JP2020197240A - 制御弁 - Google Patents

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Masashi Umetani
将史 梅谷
利根川 正明
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正明 利根川
鉱治郎 森
Kojiro Mori
鉱治郎 森
宏樹 岡
Hiroki Oka
宏樹 岡
一博 入江
Kazuhiro Irie
一博 入江
小川 泰史
Yasushi Ogawa
泰史 小川
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Abstract

【課題】弁座におけるエロージョンの発生を抑制しつつ、制御性能を良好に維持可能な制御弁を提供する。【解決手段】制御弁1は、弁孔24と、弁孔24の開口端部に設けられた弁座32と、弁孔24と同軸状のガイド孔28,30と、を有するアルミニウム合金製のボディ10と、弁座32に着脱して弁部を開閉する弁体38と、ガイド孔28,30に挿通されてボディ10に摺動可能に支持され、弁体38と軸線方向に一体変位可能な作動ロッド36と、作動ロッド36に対して軸線方向の駆動力を付与するアクチュエータ3と、を備える。ボディ10において作動ロッド36を摺動させる支持面、および作動ロッド36のボディ10に対する摺動面の少なくとも一方が、耐摩耗性が高められた表面処理層を有する。【選択図】図2

Description

本発明は制御弁に関し、特に流体に含まれる異物による制御性能低下を抑制する技術に関する。
自動車用空調装置は、一般に、圧縮機、凝縮器、蒸発器等を冷媒循環通路に配置して構成される。この冷媒循環通路の切り替えや冷媒流量の調整等のために、種々の制御弁が設けられる(例えば特許文献1参照)。このような制御弁は、ボディに摺動可能に支持される作動ロッドを有し、その作動ロッドと一体変位可能に弁体が設けられる。作動ロッドは、アクチュエータにより軸線方向に駆動され、弁体を弁部の開閉方向に作動させる。
特開2016−84943号公報
ところで、圧縮機の吐出冷媒には金属粉などの異物が含まれることがある。圧縮機のピストン周辺の摩耗等で発生するものである。この異物が弁座に衝突することでエロージョンが発生し、閉弁時の冷媒漏れを引き起こす可能性がある。また、高速の液冷媒が弁部を通過する際にキャビテーションを生じさせ、それがエロージョンにつながる可能性もある。このような問題は、空調装置用の制御弁に限らず、作動流体に固体粒子が含まれる装置に適用される制御弁であれば生じ得る。
本発明の目的の一つは、弁座におけるエロージョンの発生を抑制しつつ、制御性能を良好に維持可能な制御弁を提供することにある。
本発明のある態様の制御弁は、弁孔と、弁孔の開口端部に設けられた弁座と、弁孔と同軸状のガイド孔と、を有するアルミニウム合金製のボディと、弁座に着脱して弁部を開閉する弁体と、ガイド孔に挿通されてボディに摺動可能に支持され、弁体と軸線方向に一体変位可能な作動ロッドと、作動ロッドに対して軸線方向の駆動力を付与するアクチュエータと、を備える。ボディにおいて作動ロッドを摺動させる支持面、および作動ロッドのボディに対する摺動面の少なくとも一方が、耐摩耗性が高められた表面処理層を有する。
この態様によれば、ボディがアルミニウム合金からなるため、例えば真鍮等の材料からなる場合よりもエロージョンへの耐性が高い。このため、弁座におけるエロージョンの発生を抑制できる。一方、アルミニウム合金は、真鍮等の材料と比較して凝着等による磨耗が生じやすく、磨耗に伴う摺動抵抗の増大が問題になることがある。この点、この態様では作動ロッドとボディとの摺動部に耐摩耗性の表面処理層が設けられるため、ボディのアルミニウム合金が作動ロッドに凝着する等の問題は生じ難い。そのため、作動ロッドの円滑な摺動を維持でき、制御弁の制御性能を良好に維持し易い。
本発明によれば、弁座におけるエロージョンの発生を抑制しつつ、制御性能を良好に維持可能な制御弁を提供できる。
実施形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。 図1の上半部に対応する部分拡大断面図である。 弁部および摺動部を表す部分拡大図である。 実施形態の作用効果を表す図である。 実施形態の作用効果を表す図である。 めっき層の厚みの上限値を検討するために行った実験および解析の結果を表す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。
