JP3178521U - ビーズ状冷温マット - Google Patents

Abstract

【課題】人体の関連する部位に対する冷却や加熱貼り付け当てがより均等で効果的であるビーズ状冷温マットを提供する。
【解決手段】内容物を充填するために用いられる袋体２１を有する冷温マット２０を含み、前記袋体２１内には多数の球状の冷却加熱ビーズ２２が充填され、最も好ましくは、ビーズ２２を充満させる方式で適度な可撓性を有する平面状が形成され、この種の冷温マット２０の貼り付け導熱がより均等で良好になるようにさせ、使用者が保持コントロールすることをより容易にさせる。
【選択図】図２

Description

本考案は、冷温マットの改良構造設計に関し、より詳しくは、袋体内部に充填されるビーズ充填物が含まれ、従来の冷温マット貼り付け時に均一とならず任意に流動し、コントロールすることが容易でないといった欠点を改良する技術に関する。

人体の運動による傷害、筋肉疲労や風邪によって引き起こされる不快感を和らげるため、一般的に冷温マットを特定の身体部分に対して使用し、解熱冷却や温当て緩和を行う。この種の冷温マットは通常冷蔵庫に置いて冷却させられるか、或いは、湯沸かしや電子レンジによって加熱させられ、この種の冷温マットが高吸水性樹脂とプロピレングリコール（ｐｒｏｐｙｌｅｎｅ ｇｌｙｃｏｌ）によって製造される時、より長い冷却効果持続時間を有する。もちろん袋体を製造するために用いられる材料は多種類から選択でき、熱可塑性ポリウレタン樹脂（Ｔｈｅｒｍｏｐｌａｓｔｉｃ Ｐｏｌｙｕｒｅｔｈａｎｅ， ＴＰＵ）、スチレンブタジエンゴム（Ｓｔｙｒｅｎｅ−Ｂｕｔａｄｉｅｎ Ｒｕｂｂｅｒ， ＳＢＲ）、ポリウレタンエラストマー発泡体などのいずれでもよい。

しかしながら、この種の冷温マットの内部において、充填物や流体は冷却剤や導熱物質として使用され、水は比熱が比較的高いと共に廉価であるという長所を有しているため、これをこの種の冷温マットの内部充填液とすることはかなりよく見られるが、より良い冷却及び加熱機能を備えたい場合、一般的には冷温マット内部には専用の冷却加熱ゲルが充填される。

図１は冷却加熱ゲルを使用したこの種の以前からある冷温マットを示しており、これは主に特定の大きさの面積のマット袋体１０の内部に通常は液体状の冷却加熱ゲルを充填させ、マット袋体１０の上下表面１１、１２全体は内部ゲルの流動に伴い、不規則な平面状態となる。この種の従来の冷温マット構造は内部流液（及び冷却加熱ゲル）の分布をコントロールすることが難しく、使用者が冷温当てを行う時、流体を必要とする体の部位に留めるようコントロールすることが容易ではなく、冷温当て効果が理想的ではなく、面倒がたびたび引き起こされる。

そこで、本発明者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本考案の提案に到った。

本考案は、このような従来の問題に鑑みてなされたものである。上記課題解決のため、本考案は、この種のマット内部の冷却加熱ゲルの人体の関連する部位に対する冷却や加熱貼り付け当てがより均等で効果的であるビーズ状冷温マットを提供することを主目的とする。

なお、別の目的は、この種のマットが貼り付けたい人体の冷温当て部位に当たるようより容易にコントロールさせるビーズ状冷温マットを提供することにある。

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本考案に係るビーズ状冷温マットは内容物を充填するために用いられる袋体を有する冷温マットを含むビーズ状冷温マットであって、前記袋体内には多数の球体状の冷却加熱ビーズが充填されることを特徴とする。

この好ましい実施形態では、前記冷温マットの袋体にはビーズが充満され、可撓性を有する平面状となり、使用者が冷温マットを的確に人体部位に貼り付けコントロールすることが便利になる。

この好ましい実施形態では、前記冷温マットはマット枕、背面部マット、或いは座部マットである。

本考案によれば、この種のマット内部の冷却加熱ゲルの人体の関連する部位に対する冷却や加熱貼り付け当てがより均等で効果的であるビーズ状冷温マットが得られる。

従来の冷温マットの立体図である。 本考案の好ましい実施形態の立体図である。 図２のＡ−Ａ切断面による断面図である。 本考案の使用状態概略図である。 本考案のその他の使用実施形態概略図である。

以下に図面を参照して、本考案を実施するための形態について、詳細に説明する。なお、本考案は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。本考案の実施形態に係るビーズ状冷温マットは図２及び図３に示すように、本考案全体の冷温マット２０と同様に内容物を充填するために用いられる袋体２１を含み、前記袋体２１は前述の各種適切な材料によって製造される。

本考案の主な特徴は前記袋体２１内には多数の球状の固体冷却加熱ビーズ２２が充填させ、実施形態において、前記ビーズ２２は冷却加熱ゲルに対してあらかじめ加工する方法によって個体ビーズ形状へと製造される。

この好ましい実施形態では、前記袋体２１内部の多数の固体ビーズ２２は袋体の形状に合わせて完全に充満され、前記冷温マット２０の袋体２１全体はすでに充満されたビーズ２２の押圧を受け、ほぼ可撓性を有する平面状になる。

図４によれば、本考案は冷温マット２０の袋体２１全体の内部にビーズ２２を充満させることにより、保持するのに便利なマット形態となり、使用者９０は手部９１によって冷温マット２０全体を持ち、冷却解熱や温当て緩和させる必要がある場所に貼り付け押し当てる。

図５によれば、本考案はマット枕５１、背面部マット５２或いは座部マット５３として使用できる。冷温マット２０全体は適度な可撓性を有する平面状であるため、内部の冷却加熱ゲルの人体の関連する部位に対する冷却や加熱貼り付け当てはより均等になり、この種の従来の冷却マットの内部流体分布が不均一であるために引き起こされていた冷却や加熱の効果は効果的に改善される。同時に、マットの内部には多数のビーズが充填され、内部冷却加熱ゲル流体は任意に流動するため、冷却マットを特定の人体部位に留めることが面倒であることも併せて改善される。本考案はこの種の冷温マットに対して確かに新規性を有し、効果が増加することは自明である。

以上、本考案はこのような実施形態に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。

１０ マット袋体
１１、１２ 上下表面
２０ 冷温マット
２１ 袋体
２２ ビーズ
５１ マット枕
５２ 背面部マット
５３ 座部マット
９０ 使用者
９１ 手部

Claims (5)

1. 内容物を充填するために用いられる袋体を有する冷温マットを含むビーズ状冷温マットであって、
   前記袋体内には多数の球状の冷却加熱ビーズが充填されることを特徴とする、ビーズ状冷温マット。
2. 前記袋体内部の多数のビーズは袋体の形状に合わせて完全に充満され、前記冷温マットの袋体はすでに充満されたビーズの押圧を受け、可撓性を有する平面状になることを特徴とする、請求項１に記載のビーズ状冷温マット。
3. 前記冷温マットはマット枕であることを特徴とする、請求項１に記載のビーズ状冷温マット。
4. 前記冷温マットは背面部マットであることを特徴とする、請求項１に記載のビーズ状冷温マット。
5. 前記冷温マットは座部マットであることを特徴とする、請求項１に記載のビーズ状冷温マット。