JP2020190830A - 機器管理システム、機器管理プログラムおよび機器メンテナンスシステム - Google Patents

機器管理システム、機器管理プログラムおよび機器メンテナンスシステム Download PDF

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智之 和泉
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知樹 親里
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雅彰 相場
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Abstract

【課題】 利便性を向上することができる機器管理システム、機器管理プログラムおよび機器メンテナンスシステムを提供する。【解決手段】 画像形成装置の状態を管理する機器管理システムは、画像形成装置に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けてサポートが不要であることが設定されているとき(S53でNO)、この障害に対するサポートの要請を通知せず、画像形成装置に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けてサポートが必要であることが設定されているとき(S53でYES)、この障害に対するサポートの要請を通知し(S54)、障害に対するサポートの要請を通知した後、サポートが完了したことが通知されてきた場合(S55でYES)に、サポートが不要であることを、この障害の種類に関連付けて自動で設定する(S58)ことを特徴とする。【選択図】 図5

Description

本発明は、電子機器の状態を管理する機器管理システム、機器管理プログラムおよび機器メンテナンスシステムに関する。
従来の機器管理システムとして、障害の種類に応じて設定されたサービスレベルに応じて、障害の通知を実施するか否かを判断するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。従来の機器管理システムにおいて、障害の通知の要否の設定は、利用者によって手動で実行される。
特開2010−026316号公報
利用者は、サービスパーソンによる電子機器に対する復旧作業に立ち会うなどして経験を積むことによって、電子機器に対する復旧作業を習得する場合がある。
しかしながら、従来の機器管理システムにおいては、サービスパーソンによる電子機器に対するサポートが不要になった場合に、障害の通知が不要であることを利用者が手動で設定しなければならず、煩雑であるという問題がある。
そこで、本発明は、利便性を向上することができる機器管理システム、機器管理プログラムおよび機器メンテナンスシステムを提供することを目的とする。
本発明の機器管理システムは、電子機器の状態を管理する機器管理システムであって、サービスパーソンによる前記電子機器に対するサポートの要否を障害の種類に関連付けて設定する情報設定部と、前記サポートの要請を通知するサポート要請部とを備え、前記サポート要請部は、前記電子機器に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて前記サポートが不要であることが前記情報設定部に設定されているとき、この障害に対する前記サポートの要請を通知せず、前記電子機器に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて前記サポートが必要であることが前記情報設定部に設定されているとき、この障害に対する前記サポートの要請を通知し、前記情報設定部は、障害に対する前記サポートの要請が前記サポート要請部によって通知された後、前記サポートが完了したことが通知されてきた場合に、前記サポートが不要であることを、この障害の種類に関連付けて自動で設定することを特徴とする。
この構成により、本発明の機器管理システムは、過去にサービスパーソンによる電子機器に対するサポートが完了した障害の種類、すなわち、サービスパーソンによる復旧作業に立ち会うなどして復旧作業を電子機器の管理者が習得している可能性がある障害の種類に関して、サービスパーソンによる電子機器に対するサポートが不要であることを自動で設定するので、サービスパーソンによる電子機器に対するサポートが不要であることを管理者が手動で設定する必要がなく、利便性を向上することができる。
本発明の機器管理システムにおいて、前記情報設定部は、障害からの復旧作業の難易度を障害の種類に関連付けて設定し、前記情報設定部は、障害に対する前記サポートの要請が前記サポート要請部によって通知された後、前記サポートが完了したことが通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて設定している前記難易度が特定の閾値以下であるとき、前記サポートが不要であることを、この障害の種類に関連付けて自動で設定しても良い。
この構成により、本発明の機器管理システムは、復旧作業の難易度が特定の閾値以下であって、過去にサービスパーソンによる電子機器に対するサポートが完了した障害の種類、すなわち、サービスパーソンによる復旧作業に立ち会うなどして復旧作業を電子機器の管理者が習得している可能性が高い障害の種類に関して、サービスパーソンによる電子機器に対するサポートが不要であることを自動で設定するので、サービスパーソンによる電子機器に対するサポートが不要であることを管理者が手動で設定する必要がなく、利便性を向上することができる。
本発明の機器管理システムにおいて、前記情報設定部は、前記電子機器に対する前記サポートが不要であることを自動で設定した後、この電子機器の管理者が変更された場合に、この電子機器に対する前記サポートが必要であることを自動で設定しても良い。
この構成により、本発明の機器管理システムは、電子機器に対するサポートが不要であることを自動で設定した後、この電子機器の管理者が変更された場合に、この電子機器に対するサポートが必要であることを自動で設定するので、電子機器の新たな管理者、すなわち、電子機器の障害に対する復旧作業を習得している可能性が低い者が、サービスパーソンによる電子機器に対するサポートが必要であることを手動で設定する必要がなく、利便性を向上することができる。
本発明の機器管理システムは、前記電子機器に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて前記サポートが不要であることが前記情報設定部によって自動で設定されていたとき、この障害からの復旧手順を通知する復旧手順通知部を備えても良い。
この構成により、本発明の機器管理システムは、サポートが不要であることを障害の種類に関連付けて自動で設定していた場合に、この障害からの復旧手順を通知するので、電子機器の管理者による復旧作業を容易化することができる。
本発明の機器管理システムは、前記電子機器に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて前記サポートが不要であることが前記情報設定部によって自動で設定されていたとき、前記サポートの要請の依頼を受け付ける依頼受付部を備え、前記サポート要請部は、前記サポートの要請の依頼が前記依頼受付部によって受け付けられた場合に、前記サポートの要請を通知しても良い。
この構成により、本発明の機器管理システムは、サポートが不要であることを自動で設定していた場合に、サポートの要請の依頼を受け付け可能であり、サポートの要請の依頼を受け付けた場合に、サポートの要請を通知するので、サポートが不要であることを自動で設定したとしても、サポートの要請の通知のための依頼を電子機器の管理者から容易に受け付けることができ、利便性を向上することができる。
本発明の機器管理システムにおいて、前記情報設定部は、障害に対する前記サポートの要請の依頼が前記依頼受付部によって受け付けられた場合、前記サポートが完了したことが通知されてきたときであっても、前記サポートが不要であることを自動で設定せずに、前記サポートが必要であることを、この障害の種類に関連付けて自動で設定しても良い。
この構成により、本発明の機器管理システムは、サポートが不要であることを自動で設定した場合に、サポートの要請の依頼を受け付けたとき、サポートが必要であることを自動で設定するので、電子機器の管理者によって復旧されることが困難である可能性が高い障害の種類に関して、サービスパーソンによる電子機器に対するサポートが必要であることを自動で設定するので、サービスパーソンによる電子機器に対するサポートが必要であることを管理者が手動で設定する必要がなく、利便性を向上することができる。
本発明の機器管理プログラムは、電子機器の状態を管理するための機器管理プログラムであって、サービスパーソンによる前記電子機器に対するサポートの要否を障害の種類に関連付けて設定する情報設定部と、前記サポートの要請を通知するサポート要請部とをコンピューターに実現させ、前記サポート要請部は、前記電子機器に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて前記サポートが不要であることが前記情報設定部に設定されているとき、この障害に対する前記サポートの要請を通知せず、前記電子機器に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて前記サポートが必要であることが前記情報設定部に設定されているとき、この障害に対する前記サポートの要請を通知し、前記情報設定部は、障害に対する前記サポートの要請が前記サポート要請部によって通知された後、前記サポートが完了したことが通知されてきた場合に、前記サポートが不要であることを、この障害の種類に関連付けて自動で設定することを特徴とする。
