JP2009517117A - バイオメトリックセンサ - Google Patents
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Abstract
バイオメトリックセンサ装置(1)は、可撓性薄層センサ本体(2)と、導電性検知板(21)と、検知板と外面(7)との間の第1の非導電層(41)と、通過開口(54)有し、検知板に重なる導電性遮蔽板(53)と、検知板と遮蔽板との間の第2の非導電層(51)と、内面(6)上の導電性回路線と、遮蔽板と回路線との間の非導電性分離層と、内面(6)に実装され、入力(111)を有する差動増幅器(110)を備えた信号処理回路(100)と、第2の非導電層(51)及び分離層(61,71)と交差し、遮蔽板(53)の通過開口(54)を通って延在し、増幅器(110)の入力(111)及び検知板(21)を結合する導電性相互接続部(82)とを有する。
Description
本発明は、全般に、生体電気信号を検知するバイオメトリックセンサに関する。
電気信号が人体の様々な個所で生成されることはよく知られている。かかる信号は、体内の電気的活動を表す。このような電気的活動の重要な発生源は心臓、脳、筋肉の運動等である。ある身体状態に関する情報を得るために、かかる電気信号を測定し、例えば、心電図(ECG)、脳電図(EEG)、筋電図(EMG)のような、かかる信号の時間レジストレーションを提供することが既に知られている。
かかる信号を測定する場合に、幾つかの問題が解決されるべきである。第1の問題は、人の皮膚が不良導体であるという事実に関する。これに関連して、測定センサは以下のように分類され得る。例えば針のような貫通性センサは皮膚を突き通し、皮下にある身体の導電部分との良好な電気接触を有しうるが、このようなセンサは実際的な状況では適切でない。皮膚と密着して置かれる導電板の形をした接触電極は、センサと皮膚との間の比較的高い接触抵抗を欠点とする。電気接触を改善することによってこのような問題を減らすために、導電板と皮膚との間に(塩化銀を含有する)導電ジェルを有する湿潤電極が使用される。しかし、このジェルは、炎症又はアレルギー反応を引き起こすことがある。
上記の問題及び接触電極の欠点を解決するために、容量結合によって電気信号を測定する非接触センサが既に開発されている。しかし、このような容量センサは、異なる種類の問題をもたらす。このことに関する最も重大な問題は、このような容量センサが周囲で発生した電気信号にも反応するという事実に関する。外乱信号又は雑音信号の重要な発生源は、(ほぼ1000ボルト又はそれ以上にある)高電圧に帯電された運動体又は(ほぼ230ボルト又はそれ以上の電圧を伝送する)主電気配線である。
第2の問題は、ユーザにとっての快適性に関する。実際に、容量性バイオメトリックセンサは既に提案されているが、それは堅く且つ比較的重い。バイオメトリックセンサは幾つかの可能な用途を有するが、必要の重要な用途分野は衣服での実装又は一体化である。このような用途では、剛性センサは、ユーザにとって快適ではないので、好ましくはない。更に、剛性センサは、皮膚との不良接触しか提供しないという問題を有する。良好な接触のために、バイオメトリックセンサは、体の湾曲に適応して、例えば筋肉が動く場合に、この湾曲の変化に従うことできるよう十分に柔軟性を有していることが必要である。
同じような問題は、このようなセンサが、特に人の皮膚へセンサを当てることを必要とせずに人の体信号を容易に得ることを可能にするよう椅子又はベッド又は診察台の表面物質に実装される場合に、直面される。
国際特許公開WO2005/032368(特許文献1)は、皮膚との容量結合を提供する可撓性バイオメトリックセンサを開示する。特許文献1のセンサは、繊維材料に導線を組み込むことによって提供される導電性の布を有する。このような設計の欠点は、それが繊維製造工程への適応を要する点である。更なる欠点は、このような布が通常は比較的大きな表面積を覆う点である。従って、センサの空間分解能は比較的低い。逆に、比較的小さな表面積を有する布が使用されうる場合は、このようなセンサは少数の導線しか有さず、検出されるべき信号との結合不良をもたらす。
他方で、このようなセンサは、周辺からの信号に極めて敏感であり、実際の体信号と雑音信号との間を区別することは極めて困難である。この点において、雑音信号が約100ミリボルト又はそれ以上の振幅を有し、一方、実際の体信号は約1ミリボルト又はそれ以下の振幅を有しうることは注目すべきに値する。
国際特許公開WO2005/032368
本発明は、上記の問題及び欠点を解決することを目的とする。
具体的に、本発明は、人体の湾曲に適応するために十分に柔軟性を有し、衣服に組み込むのに適し、周囲からの電気信号に対して低減された感度を有するバイオメトリックセンサ装置を提供することを目的とする。
