JP2020189438A - 媒体発行装置および印字ヘッドの保護方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】印字ヘッドを付勢する付勢部材が連結される支持部材の疲労による変形や破断を抑制する。【解決手段】媒体発行装置1は、プラテンローラ25との間に媒体3を挟む印字位置5A、および、印字位置5Aよりもプラテンローラ25から離れた退避位置5Bに印字ヘッド5を移動させる印字ヘッド駆動機構40が、印字ヘッド5を印字位置5A側へ付勢する付勢部材43を備える。印字ヘッド5を退避位置5Bに保持する期間を、媒体発行命令からプラテンローラ25上に媒体3を搬送するまでの期間と、印字済みの媒体3をプラテンローラ25上から外れる位置まで搬送する期間のみとすることで、印字ヘッド5を退避位置5Bに保持する期間を短くする。これにより、付勢部材43が連結される支持部材42に付勢部材43から加わる負荷が大きい期間が短いので、疲労による支持部材42の変形や破断を抑制できる。【選択図】図5
Description
本発明は、媒体を搬送し、搬送路に配置された印字ヘッドにより媒体に印刷を行う媒体発行装置および印字ヘッドの保護方法に関する。
特許文献1には、切符などのカード型の媒体を発行する媒体発行装置(カード発行機)が開示される。特許文献1のカード発行機は、長尺の媒体を取り込んでカットし、カード待機部にセットする。カード発行指令を受信すると、搬送モータが駆動され、媒体を所定長にカットしたカードが搬送路に送り込まれる。カードは、磁気データを記録する記録ヘッドおよび印字ヘッドの位置に搬送され、磁気データの記録および印字が行われてカード発行口から排出される。
特許文献1の印字ヘッドは、ヘッド支持レバーに支持される。ヘッド支持レバーは、ばね(コイルスプリング)を介して、装置本体側の支持部材である本体シャーシと連結される。ばねの付勢力は、印字ヘッドを印字面に押し付ける方向へ働いている。印字ヘッドを印字位置から退避位置に移動させる際には、ヘッド駆動モータによって回転させられるカムを介して、ばねの付勢力に抗してヘッド支持レバーを持ち上げる。
特許文献1のように、ばねによって印字ヘッドを付勢する構造では、ばねが連結される装置本体側の支持部材(特許文献1では、本体シャーシ)に、ばねからの力が加わり続ける。印字ヘッドは、印字を行わない間は、ばねの付勢力に抗して印字位置から退避位置に移動し、退避位置に保持される。従って、ばねから支持部材に加わる力は、印字ヘッドが印字位置に位置する状態より、印字ヘッドが退避位置に保持されている状態の方が大きい。そのため、印字ヘッドが退避位置に保持されている間に支持部材に加わる力によって、支持部材が疲労で変形あるいは破断するおそれがある。
以上の問題に鑑みて、本発明の課題は、印字ヘッドを付勢する付勢部材が連結される支持部材の疲労による変形や破断を抑制することにある。
上記課題を解決するために、本発明の媒体発行装置は、媒体が搬送される搬送路と、前記搬送路に配置されるプラテンローラと、前記プラテンローラとの間に前記媒体を挟む印字位置、および、前記印字位置よりも前記プラテンローラから離れた退避位置に移動可能な印字ヘッドと、前記印字ヘッドを前記印字位置側へ付勢する付勢部材を備え、前記印字ヘッドを前記印字位置および前記退避位置に移動させる印字ヘッド駆動機構と、前記搬送路において前記プラテンローラの側へ搬送される媒体を検知するセンサと、前記印字ヘッド駆動機構を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、媒体発行命令に基づき、前記印字位置で待機する前記印字ヘッドを前記退避位置に移動させる第1動作と、前記センサの出力に基づき、前記印字ヘッドを前記印字位置に移動させて前記プラテンローラ上の前記媒体に前記印字ヘッドを接触させる第2動作と、前記媒体への印字後に、前記媒体が前記プラテンローラ上にある状態で、前記印字ヘッドの前記退避位置への移動を開始する第3
動作と、印字済みの前記媒体が前記プラテンローラ上と異なる位置に搬送された後に、前記印字ヘッドを前記印字位置に移動させる第4動作と、を印字ヘッド駆動機構に行わせることを特徴とする。
動作と、印字済みの前記媒体が前記プラテンローラ上と異なる位置に搬送された後に、前記印字ヘッドを前記印字位置に移動させる第4動作と、を印字ヘッド駆動機構に行わせることを特徴とする。
また、本発明の印字ヘッドの保護方法は、媒体が搬送される搬送路に配置されるプラテンローラと対向する印字ヘッドを、前記プラテンローラとの間に前記媒体を挟む印字位置、および、前記印字位置よりも前記プラテンローラから離れた退避位置に移動させる印字ヘッド駆動機構が、前記印字ヘッドを前記印字位置側へ付勢する付勢部材を備えており、媒体発行命令に基づき、前記印字位置で待機する前記印字ヘッドを前記退避位置に移動させる第1動作と、前記プラテンローラの側へ搬送される媒体を検知するセンサの出力に基づき、前記印字ヘッドを前記印字位置に移動させて前記プラテンローラ上の前記媒体に前記印字ヘッドを接触させる第2動作と、前記媒体への印字後に、前記媒体が前記プラテンローラ上にある状態で、前記印字ヘッドの前記退避位置への移動を開始する第3動作と、印字済みの前記媒体が前記プラテンローラ上と異なる位置に搬送された後に、前記印字ヘッドを前記印字位置に移動させる第4動作と、を行うことを特徴とする。
