JP2020201552A - 消費財流通システム及び消費財流通方法 - Google Patents

消費財流通システム及び消費財流通方法 Download PDF

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誠良 平塚
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Abstract

【課題】一般利用者に消費財を流通させる消費財流通システム及び消費財流通方法を提供する。【解決手段】消費財流通システムのサーバは、消費財の情報を、事業者端末から受け付ける消費財情報受付部と、消費財の情報を一般利用者端末で閲覧可能に公開すると共に、一般利用者端末から、一般利用者端末のユーザの位置情報及び消費財の借用希望期間を含む借用要求を受け付ける借用要求受付部と、受け付けた消費財の借用要求と、消費財の貸与スケジュールとに基づいて一般利用者端末のユーザに消費財の貸与が可能であるか否かを判定し、消費財の貸与が可能であると判定された場合に、消費財の借用希望期間を消費財の貸与期間として挿入するように消費財の貸与スケジュールを更新し、消費財の貸与スケジュール及び消費財を貸与するユーザの位置情報を自動配送事業者端末へ通知する計画生成部と、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、一般利用者に消費財を流通させる消費財流通システム及び消費財流通方法に関する。
流通は、一般利用者が使用を望む消費財を、必要な時に必要なだけ、幅広い範囲から選択して安価に利用できることが望まれる場合がある。かかる場合は、売買で消費財を入手するのではなく、賃貸しであるレンタルを利用することが考えられる。レンタルによって入手した消費財は、不要になれば事業者に返却できるので、一般利用者は無駄な消費財を手元に置かなくて済む。
しかしながら、事業者は、レンタルする多様な消費財を保持する必要があるので、消費財の保持に係るコスト等が問題となる。また、消費財のレンタルを希望する一般利用者は、使用を希望する消費財がどの事業者が保持しているかを調べなければならず、さらに使用を希望する消費財を保持する事業者とコンタクトする必要がある。従って、消費財の使用を希望する一般利用者と消費財をレンタルする事業者との仲介の選択肢が少なく柔軟性に欠けるため、またはレンタルした消費財を一般利用者に配送する手段と一般利用者が当該消費財を返送する手段とが一体化されておらず非効率的であるため、消費財が減価償却に至るまでの時間的な価値が損なわれるおそれがあるという問題があった。
特許文献1には、イベントの企画者等、イベント場所の提供者及びイベント参加者を含んだイベントの調整を行うイベントマッチングシステムの発明が開示されている。
特許文献2には、車両等の移動体を、街中を巡回する移動店舗として効率的に活用する移動店舗巡回スケジュール作成装置の発明が開示されている。
特許5589014号公報 特許6279272号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、構成要素に配送車が含まれておらず、レンタルした消費財を一般利用者に配送する手段が確立されていないという問題があった。
また、特許文献2に記載の発明は構成要素に市場運営者が含まれておらず、消費財の使用を希望する一般利用者と消費財をレンタルする事業者との仲介が容易ではないという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、一般利用者と消費財をレンタルする事業者との仲介及び消費財を一般利用者に配送する手段を備え、一般利用者に消費財を効率的に流通させる消費財流通システム及び消費財流通方法を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の消費財流通システムは消費財の情報を、事業者端末から受け付ける消費財情報受付部と、前記消費財の情報を一般利用者端末で閲覧可能に公開すると共に、前記一般利用者端末から、前記一般利用者端末のユーザの位置情報及び前記消費財の借用希望期間を含む借用要求を受け付ける借用要求受付部と、前記受け付けた前記消費財の借用要求と、前記消費財の貸与スケジュールとに基づいて前記一般利用者端末のユーザに前記消費財の貸与が可能であるか否かを判定し、前記消費財の貸与が可能であると判定された場合に、前記消費財の借用希望期間を前記消費財の貸与期間として挿入するように前記消費財の貸与スケジュールを更新し、前記消費財の貸与スケジュール及び前記消費財を貸与するユーザの位置情報を自動配送事業者端末へ通知する計画生成部と、を含むサーバを備えている。
