JP2020189648A - 製袋充填機における包装不良検査装置 - Google Patents

製袋充填機における包装不良検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】異物などの検出信頼性を高め得る製袋充填機における包装不良検査装置を提供する。【解決手段】筒状フィルムFTを成形しながら物品Pを包装する製袋充填機の搬送路には、筒状フィルムFTの重合部FTJに異物が介在するか否か検査する検査装置100が配設される。検査装置100は、内部に中空状の空間領域を有するケース105を構成するケース第1分割体110及びケース第2分割体130が溝部S2が形成されており、溝部S2に位置する筒状フィルムFTの重合部FTJに照明装置140(照射部)から光を照射すると共に、溝部S2を介して相反する位置に設けたカメラ150(検出部)によって重合部FTJを透過した光を受光する。【選択図】図3

Description

本発明は、フィルムを成形しながら物品を包装する製袋充填機における包装不良検査装置に関する。
従来、帯状のフィルムを搬送しながら該フィルムの左右両端部を合掌状に重ね合せてなる筒状フィルムの重合部(センターシール部)に、異物が介在するか否か検査する検査装置が知られている。特許文献1又は特許文献2においては、搬送路の側方から重合部にX線などを照射して、透過した透過量などに基づき重合部への異物の混入を的確に検査し得る提案がなされている。
特許第6174558号公報 国際公開第2018/012282号
しかしながら、このような検査装置を包装機で設置して検査を行うと、周囲から外乱光が検出部に進入することによって、部分的に光が進入することなどによって明暗のムラが生じるなどして暗いムラを異物として判断してしまい、結果、検出信頼性が低下している。
本発明は、異物などの検出信頼性を高め得る製袋充填機における包装不良検査装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の製袋充填機における包装不良検査装置は次の手段をとる。先ず請求項1に係る発明は、帯状のフィルム(F)を搬送しながら成形した筒状フィルム(FT)における筒状部(FT1)から延出して合掌状に重ね合せられた重合部(FTJ)に、該筒状フィルム(FT)の搬送方向に沿って縦シールを施すと共に、前記筒状部(FT1)に順次、収容した物品(P)間の前記筒状フィルム(FT)の位置に、該筒状フィルム(FT)の搬送方向に対し交差する方向に沿って横シールを施す製袋充填機が前記筒状部(FT1)から起立した姿勢で延出するよう重合部(FTJ)を成形する際に、前記起立した重合部(FTJ)を介して、前記重合部(FTJ)に向けて発光する発光部(140A)と前記重合部(FTJ)を透過した光を受光する受光部(150A)とを対向配置した検査装置(100)によって得られた情報に基づき前記重合部(FTJ)に異物が介在するか否かを判別する信号を出力するよう構成された製袋充填機における包装不良検査装置であって、前記検査装置(100)は、前記物品(P)および前記筒状部(FT1)が搬送される搬送路(20)から延出した前記重合部(FTJ)から相反して離間した位置に前記発光部(140A)と前記受光部(150A)をそれぞれ支持すると共に、前記重合部(FTJ)に反射して前記受光部(150A)に向けて進行し得る外乱光を遮断し、且つ、前記重合部(FTJ)を透過した光を前記受光部(150A)が受光し得るよう、前記発光部(140A)と前記受光部(150A)との間に中空の空間領域が形成されたケース(105)を備えており、該ケース(105)は、前記搬送路(20)に隣接して配設されており、該ケース(105)の搬送路(20)側には、前記重合部(FTJ)を受入れ可能な深さの溝部(S2)が前記搬送方向に沿って形成されており、該溝部(S2)によって前記重合部(FTJ)が前記起立した姿勢で支持されつつ前記搬送方向に走行し得るよう構成されている。
