JP2020187796A - サーバ装置、端末装置、情報提示システム、情報提示方法、情報提示プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

サーバ装置、端末装置、情報提示システム、情報提示方法、情報提示プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】移動体に搭乗する複数のユーザに共通する嗜好の情報を取得できること。【解決手段】移動体と共に移動する端末101と通信可能なサーバ111は、ユーザの行動履歴を示すライフログを記憶するライフログデータベース114と、移動体に搭乗する複数のユーザのそれぞれに対応し、複数のユーザのそれぞれを識別するための複数の識別情報を含む情報要求を端末101から受信する受信部112と、情報要求に含まれる複数の識別情報に対応する複数のユーザのそれぞれのライフログを検索し、複数のユーザが共通して興味を有する対象を含む共通嗜好情報を取得する共通嗜好情報取得部113と、共通嗜好情報を端末101へ送信する送信部115と、を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、移動中の複数のユーザに共通する情報を提示するサーバ装置、端末装置、情報提示システム、情報提示方法、情報提示プログラムおよび記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、サーバ装置、端末装置、情報提示システム、情報提示方法、情報提示プログラムおよび記録媒体に限らない。
従来、車両に同乗した複数のユーザのそれぞれに関連する地点をサーバから取得し、立寄り地の候補としてユーザに提示するナビゲーションシステムが開示されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
特許第5122646号公報
しかしながら、上記従来の技術では、複数のユーザのそれぞれに関連する地点が立寄り地候補として提示されるため、搭乗者が増えるほどに立寄り地候補も増えてしまい、搭乗者の全員が満足する立寄り地を決定することが困難となる問題が一例として挙げられる。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかるサーバ装置は、移動体で利用可能な端末装置と通信可能なサーバ装置であって、前記移動体に搭乗する複数のユーザを特定する情報を前記端末装置から受信する受信手段と、前記複数のユーザが共通して興味を有する対象を含む共通嗜好情報を取得する共通嗜好情報取得手段と、前記共通嗜好情報を前記端末装置へ送信する送信手段と、を備え、前記送信手段は、前記移動体に搭乗する前記ユーザの増減に対応して前記共通嗜好情報の送信を行うことを特徴とする。
また、請求項9の発明にかかる端末装置は、移動体で利用可能な端末装置であって、前記移動体に搭乗する複数のユーザが共通して興味を有する対象を含む共通嗜好情報を要求する情報要求を外部装置に送信する送信手段と、前記共通嗜好情報を前記外部装置から受信する受信手段と、前記移動体に搭乗するユーザの増減を検出する検出手段と、を備え、前記送信手段は、前記検出手段によるユーザの増減をトリガとして前記情報要求を前記外部装置に送信することを特徴とする。
また、請求項11の発明にかかる情報提示システムは、移動体で利用可能な端末装置と、前記移動体の外部に存在するサーバ装置とを備える情報提示システムであって、前記端末装置は、前記移動体に搭乗する複数のユーザが共通して興味を有する対象を含む共通嗜好情報を要求する情報要求を外部装置に送信する第1送信手段と、前記共通嗜好情報を前記外部装置から受信する第1受信手段と、前記移動体に搭乗するユーザの増減を検出する検出手段と、を備え、前記第1送信手段は、前記検出手段によるユーザの増減をトリガとして前記情報要求を前記外部装置に送信し、前記サーバ装置は、前記移動体に搭乗する複数のユーザを特定する情報を前記端末装置から受信する第2受信手段と、前記複数のユーザが共通して興味を有する対象を含む共通嗜好情報を取得する共通嗜好情報取得手段と、前記共通嗜好情報を前記端末装置へ送信する第2送信手段と、を備え、前記第2送信手段は、前記移動体に搭乗する前記ユーザの増減に対応して前記共通嗜好情報の送信を行う、ことを特徴とする。
また、請求項12の発明にかかる情報提示方法は、移動体で利用可能な端末装置と通信可能なサーバ装置が行う情報提示方法であって、前記サーバ装置は、前記移動体に搭乗する複数のユーザを特定する情報を前記端末装置から受信する工程と、前記複数のユーザが共通して興味を有する対象を含む共通嗜好情報を取得する工程と、前記共通嗜好情報を前記端末装置へ送信する工程と、を含み、前記送信する工程は、前記移動体に搭乗する前記ユーザの増減に対応して前記共通嗜好情報の送信を行う、ことを特徴とする。
また、請求項13の発明にかかる情報提示プログラムは、請求項12に記載の情報提示方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項14の発明にかかる記録媒体は、請求項13に記載の情報提示プログラムを記録したことを特徴とする。
