JP2020189519A - 車両の操作装置 - Google Patents

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Takashi Nagakoshi
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Abstract

【課題】変速装置における現在の動作モードがユーザーにとって分かりやすい車両の操作装置を提供する。【解決手段】車両の操作装置4においては、車両のセンタコンソールにユーザーが手を載せるためのパームレスト6が、車両の前後方向及び幅方向にスライド移動できるように設けられている。このパームレスト6は、車両に搭載される変速装置の動作モードをユーザーが設定する際に同ユーザーによって操作される操作部材を兼ねており、且つ、複数の切換位置の間でスライド移動することが可能とされている。上記変速装置の動作モードの設定は、パームレスト6のスライド移動を通じて、同パームレスト6を複数の切換位置のうちのいずれかに変位させて保持することによって実現される。【選択図】図2

Description

本発明は、車両の操作装置に関する。
自動車等の車両における運転席と助手席との間のセンターコンソールには、車両を運転するユーザーが手の載せるためのパームレスト、及び、車両に搭載される変速装置の動作モードをユーザーが設定する際に同ユーザーによって操作される操作部材(操作レバー)が設けられている。
ちなみに、車両における変速装置の動作モードとしては、「ドライブ(Dモード)」、「リバース(Rモード)」、「ニュートラル(Nモード)」、「パーキング(Pモード)」、及び「ブレーキ(Bモード)」といったものがあげられる。なお、Dモードは車両を前進させる動作モードであり、Rモードは車両を後退させる動作モードであり、Nモードは車両におけるエンジンと車輪との間の動力伝達を遮断する動作モードである。更に、Pモードは駐車時に車輪を回転不能に固定する動作モードであり、Bモードは車両にエンジンブレーキを作用させるための動作モードである。
上記操作レバーに関しては、センタコンソールに対し直立となる状態がホームポジションとされている。こうした操作レバーは、上記ホームポジションに対する所定の方向に向けた傾倒を通じて複数の切換位置のいずれかに変位するものであり、且つ、そのように傾倒(変位)したときには上記ホームポジションに向けてばね等の付勢力によって付勢される。そして、操作レバーにおける複数の切換位置はそれぞれ、変速装置の動作モードのうちのDモード、Rモード、Nモード、Pモード、及びBモードに対応している。
車両のユーザーが手で操作レバーを所定の切換位置に変位(傾倒)させると、その切換位置への操作レバーの変位がセンサ等によって検出され、上記切換位置に対応した動作モードとなるよう変速装置が制御される。なお、操作レバーを所定の切換位置に変位させられた後、ユーザーが操作レバーから手を離すと、同操作レバーは上記付勢力によってホームポジションに戻される。
なお、特許文献1には、操作レバーの上端部をパームレストとすることが記載されている。このように操作レバーの上端部をパームレストとすれば、センタコンソールにおける操作レバーの設置場所とパームレストの設置場所とを共通化することができるため、それら操作レバー及びパームレストを設置するための場所が小さくてすむ。従って、センタコンソールにおけるスペースの節約を実現することができる。
特開2007−34914号公報
ところで、ユーザーが手で操作レバーを所定の切換位置に変位させた後に同操作レバーから手を話すと、操作レバーがばね等の付勢力によってホームポジションに戻る。このため、ユーザーが操作レバーを見ただけでは、変速装置における現在の動作モードがいずれのモードとなっているのか分かりにくい。従って、ユーザーが変速装置における現在の動作モードを誤認してしまい、その誤認に基づいて操作レバーを操作するおそれがある。
