以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報検索サーバ、情報端末装置、情報作成方法、情報収集方法、情報作成プログラム、情報収集プログラム、および記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(情報検索サーバ100の機能的構成)
この発明の実施の形態にかかる情報検索サーバの機能的構成について説明する。図1は、実施の形態にかかる情報検索サーバの機能的構成の一例を示すブロック図である。
図1において、情報検索サーバ100は、移動体に搭載される情報端末装置に接続し、ネットワーク上のホームページを検索するサーバである。情報検索サーバ100は、受信部101と、集計部102と、作成部103と、判別部104と、送信部105とを備えている。
受信部101は、情報端末装置がアクセスしたホームページの情報と、当該ホームページへのアクセス後に移動体がホームページに関連する地物(以下「関連地物」という)周辺に到達した旨の情報とを複数の情報端末装置から受信する。ホームページの情報は、具体的には、ホームページのアドレスの情報である。ホームページは、代表的には、ウェブブラウザを起動した時や、多くのブラウザに存在する「ホームボタン」を押した時に表示されるメインページが挙げられるが、メインページの下階層のウェブページをも含む。また、このホームページは、特に、利用者が実際に訪問することのできる施設や場所に関するホームページであり、具体的には、固有の施設名、住所、電話番号などの存在する施設や場所に関するホームページである。
関連地物は、具体的には、ホームページに掲載される地物であり、具体例を挙げると、店舗などの施設に関するホームページの場合、当該店舗であり、また、複数の施設が掲載される観光地や複合施設などのホームページの場合、当該ホームページに掲載される各施設である。関連地物周辺は、当該関連地物から所定の距離の範囲内であり、特に観光地などの場合、関連地物と同一の市町村などの範囲である。
集計部102は、受信部101によって上記情報が受信された場合、ホームページにアクセスした回数としての到達アクセス数を集計する。到達アクセス数は、単なるホームページへのアクセス数ではなく、ホームページへのアクセス後に利用者が実際に訪問した場合にカウントされる数である。
作成部103は、集計された到達アクセス数を用いて、各ホームページを到達アクセス数の多い順に並べた到達アクセスランキングを作成する。作成するランキングの一覧には、順位のほかに、到達アクセス数のほか、単なるホームページへのアクセス数などを含ませてもよい。
また、本実施の形態において、集計部102は、受信部101が受信した情報により、ホームページへのアクセス後の所定期間内に、移動体が関連地物周辺に到達している場合に、到達アクセス数を集計するようにしてもよい。所定期間は、具体的には、利用者がホームページを閲覧したことにより実際に訪問したものとして想定することのできる期間であり、たとえば、数日、数週間といった予め設定される期間である。
また、本実施の形態において、判別部104は、任意の構成要素である。判別部104は、受信部101が受信した移動体の走行履歴情報を用いて、ホームページへのアクセス後に移動体が関連地物周辺に到達したか否かを判別する。この場合、集計部102は、判別部104によってホームページへのアクセス後に移動体が関連地物周辺に到達したことが判別された場合、ホームページにアクセスした回数としての到達アクセス数を集計する。本構成は、関連地物周辺に到達した旨の情報を受信することの手法以外に、走行履歴情報を基に判別された、関連地物周辺に到達した旨の情報を用いて到達アクセス数の集計を可能にしたものである。
また、本実施の形態において、受信部101は、情報端末装置がホームページにアクセスしたときの位置(以下、「アクセス地点」という)の情報を受信することも可能である。この場合、集計部102は、受信部101が受信したアクセス地点に応じて、加算する到達アクセス数を変化させて集計する。「アクセス地点に応じて」とは、関連地物と同じ市町村であるか否かといったことや、関連地物からの距離などに対応させるといったことである。加算する到達アクセス数を変化させるとは、具体的には、加算する到達アクセス数の割合を増加させることである。具体例を挙げると、集計部102は、アクセス地点が関連地物と同じ市町村である場合に、加算する到達アクセス数を、通常1のところ、それよりも大きい数(2以上)として集計する。
また、集計部102は、アクセス地点がホームページに関連する地物から近い場合に、加算する到達アクセス数の割合を増加させて集計してもよい。集計部102は、たとえば、アクセス地点と関連地物との市町村が異なる場合であっても、当該2地点間の距離が近い場合に、加算する到達アクセス数を、通常1のところ、それよりも大きい数(2以上)として集計する。また、2地点間の距離が近いほど加算する到達アクセス数を増加させてもよい。なお、2地点間の距離、およびこれに対応する数(ポイント)は、予め設定されている。
また、本実施の形態において、ホームページは、複数の施設の情報を含んでもよい。具体的には、ホームページは、観光地などのホームページである。この場合、受信部101は、移動体がホームページに関連する施設(以下「関連施設」という)に到達した旨の情報を受信することも可能である。つまり、受信部101は、上述した関連地物のうち、関連施設に到達した旨の情報を受信する。集計部102は、受信部101によって施設に到達した旨の情報が受信された場合、当該関連施設に実際に訪問した回数としての施設訪問数を集計する。作成部103は、集計された施設訪問数を用いて、複数の関連施設を施設訪問数の多い順に並べた施設ランキングを作成する。
また、本実施の形態において、受信部101は、関連施設に到達した各移動体が当該ホームページとは無関係であり且つ関連施設周辺の施設(以下、「周辺施設」という)に到達した旨の情報を受信することも可能である。この場合、集計部102は、受信部101によって周辺施設に到達した旨の情報が受信された場合、当該周辺施設に訪問した回数としての周辺施設訪問数を集計する。作成部103は、集計された周辺施設訪問数を用いて、周辺施設を周辺施設訪問数の多い順に並べた周辺施設ランキングを作成する。
また、本実施の形態において、受信部101は、各移動体が過去に関連施設に到達した回数(以下、「再訪問数」という)の情報を受信することも可能である。この場合、集計部102は、受信部101によって受信された再訪問数を集計する。作成部103は、集計された再訪問数を用いて、関連施設を再訪問数順に並べた再訪問ランキングを作成する。
また、本実施の形態において、受信部101は、情報検索端末装置から、関連施設に対する利用者からの入力に基づく所定の項目の情報を受信することも可能である。この場合、集計部102は、所定の項目ごとに平均値を集計する。作成部103は、所定の項目ごとに集計された平均値に応じた施設のランキングを作成する。
所定の項目は、関連施設を評価することができる項目であればいかなるものであってもよいが、代表的には、消費金額に関する項目、滞在時間に関する項目、ユーザによる推奨度合いを示す項目が挙げられる。この場合、作成部103は、受信した項目に応じて、消費金額に関する消費金額ランキング、滞在時間に関する滞在時間ランキング、推奨する度合いを示す推奨度ランキングを作成する。
また、本実施の形態において、受信部101は、情報端末装置から、移動体の出発地から関連施設までの走行履歴情報を受信することも可能である。この場合、作成部103は、出発地ごとに、関連施設までの経路に関するランキングを作成する。出発地ごととは、代表的には、市町村ごとである。
また、本実施の形態において、受信部101は、情報端末装置から、移動体が関連施設までの移動の間にアクセスした他のホームページの情報を受信することも可能である。この場合、集計部102は、関連施設までの移動の間に、他のホームページにアクセスした回数としての移動時アクセス数を集計する。作成部103は、集計された移動時アクセス数を用いて、他のホームページを移動時アクセス数ごとに並べた移動時アクセスランキングを作成する。
また、本実施の形態において、受信部101は、利用者の属性情報を受信することも可能である。この場合、作成部103は、受信部101が受信した利用者の属性ごとに、各ランキングを作成する。属性情報は、具体的には、利用者の趣味、嗜好、年齢、性別などの情報である。各ランキングは、上述した到達アクセスランキング、施設ランキング、周辺施設ランキング、再訪問ランキング、項目ごとのランキング、関連施設までの経路に関するランキング、または移動時アクセスランキングである。本構成は、各ランキングをパーソナライズ化させ、利用者に応じたランキングの提供を可能にするものである。
また、本実施の形態において、作成部103は、時期または季節ごとに、各ランキングを作成することも可能である。作成部103は、利用者の属性ごとに作成した各ランキングを、さらに時期または季節ごとに作成することも可能である。
また、本実施の形態において、送信部105は、情報端末装置から地物の検索要求を受け付けた際に、作成部103によって作成された各ランキングを当該情報端末装置に送信する。
(情報端末装置200の機能的構成)
この発明の実施の形態にかかる情報端末装置の機能的構成について説明する。図2は、実施の形態にかかる情報端末装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。図2において、情報端末装置200は、移動体に搭載され、ネットワーク上のホームページを検索する情報検索サーバ100に接続し、ホームページを表示することが可能である。この情報端末装置200は、格納部201と、判別部202と、制御部203と、送信部204と、要求部205と、受信部206と、表示部207と、検出部208と、通知制御部209とを備えている。
格納部201は、表示したホームページの情報を格納する。判別部202は、ホームページへのアクセス後に、移動体が当該ホームページに関連する地物(以下「関連地物」という)周辺に到達したか否かを判別する。判別部202は、具体的には、ホームページに掲載される施設名、住所、電話番号、地図などの情報のほか、検索時におけるワードなどを基に、当該地物の位置情報を抽出する。そして、抽出した関連地物の位置情報と移動体の位置情報とに基づいて、関連地物周辺に到達したか否かを判別する。
制御部203は、判別部202によって移動体がホームページへのアクセス後に関連地物周辺に到達したことが判別された場合、当該関連地物周辺に到達した旨の情報と、格納部201に格納されているホームページの情報とを、送信部204を介して情報検索サーバ100へ送信する。この送信した情報を基に、情報検索サーバ100にて、上述した到達アクセスランキングが作成される。
また、本実施の形態において、要求部205と、受信部206と、表示部207とは任意の構成要素である。要求部205は、到達アクセスランキングの情報を、ホームページの検索時に要求する。受信部206は、要求部205の要求により、情報検索サーバ100から、到達アクセスランキングの情報を受信する。表示部207は、受信部206が受信した到達アクセスランキングを表示する。ランキングの表示は、順位のほかに、上述した到達アクセス数のほか、単なるホームページへのアクセス数などを含ませて表示してもよい。また、到達アクセスランキングの情報を受信する際には、施設ランキングや再訪問ランキングなど、他のランキングを受信することも可能である。
