JP2020193943A - ナビゲーションシステム、情報処理装置、ナビゲーション装置、情報処理方法、ナビゲーション方法、およびプログラム - Google Patents

ナビゲーションシステム、情報処理装置、ナビゲーション装置、情報処理方法、ナビゲーション方法、およびプログラム Download PDF

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雅裕 永野
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Abstract

【課題】感情に影響を与え得るルートにユーザを誘導する。【解決手段】ナビゲーションシステム(5)は、移動者の感情情報と位置情報とに基づいて上記移動者の感情に影響を与えた地点を特定してデータベース(111)に記録する情報処理装置(1)と、ルート決定に関する条件の入力を受け付けて、当該条件を満たし、かつ、データベース(111)に記録されている地点を通るルートをユーザに提示するナビゲーション装置(3)とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、ルート決定に関する条件の入力を受け付けて、当該条件を満たすルートをユーザに提示するナビゲーション装置を用いたナビゲーションシステム等に関する。
ルート決定に関する条件の入力を受け付けて、当該条件を満たすルートをユーザに提示するナビゲーション装置は、従来から広く用いられており、ナビゲーション装置の改良のための各種技術の開発も従来から進められている。例えば、下記の特許文献1には、ユーザに目的地の候補を提案することにより、ユーザが目的地を決定する支援を行うナビゲーション装置が記載されている。
特開平11−337361号公報(1999年12月10日公開)
上記従来技術では、目的地が決定された後は、移動距離が最も短くなるルートを決定している。また、従来のナビゲーション装置には、最も短時間で目的地に到着できるルートや、移動にかかる料金を最小化した最安ルートを提示可能なものもある。しかしながら、ユーザは必ずしも最短ルートや最安ルートを求めている訳ではない。このため、従来のナビゲーション装置によって提示されるルートは、必ずしもユーザの満足度が高いものとはなっていなかったという問題があった。
本発明の一態様は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザの満足度が高いルートを提示することが可能なナビゲーションシステム等を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るナビゲーションシステムは、移動者の移動中における感情の遷移を示す感情情報と上記移動者の位置情報とに基づいて、上記移動者の感情に影響を与えた地点を特定し、当該地点をデータベースに記録する情報処理装置と、ルート決定に関する条件の入力を受け付けて、当該条件を満たし、かつ、上記データベースに記録されている地点を通るルートをユーザに提示するナビゲーション装置と、を含む。
また、本発明の一態様に係る情報処理装置は、上記の課題を解決するために、移動者の移動中における感情の遷移を示す感情情報を取得する感情情報取得部と、上記移動者の位置情報を取得する位置情報取得部と、上記感情情報と上記位置情報に基づいて、上記移動者の感情に影響を与えた地点を特定する地点特定部と、上記地点を記録する記録部と、を備えている。
また、本発明の一態様に係るナビゲーション装置は、上記の課題を解決するために、ルート決定に関する条件の入力を受け付ける受付部と、上記条件を満たし、かつ、所定の地点を通るルートをユーザに提示するルート提示部と、を備え、上記所定の地点は、過去に当該地点を通行した移動者の感情の遷移を示す感情情報に基づいて、当該移動者の感情に影響を与えたことが特定された地点である。
また、本発明の一態様に係る情報処理方法は、上記の課題を解決するために、1または複数の情報処理装置によって実行される情報処理方法であって、移動者の移動中における感情の遷移を示す感情情報を取得する感情情報取得ステップと、上記移動者の位置情報を取得する位置情報取得ステップと、上記感情情報と上記位置情報に基づいて、上記移動者の感情に影響を与えた地点を特定する地点特定ステップと、上記地点を記録する記録ステップと、を含む。
また、本発明の一態様に係るナビゲーション方法は、上記の課題を解決するために、1または複数の装置によって実行されるナビゲーション方法であって、ルート決定に関する条件の入力を受け付ける受付ステップと、上記条件を満たし、かつ、所定の地点を通るルートをユーザに提示するルート提示ステップと、を含み、上記所定の地点は、過去に当該地点を通行した移動者の感情の遷移を示す感情情報に基づいて、当該移動者の感情に影響を与えたことが特定された地点である。
本発明の一態様によれば、ユーザの満足度が高いルートを提示することが可能になる。
本発明の一実施形態に係るナビゲーションシステムの概要を説明する図である。 上記ナビゲーションシステムに含まれる、情報処理装置とナビゲーション装置の要部構成の一例を示すブロック図である。 移動経路に応じた移動者の感情の変化の例を示す図である。 データベースに記録される情報の例を示す図である。 上記情報処理装置が地点を記録する処理の一例を示すフローチャートである。 上記ナビゲーション装置がルートを提示する処理の一例を示すフローチャートである。
