JP2020191235A - 固体酸化物形燃料電池 - Google Patents

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陽子 河西
雅俊 中村
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雅俊 中村
良文 田口
Yoshifumi Taguchi
良文 田口
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Abstract

【課題】十分な発電性能の確保が可能な固体酸化物形燃料電池を提供すること。【解決手段】固体酸化物形燃料電池は、燃料電極111と対向して配置された燃料電極集電体120と、空気電極113と対向して配置された空気電極集電体180と、を備え、燃料電極集電体120は、燃料電極111の中央領域111Aに向けて延びる第1燃料側突起部122と、外側領域111Bに向けて延びる第2燃料側突起部123とを介して燃料電極111と電気的に接続され、空気電極集電体180は、空気電極113の中央領域113Aに向けて延びる第1空気側突起部182と、外側領域113Bに向けて延びる第2空気側突起部183とを介して空気電極113と電気的に接続され、中央領域113Aと第1空気側突起部182との接触面積は、外側領域113Bと第2空気側突起部183との接触面積よりも大きい。【選択図】図1

Description

本発明は、固体電解質を備えた固体酸化物形燃料電池に関するものである。
固体酸化物形燃料電池(SOFC)は、電解質にイオン電導性を有した固体酸化物を用いた燃料電池である。この固体酸化物形燃料電池は、例えば板状の固体電解質の各面に燃料電極と空気電極とを備えた燃料電池本体を積層して構成される。固体酸化物形燃料電池は、燃料電極に燃料ガスを供給するとともに空気電極に空気を供給し、固体電解質体を介して、燃料及び空気中の酸素を化学反応させることで、電力を発生させる。
固体酸化物形燃料電池(「固体電解質燃料電池」とも呼ぶ)には、燃料電池本体間の導通を得るために、燃料電極や空気電極と接触する集電体が用いられる。そして、この集電体に関する技術として、弾性のある金属プレートに複数の凸部を形成し、この金属プレートの凸部を燃料電極並びに空気電極に接触させて導通を得る技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。図5に、特許文献1に記載された従来の固体電解質燃料電池を示す。図5には、平板単電池6の燃料極もしくは空気極に接触して、導通を得るための集電板3が示されている。
特開2001−68132号公報
一般的に、燃料電池本体近傍のガスの流れは、当該燃料電池本体の面内中央部分が多く、外周近傍部分が少なくなる傾向にある。しかしながら、前記従来の構成では、集電板3の全ての突部が同じ形状に形成されているため、各突部と燃料電池本体との接触面積は同じになる。このため、燃料電池本体の面内中央付近において、集電体の突部と燃料電池セル本体との接触部以外の領域での集電ロスが大きくなり、電池の発電特性低下につながるという課題があった。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたものであり、十分な発電性能の確保が可能な固体酸化物形燃料電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の固体酸化物形燃料電池は、固体電解質と、前記固体電解質の一方の主面に配置された燃料電極と、前記固体電解質の他方の主面に配置された空気電極と、前記燃料電極と対向して配置された燃料電極集電体と、前記空気電極と対向して配置された空気電極集電体と、を備え、前記燃料電極集電体は、前記燃料電極の中央領域に向けて延びる第1燃料側突起部と、前記中央領域よりも外側の外側領域に向けて延びる第2燃料側突起部とを介して前記燃料電極と電気的に接続され、前記空気電極集電体は、前記空気電極の中央領域に向けて延びる第1空気側突起部と、前記中央領域よりも外側の外側領域に向けて延びる第2空気側突起部とを介して前記空気電極と電気的に接続され、前記空気電極の中央領域と前記第1空気側突起部との接触面積は、前記外側領域と前記第2空気側突起部との接触面積よりも大きい。
