JP2020192115A - グリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの生体信号を測定できるグリップを提供する。【解決手段】グリップは、骨格を形成する導電性の芯金と、ユーザの生体信号を検出する検出電極と、基準電圧部位に接続されているグランド電極と、を備える。芯金と検出電極とグランド電極は互いに絶縁されている。芯金はグリップの内部に配置されている。検出電極はグリップの表面に露出するように配置されている。検出電極と芯金とはボルテージホロワ回路を介して接続されている。グランド電極は、グランド電極と検出電極との間の寄生容量が芯金によって低減する位置に配置されている。【選択図】図2

Description

本明細書が開示する技術は、ユーザの生体信号を測定できるグリップに関する。
特許文献1には、運転者の生体信号(例:心電図)を測定できる、車両用のステアリングホイール(グリップ)が開示されている。
特開2011−50727号公報
生体信号の強度は、検出信号に重畳するノイズ(例:静電気やハムノイズ)に比べ小さい。すなわち、生体信号測定のS/N比は低い。特許文献1のステアリングホイール(グリップ)は、生体信号測定のS/N比を向上させるための構造を備えないため、生体信号の検出が困難である。
本明細書で開示するグリップの一実施形態は、骨格を形成する導電性の芯金と、ユーザの生体信号を検出する検出電極と、基準電圧部位に接続されているグランド電極と、を備える。芯金と検出電極とグランド電極は互いに絶縁されている。芯金はグリップの内部に配置されている。検出電極はグリップの表面に露出するように配置されている。検出電極と芯金とはボルテージホロワ回路を介して接続されている。グランド電極は、グランド電極と検出電極との間の寄生容量が芯金によって低減する位置に配置されている。
グリップには、骨格となる芯金が必要である。検出電極と芯金とをボルテージホロワ回路を介して接続することで、同電位とすることができる。これにより、グリップの骨格を成す芯金を、グランド電極と検出電極との間の寄生容量を低減するためのシールドとして機能させることができる。検出電極で検出される信号のS/N比を向上させることが可能となる。
グリップの断面において、芯金は、断面の中心部近傍に配置されていてもよい。検出電極は、断面の外周上の一部の領域に配置されていてもよい。グランド電極は、断面の外周上の一部の領域に検出電極と離れて配置されていてもよい。効果の詳細は実施例で説明する。
断面の外周上の一部の領域であって検出電極とグランド電極との間に配置されているシールド電極をさらに備えていてもよい。シールド電極は芯金と電気的に接続されていてもよい。効果の詳細は実施例で説明する。
グランド電極は、グリップの表面に露出するように配置されていてもよい。効果の詳細は実施例で説明する。
ボルテージホロワ回路は演算増幅器を備えていてもよい。演算増幅器の反転入力端子と出力端子が接続されていてもよい。演算増幅器の非反転入力端子には、検出電極および基準電圧部位が接続されていてもよい。出力端子は、芯金と接続されていてもよい。
検出電極の表面の少なくとも一部に、絶縁層または抵抗層が配置されていてもよい。
ステアリングホイール1の分解斜視図である。 ステアリングホイール1のII-II線における断面図である。 心電図計測システムの測定系のモデルである。 検出信号へのノイズの重畳を表現するモデルである。 電極構造100を示す図である。 実施例2に係るステアリングホイール1aの断面図である。 実施例3に係るステアリングホイール1bの断面図である。
(ステアリングホイール1の構成)
図1に、実施例1に係るステアリングホイール1の分解斜視図を示す。ステアリングホイール1は、芯金10およびグリップ11を備える。芯金10は、ステアリングホイール1の骨格を形成する導電性の構造体である。芯金10の材料は、鉄、アルミ、マグネシウムなどを含んでいてもよい。芯金10は、ステアリングホイール1の内部に配置されている。グリップ11は、芯金10の周囲に配置された絶縁性の構造体である。グリップ11は、例えば、インモールド成形により形成された樹脂である。
