JP2020194634A - 電極材料のプレス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】活物質合層前駆体のスプリングバックを抑制できる電極材料のプレス装置を提供する。【解決手段】電極材料のプレス装置20の下流側プレス部22は、第1及び第2プレスロール51,52と、各プレスロール51,52を誘導加熱する誘導加熱装置60とを有する。誘導加熱装置60は、コイル61と、コイル61に高周波電流を供給する高周波電源62と、高周波電源62を制御する制御部63と、プレスロール51,52のプレス部位55aの温度を測定して制御部63に出力する測定部64とを有する。室温におけるバインダ前駆体の弾性率を基準弾性率Qxとし、バインダ前駆体の弾性率が基準弾性率Qxの1%未満となるようなバインダ前駆体の温度範囲をプレス温度範囲Tpとする。制御部63は、プレス部位55aの温度の測定結果に基づいて、プレス部位55aの温度がプレス温度範囲Tpに含まれるように高周波電源62を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、電極材料のプレス装置に関する。
特許文献1には、長尺帯状の集電体の少なくとも片面に活物質層が存在する電極シートが開示されている。電極シートは、リチウムイオン二次電池等の蓄電装置に用いられる。二次電池は、例えば、電極シートから製造された複数の電極が積層された電極組立体と、電極組立体を収容するケースとを備える。
このような電極シートの製造方法は、集電体の少なくとも片面に、活物質、バインダの前駆体であるバインダ前駆体、及び溶媒を含む活物質合剤を塗工する塗工工程と、集電体に塗工された活物質合剤から溶媒を除去する乾燥工程とを有する。これにより、集電体の少なくとも片面に活物質及びバインダ前駆体を含む活物質層前駆体を有する電極材料が形成される。また、電極シートの製造方法は、電極材料をプレスすることにより活物質密度を上げるプレス工程を有する。
特開2018−116778号公報
ところで、プレス工程後の活物質層前駆体にはプレスによる内部応力が残留するため、プレス工程後の活物質層前駆体は時間経過に伴って徐々に膨張することがある。つまり、活物質層前駆体はスプリングバックすることがある。すると、活物質層前駆体の厚みは所望の厚みよりも厚くなり、電極シートの厚みも所望の厚みよりも厚くなる。この場合、例えば、ケースに収容可能な電極の枚数が減ることにより、二次電池の容量が低下するといった問題が生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、活物質合層前駆体のスプリングバックを抑制できる電極材料のプレス装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための電極材料のプレス装置は、長尺帯状の集電体の少なくとも片面に活物質及びバインダ前駆体を含む活物質層前駆体を有し、かつ前記集電体の長手方向に搬送される電極材料をプレスする電極材料のプレス装置であって、上流側プレス部と、前記電極材料の搬送方向において前記上流側プレス部よりも下流側に配置される下流側プレス部とを備え、前記上流側プレス部は、前記電極材料を挟んだ両側に配置され、前記電極材料を室温でプレスする一対の上流側プレスロールを有し、前記下流側プレス部は、前記電極材料を挟んだ両側に配置され、前記電極材料をプレスする一対の下流側プレスロールと、前記下流側プレスロールを誘導加熱する誘導加熱装置とを有し、前記下流側プレスロールは、前記集電体の厚さ方向から見たときに前記活物質層前駆体と重なるプレス部位を有し、前記誘導加熱装置は、コイルと、前記コイルに高周波電流を供給する高周波電源と、前記高周波電源を制御する制御部と、前記プレス部位の温度を測定して前記制御部に出力する測定部とを有し、室温における前記バインダ前駆体の弾性率を基準弾性率とし、前記バインダ前駆体の弾性率が前記基準弾性率の1%未満となるような前記バインダ前駆体の温度範囲をプレス温度範囲としたとき、前記制御部は、前記測定部が測定した前記プレス部位の温度に基づいて、前記プレス部位の温度が前記プレス温度範囲に含まれるように前記高周波電源を制御することを要旨とする。
これによれば、高周波電源がコイルに高周波電流を供給することにより、下流側プレスロールは誘導加熱される。誘導加熱による加熱は、例えば、ロール内部を熱媒体が循環する加熱プレスロールを用いた加熱や、赤外線や温風による加熱と比較して、加熱温度の調整が容易である。また、制御部は、測定部が測定したプレス部位の温度に基づいて高周波電源の高周波出力を制御する。このため、プレス部位の温度を精度良く調整できる。よって、プレス部位の温度がプレス温度範囲内に含まれるように下流側プレスロールを加熱することができる。
