JP2020201153A - 制御基板、蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】グランド線の断線判断の精度を高める。【解決手段】複数のセル62を直列に接続した組電池60のための制御基板65であって、前記制御基板65の基準電位である内部グランドGNDと、前記組電池60の負極に前記内部グランドGNDを接続するグランド線L1と、前記組電池60の負極に、電気接続素子185を介して、前記内部グランドGNDを接続するバイパス線Laと、断線検出部130を備え、前記断線検出部130は、複数のセル62A、セル62B、セル62C及びセル62Dのうち、最も電位の低い1番目のセル62Aを除く、他セル62B、他セル62C及び他セル62Dのセル電圧V2、セル電圧V3、セル電圧V4に基づいて定められるセル電圧の変動範囲Yから、1番目のセル62Aのセル電圧V1が逸脱している場合、前記グランド線L1は断線していると判断する。【選択図】図6

Description

本発明は、グランド線の断線を検出する技術に関する。
組電池の状態を監視するため制御基板を備えた蓄電装置がある。制御基板は、組電池と基準電位を揃えるため、内部グランドを、組電池の負極にグランド線を介して接続することがある。下記特許文献1は、基板の内部グランドと負荷回路のパワーグランドの間をダイオードで接続することで、内部グランドのグランド線が断線した時に、基板が電気的に浮いた状態になることを抑制している。
下記特許文献1には次の記載がある。内部グランドのグランド線が断線した場合、ダイオードによる電圧ドロップが生じ、電位が最も低い1番目の電池セルの電圧が低く検出される。そのため、1番目の電池セルのセル電圧を検出し、ダイオードの電圧降下に相当する電圧低下があった場合、断線していると判断する。
WO2015/029544号公報
特許文献1の方法では、1番目の電池セルのセル電圧が、放電により低下した場合、断線と誤判断する場合がある。組電池ではなく、単セルの状態を監視する場合でも同様の課題がある。
本発明は、グランド線の断線判断の精度を高くすることを目的とする。
複数のセルを直列に接続した組電池のための制御基板は、前記制御基板の基準電位である内部グランドと、前記組電池の負極に前記内部グランドを接続するグランド線と、前記組電池の負極に、電気接続素子を介して、前記内部グランドを接続するバイパス線と、断線検出部を備え、前記断線検出部は、複数のセルのうち、最も電位の低い1番目のセルを除く、他セルのセル電圧に基づいて定められるセル電圧の変動範囲から、1番目のセルのセル電圧が逸脱している場合、前記グランド線は断線していると判断する。
複数のセルを直列に接続した組電池又は単セルのための制御基板は、前記制御基板の基準電位である内部グランドと、前記組電池又は前記単セルの負極に前記内部グランドを接続するグランド線と、前記組電池又は前記単セルの負極に、電気接続素子を介して、前記内部グランドを接続するバイパス線と、断線検出部を備え、前記セルは、セル電圧−SOCにおいて、SOCに対するセル電圧の変化が所定値より小さいプラトー領域と、前記プラトー領域よりSOCが低い領域とSOCが高い領域に前記プラトー領域よりもセル電圧の変化が大きい変化領域とを有する特性であり、前記断線検出部は、前記組電池のうち最も電位の低い1番目のセル又は前記単セルが、前記プラトー領域よりSOCが低い前記変化領域に含まれるセル電圧を計測した場合、最も電位の低い1番目のセルの充放電に伴う電圧変化又は単セルの充放電に伴う電圧変化に基づいて、前記グランド線の断線を判断する。
複数のセルを直列に接続した組電池又は単セルのための制御基板は、前記制御基板の基準電位である内部グランドと、前記組電池又は前記単セルの負極に前記内部グランドを接続するグランド線と、前記組電池又は前記単セルの負極に、電気接続素子を介して、前記内部グランドを接続するバイパス線と、断線検出部を備え、前記断線検出部は、前記組電池のうち最も電位の低い1番目のセル又は単セルについて、電流積算より算出したSOCとセル電圧より算出したSOCの比較結果に基づいて、前記グランド線の断線を判断する。
本技術は、蓄電装置に適用することが出来る。本技術は、蓄電装置の遠隔監視に適用することも出来る。
本技術により、グランド線の断線判断の精度を高くすることが出来る。
バッテリの分解斜視図 二次電池の平面図 図2のA−A線断面図 自動四輪車の側面図 バッテリのブロック図 断線時の電流経路を示す図 各二次電池のセル電圧の変動範囲を示す図 断線検出処理のフローチャート バッテリのブロック図 放電回路の回路図 各二次電池のセル電圧の変動範囲を示す図 セル電圧とSOCの相関性を示すグラフ 断線検出処理のフローチャート セル電圧とSOCの相関性を示すグラフ 断線検出処理のフローチャート バッテリのブロック図 電池セル間の充電回路