ステアリングホイール1がまっすぐの状態において、円環の中心を上下に通る中心線CLを定義する。中心線CLの右側には、検出電極21、グランド電極31、シールド電極41が配置されている。これらの電極は、ユーザの右手を用いて測定を行うための、右手用の電極である。中心線CLの左側には、検出電極22、グランド電極32、シールド電極42が配置されている。これらの電極は、ユーザの左手を用いて測定を行うための、左手用の電極である。右手用の電極と左手用の電極は同一構造である。よって以降、右手用の電極(検出電極21、グランド電極31、シールド電極41)について詳説する。
図2に、ステアリングホイール1の円環のII-II線における断面図を示す。図2において矢印Y1がユーザ正面側、矢印Y2がステアリングホイール1外周側、矢印Y3がステアリングホイール1中心側である。芯金10が、断面の中心部近傍に配置されている。グリップ11の表面に露出するように、検出電極21、グランド電極31、シールド電極41が配置されている。検出電極21、グランド電極31、シールド電極41は、グリップ11によって互いに絶縁されている。検出電極21、グランド電極31、シールド電極41は、ドライ電極である。
検出電極21は、運転者の心電図を検出する電極である。検出電極21は、断面の外周上の一部の領域に配置されている。グランド電極31は、ボディグランドGNDに接続されている電極である。グランド電極31は、人体に基準電位を与えるために備えられている。グランド電極31は、断面の外周上の一部の領域に、検出電極21と離れて配置されている。グランド電極31の位置は、グランド電極31と検出電極21との間に形成される寄生容量を、芯金10によって低減することが可能な位置とされている。グランド電極31の位置の詳細については、後述する。シールド電極41は、配線W1を介して芯金10に電気的に接続されている。シールド電極41は、断面の外周上の一部の領域であって、検出電極21とグランド電極31との間に配置されている。
ステアリングホイール1は、測定システム50に接続されている。測定システム50は、演算増幅器51、抵抗器R1、心電測定器52を備えている。検出電極21は、配線W2を介して演算増幅器51の非反転入力端子に接続されている。また非反転入力端子は、抵抗器R1を介してボディグランドGNDに接続されている。演算増幅器51の出力端子は、反転入力端子に接続されている。これにより、演算増幅器51はボルテージホロワ回路として機能する。また演算増幅器51の出力端子は、心電測定器52に接続されるとともに、配線W3を介して芯金10に接続されている。すなわち、検出電極21と芯金10とはボルテージホロワ回路を介して接続されるため、同電位とされる。
心電測定器52は、右手用の検出電極21および左手用の検出電極22の2つの電極の差動信号を、心電図として取得する。具体的には、検出電極21および22の一方の電極によって計測される電圧を基準電位として、他方の電極とユーザの手のひらとの間の静電容量結合により心電位の変化を計測する。心電測定器52には、周知の回路構成を用いることができるため、ここでは説明を省略する。
(心電図計測に関する第1の課題)
図3に、実施例1に係る心電図計測システムの測定系のモデルを示す。この測定系において、心臓91の電圧変化Vinと演算増幅器51の出力電圧Voutとの関係は、数1の式で表される。
Figure 2020192115
ここで、着座者90の手のひらと検出電極21との間の容量結合をCとする。検出電極21に関連する電極インピーダンスZや、手のひらの皮膚の人体インピーダンスZskinを含めたインピーダンスを、Zとする。インピーダンスZは、「1/jωCb」と表すことができる。また、演算増幅器51の入力インピーダンスをZinとする。
数1の式より、出力電圧Voutは、インピーダンスZと入力インピーダンスZinの電圧比で決まることが分かる。よって心電図検出の感度を高めるには、演算増幅器51の入力インピーダンスZinを大きくする必要があることが課題となる。
実施例1のステアリングホイール1では、検出電極21はドライ電極である。ドライ電極は、ウェット電極のように電極に導電性のゲルが塗布されていない。よってドライ電極は、ウェット電極に比して、皮膚との接続が悪くインピーダンスが高い。するとインピーダンスZが高くなってしまうため、それに伴い入力インピーダンスZinを大きくする必要があることが課題となる。
(心電図計測に関する第2の課題)