プレス温度範囲は、バインダ前駆体の弾性率が基準弾性率の1%未満となるようなバインダ前駆体の温度範囲である。このため、プレス温度範囲内の温度に設定されたプレス部位によって活物質層前駆体が加熱されると、バインダ前駆体の弾性率が低下することによりバインダ前駆体は軟化する。つまり、一対の下流側プレスロールが電極材料を加熱しながらプレスする際、活物質及びバインダ前駆体は、活物質層前駆体の内部において、エネルギー的に安定した位置、すなわち残留応力が発生し難い位置に移動可能である。よって、プレス後の活物質層前駆体における残留応力の発生が抑制され、活物質層前駆体のスプリングバックを抑制できる。
また、上記電極材料のプレス装置について、前記集電体の厚さ方向から見たとき、前記コイルの内側には、前記プレス部位の少なくとも一部が位置するのが好ましい。
これによれば、プレス部位の少なくとも一部が誘導加熱される。よって、下流側プレスロールにおけるプレス部位とは異なる部分が誘導加熱され、その熱によりプレス部位が加熱される場合と比較して、プレス部位の温度の調整が容易になる。
また、上記電極材料のプレス装置について、前記集電体の厚さ方向から見たとき、前記コイルの内側には、前記下流側プレスロールの軸方向における前記プレス部位全体が位置するのが好ましい。
これによれば、下流側プレスロールの軸方向におけるプレス部位全体が誘導加熱される。このため、下流側プレスロールの軸方向におけるプレス部位の温度のむらが低減される。よって、一対の下流側プレスロールが電極材料をプレスした際に、集電体の短手方向において活物質層前駆体の加熱にむらが生じることを抑制できる。その結果、集電体の短手方向における活物質層前駆体全体について、スプリングバックを抑制できる。
また、上記電極材料のプレス装置について、前記測定部は、前記プレス部位において前記集電体の厚さ方向から見たときに前記コイルの内側に位置する部分の温度を測定するのが好ましい。
これによれば、測定部は、プレス部位における誘導加熱される部分の温度を測定する。よって、測定部がプレス部位におけるコイルの外側に位置する部分の温度を測定する場合と比較して、プレス部位の温度をより正確に測定できる。
また、上記電極材料のプレス装置について、前記コイルは、第1コイル部と第2コイル部とを有し、前記集電体の厚さ方向から見たとき、前記第1コイル部の内側には、前記下流側プレスロールが位置し、前記第2コイル部の内側には、前記第1コイル部の内側に位置する前記下流側プレスロールとは別の前記下流側プレスロールが位置するのが好ましい。
これによれば、1つのコイルによって2つの下流側プレスロールを誘導加熱できる。よって、下流側プレス部全体でのコイルの数を減らすことができるとともに高周波電源の数を減らすことができる。
本発明によれば、活物質層のスプリングバックを抑制できる。
電極シートの製造方法を示す断面図。 第2プレス部の斜視図。 バインダ前駆体の温度と貯蔵弾性率との関係を示すグラフ。 第2プレス部の別例を示す斜視図。
以下、電極材料のプレス装置を具体化した一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
先に、電極シートについて説明する。以下では、負極の電極シートについて説明する。正極の電極シートについては、負極の電極シートと材料は異なるものの、構成は同じであるため説明を省略する。
図1に示すように、電極シート10は、長尺帯状の集電体としての金属箔11と、金属箔11の両面に存在する活物質層12を備える。本実施形態の金属箔11は、銅箔である。活物質層12は、活物質とバインダとを含む。本実施形態のバインダは、ポリアクリル酸と3,5−ジアミノ安息香酸とが縮合してなる化合物である。バインダは、活物質同士を結着するとともに活物質と金属箔11とを結着する。活物質層12は、金属箔11の長手方向全体に亘って存在する。図示しないが、電極シート10は、金属箔11の短手方向の両端部に活物質層12が存在せず、金属箔11が露出した未塗工部を有する。未塗工部は、金属箔11の長手方向全体に亘って存在する。
このような電極シート10は、蓄電装置としてのリチウムイオン二次電池に用いられる。図示しないが、二次電池は、電極組立体と、電極組立体を収容するケースとを備える。例えば、電極組立体は、正極の電極と、負極の電極と、セパレータとを備える。電極組立体は、正極の電極と負極の電極との間にセパレータを介在させ、かつ相互に絶縁させた状態で積層した層状構造を有する。正極の電極は、正極の電極シートを所望の形状に切断することにより製造され、負極の電極は、負極の電極シート10を所望の形状に切断することにより製造される。
