以下、実施形態における情報収集システム1、情報収集方法、および、プログラムに関して、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同じ機能を有する部材、部位については、同一の符号が付され、同一の符号が付されている部材、部位について、繰り返しの説明は省略される。
(実施形態)
図1を参照して、実施形態における情報収集システム1について説明する。図1は、実施形態における情報収集システム1を模式的に示す図である。情報収集システム1は、複数のユーザ端末2と、コンピュータ装置3とを含む。複数のユーザ端末2の各々と、コンピュータ装置3とは、ネットワークN1(有線および/または無線の情報通信ネットワーク)を介して、情報伝達可能に接続されている。
ユーザ端末2は、ユーザが所持する携行可能な端末である。ユーザ端末2は、好ましくは、音声通信可能な携帯情報端末(例えば、スマートフォン)であるが、ユーザ端末2は、当該ユーザ端末2の位置を特定することが可能な端末である限りにおいて、どのような端末であっても構わない。なお、ユーザ端末2を所持するユーザの個人情報(ユーザID、性別、年齢、氏名、電子メールアドレス等)は、予めコンピュータ装置3に登録されていてもよい。ユーザ端末2を所持するユーザの個人情報がコンピュータ装置3に登録されている場合、本明細書において、「ユーザ」は、「登録会員」と読み替えられられてもよい。
コンピュータ装置3は、インターネット等のネットワークN1を介して、複数のユーザ端末2(例えば、第1ユーザ端末2A、第2ユーザ端末2B、第3ユーザ端末2C等)と情報伝達可能に接続されている。コンピュータ装置3は、ユーザ端末2にアンケート結果情報を取得するために必要な情報(例えば、質問情報)を送信し、ユーザ端末2からアンケート結果情報を取得する。
コンピュータ装置3は、例えば、1つのコンピュータによって構成されていてもよいし、複数のコンピュータが連携して作動するように構成されていてもよい。コンピュータ装置3は、サーバであってもよい。また、コンピュータ装置3は、複数のサーバが連携して作動するように構成された装置(換言すれば、システム)であってもよい。コンピュータ装置3は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置31と、記憶装置32とを含む。
(第1の実施形態)
図2乃至図8を参照して、第1の実施形態における情報収集システム1について説明する。図2は、第1の実施形態における情報収集システム1に含まれるコンピュータ装置3の機能ブロック図の一例を示す。図3は、記憶装置32に、各登録店舗の位置情報が、登録店舗IDと関連付けられて記憶された様子を示す図である。より具体的に、図3は、ブランドIDと、店舗名(例えば、チェーン店のID)と、登録店舗IDと、位置情報とが関連付けられたテーブルを示す。図4乃至図6は、ユーザ端末2のスクリーン20に表示される情報(データ)の一例を示す図である。図7は、記憶装置32が記憶するアンケート結果情報322の一例を示す図である。図8は、コンピュータ装置3のスクリーンに表示される集計処理結果の一例を示す図である。
図2に記載の例では、コンピュータ装置3は、演算装置31と、記憶装置32と、通信インターフェース33とを含む。コンピュータ装置3は、記憶装置32に記憶されたプログラムを演算装置31が実行することにより、後述のユーザ端末位置情報取得部41、滞在登録店舗推定部42、質問情報送信部43、アンケート結果情報処理部46として機能する。
記憶装置32は、各種プログラム、情報収集に必要な各種データ等を記憶する。記憶装置32は、半導体メモリ等の電気的記憶装置であってもよいし、磁気的記憶装置であってもよいし、光学的記憶装置であってもよい。
通信インターフェース33は、ネットワークN1を介してユーザ端末2に情報(例えば、質問情報)を送信し、ネットワークN1を介してユーザ端末2から情報(例えば、アンケート結果情報)を受信する。
続いて、ユーザ端末位置情報取得部41、滞在登録店舗推定部42、質問情報送信部43、アンケート結果情報処理部46等について説明する。
ユーザ端末位置情報取得部41は、ネットワークN1を介して、複数のユーザ端末2の各々の位置情報を取得する。ユーザ端末位置情報取得部41は、第1ユーザ端末2Aの位置を示す第1ユーザ端末位置情報を取得する。また、ユーザ端末位置情報取得部41は、第2ユーザ端末2Bの位置を示す第2ユーザ端末位置情報を取得し、第3ユーザ端末2Cの位置を示す第3ユーザ端末位置情報を取得する。
なお、複数のユーザ端末2の各々は、GPS(Global Positioning System)等の位置情報取得手段を内蔵していることが好ましい。この場合、各ユーザ端末2によって取得されたユーザ端末2の位置情報が、ネットワークN1を介して、コンピュータ装置3に送信されることにより、コンピュータ装置3のユーザ端末位置情報取得部41は、ユーザ端末2の位置情報を取得する。
滞在登録店舗推定部42は、ユーザ端末位置情報取得部41によって取得された第1ユーザ端末位置情報と、複数の登録店舗の各々の位置を示す登録店舗位置情報とに基づいて、第1ユーザが滞在した登録店舗である滞在登録店舗を推定する。同様に、滞在登録店舗推定部42は、ユーザ端末位置情報取得部41によって取得された第2ユーザ端末位置情報と、複数の登録店舗の各々の位置を示す登録店舗位置情報とに基づいて、第2ユーザが滞在した登録店舗である滞在登録店舗を推定し、ユーザ端末位置情報取得部41によって取得された第3ユーザ端末位置情報と、複数の登録店舗の各々の位置を示す登録店舗位置情報とに基づいて、第3ユーザが滞在した登録店舗である滞在登録店舗を推定する。
なお、コンピュータ装置3の記憶装置32(例えば、データベース)には、予め複数の店舗の位置情報が記憶されていることが好ましい。なお、本明細書において、位置情報が記憶装置32に記憶された店舗のことを、「登録店舗」と呼ぶ。図3には、記憶装置32に、各登録店舗の位置情報(例えば、緯度情報M1および経度情報M2)が、登録店舗IDと関連付けられて記憶された様子が示されている。
記憶装置32に記憶される登録店舗には、例えば、同一ブランド(例えば、会社名)を用いて商売を行うチェーン店(本明細書において、「チェーン店」には、フランチャイズ店が包含される)が含まれる。本明細書において、ブランドAAを用いて商売を行う第1のチェーン店のことを、ブランドAAの第1チェーン店A1と呼び、ブランドAAを用いて商売を行う第2のチェーン店のことを、ブランドAAの第2チェーン店A2と呼び、ブランドAAを用いて商売を行う第3のチェーン店のことを、ブランドAAの第3チェーン店A3と呼ぶ。同様に、ブランドBBを用いて商売を行う第1のチェーン店のことを、ブランドBBの第1チェーン店B1と呼び、ブランドBBを用いて商売を行う第2のチェーン店のことを、ブランドBBの第2チェーン店B2と呼び、ブランドBBを用いて商売を行う第3のチェーン店のことを、ブランドBBの第3チェーン店B3と呼ぶ。
滞在登録店舗推定部42は、ユーザ端末位置情報取得部41によって取得された第1ユーザ端末位置情報と、複数の登録店舗の各々の位置を示す登録店舗位置情報(より具体的には、記憶装置32に記憶された登録店舗位置情報)とに基づいて、第1ユーザが滞在した登録店舗である滞在登録店舗を推定する。
例えば、滞在登録店舗推定部42は、第1ユーザ端末位置情報が示す位置と、第N登録店舗(「N」は、「1」以上の任意の自然数。)の位置情報が示す位置とが一致するとき、第N登録店舗を、第1ユーザが滞在した登録店舗であると推定する。なお、本明細書において、ユーザ端末位置情報が示す位置と、第N登録店舗の位置情報が示す位置とが「一致」することには、厳密に「一致」することに加え、両位置が近接していること(例えば、両位置間の間隔が所定距離以内、例えば、20m以内であること)が包含される。
付加的に、滞在登録店舗推定部42は、第1ユーザが滞留状態であり、かつ、第1ユーザ端末位置情報が示す位置と、第N登録店舗(「N」は、「1」以上の任意の自然数。)の位置情報が示す位置とが一致するとき、第N登録店舗を、第1ユーザが滞在した登録店舗であると推定するようにしてもよい。同様に、滞在登録店舗推定部42は、第Kユーザ(「K」は、「2」以上の任意の自然数。)が滞留状態であり、かつ、第Kユーザ端末位置情報が示す位置と、第N登録店舗(「N」は、「1」以上の任意の自然数。)の位置情報が示す位置とが一致するとき、第N登録店舗を、第Kユーザが滞在した登録店舗であると推定するようにしてもよい。
滞在登録店舗推定部42は、第1ユーザが、移動状態であるのか、それとも、滞留状態であるのかを判定する機能を備えていてもよい。例えば、ユーザ端末位置情報取得部41が、第1ユーザ端末2Aの位置情報を複数回取得し、滞在登録店舗推定部42は、第1ユーザ端末2Aの位置情報が示す位置の変化に基づいて、第1ユーザ端末2Aの移動速度を計算する。そして、滞在登録店舗推定部42は、当該移動速度に基づいて、第1ユーザが、移動状態であるのか、それとも、滞留状態であるのかを判定する。滞在登録店舗推定部42は、第1ユーザ端末2Aの移動速度が、所定の速度以上であるときには、第1ユーザは移動状態であると判定し、第1ユーザ端末2Aの移動速度が、所定の速度未満であるときには、第1ユーザは滞留状態であると判定してもよい。