〔システム概要〕
本発明の一実施形態に係るナビゲーションシステム5の概要を図1に基づいて説明する。図1は、ナビゲーションシステム5の概要を説明する図である。ナビゲーションシステム5は、ルート決定に関する条件の入力を受け付けて、当該条件を満たすルートをユーザに提示するシステムである。ナビゲーションシステム5には、情報処理装置1とナビゲーション装置3が含まれている。
情報処理装置1は、移動者の移動中における感情の遷移を示す感情情報と、当該移動者の位置情報とに基づいて、上記移動者の感情に影響を与えた地点を特定し、当該地点をデータベース111に記録する。情報処理装置1は、図示のように、様々な車両で移動する移動者の感情情報と位置情報を取得することが好ましい。詳細は後述するが、情報処理装置1は、ナビゲーション装置3から、ナビゲーション装置3のユーザ、つまり車両で移動する移動者の感情情報と位置情報を取得することができる。
そして、ナビゲーション装置3は、ルート決定に関する条件の入力を受け付けて、当該条件を満たし、かつ、データベース111に記録されている地点、すなわち移動者の感情に影響を与えた地点を通るルートをユーザに提示する。
これにより、感情に影響を与え得るルートにユーザを誘導することができる。これは、ある移動者の感情に影響を与えた地点は、ナビゲーション装置3のユーザの感情にも同様の影響を与え得るためである。例えば、ある移動者が美しい景色に感動した地点を通るルートを生成し、そのルートでルートガイドを行うことにより、ナビゲーション装置3のユーザに同様の感動を与えることが可能になる。そして、これにより、目的地に到達するまでのルートにおけるユーザの感情を考慮することなくルートを決定する従来のナビゲーション装置と比べて、ユーザの満足度を向上させることが可能になる。
なお、ユーザに提示するルートは、当該ルートに沿った位置に上記地点があればよく、当該地点は目的地に到達するまでの区間にあってもよいし、目的地が上記地点であってもよい。目的地に到達するまでの区間に上記地点が位置するようなルートを設定することにより、目的地に至るまでの過程をユーザに有意義に過ごさせることが可能になる。
〔情報処理装置の構成〕
情報処理装置1の構成を図2に基づいて説明する。図2は、情報処理装置1およびナビゲーション装置3の要部構成の一例を示すブロック図である。なお、ナビゲーション装置3の構成については、情報処理装置1の後で説明する。
図2に示すように、情報処理装置1は、情報処理装置1の各部を統括して制御する制御部10と、情報処理装置1が使用する各種データを記憶する記憶部11と、情報処理装置1が他の装置と通信するための通信部12を備えている。また、制御部10には、感情情報取得部101、位置情報取得部102、地点特定部103、判定部104、および記録部105が含まれている。また、記憶部11には、データベース111が記憶されている。なお、記憶部11は、情報処理装置1に外付けされていてもよい。また、データベース111を情報処理装置1とは別の装置に記憶させる構成としてもよい。
感情情報取得部101は、移動者の移動中における感情の遷移を示す感情情報を取得する。例えば、感情情報取得部101は、ある地点から目的地まで移動するときの移動期間において継続的に検知あるいは特定された移動者の感情を示す情報(上記移動期間における感情の遷移を示す時系列データ)を感情情報として取得してもよい。感情情報の取得対象となる移動者は運転者のみであってもよいし、同乗者が存在する場合には同乗者の感情情報も取得してもよい。また、感情情報取得部101は、移動期間中の移動者を継続的にセンシングすることによって取得された生体情報の時系列データを感情情報として取得してもよい。センシングによって取得された生体情報には移動者の感情が反映されているから、生体情報を感情情報として取得することにより、移動者の感情に確かに影響を与えた地点を記録することが可能になる。感情情報の具体例は後述する。
位置情報取得部102は、移動者の位置情報を取得する。移動者が車両で移動している場合、位置情報取得部102は、車両自体または車載機器から取得した位置情報を移動者の位置情報としてもよい。本実施形態では、位置情報取得部102は、車載機器であるナビゲーション装置3から位置情報を取得する例を説明する。
地点特定部103は、感情情報取得部101が取得した感情情報と位置情報取得部102が取得した位置情報に基づいて、移動者の感情に影響を与えた地点を特定する。具体的には、地点特定部103は、時系列の感情情報から移動者の感情が変化した時刻を特定し、その時刻の位置情報が示す位置付近の地点を、移動者の感情に影響を与えた地点であると特定する。移動者の感情に影響を与えた地点の特定については図3等に基づいて後述する。
判定部104は、道路沿いの各地点に関する情報に基づいて、地点特定部103が特定した地点が、移動者の感情に影響を与え得る地点であるか否かを判定する。このような判定を行う理由は、例えば音楽を聴く等の通過地点とは関係のない要因によっても移動者の感情は変化し得るが、地点特定部103は、このような地点とは関係のない要因により感情が変化した場合にもその地点も特定してしまう可能性があるためである。
