JP2020188574A - サーマルプロテクタおよび水中ポンプ - Google Patents

サーマルプロテクタおよび水中ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2020188574A
JP2020188574A JP2019091342A JP2019091342A JP2020188574A JP 2020188574 A JP2020188574 A JP 2020188574A JP 2019091342 A JP2019091342 A JP 2019091342A JP 2019091342 A JP2019091342 A JP 2019091342A JP 2020188574 A JP2020188574 A JP 2020188574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
open state
thermal protector
winding
sensitive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019091342A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7242417B2 (ja
Inventor
鈴木 剛
Takeshi Suzuki
鈴木  剛
淳平 小川
Jumpei Ogawa
淳平 小川
克之 深尾
Katsuyuki Fukao
克之 深尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamada Electric Manufacturing Co Ltd
Tsurumi Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamada Electric Manufacturing Co Ltd
Tsurumi Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamada Electric Manufacturing Co Ltd, Tsurumi Manufacturing Co Ltd filed Critical Yamada Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2019091342A priority Critical patent/JP7242417B2/ja
Publication of JP2020188574A publication Critical patent/JP2020188574A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7242417B2 publication Critical patent/JP7242417B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】周囲の温度が自然に低下することにより、負荷への電力の供給が自動的に再開されるのを抑制しながら、サーマルプロテクタが設けられる装置の構成が複雑化するのを抑制することが可能なサーマルプロテクタおよび水中ポンプを提供する。【解決手段】このサーマルプロテクタ1(水中ポンプ100)は、電源部101に接続された第1固定接点11aと、巻線部25に接続された第2固定接点11bと、周囲の温度上昇に応じて変形することにより、閉状態から開状態に変化させる感応部13と、第1ヒータ部15とを備える。第1ヒータ部15は、感応部13に並列に接続されているとともに、第1固定接点11aに接続されており、電流が流れることにより感応部13を加熱して、開状態を保持させるように構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、サーマルプロテクタおよび水中ポンプに関するものである。
従来、感応部を備えるサーマルプロテクタが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、モータのコイルの温度上昇に感応するサーマルプロテクタを備えるモータの制御装置が開示されている。このサーマルプロテクタは、電源部とコイルとの間において、直列に接続されている。そして、このサーマルプロテクタは、コイルの温度上昇に応じて、電源部とコイルとの接続を切断する(開の状態となる)ことにより、電源部からコイルへの電力の供給を停止するように構成されている。
ここで、一般的なサーマルプロテクタでは、サーマルプロテクタが開の状態になった後、周囲(コイル)の温度が自然に低下することにより、両端の接点同士を自動的に導通させる状態(閉の状態)になる。そこで、上記特許文献1に記載のモータの制御装置では、サーマルプロテクタが自動的に閉の状態になった場合でも、コイルへの電力の供給が自動的に再開されることを抑制するために、制御装置に、制御回路と、マニュアルリセット回路と、リレーとが設けられている。そして、制御回路は、サーマルプロテクタのコイル側の電圧を検出することにより、サーマルプロテクタの動作状態を検知するように構成されている。また、マニュアルリセット回路は、操作者からの入力操作に基づいて、制御回路にリセット信号を伝達するように構成されている。そして、この制御回路は、サーマルプロテクタが開の状態となった後、マニュアルリセット回路からのリセット信号が入力されるまでの期間、リレーにより電源部とサーマルプロテクタとが切断された状態を維持する制御を行うように構成されている。
実開昭58−49535号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のモータの制御装置(サーマルプロテクタ)では、サーマルプロテクタが自動的に閉の状態になった場合でも、コイルへの電力の供給が自動的に再開されることを抑制するために、制御装置に、制御回路と、マニュアルリセット回路と、リレーとが設けられている。このため、上記特許文献1に記載のサーマルプロテクタでは、巻線(周囲)の温度が自然に低下することにより、コイル(負荷)への電力の供給が自動的に再開されるのを抑制するために、モータの制御装置の構成が複雑化するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、周囲の温度が自然に低下することにより、負荷への電力の供給が自動的に再開されるのを抑制しながら、サーマルプロテクタが設けられる装置の構成が複雑化するのを抑制することが可能なサーマルプロテクタおよび水中ポンプを提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面におけるサーマルプロテクタは、電源部に接続された第1接点と、負荷に接続された第2接点と、周囲の温度上昇に応じて変形することにより、第1接点と第2接点とが接続された閉状態から、第1接点と第2接点とが接続されない開状態に変化させる感応部と、感応部に並列に接続されているとともに、第1接点に接続されており、電流が流れることにより感応部を加熱して、開状態を保持させる開状態保持用加熱部とを備える。
この発明の第1の局面によるサーマルプロテクタでは、上記のように、感応部に並列に接続されているとともに、第1接点に接続されており、電流が流れることにより感応部を加熱して、開状態を保持させる開状態保持用加熱部を備える。これにより、サーマルプロテクタが開状態になった場合でも、感応部に並列に接続されているとともに、第1接点に接続された開状態保持用加熱部により、感応部を加熱することができる。このため、サーマルプロテクタが開状態になった後、サーマルプロテクタの周囲の温度が自然に低下した場合でも、開状態保持用加熱部により、感応部が加熱されるので、サーマルプロテクタが開状態であることを維持することができる。この結果、周囲の温度が自然に低下した場合でも、サーマルプロテクタが開状態であることを維持することにより、負荷への電力の供給が自動的に再開されるのを抑制することができる。これにより、サーマルプロテクタ自身により開状態であることを維持することができるので、サーマルプロテクタに加えて、制御回路と、マニュアルリセット回路と、リレーとを設ける必要がない。その結果、サーマルプロテクタが設けられる装置の構成(回路構成)が複雑化するのを抑制することができる。これらの結果、周囲の温度が自然に低下することにより、負荷への電力の供給が自動的に再開されるのを抑制しながら、サーマルプロテクタが設けられる装置の構成が複雑化するのを抑制することができる。
