JP2020199107A - 仮入れ歯用義歯床、仮入れ歯、仮入れ歯用義歯床の製造方法及び入れ歯の製造方法 - Google Patents

仮入れ歯用義歯床、仮入れ歯、仮入れ歯用義歯床の製造方法及び入れ歯の製造方法 Download PDF

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高士 堂本
Takashi Domoto
高士 堂本
慶次 後藤
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Abstract

【課題】歯科技工士の仮入れ歯作製における負担を軽減し、入れ歯作製時間の短縮を可能とする、立体造形による仮入れ歯用義歯床の製造方法を提供する。【解決手段】硬化性組成物に対する光照射により硬化体を形成し立体造形する造形工程を含み、前記硬化体は、熱溶融性樹脂である、仮入れ歯用義歯床の製造方法。【選択図】なし

Description

本発明は、仮入れ歯用義歯床、仮入れ歯、仮入れ歯用義歯床の製造方法及び入れ歯の製造方法に関する。
虫歯等の原因により入れ歯(義歯)を要する高齢者は多い。このような入れ歯を製造するには、歯科医師による一次印象採取、歯科技工士による個人トレー作成、歯科医師による二次印象採取、歯科技工士による咬合床作製、歯科医師による咬合採取、歯科技工士による仮入れ歯作製、歯科医師による仮入れ歯の試適、そして歯科技工士による仮入れ歯を元にした最終製品である入れ歯の仕上げを行っている。
また、近年では三次元スキャニング技術や三次元造形技術などの発展に伴い歯科医療分野においてもこれらの技術が応用されるようになってきているが、各患者への適合性の高い入れ歯を作成するためには、上記のような多段階工程を必要とする。
なお、入れ歯の作製に用いることは記載されていないが、三次元造形物の立体造形に造形物の形状支持用に用いられるサポート部を構成する硬化性樹脂組成物が提案されている(特許文献1及び特許文献2)。これらの文献においては、サポート部が熱による溶融により除去できることが記載されている。
国際公開第2017/159871号公報 特開2018−002768号公報
しかし、高齢化が進む一方で入れ歯を作成する歯科技工士の数は減少傾向にあるため、入れ歯の供給に今後問題を生ずる可能性がある。従って、歯科技工士の工程における負担を軽減し、短期間での入れ歯の提供を可能とすることがより強く求められるようになると考えられる。
現在の一般的な入れ歯の製造方法では、歯科技工士による仮入れ歯作製工程において義歯床はパラフィンワックス(以下、「ワックス」又は「蝋」とも称することがある)によって構成される。なぜなら、歯科技工士による仮入れ歯作製工程において、各患者に合うように歯科技工士が義歯床を整形する必要があるためである。そして、歯科技工士による仮入れ歯を元にした最終製品である入れ歯の仕上げ工程において、義歯床を構成するパラフィンワックスはアクリル樹脂へと置き換えられる。このような製造方法においては、歯科技工士による仮入れ歯作製工程における、義歯床の整形に高い技術と長時間の負担が歯科技工士に求められている。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、歯科技工士の仮入れ歯作製における負担を軽減し、入れ歯作製時間の短縮を可能とする、立体造形による仮入れ歯用義歯床の製造方法、及び入れ歯の製造方法を提供する。また、従来より少ない歯科技工士の作業により作成可能な仮入れ歯用義歯床、及び仮入れ歯を提供する。
本発明によれば、光硬化性組成物に対する光照射により硬化体を形成し立体造形する造形工程を含み、前記硬化体は、熱溶融性樹脂である、仮入れ歯用義歯床の製造方法が提供される。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記熱溶融性樹脂は、50〜200℃において溶融する。
好ましくは、前記光硬化性組成物は、第1重合性有機化合物成分と、連鎖移動剤と、第1重合開始剤と、を含む。
また、本発明の別の観点によれば、前記仮入れ歯用義歯床の製造方法により製造された仮入れ歯用義歯床を含む仮入れ歯の前記熱溶融性樹脂を前記熱溶融性樹脂と異なる樹脂に置換する置換工程を含む、入れ歯の製造方法が提供される。
また、本発明の別の観点によれば、光硬化性組成物の硬化体であり、前記硬化体は、熱溶融性樹脂である、仮入れ歯用義歯床が提供される。
好ましくは、前記熱溶融性樹脂は、50〜200℃において溶融する。
また、本発明の別の観点によれば、前記仮入れ歯用義歯床を備える、仮入れ歯が提供される。
図1A〜図1Dは、本発明の一実施形態で使用可能な熱溶融性樹脂(写真右)が180℃で融解する様子を、ゲル化して融解しない樹脂(写真左)との対比によって示す写真である。 図2Aは、貯蔵弾性率(G')<損失弾性率(G'')となる点は存在し、熱溶融後、溶融物はゾル(液体)である場合を示すグラフである。図2Bは、貯蔵弾性率(G')<損失弾性率(G'')となる点は存在するが熱溶融後、溶融物はゲル(液体ではない)である場合を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
