JP2020188538A - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トランスの二次側から一次側に情報を伝達するための絶縁素子を削減すること。【解決手段】電源装置は、トランス109と、トランス109を駆動するFET106、107と、トランス109の二次側に発生する出力電圧を制御する電源制御IC121と、出力電圧の過電圧状態を検知すると検知信号を出力する低周波制御信号生成部30と、パルス信号を出力する高周波制御信号生成部40と、検知信号を通過させるローパスフィルタ部50と、パルス信号を通過させるハイパスフィルタ部60と、二次側には低周波制御信号生成部30及び高周波制御信号生成部40が接続され、一次側にはローパスフィルタ部50及びハイパスフィルタ部60が接続され、検知信号及びパルス信号を二次側から一次側に伝達する1つのフォトカプラ201と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電源装置及び画像形成装置に関し、特に交流電圧から直流電圧を生成し、絶縁された一次側と二次側の間の情報伝達手段を備えた電源装置に関する。
商用交流電源から供給される交流電圧から直流電圧を生成する電源装置では、高電圧を伴う入力側(以下、一次側という)から出力側(以下、二次側という)の感電防止や電位の分離を行うために、電気的に絶縁する構成が多く用いられている。このような電源装置では、直流電圧の安定化や異常発生時の回路保護を目的として、トランスの二次側から一次側へ制御信号を伝達する手段を備えている。このような制御信号には、例えば電源制御部が目標とする直流電圧を出力しているかどうかをモニタするフィードバック信号や、直流電圧が所定電圧以上となったときの過電圧検知信号、電源制御部の動作モードを切り替えるモード制御信号等がある。特に、過電圧発生時は、トランスの二次側に接続されたICや電気部品が破壊される可能性があるため、過電圧状態を即座に検知して、トランスの二次側への電力供給を停止する保護機能は、電源装置には必須の機能である。
上述した制御信号の伝達手段としては、トランスやコンデンサ、フォトカプラを用いた伝達手段があり、このうち絶縁素子であるフォトカプラを用いた伝達手段がより多く用いられている。フォトカプラを用いた伝達手段では、次のようにして情報伝達を行う。すなわち、トランスの二次側から一次側へ制御信号を伝達したい場合には、二次側の発光ダイオード(以下、LEDという)に電流を流し、LEDが導通することにより生じる光を、一次側のフォトトランジスタ(以下、PTrという)で受光する。そして、PTrが受光した受光量を受光量に応じた電圧に変換することで、トランスの二次側から一次側に情報伝達を行うことができる。一般的に、フォトカプラを用いた方式では、制御信号の数に応じたフォトカプラが必要となる。そのため、複数の制御信号が必要な比較的規模の大きいシステムでは、制御信号の伝達に必要な回路のコスト及び回路を設置する基板面積が増大するという課題があった。そこで、例えば、特許文献1のモード切り替え時に二次側の直流電圧が切り換わる構成の電源装置では、二次側の直流電圧の変化によりトランスの補助巻線に誘起される電圧変化を利用し、補助巻線の電圧に応じて電源制御ICのモード切替えを行っている。このように、トランスの補助巻線の電圧変化を利用することで、専用のフォトカプラを設けることなく、電源制御ICのモード切替えを実現している。
実用新案登録第3111439号
しかしながら、上述した電源装置の構成では、トランスの補助巻線に誘起される電圧がトランスの二次側に誘起される直流電圧に応じて変化する必要がある。そのため、補助巻線の電圧が一次側の入力電圧に比例するようなフォワード出力の構成を有するトランスでは、トランスの二次側の直流電圧の変化を検知することができない。また、電源装置では、モード切替えと同時にトランスの二次側の直流電圧を切り替える必要があるため、それぞれ独立して制御することができない。このように、上述したトランスの切替方法では、巻線構成や二次側の直流電圧を切り替えるタイミングに制約を有しているという課題がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、トランスの二次側から一次側に情報を伝達するための絶縁素子を削減することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、以下の構成を備える。
(1)一次側と二次側を絶縁されたトランスと、前記トランスの一次側に入力される直流電圧を駆動するスイッチング素子と、前記スイッチング素子の駆動を制御し、前記トランスの二次側に発生する出力電圧を制御する制御手段と、前記出力電圧が閾値電圧よりも高い過電圧状態を検知すると、低周波数の検知信号を出力する検知手段と、前記検知信号よりも高い周波数のパルス信号を出力する信号出力手段と、前記検知信号を通過させ、前記パルス信号を遮断するローパスフィルタ部と、前記ローパスフィルタ部に接続された第1のコンデンサとを有し、前記第1のコンデンサの電圧に応じて、前記制御手段に前記スイッチング素子の駆動を停止させる第1の信号を出力する第1の出力部と、前記パルス信号を通過させ、前記検知信号を遮断するハイパスフィルタ部と、前記ハイパスフィルタ部に接続された第2のコンデンサとを有し、前記第2のコンデンサの電圧に応じて、前記制御手段に前記スイッチング素子の駆動の状態を切り替える第2の信号を出力する第2の出力部と、二次側から一次側へ信号を伝達するための絶縁伝達素子であって、前記二次側には前記検知手段及び前記信号出力手段が接続され、前記一次側には前記第1の出力部及び前記第2の出力部が接続され、前記検知信号及び前記パルス信号を二次側から一次側に伝達する前記絶縁伝達素子と、を備え、前記絶縁伝達素子は1つであることを特徴とする電源装置。
(2)一次側と二次側を絶縁されたトランスと、前記トランスの一次側に入力される直流電圧を駆動するスイッチング素子と、前記スイッチング素子の駆動を制御し、前記トランスの二次側に発生する出力電圧を制御する制御手段と、前記出力電圧が閾値電圧よりも高い過電圧状態を検知すると、低周波数の検知信号を出力する検知手段と、前記検知信号よりも高い周波数のパルス信号を出力する信号出力手段と、二次側から一次側へ信号を伝達するための絶縁伝達素子であって、前記二次側には前記検知手段および前記信号出力手段が接続され、前記検知信号及び前記パルス信号を二次側から一次側に伝達する前記絶縁伝達素子と、を備え、前記制御手段は、前記絶縁伝達素子の二次側から出力される出力信号が入力される入力端子と、前記入力端子から入力された前記出力信号の電圧レベルの時間を測定するカウンタと、前記カウンタのカウント値に応じて、前記スイッチング素子の駆動の状態を切り替える切替部と、を有し、前記絶縁伝達素子は1つであることを特徴とする電源装置。
(3)記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記(1)又は前記(2)に記載の電源装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、トランスの二次側から一次側に情報を伝達するための絶縁素子を削減することができる。
実施例1〜3の電源装置の回路構成を示す模式図 実施例1の電源装置の情報伝達部の回路図 実施例1の電源装置の情報伝達部の動作を説明する図 実施例1の周波数フィルタのゲイン−周波数特性を示す図 実施例2の電源装置の情報伝達部のブロック図 実施例2の電源装置の情報伝達部の動作を説明する図 実施例3の画像形成装置の構成を示す概略断面図