この構成により、本発明の機器管理プログラムを実行するコンピューターは、過去にサービスパーソンによる電子機器に対するサポートが完了した障害の種類、すなわち、サービスパーソンによる復旧作業に立ち会うなどして復旧作業を電子機器の管理者が習得している可能性がある障害の種類に関して、サービスパーソンによる電子機器に対するサポートが不要であることを自動で設定するので、サービスパーソンによる電子機器に対するサポートが不要であることを管理者が手動で設定する必要がなく、利便性を向上することができる。
本発明の機器メンテナンスシステムは、電子機器と、前記電子機器の状態を管理する機器管理システムとを備え、前記機器管理システムは、サービスパーソンによる前記電子機器に対するサポートの要否を障害の種類に関連付けて設定する情報設定部と、前記サポートの要請を通知するサポート要請部とを備え、前記サポート要請部は、前記電子機器に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて前記サポートが不要であることが前記情報設定部に設定されているとき、この障害に対する前記サポートの要請を通知せず、前記電子機器に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて前記サポートが必要であることが前記情報設定部に設定されているとき、この障害に対する前記サポートの要請を通知し、前記情報設定部は、障害に対する前記サポートの要請が前記サポート要請部によって通知された後、前記サポートが完了したことが通知されてきた場合に、前記サポートが不要であることを、この障害の種類に関連付けて自動で設定することを特徴とする。
この構成により、本発明の機器メンテナンスシステムは、過去にサービスパーソンによる電子機器に対するサポートが完了した障害の種類、すなわち、サービスパーソンによる復旧作業に立ち会うなどして復旧作業を電子機器の管理者が習得している可能性がある障害の種類に関して、サービスパーソンによる電子機器に対するサポートが不要であることを自動で設定するので、サービスパーソンによる電子機器に対するサポートが不要であることを管理者が手動で設定する必要がなく、利便性を向上することができる。
本発明の機器管理システム、機器管理プログラムおよび機器メンテナンスシステムは、利便性を向上することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムのブロック図である。 MFPである場合の図1に示す画像形成装置のブロック図である。 1台のコンピューターによって構成される場合の図1に示す機器管理システムのブロック図である。 図3に示す障害項目リストの一例を示す図である。 障害項目が通知された場合の図3に示す機器管理システムの動作のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの、1台のコンピューターによって構成される場合の機器管理システムのブロック図である。 図6に示す障害項目リストの一例を示す図である。 障害項目が通知された場合の図6に示す機器管理システムの動作のフローチャートである。 画像形成装置の管理者の変更が指示された場合の図6に示す機器管理システムの動作のフローチャートである。 サービスパーソンによる現地でのサポートが必要であるか否かが手動で変更される場合の図6に示す機器管理システムの動作のフローチャートである。 障害項目が通知された場合の図6に示す機器管理システムの動作の、図8に示す例とは異なる例のフローチャートである。 画像形成装置の管理者の変更が指示された場合の図6に示す機器管理システムの動作の、図9に示す例とは異なる例のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの、1台のコンピューターによって構成される場合の機器管理システムのブロック図である。 図13に示す障害項目リストの一例を示す図である。 障害項目が通知された場合の図13に示す機器管理システムの動作のフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの、1台のコンピューターによって構成される場合の機器管理システムのブロック図である。 障害項目が通知された場合の図16に示す機器管理システムの動作のフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの、1台のコンピューターによって構成される場合の機器管理システムのブロック図である。 図18に示す障害項目リストの一例を示す図である。 障害項目が通知された場合の図18に示す機器管理システムの動作のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る機器メンテナンスシステム10のブロック図である。
図1に示すように、機器メンテナンスシステム10は、電子機器としての画像形成装置20を備えている。画像形成装置20は、例えば、MFP(Multifunction Peripheral)、プリンター専用機などによって構成されている。機器メンテナンスシステム10は、画像形成装置20以外にも、画像形成装置20と同様の構成の画像形成装置を少なくとも1つ備えることが可能である。機器メンテナンスシステム10における画像形成装置は、それぞれ、識別情報(以下「機器ID」という。)が付されている。
機器メンテナンスシステム10は、画像形成装置の状態を管理する機器管理システム30を備えている。機器管理システム30は、1台のコンピューターによって構成されても良いし、複数台のコンピューターによって構成されても良い。機器管理システム30は、クラウド上で動作するシステムでも良い。
機器メンテナンスシステム10における画像形成装置と、機器管理システム30とは、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワーク11経由で、または、ネットワーク11を介さずに有線または無線によって直接に、互いに通信可能である。
図2は、MFPである場合の画像形成装置20のブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置20は、種々の操作が入力される例えばボタンなどの入力デバイスである操作部21と、種々の情報を表示する例えばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部22と、用紙などの記録媒体に画像を印刷する印刷デバイスであるプリンター23と、原稿から画像を読み取る読取デバイスであるスキャナー24と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線などの通信回線経由でファックス通信を行うファックスデバイスであるファックス通信部25と、LAN、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部26と、各種の情報を記憶する例えば半導体メモリー、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶デバイスである記憶部27と、画像形成装置20全体を制御する制御部28とを備えている。
制御部28は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、制御部28のCPUの作業領域として用いられる揮発性の記憶デバイスとしてのメモリーであるRAM(Random Access Memory)とを備えている。制御部28のCPUは、記憶部27または制御部28のROMに記憶されているプログラムを実行する。
図3は、1台のコンピューターによって構成される場合の機器管理システム30のブロック図である。
図3に示すように、機器管理システム30は、種々の操作が入力される例えばキーボード、マウスなどの操作デバイスである操作部31と、種々の情報を表示する例えばLCDなどの表示デバイスである表示部32と、LAN、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部33と、各種の情報を記憶する例えば半導体メモリー、HDDなどの不揮発性の記憶デバイスである記憶部34と、機器管理システム30全体を制御する制御部35とを備えている。
記憶部34は、画像形成装置の状態を管理するための機器管理プログラム34aを記憶している。機器管理プログラム34aは、例えば、機器管理システム30の製造段階で機器管理システム30にインストールされていても良いし、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリーなどの外部の記憶媒体から機器管理システム30に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上から機器管理システム30に追加でインストールされても良い。
記憶部34は、機器メンテナンスシステム10における画像形成装置のメンテナンスの履歴を示すメンテナンス履歴情報34bを記憶している。
