JP2020192913A - 車両用加飾部材固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体外装部材に複数の加飾部材を固定するときに各部材の見切りを容易に調整でき、見栄えを損なわない車両用加飾部材固定構造を提供する。【解決手段】本発明にかかる車両用加飾部材固定構造100は、車体の外側に取り付けられ車幅方向に延びるリヤバンパー102と、リヤバンパーの意匠面110に車幅方向に隣接して固定され所定の意匠を形成するセンターガーニッシュ104およびサイドガーニッシュ106とを備える車両用加飾部材固定構造において、リヤバンパーは、車体側に凹んだ第1凹部120を有し、センターガーニッシュの端部112およびサイドガーニッシュの端部116は互いに嵌合していて、車両用加飾部材固定構造はさらに、嵌合したセンターガーニッシュおよびサイドガーニッシュの端部をまとめて第1凹部に固定する固定部材130を備えることを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、車両用加飾部材固定構造に関するものである。
自動車等の車体の外側には、車体外装部材が取り付けられている。車体外装部材は、例えば車体の前部や後部を構成し、さらに部材同士が隣接して配置される場合がある。このような場合、各部材間の見切り(隙間)を調整して、見栄えが損なわれないようにする必要がある。
特許文献1には、グリルとヘッドランプとをそれぞれ自動車用外装品として車体に取り付ける自動車用外装品の取付け構造が記載されている。グリルは、自動車の前部における車体の前方で車幅方向の中央部を含む中間部分に配置される。ヘッドランプは、車体の前方で車幅方向の側部においてグリルに隣接した状態で配置される。
このグリルの車幅方向の側部には、取付け座が形成されている。取付け座には、ヘッドランプが位置決めされた状態で係止される。この取付け構造には、第1の取付け部がさらに設けられている。第1の取付け部は、ヘッドランプが位置決めされた状態で係止された取付け座を、そのヘッドランプとともに車体に対し車幅方向へ変位可能に取り付ける。
特許文献1では、ヘッドランプは、グリルの車幅方向の側部における取付け座に位置決めされた状態で係止される。そのため、グリルとヘッドランプとの隙間自体を小さくするとともに、隙間の大きさの部位によるばらつきを小さくすることが容易である、としている。また特許文献1では、第1の取付け部により、グリルとヘッドランプが一体となって車幅方向へ変位可能であるため、取付け座とヘッドランプとの位置関係は変化しにくくなり、グリルとヘッドランプとの境界部分の見栄えが良好になる、としている。
特開2017−47855号公報
ところで車体の外側には、車体外装部材として車体の後部を構成するリヤバンパーが取り付けられる。リヤバンパーは、成形金型などを用いて一体成形された樹脂製の部材である。またリヤバンパーの意匠面には、例えば商品価値を高めるために装飾パーツ等の加飾部材が複数取り付けられる場合がある。
複数の加飾部材としては、例えば車幅方向に隣接してリヤバンパーに固定されることで、所定の意匠を形成するものがある。このため、見栄えを損なわないためには、車体外装部材に複数の加飾部材を固定するときの各部材の見切りを調整し、各部材の公差による組付けのばらつきを抑える必要がある。なお特許文献1に記載の自動車用外装品の取付け構造では、車体外装部材の意匠面に所定の意匠を形成するように複数の加飾部材を固定する点については考慮されていない。
本発明は、このような課題に鑑み、車体外装部材に複数の加飾部材を固定するときに各部材の見切りを容易に調整でき、見栄えを損なわない車両用加飾部材固定構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用加飾部材固定構造の代表的な構成は、車体の外側に取り付けられ車幅方向に延びる車体外装部材と、車体外装部材の意匠面に車幅方向に隣接して固定され所定の意匠を形成する第1加飾部材および第2加飾部材とを備える車両用加飾部材固定構造において、車体外装部材は、車体側に凹んだ第1凹部を有し、第1加飾部材の端部および第2加飾部材の端部は互いに嵌合していて、車両用加飾部材固定構造はさらに、嵌合した第1加飾部材および第2加飾部材の端部をまとめて第1凹部に固定する固定部材を備えることを特徴とする。