本発明によれば、印字ヘッドをプラテンローラに対して接近および離間させる印字ヘッド駆動機構が、印字ヘッドをプラテンローラ側(印字位置側)へ付勢する付勢部材を備えている。印字ヘッド駆動機構は、媒体発行命令に基づき、印字位置で待機する印字ヘッドを退避位置に移動させる第1動作を行うことにより、プラテンローラの回転を可能にして媒体を搬送する。続いて、プラテンローラに向かう媒体を検知するセンサの出力に基づき、印字ヘッドを印字位置に移動させてプラテンローラ上の媒体に接触させる第2動作を行う。これにより、印字が可能になる。印字後は、媒体がプラテンローラ上にある状態で印字ヘッドを退避位置に移動させる第3動作を開始することにより、印字済みの媒体をプラテンローラ上と異なる位置に搬送する。その後に、印字ヘッドを印字位置に移動させる第4動作を行うので、次の媒体発行命令が来るまでの間は、印字ヘッドを印字位置で待機させることができる。
このように、本発明によれば、印字ヘッドを退避位置に移動させている間は、付勢部材の付勢力に逆らって印字ヘッドを保持するので、付勢部材が連結される支持部材に対して付勢部材から加わる負荷の大きさは、退避位置の方が印字位置よりも大きい。しかしながら、本発明によれば、印字ヘッドを退避位置に移動させている期間は、媒体発行命令を受けてからプラテンローラ上に媒体を搬送するまでの期間と、印字済みの媒体をプラテンローラ上から外れる位置まで搬送する期間のみとなり、次の媒体発行命令が来るまでの期間は、印字ヘッドを印字位置で待機させておくことができる。従って、印字ヘッドを退避位置に退避させる期間が短いので、付勢部材が連結される支持部材に付勢部材から加わる負荷が大きい期間が短い。よって、疲労による支持部材の変形や破断を抑制することができる。
本発明において、前記媒体を前記搬送路に沿って搬送する搬送機構に、前記プラテンローラが含まれる場合には、前記制御部は、前記媒体発行命令に基づき、前記搬送機構に前記媒体の搬送を開始させる前に、前記第1動作を行わせることが好ましい。このようにすると、印字ヘッドがプラテンローラと接触した状態でプラテンローラが回転することがない。従って、プラテンローラの回転によって印字ヘッドがダメージを受けることを回避できる。
本発明において、前記搬送路へ供給される前記媒体を切断するカッター機構を備える場合には、前記制御部は、前記媒体発行命令に基づき、前記カッター機構に前記媒体を切断させる前に、前記第1動作を行わせることが好ましい。このようにすると、カッター機構と搬送機構を共通の駆動源により駆動した場合においても、印字ヘッドがプラテンローラ
と接触した状態でプラテンローラが回転することがない。従って、プラテンローラの回転によって印字ヘッドがダメージを受けることを回避できる。
と接触した状態でプラテンローラが回転することがない。従って、プラテンローラの回転によって印字ヘッドがダメージを受けることを回避できる。
本発明において、前記搬送機構は、前記プラテンローラを含む印字搬送部、および、前記印字搬送部から外れた前記媒体を媒体発行口まで搬送する発行搬送部を備え、前記制御部は、前記印字搬送部を駆動して前記印字済みの前記媒体を前記発行搬送部に受け渡し、前記印字搬送部を停止させた後に前記第4動作を行わせ、前記第4動作の後に、前記発行搬送部を駆動して前記印字済みの前記媒体を前記媒体発行口まで搬送することが好ましい。このようにすると、発行搬送部によって媒体が搬送される間は、印字ヘッドを印字位置に戻すことができる。従って、印字ヘッドを退避位置に退避させる期間を短くすることができる。よって、疲労による支持部材の変形や破断を抑制することができる。
本発明によれば、印字ヘッドを退避位置に移動させている間は、付勢部材の付勢力に逆らって印字ヘッドを保持するので、付勢部材が連結される支持部材に対して付勢部材から加わる負荷の大きさは、退避位置の方が印字位置よりも大きい。しかしながら、印字ヘッドを退避位置に移動させている期間は、媒体発行命令を受けてからプラテンローラ上に媒体を搬送するまでの期間と、印字済みの媒体をプラテンローラ上から外れる位置まで搬送する期間のみとなり、次の媒体発行命令が来るまでの期間は、印字ヘッドを印字位置で待機させておくことができる。従って、印字ヘッドを退避位置に退避させる期間が短いので、付勢部材が連結される支持部材に付勢部材から加わる負荷が大きい期間が短い。よって、疲労による支持部材の変形や破断を抑制することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を適用した媒体発行装置および印字ヘッドの保護方法の実施形態を説明する。
(全体構成)