本発明の目的は、変速装置における現在の動作モードがユーザーにとって分かりやすい車両の操作装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する車両の操作装置においては、車両のユーザーが手を載せるためのパームレストが設けられているセンタコンソールに、車両に搭載される変速装置の動作モードをユーザーが設定する際に同ユーザーによって操作される操作部材が設けられている。同装置において、上記パームレストは、操作部材を兼ねており、且つ、複数の切換位置の間でスライド移動することが可能とされている。更に、上記変速装置の動作モードの設定は、上記パームレストのスライド移動を通じて、同パームレストを複数の切換位置のうちのいずれかに変位させて保持することによって実現されるものとされる。
上記構成によれば、変速装置の動作モードを設定するためにパームレストがスライド移動を通じて所定の切換位置に変位された後には、その切換位置にパームレストが保持される。このため、センタコンソールにおけるパームレストの位置が変速装置における現在の動作モードに対応したものとなり、その位置をユーザーが見ることによって変速装置における現在の動作モードを正しく認識することができるようになる。こうして変速装置における現在の動作モードがユーザーにとって分かりやすくなる。
上記車両の操作装置は、上記パームレストのスライド移動を通じて切り換えられた切換位置に対応する変速装置の動作モードでの車載機器の操作を行うための複数の操作部を備えるものとすることが考えられる。そして、上記操作部のうち、パームレストのスライド移動を通じて切り換えられた切換位置に対応する変速装置の動作モードで車載機器の操作に用いられないものは、パームレストによって隠蔽されるよう配置されている一方、上記切り換えられた切換位置に対応する変速装置の動作モードで車載機器の操作に用いられるものは、パームレストとから外れた位置で外部に露出するよう配置されているものとされる。
上記構成によれば、車載機器を操作するための操作部は、パームレストのスライド移動を通じて切り換えられた切換位置に対応する変速装置の動作モードで車載機器の操作に用いられない場合にはパームレストによって隠蔽される一方、上記動作モードで車載機器の操作に用いられる場合には外部に露出する。従って、上記パームレストのスライド移動を通じて設定された上記動作モードで用いられない操作部は、パームレストによって隠蔽されるため、その操作部を上記動作モードのときに誤って操作してしまうことを抑制できる。また、上記パームレストのスライド移動を通じて設定された上記動作モードのみで機器の操作に用いられる操作部は、同動作モードに設定されたときに隠蔽された状態から外部に露出した状態に変わるため、上記操作部を上記動作モードで用いるものとして認識しやすくなる。これらのことにより、操作部を操作する際の操作性を向上させることができる。
上記車両の操作装置において、上記パームレストはセンタコンソールに設けられているベース部材に対しスライド移動するものであり、上記操作部はベース部材におけるパームレストの移動軌跡上に設けられているものとすることが考えられる。
この構成によれば、パームレストがスライド移動する際の移動軌跡上に設けられている操作部が、パームレストのスライド移動を通じて切り換えられた切換位置に対応する変速装置の動作モードに応じて、そのパームレストにより隠蔽されたり露出したりする。
上記車両の操作装置において、上記ベース部材には、変速装置の現在の動作モードに対応した表示を行う表示部が設けられているものとすることが考えられる。
この構成によれば、パームレストのスライド移動を通じて変速装置の動作モードが切り換えられたとき、ベース部材の表示部によって現在の動作モードに対応した表示が行われるため、その表示をユーザーが見ることによって現在の動作モードを容易に認識することができる。
上記車両の操作装置において、上記パームレストは、車両の前後方向へのスライド移動と車両の幅方向へのスライド移動との組み合わせにより、3つ以上の切換位置への切り換えが可能とされているものとすることが考えられる。
上記構成によれば、パームレストのスライド移動を通じて3つ以上の切換位置への切り換えが行われる際、切換位置に対応する変速装置の動作モードで用いられる操作部を露出させたり、その動作モードで用いられない操作部をパームレストで隠蔽したりすることができる。従って、切換位置に対応する動作モードが3つ以上となって操作部の数が増えやすい状況であっても、それら操作部を操作する際の操作性を向上させることができる。
本発明によれば、変速装置における現在の動作モードがユーザーにとって分かりやすい車両の操作装置を提供することができる。