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[電源装置の回路構成]
図1は、実施例1の電流共振回路を有する電源装置の回路構成を示す模式図である。図1において、電源プラグ101を交流電源のコンセントに接続することにより、交流電圧Vinが電源装置に供給される。供給される交流電圧は、ヒューズ102やノイズ低減用のコモンモードチョークコイル103を介して、ダイオードブリッジ104で全波整流され、平滑コンデンサ105により直流電圧に平滑される。スイッチング素子である電界効果トランジスタ106(以下、FET106という)、電界効果トランジスタ107(以下、FET107という)は、直列に接続されると共に、平滑コンデンサ105に並列に接続されている。そして、FET107と並列に、トランス109の一次巻線110と電流共振コンデンサ108が直列に接続されている。即ち、FET107のドレイン端子は、トランス109の一次巻線110の端部である一端と接続され、FET107のソース端子は、電流共振コンデンサ108のトランス109の一次巻線110と接続されている端子の他端と接続されている。平滑コンデンサ105で平滑された直流電圧は、FET106とFET107を交互に駆動することで、電流共振コンデンサ108とトランス109のLC回路に方形波電圧を印加する。これにより、一次側と二次側とが絶縁された変圧素子であるトランス109の一次巻線110に電流を流すと共に、容量素子である電流共振コンデンサ108に電荷を蓄積する。
トランス109は、2つの二次巻線111、112を有している。二次巻線111には、FET106の駆動時に電流が流れ、ダイオード131を介して、平滑コンデンサ133が充電されるとともに、二次側負荷134(以下、負荷134という)に電力が供給される。一方、二次巻線112には、FET107の駆動時に電流が流れ、ダイオード132を介して、平滑コンデンサ133が充電されるとともに、負荷134に電力が供給される。二次側の出力電圧である直流電圧VOUT(例えば24V)は、二次側の平滑コンデンサ133により平滑される。
シャントレギュレータ143、フォトカプラ144で構成される回路は、直流電圧VOUTの電圧の状態をトランス109の一次側に伝達するフィードバック手段である。直流電圧VOUTを分圧抵抗141、142で分圧された電圧がシャントレギュレータ143のREF端子に入力される。シャントレギュレータ143は、REF端子に入力された電圧とシャントレギュレータ143内の基準電圧とを比較し、カソード端子Kを介してフォトカプラ144のLED144aに流れる電流を調整する。フォトカプラ144のLED144aに流れる電流が変化すると、フォトカプラ144のフォトトランジスタ144b(以下、PTr144bという)に流れる電流も変化する。これにより、コンデンサ122の充電電圧も変化し、電源制御IC121のFB端子への入力電圧が変化する。このように、直流電圧VOUTの電圧の変化を信号(電圧)として、電源制御IC121に伝達することができる。
制御手段である電源制御IC121は、FET106、107のゲート端子に接続され、トランス109のスイッチングを行うFET106、107の駆動の状態を制御するためのG1、G2端子、一定の電圧を出力するREG端子を有している。また、電源制御IC121は、直流電圧VOUTをモニタするためのFB端子、2つの動作モード(間欠モード及び連続モード)を切り替えるためのSB端子、異常を検知してFET106、107のスイッチング動作を停止するためのCL端子を有している。
フォトカプラ201は、トランス109の二次側から一次側へ低周波信号及び高周波信号を伝達するための絶縁素子であり、二次側にはLED201a、一次側にはフォトトランジスタ201b(以下、PTr201bという)を有している。低周波制御信号生成部30は、LED201aのカソード端子に接続され、低周波信号を出力する。一方、高周波制御信号生成部40も、同様にLED201aのカソード端子に接続され、高周波信号を出力する。
ローパスフィルタ部50(以下、LPF部50という)は、低周波信号のみを通過させるフィルタ部であり、PTr201bのエミッタ端子に接続されている。LPF部50は、PTr201bから低周波信号が出力された場合には、コンデンサ124(第1のコンデンサ)に電流を流して、コンデンサ124の充電電圧を上昇させるとともに、電源制御IC121のCL端子の入力電圧を上昇させる。一方、ハイパスフィルタ部60(以下、HPF部60という)は、高周波信号のみを通過させるフィルタ部であり、PTr201bのエミッタ端子に接続されている。HPF部60は、PTr201bから高周波信号が出力された場合には、コンデンサ123(第2のコンデンサ)に電流を流して、コンデンサ123の充電電圧を上昇させるとともに、電源制御IC121のSB端子の入力電圧を上昇させる。なお、絶縁伝達素子であるフォトカプラ201、検知手段である低周波制御信号生成部30、信号出力手段である高周波制御信号生成部40、第1の出力部であるLPF部50、及び第2の出力部であるHPF部60の詳細については後述する。
(電源制御IC)
次に、電源制御IC121が有する動作モード、及び動作モードの切替方法について説明する。電源制御IC121は、2つの動作モード、すなわち連続モードと間欠モードを有している。連続モードは、電源制御IC121のG1端子及びG2端子の出力により、FET106、107が常にスイッチング動作しているモードであり、図1の電源装置を備えるシステムが主たる動作を行うときに用いられる動作モードである。連続モードでは、常にFET106、107による連続的なスイッチング動作が行われているため、トランス109の二次側へ大きな電力供給ができる一方、電源制御IC121の動作電流やFET106、107のスイッチング動作による損失が常に発生する。
そのため、電源制御IC121は、消費電力を低減することを目的とした、もう一つの動作モードである間欠モードを有している。間欠モードは、主に図1の電源装置を備えるシステムの省電力モード等で用いられ、電源制御IC121のG1端子、G2端子の出力によりFET106、107のスイッチング動作を行う期間、スイッチング動作を停止する期間を周期的に繰り返すモードである。このようにFET106、107のスイッチング動作の停止期間を設けることで、電源制御IC121の動作電流や、FET106、107のスイッチング動作による損失を減らし、消費電力を低減することができる。
間欠モードでは、電源制御IC121のSB端子の入力電圧VSBによって間欠周期が変化する。そのため、電源制御IC121内部からのソース電流にHPF部60からの出力電流を加えて、コンデンサ123の充電電圧を変化させることにより、SB端子の入力電圧VSBを変化させ、その結果、間欠モードの間欠周期を制御することができる。また、電源制御IC121は、SB端子の入力電圧VSBに応じて、間欠/連続モードを切り替える機能を有している。電源制御IC121は、SB端子の入力電圧VSBがモード切り替えの閾値電圧VSBth未満(所定の電圧未満)の場合には間欠モード、閾値電圧VSBth以上(所定の電圧以上)の場合には通常の連続モードで動作する。なお、FET106、107のスイッチング動作期間では、トランス109の一次側から二次側への電力供給により直流電圧VOUTが上昇し、FET106、107のスイッチング停止期間では、電力供給が遮断されて直流電圧VOUTが低下する。そのため、間欠モードの場合には、連続モードの場合よりも、直流電圧VOUTの変動が大きくなる。
