JP2020191310A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
Description
以下に、本発明の照明装置の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。
(スクエア型照明装置)
図1は、第1実施形態に係る照明装置1の分解斜視図である。第1実施形態に係る照明装置1は、室内側から見たとき方形な平板状のスクエア型照明装置である。第1実施形態に係る照明装置1は、例えば天井位置に取付けて使用されるものであり、図の下方が室内側に相当する。この照明装置1は、発光ユニットの一例であるLEDユニット2と、そのLEDユニット2を収容して例えば天井等の被取付部に取付けられる器具本体3とを備える。
なお、ヒートシンク5を形成する金属としては、例えばアルミニウム、ステンレス等を利用することができる。
また、反射シート8は、LED基板6の室内側に配置され、ヒートシンク5に取付けられた全てのLED基板6を覆う大きさの方形に形成され、個々のLED素子4に対応する位置に、貫通孔であるLED露出孔8aが形成されている。LED基板6と反射シート8とを重ね合わせた状態にしたとき、LED素子4とLED露出孔8aとは同じ位置にあり、LED素子4はLED露出孔8aから室内側に露出する。
これらLED基板6と反射シート8は、ヒートシンク5に取付けられたとき、重ね合わせた状態となる。
アンテナ挿通孔5a及びアンテナ挿通孔8bについては後述する。
LED点灯装置7は、無線モジュール12から送信された信号に応じて、LED基板6に実装される複数のLED素子4の発光状態を変更する。
図2は、第1実施形態に係る無線モジュール12の分解斜視図である。この無線モジュール12は、樹脂製のケース13内に、無線通信用の素子が実装された無線回路基板14と、その無線回路基板14上の素子が雑音の影響を受けないようにするためのシールド部材15と、LED点灯装置7との接続用ハーネスが接続されるコネクタ16と、無線回路基板14上の素子に電気的に接続されて無線回路基板14から延出する棒状のアンテナ17を有する。
図3(a)に示すように、第1実施形態では、基本的に、アンテナ17は、アンテナ基点17aがケース13の本体部13b内に位置し、アンテナ端部17bがアンテナケース13a内に位置するように配置されている。
なお、他のアンテナ配置例として、図3(b)に示すように、アンテナ線の長さを調整することで、アンテナ端部17bもケース13の本体部13b内に位置するようにしても良い。
また、図3(c)に示すように、ケース13の本体部13b内において、アンテナ線の長さを調整し、かつ、アンテナ基点17aとアンテナ端部17bとの位置を入れ替えても良い。
このように、アンテナ17は、無線信号の受信感度を調整するため、無線回路基板14に対して給電点を基点に位置を任意に調整することができる。
図4は、図1の照明装置に図2の無線モジュール12を取付けた状態の斜視図、図5は、図4の照明装置の断面図である。無線モジュール12は、アンテナケース13aをヒートシンク5のアンテナ挿通孔5a及び反射シート8のアンテナ挿通孔8bに挿通するようにして、LED点灯装置7と同様に、ヒートシンク5の室内側と反対側面に取付けられている。
第1実施形態では、無線モジュール12におけるケース13の本体部13bはヒートシンク5に対して室内側と反対側に配置され、アンテナケース13aはヒートシンク5のアンテナ挿通孔5a及び反射シート8のアンテナ挿通孔8bを挿通して室内側に突出している。そして、その結果、無線モジュール12のアンテナ17はヒートシンク5よりも室内側に配置されている。
例えば、室内側から無線信号が送信される場合、アンテナ17の近傍、特にアンテナ17の室内側に金属製、つまり導電性の物品があると、無線信号が金属製の物品に吸収され、アンテナ17の無線信号の受信感度が低下する可能性がある。