本発明によれば、車体外装部材に複数の加飾部材を固定するときに各部材の見切りを容易に調整でき、見栄えを損なわない車両用加飾部材固定構造を提供することができる。
本発明の実施例に係る車両用加飾部材固定構造の外観を示す図である。 図1の車両用加飾部材固定構造から第1加飾部材および第2加飾部材を取り外して車体外装部材の要部を拡大して示す図である。 図1の第1加飾部材の端部を示す図である。 図1の第2加飾部材の端部を示す図である。 図1(b)の車両用加飾部材固定構造のA−A断面図である。 図1(b)の車両用加飾部材固定構造のB−B断面図である。 図1の車両用加飾部材固定構造の裏面を示す図である。 図7(a)の車両用加飾部材固定構造のE−E断面図である。
本発明の一実施の形態に係る車両用加飾部材固定構造の代表的な構成は、車体の外側に取り付けられ車幅方向に延びる車体外装部材と、車体外装部材の意匠面に車幅方向に隣接して固定され所定の意匠を形成する第1加飾部材および第2加飾部材とを備える車両用加飾部材固定構造において、車体外装部材は、車体側に凹んだ第1凹部を有し、第1加飾部材の端部および第2加飾部材の端部は互いに嵌合していて、車両用加飾部材固定構造はさらに、嵌合した第1加飾部材および第2加飾部材の端部をまとめて第1凹部に固定する固定部材を備えることを特徴とする。
上記構成では、車体外装部材の意匠面に第1加飾部材および第2加飾部材を車幅方向に隣接して固定することで所定の意匠を形成する。一例として車体外装部材は、車体の外側に取り付けられ車幅方向に延びるリヤバンパーなどであって、車体側に凹んだ第1凹部を有する。第1加飾部材は、車体外装部材の意匠面の例えば車幅方向中央に配置されるセンターガーニッシュなどである。第2加飾部材は、第1加飾部材の例えば車幅方向外側に隣接して配置されるサイドガーニッシュなどである。これら第1加飾部材の端部と第2加飾部材の端部は、互いに嵌合した状態で固定部材によって車体外装部材の第1凹部に固定される。つまり、第1加飾部材の端部および第2加飾部材の端部はいずれも同じ箇所、すなわち車体外装部材の第1凹部で嵌合しさらに固定される。したがって上記構成によれば、車体外装部材、第1加飾部材および第2加飾部材の見切り(隙間)を容易に調整でき、さらに各部材の公差による組付けのばらつきを抑えることができ、見栄えを損なわないようにできる。
上記の車体外装部材の第1凹部は、車体に最も近い底部と、底部から意匠面までをつなぐ側壁部とで構成されていて、第1加飾部材の端部は、第1凹部の底部に向かって突出し底部に到達する第1突出部と、第1突出部の径が途中で小さくなるように第1突出部に形成された段差部とを有し、第2加飾部の端部は、第1凹部の底部に向かって延びる縦壁部と、縦壁部から延長され第1突出部によって貫かれる延長部とを有し、固定部材は、第1凹部の底部の車体側から底部を貫通しさらに第1突出部に挿入されることで第1加飾部材および第2加飾部材の端部をまとめて第1凹部に固定していて、延長部は、第1凹部の底部と第1突出部の段差部とで挟み込まれる。
上記構成では、第1加飾部材の端部は、段差部が形成された第1突出部を有する。そして固定部材が第1凹部の底部を貫通しさらに第1突出部に挿入されると、第2加飾部材の端部の延長部材は、車体外装部材の第1凹部の底部と第1加飾部材の第1突出部の段差部とで挟み込まれて固定される。このように第1加飾部材の端部の第1突出部に段差部を形成することで、第1加飾部材と第2加飾部材の位置合わせを容易に行い、互いを適切に組み合わせて固定することができる。また車体外装部材に対する第1加飾部材および第2加飾部材の位置のずれも生じ難くなる。