また、一般的に、電源制御ICは、直流電圧VOUTや出力電流等の異常を検知した場合には、回路保護のため、強制的にFETのスイッチング動作を停止する機能を有している。電源制御IC121では、CL端子の入力電圧VCLに基づいて異常を検知すると、次のような制御を行う。例えば低周波制御信号生成部30が異常を検知すると、電源制御IC121内部からのソース電流、又はLPF部50からの電流供給により、コンデンサ124の充電電圧を上昇させることにより、CL端子の入力電圧VCLを上昇させる。電源制御IC121は、CL端子の入力電圧VCLがスイッチング動作停止の閾値電圧VCLth未満の場合は通常動作を行う。一方、電源制御IC121は、CL端子の入力電圧VCLがスイッチング動作停止の閾値電圧VCLth以上となった場合は、G1端子及びG2端子の出力をローレベルに設定して、FET106、107のスイッチング動作を停止させる。これにより、強制的に電源装置の負荷134への電力供給を停止させる。なお、ここでは、電源制御IC121の電源端子(不図示)の電圧が所定の電圧を下回らない限り、スイッチング動作停止の状態を継続するものとする。このように、異常時にはCL端子の入力電圧VCLが上昇する外部回路を設けることにより、電源制御IC121による負荷134への安全な電力供給が可能となる。
[情報伝達部]
図2は、図1に示す情報伝達部を構成するフォトカプラ201、低周波制御信号生成部30、高周波制御信号生成部40、LPF部50、HPF部60の構成を示す回路図である。以下では、本実施例の特徴的な低周波・高周波の制御信号を生成する方法、低周波・高周波の制御信号を周波数フィルタを介して電源制御IC121に入力する方法について説明する。
[低周波制御信号生成部]
本実施例では、直流電圧VOUTの過電圧を検知する回路を低周波制御信号生成部30とする。負荷134に供給される直流電圧VOUTは、回路素子の故障等により、目標の電圧値を大きく超えるおそれがある。例えば、シャントレギュレータ143の分圧抵抗141がオープンモードで故障した場合や、電源制御IC121のFB端子が高い電位のラインとショートした場合には、次のような状態が生じる。すなわち、シャントレギュレータ143による直流電圧VOUTの電源制御IC121へのフィードバック制御が正しく行われなくなり、その結果、直流電圧VOUTは上昇し続けることになる。直流電圧VOUTが目標の電圧を大きく超えた場合には、負荷134として、電源装置に接続された素子やユニットにダメージを与えるおそれがある。そのため、直流電圧VOUTの過電圧が発生したことを検知し、FET106、107のスイッチング動作を強制的に停止させるための保護回路が必要となる。
図2の低周波制御信号生成部30は、過電圧保護回路の一例を示したものである。低周波制御信号生成部30は、ツェナーダイオード301、コンデンサ302、トランジスタ303(第1のトランジスタ)、電流制限抵抗304(第1の抵抗)を有している。ツェナーダイオード301のツェナー電圧は、直流電圧VOUTが目標の電圧値である場合は、導通状態とならない電圧値が設定されている。そのため、直流電圧VOUTが目標の電圧値よりも高い過電圧未満の場合には、ツェナーダイオード301は導通状態とはならない。その結果、ツェナーダイオード301のアノード端子と抵抗を介して接続されているトランジスタ303のベース端子には、十分なベース電流が流れず、トランジスタ303はオフ状態となる。
何らかの異常により直流電圧VOUTが上昇し、直流電圧VOUTがツェナーダイオード301のツェナー電圧を超えると、ツェナーダイオード301が導通状態となる。その結果、ツェナーダイオード301のアノード端子を介して、トランジスタ303のベース端子に電流が流れ、トランジスタ303はオン状態となる。これにより、電流制限抵抗304を介してトランジスタ303のコレクタ端子と接続された、フォトカプラ201のLED201aに電流が流れて発光することで、一次側のPTr201bがオン状態となる。これにより、電源制御IC121に過電圧を検知したことを示す検知信号を伝達することができる。
なお、上述したように、直流電圧VOUTの電圧値が高くなっている状態は、回路素子の故障等によるものと考えられる。そして、電源制御IC121がFET106、107のスイッチング動作を停止しない限り、直流電圧VOUTは上昇し続けると考えらえる。そのため、電源制御IC121がFET106、107のスイッチング動作を停止するまでの一定期間は、トランジスタ303のオン状態が保持される。ここでは、過電圧を通知するための制御信号は、直流に近い状態のもの、すなわち低周波制御信号として、後述する高周波制御信号とは区別されるものとする。
[高周波制御信号生成部]
図2に示す高周波制御信号生成部40は、コントローラユニット401、トランジスタ402(第2のトランジスタ)、電流制限抵抗403(第2の抵抗)を有している。コントローラユニット401(信号生成部)は、一定周期で矩形波を出力可能なデバイスであり、図1に示す電源装置内部、又は外部装置として電源装置の外部に設置されているものとする。なお、ここでは、コントローラユニット401は、直流電圧VOUTから降圧型バックコンバータ(不図示)を介して、電源電圧(例えば3.3V)が供給されているものとする。
コントローラユニット401のOUT端子から一定周期(例えば50kHz)の矩形波(パルス信号)が抵抗を介してトランジスタ402のベース端子に出力されると、同じ周期でトランジスタ402がオン・オフ状態を繰り返す。これに伴い、トランジスタ402のコレクタ端子と電流制限抵抗403を介して接続された、フォトカプラ201のLED201aがトランジスタ402と同一周期で発光/消灯を繰り返し、その結果、PTr201bが同様に同じ周期で、オン・オフされる。このように、高周波制御信号生成部40を用いることで、一次側へ高周波信号を伝達することが可能である。なお、コントローラユニット401が出力する信号は、矩形波である必要はなく、低周波制御信号生成部30が出力する制御信号に比べて、周波数が高く、電位が変化する信号であればよい。
[LPF部]
図2のLPF部50は、ローパスフィルタ回路の一例を示している。LPF部50は、抵抗501、コンデンサ502、ダイオード503を有している。LPF部50では、抵抗501の一端は、フォトカプラ201のPTr201bのエミッタ端子に接続され、他端はコンデンサ502の一端に接続され、コンデンサ502の他端はグランド(GND)に接続され、ローパスフィルタが形成されている。また、ダイオード503は、電源制御IC121のCL端子からソース電流が流出した際に、HPF部60の入力部への電位変動を防ぐために設けられている。
ここで、ゲインが1/√2となる周波数はカットオフ周波数として定義され、抵抗501及びコンデンサ502によって形成されるローパスフィルタのカットオフ周波数をfc1とすると、カットオフ周波数fc1は、以下の(式1)により表すことができる。
fc1=1/(2π×Ra×Ca)・・・(式1)
ここで、Raは抵抗501の抵抗値、Caはコンデンサ502の容量値を示す。カットオフ周波数fc1以下の周波数の信号ではゲインは維持され、カットオフ周波数fc1以上の周波数の信号ではゲインは減衰する。
