JP2020198671A - 受電装置およびその制御回路、給電装置と受電装置のネゴシエーションの方法 - Google Patents

受電装置およびその制御回路、給電装置と受電装置のネゴシエーションの方法 Download PDF

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Abstract

【課題】さまざまなPDOリストを有する給電装置から、適切な電力供給を受けることが可能な受電装置あるいはその制御回路を提供する。【解決手段】制御回路301は、給電装置200から電力を受ける受電装置300に用いられる。メモリ320は、最小要求電力PMINを保持する。受電側コントローラ310は、給電装置200から、給電装置200が供給可能な電圧Vおよび電流Iの組み合わせを規定する第1データのリストを受信する。そしてリストに含まれる第1データそれぞれについて、それに含まれる電圧Vと電流Iの積である電力Pを計算し、電力Pが最小要求電力PMINより大きい第1データを選択し、選択した第1データにもとづく第2データを給電装置に送信する。【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器への給電技術に関する。
携帯電話端末、スマートホン、タブレット端末、ノート型コンピュータ、ポータブルオーディオプレイヤをはじめとする電池駆動デバイスは、再充電可能な二次電池とともに、それを充電するための充電回路を内蔵する。充電回路には、外部からUSBケーブルを介して供給されたDC電圧(バス電圧VBUS)や、外部のACアダプタからのDC電圧にもとづいて二次電池を充電するものが存在する。
現在、モバイル機器に搭載される充電回路は、USB Battery Charging Specificationと呼ばれる規格(以下、BC規格という)に対応したものが主流である。USBホストあるいはチャージャ(以下、USB給電装置と総称する)には、いくつかの種類が存在する。BC revision 1.2規格においては、USB給電装置の種類として、SDP(Standard Downstream Port)、DCP(Dedicated Charging Port)、CDP(Charging Downstream Port)が定義されている。そしてUSB給電装置が供給できる電流(電流容量)は、その種類に応じて規定されている。具体的には、DCP、CDPでは1500mA、SDPでは、USBのバージョンに応じて100mA、500mA、900mAのように規定されている。
USBを利用した次世代の二次電池充電の方式、システムとして、USB Power Deliveryと呼ばれる規格(以下、PD規格という)が策定されている。PD規格では、供給可能な電力がBC規格の7.5Wから、最大100Wまで大幅に増大する。具体的にはPD規格では、USBバス電圧として、5Vより高い電圧(具体的には、9V,12V,15V,20V等)の供給が許容されており、充電電流も、BC規格よりも大きな量(具体的には、2A,3A、5A等)の供給が許容される。PD規格は、USB type−C規格にも採用されている。
図1は、本発明者が検討した給電システム100Rのブロック図である。この給電システム100Rは、USB Type−C規格に対応しており、USBケーブル106を介して接続される給電装置200Rと受電装置300Rを備える。たとえば給電装置200RはACアダプタ102に搭載され、あるいは電子機器に搭載される。受電装置300Rは、スマートホン、タブレット端末、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ポータブルオーディオプレイヤなど、電池駆動型の電子機器400に搭載される。
給電装置200Rは、電源回路202、給電側のPDコントローラ(以下、給電側コントローラという)204を含む。SOURCE PDO(Power Data Object)のリストあるいはテーブル(以下、単にPDOリストともいう)206には、給電装置200Rが供給可能な電圧および電流の組み合わせ(PDO)を、最大7個まで規定可能である。
電子機器400のレセプタクル404にはUSBケーブル106が着脱可能に接続される。なおレセプタクル404が省略され、USBケーブル106がACアダプタ102と一体となっている充電アダプタも存在する。
