JP2020191941A - 腕時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面加工の工程を煩雑にすることなく、デザインバリエーションを拡大する。【解決手段】腕時計1は、螺子50L、50C、50Rが螺合される螺子溝111a,111c,111eを背面に有する外装ケース10と、螺子50L、50C、50Rが挿通される貫通孔211a、211c、211eを有する装着バンド20と、螺子50L、50C、50Rが挿通される貫通孔315a、315b、315cを有し、外装ケース10と共に外装の一部を構成すると共に、螺子50L、50C、50Rにより外装ケース10と装着バンド20との間で共締めされる介在部材30と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、腕時計に関する。
例えば、特許文献1には、胴と一体に形成される先カンにバンドが取り付けられる腕時計が開示されている。
実開昭57−037310号公報
ここで、腕時計においては、胴や先カンの表面を加工することで質感や色などを施すことにより、デザインバリエーションを拡大することが行われている。領域毎に異なる質感や色などを施す場合、表面加工を行う領域以外の領域にマスクを配置した状態で表面加工を行うこととなる。この場合、表面加工の工程が煩雑になってしまい、また、表面状態を奇麗に仕上げることが困難である。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、表面加工の工程を煩雑にすることなく、デザインバリエーションを拡大することにある。
上記課題を解決すべく本出願において開示される発明は種々の側面を有しており、それら側面の代表的なものの概要は以下の通りである。
(1)螺子が螺合される螺子溝を背面に有する外装ケースと、前記螺子が挿通される第1の貫通孔を有する装着バンドと、前記螺子が挿通される第2の貫通孔を有し、前記外装ケースと共に外装の一部を構成すると共に、前記螺子により前記外装ケースと前記装着バンドとの間で共締めされる介在部材と、を有する腕時計。
(2)(1)において、前記介在部材は、少なくとも1以上の第1の柱を有し、前記外装ケースは、前記第1の柱が嵌められる第1の有底溝を有する、腕時計。
(3)(1)又は(2)において、前記介在部材又は前記装着バンドのいずれか一方は、少なくとも1以上の第2の柱を有し、前記介在部材又は前記装着バンドのいずれか他方は、前記第2の柱が嵌められる第2の有底溝を有する、腕時計。
(4)(1)において、前記介在部材は、少なくとも1以上の第1の柱を有し、前記外装ケースは、前記第1の柱が嵌められる第1の有底溝を有し、前記介在部材又は前記装着バンドのいずれか一方は、少なくとも1以上の第2の柱を有し、前記介在部材又は前記装着バンドのいずれか他方は、前記第2の柱が嵌められる第2の有底溝を有し、前記第1の有底溝の開口面の面積は、前記第2の有底溝の開口面の面積よりも小さい、腕時計。
(5)(3)又は(4)において、前記装着バンドは、金属部品を含み、前記第1の貫通孔及び前記第2の有底溝は、前記金属部品に形成されている、腕時計。
(6)(3)〜(5)のいずれかにおいて、前記第2の有底溝は、前記第2の貫通孔よりも前記装着バンドの先端側に形成されている、腕時計。
(7)(2)又は(4)において、前記第1の有底溝の開口面の面積は、前記螺子溝の開口面の面積よりも大きい、腕時計。
(8)(1)〜(7)のいずれかにおいて、前記装着バンドは、弾性材料から成るバンド部を含む、腕時計。
(9)(1)〜(8)のいずれかにおいて、前記外装ケースは、正面視において下方に突出すると共に、前記介在部材が取り付けられる第1の取り付け部を有し、前記介在部材は、正面視において前記第1の取り付け部を挟むように起立すると共に、前記外装ケースと共に外装の一部を構成する外装面を有する第1の起立部を含む、腕時計。
(10)(9)において、前記外装ケースの表面と、前記外装面とは表面状態が異なる、腕時計。
(11)(1)〜(10)のいずれかにおいて、前記装着バンドは、正面視において上方に突出すると共に、前記介在部材が取り付けられる第2の取り付け部を有し、前記介在部材は、背面視において前記第2の取り付け部を挟むように起立する第2の起立部を含む、腕時計。