本発明の別の固体酸化物形燃料電池は、固体電解質と、前記固体電解質の一方の主面に配置された燃料電極と、前記固体電解質の他方の主面に配置された空気電極と、前記燃料電極と対向して配置された燃料電極集電体と、前記空気電極と対向して配置された空気電極集電体と、を備え、前記燃料電極集電体は、前記燃料電極の中央領域に向けて延びる第1燃料側突起部と、前記中央領域よりも外側の外側領域に向けて延びる第2燃料側突起部とを介して前記燃料電極と電気的に接続され、前記空気電極集電体は、前記空気電極の中央領域に向けて延びる第1空気側突起部と、前記中央領域よりも外側の外側領域に向けて延びる第2空気側突起部とを介して前記空気電極と電気的に接続され、前記燃料電極の中央領域と前記第1燃料側突起部との接触面積は、前記外側領域と前記第2燃料側突起部との接触面積よりも大きい。
以上のように、本発明によれば、空気電極の中央領域と第1空気側突起部との接触面積を、空気電極の外側領域と第2空気側突起部との接触面積よりも大きくすることにより、中央領域における第1空気側突起部との接触部以外の領域での集電ロスを小さくすることができ、十分な発電性能の確保が可能な固体酸化物形燃料電池を提供することができる。
また、燃料電極の中央領域と第1燃料側突起部との接触面積を、燃料電極の外側領域と第2燃料側突起部との接触面積よりも大きくすることにより、中央領域における第1燃料側突起部との接触部以外の領域での集電ロスを小さくすることができ、十分な発電性能の確保が可能な固体酸化物形燃料電池を提供することができる。
本発明の実施の形態における固体酸化物形燃料電池セルの模式的な断面図 本発明の実施の形態における燃料電池本体と燃料電極集電体との形状の関係の模式的な断面図 本発明の実施の形態の変形例における燃料電極集電体の部分拡大斜視図 本発明の実施の形態の変形例における空気電極集電体の部分拡大斜視図 従来の燃料電池の一形態である単セルの基本構成の断面図
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
<固体酸化物形燃料電池の基本的な構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る固体酸化物形燃料電池の基本的な構成単位である固体酸化物形燃料電池セル100(以下、「単セル100」と称する)に関し、模式的な断面構造を示している。図1に示している単セル100は、発電機能を有する燃料電池本体110と、燃料電極集電体120と、下側のインターコネクタ130と、下側のガスシール部材140と、金属フレーム150と、セパレータ160と、上側のガスシール部材170と、空気電極集電体180と、上側のインターコネクタ190と、を備えている。
燃料電池本体110は、下から順に、燃料電極111と、固体電解質112と、空気電極113とが積層された積層体である。燃料電池本体110は、空気電極113側に凸状に湾曲している。ここで、燃料電池本体110が空気電極113側に凸に湾曲とは、空気電極113の中央が空気電極113の最外周よりも凸方向側に位置している状態をいう。燃料電池本体110が空気電極113側に凸に湾曲している状態には、燃料電池本体110が最外周から中央にかけて連続的に凸方向側に位置する場合だけでなく、部分的に燃料電極111側に凹になる形状や、部分的に直線になる形状や、最外周同士を結ぶ線に対して部分的に平行な形状も含む。なお、図1においては、理解の容易のため、燃料電池本体110が積層方向の突出する変形量を強調して表しているが、実際の変形量は燃料電池本体110のサイズに比べて十分に小さい。
固体電解質112としては、イオン電導性を有する各種の固体電解質からなる。例えば、ZrO系セラミックス、LaGaO系セラミックス、BaGeO系セラミックス、SrCeO系セラミックス、SrZrO系セラミックス、CaZrO系セラミックス等が挙げられる。
燃料電極111は、燃料ガス中の水素と接触し、単セル100のアノードとして機能する。燃料電極111は、燃料電池本体110を支持する支持層となるため、機械的強度を確保できる程度の十分な厚みで形成するのが望ましい。例えば、燃料電極111としては、Ni等の金属粒子とセラミックス粒子からなるサーメットを用いることができる。
空気電極113は、空気ガス中の酸素と接触し、単セル100のカソードとして機能する。例えば、空気電極113としては、ペロブスカイト系酸化物、各種貴金属及び貴金属とセラミックスとのサーメットを用いることができる。金属としては、Pt、Au、Ag、Pd、Ir、Ru及びRh等の金属又は2種類以上の金属を含有する合金が挙げられる。