具体的には、判定部104は、地点特定部103が特定した地点が、観光地情報に含まれているか否かにより上記判定を行ってもよい。観光地情報は予め取得するか、記憶しておけばよい。また、判定部104は、所定数以上の移動者に共通して特定された地点を、移動者の感情に影響を与え得る地点であると判定してもよい。例えば、判定部104は、10人以上の移動者について、地点特定部103が地点Xを特定している場合に、その地点Xは移動者の感情に影響を与え得る地点であると判定してもよい。
なお、判定部104は省略することもできるが、以下説明するように、移動者の感情の変化との関連性が低い地点が記録されることを防ぐという観点からは、判定部104を設けることが好ましい。
記録部105は、地点特定部103が特定した地点をデータベース111に記録する。なお、地点特定部103が特定した地点について、判定部104が、感情に影響を与え得る地点であるか否かの判定を行っていた場合、記録部105は、地点特定部103が特定した地点のうち、感情に影響を与え得ると判定された地点を記録する。これにより、移動者の感情の変化との関連性が低い地点が記録されることを防ぐことができる。
データベース111は、上述のように、移動者の感情に影響を与えた地点を記録したデータベースである。情報処理装置1は、様々な移動者に関する感情情報と位置情報を収集し、記録部105は、それらの情報に基づいて地点を記録するため、データベース111には、様々な移動者の感情に影響を与えた地点が記録されていく。
以上のように、情報処理装置1は、移動者の移動中における感情の遷移を示す感情情報を取得する感情情報取得部101と、上記移動者の位置情報を取得する位置情報取得部102と、上記感情情報と上記位置情報に基づいて、上記移動者の感情に影響を与えた地点を特定する地点特定部103と、上記地点を記録する記録部105と、を備えている。この構成によれば、移動者の感情に影響を与えた地点を記録することができる。そして、ナビゲーション装置3は、データベース111を参照して、上記のようにして記録された地点の情報を参照することにより、ユーザの感情を考慮したルートガイドを行うことが可能になる。
〔ナビゲーション装置の構成〕
上記と同じく図2に基づいてナビゲーション装置3の構成を説明する。ナビゲーション装置3は、ナビゲーション装置3の各部を統括して制御する制御部30と、ナビゲーション装置3が使用する各種データを記憶する記憶部31と、ナビゲーション装置3が他の装置と通信するための通信部32を備えている。また、ナビゲーション装置3は、ナビゲーション装置3に対するユーザの入力を受け付ける入力部33と、画像を表示する表示部34を備えている。そして、制御部30には、情報取得部301、受付部302、ルート生成部303、候補評価部304、到着時刻算出部305、ルート提示部306、および情報送信部307が含まれている。
情報取得部301は、ルートガイドに利用する各種情報を取得する。具体的には、情報取得部301は、ナビゲーション装置3が搭載された車両の現在位置を示す位置情報を取得する。情報取得部301は、ナビゲーション装置3が搭載された車両の移動中において位置情報を継続的に取得する。位置情報の取得には、例えばGPS(Global Positioning System)等を利用してもよい。また、情報取得部301は、ナビゲーション装置3が搭載された車両で移動中のユーザの感情を継続的に検知または特定することにより生成された、当該ユーザの感情情報を取得する。この他にも、情報取得部301は、日時、天気などを示す情報を取得してもよい。
受付部302は、入力部33を介してルート決定に関する条件の入力を受け付ける。例えば、受付部302は、目的地や経由地、到着希望時刻等の入力を受け付ける。なお、受付部302は、これら条件を例えば音声入力などにより受けて付けてもよい。
ルート生成部303は、予め記憶されている地図情報を検索して、受付部302が入力を受け付けた条件を満たすルートを複数生成する。生成された複数のルートのうち、1または複数のルートがルート提示部306によってユーザに提示される。何れのルートを提示するかは、以下説明する候補評価部304によるルートの評価結果と、到着時刻算出部305が算出する到着予想時刻によって決定される。
候補評価部304は、データベース111を参照して、ルート生成部303が生成した各ルートに沿って位置する、移動者の感情に影響を与えた地点を特定し、該特定結果に基づいてルート生成部303が生成した各ルートを評価する。
到着時刻算出部305は、ルート生成部303が生成したルートで現在地から目的地まで移動したときの目的地への到着予想時刻を算出する。到着予想時刻は、ルート長(移動距離)や、制限速度等を用いて算出することができる。また、到着時刻算出部305は、渋滞情報を考慮して到着予想時刻を算出することもできる。
ルート提示部306は、受付部302が入力を受け付けた条件を満たし、かつ、移動者の感情に影響を与えた地点を通るルートをユーザに提示する。ユーザが、提示されたルートを選択すると、ナビゲーション装置3はそのルートでユーザへのルートガイドを行う。なお、ルートガイドは従来のナビゲーション装置と同様の構成による同様の処理で実現可能であるから、ここでは説明を省略する。
情報送信部307は、情報取得部301が取得した各種情報、具体的にはナビゲーション装置3が搭載された車両で移動中のユーザの感情を継続的に検知することにより生成された時系列の感情情報と、同じ移動中に取得された時系列の位置情報とを対応付けて情報処理装置1に送信する。上述のように、これらの感情情報と位置情報に基づいて特定された、移動者(ナビゲーション装置3のユーザ)の感情に影響を与えた地点がデータベース111に記録される。