記憶部34は、例えば電子メールアドレスなど、サービスパーソンの連絡先を示す連絡先情報34cを記憶している。連絡先情報34cは、機器メンテナンスシステム10における画像形成装置の機器ID毎に連絡先を示していても良い。
記憶部34は、障害の種類を示す障害項目を示す障害項目リスト34dを記憶している。記憶部34は、障害項目リスト34d以外にも、障害項目リスト34dと同様の構成の障害項目リストを少なくとも1つ記憶することが可能である。記憶部34に記憶されている障害項目リストのそれぞれは、機器メンテナンスシステム10におけるいずれか1つの画像形成装置の機器IDに関連付けられて記憶部34に記憶されている。記憶部34に複数の障害項目リストが記憶されている場合、これらの障害項目リストは、互いに異なる機器IDに関連付けられている。
図4は、障害項目リスト34dの一例を示す図である。
図4に示すように、障害項目リスト34dは、「障害項目」と、障害からの復旧作業の難易度を示す「復旧難易度」と、サービスパーソンによる現地、すなわち、対象の画像形成装置が設置されている場所でのサポートの要否を示す「現地サポート要否」とを障害項目毎に関連付けて示している。
障害項目リスト34dにおける「障害項目」の値としては、例えば、画像形成装置のプリンターにおいて記録媒体が詰まったという障害を示す「JAM」と、画像形成装置のプリンターにおいて記録媒体が不足しているという障害を示す「紙不足」と、画像形成装置のプリンターにおいてトナーが不足しているという障害を示す「トナー不足」と、画像形成装置のいずれかの部品の寿命が来たという障害を示す「部品寿命」とが存在する。
障害項目リスト34dにおける「復旧難易度」の値としては、例えば、障害からの復旧作業が最も易しいことを示す「低」と、障害からの復旧作業が中程度であることを示す「中」と、障害からの復旧作業が最も難しいことを示す「高」とが存在する。障害項目リスト34dにおける「復旧難易度」の値は、例えば、画像形成装置の製造者によって、機器管理システム30に接続されたコンピューター、または、操作部31を介して設定される。
障害項目リスト34dにおける「現地サポート要否」の値としては、例えば、サービスパーソンによる現地でのサポートが必要であることを示す「必要」と、サービスパーソンによる現地でのサポートが必要ではないことを示す「不要」とが存在する。障害項目リスト34dにおける「現地サポート要否」の値は、例えば、障害項目リスト34dに機器IDが関連付けられた画像形成装置の保有者側の、画像形成装置の管理者(以下、「画像形成装置の保有者側の、画像形成装置の管理者」を単に「管理者」という。)によって、機器管理システム30に接続されたコンピューター、または、操作部31を介して設定される。なお、記憶部34に記憶されている障害項目リストにおける「現地サポート要否」の値は、障害項目リスト毎に設定される。
図3に示すように、記憶部34は、サービスパーソンによる現地でのサポートを自動で不要に設定するための閾値を示す閾値情報34eを記憶している。閾値情報34eに示される閾値は、例えば「低」など、復旧難易度の閾値である。閾値情報34eは、機器メンテナンスシステム10における画像形成装置の機器ID毎に閾値を示していても良い。
制御部35は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROMと、制御部35のCPUの作業領域として用いられるメモリーとしてのRAMとを備えている。制御部35のCPUは、記憶部34または制御部35のROMに記憶されているプログラムを実行する。
制御部35は、機器管理プログラム34aを実行することによって、サービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートの要否を障害の種類に関連付けて設定する情報設定部35aと、サポートの要請を通知するサポート要請部35bとを実現する。
次に、障害項目が通知された場合の機器管理システム30の動作について説明する。
画像形成装置の制御部は、人間による復旧作業が必要な障害が画像形成装置自身に発生したことを検出すると、検出した障害の障害項目を、画像形成装置自身の機器IDに関連付けて機器管理システム30に通知する。
機器管理システム30の制御部35は、障害項目が画像形成装置から通知されてくると、図5に示す動作を実行する。以下、機器管理システム30に障害項目を通知した画像形成装置を、図5に示す動作の説明において「対象装置」といい、この対象装置から機器管理システム30に通知されて図5に示す動作の実行の原因となった障害項目を、図5に示す動作の説明において「対象障害項目」という。
図5は、障害項目が通知された場合の機器管理システム30の動作のフローチャートである。
図5に示すように、サポート要請部35bは、対象障害項目に関連付けて対象装置から通知された機器ID(以下「対象機器ID」という。)に、対象障害項目によって示される障害が発生したことを、現在の日時とともにメンテナンス履歴情報34bに記憶する(S51)。
次いで、サポート要請部35bは、記憶部34に記憶されている障害項目リストのうち、対象機器IDに関連付けられている障害項目リスト(以下「対象障害項目リスト」という。)を特定する(S52)。
次いで、サポート要請部35bは、サービスパーソンによる現地でのサポートが必要であるか否を、S52において特定した対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」に基づいて判断する(S53)。ここで、サポート要請部35bは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値が「必要」である場合、サービスパーソンによる現地でのサポートが必要であると判断し、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値が「不要」である場合、サービスパーソンによる現地でのサポートが必要ではないと判断する。
サポート要請部35bは、サービスパーソンによる現地でのサポートが必要ではないとS53において判断すると、図5に示す動作を終了する。
サポート要請部35bは、サービスパーソンによる現地でのサポートが必要であるとS53において判断すると、サービスパーソンに現地でのサポートを要請するための通知を、連絡先情報34cにおいて対象機器IDに関連付けられている連絡先宛てに送信する(S54)。
したがって、サービスパーソンは、現地でのサポートを要請するための通知を、例えば、サービスパーソン自身が携帯しているコンピューターを介して確認することができる。サービスパーソンは、現地でのサポートを要請するための通知を確認すると、対象装置の対象障害項目に対して、現地でのサポートを実行することができる。
サポート要請部35bは、S54の処理の後、対象装置の対象障害項目に対して、サービスパーソンによる現地でのサポートが完了したことが通知されてきたと判断するまで、対象装置の対象障害項目に対して、サービスパーソンによる現地でのサポートが完了したことが通知されてきたか否かを判断する(S55)。
サービスパーソンは、対象装置の対象障害項目に対して、現地でのサポートを完了すると、その旨を、サービスパーソン自身が携帯しているコンピューター、または、対象装置を介して、機器管理システム30に通知することができる。
サポート要請部35bは、対象装置の対象障害項目に対して、サービスパーソンによる現地でのサポートが完了したことが通知されてきたとS55において判断すると、対象装置の対象障害項目に対して、サービスパーソンによる現地でのサポートが完了したことを、現在の日時とともにメンテナンス履歴情報34bに記憶する(S56)。
次いで、情報設定部35aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「復旧難易度」の値が、閾値情報34eにおいて対象機器IDに関連付けられている閾値以下であるか否かを判断する(S57)。
情報設定部35aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「復旧難易度」の値が、閾値情報34eにおいて対象機器IDに関連付けられている閾値以下ではないとS57において判断すると、図5に示す動作を終了する。
情報設定部35aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「復旧難易度」の値が、閾値情報34eにおいて対象機器IDに関連付けられている閾値以下であるとS57において判断すると、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値を「不要」に設定し(S58)、図5に示す動作を終了する。
以上に説明したように、機器管理システム30は、過去にサービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートが完了した(S55でYES)障害の種類、すなわち、サービスパーソンによる復旧作業に立ち会うなどして復旧作業を画像形成装置の管理者が習得している可能性がある障害の種類に関して、サービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートが不要であることを自動で設定する(S58)ので、サービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートが不要であることを管理者が手動で設定する必要がなく、利便性を向上することができる。