同様に、滞在登録店舗推定部42は、第Kユーザ(「K」は、「2」以上の任意の自然数。)が、移動状態であるのか、それとも、滞留状態であるのかを判定する機能を備えていてもよい。第Kユーザが移動状態であるのか、それとも、滞留状態であるのかを判定する方法は、第1ユーザが移動状態であるのか、それとも、滞留状態であるのかを判定する方法と同様であるので、第Kユーザが移動状態であるのか、それとも、滞留状態であるのかを判定する方法についての繰り返しとなる説明は省略する。
代替的に、あるいは、付加的に、滞在登録店舗推定部42は、第1ユーザが所定時間以上滞留状態であり、かつ、第1ユーザ端末位置情報が示す位置と、第N登録店舗(「N」は、「1」以上の任意の自然数。)の位置情報が示す位置とが一致するとき、第N登録店舗を、第1ユーザが滞在した登録店舗であると推定するようにしてもよい。この場合、第1ユーザの滞留状態が所定時間未満であるときには、第1ユーザ端末位置情報が示す位置と、第N登録店舗(「N」は、「1」以上の任意の自然数。)の位置情報が示す位置とが一致する場合であっても、滞在登録店舗推定部42は、第N登録店舗を、第1ユーザが滞在した登録店舗であると推定しないようにすることが好ましい。
なお、上述の実施態様では、コンピュータ装置3が、ユーザ端末位置情報取得部41および滞在登録店舗推定部42を備え、コンピュータ装置3が、各ユーザ端末2の位置情報を取得するとともに、コンピュータ装置3が、各ユーザ端末の位置情報と、複数の登録店舗の各々の位置を示す登録店舗位置情報とに基づいて、各ユーザが滞在した登録店舗である滞在登録店舗を推定する。代替的に、少なくとも1つのユーザ端末2が、ユーザ端末位置情報取得部41および滞在登録店舗推定部42を備えていてもよい。例えば、第1ユーザ端末2Aが、第1ユーザ端末2Aの位置を示す第1ユーザ端末位置情報を取得する第1のユーザ端末位置情報取得部41と、第1ユーザ端末位置情報と、複数の登録店舗の各々の位置を示す登録店舗位置情報とに基づいて、第1ユーザが滞在した登録店舗である滞在登録店舗を推定する滞在登録店舗推定部42を備えるようにしてもよい。この場合、第1ユーザ端末2Aの記憶装置に、各登録店舗の位置情報(例えば、緯度情報M1および経度情報M2)が、登録店舗IDと関連付けられて記憶されていることが好ましい。なお、第1ユーザ端末2Aが、第1のユーザ端末位置情報取得部41および滞在登録店舗推定部42を備えている場合、第1ユーザ端末2Aは、本実施形態におけるコンピュータ装置3の一部としても機能することとなる。
質問情報送信部43は、第1ユーザが滞在したと推定された滞在登録店舗(すなわち、滞在登録店舗推定部42によって第1ユーザが滞在したと推定された滞在登録店舗)に関する質問情報を、ネットワークN1を介して、第1ユーザ端末2Aに送信する。同様に、質問情報送信部43は、第Kユーザ(「K」は、「2」以上の任意の自然数。)が滞在したと推定された滞在登録店舗(すなわち、滞在登録店舗推定部42によって第Kユーザが滞在したと推定された滞在登録店舗)に関する質問情報を、ネットワークN1を介して、第Kユーザ端末に送信する。
質問情報送信部43が、第1ユーザ端末2A(または、第Kユーザ端末)に質問情報を送信するタイミングは、第1ユーザが、第N登録店舗に滞在を開始した後のどのタイミングでも構わない。ただし、第1ユーザが、店舗のサービスをより確実に利用し、かつ、店舗のサービスについてより明確な感想を有しているタイミングで、質問情報が送信されることが好ましい。
例えば、質問情報送信部43は、第1ユーザ(または、第Kユーザ)が、第N登録店舗を退店したことをトリガーとして、第1ユーザ端末2A(または、第Kユーザ端末)に質問情報を送信するようにしてもよい。
より具体的には、滞在登録店舗推定部42が、第N登録店舗を、第1ユーザ(または、第Kユーザ)が滞在した登録店舗であると推定した後、ユーザ端末位置情報取得部41によって取得される第1ユーザ(または、第Kユーザ)の位置情報が示す位置が、第N登録店舗の位置情報が示す位置から所定距離以上離れると、質問情報送信部43は、第1ユーザ(または、第Kユーザ)が、第N登録店舗を退店したと判定してもよい。代替的に、あるいは、付加的に、滞在登録店舗推定部42が、第N登録店舗を、第1ユーザ(または、第Kユーザ)が滞在した登録店舗であると推定した後、コンピュータ装置3が、第1ユーザ(または、第Kユーザ)の状態が、滞留状態から移動状態に変化したと判定すると、質問情報送信部43は、第1ユーザ(または、第Kユーザ)が、第N登録店舗を退店したと判定してもよい。なお、移動状態であるか、または、滞留状態であるかの判定方法については、既に説明済みであるため、当該判定方法についての繰り返しとなる説明は省略する。
質問情報送信部43が、質問情報を、第1ユーザ端末2A(または、第Kユーザ端末)に送信すると、図4に例示されるように、第1ユーザ端末2A(または、第Kユーザ端末)のスクリーン20には、滞在登録店舗(より具体的には、第N登録店舗)に関する質問が表示される。当該質問の表示は、ポップアップ形式(換言すれば、ユーザによる操作を要することなく自動的に最前面のウインドウに表示される形式)で行われることが好ましい。
図4乃至図6には、質問情報送信部43が、質問情報を、第1ユーザ端末2A(または、第Kユーザ端末)に送信することに起因して、第1ユーザ端末2A(または、第Kユーザ端末)のスクリーン20に表示されるデータ(本明細書において、「データ」には、「画像データ」、「文字データ」等が包含される。)の一例が示されている。
一例として、質問情報送信部43が、質問情報を、第1ユーザ端末2A(または、第Kユーザ端末)に送信すると、スクリーン20には、店舗評価に関する選択肢(図4に記載の例では、多段階評価の選択肢、より具体的には、5段階評価の選択肢)が表示される。なお、図4において、〇〇ファミレスは、ブランド(例えば、会社名)に対応し、△△店は、チェーン店の店名に対応する。また、図4における〇〇ファミレス△△店が、上述の第N登録店舗に対応する。
図4に記載の例では、スクリーン20上に、店舗評価に関する選択肢に加えて、「利用していない」ことを選択する選択肢が表示されている。この場合、質問情報送信部43が、第N登録店舗を利用していないユーザのユーザ端末に、質問情報を送信してしまった場合であっても、ユーザは、単に、「利用していない」ことを選択(タップ)すれば良い。換言すれば、スクリーン20上に、第N登録店舗の店舗評価に関する選択肢と、第N登録店舗を「利用していない」ことを選択する選択肢とが同時に表示される場合には、第N登録店舗を利用したユーザと、第N登録店舗を利用していないユーザとの両方にとって、選択可能な選択肢が存在することとなり、両者にとって表示画面が煩わしいものとならない。
図4に示されるスクリーン20上の選択肢において、「利用していないこと」がユーザによって選択されると(例えば、「利用していないこと」に対応する部分がタップされると)、図5に例示されるように、スクリーン20には、御礼を示す情報(例えば、「どうもありがとうございました。」という文章)が表示される。
図4に示されるスクリーン20上の選択肢において、店舗評価に関する選択肢の何れかがユーザによって選択されると(例えば、「良くなかった」に対応する「1」がタップされると)、図5に例示されるように、スクリーン20には、御礼を示す情報(例えば、「どうもありがとうございました。」という文章)が表示される。代替的に、図4に示されるスクリーン20上の選択肢において、店舗評価に関する選択肢の何れかがユーザによって選択されると、スクリーン20には、御礼を示す情報に加えて、ユーザに付与されるインセンティブが表示されてもよい。図6に記載の例では、店舗評価に関する選択肢の何れかがユーザによって選択されると、スクリーン20には、御礼を示す情報に加えて、ポイントが付与されることを示す情報が表示される。ここで、ポイントとは、例えば、現金の代わりに代金に充当したり、様々な特典と交換したりすることができる電子的情報である。
なお、質問に回答するインセンティブは、ポイントに限定されない。質問に回答したユーザのユーザ端末のスクリーン20に、世界の格言等の有用な情報が、インセンティブとして表示されるようにしてもよい。
第1ユーザ(または、第Kユーザ)が、スクリーン20上に表示された質問に対する回答を、第1ユーザ端末2A(または、第Kユーザ端末)に入力(本明細書において、「入力」には、選択肢をタップ等により選択することが包含される。)すると、第1ユーザ端末2A(または、第Kユーザ端末)は、ネットワークN1を介してコンピュータ装置3に、質問に対する回答(アンケート結果情報)を送信する。
コンピュータ装置3は、第1ユーザ端末2Aから、ネットワークN1を介して、質問に対する回答であるアンケート結果情報を受信する。コンピュータ装置3によって受信されたアンケート結果情報は、アンケート結果情報処理部46によって処理され、処理されたアンケート結果情報が、記憶装置32(例えば、データベース)に記憶される。
図7には、記憶装置32が記憶するアンケート結果情報322(アンケート結果情報処理部46によって処理された処理済みのアンケート結果情報)の一例が示されている。図7に記載の例では、記憶装置32は、ユーザIDと、登録店舗IDと、ユーザによる登録店舗の店舗評価(図7に記載の例では5段階評価)とを関連付けて記憶する。