以上のように、ナビゲーション装置3は、ルート決定に関する条件の入力を受け付ける受付部302と、上記条件を満たし、かつ、所定の地点を通るルートをユーザに提示するルート提示部306と、を備えている。そして、上記所定の地点は、過去に当該地点を通行した移動者の感情の遷移を示す感情情報に基づいて、当該移動者の感情に影響を与えたことが特定された地点である。過去にある地点を移動者が通過したときに、その地点が移動者の感情に影響を与えた場合、その地点はナビゲーション装置のユーザの感情にも同様の影響を与え得る。よって、ナビゲーション装置3によれば、ユーザの感情に影響を与え得るルートにユーザを誘導することができる。そして、これにより、目的地に到達するまでのルートにおけるユーザの感情を考慮することなくルートを決定する従来のナビゲーション装置と比べて、ユーザの満足度を向上させることができる。
〔感情情報の例〕
上述のように、情報処理装置1は、感情情報に基づいて移動者の感情に影響を与えた地点を特定し、該地点をデータベース111に記録する。ここで「感情」とは、喜怒哀楽や好悪など、物事に感じて起る気持を意味する。例えば、快い、美しいと感じる気持も「感情」に含まれる。この他にも、気分が高揚する、リラックスする等も「感情」に含まれる。
このような感情は、心拍数、脈拍、脈波、体温等の生体情報に表れる他、表情や仕草等の外観にも表れる。よって、車両内に設置したセンサにより上記のような生体情報を取得するか、同じく車両内に設置したカメラによりユーザの外観を撮影するか、あるいはこれらの手法を併用することにより、ユーザの感情を特定することができる。センサやカメラは、必要な情報を取得できるような位置に配置すればよく、例えば車両のシートに温度センサや脈波センサを設けて、ユーザの体温や脈波を検出してもよい。
また、感情情報は、感情の種類に応じた特有の情報となる。例えば、ユーザが快いと感じているときと、景色等が美しいと感じているときとでは、取得される感情情報は異なるものとなる。このため、地点特定部103は、感情情報に基づいて、移動者に生じた感情の種類を特定してもよい。そして、この場合、記録部105は、特定された種類の感情と地点とを対応付けて記録してもよい。
これにより、ナビゲーション装置3は、ルートガイド時の状況に応じた感情の種類を決定し、決定した種類の感情が対応付けられた地点を通るルートをユーザに提示することが可能になる。そして、ルートガイド時の状況に応じた、妥当な種類の感情を惹起するルートにユーザを誘導することができる。例えば、ルートガイド時にユーザの機嫌が悪い場合にはユーザをリラックスさせるルートに誘導し、ルートガイド時にユーザの気分が低調である場合にはユーザの気分を高揚させるルートに誘導する、といったことも可能になる。
なお、ナビゲーション装置3の情報送信部307は、センサによる検出値やカメラで撮影した画像をそのまま感情情報として情報処理装置1に送信してもよいし、それらの検出値や画像から感情を特定し、特定した感情を示す情報を情報処理装置1に送信してもよい。感情を特定する方法は特に限定されず、例えば、ユーザの顔を撮影した画像を解析してその表情を特定し、表情の特定結果と、そのときの生体情報の値と、そのときのユーザの感情との対応関係を予め機械学習しておいてもよい。この場合、地点特定部103は、上記機械学習により構築された学習済みモデルに、現在のユーザの表情の特定結果と生体情報の値を入力することにより、現在のユーザの感情を特定することができる。
〔地点の記録の例〕
情報処理装置1が移動者の感情に影響を与えた地点をデータベース111に記録する例を図3および図4に基づいて説明する。図3は、移動経路に応じた移動者の感情の変化の例を示す図である。図4は、データベース111に記録される情報の例を示す図である。
図3の1001には、ナビゲーション装置3を搭載した車両Xと車両Yが、交差点aから交差点cまで移動した様子を示している。車両Xは、交差点aから出発して交差点bを直進して交差点cに到達している。この移動の間に、車両Xは、地点A、B、Cを通過している。一方、車両Yは、交差点aから出発して交差点bを右折した後、交差点eを左折して交差点cに到達している。この移動の間に、車両Yは、地点A、D、Eを通過している。
車両Xに搭載されたナビゲーション装置3の情報取得部301は、上記の移動の間における位置情報と感情情報(何れも時系列データ)をそれぞれ取得し、情報送信部307がこれらの時系列データを情報処理装置1に送信する。同様に、車両Yに搭載されたナビゲーション装置3の情報取得部301も、上記の移動の間における位置情報と感情情報(何れも時系列データ)を情報処理装置1に送信する。なお、感情情報は、気分の高揚度を示す情報であるとする。
図3の1002には、交差点aを出発した後、地点A、B、Cを通過して交差点cに至るまでの期間における、車両Xに乗車していた移動者の気分の高揚度の遷移を示している。車両Xに搭載されたナビゲーション装置3が送信した感情情報からこのようなグラフを作成することができる。また、図3の1003には、交差点aを出発した後、地点A、D、Eを通過して交差点cに至るまでの期間における、車両Yに乗車していた移動者の気分の高揚度の遷移を示している。このグラフは、車両Yに搭載されたナビゲーション装置3が送信した感情情報から作成することができる。
