JP2020196674A - 容器入り化粧品 - Google Patents
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Abstract
Description
また、逆流防止手段は、流体が順方向に流れる場合には開放され、流体が逆方向に流れようとする場合には閉塞する手段であり、種々の構造の逆止弁等を使用することができる。
まず、上記本化粧品組成物によれば、上記混合割合として、炭酸水素ナトリウムと有機酸とを、水溶液中で強制的に反応させ、そのpHを5.0〜8.5の範囲内に維持した状態で遊離炭酸として水溶液中で保持し、かつ、1.5mPa・S以上〜1950mPa・Sの粘度となるように調整することにより、優れた二酸化炭素の経皮吸収効果を奏させることが可能となる。
以下、本化粧品組成物と、本容器に関して、順に説明する。
(1)基本的な考え方
遊離炭酸が水に溶解した場合には、下記平衡反応式(反応式1)に示す平衡反応を有する。
この平衡反応は、pHにより影響を受けることになるが、水溶液がアルカリ性であるほど、遊離炭酸を水溶液中に保持することが可能となる。しかし、遊離炭酸の状態では経皮吸収されにくく、天然炭酸泉と同様の効果を得ることは難しくなる。
本化粧品組成物は、少なくとも、炭酸水素ナトリウムと、有機酸と、粘度の調整をするための増粘剤と、塩素を除去する等のための抗酸化剤と、pH調整剤とを含有することで、上記目的を実現している。以下に、その構成物質等について詳細に説明する。
有機酸は、炭酸水素ナトリウムを中和し、二酸化炭素の発泡を有効に生じさせる役割を果たすとともに、水溶した場合において、皮膚の洗浄効果や、皮膚の柔軟性を保持する効果などを発揮させる役割を果たすための成分であり、クエン酸、コハク酸、フマル酸及びリンゴ酸の内の一種類又は複数種類の物質を用いることができる。
美容効果等は有機酸の種類によって差異があるが、クエン酸は他の有機酸と比較して、著しく大きな反応性を有し、発泡性能が高いため最も好適である。
上記発生した二酸化炭素は、遊離炭酸として溶解し、その後、上記pHが5.0〜8.5の条件下において、当該遊離炭酸として水中に保持されることになる。このとき、20℃の水溶液の粘度を1.5mPa・S〜1950mPa・S(好ましくは、100mPa・S〜1000mPa・S)の粘度となるように調整することにより、皮膚バリア層での反応において、経皮吸収を効果的に促進させることができる。
増粘剤は、上記粘度の調整のために添加される物質であり、各種の増粘性化合物を使用することができる。本化粧品組成物としての効果に鑑みると、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、コラーゲン類(特に、加水分解コラーゲンが最適である)、グリセリン及び水溶性高分子(カルボキシビニルポリマー、カルボキシルメチルセルロースナトリウム、カルボマー、カンテン、キサンタンガム、グアーガム、セルロースガム、デキストリン、ヒドロキシルエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール等)の公知の物質を使用することができる。特に、水溶性高分子としては、カルボキシビニルポリマーを用いることが好ましい。
抗酸化剤は、塩素を除去する目的及び当該物質の有する効能を奏させるために添加される物質であり、L−アスコルビン酸の他、L−アスコルビン酸塩、L−アスコルビン酸誘導体、エリソルビン酸、エリソルビン酸塩、L−イソアスコルビン酸及びL−イソアスコルビン酸塩の一種類又は複数種類の物質を用いることができる。
C6H8O6 + Cl2 → C6H6O6 + 2HCl (反応式3)
本化粧品組成物において、適量の防腐剤又は抗菌剤を添加するものであってもよい。
抗菌剤としては、例えば、カワラヨモギ花エキス、チョウジエキス及びグレープフルーツ抽出物等の天然植物抽出物を抗菌成分とするものを使用することが好適であり、他の構成物質を含有する抗菌剤を使用した場合には、本化粧品組成物の効果が少なくなることが、試験により明らかとなった。
本化粧品組成物において、必要に応じて、適量の防腐剤又は抗菌剤を添加するものであってもよい。
防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)、安息香酸、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、ヒノキチオール及びフェノキシエタノール等を用いることができる。特に、安全性に鑑みると、天然植物抽出物を有効成分とする防腐剤を用いることが好ましい。
次に、本化粧品組成物の製造方法(以下、「本製造方法」という。)について説明する。