上記第1の局面によるサーマルプロテクタにおいて、好ましくは、開状態保持用加熱部は、第1接点と負荷との間に設けられており、開状態保持用加熱部の抵抗値は、閉状態で負荷に流れる電流値よりも、開状態で負荷に流れる電流値が小さくなる値に設定されている。このように構成すれば、開状態保持用加熱部に流れる電流が、負荷にも流れるようにサーマルプロテクタを構成する場合でも、負荷に流れる電流値を小さくすることができる。この結果、開状態保持用加熱部に流れる電流が、負荷にも流れることに起因して、負荷が過剰に発熱するのを抑制することができる。なお、本願明細書では「電流値」とは、たとえば「電流値の実効値」を意味するものとする。
この場合、好ましくは、感応部に直列に接続されているとともに、第2接点に接続されており、電流が流れることにより感応部を加熱することにより、閉状態から開状態に変化させる接点開放用加熱部をさらに備え、開状態保持用加熱部の抵抗値は、接点開放用加熱部の抵抗値よりも大きい。このように構成すれば、抵抗値が比較的小さく、流れる電流値が比較的大きくなる接点開放用加熱部によって、負荷に過電流が流れた場合に、迅速に感応部を開状態にすることができるとともに、抵抗値が比較的大きく、流れる電流値が比較的小さくなる開状態保持用加熱部の発熱量を、接点開放用加熱部の発熱量よりも少なくすることができるので、サーマルプロテクタが開状態になった場合に、開状態保持用加熱部により感応部が過剰に加熱されるのを抑制することができる。
上記開状態保持用加熱部の抵抗値が接点開放用加熱部の抵抗値よりも大きいサーマルプロテクタにおいて、好ましくは、開状態保持用加熱部の抵抗値は、接点開放用加熱部の抵抗値の10000倍の値よりも大きい。このように構成すれば、開状態保持用加熱部の発熱量を、接点開放用加熱部の発熱量よりも、より一層少なくすることができるので、サーマルプロテクタが開状態になった場合に、開状態保持用加熱部により感応部が過剰に加熱されるのを、より一層抑制することができる。また、開状態保持用加熱部の抵抗値が比較的大きいことにより、感応部が開状態になった際(接点開放時)に、開状態保持用加熱部が発熱して、感応部を加熱させることができる。
上記第1の局面によるサーマルプロテクタにおいて、好ましくは、開状態保持用加熱部は、抵抗器、または、正温度係数ヒータを含む。このように構成すれば、抵抗器、または、正温度係数ヒータを使用することにより、開状態保持用加熱部を容易に構成することができる。
上記第1の局面によるサーマルプロテクタにおいて、好ましくは、開状態保持用加熱部は、感応部の近傍に配置されている。このように構成すれば、感応部から遠方に離れて開状態保持用加熱部が配置される場合と異なり、開状態保持用加熱部から感応部までの伝熱経路を短くすることができる。この結果、サーマルプロテクタが開状態になった場合に、感応部を迅速に加熱することができるとともに、伝熱される際の熱の損失を低減することができる。
この場合、好ましくは、第1接点と第2接点と感応部とを収容するケース部をさらに備え、開状態保持用加熱部は、ケース部の外表面または内部に配置されている。このように構成すれば、開状態保持用加熱部は、ケース部の外表面または内部に配置することにより、開状態保持用加熱部を感応部の近傍に容易に配置することができる。そして、本発明では、開状態保持用加熱部を、ケース部の外表面または内部に配置することにより、ケース部と開状態保持用加熱部とを一体的に組み合わされた状態で、他の装置(モータ等)に取り付けることができる。また、開状態保持用加熱部を、ケース部の内部に配置すれば、開状態保持用加熱部が設けられていない従来のサーマルプロテクタと外形寸法が変わらないので、従来のサーマルプロテクタに対して互換性を持たせることができる。
この発明の第2の局面における水中ポンプは、巻線部を有し、巻線部に電流が流れることにより駆動軸を回転させるモータと、駆動軸の回転に連動して回転する羽根車を有し、吸込口および吐出口が設けられたポンプ室と、巻線部の近傍に配置されているサーマルプロテクタとを備え、サーマルプロテクタは、電源部に接続された第1接点と、巻線部に接続された第2接点と、周囲の温度上昇に応じて変形することにより、第1接点と第2接点とが接続された閉状態から、第1接点と第2接点とが接続されない開状態に変化させる感応部と、感応部に並列に接続されているとともに、第1接点に接続されており、電流が流れることにより感応部を加熱して、開状態を保持させる開状態保持用加熱部とを備える。
この発明の第2の局面における水中ポンプでは、上記のように構成することにより、サーマルプロテクタが開状態になった後、巻線部の温度が自然に低下した場合でも、開状態保持用加熱部により、感応部が加熱されるので、サーマルプロテクタが開状態であることを維持することができる。この結果、巻線部の温度が自然に低下した場合でも、サーマルプロテクタが開状態であることを維持することにより、巻線部への電力の供給が自動的に再開されるのを抑制することができる。このため、水中ポンプに、電力の供給が自動的に再開されるのを抑制するための制御回路と、マニュアルリセット回路と、リレーとを設ける必要がないので、水中ポンプの構成が複雑化するのを抑制することができる。その結果、周囲の温度が自然に低下することにより、負荷への電力の供給が自動的に再開されるのを抑制しながら、サーマルプロテクタが設けられる装置の構成(回路構成)が複雑化するのを抑制することができる。この結果、周囲の温度が自然に低下することにより、負荷への電力の供給が自動的に再開されるのを抑制しながら、水中ポンプの構成が複雑化するのを抑制することが可能な水中ポンプを提供することができる。また、水中ポンプは、一般的に、陸上で使用されるポンプに比べて、分解してマニュアルリセット回路を動作させる(リセットボタン等を押下する)ことが容易ではないため、マニュアルリセット回路等を用いずに、負荷への電力の供給が自動的に再開されるのを抑制することが可能な本発明を、水中ポンプに適用することは、特に効果的である。
上記第2の局面による水中ポンプにおいて、好ましくは、巻線部は、主巻線と、コンデンサが直列して接続された補助巻線とを含み、開状態保持用加熱部は、第1接点と補助巻線との間に設けられている。このように構成すれば、主巻線と補助巻線とを有するモータを備える水中ポンプにサーマルプロテクタを設ける場合にも、周囲の温度が自然に低下することにより、負荷への電力の供給が自動的に再開されるのを抑制しながら、水中ポンプの構成が複雑化するのを抑制することができる。