図1は、実施形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。
制御弁1は、自動車用空調装置の冷凍サイクルに設置される可変容量圧縮機(単に「圧縮機」という)の吐出容量を制御する電磁弁として構成されている。この圧縮機は、冷凍サイクルを流れる冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒にして吐出する。そのガス冷媒は凝縮器(外部熱交換器)にて凝縮され、さらに膨張装置により断熱膨張されて低温・低圧の霧状の冷媒となる。この低温・低圧の冷媒が蒸発器にて蒸発し、その蒸発潜熱により車室内空気を冷却する。蒸発器で蒸発された冷媒は、再び圧縮機へと戻されて冷凍サイクルを循環する。
圧縮機は、圧縮用のピストンが連結された斜板を備え、その斜板の角度を変化させてピストンのストロークを変えることにより冷媒の吐出量を調整する。制御弁1は、圧縮機の吐出室から制御室へ導入する冷媒流量を制御することで斜板の角度、ひいては圧縮機の吐出容量を変化させる。なお、本実施形態の制御室はクランク室からなるが、変形例においてはクランク室内又はクランク室外に別途設けられた圧力室であってもよい。冷媒には例えば代替フロン(HFC−134a)が使用されるが、他の冷媒(HFO−1234yf等)を使用してもよい。あるいは、二酸化炭素のように作動圧力が高い冷媒を用いてもよい。その場合には、冷凍サイクルに凝縮器に代わってガスクーラなどの外部熱交換器を配置してよい。
制御弁1は、圧縮機の吐出室と制御室とを連通させる冷媒通路に弁部を有し、吐出室から制御室に導入する冷媒流量を制御する。制御室と吸入室との間には制御室内の冷媒を吸入室へ漏洩させるためのオリフィス等も設けられるが、それらの図示および詳細な説明については省略する。制御弁1は、圧縮機の吸入圧力Psを設定圧力に保つように、吐出室から制御室に導入する冷媒流量を制御するいわゆるPs感知弁として構成されている。制御弁1は、弁本体2とソレノイド3とを一体に組み付けて構成される。弁本体2は、段付円筒状のボディ10、ボディ10の内部に設けられた弁部等を備えている。
ボディ10は、アルミニウム合金からなる素材を切削加工して得られる。ボディ10には、その上端側からポート12,14,16が設けられている。ポート14は吐出室に連通する「吐出室連通ポート」であり、吐出室から吐出圧力Pdを導入する「導入ポート」として機能する。ポート14の内方には弁室18が形成されている。ポート12は制御室に連通する「制御室連通ポート」であり、弁部を経た制御圧力Pcの冷媒を制御室に向けて導出する「導出ポート」として機能する。ポート12の内方には圧力室20が形成されている。弁室18の圧力室20とは反対側には中間室22が形成されている。中間室22は、後述する作動ロッド36の内部通路40を介して圧力室20と連通している。中間室22の上端開口部に弁孔24が形成されている。ポート16は吸入室に連通する「吸入室連通ポート」であり、吸入室の吸入圧力Psを導入する。ポート16の内方には作動室26が形成されている。
ポート14を覆うようにフィルタ部材25が設けられている。フィルタ部材25は、吐出冷媒に含まれる金属粉等の異物が弁室18へ流入することを抑制するメッシュを含む。また、ポート12を覆うようにフィルタ部材27が設けられている。フィルタ部材27は、制御室の冷媒に含まれる異物が圧力室20へ流入することを抑制するメッシュを含む。
ボディ10には、弁室18と圧力室20とをつなぐ第1ガイド孔28と、中間室22と作動室26とをつなぐ第2ガイド孔30とが、軸線方向に同軸状に設けられている。中間室22の下部がテーパ状に縮径して第2ガイド孔30に連通している。弁孔24の弁室18側の開口端部には、弁座32がボディ10に一体に形成されている。そして、ボディ10の軸線に沿って長尺状の作動ロッド36が挿通されている。
作動ロッド36は、ステンレス鋼(以下「SUS」と表記する)からなる素材を切削加工して得られる。作動ロッド36は、段付円柱状をなし、その一端側が第1ガイド孔28に摺動可能に支持される一方、他端側が第2ガイド孔30に摺動可能に支持されている。作動ロッド36の軸線方向中間部には弁体38が一体に設けられている。弁体38は円筒状をなし、軸線方向に延びる外周面を有する。弁体38が弁室18側から弁座32に着脱することにより弁部を開閉する。作動ロッド36の上半部には内部通路40が形成され、その内部通路40の下端部が中間室22に連通している。ポート14から導入されて弁孔24(弁部)を通過した冷媒は、内部通路40に導かれ、圧力室20に導出される。