図1は、実施の形態にかかる情報提示システムの機能的構成の一例を示すブロック図である。 図2は、実施の形態にかかるライフログDBの内容例を示す図表である。 図3は、実施の形態にかかるサーバの処理手順の一例を示すフローチャートである。 図4は、ナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図5は、情報提示システムの処理手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、情報提示システムが行う処理のうち共通嗜好情報検索処理の詳細例を示すフローチャートである。 図7は、ユーザの食事の嗜好の傾向を示す図である。 図8は、ナビゲーション装置の共通嗜好情報の提示例を示す図である。 図9は、図6に示した共通嗜好情報検索処理の具体例を説明するための図である。(その1) 図10は、図6に示した共通嗜好情報検索処理の具体例を説明するための図である。(その2) 図11は、図6に示した共通嗜好情報検索処理の具体例を説明するための図である。(その3) 図12は、図6に示した共通嗜好情報検索処理の具体例を説明するための図である。(その4) 図13は、図6に示した共通嗜好情報検索処理の具体例を説明するための図である。(その5)
(実施の形態)
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるサーバ装置、端末装置、情報提示システム、情報提示方法、情報提示プログラムおよび記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、実施の形態にかかる情報提示システムの機能的構成の一例を示すブロック図である。実施の形態にかかる情報提示システム100は、端末(端末装置)101と、サーバ(サーバ装置)111とによって構成でき、端末101と、サーバ111は無線等の通信網を介して相互に情報を通信可能である。
端末101は、移動体と共に移動する。例えば、車両等の移動体に設けられる。このほか、移動する人が携帯してもよい。この端末101は、識別情報取得部102と、送信部103と、受信部104と、提示部105と、を有する。
識別情報取得部102は、移動体に搭乗する複数のユーザのそれぞれに対応し、ユーザを識別するための複数の識別情報(ID)を取得する。
送信部103は、サーバ111に対して所定のタイミングで情報要求を送信する。この情報要求は、端末101のユーザに同行する他のユーザ(例えば、移動体に搭乗する複数のユーザ)が共通して興味を有する対象を含む共通嗜好情報を要求するために送信される。この情報要求は、ユーザが任意のタイミングで手動操作により送信してもよいが、後述するように、端末101が所定のトリガで自動的に送信することができる。
情報要求には、識別情報取得部102により取得された複数のユーザの識別情報、GPS等により検出した移動体の現在位置、日時、走行開始後の経過時間、情報要求時のトリガの種別情報等が含まれる。情報要求は、時刻、移動体の移動の時間経過、移動体の位置、同行者(移動体搭乗者)の増減、搭乗者の生体情報の変化等を不図示の検出部が検出したタイミングでサーバ111に送信し、検出情報はトリガの種別情報として情報要求に含まれる。
受信部104は、移動体に搭乗する複数のユーザが共通して興味を有する対象を含む共通嗜好情報をサーバ111から受信する。また、受信部104は、複数のユーザのうちの少なくとも一人が興味をもっていない対象を除いた対象を含む共通嗜好情報を受信することができる。提示部105は、受信部104により受信した共通嗜好情報を表示や音声等によりユーザに提示する。
サーバ111は、受信部112と、共通嗜好情報取得部113と、ライフログデータベース(DB)114と、送信部115と、を有する。
受信部112は、端末101が送信する共通嗜好情報の情報要求を受信する。ライフログDB114は、ユーザの行動履歴を示すライフログを蓄積可能に記憶する。
共通嗜好情報取得部113は、情報要求に含まれる複数の識別情報に対応する複数のユーザのそれぞれのライフログをライフログDB114から検索し、複数のユーザが共通して興味を有する対象を含む共通嗜好情報を取得する。送信部115は、共通嗜好情報を端末101へ送信する。
この共通嗜好情報取得部113は、複数のユーザのうちの少なくとも一人が興味をもっていない対象を除いた対象を含む共通嗜好情報を取得することとしてもよい。また、共通嗜好情報取得部113は、複数のユーザのそれぞれのライフログに含まれる過去に訪れた施設、または過去に購入した商品の種別を基に複数のユーザに共通する嗜好を検索し、共通する嗜好に関係する施設の情報を共通嗜好情報として取得することができる。また、共通嗜好情報取得部113は、複数のユーザのそれぞれのライフログに含まれる過去に視聴したコンテンツの種別を基に複数のユーザに共通する嗜好を検索し、共通する嗜好に関係するコンテンツの情報を共通嗜好情報として取得することができる。
さらには、共通嗜好情報取得部113は、受信部112が受信した情報要求に含まれる、この情報要求が行われた時刻、または複数のユーザが移動体に搭乗してからの経過時間などに応じて、検索を行う嗜好のジャンルを変更することができる。これにより、移動体内での経過時間が長くなった場合等に対応できるようになる。