この請求項1に係る発明によれば、検査装置(100)は、ケース(105)内部の空間領域に外部から光が入らないようにケース(105)を構成する共に、溝部(S2)を通じて、ケース(105)内部を通過する重合部(FTJ)を介して、重合部(FTJ)から相反して離間した位置に発光部(140A)と受光部(150A)をそれぞれ支持するする構成であるため、受光部(150A)に向けて進行し得る外乱光を遮断することができ、筒状フィルム(FT)に介在する異物などを明確に捉えることができ、異物として誤判定することなど抑制することができる。よって異物などの検出信頼性を高め得る製袋充填機における包装不良検査装置を提供することができる。
次に、請求項1に従属する請求項2に係る発明は、前記ケース(105)は、前記筒状部(FT1)と接する面が薄板状の平板プレートによって形成されており、前記製袋充填機は、前記筒状フィルム(FT)を水平方向に搬送すると共に前記筒状部(FT1)から起立した姿勢で下方に延出する前記重合部(FTJ)を成形すると共に、前記搬送路(20)の一部が、成形中の前記筒状フィルム(FT)を介して前記物品(P)を載置する搬送ベッド(122)によって構成される正ピロー方式の横形製袋充填機であり、該搬送ベッド(122)の少なくとも一部が、前記ケース(105)の前記平板プレートによって構成されている。
この請求項2に係る発明によれば、ケース(105)における筒状フィルム(FT)と接する平板プレート(面)が薄板状に形成されていることから、受光部(150A)によって重合部(FTJ)の基端部から先端部までの範囲を幅広く光を受光して検査することができる。ケース(105)が製袋充填機における搬送ベッド(122)(搬送路)を兼ねるように構成することで、さらに、重合部(FTJ)の筒状部(FT1)のより近くまで検査することができる。さらに、ケース(105)が、製袋充填機における搬送ベッド(122)(搬送路)を兼ねることから部品点数を抑制することができる。
次に、請求項1または請求項2に従属する請求項3に係る発明は、前記製袋充填機は、前記縦シールを施す縦シール手段(60)と、該縦シール手段(60)より前記搬送方向上流側に配設されており前記重合部(FTJ)を挟持して筒状フィルムを搬送方向に送り出すフィルム送り手段(30)を有し、前記フィルム送り手段(30)と前記縦シール手段(60)の間において、展張された前記筒状フィルム(FT)の前記重合部に前記発光部(140A)が光を照射するよう構成されている。
この請求項3に係る発明によれば、筒状フィルム(FT)の重合部(FTJ)が溶着されてシールされると、フィルム面の変形が起こり得るため、縦シール手段(60)によりフィルム面が変形しない領域において発光部(140A)の光を発光することで、より一層異物などの検出信頼性を高め得る。
次に、請求項1から請求項3のいずれかに従属する請求項4に係る発明は、前記ケース(105)の内面における前記中空の空間領域を構成する箇所は、反射防止材が設けられている。
この請求項4に係る発明によれば、係る反射防止材によって、ケース(105)によって形成される中空の空間内の光の乱反射を抑制し得る。
次に、請求項1から請求項4に従属する請求項5に係る発明は、前記製袋充填機は、前記筒状フィルム(FT)を水平方向に搬送すると共に前記筒状部(FT1)から起立した姿勢で下方に延出する前記重合部(FTJ)を成形する正ピロー方式の横形製袋充填機であり、前記ケース(105)における前記溝部(S2)が位置する直下には、前記物品(P)の屑を排出し得る排出口が設けられている。
この請求項5に係る発明によれば、ケース(105)には、溝部(S2)が位置する直下に物品(P)の屑を排出し得る排出口(134)が設けられているため、物品(P)の屑などを排出口(134)から外部に落下させることができる。そのため、検査装置(100)内に物品(P)の屑が堆積して、検査画像に写り込むことを抑制し得る。
本発明は上記各発明の手段をとることにより、異物などの検出信頼性を高め得る製袋充填機における包装不良検査装置を提供することができる。