複数のセルを直列に接続した組電池のための制御基板は、前記制御基板の基準電位である内部グランドと、前記組電池の負極に前記内部グランドを接続するグランド線と、前記組電池の負極に、電気接続素子を介して、前記内部グランドを接続するバイパス線と、断線検出部を備え、前記断線検出部は、複数のセルのうち、最も電位の低い1番目のセルを除く、他セルのセル電圧に基づいて定められるセル電圧の変動範囲から、1番目のセルのセル電圧が逸脱している場合、前記グランド線は断線していると判断する。
1番目のセルのセル電圧は、断線だけでなく放電した場合も、低下する。1番目のセルのセル電圧のレベルだけで断線を判断すると、放電により組電池全体の電圧が低下した場合に、断線と誤って判断する場合がある。組電池が放電した場合、全セルのセル電圧が一斉に下がり、1番目のセルのセル電圧は、セル電圧の変動範囲に含まれた状態を維持するので、放電による電圧低下を誤って、断線と判断することを抑制できる。また、セル電圧の変動範囲は、断線の影響を受けない他セルのセル電圧に基づいて定めているから、変動範囲が断線の影響を受けて変わることがない。そのため、断線の有無を精度よく判断することが出来る。
複数のセルを直列に接続した組電池のための制御基板は、前記制御基板の基準電位である内部グランドと、前記組電池の負極に前記内部グランドを接続するグランド線と、前記組電池の負極に、電気接続素子を介して、前記内部グランドを接続するバイパス線と、断線検出部を備え、前記セルは、セル電圧−SOCにおいて、SOCに対するセル電圧の変化が所定値より小さいプラトー領域と、前記プラトー領域よりSOCが低い領域とSOCが高い領域に前記プラトー領域よりもセル電圧の変化が大きい変化領域とを有する特性であり、前記断線検出部は、前記組電池のうち最も電位の低い1番目のセルが、前記プラトー領域よりSOCが低い前記変化領域に含まれるセル電圧を計測した場合、最も電位の低い1番目のセルの充放電に伴う電圧変化に基づいて、前記グランド線の断線を判断する。組電池は単セルでもよい。
グランド線が断線していると、1番目のセルのセル電圧は実際の電圧より低く計測される。そのため、グランド線の断線による電圧低下で、1番目のセルが、プラトー領域よりもSOCが低い変化領域に含まれるセル電圧を計測した場合、1番目のセルは、プラトー領域よりもSOCが低い変化領域ではなく、実際は、プラトー領域に含まれている場合がある。この場合、充放電しても、その前後でセル電圧は、ほとんど変化しない。一方、放電による電圧低下で、1番目のセルが、プラトー領域よりもSOCが低い変化領域に含まれるセル電圧を計測した場合、1番目のセルのセル電圧は、充放電に伴って変化する。充放電によりセル電圧が変化しない事象は、グランド線の断線に特有の事象であり、放電時には起きない。そのため、1番目のセルの充放電に伴う電圧変化に基づいて、グランド線の断線を判断することで、放電による電圧低下を、断線と誤判断することを、抑制することが出来る。
複数のセルを直列に接続した組電池のための制御基板は、前記制御基板の基準電位である内部グランドと、前記組電池の負極に前記内部グランドを接続するグランド線と、前記組電池の負極に、電気接続素子を介して、前記内部グランドを接続するバイパス線と、断線検出部を備え、前記断線検出部は、前記組電池のうち最も電位の低い1番目のセルについて、電流積算より算出したSOCとセル電圧より算出したSOCの比較結果に基づいて、前記グランド線の断線を判断する。組電池は単セルでもよい。
グランド線が断線している場合、1番目のセルのセル電圧は、実際の値よりも低く計測されるため、セル電圧で算出したSOCは、電流積算で算出したSOCと不一致となる。放電の場合、セル電圧の計測値は実際の値と一致しているので、セル電圧で算出したSOCは、電流積算で算出したSOCと一致する。SOCの不一致は、グランド線の断線に特有の事象であり、放電時には起きない。そのため、2つのSOCの比較に基づいて、グランド線の断線を判断することで、放電による電圧低下を断線と誤判断することを、抑制することが出来る。
<実施形態1>
1.バッテリ50の構造説明
バッテリ50は、図1に示すように、組電池60と、制御基板65と、収容体71を備える。バッテリ50は、蓄電装置の一例である。
収容体71は、合成樹脂材料からなる本体73と蓋体74とを備えている。本体73は有底筒状である。本体73は、底面部75と、4つの側面部76とを備えている。4つの側面部76によって上端部分に上方開口部77が形成されている。