ボディ10の上端開口部にはばね受け44が螺着されており、ばね受け44と作動ロッド36との間にスプリング46が介装されている。スプリング46は、弁体38を閉弁方向に付勢する。スプリング46の荷重は、ばね受け44のボディ10への螺入量を変化させることで調整できる。
弁本体2とソレノイド3とは、筒状の接続部材48を介して接続されている。接続部材48は磁性材料からなる。ボディ10の下端部が接続部材48の上端部に圧入され、さらに接続部材48の上端部が加締められることにより、ボディ10と接続部材48とが固定されている。接続部材48の上面とボディ10の下面との間には、環状のスペーサ77が介装される。ケース50の上端部が接続部材48の下端部に圧入され、さらに加締められることにより、ケース50と接続部材48とが固定されている。ボディ10、接続部材48およびソレノイド3に囲まれる空間に作動室26が形成されている。
ソレノイド3は、円筒状のケース50と、ケース50内に配設されたモールドコイル52と、モールドコイル52内に挿通された有底円筒状のスリーブ54と、スリーブ54内に固定されたコア56と、コア56と軸線方向に対向配置されたプランジャ58とを含む。モールドコイル52は、円筒状のボビン60と、ボビン60に巻回された電磁コイル62を含む。モールドコイル52の下端部には、リング状のプレート64がモールドされている。プレート64は磁性材料からなり、ケース50とともにヨークを形成する。ケース50は、その下端部が加締められてモールドコイル52を固定している。
プランジャ58は、薄膜状のダイヤフラム65を挟んで分割された2つのプランジャからなる。その一方の第1プランジャ66がモールドコイル52の内部に配置され、他方の第2プランジャ68が作動室26に配置されている。ダイヤフラム65は、スリーブ54の上端開口部を封止し、スリーブ54内に基準圧力室を形成する。本実施形態において、この基準圧力室は真空状態とされているが、例えば大気を満たすようにしてもよい。ダイヤフラム65は、可撓性を有する感圧部材であり、金属ダイヤフラムである。なお、基準圧力室が大気圧となる場合には、ダイヤフラム65としてポリイミドフィルムを複数枚重ねて構成されるダイヤフラムを採用してもよい。
第2プランジャ68の上面中央には凹部70が形成され、その中央のフラットな面が作動ロッド36の下端面に当接する。第2プランジャ68は、作動ロッド36を下方から接離可能に支持する。第2プランジャ68の上端部には、半径方向外向きに延びるフランジ部72が設けられている。フランジ部72の下面は、接続部材48の上面と軸線方向に対向する。それにより、ソレノイド3の通電時にフランジ部72と接続部材48との間に軸線方向の吸引力を発生させ、弁体38が閉弁方向に迅速に変位できるようにしている。接続部材48の内方には段差が形成されており、その段差部と第2プランジャ68との間にスプリング74が介装されている。スプリング74は、スプリング46よりも大きなばね力を有し、弁体38を開弁方向に付勢する。
第2プランジャ68の下方には、スリーブ54の中に第1プランジャ66、コア56およびスプリング75を収容し、その開口部をダイヤフラム65で封止したアセンブリが配置されている。すなわち、スリーブ54の上端開口部には半径方向外向きに延出するフランジ部76が設けられ、そのフランジ部76と円環状のプレート78との間にダイヤフラム65が挟持されている。フランジ部76とプレート78とは、外周溶接により接合されている。上記アセンブリは、その上端部が接続部材48の下端開口部に挿入された後に下方から環状部材80を圧入することにより、接続部材48ひいてはボディ10に対して固定される。接続部材48の下端面とプレート78との間にはシール用のOリング82が介装されている。
スリーブ54は、非磁性材料からなる上半部84と、磁性材料からなる下半部86とを溶接して構成されている。スリーブ54内には、下半部86側にコア56が圧入され、上半部84側に第1プランジャ66が軸線方向に進退自在に配置されている。
コア56の中心を軸線方向に延びるようにシャフト88が設けられ、そのシャフト88の一端に第1プランジャ66が挿入(遊嵌)されている。シャフト88の他端は、コア56の下端部に圧入された軸受部材90によって支持されている。シャフト88の途中には止輪92が嵌合され、その止輪92によって上方への移動が規制されるようにばね受け94が設けられている。ばね受け94と軸受部材90との間には、スプリング75が介装されている。スプリング75は、シャフト88を介して第1プランジャ66をコア56から離れる方向へ付勢する。スプリング75の荷重は、ソレノイド3の組み付け段階においてスリーブ54の底部を外部から押して変形させ、軸受部材90の軸線方向位置を変えることにより調整できる。