上記第2の局面による水中ポンプにおいて、好ましくは、開状態保持用加熱部は、第1接点と巻線部との間に設けられており、開状態保持用加熱部の抵抗値は、閉状態で巻線部に流れる電流値よりも、開状態で巻線部に流れる電流値が小さくなる値に設定されている。このように構成すれば、開状態保持用加熱部に流れる電流が、巻線部にも流れるようにサーマルプロテクタを構成する場合でも、巻線部に流れる電流値を小さくすることができる。この結果、開状態保持用加熱部に流れる電流が、巻線部にも流れることに起因して、巻線部が過剰に発熱するのを抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、周囲の温度が自然に低下することにより、負荷への電力の供給が自動的に再開されるのを抑制しながら、サーマルプロテクタが設けられる装置の構成が複雑化するのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態による水中ポンプを示した断面図である。 本発明の第1実施形態によるサーマルプロテクタ(閉状態)の構成を示した回路図である。 本発明の第1実施形態によるサーマルプロテクタ(開状態)の構成を示した回路図である。 本発明の第1実施形態によるサーマルプロテクタの内部構成を模式的に示した断面図である。 本発明の第1実施形態によるサーマルプロテクタの構成を模式的に示した平面図である。 本発明の第2実施形態による水中ポンプを示した断面図である。 本発明の第2実施形態によるサーマルプロテクタ(閉状態)の構成を示した回路図である。 本発明の第2実施形態によるサーマルプロテクタ(開状態)の構成を示した回路図である。 本発明の第2実施形態によるサーマルプロテクタの構成を模式的に示した側面図である。 図9の300−300に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態によるサーマルプロテクタの構成を模式的に示した底面図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例によるサーマルプロテクタ(閉状態)の構成を示した回路図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例によるサーマルプロテクタ(閉状態)の構成を示した回路図である。 本発明の第1および第2実施形態の第2変形例によるモータの構成を示した回路図である。 本発明の第1および第2実施形態の第3変形例によるサークルプロテクタの構成を示した回路図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1〜図5を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。第1実施形態による水中ポンプ100は、電動ポンプとして構成されている。すなわち、水中ポンプ100は、電源部101から電力が供給されることにより、駆動するように構成されている。
第1実施形態による水中ポンプ100は、図1に示すように、サーマルプロテクタ1と、モータ2と、回転軸3と、ポンプ室4と、オイル室5と、電気部品室6と、ケーブル7とを備える。また、回転軸3は、特許請求の範囲の「駆動軸」の一例である。また、モータ2は、特許請求の範囲の「負荷」の一例である。
モータ2は、固定子21と、回転子22と、モータフレーム23と、モータブラケット24と、巻線部25とを含む。固定子21は、たとえば、円筒形状を有する。そして、固定子21の外周面は、モータフレーム23の内側面に固定されている。また、回転子22は、固定子21の内側に固定子21と対向するように配置されている。そして、回転子22は、回転軸3に固定されている。これにより、回転子22の回転に伴って、回転軸3が回転する。なお、巻線部25は、特許請求の範囲の「負荷」の一例である。
モータフレーム23には、ベアリング23aが設けられている。そして、モータフレーム23は、ベアリング23aを介して、回転軸3を回転可能に支持している。また、モータブラケット24は、モータフレーム23と共に、内部に密閉空間(モータ室)を構成する。そして、この密閉空間は、液密に構成されている。また、モータブラケット24には、ベアリング24aが設けられている。そして、モータブラケット24は、ベアリング24aを介して、回転軸3を回転可能に支持している。
巻線部25は、固定子21に配置されている。たとえば、巻線部25は、導線が固定子21に複数回巻回されて形成されている。そして、巻線部25は、電源部101に接続されたケーブル7に、サーマルプロテクタ1を介して接続されている。
図2に示すように、巻線部25は、主巻線25aと補助巻線25bとを含む。補助巻線25bは、コンデンサ25cに直列に接続されている。すなわち、この巻線部25(モータ2)は、単相コンデンサラン回路として構成されている。そして、巻線部25は、電源部101から電力が供給されることにより、磁界を生じさせるように構成されている。そして、モータ2は、固定子21(巻線部25)の磁界により、回転子22および回転軸3を固定子21に対して回転させるように構成されている。
図1に示すように、回転軸3は、モータフレーム23(モータ室)からオイル室5を貫通してポンプ室4まで延びるように配置されている。また、回転軸3のポンプ室4側の端部31の近傍には、羽根車41が取り付けられている。そして、回転軸3は、羽根車41と一体的に回転するように構成されている。
ポンプ室4には、羽根車41が配置されている。また、羽根車41(および回転軸3)の中心軸線は、吸込口42の略真上に配置され、吐出口43の側方側に配置されている。また、ポンプ室4には、吸込口42と吐出口43と流路44とが形成されている。羽根車41は、回転することにより、水中ポンプ100が配置されたマンホールなどの汚水を吸込口42から吸い込むとともに、吸い込んだ汚水を、流路44を介して吐出口43の方向に送るように構成されている。つまり、流路44は、羽根車41により吐出される流体が通るように構成されている。
オイル室5は、モータ2およびポンプ室4の間に配置されており、オイル室5には、オイルが充填されている。また、オイル室5内には、メカニカルシール51が設けられている。メカニカルシール51は、負荷側(ポンプ室4側)および反負荷側(ポンプ室4に対して反対側、つまり、モータ2側)に、それぞれ、摺動部(図示せず)を有している。負荷側の摺動部は、ポンプ室4の圧力水がオイル室5に流入するのを防止(抑制)する機能を有している。また、反負荷側の摺動部は、オイル室5のオイルがモータ2側に流入するのを防止(抑制)する機能を有している。なお、摺動部は、オイル室5に充填されたオイルによって、潤滑されるとともに、焼きつかないように冷却される。メカニカルシール51の反負荷側(上端)には、シール53が設けられている。シール53は、たとえば、オイルシール等が用いられる。また、オイル室5のオイルケーシング54内に、オイルが充填されている。オイルケーシング54は、モータフレーム23と上下方向に組み合わされている。
オイルリフター52は、オイル室5の回転軸3の周りに設けられ、回転軸3の周囲を囲う筒形状を有している。また、オイルリフター52は、回転軸3の回転に伴いオイルを上方向に持ち上げるように構成されている。つまり、オイルリフター52は、メカニカルシール51の反負荷側の摺動部にオイルを供給するように構成されている。
電気部品室6は、たとえば、図1に示すように、水中ポンプ100において、モータ2の上方に配置されている。そして、電気部品室6は、ヘッドカバー61を含む。そして、ヘッドカバー61とモータフレーム23とは、上下方向に組み合わされている。そして、電気部品室6内には、サーマルプロテクタ1およびケーブル7等の電気部品が配置されている。
(サーマルプロテクタの構成)
図2に示すように、サーマルプロテクタ1は、電源部101とモータ2との間に直列に接続されている。そして、図3に示すように、サーマルプロテクタ1は、モータ2の巻線部25の温度が所定の温度以上に上昇するか、または、巻線部25の補助巻線25bに過電流が流れた場合に、電源部101側の第1固定接点12aとモータ2側の第2固定接点12bとを電気的に切断することにより、モータ2を保護するための電気部品である。
図1に示すように、サーマルプロテクタ1は、モータ2の近傍に配置されている。たとえば、サーマルプロテクタ1は、モータ2のモータブラケット24の外表面に配置されている。詳細には、サーマルプロテクタ1は、電気部品室6内において、モータブラケット24のうちの巻線部25の上方側の部分に設けられている。そして、サーマルプロテクタ1は、モータブラケット24に接触しており、巻線部25の温度上昇に感応する(温度上昇を検出する)ように構成されている。
また、サーマルプロテクタ1は、第1実施形態では、単相用三端子サーマルプロテクタとして構成されている。すなわち、サーマルプロテクタ1は、第1端子11aと、第2端子11bと、第3端子11cとを含む。第1端子11aは、ケーブル7を介して電源部101に接続されている。第2端子11bは、巻線部25の主巻線25aに接続されている。第3端子11cは、巻線部25の補助巻線25bに接続されている。