また、本実施の形態において、判別部202は、ホームページへのアクセス後の所定期間内に、移動体が関連地物周辺に到達したか否かを判別するようにしてもよい。所定期間は、具体的には、利用者がホームページを閲覧したことにより実際に訪問したものとして想定することのできる期間であり、たとえば、数日、数週間といった予め設定される期間である。
また、本実施の形態において、判別部202は、移動体が関連施設に到達したか否かを判別することも可能である。つまり、判別部202は、上述した関連地物のうち、関連施設に到達したか否かを判別する。判別部202は、具体的には、ホームページに掲載される施設の位置情報を抽出するとともに、抽出した施設の位置情報と移動体の位置情報とに基づいて、関連施設に到達したか否かを判別する。
制御部203は、判別部202によって移動体が関連施設に到達したと判別された場合、当該関連施設に到達した旨の情報を情報検索サーバ100へ送信させる。この送信した情報を基に、情報検索サーバ100にて、上述した施設ランキングが作成される。
また、本実施の形態において、判別部202は、関連地物周辺における走行履歴情報から、関連施設周辺の施設のうち、当該ホームページとは無関係の施設(以下、「周辺施設」という)に到達したか否かを判別することも可能である。周辺施設は、具体例を挙げると、ホームページが観光施設Aの場合、観光施設A周辺に存在し且つ当該観光施設Aのホームページに掲載されていない飲食店Bである。
この場合、制御部203は、判別部202によって周辺施設に到達したと判別された場合、周辺施設に到達した旨の情報を情報検索サーバ100へ送信させる。上記具体例に当てはめると、制御部203は、ホームページが観光施設Aとすると、観光施設A周辺の飲食店Bに到達した場合、飲食店Bに到達した旨の情報を送信させる。この送信した情報を基に、情報検索サーバ100にて、上述した周辺施設ランキングが作成される。
また、本実施の形態において、検出部208は、任意の構成要素である。検出部208は、走行履歴情報から、移動体が関連施設に過去に到達した回数(以下、「再訪問数」という)を検出する。この場合、制御部203は、検出部208によって検出された再訪問数を情報検索サーバ100へ送信させる。この送信した情報を基に、情報検索サーバ100にて、上述した再訪問ランキングが作成される。
また、本実施の形態において、通知制御部209は、任意の構成要素である。通知制御部209は、関連施設に到達した場合に、関連施設に対する利用者からの所定の項目に対する入力を促す通知をおこなう。利用者から入力された情報は、送信部204により情報検索サーバ100に送信される。この送信した情報を基に、情報検索サーバ100にて、上述した所定の項目ごとの施設のランキングが作成される。
また、本実施の形態において、通知制御部209は、移動体が関連施設に到達後、所定時間経過後に入力を促す通知をおこなうようにしてもよい。所定時間は、利用者が関連施設にて所用を済ませることの可能な予め設定される時間である。なお、この所定時間は、施設ごとに設定される時間であってもよい。
また、通知制御部209は、情報端末装置200の電源がオフからオンになること、具体的には、たとえば、移動体のエンジンがオフからオンになった場合に、入力を促す通知をおこなうことも可能である。また、利用者からの入力がおこなわれずに移動体が発進した場合などには、地図表示に切り替わるとともに、信号待ちなどの停車時や、他の目的地や立ち寄り地に到達したときに、適宜入力を促す通知をおこなうようにしてもよい。
また、所定の項目の入力を促す際に、利用者の趣味、嗜好、性別等の属性情報に対する入力を促すようにしてもよい。入力された情報は、送信部204から情報検索サーバ100に送信される。
また、本実施の形態において、所定の項目は、消費金額に関する項目、滞在時間に関する項目、推奨する度合いを示す項目のうち、少なくともいずれか一つを含むことが望ましい。この情報を基に、情報検索サーバ100にて、上述した、消費金額ランキング、滞在時間ランキング、推奨度ランキングが作成される。
また、本実施の形態において、制御部203は、移動体が関連施設に到達した際に、移動体の出発地から関連施設までの走行履歴情報を送信させることも可能である。この送信した情報を基に、情報検索サーバ100にて、上述した経路に関するランキングが作成される。
また、制御部203は、移動体が関連施設までの移動の間にアクセスした他のホームページの情報を送信させることも可能である。この送信した情報を基に、情報検索サーバ100にて、上述した移動時アクセスランキングが作成される。
(情報検索サーバの情報作成処理手順)
つぎに、図3を用いて、情報検索サーバの情報作成処理手順について説明する。図3は、本実施の形態にかかる情報検索サーバの情報作成処理手順の一例を示すフローチャートである。
図3のフローチャートにおいて、情報検索サーバ100は、情報端末装置200から、情報端末装置200がアクセスしたホームページの情報と、当該ホームページへのアクセス後に当該ホームページに関連する地物(関連地物)周辺に到達した旨の情報とを受信したか否かを判断する(ステップS301)。当該情報を受信するまで待機状態にあり(ステップS301:Noのループ)、当該情報を受信すると(ステップS301:Yes)、到達アクセス数を集計する(ステップS302)。このあと、各ホームページを到達アクセス数の多い順に並べた到達アクセスランキングを作成し(ステップS303)、一連の処理を終了する。
(情報端末装置の情報収集処理手順)
つぎに、図4を用いて、情報端末装置の情報収集処理手順について説明する。図4は、本実施の形態にかかる情報端末装置の情報収集処理手順の一例を示すフローチャートである。
図4のフローチャートにおいて、情報端末装置200は、ホームページにアクセスしたか否かを判断する(ステップS401)。ホームページにアクセスするまで待機状態にあり(ステップS401:Noのループ)、ホームページにアクセスすると(ステップS401:Yes)、ホームページの情報を格納する(ステップS402)。
そして、所定期間内に当該ホームページに関連する地物(関連地物)周辺に到達したか否かを判断する(ステップS403)。関連地物周辺に到達したと判断した場合(ステップS403:Yes)、情報検索サーバ100へ、当該地物周辺に到達した旨の情報と、ホームページの情報とを送信し(ステップS404)、一連の処理を終了する。一方、ステップS403において、関連地物周辺に到達していないと判断した場合(ステップS403:No)、一連の処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態にかかる情報検索サーバ100は、情報端末装置200によるホームページへのアクセス後に移動体が当該ホームページに関連する地物(関連地物)周辺に到達した場合に、到達アクセス数を集計するとともに、到達アクセスランキングを作成するようにした。つまり、利用者がホームページを閲覧した後、実際に当該ホームページの施設を訪問した場合に、アクセス数が計上される。
したがって、到達アクセスランキングの上位のものほど、訪問前に閲覧された回数の多いホームページを示しており、当該ホームページが訪問時の参考にされているものと想定できる。これにより、利用者に対して訪問時に役立つランキングを提供することができるとともに、利用者は、行き先を検討する際に有用なホームページに簡単にアクセスすることが可能になる。
また、本実施の形態にかかる情報検索サーバ100において、ホームページへのアクセス後の所定期間内に、移動体が関連地物周辺に到達している場合に、集計部102により到達アクセス数を集計するようにすれば、ホームページを閲覧してから到達するまでの期間を限定したことにより、実際の訪問に際して当該ホームページを参考にした可能性の高いものを到達アクセス数として集計することができる。
また、本実施の形態にかかる情報検索サーバ100において、判別部104を設けるようにし、移動体の走行履歴情報を用いて、ホームページへのアクセス後に移動体の関連地物周辺への到達を判別した場合に、到達アクセス数を集計するようにすれば、移動体が関連地物周辺に到達した旨の情報を受信することの手法以外に、走行履歴情報を基に判別された、関連地物周辺に到達した旨の情報を用いて到達アクセス数の集計をおこなうことができる。
また、本実施の形態にかかる情報検索サーバ100において、情報端末装置200がホームページにアクセスしたときの位置(アクセス地点)に応じて、加算する到達アクセス数を変化させて集計するようにすれば、実際の訪問に際して当該ホームページを参考にした可能性の高いものについて、到達アクセス数を増加させて加算することができる。
特に、集計部102により、アクセス地点が地物から近い場合に、加算する到達アクセス数の割合を増加させて集計するようにすれば、当該ホームページを参考にして訪問した可能性のより高いものについて通常の数より多い到達アクセス数を加算することができる。したがって、ホームページへのアクセスと訪問とがより反映された到達アクセスランキングを提供することができる。
また、本実施の形態にかかる情報検索サーバ100において、ホームページのアクセス後に、関連施設に到達した旨の情報が受信された場合、当該関連施設に実際に訪問した回数としての施設訪問数を集計するとともに、施設訪問数を用いて施設ランキングを作成するようにすれば、利用者がホームページを閲覧した後に、実際に訪問した施設のランキングを提供することができる。したがって、施設アクセスランキングの上位のものほど、訪問前に閲覧された施設を示しており、当該ホームページが訪問時の参考にされているものと想定することができる。これにより、利用者に対して訪問時に役立つランキングを提供することができる。
また、本実施の形態にかかる情報検索サーバ100において、周辺施設に到達した旨の情報が受信された場合、当該周辺施設に訪問した回数としての周辺施設訪問数を集計するとともに、集計された周辺施設訪問数を用いて、周辺施設ランキングを作成するようにすれば、利用者は、関連施設に訪れた人々が他に訪問した周辺施設がわかり、行き先を検討する際に有用な情報を得ることができる。
また、本実施の形態にかかる情報検索サーバ100において、作成部103が関連施設への再訪問数を用いて、再訪問ランキングを作成するようにすれば、リピータの多い施設がわかる。リピータが多いということは、その場所の評価が高いということであり、利用者は、飽きのこない優良な施設がわかり、行き先を検討する際に有用な情報を得ることができる。
また、本実施の形態にかかる情報検索サーバ100において、作成部103が関連施設に対する利用者からの入力に基づく所定の項目ごとに施設のランキングを作成するようにすれば、その施設の評価がわかる。したがって、利用者は、行き先を検討する際に有用な情報を得ることができる。
また、本実施の形態にかかる情報検索サーバ100において、作成部103が消費金額ランキングを作成するようにすれば、関連施設に訪れた結果として、実際に費やした費用がわかるので、行き先検討時の参考にすることができる。
また、本実施の形態にかかる情報検索サーバ100において、作成部103が滞在時間ランキングを作成するようにすれば、関連施設に訪れた結果として、実際に費やした時間がわかるので、行き先検討時の参考にすることができる。
また、本実施の形態にかかる情報検索サーバ100において、作成部103が推奨度ランキングを作成するようにすれば、関連施設に訪れた結果として、他の利用者のおすすめ度がわかるので、行き先検討時の参考にすることができる。
