JP2020197014A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】超小旋回型建設機械において、運転席の後方視界の確保と障害物センサの設置場所とのトレードオフ問題を解決した建設機械を提供する。【解決手段】下部走行体2と、下部走行体2に対して旋回可能に支持される上部旋回体4と、上部旋回体4の後部に配置されるエンジン42と、エンジン42の上方に配置される運転席411と、運転席411を上方から覆うキャビン41と、障害物を検出する複数の障害物センサ5と、を有する。キャビン41は、運転席411の上方を覆うキャビン天井41aと、運転席411の後方で起立し且つキャビン天井41aを支持する2つのキャビン支柱41cと、を有する。複数の障害物センサ5のうち少なくとも1つは、背面視において2つのキャビン支柱41cの下部を結ぶ仮想線C1とキャビン支柱41cのうち少なくともいずれかと平行な軸(C2、C3)に沿って配列されている。【選択図】図3

Description

本開示は、建設機械に関する。
バックホー等の建設機械は、特許文献1に示すように、下部走行体に対して旋回可能に支持される上部旋回体と、上部旋回体の前部に取り付けられる油圧ショベル等の作業機と、を有する。特許文献1では、カメラと、運転席を内包するキャビンの壁と天井にカメラの映像を投影したモニタを設けることが記載されている。
特許文献2には、上部旋回体の後部に障害物センサを取り付けることが記載されている。
特開2016−212503号公報 特開2001−262628号公報
しかしながら、超小旋回型油圧ショベルの上部旋回体の後部に障害物センサを配置した場合には、障害物センサの大きさによっては上部旋回体の後端からはみ出て旋回時に破損するおそれがある。また、特許文献1の建設機械は、大型であるため障害物センサを取り付ける位置の自由度が高く、キャビンの後方の視界を確保と、障害物センサの設置場所とのトレードオフ問題がない。
特許文献2の建設機械は、遮蔽材で運転席を覆った建設機体において視界を確保することを目的としており、超小旋回型油圧ショベルに障害物センサを設ける際の設置構造についての開示はない。
また、超小旋回型建設機械は、トラックに積載されて搬送されることが多く、トラックに積んだ状態の最大高さについては法律で制約がある。したがって、障害物センサをキャビンの上部に設置することが難しい。
本開示は、このような課題に着目してなされたものであって、その目的は、超小旋回型油圧ショベルにおいて、運転席の後方視界の確保と障害物センサの設置場所とのトレードオフ問題を解決した建設機械を提供することである。
本開示の建設機械は、下部走行体と、前記下部走行体に対して旋回可能に支持される上部旋回体と、前記上部旋回体の後部に配置されるエンジンと、前記エンジンの上方に配置される運転席と、前記運転席を上方から覆うキャビンと、障害物を検出する複数の障害物センサと、を備え、前記キャビンは、前記運転席の上方を覆うキャビン天井と、前記運転席の後方で起立し且つ前記キャビン天井を支持する2つのキャビン支柱と、を有し、前記複数の障害物センサのうち少なくとも1つは、背面視において前記2つのキャビン支柱の下部を結ぶ仮想線と前記キャビン支柱のうち少なくともいずれかと平行な軸に沿って配列されている。
この構成によれば、運転席の後方の2つのキャビン支柱の間に後方を視認するための空間が形成され、運転席の後方を視野に含めることができる。さらに、2つのキャビン支柱の下部同士を結ぶ仮想線とキャビン支柱のうち少なくともいずれかに平行な軸に沿って1つ以上の障害物センサを配置しているので、複数の障害物センサが運転席の後方の視界を遮ることを抑制可能となる。
第1実施形態の建設機械を示す側面図 上部旋回体及び内部機器を模式的に示す平面図 キャビンの後部周辺構造を示す背面図 キャビンの後部周辺構造を示す斜視図 障害物センサを支持する固定具を示す分解斜視図 障害物センサの検知領域を示す平面図 第2実施形態のキャビンの後部周辺構造を示す背面図 第3実施形態のキャビンの後部周辺構造を示す背面図 第3実施形態のキャビンの後部周辺構造を示す斜視図 障害物センサを支持する固定具を示す分解斜視図
<第1実施形態>
以下、本開示の第1実施形態の建設機械について図面を参照しながら説明する。