図2に示すように、サーマルプロテクタ1は、第1固定接点12aと、第2固定接点12bと、感応部13と、ケース部14(図1参照)と、第1ヒータ部15と、第2ヒータ部16と、ケースカバー17(図4参照)とを含む。なお、第1ヒータ部15は、特許請求の範囲の「開状態保持用加熱部」および「抵抗器」の一例である。また、第2ヒータ部16は、特許請求の範囲の「接点開放用加熱部」の一例である。また、第1固定接点12aは、特許請求の範囲の「第1接点」の一例である。また、第2固定接点12bは、特許請求の範囲の「第2接点」の一例である。
第1固定接点12aは、第1端子11aを介して電源部101に接続されている。そして、第2固定接点12bは、第2端子11bおよび第3端子11cを介して、巻線部25に接続されている。
感応部13は、周囲の温度上昇に応じて変形することにより、第1固定接点12aと第2固定接点12bとが接続された閉状態(図2参照)から、第1固定接点12aと第2固定接点12bとが接続されない開状態(図3参照)に変化させるように構成されている。具体的には、感応部13は、バイメタル部13aと、第1可動接点部13bと、第2可動接点部13cとを含む。以下の説明では、単に「閉状態」と記載した場合、第1固定接点12aと第2固定接点12bとが電気的に接続されている状態を意味するものとし、単に「開状態」と記載した場合、第1固定接点12aと第2固定接点12bとが電気的に接続されていない状態を意味するものとする。
バイメタル部13aは、周囲(巻線部25)の温度上昇に応じて変形する性質を有する。そして、第1可動接点部13bは、バイメタル部13aのうちの第1固定接点12a側の部分に設けられている。また、第1可動接点部13bは、第1固定接点12aには固定されていない。また、第2可動接点部13cは、バイメタル部13aのうちの第2固定接点12b側の部分に設けられている。そして、第2可動接点部13cは、第2固定接点12bには固定されていない。これにより、第1可動接点部13bは、バイメタル部13aの変形に応じて、第1固定接点12aに接続された状態(図2参照)と、第1固定接点12aに接続されていない状態(図3参照)とが切り替わるように構成されている。そして、第2可動接点部13cは、バイメタル部13aの変形に応じて、第2固定接点12bに接続された状態(図2参照)と、第2固定接点12bに接続されていない状態(図3参照)とが切り替わるように構成されている。
図2に示すように、バイメタル部13aの周囲(巻線部25)の温度が比較的低く、バイメタル部13aの温度TがT1未満の場合、第1可動接点部13bと第1固定接点12aとが接続されるとともに、第2可動接点部13cと第2固定接点12bとが接続される。ここで、温度T1は、バイメタル部13aが機械的に反転動作する温度である。これにより、サーマルプロテクタ1は、第1固定接点12aと第2固定接点12bとが電気的に接続された閉状態となる。この場合、電源部101からの電流I1が第1固定接点12aから第2固定接点12bに流れる。
図3に示すように、バイメタル部13aの周囲(巻線部25)の温度が上昇し、バイメタル部13aの温度TがT1未満からT1以上に変化した場合、第1可動接点部13bと第1固定接点12aとが離間するとともに、第2可動接点部13cと第2固定接点12bとが離間する。これにより、サーマルプロテクタ1は、第1固定接点12aと第2固定接点12bとが電気的に接続されない(切断された)開状態となる。この場合、電源部101からの電流は、第1固定接点12aから第2固定接点12bに流れない。
図4に示すように、ケース部14は、第1固定接点12aと第2固定接点12bと感応部13とを収容するように構成されている。具体的には、ケース部14の内部には、感応部13のバイメタル部13aが変形することを許容する空間が形成されている。たとえば、バイメタル部13aのうちの第1可動接点部13bと第2可動接点部13cとの中点において、固定部材13dによりバイメタル部13aが固定されている。また、第1固定接点12aと第2固定接点12bとは、ケース部14に対して固定されている。また、第1端子11a、第2端子11b、および、第3端子11cは、ケース部14からケース部14の外側(たとえば、上方)に突出するように形成されている。
〈第1ヒータ部および第2ヒータ部の構成〉
図4に示すように、第1ヒータ部15および第2ヒータ部16は、それぞれ、感応部13の近傍に配置されている。具体的には、第1ヒータ部15および第2ヒータ部16は、感応部13が収容されているケース部14の内部(内側)に配置されている。詳細には、第1ヒータ部15は、ケース部14の内部のうちのケースカバー17の内面に配置されている。
図5に示すように、第1ヒータ部15は、たとえば、平面視において、感応部13にオーバーラップするように配置されている。また、第1ヒータ部15は、平面視において、第1端子11aと第2端子11bとの間に配置されている。
図2に示すように、第1ヒータ部15は、感応部13に電気的に並列に接続されているとともに、第1固定接点12aに接続されている。詳細には、第1ヒータ部15は、第1固定接点12aと、巻線部25の補助巻線25bとの間において、第1固定接点12aおよび巻線部25の補助巻線25bに直列に接続されている。また、第1ヒータ部15は、第1端子11aと第3端子11cとの間に設けられている。
また、第1ヒータ部15は、たとえば、酸化皮膜抵抗器を含む。これにより、図3に示すように、第1ヒータ部15は、電源部101からの電流I2が流れた場合、酸化皮膜抵抗器が発熱するように構成されている。そして、第1ヒータ部15は、発熱することにより、感応部13を加熱して、開状態を保持させるように構成されている。
ここで、第1実施形態では、第1ヒータ部15の抵抗値R1は、サーマルプロテクタ1が閉状態で巻線部25に流れる電流I1の電流値(I11+I12)(図2参照)よりも、開状態で巻線部25に流れる電流I2の電流値(I21+I22)(図3参照)が小さくなる値に設定されている。具体的には、抵抗値R1は、第2ヒータ部16の抵抗値R2よりも大きい値である。第1実施形態では、抵抗値R1は、抵抗値R2よりも10000倍以上の値である。たとえば、抵抗値R1は、数kΩ(1kΩ以上10kΩ未満)であり、抵抗値R2は、数mΩまたは数十mΩ(1mΩ以上100mΩ未満)である。これにより、図2に示すように、閉状態では、電源部101からの電流のうちの大部分は、感応部13および第2ヒータ部16に流れる一方、第1ヒータ部15には略流れない状態になる。また、図3に示すように、開状態では、電源部101からの電流は、第1ヒータ部15に流れる一方、感応部13には流れない状態になる。
第2ヒータ部16は、感応部13に直列に接続されているとともに、第2固定接点12bに接続されている。また、第2ヒータ部16は、たとえば、電熱線として構成されている。そして、第2ヒータ部16は、電流(過電流)が流れることにより感応部13を加熱することにより、閉状態から開状態に変化させるように構成されている。具体的には、抵抗値R2は、バイメタル部13aの温度T(巻線部25の温度)がT1未満であり、かつ、補助巻線25bに過電流が流れていない場合(通常の電流値の場合)には、閉状態を維持するような値に設定されている。また、抵抗値R2は、補助巻線25bに過電流が流れた場合(電流値が所定の電流値よりも大きい場合)には、開状態になるように感応部13を発熱するような値に設定されている。
ケースカバー17は、ケース部14のモータ2側を覆うように配置されている。そして、ケースカバー17は、モータ2のモータブラケット24に接触するように配置されている。これにより、ケースカバー17は、モータブラケット24を介して巻線部25からの熱をケース部14の内部(感応部13)に伝達するように構成されている。
(サーマルプロテクタの動作)
次に、図2および図3を参照して、第1実施形態によるサーマルプロテクタ1(水中ポンプ100)の動作について説明する。具体的には、通常運転時のサーマルプロテクタ1(水中ポンプ100)の動作と、ポンプ室4の流路44(図1参照)に異物等が入ることにより、羽根車41が回転しない状態(ロックした状態)になった場合のサーマルプロテクタ1(水中ポンプ100)の動作とについて説明する。