第1実施形態に係る照明装置1では、無線モジュール12のアンテナ17をヒートシンク5よりも室内側に配置することにより、金属からなる略板状のヒートシンク5に無線信号が吸収されることを回避し、簡易にして確実に、室内側からの無線信号の受信感度を確保することが可能となる。
このように、第1実施形態に係る照明装置1では、規定方向に列をなすようにしてLED素子4が実装されたLED基板6をLED素子4の列が並列になるように配置し、全てのLED素子4を覆う大きさの金属製のヒートシンク5をLED基板6に対して室内側と反対側に配置する。室内側からの無線信号を受信する無線モジュール12は、アンテナケース13aに棒状のアンテナ17を内装する。そして、アンテナ17がヒートシンク5よりも室内側に配置されるようにして、無線モジュール12におけるケース13の本体部13bをヒートシンク5に対して室内側と反対側位置に配置する。その結果、アンテナ17は金属製のヒートシンク5から室内側に離間するので、室内側からの無線信号の受信感度を確保する上で有利である。更に、LED点灯装置7や無線モジュール12に対して、アンテナ17の位置を任意に調整可能であるため、照明装置1を設置する際のアンテナ調整の柔軟性及び自由度が飛躍的に向上する。
図9は、第1実施形態に係る変形例のヒートシンク5の室内側と反対側面の平面図である。変形例のヒートシンク5では、アンテナ挿通孔5aの候補を多数用意する。
これらのアンテナ挿通孔5aの候補は、あらかじめ全て開けられていても良い。若しくは、あらかじめ全て塞がれた状態で用意しておき、これらの候補の中から選択された箇所のみ開けてアンテナ挿通孔5aとして使用するようにしても良い。
これにより、無線モジュール12の柔軟性及び自由度が飛躍的に向上するため、照明装置を設置する際のアンテナ調整の柔軟性及び自由度を更に飛躍的に向上させることができる。
次に、本発明の照明装置の第2実施形態について図面を用いて説明する。
(グリッド型照明装置)
図10Aは、第2実施形態に係る照明装置1を示す分解斜視図である。図10Bは、図10Aの照明装置1のLEDユニット2を示す分解斜視図である。第2実施形態に係る照明装置1は、天井内に配設された2本1対のバーの間に取付けられる方形な長尺状のグリッド型照明装置である。なお、第2実施形態では、第1実施形態に係る照明装置1に対し、形状は異なっても、同等の機能を有する構成部材を備える。そのため、同等の機能の構成部材には同じ符号を附す。例えば、第2実施形態に係る照明装置1も、第1実施形態に係る照明装置1と同様に、例えば天井位置に取付けて使用されるものであり、図の下方が室内側に相当する。この照明装置1も、LEDユニット2と、そのLEDユニット2を収容して被取付部に取付ける器具本体3とを備える。
図11は、図10BのLEDユニット2に用いられる無線モジュール12内のアンテナ配置例を示す模式図である。図12Aは、図11の無線モジュール12とは異なるアンテナ配置例を示す無線モジュール12内のアンテナ配置例を示す模式図である。図12Bは、図12Aの無線モジュールの分解斜視図である。図13は、図12Aの無線モジュールのアンテナ線の長さを調整したアンテナ配置例を示す模式図である。図14は、図12Aの無線モジュールのアンテナ線の長さを調整し、かつ、アンテナ基点17aとアンテナ端部17bとの位置を入れ替えたアンテナ配置例を示す模式図である。
図12Bに示すように、第2実施形態に係る無線モジュール12も、基本的に、第1実施形態に係る無線モジュール12と同様に、樹脂製のケース13内に、無線通信用の素子が実装された無線回路基板14と、その無線回路基板14上の素子が雑音の影響を受けないようにするためのシールド部材15と、LED点灯装置7との接続用ハーネスが接続されるコネクタ16と、無線回路基板14上の素子に電気的に接続されて無線回路基板14から延出する棒状のアンテナ17を有する。