上記本発明の(1)〜(11)の側面によれば、表面加工の工程を煩雑にすることなく、デザインバリエーションを拡大することができる。
本実施形態に係る腕時計を示す正面図である。 本実施形態に係る腕時計を示す側面図である。 正面斜めから見た外装ケース、介在部材、及び第1のバンド部を示す分解斜視図である。 背面斜めから見た外装ケース、介在部材、及び第1のバンド部を示す分解斜視図である。 介在部材を示す斜視図である。 第1のバンド部の取り付け構造を示す断面図であって、螺子を通る切断面で切り取った断面図である。 第1のバンド部の取り付け構造を示す断面図であって、柱を通る切断面で切り取った断面図である。 第1のバンド部の金属部品を示す図である。 図8のIX−IX断面図である。
以下、本発明の実施形態(以下、本実施形態という)について図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る腕時計を示す正面図である。図2は、本実施形態に係る腕時計を示す側面図である。なお、図1においては、外装ケース10内に収容される文字板の詳細等については適宜省略して示している。
以下の説明において、図中の矢印X1が示す方向を左方、矢印X2が示す方向を右方、矢印Y1が示す方向を下方、矢印Y2が示す方向を上方、矢印Z1が示す方向を正面方向、矢印Z2が示す方向を背面方向と定義する。すなわち、腕時計1を正面から見た場合における、12時を示す方向が上方であり、3時を示す方向が右方であり、6時を示す方向が下方であり、9時を示す方向が左方である。
腕時計1は、外装ケース10と装着バンド20を有している。外装ケース10は、胴11と、胴11に取り付けられる裏蓋12とを含む。装着バンド20は、外装ケース10の下部に取り付けられる第1のバンド部21と、外装ケース10の上部に取り付けられる第2のバンド部22とを含む。
外装ケース10は、金属製であるとよい。ただし、これに限られるものではなく、外装ケース10は、セラミックや樹脂等を含むものであってもよい。
第1のバンド部21及び第2のバンド部22は、例えば、弾性を有する合成ゴムを主な材料として構成されるとよい。具体的には、例えば、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素ゴム(FKM)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)等を材料として構成されるとよい。
なお、図1に示した腕時計1のデザインは一例である。例えば、外装ケース10を丸型でなく角型にしてもよいし、数や配置が任意の操作部材であるボタン等を設けてもよい。また、第1のバンド部21と第2のバンド部22とを所謂Dバックルを介して連結する構成としてもよい。
次に、図1〜図9を参照して、本実施形態におけるバンド取り付け構造について説明する。図3は、正面斜めから見た外装ケース、介在部材、及び第1のバンド部を示す分解斜視図である。図4は、背面斜めから見た外装ケース、介在部材、及び第1のバンド部を示す分解斜視図である。図5は、介在部材を示す斜視図である。図6は、第1のバンド部の取り付け構造を示す断面図であって、螺子を通る切断面で切り取った断面図である。図7は、第1のバンド部の取り付け構造を示す断面図であって、柱を通る切断面で切り取った断面図である。図8は、第1のバンド部の金属部品を示す図である。図9は、図8のIX−IX断面図である。なお、第2のバンド部22の取り付け構造は、第1のバンド部21の取り付け構造と略同じであるため、その説明は省略する。
腕時計1は、上述の外装ケース10及び装着バンド20に加えて、介在部材30を有する。介在部材30は、腕時計1の外装の一部を構成すると共に、外装ケース10と第1のバンド部21との間に介在している。本実施形態において、介在部材30は、外装ケース10及び第1のバンド部21と別体であり、外装ケース10と第1のバンド部21との間で共締めされている。なお、介在部材は、金属製であるとよい。ただし、これに限られるものではなく、介在部材30は、セラミックや樹脂等からなるものであってもよい。