次に、電極シートの製造方法について説明する。
電極シート10は、図示しない搬送装置によって搬送される長尺帯状の金属箔11の両面に活物質層12を形成することで製造される。金属箔11は、長手方向に搬送される。また、本実施形態では、図1に示すように、金属箔11は、第1面11aが重力方向の上側、第2面11bが重力方向の下側に位置するように搬送される。金属箔11が搬送される方向を搬送方向とする。
図示しないが、電極シートの製造方法は、塗工装置により、金属箔11の厚さ方向の第1面11aに活物質合剤を塗工する第1塗工工程と、金属箔11の厚さ方向の第2面11bに活物質合剤を塗工する第2塗工工程とを有する。第2塗工工程は、金属箔11の搬送方向において第1塗工工程よりも下流側で行われる。活物質合剤は、活物質、バインダ前駆体、及び溶媒を混合したペーストである。本実施形態では、バインダ前駆体はポリアクリル酸及び3,5−ジアミノ安息香酸であり、溶媒は水である。また、本実施形態の第1塗工工程及び第2塗工工程では、活物質合剤は、金属箔11の短手方向の中央に塗工されるとともに、金属箔11の長手方向全体に亘って塗工される。
電極シートの製造方法は、金属箔11の両面に塗工された活物質合剤を乾燥させる乾燥工程を有する。乾燥工程では、図示しない乾燥炉内を電極材料10aを通過させることにより、活物質合剤から水を除去する。これにより、金属箔11の両面に活物質及びバインダ前駆体を含む活物質層前駆体12aを有する電極材料10aが形成される。
図1に示すように、電極シートの製造方法は、電極材料10aをプレスして、活物質層前駆体12aにおける活物質の密度を所望の密度まで上げるプレス工程S10を有する。プレス工程S10は、搬送方向において乾燥工程よりも下流側で行われる上流側プレス工程S11と、搬送方向において上流側プレス工程S11よりも下流側で行われる下流側プレス工程S12とを有する。上流側プレス工程S11は、プレス装置20の上流側プレス部21によって行われ、下流側プレス工程S12は、プレス装置20の下流側プレス部22によって行われる。
電極シートの製造方法は、電極材料10aの活物質層前駆体12aを加熱して活物質層前駆体12aの内部でバインダ前駆体の脱水縮合反応を進行させる架橋工程S13を有する。架橋工程S13は、搬送方向において下流側プレス工程S12よりも下流側で行われる。
本実施形態の架橋工程S13では、搬送方向に配置された複数の加熱ロール30によって活物質層前駆体12aを加熱する。各加熱ロール30の軸方向は、金属箔11の短手方向と一致する。各加熱ロール30の軸方向の寸法は、金属箔11の短手方向における活物質層前駆体12aの幅よりも大きい。各加熱ロール30は、180〜240℃に加熱されている。また、本実施形態の架橋工程S13では、電極材料10aの酸化を抑制するため、ガス供給部31により、電極材料10aに向けて不活性ガスとしての窒素を送る。
電極材料10aは、加熱ロール30の外周面の約半周に沿うように撓んだ状態で搬送される。詳しくは、電極材料10aにおける金属箔11の第1面11a側の面は、加熱ロール30の外周面における下側の約半周に接触し、電極材料10aにおける金属箔11の第2面11b側の面は、加熱ロール30の外周面における上側の約半周に接触する。電極材料10aは、加熱ロール30の外周面の上側の約半周への接触と、加熱ロール30の外周面の下側の約半周への接触とを繰り返しながら搬送される。
活物質層前駆体12aが加熱ロール30により加熱されると、活物質層前駆体12aの内部でバインダ前駆体の脱水縮合反応が進行し、ポリアクリル酸の鎖が3,5−ジアミノ安息香酸で架橋された化学構造を有するバインダが合成される。これにより、金属箔11の両面に活物質層12が存在する電極シート10が完成する。
ここで、図3に示すバインダ前駆体の温度と貯蔵弾性率との関係について詳述する。
バインダ前駆体の温度と貯蔵弾性率との関係は、下記の方法により取得される。まず、バインダ前駆体としてのポリアクリル酸及び3,5−ジアミノ安息香酸と、水とを混合した溶液を用意する。次に、溶液から水を除去し、バインダ前駆体からなるフィルムを形成する。フィルムのサイズは、縦:20mm、横:10mm、厚み:0.02mmである。次に、動的粘弾性測定装置(Dynamic Mechanical Analysis:DMA)により、フィルムを分析する。フィルムの分析条件は、フィルムの状態:荷重を与えて張った状態で保持、昇温プログラム:0〜300℃まで2℃/minの速度で昇温、分析雰囲気:窒素、振動数:1Hzに設定される。