本製造方法は、炭酸水素ナトリウム含有水溶液に対して、上記所定の有機酸を添加する方法によるものであり、有機酸の添加装置における添加手段を、炭酸水素ナトリウム含有水溶液中に挿入して、添加速度0.01kg/分〜100kg/分の速度で液中添加をするものである。
このとき、中性(pH=7)の場合には、上記反応式1において、約20%が二酸化炭素として存在し、約80%が遊離炭酸として存在することになるが、水溶液がアルカリ性(pH>7)の場合には、さらに、遊離炭酸を水溶液中に保持することが可能となる。その一方、酸性(pH<7)の場合には、二酸化炭素量が増加し、発生した二酸化炭素が空気中に放出され易くなるという性質を有している。
使用可能である容器には種々の構造を採用することが可能であることから、下記において本容器Y1,Y2について説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態の本容器Y1(以下、「本第1容器」という。)は、容器本体10とポンプ部20(吐出手段)を主要部としている(図1)。
上記容器本体10は、中空円筒体であり、上部は縮径しているポンプ取付部10aとなっている。ポンプ取付部10aの外周には、後記ポンプ部20におけるキャップ21の雌ネジと螺合する雄ネジ(ともに図示せず)が形成されている。
また、容器本体10の底面には通気孔10bが設けられており、底蓋15の上昇に従って、当該底蓋15と容器本体10の間の下部空間11に外気を取り込むことができるようになっている。
キャップ21の内面には、雌ネジが形成されており、当該雌ネジが容器本体10の雄ネジと螺合することにより、吐出ポンプ22が装着されている。
ポンプ体24は、吐出管25と、ピストン(図示せず)を備えており、当該吐出管25の流路の中途部には、容器本体10の内部空間に封入されている本化粧品組成物の吐出時にのみ弁体が開弁可能(開放可能)として、本化粧品組成物を導液可能である逆止弁(逆流防止手段)(図示せず)が設けられている。
そして、上記吐出管25の側面部には、当該突出管25及びポンプ取付部10aと摺動しながら昇降自在となるようにピストン及び当該ピストンを上方に復帰させるための付勢手段(ともに図示せず)が設けられている。
第2実施形態の本容器Y2(以下、「本第2容器」という。)は、本化粧品組成物を充填する内装体30と、当該内装体を収納する外装体40とを備える二重構造の容器である(図2)。
本化粧品は、二酸化炭素の経皮吸収性能に優れた本化粧品組成物を本容器に封入していることに特徴を有している。
そして、本第1容器Y1は、容器本体10とポンプ部20と、吐出管25に設けられている逆止弁とを有し、当該逆止弁は、本化粧品組成物の吐出時にのみ弁体が開弁可能となるように構成されている。そのため、上記逆止弁の作用により、本化粧品組成物の保存時に容器本体10の内部に空気が混入することがなく、使用時にのみ本化粧品組成物を外部に吐出することができるため、保存時において、本化粧品組成物が空気と接触することを防止できる。したがって、本化粧品によれば、本化粧品組成物の酸化による劣化、微生物の発生、及び遊離炭酸濃度の低下等を防ぎ、一定の使用期間中に品質変化が生じることを防止することが可能となる。
さらに、本容器についても、必須の構成要素を備えるものであれば、形状及び構造に関しては、種々に改変可能である。
粘度の相違による本化粧品組成物の効果を検証するために、以下の組織血流量測定試験を行った。なお、下記説明において、同一物質には同一名称を付し、重複した説明は省略する。
ア)操作1
撹拌機付きグラスライニング製(以下、「GL製」という。)500リットル容器(以下、撹拌機付きGL製の容器を「GL製容器」という。)に、375.0kgの水を入れ、クエン酸2.38kgを添加し、撹拌して完全に溶解させる。
GL製1200リットル容器にグリセリン20.0Kgを入れ、攪拌下において、増粘剤であるカルボキシビニルポリマー(日光ケミカルズ株式会社製 小製品名 NTC-CARMOMER381)1.0Kgを添加し、膨潤溶解する。
操作2で作成した水溶液の溶解確認後、下記構成物質を入れ、さらに溶解させる。
炭酸水素ナトリウム 12.1kg
炭酸ナトリウム 0.625kg
L−アスコルビン酸ナトリウム 0.05kg
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01kg
操作3で作成した炭酸水素ナトリウム含有水溶液に、チューブポンプを用い、液中添加速度1.0kg/分で、操作1で作成したクエン酸含有水溶液を、ノズルを炭酸水素ナトリウム含有水溶液の液中に挿入した状態で液中添加する。添加終了後、全体量が1000kgとなるように加水する。
その後、pH調整剤(塩酸及び水酸化ナトリウム水溶液)によりpHを6.95に調整するとともに、カルボキシビニルポリマーの添加量を適宜調節し、粘度の異なる8種類の試験体(表1 No1−1〜No1−8)を作成した。