また、請求項2に記載の消費財流通システムは、請求項1に記載の消費財流通システムにおいて、前記消費財は、無線通信が可能なタグセンサを備え、前記サーバは、前記ユーザが有する消費財の格納庫に設けられた、前記タグセンサを検出する検出装置との通信に基づいて、前記ユーザへ前記消費財が配送されたことを検出する配送検出部を更に含む。
また、請求項3に記載の消費財流通システムは、請求項2に記載の消費財流通システムにおいて、前記サーバは、貸与期間が過ぎた前記消費財について、前記消費財が貸与された前記ユーザの前記格納庫に設けられた前記検出装置との通信で得られた情報に基づいて、前記消費財の回収が可能であることを検出し、前記自動配送事業者端末へ通知する回収可能状態検出部を更に含む。
また、請求項4に記載の消費財流通システムは、請求項2に記載の消費財流通システムにおいて、前記タグセンサは、前記一般利用者端末から前記検出装置を介して使用停止フラグをオンに設定可能で、前記検出装置との通信で得られた、前記消費財の前記タグセンサに設定された前記使用停止フラグに基づいて、前記消費財の回収が可能であることを検出し、前記自動配送事業者端末へ通知する回収可能状態検出部を更に含む。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の消費財流通方法は、消費財の情報を、事業者端末から受け付ける工程と、前記消費財の情報を一般利用者端末で閲覧可能に公開する工程と、前記一般利用者端末から、前記一般利用者端末のユーザの位置情報及び前記消費財の借用希望期間を含む借用要求を受け付ける工程と、前記受け付けた前記消費財の借用要求と、前記消費財の貸与スケジュールとに基づいて前記一般利用者端末のユーザに前記消費財の貸与が可能であるか否かを判定する工程と、前記消費財の貸与が可能であると判定された場合に、前記消費財の借用希望期間を前記消費財の貸与期間として挿入するように前記消費財の貸与スケジュールを更新し、前記消費財の貸与スケジュール及び前記消費財を貸与するユーザの位置情報を自動配送事業者端末へ通知する工程と、を備えている。
本発明によれば、一般利用者に消費財を効率的に流通させる消費財流通システム及び消費財流通方法を実現することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る消費財流通システムの一例を示したブロック図である。 本発明の実施の形態に係る消費財流通システムの処理の一例を示したシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係る消費財流通システムの基本的なフローの一例を示した説明図である。 タグセンサを用いた消費財の配送及び回収の判断の一例を示したフローチャートである。 タグセンサの状態を変更する一般利用者端末の画面の一例を示した説明図である。 タグセンサの状態切り替えの一例を示した概略図である。 シェアスケジューラにおける消費財毎に紐付いたスケジュール管理の一例を示したフローチャートである。 シェアスケジューラで管理する消費財毎に紐付いたスケジュールの一例を示した説明図である。 消費財のシェアにおける地理的条件の一例を示した説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る消費財流通システムを詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る消費財流通システム100の一例を示したブロック図である。消費財流通システム100は、市場運営者のサーバ10、シェアする消費財等を企画する企画者の端末12(以下、「企画者端末12」と略記)、市場に消費財(コンテンツ)を提供するコンテンツ事業者の端末14(以下、「コンテンツ事業者端末14」と略記)、市場の顧客である一般利用者の端末16(以下、「一般利用者端末16」と略記)、一般利用者端末16のユーザ宅に設けられ、配送された消費財が収納される宅配ボックスに類似した宅配タンス42、及び消費財を配送する車両を管理する自動配送事業者の端末18(以下、「自動配送事業者端末18」と略記)が、各々ネットワーク30に接続されて構成されている。宅配タンス42には、後述するように、消費財を識別するタグセンサの存在を検出するタグセンサ用送受信機44が設けられている。