レセプタクル404は、バス電圧VBUSを供給するためのVBUS端子、接地電圧VGNDを供給するためのGND端子ならびにCC(Configuration Channel)端子を含む。CC端子は、レセプタクルタイプにおいては2個設けられるが、本明細書では1個に省略して示している。電源回路202は、バス電圧VBUSを発生する。電源回路202は、図示しない外部電源(たとえば商用交流電源)からのAC100Vを受け、それを直流のバス電圧VBUSに変換するAC/DCコンバータを含んでもよい。電源回路202が発生したバス電圧VBUSは、USBケーブル106のバスラインを介して受電装置300Rに供給される。
給電側コントローラ204は、USBケーブル106を介して、受電側のPDコントローラ(以下、受電側コントローラ)310と接続される。給電側コントローラ204と受電側コントローラ310は、給電装置200Rと受電装置300Rの間の通信機能を提供する。
電子機器400は、受電装置300Rに加えて負荷(システム)402を備える。負荷402は、CPUやメモリ、液晶ディスプレイ、オーディオ回路などを含む。レセプタクル404にはUSBケーブル106を介してACアダプタ102が着脱可能に接続される。
受電装置300Rは、バッテリ302、充電回路304、電源回路306、DC/DCコンバータ308、受電側コントローラ310、SINK PDOのリストあるいはテーブル(以下、単にPDOリストともいう)312を備える。
バッテリ302は再充電可能な2次電池である。充電回路304は、USBケーブル106を介して給電装置200Rからのバス電圧VBUS(受電装置300R側において、アダプタ電圧VADPとも表記する)を受け、バッテリ302を充電する。充電回路304は、降圧DC/DCコンバータ、リニアレギュレータあるいはそれらの組み合わせで構成される。
充電回路304から負荷402へは、アダプタ電圧VADPおよびバッテリ302の電圧VBATの少なくとも一方に応じたシステム電圧VSYSが供給される。負荷402は、パワーマネージメントIC(Integrated Circuit)、DC/DCコンバータやリニアレギュレータなどを含むマルチチャンネル電源や、マイコン、液晶ディスプレイ、ディスプレイドライバなどを含む。
負荷402は、たとえばシステム電圧VSYS=20V、最大電流2.25A(電力45W)で動作する。一方で、電子機器400は、20Vのバス電圧VBUSに加えて、15Vのバス電圧VBUSをサポートする。PDOリスト312には、電子機器400が要求する電圧および電流がPDOとして宣言されている。この例では、(20V,2.25A)と、(15V,3A)が、PDOとして宣言される。またUSB PD規格では、給電側、受電側ともに、5V(電流は規定されず)をサポートすることが要求される。
このために充電回路304の前段には、電源回路306が設けられる。電源回路306は、DC/DCコンバータ308を含む。DC/DCコンバータ308は、VBUS=15V(あるいは5V)である場合に、それを昇圧し、20Vのアダプタ電圧VADPを生成する。
受電側コントローラ310は、USB Type−Cに関するポートコントローラであり、CCラインを介して給電側コントローラ204と接続される。ACアダプタ102と電子機器400が接続されると、給電側コントローラ204と受電側コントローラ310とがネゴシエーションを行い、PDOリスト206とPDOリスト312にもとづいて、バス電圧VBUSの電圧レベルが決定される。
図2は、図1のUSB PD規格におけるネゴシエーションのシーケンス図である。はじめに、給電側コントローラ204は、受電側コントローラ310に対してPDOリスト206を送信し、供給可能な電圧・電流を宣言する(Source Capabilityと称する)(S100)。
受電側コントローラ310はPDOリスト312を参照して、PDOリスト206の中から最適なPDOを1個選択する(S102)。そして受電側コントローラ310は、選択したPDOと、使用する電流量を含むRDO(Request Data Object)を送信する(S104)。もし、給電装置200Rが供給可能な電流量が、受電装置300Rが要求する電流量に対して不足する場合、RDOはミスマッチを示す情報を含む。これにより、受電装置300Rから給電装置200Rに対して、本意でないPDOにネゴシエーションしたことが通知される。
RDOを受信した給電側コントローラ204は、電源回路202の出力電圧VBUSを、RDOが指示する値にセットする(S106)。なお、必ずしもPDOリスト312が要求する電流IRQと、PDOリスト206に宣言される電流は一致するとは限らない。
たとえば給電装置200Rが、図1のPDOリスト206に宣言された4個のPDO1〜PDO4をサポートしているとする。受電装置300R側に着目すると、DC/DCコンバータ308による電圧変換は電力損失を生ずることから、20Vのバス電圧VBUSの方が、高効率に動作可能である。そこで受電側コントローラ310は、ステップS100で受信したPDOリストの中から、PDO4(20V,2.25A)を選択し、PDO4と電子機器400が消費する電流2.25Aを含むRDOを送信する。このケースでは、給電システム100Rは、うまく動作している。
