JP2020191587A - 視聴履歴分析方法および視聴履歴分析システム - Google Patents

視聴履歴分析方法および視聴履歴分析システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020191587A
JP2020191587A JP2019096960A JP2019096960A JP2020191587A JP 2020191587 A JP2020191587 A JP 2020191587A JP 2019096960 A JP2019096960 A JP 2019096960A JP 2019096960 A JP2019096960 A JP 2019096960A JP 2020191587 A JP2020191587 A JP 2020191587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
viewing
ratio
program
broadcast
analysis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019096960A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7254624B2 (ja
Inventor
元將 杉浦
Motomasa Sugiura
元將 杉浦
片岡 秀夫
Hideo Kataoka
秀夫 片岡
紫 浜崎
Murasaki Hamazaki
紫 浜崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Visual Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Visual Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Visual Solutions Corp filed Critical Toshiba Visual Solutions Corp
Priority to JP2019096960A priority Critical patent/JP7254624B2/ja
Publication of JP2020191587A publication Critical patent/JP2020191587A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7254624B2 publication Critical patent/JP7254624B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】シリーズ番組の視聴分析を正確に行う。【解決手段】一実施形態に係る視聴履歴分析方法は、放送波により送信される複数の放送話で構成されるシリーズ番組を含む放送番組を受信する各視聴装置から、放送番組を視聴した履歴である視聴履歴と各視聴装置を個別に識別する各識別情報とを収集する収集部と、各視聴履歴と各識別情報とを解析対象とする解析部と、前記解析部の解析結果をもとにサービスを提供するサービス提供部を用い、視聴履歴から、各視聴装置に対してシリーズ番組の放送話が視聴された割合である視聴割合を算出し、視聴割合が一定条件を満たす視聴装置の割合である装置割合に従って、シリーズ番組のランクを決定し、シリーズ番組の少なくともランクおよび装置割合を示す可視化用のデータを出力するデータを得る。【選択図】図6

Description

実施形態は、視聴履歴分析方法および視聴履歴分析システムに関する。
近年、インターネット技術が発達しており、ビデオオンデマンド(VOD)サービスをテレビ装置で利用する人口が増加している。そのためインターネットに接続したテレビ装置の数も増加傾向にある。
このような環境の中で、インターネット経由で各テレビ装置から膨大な量の視聴データ(視聴ログと称される場合もある)を収集し、視聴率等の視聴状況の分析を行うことが可能となっている。
特開2017−28353号公報 特開2017−188932号公報
しかしながら、ドラマやアニメ等長期にわたって複数回放送されるシリーズ番組に対する視聴状況の分析においては、たまたまテレビをつけていたり、そのチャンネルの視聴習慣が高かったためにその番組を見ていたり、前後に人気番組がありその流れで数回見たりといった様々な要因による浮動層データなどのために、実際に好きでその番組が視聴された機器がどの程度いたのかといった番組の評価を正確にできない可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、シリーズ番組の視聴分析を正確に行うことのできる視聴履歴分析方法と視聴履歴分析システムを提供することを目的とする。
一実施形態に係る視聴履歴分析方法は、放送波により送信される複数の放送話で構成されるシリーズ番組を含む放送番組を受信する各視聴装置から、前記放送番組を視聴した履歴である視聴履歴と前記各視聴装置を個別に識別する各識別情報とを収集する収集部と、前記各視聴履歴と前記各識別情報とを解析対象とする解析部と、前記解析部の解析結果をもとにサービスを提供するサービス提供部を用いる。
前記視聴履歴分析方法は、前記視聴履歴から、前記各視聴装置に対して前記シリーズ番組の前記放送話が視聴された割合である視聴割合を算出し、前記視聴割合が一定条件を満たす視聴装置の割合である装置割合に従って、前記シリーズ番組のランクを決定し、前記シリーズ番組の少なくとも前記ランクおよび前記装置割合を示す可視化用のデータを出力するデータを得る。
図1は、実施形態に関係する放送信号送信装置、サーバおよび受信装置(視聴装置)からなるシステム全体の構成例を示した図である。 図2は、テレビジョン受信装置の構成例を概略的に示した図である。 図3は、サーバの構成例とサービスを受けるユーザのパーソナルコンピュータの例を概略的に示した図である。 図4Aは、第1の実施形態において、表示させた解析画面の一例を示す図である。 図4Bは、同実施形態において、表示させた解析結果の一例を示す図である。 図5は、同実施形態において、ソート条件を変更して表示させた解析結果の一例を示す図である。 図6は、同実施形態において、視聴履歴を解析し、解析結果を可視化させるためのシステムの処理動作例を示すフローチャートである。 図7は、同実施形態において、視聴履歴を解析するためのサーバの処理動作例を示すフローチャートである。 図8は、第2の実施形態において、視聴方法別に表示させた解析結果の一例を示す図である。 図9は、同実施形態において、視聴方法別に解析結果を表示させるためのシステムの処理動作例を示すフローチャートである。 図10は、第3の実施形態において、デモグラフ属性を横軸として表示させた解析結果の一例を示す図である。 図11は、同実施形態において、デモグラフ属性を横軸として解析結果を表示させるためのシステムの処理動作例を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る放送信号送信装置100、サーバ120および視聴装置140からなるシステム全体の構成例を示した図である。
100は、放送番組を放送する放送信号送信装置(放送局とも呼ぶ)であり、放送番組サーバ101および第1の基本機能102を備える。
放送番組サーバ101は、放送信号送信装置100として放送する番組のデータ、番組の名称、放送日時、内容の説明等を予め保存しておくエリアである。
第1の基本機能102は、放送信号送信装置100の基本的な機能であり、放送する番組の映像信号や音声信号等を符号化(エンコードとも言う)して多重化し、放送信号として送出する機能を持つ。
サーバ120は、クラウド上に存在し、視聴装置140のユーザが視聴した番組の視聴履歴を収集するサーバであり、識別管理部121、収集部122、解析部123およびサービス提供部124を備える。
サーバ120は、視聴装置(テレビ装置、テレビジョン受信機、放送信号受信装置とも称される)140が個別に持つ識別番号により個々の視聴装置140を識別している。視聴装置140が持つ識別番号は、例えば数字、アルファベットの組み合わせから構成されている。
識別管理部121は、視聴装置140が持つ識別番号を、ネットワーク180を介して収集し管理する機能を持つ。識別管理部121は、例えば視聴装置140の初期設定時に、視聴装置140が持つ識別番号を収集してもよい。
収集部122は、視聴装置140のユーザが放送番組を視聴した履歴である視聴履歴を収集する機能を持つ。
解析部123は、収集部122で収集した視聴履歴を解析する機能を持つ。サービス提供部124は、解析部123が解析した結果をもとにサービスを提供する機能を持つ。