これにより、次の分析結果が得られた。なお、次の分析結果は、分析結果の一部である。25℃におけるフィルムの貯蔵弾性率は2.5×10Paである。135℃におけるフィルムの貯蔵弾性率は5.8×10Paである。150℃におけるフィルムの貯蔵弾性率は2.2×10Paである。165℃におけるフィルムの貯蔵弾性率は9.9×10Paである。206℃におけるフィルムの貯蔵弾性率は2.0×10Paである。図3に示すように、フィルムの貯蔵弾性率は、120℃付近から急激に低下した後、150℃付近で極小値となり、200℃付近では元の値に戻ることが分かる。
ここで、常温(約25℃)におけるフィルムの貯蔵弾性率を基準弾性率Qxとし、フィルムの貯蔵弾性率Qが基準弾性率Qxの1%未満になる温度範囲をプレス温度範囲Tpとする。図3では、基準弾性率Qxは2.5×10Paであり、プレス温度範囲Tpは140〜160℃である。
次に、プレス装置20について説明する。
図1に示すように、プレス装置20は、上流側プレス部21と、搬送方向において上流側プレス部21よりも下流側に配置された下流側プレス部22とを有する。
上流側プレス部21は、電極材料10aを電極材料10aの厚さ方向に挟んだ両側に配置された一対の上流側プレスロール41を有する。各上流側プレスロール41は、ロール本体42と、ロール本体42を回転可能に支持する回転軸43とを有する。各ロール本体42は、図示しないモータによって回転軸43を回転させることにより、回転軸43と一体回転する。各上流側プレスロール41は、上流側プレスロール41の軸方向が金属箔11の短手方向と一致するように配置される。各上流側プレスロール41の軸方向における各ロール本体42の寸法は、金属箔11の短手方向における活物質層前駆体12aの幅よりも大きい。
下流側プレス部22は、下流側プレスロールとしての第1〜第4プレスロール51〜54を有する。第1プレスロール51は、金属箔11の第1面11a側に配置され、第2プレスロール52は、金属箔11の第2面11b側に配置される。第1プレスロール51及び第2プレスロール52は、電極材料10aを挟んだ両側に配置された一対の下流側プレスロールを構成している。第3プレスロール53は、金属箔11の第1面11a側に配置されるとともに、搬送方向において第1プレスロール51よりも下流側に配置される。第4プレスロール54は、金属箔11の第2面11b側に配置されるとともに、搬送方向において第2プレスロール52よりも下流側に配置される。第3プレスロール53及び第4プレスロール54は、電極材料10aを挟んだ両側に配置された一対の下流側プレスロールを構成している。よって、本実施形態の下流側プレス部22は、一対の下流側プレスロールを2セット有する。
第1〜第4プレスロール51〜54はそれぞれ、導電性材料によって形成されたロール本体55と、ロール本体55を回転可能に支持する回転軸56とを有する。ロール本体55は鋼製であり、ロール本体55の表面はニッケルめっき加工されている。ロール本体55は、図示しないモータによって回転軸56を回転させることにより、回転軸56と一体回転する。第1〜第4プレスロール51〜54はそれぞれ、プレスロール51〜54の軸方向が金属箔11の短手方向と一致するように配置される。
図2に示すように、各プレスロール51〜54の軸方向における各ロール本体55の寸法は、金属箔11の短手方向における活物質層前駆体12aの幅よりも大きい。ロール本体55において、金属箔11を厚さ方向から見たときに活物質層前駆体12aと重なる部分をプレス部位55aとする。各ロール本体55の外周面におけるプレス部位55aを構成する部分は、各プレスロール51〜54の回転に伴って活物質層前駆体12aと接触する部分である。
図1に示すように、下流側プレス部22は、第1〜第4プレスロール51〜54を誘導加熱する4つの誘導加熱装置60を備える。各プレスロール51〜54と各誘導加熱装置60は1対1の関係で設けられている。なお、以下では、第1プレスロール51を誘導加熱する誘導加熱装置60について詳述するが、第2〜第4プレスロール52〜54を誘導加熱する誘導加熱装置60についても同じ構成である。
図2に示すように、誘導加熱装置60は、コイル61と、コイル61に高周波電流を供給する高周波電源62とを有する。コイル61は、所定の方向を中心軸方向として、コイル61を構成する導電部材が巻回されることにより形成される。本実施形態では、コイル61を構成する導電部材は、金属箔11の厚さ方向から見たとき、四角環状となるように巻回されている。本実施形態のコイル61の中心軸方向は、金属箔11の厚さ方向と一致している。金属箔11の厚さ方向から見たとき、第1プレスロール51は、コイル61の内側に位置する。本実施形態では、金属箔11の厚さ方向から見たとき、第1プレスロール51の軸方向におけるプレス部位55a全体がコイル61の内側に位置する。