[建設機械の構造]
図1に示すように、建設機械の一例としてのバックホー1の概略構造について説明する。ただし、建設機械としては、バックホー1に限定されない。バックホー1は、下部走行体2と、作業機3と、上部旋回体4とを備える。下部走行体2に対して上部旋回体4が旋回可能に支持され、上部旋回体4に作業機3が取り付けられている。
下部走行体2は、エンジン42からの動力を受けて駆動し、バックホー1を走行させる。下部走行体2は、左右一対のクローラ21,21及び左右一対の走行モータ22R,22Lを備える。油圧モータである左右の走行モータ22R,22Lが左右のクローラ21,21をそれぞれ駆動することでバックホー1の前後進を可能としている。また、下部走行体2には、ブレード23、及びブレード23を上下方向に回動させるための油圧アクチュエータであるブレードシリンダ24が設けられている。
作業機3は、エンジン42からの動力を受けて駆動し、土砂等の掘削作業を行うものである。作業機3は、ブーム31、アーム32、及びバケット33を備え、これらを独立して駆動することによって掘削作業を可能としている。ブーム31、アーム32、及びバケット33は、それぞれ作業部に相当し、バックホー1は、複数の作業部を有する。
ブーム31は、基端部が上部旋回体4の前部に上下方向に回転可能に支持されて、伸縮自在に可動するブームシリンダ31aによって回動される。また、アーム32は、基端部がブーム31の先端部に支持されて、伸縮自在に可動するアームシリンダ32aによって回動される。そして、バケット33は、基端部がアーム32の先端部に支持されて、伸縮自在に可動するバケットシリンダ33aによって回動される。ブームシリンダ31a、アームシリンダ32a、及びバケットシリンダ33aは、作業部を駆動する油圧アクチュエータに相当する。ブーム31及びアーム32によって多関節構造体が形成されており、ブーム31は多関節構造体を構成する要素のうち最も基端側に配置されている。
上部旋回体4は、下部走行体2に対して旋回ベアリング(図示しない)を介して旋回可能に構成されている。上部旋回体4には、キャビン41、エンジン42、旋回台43、旋回モータ44等が配置されている。油圧モータである旋回モータ44の駆動力で上部旋回体4が旋回ベアリング(図示せず)を介して旋回する。また、上部旋回体4には、エンジン42により駆動される複数の油圧ポンプ(図示していない)が配設される。これらの油圧ポンプが、ブームシリンダ31a、アームシリンダ32a、及びバケットシリンダ33aに作動油を供給する。
図2は、上部旋回体4の平面図であり、図3は、キャビン41の後部周辺構造を示す背面図であり、図4は、キャビン41の後部周辺構造を示す斜視図である。図中において前方FD、後方BD、右方RD、左方LD、上方UDを矢印で示している。キャビン41から作業機3に向かった場合の方向を示している。
図2に示すように、作業機3は上部旋回体4の前部に取り付けられている。上部旋回体4における作業機3の後方にはエンジン42が配置されている。キャビン41は、平面視にて上部旋回体4における左部に配置されている。作業機3を構成する油圧アクチュエータ(ブームシリンダ31a、アームシリンダ32a、バケットシリンダ33a)に供給される作動油を貯留する作動油タンク46及びエンジン42の燃料を貯留する燃料タンク48は、平面視にて上部旋回体4の右部に配置されている。キャビン41及び作動油タンク46は、左右方向に離間して配置されている。本実施形態では、キャビン41が上部旋回体4における左部に配置され、作動油タンク46が上部旋回体4における右部に配置されているが、これに限定されない。上部旋回体4における左部及び右部のいずれか一方にキャビン41が配置され、いずれか他方に作動油タンク46が配置されていれば、例えば、上部旋回体4の右部にキャビン41が配置され且つ上部旋回体4の左部に作動油タンク46が配置されていてもよい。図2に示すように、キャビン41の後方には、エンジン42を収納する後方ボンネット47が設けられている。キャビン41の側方には、燃料タンク48及び作動油タンク46を収納する側方ボンネット49が設けられている。
