順で連続する。つまり、発生期間G1の終了タイミングと中断期間S1の開始タイミングとは一致する。その他の期間についても同様である。
発生期間G1及びG2、中断期間S1及びS2ならびに減衰期間A1及びA2の開始タイミング及び終了タイミングは、たとえば、ラッチ錠振動発生命令を受けたタイミングにおけるカウンタ23のカウント値すなわちラッチ錠振動発生命令を受けた時刻に基づき算出される。制御部22は、カウンタ23におけるカウント値を監視し、ラッチ錠振動発生命令を受けた時刻から経過した時間に基づき、発生期間G1及びG2、中断期間S1及びS2ならびに減衰期間A1及びA2の開始タイミング及び終了タイミングを認識する。
制御部22は、発生期間G1の開始タイミングから発生期間G1の終了タイミングまでの間、発生信号Sg1を振動発生部21へ出力する。発生信号Sg1の振幅V1すなわち電圧は、たとえば、タッチパッド42に発生させようとする振動量に基づき設定される。この際、発生信号Sg1によってタッチパッド42に弱い振動すなわち微振動が発生する。
制御部22は、中断期間S1の開始タイミングから中断期間S1の終了タイミングまでの間、駆動信号の出力を停止する。これにより、タッチパッド42に発生した微振動が、減衰する。
制御部22は、発生期間G2の開始タイミングから発生期間G2の終了タイミングまでの間、発生信号Sg2を振動発生部21へ出力する。発生信号Sg2の振幅V2すなわち電圧は、たとえば、タッチパッド42に発生させようとする振動量に基づき設定される。この際、発生信号Sg2によってタッチパッド42に強い振動が発生する。
そして、制御部22は、中断期間S2の開始タイミングから中断期間S2の終了タイミングまでの間、駆動信号の出力を停止した後、減衰期間A1の開始タイミングから減衰期間A1の終了タイミングまでの間、減衰信号Sa1を振動発生部21へ出力する。さらに、制御部22は、減衰期間A2の開始タイミングから減衰期間A2の終了タイミングまでの間、減衰信号Sa2を振動発生部21へ出力する。これにより、タッチパッド42に発生した強い振動を短時間で減衰させ、強い振動の終端を明確にすることができる。
<(2)動作例>
次に、本実施形態の触覚デバイスにおける振動発生処理について、図7を参照しながら説明する。図7は、本実施形態における触覚デバイスにおける振動発生処理を示すフローチャートである。
<S100〜S102>
制御部22は、たとえば、操作者によりノートPC41の使用が開始されると(S100)、本体部44からラッチ錠振動発生命令を受けるまで待機する(S102でNO)。そして、制御部22は、本体部44からラッチ錠振動発生命令を受けると(S102でYES)、発生期間G1及びG2、中断期間S1及びS2ならびに減衰期間A1及びA2を設定する。
<S104>
次に、制御部22は、発生期間G1の開始タイミングから発生期間G1の終了タイミングまでの間、発生信号Sg1を振動発生部21へ出力する(S104)。
<S106>
次に、制御部22は、中断期間S1の開始タイミングから中断期間S1の終了タイミングまでの間、駆動信号の出力を停止する(S106)。
<S108>
次に、制御部22は、発生期間G2の開始タイミングから発生期間G2の終了タイミングまでの間、発生信号Sg2を振動発生部21へ出力する(S108)。
<S110>
次に、制御部22は、中断期間S2の開始タイミングから中断期間S2の終了タイミングまでの間、駆動信号の出力を停止する(S110)。
<S112>
次に、制御部22は、減衰期間A1の開始タイミングから減衰期間A1の終了タイミングまでの間、減衰信号Sa1を振動発生部21へ出力する(S112)。
<S114>
次に、制御部22は、減衰期間A2の開始タイミングから減衰期間A2の終了タイミングまでの間、減衰信号Sa2を振動発生部21へ出力する(S114)。
<S102>
次に、制御部22は、本体部44から新たなラッチ錠振動発生命令を受けるまで待機する(S102でNO)。
<(3)電子機器への適用例>
図8は、本実施形態のノートPCにおいてドラッグ処理が行われている際にモニタ部に表示される画像の一例を示す図である。実施形態では、発生期間G1の長さが固定されている構成について説明したが、発生期間G1の長さが柔軟に変化する構成であってもよい。以下では、発生期間G1の長さが、ドラッグ処理の状況に応じて変化する構成について説明する。