収容体71は、組電池60と制御基板65を収容する。組電池60は12個のセル62を有する。セル62は、リチウムイオン二次電池(以下、「電池セル」と呼ぶ)であってもよい。本実施形態では、12個の電池セル62は、3並列で4直列に接続されている。制御基板65は、回路基板100と回路基板100上に搭載される電子部品とを含み、組電池60の上部に配置されている。
蓋体74は、本体73の上方開口部77を閉鎖する。蓋体74の周囲には外周壁78が設けられている。蓋体74は、平面視略T字形の突出部79を有する。蓋体74の前部のうち、一方の隅部に正極の第1外部端子51が固定され、他方の隅部に負極の第2外部端子52が固定されている。
図2及び図3に示すように、本実施形態における電池セル62は、直方体形状のケース82内に電極体83を非水電解質と共に収容した、プリズマティックセルである。ケース82は、ケース本体84と、その上方の開口部を閉鎖する蓋85とを有している。代替的に、電池セルは、パウチセルであってもよいし、円筒型セルであってもよい。
本実施形態における電極体83は、詳細は図示しないが、銅箔からなる基材に活物質を塗布した負極要素と、アルミニウム箔からなる基材に活物質を塗布した正極要素との間に、多孔性の樹脂フィルム(セパレータ)を配置したものである。これらはいずれも帯状で、セパレータに対して負極要素と正極要素とを幅方向の反対側にそれぞれ位置をずらした状態で、ケース本体84に収容可能となるように扁平状に巻回されている。巻回型の電極体に代えて、積層型の電極体が用いられてもよい。
正極要素には正極集電体86を介して正極端子87が、負極要素には負極集電体88を介して負極端子89がそれぞれ接続されている。正極集電体86及び負極集電体88は、平板状の台座部90と、この台座部90から延びる脚部91とからなる。台座部90には貫通孔が形成されている。脚部91は正極要素又は負極要素に接続されている。正極端子87及び負極端子89は、端子本体部92と、その下面中心部分から下方に突出する軸部93とからなる。そのうち、正極端子87の端子本体部92と軸部93とは、アルミニウム(単一材料)によって一体成形されている。負極端子89においては、端子本体部92がアルミニウム製で、軸部93が銅製であり、これらを組み付けたものである。正極端子87及び負極端子89の端子本体部92は、蓋85の両端部に絶縁材料からなるガスケット94を介して配置され、このガスケット94から外方へ露出されている。
蓋85は、圧力開放弁95を有している。圧力開放弁95は、図2に示すように、正極端子87と負極端子89の間に位置している。圧力開放弁95は、ケース82の内圧が制限値を超えた時に、開放して、ケース82の内圧を下げる。
バッテリ50は、図4に示すように、自動四輪車10に搭載して使用することが出来る。バッテリ50は、自動四輪車10の駆動装置であるエンジン20の始動用でもよいし、自動四輪車10の補機に電源を供給する補機用でもよいし、冗長化のためのバックアップ用でもよい。
図5は、バッテリ50Aのブロック図である。バッテリ50Aには、自動四輪車10に搭載されたエンジン20を始動するためのセルモータ15とIGスイッチ17とを接続してもよい。
IGスイッチ17をオンすると、バッテリ50Aからセルモータ15に電流が流れ、セルモータ15が駆動する。セルモータ15の駆動により、エンジン20を始動することが出来る。
バッテリ50Aには、セルモータ15の他に、電装品などの車両負荷(図略)やオルタネータ(図略)を接続してもよい。オルタネータの発電量が車両負荷の電力消費より大きい場合、バッテリ50Aはオルタネータによる充電される。オルタネータの発電量が車両負荷の電力消費より小さい場合、バッテリ50Aは、その不足分を補うため、放電する。
2.バッテリ50Aの電気的構成
バッテリ50Aは、図5に示すように、組電池60と、抵抗器110と、電流遮断装置120と、制御基板65を備える。組電池60は、直列接続された複数の電池セル62から構成されている。60Pは組電池60の正極、60Nは組電池60の負極である。ここでは、組電池60は、直列接続された4つの電池セル62A、電池セル62B、電池セル62C、電池セル62Dを含むように示されている。
組電池60、電流遮断装置120及び抵抗器110は、パワーライン55P、55Nを介して、直列に接続されている。パワーライン55P、55Nは、組電池60の充放電経路である。
パワーライン55Pは、正極の外部端子51と組電池60の正極とを接続する。パワーライン55Nは、負極の外部端子52と組電池60の負極とを接続する。