サーバ10は、Webサービスを提供可能な、Webサーバであり、消費財の管理及び消費財シェアのスケジュールに係る。サーバ10は、例えば、消費財の管理に係る品目管理サーバと、及び消費財シェアのスケジュールに係るシェアスケジューラと、のように別個のコンピュータで構成されていてもよい。
企画者端末12、コンテンツ事業者端末14及び自動配送事業者端末18の各々は、PC等のネットワーク30を介した通信が可能なコンピュータである。一般利用者端末16は、ネットワーク30を介した通信が可能であれば、PC等のコンピュータの他に、スマートフォン等の携帯情報端末でもよい。
図2は、本実施の形態に係る消費財流通システム100の処理の一例を示したシーケンス図である。ステップS1では、コンテンツ事業者端末14から出品希望の消費財の品目を、市場運営者が管理するサーバ10へ送信し、サーバ10において、出品希望の消費財の品目を登録する消費財登録を行う。ステップS2では、サーバ10は、コンテンツ事業者端末14に出品受理通知を送信する。
ステップS3では、サーバ10が、一般利用者端末16からの品目情報閲覧リクエストに応じて、一般利用者端末16に品目情報を提示する。品目情報の提示は、サーバ10上に構築された専用サイトにアップロードしてもよいし、電子メールで一般利用者端末16に品目情報を送信してもよい。
ステップS4では、一般利用者端末16から、シェア(レンタル)したい消費財について、使用期間、利用者位置情報等からなるシェア希望リクエストをサーバ10に送信する。
ステップS5では、サーバ10で、シェア希望リクエスト、及びシェア対象の消費財のシェアスケジュールに基づいて、シェア対象の消費財のシェア期間を決定する。
ステップS6では、サーバ10は、シェア対象の品目、シェア期間、消費財が保持されている場所及び配送場所である一般利用者の場所を記した品目期間場所情報を自動配送事業者端末18に送信する。ステップS3からある程度の時間が経過すると、消費財は他の一般利用者が保持している場合がある。かかる場合に、品目期間場所情報に含まれる消費財が保持されている場所は、他の一般利用者の場所であり、自動配送事業者は、自動運転車両等を用いて、当該他の一般利用者から消費財を回収し、回収した消費財を次にシェアを希望する一般利用者に配送する。他の一般利用者が当該消費財を保持しているか否かの判断は、後述するように、一般的には消費財に付されたRFID(radio frequency identifier)等のタグセンサの検出に基づく。
ステップS7では、自動配送事業者端末18で、消費財の配送スケジュール及び経路計画を決定する。そして、ステップS8では、消費財の配送に用いる車両の配車を行い、消費財の配送作業を行う。
ステップS9では、一般利用者端末16のユーザ宅の宅配タンス42内のタグセンサ用送受信機44が、消費財を識別するタグセンサの存在を検出したことをサーバ10に通知する。サーバ10は、ステップS9の通知により、当該消費財の配達が完了したことを検出する。
一般利用者端末16のユーザがシェアされた消費財の使用を終了する場合、ステップS11で、一般利用者端末16からタグフラグ設定コマンドを宅配タンス42内のタグセンサ用送受信機44に送信する。ステップS12では、タグセンサ用送受信機44が、一般利用者端末16から受信したタグフラグ設定コマンドに従って消費財に付されたタグセンサの回収フラグをオンにするタグフラグ設定を行う。そして、ステップS13では、タグセンサ用送受信機44が、消費財のタグセンサの回収フラグがオンになったことを示すタグ検出通知をサーバ10に送信する。
ステップS14では、サーバ10は、消費財が回収可能な状態になったことを自動配送事業者端末18に送信する。
ステップS15では、自動配送事業者端末18で、消費財の回収スケジュール及び経路計画を決定する。そして、ステップS16では、消費財の回収に用いる車両の配車を行い、消費財の回収作業を行う。
ステップS17では、宅配タンス42内のタグセンサ用送受信機44が、消費財に付されているタグセンサからの信号を受信しなくなったことをサーバ10に通知する。ステップS18では、配車された車両に格納された消費財のタグセンサのフラグがオン状態であることを車両のタグセンサ用送受信機(図示せず)が検出したことをサーバ10に通知する。ステップ19では、サーバ10は、ステップS17、S18の通知により、消費財の回収が完了したことを検出する。
ステップS20では、サーバ10は、シェアされている消費財の価値償却時判断を行う。価値償却時判断は、例えば下記式のような空転係数を定義する。サーバ10は、空転係数がある閾値 thr 以下となった場合を消費財の価値償却時と判断し、コンテンツ事業者へ当該消費材をコンテンツ事業者に返却する決定を行う。