図8に示されるように、ユーザが、たとえば、マウスポインタ53を移動してブラウザ51のタブ52をドラッグする操作をタッチパッド42に対して行うと、本体部44は、ドラッグ処理が開始された旨を含むラッチ錠振動発生命令を触覚デバイス1へ出力する。制御部22は、タッチパッド42がユーザによるドラッグ操作を受け付けている期間、発生信号Sg1を振動発生部21へ出力する。本実施形態では、制御部22は、本体部44からラッチ錠振動発生命令を受けると、発生信号Sg1を振動発生部21へ出力する。この場合、ドラッグ処理の終了タイミングがユーザのドラッグ操作の終了によって定まるので、制御部22は、後述するラッチ錠振動終了命令を本体部44から受けるまで発生信号Sg1を継続して振動発生部21へ出力する。これにより、タッチパッド42では、微振動が継続して発生する(図5参照)。
図9は、本実施形態のノートPCにおいてドロップ処理が行われる際にモニタ部に表示される画像の一例を示す図である。図9に示されるように、ユーザが、たとえば、マウスポインタ53を移動してブラウザ51のタブ52を目標位置にドロップするドロップ操作をタッチパッド42に対して行うと、本体部44は、ドロップ処理が発生した旨を含むラッチ錠振動終了命令を触覚デバイス1へ出力する。
制御部22は、タッチパッド42がユーザによるドロップ操作を受け付けると、発生信号Sg1の出力を停止し、中断期間S1、駆動信号の出力を停止した後、発生信号Sg2を振動発生部21へ出力する。そして、制御部22は、中断期間S2、駆動信号の出力を停止してから減衰信号Sa1及びSa2を振動発生部21へ出力する。
本実施形態では、制御部22は、本体部44からラッチ錠振動終了命令を受けると、発生信号Sg1の出力を停止するとともに、中断期間S1、発生期間G2、中断期間S2ならびに減衰期間A1及びA2を設定する。制御部22は、中断期間S1及びS2において駆動信号の出力を停止するとともに、発生期間G2、減衰期間A1、及び減衰期間A2において、発生信号Sg2、減衰信号Sa1及び減衰信号Sa2をそれぞれ振動発生部21へ出力する。これにより、強い振動を短時間発生させることができるので、ラッチ錠を開閉操作する際に感じる振動に似た独特な振動をタッチパッド42に発生させることができる(図5参照)。
<2.変形例>
次に、本発明の実施形態の変形例について説明する。この変形例は、実施形態と比較して、制御部24が、振幅V1に揺らぎを付与して発生信号Sg3を出力する構成としている点が異なっている。以下の説明では、実施形態との相違点について説明し、実施形態と共通な部分については説明を省略する。
<制御部24>
図10は、実施形態の変形例の触覚デバイスの構成を示す図である。図11は、実施形態の変形例の触覚デバイスにおける各信号の時間変化の一例を示す図である。なお、図11では、縦軸は電圧を示し、横軸は時間を示す。図10及び図11に示されるように、触覚デバイス2は、実施形態の触覚デバイス1に対応する。触覚デバイス2における制御部24は、実施形態の制御部22に対応し、所定の最大値V3と所定の最小値V4との間で振幅V1が揺らぐように発生信号Sg3を振動発生部21へ出力する。ここで、最小値は、最大値より小さく、最大値の0.5倍以上である。本変形例では、最大値V3及び最小値V4は、それぞれ0.5及び0.3である。なお、最大値V3及び最小値V4は、それぞれ他の値であってもよい。発生信号Sg3は、本発明でいう「第1の発生信号」の一具体例である。
本変形例では、制御部24は、最大値V3の振幅V1を有する1周期分の波形W31と、最小値V4の振幅V1を有する1周期分の波形W32と、をランダムに組み合わせた発生信号Sg3を振動発生部21へ出力する。つまり、制御部24は、少なくとも1周期は振幅V1を維持するように発生信号Sg3を振動発生部21へ出力する。なお、制御部24が、少なくとも1周期は振幅V1を維持する構成について説明したが、制御部24は、1周期が経過する前に振幅V1を変更する構成であってもよい。また、制御部24が、最大値V3及び最小値V4の2値間で振幅V1を切り替える構成について説明したが、制御部24は、3値以上の値間で振幅V1を切り替える構成であってもよい。
<3.本実施形態の特徴>