また、図13に示すように、アンテナ線の長さを調整することで、アンテナ基点17aがアンテナ収容溝13cのうちアンテナケース13aに対して離間しかつ略平行な部分の半ばに位置し、アンテナ端部17bがアンテナ収容溝13cのうちアンテナケース13aに対して略直交する部分の半ばに位置するようにしても良い。
また、図14に示すように、ケース13の本体部13b内において、アンテナ線の長さを調整し、かつ、アンテナ基点17aとアンテナ端部17bとの位置を入れ替えても良い。すなわち、アンテナ基点17aがアンテナ収容溝13cのうちアンテナケース13aに対して略直交する部分の半ばに位置し、アンテナ端部17bがアンテナ収容溝13cのうちアンテナケース13aに対して離間しかつ略平行な部分の半ばに位置するようにしても良い。
ここで、アンテナ収容溝13cは、アンテナ17の無線信号の受信感度を確保する観点から、アンテナ端部17bの位置する箇所に開口部を有していると好ましい。
また、図示しないが、アンテナケース13aとアンテナ収容溝13cとの両方にアンテナ17を配置することも可能である。
このように、アンテナ17は、無線信号の受信感度を調整するため、無線回路基板14に対して給電点を基点に位置を任意に調整することができる。
図15は、図10BのLEDユニット2に図11〜図14のいずれかの無線モジュール12を取付けた状態の斜視図、図16は、図10BのLEDユニット2に図11〜図14のいずれかの無線モジュール12を取付けた状態の平面図、図17は、図16のLEDユニット2の断面図である。第2実施形態では、無線モジュール12を、筺体10の側壁10aを挟んで、LED基板6が位置する側とは反対側である外側に取付ける。なお、筺体10の側壁10aには、その外側において室内側から筺体10の底面側に折り返された折り返し壁10bが設けられている。なお、図15、図17における枠部18は筺体10に取付けられてカバーパネル9を支持するものである。
第2実施形態では、無線モジュール12を、筺体10の側壁10aと折り返し壁10bとの間、例えば筺体10の側壁10aの「外壁」又は折り返し壁10bの「内壁」に取付ける。すなわち、無線モジュール12を、筺体10の側壁10aよりも「外側」かつ折り返し壁10bよりも「内側」に取付ける。
具体的には、図15〜図17に示すように、筺体10の側壁10aと折り返し壁10bとの間には、本体部長手方向に長手で室内側に窪んだ凹部が形成されており、室内側と反対側からこの凹部内に、厚さの小さい無線モジュール12を嵌め込むようにして取付ける。
このように、第2実施形態に係る照明装置1では、室内側から見て、無線モジュール12のアンテナ17は金属製のヒートシンク5の外側に配置されるので、室内側からの無線信号の受信感度を確保する上で有利である。更に、LED点灯装置7や無線モジュール12に対して、アンテナ17の位置を任意に調整可能であるため、照明装置1を設置する際のアンテナ調整の柔軟性及び自由度が飛躍的に向上する。
図18は、図11の無線モジュール12のケース13内での他のアンテナ配置例を示す模式図である。図18に示すように、この変形例では、無線モジュール12のケース13の本体部13bの内部の縁と中央付近とにアンテナ収容溝13cが設けられている。
具体的には、アンテナ収容溝13cは、アンテナケース13aと平行な第1の縁に沿って設けられたアンテナ収容溝13c1と、その第1の縁に対向する第2の縁に設けられたアンテナ収容溝13c2と、アンテナ収容溝13c1及びアンテナ収容溝13c2に対して略直交する方向に設けられたアンテナ収容溝13c3、アンテナ収容溝13c4、アンテナ収容溝13c5とを有する。
ここで、アンテナ収容溝13c3及びアンテナ収容溝13c4は、互いに対向するように、ケース13の本体部13bの内部の縁、例えば第1の縁及び第2の縁と略直交する方向の第3の縁及び第4の縁に沿って設けられている。アンテナ収容溝13c5は、ケース13の本体部13bの内部の中央付近に設けられている。
アンテナ17は、このようなアンテナ収容溝13cに対し、図18(a)〜(d)のいずれかに示すように配置することが可能である。この変形例では、アンテナケース13aにはアンテナ17を配置しない。
