JP2020196451A - ゲルボール充填体 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、心地の良い触感を発現する新規なゲルボール充填体を提供する。【解決手段】湿潤ゲルの球状体からなるゲルボール3が、非通気性の袋材2内に密封状態で複数個充填されてなるゲルボール充填体1において、前記袋材2内の空隙率を30%以下とする。【選択図】図1

Description

本発明は、非通気性の袋材内にゲルボールが充填されてなるゲルボール充填体に関する。
近年、非通気性の袋材内に湿潤ゲルが充填されてなるゲル充填体が、氷枕や氷嚢に代わる保冷材、或いは行火やカイロに代わる保温材として利用されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
特開2009‐233283号公報
この種のゲル充填体は、予め冷蔵庫や冷凍庫内で冷却しておけば保冷材として使用することができ、電子レンジ等で加温すれば保温材として使用することができる。そして、この種のゲル充填体は、前記袋材内に封入されているゲルが圧力に対して適宜変形し、人体の各所に対して好適に追随することができるため非常に使用感に優れたものとなる。
本発明は、この種のゲル充填体の使用感を更に良好なものにすべく開発されたものであり、心地の良い触感を発現する新規なゲルボール充填体を提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するための本発明のゲルボール充填体は、非通気性の袋材と、湿潤ゲルの球状体からなるゲルボールと、を具備してなり、前記ゲルボールが前記袋材内に密封状態で複数個充填されてなるゲルボール充填体であって、前記袋材内の空隙率が30%以下となされたことを特徴とする(以下、「本発明充填体」と称する。)。
前記本発明充填体においては、前記ゲルボールの含水率が40重量%以上となされたものが好ましい態様となる。
前記本発明充填体においては、前記ゲルボールの直径が8±5mmとなされたものが好ましい態様となる。
前記本発明充填体においては、前記ゲルボールの圧縮強度が、3N以上となされたものが好ましい態様となる。
前記本発明充填体においては、前記ゲルボールが、架橋型ポリアクリル酸ナトリウムを主成分とする吸水性ポリマーの膨潤体であるものが好ましい態様となる。
本発明によれば、従来、保冷材や保温材として利用されていたゲル充填体に、心地の良い触感を付与することができる。
図1は、本発明充填体の一実施形態を示す斜視図(a)と、断面図(b)である。 図2(a)〜(c)は、前記本発明充填体の製造工程の一例を示す断面図である。 図3(a)、(b)は、前記本発明充填体に圧力を加えた際の変形状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を説明するが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
<本発明充填体(1)>
図1に、本発明充填体1の一実施形態を示す。前記本発明充填体1は、「袋材(2)」と、「ゲルボール(3)」と、を具備してなり、前記ゲルボール3が前記袋材内2に密封状態で複数個充填されてなるものである。
‐袋材2‐
本発明においては、前記袋材2として非通気性のものが用いられる。本実施形態においては、厚さ0.15mmのポリエチレン製の二枚のフィルム(21、22)を重ね合わせ、三辺をヒートシールすることによって形成した偏平状の袋を前記袋材2として用いた。なお、本発明において「非通気性」とは、水分や蒸気を実質的に通過させない性質を意味する。具体的には、JIS Z0208(カップ法;40℃;90%RH)における透湿度が10g/m2・24時間以下(より好ましくは、5g/m2・24時間以下)のものが好ましい。
‐ゲルボール3‐
本発明において、前記ゲルボール3は湿潤ゲルの球状体である。本実施形態においては、架橋性ポリアクリル酸ナトリウムの球状乾燥体(直径2.3cm)を水に浸漬することによって得られたヒドロゲルの球状体(直径8mm、水分率97%、圧縮強度8N)を前記ゲルボール3として用いた。なお、本発明において前記ゲルボール3の「圧縮強度」とは、転がらないように台座に固定されたゲルボール3に対して、鉛直下方に向かう負荷を加え、ゲルボール3が破壊された時点の荷重を意味する。本実施形態においては、前記圧縮強度を測定するための測定器として、株式会社今田製作所製の引張圧縮試験機(型式:SV‐55CA)を用いた。
そして、前記ゲルボール3が前記袋材2内に密封状態で複数個充填されてなる本発明充填体1は、前記袋材2内の空隙率が30%以下となされる。本実施形態においては、図2に示すように、前記袋材2の開口端辺(ヒートシールされていない一辺)を通じて前記袋材2内に前記ゲルボール3を複数個投入した後、前記袋材2の開口端辺を通じて前記袋材2内の空気を抜きながら開口端辺をヒートシールすることによって、前記袋材2内の空隙率を30%以下とすると共に前記袋材2を密封した。
前記構成を有する本発明充填体1は、前記ゲルボール3が空隙率30%以下(より好ましくは5〜15%)となされた前記袋材2内に複数個充填されている構造を有する。そのため、前記本発明充填体1において前記ゲルボール3は前記袋材2によって拘束されており、前記本発明充填体1は、一定以上の負荷が加えられない限り全体的な形状を維持する。この拘束力は、前記袋材2内の空隙率が下がれば下がるほど増加する。