特に、機器管理システム30は、復旧作業の難易度が特定の閾値以下であって(S57でYES)、過去にサービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートが完了した(S55でYES)障害の種類、すなわち、サービスパーソンによる復旧作業に立ち会うなどして復旧作業を画像形成装置の管理者が習得している可能性が高い障害の種類に関して、サービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートが不要であることを自動で設定する(S58)ので、サービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートが不要であることを管理者が手動で設定する必要がなく、利便性を向上することができる。
機器管理システム30は、サービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートが不要であることを自動で設定する(S58)ので、サービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートの要請を低減することができ、その結果、メンテナンスコストを低減することができる。
なお、閾値情報34eには、閾値が機器ID毎に示される。すなわち、サービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートが不要であることを自動で設定するための復旧難易度は、画像形成装置毎に設定されることができる。したがって、例えば、管理者が画像形成装置を長年使用していて多数の障害項目に対する復旧作業を熟知しているなどの何らかの理由によって、復旧作業の難易度が多少高い障害であっても管理者が画像形成装置を自ら復旧可能な場合には、サービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートが不要であることが自動で設定され易くすることができる。
(第2の実施の形態)
まず、本発明の第2の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの構成について説明する。
なお、本実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの構成要素のうち、第1の実施の形態に係る機器メンテナンスシステム10(図1参照。)の構成要素と同様の構成要素については、機器メンテナンスシステム10の構成要素と同一の符合を付して、詳細な説明を省略する。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの、1台のコンピューターによって構成される場合の機器管理システム130のブロック図である。
本実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの構成は、画像形成装置の状態を管理する機器管理システム130(図6参照。)を機器メンテナンスシステム10(図1参照。)が機器管理システム30(図3参照。)に代えて備えた構成と同様である。
図6に示すように、機器管理システム130の構成は、以下に説明する構成を除いて、機器管理システム30(図3参照。)の構成と同様である。
図6に示すように、機器管理システム130の記憶部34は、画像形成装置の状態を管理するための機器管理プログラム134aを記憶している。機器管理プログラム134aは、例えば、機器管理システム130の製造段階で機器管理システム130にインストールされていても良いし、CD、DVD、USBメモリーなどの外部の記憶媒体から機器管理システム130に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上から機器管理システム130に追加でインストールされても良い。
機器管理システム130の記憶部34は、機器管理システム30の記憶部34と同様に、メンテナンス履歴情報34b、連絡先情報34cおよび閾値情報34eを記憶している。
機器管理システム130の記憶部34は、障害の種類を示す障害項目を示す障害項目リスト134dを記憶している。記憶部34は、障害項目リスト134d以外にも、障害項目リスト134dと同様の構成の障害項目リストを少なくとも1つ記憶することが可能である。記憶部34に記憶されている障害項目リストのそれぞれは、本実施の形態に係る機器メンテナンスシステムにおけるいずれか1つの画像形成装置の機器IDに関連付けられて記憶部34に記憶されている。記憶部34に複数の障害項目リストが記憶されている場合、これらの障害項目リストは、互いに異なる機器IDに関連付けられている。
図7は、障害項目リスト134dの一例を示す図である。
図7に示すように、障害項目リスト134dの構成は、「障害項目」と、「復旧難易度」と、「現地サポート要否」と、「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されたか否かを示す「自動不要設定有無」と、画像形成装置の管理者の変更の有無を示す「管理者変更有無」とを障害項目毎に関連付けて示している。
障害項目リスト134dにおける「自動不要設定有無」には、「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されたことを示す「有」と、「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されていないことを示す「無」とが存在する。障害項目リスト134dにおける「自動不要設定有無」の値は、デフォルトでは「無」に設定されている。
障害項目リスト134dにおける「管理者変更有無」には、管理者の変更があったことを示す「有」と、管理者の変更がなかったことを示す「無」とが存在する。障害項目リスト134dにおける「管理者変更有無」の値は、デフォルトでは「無」に設定されている。
図6に示すように、機器管理システム130の記憶部34は、画像形成装置の管理者を画像形成装置の機器IDに関連付けて示す管理者情報134fを記憶している。
機器管理システム130の制御部35は、機器管理プログラム134aを実行することによって、サービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートの要否を障害の種類に関連付けて設定する情報設定部135aと、サポートの要請を通知するサポート要請部35bとを実現する。
次に、障害項目が通知された場合の機器管理システム130の動作について説明する。
機器管理システム130の制御部35は、障害項目が画像形成装置から通知されてくると、図8に示す動作を実行する。以下、画像形成装置から機器管理システム130に通知されて図8に示す動作の実行の原因となった障害項目を、図8に示す動作の説明において「対象障害項目」という。
図8は、障害項目が通知された場合の機器管理システム130の動作のフローチャートである。
図8に示すように、サポート要請部35bは、S51〜S56(図5参照。)の処理と同様のS151〜S156の処理を実行する。
情報設定部135aは、S156の処理が終了すると、S57〜S58(図5参照。)の処理と同様のS157〜S158の処理を実行する。情報設定部135aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「復旧難易度」の値が、閾値情報34eにおいて対象機器IDに関連付けられている閾値以下ではないとS157において判断すると、図8に示す動作を終了する。
情報設定部135aは、S158の処理が終了すると、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「自動不要設定有無」の値を「有」に設定する(S159)。
次いで、情報設定部135aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「管理者変更有無」の値を「無」に設定し(S160)、図8に示す動作を終了する。
情報設定部135aは、サービスパーソンによる現地でのサポートが必要ではないとS153において判断されると、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されたか否かを、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「自動不要設定有無」の値に基づいて判断する(S161)。ここで、情報設定部135aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「自動不要設定有無」の値が「有」である場合、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されたと判断する。一方、情報設定部135aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「自動不要設定有無」の値が「無」である場合、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されていないと判断する。
情報設定部135aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されていないとS161において判断すると、図8に示す動作を終了する。