フォトカプラ201のPTr201bがオフ状態の場合には、PTr201bのエミッタ側はゼロ電位になっている。低周波制御信号生成部30から出力された低周波制御信号により、PTr201bのオン状態が続くと、電源制御IC121のREG端子から供給される電流がPTr201bを介して、抵抗501及びコンデンサ502に流れる。その結果、PTr201bのオン状態が続いている場合には、コンデンサ502のインピーダンスは極めて大きくなる。そのため、電源制御IC121のCL端子の入力電圧VCLは、REG端子の出力電圧から、PTr201bのコレクタ−エミッタ間電圧、抵抗501の両端電圧、及びダイオード503の順方向電圧を減じた電圧値となる。一方、低周波制御信号生成部30から低周波制御信号が出力されず、高周波制御信号生成部40から高周波制御信号が出力されている状態では、フォトカプラ201のPTr201bはオン・オフ状態を交互に繰り返す。これにより、LPF部50のコンデンサ502は低インピーダンスとなり、ダイオード503のアノード端子は低電位となって、電源制御IC121のCL端子の入力電圧VCLは、それに伴い低くなる。このように、LPF部50によって、低周波数の制御信号が出力されている場合のみ、CL端子の入力電圧VCLを上昇させることができる。
[HPF部]
図2のHPF部60は、ハイパスフィルタ回路の一例を示している。HPF部60にはコンデンサ601、抵抗602、ダイオード603を有している。HPF部60では、コンデンサ601の一端は、フォトカプラ201のPTr201bのエミッタ端子に接続され、他端は抵抗602の一端に接続され、抵抗602の他端はグランド(GND)に接続され、ハイパスフィルタが形成されている。ダイオード603は、電源制御IC121のSB端子から見たHPF部60をハイインピーダンス状態にして、制御への影響を防ぐために設けられている。
ここで、抵抗602及びコンデンサ601によって形成されるハイパスフィルタのカットオフ周波数をfc2とすると、カットオフ周波数fc2は、以下の(式2)により表すことができる。
fc2=1/(2π×Rb×Cb)・・・(式2)
ここで、Rbは抵抗602の抵抗値、Cbはコンデンサ601の容量値を示す。カットオフ周波数fc2以下の周波数の信号ではゲインは減衰し、カットオフ周波数fc2以上の周波数の信号ではゲインは維持される。
低周波制御信号生成部30から出力された低周波制御信号により、PTr201bのオン状態が続くと、コンデンサ601はハイインピーダンス状態となり、抵抗602との分圧によって、ダイオード603のアノード端子は低電位となる。一方、低周波制御信号生成部30から低周波制御信号が出力されず、高周波制御信号生成部40からの高周波制御信号が出力されている状態では、フォトカプラ201のPTr201bがオン・オフ状態を交互に繰り返す。これにより、コンデンサ601は低インピーダンス状態となり、抵抗602と共にハイパスフィルタを形成する。その結果、ダイオード603のアノード端子は電位が上昇し、それに伴い電源制御ICのSB端子の入力電圧VSBの電位も上昇する。このように、HPF部60によって、周波数の高い制御信号が出力されている場合のみ、SB端子の入力電圧VSBを上昇させることができる。なお、LPF部50及びHPF部60は、回路の一例を示したものであり、本回路構成に限定されるものではない。
[制御信号に応じた電源制御ICによる制御]
図3は、図2のコントローラユニット401のOUT端子、直流電圧VOUT、CL端子の入力電圧VCL、SB端子の入力電圧VSBの電圧波形等を示した図である。図3において、上から順に、(a)は、図1、2の電源装置を備えるシステムの動作モード(システムモード)を示している。ここでいう「システムモード」とは、本実施例の電源装置を備えるシステムにおける状態を表したものである。例えば、システムとして画像形成装置を例にとると、スリープモードは消費電力を低減することを目的とした動作モードであり、スタンバイ/プリントモードは、用紙へのプリント又はプリント可能な状態の動作モードである。(b)は、電源制御IC121の動作モードを示しており、パルスがオンしている状態は、電源制御IC121がFET106、107のスイッチング動作を制御している状態を示している。一方、パルスがオフしている状態は、電源制御IC121がFET106、107のスイッチング動作を停止している状態を示している。システムモードがスリープ状態の場合には、電源制御IC121は間欠モードで動作しており、スタンバイ/プリント状態の場合には、電源制御IC121は間欠モードから連続モードに動作モードを切り替える。
(c)は、高周波制御信号生成部40のコントローラユニット401のOUT端子から出力されるパルス信号の電圧波形を示している。(d)は、直流電圧VOUTの電圧波形を示している。(e)は、フォトカプラ201のLED201aに流れる電流IDの電流波形を示している。(f)は、電源制御IC121のCL端子の入力電圧VCLの電圧波形を示している。(g)は、電源制御IC121のSB端子の入力電圧VSBの電圧波形を示している。図3の横軸は時間を示し、Ta、Tb、Tc、Td、Te、Tf、Tg、Tiはタイミングを示す。以下、括弧内の(a)〜(g)は、図3の(a)〜(g)に対応している。図3において、タイミングTaは、システムモードがスリープモード中の時点を示している((a))。スリープモードでは、電源制御IC121の動作モードは間欠モードとなっている。そのため、OUT端子((c))、LED201aの電流ID((e))、電源制御IC121のCL端子の入力電圧VCL((f))、SB端子の入力電圧VSB((g))は、共にローレベルである。なお、間欠モード中は、電源制御IC121によるFET106、107のスイッチング動作期間と停止期間が交互に繰り返されるため、これに伴い、直流電圧VOUTの電圧は増減している((d))。
タイミングTbで、システムモードがスリープモードからスタンバイ/プリントモードに移行する。すると、高周波制御信号生成部40のコントローラユニット401は、OUT端子から一定周波数(ここでは50kHz)の矩形波をトランジスタ402のベース端子に出力する((c))。これにより、トランジスタ402が矩形波の周波数に応じて、オン・オフ状態を繰り返すことにより、フォトカプラ201のLED201aも同一の周期で導通・非導通状態を繰り返し、同様にPTr201bもオン・オフ状態を繰り返す。矩形波の周波数は、LPF部50の抵抗501とコンデンサ502で構成されるローパスフィルタのカットオフ周波数fc1よりも十分に高い周波数であるため、上述したように、CL端子の入力電圧VCLは低い電位となっている((f))。一方、HPF部60では、コンデンサ601と抵抗602で構成されるハイパスフィルタのカットオフ周波数fc2よりも十分に高い周波数であるため、SB端子の入力電圧VSBは上昇する((g))。
SB端子の入力電圧VSBが上昇し、タイミングTcで、SB端子の入力電圧VSBは、モード切替の閾値電圧VSBthを上回る((g))。すると、電源制御IC121は、直流電圧VOUTが減少して、目標の電圧値を下回ったタイミングTdで、動作モードを間欠モードから連続モードへと切り替える((b))。動作モードが連続モードに切り替わっても、コントローラユニット401は、OUT端子から一定周波数の矩形波を出力し続ける((c))。そのため、電源制御IC121のCL端子の入力電圧VCL、及びSB端子の入力電圧VSBは、それぞれ同じ電位を維持する((f)、(g))。