本実施形態に係る横形製袋充填機の概略構成を示す概略側面図である。 本実施形態に係る横形製袋充填機のうち包装不良検査装置の概略構成を示す概略平面図である。 図1のIII−III線断面図である。 包装不良検査装置の分解斜視図である。
以下に、本発明の製袋充填機における包装不良検査装置における実施形態について図面を用いて説明する。
製袋充填機は、図1に示すように帯状のフィルムFを連続的に(又は間欠的に)搬送しながらフィルムFの左右両端部を合掌状に重ね合せてフィルムFを重合部FTJと筒状部FT1(図3参照)からなる筒状フィルムFTを成形し、筒状フィルムFTの重合部FTJの特定の領域に、物品Pおよび筒状フィルムFTの搬送方向に沿って縦シール手段60によって縦シールを施すと共に、筒状部FT1に所定間隔毎に(順次)、収容した前後の物品Pの間となる筒状フィルムFTの位置に、物品Pおよび筒状フィルムFTの搬送方向に対し交差する方向に沿って横シール手段80によって横シールを施して、物品Pを内包する包装品を得る装置である。本実施形態における製袋充填機は、物品Pおよび筒状フィルムFTを水平方向に搬送すると共に、筒状フィルムFTの筒状部FT1から起立した姿勢で下方に延出する重合部FTJを成形する正ピロー方式の横形製袋充填機を例示して説明する。
この製袋充填機には、包装不良検査装置の一部を構成する検査装置100が配設される。検査装置100は、筒状部FT1から起立した姿勢で延出している重合部FTJを透過した光をレンズ部150A(受光部)が受光する。不図示の制御部が検査装置100から得た情報に基づき、重合部FTJに異物が介在するか否かを判定し、その判定の結果を示す信号を生成して出力するよう包装不良検査装置が構成されている。本実施形態における制御部(不図示)は、後述する検査装置100による検出情報を得て、周知の分析処理方法によって生成した画像データに基づき筒状フィルムFTの重合部FTJの異物有無を判別する。また制御部は、横形製袋充填機に配備されたコンベヤやその下流側に接続されたコンベヤや横形製袋充填機におけるフィルム搬送用モータに付設されたエンコーダパルスなどの位置に関する情報の夫々などを取得して、筒状フィルムFTの重合部FTJに異物が存在することを判別した際には、位置に関する情報と紐付けて横形製袋充填機から包装不良となる包装品が排出された際に不図示のリジェクト装置を作動させて、系外排出を行ったり、横形製袋充填機の動作設定などを行う得る不図示のタッチパネル式表示器などによって報知したり、包装機の運転を停止するなどの様々な対応が採り得る。
包装に用いられる筒状フィルムFTは、アルミ蒸着フィルムや、アルミラミネートシール等、包装品の内部が視認不能なアルミ包材が用いられる。なお、本実施形態を説明する際に「前後」、「左右」、「上下」と示す方向は、物品Pを内包した筒状フィルムFTを搬送する搬送方向に沿った方向を「前後」、同搬送方向に交差し且つ水平の方向を「左右」、同搬送方向に交差し且つ鉛直の方向を「上下」とし、これらの方向を各図に適宜矢印で示す。
横形製袋充填機は、搬送方向上流側から下流側に向かって、供給コンベヤC1と、製袋手段10と、一対の送りローラ30(フィルム送り手段)と、一対のバーヒーター40(加熱装置)と、一対の絞りローラ50と、一対の縦シールローラ60(縦シール手段)と、重合部倒し片70と、渡りコンベヤC2と、横シール手段80と、排出コンベヤC3と、制御部(不図示)と、を備える。
製袋手段10は、フィルムロールRから引き出した帯状フィルムFを筒状フィルムFTに成形するものである。供給コンベヤC1は、製袋手段10によって成形された筒状フィルムFTに向けて物品Pを所定間隔毎に供給するコンベヤである。
一対の送りローラ30(フィルム送り手段)は、筒状に形成された筒状フィルムFTの長手方向に交差する左右方向の両端縁部が合掌状に重ね合わされた重合部FTJを、筒状フィルムFTの送り方向及び物品Pを搬送する方向(以下、搬送方向と称す)に対し直交する方向である左右方向における両側から挟んで、不図示の駆動源から伝達された回転駆動力によって筒状フィルムFTを搬送方向における下流側に送り出すローラである。