サービス提供部124は、解析部123が解析した結果をもとに例えば、視聴装置140のユーザにとって有益な情報を提供してもよい。あるいはサービス提供部124は、解析部123が解析した結果をもとに例えば、視聴装置140に対して番組を放送する側である放送信号送信装置100や番組制作会社、番組のスポンサー等にとって有益な情報を提供してもよい。
140は、放送信号送信装置100が放送する番組を受信する受信装置であり、デジタル放送の受信機能(第2の基本機能141)、制御部142を含む。視聴装置140は、例えばテレビジョン受信装置でもあってもよい、また放送波で送られてくる番組を録画する機能を備えたレコーダであってもよい。以降の説明においては、視聴装置を視聴装置140として説明する。図では1つのテレビジョン受信装置を示しているが、多数多種の視聴装置140がサーバ120に接続されている。
第2の基本機能141は、視聴装置140としての基本的な機能であり、放送信号送信装置100から送られてくる放送波を受信し、放送波に含まれる符号化された映像信号(映像ストリームとも呼ぶ)、符号化された音声信号(音声ストリームとも呼ぶ)、アプリケーションデータおよび伝送制御信号を分離し、映像信号および音声信号をデコードしたり、アプリケーションデータを受信したり、伝送制御信号を解析したりする機能を持つ。
制御部142は、視聴装置140の全体を制御する機能を持つ。また制御部142は、録画機能である録画部を持つ。また制御部142は、視聴装置140に接続されている周辺機器、例えば表示器160、スピーカ161、視聴装置140にバインドされているHDD(Hard Disk Drive)162、リムーバルメディア170、との接続やデータの送受信の管理も行う。
表示器160は、スピーカ161を内蔵しており、第2の基本機能141においてデコードされた映像信号を表示領域に表示したり、音声信号をスピーカ161から出力したりする。なお、表示器160に内蔵されているスピーカ161は、USB等のI/Fにより接続された外部のスピーカであってもよい。
なお図1の例では、表示器160は、視聴装置140と別体として記載しているが、視聴装置140の1機能として視聴装置140と一体であってもよい。
図2は、視聴装置140の構成例を概略的に示した図である。視聴装置140は、先に述べたように、放送波を受信する機能である第2の基本機能141、制御部142を含む。
第2の基本機能141は、地上デジタルテレビジョン放送用の地デジチューナ201−1、地デジデマルチプレクサ202−1、地デジデスクランブラ203−1、映像および音声の2Kデコーダ204−1を持つ。同様に第2の基本機能141は、BSデジタル放送用のBSチューナ201−2、BSデマルチプレクサ202−2、BSデスクランブラ203−2、映像および音声の2K用デコーダ204−2、4K用デコーダ204−3、8K用デコーダ204−4を持つ。同様に第2の基本機能141は、CSデジタル放送用のCSチューナ201−3、CSデマルチプレクサ202−3、CSデスクランブラ203−3、映像および音声の2K用デコーダ204−5、4K用デコーダ204−6を持つ。
視聴装置140が地上デジタルテレビジョン放送の放送信号を受信すると、放送チューナ201−1は、放送波で送られてきたストリーム(放送信号)を復調する。復調されたストリーム(放送信号)は、地デジデマルチプレクサ202−1に入力される。地デジデマルチプレクサ202−1は、入力された多重化ストリームを映像ストリーム、音声ストリーム、字幕ストリーム、アプリケーションデータ、伝送制御信号に分離し、映像ストリームと音声ストリームを地デジデスクランブラ203−1に入力する。
地デジデスクランブラ203−1は、映像ストリームと音声ストリームをデスクランブルして、2Kデコーダ204−1に入力する。
映像ストリームおよび音声ストリームは2Kデコーダ204−1でデコードされる。
デコードされた映像データは、映像・オーディオ・字幕データ処理部206、表示信号出力部207を介して表示器160に出力される。またデコードされた音声データは、映像・オーディオ・字幕データ処理部206、表示信号出力部207を介して表示器160に内蔵されているスピーカ161に出力される。
映像・オーディオ・字幕データ処理部206は、映像データに対して、輝度調整、色補正等を行うことができる、また音声データに対して、音質の調整、周波数特性の調整等を行うことができる。
表示信号出力部207は、表示器160の表示能力に応じて、色度、解像度などを制御する。
オーディオ信号出力部208は、スピーカシステム(単なるステレオタイプ、5チャンネルシステムなど)に応じてオーディオ出力を変換することができる。
視聴装置140がBSデジタル放送信号、CSデジタル放送信号を受信した場合も、地上デジタルテレビジョン放送の放送信号を受信した場合と同様に、放送波で送られてきたストリーム(放送信号)をデマルチプレクサ処理やデスクランブル処理を行い、映像データを表示器160に出力したり音声データをスピーカ161に出力したりする。
図2の視聴装置140の例は、地上デジタルテレビジョン放送用のチューナが地デジチューナ201−1の1つを内蔵している場合の例であるが、複数の地上デジタルテレビジョン放送用のチューナを内蔵していてもよい。同様に視聴装置140は、複数のBSデジタル放送用のチューナ、複数のCSデジタル放送用のチューナを内蔵していてもよい。
制御部142は、視聴装置140の全体を制御する。また制御部142は、視聴装置140のユーザが視聴している番組の視聴履歴を取得し、取得した視聴履歴を、ネットワーク180を介してサーバ120に送信する。制御部142は、外部とのI/Fとして通信ネットワーク180とのI/FであるネットワークI/F181、リモートコントローラ(リモコン)190とのI/FであるリモコンI/F182を持つ。
ここで視聴履歴とは、視聴装置140が、複数あるチューナに受信している番組すべての履歴のことを示している。具体的には例えば視聴装置140のユーザが、放送波を受信して表示器160に表示されている番組Aを視聴しながら、同時に番組Bを視聴装置140の録画機能である録画部143により録画している場合、制御部142は、番組Aの視聴(ライブ視聴と呼ぶ)の履歴であるライブ視聴履歴と、番組Bの再生視聴(録画した番組を再生する視聴)の再生視聴履歴、さらには番組Cの視聴予約による視聴である予約視聴履歴を取得することができる。
再生視聴は、例えば録画機能の予約機能により予め録画する番組を予約することで、指定した番組Bを指定した時刻に録画部143に録画し、表示器160に表示させずに録画だけが行われる場合もある。
このように本実施形態の視聴装置140は、ライブ視聴、録画再生視聴、視聴予約による予約視聴などの各種の視聴形態をとることができる。
上記の各種の視聴履歴は、例えばチャンネル番号、番組名、放送局名と、視聴を開始時刻と視聴を終了した時刻との組み合わせの情報で構成されていてもよい。制御部142は、取得した視聴履歴を内部に持つ保存エリア(図示せず)に、上記の各種の視聴履歴をその種別ごとに保存する。
制御部142は、取得した視聴履歴を、視聴装置140が持つ識別番号を付与して、任意のタイミングにネットワーク180を介してサーバ120に送信する。
図3は、サーバ120の構成例とサービスを受けるユーザのパーソナルコンピュータの例を概略的に示した図である。
収集部122は、ネットワーク180を介して視聴装置140から送られてくる視聴履歴を収集して、付与されている識別番号ごとに内部に持つ保存エリア(図示せず)に保存するとともに、視聴履歴の保存アドレスや付与されている識別番号等、受信した視聴履歴の保存に関する情報を識別管理部121に送信する。
識別管理部121は、収集部122から送られてきた保存に関する情報と識別番号とを保存して管理する。これにより識別管理部121は、視聴装置140の識別番号ごとの視聴履歴のデータ(視聴ログ)を管理することができる。
解析部123は、収集部122に保存されている視聴履歴の中から、例えば指定した識別番号の、指定した期間の視聴履歴に対して解析を行う。解析の結果はサービス提供部124に送られ、サービス提供部124は送られてきた解析結果をもとに、サービスの提供を行う。サービス提供部124が提供するサービスデータを、ネットワーク310を介して例えば、パーソナルコンピュータ311から見えるように接続されている。なお、パーソナルコンピュータ311は、携帯端末などであってもよい。また、サーバ120は、サービス提供部124が提供するサービスの内容を表示できる表示部(図示しない)を備えてもよい。あるいはまた解析部123およびサービス提供部124は、サーバ120の外にあってもよい。