また、本実施の形態にかかる情報検索サーバ100において、作成部103が移動体の出発地から関連施設までの走行履歴情報を用いて、出発地ごとに、関連施設までの各経路に関するランキングを作成するようにすれば、ほぼ同じ出発地の他の利用者がどの時刻にどの経路により関連施設に到達したのかがわかるので、ドライブスケジュールに役立てることができる。
また、本実施の形態にかかる情報検索サーバ100において、関連施設までの移動の間にアクセスした他のホームページの情報を受信した場合、他のホームページにアクセスした回数としての移動時アクセス数を集計するとともに、移動時アクセス数を用いて移動時アクセスランキングを作成するようにすれば、利用者は、同じ目的地の人たちが移動時にアクセスしたホームページを閲覧することができ、他の行き先を検討する際の参考にすることができる。
また、本実施の形態にかかる情報検索サーバ100において、作成部103が利用者の属性ごとに各ランキングを作成するようにすれば、自分と同じ趣味や嗜好の人の行き先を参考にすることができる。また、時期や季節ごとに各ランキングを作成するようにすれば、観光地などへ観光シーズンに訪れることができる一方、利用者によっては人の少ない閑散とした時期に訪れるといったことも可能になる。
また、本実施の形態にかかる情報検索サーバ100において、情報端末装置200から地物の検索要求を受け付けた際に、ランキングを当該情報端末装置200に送信するようにすれば、利用者は検索時に各ランキングの情報を得ることができ、行き先を検討する際に有用なホームページに簡単にアクセスすることができる。
本実施の形態にかかる情報端末装置200は、ホームページへのアクセス後に、移動体が関連地物周辺に到達したことを判別した場合、当該地物周辺に到達した旨の情報と、格納しているホームページの情報とを、情報検索サーバ100へ送信するようにした。これにより、情報検索サーバ100にて到達アクセスランキングを作成することができる。
また、本実施の形態にかかる情報端末装置200において、到達アクセスランキングの情報を、情報検索サーバ100に対してホームページの検索時に要求し、当該要求により情報検索サーバ100から受信した到達アクセスランキングを表示するようにすれば、利用者は、行き先を検討する際に有用なホームページに簡単にアクセスすることが可能になる。
また、本実施の形態にかかる情報端末装置200において、ホームページへのアクセス後の所定期間内に、移動体が地物周辺に到達したものか否かを判別するようにしたので、ホームページを閲覧してから到達までの期間を限定したことにより、情報検索サーバ100では実際の訪問に際して当該ホームページを参考にした可能性の高いものを到達アクセス数として集計することができる。したがって、利用者は、他の利用者が訪問時に参考にしたホームページに簡単にアクセスすることができる。
また、本実施の形態にかかる情報端末装置200において、関連施設に到達したと判別した場合、関連施設に到達した旨の情報を情報検索サーバ100へ送信させるようにしたので、情報検索サーバ100にて施設ランキングを作成することができる。したがって、利用者は、施設の訪問に役立つランキングを知ることができる。
また、本実施の形態にかかる情報端末装置200において、ホームページに関連する地物周辺における走行履歴情報を用いて周辺施設に到達したと判別した場合、周辺施設に到達した旨の情報を情報検索サーバ100へ送信するようにすれば、情報検索サーバ100にて周辺施設ランキングを作成することができる。したがって、利用者は、周辺施設ランキングにより、関連施設に訪れた人々が他に訪問した周辺施設がわかり、行き先を検討する際に有用な情報を得ることができる。
また、本実施の形態にかかる情報端末装置200において、走行履歴情報から、再訪問数を検出するようにし、検出された再訪問数を情報検索サーバ100へ送信させるようにすれば、情報検索サーバ100にて再訪問ランキングを作成することができる。したがって、利用者は、再訪問ランキングにより、飽きのこない優良な施設がわかり、行き先を検討する際に有用な情報を得ることができる。
また、本実施の形態にかかる情報端末装置200において、関連施設に到達した場合に、関連施設に対する利用者からの所定の項目に対する入力を促す通知をおこなうようにすれば、利用者に所定の項目を入力させることができる。この入力された情報を基に、情報検索サーバ100では、所定の項目ごとに施設のランキングを作成することができる。したがって、利用者は、当該ランキングにより、行き先を検討する際に有用な情報を得ることができる。
また、本実施の形態にかかる情報端末装置200において、移動体が関連施設に到達後、所定時間経過後に入力を促す通知をおこなうようにすれば、利用者の当該施設に対する記憶が薄れないうちに、入力させることができるとともに、入力をおこなう行為自体を忘れてしまうといったことを防止することができる。
また、本実施の形態にかかる情報端末装置200において、所定の項目を、消費金額に関する項目、滞在時間に関する項目、推奨する度合いを示す項目のうち、少なくともいずれか一つを含むようにすれば、情報検索サーバ100にて、消費金額ランキング、滞在時間ランキング、推奨度ランキングを作成することができる。
また、本実施の形態にかかる情報端末装置200において、移動体が関連施設に到達した際に、移動体の出発地から関連施設までの走行履歴情報を送信させるようにすれば、情報検索サーバ100にて、経路に関するランキングを作成することができる。したがって、利用者は、ほぼ同じ出発地の他の利用者がどの時刻にどの経路により関連施設に到達したのかがわかるので、ドライブスケジュールに役立てることができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。本実施例では、情報検索サーバとナビゲーション装置とを備えた情報検索システムについて、説明する。なお、以下の説明では、車両に搭載されるナビゲーション装置によって、本発明にかかる情報端末装置を実施した場合の一例について説明する。
(情報検索システムの概要)
まず、図5を用いて、本実施例にかかる情報検索システムの概要について説明する。図5は、本実施例にかかる情報検索システムの概要を示す説明図である。
図5において、情報検索システム500は、情報検索サーバ501と、複数のナビゲーション装置502とから構成されている。情報検索サーバ501と、ナビゲーション装置502とは、ネットワーク510により通信接続される。
情報検索サーバ501は、各種ランキングを格納するDB(Date Base)を備える。このランキングは、ホームページの閲覧後に実際にホームページ周辺の地物に訪れた際に集計され、作成される到達アクセスランキングや、訪問した施設の施設ランキングや、過去に関連施設に到達した回数のランキングを示した再訪問ランキングなどである。また、情報検索サーバ501は、ナビゲーション装置502に対して、ホームページの検索要求に応じた検索結果としてホームページの情報と到達アクセスランキングとを送信する。
ナビゲーション装置502は、移動体などの車両に搭載されており、情報検索サーバ501から受信したホームページや、検索結果としてのランキングの表示をおこなうほか、アクセスしたホームページのアドレス情報や、車両がホームページに関連する地物周辺に到達した旨の情報などを情報検索サーバ501に送信する。
(情報検索サーバのハードウェア構成)
図6を用いて、本実施例にかかる情報検索サーバ501のハードウェア構成について説明する。図6は、本実施例にかかる情報検索サーバ501のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図6において、情報検索サーバ501は、CPU601と、ROM602と、RAM603と、磁気ディスクドライブ604と、磁気ディスク605と、光ディスクドライブ606と、光ディスク607と、入力デバイス608と、通信I/F(インターフェース)609と、を備えている。また、各構成部601〜609はバス620によってそれぞれ接続されている。
CPU601は、情報検索サーバ501の全体の制御を司る。ROM602やフラッシュROM等の書き換え可能な不揮発性メモリは、ブートプログラム、通信プログラム、情報作成プログラムなどの各種プログラムを記録している。また、RAM603は、CPU601のワークエリアとして使用される。
情報作成プログラムは、ナビゲーション装置502がアクセスしたホームページの情報と、当該ホームページへのアクセス後に車両がホームページに関連する地物周辺に到達した旨の情報とを複数のナビゲーション装置502から通信I/F609を介して受信した場合に、当該ホームページにアクセスした回数としての到達アクセス数を集計するとともに、各ホームページを到達アクセス数の多い順に並べた到達アクセスランキングを作成する。
また、作成されるランキングは、到達アクセスランキングのほかにも、施設ランキング、再訪問ランキング、周辺の施設の周辺施設ランキング、施設において消費した金額の消費金額ランキング、施設において滞在した時間の滞在時間ランキング、推奨度を示す推奨度(おすすめ度)ランキング、出発地から施設までの経路に関するランキング、施設までの移動の間にアクセスした移動時アクセスランキングなどがある。作成されたランキングは、DBに格納されるとともに、ナビゲーション装置502からの検索要求に応じて通信I/F609を介してナビゲーション装置502に送信される。
磁気ディスクドライブ604は、CPU601の制御にしたがって磁気ディスク605に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク605は、磁気ディスクドライブ604の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク605としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
光ディスクドライブ606は、CPU601の制御にしたがって光ディスク607に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク607は、光ディスクドライブ606の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク607は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱自在な記録媒体として、光ディスク607のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
通信I/F609は、無線を介してネットワークに接続され、情報検索サーバ501とCPU601とのインターフェースとして機能する。通信I/F609は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU601とのインターフェースとしても機能する。
図1に示した情報検索サーバ100が備える、受信部101と、集計部102と、作成部103と、判別部104と、送信部105とは、図6に示した情報検索サーバ501におけるROM602、RAM603、磁気ディスク605、光ディスク607などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU601が所定のプログラムを実行し、情報検索サーバ501における各部を制御することによってその機能を実現する。