上記構成の触覚デバイスによれば、発生信号Sg1またはSg3に基づき振動発生部21が発生する振動を、小さい振幅を有し、タッチパッド42の固有振動数Feと異なる周波数を有する振動にすることで、振動発生部21からタッチパッド42へ伝達される振動に基づき、人が物体を滑らせた際に感じる振動に似た微振動をタッチパッド42に発生させることができる。その後、駆動信号の出力を停止することで当該微振動を弱めてから、振幅V2を有する発生信号Sg2に基づき、強い振動をタッチパッド42に発生させることができる。これにより、ラッチ錠振動をタッチパッド42に発生させることができる。たとえばノートPC41におけるタッチパッド42に触覚デバイス1が取り付けられる場合、ユーザがノートPC41に対して所定の操作を行った際に、当該操作の内容に応じた振動としてラッチ錠振動をタッチパッド42に発生させることができる。これにより、当該操作がノートPC41に認識されたことを、ユーザはラッチ錠振動から触覚によって確認することができるので、特に従来にはない独特の感触をユーザに与えながら、ユーザの使用感を向上させることができる。
また、上記構成の触覚デバイスでは、周波数F1が、固有振動数Feの0.9倍以下であるため、タッチパッド42において微振動を発生させるのに適した周波数F1を有する振動を、発生信号Sg1またはSg3に基づき振動発生部21に発生させることができる。
また、上記構成の触覚デバイスでは、振幅V1が、振幅V2の0.07倍以下であるため、先に発生する微振動の大きさを、後に発生する強い振動の大きさに対して適切な弱さにすることができるので、良好なラッチ錠振動を実現することができる。
また、上記の変形例の触覚デバイスでは、制御部24が、最大値V3と最小値V4との間で振幅V1が揺らぐように発生信号Sg3を出力する。そして、最小値V4が、最大値V3より小さく、最大値V3の0.5倍以上である。これにより、発生信号Sg3に基づき振動発生部21が発生する振動を、振幅に適度な揺らぎを有する振動にすることができるので、振動発生部21からタッチパッド42へ伝達される振動に基づき、たとえば、不規則な凹凸を有する面上で物体を滑らせた際に人が感じる振動に似た微振動をタッチパッド42に発生させることができる。
また、上記構成のノートPCでは、タッチパッド42がユーザによるドラッグ操作を受け付けている期間、制御部22が、発生信号Sg1を出力する。これにより、ユーザが、ブラウザ51のタブ52をドラッグするドラッグ操作を行っている際に、ラッチ錠振動の一部である微振動を、ドラッグ操作に応じた振動としてノートPC41に継続して発生させることができる。そして、ユーザは、ドラッグ操作がノートPC41に認識されていることを微振動から触覚によって確認することができるので、特に従来にはない独特の感触をユーザに与えることができる。
また、上記構成のノートPCでは、タッチパッド42がユーザによるドロップ操作を受け付けると、制御部22が、発生信号Sg1の出力を停止し、中断期間S1、駆動信号の出力を停止した後、発生信号Sg2を出力する。これにより、ユーザが、ブラウザ51のタブ52を目標のオブジェクトにドロップするドロップ操作を行うと、タッチパッド42の微振動を徐々に弱めてからの強い振動を、ドロップ操作に応じた振動としてノートPC41に発生させることができる。これにより、ユーザは、ドロップ操作がノートPC41に認識されたことを触覚によって確認することができるので、特に従来にはない独特の感触をユーザに与えることができる。
<4.補足事項>
以上、本発明の実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明では、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
本実施形態の触覚デバイスでは、2つの減衰期間A1,A2を設ける構成について説明したが、1つまたは3つ以上の減衰期間を設ける構成であってもよい。
また、本実施形態の触覚デバイスでは、制御部22が、発生期間G2において、Sg21、Sg22及びSg23を含む発生信号Sg2、すなわち1周期半の正弦波の信号を出力する構成について説明したが、制御部22は、発生期間G2において、1周期半より短い正弦波の信号、または1周期半より長い正弦波の信号を発生信号Sg2として出力する構成であってもよい。
また、本実施形態の触覚デバイスでは、周波数F1が、固有振動数Feの0.9倍以下である構成について説明したが、周波数F1は、固有振動数Feの1.1倍以上である構成であってもよい。この場合においても、タッチパッド42において微振動を発生させるのに適した周波数F1を有する振動を、発生信号Sg1またはSg3に基づき振動発生部21に発生させることができる。