本発明の重要な態様に従って、バイオメトリックセンサ装置は、可撓性絶縁層によって互いから分離された可撓性導電層のスタックを有する。第1の層は検知領域を有する。第2の層は保護板を有する。当該装置は、更に、集積信号処理回路と、所定の電圧レベル、望ましくはゼロ電圧へ接続され、前記電気回路を覆う更なる導電層とを有する。
本発明の上記及び他の態様、特徴及び利点について、図面を参照して、本発明に従うセンサ装置の好ましい実施形態に関する以下の記載によって更に説明する。図面中、同じ参照番号は同一の又は類似する部分を示す。
図1Aは、本発明に従うバイオメトリックセンサ装置1の好ましい実施形態の内部図であり、図1Bは、同じ装置の外観図である。センサ装置1は、折り目部分5で互いへ取り付けられた2つのウィング部3、4を備えた可撓性薄層センサ本体2を有する。センサ本体2は、2つの対向する主要な面、即ち、図1Aの内部図で見られる第1の主要面6と、図1Bの外観図で見られる対向する第2の主要面7とを有する。使用において、2つのウィング部3、4は、折り目部分5が環状となるように共に折り畳まれ、2つのウィング部の第1の主要面6は互いに面する。このため、第1の主要面6は、また、「内面(inside surface)」とも称される。一方、対向する第2の主要面7は、上述されるように折り畳まれる場合に装置の外側にあり、「外面(outside surface)」とも称される。
2つのウィング部3、4の外形形状は本質的要素ではない。通常、これらの2つのウィング部は同じ外形を有するが、それすらも必然ではない。表される実施例では、2つのウィング部は八角形であるが、例えば円形のような他の外形も可能である。
第1のウィング部3は、その周囲に沿ってスルーホール8の第1の連続を有する。同様に、第2のウィング部9は、その周囲に沿ってスルーホール9の第2の連続を有する。第1のホール8及び第2のホール9は、2つのウィング部3及び4が共に折り畳まれ、第1のホール8及び第2のホール9が互いと位置を合わせられるように配置される。これらのホールは、例えば縫い目によって、センサ装置1が衣服に取り付けられることを容易にする。
以下で更に詳細に説明されるように、第1のウィング部3は、その外面7において、実質的に中央に配置された導電性検知板21と、検知板21の周りに配置された環状の導電保護リング22とを有する。検知板21の形状は重大ではないが、円形が好ましい。同様に、保護リング22の形状は重大ではないが、同様に保護リングに関して円形が好ましい。検知板21の直径は重大ではなく、通常は、位置精度と電気感度との間の妥協点である。適切な実施例では、検知板21の直径は、通常、10から15ミリメートルの範囲にあり、実験的な実施形態は12ミリメートルの直径を有する。保護リング22は、通常、ほぼ1から2ミリメートル程度の幅を有し、検知板21と保護リング22との間の半径距離は、また、通常は1から2ミリメートル程度にありうる。
図1Aの内部図で見られるように、第1のウィング部3は、外部の線を取り付ける接触パッド6と、電気回路部品17とを載せる。
点線で示されるように、センサ本体2は、また、第1のウィング部3においては第1の接地板13を有し、第2のウィング部4においては第2の接地板14を有する。これらの接地板13、14は、いずれも機械的に柔軟であるよう十分に一層薄い電気導体であり、内面6から離して且つ外面7から離して配置され、従って、図1A及び1Bにおいて点線で示されている。
図1Aに示されるように、第1のウィング部3は、その内面6において、少なくとも1つの導電接触領域11を有する。この領域11は、第1の接地板13へ電気的に接続されている。同様に、第2のウィング部4は、少なくとも1つの導電接触12を有する。この接触12は、第2の接地板14へ電気的に接続されている。示される実施例では、第1のウィング部3は、互いに対向して正反対に配置された2つの接触11を有する。第2のウィング部4も同様である。接触11及び12は、センサ本体が折り畳まれる場合に、2つのウィング部3及び4の接触11及び12が互いに位置を合わせられるように配置される。従って、かかる接触は、第1の接地板13と第2の接地板14との間の電気的接続を確かにする。かかる接触は、また、その折り畳まれた状態でセンサ本体2を機械的に閉じるためにも使用され得る。可能な実施例では、接触11、12には半田スズがもられ、センサ本体2を折り畳んだ後の局所的な熱処理により互いへ半田付けをされる。
以下では、センサ本体2の内部設計について更に詳細な記載を与える。