すなわち、本実施例の情報検索サーバ501は、情報検索サーバ501における記録媒体としてのROM602やフラッシュROM等の書き換え可能な不揮発性メモリに記録されている情報作成プログラムを実行することにより、図1に示した情報検索サーバ100が備える機能を、図3に示した情報作成処理手順で実行することができる。
(ナビゲーション装置のハードウェア構成)
図7を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置502のハードウェア構成について説明する。図7は、本実施例にかかるナビゲーション装置502のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図7において、ナビゲーション装置502は、車両などの移動体に搭載されており、CPU701と、ROM702と、RAM703と、磁気ディスクドライブ704と、磁気ディスク705と、光ディスクドライブ706と、光ディスク707と、音声I/F(インターフェース)708と、マイク709と、スピーカ710と、入力デバイス711と、映像I/F712と、ディスプレイ713と、通信I/F714と、GPSユニット715と、各種センサ716とを備えている。また、各構成部701〜716はバス720によってそれぞれ接続されている。
CPU701は、ナビゲーション装置502の全体の制御を司る。ROM702やフラッシュROM等の書き換え可能な不揮発性メモリは、ブートプログラム、現在地点算出プログラム、経路探索プログラム、経路誘導プログラム、情報収集プログラムなどの各種プログラムを記録している。また、RAM703は、CPU701のワークエリアとして使用される。
現在地点算出プログラムは、たとえば、後述するGPSユニット715および各種センサ716の出力情報に基づいて、車両の現在地点(ナビゲーション装置502の現在地点)を算出させる。
経路探索プログラムは、後述する磁気ディスク705に記録されている地図データなどを利用して、出発地から目的地点までの最適な経路を探索させる。ここで、最適な経路とは、目的地点までの最短(または最速)経路やユーザが指定した条件に最も合致する経路などである。また、目的地点のみならず、立ち寄り地点や休憩地点までの経路を探索してもよい。探索された誘導経路は、CPU701を介して音声I/F708や映像I/F712へ出力される。
経路誘導プログラムは、経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路情報、現在地点算出プログラムを実行することによって算出された車両の現在地点情報、磁気ディスク705から読み出された地図データに基づいて、リアルタイムな経路誘導情報を生成させる。生成された経路誘導情報は、CPU701を介して音声I/F708や映像I/F712へ出力される。
情報収集プログラムは、表示したホームページの情報を磁気ディスク705に記録させるとともに、車両がホームページへのアクセス後にホームページに関連する地物周辺に到達したことを判別した場合、当該地物周辺に到達した旨の情報と、格納されているホームページの情報とを、通信I/F714を介して情報検索サーバ501へ送信する。
また、送信する情報は、このほかにも、施設に到達した旨の情報や、過去に当該施設に到達した回数の情報、利用者からの入力に基づく当該施設に対する消費金額に関する情報などがある。また、通信I/F714を介して情報検索サーバ501から受信した到達アクセスランキングの情報を、音声I/F708または映像I/F712へ出力する。
磁気ディスクドライブ704は、CPU701の制御にしたがって磁気ディスク705に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク705は、磁気ディスクドライブ704の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク705としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。磁気ディスク705には、アクセスしたホームページのアドレス情報や、当該ホームページに掲載される施設の位置情報などが記録される。
光ディスクドライブ706は、CPU701の制御にしたがって光ディスク707に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク707は、光ディスクドライブ706の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク707は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱自在な記録媒体として、光ディスク707のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
音声I/F708は、音声入力用のマイク709および音声出力用のスピーカ710に接続される。マイク709は、たとえば、車両のサンバイザー付近に設置され、その数は単数でも複数でもよい。マイク709に受音された音声は、音声I/F708内でA/D変換される。マイク709から入力された音声は、利用者ごとの音声情報として、適宜、磁気ディスク705または光ディスク707に記録される。スピーカ710からは、音声が出力される。
入力デバイス711は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス711は、リモコン、キーボード、マウス、タッチパネルのうち、いずれか一つの形態によって実現されてもよいし、複数の形態によって実現されてもよい。この入力デバイス711を介して利用者から消費金額に関する入力など、所定の項目の入力がおこなわれる。
映像I/F712は、ディスプレイ713と接続される。映像I/F712は、具体的には、たとえば、ディスプレイ713全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ713を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ713には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。ディスプレイ713には、地図データが2次元または3次元に描画される。ディスプレイ713に表示された地図データには、ナビゲーション装置502を搭載した車両の現在地点をあらわすマークなどを重ねて表示することができる。車両の現在地点は、CPU701によって算出される。
このディスプレイ713は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。ディスプレイ713は、たとえば、車両のダッシュボード付近に設置される。ディスプレイ713は、車両のダッシュボード付近のほか、車両の後部座席周辺などに設置するなどして、車両内に複数設置してもよい。
通信I/F714は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置502とCPU701とのインターフェースとして機能する。通信I/F714は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU701とのインターフェースとしても機能する。
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F714は、たとえば、FMチューナー、VICS(Vehicle Information and Communication System)/ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置、およびその他のナビゲーション装置によって構成され、VICSセンターから配信される渋滞や交通規制などの道路情報を取得する。なお、VICSは登録商標である。
GPSユニット715は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在地点を示す情報を出力する。GPSユニット715の出力情報は、後述する各種センサ716の出力値とともに、CPU701による車両の現在地点の算出に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図データ上の1点を特定する情報である。
各種センサ716は、車速センサ、加速度センサ、角速度センサなどの、車両の位置や挙動を判断することが可能な情報を出力する。各種センサ716の出力値は、CPU701による車両の現在地点の算出や、速度や方位の変化量の測定などに用いられる。
図2に示した情報端末装置200が備える、格納部201と、判別部202と、制御部203と、送信部204と、要求部205と、受信部206と、表示部207と、検出部208と、通知制御部209とは、図7に示したナビゲーション装置502におけるROM702、RAM703やフラッシュROM等の書き換え可能な不揮発性メモリ、磁気ディスク705、光ディスク707などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU701が所定のプログラムを実行し、ナビゲーション装置502における各部を制御することによってその機能を実現する。
すなわち、本実施例のナビゲーション装置502は、ナビゲーション装置502における記録媒体としてのROM702やフラッシュROM等の書き換え可能な不揮発性メモリに記録されている情報収集プログラムを実行することにより、図2に示した情報端末装置200が備える機能を、図4に示した情報収集処理手順で実行することができる。
(情報検索サーバがおこなう到達アクセスランキングを作成する処理の一例)
つぎに、図8を用いて、本実施例にかかる情報検索サーバがおこなう到達アクセスランキングを作成する処理の一例について説明する。図8は、本実施例にかかる情報検索サーバがおこなう到達アクセスランキングを作成する処理の一例を示すフローチャートである。
図8において、情報検索サーバ501は、ホームページの情報と、所定期間内にホームページに関連する地物(関連地物)周辺に到達した旨の情報とを受信したか否かを判断する(ステップS801)。上記情報を受信するまで待機状態にあり(ステップS801:Noのループ)、上記情報を受信すると(ステップS801:Yes)、受信した情報にアクセス地点の情報が含まれているか否かを判断する(ステップS802)。なお、アクセス地点の情報は、ナビゲーション装置502がホームページにアクセスしたときの車両の位置情報である。
ステップS802において、受信した情報にアクセス地点の情報が含まれている場合(ステップS802:Yes)、アクセス地点から関連地物までの距離が所定範囲内か否かを判断する(ステップS803)。アクセス地点から関連地物までの距離が所定範囲内であると判断した場合(ステップS803:Yes)、関連地物までの距離に応じて、加算する到達アクセス数を増加させる(ステップS804)。
関連地物までの距離に応じた数は、たとえば、関連地物からの距離が予め設定される範囲内のうち最も近い場合に10とし、関連地物からの距離に応じて段階的に小さくし、関連地物からの距離が所定範囲となる地点を2とし、所定範囲を超えると(ステップS803:No)1とする。なお、ステップS803においては、たとえば、アクセス地点が地物と同一市町村であるか否かを判断するようにしてもよく、この場合、同一市町村である際に、ステップS804の処理として、加算する到達アクセス数を増加させるようにすればよい。