車両の室内を示す斜視図。 同車両に適用される操作装置を上方から見た状態を示す平面図。 同装置におけるパームレストの変位態様を示す平面図。 同パームレストの変位態様を示す平面図。 同パームレストの変位態様を示す平面図。 同パームレストの変位態様を示す平面図。 同パームレストの変位態様を示す平面図。
以下、車両の操作装置の一実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
図1に示すように、車両の運転席1と助手席2との間のセンタコンソール3には、車両に搭載された各種の機器を操作するための操作装置4が設けられている。なお、同装置4が搭載された車両は、整地された道路だけでなく荒地等も走行することが可能なものである。この車両には、上記各種の機器として、灯火類(ランプ)、リヤワイパ、レーダ装置、クリアランスソナー、車外カメラ、車内モニタ、サスペンション装置、ブレーキ装置、ステアリング装置、並びに、エンジン及び変速装置を含むパワートレーン等々が搭載されている。
ちなみに、上記変速装置は、[背景技術]の欄にも記載したDモード、Rモード、Nモード、Pモード、及びBモードといった複数の動作モードのうち、ユーザーが設定した動作モードで動作する。更に、変速装置の動作モードがDモードであるときには、車両に搭載される各種の機器の動作モードを、一般の道路を走行するための動作モードであるアーバンモードと、荒地を走行するための動作モードであるアクティブモードとの間で切り換えることが可能とされる。こうしたアーバンモードとアクティブモードとの切り換えもユーザーによって行われる。
そして、変速装置の動作モードがDモードとされており、且つ、車両に搭載された各種の機器の動作モードがアーバンモードとされているときには、車両が一般の道路を走行するうえで適した動作をするよう上記機器が制御される。また、変速装置の動作モードがDモードとされており、且つ、車両に搭載された各種の機器の動作モードがアクティブモードとされているときには、車両が荒地を走行するうえで適した動作をするよう上記機器が制御される。
図2〜図7は、上記操作装置4を上方から見た状態を示している。操作装置4は、センタコンソール3(図1)の上面に取り付けられているベース部材5と、そのベース部材5の上面に設けられて車両のユーザーが手(掌)を載せるためのパームレスト6と、を備えている。
このパームレスト6は、変速装置の動作モードをユーザーが設定する際に同ユーザーによって操作される操作部材を兼ねており、ベース部材5に対し複数の切換位置の間でスライド移動することが可能となっている。より詳しくは、パームレスト6は、車両の前後方向(図2〜7の上下方向)へのスライド移動と車両の幅方向(図2〜図7の左右方向)へのスライド移動との組み合わせにより、3つ以上の切換位置のうちのいずれかに変位し、その変位した切換位置に保持されるようになっている。
図2は、パームレスト6がPモードに対応する切換位置に保持された状態を示している。このときには変速装置の動作モードがPモードに設定される。こうしたPモードは駐車時に設定される動作モードであって、同Pモードでは駐車時に車輪が回転不能に固定されるように変速装置が制御される。
Pモードに対応する切換位置(図2)に保持されているパームレスト6を車両の後方側(図2の下側)にスライド移動させると、同パームレスト6が図3に示すようにBモードに対応する切換位置に変位し、その切換位置に保持されるようになる。このときには、変速装置の動作モードがBモードに設定される。こうしたBモードは車両にエンジンブレーキを作用させたいときに設定される動作モードであって、同Bモードでは車輪に対しエンジンの回転抵抗が作用するように変速装置が制御される。
また、パームレスト6をPモードに対応する切換位置(図2)とBモードに対応する切換位置(図3)との中間の位置で車両の幅方向右側(図2、図3の右側)にスライド移動させると、同パームレスト6が図4に示すようにNモードに対応する切換位置に変位し、その切換位置に保持されるようになる。このときには、変速装置の動作モードがNモードに設定される。こうしたNモードでは、車両におけるエンジンと車輪との間の動力伝達が遮断されるよう変速装置が制御される。