最初に、図2を参照すると、一般に「フレックスホイル(flex foil)」として知られる可撓性ホイル30の断面図が示される。ホイル30は、第1の層31及び第2の層32を有する。第1の層31は、電気的には実質的に非導電性であり、第2の層32は、電気的には実質的に導電性である。通常、第2の層32は薄銅層であり、約10から20マイクロメートル程度の厚さを有する。標準的な利用可能な製品では、この厚さは約17.5マイクロメートルであり、他の標準的な利用可能な製品では、この厚さは約35マイクロメートルである。第2の層32は、電気的特性を有した絶縁体である。非導電性の第1の層31の典型的な材料はカプトン(capton)である。図2の設計のフレックスホイル30は、非導電性の第1の層31に関して様々な厚さで市販されており、かかる製品は、通常、いわゆる「フレキシブルPCB」として使用される。この材料は、当業者には明らかであるようにそれ自体は知られているから、更なる記載はここでは不要である。しかし、このような一般に知られるフレックスホイル30は、以下の記載から明らかであるように、センサ本体2を製造する際に、より具体的には、互いの上部にフレックスホイルの多層を貼り付けることによって、使用されることが知られる。この貼付は、適切な接着剤を使用することによって、あるいは、カプトン層に隣接の層へ流れて接着させる熱処理を行うことによって行われ得る。
図3は、図1Bの線III−IIIに沿ったバイオメトリックセンサ装置のノンスケールの断面図を図式的に示す。この実施例では、センサ本体2は、互いの上部で貼り付けられた4つのフレックスホイル層40、50、60、70のスタックから成る。第1のフレックスホイル層40は、センサ装置1の外面7を形成するように装置の外側に向けられた第1の非導電層41を有する。例えばエッチングのような一般に知られる技術を用いて、第2の導電層42の一部は、導電検知板21と、検知板21の周囲の導電性環状保護リング22とを残して除去されている。
使用において、センサ装置1は、試験されるべき人体の皮膚に近接して持ってこられ、その人体に接触され得る。次いで、非導電層41は、電気絶縁体として働き、身体と導電検知板21との間に電気絶縁を提供し、また、人体と検知板21との間でダイエレクトラム(dielectricum)として働く。このように、検知板21は、人の皮膚に存在する電界の変化を捕らえる。
第2のフレックスホイル50は、第2の非導電層51が第1の導電層42と接触するように、第1のフレックスホイル40へ付けられる。事実上、これは、検知板21及び保護リング22が2つの非導電層41及び51内に完全に取り囲まれることを意味する。明りょうさのために、第1の導電層42は、導電物質が除去された場所でさえ、センサ本体2の範囲全体にわたって表されていることが知られる。このように、元のフレックスホイル40がその表面全体にわたって導電層42を有している場合に、センサ本体2における第1のフレックスホイル40は、残っている導電部21及び22しか有さない。かかる部分21及び22の外では、層42は実際にはもはや存在せず、従って、第1の非導電層41及び第2の非導電層51は、実際には、第1の導電層42が除去された部分において互いへ直接に付けられる。しかし、明りょうさのために、図3の図示は、第1の非導電層41と第2の非導電層51との間の距離を示して、第1の導電層42の除去された部分を表す。当業者には明らかであるように、他の層に関して、必要な変更を加えて、同様のことが言える。
更に、第1の導電層42が関与する限りセンサ装置1の有効な部分は、前出の部分21及び22であることが知られる。しかし、第1の導電層42の更なる部分は、依然として残り、センサ装置に対する有効な作用を有さず、センサ装置の機能に対して外乱を有さず、場合によっては、第1の導電層42のこのような更なる部分が部分21又は22と電気的に接触していない限り、外側領域の遮蔽に寄与さえする。
第2のフレックスホイル50の第2の導電層52では、保護板53は、最も好ましい実施例では、少なくとも保護リング22の範囲に対応する範囲を有して定められるが、保護リング22の外周を超えて延在しても良い。保護板53の外では、第2の導電層52は本実施例では完全に除去されている。
第3のフレックスホイル層60は、第3のフレックスホイル層60の第3の非導電層61が保護板53と接触するように、第2のフレックスホイル層50へ付けられる。このように、保護板53は、非導電層51と61との間に完全に埋め込まれている。第3のフレックスホイル60の第3の導電層62では、センサ本体2の周囲の小さな部分しか除去されず、従って、第1のウィング部3では、第3の導電層62の大部分63が残り、第1のウィング部3の第1の接地板13を定める。同様に、第3の導電層62の大部分が66第2のウィング部4で残り、第2のウィング部4の第2の接地板14を定める。
図3は、第3の導電層62がセンサ本体2の折り目部分5に依然として存在することを示す。その場合に、図1Aに示されるように、第1の接地板13を第2の接地板14に接続するごく小さい導線15を残すよう、第3の導電層62はこの折り目部分5においてエッチング処理をされることが好ましい。折り目部分5において第3の導電層62の大部分を除去することによって、この折り目部分5の柔軟性は改善される。かかる導線15が損なわれない限り、接触11及び12は削除されても良い。しかし、上述されるように接触11及び12を有する実施例の場合には、接続線15は削除可能であり、この場合に、第3の導電層62は折り目部分5において完全に除去され得、折り目部分5の柔軟性を更に高める。