上述したライフログは、ユーザの行動に基づき、ライフログDB114に蓄積記録されていく。例えば、ユーザの端末101から行動履歴のデータがサーバ111に送信され、サーバ111の制御部(不図示)がユーザ毎の行動履歴のデータをライフログとしてライフログDB114に蓄積記録する。
例えば、端末101はユーザまたは端末101に固有のIDを記憶しており、ユーザが端末101を使用して種々の行動を行うと、端末101は、行動履歴データを取得し、サーバ111に送信し、サーバ111は、ユーザ別のライフログDB114を構築する。
ライフログDB114に登録される行動履歴としては、例えば、下記1.〜7.が挙げられる。
1.ユーザが視聴したコンテンツ
携帯電話やスマートフォン等の端末101、その他PC、TV、HDDレコーダ、オーディオ機器など、例えばDLNA(Digital Living Network Allience:登録商標)などによりネットワーク化された環境の場合、サーバ111は、ユーザによるコンテンツの視聴履歴を取得できる。
2.WEBサイトの閲覧履歴
クラウド技術により、個人が端末101、PCなどで閲覧したWEBサイトの履歴をサーバ111が取得できる。
3.商品購入履歴
インターネットショッピングや携帯端末を利用したクレジット決済により購入した商品と、その金額に関する履歴をサーバ111が取得できる。
4.SNS、ブログ、メール
ユーザのSNS、ブログまたは、ユーザが送受信したメールの文章中に地点名称、施設名称、アーティスト名、コンテンツ名、料理名などの個人の嗜好に関係する可能性のある文言が含まれている場合に、端末101やサーバ111が当該文章を抽出し、サーバ111が取得できる。
5.スケジュール
端末101、クラウドサーバなどに登録されている個人スケジュールをサーバ111が取得できる。
6.滞在履歴
端末101のGPS機能などにより、ユーザがいつどこにどれぐらいの時間滞在したか、および滞在した施設の種別の履歴をサーバ111が取得できる。また、ユーザがナビゲーション機能を利用して検索した施設、設定した目的地、移動した経路、立寄り地などもサーバ111が取得できる。
7.同伴者情報
サーバ111が構築するライフログをユーザにサービス提供する場合において、自分の知り合いとして登録されている人(他のユーザ)が所有する端末101の位置が、同時刻に自分の端末101の位置と一致した場合、サーバ111は、他のユーザを自分(ユーザ)の同伴者として設定し、ライフログDB114に登録することができる。
図1の例では、端末101からサーバ111に行動履歴を送信する構成としたが、これに限らず、ホームPC、車載ナビゲーション装置などから端末101と同様にユーザの行動履歴をサーバ111に送信し、サーバ111がユーザの行動履歴に基づくライフログDB114を構築する構成としてもよい。
また、ユーザ自身によって、ライフログDB114に登録されているユーザ自身のライフログデータが閲覧および編集可能としてもよい。例えば、ある日のユーザの同伴者や、購入した商品や価格などがライフログDB114に自動登録できなかった場合には、ユーザ自身が手動で登録することとしてもよい。
図2は、実施の形態にかかるライフログDBの内容例を示す図表である。図2は、ライフログDB114に記録されるユーザAのライフログ200のデータ例であり、ライフログDB114にはユーザ毎のライフログ200が蓄積記録される。ライフログDB114には、端末101から行動履歴として送信される情報に基づき、行動履歴ジャンル201別に、日付202、時刻203、曜日204、施設名称(コンテンツ名称)205、購入商品206、価格207、同伴者208等の項目の情報が蓄積記録される。
また、サーバ111は、検索ジャンル209と、嗜好アイテム情報210を生成しライフログ200の情報検索時のインデックス情報として格納する。検索ジャンル209は、施設名称(コンテンツ名称)205の情報に基づいてサーバ111が自動的に付加し、嗜好アイテム情報210は、購入商品206の情報に基づいてサーバ111が自動的に付加する。
例えば、施設名称(コンテンツ名称)205が「イタリアンレストランA」の場合、検索ジャンル209としてレストランでの「食事」のインデックス情報を付加する。購入商品206が「ペペロンチーノ」の場合、嗜好アイテム情報210として「イタリア料理」のインデックス情報を付加する。インデックス情報は、端末101からの情報要求時にライフログDB114の情報検索キーとして用いられる。
図3は、実施の形態にかかるサーバの処理手順の一例を示すフローチャートである。サーバ111は、端末101からの情報要求に基づき、端末101のユーザに同行するユーザに共通する共通嗜好情報を端末101に提供する。
サーバ111は、受信部112が端末101から情報要求を受信すると(ステップS301)、共通嗜好情報取得部113が検索するジャンルを設定する(ステップS302)。このジャンルは、端末101が送信する情報要求に含まれるトリガの種別情報に基づき設定する。