ソレノイド3の内部を下方から封止するように端部材96が設けられている。端部材96は、耐食性を有する樹脂材からなり、モールドコイル52と一体に設けられている。端部材96は、電磁コイル62につながる端子98の一端を露出させるコネクタ部としても機能する。端子98は、図示しない外部電源に接続される。また、外部からの異物の侵入を防止するために、端部材96とケース50との間にもシール用のOリング99が配設されている。
図2は、図1の上半部に対応する部分拡大断面図である。図3は、弁部および摺動部を表す部分拡大図である。(A)は図2のA部拡大を示し、(B)は図2のB部拡大を示し、(C)は図2のC部拡大を示す。
図2に示すように、作動ロッド36は、大径部100と小径部102を有する段付円柱状をなす。大径部100は第1ガイド孔28に摺動可能に支持され、小径部102は第2ガイド孔30に摺動可能に支持されている。大径部100には弁体38が一体に設けられている。弁室18に位置する大径部100の外周面に所定深さの凹部104が周設されている。凹部104は、ポート14から侵入した異物を受け止めるための「段差部」として機能する。ポート14から直進してきた異物を凹部104により受け止めて減速させることで、異物がその後に弁座32に導かれたときのエロージョンの発生を抑制するものである。小径部102は弁孔24を貫通する。小径部102には、連通孔42が側方に開口するように形成されている。連通孔42は、内部通路40と中間室22とを連通させる。
すなわち、作動ロッド36は、その上下の2点支持により安定に支持される。さらに、弁体38をその2点の支持部の中間部に設ける構成としたため、弁体38が弁孔24の軸線に対して傾くことが防止または抑制される。
第1ガイド孔28,弁孔24および第2ガイド孔30をつなぐ通路は、作動ロッド36の形状に対応して下方に向けて内径が段階的に小さくなるよう段付円孔状に形成されている。弁孔24の上端開口部には上方に向かって拡径するテーパ面が形成され、そのテーパ面が弁座32となっている。弁孔24と第2ガイド孔30との間にも上方に向かって拡径するテーパ面が形成されている。
第1ガイド孔28の下部には、円環状の凹溝からなる第1シール収容部110が設けられ、Oリング112が嵌着されている。Oリング112は、作動ロッド36と第1ガイド孔28との間隙をシールし、弁室18から圧力室20への冷媒の漏洩を規制する。一方、作動ロッド36の小径部102には、円環状の凹溝からなる第2シール収容部114が設けられ、Oリング116が嵌着されている。Oリング116は、作動ロッド36と第2ガイド孔30との間隙をシールし、中間室22から作動室26への冷媒の漏洩を規制する。
図3(A)に示すように、第1シール収容部110の軸線方向の幅は、Oリング112の断面の幅よりもやや大きい。一方、作動ロッド36と第1ガイド孔28との間には第1シール収容部110の上下に隣接してクリアランスが形成されるところ、第1シール収容部110の下側の高圧側クリアランスCL1のほうが上側の低圧側クリアランスCL2よりも大きい。本実施形態において、高圧側クリアランスCL1は、フィルタ部材25のメッシュの幅よりも大きい。一方、低圧側クリアランスCL2は5〜10μm程度であり、そのメッシュの幅よりも小さい。
図3(B)に示すように、弁座32は、テーパ状(逆円錐状)の座面を有する。弁体38は、弁座32の内端から離れた位置にて座面に着脱する。
図3(C)に示すように、第2シール収容部114の軸線方向の幅は、Oリング116の断面の幅よりもやや大きい。一方、作動ロッド36と第2ガイド孔30との間には第2シール収容部114の上下に隣接してクリアランスが形成されるところ、第2シール収容部114の上側の高圧側クリアランスCL3のほうが下側の低圧側クリアランスCL4よりも大きい。本実施形態において、高圧側クリアランスCL3は、フィルタ部材25のメッシュの幅よりも大きい。一方、低圧側クリアランスCL4は5〜10μm程度であり、そのメッシュの幅よりも小さい。