コイル61は、中心軸方向における両端面のうち、回転軸56に近い方の一端面61aから反対側の他端面61bに向けて凹む凹部61cを有する。凹部61cの内面は、ロール本体55の外周面に沿う湾曲面となっている。図1に示すように、プレス部位55aのうち、活物質層前駆体12aとは反対側に位置する上側部分は、コイル61の内側に位置する。一方、プレス部位55aのうち、活物質層前駆体12a側に位置する下側部分は、コイル61の一端面61aよりも突出している。
誘導加熱装置60は、高周波電源62の出力を制御する制御部63と、第1プレスロール51のプレス部位55aの温度を測定する測定部64を有する。制御部63は、高周波電源62及び測定部64に信号接続されている。本実施形態の測定部64は、放射温度計である。放射温度計は、ロール本体55の外周面のうちプレス部位55aの上側部分を構成する部分の温度を測定する。測定部64は、測定した第1プレスロール51の温度を制御部63に出力する。制御部63は、測定部64から入力されたプレス部位55aの温度に基づいて高周波電源62の高周波出力を制御する。
高周波電源62は、コイル61に高周波電流を供給する。本実施形態では、高周波電源62がコイル61に供給する高周波電流の周波数は約5kHzに設定されている。コイル61に高周波電流が供給されると、コイル61の周りに磁力線が発生し、磁力線の影響を受けて第1プレスロール51の中に渦電流が流れる。渦電流の表皮効果によって、ロール本体55の外周面のうち、プレス部位55aを構成する部分は、ジュール熱によって加熱される。測定部64は、プレス部位55aの温度を常時測定し、測定結果を制御部63に出力する。制御部63は、測定されたプレス部位55aの温度に基づいて高周波電源62の出力を常時制御する。つまり、誘導加熱装置60は、プレス部位55aの温度をフィードバックしながら第1プレスロール51を誘導加熱する。
誘導加熱装置60は、ロール本体55の外周面におけるプレス部位55aを構成する部分の温度がプレス温度範囲Tp:140〜160℃内に含まれるように、第1プレスロール51を加熱する。本実施形態では、誘導加熱装置60は、ロール本体55の外周面におけるプレス部位55aを構成する部分の温度が約150℃になるように第1プレスロール51を加熱する。
各プレスロール51〜54が回転することにより、誘導加熱されたロール本体55の外周面のうちプレス部位55aを構成する部分は、活物質層前駆体12aに接触する。これにより、活物質層前駆体12aは、プレス部位55aによって加熱される。このように第1プレスロール51及び第2プレスロール52は、電極材料10aを加熱しながらプレスする。また、第3プレスロール53及び第4プレスロール54は、電極材料10aを加熱しながらプレスする。
次に、プレス工程S10について、本実施形態の作用とともに説明する。
上流側プレス工程S11では、一対の上流側プレスロール41の間を電極材料10aを通過させることにより、活物質層前駆体12aを室温でプレスする。上流側プレス工程S11では、一対の上流側プレスロール41から電極材料10aに付与されるプレス圧は、1.5〜2.0t/cmに設定されている。
下流側プレス工程S12では、第1プレスロール51と第2プレスロール52との間、及び第3プレスロール53と第4プレスロール54との間を電極材料10aを通過させることにより、活物質層前駆体12aをプレスする。下流側プレス工程S12では、第1プレスロール51及び第2プレスロール52から電極材料10aに付与されるプレス圧、及び第3プレスロール53及び第4プレスロール54から電極材料10aに付与されるプレス圧はそれぞれ、1t/cmに設定されている。
また、下流側プレス工程S12では、高周波電源62がコイル61に高周波電流を供給することにより、各プレスロール51〜54のプレス部位55aは誘導加熱される。また、制御部63は、測定部64が測定した各プレスロール51〜54のプレス部位55aの温度に基づいて高周波電源62の高周波出力を制御する。このため、各プレス部位55aの温度を精度良く調整できる。よって、プレス部位55aの温度がプレス温度範囲Tp内に含まれるように各プレスロール51〜54を加熱できる。