図4は、検出信号へのノイズ(静電気やハムノイズ)の重畳を表現するモデルである。検出電極21およびグランド電極31に、ユーザの右手表面71が接触している状態を示している。電極インピーダンスZは、検出電極21およびグランド電極31の各々に関連するインピーダンスである。人体インピーダンスZskinは、右手表面71および右手内部72(体液など)に関するインピーダンスである。入力インピーダンスZinは、演算増幅器51のインピーダンスである。ここで、ノイズ源NSが配線W2の経路上に存在する場合を考える。また、検出信号に混入するノイズ電流をAとする。演算増幅器51に入力されるノイズ電圧Vは、下式(1)で示される。
Figure 2020192115
ここで入力インピーダンスZinは10の12乗オーダーであり、人体インピーダンスZskinは10の6乗オーダーであり、電極インピーダンスZは10の4乗オーダーである。よって入力インピーダンスZinは、人体インピーダンスZskinおよび電極インピーダンスZよりも十分に大きいため、式(1)は下式(2)のように近似できる。
Figure 2020192115
式(2)から、ノイズ電圧Vの大きさは、ノイズ源NSからのノイズ混入箇所からボディグランドGNDまでのインピーダンスに比例することが分かる。そして人体インピーダンスZskinの値が高いため、ノイズ電圧Vが高くなってしまう。測定対象の心電信号は、重畳してくるノイズ電圧Vに比べ小さいため、心電図測定のS/N比が低い。よってノイズの重畳を低減させる電極構造を実現することが課題となる。なおノイズ電圧Vの値は、電極と接触する人体の部位や、ボディグランドGNDまでの距離などの、様々なパラメータによって変動する。
(課題を解決するための電極構造)
上述した第1および第2の課題を解決するための電極構造の一例として、図5に示す電極構造100が挙げられる。図5において、図2と同一の構成には同一の符号を付すことで、説明を省略する。電極構造100は、5層構造を備えている。具体的には、グランド電極101、第1絶縁層102、シールド電極103、第2絶縁層104、検出電極105が順番に積層された構造を備える。検出電極105、シールド電極103、グランド電極101は、第1絶縁層102および第2絶縁層104によって互いに絶縁されている。図5では、分かりやすさのためにこれらの各層を分解して示しているが、実際には各層が密着している。
検出電極105は、演算増幅器51の非反転入力端子に接続されている。また非反転入力端子は、抵抗器R1を介してボディグランドGNDに接続されている。演算増幅器51の出力端子は、反転入力端子に接続されている。また演算増幅器51の出力端子は、心電測定器52に接続されるとともに、シールド電極103に接続されている。
検出電極105は、運転者の心電図を検知するための電極である。グランド電極101は、外部から検出電極105へのノイズ混入を防止するための電極である。シールド電極103は、演算増幅器51(ボルテージホロワ回路)を介して検出電極105と接続されていることで、検出電極105と同電位にされている。またシールド電極103は、グランド電極101と検出電極105との間に配置されている。
第1の課題で前述したように、演算増幅器51の入力インピーダンスZinを大きくする必要がある。しかし、検出電極105とグランド電極101との間に寄生容量PCが形成されてしまうと、入力インピーダンスZinが低下してしまう。これに対し、シールド電極103は、検出電極105とグランド電極101との間に寄生容量PCが形成されてしまうことを防止する機能を発揮する。これにより、入力インピーダンスZinが低下してしまう事態を抑制できる。
第2の課題で前述したように、検出信号へのノイズ電圧Vの重畳を抑制する必要がある。そしてシールド電極103は、外部のノイズ源から検出電極105へのノイズ混入を防止する機能を発揮する。すなわち、グランド電極101とシールド電極103とによって、ノイズ混入防止のための2重のシールドを構成することができる。これにより、ノイズ電圧Vを抑制することができる。
(ステアリングホイール1の効果)