電流遮断装置120は、組電池60の正極に接続されたパワーライン55Pに設けられている。抵抗器110は、組電池60の負極に接続されたパワーライン55Nに設けられている。
電流遮断装置120は、リレーやFETなどの半導体スイッチである。電流遮断装置120をOPENすることで、バッテリ50Aの電流Iを遮断することが出来る。電流遮断装置120は、正常時、CLOSE状態(normally close)になるように制御される。
制御基板65は、管理部130と、計測回路150と、を含む。計測回路150は、第1計測部160と、第2計測部170と、を備える。計測回路150は、パワーライン55Pに分岐線57を介して接続されており、組電池60を電源として電力の供給を受ける。
第1計測部160は、マルチプレクサ161と、ADコンバータ163とを含む。第1計測部160は、制御基板65の内部グランドGNDを基準電位とする。マルチプレクサ161は、5つの入力端子161A〜161Eと、1つの出力端子161Fを備える。5つの入力端子161A〜161Eは、5本の検出線L1〜L5を介して、各電池セル62の電極にそれぞれ電気的に接続される。
マルチプレクサ161は、測定対象の電池セル62を切り換えつつ、各電池セル62の電圧を順に検出して出力する。つまり、1番目の電池セル62Aのセル電圧V1、2番目の電池セル62Bのセル電圧V2、3番目の電池セル62Cのセル電圧V3、4番目の電池セル62Dのセル電圧V4を計測する。
ADコンバータ163は、マルチプレクサ161の出力端子161Fと接続されており、マルチプレクサ161の出力値を、アナログ信号からディジタル信号に変換して出力する。第1計測部160は、5つの入力端子161A〜161Eの入力値から、各電池セル62A〜62Dのセル電圧V1〜V4を検出する電圧検出部である。
5本の検出線L1〜L5のうち、1番目の検出線L1は、制御基板65の内部グランドGNDに接続されており、制御基板65の内部グランドGNDを組電池60の負極60Nに接続するグランド線である。制御基板65の内部グランドGNDを組電池60の負極60Nに接続することで、制御基板65の基準電位を、組電池60の負極60Nの電位に揃えることが出来る。
第2計測部170は、アンプ171と、ADコンバータ173とを含む。第2計測部170は、制御基板65の内部グランドGNDを基準電位とする。アンプ171は、2つの入力端子171A、171Bと、1つの出力端子171Cを備える。
2つの入力端子171A、171Bは、抵抗器110の両側に位置する2つの検出点Pa、Pbに、2つの検出線Laと検出線Lbを介して、それぞれ電気的に接続されている。
アンプ171は、2つの入力端子171A、171B間の電圧差、つまり、抵抗器110の両端電圧を増幅する。ADコンバータ173は、アンプ171の出力端子171Cと接続されており、アンプ171の出力値をアナログ信号からディジタル信号に変換して出力する。第2計測部170は、2つの入力端子171A、171Bの電圧差から、バッテリ50Aの電流Iを検出する電流検出部である。
マルチプレクサ161の検出線L1とアンプ171の検出線Laの間には、電気接続素子185が接続されている。電気接続素子185はダイオードでもよい。電気接続素子185は、アノードを検出線L1、カソードを検出線Laに接続しており、検出線L1から検出線Laに向かう方向が順方向である。
電気接続素子185により、電圧をクリップすることで、検出線Laの電圧が、制御基板65の内部グランドGNDに対して開くことを抑えることが出来る。検出線Laの電圧上昇を抑えることで、組電池60が大電流を放電した時に、アンプ171への入力電圧が上昇することを抑えることが出来る。
第1計測部160及び第2計測部170は、バス180を介して、管理部130と接続されており、第1計測部160、第2計測部170の出力(計測値)は、管理部130に対して入力される。
管理部130は、CPU131と、メモリ135を備える。管理部130は、パワーライン55Pに分岐線58を介して接続されており、組電池60を電源として電力の供給を受ける。
CPU131は、第1計測部160の出力に基づいて、各電池セル62のセル電圧Vや組電池60の総電圧を監視する。CPU131は、第2計測部170の出力に基づいて、バッテリ50Aの電流Iを監視する。各電池セル62のセル電圧Vの監視及び、バッテリ50Aの電流Iの監視は、所定の計測周期で行ってもよい。
CPU131は、電池セル62のセル電圧V、バッテリ50Aの電流I、温度に異常がある場合、電流遮断装置120に指令を送って、電流Iを遮断することにより、バッテリ50Aを保護してもよい。