つぎに、サーバ111は、共通嗜好情報取得部113がライフログDB114にアクセスし、同行するユーザに共通する共通嗜好情報を検索する(ステップS303)。この際、共通嗜好情報取得部113は、端末101が送信する情報要求に含まれるトリガの種別情報に対応するインデックス情報(検索ジャンル209、嗜好アイテム情報210)を検索キーとしてライフログDB114の情報検索を行う。また、情報要求に含まれる識別情報に基づき同行者の情報を得て、同行者に一致する同伴者208の情報で絞った(フィルタリングした)情報検索を行う。さらには、情報要求に含まれる時刻、曜日等で絞った(フィルタリングした)情報検索を行う。
例えば、共通嗜好情報取得部113は、トリガの種別情報が時刻であり、現在の時刻が食事の時間帯であれば、ライフログDB114に対し、検索ジャンル209が「食事」で絞った(フィルタリングした)情報検索を行う。
ライフログDB114に対する情報検索時、情報要求に含まれる識別情報に基づき、同行者の情報を得て、同行者に一致する同伴者208の情報を検索する。そして、同行者に共通する共通嗜好情報(上記例では食事)が複数選択される。例えば、図2の例では、ユーザAの同行者が「B氏、C氏」である場合の日時203「昼食時の時間帯(12:30)」の共通嗜好情報として、施設名称205の「イタリアンレストランA」が選択される。
共通嗜好情報113により選択された共通嗜好情報は、送信部115を介して端末101に送信される(ステップS304)。端末101に送信される共通嗜好情報は、施設名称205に限らず、日付202〜同伴者208の各項目の一部あるいは全てであってもよい。
これにより、サーバ111から共通嗜好情報を受信した端末101は、同行者に共通する嗜好である共通嗜好情報を提示部105により表示や音声等でユーザに提示することができる。
以上の実施の形態によれば、端末は、時刻等の各種トリガで自動的にサーバに対し、同行者の共通嗜好情報を情報要求する。サーバは、端末からの情報要求により、同行者に共通する共通嗜好情報をライフログDBに対し情報検索して得る。サーバは、共通嗜好情報を端末に送信し、端末のユーザに提示することができる。
これにより、ユーザは、同行者に適した共通嗜好情報を容易に得ることができるようになる。例えば、現在の同行者に適した食事が行えるレストランの提示を受けることができる。この際、ユーザは、情報検索のための検索キーの入力の手間を省くことができる。
ライフログDBは、過去の同行者毎の行動履歴に基づき構築されるため、同行者毎に適切な共通嗜好情報を提供できるようになる。同行者が異なっても異なる同行者毎の共通嗜好情報を得ることができるため、ユーザは、過去の行動履歴を忘れた場合であっても同行者毎に適切な共通嗜好情報の提示を受けることができるようになる。
つぎに、本発明の実施例について説明する。実施例では、上記の端末101としてユーザの移動体(車両)に搭載されたナビゲーション装置を用い、サーバ111に通信接続される例を用いて説明する。
(ナビゲーション装置のハードウェア構成)
図4は、ナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図4において、ナビゲーション装置400は、CPU401、ROM402、RAM403、磁気ディスクドライブ404、磁気ディスク405、光ディスクドライブ406、光ディスク407、音声I/F(インターフェース)408、マイク409、スピーカ410、入力デバイス411、映像I/F412、ディスプレイ413、カメラ414、通信I/F415、GPSユニット416、各種センサ417、を備えている。各構成部401〜417は、バス420によってそれぞれ接続されている。
CPU401は、ナビゲーション装置400の全体の制御を司る。ROM402は、ブートプログラム、コンテンツ出力プログラムを記録している。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。すなわち、CPU401は、RAM403をワークエリアとして使用しながら、ROM402に記録された各種プログラムを実行することによって、ナビゲーション装置400の全体の制御を司る。
磁気ディスクドライブ404は、CPU401の制御にしたがって磁気ディスク405に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク405は、磁気ディスクドライブ404の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク405としては、例えば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
また、光ディスクドライブ406は、CPU401の制御にしたがって光ディスク407に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク407は、光ディスクドライブ406の制御にしたがってデータが読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク407は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。着脱可能な記録媒体として、光ディスク407のほか、MO、メモリカードなどを用いることができる。