操作4で作成した各試験体を市販品のマスク(王子キノクロス社製P−40ECK)に浸漬し、試験に用いる顔用マスク(以下、「顔用試験マスク」という。)を製作した(浸漬量は、20ml)。
組織血流量の測定は、マスクの装着前(安静状態)20分間、マスク装着時20分間、マスク脱着後20分間(組織血流量が安定状態に達した状態)の合計60分間、継続して実施した。
なお、組織血流量の相対値とは、計測開始時の組織血流量を1とした場合の相対的な倍率を示しており、その値が大きいほど、組織血流量が多いことを示す指標となっている。
特に、粘度が10mPa・S〜1000mPa・Sの試験体(No1−3〜No1−6)場合には、特に、組織血流量の増加の程度が高いことが明らかになった。
実施例1の同一の試験体(No1−1〜No1−8)を用い、実施例1で使用したマスクと同一の素材で、幅×長さ=10cm×30cm長方形の材料に浸漬した(浸漬量10ml)。試験に用いる足用被覆体(以下、「足用被覆体」という。)を製作した。
そして、実施例1と同一の被験者に対し、各足用被覆体を両足のふくらはぎに装着し、同一の組織血流量測定試験を行なった。
本化粧品組成物の各種条件を検証するために、睡眠状態評価試験(評価試験A)及び皮膚状態評価試験(評価試験B)(以下、両試験を総称して「本評価試験」という場合がある。)を行なった。
ア)試験体の作成
構物質の有無及び配合割合の細かい相違があるが、実施例1の操作を基本手順として、各試験体を作成した。
実施例1で使用した各顔用試験マスクを作成し、同一の被験者に連続7日間、毎日20分間装着させ、7日目の装着終了後に本評価試験を行なった。
本睡眠状態評価試験は、本化粧品組成物の睡眠状態に与える効果を定量的に明らかにするための試験である。
なお、上記睡眠計は、電波センサの機能により、身体の動き(寝返りの有無及び胸部の動き)をとらえて、その状態を測定することが可能な装置である。
本皮膚状態評価試験は、本化粧品組成物の化粧品としての効能を明らかにするための試験である。スマートフォンに取り付け、皮膚状態のキメ・シミを高画質撮影できるレンズ(マクセルスマートコミュニケーションズ株式会社製,肌レンズ「Memoret[ミモレ]」)を使用して、皮膚状態の撮影を行い、撮影画像を数値解析することにより、皮膚の美白度を下記5段階の評価基準に基づき評価した(最低評価1〜最高評価5)(表3)。
透明度(%)=(くすみがない透明な皮膚面積/全体の皮膚面積)×100
水溶液のpHの相違による本化粧品組成物の効果を実証するために、pH調整剤の添加量を変え、pHが異なる8種類の試験体(表4 No2−1〜No2−8)を作成し、本評価試験を行った。
クエン酸 2.38kg
炭酸水素ナトリウム 12.1kg
炭酸ナトリウム 0.625kg
L−アスコルビン酸ナトリウム 0.05kg
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01kg
グリセリン 20.0kg
カルボキシビニルポリマー 1.0kg
本結果によれば、pHが5.0〜8,5の範囲内にある試験体(No2−2〜No2−7)において、評価3以上の効果が確認された。特に、pHが6.5〜7.9の範囲内にある試験体(No2−4及びNo2−5)において、最高評価5(天然炭酸泉入浴時の類似効果)が確認された。
有機酸と炭酸水素ナトリウムの混合比率の相違による本化粧品組成物の効果を実証するために、有機酸1重量部当たり炭酸水素ナトリウム重量部の混合割合が異なる11種類の試験体(表5 No3−1〜No3−11)を作成し、本評価試験を行った。
クエン酸(有機酸) 2.38kg
炭酸水素ナトリウム 3.19kg〜24.04kg
炭酸ナトリウム 0.625kg
L−アスコルビン酸ナトリウム 0.05kg
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01kg
グリセリン 20.0kg
カルボキシビニルポリマー 1.0kg
有機酸の種類の相違による本化粧品組成物の効果を実証するために、有機酸として、クエン酸(No4−1)、リンゴ酸(No4−2)、コハク酸(No4−3)及びフマル酸(No4−4)をそれぞれ使用して、4種類の試験体(表6)を作成し、本評価試験を行った。
各有機酸 2.38kg
炭酸水素ナトリウム 12.1kg
炭酸ナトリウム 0.625kg
L−アスコルビン酸ナトリウム 0.05kg
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01kg
グリセリン 20.0kg
カルボキシビニルポリマー 1.0kg