また、図7に記載の例では、記憶装置32は、ブランドID(ブランドIDは、会社IDを意味していてもよい。また、ブランドIDは、ブランド名あるいは会社名を意味していてもよい。)と、チェーン店ID(チェーン店IDは、チェーン店名を意味していてもよい。)と、ユーザによる登録店舗の店舗評価と、評価日とを関連付けて記憶する。この場合、コンピュータ装置3が、各ブランド(換言すれば、各ブランドID)について、所定期間別(例えば、月別)に、店舗評価の集計処理(例えば、各ブランドに属する全店舗の店舗評価の平均値の算出処理)を行い、当該集計処理結果をスクリーンに表示(グラフとして表示)するようにしてもよい。この場合、管理者は、各ブランドについてのユーザ評価の推移を容易に把握することができる。特に、ブランドAAについてのユーザ評価の推移と、ブランドAAと同一の業種に属するブランドBBについてのユーザ評価の推移とを、同時にスクリーンに表示させれば、同一業種の中で、どのブランドに将来性があるかを、容易に把握することができる。図8には、コンピュータ装置3のスクリーンに表示される集計処理結果の一例が示されている。
コンピュータ装置3が、記憶装置32に記憶されたアンケート結果情報に基づいて、ブランドAA(第1ブランド)について、所定期間別(例えば、月別)に、店舗評価の集計処理を実行する場合、コンピュータ装置3は、集計処理の結果に基づいて、ブランドAAを保有する会社の株式(または、ブランドAAを保有する会社の株式を含むファンド)の売買注文を有価証券取引サーバに送信するようにしてもよい。例えば、コンピュータ装置3が、店舗評価の集計処理の結果、ブランドAA(第1ブランド)に関する評価が上昇傾向にあると判断した場合に、ブランドAAを保有する会社の株式(または、ブランドAAを保有する会社の株式を含むファンド)の買い注文を有価証券取引サーバに送信してもよい。また、コンピュータ装置3が、店舗評価の集計処理の結果、ブランドAA(第1ブランド)に関する評価が下降傾向にあると判断した場合に、ブランドAAを保有する会社の株式(または、ブランドAAを保有する会社の株式を含むファンド)の売り注文を有価証券取引サーバに送信してもよい。さらに、コンピュータ装置3が、店舗評価の集計処理の結果、ブランドAA(第1ブランド)に関する評価が上昇傾向にあり、ブランドBB(第2ブランド、より具体的には、第1ブランドと同一の業種に属する第2ブランド)に関する評価が下降傾向にあると判断した場合に、ブランドAAを保有する会社の株式(または、ブランドAAを保有する会社の株式を含むファンド)の買い注文を有価証券取引サーバに送信し、ブランドBBを保有する会社の株式(または、ブランドBBを保有する会社の株式を含むファンド)の売り注文を有価証券取引サーバに送信してもよい。
代替的に、あるいは、付加的に、コンピュータ装置3は、ブランドAA(第1ブランド)について、所定期間別(例えば、月別)に、かつ、店舗別に、店舗評価の集計処理(例えば、ブランドAA傘下の店舗の店舗毎の店舗評価の平均値の算出処理)を行い、当該集計処理結果をスクリーンに表示(グラフとして表示)するようにしてもよい。この場合、管理者は、同一ブランドの傘下の店舗について、どの店舗のサービスを見習うべきか、また、どの店舗のサービスを改善すべきかを容易に把握することができる。
代替的に、あるいは、付加的に、コンピュータ装置3は、ブランドAA(第1ブランド)について、所定期間別(例えば、月別)に、かつ、地域別に、店舗評価の集計処理(例えば、所定の地域内に存在するブランドAA傘下の店舗の店舗全体の店舗評価の平均値の算出処理)を行い、当該集計処理結果をスクリーンに表示(グラフとして表示)するようにしてもよい。この場合、管理者は、同一ブランドの傘下の店舗について、どの地域の店舗のサービスを改善すべきかを容易に把握することができる。
(情報収集方法)
続いて、図1乃至図11を参照して、第1の実施形態における情報収集方法について、説明する。図9乃至図11は、第1の実施形態における情報収集方法の一例を示すフローチャートである。
第1の実施形態における情報収集方法では、予め(換言すれば、後述の第1ステップST1よりも前に)、記憶装置32には、複数の店舗(より具体的には、登録店舗ID)と当該複数の店舗の位置情報とが、それぞれ、関連付けられて記憶されていることが好ましい。なお、上述のとおり、位置情報が記憶装置32に記憶された店舗のことを「登録店舗」と呼ぶ。なお、複数の店舗(より具体的には、登録店舗ID)と当該複数の店舗の位置情報とが関連付けられて記憶される記憶装置が、ユーザ端末の記憶装置である場合には、当該ユーザ端末が、コンピュータ装置3の一部として機能することとなる。
図9に記載の例では、第1ステップST1において、コンピュータ装置3(より具体的には、ユーザ端末位置情報取得部41)は、第1ユーザ端末の位置を示す第1ユーザ端末位置情報を取得する。第1ステップST1は、第1ユーザ端末位置情報取得工程である。
代替的に、あるいは、付加的に、図10に例示されるように、第2ステップST2において、コンピュータ装置3(より具体的には、ユーザ端末位置情報取得部41)は、第2ユーザ端末2Bの位置を示す第2ユーザ端末位置情報を取得するようにしてもよい。なお、第2ステップST2は、第1ステップST1よりも前に実行されてもよいし、第1ステップST1よりも後に実行されてもよいし、第1ステップST1と並列して実行されてもよい。
図9に記載の例では、第3ステップST3において、コンピュータ装置3(より具体的には、滞在登録店舗推定部42)が、取得された第1ユーザ端末位置情報と、複数の登録店舗の各々の位置を示す登録店舗位置情報とに基づいて、第1ユーザが滞在した登録店舗である滞在登録店舗を推定する。第3ステップST3は、滞在登録店舗推定工程である。
第3ステップST3は、第1ステップST1において複数回取得された第1ユーザ端末位置情報に基づいて、コンピュータ装置3が、第1ユーザが滞留状態であるか、それとも、移動状態であるかを判定することを含んでいてもよい。この場合、コンピュータ装置3が、第1ユーザが滞留状態であると判定し、かつ、第1ユーザ端末位置情報が示す第1ユーザ端末2Aの位置が、記憶装置32に記憶された複数の登録店舗のうちの第N登録店舗(「N」は、「1」以上の任意の自然数。)の位置情報が示す位置と「一致」すると判定したとき、コンピュータ装置3は、第1ユーザが第N登録店舗に滞在したと推定してもよい。
なお、コンピュータ装置3が、第1ユーザが第N登録店舗に滞在したか否かを推定するに際して、機械学習の手法が採用されても良いことは言うまでもない。
代替的に、あるいは、付加的に、図10に例示されるように、第4ステップST4において、コンピュータ装置3(より具体的には、滞在登録店舗推定部42)が、取得された第2ユーザ端末位置情報と、複数の登録店舗の各々の位置を示す登録店舗位置情報とに基づいて、第2ユーザが滞在した登録店舗である滞在登録店舗を推定するようにしてもよい。例えば、コンピュータ装置3が、第2ユーザが滞留状態であると判定し、かつ、第2ユーザ端末位置情報が示す第2ユーザ端末2Bの位置が、記憶装置32に記憶された複数の登録店舗のうちの第N登録店舗(「N」は、「1」以上の任意の自然数。)の位置情報が示す位置と「一致」すると判定したとき、コンピュータ装置3は、第1ユーザが第N登録店舗に滞在したと推定してもよい。
なお、第4ステップST4は、第3ステップST3よりも前に実行されてもよいし、第3ステップST3よりも後に実行されてもよいし、第3ステップST3と並列して実行されてもよい。
図9に記載の例では、第5ステップST5において、コンピュータ装置3(より具体的には、質問情報送信部43)が、第1ユーザが滞在したと推定された滞在登録店舗(ここでは、第N登録店舗)に関する質問情報を、第1ユーザ端末2Aに送信する。
第5ステップST5では、コンピュータ装置3(より具体的には、質問情報送信部43)は、第1ユーザが滞在登録店舗(より具体的には、第N登録店舗)を退店したと判定すると、(退店したと判定した直後に)、滞在登録店舗(ここでは、第N登録店舗)に関する質問情報を、第1ユーザ端末2Aに送信することが好ましい。コンピュータ装置3が、第1ユーザが滞在登録店舗を退店したと判定する手法については、既に説明済みであるため、当該判定手法についての繰り返しとなる説明は省略する。
代替的に、あるいは、付加的に、図10に例示されるように、第6ステップST6において、コンピュータ装置3(より具体的には、質問情報送信部43)が、第2ユーザが滞在したと推定された滞在登録店舗(ここでは、第N登録店舗)に関する質問情報を、第2ユーザ端末2Bに送信するようにしてもよい。
図9に記載の例では、第7ステップST7において、コンピュータ装置3から第1ユーザ端末2Aに送信された質問情報に基づいて、第1ユーザ端末2Aのスクリーン20に、第1ユーザが滞在したと推定された滞在登録店舗(ここでは、第N登録店舗)に関する質問を表示する。当該表示は、第1ユーザ端末2Aにインストールされたアプリケーションプログラムが実行されることにより行われることが好ましい。また、当該表示は、ポップアップ形式により行われることが好ましい。
第7ステップST7において、スクリーン20に表示されるデータの一例が図4に示されている。図4に記載の例では、スクリーン20に、コンピュータ装置3によって第1ユーザが滞在したと推定された店舗の店舗名(より具体的には、ブランド名(ブランド名には、会社名も含まれる)およびチェーン店名)が表示されている。また、図4に記載の例では、スクリーン20に、店舗評価に関する質問(より具体的には、店舗に対する満足度についての質問)が表示されている。なお、店舗評価に関する質問は、選択肢形式で表示されることが好ましい。この場合、第1ユーザは、単に、選択肢のうちのいずれかを選択するだけで(より具体的には、タップするだけで)、質問に対して回答することができる。