第4のフレックスホイル層70は、第3のフレックスホイル60の第3の導電層62へ付けられた第4の非導電層71を有する。第4のフレックスホイル70の第4の導電層72は、センサ装置1の内面6を定める。第4の導電層72は、電気接触11及び12を残し、また、回路部品17の端子及び接触パッド16を接続する電気回路線を残すよう、大部分についてエッチング処理をされる。第4の導電層72は第4のフレックスホイル70の表面の大部分から除去されているので、センサ装置1の内面6は第4の非導電層71の自由表面によって定められ、且つ、この内面6は導電接触部11及びプリント回路線73、74、75を設けられるとも言うことができる。
保護リング22は、第2の非導電層51と交差し且つ以降で「相互接続部(interconnector)」として示される少なくとも1つの導体81によって、保護板53へ電気的に接続されている。好ましい実施例では、センサ装置1は、1から3mmほどの小さい相互間隔で、円形パターンで配置されたこのような相互接続部81の連続を有する。保護板53は、電界に対するシールドとして働き、このような電界が検知板21に達することを大いに防ぐ。遮蔽リング22及び相互接続コネクタ81の配列の組み合わせは、ほぼファラデーケージと同じように、更に遮蔽効果を改善する。第1のウィング部3の接地板13は、使用において所定電圧レベル、望ましくはゼロ電圧へ接続され、更にこのような電界を遮ることに役立つ。容易に分かるように、センサ装置1が人体の皮膚へ適用される場合に、接地板13、63とセンサ装置の外面7との間には小さな空隙しか残らず、このような空隙は、3つの非導電層41、51及び61の組み合わされた厚さによって定まる幅を有し、通常は100マイクロメートルよりも小さい。この空隙を貫通することが可能な電界線は、更に、保護板53、保護リング22、及び相互接続部81によって定まるファラデーケージによって遮られる。
周囲からの電界の起こり得る影響を可能な限り小さく保つために、捕捉信号を処理する電気回路が、可能な限り検知板21の近くにその入力端子を有して、第1のウィング部3の内面6上に配置される。本発明の重要な態様に従って、小さな開口54は、例えば、第2の導電層52の対応する小さな部分をエッチング処理することによって、第2の導電層52において定められ、同様に、小さな開口64が第3の導電層62に配置される。かかる2つの開口54及び64は、互いに位置を合わせられている。第4の導電層72の第1の回路部分73は、前出の開口54及び64と一直線上に定められる。図3は、第1の回路部分73並びに前出の開口54及び64が検知板21と一列に並べられ、第2、第3及び第4の非導電層51、61及び71を通る第2の相互接続部82が、保護板53及び接地板63のいずれにも接触せずに、前出の開口54及び64を通って延在して、検知板21を第1の回路部分73へ接続することを示す。図3は、また、端子リードを有するパッケージの形で回路部品17を示す。入力端子リード17aは、前出の第1の回路部分73へ電気的に接続される。好ましい実施例では、この入力端子リード17aは、実質的に第2の相互接続部82と位置を合わせられている。図3に示されるこの回路部品17は、以降で説明されるように、増幅器を有する。
本発明の更なる重要な態様に従って、第2の開口65は接地板63において定められ、第3の相互接続部83は、第4の導電層72の第2の回路部分74を保護板53と接続する。この第3の相互接続部83は、示されるように、保護リング22へ及んでも良い。このように、第3の相互接続部83は、第2、第3及び第4の非導電層51、61及び71を通り、第2の導電層52と接し、第3の導電層62と電気的に接触しないように第3の導電層62の第2の開口65を通って延在する。第2の回路部分74は、第4の導電層72のプリント回路線73を通って第3の回路部分75へ接続される。第3の回路部分75へは、増幅器部品17の出力端子リード17bが接続される。
相互接続部81、82、83の重要な特徴は、それらが第1の非導電層41を通って延在しない点である。従って、第1の相互接続部81は第1の導電層42の保護リング22の部分と接触するが、第1の相互接続部81は第1の非導電層41を通って延在しない。より具体的には、第1の非導電層41は、外面7の側からの第1の相互接続部81との電気的接触の可能性を妨げるために、第1の相互接続部81を常に覆う。第2及び第3の相互接続部82及び83についても同様である。
図3で、相互接続部81、82、83は、薄い縦材導体として表されている。このような実施例は不可能でないが、フレックスホイル層のわずかの厚さを考慮するとむしろ実用できない。より実際的な好ましい実施例では、相互接続部81、82、83は金属ビアとして設けられる。薄い非導電性基板の対向する側にある2つの導電層の間に貫通接続を提供するよう金属ビアを作る技術は、それ自体は知られた技術である。それでもなお、以下の図は、本発明に従うセンサ装置を製造する製造過程における可能なステップを図式的に表す。