空転係数 ir = 利用頻度 f x 付加価値係数 w
ステップS21では、サーバ10は、コンテンツ事業者端末14に価値償却された消費財の返却通知を行う。ステップS22では、サーバ10は、返却対象の品目、消費財を回収する一般利用者の場所及び消費財を返却するコンテンツ事業者の場所を記した品目場所情報を自動配送事業者端末18に送信する。
ステップS23では、自動配送事業者端末18で、消費財の返却スケジュール及び経路計画を決定する。そして、ステップS24では、消費財の返却に用いる車両の配車を行い、消費財の返却作業を行う。コンテンツ事業者に返却された消費財は、コンテンツ事業者の処分権に基づき、保管又は廃棄される。
図3は、本実施の形態に係る消費財流通システム100の基本的なフローの一例を示した説明図である。図3の(0)に示したように、コンテンツ事業者の各々は、サーバ10に、提供可能なレンタル商品の品目、当該レンタル品の色及びサイズ等の特徴、可能とされる被レンタル回数、レンタル可能な期間及びレンタルの価格等を示す情報を送信する消費財登録を行う(上記ステップS1に相当)。
(1)に示したように、一般利用者は、一般利用者端末16を用いてサーバ10のサイトから、シェア可能な消費財を検索する。サーバ10は、(2)に示したように、一般利用者端末16に、消費財の品目、当該消費財のシェアのスケジュールに係る情報である品目情報を提示する(上記ステップS3に相当)。そして、一般利用者端末16は、シェアしたい消費財について、使用期間、利用者位置情報等からなるシェア希望リクエストをサーバ10に送信する(上記ステップS4に相当)。
(3)に示したように、サーバ10は、シェア対象の品目、シェア期間、消費財が保持されている場所及び配送場所である一般利用者の場所を記した品目期間場所情報を自動配送事業者端末18に送信する(上記ステップS6に相当)。
(4)に示したように、自動配送事業者は、消費財を積み込み、配送するための自動運転車の配車を行う(上記ステップS8に相当)。配車では、シェア対象の消費財が保持されている最も近い場所、又は当該消費財を積み込める最も近い場所を優先的に選択する。
(5)に示したように、シェアのリクエストがあった消費財を自動運転車に積み込む。
(6)に示したように、消費財の配送を行う。配送する消費財は、宅配タンス42と呼称する収納庫に収める。
(7)に示したように、消費財を回収する。回収する消費財は、宅配タンス42に収められている。回収した消費財は、次にシェアのリクエストがある場合は、当該リクエストに係る一般利用者に配送される。
本実施の形態において、一般利用者間で流通(シェア)される消費財には、タグセンサが取り付けられている。本実施の形態に係るタグセンサは、後述する宅配タンス42に備わるリーダとしてのタグセンサ用送受信機からの電波をエネルギー源として動作するパッシブタグであり、宅配タンス42内に備わるタグセンサ用送受信機により、タグセンサの宅配タンス42内の有無及びタグセンサの状態がサーバ10に送信される。タグセンサは電池を内蔵したアクティブタグでもよい。
タグセンサの状態は、取り付けられている消費財が使用中(シェア中)か、返却対象かを示す。一例として、タグセンサの回収フラグがオンになった場合に取り付けられている消費財が返却対象となる。タグセンサの回収フラグの状態は、一般利用者端末16により設定できる。
図4は、タグセンサを用いた消費財の配送及び回収の判断の一例を示したフローチャートである。ステップ400では、消費財は収納庫である宅配タンス42内か否かをタグセンサからの情報に基づいて判定する。ステップ400で、消費財が宅配タンス42内に存在する場合は手順をステップ402に移行し、消費財が宅配タンス42内に存在しない場合は手順をステップ406に移行する。
ステップ402では、タグセンサがオンか否かを判定する。ステップ402で、タグセンサがオンになっている場合は手順をステップ404に移行し、タグセンサがオフの場合は手順をステップ406に移行する。
ステップ404では、サーバ10において、消費財回収のフラグをオンにして処理を終了する。
ステップ406では、消費財が返却期限内か否かを判定する。ステップ406で、消費財が返却期限内の場合は手順をステップ400に移行し、消費財が返却期限内ではない場合は手順をステップ408に移行する。
ステップ408では、一般利用者端末16に返却期限を通知して、手順をステップ400に移行する。