燃料電極集電体120は、例えば、フェライト系ステンレス等の導電性を有する材料によって形成され、燃料電極111に対向する位置に配置されている。燃料電極集電体120は、薄板状の集電体本体121と、燃料電極111の中央領域111Aに対向する第1燃料側突起部122と、燃料電極111の中央領域111Aよりも外側の外側領域111Bに対向する第2燃料側突起部123と、を備えている。集電体本体121は、単セル100を上側から見たときに、その外周縁が燃料電池本体110の外周縁よりも外側に位置するように形成されている。燃料電極集電体120は、第1燃料側突起部122及び第2燃料側突起部123が燃料電極111に接することで、燃料電極111と電気的導通が得られように構成されている。なお、第1燃料側突起部122及び第2燃料側突起部123の詳細な構成については後述する。また、図1においては、理解の容易のため、第1燃料側突起部122及び第2燃料側突起部123の個数を少なく図示しており、実際は、図1に示す個数よりも多い。
下側のインターコネクタ130は、導電性及び耐熱性を有する、例えばフェライト系ステンレスで構成された薄型の金属板である。下側のインターコネクタ130は、燃料電極集電体120の下面に接合され、下層に隣接する単セル100との電気的導通を得る機能を有している。
下側のガスシール部材140は、例えば、マイカ等の絶縁部材で構成されており、燃料電極集電体120の集電体本体121の上面に接合されている。下側のガスシール部材140の中央部には、燃料電極111と燃料電極集電体120との間に燃料ガスを供給するための開口部が形成されている。下側のガスシール部材140は、燃料ガスをシールする機能を有している。
金属フレーム150は、例えばフェライト系ステンレス等の金属材料で構成されている。金属フレーム150の中央部には、燃料電池本体110の側面を取り囲むことが可能な開口部が形成されている。金属フレーム150は、下側のガスシール部材140の上面に接合され、燃料電池本体110及びセパレータ160を単セル100に固定する機能を有している。
セパレータ160は、可撓性を有する金属材料、例えばフェライト系ステンレス等で構成された薄型の金属板である。セパレータ160には、燃料電池本体110の外周形状よりサイズが小さく、かつ、空気電極113よりサイズが大きい開口部が形成されている。セパレータ160は、金属フレーム150の上面に接合されている。セパレータ160の下面における内周縁近傍部分には、ペースト材(例えば、ガラスペースト)により形成された接合部161を介して、燃料電池本体110の固体電解質112の外周部分が接合されている。このセパレータ160と燃料電池本体110との接合によって、セパレータ160の開口部から、空気電極113が露出される。
空気電極集電体180は、例えば、燃料電極集電体120と同様に、フェライト系ステンレス等の導電性を有する材料によって形成され、空気電極113に対向する位置に配置されている。空気電極集電体180は、薄板状の集電体本体181と、空気電極113の中央領域113Aに対向する第1空気側突起部182と、空気電極113の中央領域113Aよりも外側の外側領域113Bに対向する第2空気側突起部183と、を備えている。集電体本体181は、燃料電極集電体120の集電体本体121とほぼ同じ形に形成されている。空気電極集電体180は、第1空気側突起部182及び第2空気側突起部183が空気電極113に接することで、空気電極113と電気的導通が得られように構成されている。なお、第1空気側突起部182及び第2空気側突起部183の詳細な構成については後述する。また、図1においては、理解の容易のため、第1空気側突起部182及び第2空気側突起部183の個数を少なく図示しており、実際は、図1に示す個数よりも多い。
上側のガスシール部材170は、例えば、下側のガスシール部材140と同様に、マイカ等の絶縁部材で構成されており、セパレータ160の上面に接合されている。上側のガスシール部材170の中央部には、空気電極113と空気電極集電体180との間に空気を供給するための開口部が形成されている。上側のガスシール部材170の上面には、空気電極集電体180の集電体本体181の外周部分が接合されている。上側のガスシール部材170は、空気電極113と空気電極集電体180との間の空気をシールする機能を有している。