このあと、到達アクセス数を集計する(ステップS805)。そして、到達アクセスランキングを作成し(ステップS806)、一連の処理を終了する。この作成される到達アクセスランキングは、不特定多数の利用者がホームページへのアクセス後に到達した今までの累計であり、たとえば、月単位、年単位ごとに作成されるものであってもよい。
一方、ステップS802において、受信した情報にアクセス地点の情報が含まれていない場合(ステップS802:No)、ステップS805に移行する。なお、この場合において加算される数は1である。また、ステップS803において、アクセス地点から関連地物までの距離が所定範囲内ではないと判断した場合(ステップS803:No)、ステップS805に移行する。
なお、上述したステップS801においては、移動体が関連地物周辺に到達した旨の情報を受信するようにしているが、これに限られるものではなく、移動体の走行履歴情報を受信するようにし、情報検索サーバ501側で、ホームページへのアクセス後に移動体の関連地物周辺への到達を判別するようにすることも可能である。
上述した処理によれば、ホームページへのアクセス後に車両が関連地物周辺に到達した場合に、到達アクセス数を集計するとともに、到達アクセスランキングを作成するようにした。つまり、利用者がホームページを閲覧した後、実際に当該ホームページの施設を訪問した場合に、アクセス数が計上される。
したがって、到達アクセスランキングの上位のものほど、訪問前に閲覧された回数の多いホームページを示しており、当該ホームページが訪問時の参考にされているものと想定できるので、利用者に対して訪問時に役立つランキングを提供することができる。これにより、利用者は、行き先を検討する際に有用なホームページに簡単にアクセスすることが可能になる。
また、アクセス地点に応じて、加算する到達アクセス数を変化させて集計するようにしたので、実際の訪問に際して当該ホームページを参考にした可能性の高いものについて、到達アクセス数を増加させて加算することができる。特に、アクセス地点が地物から近い場合に、加算する到達アクセス数の割合を増加させて集計するようにしたので、当該ホームページを参考にして訪問した可能性のより高いものについて通常の数より多い到達アクセス数を加算することができる。したがって、ホームページへのアクセスと訪問とがより反映された到達アクセスランキングを提供することができる。
(情報検索サーバがおこなう各ランキングを作成する処理の一例)
つぎに、図9を用いて、本実施例にかかる情報検索サーバがおこなう各ランキングを作成する処理の一例について説明する。図9は、本実施例にかかる情報検索サーバがおこなう各ランキングを作成する処理の一例を示すフローチャートである。なお、図9においては、図8のステップS801に示した、関連地物周辺に到達したことを前提とする。
図9のフローチャートにおいて、情報検索サーバ501は、ホームページに関連する施設(関連施設)に到達した旨の情報を受信したか否かを判断する(ステップS901)。関連施設に到達した旨の情報を受信するまで待機状態にあり(ステップS901:Noのループ)、関連施設に到達した旨の情報を受信すると(ステップS901:Yes)、施設訪問数を集計する(ステップS902)。具体的には、施設訪問数を1ポイント加算する。なお、この場合においても、上述したアクセス地点に応じて加算する施設訪問数の数を変化させることも可能である。
そして、施設訪問数を用いて施設ランキングを作成する(ステップS903)。このあと、受信した情報に再訪問数の情報が含まれているか否かを判断する(ステップS904)。ステップS904において、受信した情報に再訪問数の情報が含まれていると判断した場合(ステップS904:Yes)、再訪問数を集計する(ステップS905)。そして、再訪問数を用いて再訪問ランキングを作成する(ステップS906)。
さらに、このあと、受信した情報に出発地から関連施設までの走行履歴情報が含まれているか否かを判断する(ステップS907)。ステップS907において、受信した情報に出発地点から関連施設までの走行履歴情報が含まれている場合(ステップS907:Yes)、出発地ごとに、関連施設までの経路に関するランキングを作成する(ステップS908)。
そして、受信した情報に関連施設までの移動の間にアクセスした他のホームページの情報が含まれているか否かを判断する(ステップS909)。ステップS909において、他のホームページの情報が含まれていると判断した場合(ステップS909:Yes)、移動時アクセス数を集計する(ステップS910)。具体的には、移動時アクセス数を1ポイント加算する。このあと、移動時にアクセスしたホームページのランキングとしての移動時アクセスランキングを作成する(ステップS911)。
さらに、受信した情報に所定の項目の情報が含まれているか否かを判断する(ステップS912)。所定の項目は、関連施設における消費金額、滞在時間のほか、関連施設に対する推奨度(おすすめ度)である。ステップS912において、所定の項目の情報が含まれていると判断した場合(ステップS912:Yes)、所定の項目ごとに平均値を集計する(ステップS913)。
そして、所定の項目ごとに施設のランキングを作成し(ステップS914)、一連の処理を終了する。なお、所定の項目に利用者の属性が含まれている場合には、各ランキングを属性ごとに作成してもよい。さらに、時期や季節に応じて各ランキングを作成してもよい。
一方、ステップS904において、受信した情報に再訪問数の情報が含まれていないと判断した場合(ステップS904:No)、ステップS907に移行する。また、ステップS907において、受信した情報に出発地から関連施設までの走行履歴情報が含まれていない場合(ステップS907:No)、ステップS909に移行する。また、ステップS909において、他のホームページの情報が含まれていないと判断した場合(ステップS909:No)、ステップS912に移行する。また、ステップS912において、所定の項目の情報が含まれていないと判断した場合(ステップS912:No)、一連の処理を終了する。
なお、上述したステップS901においては、移動体が関連施設に到達した旨の情報を受信するようにしているが、これに限られるものではなく、移動体の走行履歴情報を受信するようにし、情報検索サーバ501側で、ホームページへのアクセス後に移動体の関連施設への到達を判別するようにすることも可能である。
なお、上述したステップS904、ステップS907、ステップS909、ステップS912においては、ステップS901において受信した情報内に、それぞれの処理において用いられる各情報が含まれているか否かを判断しているが、これら各情報がステップS901において受信した情報内に含まれている必要はなく、つまり、各情報をそれぞれ別途受信したか否かを判断するようにしてもよい。
上述した処理によれば、ホームページのアクセス後に、関連施設に到達した旨の情報が受信された場合、施設ランキングを作成するようにしたので、利用者がホームページを閲覧した後に、実際に訪問した施設のランキングを提供することができる。したがって、施設アクセスランキングの上位のものほど、訪問前に閲覧された回数の多い施設を示しており、当該ホームページが訪問時の参考にされているものと想定できる。したがって、利用者に対して訪問時に役立つランキングを提供することができる。
また、関連施設への再訪問数を用いて、再訪問ランキングを作成するようにしたので、リピータの多い施設がわかる。リピータが多いということは、その場所の評価が高いということであり、利用者は、飽きのこない優良な施設がわかり、行き先を検討する際に有用な情報を得ることができる。
また、車両の出発地から関連施設までの走行履歴情報を用いて、出発地ごとに、関連施設までの各経路に関するランキングを作成するようにしたので、ほぼ同じ出発地の他の利用者がどの時刻にどの経路により関連施設に到達したのかがわかり、ドライブスケジュールに役立てることができる。
また、関連施設までの移動の間にアクセスした他のホームページの情報を用いて、移動時アクセスランキングを作成するようにしたので、利用者は、同じ目的地の人たちが移動時にアクセスしたホームページを閲覧することができ、他の行き先を検討する際の参考にすることができる。
また、関連施設に対する利用者からの入力に基づく所定の項目ごとに施設のランキングを作成するようにしたので、その施設の評価、具体的には、消費金額、滞在時間、推奨度がわかる。したがって、利用者は、行き先を検討する際に有用な情報を得ることができる。
また、利用者の属性ごとに各ランキングを作成するようにすれば、自分と同じ趣味や嗜好の人の行き先を参考にすることができる。また、時期や季節ごとに各ランキングを作成するようにすれば、観光地などへ観光シーズンに訪れることができる一方、利用者によっては人の少ない閑散とした時期に訪れるといったことも可能になる。
(情報検索サーバがおこなう周辺施設ランキングを作成する処理の一例)
つぎに、図10を用いて、本実施例にかかる情報検索サーバがおこなう周辺施設ランキングを作成する処理の一例について説明する。図10は、本実施例にかかる情報検索サーバがおこなう周辺施設ランキングを作成する処理の一例を示すフローチャートである。なお、図10においては、図8のステップS801に示した、関連地物周辺に到達したことを前提とする。
図10において、情報検索サーバ501は、周辺施設に到達した旨の情報を受信したか否かを判断する(ステップS1001)。周辺施設に到達した旨の情報を受信するまで待機状態にあり(ステップS1001:Noのループ)、周辺施設に到達した旨の情報を受信すると(ステップS1001:Yes)、周辺施設訪問数を集計する(ステップS1002)。具体的には、周辺施設訪問数を1ポイント加算する。
このあと、周辺施設ランキングを作成し(ステップS1003)、一連の処理を終了する。なお、周辺施設ランキングについても、上述したように、利用者の属性ごと、または時期や季節に応じたランキングを作成するようにしてもよい。また、周辺施設に対しても、上述した再訪問ランキングや所定の項目ごとのランキングを作成することも可能である。
また、上述したステップS1001においては、移動体が周辺施設に到達した旨の情報を受信するようにしているが、これに限られるものではなく、移動体の走行履歴情報を受信するようにし、情報検索サーバ501側で、ホームページへのアクセス後に移動体の周辺施設への到達を判別するようにすることも可能である。
上述した処理によれば、周辺施設に到達した旨の情報を用いて、周辺施設ランキングを作成するようにしたので、利用者は、関連施設に訪れた人々が他に訪問した周辺施設がわかり、行き先を検討する際に有用な情報を得ることができる。
(情報検索サーバがおこなう各ランキングの送信処理の一例)
つぎに、図11を用いて、本実施例にかかる情報検索サーバがおこなう各ランキングの送信処理の一例について説明する。図11は、本実施例にかかる情報検索サーバがおこなう各ランキングの送信処理の一例を示すフローチャートである。
図11において、情報検索サーバ501は、ナビゲーション装置502から地物の検索要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS1101)。検索要求を受け付けるまで待機状態にあり(ステップS1101:Noのループ)、検索要求を受け付けると(ステップS1101:Yes)、DBに、当該地物に対応するランキングがあるか否かを判断する(ステップS1102)。