前述した電極構造100(図5)を、ステアリングホイールにそのまま実装することは困難である。電極構造100は、複雑な5層構造を有しているためである。また、ステアリングホイールには限られたスペースしかないためである。そこで実施例1に係るステアリングホイール1は、検出電極21と芯金10とを演算増幅器51(ボルテージホロワ回路)を介して接続することで、同電位としている。また図2に示すように、断面の中心に位置する芯金10に対して、グランド電極31と検出電極21とを、断面の対角の位置に配置している。これにより、芯金10を、5層の電極構造100(図5)のシールド電極103として流用することができる。よって図2に示すように、グランド電極31、グリップ11、芯金10、グリップ11、検出電極21による5層構造を実現できる。すなわち、電極構造100(図5)の構造を単純化および省スペース化することで、ステアリングホイール1に実装することを可能とした。以上により、グランド電極31と検出電極21との間に、寄生容量PC1(ステアリングホイール1の内部に形成される容量)が形成されてしまうことを、芯金10で防止することができる。演算増幅器51の入力インピーダンスZinが低下してしまう事態を抑制できる。また、グランド電極31と芯金10とによって、2重のシールドを構成することができるため、ノイズ混入を防止することができる。
グランド電極31と検出電極21との間であって、ステアリングホイール1の表面近傍に、寄生容量PC2(図2)が形成されてしまうと、演算増幅器51の入力インピーダンスZinが低下してしまう。そこで実施例1に係るステアリングホイール1は、ステアリングホイール1の表面上の位置であって、グランド電極31と検出電極21との間の位置に、シールド電極41を配置している。シールド電極41は、芯金10と同電位とされているため、芯金10と同様の機能を発揮する。よってシールド電極41によって、寄生容量PC2が形成されてしまうことを防止することができる。演算増幅器51の入力インピーダンスZinが低下してしまう事態を抑制できる。
心電図測定のノイズ耐性を高めるための第1のポイントとして、グランド電極に、人体が確実に接触することが挙げられる。これは、図4で説明したように、ノイズ電圧Vノイズの大きさはボディグランドGNDまでの経路のインピーダンスに比例するためである。グランド電極31への接触が甘く、電極インピーダンスZが高くなると、式(2)から分かるようにノイズ電圧Vも大きくなってしまう。また、ノイズ耐性を高めるための第2のポイントとして、検出電極とグランド電極との距離を小さくするとともに、両電極に同時に人体が接触することが挙げられる。これは、図4に示す人体インピーダンスZskinが、距離に依存するためである。これに対し、実施例1に記載の技術では、図2に示すように、グランド電極31がグリップ11の表面に露出するように配置されている。これにより、ユーザがステアリングホイール1を握りこむことによって、手のひらをグランド電極31に自然に接触させることができる。また、検出電極21とグランド電極31を、ステアリングホイール1断面の外周上に近接して配置している。これにより、検出電極21とグランド電極31に同時に手のひらを接触させることができる。上述した第1および第2のポイントを実現できるため、ノイズ耐性を高めることができる。
図6に、実施例2に係るステアリングホイール1aの断面図を示す。実施例1のステアリングホイール1と同様の部位は同一の符号を付すことで、説明を省略する。ステアリングホイール1a(図6)は、ステアリングホイール1(図2)に対して、シールド電極41を備えていない構造である。この構造においても、寄生容量PC1(ステアリングホイール1の内部に形成される容量)が形成されてしまうことを、芯金10で防止することができる。ステアリングホイール1a(図6)は、ステアリングホイール1(図2)に比して、さらに簡易な構造とすることができる。さらなるコスト低減が可能となる。
図7に、実施例3に係るステアリングホイール1bの断面図を示す。実施例1のステアリングホイール1と同様の部位は同一の符号を付すことで、説明を省略する。ステアリングホイール1b(図7)は、ステアリングホイール1(図2)に対して、グランド電極31およびシールド電極41がグリップ11の表面に露出していない構造である。この構造においても、寄生容量PC1の形成を芯金10によって防止することができるとともに、寄生容量PC2の形成をシールド電極41によって防止することができる。また、電極がステアリングホイール1の表面に露出する面積を小さくすることができるため、デザインの自由度を高めることや、グリップ性を向上させることなどが可能となる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