また、図4に記載の例では、スクリーン20に、コンピュータ装置3によって第1ユーザが滞在したと推定された店舗を、第1ユーザが利用していないことを選択する選択肢が表示されている。この場合、第1ユーザは、単に、店舗を利用していないことを選択する選択肢を選択するだけで(より具体的には、タップするだけで)、質問に対して回答することができる。なお、第1ユーザ端末2Aに、コンピュータ装置3によって「滞在した」と推定された店舗を利用していないことが入力されると(換言すれば、第1ユーザ端末2Aにおいて店舗を利用していないことが選択されると)、店舗を利用していないことを示す情報が、第1ユーザ端末2Aからコンピュータ装置3に送信される。コンピュータ装置3は、店舗を利用していないことを示す情報に基づいて、滞在登録店舗を推定する際のパラメータ(例えば、ユーザが滞留状態にあると判定する際のユーザ端末の移動速度の閾値、あるいは、ユーザ端末位置情報が示す位置と、登録店舗位置情報が示す位置とが一致しているか否かを判定する際の両位置間の距離の閾値等)を変更するようにしてもよい。当該パラメータの変更は、機械学習に基づいて行われてもよい。当該パラメータの変更により、店舗に滞在していないユーザに、不要な質問情報が送信されることが抑制される。
また、図4に記載の例では、第1ユーザ端末のスクリーン20に、滞在登録店舗の店舗評価に関する選択肢と、滞在登録店舗を利用していないことを選択する選択肢とが同時に表示されている。この場合、登録店舗を利用したユーザと、登録店舗を利用していないユーザとの両方にとって、選択可能な選択肢が存在することとなり、両者にとって表示画面が煩わしいものとならない。
代替的に、あるいは、付加的に、図10に例示されるように、第8ステップST8において、コンピュータ装置3から第2ユーザ端末2Bに送信された質問情報に基づいて、第2ユーザ端末2Bのスクリーンに、第2ユーザが滞在したと推定された滞在登録店舗(ここでは、第N登録店舗)に関する質問を表示するようにしてもよい。なお、第8ステップST8は、第7ステップST7よりも前に実行されてもよいし、第7ステップST7よりも後に実行されてもよいし、第7ステップST7と並列して実行されてもよい。
図9に記載の例では、第9ステップST9において、コンピュータ装置3が、第1ユーザ端末2Aのスクリーン20に表示された質問に対する回答であるアンケート結果情報を、第1ユーザ端末2Aから受信する。第9ステップST9は、第1ユーザ端末2Aへの回答の入力(例えば、店舗評価に関する質問に対する選択肢の選択)が完了することに応じて実行されることが好ましい。また、第1ユーザ端末2Aがコンピュータ装置3にアンケート結果情報を送信することと並行して、第1ユーザ端末2Aのスクリーン20には、御礼を示す情報(例えば、「どうもありがとうございました。」という文章)、および/または、ユーザに付与されるインセンティブ(例えば、質問への回答によって獲得されたポイント)が表示されることが好ましい。
代替的に、あるいは、付加的に、図10に例示されるように、第10ステップST10において、コンピュータ装置3が、第2ユーザ端末2Bのスクリーンに表示された質問に対する回答であるアンケート結果情報を、第2ユーザ端末2Bから受信するようにしてもよい。
図9に記載の例では、第11ステップST11において、コンピュータ装置3(より具体的には、アンケート結果情報処理部46)は、第1ユーザ端末2Aから受信したアンケート結果情報をデータ処理して、処理されたアンケート結果情報を、記憶装置32(例えば、データベース)に記憶する。図7には、記憶装置32に記憶されたアンケート結果情報322の一例が示されている。
代替的に、あるいは、付加的に、図10に例示されるように、第12ステップST12において、コンピュータ装置3(より具体的には、アンケート結果情報処理部46)は、第2ユーザ端末2Bから受信したアンケート結果情報をデータ処理して、処理されたアンケート結果情報を、記憶装置32(例えば、データベース)に記憶するようにしてもよい。
図11に記載の例では、第13ステップST13において、コンピュータ装置3は、記憶装置32に記憶されたアンケート結果情報に基づいて、店舗評価の集計処理を実行する。集計処理は、所定期間別(例えば、月別)、かつ、登録店舗別に実行可能であることが好ましく、所定期間別(例えば、月別)、かつ、ブランド別(例えば、会社別)に実行可能であることが好ましい。なお、集計処理の具体例については、図7、図8等を参照して説明済みであるため、集計処理の具体例についての繰り返しとなる説明は省略する。
第13ステップST13に代えて、あるいは、第13ステップST13に加えて、図11に例示されるように、第14ステップST14において、コンピュータ装置3は、記憶装置32に記憶されたアンケート結果情報に基づいて、登録店舗を所有する会社の株式(または、当該会社の株式を含むファンド)の売買注文を有価証券取引サーバに送信するようにしてもよい。
より具体的には、第14ステップST14は、コンピュータ装置3が、記憶装置32に記憶されたアンケート結果情報に基づいて、第1ブランドについて、所定期間別に、店舗評価の集計処理を実行する処理工程と、コンピュータ装置3が、集計処理の結果に基づいて、第1ブランドを保有する会社の株式(または、第1ブランドを保有する会社の株式を含むファンド)の売買注文を有価証券取引サーバに送信する注文送信工程とを含んでいてもよい。
なお、アンケート結果情報に基づいて、株式等の投資を行う手法(どのようなケースで買い注文を出し、どのようなケースで売り注文を出すか等)については既に説明済みであるため、当該手法についての繰り返しとなる説明は省略する。
第1の実施形態では、登録店舗に滞在したユーザのユーザ端末に、質問情報が送信され、質問に対する回答であるアンケート結果情報が、ユーザ端末からコンピュータ装置3に送信される。よって、タイムリーにユーザの評価(満足度)を収集することができる。収集されたアンケート結果情報に基づいて、期間別、かつ、店舗別(または、ブランド別)の集計処理を行えば、各店舗(または、各ブランド)に対するユーザの評価(満足度)の推移を容易に把握することができる。よって、アンケート結果情報を、各店舗(または、各ブランド)におけるサービスの改善に活用することができる。また、上述のとおり、当該アンケート結果情報を、投資に活用することも可能である。
(第2の実施形態)
図1、図3乃至図6、図8、図12乃至図18を参照して、第2の実施形態における情報収集システム1、および、情報収集方法について説明する。図12は、第2の実施形態における情報収集システム1に含まれるコンピュータ装置3の機能ブロック図の一例を示す。図13は、ユーザ端末2のスクリーン20に表示される入力画面の一例を示す図である。図14は、記憶装置32に記憶された店舗評価情報323の一例を示す図である。図15は、コンピュータ装置3(より具体的には、店舗評価処理部47)が、店舗評価コメントを、コメントタイプ情報に分類する方法の一例を説明するための図である。図16は、複数のコメントタイプ情報と、複数の固有質問とが関連付けられて記憶された様子を示す図である。図17は、ユーザ端末2のスクリーン20に表示される固有質問の一例を示す図である。図18は、記憶装置32が記憶するアンケート結果情報322の一例を示す図である。
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。他方、第2の実施形態では、第1の実施形態で説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。したがって、第2の実施形態において、明示的に説明をしなかったとしても、第1の実施形態において説明済みの事項を第2の実施形態に適用できることは言うまでもない。
第2の実施形態では、先に登録店舗を利用した第2ユーザの店舗評価に基づいて、後に当該登録店舗に滞在した第1ユーザに送信する質問情報を生成することを含む。なお、第2ユーザの店舗評価には、より具体的には、第2ユーザ端末に入力されるコメント(店舗評価コメント)が含まれる。
第2の実施形態におけるコンピュータ装置3は、記憶装置32に記憶されたプログラムを実行することにより、ユーザ端末位置情報取得部41、滞在登録店舗推定部42、質問情報送信部43、アンケート結果情報処理部46として機能する。また、コンピュータ装置3は、記憶装置32に記憶されたプログラムを実行することにより、後述の店舗評価処理部47、および/または、固有質問生成部48としても機能する。なお、ユーザ端末位置情報取得部41の機能、滞在登録店舗推定部42の機能、質問情報送信部43の機能、固有質問生成部48の機能のうちの少なくとも1つが、ユーザ端末2によって実現されてもよい。この場合、ユーザ端末2は、第2の実施形態におけるコンピュータ装置3の一部として機能することとなる。
第2の実施形態では、ユーザ端末(例えば、第2ユーザ端末2B)のスクリーン20に、登録店舗に関する店舗評価を入力する入力画面が表示される。図13には、ユーザ端末2のスクリーン20に表示される入力画面の一例が示されている。当該入力画面の表示は、例えば、ユーザ端末2にインストールされたアプリケーションプログラムが実行されることにより行われる。図13に記載の例では、入力画面は、コメント入力欄21を含む。
なお、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)のスクリーン20に、登録店舗に関する店舗評価を入力する入力画面を表示させるタイミングとしては、以下のような態様が考えられる。