上述のように、ボディ10はアルミニウム合金を素材とするが、その素材表面には耐摩耗性を高める表面処理としてニッケルめっきが施されている。本実施形態では、無電解めっき処理によりボディ10の表面全体にめっき層が形成される(図中太線部参照)。無電解めっきとしては、例えば特開2000−303980号公報に記載の潤滑めっき処理を採用できる。この潤滑めっき処理は、ボディ10の表面にポリテトラフルオロエチレン(以下「PTFE」と表記する)を含んだニッケル−リン(Ni−P)のめっき処理を施すものである。このめっき処理によれば、PTFEの潤滑作用により、ガイド孔28,30の摩擦係数を顕著に小さくできる。さらに、熱処理を施してそのめっきの被膜を硬化させることにより、めっきの耐摩耗性を向上させることができる。このようなめっき処理を施すことにより、作動ロッド36がガイド孔28,30を摺動することによる焼き付き(作動ロッド36の表面へのアルミニウムの凝着)を生じ難くしている。その結果、後述のように制御弁1における制御ヒステリシスを抑制でき、その制御性能を良好に維持できる。なお、ボディ10のように比較的複雑な孔形状を有するものの内周面にめっき層を形成する場合、電気めっきを採用すると膜厚の制御が難しい。そこで本実施形態では、複雑な表面形状でも均一な膜厚を得やすい無電解めっきを採用している。
本実施形態では、ニッケルめっき層の厚みを10μm以下(具体的には3μm程度)に設定している。それにより、摺動部における耐摩耗性を確保するとともに、閉弁時の冷媒漏れを抑制している。
すなわち、ニッケルめっきの厚みを必要最低限確保することで、摺動部の耐摩耗性を向上できる。一方、冷媒に含まれる異物(金属粉等)が弁座32に衝突すると、めっき層にエロージョンを発生させ、弁座32の表面にアルミニウム合金を露出させる可能性がある。しかし、アルミニウム合金のエロージョンへの耐性が高いため、それ以上のエロージョンの進行を抑制し、冷媒漏れの発生を抑制できる。この点、仮にめっき層の厚みが大きすぎると、めっき層の欠陥部を通じて冷媒漏れが生じる可能性があるが、本実施形態では上記のように必要最低限としたため、そのような問題は生じ難い。
次に、図1を参照しつつ、制御弁1の動作について説明する。
制御弁1において、ソレノイド3が非通電のとき、つまり空調装置が動作していないときには、コア56とプランジャ58との間に吸引力が作用しない。また、吸入圧力Psが比較的高くなるため、ダイヤフラム65が差圧を受けて第1プランジャ66を押し下げる。第1プランジャ66は、スプリング75の荷重に抗して下方へ変位する。一方、第2プランジャ68は、スプリング74によって第1プランジャ66から離れるよう上方へ付勢されているため、作動ロッド36を介して弁体38をその全開位置に付勢する。このとき、圧縮機の吐出室からポート14に導入された吐出圧力Pdの冷媒は、全開状態の弁部を通過し、ポート12から制御室へと流れることになる。したがって、制御圧力Pcが上昇し、圧縮機は最小容量運転を行う。
一方、空調装置が起動されると、PWM(Pulse Width Modulation )方式によるソレノイド3への通電制御がなされる。電磁コイル62に制御電流が供給されると、磁気回路の形成により第1プランジャ66が第2プランジャ68を吸引する。第2プランジャ68は、ダイヤフラム65を挟んで第1プランジャ66と一体となり、スプリング74の付勢力に抗して下方へ移動する。これに伴い、弁体38がスプリング46により押し下げられて弁座32に着座し、弁部は全閉状態になる。このとき、作動ロッド36は、第2プランジャ68から離間した状態となる。
こうして吸入室の吸入圧力Psが十分に低くなると、ダイヤフラム65がその吸入圧力Psを感知して上方へ変位し、第2プランジャ68が作動ロッド36に当接する。このとき、電磁コイル62に供給される制御電流を空調の設定温度に応じて小さくすると、第2プランジャ68および第1プランジャ66は吸着状態のまま一体となって、吸入圧力Psとスプリング46,74,75の荷重とソレノイド3の吸引力とがバランスした位置まで上方へ移動する。その結果、弁体38が第2プランジャ68により押し上げられて弁座32から離れ、弁部が所定開度に設定される。吐出圧力Pdの冷媒が開度に応じた流量に制御されて制御室に導入され、圧縮機は、制御電流に対応した容量運転に移行する。
電磁コイル62に供給される制御電流が一定の場合、ダイヤフラム65が吸入圧力Psを感知して弁開度を制御する。例えば冷凍負荷が大きくなって吸入圧力Psが高くなった場合、弁体38が作動ロッド36,第2プランジャ68,ダイヤフラム65及び第1プランジャ66と一体となって下方へ変位するので、弁開度が小さくなり、圧縮機は、吐出容量を増やすよう動作する。その結果、吸入圧力Psが低下して設定圧力に近づく。逆に、冷凍負荷が小さくなって吸入圧力Psが低くなった場合、弁体38が上方へ変位して弁開度を大きくするので、圧縮機は、吐出容量を減らすよう動作する。その結果、吸入圧力Psが上昇して設定圧力に近づく。このようにして、制御弁1は、吸入圧力Psがソレノイド3によって設定された設定圧力になるよう圧縮機の吐出容量を制御する。