Nモードに対応する切換位置(図4)に保持されているパームレスト6を車両の前方側(図4の上側)にスライド移動させると、同パームレスト6が図5に示すようにRモードに対応する切換位置に変位し、その切換位置に保持されるようになる。このときには、変速装置の動作モードがRモードに設定される。こうしたRモードは車両を後退させるときに設定される動作モードであり、同Rモードでは車両におけるエンジンの動力が車輪に対し車両を後退させる方向に伝達されるよう変速装置が制御される。
Nモードに対応する切換位置(図4)に保持されているパームレスト6を車両の後方側(図4の下側)にスライド移動させると、同パームレスト6が図6に示すようにDモード及びアーバンモードに対応する切換位置に変位し、その切換位置に保持されるようになる。このときには、変速装置の動作モードがDモードに設定されるとともに、車両に搭載された各種の機器の動作モードがアーバンモードに設定される。上記Dモードは車両を前進させるときに設定される変速装置の動作モードであり、同Dモードでは車両におけるエンジンの動力が車輪に対し車両を前進させる方向に伝達されるよう変速装置が制御される。更に、車両に搭載された各種の機器の動作モードがアーバンモードに設定されることにより、車両が一般の道路を走行するうえで適した動作をするよう上記機器が制御される。
Dモード且つアーバンモードに対応する切換位置(図6)に保持されているパームレスト6を車両の幅方向右側(図6の右側)にスライド移動させると、同パームレスト6が図7に示すようにDモード及びアクティブモードに対応する切換位置に変位し、その切換位置に保持されるようになる。このときには、変速装置の動作モードがDモードとされた状態のもと、車両に搭載された各種の機器の動作モードがアクティブモードに設定される。このように車両に搭載された各種の機器の動作モードがアクティブモードに設定されることにより、車両が荒地を走行するうえで適した動作をするよう上記機器が制御される。
上述したように、Dモードに対応する切換位置には車両に搭載された各種の機器の動作モードのうちのアーバンモードに対応した切換位置(図6)とアクティブモードに対応した切換位置(図7)との二つがあり、それら二つの切換位置の間でもパームレスト6をスライド移動させることが可能となっている。
次に、操作装置4のベース部材5におけるパームレスト6周りの構造について説明する。
操作装置4のベース部材5におけるパームレスト6がスライド移動するときの移動軌跡上から外れた位置には、現在の動作モードに対応した表示を行う表示部7が設けられている。表示部7は、パームレスト6がスライド移動するときの移動軌跡上から外れるように位置しているため、パームレスト6が複数の切換位置のうちのいずれの位置に保持されているときでも、同パームレスト6によって隠蔽されることなく、外部に対し露出した状態となる。以下、この表示部7における表示態様について列記する。
パームレスト6がPモードに対応する切換位置(図2)にあり、変速装置の動作モードがPモードであるときには、そのPモードに対応する表示が表示部7に表示される。パームレスト6がBモードに対応する切換位置(図3)にあり、変速装置の動作モードがBモードであるときには、そのBモードに対応する表示が表示部7に表示される。パームレスト6がNモードに対応する切換位置(図4)にあり、変速装置の動作モードがNモードであるときには、そのNモードに対応する表示が表示部7に表示される。パームレスト6がRモードに対応する切換位置(図5)にあり、変速装置の動作モードがRモードであるときには、そのRモードに対応する表示が表示部7に表示される。
パームレスト6がDモード及びアーバンモードに対応する切換位置(図6)にあり、変速装置の動作モードがDモードであり、且つ、車両に搭載された各種の機器の動作モードがアーバンモードであるときには、それらDモード及びアーバンモードに対応する表示が表示部7に表示される。パームレスト6がDモード及びアクティブモードに対応する切換位置(図7)にあり、変速装置の動作モードがDモードであり、且つ、車両に搭載された各種の機器の動作モードがアクティブモードであるときには、それらDモード及びアクティブモードに対応する表示が表示部7に表示される。
ベース部材5には、車両に搭載された各種の機器(車載機器)の操作に用いられる複数の操作スイッチ8〜18が設けられている。これら操作スイッチ8〜18は、パームレスト6のスライド移動を通じて切り換えられた切換位置に対応する変速装置の動作モードでの車載機器の操作を行うための操作部として機能する。以下、操作スイッチ8〜18による車載機器の操作の詳細について列記する。