〈通常運転時の動作〉
図2に示すように、バイメタル部13aの温度T(巻線部25の温度)がT1未満で、かつ、補助巻線25bに過電流が流れていない場合、感応部13により第1固定接点12aと第2固定接点12bとが接続された閉状態となる。そして、電源部101からの電流I1は、感応部13および主巻線25aと、第2ヒータ部16および補助巻線25bに流れる。そして、巻線部25により発生された磁界により回転子22が回転され、回転軸3および羽根車41が回転し、吸込口42から流路44を介して吐出口43に、液体が送り出される。
〈ロックした状態における動作〉
羽根車41が回転しない状態(ロックした状態)になった場合、感応部13、第2ヒータ部16、および、巻線部25に流れる電流の電流値が増大する(過電流が流れる)。そして、第2ヒータ部16に過電流が流れて、第2ヒータ部16により感応部13が加熱され、感応部13が変形する。そして、感応部13の第1可動接点部13bと、第1固定接点12aとが離間するとともに、感応部13の第2可動接点部13cと、第2固定接点12bとが離間する。これにより、感応部13により第1固定接点12aと第2固定接点12bとが接続されない開状態となる。開状態となることにより、第1端子11aと第3端子11cとの間における電流が流れる経路は、第1ヒータ部15を経由する経路のみとなり、第1ヒータ部15に電流I2が流れる。そして、第1ヒータ部15により感応部13を加熱することにより、第1固定接点12aと第2固定接点12bとが接続されない開状態が維持される。これにより、電源部101からの電力の供給が停止されるまで、開状態を維持させることが可能になる。この場合、電源部101からの電力の供給が停止され、第1ヒータ部15による加熱が停止されることにより、バイメタル部13aの温度Tが温度T1未満になり、開状態から閉状態に変化した場合でも、電源部101からの電力の供給が停止されているので、モータ2が駆動することはない。そして、たとえば、羽根車41が回転しない状態(ロックした状態)の原因を解消して、電源部101からの電力の供給を再開すれば、上記通常運転時の動作のように、水中ポンプ100を動作させることが可能になる。
[第1実施形態の効果]
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、感応部13に並列に接続されているとともに、第1固定接点12aに接続されており、電流が流れることにより感応部13を加熱して、開状態を保持させる第1ヒータ部15を備える。これにより、サーマルプロテクタ1が開状態になった場合でも、感応部13に並列に接続されているとともに、第1固定接点12aに接続された第1ヒータ部15により、感応部13を加熱することができる。このため、サーマルプロテクタ1が開状態になった後、サーマルプロテクタ1の周囲の温度が自然に低下した場合でも、第1ヒータ部15により、感応部13が加熱されるので、サーマルプロテクタ1が開状態であることを維持することができる。この結果、周囲の温度が自然に低下した場合でも、サーマルプロテクタ1が開状態であることを維持することにより、巻線部25への電力の供給が自動的に再開されるのを抑制することができる。これにより、サーマルプロテクタ1自身により開状態であることを維持することができるので、サーマルプロテクタ1に加えて、制御回路と、マニュアルリセット回路と、リレーとを設ける必要がない。その結果、水中ポンプ100の構成が複雑化するのを抑制することができる。これらの結果、周囲の温度が自然に低下することにより、巻線部25への電力の供給が自動的に再開されるのを抑制しながら、水中ポンプ100の構成が複雑化するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1ヒータ部15を、第1固定接点12aと巻線部25との間に設ける。そして、第1ヒータ部15の抵抗値R1を、閉状態で巻線部25に流れる電流I1の電流値よりも、開状態で巻線部25に流れる電流I2の電流値が小さくなる値に設定する。これにより、第1ヒータ部15に流れる電流が、巻線部25にも流れるサーマルプロテクタ1において、巻線部25に流れる電流値を小さくすることができる。この結果、第1ヒータ部15に流れる電流I2が、巻線部25にも流れることに起因して、巻線部25が過剰に発熱するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、サーマルプロテクタ1に、感応部13に直列に接続されているとともに、第2固定接点12bに接続されており、電流が流れることにより感応部13を加熱することにより、閉状態から開状態に変化させる第2ヒータ部16を設ける。そして、第1ヒータ部15の抵抗値R1を、第2ヒータ部16の抵抗値R2よりも大きく設定する。これにより、巻線部25に過電流が流れた場合に、抵抗値R2が比較的小さく、流れる電流値I12が比較的大きくなる第2ヒータ部16によって、迅速に感応部13を開状態にすることができるとともに、抵抗値R1が比較的大きく、流れる電流値I2が比較的小さくなる第1ヒータ部15の発熱量を、第2ヒータ部16の発熱量よりも少なくすることができるので、サーマルプロテクタ1が開状態になった場合に、第1ヒータ部15により感応部13が過剰に加熱されるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1ヒータ部15の抵抗値R1を、第2ヒータ部16の抵抗値R2の10000倍の値よりも大きく設定する。これにより、第1ヒータ部15の発熱量を、第2ヒータ部16の発熱量よりも、より一層少なくすることができるので、サーマルプロテクタ1が開状態になった場合に、第1ヒータ部15により感応部13が過剰に加熱されるのを、より一層抑制することができる。また、感応部13が開状態になった際(接点開放時)に、第1ヒータ部15が発熱して、感応部13を加熱させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1ヒータ部15に、酸化皮膜抵抗器を設ける。これにより、酸化皮膜抵抗器を使用することにより、第1ヒータ部15を容易に構成することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1ヒータ部15を、感応部13の近傍に配置する。これにより、感応部13から遠方に離れて第1ヒータ部15が配置される場合と異なり、第1ヒータ部15から感応部13までの伝熱経路を短くすることができる。この結果、サーマルプロテクタ1が開状態になった場合に、感応部13を迅速に加熱することができるとともに、伝熱される際の熱の損失を低減することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、サーマルプロテクタ1に第1固定接点12aと第2固定接点12bと感応部13とを収容するケース部14を設ける。そして、第1ヒータ部15を、ケース部14の内部に配置する。これにより、第1ヒータ部15を、ケース部14の内部に配置することにより、第1ヒータ部15を感応部13の近傍に容易に配置することができる。そして、第1ヒータ部15を、ケース部14の内部に配置することにより、ケース部14と第1ヒータ部15とを一体的に組み合わされた状態で、モータ2等に取り付けることができる。また、上記のように、第1ヒータ部15を、ケース部14の内部に配置すれば、第1ヒータ部15が設けられていない従来のサーマルプロテクタと外形寸法が変わらないので、従来のサーマルプロテクタに対して互換性を持たせることができる。
[第2実施形態]
次に、図6〜図11を参照して、本発明の第2実施形態による水中ポンプ200(サーマルプロテクタ201)の構成について説明する。第2実施形態では、第2ヒータ部16が設けられた第1実施形態によるサーマルプロテクタ1(サークルサーマルプロテクタ)とは異なり、第2ヒータ部16はサーマルプロテクタ201には設けられていない。なお、上記第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、説明を省略する。