サービス提供部124が、サーバ120の外にある場合、解析部123およびサービス提供部124は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)の中にあってもよい。あるいは解析部123およびサービス提供部124は、スマートフォンやタブレット等の携帯端末の中にあってもよい。この場合PCや携帯端末は、ネットワーク180を介してサーバ120と接続され、サーバ120にアクセスすることが可能である。このためPCや携帯端末は、収集部122に保存されている視聴履歴の情報を任意の場所において取得することができる。またPCや携帯端末の操作者は、解析部123による解析を任意の場所で行うことが可能である。またPCや携帯端末の操作者は、解析部123の解析結果をもとにサービス提供部124により、任意の場所でサービスの提供や付加価値データの提供を行うことが可能である。解析部123およびサービス提供部124を含む携帯端末を、視聴履歴分析装置と呼んでもよい。
サービス提供部124が提供するサービスは、例えば解析部123による解析結果をもとにした、可視化されたデータの提供や表示であってもよい。可視化されたデータとは、例えば収集部122が収集した膨大な視聴履歴の中から、解析部123が解析対象にした識別番号をもつ視聴装置140の視聴履歴の集合である視聴履歴群Aを、さらに種々のパラメータを用いて視聴履歴群Aを色々な観点でまとめ直すことで、無秩序に見えていた視聴履歴群Aに、ある傾向が存在することをグラフや表を用いてユーザが理解しやすい形にして提供したり表示したりすることである。
このような視聴履歴群Aの可視化のサービスは、例えば放送局100や番組制作会社、番組スポンサー等、視聴装置140に対して番組を放送する側にとって有益な情報になりえる。
本実施形態では、放送番組のうち、特にシリーズ番組を解析対象とする。シリーズ番組とは、ドラマやアニメなど継続的に、または、中断期間を挟みながら複数期にわたり断続的に放送される番組であり、例えば、短期間に複数回集中的に放送されるシリーズ番組や、
長期にわたって複数回放送されるシリーズ番組、また、複数のシリーズ番組をセットとしたシーズン番組などを含む。シリーズ番組中、1回1回の放送を放送話と呼ぶ。
本実施形態では、「デモグラフ属性」や「視聴形態(視聴方法)」などを指定して、解析対象とする視聴履歴を絞ったり、解析結果の表示内容を変更したりすることができる。「デモグラフ属性」には、年齢、性別などの項目が含まれ、年齢と性別の組み合わせで指定することもできる。例えば、「地域全体」、「家族全体」、「M3」、「M2」、「M1」、「T」、「F1」、「F2」、「F3」などといった指定ができる。「視聴形態」には、「ライブ視聴」、「録画再生視聴」、「視聴予約」などといった指定ができる。
本実施形態では、シリーズ番組を評価するための評価指標として、「接触率」、「総合接触率」を定義する。この事前準備として、「視聴割合」、「装置割合」を定義する。
視聴割合は、視聴装置140ごとに求められ、シリーズ番組の放送済み放送話数もしくは放送予定も含めた全放送話数に対する、実際に視聴された放送話数の割合である。本実施形態においては、放送予定の情報が基本的に1週間先までしか取得できないなどの制限を考慮し、シリーズ番組の放送済み放送話数に対する、実際に視聴された放送話数の割合として例を示している。
ここで、“1放送話を視聴した”とは、1放送話の視聴時間が一定値以上の場合、もしくは1放送話を一定値以上の割合(例えば、1放送話の全放送時間に対する視聴時間の割合)で視聴した場合などを言う。
また、視聴したかどうかは視聴履歴から判断されるため、例えば、ユーザは見ていないがたまたま視聴装置140の電源がONされていた場合等も「視聴した」という場合に含まれる可能性がある。
装置割合は、シリーズ番組ごとに求められ、解析対象である全視聴装置数に対する、視聴割合が一定値以上である視聴装置数の割合である。また、装置割合の分母は、本実施形態では解析対象である全視聴装置数としたが、これに限定されるものではなく、例えば、識別管理部121が管理する識別番号数など別の値としてもよい。
接触率は、各シリーズ番組に対して、「ライブ視聴」、「録画再生視聴」、「視聴予約」を含む視聴形態(もしくは視聴方法)ごとに求められる装置割合である。さらに、各シリーズ番組の全放送話数で割った接触率を平均接触率とする。
総合接触率は、各シリーズ番組に対して、「ライブ視聴」、「録画再生視聴」、「視聴予約」を含む視聴形態のうち少なくとも2つの視聴形態に対する視聴履歴のデータを合わせて求められる装置割合である。総合接触率において視聴割合を求める際の視聴時間は、視聴形態に関わらず視聴した放送時間とする。例えば、複数の視聴形態で同一箇所の重複視聴していた場合は、いずれか一つの視聴形態での視聴時間のみを視聴時間とする。さらに、各シリーズ番組の全放送話数で割った総合接触率を平均総合接触率とする。
また、上記した接触率は、まず総合接触率を求めて、総合接触率を視聴形態別に分けることで接触率を求めることもできる。総合接触率では、上記したように視聴割合を求める際に、全ての視聴形態での視聴時間が考慮されるため、視聴履歴データを視聴形態ごとに分けてから求める接触率とは結果が異なる可能性がある。
また、「視聴予約」による視聴形態に対し接触率または総合接触率を求める場合の視聴割合は、視聴予約した番組を視聴した視聴時間を用いて求める場合や、視聴予約した番組はすべて視聴したものとして求める場合もある。
なお、解析画面などに表示される条件パラメータやそれらに対する選択肢、値、評価指標などの名称や定義、種類などは、本実施形態において一例として示したものであり、本実施形態に示されるものに限定されるものではない。
(第1の実施形態)
本実施形態においては、視聴履歴を解析し、解析結果としてシリーズ番組のランキングを表示させる例について示す。
図4Aは、本実施形態において、表示させた解析画面の一例を示す図であり、シリーズ番組を評価するために、例えば、パーソナルコンピュータ311の画面に表示させた解析画面である。
表示枠40は、解析条件や解析結果の表示方法を設定するための選択タブなどが表示される解析画面の例であり、解析画面にて条件パラメータなどの各種項目に対し値などを選択もしくは指定できる。選択できる項目には、「評価基準」、「地域」、「デモグラフ属性」、「ソート基準」、「視聴判定」が含まれる。「デモグラフ属性」については、図には「デモグラ」と示されているが、以降、「デモグラ」も同一内容とする。
「評価基準」では、番組を評価する方法を選択でき、例えば、「総合接触率」、「視聴方法別接触率」、「総合接触率のデモグラフ属性分析」などを指定できる。「デモグラ」では、解析対象とする視聴履歴を選択したデモグラの項目で抽出できる。「ソート基準」は、解析結果の表示の順番を決めるための基準を指定する項目であり、「ソート基準」に対して「全体(1回でも見た)」、「7割以上視聴」などの指定ができる。「全体(1回でも見た)」は“あるシリーズ番組を1回以上見た視聴装置”に関する条件であり、「7割以上視聴」は“あるシリーズ番組を7割以上見た視聴装置”に関する条件である。また、「全体(1回でも見た)」、「7割以上視聴」は、解析の条件としても用いられる。また、1回や7割といった数値は条件パラメータにして具体的な値を設定できるようにしてもかまわない。「視聴判定」では、“視聴装置で1放送話が視聴されたかどうか”を判定するために、1放送話の全放送時間に対する視聴時間の割合を指定できる。
なお、本実施形態では、選択タブで値を指定する例を示しているが、例えば、値を直接入力する方法であってもよいし、選択タブという形式に限定されない。また、図には記載されていないが、指定できる項目には、例えば、解析対象とする視聴履歴データの日時や、番組の編成チャネルなどが含まれてもよい。
図4Aに示す図では、「評価基準」を「総合接触率」とし、「地域」を「関東」とし、「デモグラ」を「地域全体」とし、「ソート基準(視聴回数)」を「全体(1回でも見た)」とし、「視聴判定」を「1/3」とする例が示されている。
図4Bは、本実施形態において、パーソナルコンピュータ311の画面に表示させた解析結果の一例を示す図である。
表示枠41には、例えば、解析条件や解析結果の表示方法についての設定値が表示される。表示項目には、「デモグラ」、「ソート基準(視聴回数)」が含まれ、例えば、図4Aの表示枠40で設定した設定値が表示される。図4Bでは、「デモグラ」には「地域全体」が表示され、「ソート基準(視聴回数)」には「全体(1回でも見た)」が表示されている例が示されている。さらに、表示枠41において、図示せぬ選択タブなどから、各項目に設定値を指定できるようにすることで、解析条件や解析結果に対する表示を変更できる。