本願明細書において、「〜」という記号は「以上」及び「以下」を意味し、例えば、「A〜B」なる記載は、A以上でありB以下であることを意味する。
1.仮入れ歯用義歯床の製造方法
本発明の一実施形態に係る仮入れ歯用義歯床の製造方法は、光硬化性組成物に対する光照射により硬化体を形成し立体造形する造形工程を含む。以下、(仮)入れ歯とは、義歯床と人工歯を有する入れ歯をいうこともある。
(造形工程)
造形工程における造形方法は、光硬化性組成物に対する光照射により硬化体を形成することが可能であれば特に制限されないが、公知の立体造形方法を用いることができる。例えば、面露光方式(デジタル・ライト・プロセッシング:DLP)、ステレオリソグラフィ方式(SLA)、及びインクジェット方式などを用いることができる。
造形工程は、義歯床の三次元造形データを造形装置に読み込ませることにより実行されうる。義歯床の三次元造形データの作成方法は特に制限されないが、例えば、口腔内をカメラ等によりスキャンすることによって作成されてもよく、レントゲン或いはCT等によって三次元イメージ化することによって作成されてもよく、採取された印象をスキャンすることによって作成されてもよい。
照射光の波長及びエネルギー強度は、光硬化性組成物を硬化可能であれば特に制限されないが、例えば、照射光は波長350〜430nmの光を含むことが好ましく、強度は0.5mW/cm以上であることが好ましい。
(硬化体)
硬化体は、熱溶融性樹脂である。ここで、「熱溶融性」とは、温度上昇により溶融することをいう。また、「溶融」とは、概して言えば、温度上昇により固体が融解し液体となることを意味する。この液体になる温度を「溶融温度(融点)」という。「溶融」についてさらに定義するならば、例えば次のように説明できる。まず、固体というのは高温低周波数域の動的粘弾性が貯蔵弾性率>損失弾性率となっている状態と定義し、液体というのは高温低周波数域の動的粘弾性が貯蔵弾性率<損失弾性率となっており、かつさらに高温低周波数域においても貯蔵弾性率<損失弾性率となっている状態(図2A)と定義する(図2Bの場合は、液体ではない)ならば、溶融温度とは動的粘弾性の温度依存性において、貯蔵弾性率と損失弾性率の大小関係が逆転する温度と定義できる。図2Aでは、より高温低周波数域となる(温度上昇)に従い、ある点(交差点)において「貯蔵弾性率>損失弾性率」の状態から「貯蔵弾性率<損失弾性率」の状態へと変化し、当該交差点以降(より高温)では「貯蔵弾性率<損失弾性率」の状態のままである。図2Bでは、より高温低周波数域となる(温度上昇)に従い、ある点(交差点)において「貯蔵弾性率>損失弾性率」の状態から「貯蔵弾性率<損失弾性率」の状態へと変化し、当該交差点以降(より高温域)に再び「貯蔵弾性率>損失弾性率」の状態へと変化する別の交差点が存在する。評価方法としては、動的粘弾性の温度依存性測定を昇温速度3℃/min、歪み0.5%、周波数1Hzの条件下で測定を行うことで評価できる。また、熱溶融性樹脂は良溶媒に完全に溶けるという特徴もある。また、熱溶融性樹脂において、不溶のフィラー分散系では、不溶のフィラーによる貯蔵弾性率の寄与が大きく、すべての温度域において、貯蔵弾性率>損失弾性率となってしまい、前記の定義では溶融を定義できない場合がある。従って、不溶のフィラー分散系では、熱溶融性樹脂の良溶媒に完全に溶けるという特徴を活かし、不溶のフィラーと溶解した樹脂を分離し、分離した樹脂において前記評価を行うことで、溶融を評価できる。
熱溶融性樹脂は、50〜200℃で溶融することが好ましい。このような温度であれば、入れ歯の仕上げ工程において、義歯床を構成する熱溶融性樹脂を加熱押出により異なる樹脂に置換することが可能である。また、仮入れ歯を患者の口腔内に入れて行う試適において、体温等による変形を抑制するために熱溶融性樹脂の溶融温度は60℃を超えることがより好ましい。また、熱溶融性樹脂の加熱押出による置換における効率を考慮し、熱溶融性樹脂の溶融温度は低いことが好ましく、例えば180℃以下であることがより好ましい。
(光硬化性組成物)
光硬化性組成物は、好ましくは、第1重合性有機化合物成分と、連鎖移動剤と、第1重合開始剤と、を含む。
[第1重合性有機化合物成分]
第1重合性有機化合物成分は、光照射による重合により硬化体を形成し熱溶融性樹脂となる成分であれば特に制限はされないが、例えば、重合性官能基を有する単量体である。重合性官能基を有する単量体としては、(メタ)アクリロイル基含有単量体、ビニル基含有単量体、アリル基含有単量体、ビニルエーテル基含有単量体、エポキシ基含有単量体、オキセタニル基含有単量体等が挙げられる。これらは単独で使用しても2種類以上を併用してもよい。
これらの中でも、重合性官能基を有する単量体は、(メタ)アクリル酸エステルが好ましい。より具体的には、(メタ)アクリル酸エステルは、単官能のもの、2官能のもの、3官能のもの、4官能以上のものが挙げられる。これらの中では、単官能のものが好ましい。