DBに、当該地物に対応するランキングがあると判断した場合(ステップS1102:Yes)、要求をおこなったナビゲーション装置502へ、ランキングを含む検索結果を送信し(ステップS1103)、一連の処理を終了する。一方、ステップS1102において、DBに、当該地物に対応するランキングがないと判断した場合(ステップS1102:No)、要求をおこなったナビゲーション装置502へ、ランキングを含まない検索結果を送信し(ステップS1104)、一連の処理を終了する。
上述した処理によれば、ナビゲーション装置502から地物の検索要求を受け付けた際に、ランキングを当該ナビゲーション装置502に送信するようにしたので、利用者は検索時に各ランキングの情報を得ることができ、行き先を検討する際に有用なホームページに簡単にアクセスすることができる。
(ナビゲーション装置がおこなう情報収集処理の一例)
つぎに、図12を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置がおこなう情報収集処理の一例について説明する。図12は、本実施例にかかるナビゲーション装置がおこなう情報収集処理の一例を示すフローチャートである。
図12において、ナビゲーション装置502は、ホームページにアクセスしたか否かを判断する(ステップS1201)。ホームページにアクセスするまで待機状態にあり(ステップS1201:Noのループ)、ホームページにアクセスすると(ステップS1201:Yes)、当該ホームページが地物に関連するホームページであるか否かを判断する(ステップS1202)。
なお、地物に関するホームページは、利用者が実際に訪問することのできる施設や場所に関するホームページであり、具体的には、固有の施設名、住所、電話番号などの存在する施設や場所に関するホームページである。ステップS1202において、地物に関連するホームページであると判断した場合(ステップS1202:Yes)、地物の位置情報を抽出する(ステップS1203)。地物の位置情報は、たとえば、ホームページに掲載される施設名、住所、電話番号、地図などの情報のほか、検索時におけるワードなどを用いて、予め磁気ディスク705に格納される地図データや電話番号リストなどから、抽出される。
さらに、ホームページにアクセスした地点の位置情報を検出する(ステップS1204)。そして、アクセスしたホームページの情報およびアクセス地点の位置情報を磁気ディスク705に格納する(ステップS1205)。このあと、所定期間内にホームページに関連する地物周辺に到達したか否かを判断する(ステップS1206)。所定期間内にホームページに関連する地物周辺に到達したと判断した場合(ステップS1206:Yes)、当該地物周辺に到達した旨の情報と格納した情報とを情報検索サーバ501に送信するタイミングか否かを判断する(ステップS1207)。
送信するタイミングは、当該地物から所定の距離の範囲に位置したときでもよいし、当該地物と同一の市町村などに位置したときでもよいし、利用者から送信をおこなう旨の入力を受け付けたときとしてもよい。ステップS1207において、送信するタイミングとなるまで待機状態にあり(ステップS1207:Noのループ)、送信するタイミングとなると(ステップS1207:Yes)、当該地物周辺に到達した旨の情報と、格納した情報とを送信し(ステップS1208)、一連の処理を終了する。
一方、ステップS1202において、地物に関連するホームページではないと判断した場合(ステップS1202:No)、一連の処理を終了する。また、ステップS1206において、所定期間内にホームページに関連する地物周辺に到達しなかった場合(ステップS1206:No)、一連の処理を終了する。
上述した処理によれば、ホームページへのアクセス後に、車両が関連地物周辺に到達したことを判別した場合に、当該地物周辺に到達した旨の情報とホームページの情報とを、情報検索サーバ501へ送信するようにしたので、情報検索サーバ501にて到達アクセスランキングを作成することができる。
また、ホームページへのアクセス後の所定期間内に、移動体が地物周辺に到達したものか否かを判別するようにしたので、ホームページを閲覧してから到達までの期間を限定したことにより、情報検索サーバ501では実際の訪問に際して当該ホームページを参考にした可能性の高いものを到達アクセス数として集計することができる。したがって、利用者は、他の利用者が訪問時に参考にしたホームページに簡単にアクセスすることができる。
(ナビゲーション装置がおこなう関連施設到達後の情報収集処理の一例)
つぎに、図13を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置がおこなう関連施設到達後の情報収集処理の一例について説明する。図13は、本実施例にかかるナビゲーション装置がおこなう関連施設到達後の情報収集処理の一例を示すフローチャートである。
図13において、ナビゲーション装置502は、ホームページに関連する施設(関連施設)に到達したか否かを判断する(ステップS1301)。関連施設に到達したと判断するまで待機状態にあり(ステップS1301:Noのループ)、関連施設に到達したと判断した場合(ステップS1301:Yes)、所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS1302)。所定時間は、利用者が関連施設にて所用を済ませる程度の時間である。
ステップS1302において、所定時間経過したと判断した場合(ステップS1302:Yes)、スピーカ710およびディスプレイ713により、所定の項目に対する入力を促す通知をおこなう(ステップS1303)。そして、入力デバイス711を介して利用者から所定の項目に対する入力があるか否かを判断する(ステップS1304)。所定の項目は、関連施設における消費金額、滞在時間のほか、関連施設に対する推奨度(おすすめ度)である。利用者からの入力があると(ステップS1304:Yes)、入力された情報を格納する(ステップS1305)。
そして、過去に当該関連施設に到達した履歴があるか否かを判断する(ステップS1306)。過去に当該関連施設に到達した履歴があると判断した場合(ステップS1306:Yes)、到達した回数および到達した日時を検出する(ステップS1307)。このあと、出発地点から関連施設までの走行履歴情報を抽出する(ステップS1308)。さらに、関連施設までの移動の間にアクセスした他のホームページの情報を抽出する(ステップS1309)。
そして、送信するタイミングか否かを判断する(ステップS1310)。送信するタイミングは、具体的には、利用者から送信をおこなう旨の入力を受け付けたときである。送信するタイミングとなるまで待機状態にあり(ステップS1310:Noのループ)、送信するタイミングとなると(ステップS1310:Yes)、情報検索サーバ501へ、各種情報を送信し(ステップS1311)、一連の処理を終了する。
なお、各種情報は、関連施設に到達した旨の情報、過去に当該関連施設に訪れた(到達した)回数および日時の情報、出発地点から関連施設までの走行履歴情報、関連施設までの移動の間にアクセスした他のホームページの情報、利用者から入力された所定の項目の情報などである。
一方、ステップS1302において、所定時間経過していないと判断した場合(ステップS1302:No)、具体的には、所定時間経過前に車両が発進した場合、一連の処理を終了する。また、ステップS1304において、利用者からの入力がないと判断した場合(ステップS1304:No)、ステップS1306に移行する。
なお、利用者からの入力がおこなわれずに移動体が発進した場合などには、信号待ちなどの停車時や、他の目的地や立ち寄り地に到達したときに、適宜入力を促す通知をおこなうようにしてもよい。また、ステップS1306において、過去に当該関連施設に到達した履歴がないと判断した場合(ステップS1306:No)、ステップS1308に移行する。
上述した処理によれば、関連施設に到達したと判別した場合、関連施設に到達した旨の情報を情報検索サーバ501へ送信させるようにしたので、情報検索サーバ501にて施設ランキングを作成することができる。したがって、利用者は、施設の訪問に役立つランキングを知ることができる。
また、走行履歴情報から、到達した回数(再訪問数)および到達した日時を検出するようにし、検出された再訪問数を情報検索サーバ501へ送信させるようにすれば、情報検索サーバ501にて再訪問ランキングを作成することができる。したがって、利用者は、再訪問ランキングにより、飽きのこない優良な施設がわかり、行き先を検討する際に有用な情報を得ることができる。
また、本実施例にかかるナビゲーション装置502において、関連施設に到達した場合に、関連施設に対する利用者からの所定の項目に対する入力を促す通知をおこなうようにすれば、利用者に所定の項目を入力させることができる。これにより、情報検索サーバ501にて、所定の項目ごとに施設のランキングを作成することができる。したがって、利用者は、当該ランキングにより、行き先を検討する際に有用な情報を得ることができる。
また、車両が関連施設に到達後、所定時間経過後(または当該ナビゲーション装置502再起動時)に入力を促す通知をおこなうようにしたので、利用者の当該施設に対する記憶が薄れないうちに、入力させることができるとともに、入力をおこなうこと自体を忘れてしまうといったことを防止することができる。
(周辺施設に到達した際の情報収集処理の一例)
つぎに、図14を用いて、周辺施設に到達した際の情報収集処理の一例について説明する。図14は、周辺施設に到達した際の情報収集処理の一例を示すフローチャートである。
図14において、ナビゲーション装置502は、関連施設に到達したか否かを判断する(ステップS1401)。関連施設に到達したと判断するまで待機状態にあり(ステップS1401:Noのループ)、関連施設に到達したと判断すると(ステップS1401:Yes)、周辺施設に位置するか否かを判断する(ステップS1402)。周辺施設に位置しない場合(ステップS1402:No)、関連施設から所定距離離れた位置に位置するか否かを判断する(ステップS1403)。
関連施設から所定距離離れた位置に位置していない場合(ステップS1403:No)、ステップS1402に移行する。一方、関連施設から所定距離離れた位置に位置している場合(ステップS1403:Yes)、一連の処理を終了する。ステップS1402において、周辺施設に位置している場合(ステップS1402:Yes)、周辺施設の情報を格納する(ステップS1404)。なお、周辺施設の情報は、当該周辺施設の名称や位置などの情報である。
そして、情報検索サーバ501へ周辺施設の情報を送信するタイミングか否かを判断する(ステップS1405)。送信するタイミングは、具体的には、利用者から送信をおこなう旨の入力を受け付けたときである。送信するタイミングとなるまで待機状態にあり(ステップS1405:Noのループ)、送信するタイミングとなると(ステップS1405:Yes)、情報検索サーバ501へ、周辺施設の情報を送信し(ステップS1406)、一連の処理を終了する。
上述した処理によれば、周辺施設に到達したと判別した場合、周辺施設に到達した旨の情報を情報検索サーバ501へ送信するようにしたので、情報検索サーバ501にて周辺施設ランキングを作成することができる。したがって、利用者は、周辺施設ランキングにより、関連施設に訪れた人々が他に訪問した周辺施設がわかり、行き先を検討する際に有用な情報を得ることができる。
(ランキングの要求処理の一例)