図4Aは、面全体に広がった第1の非導電層41及び第1の導電層42を有する第1のフレックスホイル40の一部の断面図を図式的に表す。導電層42の幾つかの部分は、検知板21及び保護リング22が残るように、例えばエッチング処理によって除去される。この状態で、このフレックスホイルは、第1の中間生成物240として示される。
同様の方法で、図4Bは、面全体に広がった第2の非導電層51及び第2の導電層52を有する第2のフレックスホイル50を表す。導電層52の幾つかの部分は、開口54を有する保護板53が残るように除去される。次のステップで、第2のフレックスホイル50の厚さ全体にわたってスルーホールとして延在するビア251及び252が作られる。第1のビア251は保護板53を貫通し、第2のビア252は開口54と位置を合わせられる。この状態で、ホイルは、第2の中間生成物250として示される。明らかになるように、図4B中の第1のビア251は、実際には、円形パターンでのビアの連続を表す。
次のステップでは、第1及び第2の中間生成物240及び250は、第1のビア251が保護リング22と位置を合わせられ、一方、第2のビア252が検知板21と位置を合わせられるように、図4Cに表されるように、互いへ貼り付けられる。結果として得られる生成物は、積層中間生成物280として示される。
次のステップで、第1のビア251は金属化される。金属化処理は、それ自体は知られているので、かかる処理についてはここで説明しない。ビア251での金属化が、遮蔽板53のみならず遮蔽リング22との電気的接触を生じさせることが分かれば十分である。図4Cの左側には、金属化253がビア251の固体充填として設けられ得ることが表されているが、図4Cの右側、特に拡大された詳細は、金属化253が円筒状導体として設けられ得ることを表す。いずれの場合にも、図は、金属化253が、保護板53の自由表面の上に広がったヘッド部(左側)又はカラー(collar)部(右側)を有することを示す。しかし、金属化処理は、また、金属化253が保護板53の自由表面と同一表面であるように行われ得る。
同様に、第3のフレックスホイル60は、第3の非導電層61並びに開口64及び65を有する接地板63から成る第3の中間生成物を提供するよう処理され得、第4のフレックスホイル70は、接触11及び12と、プリント回路部分73、74、75とを有する第4の非導電層71から成る第4の中間生成物を提供するよう処理され得、第4の中間生成物270は、接触11、12と位置を合わせられたビアを設けるよう処理され得、第3及び第4の中間生成物は互いへ貼り付けられ得、ビアは、積層された第3及び第4の中間生成物に設けられて、その2つの積層された中間生成物の厚さ全体にわたって、第1の回路部分73及び第1の開口64を通って延在し且つ第2の回路部分74及び対応する開口75を通って延在する。これらのステップは、個々には表されない。次いで、第3及び第4の中間生成物の積層された組み合わせは、第1の回路部分73及び対応する開口64を通って延在するビアが第2のビア252と位置を合わせられるように、且つ、第2の回路部分74及び対応する開口65が保護板53と位置を合わせられるように、積層中間生成物280へ貼り付けられる。
その場合に、次の処理ステップで、ビアは金属化される。接触11又は12を通って延在するビアの金属化は、一方ではこのような接触11、12との、他方では接地板63との電気的接触を生じさせて、相互接続部84を設ける。第2の回路部分74及び第2の開口65を通って延在するビアの金属化は、一方では第2の回路部分74との、他方では接地板53との電気的接触を生じさせるが、開口65が比較的大きいことから接地板63との電気的接触は生じない。同様に、第1の回路部分73及び第1の開口64を通って延在し且つ第2のビア252と位置を合わせられたビアの金属化は、一方では第1の回路部分73との、他方では接地板21との電気的接触を生じさせるが、開口54及び64の直径のために、接地板53及び接地板63のいずれとの電気的接触も生じない。
図5は、第1のウィング部3の内面6上に貼り付けられた信号処理回路100の入力段を図式的に表すブロック図である。この処理回路の重要な部品として、図は、非反転入力111、反転入力112及び出力114を有する、例えば演算増幅器のような差動増幅器110を示す。この増幅器110は、図3に示される部品17aの一部であり、非反転入力111は第1の端子リード17aへ接続され、一方、出力114は第2の端子リード17bへ接続される。