図2、図3及び図6に示すように、エンジン42の排気を放出する排気パイプ45が上部旋回体4の後部右方に配置されている。排気パイプ45は、キャビン41の側方に配置されている。排気パイプ45の位置はエンジン42の大きさによって配置位置が変更され、キャビン41の後方に配置される機種が存在する。
エンジン42の上方には運転席411が配置されている。運転席411の左右に一対の作業操作レバー412,412、前方に一対の走行レバー413,413が配置されている。オペレータは、運転席411に着座して作業操作レバー412,412、走行レバー413,413等を操作することによって、エンジン42、各油圧モータ、各油圧アクチュエータ等の制御を行い、走行、旋回、作業等を行うことができる。
図1〜4に示すように、キャビン41は、運転席411を少なくとも上方から覆う。キャビン41は、運転席411の上方を覆うキャビン天井41aと、キャビン天井41aを支持する枠体41bと、を有する。枠体41bは、運転席411の後方で起立する2つのキャビン支柱41cを含む。図3に示すように、枠体41bは、2本のキャビン支柱41c及びキャビン梁41dを含む背面視で矩形状部位と、矩形状部位に窓として取り付けられるガラスなどの透明板41eと、を有する。このように、運転席411の後方の2つのキャビン支柱41cの間に、後方を視認するための空間が形成されている。なお、キャビン41は、運転席411の後方に少なくとも2本のキャビン支柱41cがあれば、図1〜3に示す運転席411を包囲するボックスタイプでなくてもよい。
図1〜4に示すように、キャビン41の後方には、障害物を検出する複数の障害物センサ5が設けられている。本実施形態では、3つの障害物センサ5が設けられているが、数は変更可能である。図3に示すように、複数の障害物センサ5のうち、少なくとも2つの障害物センサ5は、背面視において2つのキャビン支柱41cの下部を結ぶ仮想線C1とキャビン支柱41cのうち少なくともいずれかと平行な軸に沿って配列されている。図3では、第1障害物センサ51及び第2障害物センサ52が、仮想線C1と平行な軸C3に沿って配列されている。全てのセンサ5は、キャビン41の最大高さ以下に配置されている。
さらに、第2障害物センサ52及び第3障害物センサ53が、キャビン支柱41cと平行な軸C2に沿って配列されている。すなわち、少なくとも2つの障害物センサ5(第2障害物センサ52、第3障害物センサ53)が、2つのキャビン支柱41cのうちのいずれかに沿って配置されている。また、少なくとも2つの障害物センサ5(第2障害物センサ52、第3障害物センサ53)は、2つのキャビン支柱41cのうち作動油タンク46側(右方RD)のキャビン支柱41cに沿って配置されている。
図6に示すように、複数の障害物センサ5は、第1障害物センサ51と、第2障害物センサ52と、第3障害物センサ53と、を有する。第1障害物センサ51は、キャビン41側(左方LD)の後方を検知領域Ar1とする。第2障害物センサ52は、作動油タンク46側(右方RD)の後方を検知領域Ar2とする。第3障害物センサ53は、作動油タンク46側(右方RD)の側方及び前方を検知領域Ar3とする。このように、キャビン41の運転席411からの視認性がよい領域(車体の前方及びキャビン41側の側方(左方LD))を、複数の障害物センサ5の検知領域から外すことにより、障害物センサ5の設置数を低減又は最小にすることが可能となる。
なお、本実施形態では、障害物センサ5は、光源を有し、光源の発光が障害物に反射して撮像素子に反射光が到達する時間に基づいて距離情報を取得するTOFカメラ(Time-of-Flight Camera)を用いているが、障害物を検出することができれば、これに限定されない。例えば、障害物センサ5を、CMOS素子又はCCD素子などの撮像素子を内蔵したカメラとし、カメラの撮像画像でオペレータが障害物の有無を判断するようにしてもよい。また、オペレータの判断ではなく、画素毎に輝度、色相値、彩度値を取得して、障害物の判別をコンピュータが実行するように構成してもよい。また、2台のカメラの撮影機能を一体に備えたステレオカメラにより、障害物の距離情報を取得するように構成してもよい。また、ミリ波帯の電波を用いて距離情報を取得するミリ波レーダでもよい。
図2に示すように、平面視において、複数の障害物センサ5の外縁5aは後方ボンネット47の後方縁端47aよりも内側にある。この配置により、上部旋回体4の旋回時に障害物センサ5が障害物に接触することを防止できる。