特開2013−198262号公報 特開2006−60977号公報 特開2006−304500号公報
本発明者は、図1の給電システム100Rについて検討した結果、以下の課題を認識するに至った。
USB PD規格の電力規則(Power Rule)には、給電装置200RのPDOリスト206について、電圧値が最大であるPDOが、最大電力を有すべきことが定められている。この電力規則に準拠したアダプタ102との組み合わせにおいては、受電装置300Rは、電圧が最大であるPDO(この例ではPDO4)を選択することにより、自ずと最大電力(45W)での給電を受けることができる。
ところがアダプタ102の中には、電力規則に準拠しないPDOリスト206を有するものが存在する。たとえば給電装置200Rは、以下のようなPDOリストを有するとする。
PDO1:5V,3A
PDO2:9V,3A
PDO3:15V,3A
PDO4:20V,0.5A
この場合に、受電装置300Rが、電圧値が最大のPDO4を選択すると、45W(15V×3A)の給電能力を有する給電装置200Rから、10W(20V×0.5A)の電力しか受けることができない状況が生ずる。すなわち供給電力10Wが要求電力45Wを下回るため、電子機器400を適切に動作させることができなくなる。
受電装置300Rのネゴシエーションの方式は、設計者に委ねられている。別の例として、受電装置300Rに、PDOリスト312ではなく、要求電圧範囲(最大電圧と最小電圧)と、要求電流IRQを規定しておく方式も考えられる。この場合、受電装置300Rは、給電装置200Rから受信したPDOリストの中から、要求電圧範囲内で電圧値が最大であるPDOを選択し、要求電流IRQを付加してRDOを生成する。
要求電流IRQを、受電装置300Rがシンクする最小電流とする場合を考える。たとえば、受電装置300Rに規定される要求電圧範囲が15〜20V、要求電流IRQ=2.25Aとする。また、給電装置200R側のPDOリストが、
(例1)
PDO1=5V,3A
PDO2=9V,3A
PDO3=15V,3A
PDO4=20V,2.25A
であるとする。この場合、受電装置300Rは、PDO1〜PDO4のうち、電圧が要求電圧範囲内で最大であるPDO4を選択する。このとき、20V,2.25Aでネゴシエーションが成立する。
(例2)
もし、給電装置200R側のPDOリストが、
PDO1=5V,3A
PDO2=9V,3A
PDO3=15V,3A
であった場合、電圧が要求電圧範囲内で最大であるPDO3が選択され、15V,2.25Aでネゴシエーションが行われ、供給電力33.75は、要求電力45Wに満たないという問題が発生する。
この問題を解決するために、要求電流IRQを、最小電流ではなく、要求電力と、要求電圧範囲の最低値から定めておく方法が考えられる。この例では要求電力は45Wであり、要求電圧範囲の最低値は15Vであるから、要求電流IRQは、45W,15V=3Aとなる。この場合、例2のPDOリストに対しては、PDO3(15V)が選択され、15Vと要求電流IRQである3Aの組み合わせでネゴシエーションが成立する。
ところが、例1のPDOリストに対しては、PDO4(20V)が選択され、20Vと
要求電流IRQである3Aの組み合わせでネゴシエーションが行われる。給電装置200Rは、(20V,3A)の供給能力を有していないから、ネゴシエーションは不成立となる。
なおこのような問題は、USB PDに限らず、それと類似するプロトコルを有する給電システムにおいても生じうる。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、さまざまなPDOリストを有する給電装置から、適切な電力供給を受けることが可能な受電装置あるいはその制御回路の提供にある。
本発明のある態様は、給電装置から電力を受ける受電装置の制御回路に関する。制御回路は、最小要求電力PMINを保持するメモリと、給電装置から、給電装置が供給可能な電圧Vおよび電流Iの組み合わせを規定する第1データのリストを受信し、リストに含まれる第1データそれぞれについて、それに含まれる電圧Vと電流Iの積である電力Pを計算し、電力Pが最小要求電力PMINより大きい第1データを選択し、選択した第1データにもとづく第2データを給電装置に送信するコントローラと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様に係る受電装置によれば、さまざまな給電装置との組み合わせにおいて、適切な電圧、電流の組み合わせで給電を受けることが可能となる。