(変形例)
本実施例では、グリップの一例としてステアリングホイールの事例を説明したが、この形態に限られない。本明細書の技術は、芯金を有しており、人が握れる形状を備えたグリップであれば、適用可能である。例えば、オートバイや自転車のハンドルや、航空機の操縦桿などの、円形以外のステアリング(グリップ)に対しても適用可能である。また、健康器具(例:体脂肪計)の持ち手部分などの、操舵装置以外のグリップに対しても適用可能である。
検出電極の表面の少なくとも一部に、絶縁層または抵抗層が配置されていてもよい。ここで抵抗層とは、絶縁層と導電層との中間の抵抗値を有する層である。これにより、デザイン性を高めたり、ステアリングホイールの手触り感を向上させることができる。なお、前述したインピーダンスZの上昇値が許容範囲に収まるように、絶縁層または抵抗層を薄膜化したり、検出電極を覆う面積や位置を調整してもよい。
検出電極21、グランド電極31、シールド電極41の材料は金属に限られない。導電性を有する材料であれば、どのような材料でもよい。
検出電極21、グランド電極31、シールド電極41をすべて金属で形成してもよい。これらの金属がアクセントとなるため、ステアリングホイールのデザイン性を高めることが可能となる。
実施例1のステアリングホイール1(図2)では、シールド電極41がグリップ11の表面に露出する形態を説明したが、この形態に限られない。シールド電極41は、ステアリングホイール1の表面近傍に配置されていれば、前述した寄生容量PC2を抑制する効果を発揮する。よって、シールド電極41はグリップ11の内部に配置されていてもよい。
本明細書の技術の適用範囲は、心電図を測定するための電極に限られない。体温、血圧などの各種の信号を測定するための電極に対しても適用可能である。
本実施形態における、検出電極21、グランド電極31、シールド電極41の配置態様は一例である。
ステアリングホイールは、グリップの一例である。ボディグランドGNDは、基準電圧部位の一例である。
1:ステアリングホイール 10:芯金 11:グリップ 21、22:検出電極 31、32:グランド電極 41、42:シールド電極 50:測定システム 51:演算増幅器 52:心電測定器 W1〜W3:配線

Claims (6)

  1. 骨格を形成する導電性の芯金と、ユーザの生体信号を検出する検出電極と、基準電圧部位に接続されているグランド電極と、を備えたグリップであって、
    前記芯金と前記検出電極と前記グランド電極は互いに絶縁されており、
    前記芯金は前記グリップの内部に配置されており、
    前記検出電極は前記グリップの表面に露出するように配置されており、
    前記検出電極と前記芯金とはボルテージホロワ回路を介して接続されており、
    前記グランド電極は、前記グランド電極と前記検出電極との間の寄生容量が前記芯金によって低減する位置に配置されている、グリップ。
  2. 前記グリップの断面において、
    前記芯金は、前記断面の中心部近傍に配置されており、
    前記検出電極は、前記断面の外周上の一部の領域に配置されており、
    前記グランド電極は、前記断面の外周上の一部の領域に前記検出電極と離れて配置されている、
    請求項1に記載のグリップ。
  3. 前記断面の外周上の一部の領域であって前記検出電極と前記グランド電極との間に配置されているシールド電極をさらに備え、
    前記シールド電極は前記芯金と電気的に接続されている、請求項2に記載のグリップ。
  4. 前記グランド電極は、前記グリップの表面に露出するように配置されている、請求項1〜3の何れか1項に記載のグリップ。
  5. 前記ボルテージホロワ回路は演算増幅器を備えており、
    前記演算増幅器の反転入力端子と出力端子が接続されており、
    前記演算増幅器の非反転入力端子には、前記検出電極および前記基準電圧部位が接続されており、
    前記出力端子は、前記芯金と接続されている、請求項1〜4の何れか1項に記載のグリップ。
  6. 前記検出電極の表面の少なくとも一部に、絶縁層または抵抗層が配置されている、請求項1〜5の何れか1項に記載のグリップ。
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