キャビン41は、上部旋回体4に対して防振部材を介して固定されることにより、防振支持されている。図4及び図5に示すように、複数の障害物センサ5は、固定具6を介してキャビン41に取り付けられており、キャビン41を足場として固定されている。この構成により、バックホー1の本機から振動や衝撃が障害物センサ5に伝わりにくくすることが可能となる。
図4及び図5を用いて障害物センサ5の固定具6について説明する。図5に示すように、枠体41bを構成する上下二つのキャビン梁41dと、右方RDのキャビン支柱41cとが固定されている。右方RDのキャビン支柱41cに対してステー60がボルトで固定され、ステー60に第3障害物センサ53が固定される。下方のキャビン梁41dには、左右方向に延びる第1固定桟61がボルトで固定される。第1固定桟61と上方UDのキャビン梁41dの間に、左方LDのキャビン支柱41cがボルトで固定される。左右のキャビン支柱41cの間に、左右方向の延びる第2固定桟62がボルトで固定される。第1固定桟61と第2固定桟62に対して、第1障害物センサ51及び第2固定桟62を固定するためのステー63がボルトで固定される。第1固定桟61と第2固定桟62とは互いに平行である。第1固定桟61には、ボルト孔又はナット付きのボルト孔61aが複数左右方向に間隔をあけて形成されている。第2固定桟62には、ボルト孔又はナット付きのボルト孔62aが複数左右方向に間隔をあけて形成されている。この構造により、ステー63を固定するボルト孔61a、62aを選択することによって、ステー63の取り付け位置を左右方向に変更することができ、ひいては、第1障害物センサ51及び第2固定桟62の取り付け位置を左右方向に変更することが可能となる。
<第2実施形態>
本開示の第2実施形態の建設機械について説明する。図7は、第2実施形態のバックホー1のキャビン41の後部周辺構造の背面図である。図7に示すように、第2実施形態のバックホー1は、エンジン42の排気を放出する排気パイプ45が、キャビン41の後方に配置されている。そのため、後方の障害物を検出するための第1障害物センサ51及び第2障害物センサ52の検知領域Ar1、Ar2と排気パイプ45が干渉し、検知領域が狭くなるおそれがある。そこで、図7に示すように、第1障害物センサ51を、第2障害物センサ52よりもキャビン41側の側方(左方LD)に配置して、第1障害物センサ51及び第2障害物センサ52を左右方向に並べて上下方向に配列しないようにする。そして、排気パイプ45は、背面視において第1障害物センサ51と第2障害物センサ52の間に配置している。このように配置すれば、第1障害物センサ51及び第2障害物センサ52の検知領域Ar1、Ar2に排気パイプ45が干渉して検知領域が狭くなることを避けることが可能となる。
<第3実施形態>
本開示の第3実施形態の建設機械について説明する。図8は、第3実施形態のバックホー1のキャビン41の後部周辺構造を示す背面図である。図9は、キャビン41の周辺構造物を示す斜視図である。図10は、障害物センサ5の固定具106を示す分解斜視図である。図8〜図10に示すように、全ての障害物センサ5(第1障害物センサ51、第2障害物センサ52、第3障害物センサ53)は、背面視において2つのキャビン支柱41cのうち作動油タンク46側(右方RD)のキャビン支柱41cに沿って配置されている。すなわち、作動油タンク46側(右方RD)のキャビン支柱41cと平行な軸C2に沿って配置されている。図10に示すように、第1障害物センサ51、第2障害物センサ52及び第3障害物センサ53は、ステーである固定具106にボルトで固定され固定具106がボルトで作動油タンク46側(右方RD)のキャビン支柱41cに固定される。この構成によれば、全ての障害物センサ5(第1障害物センサ51、第2障害物センサ52、第3障害物センサ53)をキャビン支柱41c又はキャビン支柱41cに平行な軸を中心として放射状に配置でき、障害物センサ5の検知領域の死角を低減するうえで好ましい。また、全ての障害物センサ5が1つの固定具106で固定されるので、障害物センサ5及び固定具106の取付作業を簡単にすることが可能となる。
以上のように、第1、第2又は第3実施形態の建設機械は、
下部走行体2と、