胴11は、図1、図3に示すように、正面視において下方に突出する取り付け部111を下部に有している。取り付け部111は、図4に示すように、その背面に有底溝111b、111dを有している。また、取り付け部111は、その背面に螺子が螺合される螺子溝111a、111c、111eを有している。螺子溝111a、111c、111eの内周面には雌螺子が切られている。
本実施形態においては、取り付け部111において、螺子溝と、有底溝とが、左右方向に交互に形成されている例を示す。具体的には、左方から右方に向けて、螺子溝111a、有底溝111b、螺子溝111c、有底溝111d、螺子溝111eがこの順で並んで形成されている例について示す。ただし、螺子溝及び有底溝はそれぞれ少なくとも1以上形成されていればよく、また、並び順も本実施形態で示すものに限られるものではない。
第1のバンド部21は、正面視において上方に突出する取り付け部211を上部(末端部)に有している。取り付け部211は、正面方向に貫通する貫通孔211a、211c、211eを有している。また、取り付け部211は、その正面に有底溝211b、211dを有している。貫通孔211a、211c、211eは、螺子溝111a、111c、111eとそれぞれ重なるように形成されている。
また、第1のバンド部21の取り付け部211は、少なくとも一部に金属部品210を含むとよい。そして、貫通孔211a、211c、211e及び有底溝211b、211dは、金属部品210に形成されているとよい。第1のバンド部21は、例えば、金属部品210を覆うように樹脂を射出成形して構成されるものであるとよい。なお、金属部品210は、第1のバンド部21の弾性材料からなる部分に完全に覆われていてもよいし、一部が弾性材料からなる部分から露出していてもよい。また、金属部品210は、図7に示すように、適宜凹部215が形成されているとよい。凹部215に樹脂材料が入り込むことにより、第1のバンド部21の弾性材料からなる部分と、金属部品210との固定が安定することとなる。なお、図6〜図9に示す金属部品210は一例であって、他の形状であっても構わない。
介在部材30は、正面方向に突出する円柱状の柱311、312と、背面方向に突出する円柱状の柱313、314とを有している。柱311は、外装ケース10の有底溝111bに嵌り、柱312は、外装ケース10の有底溝111dに嵌るように形成されている。柱313は、第1のバンド部21の有底溝211bに嵌り、柱314は、第1のバンド部21の有底溝211dに嵌るように形成されている。柱311、312の径と、有底溝111b、111dの径は、略同じであることが好ましい。また、柱313、314の径と、有底溝211b、211dの径は、略同じであることが好ましい。
また、介在部材30は、貫通孔315a、315b、315cを有している。貫通孔315a、315b、315cは、第1のバンド部21の貫通孔211a、211c、211e、及び外装ケース10の螺子溝111a、111c、111eにそれぞれ重なるように形成されている。
また、介在部材30は、正面視において取り付け部111を左右方向で挟むように起立する左起立部32L及び右起立部32Rを有する。左起立部32Lは、起立面32Laと、天面32Lbと、外装ケース10と共に腕時計1の外装の一部を構成する外装面32Lcとを含む。同様に、右起立部32Rは、起立面32Raと、天面32Rbと、外装ケース10と共に腕時計1の外装の一部を構成する外装面32Rcとを含む。また、介在部材30は、その下部に外装面32Lcと外装面32Rcとを繋ぐように左右方向に延びると共に、腕時計1の外装の一部を構成する外装面30aを有する。なお、左起立部32L及び右起立部32Rは、一般的なデザインの腕時計の外観における、先カンに対応する部分である。
また、図3に示すように、胴11は、その側面に、左起立部32Lの一部が嵌められる凹部112Lと、右起立部32Rの一部が嵌められる凹部112Rとを有する。凹部112L及び凹部112Rは、取り付け部111に隣接して形成されているとよい。