プレス温度範囲Tpは、バインダ前駆体の弾性率が基準弾性率Qxの1%未満となるようなバインダ前駆体の温度範囲である。このため、プレス温度範囲Tp内に設定された各プレスロール51〜54によって活物質層前駆体12aが加熱されると、バインダ前駆体の弾性率が低下することによりバインダ前駆体は軟化する。つまり、第1プレスロール51及び第2プレスロール52が電極材料10aを加熱しながらプレスする際、活物質及びバインダ前駆体は、活物質層前駆体の内部において、エネルギー的に安定した位置、すなわち残留応力が発生し難い位置に移動可能である。よって、プレス後の活物質層前駆体12aにおけるバインダの残留応力の発生が抑制される。
本実施形態の効果について説明する。
(1)高周波電源62がコイル61に高周波電流を供給することにより、各プレスロール51〜54のプレス部位55aは誘導加熱される。誘導加熱による加熱は、例えば、ロール内部を熱媒体が循環する加熱プレスロールを用いた加熱や、赤外線や温風による加熱と比較して、加熱温度の調整が容易である。また、制御部63は、測定部64が測定したプレス部位55aの温度に基づいて高周波電源62の高周波出力を制御する。このため、プレス部位55aの温度を精度良く調整できる。よって、プレス部位55aの温度がプレス温度範囲Tp内に含まれるように各プレスロール51〜54を加熱できる。
プレス温度範囲Tpは、バインダ前駆体の弾性率が基準弾性率Qxの1%未満となるようなバインダ前駆体の温度範囲である。このため、プレス温度範囲Tp内の温度に設定された各プレスロール51〜54によって活物質層前駆体12aが加熱されると、バインダ前駆体の弾性率が低下することによりバインダ前駆体は軟化する。つまり、各プレスロール51〜54が電極材料10aを加熱しながらプレスする際、活物質及びバインダ前駆体は、活物質層前駆体12aの内部においてエネルギー的に安定した位置、すなわち残留応力が発生し難い位置に移動可能である。よって、プレス後の活物質層前駆体12aにおける残留応力の発生が抑制され、活物質層前駆体12aのスプリングバックを抑制できる。
(2)金属箔11の厚さ方向から見たとき、プレス部位55aは、コイル61の内側に位置する。このため、プレス部位55aは誘導加熱される。よって、各プレスロール51〜54におけるプレス部位55aとは異なる部分を誘導加熱し、その熱によりプレス部位55aを加熱する場合と比較して、プレス部位55aの温度の調整が容易になる。
(3)金属箔11の厚さ方向から見たとき、各プレスロール51〜54の軸方向におけるプレス部位55a全体がコイル61の内側に位置する。このため、プレスロール51〜54の軸方向におけるプレス部位55a全体が誘導加熱され、プレスロール51〜54の軸方向におけるプレス部位55aの温度のむらが低減される。よって、各プレスロール51〜54が電極材料10aをプレスした際に、金属箔11の短手方向において活物質層前駆体12aの加熱にむらが生じることを抑制できる。その結果、金属箔11の短手方向における活物質層前駆体12a全体についてスプリングバックを抑制できる。
(4)測定部64は、プレス部位55aの温度を測定する。プレス部位55aは、金属箔11の厚さ方向から見てコイル61の内側に位置する部分である。つまり、測定部64は、プレス部位55aにおける誘導加熱される部分の温度を測定する。よって、測定部64がプレス部位55aにおけるコイル61の外側に位置する部分の温度を測定する場合と比較して、プレス部位55aの温度をより正確に測定できる。
(5)活物質層前駆体12aのスプリングバックを抑制するための電極シートの製造方法として、例えば、活物質層前駆体12aの表面にバインダ及び溶媒を混合したバインダ溶液を塗工する工程を有する製造方法が知られている。この場合、バインダ溶液により、活物質層前駆体12aの表面が固められることで、活物質層前駆体12aのスプリングバックが抑制される。しかしながら、この方法では、電極シート10におけるバインダの量が増大することにより電気抵抗が増大したり、バインダを乾燥させるための乾燥工程が必要になることで電極シート10の製造に要する時間が長くなったりするなどの問題がある。
これに対し、本実施形態では、各誘導加熱装置60により、プレス部位55aの温度がプレス温度範囲Tp内に含まれるように各プレスロール51〜54を加熱するだけで、活物質層前駆体12aのスプリングバックを抑制できる。よって、電極シート10の電気抵抗が増大したり、電極シート10の製造に要する時間が長くなったりすることを回避できる。
(6)プレス工程S10は、上流側プレス工程S11と下流側プレス工程S12とを有する。このように、複数回に分けて電極材料10aをプレスすることにより、1回で電極材料10aをプレスする場合と比較して電極材料10aに対するプレス力を分散できるため、電極材料10aに皺やうねりが発生することを抑制できる。