つぎに、図15を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置がおこなうランキングの要求処理の一例について説明する。図15は、本実施例にかかるナビゲーション装置がおこなうランキングの要求処理の一例を示すフローチャートである。
図15において、ナビゲーション装置502は、利用者により入力デバイス711からホームページの検索開始の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS1501)。検索開始の入力を受け付けるまで待機状態にあり(ステップS1501:Noのループ)、検索開始の入力を受け付けると(ステップS1501:Yes)、到達アクセスランキングの送信要求をおこなう(ステップS1502)。
そして、検索結果を受信する(ステップS1503)。このあと、検索結果に到達アクセスランキングの情報が含まれるか否かを判断する(ステップS1504)。検索結果に到達アクセスランキングの情報が含まれる場合(ステップS1504:Yes)、到達アクセスランキングを含む検索結果を表示し(ステップS1505)、一連の処理を終了する。
また、検索結果に到達アクセスランキングの情報が含まれない場合(ステップS1504:No)、到達アクセスランキングのない検索結果を表示し(ステップS1506)、一連の処理を終了する。なお、到達アクセスランキングを受信する際には、施設ランキング、再訪問ランキング、移動時アクセスランキングなど、他のランキング情報も同時に受信する。
上述した処理によれば、アクセスランキングの情報を、情報検索サーバ501に対してホームページの検索時に要求し、当該要求により情報検索サーバ501から受信した到達アクセスランキングを表示するようにしたので、利用者は、行き先を検討する際に有用なホームページに簡単にアクセスすることが可能になる。
(ナビゲーション装置がおこなう表示処理の一例)
つぎに、図16−1および図16−2を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置がおこなう表示処理の一例について説明する。図16−1および図16−2は、本実施例にかかるナビゲーション装置がおこなう表示処理の一例を示すフローチャートである。なお、図16−1および図16−2の説明においては、図19〜図31に示す表示画面についても同時に説明する。図19〜図31は、表示画面の一例を示す説明図である。
図16−1のフローチャートにおいて、たとえば、利用者から施設名称検索が選択されると、検索名称入力画面1900(図19参照)が表示される(ステップS1601)。この検索名称入力画面1900において、たとえば、「東照宮」が入力され、検索が実行されると(ステップS1602)、検索結果画面2000(図20参照)に移行する(ステップS1603)。
検索結果画面2000は、日光東照宮の周辺の地図や現在位置からの距離などを示した表示画面である。この検索結果画面2000にて、「ここへ行く」ボタン2001が押されると(ステップS1604:Yes)、ルート探索を実行し(ステップS1605)、一連の処理を終了する。
また、この検索結果画面2000にて、「ここへ行く」ボタン2001が押されず(ステップS1604:No)、「ここを登録する」ボタン2004が押された場合(ステップS1606:Yes)、地点登録を実行する(ステップS1607)。また、「ここを登録する」ボタン2004が押されず(ステップS1606:No)、「詳細情報を見る」ボタン2002が押された場合(ステップS1608:Yes)、第1詳細情報画面2100に遷移し(ステップS1609)、一連の処理を終了する。
また、検索結果画面2000にて、「詳細情報を見る」ボタン2002が押されず(ステップS1608:No)、「ホームページ(HP)アクセスランキングを見る」ボタン2003が押されると(ステップS1610:Yes)、HPアクセスランキング画面2200(図22参照)に遷移する(ステップS1611)。一方、「戻る」ボタン2005が押されないことを前提とし、「ホームページ(HP)アクセスランキングを見る」ボタン2003が押されるまでは(ステップS1610:No)、ステップS1604に移行する。なお、「戻る」ボタン2005が押されると、上述した検索名称入力画面1900(図19参照)に遷移する。
HPアクセスランキング画面2200は、アクセス訪問者数(到達アクセス数に相当)順に、ホームページのタイトルを並べた表示画面を示している。なお、アクセス数は、単なるホームページへのアクセス数を示している。
HPアクセスランキング画面2200において、「戻る」ボタン2202が押されないことを前提とし、「ランキングの順位(数字)」ボタン2201のうちいずれか一つが押されるまで待機する(ステップS1612:Noのループ)。「ランキングの順位(数字)」ボタン2201のうちいずれか一つが押されると(ステップS1612:Yes)、選択されたホームページ表示画面2300(図23参照)へ遷移する(ステップS1613)。そして、選択されたホームページのURLを記憶する(ステップS1614)。
このあとの処理については、図16−2に示すフローチャートに示す。ホームページ表示画面2300において、符号2302に示す「戻る」ボタン、「検索結果画面に戻る」ボタン、「検索名称入力画面へ飛ぶ」ボタンが押されないことを前提とし、「各種ランキング」ボタン2301が押されるまで待機する(ステップS1615:Noのループ)。なお「戻る」ボタン、「検索結果画面に戻る」ボタン、「検索名称入力画面へ飛ぶ」ボタンが押されると、それぞれ対応する画面(HPアクセスランキング画面2200、検索結果画面2000、検索名称入力画面1900)に遷移する。
「各種ランキング」ボタン2301が押されると(ステップS1615:Yes)、各種ランキング表示画面(図24〜図26参照)に遷移する(ステップS1616)。なお、以下の説明では、ホームページ表示画面2300の「掲載施設ランキング」ボタン2303が押されたものとして、図24に示す掲載施設ランキング画面2400を用いて説明する。掲載施設ランキング画面2400は、ホームページ表示画面2300にて表示されたホームページにおいて掲載される施設の施設ランキング(ホームページの閲覧後に到達した施設のランキング)を示したものである。
掲載施設ランキング画面2400において、「戻る」ボタン2401が押されると(ステップS1617:Yes)、ホームページ表示画面2300へ戻り(ステップS1618)、図16−1のステップS1614に移行する。「戻る」ボタン2401が押されず(ステップS1617:No)、「検索結果画面に戻る」ボタン2402が押された場合(ステップS1619:Yes)、検索結果画面2000(図20参照)へ遷移し(ステップS1620)、図16−1のステップS1603に移行する。
「検索結果画面に戻る」ボタン2402が押されず(ステップS1619:No)、「検索名称入力画面へ飛ぶ」ボタン2403が押されると(ステップS1621:Yes)、検索名称入力画面1900(図19参照)へ遷移し(ステップS1622)、図16−1のステップS1601に移行する。
また、「検索名称入力画面へ飛ぶ」ボタン2403が押されず(ステップS1621:No)、「リピータ数ランキング表示」ボタン2404が押されると(ステップS1623:Yes)、リピータ数ランキング画面2500(図25参照)に遷移し(ステップS1624)、ステップS1615に移行する。リピータ数ランキング画面2500は、ホームページ表示画面2300にて表示されたホームページにおいて掲載される施設のうち、再訪問数が多いものから順に施設を並べた表示画面を示している。
なお、ステップS1624の後にステップS1615に移行した後の処理においては、リピータ数ランキング画面2500に表示されていないボタンによる処理(たとえば、ステップS1623などの処理)は適宜省略される。
「リピータ数ランキング表示」ボタン2404が押されず(ステップS1623:No)、「滞在時間ランキング表示」ボタン2405が押されると(ステップS1625:Yes)、図示しない滞在時間ランキング画面に遷移し(ステップS1626)、ステップS1615に遷移する。「滞在時間ランキング表示」ボタン2405が押されず(ステップS1625:No)、「消費金額ランキング表示」ボタン2406が押されると(ステップS1627:Yes)、消費金額ランキング画面2600(図26参照)に遷移し(ステップS1628)、ステップS1615に移行する。消費金額ランキング2600は、消費金額の多い順に施設を並べた表示画面を示しており、おみやげ費や宿泊費などの金額ごとに細分化して表示されている。
なお、ステップS1628の後にステップS1615に移行した後の処理においては、リピータ数ランキング画面2500に表示されていないボタンによる処理(たとえば、ステップS1627などの処理)は適宜省略される一方、消費金額ランキング画面2600に表示されているボタンによる処理(図26符号2601参照)については、適宜、対応する処理がおこなわれる。なお、これについては、上述した滞在時間ランキング画面や、後述するおすすめ度ランキング画面についても同様である。
また、「消費金額ランキング表示」ボタン2406が押されず(ステップS1627:No)、「おすすめ度ランキング表示」ボタン2407が押されると(ステップS1629:Yes)、おすすめ度ランキング画面に遷移し(ステップS1630)、ステップS1615に移行する。「おすすめ度ランキング表示」ボタン2407が押されず(ステップS1629:No)、「ランキング順位(数字)」ボタン2408が押されると(ステップS1631:Yes)、第2詳細情報画面2700(図27参照)遷移し(ステップS1632)、後述する図17に示すフローチャートに移行する。
第2詳細情報画面2700は、各施設の詳細な情報を示した表示画面である。「ランキング順位(数字)」ボタン2408が押されない場合(ステップS1631:No)、ステップS1617に移行する。
なお、上述した説明では、ステップS1615において、ホームページ表示画面2300の「掲載施設ランキング」ボタン2303が押されたものとし、図24に示す掲載施設ランキング画面2400に移行したものとして説明したが、ホームページ表示画面2300の「アクセス者の趣味別ランキング」ボタン2304が押された場合には、趣味別ランキング画面2800(図28参照)に移行する。趣味別ランキング画面2800は、利用者の趣味別に到達アクセス数(趣味別のHPアクセス者の訪問数)の高い順に並べたランキングを示している。
また、「アクセス者が訪れた他の場所ランキング」ボタン2305が押された場合には、アクセス者が訪れた他の場所ランキング画面2900(図29参照)に移行する。アクセス者が訪れた他の場所ランキング画面2900は、東照宮周辺の他の訪問した施設のランキングを示している。また、「アクセス者の出発地点別ランキング」ボタン2306が押された場合には、出発地点/出発時間情報画面3100(図31参照)に移行する。出発地点/出発時間情報画面3100は、日光東照宮までの参考となる経路を検索する際の出発地を選択するための画面を示している。また、「掲載店舗ランキング」ボタン2307が押された場合には、ランキングの対象を店舗として、掲載施設ランキング画面2400と同様の画面に移行する。
また、ステップS1628の消費金額ランキング画面2600(図26参照)においては、さらに詳細なランキングを表示することができるボタン2601が表示されており、この中から、「駐車場制限詳細表示」ボタン2602が押されると、駐車場制限詳細画面3000(図30参照)に移行する。駐車場制限詳細画面3000は、各駐車場の高さ制限、幅制限、段差の状況を示した表示画面である。なお、駐車場制限詳細画面3000において、「−」の表示は、制限のないこと、または段差のないことを示している。