操作スイッチ8は、上記車載機器(車内モニタ、車外カメラ)の制御を通じて、車外カメラによって車両における前輪よりも前側の部分の路面等を撮影し、その撮影された映像を車内モニタに表示させるためのものである。操作スイッチ9は、荒地を走行する際の車速を一定の低速に維持するよう、上記車載機器(パワートレーン、ブレーキ装置等)を制御するクロールコントロールを実行もしくは停止するためのものである。操作スイッチ10は、荒地での車両の進行方向の変更を補助するよう、上記車載機器(パワートレーン、ブレーキ装置等)を制御するターンアシストを実行もしくは停止するためのものである。
これらの操作スイッチ8〜10は、変速装置の動作モードがDモードであり、且つ、車両に搭載される各種の機器の動作モードがアクティブモードであるときに操作される。操作スイッチ8〜10は、パームレスト6がスライド移動する際の移動軌跡上に位置するように設けられており、パームレスト6がDモードに対応する切換位置であり、且つ、アクティブモードに対応する切換位置(図7)に変位したとき、パームレスト6から外れた位置で外部に露出する。すなわち、操作スイッチ8〜10に関しては、パームレスト6が上記切換位置(図7)に変位しているときには同パームレスト6から外れた位置で外部に露出するように、且つ、パームレスト6が上記切換位置以外の切換位置に変位したときには同パームレスト6によって隠蔽されるように設けられている。
操作スイッチ11は、パワートレーンのうちの車両における前輪と後輪との間のデファレンシャルギヤ(センターデフ)を作動停止したり、同ギヤの作動停止を解除したりするためのものである。操作スイッチ12は、上記車載機器(サスペンション装置)を制御して車高を調整するためのものである。操作スイッチ13は、車高を調整するための上記車載機器(サスペンション装置)の制御を停止したり、同制御の停止を解除したりするためのものである。
これらの操作スイッチ11〜13は、変速装置の動作モードがBモード、Nモード、及びDモードであるときに操作される。操作スイッチ11〜13は、パームレスト6がスライド移動する際の移動軌跡上に位置するように設けられており、パームレスト6がBモード、Nモード、及びDモードに対応する切換位置(図3、図4、図6、図7)に変位したとき、パームレスト6から外れた位置で外部に露出する。すなわち、操作スイッチ11〜13に関しては、パームレスト6が上記切換位置(図3、図4、図6、図7)に変位しているときには同パームレスト6から外れた位置で外部に露出するように、且つ、パームレスト6が上記切換位置以外の切換位置に変位したときには同パームレスト6によって隠蔽されるように設けられている。
操作スイッチ14は、上記車載機器(レーダ装置、車内モニタ)の制御を通じて、車両における前方の車間距離を測定し、その測定された車間距離を車内モニタに表示させるものである。操作スイッチ15は、上記車載機器(ランプ)の制御を通じて、後続車に向けたフラッシングハザードを実行するためのもの、すなわち車両後側のウィンカーランプを所定回数点滅させるためのものである。
これらの操作スイッチ14,15は、変速装置の動作モードがBモードであるときに操作される。操作スイッチ14,15は、パームレスト6がスライド移動する際の移動軌跡上に位置するように設けられており、パームレスト6が少なくともBモードに対応する切換位置(図3)に変位したとき、パームレスト6から外れた位置で外部に露出する。なお、操作スイッチ14,15は、パームレスト6がDモードに対応する切換位置(図6、図7)に変位したときにも、パームレスト6から外れた位置で外部に露出する。すなわち、操作スイッチ14,15に関しては、パームレスト6が上記切換位置(図3、図6、図7)に変位しているときには同パームレスト6から外れた位置で外部に露出するように、且つ、パームレスト6が上記切換位置以外の切換位置に変位したときには同パームレスト6によって隠蔽されるように設けられている。