表示枠42には、総合ランキングが表示され、解析結果をソート基準でランク付けした結果であるシリーズ番組のランキングが表示される。表示枠42には、「Rank」、「番組名」「全体Rank差」の項目が表示される。「Rank」は、表示枠41に表示されているソート基準もしくは表示枠41で指定されたソート基準により決定されたシリーズ番組に対するランク(順位)である。「Rank」の右に「Rank」に対応する「番組名」が表示される。また、「全体Rank差」は、各シリーズ番組に対し、表示枠41に表示されているソート基準でのRank値と、ソート基準「全体(1回でも見た)」で解析されるRank値との差である。図4Bでは、ソート基準「全体(1回でも見た)」でランク付けされた「Rank」が表示されているので、全てのシリーズ番組に対して、「全体Rank差」は0と表示される例が示されている。
表示枠43には、視聴履歴を解析して求めたシリーズ番組ごとの、解析条件「全体(1回でも見た)」、「7割以上視聴」それぞれに対する装置割合である総合接触率(図では平均総合接触率が表示されている)が、棒グラフとして重ねて表示される。
ここで、「全体(1回でも見た)」の装置割合は、必ず「7割以上視聴」の装置割合を含んだ値となるため、「全体(1回でも見た)」に対する棒グラフの方が長くなる。このことを考慮して、「全体(1回でも見た)」の装置割合の棒グラフを常に下にして、2つの棒グラフを重ねる。このようにすることで、常に両方の棒グラフを同時に見ることができ、比較することが容易となる。「全体(1回でも見た)」と「7割以上視聴」の棒グラフの差は、シリーズ番組を視聴した割合(視聴割合)が7割未満である視聴装置の装置割合を意味し、この割合は、シリーズ番組をたまたま視聴しただけなどの浮動層の割合に相当すると考えることができる。「7割以上視聴」の装置割合を固定層の割合とすると、シリーズ番組に対する固定層と浮動層の関係がわかりやすい。また、例えば、2つの棒グラフの差が大きいシリーズ番組は、“そのシリーズ番組がたまたま視聴されていた可能性が大きい”といったことや、“途中で視聴をやめた視聴者が多かった可能性が大きい”といったことがわかり、この情報を番組制作に利用することができる。
なお、2つの棒グラフを交互に点滅(自動点滅)させて表示させてもよい。このようにすることで、ユーザが2つの値を容易に、または直観的に比較できる。
図4Bでは、ソート基準を「全体(1回でも見た)」とした場合の解析結果の表示例を示したが、次にソート基準を「7割以上視聴」に変更した場合の表示例を示す。
図5は、同実施形態において、ソート条件を変更して表示させた解析結果の一例を示す図である。
表示枠51、表示枠52、表示枠53はそれぞれ表示枠41、表示枠42、表示枠43に対応しているため、図5に対する詳細の説明は省略する。
表示枠51には、図4Bの表示枠41の状態からソート基準が「7割以上視聴」に変更された例が示されている。表示枠52の総合ランキングおよび表示枠53の装置割合の棒グラフの表示が、ソート基準「7割以上視聴」とした場合の表示に変更されている。例えば、図4Bの表示枠43では、「全体(1回でも見た)」に対する棒グラフが上から降順に表示されているが、表示枠53では、「7割以上視聴」に対する棒グラフが上から降順に表示されている。また、表示枠52の総合ランキングも表示枠42から変更されている。
「7割以上視聴」した視聴装置は、実際に好きでそのシリーズ番組を継続して視聴した固定層である可能性が高い。昨今、映像配信や映画化、パチンコ、ゲームでのコラボなど終了したシリーズ番組であっても別の機会で利用されるケースは多々ある。この時、新たな展開をしたときについてくる視聴者を見積もる場合には、実際に好きでそのシリーズ番組を視聴した固定層がどの程度いたのかを正確に把握することが重要である。図4B、図5から、シリーズ番組ごとの固定層の割合を提供でき、また、図5から固定層の視聴ランキングを提供することができる。
表示枠52に示した「全体Rank差」は、値が大きくなるほど固定層でのランキングが浮動層でのランキングよりも高く、値が小さくなるほど固定層でのランキングが浮動層でのランキングよりも低いことを示している。
次に図4B、図5に示した解析結果をパーソナルコンピュータ311の画面に表示させるための、本実施形態におけるシステムの動作例を説明する。
図6は、本実施形態において、視聴履歴を解析し、解析結果を可視化させるためのシステムの処理動作例を示すフローチャートである。
サービス提供部124は、パーソナルコンピュータ311からコマンドなどを受信すると、シリーズ番組の評価を実施するための解析画面をパーソナルコンピュータ311に表示させる(ステップS1)。ここで解析画面は、図4Aの表示枠40に示したような、解析条件や解析結果の表示方法などの条件パラメータを指定するための画面である。サービス提供部124は、パーソナルコンピュータ311から解析画面で設定された条件パラメータを受信する(ステップS2)。本実施形態で用いる条件パラメータは、「評価基準」、「デモグラ」、「ソート基準(視聴回数)」、「視聴判定」を含む。「評価基準」を「総合接触率」とし、地域を「関東」とし、「デモグラ」を「地域全体」とし、「ソート基準(視聴回数)」を「全体(1回でも見た)」とし、「視聴判定」を「1/3」とする。サービス提供部124は、受信した条件パラメータに従って、解析部123に視聴履歴の解析をさせる(ステップS3)。ステップS3については、図7で解析例を詳述する。
図7は、同実施形態において、視聴履歴を解析するためのサーバの処理動作例を示すフローチャートであり、図6のステップ3を詳細に示したフローチャートである。
解析部123は、受信した条件パラメータに従って、解析対象であるシリーズ番組SPが少しでも視聴された視聴装置rの集合である視聴装置群Rを視聴履歴から抽出する(ステップS31)。視聴装置群Rの要素数を第1の視聴装置数N1とする。視聴装置群Rの全ての視聴装置rに対して、各々以下のステップを実行する(ステップS32)。視聴装置rによって視聴されたシリーズ番組SPの放送話spの数をN_spとして、N_spをカウントする(ステップS33)。ここで、放送話spが視聴されたかどうかは、例えば、次式により判断する。
視聴装置rで放送話spが視聴された時間/放送話spの放送時間≧TH_sp
ただし、TH_spは、0≦TH_sp≦1の実数である。本実施形態では、例えば、TH_sp=1/3とする。また、本実施形態では総合接触率を使用するため、ここでの視聴装置rによって放送話spが視聴された時間は、視聴形態に関わらず視聴された放送時間であり、重複した部分はいずれか一つの視聴形態での視聴時間である。
全ての放送話spに対して、上記条件を確認してN_spを求め、N_spが0よりも大きいかどうかを確認する(ステップS34)。N_sp=0の場合(ステップS34のNO)は、視聴装置rはシリーズ番組SPが一度も視聴されたことがないとみなされ、以下の解析は実施されない。N_sp>0の場合(ステップS34のYES)、第2の視聴装置数N2をカウントする(ステップS35)。第2の視聴装置数N2は、シリーズ番組SPが一回でも視聴された視聴装置、すなわち、ソート基準「全体(1回でも見た)」の視聴装置数に相当する。
シリーズ番組SPが一回でも視聴された視聴装置rに対して視聴割合P1を次式で求める(ステップS36)。
P1=N_sp/シリーズ番組SPの放送話spの数
求めたP1としきい値TH_P1とを比較する(ステップS37)。TH_P1は、0≦TH_P1≦1の実数であり、本実施形態では、例えば、TH_P1=0.7とする。P1≧TH_P1の場合(ステップS37のYES)、第三の視聴装置数N3をカウントする(ステップ38)。本実施形態では、第三の視聴装置数N3は、シリーズ番組SPが「7割以上視聴」視聴された視聴装置の数、すなわち、良く視聴する固定層と考えられる視聴装置の数に相当する。
視聴装置群Rの全てのN1個の視聴装置rに対して、ステップS32からステップS38を繰り返す(ステップS39)。ステップS32からステップS39が完了したら、装置割合P2、P3を求める(ステップS40)。本実施形態では、装置割合P2は、シリーズ番組SPが1回でも視聴された視聴装置、すなわちソート基準の「全体(1回でも見た)」に相当する視聴装置の総合接触率である。また、装置割合P3は、シリーズ番組SPをよく見る固定層の視聴装置、すなわちソート基準の「7割以上視聴」に相当する視聴装置の総合接触率である。P2、P3は以下のように求められる。N0は、例えば、解析対象とした視聴履歴群Aに含まれる全ての視聴装置数である。