左起立部32Lは、凹部112Lの左側面112Laに起立面32Laが接触し、凹部112Lの下面112Lbに天面32Lbが接触するように、凹部112Lに嵌められる。同様に、右起立部32Rは、凹部112Rの右側面112Raに起立面32Raが接触し、凹部112Rの下面112Rbに天面32Rbが接触するように、凹部112Rに嵌められる。このような構成により、介在部材30に対する外装ケース10の左右方向及び正面方向における位置が決められることとなる。
また、介在部材30は、背面視において取り付け部211を左右方向で挟むように起立する左起立部33L及び右起立部33Rを有する。左起立部33Lは、取り付け部211の左側面に接触する起立面33Laを含む。右起立部33Rは、取り付け部211の右側面に接触する起立面33Raを含む。このような構成により、介在部材30に対する第1のバンド部21の左右方向における位置が決められることとなる。
上述のように、介在部材30は、左部及び右部の正面及び背面に起立部がそれぞれ形成されることにより、中央部分より左部及び右部が肉厚となっている。すなわち、介在部材30のうち左部及び右部よりも薄い中央部分に柱311〜314及び貫通孔315a〜315cが形成されている。このような構成により、介在部材30の材料となる金属材から、柱311〜314の削り出しを無駄なく行うことができる。また、介在部材30の中央部分の厚みが比較的薄いことより、貫通孔315a〜315cを容易に形成することができる。
また、図6に示すように、螺子50Lが、貫通孔211a及び貫通孔315aに挿通されると共に、螺子溝111aに螺合されている。同様に、螺子50Cは、貫通孔211c及び貫通孔315bに挿通されると共に、螺子溝111cに螺合されている。同様に、螺子50Rは、貫通孔211e及び貫通孔315cに挿通されると共に、螺子溝111eに螺合されている。このような構成により、第1のバンド部21は、介在部材30を介して、外装ケース10に対して固定されている。また、介在部材30は、第1のバンド部21と外装ケース10との間で共締めされている。
弾性材料を含む装着バンド20においては、バンド部が損傷等した場合に交換できることが好ましい。本実施形態においては、固定具として螺子を採用したことより、装着バンド20の取り外しや交換が容易である。なお、本実施形態においては、装着バンド20を固定する固定具を螺子と呼ぶが、螺子は、雌螺子が切られた溝に螺合されるボルトやビスなども含むものとする。
また、図7に示すように、柱311が有底溝111bに嵌ると共に、柱313が有底溝211bに嵌っている。同様に、柱312が有底溝111dに嵌ると共に、柱314が有底溝211dに嵌っている。
ここで、ユーザが自身の手首に対して腕時計1を着脱する際、図2等に示す矢印R方向に第1のバンド部21を曲げることとなる。この際、外装ケース10と第1のバンド部21との取り付け部分に負荷(曲げ応力)が生じることとなる。特に、螺子50Lが、螺子溝111a、貫通孔315a、及び貫通孔211aの内周面から負荷を受けることとなる。螺子50C、50Rにおいても同様である。このような負荷を長期間に亘って受けると、螺子50L、50C、50Rは劣化し、その寿命が短くなってしまう。
そこで、本実施形態においては、上述のように、介在部材30に柱311〜314を設けた。このような構成により、第1のバンド部21を曲げた際に、柱311が有底溝111b、有底溝211bの内周面から負荷を受けることとなり、その分、螺子50L、50C、50Rが受ける負荷が低減される。すなわち、螺子50L、50C、50Rにかかる負荷が、柱311に分散される。柱312〜314も同様の効果を発揮する。
また、上述のように、本実施形態においては、左起立部32L及び右起立部32Rにより介在部材30に対する外装ケース10の左右方向における位置が決められている。そのため、外装ケース10に対して左右方向に力が働いた場合において、左右方向における螺子50L、50C、50Rにかかる負荷が抑制されることとなる。同様に、左起立部33L及び右起立部33Rにより介在部材30に対する第1のバンド部21の左右方向における位置が決められている。そのため、第1のバンド部21に対して左右方向に力が働いた場合において、左右方向における螺子50L、50C、50Rにかかる負荷が抑制されることとなる。