図1は、本発明の実施形態に係る媒体発行装置の内部構成を示す説明図である。媒体発行装置1は、長尺の連続媒体2を所定長に切断した媒体3を搬送路4に沿って搬送し、搬送路4の途中に設けられた印字ヘッド5によって印字を行い、媒体発行口6から排出する装置である。媒体発行装置1は、例えば、有料道路の通行券を発行する装置、あるいは、駐車場の入口で駐車券を発行する装置等として用いられる。
図1は、本発明の実施形態に係る媒体発行装置の内部構成を示す説明図である。媒体発行装置1は、長尺の連続媒体2を所定長に切断した媒体3を搬送路4に沿って搬送し、搬送路4の途中に設けられた印字ヘッド5によって印字を行い、媒体発行口6から排出する装置である。媒体発行装置1は、例えば、有料道路の通行券を発行する装置、あるいは、駐車場の入口で駐車券を発行する装置等として用いられる。
本明細書において、YZの2方向は互いに直交する。Y方向の一方側を+Y、他方側を−Yとし、Z方向の一方側を+Z、他方側を−Zとする。Y方向は媒体発行装置1の装置前後方向であり、Z方向は媒体発行装置1の高さ方向である。媒体発行口6は媒体発行装置1の装置前端(+Y方向の端部)に設けられている。
図1に示すように、媒体発行装置1は、装置後端(−Y方向の端部)に設けられた媒体取り込み部7と、媒体取り込み部7の+Z方向側に設けられたカッター機構8と、カッター機構8から媒体発行口6へ向かう搬送路4と、印字ヘッド5と、搬送路4の途中の分岐位置Bから分岐する分岐路9と、分岐位置Bに設けられた切替機構10と、分岐路9へ送
り込まれた媒体3を回収する回収部15と、搬送機構20と、媒体検知部30と、印字ヘッド駆動機構40を備える。
り込まれた媒体3を回収する回収部15と、搬送機構20と、媒体検知部30と、印字ヘッド駆動機構40を備える。
連続媒体2は、本形態では、所定長毎に折り返されて重ねられたつづら折り状の形態である。連続媒体2は、媒体取り込み部7の下側(−Z側)にセットされ、媒体取り込み部7へ取り込まれる。媒体取り込み部7は、カッター機構8へ媒体3を送り出す。媒体3は、カッター機構8を通過する際に所定長に切断されて、搬送路4へ供給される。なお、連続媒体2として、ロール状に巻いた形態のものを用いてもよい。
搬送路4は、カッター機構8から+Z方向へ延びて+Y方向へ湾曲して印字ヘッド5を通過する位置まで延びる第1搬送路部分4Aと、印字ヘッド5から+Y方向へ直線状に延びて媒体発行口6に至る第2搬送路部分4Bを備える。
搬送機構20は、搬送路4の媒体3を、媒体発行口6に向かう第1方向F1、および、第1方向F1とは逆側の第2方向F2に搬送する。印字ヘッド5と媒体発行口6の間では、第1方向F1は+Y方向であり、第2方向F2は−Y方向である。
搬送機構20は、カッター機構8から印字ヘッド5までの第1搬送路部分4Aで媒体3を搬送する印字搬送部20Aと、印字ヘッド5から媒体発行口6までの第2搬送路部分4Bで媒体3を搬送する発行搬送部20Bを備える。印字搬送部20Aは、駆動源であるモータ21Aを備えている。印字搬送部20Aのモータ21Aは、カッター機構8の駆動源を兼ねている。印字搬送部20Aは、3組のローラ対22、23、24およびプラテンローラ25を備える。ローラ対22、23、24、および、プラテンローラ25には、モータ21Aの回転がベルト機構を介して伝達される。
発行搬送部20Bは、印字搬送部20Aとは独立した駆動源であるモータ21Bを備えている。発行搬送部20Bは、搬送路4の第2搬送路部分4Bに沿って配置される3組のローラ対26、27、28と、分岐路9に配置されるローラ対29を備える。ローラ対26、27、28、29には、モータ21Bの回転がベルト機構を介して伝達される。
媒体検知部30は、搬送路4において媒体3を検出する複数のセンサを備える。複数のセンサは、例えば、光学式センサである。本形態では、カッター機構8側から媒体発行口6側へ向かって順に7個のセンサ31、32、33、34、35、36、37が配置される。センサ31は、ローラ対22、23の間に配置され、センサ32は、ローラ対24の近傍に配置される。センサ33、34は、印字ヘッド5の搬送方向の前後に配置される。センサ33は、印字ヘッド5の−Y側(すなわち、第2方向F2側)に配置され、センサ34は、印字ヘッド5の+Y側(すなわち、第1方向F1側)に配置される。センサ35は、ローラ対26の+Y側に配置され、センサ36は、ローラ対27の近傍に配置され、センサ37は、ローラ対28の近傍に配置される。媒体検知部30は、搬送方向で隣り合うセンサの間隔が、媒体3の搬送方向の長さより小さくなるように配置される。
印字ヘッド5は、プラテンローラ25と対向する。本形態の印字ヘッド5は、サーマルヘッドである。印字ヘッド駆動機構40は、印字ヘッド5を印字位置5Aおよび退避位置(図示省略)に移動させる。印字位置5Aは、プラテンローラ25との間に媒体3を挟み込む位置である。退避位置は、印字位置5Aよりもプラテンローラ25から離間した位置である。媒体発行装置1は、印字ヘッド駆動機構40を駆動して、印字ヘッド5を退避位置に移動させた状態で、印字ヘッド5とプラテンローラ25との間に媒体3を搬送する。そして、印字ヘッド5を印字位置5Aに移動させることにより、プラテンローラ25との間に媒体3を挟み込む。この状態で、印字ヘッド5による印字動作を行うことにより、媒体3に印字する。