図示のように、車両X、Yに乗車していた移動者は、地点A〜Eの何れを通過する際にも気分が高揚しているが、地点A、C、D、Eを通過する際の高揚度が閾値以上であるのに対し、地点Bを通過する際の高揚度は閾値未満である。この場合、情報処理装置1の地点特定部103は、高揚度が閾値以上であった地点A、C、D、Eを、移動者の感情に影響を与えた地点であると特定する。図3の例では、気分を高揚させるという観点からは、車両Xが走行した経路よりも車両Yが走行した経路の方が、満足度が高かったといえる。
そして、記録部105は、上記のようにして特定された地点A、C、D、Eをデータベース111に記録する。記録する情報は、例えば図4のような情報であってもよい。図4に示すテーブルには、地点名と位置と感情への影響を示す情報が含まれている。具体的には、このテーブルにおいて、上述の地点Aについては、地点名が「地点A」、位置が「35.xxxx, 135.yyyy」、感情への影響が「気分高揚」であることを示す情報が記述されている。
位置を示す情報としては、ナビゲーション装置3から受信した位置情報(例えば、緯度と経度を示す情報)をそのまま用いることもできる。また、地点名については、上記位置情報とルートガイドに用いる地図情報等を用いて特定することができる。
感情への影響については、地点特定部103が当該地点を特定した基準に応じて特定すればよい。例えば、上記のように気分の高揚度が閾値以上である地点を特定した場合には「気分高揚」等とすればよい。また、感情情報がリラックス度を示す情報である場合に、リラックス度が閾値以上である地点を特定したときには「リラックス」等とすればよい。
なお、気分が高揚する地点のみを登録する場合のように、感情への影響の種類を考慮する必要がないときには、「感情への影響」の情報を記録する必要はない。また、地点名を使用する必要がないとき(例えば、判定部104を省略した場合等)には、地点名を示す情報を記録する必要はない。また、「地点」には、1つの位置情報(緯度・経度)で表されるピンポイントの地点の他、例えばある交差点から次の交差点までの区間のような広がりのあるものも含まれる。
〔処理の流れ(地点の記録処理)〕
情報処理装置1が地点を記録する処理(情報処理方法)の流れを図5に基づいて説明する。図5は、情報処理装置1が地点を記録する処理の一例を示すフローチャートである。
S1(感情情報取得ステップ)では、感情情報取得部101が、ナビゲーション装置3の情報送信部307が送信する感情情報を取得する。この感情情報は、ナビゲーション装置3が搭載された車両でのある移動期間においてユーザの感情を継続的に検知または特定することにより生成されたものである。
また、S2(位置情報取得ステップ)では、位置情報取得部102がナビゲーション装置3の情報送信部307が送信する位置情報を取得する。この位置情報は、上記移動期間において上記車両の位置を継続的に検知することにより生成されたものである。S2の後にS1の処理を行ってもよいし、S1とS2の処理を並行して行ってもよい。なお、情報送信部307は、例えば、上記移動期間における位置情報と感情情報をまとめて情報処理装置に送信すればよい。
S3(地点特定ステップ)では、地点特定部103が、S1で取得された感情情報とS2で取得された位置情報に基づいて、移動者の感情が変化した地点を特定する。ここで、地点特定部103は、移動者に生じた感情の種類についても特定してもよい。
S4では、判定部104が、S3で特定された地点が感情に影響を与え得る地点であるか否かを判定する。S4において、判定部104が感情に影響を与え得る地点であると判定した場合(S4でYES)にはS5の処理に進む。一方、判定部104が感情に影響を与え得る地点ではないと判定した場合(S4でNO)には、S3で特定された地点を記録することなく図5の処理は終了となる。
S5(記録ステップ)では、記録部105が、S3で特定された地点をデータベース111に記録する。なお、感情の種類についても特定されていた場合には、記録部105は、特定された感情の種類と地点とを対応付けて記録する。これにより地点を記録する処理は終了する。
〔処理の流れ(ルートの提示処理)〕
ナビゲーション装置3がルートを提示する処理(ナビゲーション方法)の流れを図6に基づいて説明する。図6は、ナビゲーション装置3がルートを提示する処理の一例を示すフローチャートである。
S11では、情報取得部301が、出発時における各種情報を取得する。具体的には、情報取得部301は、ナビゲーション装置3が搭載された車両の位置情報を取得する。この他にも、情報取得部301は、ユーザの感情情報や、日時、天気などを示す情報を取得してもよい。
S12(受付ステップ)では、受付部302が、ルート決定に関する条件の入力を受け付ける。この条件には、目的地を決定するための条件である目的地条件が含まれている。目的地条件は、目的地の住所や電話番号、地点名や位置情報等のように、直接的に目的地を示すものであってもよいし、「動物園」や「レストラン」等のような一般名称や、「景色のいい場所」のようなあいまいな検索条件であってもよい。また、上記条件には、到着希望時刻や、経由地に関する経由地条件が含まれていてもよい。経由地条件も、目的地条件と同様であり、直接的に経由地を示すものであってもよいし、一般名称やあいまいな検索条件であってもよい。以下では、一例として、目的地条件として「動物園」が入力され、経由地条件として「桜を見たい」と入力された例を説明する。