下部走行体2に対して旋回可能に支持される上部旋回体4と、
上部旋回体4の後部に配置されるエンジン42と、
エンジン42の上方に配置される運転席411と、
運転席411を上方から覆うキャビン41と、
障害物を検出する複数の障害物センサ5と、を備え、
キャビン41は、運転席411の上方を覆うキャビン天井41aと、運転席411の後方で起立し且つキャビン天井41aを支持する2つのキャビン支柱41cと、を有し、
複数の障害物センサ5のうち少なくとも1つは、背面視において2つのキャビン支柱41cの下部を結ぶ仮想線C1とキャビン支柱41cのうち少なくともいずれかと平行な軸(C2、C3)に沿って配列されている。
この構成によれば、運転席411の後方の2つのキャビン支柱41cの間に後方を視認するための空間が形成され、運転席411の後方を視野に含めることができる。さらに、2つのキャビン支柱41cの下部同士を結ぶ仮想線C1、キャビン支柱41cのうち少なくともいずれかに平行な軸(C2、C3)に沿って1つ以上の障害物センサ5を配置しているので、複数の障害物センサ5が運転席の後方の視界を遮ることを抑制可能となる。
第1、第2又は第3実施形態のように、複数の障害物センサ5(第1障害物センサ51、第2障害物センサ52、第3障害物センサ53)は、防振支持されたキャビン41を足場として固定されていることが好ましい。
この構成によれば、キャビン41は防振支持されているので、本機から来る振動や衝撃が障害物センサ5に伝わりにくくなり、障害物センサ5の故障率を低減することが可能となる。また、後方ボンネット47に障害物センサ5を取り付けていないので、後方ボンネット47の開閉に後方ボンネット47と障害物センサ5との干渉しない構造を設計しやすくなる。
第1、第2又は第3実施形態のように、エンジン42を収容する後方ボンネット47を備え、平面視において、複数の障害物センサ5の外縁5aが後方ボンネット47の後方縁端47aよりも内側にあることが好ましい。
この構成によれば、上部旋回体4の旋回時に、障害物センサ5が障害物に接触して破損することを防止可能となる。
第1又は第3実施形態のように、複数の障害物センサ5(第1障害物センサ51、第2障害物センサ52、第3障害物センサ53)のうち少なくとも2つの障害物センサ5(第2障害物センサ52、第3障害物センサ53)は、2つのキャビン支柱41cのうちのいずれかに沿って配置されていることが好ましい。
この構成によれば、キャビン支柱41c又はキャビン支柱41cに平行な軸C2を中心に、障害物センサ5の向きを平面視で放射状に配置することができ、障害物センサ5の検出範囲(視野角)を考慮しつつ、障害物センサ5の数を低減又は最小にすることができる。また、少なくとも2つの障害物センサ5を集中して配置することができるため、障害物センサ5の設置工事と障害物センサ5の配線作業を容易にすることが可能となる。
第1又は第3実施形態のように、キャビン41は、平面視にて上部旋回体4の左側と右側のいずれか一方に配置され、キャビン41の側方に側方ボンネット49が配置されており、複数の障害物センサ5(第1障害物センサ51、第2障害物センサ52、第3障害物センサ53)のうち少なくとも2つの障害物センサ5(第2障害物センサ52、第3障害物センサ53)は、2つのキャビン支柱41cのうち側方ボンネット49側のキャビン支柱41cに沿って配置されていることが好ましい。
この構成によれば、側方ボンネット49側(右方RD)のキャビン支柱41cは、平面視で車体中央近傍に位置するので、障害物センサ5の向きを放射状に配置することができ、障害物センサ5の死角を低減又は最小にすることが可能となる。
第1、第2又は第3実施形態のように、複数の障害物センサ5は、キャビン41側の後方を検知領域Ar1とする第1障害物センサ51と、側方ボンネット49側の後方を検知領域Ar2とする第2障害物センサ52と、側方ボンネット49側の側方及び前方を検知領域Ar3とする第3障害物センサ53と、を有する。
このように、キャビン41の運転席411からの視認性がよい領域(第1、第2又は第3実施形態では、車体の前方及びキャビン41側の側方(左方LD))を、複数の障害物センサ5の検知領域から外すことにより、障害物センサ5の設置数を低減又は最小にすることが可能となる。