本発明者が検討した給電システムのブロック図である。 図1のUSB PD規格におけるネゴシエーションのシーケンス図である。 実施の形態1に係る給電システムのブロック図である。 図4(a)、(b)は、給電システムの動作を説明する図である。 変形例1に係る給電システムの動作を説明する図である。 図6(a)、(b)は、変形例2に係る給電システムの動作を説明する図である。 変形例3に係る給電システムの動作を説明する図である。 変形例4に係る給電システムの動作を説明する図である。
(実施の形態の概要)
本明細書に開示される一実施の形態は、給電装置から電力を受ける受電装置に使用される制御回路に関する。制御回路は、最小要求電力PMINを保持するメモリと、給電装置から、給電装置が供給可能な電圧Vおよび電流Iの組み合わせを規定する第1データのリストを受信し、リストに含まれる第1データそれぞれについて、それに含まれる電圧Vと電流Iの積である電力Pを計算し、電力Pが最小要求電力PMINより大きい第1データを選択し、選択した第1データにもとづく第2データを給電装置に送信するコントローラと、を備える。
この実施の形態によると、最小要求電力PMINを下回る電圧、電流の組み合わせによる給電を防止できる。
コントローラは、電圧Vと電流Iの積である電力Pが最小要求電力PMINを超える第1データが複数、存在するとき、電力Pが最大である第1データを選択してもよい。これは受電装置がバッテリの充電器を含むような場合において有効であり、充電時間を短縮できる。
コントローラは、電圧Vと電流Iの積である電力Pが最小要求電力PMINを超える第1データが複数、存在するとき、電圧Vが最大である第1データを選択してもよい。これにより電力損失を低減できる。
コントローラは、電圧Vと電流Iの積である電力Pが最小要求電力PMINを超える第1データが複数、存在するとき、電力Pが最大である第1データを選択する電力優先モードと、電圧Vが最大である第1データを選択する電圧優先モードと、が選択可能であってもよい。これにより受電装置を搭載する電子機器の動作状態に応じて、2つのモードを選択することができる。
メモリは、最大要求電力PMAXをさらに保持してもよい。コントローラは、第1データの電圧Vと電流Iの積である電力Pが最大要求電力PMAXを超えるとき、電流をI’=PMAX/Vに修正し、修正した第1データを選択する場合、修正後の電流を要求電流IRQとする。これにより、給電装置の能力を最大に生かして、最大要求電力PMAXによる給電が可能となる。
メモリは最大電流IMAXをさらに保持してもよい。コントローラは、電流Iが最大電流IMAXを超える第1データが存在するとき、当該第1データの電流Iを最大電流IMAXに修正してもよい。これにより最大電流を超えない範囲で、給電装置はその供給能力を最大限に発揮できる。
第1データに電圧Vの範囲が規定されるとき、コントローラは、電圧Vの範囲の最小値と電流Iの積を電力Pとしてもよい。
メモリは、受電装置が要求する電圧範囲をさらに保持してもよい。コントローラは、電圧Vが電圧範囲から外れている第1データを除外してもよい。
制御回路は、ひとつの半導体基板に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。回路を1つのチップ上に集積化することにより、回路面積を削減することができるとともに、回路素子の特性を均一に保つことができる。
制御回路は、USB PD規格に対応してもよい。「対応」とは、コンプライアンス試験をパスした準拠した場合(Compliant)、あるいは、コンプライアンス試験にはパスしていないが動作はサポートする場合(Compatible)を含む。
(実施の形態)
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図3は、実施の形態に係る給電システム100のブロック図である。給電システム100は、図1と同様にUSB Type−C規格に対応しており、USBケーブル106を介して接続される給電装置200と受電装置300を備える。たとえば給電装置200はACアダプタ102に搭載され、あるいは電子機器に搭載される。受電装置300は、スマートホン、タブレット端末、ノートPC、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ポータブルオーディオプレイヤなど、電池駆動型の電子機器400に搭載される。
給電装置200および受電装置300それぞれの基本的な機能は図1を参照して説明したとおりである。