S13では、ルート生成部303が、S12で入力を受け付けた条件に適合する経由地と目的地の候補を抽出する。例えば、ルート生成部303は、S11で取得された位置情報が示す位置から所定範囲内にある動物園A〜Cを目的地の候補として抽出すると共に、同範囲内にあるお花見スポットD、Eを経由地の候補として抽出する。
なお、S11で日時や天気などを示す情報が取得されている場合、ルート生成部303は、S13において、その日時や天気に適合した経由地と目的地の候補を抽出してもよい。例えば、日時を示す情報が取得されている場合、ルート生成部303は、その日時に開いていない施設等は抽出しないようにしてもよい。また、例えば、天気が雨であることを示す情報が取得されている場合、ルート生成部303は、雨天時に利用できない施設等は抽出しないようにしてもよい。
S14では、ルート生成部303は、S13における候補の抽出結果に基づいてルートの候補を生成する。例えば、目的地の候補が3つであり、経由地の候補が2つであれば、6通りのルートを生成する。このように、ルート生成部303は、S12で入力を受け付けた条件を満たすルートの候補を複数生成する。
S15では、候補評価部304が、S14で生成されたルートの候補のそれぞれを感情情報に基づいて評価する。具体的には、候補評価部304は、情報処理装置1にアクセスしてデータベース111を参照して、ルート生成部303が生成した各ルートの候補に沿って位置する、移動者の感情に影響を与えた地点を特定する。そして、候補評価部304は、移動者の感情に影響を与えた地点をより多く通るルートの候補をより高い評価とする。データベース111に記録されている地点は感情情報に基づいて特定された地点であるから、この評価は感情情報に基づいている。
なお、S11でユーザの感情情報を取得している場合には、候補評価部304は、出発時のユーザの感情に応じた地点を通るルートの候補の評価を高くしてもよい。例えば、S11で取得された感情情報が、ユーザの機嫌が悪いことを示している場合には、候補評価部304は、ユーザの気分をリラックスさせる地点を通るルートの候補の評価を高くしてもよい。
S16では、到着時刻算出部305が、S14で生成されたルートの候補のそれぞれについて、目的地への到着予想時刻を算出する。なお、到着時刻算出部305は、例えば交通情報を提供するサービスから渋滞情報を取得し、当該渋滞情報を考慮して到着予想時刻を算出してもよい。
S17では、ルート提示部306が、S15の評価結果と、S16で算出された到着予想時刻とに基づいて、S14で生成されたルートの候補のうち何れをユーザに提示するかを決定する。ここで、ルート提示部306は、候補評価部304の評価がより高いルートと、到着予想時刻が早いルートを優先する。特に、S12で入力を受け付けた条件に到着希望時刻が含まれている場合、ルート提示部306は、到着希望時刻と同じか、それよりも早い到着予想時刻のルートを提示することを決定する。
例えば、S14で生成した6通りのルートのうち、3通りのルートの到着予想時刻が到着希望時刻より早く、残り3通りの到着予想時刻が到着希望時刻以降であったとする。この場合、ルート提示部306は、前者の3通りのルートのうち、S15での評価が最も高評価であったルートをユーザに提示すると決定してもよい。
S18(ルート提示ステップ)では、ルート提示部306は、S17で決定したルートを表示部34に表示させることによりユーザに提示する。このルートは、S12で入力を受け付けた条件を満たし、かつ、移動者の感情に影響を与えた地点を通るルートである。これにより、ルートの提示処理は終了する。
この後、提示したルートをユーザが選択すると、ナビゲーション装置3は、当該ルートにて目的地までのルートガイドを行う。これにより、目的地に到着するまでのルートにおいて、ユーザの感情が良好な状態を維持したり好転させたりすることができるので、目的地に至るまでの過程を有意義なものとすることができる。また、目的地到着時の精神状態が良好なものとなれば、目的地でのユーザの活動もより有意義なものとなるので、ユーザの満足度を高めることができる。
なお、S17では、ルート提示部306は、複数のルートを決定してもよく、この場合、S18では複数のルートをユーザに提示して、その何れかをユーザに選択させてもよい。この場合、ルート提示部306は、S15での評価がより高評価であったルートを、評価がより低かったルートよりも優先的に提示することが好ましい。例えば、ルート提示部306は、評価が最も高かったルートをおすすめのルートとして提示し、その他のルートについては代替候補として提示してもよい。
図6の処理によれば、各ルートに沿って位置する所定の地点の特定結果に基づく評価がより高いルートを優先して提示するので、ユーザの感情に影響を与える可能性がより高いルートを優先して提示することが可能になる。例えば、ユーザの気分を高揚させる所定の地点をより多く通るルートや、ユーザの気分をより強く高揚させ得る所定の地点を通るルートを優先して提示することも可能になる。
〔変形例〕