情報設定部135aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されたとS161において判断すると、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されてから管理者の変更があったか否かを、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「管理者変更有無」に基づいて判断する(S162)。ここで、情報設定部135aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「管理者変更有無」の値が「有」である場合、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されてから管理者の変更があったと判断する。一方、情報設定部135aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「管理者変更有無」の値が「無」である場合、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されてから管理者の変更がなかったと判断する。
情報設定部135aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されてから管理者の変更がなかったとS162において判断すると、図8に示す動作を終了する。
情報設定部135aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されてから管理者の変更があったとS162において判断すると、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値を「必要」に設定する(S163)。
次いで、サポート要請部35bは、S154の処理を実行する。
次に、画像形成装置の管理者の変更が指示された場合の機器管理システム130の動作について説明する。
図9は、画像形成装置の管理者の変更が指示された場合の機器管理システム130の動作のフローチャートである。
機器管理システム130の制御部35は、画像形成装置の管理者の変更が操作部31または通信部33を介して指示されると、図9に示す動作を実行する。
図9に示すように、情報設定部135aは、操作部31または通信部33を介した指示に応じて管理者情報134fにおける管理者を変更する(S171)。
次いで、情報設定部135aは、管理者情報134fにおいて関連付けられている管理者がS171において変更された機器IDに関連付けられている障害項目リストにおいて、値が「有」である「自動不要設定有無」に関連付けられている「管理者変更有無」の値を「有」に設定して(S172)、図9に示す動作を終了する。
次に、サービスパーソンによる現地でのサポートが必要であるか否かが手動で変更される場合の機器管理システム130の動作について説明する。
図10は、サービスパーソンによる現地でのサポートが必要であるか否かが手動で変更される場合の機器管理システム130の動作のフローチャートである。
機器管理システム130の制御部35は、サービスパーソンによる現地でのサポートが必要であるか否かの設定が操作部31または通信部33を介して指示されると、図10に示す動作を実行する。
図10に示すように、情報設定部135aは、操作部31または通信部33を介した指示に応じて、特定の障害項目リストにおける「現地サポート要否」の値を変更する(S181)。
次いで、情報設定部135aは、S181において「現地サポート要否」の値を変更した障害項目リストにおいて、S181において値を変更した「現地サポート要否」に関連付けられている「自動不要設定有無」の値を「無」に設定する(S182)。
次いで、情報設定部135aは、S181において「現地サポート要否」の値を変更した障害項目リストにおいて、S181において値を変更した「現地サポート要否」に関連付けられている「管理者変更有無」の値を「無」に設定して(S183)、図10に示す動作を終了する。
なお、機器管理システム130は、図8および図9に示す動作を実行する代わりに、図11および図12に示す動作を実行しても良い。
図11は、障害項目が通知された場合の機器管理システム130の動作の、図8に示す例とは異なる例のフローチャートである。
図11に示すように、サポート要請部35bは、図8に示す動作と同様にS151〜S156の処理を実行する。サポート要請部35bは、サービスパーソンによる現地でのサポートが必要ではないとS153において判断すると、図11に示す動作を終了する。
情報設定部135aは、S156の処理が終了すると、図8に示す動作と同様にS157〜S159の処理を実行する。情報設定部135aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「復旧難易度」の値が、閾値情報34eにおいて対象機器IDに関連付けられている閾値以下ではないとS157において判断するか、S159の処理が終了すると、図11に示す動作を終了する。
図12は、画像形成装置の管理者の変更が指示された場合の機器管理システム130の動作の、図9に示す例とは異なる例のフローチャートである。
図12に示すように、情報設定部135aは、操作部31または通信部33を介した指示に応じて管理者情報134fにおける管理者を変更する(S171)。
次いで、情報設定部135aは、管理者情報134fにおいて関連付けられている管理者がS171において変更された機器IDに関連付けられている障害項目リストにおいて、値が「有」である「自動不要設定有無」に関連付けられている「現地サポート要否」の値を「必要」に設定する(S173)。
次いで、情報設定部135aは、管理者情報134fにおいて関連付けられている管理者がS171において変更された機器IDに関連付けられている障害項目リストにおいて、値が「有」である「自動不要設定有無」の値を「無」に設定して(S174)、図12に示す動作を終了する。
なお、機器管理システム130が図11および図12に示す動作を実行する場合、障害項目リストにおいて、「管理者変更有無」の項目は不要である。
以上に説明したように、機器管理システム130は、画像形成装置に対するサポートが不要であることを自動で設定した(S158)後、この画像形成装置の保有者側の、この画像形成装置の管理者が変更された場合(S162でYESまたはS171)に、この画像形成装置に対するサポートが必要であることを自動で設定する(S163またはS173)ので、画像形成装置の新たな管理者、すなわち、画像形成装置の障害に対する復旧作業を習得している可能性が低い者が、サービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートが必要であることを手動で設定する必要がなく、利便性を向上することができる。
(第3の実施の形態)
まず、本発明の第3の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの構成について説明する。
なお、本実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの構成要素のうち、第1の実施の形態に係る機器メンテナンスシステム10(図1参照。)の構成要素と同様の構成要素については、機器メンテナンスシステム10の構成要素と同一の符合を付して、詳細な説明を省略する。
図13は、本発明の第3の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの、1台のコンピューターによって構成される場合の機器管理システム230のブロック図である。
本実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの構成は、画像形成装置の状態を管理する機器管理システム230(図13参照。)を機器メンテナンスシステム10(図1参照。)が機器管理システム30(図3参照。)に代えて備えた構成と同様である。
図13に示すように、機器管理システム230の構成は、以下に説明する構成を除いて、機器管理システム30(図3参照。)の構成と同様である。
図13に示すように、機器管理システム230の記憶部34は、画像形成装置の状態を管理するための機器管理プログラム234aを記憶している。機器管理プログラム234aは、例えば、機器管理システム230の製造段階で機器管理システム230にインストールされていても良いし、CD、DVD、USBメモリーなどの外部の記憶媒体から機器管理システム230に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上から機器管理システム230に追加でインストールされても良い。
機器管理システム230の記憶部34は、機器管理システム30の記憶部34と同様に、メンテナンス履歴情報34b、連絡先情報34cおよび閾値情報34eを記憶している。
機器管理システム230の記憶部34は、障害の種類を示す障害項目を示す障害項目リスト234dを記憶している。記憶部34は、障害項目リスト234d以外にも、障害項目リスト234dと同様の構成の障害項目リストを少なくとも1つ記憶することが可能である。記憶部34に記憶されている障害項目リストのそれぞれは、本実施の形態に係る機器メンテナンスシステムにおけるいずれか1つの画像形成装置の機器IDに関連付けられて記憶部34に記憶されている。記憶部34に複数の障害項目リストが記憶されている場合、これらの障害項目リストは、互いに異なる機器IDに関連付けられている。