給電装置200は、可変のバス電圧VBUSを発生可能な電源回路202および制御回路201を備える。制御回路201は、給電側のPDコントローラ(以下、給電側コントローラという)204、PDO(第1データ)のリスト206を格納するメモリ207を備える。制御回路201は、ひとつの半導体基板に一体集積化された機能ICであってもよい。電源回路202、給電側コントローラ204、PDOのリスト206は図1を参照して説明した通りである。
PDOリスト206は、電源回路202によって供給可能な電圧Vおよび電流Iを規定するデータ(PDO)を少なくともひとつ含む。i番目(i=1,2…)のPDOをPDOiと表記し、その電圧値をV、電流値をIと表記する。給電側コントローラ204は、受電装置300の受電側コントローラ310との間で通信可能であり、PDOリスト206を利用して供給電圧をネゴシエーションし、決定した供給電圧を電源回路202に発生させる。
続いて受電装置300の構成を説明する。受電装置300は、制御回路301、バッテリ302、充電回路304、電源回路306を備える。
バッテリ302は再充電可能な2次電池である。充電回路304は、USBケーブル106を介して給電装置200からのバス電圧VBUS(受電装置300側において、アダプタ電圧VADPとも表記する)を受け、バッテリ302を充電する。充電回路304は、DC/DCコンバータ、リニアレギュレータあるいはそれらの組み合わせで構成される。
充電回路304から負荷402へは、アダプタ電圧VADPおよびバッテリ302の電圧VBATの少なくとも一方に応じたシステム電圧VSYSが供給される。負荷402は、パワーマネージメントIC(Integrated Circuit)、DC/DCコンバータやリニアレギュレータなどを含むマルチチャンネル電源や、マイコン、液晶ディスプレイ、ディスプレイドライバなどを含む。
制御回路301は、受電側コントローラ310およびメモリ320を備え、ひとつの半導体基板に集積化された機能ICである。なお、制御回路301には、受電側コントローラ310やメモリ320に加えて、DC/DCコンバータ308のコントローラや、充電回路304が集積化されてもよい。
メモリ320は、受電装置300の最小要求電力PMINを保持している。
受電側コントローラ310は、給電装置200から、給電装置200が供給可能な電圧Vおよび電流Iの組み合わせを規定するPDO(第1データ)のリストを受信する。そして、リスト206に含まれるPDOi(i=1,2…,n)それぞれについて、それに含まれる電圧Vと電流Iの積である電力Pを計算する。そして、複数のPDO1〜PDOnの中から、電力Pが最小要求電力PMINより大きいひとつを選択する。
そして、選択したPDOデータにもとづく第2データ(以下、RDO:Request Data Objectと称する)を給電装置200に送信する。給電装置200は、受電装置300から受信したRDOにもとづいて、電源回路202が発生する電圧VBUSを設定する。
以上が給電システム100の構成である。続いてその動作を説明する。
図4(a)、(b)は、給電システム100の動作を説明する図である。たとえばメモリ320に規定される最小要求電力PMINが27Wであるとする。図4(a)の例では、PDOリスト206は2個のPDO1,PDO2を含む。
PDO1: V=5V,I=3A
PDO2: V=9V,I=3A
受電側コントローラ310は、2個のPDO1,PDO2それぞれの電力P,Pを計算する。
=V×I=15W
=V×I=27W
2つの電力P,Pのうち、最小要求電力PMINより大きいのは、Pのみである。したがって受電側コントローラ310は、二番目のPDO2にもとづいて、RDOを決定する。この場合のRDOは、電圧V=9V,I=3Aの情報を含む。
図4(b)の例では、PDOリスト206は4個のPDO1〜PDO4を含む。
PDO1: V=5V,I=3A
PDO2: V=9V,I=3A
PDO3: V=15V,I=3A
PDO4: V=20V,I=1.35A
受電側コントローラ310は、4個のPDO1〜PDO4それぞれの電力P〜Pを計算する。
=V×I=15W
=V×I=27W
=V×I=45W
=V×I=27W
4つの電力P〜Pのうち、最小要求電力PMINより大きいのは、P〜Pである。この場合には、受電側コントローラ310は、3個のPDO2〜PDO4のいずれかを選択して、RDOを決定することとなる。以下、複数のPDOの候補から、ひとつのPDOを選択する方法を説明する。
(第1の方法)
たとえば受電側コントローラ310は、電力Pが最小要求電力PMINを超えるPDOが複数、存在するとき、電力Pが最大であるPDOを選択してもよい。この例では、P=45Wで最大であるから、PDO3が選択され、PDO3にもとづいてRDOが決定される。バッテリ302を内蔵する機器において、バッテリ302を充電する際には、供給電力が大きいほど、充電時間を短縮することができる。