上側のインターコネクタ190は、例えば、下側のインターコネクタ130と同様に、導電性及び耐熱性を有する薄型の金属板である。上側のインターコネクタ190は、空気電極集電体180の上面に接合され、上層に隣接する単セル100との電気的導通を得る機能を有している。
<燃料電極集電体の第1,第2燃料側突起部及び空気電極集電体の第1,第2空気側突起部の詳細な構成>
燃料電極集電体120の第1燃料側突起部122は、集電体本体121に対する切り起こし加工によって形成されており、第2燃料側突起部123も第1燃料側突起部122と同様に、集電体本体121に対する切り起こし加工によって形成されている。第1,第2燃料側突起部122,123は、それぞれ集電体本体121から燃料電極111側に延びる支持部122A,123Aと、支持部122A,123Aの先端からほぼ水平方向に延びる電極接触部122B,123Bと、を備えている。空気電極集電体180の第1,第2空気側突起部182,183は、集電体本体181に対する切り起こし加工によって形成されており、第1,第2燃料側突起部122,123と同様に、支持部182A,183Aと、電極接触部182B,183Bと、を備えている。
ここで、単セル100の発電中、空気の流れには分布を生じる。具体的には、空気電極113の中央領域113Aの空気流量は、外側領域113Bの空気流量よりも相対的に多くなる。そこで、本実施の形態に係る第1,第2空気側突起部182,183は、以下の構成を有している。第1空気側突起部182の電極接触部182Bの面積は、第2空気側突起部183の電極接触部183Bの面積よりも大きくなっている。第1,第2空気側突起部182,183の電極接触部182B,183Bは、空気電極113の形状に追従して弾性変形することで、空気電極113に面接触するように構成されている。このような構成によって、空気電極113の中央領域113Aと第1空気側突起部182との接触面積は、外側領域113Bと第2空気側突起部183との接触面積よりも大きくなる。これにより、空気流量が相対的に多い中央領域113Aにおいて、空気電極集電体180との接触面積を大きくして電気的な接続を確保しつつ、空気流量が相対的に少ない外側領域113Bにおいて、空気電極集電体180と接触していない露出面積を多く確保することができる。そのため、空気電極113における面内の反応ばらつきを低減することができる。
また、単セル100の発電中、燃料ガスの流れには分布を生じる。具体的には、燃料電極111の中央領域111Aの燃料流量は、外側領域111Bの燃料流量よりも相対的に多くなる。そこで、本実施の形態に係る第1,第2燃料側突起部122,123は、以下の構成を有していてもよい。第1燃料側突起部122の電極接触部122Bの面積は、第2燃料側突起部123の電極接触部123Bの面積よりも大きくなっている。第1,第2燃料側突起部122,123の電極接触部122B,123Bは、燃料電極111の形状に追従して弾性変形することで、燃料電極111に面接触するように構成されている。このような構成によって、燃料電極111の中央領域111Aと第1燃料側突起部122との接触面積は、外側領域111Bと第2燃料側突起部123との接触面積よりも大きくなる。これにより、燃料流量が相対的に多い中央領域111Aにおいて、燃料電極集電体120との接触面積を大きくして電気的な接続を確保しつつ、燃料流量が相対的に少ない外側領域111Bにおいて、燃料電極集電体120と接触していない露出面積を多く確保することができる。そのため、燃料電極111における面内の反応ばらつきを低減することができる。
また、燃料電池本体110は、空気電極113側に向けて凸状に湾曲している。このような構成において、第1空気側突起部182の支持部182Aの長さが、第2空気側突起部183における支持部183Aの長さよりも短くてもよい。これにより、燃料電池本体110の湾曲に沿う状態で空気電極113の中央領域113A及び外側領域113Bの電気的導通を容易に確保することができる。さらに、第1燃料側突起部122の支持部122Aの長さが、第2燃料側突起部123における支持部123Aの長さよりも長くてもよい。これにより、燃料電池本体110の湾曲に沿う状態で燃料電極111の中央領域111A及び外側領域111Bの電気的導通を容易に確保することができる。