図5は、タグセンサの状態を変更する一般利用者端末16の画面の一例を示した説明図である。図5に示したように、Bluetooth(登録商標)又はNFC(Near Field Communication)を介して通信可能な一般利用者端末16を用いて、一般利用者が「シェア」(タグセンサがオフ)と「返却」(タグセンサがオン)とを切り替える。
図6は、タグセンサ46A、46B、46Cの状態切り替えの一例を示した概略図である。図5で示した画面上で設定したタグセンサ46A〜46Cの情報は、宅配タンス42装備のリーダ40で読み取る。そして、宅配タンス42内のタグセンサ用送受信機44は、リーダで読み取った情報に基づいて、タグセンサ46A〜46Cの状態を書き替える。
宅配タンス42内のタグセンサ用送受信機44は、タグセンサ46A、46B、46C、46D、46Eとの通信可否に基づいて、消費財が宅配タンス42内に存在するか否かを判定する。宅配タンス42内に消費財が存在する場合は、タグセンサ46A〜46Eの各々のオン又はオフの状態をサーバ10に送信する。サーバ10は、タグセンサ用送受信機44から受信した情報に従い、記憶しているタグセンサ46A〜46Eの各々のオン又はオフの状態を更新する。
本実施の形態に係る消費財流通システム100では、収納庫である宅配タンス42内で消費財に取り付けられたタグセンサのオンオフの状態の書き替えを行うことにより、返却(タグセンサがオン)状態の消費財が宅配タンス42に確実に存在することを保証する。
図7は、サーバ10における消費財毎に紐付いたスケジュール管理の一例を示したフローチャートである。ステップ700では、一例として、消費財Aに対してユーザmからのシェアリクエストを受信する。
図8は、サーバ10で管理する消費財毎に紐付いたスケジュールの一例を示した説明図である。図8における「T/R」は自動運転車による消費財の輸送又は滞留を示す。図8中のtは時刻、pは位置である。また、図8中のハッチング部分は、消費財が、記載された一般利用者(ユーザ)によりシェアされていることを示す。
図8に示したように、サーバ10は、地点p3に存在するユーザmの消費財Aのシェアリクエストを時刻t1とt2の間に受信している。
ステップ702では、消費財Aのスケジュールの確認を行う。そして、ステップ704では、スケジュール及び地理的条件を参照して、当該スケジュールにシェアリクエストの挿入が可能か否かを判定する。図9は、消費財Aのシェアにおける地理的条件の一例を示した説明図である。図9には、消費財Aのシェアに係るユーザa、ユーザb及びユーザmの所在地と、ユーザa、ユーザb及びユーザmの各々を結ぶルートが示されている。図8のスケジュールにおいて、消費財Aは、ユーザbによる消費財Aのシェアが終了する時刻t3以降はユーザmがシェア可能であるが、ユーザmの所在地がユーザbの所在地から所定距離以上離れている場合、本実施の形態では、ユーザmのシェアリクエストを消費財Aのスケジュールに挿入しない。
ステップ704で、ユーザmによるシェアリクエストの挿入が可能な場合は、手順をステップ706に移行し、当該シェアリクエストが挿入不可の場合は、手順をステップ710に移行する。
ステップ706では、図8の時刻t4に示したように、ユーザmによるシェアリクエストを挿入する。そして、ステップ708で、ユーザmにシェアリクエストを受理したことを示す受理通知を送信して処理を終了する。
ステップ704で、ユーザmによるシェアリクエストの挿入が不可能な場合は、ユーザmによるシェアリクエストを挿入せずに、ステップ706で、不可通知をユーザmに送信する。そして、ステップ712で代替日程通知等をユーザmに送信して処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態に係る消費財流通システム100によれば、消費財をシェアするスケジュールの管理に基づいて、一般利用者間で消費財を転々と流通させることができる。消費財を一般利用者間で流通させることにより、消費財を提供するコンテンツ事業者は、消費財がデッドストックになるおそれが低減される。
市場運営者が、インターネットを介して広くコンテンツ事業者とつながることによって、多種多様な消費財を、ニーズを有する一般利用者に、マッチングして貸すことができる。例えば、一般利用者は、市場運営者が設置したサーバ10上に構築された専用サイト等を閲覧して、使用を望む消費財を、必要な時に、必要なだけ、幅広い範囲から選択して利用できる。一般利用者は、消費財をシェアすることにより、不要となった消費財を返却又は他の一般利用者間に受け渡すことができ、ストックを保有する必要がないため、不要な消費財を抱えるおそれがない。