なお電力Pが最大であるPDOが複数存在する場合、それらの中から、電圧Vが最大のものを選択するようにしてもよい。
(第2の方法)
受電側コントローラ310は、電力Pが最小要求電力PMINを超えるPDOが複数、存在するとき、電圧Vが最大であるPDOを選択してもよい。この例では、V=20Vで最大であるから、PDO4が選択され、PDO4にもとづいてRDOが決定される。
電源回路202から充電回路304に至る電力供給パスの直流抵抗をRとするとき、この電力供給パスにおける損失は、R×Iとなる。同じ電力を供給する際には、電圧Vが大きいほど電流Iは小さくなるため、電力損失を低減できる。
なお電圧Vが最大であるPDOが複数存在する場合、それらの中から、電力Pが最大のものを選択するようにしてもよい。
(第3の方法)
受電側コントローラ310は、電力優先モードと電圧優先モードを、電子機器400の状態に応じて動的に切り替え可能であってもよい。すなわち、バッテリ302の満充電状態では電圧優先モードを選択し、バッテリ302の残量が少ないときには、電力優先モードを選択するようにしてもよい。
あるいは受電側コントローラ310は、電圧の優先順位を保持してもよい。たとえばDC/DCコンバータ308の変換効率が、入力電圧(すなわちVBUS)の依存性を有する場合がある。この場合、変換効率が高い電圧の順序をメモリ320に保持しておき、最も高い変換効率を与える電圧を含むPDOを選択するようにしてもよい。
以上が給電システム100の基本構成および動作である。この給電システム100によれば、給電装置200から受電装置300への供給電力を最適化することができる。具体的には、給電装置200から受電装置300への供給電力が、受電装置300の要求電力を下回るのを防止できる。
また、電圧優先か電力優先かを定めておくことにより、電子機器400を最適な状態で動作させることができる。
続いて受電装置300の変形例を説明する。
(変形例1)
受電装置300が受電可能な電力に上限がある場合を考える。メモリ320は、最小要求電力PMINに加えて、電力の上限(以下、最大要求電力PMAXという)を保持している。
受電側コントローラ310は、PDOjの電圧Vと電流Iの積である電力P=V×Iが最大要求電力PMAXを超えるとき、そのPDOiの電流を、I’=PMIN/Vに修正する。そして修正したPDOiを選択する場合、RDOに含まれる要求電流IRQを、I’とする。
図5は、変形例1に係る給電システム100の動作を説明する図である。メモリ320に規定される最小要求電力PMINは27Wであり、最大要求電力PMAXは45Wである。PDOリスト206は4個のPDO1〜PDO4を含む。
PDO1: V=5V,I=3A
PDO2: V=9V,I=3A
PDO3: V=12V,I=3A
PDO4: V=20V,I=3A
受電側コントローラ310は、4個のPDO1〜PDO4それぞれの電力P〜Pを計算する。
=V×I=15W
=V×I=27W
=V×I=36W
=V×I=60W
この例では、3個のPDO2,PDO3,PDO4の電力P,P,Pが最小要求電力PMINを超えているから、選択の候補となる。
ここでPDO4に関しては、その電力Pが、最大要求電力PMAXを超えているから、電流Iが、I’=45W/20V=2.25Aに修正される。図5には、電流の修正後のPDO4を、PDO4’として示す。
電圧優先の場合、PDO2,PDO3およびPDO4’の中から、電圧値が最大のPDO4’が選択され、PDO4’がRDOとして給電装置200に送信される。電力優先の場合も、PDO4’が選択される。
なお複数のPDOの中から、最小要求電力PMINにもとづいて1個のPDOを選択した後に、選択したPDOの電力が、最大要求電力PMAXを超える場合に、この電流値の修正を行ってもよい。
変形例1の利点は、以下の比較技術との対比によって明確となる。比較技術では、電力Pが最大要求電力PMAXを超えるPDOについては、候補から除外される。この場合、PDO4は候補から外れ、PDO3が選択される。すなわち給電装置200は、最大60Wの電力供給能力を有するにもかかわらず、実際の供給電力はP=36Wとなってしまう。
これに対して、変形例1では、PDO4を補正した上でRDOが決定されるため、V×IRQ=20V×2.25A=45Wでの給電が可能となる。
(変形例2)
変形例2において、メモリ320は、最小要求電力PMIN、最大要求電力PMAXに加えて、受電装置300がシンクしうる最大電流IMAXを保持する。