その後、タイミングTeにおいて、システム内に何らかの異常(例えば、抵抗142がオープンモードで故障)が発生し、シャントレギュレータ143によるフィードバック制御が正常に動作せず、その結果、直流電圧VOUTが上昇し始めるとする((d))。そして、直流電圧VOUTが過電圧を検知する閾値電圧Vzthまで上昇し((d))、ツェナーダイオード301のツェナー電圧を超えると、ツェナーダイオード301が導通状態となる。その結果、上述したように、フォトカプラ201のLED201aはオン状態が継続し((e))、LED201aに電流が定常的に流れるため、PTr201bがオン状態を維持する。これにより、LPF部50の抵抗501とコンデンサ502により構成されるローパスフィルタにより、ダイオード503のアノード端子の電位が上昇する。そして、タイミングTfで、LPF部50を介して、電源制御IC121のCL端子の入力電圧VCLが上昇し始める((f))。
タイミングTgにおいて、電源制御IC121のCL端子の入力電圧VCLがFET106、107のスイッチング動作を停止させる閾値電圧VCLthを上回ると、電源制御IC121は、G1端子及びG2端子の出力を停止する((b))。これにより、電源制御IC121のG1端子及びG2端子から、FET106、107のスイッチング動作を制御する制御信号の出力が停止されるため、FET106、107がオフ状態となり、トランス109の二次側への電力供給が行われなくなる((d))。
そのため、タイミングTg以降は、負荷134が電力を消費することに伴い、直流電圧VOUTは低下していく。そして、タイミングThにおいて、直流電圧VOUTが閾値Vzthを下回り((d))、ツェナー電圧よりも下がると、導通状態であったツェナーダイオード301が再び非導通状態となり、トランジスタ303がオフ状態となる。そのため、低周波制御信号生成部30の出力がローレベルとなり、LPF部50への低周波信号の出力がなくなるため、結果として、CL端子の入力電圧VCLは低下していく((f))。そして、直流電圧VOUTが更に低下し、直流電圧VOUTが閾値電圧Vbthを下回ったタイミングTi’において、コントローラユニット401のOUT端子からの一定周波数の矩形波の出力が停止する(((c))。そして、システムは、スタンバイ/プリントモードから停止状態に移行する。
一方、HPF部60では、タイミングTeでの直流電圧VOUTの過電圧検知時からタイミングTfまでの間は、コントローラユニット401がOUT端子から一定周波数の矩形波を出力し続けている。そのため、SB端子の入力電圧は、モード切り替えの閾値電圧VSBth以上を維持している((g))。そして、タイミングTfにおいて、過電圧状態が発生すると、低周波制御信号生成部30からハイレベルの制御信号を出力し続けるため、フォトカプラ201のLED201aは、定常的な導通状態となり、SB端子の入力電圧VSBは減少していく((g))。
[LPF部及びHPF部のゲイン−周波数特性]
二次側から一次側へ伝達される制御信号は、LPF部50を通過する(透過される)場合には、HPF部60では遮断し、HPF部60を通過する(透過される)場合には、LPF部50では遮断する必要がある。そのため、LPF部50及びHPF部60それぞれのフィルタの周波数帯域をどのように設定するかは重要である。
図4は、LPF部50及びHPF部60のそれぞれ周波数帯域の異なる3種類のゲイン−周波数特性を示した図であり、実線で示す特性がLPF部50のゲイン−周波数特性であり、破線で示す特性がHPF部60のゲイン−周波数特性である。図4において、fl、fhは、それぞれ低周波制御信号生成部30、高周波制御信号生成部40によって生成される制御信号の周波数、fc1、fc2は、それぞれLPF部50、HPF部60でのゲインが1/√2となるカットオフ周波数を表す。また、図4では、後述するように、それぞれのカットオフ周波数における、制御信号の周波数の好適な周波数帯を斜線で表している。
図4(a)は、カットオフ周波数fc1、fc2のカットオフ周波数及び周波数帯域の設定が適正な場合のLPF部50及びHPF部60のゲイン−周波数特性を示す図である。この場合、周波数flでは、LPF部50のゲインが十分に高く、HPF部60のゲインが十分に低い。一方、周波数fhでは、HPF部60のゲインが十分に高く、LPF部50のゲインが十分に低くなっている。このため、周波数flの低周波制御信号は、LPF部50を通過し、周波数fhの高周波制御信号はHPF部60を通過するため、電源制御IC121は、それぞれの制御信号を検出可能である。図4(a)では、周波数fl以下の周波数の制御信号はLPF部50を通過し、周波数fh以上の周波数の制御信号はHPF部60を通過するため、制御信号の周波数は、図4(a)の斜線で示すように広い範囲で設定可能である。
次に、図4(b)は、図4(a)と比べて、HPF部60のカットオフ周波数fc2’が低く、LPF部50のカットオフ周波数fc1に近い位置に設定されている場合のLPF部50及びHPF部60のゲイン−周波数特性を示す図である。この場合、周波数fhの制御信号に対しては、LPF部50のゲインが更に低くなるため、電源制御IC121は周波数fhの制御信号の検知が容易となる。一方、周波数flの制御信号に対しては、HPF部60のゲインが十分に低下していないため、周波数flの制御信号も検知してしまう可能性が高くなる。そのため、LPF部50及びHPF部60が、図4(b)のようなカットオフ周波数の関係性を有していると、図4(b)の周波数flsで示した位置まで、低周波制御信号生成部30によって生成される制御信号の周波数flを小さく設定する必要がある。
また、図4(c)は、図4(a)と比べて、HPF部60のカットオフ周波数が高く、fc2’’の位置に設定されている場合のLPF部50及びHPF部60のゲイン−周波数特性を示す図である。この場合は、周波数flの制御信号に対しては、HPF部60のゲインが更に低くなるため、電源制御IC121は周波数flの制御信号の検知が容易となる。一方、周波数fhに関してもHPF部60のゲインが低下しているため、電源制御IC121は、周波数fhの検知結果も減衰して小さくなり、検知できない可能性がある。そのため、図4(c)のようなカットオフ周波数fc2’’であると、図4(c)の周波数fhbで示した位置まで、高周波制御信号生成部40によって生成される制御信号の周波数fhを大きく設定する必要がある。なお、本実施例で使用するフォトカプラは、周波数fl、fhの制御信号を共に伝達する必要があるため、周波数fl、fhにて十分なゲインを有するフォトカプラを選定することが望ましい。
[LPF部及びHPF部の電流制限抵抗]
通常、フォトカプラ201のLED201aは、発光時間の経過と共に発光効率が低下する特性を有しており、発光効率の低下速度はLED201aの電流値が大きい程、増加する傾向にある。また、電源制御IC121が連続モードで動作している間は、高周波制御信号生成部40からの制御信号が出力され続けているため、連続モードの総動作時間を想定して、所定の発光効率が維持されるように設計しなければいけない。すなわち、これらLED201aの経時変化特性及び連続モードでの動作時間を考慮すると、LED201aの電流値は小さくすることが望ましい。一方、直流電圧VOUTが過電圧状態の場合には、接続されている素子の破壊や異常動作を防ぐために、電源制御IC121は可能な限り早くFET106、107のスイッチング動作を停止し、トランス109の二次側への電力供給を遮断することが求められる。この場合には、LED201aの電流値を大きくして、PTr201bを早くオン状態にし、電源制御IC121のCL端子の入力電圧VCLの立ち上がり速度を速くすることが望ましい。そのため、高周波制御信号生成部40の電流制限抵抗403の抵抗値が、低周波制御信号生成部30の電流制限抵抗304の抵抗値より大きくなるように選定することで、それぞれの制御信号に対して適した電流を流すことができる。