SOC(state of charge)は、電池セル62の充電状態である。SOCは満充電容量(実容量)に対する残存容量の比率であり、下記の(1)式にて定義することが出来る。
SOC[%]=(Cr/Co)×100 (1)
Coは電池セルの満充電容量、Crは電池セルの残存容量である。
CPU131は、電流積算法を用いて、各電池セル62A〜62DのSOCを推定してもよい。CPU31は、下記の(2)式で示すように、抵抗器110により計測される電流Iの時間に対する積分値に基づいて、各電池セル62A〜62DのSOCを推定してもよい。SOCの推定は所定周期で行ってもよい。
SOC=SOCo+100×(∫Idt)/Co (2)
SOCoは、SOCの初期値、Iは電流である。
3.グランド線L1の断線検出
図6は、グランド線L1が断線した時の回路図であり、断線箇所を×印で示している。断線箇所は、制御基板65から組電池60までの間(図6のF範囲)である。グランド線L1が断線した場合、制御基板65の消費電流は、電気接続素子185、検出線Laを介して、組電池60の負極60Nに帰還する。そのため、グランド線L1が断線しても、制御基板65の管理部130や計測回路150は動作し続けることが出来る。検出線Laは、制御基板65の内部グランドGNDを、電気接続素子185を介して、組電池60の負極60Nに接続するバイパス線である。
グランド線L1が断線した場合、制御基板65の内部グランドGNDが、組電池60の負極60Nに対して、電気接続素子185の両端電圧Vrだけ上昇する。そのため、直列に接続された4つの電池セル62A、電池セル62B、電池セル62C及び電池セル62Dのうち、最も電位の低い1番目の電池セル62Aのセル電圧V1が、実際の電圧よりも、Vrだけ低く計測される。つまり、誤計測が起きる。
図7は、4つの電池セル62A、電池セル62B、電池セル62C、電池セル62Dのセル電圧を比較した図である。V1oは、1番目の電池セル62Aの実際のセル電圧、V1sは断線時の計測値である。V1oとV1sの差は、電気接続素子185の両端電圧である。
管理部130は、第2計測部170により計測される4つの電池セル62A、電池セル62B、電池セル62C、電池セル62Dのセル電圧V1、セル電圧V2、セル電圧V3、セル電圧V4に基づいて、グランド線L1の断線検出を行う。管理部130はグランド線L1の断線検出を行う断線検出部である。
図8は、断線検出処理のフローチャートである。断線検出処理は、第2計測部170にて、各電池セル62A〜62Dの電圧計測が実行される都度、実行してもよい。管理部130は、第2計測部170の計測値から、セル電圧Vの変動範囲Yを算出する。変動範囲Yは、電池セル62に異常がなくても、セル電圧Vが容量のばらつきや計測誤差により変動する範囲である。セル電圧Vの変動範囲Yは、最も電位の低い1番目の電池セル62Aを除き、他の電池セル62のセル電圧Vから算出してもよい。つまり、2番目の電池セル62B、3番目の電池セル62C及び4番目の電池セル62Dのセル電圧V2、セル電圧V3、セル電圧V4から算出してもよい。
変動範囲Yの平均値AVは、2番目〜4番目の電池セル62B〜62Dのセル電圧V2〜V4の平均値でもよい。変動範囲Yの上限値UPは、平均値AVに対してセル電圧Vの最大ばらつき量dを加えた値でもよい。変動範囲Yの下限値DWは、平均値AVからセル電圧Vの最大ばらつき量dを減じた値でもよい。
セル電圧の最大ばらつき量dは、平均値AVに対する2番目の電池セル62Bの電圧差の絶対値|AV−V2|、3番目の電池セル62Cの電圧差の絶対値|AV−V3|、4番目の電池セル62Dの電圧差の絶対値|AV−V4|の最大値でもよい。
管理部130は、S20にて、1番目の電池セル62Aのセル電圧V1を、変動範囲Yと比較して、1番目の電池セル62Aのセル電圧V1が、変動範囲Yから逸脱しているか、判断する。
管理部130は、変動範囲Yの下限値DWよりも、1番目の電池セル62Aのセル電圧V1が小さい場合、1番目の電池セル62Aは、変動範囲Yから逸脱していると判断してもよい。
逸脱の判断に、余裕度αを設定してもよい。変動範囲Yの下限値DWに対するセル電圧V1の差(DW−V1)が余裕度αより大きい場合、1番目の電池セル62Aは、変動範囲Yから逸脱していると判断してもよい。余裕度αは、電気接続素子185の両端電圧Vrに基づいて設定してもよい。例えば、電気接続素子185の両端電圧Vrの10%〜30%でもよい。
また電気接続素子185の両端電圧Vrは変動範囲Yよりも大きくてもよい。Vr>Yの場合、セル電圧V1が変動範囲Yの上限付近にあっても、断線により、セル電圧V1の計測値は変動範囲Yから逸脱するため、断線を検出することが出来る。