一対のバーヒーター40(加熱装置)は、一対の送りローラ30より搬送方向下流側で筒状フィルムFTの重合部FTJに対して左右に離間して配設され、この重合部FTJを予め加熱する装置である。一対の絞りローラ50は、一対のバーヒーター40の下流側で筒状フィルムFTの重合部FTJを左右両側から回転支持して重合部FTJの重なり長さの変動と抑制を行うローラである。
一対の縦シールローラ60(縦シール手段)は、一対の絞りローラ50より下流側に近接配置されており、バーヒーター40でシーラント層が加熱された重合部FTJを左右両側から、不図示の駆動源から伝達された駆動力によって回転しながら挟持して加熱して筒状フィルムFTの重合部FTJ(左右方向の両端縁部が合掌状に重ね合わされた端縁部同士)を溶着するローラである。
重合部倒し片70は、縦シールローラ60によって縦シールが施された筒状部FT1から起立した姿勢で延出している重合部FTJを筒状フィルムFTの筒状部FT1に繋がる重合部FTJにおける基端部J1(根元部)付近から倒して、基端部J1と反対側となる重合部FTJの先端部J2側を筒状フィルムFTの筒状部FT1側に接近させる。
横シール手段80は、筒状フィルムFTの重合部FTJが倒された筒状フィルムFT中の物品Pの前後位置で筒状フィルムFTを挟み、筒状フィルムFTの搬送方向と交差する方向に横シールを施すものである。渡りコンベヤC2は、横シール手段80より上流側で筒状フィルムFT及び物品Pを搬送する搬送路を構成するコンベヤである。排出コンベヤC3は、横シール手段80より下流側で筒状フィルムFT及び物品Pを搬送する搬送路を構成するコンベヤである。
図1、2に示すように、搬送方向において製袋手段10と渡りコンベヤC2の間には、筒状フィルムFT中に供給された物品Pを、筒状フィルムFTを介して載置して搬送し得るように搬送ベッド20(搬送路)が配設されている。
搬送ベッド20は、成形中の筒状フィルムFTを介して物品Pを載置する搬送面を面一に構成するように第1搬送ベッド21、第2搬送ベッド122、第3搬送ベッド23の3つが搬送方向に沿って並んで配設されている。搬送ベッド20における搬送面は、物品Pまたは成形中の筒状フィルムFTを搬送する搬送路の一部としての第1搬送ベッド21の第1載置部21Aと第2搬送ベッド122の第2載置部122Aと第3搬送ベッド23の第3載置部23Aによって構成される。
第1載置部21A、第2載置部122A、第3載置部23Aには、それぞれ左右の両載置部の間に画成される溝部S1、S2、S3が搬送方向に沿って一直線に並ぶように設けられており、筒状フィルムFTの両端縁部を下方に延出するよう案内して合掌状に重合した重合部FTJを支持する。本実施形態では、溝部S1、S2、S3から下方(鉛直下方)に延出した筒状フィルムFTの重合部FTJは、モータによって夫々回転駆動される送りローラ30と縦シールローラ60によって展張状態で移送される。
第2載置部122Aは、第1載置部21Aおよび第3載置部23Aより薄い又は同等の厚さの薄板状の平板プレートによって構成されており、包装不良検査装置における検査装置100のケース105によって構成されている。すなわち、一対の送りローラ30と、一対のバーヒーター40の間には検査装置100が設けられている。本実施形態における検査装置100は、製袋手段10の上方から案内された帯状フィルムFが、製袋手段10により筒状に成形されて左右方向の両端縁部が物品Pの搬送ベッド20の下方(物品Pの下面側)で重合する際に、物品Pの屑が落下するなどして筒状フィルムFTの端縁部間に介在している異物の有無を検査し得るよう構成された装置である。
検査装置100は、図3、4に示すようにケース第1分割体110と、ケース第2分割体130からなるケース105と、照明装置140(照射部)と、カメラ150(検出部)を有する。