また、電流制限抵抗403、304の抵抗値を共に大きく設定することで、フォトカプラ201のLED201aの電流値を小さくし、一次側にて制御信号を増幅した後に二次側のLPF部50及びHPF部60に制御信号を入力する構成も可能である。この場合、LPF部50への制御信号の増幅率は、HPF部60への制御信号の増幅率より高くしておく。この構成の場合にも、LED201aに定常的に流れる電流が小さいため、発光効率の低下速度の経時変化を低減することができ、且つCL端子の入力電圧VCLの立ち上がり速度は大きいため、電源制御IC121が異常発生を早く検知することができる。
以上説明したように、巻線構成や直流電圧の切替タイミングに依ることなく、周波数の異なる2つの制御信号を用いて、フォトカプラを介した後で周波数フィルタをかけることで、1つのフォトカプラで2つの信号伝達を行うことができる。
以上説明したように、本実施例によれば、トランスの二次側から一次側に情報を伝達するための絶縁素子を削減することができる。
実施例1では、周波数の異なる2つの制御信号を用い、フォトカプラを介した後にディスクリート部品で構成された周波数フィルタをかけることで、1つのフォトカプラで2つの信号伝達を行う回路について説明した。実施例2では、電源制御ICで電位レベルの検知及び制御信号の周波数のカウントを行うことで、ディスクリート部品を用いることなく、実施例1と同様な機能を実現する。
[周波数フィルタ]
図5は、本実施例における情報伝達部を構成するフォトカプラ201、低周波制御信号生成部30、高周波制御信号生成部40、電源制御ICの制御ブロックの構成を示す図である。なお、フォトカプラ201の二次側は、実施例1の図2に示す二次側と同じ構成である。また、電源制御IC121のFB端子には、コンデンサ122が接続されている。図5では、実施例1の図1の直流電圧VOUTの状態をフィードバックするシャントレギュレータ143、フォトカプラ144等を省略している。
図5において、A/D変換器701は、FB端子の入力電圧VFBの電圧値をアナログ値からデジタル値に変換する。誤差増幅器702は、A/D変換器701により取得した入力電圧VFB(デジタル値)と基準電圧値とを比較し、増幅する。また、動作周波数演算器703は、誤差増幅器702の出力に基づいて、FET106、107のスイッチング動作の動作周波数を決定する。出力制御部704は、動作周波数演算器703により決定された動作周波数に基づいて、FET106、107のゲート端子に接続されたG1端子及びG2端子の出力を制御する。
電源制御IC121は、入力端子としてFC端子を有している。周波数カウンタ705は、フォトカプラ201からFC端子に入力される出力信号を取得し、以下に述べる方法で周波数を検知するための周波数カウンタである。周波数カウンタ705は、内部にカウンタ及びタイマを有しており、FC端子の入力電圧VFCがハイレベル状態(第1の電圧レベル)である間はカウントアップを行い、ローレベル状態になったタイミングで、カウンタのカウント値をゼロにリセットする。周波数カウンタ705は、cnt1、cnt2の2つの閾値を有している。周波数カウンタ705は、カウント値が閾値cnt1以上(第1の閾値以上)で、閾値cnt2未満(第2の閾値未満)の場合は、FC端子の入力電圧VFCがローレベル状態となったときにカウント値をゼロにリセットする。更に、周波数カウンタ705は、高周波検知信号をモード切替部706に出力する。また、タイマによってFC端子の入力電圧VFCがローレベル状態(第2の電圧レベル)を維持する時間を計測しており、ローレベル状態が所定の時間以上(所定値以上)維持された場合には、モード切替部706への高周波検知信号の出力を停止する。また、周波数カウンタ705は、カウント値が閾値cnt2(第2の閾値)に到達した場合は、低周波検知信号を出力し、後述する方法により、電源制御IC121の動作を停止させる。なお、閾値cnt1と閾値cnt2の大小関係は、閾値cnt2>閾値cnt1である。
モード切替部706は、周波数カウンタ705からの高周波検知信号の出力に基づいて、出力制御部704の動作モードを切り替える。通常は、モード切替部706は、出力制御部704に間欠モード信号を出力している。モード切替部706は、周波数カウンタ705から高周波検知信号が入力されると、出力制御部704に連続モード信号を出力する。また、モード切替部706は、高周波検知信号がリセットされると、再びモード切替部706への出力を間欠モード信号へと切り替える。
強制停止部707は、周波数カウンタ705からの出力結果に基づいて、出力制御部704のFET106、107への出力を強制的に停止させる。そして、抵抗708は、フォトカプラ201のPTr201bからの電流値を電圧に変換するための抵抗である。
[制御信号に応じた電源制御ICによる制御]
図6は、図5のコントローラユニット401のOUT端子、直流電圧VOUT、FC端子の入力電圧VFCの電圧波形、周波数カウンタ705のカウント値等を示した図である。図6において、上から順に、(a)システムモード、(b)電源制御IC動作モード、(c)OUT、(d)VOUTは、実施例1の図3と同様であり、ここでの説明は省略する。(e)は、電源制御IC121のFC端子の入力電圧VFCの電圧波形を示しており、入力電圧VFCは、フォトカプラ201のPTr201bの電流を抵抗708により電圧に変換した波形である。したがって、入力電圧VFCの電圧波形は、実施例1の図3(e)に示すフォトカプラ201のPTr201bの電流IDの電流波形と同様の波形となる。(f)は、電源制御IC121の周波数カウンタのカウント値の変化を示している。図3の横軸は時間を示し、Ta’、Tb’、Tc’、Td’、Te’、Tf’、Tg’、Ti’はタイミングを示す。以下、括弧内の(a)〜(f)は、図6の(a)〜(f)に対応している。なお、電源制御IC121のA/D変換器701、誤差増幅器702、動作周波数演算器703については一般的なフィードバック制御の動作と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図6において、タイミングTa’は、システムモードがスリープモード中の時点を示している((a))。このときは、まだ、フォトカプラ201のPTr201bがオン状態ではなく、FC端子の入力電圧VFCは、ローレベル状態を維持している((e))。そのため、周波数カウンタ705はカウントアップされず、カウント値が閾値cnt1に到達しない。そのため、周波数カウンタ705は、モード切替部706に出力する高周波信号をリセットしている状態であり、モード切替部706は出力制御部704に間欠モード信号を出力する。その結果、タイミングTa’からタイミングTb’までのスリープモードの期間は、電源制御IC121は間欠モードで動作している((a)、(b))。
タイミングTb’で、システムモードがスリープモードからスタンバイ/プリントモードに移行する((a))。すると、高周波制御信号生成部40のコントローラユニット401は、OUT端子から一定周波数(ここでは50kHz)の矩形波をトランジスタ402のベース端子に出力する((c))。これにより、トランジスタ402が矩形波の周波数に応じて、オン・オフ状態を繰り返すことにより、フォトカプラ201のLED201aも同一の周期で導通・非導通状態を繰り返し、同様にPTr201bもオン・オフ状態を繰り返す。そのため、FC端子の入力電圧VFCも、同様にハイレベル・ローレベルの状態を繰り返す((e))。