変動範囲Yから逸脱していると判断した場合(S20:YES)、管理部130は、グランド線L1は、「断線」と判断する(S30)。
管理部130は、グランド線L1の断線を検出した場合、エラー処理を行ってもよい。エラー処理は、車両10に異常を通知する処理や、電流遮断装置120をオープンしてバッテリAの使用を禁止する処理でもよい。変動範囲Yから逸脱していないと判断した場合(S20:NO)、S10に戻る。
4.効果説明
管理部130は、グランド線L1の断線を検出して、エラー処理を行うので、グランド線L1が断線した状態で、バッテリ50Aが使用され続けることを抑制できる。
また、断線の誤検出を抑制することが出来る。つまり、1番目の電池セル62Aのセル電圧V1は、断線だけでなく放電した場合も、低下する。1番目の電池セル62Aのセル電圧V1のレベルだけで断線を判断すると、放電により組電池全体の電圧が低下した場合に、断線と誤って判断する場合がある。組電池60が放電した場合、全セルのセル電圧V1〜V4が一斉に下がり、1番目の電池セル62Aのセル電圧V1は、セル電圧Vの変動範囲Yに含まれた状態を維持するので、放電による電圧低下を誤って、断線と判断することを抑制できる。
また、セル電圧Vの変動範囲Yは、断線の影響を受けない他の電池セル62B、電池セル62C、電池セル62Dのセル電圧V2、セル電圧V3、セル電圧V4に基づいて定めているから、変動範囲Yが断線の影響を受けて変わることがない。そのため、断線の有無を精度よく判断することが出来る。
<実施形態2>
実施形態2のバッテリ50Bは、実施形態1のバッテリ50Aに対して、4つの放電回路190A〜190Dを追加したものである。4つの放電回路190A〜190Dは、4つの電池セル62A〜62Dに対して並列に接続されており、各電池セル62〜62Dを個別に放電することが出来る。放電回路190は、図10に示すように、放電抵抗RとスイッチSWでもよい。
管理部130は、放電回路190を用いて、4つの電池セル62A、電池セル62B、電池セル62C及び電池セル62Dのセル電圧V1、セル電圧V2、セル電圧V3及びセル電圧V4を均等化する均等化処理を行ってもよい。均等化処理は、セル電圧Vの高い電池セル62を放電して、最低セル電圧に合わせる処理でもよい。
均等化処理の実行によりセル電圧Vは均等化される。図11に示すように、均等化処理を実行した場合、実行しない場合に比べて、セル電圧Yの変動範囲Yは狭くなる。グランド線Lが断線した場合、1番目の電池セル62Aのセル電圧V1が、変動範囲Yより大きく逸脱することになるので、断線の検出精度が高い。
<実施形態3>
電池セル62はリチウムイオン二次電池でもよい。リウムイオン二次電池は、正極活物質にリン酸鉄リチウム(LiFePO4)、負極活物質にグラファイトを用いたリン酸鉄系でもよい。
図12は、リチウムイオン二次電池のSOC−セル電圧Vの相関特性を示す。セル電圧VはOCVでもよい。OCV(開放電圧 Open Circuit Voltage)は無電流又は無電流とみなせる時のセル電圧Vである。
リチウムイオン二次電池は、プラトー領域Hoと変化領域H1とを有する。プラトー領域Hoは、SOCが概ね31%から97%の範囲である。プラトー領域Hoは、グラフがほぼ平坦である。プラトー領域Hoは、SOCの変化量に対するOCVの変化量が所定値以下の領域である。所定値は、一例として2[mV/%]である。
変化領域H1は、SOCが31%以下の範囲と、SOCが97%以上の範囲である。変化領域H1は、グラフが傾斜している。変化領域H1はSOCの変化量に対するOCVの変化量がプラトー領域Hoよりも大きい。SOCが31%以下の範囲を第1変化領域H1aとし、SOCが97%以上の範囲を第2変化領域H1bとする。第1変化領域H1aは、プラトー領域HoよりもSOCが低い変化領域である。第2変化領域H1bは、プラトー領域HoよりもSOCが高い変化領域である。
グランド線L1が断線している場合、1番目の電池セル62Aのセル電圧V1は、実際の電圧よりも低い電圧に計測される。例えば、1番目の電池セル62Aがプラトー領域HoのP1oにある場合、実際の電圧はV1oであるが、断線時は、第1変化領域H1aのP1sのポイントの電圧V1sとして計測される。
1番目の電池セル62Aがプラトー領域HoのP1oにある場合、充放電をしても、1番目の電池セル62Aがプラトー領域Hoに含まれている限り、セル電圧Vは、ほぼV1oのままであり、変化がない。そのため、断線時は、充放電をしても、1番目の電池セル62Aのセル電圧V1の計測値は、V1sからほぼ変化がない。