(ナビゲーション装置がおこなう第2詳細情報画面からの表示処理の一例)
つぎに、図17を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置がおこなう第2詳細情報画面からの表示処理の一例について説明する。図17は、本実施例にかかるナビゲーション装置がおこなう第2詳細情報画面からの表示処理の一例を示すフローチャートである。なお、図17のフローチャートは、図16−2に示したステップS1631以降の処理である。また、図17のフローチャートの説明と同時に、図31、32に示す表示画面についても説明する。図31、32は、表示画面の一例を示す説明図である。
図17においては、第2詳細情報画面2700(図27参照)が表示されている状態であり、「戻る」ボタン2701が押されると(ステップS1701:Yes)、各種ランキング画面(たとえば、掲載施設ランキング画面2400)へ遷移し(ステップS1702)、図16−2に示したステップS1616に移行する。「戻る」ボタン2701が押されず(ステップS1701:No)、「ここへ行く」ボタン2702が押されると(ステップS1703:Yes)、ルート探索を実行する(ステップS1704)。
そして、検索履歴としてURLとともに記憶する(ステップS1705)。一方、「ここへ行く」ボタン2702が押されず(ステップS1703:No)、「ここを登録する」ボタン2703が押されると(ステップS1706:Yes)、地点登録を実行し(ステップS1707)、ステップS1705に移行する。ステップS1705の処理のあと、案内開始が指示されたか否かを判断する(ステップS1708)。案内開始の指示は、具体的には、利用者からの「案内開始」を示す入力である。
一方、ステップS1708において、案内開始が指示されると(ステップS1708:Yes)、目的地に到着したか否かを判断する(ステップS1709)。目的地に到着したと判断すると(ステップS1709:Yes)、訪問情報としてURLとともに記憶し(ステップS1710)、一連の処理を終了する。なお、記憶される情報は、図18−2を用いて後述するが、情報検索サーバ501に適宜送信される。また、ステップS1708において、案内開始が指示されない場合(ステップS1708:No)一連の処理を終了する。また、ステップS1709において、目的地に到着していないと判断すると(ステップS1709:No)、一連の処理を終了する。
ステップS1706において、「ここを登録する」ボタン2703が押されず(ステップS1706:No)、「出発地点/出発時間情報を見る」ボタン2704が押されると(ステップS1711:Yes)、出発地点/出発時間情報画面3100(図31参照)に遷移する(ステップS1712)。また、ステップS1711において、「出発地点/出発時間情報を見る」ボタン2704が押されない場合(ステップS1711:No)、ステップS1701に移行する。ステップS1712の出発地点/出発時間情報画面3100において、「戻る」ボタン3101が押されると(ステップS1713:Yes)、ステップS1701に移行する。
また、「戻る」ボタン3101が押されず(ステップS1713:No)、地域が選択されると(ステップS1714:Yes)、出発地点/出発時間詳細情報画面3200(図32参照)に遷移する(ステップS1715)。なお、地域が選択されるまでは待機状態となる(ステップS1714:Noのループ)。
また、出発地点/出発時間詳細情報画面3200において、「戻る」ボタン3201が押されるまで待機状態にあり(ステップS1716:Noのループ)、「戻る」ボタン3201が押されると(ステップS1716:Yes)、ステップS1712に移行する。なお、出発地点/出発時間詳細情報画面3200において、たとえば、各時間表示3202を押すと、当該所要時間に対応する各経路を時間帯などの詳細な情報を表示することも可能である。
(ナビゲーション装置がおこなう所定の項目の入力を受け付ける際の表示処理の一例)
つぎに、図18−1および図18−2を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置がおこなう所定の項目の入力を受け付ける際の表示処理の一例について説明する。図18−1および図18−2は、本実施例にかかるナビゲーション装置がおこなう所定の項目の入力を受け付ける際の表示処理の一例を示すフローチャートである。なお、図18−1および図18−2の説明においては、図33,34に示す表示画面についても同時に説明する。図33,34は、表示画面の一例を示す説明図である。
図18−1においては、ナビゲーション装置502の電源がオンになるまで待機状態にあり(ステップS1801:Noのループ)、電源がオンになると(ステップS1801:Yes)、最後に設定した目的地が現在地点か否かを判断する(ステップS1802)。最後に設定した目的地が現在地点である場合(ステップS1802:Yes)時間のカウントを開始する(ステップS1803)。
そして、消費金額/おすすめ度入力確認画面3300(図33参照)に遷移する(ステップS1804)。消費金額/おすすめ度入力確認画面3300は、消費金額とおすすめ度の入力を促すための表示画面を示している。なお、このような表示画面において、滞在時間の入力を促す画面にすることも可能である。この消費金額/おすすめ度入力確認画面3300において、「地図画面へ進む」ボタン3301が押されると(ステップS1805:Yes)、一定時間が経過したか否かを判断する(ステップS1816)。
「地図画面へ進む」ボタン3301が押されずに(ステップS1805:No)、「おみやげ金額追加入力」ボタン3302が押されると(ステップS1806:Yes)、金額入力処理をおこない(ステップS1807)、ステップS1816に移行する。金額入力処理は、利用者から「数字」ボタン3307を用いて追加金額が入力されると、総額表示に表示される金額に追加金額を加算することによりおこなわれる処理である。
「おみやげ金額追加入力」ボタン3302が押されずに(ステップS1806:No)、「宿泊費金額追加入力」ボタン3303が押されると(ステップS1808:Yes)、金額入力処理をおこない(ステップS1809)、ステップS1816に移行する。「宿泊費金額追加入力」ボタン3303が押されずに(ステップS1808:No)、「駐車料金金額追加入力」ボタン3304が押されると(ステップS1810:Yes)、金額入力処理をおこない(ステップS1811)、ステップS1816に移行する。
「駐車料金金額追加入力」ボタン3304が押されずに(ステップS1810:No)、「施設利用料金金額追加入力」ボタン3305が押されると(ステップS1812:Yes)、金額入力処理をおこない(ステップS1813)、ステップS1816に移行する。
「施設利用料金金額追加入力」ボタン3305が押されずに(ステップS1812:No)、「おすすめ度評価入力」ボタン3306が押されると(ステップS1814:Yes)、おすすめ度を記憶し(ステップS1815)、ステップS1816に移行する。一方、ステップS1814において、「おすすめ度評価入力」ボタン3306が押されない場合(ステップS1814:No)、ステップS1816に移行する。
ステップS1816において、一定時間が経過したと判断した場合(ステップS1816:Yes)、図18−2に示すステップS1818に移行する。一定時間が経過していない場合(ステップS1816:No)、車両が移動を開始したか否かを判断する(ステップS1817)。車両が移動を開始していない場合(ステップS1817:No)、ステップS1805に移行する。車両が移動を開始した場合(ステップS1817:Yes)、図18−2に示すステップS1818に移行する。また、ステップS1802において、最後に設定した目的地が現在地点ではないと判断した場合(ステップS1802:No)、図18−2に示すステップS1818に移行する。
このあとの処理については、図18−2に示すフローチャートを用いて説明する。図18−2において、情報検索サーバ501に対して未送信の履歴情報があるか否かを判断する(ステップS1818)。未送信の履歴情報がない場合(ステップS1818:No)、地図画面へ遷移し(ステップS1819)、一連の処理を終了する。一方、未送信の履歴情報がある場合(ステップS1818:Yes)、カーナビ保有履歴情報送信確認画面3400(図34参照)に遷移する(ステップS1820)。カーナビ保有履歴情報送信確認画面3400は、情報検索サーバ501に対して未送信の情報がある場合に表示され、利用者に送信するか否かを問うための画面を示している。
カーナビ保有履歴情報送信確認画面3400において、「地図画面表示へ進む」ボタン3401が押されると(ステップS1821:Yes)、ステップS1819に移行する。「地図画面表示へ進む」ボタン3401が押されずに(ステップS1821:No)、「未送信の履歴情報をサーバに送信する」ボタン3402が押されると(ステップS1822:Yes)、未送信の履歴情報を送信し(ステップS1823)、ステップS1819に移行する。
「未送信の履歴情報をサーバに送信する」ボタン3402が押されずに(ステップS1822:No)、一定時間が経過すると(ステップS1824:Yes)、ステップS1819に移行する。一定時間が経過していない場合(ステップS1824:No)、車両が移動を開始したか否かを判断する(ステップS1825)。なお、ステップS1825における判断は、図18−1のステップS1817の判断において、車両が移動を開始していない場合におこなわれる処理である。具体的には、ステップS1817を介さずにステップS1818に移行した場合におこなわれる処理である。
ステップS1825において、車両が移動を開始するまで(ステップS1825:No)、ステップS1821に移行し、車両が移動を開始すると(ステップS1825:Yes)、ステップS1819に移行する。
以上説明したように、本実施例にかかる情報検索システム500に用いられる情報検索サーバ501およびナビゲーション装置502は、ナビゲーション装置502によるホームページへのアクセス後に車両が当該ホームページに関連する地物(関連地物)周辺に到達した場合に、到達アクセス数を集計するとともに、到達アクセスランキングを作成するようにした。つまり、利用者がホームページを閲覧した後、実際に当該ホームページの施設を訪問した場合に、アクセス数が計上される。
したがって、到達アクセスランキングの上位のものほど、訪問前に閲覧された回数の多いホームページを示しており、当該ホームページが訪問時の参考にされているものと想定できる。これにより、利用者に対して訪問時に役立つランキングを提供することができるとともに、利用者は、行き先を検討する際に有用なホームページに簡単にアクセスすることが可能になる。
以上説明したように、本発明の情報検索サーバ、情報端末装置、情報作成方法、情報収集方法、情報作成プログラム、情報収集プログラム、および記録媒体によれば、利用者に対して訪問時に役立つランキングを提供することができるとともに、利用者は、行き先を検討する際に有用なホームページに簡単にアクセスすることが可能になる。
なお、本実施例で説明した情報作成方法および情報収集方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。