ここで、FC端子に短周期でハイレベル・ローレベルの信号が入力されることで、周波数カウンタ705のカウント値が、閾値cnt1に到達して、その後、カウント値はゼロにリセットされる((f))。これにより、周波数カウンタ705は、高周波制御信号が入力されたことを検知することができる。周波数カウンタ705がモード切替部706に高周波検知信号を出力すると、モード切替部706は出力制御部704に間欠モードから連続モードへと切り替えるモード切替信号を出力する。出力制御部704は、モード切替部706からのモード切替信号が入力されると、連続モードで、FET106、107のスイッチング動作を制御するために、G1端子、G2端子の出力を制御する。
タイミングTd’で、電源制御ICの動作モードが間欠モードから連続モードへと切り替わり((b))、通常のスタンバイ/プリント動作が行われる。その後、システム内に何らかの異常が発生し、タイミングTe’にて、直流電圧VOUTが徐々に上昇し、過電圧状態となる((d))。直流電圧VOUTが上昇し、タイミングTf’にて、閾値電圧Vzthに到達し((d))、ツェナーダイオード301の両端の電圧がツェナー電圧を超えると、ツェナーダイオード301が導通状態となる。ツェナーダイオード301が導通状態となると、前述したように、フォトカプラ201の一次側のPTr201bがオン状態となり、抵抗708に定常的に電流が流れる。そのため、電源制御IC121のFC端子の入力電圧VFCは、定常的にハイレベルの電位となる((e))。
FC端子の入力電圧VFCが定常的にハイレベルとなることで、電源制御IC121の周波数カウンタ705はカウントアップし続ける((f))。そして、周波数カウンタ705は、カウント値が閾値cnt2に到達したタイミングTg’で((f))、低周波制御信号が入力されたことを検知することができる。周波数カウンタ705は低周波制御信号が入力されたことを検知すると、強制停止部707に停止信号を出力する。強制停止部707は、停止信号が入力されると、出力制御部704のFET106、107のスイッチング動作を強制的に停止させることで、電源制御IC121は、FET106、107のスイッチング動作を停止することができる。
その後、タイミングTg’以降では、直流電圧VOUTは、負荷134が電力を消費することに伴い低下していく((d))。そして、直流電圧VOUTが閾値電圧Vzthを下回ると((d))、導通状態であったツェナーダイオード301が再び非導通状態となり、その結果、トランジスタ303がオフ状態となる。これにより、フォトカプラ201のLED201a及びPTr201bもオフ状態となり、FC端子の入力電圧VFCはローレベルに低下し((e))、周波数カウンタ705のカウント値もゼロにリセットされる((f))。
タイミングTh’以降では、直流電圧VOUTが更に低下し、上述したように、直流電圧VOUTが閾値電圧Vbthを下回ったタイミングTi’にて((d))、コントローラユニット401のOUT端子からの矩形波の出力が停止する((c))。そして、システムはスタンバイ/プリントモードから停止状態に移行する((a))。
以上説明したように、本実施例では、電源制御ICで入力電圧の電位レベル及び周波数をカウントすることで、ディスクリート部品を用いることなく、実施例1と同様な機能を実現することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、トランスの二次側から一次側に情報を伝達するための絶縁素子を削減することができる。
実施例1、2で説明した電源装置は、例えば画像形成装置の低圧電源、すなわちコントローラ(制御部)やモータ等の駆動部へ電力を供給する電源装置として適用可能である。以下に、実施例1、2の電源装置が適用される画像形成装置の構成を説明する。
[画像形成装置の構成]
画像形成装置の一例として、レーザビームプリンタを例にあげて説明する。図7に電子写真方式のプリンタの一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す。レーザビームプリンタ300は、静電潜像が形成される像担持体としての感光ドラム311、感光ドラム311を一様に帯電する帯電部317(帯電手段)、感光ドラム311に形成された静電潜像をトナーで現像する現像部312(現像手段)を備えている。そして、感光ドラム311に現像されたトナー像をカセット316から供給された記録材としてのシート(不図示)に転写部318(転写手段)によって転写して、シートに転写したトナー像を定着器314で定着してトレイ315に排出する。この感光ドラム311、帯電部317、現像部312、転写部318が画像形成部(画像形成手段)である。また、レーザビームプリンタ300は、実施例1、2で説明した電源装置を備えている。なお、実施例1、2の電源装置を適用可能な画像形成装置は、図7に例示したものに限定されず、例えば複数の画像形成部を備える画像形成装置であってもよい。更に、感光ドラム311上のトナー像を中間転写ベルトに転写する一次転写部と、中間転写ベルト上のトナー像をシートに転写する二次転写部を備える画像形成装置であってもよい。
レーザビームプリンタ300は、画像形成部による画像形成動作や、シート(記録材)の搬送動作を制御するコントローラ320を備えている。実施例1、2に記載の電源装置は、例えば、降圧型バックコンバータ(不図示)を介してコントローラ320に電力を供給する。また、実施例1、2に記載の電源装置は、感光ドラム311を回転するため、又はシートを搬送する各種ローラ等を駆動するためのモータ等の駆動部に電力を供給する。コントローラ320は、レーザビームプリンタ300を前述したスリープモードや、スタンバイ/プリントモードのシステムモードに切り替える。また、実施例1、2に記載の電源装置は、スリープモードでは、FET106、107を間欠モードで動作させ、スタンバイ/プリントモードでは、間欠モードから連続モードに切り替えて、FET106、107を動作させる。
本実施例の電源装置が実施例1の電源装置である場合には、電源装置から供給される直流電圧VOUTの過電圧状態を検知した場合には、低周波制御信号生成部30が低周波の制御信号を出力する。これにより、電源制御IC121のCL端子の入力電圧VCLが上昇し、電源制御IC121は、直流電圧VOUTの以上を検知する。そして、電源制御IC121は、FET106、107のスイッチング動作を停止し、レーザビームプリンタ300への電力供給を遮断する。また、本実施例の電源装置が実施例2の電源装置である場合には、電源制御IC121は、低周波制御信号生成部30、及び高周波制御信号生成部40により出力される制御信号のハイレベルの時間を周波数カウンタにより測定する。そして、電源制御IC121は、測定した周波数カウンタのカウント値が閾値cnt2以上の場合には、電源装置から供給される直流電圧VOUTの過電圧状態を検知する。そして、電源制御IC121は、FET106、107のスイッチング動作を停止し、レーザビームプリンタ300への電力供給を遮断する。
以上説明したように、本実施例によれば、トランスの二次側から一次側に情報を伝達するための絶縁素子を削減することができる。
30 低周波制御信号生成部