タイミングの態様1:ユーザ端末(例えば、第2ユーザ端末2B)に、質問に対する受動的回答が入力された後(直後)。なお、受動的回答とは、ここでは、択一式の質問(換言すれば、回答選択式の質問)に対する回答を意味する。例えば、図4に例示される店舗評価に関する質問に受動的回答が入力されることに応じて、滞在した滞在登録店舗に関する店舗評価コメントを入力する入力画面が表示されるようにしてもよい。なお、店舗評価コメントの入力には、ユーザの積極的意思が必要であるため、店舗評価コメントの入力は、能動的回答に該当する。
タイミングの態様2:ユーザがユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)に、登録店舗を特定する情報を入力した時。例えば、ユーザ端末2に、ブランド名(ブランド名には、会社名が包含される。)およびチェーン店名が入力された時に、入力されたデータによって特定される登録店舗に関する店舗評価コメントを入力する入力画面が表示されるようにしてもよい。代替的に、ブランド名および位置情報(地域名、町名、住所等)が入力された時に、入力されたデータによって特定される登録店舗に関する店舗評価コメントを入力する入力画面が表示されるようにしてもよい。
タイミングの態様3:ユーザがユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)に、ブランド名(ブランド名には、会社名が包含される。)を特定する情報を入力し、かつ、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)の位置情報が示す位置が、登録店舗位置情報が示す位置に一致(一致には、概ね一致が含まれる。)する時。この場合、ユーザ端末2に入力されたブランド名の登録店舗であり、かつ、ユーザ端末2の位置情報が示す位置にある登録店舗について、店舗評価コメントを入力する入力画面が表示される。
なお、上述の「タイミングの態様2」、「タイミングの態様3」において、ブランド名を特定する情報の入力は、ユーザ端末2にブランド名をテキスト入力することによって行われてもよいし、ユーザ端末2のスクリーンにおいてブランド名が選択されることによって行われてもよいし、ユーザ端末2を用いてブランド名を特定可能な写真を撮影すること(例えば、会社のロゴを撮影すること)によって行われてもよい。
ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)に、登録店舗に関する店舗評価(より具体的には、店舗評価コメント)が入力され、かつ、当該店舗評価がユーザ端末2からコンピュータ装置3に送信されると、コンピュータ装置3は、当該店舗評価を受信する。
コンピュータ装置3(より具体的には、店舗評価処理部47)は、受信した登録店舗に関する店舗評価(より具体的には、店舗評価コメント)を処理し、処理後の店舗評価情報を記憶装置32(例えば、データベース)に記憶する。図14には、記憶装置32に記憶された店舗評価情報323の一例が示されている。
図14に記載の例では、記憶装置32は、登録店舗に関する店舗評価(より具体的には、店舗評価コメント)と、登録店舗IDとが関連付けられた店舗評価情報を記憶している。
更に具体的には、図14に記載の例では、記憶装置32は、店舗評価を行ったユーザのユーザIDと、登録店舗IDと、評価日と、店舗評価コメントとが関連付けられた店舗評価情報を記憶している。なお、図14に例示されるように、記憶装置32は、店舗評価コメント(能動的回答)と、択一式の回答(受動的回答)とが関連付けられた店舗評価情報を記憶していてもよい。
また、図14に記載の例では、コンピュータ装置3(より具体的には、店舗評価処理部47)によって処理された処理後の店舗評価情報323は、店舗評価コメントをタイプ別に分類したコメントタイプ情報(例えば、タイプA、タイプB等)を含む。そして、記憶装置32には、コメントタイプ情報が、登録店舗IDと関連付けられて記憶されている。
ユーザの生のコメント(店舗評価コメント)をタイプ別に分類したコメントタイプ情報を用いて他のユーザに送信する固有質問を生成する場合、入力された生のコメントの表現が不適切な表現(例えば、非丁寧語の表現等)であったとしても、タイプ別に分類されたコメントタイプ情報に基づいて適切な固有質問を生成することができる。
図15を参照して、コンピュータ装置3(より具体的には、店舗評価処理部47)が、店舗評価コメントを、コメントタイプ情報に分類する方法の一例について説明する。
図15に記載の例では、コンピュータ装置3(より具体的には、店舗評価処理部47)は、店舗評価コメントに含まれるキーワードを抽出し、当該キーワードに基づいて、店舗評価コメントをコメントタイプ情報に分類する。
より具体的には、コンピュータ装置3(より具体的には、店舗評価処理部47)が、キーワード抽出処理を実行することにより、店舗評価コメントに含まれるキーワードが抽出される。例えば、ユーザ端末2から受信した店舗評価コメントに、「ゴミが落ちていた」との文言が含まれていた場合、コンピュータ装置3(より具体的には、店舗評価処理部47)は、店舗評価コメントから、「ゴミ」というキーワードを抽出する。例えば、ユーザ端末2から受信した店舗評価コメントに、「高すぎ」との文言が含まれていた場合、コンピュータ装置3(より具体的には、店舗評価処理部47)は、店舗評価コメントから、「高」というキーワードを抽出する。例えば、ユーザ端末2から受信した店舗評価コメントに、「店員むかつく」との文言が含まれていた場合、コンピュータ装置3(より具体的には、店舗評価処理部47)は、店舗評価コメントから、「店員」というキーワードを抽出する。例えば、ユーザ端末2から受信した店舗評価コメントに、「まずかった」との文言が含まれていた場合、コンピュータ装置3(より具体的には、店舗評価処理部47)は、店舗評価コメントから、「まず」というキーワードを抽出する。
続いて、コンピュータ装置3(より具体的には、店舗評価処理部47)が、分類処理を実行することにより、店舗評価コメントから抽出されたキーワードに基づいて、店舗評価コメントが、コメントタイプ情報のいずれかに分類される。例えば、店舗評価コメントから、清潔感に関するキーワード(例えば、「汚」、「不潔」、「衛生」、「ゴミ」のいずれか)が抽出された場合、コンピュータ装置3(より具体的には、店舗評価処理部47)は、清潔感に関するキーワードに基づいて、当該店舗評価コメントを、タイプA(清潔感評価型コメント)に分類する。例えば、店舗評価コメントから、価格に関するキーワード(例えば、「値」、「高」、「コスパ」のいずれか)が抽出された場合、コンピュータ装置3(より具体的には、店舗評価処理部47)は、価格に関するキーワードに基づいて、当該店舗評価コメントを、タイプB(価格評価型コメント)に分類する。例えば、店舗評価コメントから、接客態度に関するキーワード(例えば、「接客」、「言葉」、「店員」、「態度」のいずれか)が抽出された場合、コンピュータ装置3(より具体的には、店舗評価処理部47)は、接客態度に関するキーワードに基づいて、当該店舗評価コメントを、タイプC(接客態度評価型コメント)に分類する。例えば、店舗評価コメントから、味に関するキーワード(例えば、「味」、「おいし」、「まず」のいずれか)が抽出された場合、コンピュータ装置3(より具体的には、店舗評価処理部47)は、味に関するキーワードに基づいて、当該店舗評価コメントを、タイプD(味評価型コメント)に分類する。
図16には、記憶装置32に、複数のコメントタイプ情報と、複数の固有質問とが関連付けられて記憶された様子が示されている。
より具体的には、例えば、記憶装置32に、タイプA(より具体的には、清潔感評価型コメント)と、清潔感に関する質問(より具体的には、「店が汚かった」)とが関連付けられて記憶される。例えば、記憶装置32に、タイプB(より具体的には、価格評価型コメント)と、価格に関する質問(より具体的には、「値段が高い」)とが関連付けられて記憶される。例えば、記憶装置32に、タイプC(より具体的には、接客態度評価型コメント)と、接客態度に関する質問(より具体的には、「接客が悪い」)とが関連付けられて記憶される。例えば、記憶装置32に、タイプD(より具体的には、味評価型コメント)と、味に関する質問(より具体的には、「おいしくない」)とが関連付けられて記憶される。
コンピュータ装置3(より具体的には、固有質問生成部48)は、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)から受信した店舗評価(より具体的には、店舗評価型コメント)に基づいて、滞在登録店舗用の固有質問(換言すれば、第2ユーザが店舗評価した登録店舗用の固有質問)を生成する。
コンピュータ装置3(より具体的には、固有質問生成部48)が生成する固有質問は、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)から受信した生の店舗評価コメントをそのまま利用した質問であってもよいが、この場合、不適切な表現の質問が生成されないように文体の体裁等を整える処理が施されることが好ましい。
代替的に、コンピュータ装置3(より具体的には、固有質問生成部48)が生成する固有質問は、上述のコメントタイプ情報(より具体的には、第2ユーザ端末2Bから受信した店舗評価を処理することによりタイプ別に分類された情報)に基づいて生成された質問であってもよい。
例えば、記憶装置32において、第N登録店舗(「N」は、「1」以上の任意の自然数)と、清潔感評価型コメントを示すコメントタイプ情報(図14に記載の例では、「タイプA」)とが関連付けられて記憶されている場合には、コンピュータ装置3(より具体的には、固有質問生成部48)は、第N登録店舗に関する固有質問として、清潔感に関する固有質問、例えば、「店が汚かった」を生成する。図16に例示されるように、記憶装置32に、清潔感評価型コメントと、清潔感に関する固有質問とが関連付けられて記憶されている場合には、コンピュータ装置3(より具体的には、固有質問生成部48)は、コメントタイプ情報(図14に記載の例では、「タイプA」)に基づいて、容易に、清潔感に関する固有質問を生成することができる。