(印字ヘッド駆動機構)
図2は、印字ヘッド5および印字ヘッド駆動機構40を模式的に示す説明図である。印字ヘッド駆動機構40は、印字ヘッド5をプラテンローラ25に対して接近させる方向、および、プラテンローラ25から離間させる方向に駆動する。図2に示すように、印字ヘッド駆動機構40は、アーム41および支持部材42と、付勢部材43と、カム部材44およびモータ45を備える。支持部材42には、+Z方向に突出する回転支持部46が設けられている。アーム41の一端は回転支持部46に連結され、アーム41の他端に印字ヘッド5が固定される。本形態では、アーム41はY方向に延びており、アーム41の−Y側の端部に印字ヘッド5が固定され、アーム41の+Y側の端部が回転支持部46に支持される。従って、回転支持部46を中心として、アーム41が+Z側および−Z側へ回転すると、印字ヘッド5はプラテンローラ25に接近および離間する。印字ヘッド5は、プラテンローラ25上の媒体3に接触する印字位置5A、および、印字位置5Aよりもプラテンローラ25から離れた退避位置5Bに移動する。
図2は、印字ヘッド5および印字ヘッド駆動機構40を模式的に示す説明図である。印字ヘッド駆動機構40は、印字ヘッド5をプラテンローラ25に対して接近させる方向、および、プラテンローラ25から離間させる方向に駆動する。図2に示すように、印字ヘッド駆動機構40は、アーム41および支持部材42と、付勢部材43と、カム部材44およびモータ45を備える。支持部材42には、+Z方向に突出する回転支持部46が設けられている。アーム41の一端は回転支持部46に連結され、アーム41の他端に印字ヘッド5が固定される。本形態では、アーム41はY方向に延びており、アーム41の−Y側の端部に印字ヘッド5が固定され、アーム41の+Y側の端部が回転支持部46に支持される。従って、回転支持部46を中心として、アーム41が+Z側および−Z側へ回転すると、印字ヘッド5はプラテンローラ25に接近および離間する。印字ヘッド5は、プラテンローラ25上の媒体3に接触する印字位置5A、および、印字位置5Aよりもプラテンローラ25から離れた退避位置5Bに移動する。
印字ヘッド駆動機構40は、印字ヘッド5をプラテンローラ25側(すなわち、印字位置5A側)へ付勢する付勢部材43を備えている。本形態では、付勢部材43はコイルばねである。付勢部材43は、一端が支持部材42に連結され、他端が印字ヘッド5に連結されている。付勢部材43は、自由長よりも延ばした状態で支持部材42と印字ヘッド5の間に取り付けられているため、印字ヘッド5は支持部材42側へ付勢される。印字ヘッド5が支持部材42側へ移動するとき、印字ヘッド5はプラテンローラ25側へ移動する。
カム部材44およびモータ45は、付勢部材43の付勢力に抗してアーム41をプラテンローラ25側(−Z側)とは反対側(+Z側)へ回転させる。カム部材44には、モータ45の回転が伝達される。カム部材44は、回転中心47から外周縁までの距離が角度によって異なる偏心形状であり、アーム41は、カム部材44の外周縁によって−Z側から支持される。従って、カム部材44を回転させることにより、アーム41が付勢部材43の付勢力に抗して+Z側へ持ち上げられる。
(切替機構)
図3は、搬送路4の分岐位置Bおよび切替機構10の拡大図であり、図1の領域Aの拡大図である。図3に示すように、分岐路9は、搬送路4の分岐位置Bから−Z方向へ湾曲して延びている。回収部15は、分岐路9および印字ヘッド5の下側(−Z方向側)に配置される。切替機構10は、+Y方向の端部が分岐位置Bの+Z側に飛び出しているフラッパ11と、フラッパ11を駆動するソレノイド12を備える。フラッパ11は、+Y方向の端部を中心としてZ方向に揺動可能に支持されている。フラッパ11は、+Y方向の端部を中心としてZ方向に揺動可能に支持されている。切替機構10は、ソレノイド12の通電をオンオフすることにより、媒体3を搬送路4から分岐路9へ進入させる第1状態10A、および、媒体3を分岐路9へ進入させない第2状態10Bに変化する。
図3は、搬送路4の分岐位置Bおよび切替機構10の拡大図であり、図1の領域Aの拡大図である。図3に示すように、分岐路9は、搬送路4の分岐位置Bから−Z方向へ湾曲して延びている。回収部15は、分岐路9および印字ヘッド5の下側(−Z方向側)に配置される。切替機構10は、+Y方向の端部が分岐位置Bの+Z側に飛び出しているフラッパ11と、フラッパ11を駆動するソレノイド12を備える。フラッパ11は、+Y方向の端部を中心としてZ方向に揺動可能に支持されている。フラッパ11は、+Y方向の端部を中心としてZ方向に揺動可能に支持されている。切替機構10は、ソレノイド12の通電をオンオフすることにより、媒体3を搬送路4から分岐路9へ進入させる第1状態10A、および、媒体3を分岐路9へ進入させない第2状態10Bに変化する。