図4および図5は、実施形態の作用効果を表す図である。図4は、制御弁の制御特性に関する実験結果を表すグラフである。図4(A)は本実施形態の結果を示し、図4(B)は比較例の実験結果を示す。本実施形態ではボディに上述しためっき処理を施している。一方、比較例ではめっき処理を施していない。各図の横軸はソレノイドへの供給電流(A)を示し、縦軸は制御対象である吸入圧力Ps(MPaG)を示す。図5は、本実験に際して行った振動試験後の制御弁を斜め上方からみた写真である。
本実験は、ボディへのめっき処理の有無が制御弁の制御特性に与える影響を検証したものである。本実験は、本実施形態および比較例の制御弁をそれぞれ用意し、加振器による振動試験前後において吸入圧力Psに関する制御特性の変化を確認した。振動試験では、制御弁を作動させつつ(開弁状態を維持)、加振器により軸線方向の振動を付与した。ソレノイドには400HzのPWM制御信号を継続的に出力した。加振器による振動は、周波数を300Hzと600Hzとの間でリニアに上昇および下降させるサイクル(1サイクルあたり60秒)を140時間行った。その間、各ポートの圧力を0.22MPaでほぼ一定とした。
各図において、破線は振動試験前の制御特性を示し、実線は振動試験後の制御特性を示す。振動試験前後で摺動部の摩耗状態に変化が生じ、それが制御特性に与える影響を検証するものである。制御特性の検証試験では、制御弁への供給電流をゼロから0.8A程度まで徐々に増加させた後にゼロまで徐々に減少させ、吸入圧力Psの変化を測定した。
図4(A)に示すように、本実施形態では、振動試験後に制御ヒステリシスが若干大きくなっているものの、振動試験前後の変化は小さく抑えられている。一方、図4(B)に示すように、比較例では、振動試験後に制御ヒステリシスがかなり大きくなっている。これは、比較例において作動ロッドとボディとの間に焼き付き(作動ロッドへのアルミニウムの凝着)が生じたことによると考えられる。言い換えれば、本実施形態によれば、ボディにニッケルめっき(潤滑めっき)を施したことで作動ロッドの円滑な摺動が維持され、制御弁の制御特性を維持できることが分かる。
図5(A)に示すように、本実施形態については、振動試験前後で制御弁の外観に特に変化はみられなかった。一方、比較例については、ボディの開口端からアルミ粉の流出がみられた。このアルミ粉は、作動ロッドへの凝着により摩耗したアルミニウムの摩耗粉が押し出されたものである。言い換えれば、本実施形態によれば、ボディにめっきを施したことで、アルミニウムの凝着による摩耗が防止又は抑制されている。
図6は、めっき層の厚みの上限値を検討するために行った実験および解析の結果を表す図である。ここでは、仮に弁座のめっき層にエロージョンが生じても、閉弁時に弁部からの冷媒漏れを抑制して最大容量運転を維持できるような厚みを検証した。弁座の素材であるアルミニウム合金は実質的にエロージョンの影響を受けない一方、エロージョンによる欠陥の深さはめっき層の厚み全体に達し、素材表面を露出させる。そこで、エロージョンによるめっき層の欠陥の深さを、弁体の弁座(素材表面)からのリフト量(ストローク)と等価とみなす実験を行って評価を行った。めっき層の厚みが大きいほど、エロージョンが生じた場合に冷媒の漏れ量が大きくなり、最大容量運転の維持が困難となる。言い換えれば、最大容量運転を維持可能な最大ストローク(最大リフト量)がめっき層の厚みの上限値と考えることができる。最大容量運転時には圧縮機の負荷トルクが最大となるため、最大容量運転を維持できるかどうかについては、その負荷トルクを最大に維持できるか否かにより判断した。
図6(A)は実験結果を表し、最大容量運転時における冷媒の漏れ量と圧縮機の負荷トルクとの関係を示す。横軸は弁部からの漏れ量(L/mim)を示し、縦軸は負荷トルク(Nm)を示す。本実験結果によれば、冷媒の漏れ量が36L/mimよりも大きくなると、負荷トルクが減少し始め、最大容量運転の維持が困難となることが分かる。
図6(B)は解析結果を表し、弁体の開弁ストロークと冷媒の漏れ量との関係を示す。横軸は弁体の閉弁状態から開弁方向へのストローク(mm)を示し、縦軸は弁部から漏れる冷媒の流量(L/mim)を示す。本解析結果によれば、開弁ストロークにほぼ比例して漏れ量が大きくなることが分かる。冷媒の漏れ量が36L/mimとなるのは23μmであった。
以上より、本実験および解析結果によれば、めっき層の厚みを23μm以下に設定すれば、エロージョンが発生したとしても最大容量運転を維持できると考えられる。なお、摺動部の耐摩耗性を維持するために、めっき層の厚みは2μm以上とするのが好ましい。