図5は、検知板21が増幅器110の非反転入力111へ接続されることを示す。この接続は、導体121を通って可能な限り短くされるよう設計され、金属ビア82及び場合によりプリント回路線73の短い部分を有する。増幅器110は、極めて高い入力インピーダンスを有する種類である。増幅器110は、基本的には、線124を介して出力114へ接続された反転入力112を有して、バッファ増幅器として接続される。従って、増幅器の出力114は、増幅器の入力111と同じ電圧信号を伝送する。回路100は、更なる信号処理部品を有しても良く、あるいは、増幅器の出力114は、接触パッド16の1つへ直接接続されても良い。しかし、これは本質的要素ではなく、図中には表されない。
使用において、人体の近くに配置される場合に、検知板21は身体との容量結合を有し、第1の絶縁層41はダイエレクトラムとして働く。この結合の容量値は、通常、ほぼ数マイクロファラッド程度である。増幅器110の入力111は入力抵抗を有する。入力抵抗は、適切に選択された増幅器では、無限大に近似され得る。しかし、ゼロ電圧レベルに対して、確定した漏れ抵抗を設けることが好ましい。この漏れ抵抗は、増幅器の入力端子73と接地との間に接続された抵抗130によって与えられる。結合容量及び漏れ抵抗の組み合わせは、高帯域通過フィルタを形成する。この高帯域通過フィルタの特性遷移周波数を、ほぼ0.2ヘルツ程度と、可能な限り低く有することが好ましい。これは、抵抗130に関して100ギガオーム又はそれよりも高い設計抵抗をもたらす。
身体との容量結合とは別に、検知板21は、また、周辺の電圧の発生源との容量結合を有する。この結合は、ほぼ数フェムトファラッド程度の極めて低い容量値を有するが、このような発生源の電圧レベルは極めて高い。従って、検知板21においてこの結合の結果として導入される結果として生じる電圧は、通常、ほぼ100ミリボルト程度に及ぶ。検知板21の後ろ近くに配置された遮蔽板53の作用は、検知板21を囲む好ましい遮蔽リング22及び相互接続部81の連続によって高められ、このような擾乱電界を遮り、検知板21と周囲との間の結合容量を効果的に低下させる。
留意すべきは、検知板21は、また、遮蔽板53及び遮蔽リング22とも容量結合を有する点である。検知板21と遮蔽板53との間の電圧レベルの如何なる差も、検知板21と遮蔽板53との間に擾乱電流を生じさせ、測定信号に影響を与える。この問題を削除又は少なくても軽減するために、遮蔽リング22及び遮蔽板53は、線122を介して増幅器の出力114へ接続される。線122は、ほぼ数キロオーム程度の値を有しうる抵抗123を有しても良い。結果として、遮蔽リング22及び遮蔽板53の電圧レベルは、実質的に増幅器の出力114の電圧レベルに等しい。言い換えると、それは、実質的に増幅器の入力111の電圧レベルに等しく、ひいては、実質的に検知板21の電圧レベルに等しい。従って、このような擾乱電流は有効に回避される。また、絶縁層41及び51の間のインターフェースの起こり得る付着物によって引き起こされる擾乱電流も、同様に、有効に回避される。
遮蔽板53は外部の電界に対して検知板21を遮るが、相互接続部82、増幅器の入力端子17a、及び増幅器の入力端子17aへ接続されるプリント回路線73は全て、遮蔽板53の向こう側に配置される。ゆえに、それらは、依然として周囲との容量結合を有する。また、クリープ電流が、内面6のある付着物によって引き起こされることがある。このような付着物によって引き起こされる潜在的な問題を減らすために、第4の導電層72は、図5において点線で示される、検知板21へ接続された全てのプリント回路線73、121を囲む導電遮蔽線125を有する。この遮蔽線125は、また、増幅器の出力114へ接続される。
実際には、100ギガオームの所望の抵抗値を有する抵抗試料(specimen)を見つけることは困難であり、且つ/あるいは、このような抵抗は大きく且つ高価である。結果として、直列な2つ(又はそれ以上)の抵抗131、132の組み合わせとして漏れ抵抗130を形成することが必要とされ得る。その場合に、かかる抵抗131、132の2つの間のノードAは、周囲と容量結合を形成する。この容量結合は、抵抗131を介して、依然として増幅器の入力111で信号に影響を与えうる。この影響を減らすよう、かかるノードAは、また、保護リング140によって囲まれる。保護リング140は、また、直接にではないが、この保護リング140を2つ(又はそれ以上)の抵抗141、142の直列結合のノードBへ接続することによって、増幅器の出力114へ接続される。かかる抵抗は、抵抗値の比R(141)/R(142)が実質的に抵抗値の比R(131)/R(132)に等しくなるように選択される。
回路線及び回路部品が外部の電界に反応するという効果を更に小さくするよう、センサ装置1は、第2の接地板14を備えた第2のウィング部4を有する。第2の接地板14は、第3の導電層62にある1若しくはそれ以上の導線15を介して、又は接触11、12を介して、又はその両方によって、第1の接地板13へ電気的に接続される。すぐ使用できる状態で、第2のウィング部4が第1のウィング部3上に折り畳まれている場合に、第2の接地板14は回路100上に延在し、即ち、実際には、回路部品17、110、123、131、132、141、142及び相互接続回路線73、74、75、121、122、124、125を覆って、2つの接地板13及び14の間に包囲されたかかる部品及び回路線に外部電界に対するシールドを提供する。これに関連して、2つの接地板13及び14は、回路100の対向する側で共に電気的に接続されたそれらの端部を有することが好ましい。このため、接触11は回路100の反対側に配置される。