(7)架橋工程S13では、電極材料10aは、各加熱ロール30の外周面の約半周に沿うように撓んだ状態で搬送される。このため、電極材料10aが各加熱ロール30の外周面に接触した状態で平面状に搬送される場合と比較して、活物質層前駆体12aと加熱ロール30の外周面との接触面積が増大する。よって、活物質層前駆体12aの加熱が促進される。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○ 下流側プレス部22は、電極材料10aを挟んで両側に位置する一対の下流側プレスロールを少なくとも1セット有するのであれば、下流側プレスロールの数は、適宜変更してよい。下流側プレスロールの数は、活物質層前駆体12aの加熱状況に応じて適宜変更してよい。
○ ロール本体55の材料は、鋼に限定されず、導電性材料であれば適宜変更してよい。
○ 誘導加熱装置60は、1つのコイル61によって2つ以上の下流側プレスロールを誘導加熱する構成であってもよい。
例えば、図4に示すように、コイル61は、第1コイル部611と、第2コイル部612とを有する。金属箔11の厚さ方向から見たとき、第1プレスロール51は、第1コイル部611の内側に位置し、第3プレスロール53は、第2コイル部612の内側に位置する。つまり、1つのコイル61によって、搬送方向に並ぶ2つのプレスロールを誘導加熱する構成であってもよい。
なお、第1プレスロール51がコイル61の第1コイル部611の内側に位置し、第2プレスロール52がコイル61の第2コイル部612の内側に位置する構成であってもよい。つまり、1つのコイル61によって、電極材料10aを挟んで両側に位置するプレスロールを誘導加熱する構成であってもよい。
この場合、下流側プレス部22全体でのコイル61の数を減らすことができるとともに高周波電源62の数を減らすことができる。よって、プレス装置20のコストを低減できる。
○ 図4に示すように、金属箔11の厚さ方向から見たとき、各プレスロール51〜54の軸方向におけるプレスロール51〜54全体がコイル61の内側に位置していてもよい。
○ 金属箔11の厚さ方向から見たとき、プレス部位55aの一部がコイル61の内側に位置していてもよい。例えば、各プレスロール51〜54の軸方向におけるプレス部位55aの一部がコイル61の内側に位置していてもよい。
○ 金属箔11の厚さ方向から見たとき、各プレスロール51〜54におけるプレス部位55aとは異なる部分がコイル61の内側に位置していてもよい。この場合、各プレスロール51〜54におけるプレス部位55aとは異なる部分が誘導加熱され、その熱によりプレス部位55aが加熱される。
○ コイル61は、中心軸方向が各プレスロール51〜54の軸方向と一致するように配置されていてもよい。
○ 各プレスロール51〜54を誘導加熱できるのであれば、各プレスロール51〜54全体がコイル61の外側に位置してもよい。
○ コイル61は、導線が複数回巻回されたコイルであってもよい。
○ 測定部64は、プレス部位55aにおいて金属箔11の厚さ方向から見たときにコイル61の外側に位置する部分の温度を測定してもよい。
○ 測定部64は、各プレスロール51〜54の軸方向に揺動しながら下流側プレスロールの温度を測定してもよい。
○ 誘導加熱装置60は、各プレスロール51〜54の軸方向に沿って配列された複数の測定部64を備えていてもよい。この場合、制御部63は、例えば、複数の測定部64から入力されたプレス部位55aの各部位の温度の平均値を、プレス部位55aの温度とみなしてもよい。
○ 上記実施形態の基準弾性率Qx:2.5×10Pa、及びプレス温度範囲Tp:140〜160℃は一例である。基準弾性率Qx及びプレス温度範囲Tpの具体的な値は、バインダ前駆体によって変化する。
○ 図3に示すバインダ前駆体の温度と貯蔵弾性率の関係は一例である。バインダ前駆体によっては、温度が高くなるにつれて貯蔵弾性率も低下することもある。
○ 金属箔11は、銅箔に限定されず、他の金属材料によって形成されていてもよい。
○ 集電体は、金属箔11に限定されず、例えば織物状や網状でもよい。
○ バインダは、ポリアクリル酸と3,5−ジアミノ安息香酸とが縮合してなる化合物に限定されない。つまり、活物質層前駆体12aに含まれるバインダ前駆体は、ポリアクリル酸及び3,5−ジアミノ安息香酸に限定されない。バインダ前駆体は、例えば、高温でイミド化し、貯蔵弾性率が250℃付近で極小となるポリアミドイミドでもよい。