磁気ディスク405および光ディスク407に記録される情報の一例としては、地図データ、車両情報、画像、走行履歴などが挙げられる。地図データは、ナビゲーションシステムにおいて経路探索するときに用いられ、建物、河川、地表面、エネルギー補給施設などの地物(フィーチャ)をあらわす背景データ、道路の形状をリンクやノードなどであらわす道路形状データなどを含むベクタデータである。
音声I/F408は、音声入力用のマイク409および音声出力用のスピーカ410に接続される。マイク409に受音された音声は、音声I/F408内でA/D変換される。マイク409は、例えば、車両のダッシュボード部などに設置され、その数は単数でも複数でもよい。スピーカ410からは、所定の音声信号を音声I/F408内でD/A変換した音声が出力される。
入力デバイス411は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス411は、リモコン、キーボード、タッチパネルのうちいずれか一つの形態によって実現されてもよいが、複数の形態によって実現することも可能である。
映像I/F412は、ディスプレイ413とカメラ414に接続される。映像I/F412は、具体的には、例えば、ディスプレイ413全体を制御するグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいてディスプレイ413を制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ413には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。ディスプレイ413としては、例えば、TFT液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどを用いることができる。
カメラ414は、車両外部の例えば、道路を含む映像を撮影する。映像は静止画あるいは動画のどちらでもよく、例えば、カメラ414によって車両の外部や内部を撮影し、撮影した画像をCPU401において画像解析したり、映像I/F412を介して磁気ディスク405や光ディスク407などの記録媒体に出力したりする。
通信I/F415は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置400およびCPU401のインターフェースとして機能する。ネットワークとして機能する通信網には、CANやLIN(Local Interconnect Network)などの車内通信網や、公衆回線網や携帯電話網、DSRC(Dedicated Short Range Communication)、LAN、WANなどがある。通信I/F415は、例えば、公衆回線用接続モジュールやETC(ノンストップ自動料金支払いシステム)ユニット、FMチューナー、VICS(Vehicle Information and Communication System:登録商標)/ビーコンレシーバなどである。
GPSユニット416は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在位置を示す情報を出力する。GPSユニット416の出力情報は、後述する各種センサ417の出力値とともに、CPU401による車両の現在位置の算出に際して利用される。現在位置を示す情報は、例えば、緯度・経度、高度などの、地図データ上の1点を特定する情報である。
各種センサ417は、車速センサ、加速度センサ、角速度センサ、傾斜センサなどの、車両の位置や挙動を判断するための情報を出力する。各種センサ417の出力値は、CPU401による車両の現在位置の算出や、速度や方位の変化量の算出に用いられる。
図4に記載のディスプレイ413を用いて図1の提示部105の機能を実現できる。また、図4の通信I/F415を用いて、図1の送信部103、受信部104の機能を実現できる。図1に示した端末101は、図4に記載のROM402、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU401が所定のプログラムを実行することによって、図1の識別情報取得部102の機能および端末101全体の制御機能を実現する。
(サーバの構成例)
上記のサーバ111についても、図4と同様の構成を有する。なお、このサーバ111においては、図4に記載のカメラ414、GPSユニット416、各種センサ417等は不要である。図1に示したサーバ111は、図4に記載のROM402、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU401が所定のプログラムを実行することによって、図1の共通嗜好情報取得部113の機能およびサーバ111全体の制御機能を実現する。
(情報提示システムの処理例)
図5は、情報提示システムの処理手順の一例を示すフローチャートである。上記の端末101の一例としてナビゲーション装置400を用い、サーバ111から共通嗜好情報の提示を受ける処理例を説明する。