また、本実施形態の触覚デバイスでは、触覚デバイス1がノートPC41のタッチパッド42に取り付けられる構成について説明したが、触覚デバイス1は、ゲームコントローラ、スマートフォンもしくはタブレットといった他の種類の電子機器、または電子機器以外の物体などに取り付けられる構成であってもよい。
また、本実施形態の触覚デバイスの変形例では、制御部24が、最大値V3と最小値V4との間で振幅V1が揺らぐように発生信号Sg3を振動発生部21へ出力する構成について説明したが、制御部24は、固有振動数Feを含まない、所定の周波数の範囲内で周波数が揺らぐように発生信号Sg3を振動発生部21へ出力する構成であってもよい。上記の変形例の触覚デバイスでは、第1の発生信号に基づき振動発生部21が発生する振動を、周波数に適度な揺らぎを有する振動にすることができるので、振動発生部21からタッチパッド42へ伝達される振動に基づき、たとえば、不規則な凹凸を有する面上で物体を滑らせた際に人が感じる振動に似た微振動をタッチパッド42に発生させることができる。
また、本実施形態の触覚デバイスでは、タッチパッド42が「対象物」の一具体例である構成について説明したが、ノートPC41、ゲームコントローラ、スマートフォンまたはタブレットなどの他の物体が「対象物」の一具体例となる構成であってもよい。
また、実施形態では、カウンタ23が水晶振動子を用いた発振回路により現在時刻を示すカウント値を保持する例について説明したが、カウンタ23は所定のタイミングからの経過時間をカウントする単純な構成のものであってもよい。この場合、発振回路は必ずしも水晶振動子を用いない構成であってもよい。
本発明は、電子機器用の振動発生装置などとして好適に利用される。
1、2…触覚デバイス
21…振動発生部
22、24…制御部
23…カウンタ
41…ノートPC
42…タッチパッド
43…キーボード
44…本体部
45…モニタ部
51…ブラウザ
52…タブ
53…マウスポインタ
G1、G2…発生期間
Sg1、Sg2、Sg21、Sg22、Sg23…発生信号
S1、S2…中断期間
A1、A2…減衰期間
Sa1、Sa2…減衰信号
V1、V2…振幅
V3…最大値
V4…最小値
W31、W32…波形

Claims (7)

  1. 対象物に取り付けられる振動発生装置であって、
    駆動信号に基づき振動を発生する振動発生部と、
    第1の振幅を有する前記駆動信号である第1の発生信号を出力し、所定の第1の中断期間、前記駆動信号の出力を停止した後、前記第1の振幅より大きい第2の振幅を有する前記駆動信号である第2の発生信号を出力する制御部と、を備え、
    前記第1の発生信号は、前記対象物の固有振動数と異なる周波数を有する、
    振動発生装置。
  2. 前記周波数は、前記固有振動数の1.1倍以上または前記固有振動数の0.9倍以下である、
    請求項1に記載の振動発生装置。
  3. 前記第1の振幅は、前記第2の振幅の0.07倍以下である、
    請求項1または請求項2に記載の振動発生装置。
  4. 前記制御部は、所定の最大値と所定の最小値との間で前記第1の振幅が揺らぐように前記第1の発生信号を出力し、
    前記最小値は、前記最大値より小さく、前記最大値の0.5倍以上である、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の振動発生装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の振動発生装置を備える、
    電子機器。
  6. 前記電子機器は、
    ユーザの操作を受け付ける受付部を備え、
    前記制御部は、前記受付部が前記ユーザによるドラッグ操作を受け付けている期間、前記第1の発生信号を出力する、
    請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記制御部は、前記受付部が前記ユーザによるドロップ操作を受け付けると、前記第1の発生信号の出力を停止し、前記第1の中断期間、前記駆動信号の出力を停止した後、前記第2の発生信号を出力する、
    請求項6に記載の電子機器。
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