図6に示すように、第2実施形態による水中ポンプ200は、サーマルプロテクタ201を備える。そして、サーマルプロテクタ201は、モータ2の巻線部25に配置されている。たとえば、サーマルプロテクタ201のケース部214は、巻線部25に接触している。
図7および図8に示すように、第2実施形態によるサーマルプロテクタ201には、第1固定接点212aと第2固定接点212bとを閉状態から開状態に変化させるためのヒータ(第2ヒータ部)は設けられていない。すなわち、サーマルプロテクタ201は、いわゆる、ミニチュアプロテクタとして構成されている。なお、第1固定接点212aは、特許請求の範囲の「第1接点」の一例である。また、第2固定接点212bは、特許請求の範囲の「第2接点」の一例である。
また、サーマルプロテクタ201は、第1端子211aと、第2端子211bと、第1固定接点212aと、第2固定接点212bと、感応部213と、ケース部214と、ヒータ部215とを含む。なお、ヒータ部215は、特許請求の範囲の「開状態保持用加熱部」および「正温度係数ヒータ」の一例である。
図7に示すように、第1端子211aは、ケーブル7を介して電源部101に接続されている。第2端子211bは、巻線部25の主巻線25aおよび補助巻線25bに接続されている。そして、第1固定接点212aは、第1端子211aを介して電源部101に接続されている。そして、第2固定接点212bは、第2端子211bを介して、巻線部25に接続されている。
感応部213は、周囲の温度上昇に応じて変形することにより、第1固定接点212aと第2固定接点212bとが接続された閉状態(図7参照)から、第1固定接点212aと第2固定接点212bとが接続されない開状態(図8参照)に変化させるように構成されている。具体的には、感応部213は、バイメタル部213aと、可動接点部213bとを含む。
バイメタル部213aの一方端部は、第1固定接点212aに固定されている。そして、可動接点部213bは、第2固定接点212bには固定されていない。これにより、可動接点部213bは、バイメタル部213aの変形に応じて、第2固定接点212bに接続された状態(図7参照)と、第2固定接点212bに接続されていない状態(図8参照)とが切り替わるように構成されている。
図7に示すように、バイメタル部213aの周囲(巻線部25)の温度が比較的低く、バイメタル部213aの温度TaがT2未満の場合、可動接点部213bと第2固定接点212bとが接続される。ここで、温度T2は、バイメタル部213aが機械的に反転動作する温度である。これにより、サーマルプロテクタ201は、第1固定接点212aと第2固定接点212bとが電気的に接続された閉状態となる。この場合、電源部101からの電流I13が第1固定接点212aから第2固定接点212bに流れる。
図8に示すように、バイメタル部213aの周囲(巻線部25)の温度が上昇し、バイメタル部213aの温度TaがT2未満からT2以上に変化した場合、可動接点部213bと第2固定接点212bとが離間する。これにより、サーマルプロテクタ201は、第1固定接点212aと第2固定接点212bとが電気的に接続されない(切断された)開状態となる。この場合、電源部101からの電流は、第1固定接点212aから第2固定接点212bに流れない。
図9および図10に示すように、ケース部214は、第1固定接点212aと第2固定接点212bと感応部213とを収容するように構成されている。また、第1固定接点212aと第2固定接点212bとは、ケース部214に対して固定されている。また、第1端子211a、および、第2端子211bは、ケース部214からケース部214の外側に突出するように形成されている。
そして、ヒータ部215は、感応部213の近傍に配置されている。具体的には、感応部213が収容されているケース部214の外表面214aに配置されている。詳細には、ヒータ部215は、ケース部214の外表面214aに密着(接触)するように取り付けられている。
図9に示すように、ヒータ部215は、たとえば、側面視において、ケース部214の中央部に設けられている。また、図11に示すように、ヒータ部215は、たとえば、側面視において、ケース部214の中央部に設けられている。
図7に示すように、ヒータ部215は、感応部213に並列に、第1端子211aと第2端子211bとの間に接続されている。たとえば、ヒータ部215は、電極216等を介して、第1端子211aに接続されている。たとえば、図11に示すように、電極216は、ケース部214の外部に配置されている。そして、電極216は、電極216のヒータ部215側に突出する凸部216aがヒータ部215の一方端面に接触するように配置されている。
また、ヒータ部215は、たとえば、正温度係数ヒータ(PTC素子)を含む。そして、ヒータ部215は、発熱することにより、感応部213を加熱して、開状態を保持させるように構成されている。また、ヒータ部215の抵抗値R3は、たとえば、開状態を保持させる際において、数MΩ(1MΩ以上10MΩ未満)である。
また、ヒータ部215の抵抗値R3は、サーマルプロテクタ201が閉状態で巻線部25に流れる電流I3の電流値(I31+I32)(図7参照)よりも、開状態で巻線部25に流れる電流I4の電流値(I41+I42)(図8参照)が小さくなる値に設定されている。なお、第2実施形態のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
[第2実施形態の効果]
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、サーマルプロテクタ201をミニチュアサーマルプロテクタとして構成する。これにより、ミニチュアサーマルプロテクタを設ける水中ポンプ200においても、周囲の温度が自然に低下することにより、モータ2への電力の供給が自動的に再開されるのを抑制しながら、水中ポンプ200の構成が複雑化するのを抑制することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、ヒータ部215を、ケース部214の外表面214aに配置する。これにより、ヒータ部215を、ケース部214の外表面214aに配置することにより、ヒータ部215を感応部213の近傍に容易に配置することができる。そして、ヒータ部215を、ケース部214の外表面214aに配置することにより、ケース部214とヒータ部215とを一体的に組み合わされた状態で、モータ2等に取り付けることができる。なお、第2実施形態におけるその他の効果は、第1実施形態の効果と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
(第1変形例)
たとえば、上記第1実施形態では、第2ヒータ部を有するサーマルプロテクタに3つの端子を設ける例(3端子型プロテクタとする例)を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図12および図13に示す第1変形例の第2ヒータ部16を有するサーマルプロテクタ301のように、2端子型プロテクタとして構成してもよい。
具体的には、図12に示すように、サーマルプロテクタ301は、第2端子311bを含む。第2端子311bは、第1ヒータ15と、第2ヒータ16と、主巻線25aと、補助巻線25bとに接続されている。言い換えると、第1変形例のサーマルプロテクタ301では、第2ヒータ16が補助巻線25b側ではなく、主巻線25a側に配置されている。これにより、サーマルプロテクタ301(感応部13)が閉状態では、第2ヒータ16には、電流値I5の電流が流れ、主巻線25aには電流値I51の電流が流れ、補助巻線25bには電流値I52の電流が流れる。そして、サーマルプロテクタ301(感応部13)が開状態では、第2ヒータ16には、電流が流れず、第1ヒータ15に電流値I6の電流が流れ、主巻線25aには電流値I61の電流が流れ、補助巻線25bには電流値I62の電流が流れる。
