JP2020190699A - エアー緩衝材 - Google Patents
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Abstract
【課題】緩衝手段としてだけでなく、それ自体を広告として有効活用したエアー緩衝材を提供することにある。【解決手段】フィルムを重ね合わせ、溶着して形成された空気室に空気が封入されたエアー緩衝材において、フィルムの一部が広告を表示する広告表示手段であること、また、広告表示手段が、空気室を複数備え、2以上の空気室にまたがって設けられていること、さらに、空気室と空気室との間に分割手段が設けられていることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、フィルムの一部が広告表示手段であるエアー緩衝材に関する。
従来より、通信販売等で物品を箱に梱包する際、外部からの衝撃を緩和するため、また、輸送中に物品が箱内で動いて傷付いたり破損したりすることを防ぐために、緩衝材を用いて物品を包んだり、敷いたり、箱内の隙間を埋めたりしている。緩衝材には、発泡スチロール、エアー緩衝材、紙製緩衝材等がある。中でも、エアー緩衝材は、特許文献1のような製造装置を用いてプラスチックフィルムからなる袋体内に気体を封入しているので、必要な分だけ必要なときに作ることができ、他のものと比べて保管スペースやゴミを削減できるという利点がある。
特許文献1では、巻出部が、鉛直な回転軸まわりに回転可能な回転支持部材を有し、巻取体の軸方向の一方の端部側を下にして、巻取体を回転支持部材に支持することで、軸まわりに回転する巻取体から緩衝材用シートを鉛直に巻き出し可能としたことを特徴とするエアー緩衝材製造装置を提案している。
しかしながら、従来のエアー緩衝材は、箱を開封して中の物品を取り出す際に必ず目にするものであるが、無地のフィルムから成る、あるいは、フィルムの表面にエアー緩衝材の説明、例えば、商品名、使用上の注意事項、リサイクル識別表示マーク、製造した会社の情報等が印刷されているに過ぎなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、緩衝手段としてだけでなく、それ自体を広告として有効活用したエアー緩衝材を提供することを目的とする。
請求項1記載のエアー緩衝材は、フィルムの一部が広告を表示する広告表示手段であることを特徴とする。
請求項2記載のエアー緩衝材は、広告表示手段が、空気室を複数備え、2以上の空気室にまたがって設けられていることを特徴とする。
請求項3記載のエアー緩衝材は、空気室と空気室との間に分割手段が設けられていることを特徴とする。
請求項4記載のエアー緩衝材は、広告表示手段が、空気室の形状に沿って湾曲していることを特徴とする。
本発明によれば、フィルムの一部が広告表示手段であることで、それ自体を広告として有効活用したエアー緩衝材を提供することができる。
以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、本発明に係るエアー緩衝材の実施例を示す説明図である。図2は、同実施例を説明する説明図である。
図1におけるエアー緩衝材1は、物品Aを梱包する際、図2に示すように箱B内の物品Aの周りの隙間を埋めるように物品Aの上下面、側面に配置して使用するものである。図1ではピロータイプのエアー緩衝材1を示しているが、バブル、キルト、チューブ等のタイプであってもよく、大きさ、形状等は任意である。
尚、エアー緩衝材1を形成するフィルムとしては、熱溶着可能で空気を封入できるものであれば特に限定されず、公知の樹脂を使用することができる。例えば、ポリエステル系フィルム、ポリオレフィン系フィルム、ポリスチレン系フィルム、ポリ塩化ビニル系フィルムなどが挙げられ、また、これらの積層構造、または、これらを含む積層構造であってもよい。
空気室10は、フィルムを重ね合わせ、溶着して形成されたものであり、封入された空気によって衝撃を和らげている。図1のピロータイプの空気室10では、帯状のフィルムを幅方向に二つ折りにして重ね合わせ、幅方向に熱溶着して各空気室10と境界部16とを仕切っている仕切り部12を形成している。図1の左側に示す三方が閉じられ一端に開口部22が形成された袋状部分20に開口部22から空気を供給し、開口部22が熱溶着でシールされてシール部14を形成することにより、空気室10が形成される。また、1つのエアー緩衝材1は、1つの空気室10からなるものでもよく、複数の空気室10からなるものでもよい。尚、空気室10に封入する気体は必ずしも空気に限定されるものではない。
広告表示手段30は、フィルムの一部が広告を表示するものであり、1つまたは複数の空気室10を備え、空気室10だけでなく空気室10と空気室10との間の境界部16を含むものであってもよい。広告表示手段30は、例えば、広告をフィルムの一部に印刷した広告面32である。尚、広告の内容は、文字、写真、図柄、キャラクターデザイン等任意である。
このような構成のエアー緩衝材1によれば、エアー緩衝材1それ自体を広告として有効活用することができる。
また、広告表示手段30は、空気室10を複数備え、2以上の空気室10にまたがって設けられていてもよい。図1に示すように、空気室10が並設している場合には、広告表示手段30は、空気室10毎に同一の内容の広告面32を繰り返してもよいし、異なる内容であってもよい。また、大きな広告面を確保するため、図2のエアー緩衝材2に示すように複数の空気室50で1つの広告面34を表示してもよい。
また、空気室10と空気室10との間に分割手段40が設けられていてもよい。広告表示手段30が、複数の空気室10を備え、2以上の空気室10にまたがって設けられている場合、境界部16毎に分割手段40を設けてもよいが、広告の内容や大きさ等に応じて複数の境界部16に1つの割合で分割手段40を設けてもよい。分割手段40は、容易に切り離すことができるものであれば任意であり、例えばミシン目42、スリット等がある。