当業者には明らかなように、本発明は、上記で論じられた例となる好ましい実施形態に限定されず、幾つかの変形及び改良が、添付の特許請求の範囲で定義される本発明の技術的範囲内で可能である。
例えば、二層フレックスホイルを用いることに代えて、非導電層の対向する側で2つの導電層を備えたフレックスホイル、又は導電層の対向する側で2つの非導電層を備えたフレックスホイルを使用することが可能である。
更に、好ましい実施形態では第1及び第2の接地板13及び14は同一の導電層62の部分63及び66として実施されるが、第2のウィング部4の第2の接地板14は、対応する相互接続部を介して対応する接触12へ接続される異なる導電層42、52の一部として実施されることが可能である。
更に、好ましい実施例では、装置は、互いに対して折り畳まれる2つのウィング部を有するが、2つのウィング部が互いの上部で積層された別個のものとして実施されることも可能である。
更に、好ましい実施例では、保護板53は、保護リング22の外形及び大きさに対応する外形及び大きさを有する「固体(solid)」板であるが、その機能性を全く失うことなく、例えばスポーク状の外形を有するように、保護プレートがいくらか小さいこと、及び/又は保護プレートが小さな中断(interruptions)を有することが可能である。
Claims (37)
- 生体電気信号を容量感知するのに適したバイオメトリックセンサ装置であって、
内面と該内面に対向する外面とを備え、第1の本体部分を有する可撓性薄層センサ本体を有し、
前記第1の本体部分は、
第1の導電層にある導電性検知板と、
前記検知板と前記外面との間にある第1の非導電層と、
第2の導電層にあって、前記外面に対向する側で前記検知板に重なり、少なくとも前記検知板の大きさに対応し且つ望ましくは前記検知板の外形を超えて投影した大きさを有し、通過開口を備える導電性遮蔽板と、
前記検知板と前記遮蔽板との間にある第2の非導電層と、
前記内面上の導電回路層にある導電性回路線と、
前記遮蔽板と前記導電性回路線との間にある非導電性分離層とを有し、
当該装置は、更に、
前記内面上に実装された回路部品を有し、第1の入力及び出力を備えた少なくとも1つの差動増幅器を有する電気信号処理回路と、
前記増幅器の第1の入力へ前記検知板を結合するよう、前記第2の非導電層及び前記分離層と交差して、前記遮蔽板の前記通過開口を通って延在する第1の導電性相互接続部とを有する、バイオメトリックセンサ装置。 - 各非導電性層はカプトンから成る、請求項1記載の装置。
- 前記センサ本体は、互いに付けられた可撓性ホイルのスタックとして実施され、
各可撓性ホイル層は、少なくとも1つの導電層及び少なくとも1つの非導電層の組み合わせを有する、請求項1記載の装置。 - 前記第1の導電層の周りに導電性遮蔽リングを更に有し、
前記遮蔽リングは、前記遮蔽板へ電気的に接続される、請求項1記載の装置。 - 前記第2の非導電層と交差する第2の導電性相互接続部の連続を更に有し、
第2の導電性相互接続部の夫々は、前記遮蔽リング及び前記遮蔽板と接する、請求項4記載の装置。 - 第2の導電性相互接続部の夫々は、金属ビアとして実施される、請求項5記載の装置。
- 前記遮蔽板は、前記増幅器の出力へ電気的に接続される、請求項1記載の装置。
- 前記増幅器の出力は、該増幅器の反転入力へ接続され、
前記検知板は、前記増幅器の非反転入力部へ接続される、請求項7記載の装置。 - 前記分離層と交差して、前記増幅器出力へ前記遮蔽板を結合する第3の導電性相互接続部を更に有する、請求項7記載の装置。
- 前記遮蔽板と前記回路線との間の第3の導電層にあって、前記遮蔽板及び前記処理回路に重なる導電接地板と、
前記遮蔽板と前記接地板との間の第3の非導電層と、
前記接地板と前記回路線との間の第4の非導電層とを更に有する、請求項1記載の装置。 - 前記接地板は、前記処理回路の固定電圧レベル、望ましくはゼロ電圧レベルへ電気的に接続される、請求項10記載の装置。
- 前記接地板は第1の開口を有し、該第1の開口を通って前記第1の導電性相互接続部は前記接地板と接触せずに延在し、
前記接地板は第2の開口を有し、該第2の開口を通って前記第3の導電性相互接続部は前記接地板と接触せずに延在する、請求項10記載の装置。 - 前記回路部品は、少なくとも1つの実装されたIC増幅器パッケージを有する、請求項1記載の装置。
- 前記増幅器パッケージは、前記第1の導電性相互接続部と位置を合わせられた入力端子リードを有する、請求項13記載の装置。