また、図8に示すように、本実施形態においては、有底溝211b、211dの径r2を、貫通孔211a、211c、211eの径r1よりも大きくした。すなわち、柱313、314の径を、螺子50L、50C、50Rの螺子部(螺子の頭以外の部分)の径よりも大きくした。これにより、柱313、314が有底溝211b、211dの内周面に接触する面積が大きくなり、第1のバンド部21を曲げた際に生じる負荷が、より柱313、314に分散されやすくなる。すなわち、螺子50L、50C、50Rが受ける負荷を小さくすることができる。その結果、螺子50L、50C、50Rの劣化を抑制することができる。また、柱313、314の径を比較的大きくすることにより、柱313、314自体の強度を向上することにもなる。
なお、有底溝211b、211dの開口面は円形であるものに限られるものではない。例えば、柱313、314を角柱とした場合、有底溝211b、211dの形状を柱313、314に対応した形状とするとよい。この場合においては、有底溝211b、211dの開口面の面積を、貫通孔211a、211c、211eの開口面の面積よりも大きくするとよい。
また、有底溝211b、211dは、貫通孔211a、211c、211eよりも、第1のバンド部21の先端側に形成されているとよい。図8においては、有底溝211b、211dの開口の中心が、貫通孔211a、211c、211eの開口の中心よりも、第1のバンド部21の先端側に形成される例を示している。すなわち、柱313、314は、螺子50L、50C、50Rよりも、第1のバンド部21の先端側に設けられているとよい。第1のバンド部21の先端側の方が曲り易く、第1のバンド部21を曲げた際に生じる負荷は、先端側の方が大きくなる。すなわち、柱313、314に生じる負荷の方が、螺子50L、50C、50Rに生じる負荷よりも大きくなる。その結果、螺子50L、50C、50Rの劣化を抑制することができる。
また、図7に示すように、本実施形態においては、有底溝111bの径を、有底溝211bの径よりも小さくした。すなわち、有底溝111bの開口面の面積を、有底溝211bの開口面の面積よりも小さくした。有底溝111bの径を大きくすると、取り付け部111の肉厚が薄くなってしまい、取り付け部111の強度が低下してしまうためである。有底溝111bの径を比較的小さくすることにより、取り付け部111の強度を低下させることなく、取り付け部111を小型化することができる。取り付け部111を小型化することにより、すなわち、平面視における取り付け部111の上下方向の長さを短くすることにより、よりシンプルかつ美観性の高い腕時計1を提供することが可能となる。
また、上述のように、本実施形態においては、外装ケース10と、介在部材30を金属製とした。外装ケース10は、表面が加工されているとよい。また、介在部材30のうち少なくとも外装面30a、32Lc、32Rcは、外装ケース10と異なる手法、種類等の表面加工が行われているとよい。すなわち、外装面30a、32Lc、32Rcは、外装ケース10の表面と異なる質感や色等を有し、異なる表面状態であるとよい。また、介在部材30のうち、外装面30aと、外装面32Lcと、外装面32Rcとが、互いに異なる質感や色を有し、異なる表面状態となっていてもよい。
なお、表面加工は、例えば、ヘアライン加工やスピン加工等の研磨加工や、薄膜を表面に成膜するメッキ加工等であるとよい。これにより、腕時計1は、光沢や立体感を有したり、見る角度によって異なる表情を醸し出したりすることとなる。
ここで、デザイン性の観点から、腕時計1の外装において部分的に異なる質感や色を施そうとした場合、例えば、マスクを配置した状態で表面加工を行い、その後、マスクを配置した領域以外の領域にマスクを配置し、先に行った表面加工と異なる表面加工を行うことが考えられる。
本実施形態においては、外装ケース10と、介在部材30とは、別体であるため、それぞれに対して異なる表面加工を行った後、組み立て作業を行うとよい。そのため、表面加工の工程を簡易にすると共に、デザインバリエーションを拡大することが可能となる。また、介在部材30を交換するだけで、容易にデザインバリエーションを拡大することが可能となる。また、マスク等を用いての表面加工が不要となり、外装ケース10及び介在部材30の外装面30a、32Lc、32Rcを奇麗に仕上げることが可能となる。