また上記構成では、固定部材は、車体外装部材の第1凹部、第1加飾部材の端部および第2加飾部材の端部を共締めしている。このため、複数の固定構造を設けることなく、第1加飾部材および第2加飾部材が車体外装部材から浮き上がることを防止でき、各部材間に意図しない隙間が発生することも防止できる。さらに複数の固定構造を設ける必要がないため、各部材の形状を簡素化でき、組付け作業も容易に行うことができる。
上記の第1突出部には、第1突出部の突出方向に沿って第1突出部の周囲に放射状に複数の第1リブが設けられていて、複数の第1リブが第1凹部の底部に至る手前で終端することによって段差部が形成されていて、第2加飾部材の端部はさらに、延長部から複数の第1リブを包囲するように張り出していて複数の第1リブと嵌合する第2リブを有する。
上記構成では、第1突出部に段差部を形成する複数の第1リブを設け、複数の第1リブと嵌合する第2リブを延長部に設けている。これらの複数の第1リブと第2リブとが嵌合することで、第1加飾部材の端部と第2加飾部材の端部は互いに嵌合できる。また第1リブおよび第2リブを設けることにより、嵌合箇所の強度を高めて変形を抑制でき、組付け時の位置精度も向上する。また固定部材は、第1リブと第2リブが嵌合することで、車体外装部材の第1凹部と第1加飾部材の第1突出部の段差部とで第2加飾部材の延長部を挟み込んで固定できる。さらに第1加飾部材の端部と第2加飾部材の端部とを嵌合することで、組付け時の仮組状態を容易に維持でき、組付け時に脱落などの不具合が発生することを防止できる。
上記の車体外装部材の第1凹部は、底部および側壁部によって矩形状になっていて、第2加飾部材の延長部は矩形状であり、第2リブは、延長部の周縁から矩形状に張り出していて、第1凹部の側壁部に近接している。
上記構成では、車体外装部材の第1凹部の底部および側壁部を矩形状とし、第2加飾部材の延長部および第2リブを矩形状としている。さらに第2リブを第1凹部の側壁に近接するように配置している。このため、第1凹部の底部と延長部との位置合わせ、および第1凹部の側壁部と第2リブとの位置合わせを確実に行うことができる。
上記の車体外装部材はさらに、第1凹部の底部に固定部材から離間して形成された第1開口部を有し、第2加飾部材の端部はさらに、延長部から第1凹部の底部に向かって突出し第1開口部を貫通する第2突出部を有する。
このように、第2加飾部材の端部と車体外装部材の第1凹部は、延長部の第2突出部が第1凹部の底部の第1開口部を貫通することで確実に位置決めされる。このため、各部材の組付け作業をさらに容易にすることができる。
上記の車体外装部材はさらに、第1凹部の底部に固定部材から離間して形成され所定の電装部品を保持する保持部材が係合する第2開口部を有し、第1凹部の側壁部には、第2開口部の車幅方向外側に切欠が形成されている。
このように、車体外装部材の第1凹部の底部に第2開口部を形成することで、所定の電装部品(例えばハーネス)を保持する保持部材(例えばクリップ)を第1凹部の底部に係合させ固定できる。また保持部材を第1凹部の底部に係合させることで、保持部材を設けるスペースを確保できるため、保持部材が意匠面に干渉せず見栄えが損なわれない。
さらに第1凹部の側壁部に切欠を形成したので、車体外装部材に第1加飾部材および第2加飾部材が固定された状態であっても、車体外装部材の車体側から側壁部の切欠に工具を挿入して、保持部材の係合を容易に解除できる。このため、第1加飾部材および第2加飾部材を車体外装部材から取り外すことなく、また保持部材を破損することなく、電装部品を交換することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。かかる実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施例に係る車両用加飾部材固定構造100の外観を示す図である。図1(a)、図1(b)は、車両用加飾部材固定構造100を斜め後側から見た状態、後側から見た状態をそれぞれ示す図である。なお以下各図において、車両前後方向をそれぞれ矢印Front、Back、車幅方向の左右をそれぞれ矢印Left、Right、車両上下方向をそれぞれ矢印Up、Downで例示する。