受電側コントローラ310は、電流Iが最大電流IMAXを超えるPDOjが存在するとき、当該PDOjを、その電流IをIMAXに修正する。修正後のPDOj”の電力P”は、P”=V×IMAXとして計算される。最終的にPDOj”を選択するとき、RDOは、(V,IMAX)となる。
図6(a)、(b)は、変形例2に係る給電システム100の動作を説明する図である。最小要求電力PMINは27Wであり、最大要求電力PMAXは45Wである。また最大電流IMAXは3Aであるとする。
図6(a)において、PDOリスト206はPDO1,PDO2を含む。
PDO1: V=5V,I=5A
PDO2: V=12V,I=5A
この例では、PDO1,PDO2の電流I,Iはいずれも最大電流IMAXを超えており、したがってPDO1,PDO2は、以下のように修正される。
PDO1”: V=5V,I=3A
PDO2”: V=12V,I=3A
そして受電側コントローラ310は、修正後のPDO1”,PDO2”について電力P”,P”を計算する。
”=15W
”=36W
この場合、P”のみが最小要求電力PMINを超えているから、PDO2”が選択され、RDO(12V,3A)が給電装置200に送信される。
図6(b)の例において、PDOリスト206はPDO1〜PDO3を含む。
PDO1: V=5V,I=5A
PDO2: V=12V,I=5A
PDO3: V=20V,I=5A
この例では、PDO1〜PDO3の電流I,I,Iはいずれも最大電流IMAXを超えている。またPDO3については、最大要求電力PMAXを超えている。
PDOjの電流Iが、最大電流IMAXとI’=PMAX/Vの両方を超えている場合、IMAXとI’のうち小さい方に修正される。したがってPDO1〜PDO3は、以下のように修正される。
PDO1”: V=5V,I=3A
PDO2”: V=12V,I=3A
PDO3’: V=20V,I=2.25A
そして受電側コントローラ310は、修正後のPDO1”,PDO2”,PDO3’について電力P”,P”,P’を計算する。
”=15W
”=36W
’=45W
電圧優先の場合、PDO3’が選択され、RDOとして給電装置200に送信される。電力優先の場合も同様にPDO3’が選択される。
(変形例3)
メモリ320は、受電装置300の要求電圧範囲をさらに保持してもよい。たとえば要求電圧範囲は、その下限である最低電圧VMINと、その上限である最高電圧VMAXの少なくとも一方、あるいはそれらの両方によって規定される。
受電側コントローラ310は、その電圧Vが、要求電圧範囲VMIN〜VMAXから外れているPDOを除外する。
図7は、変形例3に係る給電システム100の動作を説明する図である。図7の例では、要求電圧範囲の最小値VMINは9V,最大値VMAXは15Vである。PDOリストは図6(b)の場合と同様である。PDO3’については、電圧V=20Vは、要求電圧範囲外であるから除外され、PDO2”がRDOとなる。
(変形例4)
これまでの説明では、給電装置200のPDOは、電圧値Vを指定する形式で定められていたが、電圧範囲VRとして定められてもよい。このようなPDOを可変(variable)PDOと称する。受電側コントローラ310は、可変PDOに関しては、電圧範囲VRの最小値と電流Iの積を電力Pとして計算する。
図8は、変形例4に係る給電システム100の動作を説明する図である。図8の例では、PDOリスト206はPDO1〜PDO3を含む。PDO3が、可変PDOであり、電圧範囲VRは、15〜20Vとなっている。
PDO1: V=5V,I=3A
PDO2: V=20V,I=2.25A
PDO3: VR=15〜20V,I=2.5A
PDO1〜PDO3の電力P〜Pは以下のように計算される。
=5V×3A=15W
=20V×2.25A=45W
=15V×2.5A=37.5W
PDO2,PDO3の電力P,Pは、PMINより大きく、PMAXより小さい。電力優先モードの場合、45WであるPDO2が選択される。
電圧優先モードでは、電圧範囲VRの最小値を用いることとし、PDO3の電圧Vは15Vとして扱われる。V>Vであるから電圧優先モードの場合も、PDO2が選択される。
(その他の変形例)
実施の形態では、本発明の用途のひとつとしてUSB PD規格を例示的に説明したが、本発明は、USB PD規格と類似したプロトコルを有する別の規格や、将来策定されるであろうUSB PDの次世代規格にも適用することができる。
実施の形態にもとづき、具体的な用語を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
100 給電システム
102 アダプタ
106 USBケーブル
200 給電装置
201 制御回路