なお、外装ケース10の表面と、介在部材30の外装面30a、32Lc、32Rcの双方に加工を行ってもよいし、いずれか一方の表面に加工を行い、他の表面には加工を行わなくてもよい。例えば、介在部材30の外装面30a、32Lc、32Rcにのみ、デザイン上のアクセントとなるような加工を行うとよい。いずれにしても、外装ケース10の表面と介在部材30の外装面30a、32Lc、32Rcの表面状態を異ならせることにより、美観性を向上することが可能となる。
また、本実施形態においては、螺子50L、50C、50R等の固定具が、正面方向又は左右方向から見た際の外観に表れないため、シンプルなデザインを実現することができる。また、螺子50L、50C、50Rを背面方向から挿通する構成を採用したことより、左右方向からピン等の固定具を挿通する構成と比較して、ピンを挿通するピン孔等を左右側面に形成する必要がない分、取り付け部111の上下方向における長さを短くできる。これにより、よりシンプルかつ美観性の高い腕時計1を提供することが可能となる。
また、仮に、外装ケース10と介在部材30とを一体とした外装ケースを採用した場合、該外装ケースに柱313、314を形成する必要が生じるが、介在部材30よりも大きく、かつ構造の複雑な外装ケースに柱313、314を形成することは困難である。本実施形態においては、外装ケース10に柱を形成する必要がなく、製造が容易である。
また、仮に、外装ケース10と介在部材30とを一体とした外装ケースを採用した場合、外装ケース10に柱を形成する必要が生じるが、当該柱が破損等してしまった場合、外装ケース10を交換する必要が生じてしまう。本実施形態においては、仮に、柱313、314が破損してしまった場合であっても、介在部材30を交換するだけで、柱313、314が破損していない元の状態に戻すことが可能となる。
また、仮に、介在部材30に柱311〜314を設けず、5本の螺子を用いて、第1のバンド部21を介して外装ケース10に固定する場合、第1のバンド部21の取り付け部211に5つの貫通孔を形成する必要が生じる。貫通孔の数が多くなるほど、第1のバンド部21の強度が低下することとなる。本実施形態においては、取り付け部211に、貫通孔だけではなく、底の部分が繋がった有底溝を形成する構成を採用するため、第1のバンド部21の強度が低下することが抑制されている。
また、上述のように、本実施形態において、貫通孔211a、211c、211e及び有底溝211b、211dは、第1のバンド部21に含まれる金属部品210に形成されている。すなわち、図6に示すように、螺子50L、50C、50Rの頭は、剛性の高い金属部品210に接触している。このため、螺子50L、50C、50Rは強固に締結されることとなる。また、柱313、314は、剛性の高い金属部品210に接触している。このため、介在部材30に対する第1のバンド部21の姿勢が安定することとなる。
なお、本実施形態においては、介在部材30が柱313、314を有する例について示したが、これに限られるものではなく、第1のバンド部21が、正面方向に突出する柱を有するものであってもよい。この場合、介在部材30が、第1のバンド部21が有する柱が嵌る有底溝を有するとよい。このような構成においても、螺子に生じる負荷を柱に分散することができ、螺子が劣化することを抑制することができる。
また、本実施形態においては、介在部材30が、正面方向に突出する柱311、312と、背面方向に突出する柱313、314を有する例について示したが、これに限られるものではなく、正面方向又は背面方向のいずれかに突出する柱のみを有する構成であっても構わない。