車両用加飾部材固定構造100は、車体の後部を構成する車体外装部材(リヤバンパー102)と、第1加飾部材(センターガーニッシュ104)および第2加飾部材(サイドガーニッシュ106、108)とを備える。リヤバンパー102は、成形金型などを用いて一体成形された樹脂製の部材であって、車体の外側に取り付けられ車幅方向に延びている。
センターガーニッシュ104およびサイドガーニッシュ106、108は、リヤバンパー102の意匠面110に車幅方向に隣接して固定されることで、例えば商品価値を高めるために所定の意匠を形成する。センターガーニッシュ104は、リヤバンパー102の車幅方向中央に配置される部材であって、車幅方向外側の端部112、114を有する。サイドガーニッシュ106、108は、センターガーニッシュ104の車幅方向外側に隣接して配置される部材であって、センターガーニッシュ104の端部112、114に重ねられ嵌合する車幅方向内側の端部116、118を有する。
車両用加飾部材固定構造100では、センターガーニッシュ104の端部112とサイドガーニッシュ106の端部116とを重ねて嵌合し、さらに嵌合した端部112、116をまとめてリヤバンパー102の意匠面110に固定する(後述)。なお上記の各部材は、図示のように車幅方向中央を基準にして対称構造となっている。このため、センターガーニッシュ104の端部114とサイドガーニッシュ108の端部118も同様に嵌合し、さらにリヤバンパー102の意匠面110に固定される。
図2は、図1の車両用加飾部材固定構造100からセンターガーニッシュ104およびサイドガーニッシュ106、108を取り外してリヤバンパー102の要部を拡大して示す図である。図2(a)は、図1(a)に対応する斜視図である。図2(b)は、図1(b)に対応する平面図であって、さらに図1(b)と同様にA−A線、B−B線を示している。
リヤバンパー102は、図2(a)に示すように意匠面110から車体側すなわち車両前側に凹んだ第1凹部120を有する。第1凹部120は、車体に最も近い矩形状の底部122と、底部122から意匠面110までをつなぐ矩形状の右側側壁部124、左側側壁部126および下側側壁部128とで区画されている。第1凹部120の底部122には、固定部材130が車体側から通される貫通孔132が形成され、さらに固定部材130から離間して第1開口部134および第2開口部136が形成されている。また第1凹部120の左側側壁部126には、図2(b)に示すように、第2開口部136の車幅方向外側に切欠138が形成されている。
図3は、図1のセンターガーニッシュ104の端部112を示す図である。なお図3(a)は、センターガーニッシュ104の端部112の意匠面とは反対側の面を示している。図3(b)は、図3(a)のC矢視図である。
センターガーニッシュ104の端部112は、第1突出部140を有する。第1突出部140は、第1凹部120の底部122に向かって突出し、底部122に到達する部位である(図5および図6参照)。また第1突出部140の先端部142には、図3(a)に示すように、固定部材130が挿入される挿入孔144が形成されている。さらに第1突出部140の周囲には、放射状に複数(ここでは4つ)の第1リブ146a、146b、146c、146dが設けられている。
これらの第1リブ146a、146b、146c、146dは、図3(b)に示すように第1突出部140の突出方向に沿っていて、第1凹部120の底部122に至る手前すなわち先端部142に至る途中で終端している。これにより、第1突出部140には、第1突出部140の径が途中で小さくなるように段差部148が形成されている。また図3(b)に示すように、第1突出部140は、センターガーニッシュ104の端部112の裏面150とは隙間を空けて形成された土台部152に設けられている。これにより、センターガーニッシュ104の端部112の意匠面には、溶融樹脂の収縮によるヒケが発生せず、見栄えが損なわれない。