P2=N2/N0
P3=N3/N0
全ての解析対象であるシリーズ番組SPに対して、ステップ31からステップ40を実施し、それぞれ総合接触率P2、P3を求める。
図6のフローチャートに戻り、サービス提供部124は、解析部123から解析結果を受信し、ソート基準など条件パラメータに従って解析結果の可視化データを作成すると、作成した可視化データをパーソナルコンピュータ311に送信する(ステップS4)。図4Bに示される例ではソート基準として「全体(1回でも見た)」を指定しているので、サービス提供部124は、総合接触率P2の値に基づいてシリーズ番組SPのランキングを決定し、ランキング順に表示させるための可視化データを作成し、パーソナルコンピュータ311に送信する。パーソナルコンピュータ311が、受信した可視化データに従ってモニタに表示させると、図4Bに示した解析結果の表示が得られる(ステップS5)。図4Bの表示例の状態からソート基準を「7割以上視聴」に変えた場合の解析結果の表示を見る場合は(ステップS6のYES)、ステップ2に戻り、パーソナルコンピュータ311から、表示枠41のソート基準を「7割以上視聴」に変える。サーバ120が、ステップS3からS4の処理を実行すると、ステップS5でパーソナルコンピュータ311のモニタに図5の表示例が表示される。
なお、図5の解析結果の表示は、図4Bに示した解析結果の表示のランクの値や棒グラフの並び順を入れ替えただけであるため、例えば、ステップ3において、図4Bの解析結果の表示に対する解析結果データを記憶させ、サービス提供部124は、記憶させた解析結果データを用いて、ソート基準を変えた解析結果の表示の可視化データを作成し、図5の表示を行うことでもよい。この場合は、ステップS6のYESから、ステップS4に戻り処理を実行する。
このように第1の実施形態によれば、本当に好きで視聴されているシリーズ番組の浮動層と固定層の割合やランキングを得る視聴履歴分析方法と視聴履歴分析システムを提供することができる。
なお、本実施形態では、デモグラに「地域全体」を指定したが、その他、「機器全体」、個人視聴テレビの「M3」、「M2」、「M1」、「T」、「F1」、「F2」、「F3」、また、家族視聴テレビに関する項目に指定して得たランキングを表示することでも良い。
(第2の実施形態)
本実施形態においては、視聴履歴を解析し、解析結果として視聴方法別に接触率を求め、シリーズ番組のランキングを表示させる例について示す。
図8は、本実施形態において、視聴方法別に表示させた解析結果の一例を示す図である。
表示枠81、表示枠82、表示枠83は、基本的に図4Bの表示枠41、表示枠42、表示枠43にそれぞれ対応しているため、ここでは、図4Bと図8との重複部分については詳細説明を省略し、差分を中心に説明する。
表示枠81には、例えば、解析条件や解析結果の表示方法についての設定値が表示される。表示項目には「デモグラ」、「ソート基準」などがある。「ソート基準」については、さらに視聴方法、視聴回数に分け2種類とする。表示枠81では、「デモグラ」を「地域全体」とし、「ソート基準(視聴回数)」を「7割以上視聴」とし、「ソート基準(視聴方法)」を「ライブ」とする例が示されている。さらに、表示枠41同様、表示枠81においても、図示せぬ選択タブなどから、各項目に設定値を指定できるようにすることで、解析条件や解析結果に対する表示を変更できる。例えば、「ソート基準(視聴方法)」では、「ライブ視聴」、「録画再生視聴」、「視聴予約」を指定でき、「ソート基準(視聴回数)」では、「全体(1回でも見た)」、「7割以上視聴」を指定できる。
表示枠82には、解析結果から得られるシリーズ番組のランキングとして、「Rank」、「番組名」「全体Rank差」の項目がランク順に表示される。
表示枠83には、視聴履歴を解析して求めたシリーズ番組ごとの装置割合である接触率(図では平均接触率が表示されている)が視聴方法別に示されている。視聴方法としては「ライブ視聴」、「録画再生視聴」、「視聴予約」といった例が表示されている(図ではそれぞれ「ライブ」、「再生」、「予約」と表示されている)。それぞれの視聴方法ごとに、解析条件である「全体(1回でも見た)」、「7割以上視聴」それぞれに対する視聴装置の装置割合が、棒グラフとして重ねて表示される。
第1の実施形態の図4Bの解析結果の表示例では、「全体(1回でも見た)」、「7割以上視聴」の棒グラフを重ねて表示させることで、シリーズ番組に対する浮動層と固定層の割合を知ることができたが、本実施形態の図8の解析結果の表示例ではさらに、視聴方法の差異を分析することができる。これにより、例えば、SNSで実況していた「ライブ(ライブ視聴)」の層が、他の視聴方法に比べてどの程度の割合を占めるのか、また、「予約(予約視聴)」の数のうち、実際に定着して視聴された視聴装置の割合がどの程度だったかといったことなどがわかる。
図9は、同実施形態において、視聴方法別に解析結果を表示させるためのシステムの処理動作例を示すフローチャートであり、図6の第1の実施形態に係るフローチャートと同様であるため、図6と図9で重複する部分の詳細説明は省略し、両者の差分を中心に説明する。
視聴方法別の接触率の求め方は、2つ考えられる。1つ目は、視聴履歴データを視聴方法別に分けてから視聴方法別の接触率を求める方法である。2つ目は、まず視聴方法によらない総合接触率を求めてから、総合接触率を視聴方法別に分けることで接触率を求める方法である。2つ目の方法では例えば、総合接触率の分子(本実施形態では装置割合の分子であり、例えば視聴割合が一定値以上である視聴装置数)を視聴方法別に分けて、視聴方法別の接触率を求める。図8の解析結果の表示例は、2つ目の計算方法によるものであるが、図9のフローチャートでは、1つ目の計算方法による処理手順を示す。
サービス提供部124は、パーソナルコンピュータ311からコマンドなどを受信すると、解析画面をパーソナルコンピュータ311に表示させる(ステップS1a)。ここで解析画面は、図4Aの表示枠40に示したような、解析条件や解析結果の表示などを指定するための画面である。サービス提供部124は、パーソナルコンピュータ311から解析画面で設定された条件パラメータを受信する(ステップS2a)。本実施形態での条件パラメータは、「評価基準」、「デモグラ」、「ソート基準(視聴方法)」、「ソート基準(視聴回数)」を含む。ここでは、「評価基準」を「視聴方法別接触率」とし、「デモグラフ属性」を「地域全体」とし、「ソート基準(視聴方法)」を「ライブ」とし、「ソート基準(視聴回数)」を「7割以上視聴」とする。サービス提供部124は、受信した条件パラメータに従って、解析部123に視聴履歴の解析をさせる(ステップS3a)。
ステップS3aを詳細に説明する。第1の実施形態では、シリーズ番組ごとに、視聴形態に関わらず視聴履歴から抽出した視聴装置群Rに対して解析を実施させる例を示した(図7のステップS31)。本実施形態では、シリーズ番組ごとに、視聴装置群Rをさらに視聴方法別に分けた視聴装置群R1、R2、R3に対して解析を実施させる例を示す。R1、R2、R3は、それぞれ「ライブ視聴」で視聴された視聴装置r1の集合、「録画再生視聴」で視聴された視聴装置r2の集合、「視聴予約」で視聴された視聴装置r3の集合である。また、第1の実施形態では、シリーズ番組に対する装置割合P2、P3を得たが、本実施形態においては、P2、P3をさらに視聴方法別P21、P22、P23、P31、P32、P33に分けて算出する。視聴方法に関わらず算出したP2、P3を総合接触率と称したが、視聴方法別に算出した装置割合を単に「接触率」と称する。P21、P22、P23は「ソート基準(視聴回数)」のうち「全体(1回でも見た)」を解析条件とした接触率であり、それぞれ「ライブ視聴」の接触率、「録画再生視聴」の接触率、「視聴予約」の接触率である。また、P31、P32、P33は「ソート基準(視聴回数)」のうち「7割以上視聴」を解析条件とした接触率であり、それぞれ「ライブ視聴」の接触率、「録画再生視聴」の接触率、「視聴予約」の接触率である。
解析部123が、解析対象である全てのシリーズ番組に対して接触率P21、P22、P23、P31、P32、P33を求め、それらを含めた解析結果をサービス提供部124に送信すると、サービス提供部124は、接触率に基づいてシリーズ番組のRank値を決定し、ソート基準など条件パラメータに従って解析結果の可視化データを作成し、作成した可視化データをパーソナルコンピュータ311に送信する(ステップS4a)。例えば、図8の表示枠81では、ソート基準として、「ソート基準(視聴回数)」に「7割以上視聴」が指定され、「ソート基準(視聴方法)」に「ライブ」が指定される例が示されている。この場合、サービス提供部124は、接触率P31に基づいてシリーズ番組のランクを決定し、表示枠82、表示枠83をランク順に表示させるための可視化データを作成し、パーソナルコンピュータ311に送信する。