但し、図3に示すように、前記本発明充填体1に対して一定以上の負荷が加えられると、負荷が加えられた部分に存するゲルボール3が負荷の少ない部分へと移動するため、負荷のかかった位置や負荷の程度に応じて前記本発明充填体1の全体的な形状が変化する。このゲルボール3の移動は、前記袋材2内の空隙率が限りなくゼロに近づいても起こることが確認されている。この形状変化の際、移動する前記ゲルボール3が互いに接触しながら転動したり、滑ったり、形状変化したりするため、ころころとした触感が生じる。
この触感は非常に心地の良いものであり、手指等によって前記本発明充填体1の形状変化を行えば、末端神経を好適に刺激することができる。又、頭や首等の下において前記本発明充填体1の形状変化を行えば、ころころと移動するゲルボール3がリンパや経絡を好適に刺激する。
これより、本発明充填体1は保冷材や保温材としての利用のみならず、心地の良い触感を有する枕や枕カバー、クッション、布団、マット、ベットカバーとしての利用もでき、又、末端神経やツボを刺激するリハビリ用具やマッサージ器具としての利用や玩具としての利用もできる。
ところで、本実施形態においては、前記袋材2としてポリエチレン製フィルムからなる偏平状の袋を用いているが、前記袋材2を形成するための素材としては、柔軟且つ丈夫で、封入した含水ゲルが漏れないものであれば特に制限されない。前記袋材2を形成するための素材としては、従来から気密性の袋体に用いられている公知の高分子材料を好適に用いることができる。具体的には、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ホリアミド(ナイロン)、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、天然ゴム、再生ゴム又は合成ゴム等が前記袋材2を形成するための素材として好適に用いられる。
又、前記袋材2を形成するためのフィルムないしシートは、目的に応じて、二層以上の積層体であっても良い。但し、その素材の選択に当たり、ヒートシール性があり、簡単に熱融着できるものを選ぶのが好ましい。
更に、前記袋材2形状についても特に限定されるものではなく、製品としての用途に応じて適宜決定すれば良い。一般的には長方形や略長方形のものが好ましく、その他正方形、略正方形、楕円形、略楕円形、円形又は略円形等の種々の形状のものも好適に用いることができる。
一方、本実施形態においては、前記ゲルボール3として架橋性ポリアクリル酸ナトリウムを分散質とするヒドロゲルの球状体(直径8mm、水分率97%、圧縮強度8N)を用いているが、前記ゲルボール3としては、水を分散媒とするヒドロゲルに限られず、アルコール等の有機溶媒を分散媒とするオルガノゲルを用いても良い。又、前記ゲルボール3には、防腐剤やpH調整剤等の添加剤を適宜配合しても良い。
更に、前記ゲルボール3の分散質も特に限定されない。前記ゲルボール3の分散質の具体例としては、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸或いはその塩、無水マレイン酸共重合物などの合成高分子系親水性ポリマー、デキストリン、プルラン、ゼラチンなどの如き天然系親水性ポリマー、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロースの如き半合成系化合物等が挙げられる。
加えて、前記ゲルボール3の含水率や、直径、或いは圧縮強度についても、要求される触感に応じて適宜決定すれば良く、特に限定されない。前記袋材2内に充填される前記ゲルボール3の直径を統一する必要もない。前記ゲルボール3の含水率としては、40重量%以上(より好ましくは、60〜99重量%)が好ましい。又、前記ゲルボール3の直径としては、8±5mm(より好ましくは8±2mm)が好ましい。更に、前記ゲルボール3の圧縮強度としては、3N以上(より好ましくは5N以上)が好ましい。
なお、本発明は、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施することができる。そのため、上述の実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、すべて本発明の範囲内のものである。
本発明充填体は、保冷材や保温材としての利用のみならず、心地の良い触感を有する枕や枕カバー、クッション、布団、マット、ベットカバーとしての利用もでき、又、末端神経やツボを刺激するリハビリ用具やマッサージ器具としての利用や玩具としての利用もできる。
1 本発明充填体(ゲルボール充填体)
2 袋材
3 ゲルボール

Claims (5)

  1. 非通気性の袋材と、
    湿潤ゲルの球状体からなるゲルボールと、
    を具備してなり、
    前記ゲルボールが前記袋材内に密封状態で複数個充填されてなるゲルボール充填体であって、
    前記袋材内の空隙率が30%以下となされたことを特徴とするゲルボール充填体。
  2. 請求項1に記載のゲルボール充填体において、
    前記ゲルボールの含水率が40重量%以上となされたゲルボール充填体。
  3. 請求項1又は2に記載のゲルボール充填体において、
    前記ゲルボールの直径が8±5mmとなされたゲルボール充填体。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のゲルボール充填体において、
    前記ゲルボールの圧縮強度が、3N以上となされたゲルボール充填体。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のゲルボール充填体において、
    前記ゲルボールが、架橋型ポリアクリル酸ナトリウムを主成分とする吸水性ポリマーの膨潤体であるゲルボール充填体。


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