また、本実施形態においては、第1のバンド部21及び第2のバンド部22が、弾性を有する材料を含む例について説明したが、これに限られるものではなく、第1のバンド部21及び第2のバンド部22は金属製であってもよい。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、この実施形態に示した具体的な構成は一例として示したものであり、本発明の技術的範囲をこれに限定することは意図されていない。当業者は、これら開示された実施形態を適宜変形してもよく、本明細書にて開示される発明の技術的範囲は、そのようになされた変形をも含むものと理解すべきである。
1 腕時計、10 外装ケース、11 胴、111 取り付け部、111a,111c,111e 螺子溝、111b,111d 有底溝、12 裏蓋、20 装着バンド、21 第1のバンド部、210 金属部品、211 取り付け部、211a,211c,211e 貫通孔、211b,211d 有底溝、22 第2のバンド部、30 介在部材、30a 外装面、311〜314 柱、315a〜315c 貫通孔、32L 左起立部、32La 起立面、32Lb 天面、32Lc 外装面、32R 右起立部、32Ra 起立面、32Rb 天面、32Rc 外装面、33L 左起立部、33R 右起立部、50L,50C,50R 螺子。

Claims (11)

  1. 螺子が螺合される螺子溝を背面に有する外装ケースと、
    前記螺子が挿通される第1の貫通孔を有する装着バンドと、
    前記螺子が挿通される第2の貫通孔を有し、前記外装ケースと共に外装の一部を構成すると共に、前記螺子により前記外装ケースと前記装着バンドとの間で共締めされる介在部材と、
    を有する腕時計。
  2. 前記介在部材は、少なくとも1以上の第1の柱を有し、
    前記外装ケースは、前記第1の柱が嵌められる第1の有底溝を有する、
    請求項1に記載の腕時計。
  3. 前記介在部材又は前記装着バンドのいずれか一方は、少なくとも1以上の第2の柱を有し、
    前記介在部材又は前記装着バンドのいずれか他方は、前記第2の柱が嵌められる第2の有底溝を有する、
    請求項1又は2に記載の腕時計。
  4. 前記介在部材は、少なくとも1以上の第1の柱を有し、
    前記外装ケースは、前記第1の柱が嵌められる第1の有底溝を有し、
    前記介在部材又は前記装着バンドのいずれか一方は、少なくとも1以上の第2の柱を有し、
    前記介在部材又は前記装着バンドのいずれか他方は、前記第2の柱が嵌められる第2の有底溝を有し、
    前記第1の有底溝の開口面の面積は、前記第2の有底溝の開口面の面積よりも小さい、
    請求項1に記載の腕時計。
  5. 前記装着バンドは、金属部品を含み、
    前記第1の貫通孔及び前記第2の有底溝は、前記金属部品に形成されている、
    請求項3又は4に記載の腕時計。
  6. 前記第2の有底溝は、前記第2の貫通孔よりも前記装着バンドの先端側に形成されている、
    請求項3〜5のいずれか1項に記載の腕時計。
  7. 前記第1の有底溝の開口面の面積は、前記螺子溝の開口面の面積よりも大きい、
    請求項2又は4に記載の腕時計。
  8. 前記装着バンドは、弾性材料から成るバンド部を含む、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の腕時計。
  9. 前記外装ケースは、正面視において下方に突出すると共に、前記介在部材が取り付けられる第1の取り付け部を有し、
    前記介在部材は、正面視において前記第1の取り付け部を挟むように起立すると共に、前記外装ケースと共に外装の一部を構成する外装面を有する第1の起立部を含む、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の腕時計。
  10. 前記外装ケースの表面と、前記外装面とは表面状態が異なる、
    請求項9に記載の腕時計。
  11. 前記装着バンドは、正面視において上方に突出すると共に、前記介在部材が取り付けられる第2の取り付け部を有し、
    前記介在部材は、背面視において前記第2の取り付け部を挟むように起立する第2の起立部を含む、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の腕時計。
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