ケース105は、外部の光を遮光する部材で形成されており、ケース第1分割体110及びケース第2分割体130の内面には、反射防止材が塗布されている。ケース第1分割体110は、水平方向に延在する平面状の第2載置部122Aと、この第2載置部122Aの前後端縁から下方に垂下する側壁部123を有した第1構造体122A1と第2構造体122A2からなり、第1構造体122A1と第2構造体122A2が搬送方向と交差する左右両側に離間するように、それぞれ後述するケース第2分割体130に螺子止めされることによって、搬送路における幅方向中央部に溝状の溝部S2が構成されている。
ケース第2分割体130は、一端側に照明装置140を載置し他端側にカメラ150を載置しており、これらの間には上方が開口した有底の箱形状の空間が形成されている。この空間を形成するケース第2分割体130の搬送方向前後に対向する各側壁130Aには搬送路における幅方向中央部に溝状の溝部S2が構成されている。溝部S2は重合部FTJの厚みより僅かに幅広に形成されていると共に、重合部FTJを受け入れ可能な深さに形成されている。そして、ケース第2分割体130には溝部S2を挟んで両側に透明の樹脂板133が嵌め込まれている。
これ故、ケース第2分割体130における箱形状の空間は、照明装置140の光出口140A(発光部)と樹脂板133と前後の側壁130Aによって第1空間131が形成され、カメラ150のレンズ部150A(受光部)が埋設されたケース第2分割体130の左右の側壁と前後の側壁130Aと樹脂板133によって第2空間132が形成され、対向する樹脂板133と前後の側壁130Aによって第3空間133Aが形成されている。
また、樹脂板133の間で溝部S2が形成された位置におけるケース第2分割体130の底には、下方に貫通した排出口134が設けられている。この排出口134は、筒状フィルムFTの重合部FTJに介在する物品Pの屑などの異物が脱落した際に、検査装置100内部に堆積するのを防ぐために外部に落下させるためのものである。
ケース第2分割体130は、ケース第1分割体110が組み付けられることで、光出口140A(発光部)とレンズ部150A(受光部)の間のケース105内部に中空状の空間領域が設けられる。この中空状の空間領域は周囲が覆われることで外乱光が進入しないように形成されていることから、レンズ部150A(受光部)に向けて進行し得る外乱光が遮断される。
ケース第2分割体130の内部の空間は、後述する画角θを満たした範囲以外の空間領域を極力なくすために、照明装置140(照射部)側からカメラ150(検出部)側に向かって照明装置140の光出口140A(発光部)側の方がカメラ150側のレンズ部150A(受光部)が埋設された側壁より左右幅が広く、且つ深さが深くなるよう形成されている。本実施形態では、ケース第2分割体130の底の位置Eに段差を設けて、第2空間132を浅くすることで、照明装置140が発する光が、重合部FTJの先端部J2より下方の空間を通って、カメラ150側の第2空間132に進行することで、逆光となって画像が不明瞭になってしまうことを抑制している。また、ケース第2分割体130の空間領域側の底面は、照明装置140が発する光が乱反射してレンズ部150Aに到達することを低減するために、第2載置部122Aと平行、すなわち水平方向に延在するように形成されている。
照明装置140(照射部)は、筒状フィルムFTの重合部FTJを透過するように搬送ベッド20(搬送路)を横断する左右方向に赤外線光を光出口140A(発光部)から光を照射する装置であり、本実施形態においてはバックライトとして機能している。
カメラ150(検出部)は、赤外線光(光)が透過した重合部FTJを撮影間隔ごとに撮影して(重合部を透過した光を受光して)その撮影した撮影データを順次、制御部に出力する装置である。なお、カメラ150による撮影間隔は、筒状フィルムFTの搬送速度に応じて設定変更可能とされている。カメラ150は、図3に示すように画角θ(検出領域)が設定されている。