パーソナルコンピュータ311が、受信した可視化データに従ってモニタに表示させると、図8に示した解析結果の表示が得られる(ステップS5a)。図8の例では、接触率P31に基づいてシリーズ番組がランク付けされたことから、図8の表示枠83の「ライブ」の棒グラフにおける、「7割以上視聴」に対する棒グラフが降順に表示されている。
表示枠81からソート基準を変更すると(ステップS6aのYES)、ステップS2aからステップS5aが繰り返されて、変更後のソート基準で決定されたランクに従って、解析結果の表示が得られる。本実施形態では、選択される「ソート基準(視聴回数)」、「ソート基準(視聴方法)」の組み合わせによる解析結果である接触率、すなわち、P21、P22、P23、P31、P32、P33のいずれかの値に従ってシリーズ番組に対するランク付けがされる。さらには、図8の例には表示されていないが、接触率と同時に総合接触率P2、P3を算出し、総合接触率P2、P3もランク付けに使用してもよい。
このように第2の実施形態によれば、シリーズ番組の浮動層と固定層に対する視聴方法の差異の分析が可能な視聴履歴分析方法と視聴履歴分析システムを提供することができる。例えば、シリーズ番組の7割以上が視聴された視聴装置がそれぞれの視聴方法でどの程度見られていたかなど、実際に視聴された視聴装置の視聴傾向の分析が可能である。
(第3の実施形態)
図10は、第3の実施形態において、デモグラフ属性を横軸として表示させた解析結果の一例を示す図である。
表示枠1001には、解析対象とするシリーズ番組の番組名と、番組名の左にボタンが表示される。例えば、パーソナルコンピュータ311からクリックなどによりボタンの表示状態を変えることで、ボタンの右の番組名に相当するシリーズ番組を選択することができる。図では、選択されていない番組のボタンは白丸(黒枠)、選択された番組のボタンは白丸の中に黒丸が表示されている。
なお、図の例では1つのボタンのみに黒丸が表示されているが、例えば、複数のボタンに黒丸を表示させて、それらのボタンに対応する複数の番組を選択することも可能である。
表示枠1002には、直交する縦軸と横軸からなる座標平面が表示される。縦軸は、「Rank」の値に対する数値軸であり、横軸はデモグラフ属性の要素を項目とする項目軸である。表示枠1002内の左側には、解析対象とするシリーズ番組の番組名が並んで表示される。表示枠1002内の右側には、デモグラフ属性の項目ごとに求められたシリーズ番組のRank値を、シリーズ番組ごとに結線したグラフが表示される。表示枠1002内の左側に表示されているシリーズ番組の番組名の並び順は、特定のデモグラフ属性の項目におけるランクが反映されている。図の例では、デモグラフ属性の「地域全体」に対し求められたランク(表示枠1002内の右側のグラフの左端に相当する)の順番で、シリーズ番組の番組名が並べられている。また、図の例に示されるように、表示枠1001のボタンに黒丸を表示させたシリーズ番組の解析結果に対し、表示枠1002の右側のグラフが強調されて、線が他の番組の線よりも太く表示され、また、デモグラフ属性の各項目に対する「Rank」の値が表示される。また、他の番組の線と違った色で表示させることでもよい。このように強調することで、解析対象のシリーズ番組が多数ある場合にも、デモグラフ属性に対する傾向がわかりやすい。例えば、図の例では、“「シリーズ番組SP16」は、M1層に人気が高い”といったことがわかる。
このように横軸をデモグラフ属性の項目(性別年代別など)として、シリーズ番組ごとに、デモグラフ属性の項目ごとのランクの値を線で結んで表示させることで、性別年代別ごとの相対的な順位を横並びに比較することができ、番組が男性もしくは女性受けなのか、若年層もしくは高年層受けなのかといったシリーズ番組の評価が可能となる。
また、横軸に表示されているデモグラフ属性の項目名などをクリックすると、クリックしたデモグラフ属性の項目に対するランクの順番で、表示枠1002内の左側のシリーズ番組の番組名が並べ替えられ、それに応じて右側のグラフが変更されるようにしてもよい。
図11は、同実施形態において、デモグラフ属性を横軸として解析結果を表示させるためのシステムの処理動作例を示すフローチャートである。
サービス提供部124は、パーソナルコンピュータ311からコマンドなどを受信すると、解析画面をパーソナルコンピュータ311に表示させる(ステップS21)。ここで解析画面とは、図4Aの表示枠40に示したような、解析条件や解析結果の表示などを指定するための画面である。パーソナルコンピュータ311に表示された解析画面からデモグラフ属性を横軸とした表示をさせるための条件パラメータを設定する。本実施形態で用いる条件パラメータは、「評価基準」、「視聴回数」、「デモグラフ属性」といった項目を含む。「視聴回数」は、「全体(1回でも見た)」、「7割以上視聴」などの選択肢を含み、解析結果を表示するための条件でありかつ解析のための条件となる。「デモグラフ属性」は、「地域全体」、「家族全体」、「M3」、「M2」、「M1」、「T」、「F1」、「F2」、「F3」の選択肢の他、全ての選択肢を選択できる「全て」などの選択肢を含めてもよいし、チェックボックスなどを設けて複数の任意の「デモグラフ属性」の項目を同時に選択できるようにしてもよい。選択された全ての「デモグラフ属性」の項目に対して解析が実施される。本実施形態では、「評価基準」を「総合接触率のデモグラフ属性分析」とし、「視聴回数」を「7割以上視聴」とし、「デモグラフ属性」を「全て」とする。ここで「デモグラフ属性」を「全て」に指定することで、「地域全体」、「家族全体」、「M3」、「M2」、「M1」、「T」、「F1」、「F2」、「F3」を全てが選択される。なお、本実施形態に示す条件パラメータの項目、値や選択肢の名称、種類などは一例であり、限定されるものではない。
サービス提供部124は、パーソナルコンピュータ311から画面上で設定された条件パラメータを受信する(ステップS22)。サービス提供部124は、受信した条件パラメータに従って、解析部123に視聴履歴の解析をさせる(ステップS23)。
ステップS23を詳細に説明する。第1の実施形態では、シリーズ番組ごとに、視聴形態に関わらず視聴履歴から抽出した視聴装置群Rに対して解析を実施させる例を示した(図7のステップS31)。本実施形態では、シリーズ番組ごとに、視聴装置群Rをさらにデモグラフ属性の項目別に分けて、デモグラフ属性の項目mに対する視聴装置群R_mに対して解析を実施させる。mは、例えば、デモグラフ属性の各項目に対応付けたインデックスを示す。また、第1の実施形態では、シリーズ番組に対する装置割合P2、P3を得たが、本実施形態においては、P2、P3をさらにデモグラフ属性の項目別P2_m、P3_mに分けて算出する。P2_m、P3_mは、デモグラフ属性の項目m別の「総合接触率」である。
解析部123が、解析対象である全てのシリーズ番組に対してP2_m、P3_mを求め、P2_m、P3_mを含めた解析結果をサービス提供部124に送信すると、サービス提供部124は、ソート基準等条件パラメータに従って解析結果の可視化データを作成し、作成した可視化データをパーソナルコンピュータ311に送信する(ステップS24)。パーソナルコンピュータ311が、受信した可視化データに従ってモニタに表示させると、図10に示した解析結果の表示が得られる(ステップS25)。図10の表示枠1002内の左側に示された座標平面の縦軸に沿って表示される番組名の並び順は、デモグラフ属性の項目mのいずれかにおけるRank値に従って、ソートされた順番である。図10では、「地域全体」のRank値の順に番組名が表示されている例が示されている。表示枠1002内の左側に表示される番組ごとに、デモグラフ属性の項目ごとのRank値が、横軸の項目並び順に結線されている。
なお、図10では、表示枠1002内の左側に表示されるシリーズ番組の順番を、デモグラフ属性の項目mのいずれかに対するRank値に従ってソートさせて表示させる例を示したが、シリーズ番組の表示順をソートさせずにランダムに表示させることでもよい。
また、例えば、図10の表示枠1002の右側に表示されている横軸のデモグラフ属性の項目mの項目名のいずれかがクリックされて選択されると、サービス提供部は、選択されたデモグラフ属性の項目をソート基準として解析結果のランク順を変更した可視化データを作成する(ステップS26のYES、ステップS24)。作成された可視化データはパーソナルコンピュータ311に送信され、表示枠1002内の左側に変更されたランク順で番組名が表示され、図10同様に、横軸のデモグラフ属性の項目ごとのRank値が、横軸の項目並び順で結線され、図示せぬ解析結果の表示が得られる。