また、第1,第2燃料側突起部122,123は、図2に示すように、燃料電池本体110の変形量をH1、最も短い支持部122Aの集電体本体121に対する高さをH2、最も長い支持部123Aの集電体本体121に対する高さをH3とした場合、H1=H3−H2の関係を満たしている。このように、燃料電池本体110の形状に対して、燃料電極集電体120の第1,第2燃料側突起部122の突出長さを対応させることによって、燃料電池本体110と燃料電極集電体120の電極接触部122B,123Bが確実に接触することができ、十分な電気的導通を得ることができる。なお、第1,第2空気側突起部182,183の支持部182A,183Aと燃料電池本体110の変形量との関係も、同様の関係であるが、説明を省略する。
図1において、第1,第2燃料側突起部122,123の支持部122A,123Aと集電体本体121とのなす角度が直角となっているが、直角に限定されず、図3に示すように、鋭角であってもよいし、鈍角であってもよい。また、第1,第2空気側突起部182,183も集電体本体181とのなす角度が鋭角であってもよいし、鈍角であってもよい。
第1,第2空気側突起部182,183に図3の構成を適用すると、第1空気側突起部182全体の長さが第2空気側突起部183全体の長さよりも長くなるが、図4に示すように、第1空気側突起部182全体の長さを第2空気側突起部183全体の長さと等しくしてもよい。このような構成によって、切り起こし加工に用いる金型の構造が簡単になる。なお、図4に示す構成を第1,第2空気側突起部182,183の支持部182A,183Aと集電体本体181とのなす角度が直角や鈍角の構成に適用してもよい。
(実施の形態の変形例)
以上、本開示の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、以上に例示した具体例を様々に変形、変更してもよい。
例えば、空気電極113の中央領域113Aと第1空気側突起部182との接触面積が、外側領域113Bと第2空気側突起部183との接触面積よりも大きければ、燃料電極111の中央領域111Aと第1燃料側突起部122との接触面積は、外側領域111Bと第2燃料側突起部123との接触面積よりも大きくなくてもよいし、その逆であってもよい。
例えば、第1空気側突起部182の支持部182Aの長さを、第2空気側突起部183における支持部183Aの長さよりも長くすると共に、第1空気側突起部182の電極接触部182Bの厚さを第2空気側突起部183の電極接触部183Bの厚さよりも薄くしてもよい。また、第1燃料側突起部122の支持部122Aの長さを、第2燃料側突起部123における支持部123Aの長さよりも短くすると共に、第1燃料側突起部122の電極接触部122Bの厚さを第2燃料側突起部123の電極接触部123Bの厚さよりも厚くしてもよい。
燃料電極111の中央領域111Aと第1燃料側突起部122との接触面積は、燃料電池本体110の中央に位置する第1燃料側突起部122ほど大きくなっているが、全ての第1燃料側突起部122で同じにしてもよいし、中央に位置する第1燃料側突起部122ほど小さくしてもよい。また、このような接触面積の設定を、燃料電極111の外側領域111Bと第2燃料側突起部123との接触面積や、空気電極113の中央領域113Aと第1空気側突起部182との接触面積、あるいは、外側領域113Bと第2空気側突起部183との接触面積に適用してもよい。
燃料電池本体110が空気電極113側に凸に湾曲している構成を例示したが、湾曲していなくてもよい。また、燃料電池本体110が燃料電極111側に凸に湾曲していてもよい。燃料電極111側に凸に湾曲している構成において、第1燃料側突起部122の支持部122Aの長さが、第2燃料側突起部123における支持部123Aの長さよりも短くてもよい。また、第1空気側突起部182の支持部182Aの長さが、第2空気側突起部183における支持部183Aの長さよりも長くてもよい。さらに、第1燃料側突起部122全体の長さを第2燃料側突起部123全体の長さと等しくしてもよい。
本発明の固体酸化物形燃料電池は、家庭用分散電源、持ち運び用小型発電機、移動電子機器用電源等の用途に適用できる。
100 固体酸化物形燃料電池セル(単セル)
110 燃料電池本体
111 燃料電極
111A 中央領域
111B 外側領域
112 固体電解質
113 空気電極
113A 中央領域
113B 外側領域
120 燃料電極集電体
121 集電体本体
122 第1燃料側突起部
122A 支持部
122B 電極接触部
123 第2燃料側突起部
123A 支持部
123B 電極接触部
130 インターコネクタ