202 電源回路
204 給電側コントローラ
206 PDOリスト
400 電子機器
402 負荷
404 レセプタクル
300 受電装置
301 制御回路
302 バッテリ
304 充電回路
306 電源回路
308 DC/DCコンバータ
310 受電側コントローラ
320 メモリ

Claims (12)

  1. 給電装置から電力を受ける受電装置の制御回路であって、
    最小要求電力PMINを保持するメモリと、
    前記給電装置から、前記給電装置が供給可能な電圧Vおよび電流Iの組み合わせを規定する第1データのリストを受信し、前記リストに含まれる前記第1データそれぞれについて、それに含まれる電圧Vと電流Iの積である電力Pを計算し、前記電力Pが前記最小要求電力PMINより大きい前記第1データを選択し、選択した第1データにもとづく第2データを前記給電装置に送信するコントローラと、
    を備えることを特徴とする制御回路。
  2. 前記コントローラは、電圧Vと電流Iの積である電力Pが前記最小要求電力PMINを超える前記第1データが複数、存在するとき、電力Pが最大である前記第1データを選択することを特徴とする請求項1に記載の制御回路。
  3. 前記コントローラは、電圧Vと電流Iの積である電力Pが前記最小要求電力PMINを超える前記第1データが複数、存在するとき、電圧Vが最大である前記第1データを選択することを特徴とする請求項1に記載の制御回路。
  4. 前記コントローラは、電圧Vと電流Iの積である電力Pが前記最小要求電力PMINを超える前記第1データが複数、存在するとき、電力Pが最大である前記第1データを選択する電力優先モードと、電圧Vが最大である前記第1データを選択する電圧優先モードと、が選択可能であることを特徴とする請求項1に記載の制御回路。
  5. 前記メモリは、最大要求電力PMAXをさらに保持しており、
    前記コントローラは、前記第1データの電圧Vと電流Iの積である電力Pが前記最大要求電力PMAXを超えるとき、電流をI’=PMAX/Vに修正することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の制御回路。
  6. 前記メモリは最大電流IMAXをさらに保持しており、
    前記コントローラは、前記電流Iが前記最大電流IMAXを超える前記第1データが存在するとき、当該第1データの電流Iを前記最大電流IMAXに修正することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の制御回路。
  7. 前記メモリは、前記受電装置が要求する電圧範囲をさらに保持しており、
    前記コントローラは、前記電圧Vが前記電圧範囲から外れている前記第1データを除外することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の制御回路。
  8. 前記第1データに前記電圧Vの範囲が規定されるとき、前記コントローラは、前記電圧Vの範囲の最小値と前記電流Iの積を前記電力Pとすることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の制御回路。
  9. ひとつの半導体基板に一体集積化されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の制御回路。
  10. USB PD規格に対応することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の制御回路。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の前記制御回路を備えることを特徴とする受電装置。
  12. 給電装置と受電装置のネゴシエーションの方法であって、
    前記受電装置のメモリに、最小要求電力PMINを保持しておくステップと、
    前記給電装置のメモリに、前記給電装置が供給可能な電圧Vおよび電流Iの組み合わせを規定する第1データのリストを保持しておくステップと、
    前記給電装置から前記受電装置に、前記第1データのリストを送信するステップと、
    前記受電装置が、前記リストに含まれる前記第1データそれぞれについて、それに含まれる電圧Vと電流Iの積である電力Pを計算し、前記電力Pが前記最小要求電力PMINより大きい前記第1データを選択し、選択した第1データにもとづく第2データを前記給電装置に送信するステップと、
    を備えることを特徴とするネゴシエーションの方法。
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