始めに、ナビゲーション装置400は、車両に搭乗している複数の搭乗者(ナビゲーション装置400のユーザの同行者)それぞれのIDを取得する(ステップS501)。各搭乗者のID取得は、各搭乗者による手動入力の他に、例えば、ナビゲーション装置400が各搭乗者が有する携帯電話等の端末と無線通信を行うことにより携帯端末からユーザあるいは端末のIDを取得できる。このほか、車室内のカメラにより撮影した画像、マイクから入力された音声を基にナビゲーション装置400に予め登録された搭乗者を特定し、対応するIDを取得することもできる。
つぎに、ナビゲーション装置400は、情報を取得するためのトリガを検出したか判断する(ステップS502)。ナビゲーション装置400は、所定の状況変化を検出する検出部(不図示)を有する。そして、検出部による状況変化を待ち(ステップS502:Noのループ)、状況変化があれば(ステップS502:Yes)、ナビゲーション装置400は、この状況変化をトリガとして情報要求をサーバ111に送信する(ステップS503)。
ナビゲーション装置400が検出する状況変化のトリガを種別情報別に説明すると、例えば、車内での会話中に特定のキーワード(食事)に関連する音声「お腹がすいた」などをマイク409で検出したとき、CPU401内蔵のタイマ等が予め設定された時刻(昼食の時間帯)を検出したとき、速度センサの速度変化等により車両の走行を開始したとき、走行開始からのタイマ計時で所定時間が経過したとき、搭乗者の眠そうな表情をカメラ414で検出したとき、GPSユニット416で車両の現在位置が所定位置となったことを検出したとき、座席シート別のセンサやカメラ414等で搭乗者の増減を検出したとき、搭乗者が身に付けたウェアラブル端末に代表される生体センサー等により検出された搭乗者の空腹、疲労などの生体情報をナビゲーション装置400が受信したとき等がある。あるいは、各搭乗者が所有する携帯端末やナビゲーション装置400がクーポンなどの広告情報を受信したことを状況変化のトリガとしてもよい。これらトリガの種別情報は、ナビゲーション装置400内部あるいは外部入力により取得可能である。
上述したが、情報要求には、車両の現在地、日時、走行開始後の経過時間、複数搭乗者のID、トリガの種別情報が含まれる。
つぎに、サーバ111は、ナビゲーション装置400から送信された情報要求を受信する(ステップS504)。そして、サーバ111の共通嗜好情報取得部113は、情報要求に含まれるトリガの種別情報を基に、情報検索を実行するジャンルを設定する(ステップS505)。例えば、食事時であれば食事に関する嗜好のジャンルを設定し、走行開始時直後であれば音楽に関する嗜好のジャンルを設定する。また、走行開始後に所定時間が経過した場合であれば、例えば休憩場所として搭乗者が利用する駐車場や駐車可能なコンビニエンスストアの嗜好のジャンルを設定する。また、車両の現在位置が所定位置となった場合には所定のジャンルの嗜好(例えば、飲食店街の所定範囲内となった場合は食事に関する嗜好)を設定する。このほか、搭乗者が増減した場合には所定のジャンルの嗜好(例えば走行開始時直後と同様に音楽に関する嗜好など)のジャンルを設定する。設定したジャンルを共通嗜好の検索対象とする。
そして、サーバ111の共通嗜好情報取得部113は、ライフログDB114から上記ジャンルで絞った(フィルタリングした)検索により搭乗者に共通する共通嗜好情報の検索処理を実行する(ステップS506)。この検索処理の詳細は後述する。この後、サーバ111は、検索結果である共通嗜好情報をナビゲーション装置400に送信する(ステップS507)。
この後、ナビゲーション装置400は、サーバ111から共通嗜好情報を受信し(ステップS508)、受信した共通嗜好情報をディスプレイ413に表示し、ユーザに提示する(ステップS509)。
共通嗜好情報としては、最適な一つが提示されてもよいし、複数の情報を表示部に表示してユーザにいずれかを選択させてもよい。例えば、上述したように、食事の場合、共通嗜好情報として、施設名称205に相当する「イタリアンレストランA」の他、日付202〜同伴者208の各項目の一部あるいは全てから選択可能である。
(共通嗜好情報検索処理)
図6は、情報提示システムが行う処理のうち共通嗜好情報検索処理の詳細例を示すフローチャートである。図5のステップS506に示したサーバ111の共通嗜好情報取得部113が行う処理の詳細について説明する。
ここでは、ナビゲーション装置400(車両)のユーザがユーザAであり、同行者(車両の搭乗者)がユーザB,Cであるとする。そして、ナビゲーション装置400は、昼食時間をトリガとしてサーバ111に情報要求を送信した場合の例で説明する。
始めに、サーバ111の共通嗜好情報取得部113は、ライフログDB114から複数のユーザA,B,CのIDに対応するライフログ200を検出する(ステップS601)。
共通嗜好情報は、複数の搭乗者(ユーザA,B,C)のうちのなるべく多くが満足し、かつ誰もが不満をもたない情報であることが望ましい。ここで、検索するジャンルは食事施設なので、サーバ111の共通嗜好情報取得部113は、検索ジャンル209(図2参照)=「食事」として、ライフログ200をフィルタリングする(ステップS602)。