例えば、図18(a)に示すように、アンテナ17は、アンテナ収容溝13c1とアンテナ収容溝13c4とに収容されるように配置されていても良い。
また、図18(b)に示すように、アンテナ17は、アンテナ収容溝13c1とアンテナ収容溝13c3とに収容されるように配置されていても良い。
また、図18(c)に示すように、アンテナ17は、アンテナ収容溝13c1とアンテナ収容溝13c5とに収容されるように配置されていても良い。
また、図18(d)に示すように、アンテナ17は、アンテナ収容溝13c2とアンテナ収容溝13c5とに収容されるように配置されていても良い。
なお、図示したアンテナ配置例は一例に過ぎない。実際には、アンテナ収容溝13cに配置可能であれば、図示しない他のアンテナ配置例も許容される。必要であれば、アンテナ収容溝13c1〜アンテナ収容溝13c5の全てにアンテナ17を配置することも可能である。
また、アンテナ基点17aとアンテナ端部17bとの位置については図示を省略しているが、図3のアンテナ配置例と同様に、アンテナ基点17aとアンテナ端部17bとの位置は入れ替え可能であるものとする。
(グリッド型照明装置)
第3実施形態に係る照明装置1及びLEDユニット2自体は、図10Aに示した第2実施形態に係る照明装置1及びLEDユニット2と同様である。
第3実施形態に係る無線モジュール12自体も、図11〜図14等に示した第2実施形態に係る無線モジュール12と同様である。
図19は、第3実施形態において、図10BのLEDユニット2に図11〜図14及び図18のいずれかの無線モジュール12を取付けた状態の斜視図、図20は、図19のLEDユニット2の断面図である。第3実施形態でも、無線モジュール12を、筺体10の側壁10aを挟んで、LED基板6が位置する側とは反対側である外側に取付ける点では、第2実施形態と同様である。なお、筺体10の側壁10aには、その外側において室内側から筺体10の底面側に折り返された折り返し壁10bが設けられている。
しかし、第3実施形態では、第2実施形態と異なり、無線モジュール12を、筺体10の折り返し壁10bの「外壁」に取付ける。すなわち、無線モジュール12を、筺体10の折り返し壁10bよりも「外側」に取付ける。
具体的には、図19及び図20に示すように、室内側と反対側から、筺体10の折り返し壁10bの外側に、厚さの小さい無線モジュール12を貼り付けるようにして取付ける。
このように、第3実施形態に係る照明装置1では、室内側から見て、無線モジュール12のアンテナ17は金属製のヒートシンク5の外側に配置されるので、室内側からの無線信号の受信感度を確保する上で有利である。更に、LED点灯装置7や無線モジュール12に対して、アンテナ17の位置を任意に調整可能であるため、照明装置1を設置する際のアンテナ調整の柔軟性及び自由度が飛躍的に向上する。
Claims (4)
- 複数のLED素子が配設された複数のLED基板と、
前記LED基板が一方の面に配置されている方形な金属板を有する筺体と、
前記筺体の前記一方の面とは反対側である裏面側に位置する電源部と、
前記筺体の前記裏面側に位置し無線通信機能を有する無線モジュールと、
前記無線モジュールに電気的に接続されたアンテナと、
を有し、
前記筐体には前記アンテナが挿通するアンテナ挿通孔が設けられており、
前記アンテナ挿通孔は前記複数のLED基板の間に位置している
ことを特徴とする照明装置。 - 前記アンテナ挿通孔を複数有しており、前記複数のアンテナ挿通孔の一つに前記アンテナを選択的に挿通する
請求項1に記載の照明装置。 - 前記電源部に対して前記無線信モジュールよりも前記アンテナが離間してなる
請求項1又は2に記載の照明装置。 - 前記電源部に対して前記アンテナよりも前記無線信モジュールが離間してなる
請求項1又は2に記載の照明装置。
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