単官能のものとして、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、iso-ブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート等の非環式脂肪族(メタ)アクリレート;
ベンジル(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシエチルテトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等の芳香族(メタ)アクリレート;
ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、テトラシクロドデカニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ノルボルニル(メタ)アクリレート、アダマンタン−1−イル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシメチル−2−メチルアダマンタン等の脂環式(メタ)アクリレート;
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート;
(メタ)アクリロイルモルフォリン、ジメチル(メタ)アクリルアミド、ジエチル(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、イソプロピル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N−(メタ)アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタルイミド等の窒素原子含有(メタ)アクリレート;
エトキシエトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、4−t−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、ウレタンモノ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸等が挙げられる。
2官能のものとしては、1,3−アダマンタンジメタノールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ステアリン酸変性ペンタエリストールジ(メタ)アクリレート、テトラメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシプロポキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシテトラエトキシフェニル)プロパン、イソシアヌル酸エチレンオキサイド変性ジ(メタ)アクリレート、ジグリセリンEO変性ジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
3官能のものとしては、イソシアヌル酸エチレンオキサイド変性トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリス[(メタ)アクリロイキシエチル]イソシアヌレート等が挙げられる。
4官能以上のものとしては、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールエトキシテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
単官能である、非環式脂肪族(メタ)アクリレートの中では、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、iso-ブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレートからなる群の1種以上が好ましい。
単官能である、脂環式(メタ)アクリレートの中では、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、テトラシクロドデカニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ノルボルニル(メタ)アクリレート、アダマンタン−1−イル(メタ)アクリレートからなる群の1種以上が好ましい。
単官能である、窒素原子含有(メタ)アクリレートの中では、(メタ)アクリロイルモルフォリン、ジメチル(メタ)アクリルアミド、ジエチル(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、イソプロピル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N−(メタ)アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタルイミドからなる群の1種以上が好ましい。
これらの中では、非環式脂肪族(メタ)アクリル酸エステル、脂環式(メタ)アクリル酸エステル、窒素原子含有(メタ)アクリレートからなる群の1種以上が好ましく、脂環式(メタ)アクリル酸エステル、窒素原子含有(メタ)アクリレートからなる群の1種以上がより好ましい。