画角θとは、カメラ150で撮影した際、実際に写る範囲を角度で示したものである。画角θは、搬送方向に交差する左右方向であってケース第1分割体110の内面側に沿った略水平な線を基準線Hとして、係る基準線Hに対して筒状フィルムFTの本体部とは反対側である下方向に向かった下線Lとがなす角度である。基準線Hは、重合部FTJにおける基端部J1を通り、その延長線が光出口140A(発光部)に達しており、下線Lは、ケース第2分割体130の底の位置Eと重合部FTJにおける先端部J2に外接し、その延長線が光出口140A(発光部)に達している。このことによって、カメラ150の画角θに、重合部FTJにおける基端部J1から先端部J2までが最大限写り込むように設定されていると共に、重合部FTJを介すことなく、光出口140A(発光部)からカメラ150のレンズ部150A(受光部)に直接入り込む光を極力減らすことができる。
以上のような物品搬送装置は、次のような効果がある。
(1)検査装置100は、ケース105内部の空間領域に外部から光が入らないようにケース105をケース第1分割体110(ケース)とケース第2分割体130とによって構成する共に、溝部S2を通じて、ケース内部を通過する重合部FTJを介して、重合部FTJから相反して離間した位置に対向配置されたカメラ150(検出部)と照明装置140を配置する構成であるため、レンズ部150A(受光部)に向けて進行し得る外乱光を遮断することができ、筒状フィルムFTに介在する異物などを明確に捉えることができ、異物として誤判定することなど抑制し得る。もって、異物などの検出信頼性を高め得る製袋充填機における包装不良検査装置を提供することができる。
(2)ケース第1分割体110における筒状フィルムFTと接する平板プレート(面)が薄板状に形成されていることから、カメラ150によって重合部FTJの基端部J1から先端部J2までの範囲を幅広く撮影(検査)することができる。
ケース第1分割体110が製袋充填機における搬送ベッド20(搬送路)を兼ねるように構成することで、さらに、重合部FTJの筒状部FT1のより近くまで基端部J1を検査することができる。さらに、ケース第1分割体110が、製袋充填機における搬送ベッド20(搬送路)を兼ねることから部品点数を抑制することができる。
(3)筒状フィルムFTの重合部FTJが溶着されてシールされると、フィルム面の変形が起こり得るため、縦シールローラ60(縦シール手段)によりフィルム面が変形しない領域において照明装置140の赤外線光を照射することで、より一層異物などの検出信頼性を高め得る。さらに好ましくは、縦シールローラ60の上流側で筒状フィルムFTの重合部FTJに予め加熱するバーヒーター40の熱の影響を受けずフィルム面が変形しない領域であることがより好ましい。
(4)反射防止材によって、ケース第2分割体とケース第1分割体110によって形成される中空の空間内の赤外線光の乱反射を抑制し得る。
(5)ケース第2分割体130には、溝部S2が位置する下方において厚み方向に貫通した排出口134が設けられているため、物品Pの屑などを排出口134から外部に落下させることができる。そのため、検査装置100内に物品Pの屑が堆積して、検査画像に写り込むことを抑制し得る。
(6)カメラ150の画角θを規定する基準線Hが、重合部FTJにおける基端部J1を通り、その延長線が光出口140A(発光部)に達して、画角θを規定する下線Lが、ケース第2分割体130の底の位置Eと重合部FTJにおける先端部J2に外接し、その延長線が光出口140A(発光部)に達していることによって、重合部FTJにおける基端部J1から先端部J2までが最大限写り込むことができると共に、重合部FTJを介すことなく、光出口140A(発光部)からカメラ150のレンズ部150A(受光部)に直接入り込む光を極力減らすことができる。
<変更例>
(1)重合部FTJが筒状フィルムFTの下側に形成する正ピロー方式の横形製袋充填機に検査装置100を配設した態様を示したが、横形製袋充填機としては、重合部FTJを筒状フィルムFTの上方側に形成するバックシール方式の横ピロー包装機、重合部FTJを筒状フィルムFTの側方に形成する横三方シール包装機にも採用してもよく、また、検査装置100を縦形製袋充填機に配設して、帯状フィルムの左右両端縁を重合して形成された筒状フィルムFTの重合部FTJを検査するようにしてもよい。