図14は、障害項目リスト234dの一例を示す図である。
図14に示すように、障害項目リスト234dの構成は、「障害項目」と、「復旧難易度」と、「現地サポート要否」と、図7に示す障害項目リスト134dと同様の「自動不要設定有無」とを障害項目毎に関連付けて示している。
図13に示すように、機器管理システム230の記憶部34は、障害からの復旧手順を障害項目毎に示す復旧手順情報234gを記憶している。
機器管理システム230の制御部35は、機器管理プログラム234aを実行することによって、サービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートの要否を障害の種類に関連付けて設定する情報設定部235aと、サポートの要請を通知するサポート要請部35bと、障害からの復旧手順を通知する復旧手順通知部235cとを実現する。
次に、障害項目が通知された場合の機器管理システム230の動作について説明する。
機器管理システム230の制御部35は、障害項目が画像形成装置から通知されてくると、図15に示す動作を実行する。以下、機器管理システム230に障害項目を通知した画像形成装置を、図15に示す動作の説明において「対象装置」といい、この対象装置から機器管理システム230に通知されて図15に示す動作の実行の原因となった障害項目を、図15に示す動作の説明において「対象障害項目」という。
図15は、障害項目が通知された場合の機器管理システム230の動作のフローチャートである。
図15に示すように、サポート要請部35bは、S51〜S56(図5参照。)の処理と同様のS251〜S256の処理を実行する。
情報設定部235aは、S256の処理が終了すると、S57〜S58(図5参照。)の処理と同様のS257〜S258の処理を実行する。情報設定部235aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「復旧難易度」の値が、閾値情報34eにおいて対象機器IDに関連付けられている閾値以下ではないとS257において判断すると、図15に示す動作を終了する。
情報設定部235aは、S258の処理が終了すると、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「自動不要設定有無」の値を「有」に設定して(S259)、図15に示す動作を終了する。
復旧手順通知部235cは、サービスパーソンによる現地でのサポートが必要ではないとS253において判断されると、S161(図8参照。)の処理と同様に、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されたか否かを、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「自動不要設定有無」の値に基づいて判断する(S260)。
復旧手順通知部235cは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されていないとS260において判断すると、図15に示す動作を終了する。
復旧手順通知部235cは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されたとS260において判断すると、復旧手順情報234gにおいて対象障害項目に関連付けられている復旧手順を、対象装置に通知する(S261)。機器管理システム230から復旧手順が通知された画像形成装置の制御部は、この復旧手順を自身の表示部に表示する。したがって、画像形成装置の管理者は、画像形成装置の表示部に表示された復旧手順に従って、画像形成装置の復旧作業を実行することができる。
復旧手順通知部235cは、S261の処理が終了すると、図15に示す動作を終了する。
以上に説明したように、機器管理システム230は、サポートが不要であることを障害の種類に関連付けて自動で設定していた場合(S260でYES)に、この障害からの復旧手順を通知する(S261)ので、画像形成装置の管理者による復旧作業を容易化することができる。
なお、機器管理システム230は、第2の実施の形態に係る機器管理システム130(図6参照。)と同様に、画像形成装置に対するサポートが不要であることを自動で設定した後、この画像形成装置の管理者が変更された場合に、この画像形成装置に対するサポートが必要であることを自動で設定しても良い。
(第4の実施の形態)
まず、本発明の第4の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの構成について説明する。
なお、本実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの構成要素のうち、第3の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの構成要素と同様の構成要素については、第3の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの構成要素と同一の符合を付して、詳細な説明を省略する。
図16は、本発明の第4の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの、1台のコンピューターによって構成される場合の機器管理システム330のブロック図である。
本実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの構成は、画像形成装置の状態を管理する機器管理システム330(図16参照。)を第3の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムが機器管理システム230(図13参照。)に代えて備えた構成と同様である。
機器管理システム330の構成は、画像形成装置の状態を管理するための機器管理プログラム334aを機器管理システム230が機器管理プログラム334aに代えて記憶した構成と同様である。
機器管理システム330の制御部35は、機器管理プログラム334aを実行することによって、サービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートの要否を障害の種類に関連付けて設定する情報設定部235aと、サポートの要請を通知するサポート要請部35bと、障害からの復旧手順を通知する復旧手順通知部235cと、サポートの要請の依頼を受け付ける依頼受付部335dとを実現する。
次に、障害項目が通知された場合の機器管理システム330の動作について説明する。
機器管理システム330の制御部35は、障害項目が画像形成装置から通知されてくると、図17に示す動作を実行する。以下、機器管理システム330に障害項目を通知した画像形成装置を、図17に示す動作の説明において「対象装置」といい、この対象装置から機器管理システム330に通知されて図17に示す動作の実行の原因となった障害項目を、図17に示す動作の説明において「対象障害項目」という。
図17は、障害項目が通知された場合の機器管理システム330の動作のフローチャートである。
図17に示すように、サポート要請部35bは、S251〜S256(図15参照。)の処理と同様のS351〜S356の処理を実行する。
情報設定部235aは、S356の処理が終了すると、S257〜S259(図15参照。)の処理と同様のS357〜S359の処理を実行する。情報設定部235aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「復旧難易度」の値が、閾値情報34eにおいて対象機器IDに関連付けられている閾値以下ではないとS357において判断するか、S359の処理が終了すると、図17に示す動作を終了する。
復旧手順通知部235cは、サービスパーソンによる現地でのサポートが必要ではないとS353において判断されると、S260〜S261(図15参照)の処理と同様のS360〜S361の処理を実行する。
復旧手順通知部235cは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されていないとS360において判断すると、図17に示す動作を終了する。
依頼受付部335dは、S361の処理が終了すると、サービスパーソンによる現地でのサポートの要請の依頼を受け付けるための依頼受付ボタンの情報など、サービスパーソンによる現地でのサポートの要請の依頼を受け付けるための手段(以下「依頼受付手段」という。)のための情報を対象装置に通知する(S362)。
S361において機器管理システム330から復旧手順が通知された画像形成装置の制御部は、この復旧手順を自身の表示部に表示する。したがって、画像形成装置の管理者は、画像形成装置の表示部に表示された復旧手順に従って、画像形成装置の復旧作業を実行することができる。画像形成装置の制御部は、画像形成装置が復旧すると、障害から復旧した旨を機器管理システム330に通知する。
また、S362において機器管理システム330から依頼受付手段のための情報が通知された画像形成装置の制御部は、この情報に基づいた依頼受付手段を自身の表示部に表示する。したがって、画像形成装置の管理者は、画像形成装置の表示部に表示された依頼受付手段を、画像形成装置の操作部を介して操作することによって、サービスパーソンによる現地でのサポートの要請を機器管理システム330に依頼することができる。