入手の容易性やガラス転移温度等の観点からは、イソボルニル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルモルフォリン、N−(メタ)アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタルイミドからなる群の1種以上が好ましい。これらは単独で使用しても2種類以上を併用してもよい。
[連鎖移動剤]
連鎖移動剤は、硬化体が熱溶融性樹脂となるのを阻害しなければ特に制限はされないが、例えば、硫黄原子を含む化合物である。なお、硫黄原子を含む化合物は、重合性有機化合物成分とは異なり、重合性官能基を有しない化合物である。
硫黄原子を含む化合物である連鎖移動剤としては、例えば、アルカンチオールが挙げられる。アルカンチオールは、好ましくは炭素数1〜20のアルキル基を有し、より好ましくは炭素数8〜18のアルキル基を有し、さらに好ましくは炭素数10〜16のアルキル基を有する。また、アルキル基は、直鎖、分岐又は環状であってもよい。また、アルキル基は、置換基を有していてもよい。
アルカンチオールの具体例としては、1−プロパンチオール、1−ブタンチオール、1−ペンタンチオール、2−メチル−2−プロパンチオール、3−メチル−1−ブタンチオール、1−ヘキサンチオール、1−ヘプタンチオール、1−オクタンチオール、2−エチルヘキサンチオール、1−ノナンチオール、1−デカンチオール、1−ウンデカンチオール、1−ドデカンチオール、1−テトラデカンチオール、1−ペンタデカンチオール、1−ヘキサデカンチオール、1−オクタデカンチオール等が挙げられる。臭気の観点から、1−ドデカンチオールが好ましく用いられる場合がある。
連鎖移動剤の含有量は、重合性有機化合物成分100質量部に対して、0.01〜10質量部が好ましい。このような範囲であれば、熱溶融性が得られ及び臭気も少ない傾向にある。
[第1重合開始剤]
第1重合開始剤としては、光重合開始剤が用いられるが、ベンゾフェノン及びその誘導体、ベンジル及びその誘導体、アントラキノン及びその誘導体、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン誘導体、ジエトキシアセトフェノン、4−t−ブチルトリクロロアセトフェノン等のアセトフェノン誘導体、2−ジメチルアミノエチルベンゾエート、p−ジメチルアミノエチルベンゾエート、ジフェニルジスルフィド、チオキサントン及びその誘導体、カンファーキノン、7,7−ジメチル−2,3−ジオキソビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、7,7−ジメチル−2,3−ジオキソビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボキシ−2−ブロモエチルエステル、7,7−ジメチル−2,3−ジオキソビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボキシ−2−メチルエステル、7,7−ジメチル−2,3−ジオキソビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸クロライド等のカンファーキノン誘導体、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1等のα−アミノアルキルフェノン誘導体、ベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、ベンゾイルジエトキシホスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジメトキシフェニルホスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジエトキシフェニルホスフィンオキサイド、フェニルビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド等のアシルホスフィンオキサイド誘導体、オキシ−フェニル−アセチックアシッド2−[2−オキソ−2−フェニル−アセトキシ−エトキシ]−エチルエステル及びオキシ−フェニル−アセチックアシッド2−[2−ヒドロキシ−エトキシ]−エチルエステル等が挙げられる。これらの中では、造形速度の観点からは、アシルホスフィンオキサイド誘導体が好ましく、特にフェニルビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシドが好ましい。
光重合開始剤の含有量は、重合性有機化合物成分100質量部に対して、0.01〜10質量部が好ましく、1〜7質量部がより好ましい。このような範囲であれば、十分な硬化速度が得られ貯蔵安定性も良い。
[その他]
本発明の一実施形態に係る光硬化性組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲内であり、また仮入れ歯用途として使用できるものであれば、上記の成分以外にも所望により硬化促進剤、増粘剤、充填剤、可塑剤及び着色剤等の既に知られている物質を含有してもよい。