従って、1番目の電池セル62Aが第1変化領域H1aに含まれている場合、1番目の電池セル62Aを充電又は放電した時に、セル電圧V1が変化に基づいて、グランド線L1の断線を判断することが出来る。つまり、変化が有る場合、断線は無いと判断でき、変化が無い場合、断線していると判断できる。
図13は、断線検出処理のフローチャート図である。断線検出処理は、第2計測部170にて、各電池セル62A〜62Dの電圧計測が実行される都度、実行してもよい。
管理部130は、セル電圧Vの計測値から、1番目の電池セル62Aが第1変化領域H1aに含まれているか、否かを判定する(S50)。
セル電圧Vがプラトー領域Hoの電圧帯BVよりも低い場合、1番目の電池セル62Aは、第1変化領域H1aに含まれていると判断してもよい。
1番目の電池セル62Aが第1変化領域H1aに含まれていない場合(S50:NO)、断線検出処理は終了する。
1番目の電池セル62Aが第1変化領域H1aに含まれている場合(S50:YES)、管理部130は、1番目の電池セル62Aを放電する(S60)。1番目の電池セル62Aは、放電回路190Aにより、放電してもよい。1番目の電池セル62Aの放電は、バッテリ50から車両10への放電でもよい。
管理部130は、1番目の電池セル62Aの放電前後のセル電圧V1を比較して、セル電圧V1の変化の有無を判断する(S70)。セル電圧V1が変化していない場合、管理部130は、グランド線L1を断線していると判断する(S80)。セル電圧V1が変化している場合、管理部130は、グランド線L1を正常と判断する(S90)。この技術は、組電池用の制御基板に限らず、単セル用の制御基板にも適用することが出来る。
充放電によりセル電圧が変化しない事象は、グランド線L1の断線に特有の事象であり、放電時には起きない。そのため、1番目の電池セル62Aの充放電に伴う電圧変化に基づいて、グランド線L1の断線を判断することで、放電による電圧低下を断線と誤判断することを、抑制することが出来る。
<実施形態4>
電池セル62のSOCは、2つの方法で算出することが出来る。1つは、電流積算法である。電流積算法は、実施形態1の(2)式による方法である。もう1つは、セル電圧VとSOCの相関性を利用した方法である。グランド線L1が断線している場合、1番目の電池セル62Aのセル電圧V1は、実際のセル電圧より低く計測されるため、2つの方法で求めたSOCは一致しない。
図14に示すように、1番目の電池セル62Aがプラトー領域HoのP1oにある場合、実際の電圧はV1oであるのに対して、断線時は、第1変化領域H1aのP1sのポイントの電圧V1sとして計測される。この場合、電流積算法で算出したSOCは「SOCo」、セル電圧VとSOCの相関性を利用して算出したSOCは「SOCs」である。従って、2つのSOCを比較することで、グランド線L1が断線しているか、否かを判断することが出来る。つまり、2つのSOCが一致している場合、グランド線L1は断線していないと判断でき、2つのSOCが一致していない場合、グランド線L1は断線していると判断することが出来る。
図15は、断線検出処理のフローチャート図である。断線検出処理は、第2計測部170にて、各電池セル62A〜62Dの電圧計測が実行される都度、実行してもよい。
管理部130は、セル電圧Vの計測値から、1番目の電池セル62Aが第1変化領域H1aに含まれているか、否かを判定する(S100)。
1番目の電池セル62Aが第1変化領域H1aに含まれていない場合(S100:NO)、断線検出処理は終了する。
1番目の電池セル62Aが第1変化領域H1aに含まれている場合(S100:YES)、管理部130は、セル電圧VとSOCの相関性を利用して、1番目の電池セル62AのSOCを算出する(S110)。
管理部130は、1番目の電池セル62Aについて、セル電圧VとSOCの相関性を利用して算出したSOCを、電流積算法で算出したSOCと比較して、2つのSOCが一致しているか判断する(S120)。
2つのSOCが一致していない場合、管理部130は、グランド線L1を断線していると判断する(S130)。2つのSOCが一致している場合、管理部130は、グランド線L1を正常と判断する(S140)。この技術は、組電池用の制御基板に限らず、単セル用の制御基板にも適用することが出来る。
SOCの不一致は、グランド線L1の断線に特有の事象であり、放電時には起きない。そのため、2つのSOCの比較に基づいて、グランド線L1の断線を判断することで、放電による電圧低下を断線と誤判断することを、抑制することが出来る。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1〜4では、セル62は、二次電池であった。セルは、二次電池に限らず、キャパシタでもよいし、他の充放電可能なセル(蓄電素子)であってもよい。