例えば、記憶装置32において、第N登録店舗(「N」は、「1」以上の任意の自然数)と、価格評価型コメントを示すコメントタイプ情報(図14に記載の例では、「タイプB」)とが関連付けられて記憶されている場合には、コンピュータ装置3(より具体的には、固有質問生成部48)は、第N登録店舗に関する固有質問として、価格に関する固有質問、例えば、「値段が高い」を生成する。図16に例示されるように、記憶装置32に、価格評価型コメントと、価格に関する固有質問とが関連付けられて記憶されている場合には、コンピュータ装置3(より具体的には、固有質問生成部48)は、コメントタイプ情報(図14に記載の例では、「タイプB」)に基づいて、容易に、価格に関する固有質問を生成することができる。
例えば、記憶装置32において、第N登録店舗(「N」は、「1」以上の任意の自然数)と、接客態度評価型コメントを示すコメントタイプ情報(図14に記載の例では、「タイプC」)とが関連付けられて記憶されている場合には、コンピュータ装置3(より具体的には、固有質問生成部48)は、第N登録店舗に関する固有質問として、接客態度に関する固有質問、例えば、「接客が悪い」を生成する。図16に例示されるように、記憶装置32に、接客態度評価型コメントと、接客態度に関する固有質問とが関連付けられて記憶されている場合には、コンピュータ装置3(より具体的には、固有質問生成部48)は、コメントタイプ情報(図14に記載の例では、「タイプC」)に基づいて、容易に、接客態度に関する固有質問を生成することができる。
例えば、記憶装置32において、第N登録店舗(「N」は、「1」以上の任意の自然数)と、味評価型コメントを示すコメントタイプ情報(図14に記載の例では、「タイプD」)とが関連付けられて記憶されている場合には、コンピュータ装置3(より具体的には、固有質問生成部48)は、第N登録店舗に関する固有質問として、味に関する固有質問、例えば、「おいしくない」を生成する。図16に例示されるように、記憶装置32に、味評価型コメントと、味に関する固有質問とが関連付けられて記憶されている場合には、コンピュータ装置3(より具体的には、固有質問生成部48)は、コメントタイプ情報(図14に記載の例では、「タイプD」)に基づいて、容易に、味に関する固有質問を生成することができる。
コンピュータ装置3(より具体的には、固有質問生成部48)によって生成された固有質問(例えば、第N登録店舗用の固有質問)は、例えば、第2ユーザよりも後に第N登録店舗に滞在した他のユーザのユーザ端末2(例えば、第1ユーザ端末2A)に送信される。
例えば、第1の実施形態における第5ステップST5(質問情報送信工程)において、コンピュータ装置3(より具体的には、質問情報送信部43)が、第1ユーザが滞在したと推定された滞在登録店舗(ここでは、第N登録店舗)に関する質問情報を第1ユーザ端末2Aに送信するときに、コンピュータ装置3(より具体的には、質問情報送信部43)は、上述の固有質問を含む質問情報を、第1ユーザ端末2Aに送信する。
第1ユーザ端末2Aがコンピュータ装置3から第N登録店舗用の固有質問を含む質問情報を受信すると、第1ユーザ端末2Aのスクリーン20には、当該固有質問が表示される。図17は、ユーザ端末2(例えば、第1ユーザ端末2A)のスクリーン20に表示される固有質問の一例を示す。図17に記載の例では、スクリーン20に表示される固有質問は、択一式の質問である。換言すれば、図13乃至図17に記載の例では、第2ユーザ端末2Bから受信したコメントを、コンピュータ装置3が、択一式の質問に変換している。この場合、固有質問に回答するユーザの負担は小さい。
なお、スクリーン20に固有質問を表示するタイミングは、店舗に依存しない汎用質問(図4を参照。)に対する回答が入力された後(例えば、汎用質問に対する選択肢がタップされた後)であってもよい。
第1ユーザが、第1ユーザ端末2Aに、スクリーン20に表示された質問に対する回答を入力すると、第1ユーザ端末2Aは、ネットワークN1を介してコンピュータ装置3に、質問に対する回答(アンケート結果情報)を送信する。なお、第1ユーザ端末2Aに送信される質問情報に、第N登録店舗に関する固有質問が含まれる場合には、第1ユーザ端末2Aがコンピュータ装置3に送信するアンケート結果情報には、固有質問に対する回答情報が含まれる。
コンピュータ装置3は、第1ユーザ端末2Aから、ネットワークN1を介して、質問に対する回答であるアンケート結果情報(固有質問に対する回答情報を含むアンケート結果情報)を受信する。コンピュータ装置3によって受信されたアンケート結果情報は、アンケート結果情報処理部46によって処理され、処理されたアンケート結果情報が、記憶装置32(例えば、データベース)に記憶される。
図18には、記憶装置32が記憶するアンケート結果情報322(アンケート結果情報処理部46によって処理された処理済みのアンケート結果情報)の一例が示されている。図18に記載の例では、固有質問に対する回答情報325が、登録店舗IDと関連付けられて記憶された様子が示されている。
より具体的には、特定の登録店舗(例えば、登録店舗IDが「AA1」の店舗)に関する第2ユーザ(例えば、ユーザIDが「001」のユーザ)のコメント(ゴミが落ちていた)に基づいて生成された固有質問(店が汚かった)に対する第1ユーザ(例えば、ユーザIDが「009」のユーザ)の回答情報(図18に記載の例では、「yes」)が、登録店舗ID(より具体的には、登録店舗ID「AA1」)と関連付けられて記憶されている。
(情報収集方法)
続いて、図1、図3乃至図6、図8、図12乃至図24を参照して、第2の実施形態における情報収集方法について、説明する。図19および図20は、第2の実施形態における情報収集方法の一例を示すフローチャートである。図21乃至図24は、ユーザ端末2(より具体的には、第2ユーザ端末2B)のスクリーン20に表示される画面の一例を示す図である。
第2の実施形態における情報収集方法では、予め(換言すれば、後述の第1ステップST101よりも前に)、記憶装置32には、複数の店舗(より具体的には、登録店舗ID)と当該複数の店舗の位置情報とが、それぞれ、関連付けられて記憶されていることが好ましい。なお、上述のとおり、位置情報が記憶装置32に記憶された店舗のことを「登録店舗」と呼ぶ。
第1ステップST101において、コンピュータ装置3が、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)から、登録店舗に関する店舗評価を受信する。第1ステップST101は、店舗評価受信工程である。なお、第1ステップST101において、コンピュータ装置3がユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)から受信する店舗評価には、コメント(すなわち、店舗評価コメント)が含まれていることが好ましい。
第1ステップST101は、例えば、以下のように実行される。第1に、ステップST101−1において、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)において、店舗評価アプリケーションが起動される。当該店舗評価アプリケーションの起動は、例えば、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)のスクリーン20の店舗評価アプリケーション用アイコン201(図21を参照。)がタップされることにより行われる。
店舗評価アプリケーションが起動されると、ステップST101−2において、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)のスクリーン20には、評価対象店舗を入力する入力画面23が表示される(図22を参照。)。入力画面23には、ブランド(ブランドには、「会社名」が含まれる。)を入力する領域と、ブランド傘下の店舗を特定する情報(例えば、店舗名、店舗の所在地等)を入力する領域とが含まれていてもよい。代替的に、あるいは、付加的に、ブランドの入力は、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)を用いてブランドを特定可能な写真を撮影すること(例えば、会社のロゴを撮影すること)によって行われてもよい。また、ブランド傘下の店舗を特定する情報の入力は、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)が、当該ユーザ端末2の位置情報を取得することによって代替されてもよい。
ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)に、ブランド傘下の店舗を特定する情報が入力されると、ステップST101−3において、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)のスクリーン20には、当該特定された店舗を評価する店舗評価入力画面が表示される(図23または図24を参照。)。