40 高周波制御信号生成部
50 ローパスフィルタ部
60 ハイパスフィルタ部
106、107 FET
109 トランス
121 電源制御IC
201 フォトカプラ

Claims (13)

  1. 一次側と二次側を絶縁されたトランスと、
    前記トランスの一次側に入力される直流電圧を駆動するスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子の駆動を制御し、前記トランスの二次側に発生する出力電圧を制御する制御手段と、
    前記出力電圧が閾値電圧よりも高い過電圧状態を検知すると、低周波数の検知信号を出力する検知手段と、
    前記検知信号よりも高い周波数のパルス信号を出力する信号出力手段と、
    前記検知信号を通過させ、前記パルス信号を遮断するローパスフィルタ部と、前記ローパスフィルタ部に接続された第1のコンデンサとを有し、前記第1のコンデンサの電圧に応じて、前記制御手段に前記スイッチング素子の駆動を停止させる第1の信号を出力する第1の出力部と、
    前記パルス信号を通過させ、前記検知信号を遮断するハイパスフィルタ部と、前記ハイパスフィルタ部に接続された第2のコンデンサとを有し、前記第2のコンデンサの電圧に応じて、前記制御手段に前記スイッチング素子の駆動の状態を切り替える第2の信号を出力する第2の出力部と、
    二次側から一次側へ信号を伝達するための絶縁伝達素子であって、前記二次側には前記検知手段及び前記信号出力手段が接続され、前記一次側には前記第1の出力部及び前記第2の出力部が接続され、前記検知信号及び前記パルス信号を二次側から一次側に伝達する前記絶縁伝達素子と、
    を備え、
    前記絶縁伝達素子は1つであることを特徴とする電源装置。
  2. 前記制御手段は、前記スイッチング素子の駆動の状態として、前記スイッチング素子を連続的に駆動させる連続モードと、前記スイッチング素子を駆動させる期間と駆動を停止させる期間とを繰り返す間欠モードと、を切り替え可能であり、
    前記第2の出力部は、前記第2のコンデンサの電圧が所定の電圧未満であれば、前記間欠モードに切り替える前記第2の信号を出力し、前記第2のコンデンサの電圧が所定の電圧以上あれば、前記連続モードに切り替える前記第2の信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記第1のコンデンサは、前記検知信号が入力されると充電され、
    前記第1の出力部は、前記第1のコンデンサの充電電圧に基づいて、前記第1の信号を前記制御手段に出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電源装置。
  4. 一次側と二次側を絶縁されたトランスと、
    前記トランスの一次側に入力される直流電圧を駆動するスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子の駆動を制御し、前記トランスの二次側に発生する出力電圧を制御する制御手段と、
    前記出力電圧が閾値電圧よりも高い過電圧状態を検知すると、低周波数の検知信号を出力する検知手段と、
    前記検知信号よりも高い周波数のパルス信号を出力する信号出力手段と、
    二次側から一次側へ信号を伝達するための絶縁伝達素子であって、前記二次側には前記検知手段および前記信号出力手段が接続され、前記検知信号及び前記パルス信号を二次側から一次側に伝達する前記絶縁伝達素子と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記絶縁伝達素子の二次側から出力される出力信号が入力される入力端子と、前記入力端子から入力された前記出力信号の電圧レベルの時間を測定するカウンタと、前記カウンタのカウント値に応じて、前記スイッチング素子の駆動の状態を切り替える切替部と、を有し、
    前記絶縁伝達素子は1つであることを特徴とする電源装置。
  5. 前記出力信号は、前記検知信号及び前記パルス信号であることを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
  6. 前記検知手段は、第1の電圧レベルの前記検知信号を出力し、
    前記信号出力手段は、前記第1の電圧レベルと前記第1の電圧レベルと異なる第2の電圧レベルとが繰り返される前記パルス信号を出力することを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
  7. 前記制御手段は、前記スイッチング素子の駆動の状態として、前記スイッチング素子を連続的に駆動させる連続モードと、前記スイッチング素子を駆動させる期間と駆動を停止させる期間とを繰り返す間欠モードと、を切り替え可能であり、
    前記第2の電圧レベルでの前記カウンタのカウント値が所定値以上の場合には、前記間欠モードに切り替え、前記第1の電圧レベルでの前記カウンタのカウント値が第1の閾値以上で、第2の閾値未満の場合には、前記連続モードに切り替えることを特徴とする請求項6に記載の電源装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1の電圧レベルでの前記カウンタのカウント値が前記第2の閾値以上の場合には、前記スイッチング素子の駆動を停止させることを特徴とする請求項7に記載の電源装置。
  9. 前記検知手段は、第1の抵抗を介して、前記絶縁伝達素子の二次側に接続され、
    前記信号出力手段は、第2の抵抗を介して、前記絶縁伝達素子の二次側と接続され、
    前記第2の抵抗の抵抗値は、前記第1の抵抗の抵抗値よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電源装置。
  10. 前記絶縁伝達素子は、フォトカプラであり、
    前記フォトカプラは、二次側には発光ダイオードを有し、一次側には、フォトトランジスタを有することを特徴とする請求項9に記載の電源装置。
  11. 前記検知手段は、ツェナーダイオードと、前記ツェナーダイオードのアノード端子がベース端子に接続された第1のトランジスタと、一端が前記第1のトランジスタのコレクタ端子に接続され、他端が前記発光ダイオードのカソード端子に接続された前記第1の抵抗と、有し、
    前記ツェナーダイオードは、前記出力電圧が前記過電圧状態になると導通して、前記第1のトランジスタをオンし、前記発光ダイオードを導通状態に設定することを特徴とする請求項10に記載の電源装置。
  12. 前記信号出力手段は、前記パルス信号を生成する信号生成部と、ベース端子が前記信号生成部に接続された第2のトランジスタと、一端が前記第2のトランジスタのコレクタ端子に接続され、他端が前記発光ダイオードのカソード端子に接続された前記第2の抵抗と、有し、
    前記第2のトランジスタは、前記パルス信号に応じて、前記発光ダイオードを導通状態、又は非導通状態に設定することを特徴とする請求項11に記載の電源装置。
  13. 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
    請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の電源装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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