つぎに、ユーザA,B,Cのそれぞれについて、履歴に出現する頻度を嗜好アイテム情報毎にカウントし、スコア化する(ステップS603)。このとき、曜日や食事時刻毎に分類してスコア化してもよい。
図7は、ユーザの食事の嗜好の傾向を示す図である。図7は、ライフログDB114に基づくユーザAの平日昼食時の嗜好アイテム情報210のスコアを示している。この図の例では、ユーザAは、平日昼食時は、イタリアン、中華、ファストフード、フレンチ、…の順でスコアが高い。このように、ライフログDB114を参照して、平日/休日、朝食/昼食/夕食毎の各搭乗者(ユーザA,B,C)の食事傾向を判断できる。これにより、各ユーザに共通する食事の推奨施設の提示が可能となる。
この際、共通嗜好情報取得部113は、搭乗者の一人でも不満をもつアイテム(興味がないアイテム)を排除するために、各ユーザA,B,Cのスコアが所定値以下となるアイテム(嗜好アイテム情報210)を除外する(ステップS604)。そして、共通嗜好情報取得部113は、除外後のアイテム(嗜好アイテム情報210)について、各ユーザA,B,Cのスコアを合計し、合計スコア順にランキング付けする(ステップS605)。
この後、共通嗜好情報取得部113は、最上位となったアイテム(嗜好アイテム情報210)に対応し、かつ車両の現在地を基に関連する周辺施設を抽出する(ステップS606)。具体的には、現在地の周辺に存在する店舗をサーバ111が備える地図データDBより検索し、共通嗜好情報として出力する。共通嗜好情報に含まれる店舗は複数でもよい。また、共通嗜好情報には、次点のアイテム(嗜好アイテム情報210)に対応する店舗も併せて含ませてもよい。
図8は、ナビゲーション装置の共通嗜好情報の提示例を示す図である。サーバ111の共通嗜好情報取得部113が出力する共通嗜好情報をナビゲーション装置400が受信し、ディスプレイ413上に表示した例を示す。
ナビゲーション装置400は、共通嗜好情報を受信すると、図8に示す画面を表示し、搭乗者(ユーザA,B,C)に共通する共通嗜好情報を提示する。この際、ナビゲーション装置400は、図示のように食事の時間帯であること、この時間帯でユーザA,B,Cに共通する嗜好の複数の店舗の情報(レストランH,イタリアンJ)を、現在地からの距離および所要時間等を併せて表示する。また、図示のように、搭乗者(ユーザA,B,C)の共通嗜好としては次点となったアイテム(和食のそばK,とんかつM)の情報を提示してもよい。
また、ナビゲーション装置400は、提示されている店舗をユーザが選択することで、該当する店舗を地図データ上で位置表示し、経路案内を行うことができる。
図9〜図13は、図6に示した共通嗜好情報検索処理の具体例を説明するための図である。これら図9〜図13には、ユーザA,B,Cの昼食時の共通嗜好情報の検索(図6の各処理ステップ)に用いるデータ例を示す。
図9は、図6のステップS602の処理内容を示し、ユーザA,B,Cそれぞれで検索ジャンル209で「食事」によるフィルタリングを行った後のライフログ200を示す。
図10は、図6のステップS603の処理内容である。図9のライフログ200を用いた平日の昼食時間での各ユーザA,B,Cの嗜好アイテム情報210毎のスコアを示す。例えば、集計期間は、ライフログDB114に蓄積された直近の1年間など所定期間とすることができる。
図11は、図6のステップS604の処理内容を示す。図10を用い、例えば除外閾値=2以下、とすると、嗜好アイテム情報210について、いずれかのユーザA,B,Cのスコアが2以下である「和食」、「フレンチ」など、図中斜線部分のアイテム(嗜好アイテム情報210)が共通嗜好情報の検索対象から除外される。
図11の例によれば、一人でも興味がないアイテムを除外閾値で除外することができることになる。アイテム除外の他の例として、スコアの高い順としたり、スコアが低くてもいずれものユーザが実際に訪問した店があったこと(スコアが0以外)を判定基準とすれば、図11と異なるアイテムを残すこともできる。
図12は、図6のステップS605の処理内容を示す。図11のアイテム除外により残ったアイテム(嗜好アイテム情報210)である、「イタリアン」と「中華」と、「ファストフード」について、それぞれの合計スコアを示す。
図13は、図6のステップS606の処理内容を示す。図12のアイテム(嗜好アイテム情報210)を合計スコア順に優先順位「1」〜「3」を付与し、これら3つのアイテムを共通嗜好情報として出力(ナビゲーション装置400に送信)することができる。なお、除外された図中斜線部分のアイテムについては、所定数まで次点として共通嗜好情報として出力してもよい。また、優先順位は、検索時の条件、例えば、昼食時の金額(価格207)、人数(同伴者208)等により変化することがあり、データとしては残しておく。
また、サーバ111は、アイテムのランキングと車両の現在位置を基に関連する周辺施設を検索する。例えば、上記例では、
「イタリアン」の施設として「パスタ△△」が「1.8km先」
「中華」の施設として「××中華飯店」が「4km先」
「ファストフード」の施設として「○○バーガー」が「2.5km先」