140 ガスシール部材
150 金属フレーム
160 セパレータ
161 接合部
170 ガスシール部材
180 空気電極集電体
181 集電体本体
182 第1空気側突起部
182A 支持部
182B 電極接触部
183 第2空気側突起部
183A 支持部
183B 電極接触部
190 インターコネクタ

Claims (10)

  1. 固体電解質と、
    前記固体電解質の一方の主面に配置された燃料電極と、
    前記固体電解質の他方の主面に配置された空気電極と、
    前記燃料電極と対向して配置された燃料電極集電体と、
    前記空気電極と対向して配置された空気電極集電体と、を備え、
    前記燃料電極集電体は、前記燃料電極の中央領域に向けて延びる第1燃料側突起部と、前記中央領域よりも外側の外側領域に向けて延びる第2燃料側突起部とを介して前記燃料電極と電気的に接続され、
    前記空気電極集電体は、前記空気電極の中央領域に向けて延びる第1空気側突起部と、前記中央領域よりも外側の外側領域に向けて延びる第2空気側突起部とを介して前記空気電極と電気的に接続され、
    前記空気電極の中央領域と前記第1空気側突起部との接触面積は、前記外側領域と前記第2空気側突起部との接触面積よりも大きい固体酸化物形燃料電池。
  2. 前記燃料電極の中央領域と前記第1燃料側突起部との接触面積は、前記外側領域と前記第2燃料側突起部との接触面積よりも大きい、
    請求項1記載の固体酸化物形燃料電池。
  3. 前記固体電解質、前記燃料電極及び前記空気電極で構成された燃料電池本体の中央が前記空気電極側に凸状に湾曲しており、
    前記第1空気側突起部における前記空気電極と接触しない部分の長さが、前記第2空気側突起部における前記空気電極と接触しない部分の長さよりも短い、
    請求項1又は2記載の固体酸化物形燃料電池。
  4. 前記第1燃料側突起部における前記燃料電極と接触しない部分の長さが、前記第2燃料側突起部における前記燃料電極と接触しない部分の長さよりも長い、
    請求項3記載の固体酸化物形燃料電池。
  5. 前記第1空気側突起部の全体の長さが、前記第2空気側突起部の全体の長さと等しい、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池。
  6. 固体電解質と、
    前記固体電解質の一方の主面に配置された燃料電極と、
    前記固体電解質の他方の主面に配置された空気電極と、
    前記燃料電極と対向して配置された燃料電極集電体と、
    前記空気電極と対向して配置された空気電極集電体と、を備え、
    前記燃料電極集電体は、前記燃料電極の中央領域に向けて延びる第1燃料側突起部と、前記中央領域よりも外側の外側領域に向けて延びる第2燃料側突起部とを介して前記燃料電極と電気的に接続され、
    前記空気電極集電体は、前記空気電極の中央領域に向けて延びる第1空気側突起部と、前記中央領域よりも外側の外側領域に向けて延びる第2空気側突起部とを介して前記空気電極と電気的に接続され、
    前記燃料電極の中央領域と前記第1燃料側突起部との接触面積は、前記外側領域と前記第2燃料側突起部との接触面積よりも大きい固体酸化物形燃料電池。
  7. 前記空気電極の中央領域と前記第1空気側突起部との接触面積は、前記外側領域と前記第2空気側突起部との接触面積よりも大きい、
    請求項6記載の固体酸化物形燃料電池。
  8. 前記固体電解質、前記燃料電極及び前記空気電極で構成された燃料電池本体の中央が前記燃料電極側に凸状に湾曲しており、
    前記第1燃料側突起部における前記燃料電極と接触しない部分の長さが、前記第2燃料側突起部における前記燃料電極と接触しない部分の長さよりも短い、
    請求項6又は7記載の固体酸化物形燃料電池。
  9. 前記第1空気側突起部における前記空気電極と接触しない部分の長さが、前記第2空気側突起部における前記空気電極と接触しない部分の長さよりも長い、
    請求項8記載の固体酸化物形燃料電池。
  10. 前記第1燃料側突起部の全体の長さが、前記第2燃料側突起部の全体の長さと等しい、
    請求項6から9のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池。
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