図4は、図1のサイドガーニッシュ106の端部116を示す図である。図4(a)、図4(b)は、サイドガーニッシュ106の端部116を斜め後側から見た状態、後側から見た状態をそれぞれ示す図である。図4(c)は、図4(b)のD矢視図である。図5は、図1(b)の車両用加飾部材固定構造100のA−A断面図である。図6は、図1(b)の車両用加飾部材固定構造100のB−B断面図である。
サイドガーニッシュ106の端部116は、縦壁部154と延長部156とを有する。縦壁部154は、図5に示すように第1凹部120の底部122に向かって延びていて、センターガーニッシュ104の端部112の第1突出部140よりも車幅方向外側に位置している。延長部156は、縦壁部154から車幅方向内側に延長された部位であって、第1突出部140によって貫かれる孔部158を有する。
サイドガーニッシュ106の端部116はさらに、矩形状の第2リブ160および第2突出部162を有する。第2リブ160は、図4(a)および図4(b)に示すように延長部156の縁から車両後側に張り出している。また図5および図6に示すように第2リブ160は、複数の第1リブ146a、146b、146c、146dを包囲するように張り出していてこれらの第1リブ146a、146b、146c、146dと嵌合する。このようにして、センターガーニッシュ104の端部112とサイドガーニッシュ106の端部116とは互いに嵌合する。さらに第2リブ160は、第1リブ146a、146b、146c、146dと嵌合した状態で、第1凹部120の右側側壁部124(図5参照)と下側側壁部128(図6参照)に近接している。
第2突出部162は、図4(a)および図4(c)に示すように延長部156から車両前側に突出している。さらに図6に示すように第2突出部162は、第1凹部120の底部122に向かって突出し、第1凹部120の第1開口部134を貫通する。
図5および図6に示すように固定部材130は、第1凹部120の底部122の車体側から底部122の貫通孔132を貫通し、さらに第1突出部140の挿入孔144に挿入される。このようにして固定部材130は、センターガーニッシュ104の端部112とサイドガーニッシュ106の端部116とをまとめて第1凹部120に固定する。このとき、第2突出部162の延長部156は、第1凹部120の底部122と第1突出部140の段差部148とで挟み込まれる。
このように車両用加飾部材固定構造100では、センターガーニッシュ104の端部112とサイドガーニッシュ106の端部116が互いに嵌合した状態で固定部材130によってリヤバンパー102の第1凹部120に固定される。つまり、センターガーニッシュ104の端部112およびサイドガーニッシュ106の端部116はいずれも同じ箇所、すなわちリヤバンパー102の第1凹部120で嵌合しさらに固定される。
したがって車両用加飾部材固定構造100によれば、リヤバンパー102、センターガーニッシュ104およびサイドガーニッシュ106の見切り(隙間)を容易に調整でき、さらにこれら各部材の公差による組付けのばらつきを抑えることができる。その結果、車両用加飾部材固定構造100では、見栄えが損なわれない。
また、センターガーニッシュ104の端部112の第1突出部140に段差部148を形成したので、センターガーニッシュ104とサイドガーニッシュ106の位置合わせを容易に行い、互いを適切に組み合わせて固定することができる。これにより、リヤバンパー102に対するセンターガーニッシュ104およびサイドガーニッシュ106の位置のずれも生じ難くなる。
また固定部材130は、リヤバンパー102の第1凹部120、センターガーニッシュ104の端部112およびサイドガーニッシュ106の端部116を共締めしている。このため車両用加飾部材固定構造100によれば、複数の固定構造を設けることなく、センターガーニッシュ104およびサイドガーニッシュ106がリヤバンパー102から浮き上がることを防止でき、各部材間に意図しない隙間が発生することも防止できる。さらに複数の固定構造を設ける必要がないため、各部材の形状を簡素化でき、組付け作業も容易に行うことができる。