図3に示すように、第1状態10Aでは、フラッパ11の先端が−Z側へ傾いて搬送路4を塞ぐ姿勢になっている。従って、媒体発行口6の側(+Y側)から分岐位置Bへ向かって第2方向F2に搬送される媒体3は、分岐位置Bにおいて分岐路9へ進入させられる。一方、第2状態10Bでは、フラッパ11の先端が搬送路4の+Z側に位置している。従って、搬送路4がフラッパ11によって塞がれていないので、媒体発行口6の側(+Y側)から分岐位置Bへ向かって第2方向F2に搬送される媒体3は、分岐位置Bで分岐路9へ進入せず、印字ヘッド5へ向かって第2方向F2に搬送される。
(制御部)
図4は、媒体発行装置1の制御ブロック図である。媒体発行装置1は、媒体取り込み部7、搬送機構20、切替機構10、印字ヘッド5、および、印字ヘッド駆動機構40等の動作を制御する制御部50を備える。制御部50には、上位装置からの命令、および、媒体検知部30からの検知信号が入力される。
図4は、媒体発行装置1の制御ブロック図である。媒体発行装置1は、媒体取り込み部7、搬送機構20、切替機構10、印字ヘッド5、および、印字ヘッド駆動機構40等の動作を制御する制御部50を備える。制御部50には、上位装置からの命令、および、媒体検知部30からの検知信号が入力される。
(媒体処理装置の動作)
図5は、媒体発行装置1の動作を説明するタイミングチャートである。媒体発行装置1は、上位装置からの媒体発行命令により、媒体3にQRコード(登録商標)などを印字して通行券、駐車券などとして発行する。本形態では、媒体3の発行動作を行っていない待機状態では、印字ヘッド5は印字位置5Aで待機している。印字ヘッド駆動機構40は、制御部50に媒体発行命令が与えられてから、印字済みの媒体3を媒体発行口6から排出するまでの間に、以下に説明する第1動作、第2動作、第3動作、および第4動作を行って、印字ヘッド5を印字位置5Aと退避位置5Bの間で移動させる。
図5は、媒体発行装置1の動作を説明するタイミングチャートである。媒体発行装置1は、上位装置からの媒体発行命令により、媒体3にQRコード(登録商標)などを印字して通行券、駐車券などとして発行する。本形態では、媒体3の発行動作を行っていない待機状態では、印字ヘッド5は印字位置5Aで待機している。印字ヘッド駆動機構40は、制御部50に媒体発行命令が与えられてから、印字済みの媒体3を媒体発行口6から排出するまでの間に、以下に説明する第1動作、第2動作、第3動作、および第4動作を行って、印字ヘッド5を印字位置5Aと退避位置5Bの間で移動させる。
制御部50は、媒体発行命令に基づき、印字ヘッド駆動機構40を駆動して印字ヘッド5を印字位置5Aから退避位置5Bに移動させる第1動作を行う。第1動作により、印字ヘッド5はプラテンローラ25から離間する。その一方で、媒体発行命令に基づき、媒体取り込み部7を駆動してカッター機構8へ連続媒体2を送り出すと共に、媒体取り込み部7と同期して印字搬送部20Aを駆動し、連続媒体2を搬送する。このとき、第1動作は、媒体取り込み部7および印字搬送部20Aを駆動して連続媒体2の搬送を開始する前に行うものとする。
続いて、連続媒体2の先端をカッター機構8による切断位置から所定長の位置まで搬送したタイミングで媒体取り込み部7および印字搬送部20Aを一旦停止させ、カッター機構8を駆動して連続媒体2を所定長に切断した後に印字搬送部20Aによる搬送を再開し、切断済みの媒体3を搬送路4の第1搬送路部分4Aへ送り出す。第1搬送路部分4Aへ供給された媒体3は、印字搬送部20Aのローラ対22、23、24によって搬送される。
制御部50は、第1搬送路部分4Aに配置されるセンサ31、32、33からの検知信号に基づいて印字搬送部20Aを駆動し、媒体3を搬送する。プラテンローラ25の−Y側(すなわち、プラテンローラ25に対して搬送方向の上流側)には、プラテンローラ25の側へ搬送される媒体3をプラテンローラ25へ到達する前に検知可能なセンサ33が配置される。従って、制御部50は、センサ33の検知信号に基づき、プラテンローラ25上に媒体3が到達するタイミングで印字ヘッド駆動機構40を駆動する第2動作を行う。第2動作では、印字ヘッド5を退避位置5Bから印字位置5Aに移動させ、プラテンローラ25上の媒体3に印字ヘッド5を接触させる。続いて、印字ヘッド5を印字位置5Aに保持した状態で印字ヘッド5を駆動して、媒体3に印字する。
制御部50は、印字が終了すると、印字ヘッド駆動機構40を駆動して、印字ヘッド5を印字位置5Aから退避位置5Bへ移動させる第3動作を行う。その際、印字済みの媒体3がプラテンローラ25上にある状態で印字ヘッド駆動機構40の駆動を開始する。すなわち、印字済みの媒体3がプラテンローラ25上にある状態で、印字ヘッド駆動機構40の第3動作を開始する。印字済みの媒体3をプラテンローラ25上で停止させてから第3動作を開始してもよい。
制御部50は、第3動作の開始後、すなわち、印字ヘッド5が印字位置5Aから離れた後に、印字搬送部20Aおよび発行搬送部20Bの駆動を開始する。本形態では、第3動作が終了して印字ヘッド5が退避位置5Bへ退避した直後に、印字搬送部20Aおよび発行搬送部20Bの駆動を開始する。これにより、印字済みの媒体3は、印字搬送部20A