上記実施形態では、移動者の感情に影響を与えた地点を通るルートの評価を高くすることにより、移動者の感情に影響を与えた地点を通るルートが優先的に提示されるようにしているが、移動者の感情に影響を与えた地点を通るようにルートを生成してもよい。例えば、ルート生成部303は、目的地が決定されたときに、現在地と目的地とを結ぶ最短ルートを探索し、その最短ルートの周囲に存在する、移動者の感情に影響を与えた地点を抽出してもよい。そして、ルート生成部303は、最短ルートを、抽出した地点を通るように修正したものをルートの候補として生成してもよい。このような構成であっても、移動者の感情に影響を与えた地点を通るルートをユーザに提示することができる。
また、ルート生成部303は、データベース111に記録されている、移動者の感情に影響を与えた地点の中に、受付部302が受け付けた条件に適合する地点がある場合、当該地点を目的地および経由地の少なくとも何れかとしてユーザに提示してもよい。このような構成であっても、移動者の感情に影響を与えた地点を通るルートをユーザに提示することができる。このように、移動者の感情に影響を与えた地点を通るルートは、現在地と目的地の間に移動者の感情に影響を与えた地点が存在するルートの他、目的地が移動者の感情に影響を与えた地点であるルートも含まれる。
上記各実施形態で説明した各処理の実行主体は、適宜変更することが可能である。例えば、後述するように、情報処理装置1は、ナビゲーション装置3以外の装置から位置情報や感情情報を取得するものとしてもよい。この場合、ナビゲーション装置3における情報取得部301および情報送信部307の処理は、ナビゲーション装置3以外の装置が実行することになる。
また、例えば、情報処理装置1から地点特定部103および判定部104の少なくとも何れかを省略し、省略した処理部を他の装置に設けてもよい。例えば、情報処理装置1から地点特定部103を省略した場合、情報処理装置1は、地点特定部103を備える他の装置に感情情報と位置情報を送信して移動者の感情に影響を与えた地点を特定させ、その特定結果を当該装置から受信すればよい。この場合、図5のS1〜5の処理のうち、S3の処理を他の装置が実行することになる。このように、図5の処理は、複数の装置を実行主体として実現することもできる。図6の処理も同様である。
情報処理装置1の感情情報取得部101と位置情報取得部102は、ナビゲーション装置3以外の装置から位置情報や感情情報を取得してもよい。例えば、感情情報取得部101は、ナビゲーション装置3を介さずに、車両に搭載されたセンサから感情情報(生体情報であってもよい)を取得してもよい。また、例えば、位置情報取得部102は、ナビゲーション装置3を介さずに、車両に搭載されたGPS受信機から位置情報を取得してもよい。この他にも、例えば、車両に乗車している移動者が所持している携帯電話機等の端末装置から位置情報や感情情報を取得してもよい。
また、情報処理装置1の記録部105は、移動者の感情に影響を与えた地点と共に、その地点を通過したときの時刻あるいは時間帯や、天気を記録してもよい。この場合、ナビゲーション装置3の候補評価部304は、ある地点に対応付けて記録されている時刻あるいは時間帯や天気と、その地点を通過すると予想される時点における時間帯や天気とが一致する場合に、その地点を経由するルートの評価を高くしてもよい。これにより、夕日が美しい地点などのように、特定の天気や時間帯において移動者の感情に影響を与える地点を、当該特定の天気や時間帯に通過するルートを提示することが可能になる。
また、情報処理装置1の記録部105は、移動者の感情に影響を与えた地点と共に、その移動者の属性情報(例えば性別、年齢等)を記録してもよい。この場合、ナビゲーション装置3の候補評価部304は、ナビゲーション装置3のユーザの属性に応じた地点を経由するルートの評価を高くしてもよい。例えば、候補評価部304は、ナビゲーション装置3のユーザが20代の女性であれば、20代の女性の感情に影響を与えた地点を経由するルートの評価を高くしてもよい。これにより、ナビゲーション装置3のユーザの属性に応じた好適なルートを提示することが可能になる。
情報処理装置1の記録部105は、例えば、不快、恐怖、いらいらする等の否定的な感情を惹起した地点を記録してもよい。この場合、ナビゲーション装置3の候補評価部304は、否定的な感情を惹起した地点を経由するルートの評価を低くしてもよい。これにより、否定的な感情を惹起しないようなルートにユーザを誘導することが可能になる。
また、例えば、記録部105は、移動者が眠気を感じた地点を記録してもよい。眠気を感じているか否かは、移動者の表情、瞬きの回数、体温などから判定可能である。移動者が眠気を感じた地点を記録した場合、出発時にユーザが眠気を感じている状態であれば、候補評価部304は、移動者が眠気を感じた地点を経由するルートの評価を低くしてもよい。これにより、居眠り運転や注意力低下に起因する事故等を未然に防止することも可能になる。
上記実施形態および本変形例では、車両用のナビゲーションについて説明したが、上記実施形態および本変形例に示した各構成は、歩行者用等の他のナビゲーションにも適用が可能である。例えば、歩行者のナビゲーションを行う場合、スマートフォン等の携帯型の端末装置に、図2の制御部30に含まれる各処理部の機能を持たせるためのアプリケーションソフトウェアをインストールしてもよい。これにより、当該端末装置を歩行者用のナビゲーション装置として機能させることができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