また、本発明の一実施形態に係る光硬化性組成物は、入れ歯用途であることを考慮し、樹脂から染み出し易い(ブリードアウトし易い)溶媒を多量に含まないことが好ましい。例えば、光硬化性組成物に含まれる溶媒は、光硬化性組成物100質量%中、20質量%未満であることが好ましい。なお、光硬化性組成物に含まれる溶媒としては、炭素数20以下のエステル、エーテル、アルコール、アミン、スルホン酸等、より具体的には酢酸オクチル、1−ヘキサノール、1ードデカノール、1−ヘキシルアミン、1,5−ペンタンジオール等が挙げられる。
(仮入れ歯)
本発明の一実施形態に係る仮入れ歯は、上記製造方法により製造された仮入れ歯用義歯床に人工歯を固定することで製造されうる。また、場合によっては、人工歯は造形工程において仮入れ歯用義歯床と同時に造形されてもよく、仮入れ歯用義歯床と一体的に造形されていてもよい。人工歯は、仮入れ歯用義歯床と同じ材質(樹脂)で構成されていてもよく、異なる材質で構成されていてもよい。しかし、後述の入れ歯の製造方法において、仮入れ歯用義歯床部分のみを異なる樹脂によって置換することを鑑みると、好ましくは仮入れ歯用義歯床と人工歯は別の材質で構成されていることが好ましい。
2.入れ歯の製造方法
本発明の一実施形態に係る入れ歯の製造方法は、上記仮入れ歯用義歯床の製造方法により製造された仮入れ歯用義歯床を含む仮入れ歯の熱溶融性樹脂(第1樹脂)を当該熱溶融性樹脂と異なる樹脂(第2樹脂)に置換する置換工程を含む。なお、硬化し熱溶融性樹脂(第1樹脂)となる上記光硬化性組成物を、第1樹脂組成物と称することがある。
第1樹脂を第2樹脂に置換する方法は、例えば、次のような方法が挙げられる。まず、金型に仮入れ歯を入れ、金型と仮入れ歯の隙間を石膏等の型取り材で埋めて固める。次に、仮入れ歯及び型取り材で充填された金型を加熱し温度を第1樹脂の溶融温度以上に上昇させ、第1樹脂を融解させ金型の隙間から第1樹脂のみを流出させる。これにより、元の仮入れ歯の形を写し取った型取り材の型と元の仮入れ歯における位置のままに配置された人工歯が金型内に残る。そして、金型内へ第2樹脂となる組成物(第2樹脂組成物)を流し込み硬化させることにより、元の仮入れ歯の義歯床の形に第2樹脂を形成する。このようにして、第1樹脂を第2樹脂に置換することで、第2樹脂で形成された義歯床と人工歯を有する入れ歯が得られる。
置換工程は、好ましくは、仮入れ歯の型の型取り工程を含む。型取り工程は、好ましくは、内部に仮入れ歯を配置した金型に型取り材を充填する型取り材充填工程を含む。型取り工程は、好ましくは、仮入れ歯及び型取り材を含む金型を加熱する工程を含む。
置換工程は、好ましくは、義歯床を再形成する再形成工程を含む。再形成工程は、好ましくは、金型に第2樹脂組成物である義歯床用レジンを注入する注入工程を含む。義歯床用レジンには様々な種類の材料が用いられており、加熱重合型義歯床用レジン、加圧注入型(流し込みタイプ)義歯床用レジン、および熱可塑性樹脂からなる義歯床用レジンなどが挙げられる。
また、本発明の一実施形態に係る入れ歯の製造方法は、好ましくは、さらに洗浄工程を含む。また、本発明の一実施形態に係る入れ歯の製造方法は、好ましくは、さらに義歯床等の表面を滑らかにするための研磨工程を含む。
本発明で用いることができる義歯床用レジンとしては、加熱重合型義歯床用レジン、加圧注入型(流し込みタイプ)義歯床用レジン、および熱可塑性樹脂からなる義歯床用レジンなどが挙げられる。これら義歯床用レジンの中でも熱可塑性樹脂からなる義歯床用レジンが好ましく、それを具体的に例示するとポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂からなる義歯床用レジンが挙げられる。更に好ましい義歯床用レジンはポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂からなる義歯床用レジンである。
さらに義歯床用レジンは、ラジカル重合性モノマーを含むことができる。ラジカル重合性モノマーとしては、少なくとも1個以上のラジカル重合性基を持つモノマーであれば特に制限されない。その中でもアクリロイル基及び/またはメタクリロイル基を有するラジカル重合性モノマーが好ましい。ラジカル重合性モノマーを具体的に例示すると、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n-プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、sec-ブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレート、スチレン、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、グリセロールジメタクリレート、2,3-ジヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、5-ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレート、6-ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、10-ヒドロキシデシル(メタ)アクリレート、3-(メタ)アクリロイルオキシヘキシルトリエトキシシラン、γ-(メタ)アクリロイルオキシプロピルメトキシシラン、[2,2,4-トリメチルヘキサメチレンビス(2-カルバモイルオキシエチル)]ジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これらのラジカル重合性モノマーの中でもメチル(メタ)アクリレートやエチレングリコールジ(メタ)アクリレートが好ましく、より好ましくはエチレングリコールジ(メタ)アクリレートである。これらのラジカル重合性モノマーは単独だけでなく、2種類以上を組み合わせて用いることもできる。ラジカル重合性モノマーの含有量は特に制限は無く、操作性や使用用途に応じて適宜選択すればよい。
また、義歯床用レジンはラジカル重合開始剤を含んでもよい。ラジカル重合開始剤は特に限定されず、公知のラジカル重合開始剤が何等制限なく用いられる。ラジカル重合開始剤は一般に使用直前に混合することにより重合を開始させるもの(化学重合開始剤)、加熱や加温により重合を開始させるもの(熱重合開始剤)、光照射により重合を開始させるもの(光重合開始剤)に大別される。化学重合開始剤としては、有機過酸化物/アミン化合物または有機過酸化物/アミン化合物/スルフィン酸塩、有機過酸化物/アミン化合物/ボレート化合物からなるレドックス型の重合開始剤系、酸素や水と反応して重合を開始する有機金属型の重合開始剤系などが挙げられ、さらにはスルフィン酸塩類やボレート化合物類は酸性基を有する重合性単量体との反応により重合を開始させることもできる。熱重合開始剤としては、有機過酸化物、アゾ化合物、有機ホウ素化合物などが挙げられる。光重合開始剤としては、α-ジケトン化合物/アミン類、α-ジケトン化合物/バルビツール酸類、及びα-ジケトン化合物/有機錫化合物とそれらに酸発生剤を組み合わせたもの、または、(ビス)アシルホスフィンオキサイド類、(ビス)アシルホスフィンオキサイド類/アミン類などが挙げられる。アミン類としては、ジメチルパルミチルアミン等が挙げられる。これらのラジカル重合開始剤は重合様式や重合方法に関係なく、単独だけでなく、2種類以上を組み合わせて用いることができる。
また、必要に応じて、希釈剤、重合禁止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、抗菌剤、蛍光剤などを単独または組み合わせて用いることができる。
(実験例)
以下に、本発明における熱溶融性樹脂として使用可能な樹脂により構成された硬化体の溶融実験を示す。
イソボルニルアクリレート(IBX−A:共栄社化学社製)100質量部に、フェニルビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド(I−819:IGM Resins B.V.社製)4質量部、ジメチルパルミチルアミン(DM6098:花王社製)3質量部、及び1−ドデカンチオール(東京化成工業社製)4質量部を混合し、光硬化性組成物である第1樹脂組成物を調製した。
造形装置(ML−48:武藤工業社製)を用い、第1樹脂組成物を原料として、図1Aの写真右に示すような造形物(サンプル1)を作成した。
そして、180℃に設定されたホットプレート上にサンプル1を置き、熱溶融性を有しない樹脂で構成された同じ形状の造形物(図1Aの写真左)も対照サンプルとして置き、その様子を観察した。その結果、サンプル1は約11分で完全に融解したのに対し、対照サンプルは融解しなかった(図1D)。

Claims (7)

  1. 光硬化性組成物に対する光照射により硬化体を形成し立体造形する造形工程を含み、
    前記硬化体は、熱溶融性樹脂である、
    仮入れ歯用義歯床の製造方法。
  2. 前記熱溶融性樹脂は、50〜200℃において溶融する、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記光硬化性組成物は、第1重合性有機化合物成分と、連鎖移動剤と、第1重合開始剤と、を含む請求項1又は請求項2に記載の製造方法。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の製造方法により製造された仮入れ歯用義歯床を含む仮入れ歯の前記熱溶融性樹脂を前記熱溶融性樹脂と異なる樹脂に置換する置換工程を含む、入れ歯の製造方法。
  5. 光硬化性組成物の硬化体であり、
    前記硬化体は、熱溶融性樹脂である、
    仮入れ歯用義歯床。
  6. 前記熱溶融性樹脂は、50〜200℃において溶融する、請求項5に記載の仮入れ歯用義歯床。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の仮入れ歯用義歯床を備える、仮入れ歯。
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