から発行搬送部20Bへ受け渡される。制御部50は、印字ヘッド5の直後に配置されるセンサ34の検知信号に基づき、媒体3が印字搬送部20Aから外れたことを検知し、印字搬送部20Aを停止させる。
から発行搬送部20Bへ受け渡される。制御部50は、印字ヘッド5の直後に配置されるセンサ34の検知信号に基づき、媒体3が印字搬送部20Aから外れたことを検知し、印字搬送部20Aを停止させる。
制御部50は、印字搬送部20Aの停止後に、印字ヘッド駆動機構40を駆動して、印字ヘッド5を退避位置5Bから印字位置5Aへ移動させる第4動作を行う。これにより、印字ヘッド5は、次の媒体発行命令が与えられるまで、印字位置5Aで待機することになる。
制御部50は、印字ヘッド駆動機構40の第4動作と並行して発行搬送部20Bを駆動し、印字済みの媒体3を媒体発行口6まで搬送する。その際、制御部50は、第2搬送路部分4Bに配置されるセンサ35、36、37の検知信号に基づいて発行搬送部20Bのモータ21Bを制御し、媒体発行口6から一部が飛び出した排出位置3A(図1参照)で停止させる。これにより、利用者は、媒体発行口6から媒体3を取得することができる。
(媒体の回収動作)
制御部50は、所定の場合に、印字された媒体3を第2方向F2に搬送すると共に切替機構10を第1状態10Aに変化させ、媒体3を分岐路9へ進入させて、回収部15に落下させて回収する。例えば、媒体3への印字の失敗などの異常を検知した場合、あるいは、印字された媒体3が利用者によって受け取られずに排出位置3Aで所定時間以上待機させられた場合、などの場合に、当該媒体3を回収するため、発行搬送部20Bのモータ21Bを逆転させて当該媒体3を第2方向F2に搬送する。また、切替機構10を駆動して媒体3の搬送経路を分岐路9に切り替えることにより、分岐路9へ媒体3を進入させる。分岐路9へ進入した媒体3は、ローラ対29によって回収部15へ送られる。媒体3の後端がローラ対29から外れると、回収部15内に媒体3が落下する。
制御部50は、所定の場合に、印字された媒体3を第2方向F2に搬送すると共に切替機構10を第1状態10Aに変化させ、媒体3を分岐路9へ進入させて、回収部15に落下させて回収する。例えば、媒体3への印字の失敗などの異常を検知した場合、あるいは、印字された媒体3が利用者によって受け取られずに排出位置3Aで所定時間以上待機させられた場合、などの場合に、当該媒体3を回収するため、発行搬送部20Bのモータ21Bを逆転させて当該媒体3を第2方向F2に搬送する。また、切替機構10を駆動して媒体3の搬送経路を分岐路9に切り替えることにより、分岐路9へ媒体3を進入させる。分岐路9へ進入した媒体3は、ローラ対29によって回収部15へ送られる。媒体3の後端がローラ対29から外れると、回収部15内に媒体3が落下する。
(本発明の主な作用効果)
以上のように、本形態の媒体発行装置1は、媒体3が搬送される搬送路4と、搬送路4に配置されるプラテンローラ25と、プラテンローラ25との間に媒体3を挟む印字位置5A、および、印字位置5Aよりもプラテンローラ25から離れた退避位置5Bに移動可能な印字ヘッド5と、印字ヘッド5を印字位置5A側へ付勢する付勢部材43を備え、印字ヘッド5を印字位置5Aおよび退避位置5Bに移動させる印字ヘッド駆動機構40と、搬送路4においてプラテンローラ25の側へ搬送される媒体3を検知するセンサ33と、印字ヘッド駆動機構40を制御する制御部50と、を有し、制御部50は、媒体発行命令に基づき、印字位置5Aで待機する印字ヘッド5を退避位置5Bに移動させる第1動作と、センサ33の出力に基づき、印字ヘッド5を印字位置5Aに移動させてプラテンローラ25上の媒体3に印字ヘッド5を接触させる第2動作と、媒体3への印字後に、媒体3がプラテンローラ25上にある状態で、印字ヘッド5の退避位置5Bへの移動を開始する第3動作と、印字済みの媒体3がプラテンローラ25上と異なる位置に搬送された後に、印字ヘッド5を印字位置5Aに移動させる第4動作と、を印字ヘッド駆動機構40に行わせる。
以上のように、本形態の媒体発行装置1は、媒体3が搬送される搬送路4と、搬送路4に配置されるプラテンローラ25と、プラテンローラ25との間に媒体3を挟む印字位置5A、および、印字位置5Aよりもプラテンローラ25から離れた退避位置5Bに移動可能な印字ヘッド5と、印字ヘッド5を印字位置5A側へ付勢する付勢部材43を備え、印字ヘッド5を印字位置5Aおよび退避位置5Bに移動させる印字ヘッド駆動機構40と、搬送路4においてプラテンローラ25の側へ搬送される媒体3を検知するセンサ33と、印字ヘッド駆動機構40を制御する制御部50と、を有し、制御部50は、媒体発行命令に基づき、印字位置5Aで待機する印字ヘッド5を退避位置5Bに移動させる第1動作と、センサ33の出力に基づき、印字ヘッド5を印字位置5Aに移動させてプラテンローラ25上の媒体3に印字ヘッド5を接触させる第2動作と、媒体3への印字後に、媒体3がプラテンローラ25上にある状態で、印字ヘッド5の退避位置5Bへの移動を開始する第3動作と、印字済みの媒体3がプラテンローラ25上と異なる位置に搬送された後に、印字ヘッド5を印字位置5Aに移動させる第4動作と、を印字ヘッド駆動機構40に行わせる。