情報処理装置1およびナビゲーション装置3の制御ブロック(特に制御部10、30に含まれる各部)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、情報処理装置1およびナビゲーション装置3は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 情報処理装置
101 感情情報取得部
102 位置情報取得部
103 地点特定部
104 判定部
105 記録部
111 データベース
3 ナビゲーション装置
302 受付部
303 ルート生成部
304 候補評価部
306 ルート提示部
5 ナビゲーションシステム

Claims (10)

  1. 移動者の移動中における感情の遷移を示す感情情報と上記移動者の位置情報とに基づいて、上記移動者の感情に影響を与えた地点を特定し、当該地点をデータベースに記録する情報処理装置と、
    ルート決定に関する条件の入力を受け付けて、当該条件を満たし、かつ、上記データベースに記録されている地点を通るルートをユーザに提示するナビゲーション装置と、を含むことを特徴とするナビゲーションシステム。
  2. 上記情報処理装置は、上記感情情報から上記地点で上記移動者に生じた感情の種類を特定し、特定した種類の感情と当該地点とを対応付けて記録し、
    上記ナビゲーション装置は、ルートガイド時の状況に応じた感情の種類を決定し、決定した種類の感情が対応付けられた地点を通るルートをユーザに提示する、ことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  3. 移動者の移動中における感情の遷移を示す感情情報を取得する感情情報取得部と、
    上記移動者の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    上記感情情報と上記位置情報に基づいて、上記移動者の感情に影響を与えた地点を特定する地点特定部と、
    上記地点を記録する記録部と、を備えていることを特徴とする情報処理装置。
  4. 上記感情情報取得部は、上記移動者をセンシングすることによって取得された生体情報を、上記感情情報として取得することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 道路沿いの各地点に関する情報に基づいて、上記地点特定部が特定した地点が、上記移動者の感情に影響を与え得る地点であるか否かを判定する判定部を備え、
    上記記録部は、上記地点特定部が特定した地点のうち、上記判定部が上記移動者の感情に影響を与え得る地点であると判定した地点を記録する、ことを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理装置。
  6. ナビゲーション装置であって、
    ルート決定に関する条件の入力を受け付ける受付部と、
    上記条件を満たし、かつ、所定の地点を通るルートをユーザに提示するルート提示部と、を備え、
    上記所定の地点は、過去に当該地点を通行した移動者の感情の遷移を示す感情情報に基づいて、当該移動者の感情に影響を与えたことが特定された地点である、ことを特徴とするナビゲーション装置。
  7. 上記所定の地点は複数存在しており、当該複数の所定の地点は所定のデータベースに記録されており、
    上記ナビゲーション装置は、
    上記条件を満たすルートを複数生成するルート生成部と、
    上記データベースを参照して、上記ルート生成部が生成した各ルートに沿って位置する上記所定の地点を特定し、該特定結果に基づいて上記ルート生成部が生成した各ルートを評価する候補評価部と、を備え、
    上記ルート提示部は、上記候補評価部の評価がより高いルートを優先して上記ユーザに提示する、ことを特徴とする請求項6に記載のナビゲーション装置。
  8. 1または複数の情報処理装置によって実行される情報処理方法であって、
    移動者の移動中における感情の遷移を示す感情情報を取得する感情情報取得ステップと、
    上記移動者の位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    上記感情情報と上記位置情報に基づいて、上記移動者の感情に影響を与えた地点を特定する地点特定ステップと、
    上記地点を記録する記録ステップと、を含むことを特徴とする情報処理方法。
  9. 1または複数の装置によって実行されるナビゲーション方法であって、
    ルート決定に関する条件の入力を受け付ける受付ステップと、
    上記条件を満たし、かつ、所定の地点を通るルートをユーザに提示するルート提示ステップと、を含み、
    上記所定の地点は、過去に当該地点を通行した移動者の感情の遷移を示す感情情報に基づいて、当該移動者の感情に影響を与えたことが特定された地点である、ことを特徴とするナビゲーション方法。
  10. 請求項6に記載のナビゲーション装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、上記受付部および上記ルート提示部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024176744A1 (ja) * 2023-02-22 2024-08-29 オムロン株式会社 経路情報提供システムおよび経路情報提供方法

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