図23には、択一式で店舗を評価する店舗評価入力画面24Aが示されている。また、図24には、コメント式で店舗を評価する店舗評価入力画面24Bが示されている。なお、択一式の店舗評価入力画面24Aとコメント式の店舗評価入力画面24Bとは、ユーザの選択により、どちらか一方がスクリーン20に表示されるようにしてもよいし、択一式の店舗評価入力画面24Aとコメント式の店舗評価入力画面24Bとが同時にスクリーン20に表示されるようにしてもよいし、択一式の店舗評価入力画面24Aとコメント式の店舗評価入力画面24Bとが順番にスクリーン20に表示されるようにしてもよい。
ステップST101−4において、店舗評価入力画面(24A、24B)において、店舗評価が入力されることに応じて、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)からコンピュータ装置3に、入力された店舗評価が送信され、コンピュータ装置3は、ネットワークN1を介して、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)から入力された店舗評価を受信する。
なお、上述の例では、ステップST101−1、ステップST101−2において、ユーザが能動的に評価対象店舗を特定している。代替的に、評価対象店舗が、自動的に特定されるようにしてもよい。例えば、ステップST101−1およびステップST101−2は、第1の実施形態における第2ステップST2および第4ステップST4によって代替されてもよい。この場合、ユーザ(例えば、第2ユーザ)が滞在したと推定された登録店舗が、自動的に、評価対象店舗として特定される。
また、ステップST101−3において、択一式で店舗を評価する店舗評価入力画面24Aを表示させる工程は、第1の実施形態における第6ステップST6によって代替されてもよい。この場合、登録店舗に滞在したと推定されたユーザのユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)に、滞在した当該登録店舗に関する店舗評価入力画面24Aが表示されることとなる。
また、ステップST101−3において、コメント式で店舗を評価する店舗評価入力画面24Bを表示させる工程は、第1の実施形態における第2ステップST2および第4ステップST4の実行後(好ましくは、第6ステップST6の実行後)に、コメント式で店舗を評価する店舗評価入力画面24Bを表示させることにより実行されてもよい。この場合、登録店舗に滞在したと推定されたユーザのユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)に、滞在した当該登録店舗に関する店舗評価入力画面24Bが表示されることとなる。
第1ステップST101(店舗評価受信工程)の実行後、第2ステップST102において、コンピュータ装置3(より具体的には、店舗評価処理部47)は、受信した登録店舗に関する店舗評価(より具体的には、店舗評価コメント)を処理し、処理後の店舗評価情報を記憶装置32(例えば、データベース)に記憶する。第2ステップST102は、店舗評価処理工程である。
店舗評価処理工程は、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)から受信した店舗評価に含まれるコメントを、コメントタイプ情報に分類する分類工程を含んでいてもよい。また、当該分類工程は、受信した店舗評価に含まれるコメントに含まれるキーワードを抽出する抽出工程を含んでいてもよい。さらに、抽出されたキーワードが、清潔感に関するキーワードを含む場合には、当該コメントを清潔感評価型コメントに分類することを含んでいてもよく、抽出されたキーワードが、価格に関するキーワードを含む場合には、当該コメントを価格評価型コメントに分類することを含んでいてもよく、抽出されたキーワードが、接客態度に関するキーワードを含む場合には、当該コメントを接客態度評価型コメントに分類することを含んでいてもよく、抽出されたキーワードが、味に関するキーワードを含む場合には、当該コメントを味評価型コメントに分類することを含んでいてもよい。
なお、コンピュータ装置3(より具体的には、店舗評価処理部47)が、店舗評価コメントを、コメントタイプ情報に分類する方法については、既に説明済みであるため、当該方法についての繰り返しとなる説明は省略する。なお、店舗評価コメントがコメントタイプ情報に分類される場合、ユーザからの店舗評価コメントに基づいて生成される固有質問が過度に多様化しないで済む。換言すれば、店舗評価コメントがコメントタイプ情報に分類される場合、ユーザの声を反映した固有質問を生成するとの効果が維持された上で、ユーザからの店舗評価コメントに基づいて生成される固有質問を完全あるいは部分的に規格化することができるようになる。また、当該規格化により、ユーザの声を反映した固有質問に対する回答の分析を定量的に行うことができるようになるとの効果が奏される。例えば、図18に例示される固有質問に対する回答情報325に関し、タイプAの質問に対する回答の集計、タイプBの質問に対する回答の集計、タイプCの質問に対する回答の集計、あるいは、タイプDの質問に対する回答の集計等を定量的に行うことは、極めて容易である。
第2ステップST102(店舗評価処理工程)の実行後、第3ステップST103において、コンピュータ装置3は、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)から受信した店舗評価に基づいて、当該登録店舗用の固有質問を生成する。第3ステップST103は、固有質問生成工程である。
固有質問生成工程は、コンピュータ装置3が、上述のコメントタイプ情報に基づいて、固有質問を生成することを含んでいてもよい。固有質問生成工程は、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)から受信した店舗評価に含まれるコメントが清潔感評価型コメントに分類される場合には、清潔感に関する固有質問を生成することを含んでいてもよく、当該コメントが価格評価型コメントに分類される場合には、価格に関する固有質問を生成することを含んでいてもよく、当該コメントが接客態度評価型コメントに分類される場合には、接客態度に関する固有質問を生成することを含んでいてもよく、当該コメントが味評価型コメントに分類される場合には、味に関する固有質問を生成することを含んでいてもよい。
なお、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)から受信した店舗評価に基づいて、固有質問を生成する方法、および/または、コメントタイプ情報に基づいて固有質問を生成する方法については、既に説明済みであるため、これらの方法についての繰り返しとなる説明は省略する。
なお、第3ステップST103(固有質問生成工程)は、固有質問をユーザ端末2(例えば、第1ユーザ端末2A)に送信する前のタイミングであれば、どのようなタイミングで実行されてもよい。
第4ステップST104において、コンピュータ装置3(より具体的には、ユーザ端末位置情報取得部41)は、第1ユーザ端末2Aの位置を示す第1ユーザ端末位置情報を取得する。第4ステップST104は、第1ユーザ端末位置情報取得工程である。第1ユーザ端末位置情報取得工程(第4ステップST104)としては、第1の実施形態における第1ユーザ端末位置情報取得工程(第1の実施形態における第1ステップST1)と同じ構成を採用可能である。よって、第1ユーザ端末位置情報取得工程(第4ステップST104)についての繰り返しとなる説明は省略する。
第5ステップST105において、コンピュータ装置3(より具体的には、滞在登録店舗推定部42)が、取得された第1ユーザ端末位置情報と、複数の登録店舗の各々の位置を示す登録店舗位置情報とに基づいて、第1ユーザが滞在した登録店舗である滞在登録店舗を推定する。第5ステップST105は、滞在登録店舗推定工程である。滞在登録店舗推定工程(第5ステップST105)としては、第1の実施形態における滞在登録店舗推定工程(第1の実施形態における第3ステップST3)と同じ構成を採用可能である。よって、滞在登録店舗推定工程(第5ステップST105)についての繰り返しとなる説明は省略する。
第6ステップST106において、コンピュータ装置3(より具体的には、質問情報送信部43)が、推定された滞在登録店舗(ここでは、第N登録店舗)に関する質問情報を、第1ユーザ端末2Aに送信する。第6ステップST106は、質問情報送信工程である。
第6ステップST106では、コンピュータ装置3(より具体的には、質問情報送信部43)は、第1ユーザが滞在したと推定された滞在登録店舗(より具体的には、第N登録店舗)を退店したと判定すると、(退店したと判定した直後に)、推定された滞在登録店舗(ここでは、第N登録店舗)に関する質問情報を、第1ユーザ端末2Aに送信することが好ましい。コンピュータ装置3が、第1ユーザが滞在したと推定された滞在登録店舗を退店したと判定する手法については、既に説明済みであるため、当該判定手法についての繰り返しとなる説明は省略する。
質問情報送信工程(第6ステップST106)は、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)から受信した店舗評価に基づいて生成された上述の固有質問を、第1ユーザ端末2Aに送信することを含むことが好ましい。より具体的には、質問情報送信工程は、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)から受信した店舗評価に基づいて生成された固有質問を、第1ユーザが滞在したと推定された滞在登録店舗に関する質問情報の少なくとも一部として、第1ユーザ端末2Aに送信することを含むことが好ましい。