本形態では、印字ヘッド5をプラテンローラ25側(印字位置5A側)へ付勢する付勢部材43を備えているので、付勢部材43が連結される支持部材42に対して付勢部材43から加わる負荷の大きさは、退避位置5Bの方が印字位置5Aよりも大きい。しかしながら、印字ヘッド5を退避位置5Bに移動させている期間は、媒体発行命令を受けてからプラテンローラ25上に媒体3を搬送するまでの期間と、印字済みの媒体3をプラテンローラ25上から外れる位置まで搬送する期間のみとなり、次の媒体発行命令が来るまでの期間は、印字ヘッド5を印字位置5Aで待機させておくことができる。従って、印字ヘッド5を退避位置5Bに退避させる期間が短いので、付勢部材43が連結される支持部材4
2に付勢部材43から加わる負荷が大きい期間が短い。よって、疲労による支持部材42の変形や破断を抑制できる。
2に付勢部材43から加わる負荷が大きい期間が短い。よって、疲労による支持部材42の変形や破断を抑制できる。
本形態では、制御部50は、媒体発行命令に基づき、印字搬送部20Aを駆動して媒体3の搬送を開始させる前に、印字ヘッド駆動機構40の第1動作を行わせる。すなわち、媒体発行命令に基づき、印字搬送部20Aの駆動を開始するよりも前に、印字位置5Aで待機する印字ヘッド5を退避位置5Bに移動させる。従って、印字ヘッド5が印字位置5Aにある状態でプラテンローラ25が回転することがないので、プラテンローラ25の回転によって印字ヘッド5がダメージを受けることを回避できる。
なお、本形態では、連続媒体2を切断するカッター機構8と、印字搬送部20Aとを別の駆動源によって駆動しているが、カッター機構8と印字搬送部20Aを共通の駆動源によって駆動することもできる。この場合には、カッター機構8の駆動開始と同時に、印字搬送部20Aの駆動が開始されるので、制御部50は、媒体発行命令に基づき、カッター機構8に媒体3を切断させる前に、印字ヘッド駆動機構40の第1動作を行わせる。これにより、印字搬送部20Aの駆動が開始される前に、印字ヘッド5を印字位置5Aから退避させることができるので、印字ヘッド5が印字位置5Aにある状態でプラテンローラ25が回転することがない。従って、プラテンローラ25の回転によって印字ヘッド5がダメージを受けることを回避できる。
本形態の搬送機構20は、プラテンローラ25を含む印字搬送部20A、および、印字搬送部20Aから外れた媒体3を媒体発行口6まで搬送する発行搬送部20Bを備える。制御部50は、印字搬送部20Aを駆動して印字済みの媒体3を発行搬送部20Bに受け渡し、印字搬送部20Aを停止させた後に印字ヘッド駆動機構40の第4動作を行わせる。そして、第4動作の後に、発行搬送部20Bを駆動して印字済みの媒体3を媒体発行口6まで搬送する。従って、発行搬送部20Bによって媒体3が搬送される間は、印字ヘッド5を印字位置5Aで待機させているので、印字ヘッド5を退避位置5Bに退避させる期間をより短くすることができる。従って、疲労による支持部材42の変形や破断を抑制することができる。
1…媒体発行装置、2…連続媒体、3…媒体、3A…排出位置、4…搬送路、4A…第1搬送路部分、4B…第2搬送路部分、5…印字ヘッド、5A…印字位置、5B…退避位置、6…媒体発行口、7…媒体取り込み部、8…カッター機構、9…分岐路、10…切替機構、10A…第1状態、10B…第2状態、11…フラッパ、12…ソレノイド、15…回収部、20…搬送機構、20A…印字搬送部、20B…発行搬送部、21A、21B…モータ、22、23、24…ローラ対、25…プラテンローラ、26、27、28、29…ローラ対、30…媒体検知部、31、32、33、34、35、37、37…センサ、40…印字ヘッド駆動機構、41…アーム、42…支持部材、43…付勢部材、44…カム部材、45…モータ、46…回転支持部、47…回転中心、50…制御部、B…分岐位置、F1…第1方向、F2…第2方向
Claims (8)
- 媒体が搬送される搬送路と、
前記搬送路に配置されるプラテンローラと、
前記プラテンローラとの間に前記媒体を挟む印字位置、および、前記印字位置よりも前記プラテンローラから離れた退避位置に移動可能な印字ヘッドと、
前記印字ヘッドを前記印字位置側へ付勢する付勢部材を備え、前記印字ヘッドを前記印字位置および前記退避位置に移動させる印字ヘッド駆動機構と、
前記搬送路において前記プラテンローラの側へ搬送される媒体を検知するセンサと、
前記印字ヘッド駆動機構を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、
媒体発行命令に基づき、前記印字位置で待機する前記印字ヘッドを前記退避位置に移動させる第1動作と、
前記センサの出力に基づき、前記印字ヘッドを前記印字位置に移動させて前記プラテンローラ上の前記媒体に前記印字ヘッドを接触させる第2動作と、