操作スイッチ16は、車両のリヤウインドウに付着した水滴を除くためのリヤワイパの所定回数の動作を実行もしくは停止するためのものである。操作スイッチ17は、車両とその周辺の物体との接近をユーザーに対し報知するクリアランスソナーを動作させたり停止させたりするためのものである。操作スイッチ18は、上記車載機器(車内モニタ、車外カメラ)の制御を通じて、車外カメラによって車両の後方を撮影し、その撮影された映像を車内モニタに表示させるためのものである。
これらの操作スイッチ16〜18は、変速装置の動作モードがRモードであるときに操作される。操作スイッチ16〜18は、パームレスト6がスライド移動する際の移動軌跡上に位置するように設けられており、パームレスト6がRモードに対応する切換位置(図5)に変位したとき、パームレスト6から外れた位置で外部に露出する。すなわち、操作スイッチ16〜18に関しては、パームレスト6が上記切換位置(図5)に変位しているときには同パームレスト6から外れた位置で外部に露出するように、且つ、パームレスト6が上記切換位置以外の切換位置に変位したときには同パームレスト6によって隠蔽されるように設けられている。
次に、本実施形態における車両の操作装置4の作用について説明する。
操作装置4においては、センタコンソール3に設けられているパームレスト6が、車両に搭載される変速装置の動作モードをユーザーが設定する際に同ユーザーによって操作される操作部材を兼ねている。その結果、センタコンソール3に操作部材の設置場所を設ける必要はなくなり、パームレスト6の設置場所を設けるだけでよくなるため、センタコンソールにおけるスペースの節約が可能となる。
そして、変速装置の動作モードを設定するためにパームレスト6がスライド移動を通じて所定の切換位置に変位されると、その切換位置にパームレスト6が保持されるようになる。このため、センタコンソール3におけるパームレスト6の位置が変速装置における現在の動作モードに対応したものとなり、その位置をユーザーが見ることによって変速装置における現在の動作モードを正しく認識することができるようになる。こうして変速装置における現在の動作モードがユーザーにとって分かりやすくなる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)変速装置における現在の動作モードをユーザーにとって分かりやすくすることができる。更に、変速装置における現在の動作モードがユーザーにとって分かりやすいため、同ユーザーがパームレスト6を通じて上記動作モードを設定する際の誤操作を抑制することができる。
(2)車両の操作装置4においては、車載機器を操作するための操作スイッチ8〜18がベース部材5におけるパームレスト6の移動軌跡上に設けられている。そして、操作スイッチ8〜18は、パームレスト6のスライド移動を通じて切り換えられた切換位置に対応する変速装置の動作モードで車載機器の操作に用いられる場合には、パームレスト6により隠蔽されることなく外部に露出するよう設けられている。従って、パームレスト6を通じて変速装置の動作モードを設定したとき、ユーザーは手を大きく動かすことなく、すぐに同動作モードで用いられる操作スイッチ8〜18を操作することができるため、それら操作スイッチ8〜18を操作する際の手の動きが少なくてすむようになる。
(3)操作スイッチ8〜18のうち、操作スイッチ8〜13,16〜18は、パームレスト6のスライド移動を通じて切り換えられた切換位置に対応する変速装置の動作モードで車載機器の操作に用いられない場合には、パームレスト6によって隠蔽されるように設けられている。従って、操作スイッチ8〜13,16〜18に関しては、パームレスト6によって設定された上記動作モードで用いられない場合、パームレスト6によって隠蔽されて誤って操作してしまうことがないようにされる。また、操作スイッチ8〜13,16〜18は、パームレスト6を通じて設定された上記動作モードで車載機器の操作に用いられる場合、同動作モードに設定されたときに隠蔽された状態から外部に露出した状態に変わる。このため、上記操作スイッチ8〜13,16〜18を上記動作モードで用いるものとして認識しやすくなる。これらのことにより、操作スイッチ8〜13,16〜18を操作する際の操作性を向上させることができる。
(4)車両の操作装置4において、ベース部材5には、変速装置の現在の動作モードに対応した表示を行う表示部7が設けられている。従って、パームレスト6のスライド移動を通じて変速装置の動作モードが切り換えられたときには、ベース部材5の表示部7に現在の動作モードに対応した表示が行われるため、その表示をユーザーが見ることによって現在の動作モードを容易に認識することができる。