市場運営者は、タグセンサを用いて消費財を管理するため、一般利用者とコンテンツ事業者の間の貸し借りが確実に実施される。例えば、対象とする消費財に付随したタグセンサと、当該タグセンサに連動した自動配送車両を用いることにより、コンテンツ事業の元にある対象の消費財を一般利用者に確実に届けることができる。また、貸与期間が過ぎた消費財を一般利用者から回収することができる。
従って、本実施の形態に係る消費財流通システム100によれば、タグセンサを用いて貸借を通じた消費財の活用状況を時系列で管理することにより、活用されていない消費財の情報がインターネットを通じて広く一般利用者に供されるため、対象とする消費財がデッドストックになる時間が大幅に低減される。
なお、上記の実施の形態では、タグセンサの消費財回収フラグに基づいて、消費財の回収が可能であることを検出する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、サーバ10は、貸与期間が過ぎた消費財について、当該消費財が貸与されたユーザの宅配タンス42に設けられたタグセンサ用送受信機44との通信で、当該消費財のタグセンサの存在を検出した場合に、当該消費財の回収が可能であることを検出し、自動配送事業者端末へ通知するようにしてもよい。
10 サーバ
14 コンテンツ事業者端末
16 一般利用者端末
18 自動配送事業者端末
30 ネットワーク
40 リーダ
42 宅配タンス
44 タグセンサ用送受信機
46A、46B、46C、46D、46E タグセンサ
100 消費財流通システム

Claims (5)

  1. 消費財の情報を、事業者端末から受け付ける消費財情報受付部と、
    前記消費財の情報を一般利用者端末で閲覧可能に公開すると共に、前記一般利用者端末から、前記一般利用者端末のユーザの位置情報及び前記消費財の借用希望期間を含む借用要求を受け付ける借用要求受付部と、
    前記受け付けた前記消費財の借用要求と、前記消費財の貸与スケジュールとに基づいて前記一般利用者端末のユーザに前記消費財の貸与が可能であるか否かを判定し、前記消費財の貸与が可能であると判定された場合に、前記消費財の借用希望期間を前記消費財の貸与期間として挿入するように前記消費財の貸与スケジュールを更新し、前記消費財の貸与スケジュール及び前記消費財を貸与するユーザの位置情報を自動配送事業者端末へ通知する計画生成部と、
    を含むサーバを備えた消費財流通システム。
  2. 前記消費財は、無線通信が可能なタグセンサを備え、
    前記サーバは、前記ユーザが有する消費財の格納庫に設けられた、前記タグセンサを検出する検出装置との通信に基づいて、前記ユーザへ前記消費財が配送されたことを検出する配送検出部を更に含む請求項1に記載の消費財流通システム。
  3. 前記サーバは、貸与期間が過ぎた前記消費財について、前記消費財が貸与された前記ユーザの前記格納庫に設けられた前記検出装置との通信で得られた情報に基づいて、前記消費財の回収が可能であることを検出し、前記自動配送事業者端末へ通知する回収可能状態検出部を更に含む請求項2に記載の消費財流通システム。
  4. 前記タグセンサは、前記一般利用者端末から前記検出装置を介して使用停止フラグをオンに設定可能で、
    前記検出装置との通信で得られた、前記消費財の前記タグセンサに設定された前記使用停止フラグに基づいて、前記消費財の回収が可能であることを検出し、前記自動配送事業者端末へ通知する回収可能状態検出部を更に含む請求項2記載の消費財流通システム。
  5. 消費財の情報を、事業者端末から受け付ける工程と、
    前記消費財の情報を一般利用者端末で閲覧可能に公開する工程と、
    前記一般利用者端末から、前記一般利用者端末のユーザの位置情報及び前記消費財の借用希望期間を含む借用要求を受け付ける工程と、
    前記受け付けた前記消費財の借用要求と、前記消費財の貸与スケジュールとに基づいて前記一般利用者端末のユーザに前記消費財の貸与が可能であるか否かを判定する工程と、
    前記消費財の貸与が可能であると判定された場合に、前記消費財の借用希望期間を前記消費財の貸与期間として挿入するように前記消費財の貸与スケジュールを更新し、前記消費財の貸与スケジュール及び前記消費財を貸与するユーザの位置情報を自動配送事業者端末へ通知する工程と、
    を備えた消費財流通方法。
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