(第2変形例)
また、上記第1および第2実施形態では、巻線部を、単相コンデンサラン回路として構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図14に示す第2変形例のモータ402の巻線部425のように、補助巻線25bと、コンデンサ25cとの間にスイッチ部425dを設けるよう構成してもよい。これにより、スイッチ部425dを導通させる(オンにする)ことにより、コンデンサ25cに直列に接続された補助巻線25bによりモータ402を始動させることができ、モータ402の始動後、スイッチ部425dを遮断する(オフにする)ことにより、主巻線25aによりモータ402の駆動を継続させる。
また、図14のモータ402において、コンデンサ25cを設けなくてもよい。すなわち、このモータを、分相始動モータとして構成してもよい。
(第3変形例)
また、上記第1および第2実施形態では、サーマルプロテクタを単相用のサーマルプロテクタとして構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図15に示すサーマルプロテクタ501は、三相用のサーマルプロテクタとして構成されている。
具体的には、図15に示すように、サーマルプロテクタ501は、たとえば、U相巻線525Uと、V相巻線525Vと、W相巻線525Wとを有するモータ502の中性点側に接続されている。そして、サーマルプロテクタ501は、U相側接点512Uと、V相側接点512Vと、W相側接点512Wと、感応部513と、第1ヒータ515と、第2U相側ヒータ516Uと、第2V相側ヒータ516Vと、第2W相側ヒータ516Wとを含む。そして、第1ヒータ515は、感応部513に並列に接続されているとともに、第2U相側ヒータ516Uと第2W相側ヒータ516Wとの間に接続され、U相巻線525UとW相巻線525Wとの間に接続されている。これにより、第1ヒータ515は、感応部513が開状態となった場合でも、U相巻線525UとW相巻線525Wとを介して、電流が流れ、感応部513を加熱するように構成されている。なお、U相側接点512Uは、特許請求の範囲の「第1接点」の一例である。W相側接点512Wは、特許請求の範囲の「第2接点」の一例である。
また、第1ヒータ515は、第2U相側ヒータ516Uと第2V相側ヒータ516Vとの間に接続してもよいし、第2V相側ヒータ516Vと第2W相側ヒータ516Wとの間に接続してもよい。
(その他の変形例)
また、上記第1実施形態の第1ヒータ部には、酸化皮膜抵抗を設けて、上記第2実施形態の第1ヒータ部には、正温度係数ヒータを設ける例を示したが、本発明はこれに限らない。すなわち、第1ヒータ部(ヒータ部)を、酸化皮膜抵抗および正温度係数ヒータ以外の加熱部材(ヒータ)により構成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、第1ヒータ部(ヒータ部)を、第1固定接点と巻線部との間に接続する例を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、第1ヒータ部(ヒータ部)を、第1固定接点と、電源部の第1固定接点が接続されている側とは反対側の端子との間に接続してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、第1ヒータ部(ヒータ部)を、補助巻線とのに接続する例を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、第1ヒータ部(ヒータ部)を主巻線に接続してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、第1ヒータ部(ヒータ部)を、ケース部の外表面または内側に配置する例を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、第1ヒータ部(ヒータ部)を、ケース部から離間して配置してもよい。
1、201、301、501 サーマルプロテクタ
2、402、502 モータ
3 回転軸
4 ポンプ室
12a、212a 第1固定接点(第1接点)
12b、212b 第2固定接点(第2接点)
13、213、513 感応部
14、214 ケース部
15、515 第1ヒータ部(開状態保持用加熱部、抵抗器)
16 第2ヒータ部(接点開放用加熱部)
25、425 巻線部(負荷)
25a 主巻線
25b 補助巻線
25c コンデンサ
41 羽根車
42 吸込口
43 吐出口
100、200 水中ポンプ
101 電源部
214a 外表面
215 ヒータ部(開状態保持用加熱部、正温度係数ヒータ)
512U U相側接点(第1接点)
512W W相側接点(第2接点)
525U U相巻線(巻線部)
525V V相巻線(巻線部)
525W W相巻線(巻線部)
516U 第2U相側ヒータ部(接点開放用加熱部)
516V 第2V相側ヒータ部(接点開放用加熱部)
516W 第2W相側ヒータ部(接点開放用加熱部)

Claims (10)

  1. 電源部に接続された第1接点と、
    負荷に接続された第2接点と、
    周囲の温度上昇に応じて変形することにより、前記第1接点と前記第2接点とが接続された閉状態から、前記第1接点と前記第2接点とが接続されない開状態に変化させる感応部と、
    前記感応部に並列に接続されているとともに、前記第1接点に接続されており、電流が流れることにより前記感応部を加熱して、前記開状態を保持させる開状態保持用加熱部とを備える、サーマルプロテクタ。
  2. 前記開状態保持用加熱部は、前記第1接点と前記負荷との間に設けられており、
    前記開状態保持用加熱部の抵抗値は、前記閉状態で前記負荷に流れる電流値よりも、前記開状態で前記負荷に流れる電流値が小さくなる値に設定されている、請求項1に記載のサーマルプロテクタ。
  3. 前記感応部に直列に接続されているとともに、前記第2接点に接続されており、電流が流れることにより前記感応部を加熱することにより、前記閉状態から前記開状態に変化させる接点開放用加熱部をさらに備え、
    前記開状態保持用加熱部の抵抗値は、前記接点開放用加熱部の抵抗値よりも大きい、請求項2に記載のサーマルプロテクタ。
  4. 前記開状態保持用加熱部の抵抗値は、前記接点開放用加熱部の抵抗値の10000倍の値よりも大きい、請求項3に記載のサーマルプロテクタ。
  5. 前記開状態保持用加熱部は、抵抗器、または、正温度係数ヒータを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のサーマルプロテクタ。
  6. 前記開状態保持用加熱部は、前記感応部の近傍に配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のサーマルプロテクタ。
  7. 前記第1接点と前記第2接点と前記感応部とを収容するケース部をさらに備え、
    前記開状態保持用加熱部は、前記ケース部の外表面または内側に配置されている、請求項6に記載のサーマルプロテクタ。
  8. 巻線部を有し、前記巻線部に電流が流れることにより駆動軸を回転させるモータと、
    前記駆動軸の回転に連動して回転する羽根車を有し、吸込口および吐出口が設けられたポンプ室と、
    前記巻線部の近傍に配置されているサーマルプロテクタとを備え、
    前記サーマルプロテクタは、
    電源部に接続された第1接点と、
    前記巻線部に接続された第2接点と、
    周囲の温度上昇に応じて変形することにより、前記第1接点と前記第2接点とが接続された閉状態から、前記第1接点と前記第2接点とが接続されない開状態に変化させる感応部と、
    前記感応部に並列に接続されているとともに、前記第1接点に接続されており、電流が流れることにより前記感応部を加熱して、前記開状態を保持させる開状態保持用加熱部とを備える、水中ポンプ。
  9. 前記巻線部は、主巻線と、コンデンサが直列して接続された補助巻線とを含み、