第2実施形態のように、上部旋回体4の後部に配置され、エンジン42の排気を放出する排気パイプ45を備え、第1障害物センサ51は、第2障害物センサ52よりもキャビン41側の側方に配置されており、排気パイプ45は、背面視において第1障害物センサ51と第2障害物センサ52の間に配置されていることが好ましい。
エンジン42の排気パイプ45がキャビン41の後方に配置される場合には、第1障害物センサ51と第2障害物センサ52の検知領域Ar1、Ar2に排気パイプ45が配置されて干渉するおそれがある。そこで、背面視において第1障害物センサ51と第2障害物センサ52の間に排気パイプ45を配置することによって、第1障害物センサ51と第2障害物センサ52の双方の検知領域Ar1、Ar2に排気パイプ45が干渉することを避けることが可能となる。
以上、本開示の本実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、第1〜3実施形態では、障害物センサ5が3つであるが、2つ以上であれば、限定されない。障害物センサ5が2つの場合、2つの障害物センサ5が軸C2に沿って配置されていてもよいし、軸C3に沿って配置されていてもよい。また、一方の障害物センサ5が軸C2に沿って配置され且つ他方の障害物センサ5が軸C3に沿って配置されていてもよく、この場合は、複数の障害物センサ5が軸C2及び軸C3に沿って配置されることになる。
2 下部走行体
4 上部旋回体
41 キャビン
41a キャビン天井
41c キャビン支柱
411 運転席
42 エンジン
45 排気パイプ
47 後方ボンネット
49 側方ボンネット
5 障害物センサ
51 第1障害物センサ
52 第2障害物センサ
53 第3障害物センサ

Claims (7)

  1. 下部走行体と、
    前記下部走行体に対して旋回可能に支持される上部旋回体と、
    前記上部旋回体の後部に配置されるエンジンと、
    前記エンジンの上方に配置される運転席と、
    前記運転席を上方から覆うキャビンと、
    障害物を検出する複数の障害物センサと、を備え、
    前記キャビンは、前記運転席の上方を覆うキャビン天井と、前記運転席の後方で起立し且つ前記キャビン天井を支持する2つのキャビン支柱と、を有し、
    前記複数の障害物センサのうち少なくとも1つは、背面視において前記2つのキャビン支柱の下部を結ぶ仮想線と前記キャビン支柱のうち少なくともいずれかと平行な軸に沿って配列されている、建設機械。
  2. 前記複数の障害物センサは、防振支持された前記キャビンを足場として固定されている、請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記エンジンを収容する後方ボンネットを備え、
    平面視において、前記複数の障害物センサの外縁が前記後方ボンネットの後方縁端よりも内側にある、請求項1又は2に記載の建設機械。
  4. 前記複数の障害物センサのうち少なくとも2つの障害物センサは、前記2つのキャビン支柱のうちのいずれかに沿って配置されている、請求項1〜3のいずれかに記載の建設機械。
  5. 前記キャビンは、平面視にて前記上部旋回体の左側と右側のいずれか一方に配置され、
    前記キャビンの側方に側方ボンネットが配置されており、
    前記複数の障害物センサのうち少なくとも2つの障害物センサは、前記2つのキャビン支柱のうち前記側方ボンネット側のキャビン支柱に沿って配置されている、請求項1〜4のいずれかに記載の建設機械。
  6. 前記複数の障害物センサは、前記キャビン側の後方を検知領域とする第1障害物センサと、前記側方ボンネット側の後方を検知領域とする第2障害物センサと、前記側方ボンネット側の側方及び前方を検知領域とする第3障害物センサと、を有する、請求項5に記載の建設機械。
  7. 前記上部旋回体の後部に配置され、前記エンジンの排気を放出する排気パイプを備え、
    前記第1障害物センサは、前記第2障害物センサよりも前記キャビン側の側方に配置されており、
    前記排気パイプは、背面視において前記第1障害物センサと前記第2障害物センサの間に配置されている、請求項6に記載の建設機械。

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