依頼受付部335dは、S362の処理の後、対象障害項目の障害から復旧した旨が対象装置から通知されてきたか否かを判断する(S363)。
依頼受付部335dは、対象障害項目の障害から復旧した旨が対象装置から通知されてきたとS363において判断すると、図17に示す動作を終了する。
依頼受付部335dは、対象障害項目の障害から復旧した旨が対象装置から通知されてきていないとS363において判断すると、サービスパーソンによる現地でのサポートの要請が対象装置から依頼されたか否かを判断する(S364)。
依頼受付部335dは、サービスパーソンによる現地でのサポートの要請が対象装置から依頼されていないとS364において判断すると、S363の処理を実行する。
依頼受付部335dは、サービスパーソンによる現地でのサポートの要請が対象装置から依頼されたとS364において判断すると、S354の処理を実行する。
以上に説明したように、機器管理システム330は、サポートが不要であることを自動で設定していた場合(S360でYES)に、サポートの要請の依頼を受け付け可能であり(S362)、サポートの要請の依頼を受け付けた場合(S364でYES)に、サポートの要請を通知する(S354)ので、サポートが不要であることを自動で設定したとしても、サポートの要請の通知のための依頼を画像形成装置の管理者から容易に受け付けることができ、利便性を向上することができる。
なお、機器管理システム330は、第2の実施の形態に係る機器管理システム130(図6参照。)と同様に、画像形成装置に対するサポートが不要であることを自動で設定した後、この画像形成装置の管理者が変更された場合に、この画像形成装置に対するサポートが必要であることを自動で設定しても良い。
(第5の実施の形態)
まず、本発明の第5の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの構成について説明する。
なお、本実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの構成要素のうち、第4の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの構成要素と同様の構成要素については、第4の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの構成要素と同一の符合を付して、詳細な説明を省略する。
図18は、本発明の第5の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの、1台のコンピューターによって構成される場合の機器管理システム430のブロック図である。
本実施の形態に係る機器メンテナンスシステムの構成は、画像形成装置の状態を管理する機器管理システム430(図18参照。)を第4の実施の形態に係る機器メンテナンスシステムが機器管理システム330(図16参照。)に代えて備えた構成と同様である。
図18に示すように、機器管理システム430の構成は、以下に説明する構成を除いて、機器管理システム330(図16参照。)の構成と同様である。
図18に示すように、機器管理システム430の記憶部34は、画像形成装置の状態を管理するための機器管理プログラム434aを記憶している。機器管理プログラム434aは、例えば、機器管理システム430の製造段階で機器管理システム430にインストールされていても良いし、CD、DVD、USBメモリーなどの外部の記憶媒体から機器管理システム430に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上から機器管理システム430に追加でインストールされても良い。
機器管理システム430の記憶部34は、機器管理システム330の記憶部34と同様に、メンテナンス履歴情報34b、連絡先情報34c、閾値情報34eおよび復旧手順情報234gを記憶している。
機器管理システム430の記憶部34は、障害の種類を示す障害項目を示す障害項目リスト434dを記憶している。記憶部34は、障害項目リスト434d以外にも、障害項目リスト434dと同様の構成の障害項目リストを少なくとも1つ記憶することが可能である。記憶部34に記憶されている障害項目リストのそれぞれは、本実施の形態に係る機器メンテナンスシステムにおけるいずれか1つの画像形成装置の機器IDに関連付けられて記憶部34に記憶されている。記憶部34に複数の障害項目リストが記憶されている場合、これらの障害項目リストは、互いに異なる機器IDに関連付けられている。
図19は、障害項目リスト434dの一例を示す図である。
図19に示すように、障害項目リスト434dの構成は、「障害項目」と、「復旧難易度」と、「現地サポート要否」と、「自動不要設定有無」と、サービスパーソンによる現地でのサポートの要請の依頼があったか否かを示す「サポート要請依頼有無」とを障害項目毎に関連付けて示している。
障害項目リスト434dにおける「サポート要請依頼有無」には、サービスパーソンによる現地でのサポートの要請の依頼があったことを示す「有」と、サービスパーソンによる現地でのサポートの要請の依頼がなかったことを示す「無」とが存在する。障害項目リスト434dにおける「サポート要請依頼有無」の値は、デフォルトでは「無」に設定されている。
図18に示す機器管理システム430の制御部35は、機器管理プログラム434aを実行することによって、サービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートの要否を障害の種類に関連付けて設定する情報設定部435aと、サポートの要請を通知するサポート要請部35bと、障害からの復旧手順を通知する復旧手順通知部235cと、サポートの要請の依頼を受け付ける依頼受付部435dとを実現する。
次に、障害項目が通知された場合の機器管理システム430の動作について説明する。
機器管理システム430の制御部35は、障害項目が画像形成装置から通知されてくると、図20に示す動作を実行する。以下、機器管理システム430に障害項目を通知した画像形成装置を、図20に示す動作の説明において「対象装置」といい、この対象装置から機器管理システム430に通知されて図20に示す動作の実行の原因となった障害項目を、図20に示す動作の説明において「対象障害項目」という。
図20は、障害項目が通知された場合の機器管理システム430の動作のフローチャートである。
図20に示すように、サポート要請部35bは、S351〜S356(図17参照。)の処理と同様のS451〜S456の処理を実行する。
情報設定部435aは、S456の処理が終了すると、サービスパーソンによる現地でのサポートの要請の依頼が過去にあったか否かを、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「サポート要請依頼有無」の値に基づいて判断する(S457)。ここで、情報設定部435aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「サポート要請依頼有無」の値が「有」である場合、サービスパーソンによる現地でのサポートの要請の依頼が過去にあったと判断する。一方、情報設定部435aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「サポート要請依頼有無」の値が「無」である場合、サービスパーソンによる現地でのサポートの要請の依頼が過去になかったと判断する。
情報設定部435aは、サービスパーソンによる現地でのサポートの要請の依頼が過去にあったとS457において判断すると、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値を「必要」に設定して(S458)、図20に示す動作を終了する。
情報設定部435aは、サービスパーソンによる現地でのサポートの要請の依頼が過去になかったとS457において判断すると、S357〜S359(図17参照。)の処理と同様のS459〜S461の処理を実行する。情報設定部435aは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「復旧難易度」の値が、閾値情報34eにおいて対象機器IDに関連付けられている閾値以下ではないとS459において判断するか、S461の処理が終了すると、図20に示す動作を終了する。
復旧手順通知部235cは、サービスパーソンによる現地でのサポートが必要ではないとS453において判断されると、S360〜S361(図17参照)の処理と同様のS462〜S463の処理を実行する。
復旧手順通知部235cは、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「現地サポート要否」の値が自動で「不要」に設定されていないとS462において判断すると、図20に示す動作を終了する。
依頼受付部435dは、S463の処理が終了すると、S362〜S364(図17参照)の処理と同様のS464〜S466の処理を実行する。
依頼受付部435dは、対象障害項目の障害から復旧した旨が対象装置から通知されてきたとS465において判断すると、図20に示す動作を終了する。
依頼受付部435dは、サービスパーソンによる現地でのサポートの要請が対象装置から依頼されたとS466において判断すると、対象障害項目リストにおいて対象障害項目に関連付けられている「サポート要請依頼有無」の値を「有」に設定し(S467)、S454の処理を実行する。