    前記開状態保持用加熱部は、前記第1接点と前記補助巻線との間に設けられている、請求項8に記載の水中ポンプ。
  10. 前記開状態保持用加熱部は、前記第1接点と前記巻線部との間に設けられており、
    前記開状態保持用加熱部の抵抗値は、前記閉状態で前記巻線部に流れる電流値よりも、前記開状態で前記巻線部に流れる電流値が小さくなる値に設定されている、請求項8または9に記載の水中ポンプ。
JP2019091342A 2019-05-14 2019-05-14 水中ポンプ Active JP7242417B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019091342A JP7242417B2 (ja) 2019-05-14 2019-05-14 水中ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019091342A JP7242417B2 (ja) 2019-05-14 2019-05-14 水中ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020188574A true JP2020188574A (ja) 2020-11-19
JP7242417B2 JP7242417B2 (ja) 2023-03-20

Family

ID=73222145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019091342A Active JP7242417B2 (ja) 2019-05-14 2019-05-14 水中ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7242417B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5031436U (ja) * 1973-07-14 1975-04-07
JPH01105430A (ja) * 1987-08-13 1989-04-21 Murata Mfg Co Ltd 自己保持型保護スイッチ
JPH0746793Y2 (ja) * 1989-04-21 1995-10-25 新明和工業株式会社 水中ポンプ
JP2005098206A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Texas Instr Japan Ltd 復帰遅延型プロテクタおよびこれを用いた電動圧縮機保護システム
JP2007028736A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Ebara Corp サーマルプロテクタ、電動機保護装置、水中ポンプ装置、及びマンホールポンプ装置
JP2008019731A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Shin Meiwa Ind Co Ltd 自動運転型水中ポンプ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5031436U (ja) * 1973-07-14 1975-04-07
JPH01105430A (ja) * 1987-08-13 1989-04-21 Murata Mfg Co Ltd 自己保持型保護スイッチ
JPH0746793Y2 (ja) * 1989-04-21 1995-10-25 新明和工業株式会社 水中ポンプ
JP2005098206A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Texas Instr Japan Ltd 復帰遅延型プロテクタおよびこれを用いた電動圧縮機保護システム
JP2007028736A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Ebara Corp サーマルプロテクタ、電動機保護装置、水中ポンプ装置、及びマンホールポンプ装置
JP2008019731A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Shin Meiwa Ind Co Ltd 自動運転型水中ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JP7242417B2 (ja) 2023-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8390221B2 (en) Systems and methods for protecting three-phase motors
CN101469697B (zh) 压缩机驱动装置及制冷循环装置
KR20140052975A (ko) 밀폐된 냉각 압축기의 이중 전압 밀폐형 유도 모터에 대한 열적 보호와 권선 스위칭회로
JP2020188574A (ja) サーマルプロテクタおよび水中ポンプ
US4325012A (en) Start winding cut-out circuit for an electric motor
US6239523B1 (en) Cutout start switch
KR100430872B1 (ko) 모터 보호기 유닛으로의 온도 피드백을 갖는 밀폐식 압축기
US20140125269A1 (en) Winding switching circuit and thermal protection for dual voltage hermetic induction motor of hermetic cooling compressor
US3617839A (en) Brushless motor and inverter
US4292555A (en) Start winding cut-out circuit for an electric motor
CN201611862U (zh) 无刷液阻真空电机启动器
US6198186B1 (en) Thermally self-protected electric motor
KR100421394B1 (ko) 단상 캐패시터 분상형 동기 전동기
JP2007028736A (ja) サーマルプロテクタ、電動機保護装置、水中ポンプ装置、及びマンホールポンプ装置
US6495982B2 (en) Electric motor control
US6873131B1 (en) Dual voltage electric motors
JP2013099083A (ja) 起動装置
JP3248033U (ja) ダブルプロテクタを内蔵した三相コンプレッサ
EP4220881A1 (en) A single-phase ac motor with a duplex overload protector
JP2006246611A (ja) モータ始動リレー
WO2018160950A1 (en) Motor starting circuits, motor control assemblies, and grinder pump assemblies employing same
JP3160946U (ja) 過負荷保護器およびこれを用いた機器
JP2006230158A (ja) モータ始動リレー
TWM660743U (zh) 內置雙保護器的三相壓縮機
JP2020089026A (ja) モータ駆動装置、及び、モータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190517

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221213

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7242417

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150