このように第3の実施形態によれば、シリーズ番組ごとのデモグラフ属性による視聴傾向や、シリーズ番組間のデモグラフ属性の差異の分析が可能な視聴履歴分析方法と視聴履歴分析システムを提供することができる。
さらに、本実施形態によれば、各性・年代等特定の層を対象にその番組の評価をする場合に、その性・年代ごとの視聴履歴の絶対量の差に左右されないランク(順位)で評価できる。例えば、“ドラマはF2,F3、アニメはM1,M2等の視聴が高くなる”、“ある性・年代の中で高かった場合でもほかの層ではさらに高い”といった分析もできる。また、例えばその番組を配信する場合に誰に(どの層に)ターゲティングして広告するか、逆に例えばF1層等、特定の層に向けた番組を作成する場合にどういった要素が受けるのかといった分析にも利用することができる。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、シリーズ番組の視聴分析を正確に行うことのできる視聴履歴分析方法と視聴履歴分析システムを提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。さらにまた、請求項の各構成要素において、構成要素を分割して表現した場合、或いは複数を合わせて表現した場合、或いはこれらを組み合わせて表現した場合であっても本発明の範疇である。また、複数の実施形態を組み合わせてもよく、この組み合わせで構成される実施例も発明の範疇である。
また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合がある。また請求項を制御ロジックとして表現した場合、コンピュータを実行させるインストラクションを含むプログラムとして表現した場合、及び前記インストラクションを記載したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として表現した場合でも本発明の装置を適用したものである。また、使用している名称や用語についても限定されるものではなく、他の表現であっても実質的に同一内容、同趣旨であれば、本発明に含まれるものである。
100・・・放送信号送信装置、101・・・放送局サーバ、102・・・第1の基本機能、120・・・サーバ、121・・・識別管理部、122・・・収集部、123・・・解析部、124・・・サービス提供部、140・・・放送信号受信装置

Claims (13)

  1. 放送波により送信される複数の放送話で構成されるシリーズ番組を含む放送番組を受信する各視聴装置から、前記放送番組を視聴した履歴である視聴履歴と前記各視聴装置を個別に識別する各識別情報とを収集する収集部と、
    前記視聴履歴と前記各識別情報とを解析対象とする解析部と、
    前記解析部の解析結果をもとにサービスを提供するサービス提供部を用いる視聴履歴分析方法において、
    前記視聴履歴から、前記各視聴装置に対して前記シリーズ番組の前記放送話が視聴された割合である視聴割合を算出し、
    前記視聴割合が一定条件を満たす視聴装置の割合である装置割合に従って、前記シリーズ番組のランクを決定し、
    前記シリーズ番組の少なくとも前記ランクおよび前記装置割合を示す可視化用のデータを出力するデータを得る視聴履歴分析方法。
  2. 前記装置割合は、第1の装置割合と第2の装置割合とを含み、
    前記第1の装置割合は、前記視聴割合が予め決められた第1のしきい値以上である前記視聴装置の割合であり、
    前記第2の装置割合は、少なくとも1回前記放送話が視聴された前記視聴装置の割合であり、
    前記シリーズ番組ごとに、前記第1の装置割合と前記第2の装置割合とを求め、前記第1の装置割合と前記第2の装置割合とを比較対照可能に表示させる可視化用データを得る請求項1に記載の視聴履歴分析方法。
  3. 前記放送話の放送時間のうち予め設定される第2のしきい値以上の時間、前記視聴装置で視聴した場合に、前記視聴装置により前記放送話が視聴されたものと判定することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の視聴履歴分析方法。
  4. 少なくともライブ、再生、予約を含む前記視聴装置の視聴方法別に算出した前記装置割合に従って、可視化用データを得ることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の視聴履歴分析方法。
  5. デモグラフ属性別に算出した前記装置割合に従って、可視化用データを得ることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の視聴履歴分析方法。
  6. 放送波により送信される複数の放送話で構成されるシリーズ番組を含む放送番組を受信する各視聴装置から、前記放送番組を視聴した履歴である視聴履歴と前記各視聴装置を個別に識別する識別番号とを収集する収集部と、
    前記視聴履歴と前記各識別番号とを解析する解析部と、
    前記解析部の解析結果をもとにサービスを提供するサービス提供部とを備える視聴履歴分析システムにおいて、
    前記解析部は、前記視聴履歴から前記各視聴装置に対して、前記シリーズ番組の前記放送話が視聴された視聴割合を算出し、
    前記サービス提供部は、前記視聴割合が一定条件を満たす視聴装置の割合である装置割合に従って、前記シリーズ番組のランクを決定し、前記シリーズ番組の少なくとも前記ランクおよび前記装置割合を示す可視化用のデータを得ることを特徴とする視聴履歴分析システム。
  7. 前記装置割合は、第1の装置割合と第2の装置割合とを含み、
    前記解析部は、前記シリーズ番組ごとに、前記視聴割合が予め決められた第1のしきい値以上である前記視聴装置の割合である前記第1の装置割合と、少なくとも1回前記放送話が視聴された前記視聴装置の割合である前記第2の装置割合とを算出し、
    前記サービス提供部は、前記第1の装置割合と前記第2の装置割合とを比較対照可能に表示させる可視化用データを得ることを特徴とした請求項6に記載の視聴履歴分析システム。
  8. 前記サービス提供部は、前記第2の装置割合を下に、前記第1の装置割合を上に、棒グラフとして重ねて、前記第1の装置割合と前記第2の装置割合とを表示させる可視化用データを得ることを特徴とした請求項7に記載の視聴履歴分析システム。
  9. 前記サービス提供部は、前記第1の装置割合と前記第2の装置割合とを棒グラフとして重ねて表示させ、前記第1の装置割合または前記第2の装置割合のいずれか一つに従って、前記シリーズ番組のランクを決定し、前記ランクごとに前記シリーズ番組の番組名と前記棒グラフとを並べ替えて表示させることを特徴とした請求項8に記載の視聴履歴分析システム。
  10. 前記解析部は、少なくともライブ、再生、予約を含む前記視聴装置の視聴方法別に、前記第1の装置割合と前記第2の装置割合とを算出し、
    前記サービス提供部は、前記視聴方法別の前記第1の装置割合と前記第2の装置割合とのいずれか一つに従って、前記シリーズ番組の前記ランクを決定し、前記ランクごとの前記番組名と前記棒グラフとを表示させることを特徴とした請求項9に記載の視聴履歴分析システム。
  11. 前記解析部は、デモグラフ属性の要素ごとの前記装置割合を算出し、
    前記サービス提供部は、前記デモグラフ属性の要素ごとの前記装置割合に従って、前記シリーズ番組のランクを決定し、第1の表示エリアにおいて、縦軸を前記ランクの値に対する数値軸とし、横軸を前記デモグラフ属性の要素を項目とする項目軸とした座標平面上に、前記デモグラフ属性の項目に対する前記ランクの値を前記シリーズ番組ごとに結線したグラフを表示させる可視化用データを得ることを特徴とする請求項6または請求項7のいずれか1項に記載の視聴履歴分析システム。
  12. 前記第1の表示エリアにおいて、前記シリーズ番組の番組名は前記縦軸に沿って並べて表示され、前記デモグラフ属性の項目名は前記横軸に沿って並べて表示され、
    前記サービス提供部は、前記第1の表示エリアの前記デモグラフ属性の項目名が1つ選択されると、前記選択された前記デモグラフ属性の項目に対して決定された前記ランクに従って、前記シリーズ番組の番組名の並び順を決定する請求項11に記載の視聴履歴分析システム。