以上に説明したように、本実施形態によれば、ボディ10をアルミニウム合金製としたうえでその表面にニッケルめっきを施したため、弁座34についてエロージョン対策を行いつつ、制御弁1の制御特性を良好に維持できる。ニッケルめっきの厚みを小さく抑えたため(10μm以下)、弁座34におけるニッケルめっきが剥がれたとしても、そのめっきの欠損による冷媒漏れなどは生じ難い。ニッケルめっきが剥がれることでアルミニウム合金が表れるため、エロージョンへの耐性についてはむしろ向上するとも言える。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
上記実施形態では、PTFEを含んだNi?Pの潤滑めっきを無電解めっき処理(皮膜形成処理)により得る例を示した。この無電解めっきは、ニッケル等の金属を溶解してイオン化し、その金属イオンをガイド孔28,30の素材表面上に金属として還元析出させるものである。上記潤滑めっきは、その無電解めっきの過程で潤滑作用のあるPTFEをめっき層に含めるものである。ニッケルは自己触媒性を有する金属であり、リンが還元剤として用いられる。めっき中の金属表面が負に帯電するため、正電荷をもつPTFE粒子がその金属表面に吸着し、Ni?PマトリックスにPTFE粒子が取り込まれた複合めっき被膜が形成される。
変形例においては、PTFEに代えて潤滑性のある他のフッ素樹脂を含有したニッケルめっきを採用してもよい。フッ素樹脂の含有によりめっきによる耐摩耗性を向上させ、また硬度を確保できる。ニッケルめっきに代えて、クロムめっきその他の耐摩耗性を有するめっきを採用してもよい。あるいは、単層めっきではなく、ニッケルめっきとクロムめっきとを重ねるなどの複数層めっき(多層めっき)を採用してもよい。ニッケルとタングステンとの合金などによる合金めっきを採用してもよい。これらのめっきに対してフッ素樹脂等の潤滑材を含有させてもよい。
上記実施形態では、めっき処理後に熱処理を行ったが、その熱処理を省略してもよい。また、上記実施形態では、めっきに潤滑性のあるフッ素樹脂を含有させたが、フッ素樹脂を含まないニッケルめっきその他のめっきを採用してもよい。
上記実施形態では、ボディ10の表面全体にめっきを施す例を示したが、部分的に施してもよい。ボディにおいて摺動部となるガイド孔にのみ、めっきを施してもよい。ボディの素材にアルミニウム合金を採用して素材表面にニッケルめっき等を施す場合、エロージョン対策の観点からは弁座におけるめっきの厚みは小さいほうが好ましい。このため、弁座におけるめっきの厚みを、ガイド孔におけるめっきの厚みよりも小さくしてもよい。あるいは、弁座へのめっきを省略してもよい。めっき処理後の切削等により弁座のめっきを除去してもよい。
上記実施形態では、めっき方法として無電解めっきを採用したが、電気めっきや気相めっきその他のめっき方法を採用してもよい。上記実施形態のように、ボディの開口部(ポート)からみてガイド孔よりも弁座が奥方にある場合、電気めっきを採用してめっきの膜厚に差をもたせることもできる。電気めっきにおいてボディの開口部近傍に電気接点を配置することで、ガイド孔におけるめっきの厚みを、弁座におけるめっきの厚みよりも大きくできる。言い換えれば、弁座におけるめっきの厚みを、ガイド孔におけるめっきの厚みよりも小さくする構成を容易に実現できる。
上記実施形態では、ボディにニッケルめっきを施し、作動ロッドにはめっきを施さない構成を示した。変形例においては逆に、作動ロッドにニッケル等のめっきを施し、ボディにはめっきを施さない構成としてもよい。あるいは、ボディおよび作動ロッドの双方にめっきを施してもよい。
上記実施形態では、ボディの耐摩耗性を高める表面処理としてめっきを例示した。変形例においては、アルマイト処理その他の表面処理によって耐摩耗性を高めてもよい。作動ロッドに表面処理を施す場合も同様である。
上記実施形態では、弁体を中空構造とし、弁部を経た冷媒をその弁体の内部通路を介して下流側に導出する構成を例示した。変形例においては、中実構造の弁体が弁座に着脱する構成としてもよい。
上記実施形態では、導入ポートがボディの側方に開口する構成を例示した。変形例においては、導入ポートがボディの端部に開口する構成に対し、上記弁部の構成を適用してもよい。