○ 活物質合剤に含まれる溶媒は、水に限定されず、例えば、N−メチルピロリドン、エタノール、メタノール、ベンゼン、ジクロロメタンなどの有機溶媒でもよい。
○ 活物質合剤は、導電助剤などの添加剤を含んでいてもよい。
○ 電極シート10は、負極の電極シート10に限定されず、正極の電極シートであってもよい。
○ 電極シート10は、金属箔11の一方の面に活物質層12が存在し、金属箔11の他方の面には活物質層12が存在しない構成であってもよい。この場合、電極シートの製造方法において、第2塗工工程は省略される。また、金属箔11の一方の面に活物質層前駆体12aを有するものを電極材料10aとする。
○ 電極シート10は、金属箔11の短手方向の一端部のみに未塗工部を有していてもよい。
○ 電極シート10は、活物質層12が金属箔11の長手方向において間欠的に存在する構成であってもよい。
○ 電極シート10は、短手方向に並ぶ複数列の活物質層12を有する構成であってもよい。
○ 二次電池が備える電極組立体は、上記実施形態に記載した、いわゆる積層型の電極組立体に限定されず、帯状の正極の電極、帯状のセパレータ、及び帯状の負極の電極を積層して巻回した巻回型の電極組立体であってもよい。この場合、電極は、電極シート10を長手方向において所望の長さに切断することで製造される。
○ 加熱ロール30は、例えば、誘導加熱装置によって誘導加熱されてもよいし、加熱ロール30の内部に熱媒体を循環させることで加熱されてもよい。
○ 電極シート10が用いられる蓄電装置は、リチウムイオン二次電池以外の二次電池やキャパシタでもよい。
10a…電極材料、11…集電体としての金属箔、12a…活物質層前駆体、20…電極材料のプレス装置、21…上流側プレス部、22…下流側プレス部、41…上流側プレスロール、51〜54…下流側プレスロールとしての第1〜第4プレスロール、55a…プレス部位、60…誘導加熱装置、61…コイル、62…高周波電源、63…制御部、64…測定部、611…第1コイル部、612…第2コイル部。

Claims (5)

  1. 長尺帯状の集電体の少なくとも片面に活物質及びバインダ前駆体を含む活物質層前駆体を有し、かつ前記集電体の長手方向に搬送される電極材料をプレスする電極材料のプレス装置であって、
    上流側プレス部と、前記電極材料の搬送方向において前記上流側プレス部よりも下流側に配置される下流側プレス部とを備え、
    前記上流側プレス部は、前記電極材料を挟んだ両側に配置され、前記電極材料を室温でプレスする一対の上流側プレスロールを有し、
    前記下流側プレス部は、前記電極材料を挟んだ両側に配置され、前記電極材料をプレスする一対の下流側プレスロールと、前記下流側プレスロールを誘導加熱する誘導加熱装置とを有し、
    前記下流側プレスロールは、前記集電体の厚さ方向から見たときに前記活物質層前駆体と重なるプレス部位を有し、
    前記誘導加熱装置は、コイルと、前記コイルに高周波電流を供給する高周波電源と、前記高周波電源を制御する制御部と、前記プレス部位の温度を測定して前記制御部に出力する測定部とを有し、
    室温における前記バインダ前駆体の弾性率を基準弾性率とし、前記バインダ前駆体の弾性率が前記基準弾性率の1%未満となるような前記バインダ前駆体の温度範囲をプレス温度範囲としたとき、
    前記制御部は、前記測定部が測定した前記プレス部位の温度に基づいて、前記プレス部位の温度が前記プレス温度範囲に含まれるように前記高周波電源を制御することを特徴とする電極材料のプレス装置。
  2. 前記集電体の厚さ方向から見たとき、前記コイルの内側には、前記プレス部位の少なくとも一部が位置する請求項1に記載の電極材料のプレス装置。
  3. 前記集電体の厚さ方向から見たとき、前記コイルの内側には、前記下流側プレスロールの軸方向における前記プレス部位全体が位置する請求項2に記載の電極材料のプレス装置。
  4. 前記測定部は、前記プレス部位において前記集電体の厚さ方向から見たときに前記コイルの内側に位置する部分の温度を測定する請求項2又は請求項3に記載の電極材料のプレス装置。
  5. 前記コイルは、第1コイル部と第2コイル部とを有し、
    前記集電体の厚さ方向から見たとき、前記第1コイル部の内側には、前記下流側プレスロールが位置し、前記第2コイル部の内側には、前記第1コイル部の内側に位置する前記下流側プレスロールとは別の前記下流側プレスロールが位置する請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の電極材料のプレス装置。
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