- 前記回路部品は、少なくとも1つのベアIC半導体ダイを有する、請求項1記載の装置。
- 前記増幅器は、約1ギガオーム程度の入力インピーダンスを有する、請求項1記載の装置。
- 前記増幅器の第1の入力と、固定電圧ライン、望ましくはゼロ電圧ラインとの間に接続される抵抗を更に有し、
前記抵抗は、約1ギガオーム程度の抵抗値を有する、請求項1記載の装置。 - 前記抵抗は、2又はそれ以上の抵抗の直列結合として実施される、請求項17記載の装置。
- 前記直列な抵抗の2つの間のノードは、前記増幅器の出力と前記固定電圧ラインとの間に接続される直列抵抗回路のノードへ接続される、請求項18記載の装置。
- 前記回路線は、前記検知板へ接続される全てのプリント回路線を囲む閉ループとして延在する遮蔽線を有し、
前記遮蔽線は前記増幅器の出力へ接続される、請求項1記載の装置。 - 前記センサ本体は、2つのウィング部と、折り畳んで該ウィング部を互いへ接続する折り目部分とを有し、
前記検知板、前記遮蔽板及び前記処理回路は、第1のウィング部に配置され、
第2のウィング部は、第2の導電接地板を有する、請求項1記載の装置。
請求項1記載の装置。 - 前記第2の接地板は、前記処理回路の固定電圧レベル、望ましくはゼロ電圧レベルへ電気的に接続される、請求項21記載の装置。
- 前記遮蔽板と前記回路線との間の第3の導電層にあって、前記遮蔽板及び前記処理回路に重なる第1の導電接地板と、
前記遮蔽板と前記第1の接地板との間の第3の非導電層と、
前記第1の接地板と前記回路線との間の第4の非導電層とを更に有し、
前記第2の接地板は、前記第1の接地板へ電気的に接続される、請求項21記載の装置。 - 前記第2の接地板及び前記第1の接地板は、同一の層の一部として実施される、請求項23記載の装置。
- 前記折り目部分にあって、前記同一の層の一部として実施され、前記第2の接地板を前記第1の接地板へ接続する少なくとも1つの接続線を更に有する、請求項24記載の装置。
- 前記第1のウィング部において、前記内面上の前記導電回路層の一部として実施され、前記第1の接地板へ電気的に接続される少なくとも1つの第1の接触と、
前記第2のウィング部において、前記内面上の前記導電回路層の一部として実施され、前記第2の接地板へ電気的に接続される少なくとも1つの第2の接触とを更に有し、
前記第1の接触及び前記第2の接触は、前記センサ本体が前記折り目部分で固定される場合に、前記第1の接触及び前記第2の接触が実質的に互いと位置を合わせられるように位置付けられる、請求項23記載の装置。 - 前記第1のウィング部は、その周囲に沿って第1のスルーホールの連続を設けられ、
前記第2のウィング部は、その周囲に沿って第2のスルーホールの連続を設けられ、
前記第1のスルーホール及び前記第2のスルーホールは、前記センサ本体が前記折り目部分で固定される場合に、前記第1のスルーホール及び前記第2のスルーホールが実質的に互いと位置を合わせられるように位置付けられる、請求項21記載の装置。 - 前記2つのウィング部は共に折り畳まれて、互いに付けられる、請求項21記載の装置。
- 前記2つのウィング部は共に折り畳まれて、前記接触は互いへ接続される、請求項26記載の装置。
- 前記第1の本体部分に重なる第2の本体部分を更に有し、
前記第2の本体部分は、
前記遮蔽板に対向する側で前記処理回路に重なる第2の導電接地板と、
前記接地板と前記処理回路との間の少なくとも1つの絶縁層と、
前記接地板と当該第2の本体部分の外面との間の少なくとも1つの絶縁層とを有する、請求項1記載の装置。 - 前記遮蔽板と前記回路線との間の第3の導電層にあって、前記遮蔽板及び前記処理回路に重なる第1の導電接地板と、
前記遮蔽板と前記第1の接地板との間の第3の非導電層と、
前記第1の接地板と前記回路線との間の第4の非導電層とを更に有し、
前記第2の接地板は、前記第1の接地板へ電気的に接続される、請求項30記載の装置。 - 前記第1の本体部分において、前記第1の接地板へ電気的に接続される前記内面上の少なくとも1つの第1の接触と、
前記第2の本体部分において、前記第2の接地板へ電気的に接続される前記内面上の少なくとも1つの第2の接触とを更に有し、
前記第1の接触及び前記第2の接触は互いへ接する、請求項31記載の装置。 - 前記第1の接触及び前記第2の接触は、共に半田付けされる、請求項32記載の装置。
- その周囲に沿ってスルーホールの連続を設けられる、請求項30記載の装置。
- EEG信号又はECG信号又はEMG信号を測定するための請求項1記載の装置の使用。
- 衣類に組み込まれる請求項1記載の装置。
- 椅子又はベッド又は診察台又はサドル又はステアリングホイール又は保育器のような、人による使用において接触される対象の表面物質に組み込まれる、請求項1記載の装置。
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