また、広告表示手段30は、空気室10の形状に沿って湾曲していてもよい。フィルムが膨張して広告表示手段30が湾曲していても、表示する広告を読み取ることは可能である。また、空気室10の湾曲を利用して立体的な広告を表示することも可能である。
次に、図1、2を参照して本実施の形態におけるエアー緩衝材1の使用方法の一例を説明する。
まず、帯状のフィルムを幅方向に二つ折りにして重ね合わせ、幅方向に熱溶着して、空気室10と境界部16との仕切りとなる仕切り部12を形成して三方が閉じた袋状部分20を形成する。また、空気室10と空気室10との間の境界部16にはミシン目42を形成してもよい。その後、フィルムに広告面32を印刷して、エアー緩衝材シートを作製する。尚、予め広告面32が印刷された帯状のフィルムを、印刷された広告面32が内側または外側になるように幅方向に二つ折りにして重ね合わせてもよい。
特許文献1に示したようなエアー緩衝材製造装置に、広告面32が印刷されたエアー緩衝材シートがロール状に巻き取られたものを装着する。エアー緩衝材シートは、搬送されながら開口部22から空気が供給され、開口部22が熱溶着されてシール部14によりシールされて、図1の中央、右側に示すような空気室10に空気が封入されたエアー緩衝材1を製造する。また、同様に、シール部54により空気室50に空気を封入して図2に示すようなエアー緩衝材2を製造する。
物品Aを箱Bに梱包する際、上記のように製造したエアー緩衝材1、2を使用する。使用するエアー緩衝材1、2の大きさや形状、個数や配置は、物品Aや箱の大きさ、材質等により任意である。図1のエアー緩衝材1をミシン目42により適切な大きさに切り離して、図2に示すように物品Aの周囲に適宜配置するとよい。そして、物品Aを箱Bから取り出す、または、箱Bを片付ける際に、エアー緩衝材1、2を手に取り、広告面32、34を見ることになる。また、広告面32、34が上面になるようにエアー緩衝材1、2を配置すると開封した時に必ず目にするため、より宣伝効果が高い。
以上のような構造の本実施の形態に係るエアー緩衝材によれば、フィルムの一部が広告表示手段であることで、緩衝手段としてだけでなく、それ自体を広告として有効活用することができる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
以上のように、本発明によれば、フィルムの一部が広告表示手段であることで、それ自体を広告として有効活用したエアー緩衝材を提供することができる。
1、2・・・・エアー緩衝材
10、50・・・空気室
12・・・仕切り部
14、54・・・シール部
16・・・境界部
20・・・袋状部分
22・・・開口部
30・・・広告表示手段
32、34・・・広告面
40・・・分割手段
42・・・ミシン目
10、50・・・空気室
12・・・仕切り部
14、54・・・シール部
16・・・境界部
20・・・袋状部分
22・・・開口部
30・・・広告表示手段
32、34・・・広告面
40・・・分割手段
42・・・ミシン目
Claims (4)
- フィルムを重ね合わせ、溶着して形成された空気室に空気が封入されたエアー緩衝材において、
前記フィルムの一部が広告を表示する広告表示手段であることを特徴とするエアー緩衝材。 - 前記広告表示手段が、前記空気室を複数備え、2以上の前記空気室にまたがって設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエアー緩衝材。
- 前記空気室と前記空気室との間に分割手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のエアー緩衝材。
- 前記広告表示手段が、前記空気室の形状に沿って湾曲していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のエアー緩衝材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019097446A JP2020190699A (ja) | 2019-05-24 | 2019-05-24 | エアー緩衝材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019097446A JP2020190699A (ja) | 2019-05-24 | 2019-05-24 | エアー緩衝材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020190699A true JP2020190699A (ja) | 2020-11-26 |
Family
ID=73453707
Family Applications (1)
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JP2019097446A Pending JP2020190699A (ja) | 2019-05-24 | 2019-05-24 | エアー緩衝材 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020190699A (ja) |
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2019
- 2019-05-24 JP JP2019097446A patent/JP2020190699A/ja active Pending
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