(5)パームレスト6は、車両の前後方向へのスライド移動と車両の幅方向へのスライド移動との組み合わせにより、3つ以上の切換位置への切り換えが可能とされている。そして、こうしたパームレスト6の3つ以上の切換位置への切り換えが行われる際、切換位置に対応する変速装置の動作モードで用いられる操作スイッチを露出させたり、その動作モードで用いられない操作スイッチをパームレスト6で隠蔽したりすることができる。従って、切換位置に対応する動作モードが3つ以上となって操作スイッチの数が増えやすい状況であっても、それら操作スイッチを操作する際の操作性を向上させることができる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・パームレスト6は、車両の前後方向へのスライド移動のみによって複数の切換位置への切り換えを行うものであったり、車両の幅方向へのスライド移動のみによって複数の切換位置への切り換えを行うものであったりしてもよい。
・表示部7については必ずしも設ける必要はない。
・操作装置4の操作スイッチによって操作される機器としては、上記実施形態にあげたもの以外のもの、例えば自動運転に関わるものであったり、ナビゲーション装置やオーディオ機器であったりしてもよい。
・操作スイッチ8〜18は、切換位置間でのパームレスト6のスライド移動を通じて隠蔽されたり露出されたりするものである必要はない。
・操作スイッチ8〜18については必ずしも設ける必要はない。
1…運転席、2…助手席、3…センタコンソール、4…操作装置、5…ベース部材、6…パームレスト、7…表示部、8…操作スイッチ、9…操作スイッチ、10…操作スイッチ、11…操作スイッチ、12…操作スイッチ、13…操作スイッチ、14…操作スイッチ、15…操作スイッチ、16…操作スイッチ、17…操作スイッチ、18…操作スイッチ。

Claims (5)

  1. 車両のユーザーが手を載せるためのパームレストが設けられているセンタコンソールに、車両に搭載される変速装置の動作モードをユーザーが設定する際に同ユーザーによって操作される操作部材が設けられている車両の操作装置において、
    前記パームレストは、前記操作部材を兼ねており、且つ、複数の切換位置の間でスライド移動することが可能であり、
    前記変速装置の動作モードの設定は、前記パームレストの前記スライド移動を通じて、同パームレストを前記複数の切換位置のうちのいずれかに変位させて保持することによって実現されるものであることを特徴とする車両の操作装置。
  2. 請求項1に記載の車両の操作装置において、
    前記パームレストのスライド移動を通じて切り換えられた切換位置に対応する前記変速装置の動作モードでの車載機器の操作を行うための複数の操作部を備えており、
    前記操作部のうち、前記パームレストのスライド移動を通じて切り換えられた切換位置に対応する前記変速装置の動作モードで車載機器の操作に用いられないものは、前記パームレストによって隠蔽されるよう配置されている一方、前記切り換えられた切換位置に対応する前記変速装置の動作モードで車載機器の操作に用いられるものは、前記パームレストとから外れた位置で外部に露出するよう配置されていることを特徴とする車両の操作装置。
  3. 前記パームレストは、前記センタコンソールに設けられているベース部材に対しスライド移動するものであり、
    前記操作部は、前記ベース部材における前記パームレストがスライド移動する際の移動軌跡上に設けられている請求項2に記載の車両の操作装置。
  4. 請求項3に記載の車両の操作装置において、
    前記ベース部材には、前記変速装置の現在の動作モードに対応した表示を行う表示部が設けられていることを特徴とする車両の操作装置。
  5. 前記パームレストは、車両の前後方向へのスライド移動と車両の幅方向へのスライド移動との組み合わせにより、3つ以上の切換位置への切り換えが可能とされている請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両の操作装置。
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