にそれぞれあることをサーバ111が検索し、出力(ナビゲーション装置400に送信)する。なお、サーバ111は、共通嗜好情報として嗜好アイテム情報210(「イタリアン」、「中華」、「ファストフード」)だけをナビゲーション装置400に送信し、ナビゲーション装置400が嗜好アイテム情報210(「イタリアン」、「中華」、「ファストフード」)に基づき周辺施設の検索処理を行ってもよい。
上記の共通嗜好情報の抽出について、サーバ111の共通嗜好情報取得部113は、車両の現在位置から所定距離内に複数の適合店舗が存在する場合は、各店舗の評価情報(口コミ、混雑情報)に基づいて、評価ポイントが高い店舗を優先して提示してもよい。また、各人の食事に対する予算の傾向をライフログ200を基に算出し、推奨店舗を提示してもよい。この場合、ライフログ200の費用履歴を基に、ユーザA,B,Cそれぞれの平均費用を算出し、それぞれの平均費用のうち最低費用に対応する価格帯の店舗を提示する。あるいは、それぞれの平均費用の平均値に対応する価格帯の店舗を提示する。
また、嗜好アイテム(例えば、上記「食事」の嗜好アイテム情報210)、評価ポイント、費用の各条件にそれぞれ適合する店舗を提示し、ユーザに立寄り地を選択させてもよい。この場合、ユーザにより選択された条件を学習しておき、次回の提示の優先順に反映させてもよい。
また、同乗者の組み合わせ(Aさん、Bさん、Cさん)と同じ同行者(同じメンバー)による食事の過去の履歴がライフログDB114に記憶されているかを検索し、同じメンバーによる食事の履歴があった場合は、その際の嗜好アイテム(「食事」)にスコアに加点を行うことで重み付けをするようにしてもよいし、そのときの嗜好アイテムに対応する店舗を提示するようにしてもよい。
また、共通嗜好情報取得部113は、搭乗者がユーザA,B,Cのうち一人でも不満をもつアイテムを排除した結果、全員が嗜好するアイテムがなくなった場合は、フードコートやファミリーレストランなど、各種カテゴリの料理を提供可能な施設を共通嗜好情報として出力してもよい。
また、ライフログ200の利用(データの追加や更新等)を行わないユーザDがいる場合、サーバ111は、このユーザDから、料理のアイテム毎の得点だけを取得し、登録しておけばよい(例えば、イタリアン=6点、中華=8点、等)。これにより、ライフログ200を利用しないユーザDが搭乗(同行)する場合でも、このユーザDを含めた同行者(ユーザA,B,C,D)に共通する共通嗜好情報を提示することが可能となる。
また、上記実施例では食事施設の提示を例にしたが、共通嗜好情報の検索処理は、搭乗者が共通して興味がある他の情報の提示に応用できる。一例として、サーバ111の共通嗜好情報取得部113は、音楽(ジャズ、ポップス、クラシック、フュージョンなど)のジャンルについて搭乗者が共通して嗜好するものを検出して、ナビゲーション装置400に共通嗜好情報として送信してもよい。ナビゲーション装置400は、コンテンツデータの記憶部に記憶される音楽データのうちから対応するジャンルの曲を抽出して再生する。また、音楽再生に限定せず、同様の方法で搭乗者に共通の嗜好が判断できれば、現在放送中のTV、ラジオ番組やDVD映画等のコンテンツを共通嗜好情報として送信してもよい。
また、ナビゲーション装置400を用いる場合であって、ドライブの目的地が決定していない場合において、搭乗者が共通して興味がある娯楽施設(ゴルフ場、遊園地、映画館など)を複数提示することもでき、ユーザに目的地を選択させることもできるようになる。
また、上記実施例では、サーバ111が共通嗜好情報取得部113と、ライフログDB114を備えるものを説明したが、これに換えて、端末101が共通嗜好情報取得部113を備えていてもよい。この形態では、端末101は、サーバ111のライフログDB114から、複数の搭乗者のライフログ200のデータを取得し、複数の搭乗者が共通して興味を有する対象を含む共通嗜好情報を取得する。
なお、本実施の形態で説明した情報提示方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
100 情報提示システム
101 端末
102 識別情報取得部
103 送信部
104 受信部
105 提示部
111 サーバ
112 受信部
113 共通嗜好情報取得部
114 ライフログDB
115 送信部
200 ライフログ
400 ナビゲーション装置

Claims (1)

  1. 移動体と共に移動する端末装置と通信可能なサーバ装置であって、
    ユーザの行動履歴を示すライフログを記憶するライフログデータベースと、
    前記移動体に搭乗する複数の前記ユーザのそれぞれに対応し、複数の前記ユーザのそれぞれを識別するための複数の識別情報を含む情報要求を前記端末装置から受信する受信手段と、
    前記情報要求に含まれる複数の前記識別情報に対応する複数の前記ユーザのそれぞれの前記ライフログを検索し、複数の前記ユーザが共通して興味を有する対象を含む共通嗜好情報を取得する共通嗜好情報取得手段と、
    前記共通嗜好情報を前記端末装置へ送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
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