(2)検出波としては、不可視光を採用し得るものであり、可視光JIS Z8120〔下限(360−400nm)〜上限(760−830nm)〕より波長が長い赤外線を採用するのが好ましい。
(3)横形製袋充填機に検査装置100を使用する際は、ケース第2分割体130の底に排出口134を設けて物品の屑などが堆積して、検査画像に写り込むことを防ぐようにしたが、検査時は外乱の進入を完全に防ぐために塞ぐようにしてもよい。また、横三方シール包装機、縦形製袋充填機では排出口は不要である。
F:フィルム FT:筒状フィルム FTJ:重合部 FT1:筒状部
P:物品 20:搬送ベッド(搬送路) S2:溝部
30:送りローラ(フィルム送り手段) 60:縦シールローラ(縦シール手段)
100:検査装置 105:ケース 140A:光出口(発光部)
150A:レンズ部(受光部) 134:排出口 θ:画角(検出領域)

Claims (5)

  1. 帯状のフィルムを搬送しながら成形した筒状フィルムにおける筒状部から延出して合掌状に重ね合せられた重合部に、該筒状フィルムの搬送方向に沿って縦シールを施すと共に、前記筒状部に順次、収容した物品間の前記筒状フィルムの位置に、該筒状フィルムの搬送方向に対し交差する方向に沿って横シールを施す製袋充填機が前記筒状部から起立した姿勢で延出するよう重合部を成形する際に、前記起立した重合部を介して、前記重合部に向けて発光する発光部と前記重合部を透過した光を受光する受光部とを対向配置した検査装置によって得られた情報に基づき前記重合部に異物が介在するか否かを判別する信号を出力するよう構成された製袋充填機における包装不良検査装置であって、
    前記検査装置は、
    前記物品および前記筒状部が搬送される搬送路から延出した前記重合部から相反して離間した位置に前記発光部と前記受光部をそれぞれ支持すると共に、前記重合部に反射して前記受光部に向けて進行し得る外乱光を遮断し、且つ、前記重合部を透過した光を前記受光部が受光し得るよう、前記発光部と前記受光部との間に中空の空間領域が形成されたケースを備えており、
    該ケースは、前記搬送路に隣接して配設されており、該ケースの搬送路側には、前記重合部を受入れ可能な深さの溝部が前記搬送方向に沿って形成されており、該溝部によって前記重合部が前記起立した姿勢で支持されつつ前記搬送方向に走行し得るよう構成された製袋充填機における包装不良検査装置。
  2. 前記ケースは、前記筒状部と接する面が薄板状の平板プレートによって形成されており、
    前記製袋充填機は、前記筒状フィルムを水平方向に搬送すると共に前記筒状部から起立した姿勢で下方に延出する前記重合部を成形すると共に、前記搬送路の一部が、成形中の前記筒状フィルムを介して前記物品を載置する搬送ベッドによって構成される正ピロー方式の横形製袋充填機であり、該搬送ベッドの少なくとも一部が、前記ケースの前記平板プレートによって構成されている請求項1に記載の製袋充填機における包装不良検査装置。
  3. 前記製袋充填機は、
    前記縦シールを施す縦シール手段と、該縦シール手段より前記搬送方向上流側に配設されており前記重合部を挟持して筒状フィルムを搬送方向に送り出すフィルム送り手段を有し、
    前記フィルム送り手段と前記縦シール手段の間において、展張された前記筒状フィルムの前記重合部に前記発光部が光を照射するよう構成された請求項1又は請求項2に記載の製袋充填機における包装不良検査装置。
  4. 前記ケースの内面における前記中空の空間領域を構成する箇所は、反射防止材が設けられている請求項1から請求項3のいずれかに記載の製袋充填機における包装不良検査装置。
  5. 前記製袋充填機は、前記筒状フィルムを水平方向に搬送すると共に前記筒状部から起立した姿勢で下方に延出する前記重合部を成形する正ピロー方式の横形製袋充填機であり、
    前記ケースにおける前記溝部が位置する直下には、前記物品の屑を排出し得る排出口が設けられている請求項1から請求項4のいずれかに記載の製袋充填機における包装不良検査装置。
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