  13. 前記サービス提供部は、前記第1の表示エリアの横に、前記シリーズ番組の中から特定のシリーズ番組を選択できるボタンを有する第2の表示エリアを表示させ、前記ボタンにより前記特定のシリーズ番組が選択されると、前記特定のシリーズ番組の前記グラフを強調表示させる請求項11に記載の視聴履歴分析システム。
JP2019096960A 2019-05-23 2019-05-23 視聴履歴分析方法および視聴履歴分析システム Active JP7254624B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019096960A JP7254624B2 (ja) 2019-05-23 2019-05-23 視聴履歴分析方法および視聴履歴分析システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019096960A JP7254624B2 (ja) 2019-05-23 2019-05-23 視聴履歴分析方法および視聴履歴分析システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020191587A true JP2020191587A (ja) 2020-11-26
JP7254624B2 JP7254624B2 (ja) 2023-04-10

Family

ID=73454800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019096960A Active JP7254624B2 (ja) 2019-05-23 2019-05-23 視聴履歴分析方法および視聴履歴分析システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7254624B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022107799A1 (ja) 2020-11-18 2022-05-27 凸版印刷株式会社 有機el表示装置
JP7133116B1 (ja) 2022-05-20 2022-09-07 株式会社ビデオリサーチ ストリーム視聴解析システム、ストリーム視聴解析方法およびプログラム
JP7153159B1 (ja) * 2022-04-28 2022-10-13 株式会社ビデオリサーチ ストリーム視聴解析システム、ストリーム視聴解析方法およびプログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002314974A (ja) * 2001-04-16 2002-10-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンテンツ蓄積制御サーバ
JP2012005041A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 I-O Data Device Inc 端末装置、サーバ
JP2014068130A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Sharp Corp 表示システム、表示装置、番組順位表示方法、及びプログラム
JP2015142186A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 株式会社東芝 データ分析装置、方法およびプログラム
JP2017085406A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 株式会社ビデオリサーチ 番組分析装置及び番組分析方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002314974A (ja) * 2001-04-16 2002-10-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンテンツ蓄積制御サーバ
JP2012005041A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 I-O Data Device Inc 端末装置、サーバ
JP2014068130A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Sharp Corp 表示システム、表示装置、番組順位表示方法、及びプログラム
JP2015142186A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 株式会社東芝 データ分析装置、方法およびプログラム
JP2017085406A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 株式会社ビデオリサーチ 番組分析装置及び番組分析方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022107799A1 (ja) 2020-11-18 2022-05-27 凸版印刷株式会社 有機el表示装置
JP7153159B1 (ja) * 2022-04-28 2022-10-13 株式会社ビデオリサーチ ストリーム視聴解析システム、ストリーム視聴解析方法およびプログラム
JP7133116B1 (ja) 2022-05-20 2022-09-07 株式会社ビデオリサーチ ストリーム視聴解析システム、ストリーム視聴解析方法およびプログラム
JP2023170872A (ja) * 2022-05-20 2023-12-01 株式会社ビデオリサーチ ストリーム視聴解析システム、ストリーム視聴解析方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7254624B2 (ja) 2023-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9967627B2 (en) Apparatus, systems and methods for facilitating social networking via a media device
US9378772B2 (en) Systems and methods for visualizing storage availability of a DVR
US9256652B2 (en) Systems and methods for combining media recommendations from multiple recommendation engines
US9204200B2 (en) Electronic programming guide (EPG) affinity clusters
CN103069830A (zh) 发送设备和方法、接收设备和方法以及发送和接收系统
JP6351515B2 (ja) 的を絞った広告
US20140358670A1 (en) Targeted advertising
JP7254624B2 (ja) 視聴履歴分析方法および視聴履歴分析システム
JP2009522860A (ja) プログラムセグメント関心に基づくメディアプログラム選択アクセス用システムおよび方法
US20150206172A1 (en) Target advertising
US9069764B2 (en) Systems and methods for facilitating communication between users receiving a common media asset
JP7203523B2 (ja) 放送番組の視聴における視聴履歴分析装置、視聴履歴分析方法および視聴履歴分析システム
KR101271237B1 (ko) 시청자 맞춤형 커스텀뷰를 제공하기 위한 온라인 방송 시스템 및 방법
JP7139282B2 (ja) 広告時間帯を検索する重複視聴装置分析方法と分析システム
JP7066550B2 (ja) 放送番組の視聴における視聴履歴分析装置、視聴履歴分析の表示方法
JP6510470B2 (ja) 的を絞った広告を提供する方法及び装置
WO2020125781A1 (zh) 广播信号接收装置以及广播信号接收方法

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20190613

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7254624

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150