上記実施形態では、ボディに2つのガイド孔を有する構成を例示した。すなわち、ボディは、圧縮機の吐出室に連通する吐出圧力室(弁室18)、制御室に連通する制御圧力室(圧力室20)、および吸入室に連通する吸入圧力室(作動室26)を備える。吐出圧力室と制御圧力室との間に第1ガイド孔が設けられ、制御圧力室(中間室22)と吸入圧力室との間に第2ガイド孔が設けられる。変形例においては、ボディに1つのガイド孔を有する構成としてもよい。具体的には、吐出圧力室と吸入圧力室との間にのみガイド孔を設けてもよい。吐出圧力室と制御圧力室との間にのみガイド孔を設けてもよい。あるいは、制御圧力室と吸入圧力室との間にガイド孔を設けてもよい。いずれの場合も作動ロッドがガイド孔に挿通され、摺動可能に支持される。このような構成において、上記実施形態や変形例のめっきをガイド孔の内周面に施してもよい。ガイド孔に上記実施形態と同様のシール収容部を設け、シールリングを配置してもよい。めっきをガイド孔の全体に施してもよいし、部分的に施してもよい。後者の場合、ガイド孔において作動ロッドが摺動しうる部分のみ、あるいは摺動しうる部分およびその近傍にのみにめっきが施される。
上記実施形態では、制御弁を可変容量圧縮機の吸入圧力Psを設定圧力に保つように容量制御を行ういわゆるPs感知弁として構成した例を示したが、本発明の制御弁の制御方式や制御対象はこれらに限られない。例えば、ポート16から制御圧力Pcを導入し、制御圧力Pcを設定圧力に保つように容量制御を行ういわゆるPc感知弁として構成することもできる。
上記実施形態では、制御弁を可変容量圧縮機の吐出室から制御室に導入する冷媒流量を制御する制御弁として構成した例を示したが、制御室から吸入室に導出する冷媒流量を制御する制御弁として構成してもよい。
上記実施形態では、ソレノイド3としてプランジャ分割型のものを例示したが、単一のプランジャからなるソレノイドを採用してもよい。その場合、感圧部を作動ロッドとプランジャとの間、または作動ロッドに対してプランジャと反対側に設けてもよい。
上記実施形態では、弁部を駆動するアクチュエータとしてソレノイドを例示した。変形例においては、ステッピングモータその他のモータを採用してもよい。あるいは、電気的なアクチュエータでなく、感圧部が圧力を感知して弁部を駆動するなど、機械的なアクチュエータを採用してもよい。
上記実施形態では、可変容量圧縮機を制御対象とし、作動流体として冷媒の流れを制御する制御弁を例示した。変形例においては、膨張弁その他の制御弁に上記弁部の構成を適用してもよい。あるいは、固体粒子を含む他の作動流体の流れを制御する制御弁に上記弁部の構成を適用してもよい。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
1 制御弁、2 弁本体、3 ソレノイド、10 ボディ、18 弁室、20 圧力室、22 中間室、24 弁孔、26 作動室、28 第1ガイド孔、30 第2ガイド孔、34 弁座、36 作動ロッド、38 弁体、40 内部通路、56 コア、58 プランジャ、62 電磁コイル、65 ダイヤフラム、88 シャフト、112 Oリング、116 Oリング。

Claims (8)

  1. 弁孔と、前記弁孔の開口端部に設けられた弁座と、前記弁孔と同軸状のガイド孔と、を有するアルミニウム合金製のボディと、
    前記弁座に着脱して弁部を開閉する弁体と、
    前記ガイド孔に挿通されて前記ボディに摺動可能に支持され、前記弁体と軸線方向に一体変位可能な作動ロッドと、
    前記作動ロッドに対して軸線方向の駆動力を付与するアクチュエータと、
    を備え、
    前記ボディにおいて前記作動ロッドを摺動させる支持面、および前記作動ロッドの前記ボディに対する摺動面の少なくとも一方が、耐摩耗性が高められた表面処理層を有することを特徴とする制御弁。
  2. 前記表面処理層は、前記ボディにおいて前記支持面から前記弁座にわたって設けられた厚みが23μm以下のめっき層であることを特徴とする請求項1に記載の制御弁。
  3. 前記表面処理層が、無電解めっきによるめっき層であることを特徴とする請求項1又は2に記載の制御弁。
  4. 前記表面処理層が、ニッケルめっき層を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の制御弁。
  5. 前記表面処理層が、潤滑性を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の制御弁。
  6. 前記表面処理層が、フッ素樹脂を含有するめっき層であることを特徴とする請求項5に記載の制御弁。
  7. 前記作動ロッドが、ステンレス鋼からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の制御弁。
  8. 前記弁座におけるめっき層の厚みが、前記支持面におけるめっき層の厚みよりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の制御弁。
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