また車両用加飾部材固定構造100では、第1突出部140に設けられ段差部148を形成する複数の第1リブ146a、146b、146c、146dと、延長部156に設けられた第2リブ160とが嵌合する。これにより、センターガーニッシュ104の端部112とサイドガーニッシュ106の端部116とを互いに嵌合できる。そして第1リブ146a、146b、146c、146dおよび第2リブ160を設けることにより、嵌合箇所の強度を高めて変形を抑制でき、組付け時の位置精度も向上する。
また固定部材130は、第1リブ146a、146b、146c、146dと第2リブ160が嵌合することで、第1凹部120と第1突出部140の段差部148とでサイドガーニッシュ106の延長部156を挟み込んで固定できる。さらに車両用加飾部材固定構造100では、センターガーニッシュ104の端部112とサイドガーニッシュ106の端部116とを嵌合することで、組付け時の仮組状態を容易に維持でき、組付け時に脱落などの不具合が発生することを防止できる。
また車両用加飾部材固定構造100では、第1凹部120の底部122、右側側壁部124、左側側壁部126および下側側壁部128を矩形状とし、サイドガーニッシュ106の延長部156および第2リブ160を矩形状としている。さらに、第2リブ160は、第1凹部120の右側側壁部124および下側側壁部128に近接するように配置されている。このため、車両用加飾部材固定構造100では、第1凹部120の底部122と延長部156との位置合わせ、および、第1凹部120の右側側壁部124、下側側壁部128と第2リブ160との位置合わせを確実に行うことができる。
さらに車両用加飾部材固定構造100では、延長部156の第2突出部162が第1凹部120の底部122の第1開口部134を貫通するので、サイドガーニッシュ106の端部116とリヤバンパー102の第1凹部120とが確実に位置決めされる。このため、各部材の組付け作業をさらに容易にすることができる。
図7は、図1の車両用加飾部材固定構造100の裏面を示す図である。図7(a)は、図1の車両用加飾部材固定構造100を車体側から見た状態を示す図である。図7(b)は、図7(a)の車両用加飾部材固定構造100の一部を拡大して示す図である。図8は、図7(a)の車両用加飾部材固定構造100のE−E断面図である。
車両用加飾部材固定構造100では、第1凹部120の底部122に形成された第2開口部136に、クリップ164を係合させている。クリップ164は、例えばハーネス166などの所定の電装部品を保持する保持部材である。このように車両用加飾部材固定構造100では、第2開口部136によってクリップ164を第1凹部120の底部122に係合させ固定することで、クリップ164を設けるスペースを確保できる。このため、車両用加飾部材固定構造100では、クリップ164が意匠面に干渉することがなく、見栄えが損なわれない。
さらに第2開口部136の車幅方向外側には、第1凹部120の左側側壁部126に形成された切欠138が位置している。このため、リヤバンパー102にセンターガーニッシュ104およびサイドガーニッシュ106が固定された状態であっても、リヤバンパー102の車体側から左側側壁部126の切欠138に工具を挿入して、クリップ164の係合を容易に解除できる。したがって車両用加飾部材固定構造100では、センターガーニッシュ104およびサイドガーニッシュ106をリヤバンパー102から取り外すことなく、またクリップ164を破損することなく、ハーネス166などの電装部品を交換できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両用加飾部材固定構造に利用することができる。