以上に説明したように、機器管理システム430は、サポートが不要であることを自動で設定した場合(S462でYES)に、サポートの要請の依頼を受け付けたとき(S466でYES)、サポートが必要であることを自動で設定する(S458)ので、画像形成装置の管理者によって復旧されることが困難である可能性が高い障害の種類に関して、サービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートが必要であることを自動で設定するので、サービスパーソンによる画像形成装置に対するサポートが必要であることを管理者が手動で設定する必要がなく、利便性を向上することができる。
なお、機器管理システム430は、第2の実施の形態に係る機器管理システム130(図6参照。)と同様に、画像形成装置に対するサポートが不要であることを自動で設定した後、この画像形成装置の管理者が変更された場合に、この画像形成装置に対するサポートが必要であることを自動で設定しても良い。
本発明の機器管理システムは、上述の各実施の形態において、連絡先情報34cが機器ID毎に連絡先を示しているが、画像形成装置から通知されてくる機器IDをこの画像形成装置の保有者に関連付ける仕組みを備えている場合には、連絡先情報34cが機器ID毎ではなく画像形成装置の保有者毎に連絡先を示していても良い。
本発明の機器管理システムは、上述の各実施の形態において、機器IDに関連付けて障害項目リストを記憶しているが、画像形成装置から通知されてくる機器IDをこの画像形成装置の保有者に関連付ける仕組みを備えている場合には、機器IDではなく画像形成装置の保有者に関連付けて障害項目リストを記憶していても良い。
本発明の機器管理システムは、上述の各実施の形態において、閾値情報34eが機器ID毎に閾値を示しているが、画像形成装置から通知されてくる機器IDをこの画像形成装置の保有者に関連付ける仕組みを備えている場合には、閾値情報34eが機器ID毎ではなく画像形成装置の保有者毎に閾値を示していても良い。
本発明の機器管理システムは、第2の実施の形態において、管理者情報134fが機器ID毎に画像形成装置の管理者を示しているが、画像形成装置から通知されてくる機器IDをこの画像形成装置の保有者に関連付ける仕組みを備えている場合には、管理者情報134fが機器ID毎ではなく画像形成装置の保有者毎に画像形成装置の管理者を示していても良い。
復旧難易度は、上述の各実施の形態において「低」、「中」、「高」の3段階に区分されているが、2段階に区分されても良いし、4段階以上に区分されても良い。
本発明の電子機器は、上述の各実施の形態において画像形成装置であるが、例えばPC(Personal Computer)など、画像形成装置以外の電子機器でも良い。
10 機器メンテナンスシステム
20 画像形成装置(電子機器)
30 機器管理システム(コンピューター)
34a 機器管理プログラム
35a 情報設定部
35b サポート要請部
130 機器管理システム(コンピューター)
134a 機器管理プログラム
135a 情報設定部
230 機器管理システム(コンピューター)
234a 機器管理プログラム
235a 情報設定部
235c 復旧手順通知部
330 機器管理システム(コンピューター)
334a 機器管理プログラム
335d 依頼受付部
430 機器管理システム(コンピューター)
434a 機器管理プログラム
435a 情報設定部
435d 依頼受付部

Claims (8)

  1. 電子機器の状態を管理する機器管理システムであって、
    サービスパーソンによる前記電子機器に対するサポートの要否を障害の種類に関連付けて設定する情報設定部と、
    前記サポートの要請を通知するサポート要請部と
    を備え、
    前記サポート要請部は、
    前記電子機器に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて前記サポートが不要であることが前記情報設定部に設定されているとき、この障害に対する前記サポートの要請を通知せず、
    前記電子機器に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて前記サポートが必要であることが前記情報設定部に設定されているとき、この障害に対する前記サポートの要請を通知し、
    前記情報設定部は、障害に対する前記サポートの要請が前記サポート要請部によって通知された後、前記サポートが完了したことが通知されてきた場合に、前記サポートが不要であることを、この障害の種類に関連付けて自動で設定することを特徴とする機器管理システム。
  2. 前記情報設定部は、障害からの復旧作業の難易度を障害の種類に関連付けて設定し、
    前記情報設定部は、障害に対する前記サポートの要請が前記サポート要請部によって通知された後、前記サポートが完了したことが通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて設定している前記難易度が特定の閾値以下であるとき、前記サポートが不要であることを、この障害の種類に関連付けて自動で設定することを特徴とする請求項1に記載の機器管理システム。
  3. 前記情報設定部は、前記電子機器に対する前記サポートが不要であることを自動で設定した後、この電子機器の管理者が変更された場合に、この電子機器に対する前記サポートが必要であることを自動で設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の機器管理システム。
  4. 前記電子機器に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて前記サポートが不要であることが前記情報設定部によって自動で設定されていたとき、この障害からの復旧手順を通知する復旧手順通知部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の機器管理システム。
  5. 前記電子機器に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて前記サポートが不要であることが前記情報設定部によって自動で設定されていたとき、前記サポートの要請の依頼を受け付ける依頼受付部を備え、
    前記サポート要請部は、前記サポートの要請の依頼が前記依頼受付部によって受け付けられた場合に、前記サポートの要請を通知することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の機器管理システム。
  6. 前記情報設定部は、障害に対する前記サポートの要請の依頼が前記依頼受付部によって受け付けられた場合、前記サポートが完了したことが通知されてきたときであっても、前記サポートが不要であることを自動で設定せずに、前記サポートが必要であることを、この障害の種類に関連付けて自動で設定することを特徴とする請求項5に記載の機器管理システム。
  7. 電子機器の状態を管理するための機器管理プログラムであって、
    サービスパーソンによる前記電子機器に対するサポートの要否を障害の種類に関連付けて設定する情報設定部と、
    前記サポートの要請を通知するサポート要請部と
    をコンピューターに実現させ、
    前記サポート要請部は、
    前記電子機器に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて前記サポートが不要であることが前記情報設定部に設定されているとき、この障害に対する前記サポートの要請を通知せず、
    前記電子機器に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて前記サポートが必要であることが前記情報設定部に設定されているとき、この障害に対する前記サポートの要請を通知し、
    前記情報設定部は、障害に対する前記サポートの要請が前記サポート要請部によって通知された後、前記サポートが完了したことが通知されてきた場合に、前記サポートが不要であることを、この障害の種類に関連付けて自動で設定することを特徴とする機器管理プログラム。
  8. 電子機器と、
    前記電子機器の状態を管理する機器管理システムと
    を備え、
    前記機器管理システムは、
    サービスパーソンによる前記電子機器に対するサポートの要否を障害の種類に関連付けて設定する情報設定部と、
    前記サポートの要請を通知するサポート要請部と
    を備え、
    前記サポート要請部は、
    前記電子機器に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて前記サポートが不要であることが前記情報設定部に設定されているとき、この障害に対する前記サポートの要請を通知せず、
    前記電子機器に発生した障害が通知されてきた場合に、この障害の種類に関連付けて前記サポートが必要であることが前記情報設定部に設定されているとき、この障害に対する前記サポートの要請を通知し、
    前記情報設定部は、障害に対する前記サポートの要請が前記サポート要請部によって通知された後、前記サポートが完了したことが通知されてきた場合に、前記サポートが不要であることを、この障害の種類に関連付けて自動で設定することを特徴とする機器メンテナンスシステム。
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