(2)上記実施形態1〜4では、バッテリ50を自動四輪車用とした。バッテリ50は自動二輪車用でもよい、バッテリ50の使用用途は、特定の用途に限定されない。バッテリ50は、移動体用(車両用や船舶用、AGVなど)や、定置用(無停電電源システムや太陽光発電システムの蓄電装置)など、種々の用途に使用することが出来る。
(3)図16は、バッテリ50Cのブロック図である。抵抗器110は、組電池60の正極に配置してもよい。バイパス線Laは、電流計測用の検出線でなくてもよい。制御基板65の内部グランドGNDを、電気接続素子185を介して、組電池60の負極に接続していれば、用途は問わない。電気接続素子185は、ダイオードに限定されない。抵抗に置き換えてもよい。
(4)上記実施形態3の断線検出処理(図13)では、1番目の電池セル62Aを放電し、その時のセル電圧V1の変化から、グランド線L1の断線を判断した。1番目の電池セル62Aを充電し、その時のセル電圧V1の変化から、グランド線L1の断線を判断してもよい。電池セル62Aは、他の電池セル62B、電池セル62C又は電池セル62Dからの充電でもいいし、オルタネータ(車両発電機)により、組電池60の全体を充電するものでもよい。電池セル間の充電は、図17に示すように、エネルギー転送回路200と共通バス210を用いて、行ってもよい。エネルギー転送回路200は、トランスと、スイッチから構成してもよい。
(5)上記実施形態3では、電池セル62をリチウムイオン二次電池とした。電池セル62は、第1変化領域H1a、プラトー領域Ho及び第2変化領域H1bを有する特性であれば、リチウムイオン二次電池以外でもよい。
50 バッテリ(蓄電装置)
62 電池セル
65 制御基板
130 管理部(断線検出部)
150 計測回路
185 電気接続素子
L1 グランド線
La バイパス線

Claims (4)

  1. 複数のセルを直列に接続した組電池のための制御基板であって、
    前記制御基板の基準電位である内部グランドと、
    前記組電池の負極に前記内部グランドを接続するグランド線と、
    前記組電池の負極に、電気接続素子を介して、前記内部グランドを接続するバイパス線と、
    断線検出部を備え、
    前記断線検出部は、複数のセルのうち、最も電位の低い1番目のセルを除く、他セルのセル電圧に基づいて定められるセル電圧の変動範囲から、1番目のセルのセル電圧が逸脱している場合、前記グランド線は断線していると判断する、制御基板。
  2. 複数のセルを直列に接続した組電池又は単セルのための制御基板であって、
    前記制御基板の基準電位である内部グランドと、
    前記組電池又は前記単セルの負極に前記内部グランドを接続するグランド線と、
    前記組電池又は前記単セルの負極に、電気接続素子を介して、前記内部グランドを接続するバイパス線と、
    断線検出部を備え、
    前記セルは、セル電圧−SOCにおいて、SOCに対するセル電圧の変化が所定値より小さいプラトー領域と、前記プラトー領域よりSOCが低い領域とSOCが高い領域に前記プラトー領域よりもセル電圧の変化が大きい変化領域とを有する特性であり、
    前記断線検出部は、前記組電池のうち最も電位の低い1番目のセル又は前記単セルが、前記プラトー領域よりもSOCが低い前記変化領域に含まれるセル電圧を計測した場合、最も電位の低い1番目のセルの充放電に伴う電圧変化又は単セルの充放電に伴う電圧変化に基づいて、前記グランド線の断線を判断する、制御基板。
  3. 複数のセルを直列に接続した組電池又は単セルのための制御基板であって、
    前記制御基板の基準電位である内部グランドと、
    前記組電池又は前記単セルの負極に前記内部グランドを接続するグランド線と、
    前記組電池又は前記単セルの負極に、電気接続素子を介して、前記内部グランドを接続するバイパス線と、
    断線検出部を備え、
    前記断線検出部は、前記組電池のうち最も電位の低い1番目のセル又は単セルについて、電流積算より算出したSOCとセル電圧より算出したSOCの比較結果に基づいて、前記グランド線の断線を判断する、制御基板。
  4. 複数のセルを直列に接続した組電池又単セルと、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の制御基板を備えた、蓄電装置。
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