100…車両用加飾部材固定構造、102…リヤバンパー、104…センターガーニッシュ、106、108…サイドガーニッシュ、110…リヤバンパーの意匠面、112、114…センターガーニッシュの端部、116、118…サイドガーニッシュの端部、120…リヤバンパーの第1凹部、122…第1凹部の底部、124…第1凹部の右側側壁部、126…第1凹部の左側側壁部、128…第1凹部の下側側壁部、130…固定部材、132…第1凹部の貫通孔、134…第1凹部の第1開口部、136…第1凹部の第2開口部、138…第1凹部の切欠、140…第1突出部、142…第1突出部の先端部、144…第1突出部の挿入孔、146a、146b、146c、146d…第1突出部の第1リブ、148…第1突出部の段差部、150…センターガーニッシュの端部の裏面、152…土台部、154…サイドガーニッシュの端部の縦壁部、156…延長部、158…延長部の孔部、160…第2リブ、162…第2突出部、164…クリップ、166…ハーネス

Claims (6)

  1. 車体の外側に取り付けられ車幅方向に延びる車体外装部材と、該車体外装部材の意匠面に車幅方向に隣接して固定され所定の意匠を形成する第1加飾部材および第2加飾部材とを備える車両用加飾部材固定構造において、
    前記車体外装部材は、車体側に凹んだ第1凹部を有し、
    前記第1加飾部材の端部および前記第2加飾部材の端部は互いに嵌合していて、
    当該車両用加飾部材固定構造はさらに、前記嵌合した第1加飾部材および第2加飾部材の端部をまとめて前記第1凹部に固定する固定部材を備えることを特徴とする車両用加飾部材固定構造。
  2. 前記車体外装部材の第1凹部は、車体に最も近い底部と、該底部から前記意匠面までをつなぐ側壁部とで構成されていて、
    前記第1加飾部材の端部は、前記第1凹部の底部に向かって突出し該底部に到達する第1突出部と、該第1突出部の径が途中で小さくなるように該第1突出部に形成された段差部とを有し、
    前記第2加飾部の端部は、前記第1凹部の底部に向かって延びる縦壁部と、該縦壁部から延長され前記第1突出部によって貫かれる延長部とを有し、
    前記固定部材は、前記第1凹部の底部の車体側から該底部を貫通しさらに前記第1突出部に挿入されることで前記第1加飾部材および第2加飾部材の端部をまとめて前記第1凹部に固定していて、
    前記延長部は、前記第1凹部の底部と前記第1突出部の段差部とで挟み込まれることを特徴とする請求項1に記載の車両用加飾部材固定構造。
  3. 前記第1突出部には、該第1突出部の突出方向に沿って該第1突出部の周囲に放射状に複数の第1リブが設けられていて、該複数の第1リブが前記第1凹部の底部に至る手前で終端することによって前記段差部が形成されていて、
    前記第2加飾部材の端部はさらに、前記延長部から前記複数の第1リブを包囲するように張り出していて該複数の第1リブと嵌合する第2リブを有することを特徴とする請求項2に記載の車両用加飾部材固定構造。
  4. 前記車体外装部材の第1凹部は、前記底部および前記側壁部によって矩形状になっていて、
    前記第2加飾部材の延長部は矩形状であり、
    前記第2リブは、前記延長部の周縁から矩形状に張り出していて、前記第1凹部の側壁部に近接していることを特徴とする請求項3に記載の車両用加飾部材固定構造。
  5. 前記車体外装部材はさらに、前記第1凹部の底部に前記固定部材から離間して形成された第1開口部を有し、
    前記第2加飾部材の端部はさらに、前記延長部から前記第1凹部の底部に向かって突出し前記第1開口部を貫通する第2突出部を有することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の車両用加飾部材固定構造。
  6. 前記車体外装部材はさらに、前記第1凹部の底部に前記固定部材から離間して形成され所定の電装部品を保持する保持部材が係合する第2開口部を有し、
    前記第1凹部の側壁部には、前記第2開口部の車幅方向外側に切欠が形成されていることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の車両用加飾部材固定構造。
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