前記媒体への印字後に、前記媒体が前記プラテンローラ上にある状態で、前記印字ヘッドの前記退避位置への移動を開始する第3動作と、
印字済みの前記媒体が前記プラテンローラ上と異なる位置に搬送された後に、前記印字ヘッドを前記印字位置に移動させる第4動作と、を印字ヘッド駆動機構に行わせることを特徴とする媒体発行装置。 - 前記媒体を前記搬送路に沿って搬送する搬送機構に、前記プラテンローラが含まれ、
前記制御部は、
前記媒体発行命令に基づき、前記搬送機構に前記媒体の搬送を開始させる前に、前記第1動作を行わせることを特徴とする請求項1に記載の媒体発行装置。 - 前記搬送路へ供給される前記媒体を切断するカッター機構を備え、
前記制御部は、前記媒体発行命令に基づき、前記カッター機構に前記媒体を切断させる前に、前記第1動作を行わせることを特徴とする請求項2に記載の媒体発行装置。 - 前記搬送機構は、前記プラテンローラを含む印字搬送部、および、前記印字搬送部から外れた前記媒体を媒体発行口まで搬送する発行搬送部を備え、
前記制御部は、
前記印字搬送部を駆動して前記印字済みの前記媒体を前記発行搬送部に受け渡し、前記印字搬送部を停止させた後に前記第4動作を行わせ、
前記第4動作の後に、前記発行搬送部を駆動して前記印字済みの前記媒体を前記媒体発行口まで搬送することを特徴とする請求項2または3に記載の媒体発行装置。 - 媒体が搬送される搬送路に配置されるプラテンローラと対向する印字ヘッドを、前記プラテンローラとの間に前記媒体を挟む印字位置、および、前記印字位置よりも前記プラテンローラから離れた退避位置に移動させる印字ヘッド駆動機構が、前記印字ヘッドを前記印字位置側へ付勢する付勢部材を備えており、
媒体発行命令に基づき、前記印字位置で待機する前記印字ヘッドを前記退避位置に移動させる第1動作と、
前記プラテンローラの側へ搬送される媒体を検知するセンサの出力に基づき、前記印字ヘッドを前記印字位置に移動させて前記プラテンローラ上の前記媒体に前記印字ヘッドを接触させる第2動作と、
前記媒体への印字後に、前記媒体が前記プラテンローラ上にある状態で、前記印字ヘッドの前記退避位置への移動を開始する第3動作と、
印字済みの前記媒体が前記プラテンローラ上と異なる位置に搬送された後に、前記印字
ヘッドを前記印字位置に移動させる第4動作と、を行うことを特徴とする印字ヘッドの保護方法。 - 前記媒体発行命令に基づき、前記媒体の搬送を開始する前に、前記第1動作を行うことを特徴とする請求項5に記載の印字ヘッドの保護方法。
- 前記媒体を搬送する搬送機構と共通の駆動源で駆動されるカッターを駆動して前記媒体を切断する前に、前記第1動作を行うことを特徴とする請求項6に記載の印字ヘッドの保護方法。
- 前記媒体を搬送する搬送機構は、前記プラテンローラを含む印字搬送部、および、前記印字搬送部から外れた前記媒体を媒体発行口まで搬送する発行搬送部を備えており、
前記印字搬送部を駆動して前記印字済みの前記媒体を前記発行搬送部に受け渡し、前記印字搬送部を停止した後に前記第4動作を行い、
前記第4動作の後に、前記発行搬送部を駆動して前記印字済みの前記媒体を前記媒体発行口まで搬送することを特徴とする請求項6または7に記載の印字ヘッドの保護方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019095967A JP2020189438A (ja) | 2019-05-22 | 2019-05-22 | 媒体発行装置および印字ヘッドの保護方法 |
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Publications (1)
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JP2020189438A true JP2020189438A (ja) | 2020-11-26 |
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ID=73455094
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JP2019095967A Pending JP2020189438A (ja) | 2019-05-22 | 2019-05-22 | 媒体発行装置および印字ヘッドの保護方法 |
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JP (1) | JP2020189438A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113997703A (zh) * | 2021-09-26 | 2022-02-01 | 得力集团有限公司 | 一种打印机防粘纸的控制方法 |
-
2019
- 2019-05-22 JP JP2019095967A patent/JP2020189438A/ja active Pending
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