抗酸化剤の添加の有無による本化粧品組成物の効果を実証するために、抗酸化剤として、L−アスコルビン酸ナトリウム0.05kgを添加した場合(No5−1)と、添加しない場合(No5−2)、に関する2種類の試験体(表7)を作成し、本評価試験を行った。
なお、構成物質の配合割合は、L−アスコルビン酸ナトリウムの有無以外は、各試験体とも上記試験体No4−1と同一である
<第7実施例>
本発明の化粧品組成物である試験体No1−2〜No1−7を本発明における容器に相当するエアーレススプレー容器(以下、表中での記載も含めて「本発明容器」という。)(株式会社トリガ製JHB200A:内容量200ml、材質PCTA)に封入した試験体(試験体No1−2A〜No1−7A)と、一般的な吐出ポンプを備えるスプレー容器(以下、表中での記載も含めて「通常容器」という。)に封入した試験体(試験体No1−2B〜No1−7B)を用い、起床直後の洗顔後及び、就寝前、1日2回(毎回2ml)、20日間、顔表面に塗布し、上記睡眠状態評価試験(評価試験A)及び皮膚状態評価試験(評価試験B)を行った。
(試験体の作成)
ア)操作1〜操作4
上記実施例1における本発明の化粧品組成物である試験体No1−2〜No1−7を、操作1〜操作4の手順により作成する。
操作4の後、当該操作4で作成した水溶液に、天然植物抽出物を抗菌成分とし、グリセリン脂肪酸エステルを主剤とした抗菌剤(阪本薬品工業株式会社製 製品名「SYプランティクスKN」:カワラヨモギ花エキス、チョウジエキス含有物)2.5Kgを攪拌下で添加する。
塗布時における皮膚に対する影響を低減させるために、操作5で作成した水溶液に、アミドアミンオキシド型両性界面活性剤(川田ファインケミカル株式会社製 製品名「ソフダリンLAO−C」)5.5Kgを攪拌下で添加し、試験体(No1−2’〜No1−7’)を作成する。
作成した試験体No1−2’〜No1−7’を、実施例7と同様の本発明容器に封入した試験体(試験体No1−2’A〜No1−7’A)と、通常容器に封入した試験体(試験体No1−2’B〜No1−7’B)を用い、起床直後の洗顔後及び、就寝前、1日2回(毎回2ml)、20日間、顔表面に塗布し、上記睡眠状態評価試験(評価試験A)及び皮膚状態評価試験(評価試験B)を行った。
なお、皮膚状態評価試験において、実施例7と比較して、試験体No1−3’A及びNo1−4’Aの効果が低減している。このことにより、皮膚に対する影響からすれば抗菌剤を添加することは、必ずしも望ましくないことが明らかとなった。
10 容器本体
10a ポンプ取付部
10b 通気孔
11 下部空間
15 底蓋
20 ポンプ部(吐出手段)
21 キャップ
22 吐出ポンプ
23 押圧部
24 ポンプ体
25 吐出管
25a 吐出口(吐出部)
25b 吸液部
30 内装体
30a 先端部
35 逆止弁(逆流防止手段)
40 外装体
45 キャップ
45a 吐出口(吐出部)
46 上蓋
Claims (2)
- 化粧品組成物を、容器に封入した容器入り化粧品であって、
前記化粧品組成物は、
クエン酸、コハク酸、フマル酸及びリンゴ酸の内の少なくとも1つの有機酸と、炭酸水素ナトリウムと、を含有し、
前記有機酸1重量部に対して、前記炭酸水素ナトリウムを1.35重量部〜10.0重量部を含み、
pHが5.0〜8.5であり、20℃の水溶液に溶解させた際の粘度が1.5mPa・S〜1950mPa・Sであり、
前記容器は、
前記化粧品組成物を充填する容器本体と、
前記容器本体に装着される前記化粧品組成物の吐出手段と、
前記吐出手段における吐出部及び吸液部の間に介設される逆流防止手段と、を有し、
前記逆流防止手段は、前記化粧品組成物の吐出時にのみ導液可能となるように設けられていること、を特徴とする容器入り化粧品。 - 化粧品組成物を、容器に封入した容器入り化粧品であって、
前記化粧品組成物は、
クエン酸、コハク酸、フマル酸及びリンゴ酸の内の少なくとも1つの有機酸と、
炭酸水素ナトリウムと、を含有し、
前記有機酸1重量部に対して、前記炭酸水素ナトリウムを1.35重量部〜10.0重量部を含み、
pHが5.0〜8.5であり、20℃の水溶液に溶解させた際の粘度が1.5mPa・S〜1950mPa・Sであり、
前記容器は、
前記化粧品組成物を充填する内装体と、前記内装体を収納する外装体とを備え、
前記内装体における吐出部と、前記内装体の内部空間とは逆流防止手段が介設された状態で連通しており、
前記内装体及び前記外装体は、押圧することにより変形復体可能であるとともに、
前記外装体を押圧することにより、前記内装体の前記内部空間から前記化粧品組成物を外部に排出可能となるように構成されており、
前記逆流防止手段は、前記内装体の前記内部空間からの前記化粧品組成物の排出時にのみ導液可能となるように設けられていること、を特徴とする容器入り化粧品。
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