例えば、コンピュータ装置3が、第2ユーザ端末2Bから、第N登録店舗(「N」は、「1」以上の任意の自然数。)に対する店舗評価として、清潔感評価型コメント(例えば、「ゴミが落ちていた」)を受信していた場合、コンピュータ装置3は、その後(すなわち、清潔感評価型コメントの受信後)、当該第N登録店舗に滞在したと推定された第1ユーザの第1ユーザ端末2Aに、清潔感評価型コメントに基づいて生成された清潔感に関する固有質問(例えば、「店が汚かった」)を送信する。
例えば、コンピュータ装置3が、第2ユーザ端末2Bから、第N登録店舗(「N」は、「1」以上の任意の自然数。)に対する店舗評価として、価格評価型コメント(例えば、「高すぎ」、「値段が高い」、「コスパ悪」等)を受信していた場合、コンピュータ装置3は、その後(すなわち、価格評価型コメントの受信後)、当該第N登録店舗に滞在したと推定された第1ユーザの第1ユーザ端末2Aに、価格評価型コメントに基づいて生成された価格に関する固有質問(例えば、「値段が高い」)を送信する。
例えば、コンピュータ装置3が、第2ユーザ端末2Bから、第N登録店舗(「N」は、「1」以上の任意の自然数。)に対する店舗評価として、接客態度評価型コメント(例えば、「店員むかつく」、「接客どうにかならない?」等)を受信していた場合、コンピュータ装置3は、その後(すなわち、接客態度評価型コメントの受信後)、当該第N登録店舗に滞在したと推定された第1ユーザの第1ユーザ端末2Aに、接客態度評価型コメントに基づいて生成された接客態度に関する固有質問(例えば、「接客が悪い」)を送信する。
例えば、コンピュータ装置3が、第2ユーザ端末2Bから、第N登録店舗(「N」は、「1」以上の任意の自然数。)に対する店舗評価として、味評価型コメント(例えば、「まずかった」等)を受信していた場合、コンピュータ装置3は、その後(すなわち、味評価型コメントの受信後)、当該第N登録店舗に滞在したと推定された第1ユーザの第1ユーザ端末2Aに、味評価型コメントに基づいて生成された味に関する固有質問(例えば、「おいしくない」)を送信する。
第7ステップST107では、コンピュータ装置3から第1ユーザ端末2Aに送信された質問情報に基づいて、第1ユーザ端末2Aのスクリーン20に、第1ユーザが滞在したと推定された滞在登録店舗(ここでは、第N登録店舗)に関する質問を表示する。当該質問は、上述の固有質問(例えば、清潔感に関する固有質問、価格に関する固有質問、接客態度に関する固有質問、味に関する固有質問等)を含むことが好ましい。また、当該質問の表示は、第1ユーザ端末2Aにインストールされたアプリケーションプログラムが実行されることにより行われることが好ましい。また、当該表示は、ポップアップ形式により行われることが好ましい。図17には、第7ステップST107において、第1ユーザ端末2Aのスクリーン20に表示される情報(固有質問を含む情報)の一例が示されている。図17に記載の例では、第1ユーザ端末2Aのスクリーン20に表示される固有質問が、択一式の質問(換言すれば、回答選択式の質問)である。このため、ユーザは、手軽に質問に回答することができる。なお、図17に示される情報(固有質問を含む情報)が、スクリーン20に表示されることに先立ち、第1ユーザ端末2Aのスクリーン20には、汎用質問(図4を参照。)が表示されるようにしてもよい。
第8ステップST108において、コンピュータ装置3が、第1ユーザ端末2Aのスクリーン20に表示された質問に対する回答であるアンケート結果情報を、第1ユーザ端末2Aから受信する。第8ステップST108は、第1ユーザ端末2Aへの回答の入力(例えば、店舗評価に関する質問(例えば、固有質問および/または汎用質問)に対する選択肢の選択)が完了することに応じて実行されることが好ましい。また、第1ユーザ端末2Aがコンピュータ装置3にアンケート結果情報を送信することと並行して、第1ユーザ端末2Aのスクリーン20には、御礼を示す情報(例えば、「ありがとうございました。」という文章)、および/または、ユーザに付与されるインセンティブ(例えば、質問への回答によって獲得されたポイント)が表示されることが好ましい。
第9ステップST109において、コンピュータ装置3(より具体的には、アンケート結果情報処理部46)は、第1ユーザ端末2Aから受信したアンケート結果情報をデータ処理して、処理されたアンケート結果情報を、記憶装置32(例えば、データベース)に記憶する。図18には、記憶装置32に記憶されたアンケート結果情報322の一例が示されている。
第10ステップST110において、コンピュータ装置3は、記憶装置32に記憶されたアンケート結果情報に基づいて、店舗評価の集計処理を実行してもよい。集計処理は、所定期間別(例えば、月別)、かつ、登録店舗別に実行可能であることが好ましく、所定期間別(例えば、月別)、かつ、ブランド別(例えば、会社別)に実行可能であることが好ましい。なお、集計処理の具体例については、図7、図8等を参照して説明済みであるため、集計処理の具体例についての繰り返しとなる説明は省略する。
第10ステップST110に代えて、あるいは、第10ステップST110に加えて、第11ステップST111において、コンピュータ装置3は、記憶装置32に記憶されたアンケート結果情報に基づいて、登録店舗を所有する会社の株式(または、当該会社の株式を含むファンド)の売買注文を有価証券取引サーバに送信するようにしてもよい。
なお、アンケート結果情報に基づいて、株式等の投資を行う手法(どのようなケースで買い注文を出し、どのようなケースで売り注文を出すか等)については既に説明済みであるため、当該手法についての繰り返しとなる説明は省略する。
第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を奏する。また、第2の実施形態では、先に登録店舗を利用した第2ユーザの店舗評価(より具体的には、店舗評価コメント)に基づいて、後に当該所定の登録店舗に滞在した第1ユーザに送信する質問情報を生成することを含む。よって、店舗毎に、当該店舗により適した固有質問が生成されることとなり、質問に対する回答であるアンケート結果情報の有用性がより一層向上する。店舗評価に際しては、ユーザは、質問に回答する役割を担うことが一般的であるのに対し、本実施形態では、ユーザに、質問を生成する役割の一部を担ってもらっている点で画期的である。ユーザのコメントには不適当な表現が含まれることがあるため、ビジネス目的で実施される調査において、ユーザに質問を生成させることは、通常では考えられない。これに対し、第2の実施形態におけるいくつかの実施態様では、不適当な表現の問題も解決される。
(第3の実施形態)
図25を参照して、第3の実施形態におけるプログラム8について説明する。図25は、プログラム8が記憶された記憶媒体80(例えば、CD−ROM)と、プログラム8がインストールされるコンピュータ装置3とを模式的に示す図である。
第3の実施形態におけるプログラム8は、第1の実施形態における情報収集方法、または、第2の実施形態における情報収集方法を実行するためのプログラム8である。よって、第1の実施形態または第2の実施形態において説明済みの事項を第3の実施形態に適用可能であることは言うまでもない。
上述のプログラム8は、コンピュータ装置3によって実行されるプログラムである。プログラム8は、1つの記憶媒体80に記憶されている。代替的に、プログラム8が、複数の記憶媒体に分散して記憶されてもよい。また、プログラム8が記憶される記憶媒体80に制限はない。プログラム8は、コンピュータ装置3の記憶装置32に記憶されていてもよい。また、プログラム8の一部は、ユーザ端末2に記憶されてもよい。
プログラム8は、コンピュータ装置3に含まれる1つのコンピュータあるいはサーバによって実行されてもよいし、コンピュータ装置3に含まれる複数のコンピュータあるいは複数のサーバによって実行されてもよい。
上述のプログラム8は、コンピュータ装置3を、ユーザ端末位置情報取得部41(換言すれば、ユーザ端末位置情報取得手段)として機能させる。ユーザ端末位置情報取得手段は、第1ユーザ端末2Aの位置を示す第1ユーザ端末位置情報を取得することを可能にする手段である。ユーザ端末位置情報取得部41(換言すれば、ユーザ端末位置情報取得手段)については、第1または第2の実施形態において説明済みであるため、ユーザ端末位置情報取得部41についての繰り返しとなる説明は省略する。
上述のプログラム8は、コンピュータ装置3を、滞在登録店舗推定部42(換言すれば、滞在登録店舗推定手段)として機能させる。滞在登録店舗推定手段は、第1ユーザ端末位置情報と、複数の登録店舗の各々の位置を示す登録店舗位置情報とに基づいて、第1ユーザが滞在した登録店舗である滞在登録店舗を推定することを可能にする手段である。滞在登録店舗推定部42(換言すれば、滞在登録店舗推定手段)については、第1または第2の実施形態において説明済みであるため、滞在登録店舗推定部42についての繰り返しとなる説明は省略する。
上述のプログラム8は、コンピュータ装置3を、質問情報送信部43(換言すれば、質問情報送信手段)として機能させる。質問情報送信手段は、第1ユーザが滞在したと推定された滞在登録店舗に関する質問情報を、第1ユーザ端末2Aに送信することを可能にする手段である。質問情報送信部43(換言すれば、質問情報送信手段)については、第1または第2の実施形態において説明済みであるため、質問情報送信部43についての繰り返しとなる説明は省略する。
上述のプログラム8は、コンピュータ装置3を、アンケート結果情報受信手段として機能させる。アンケート結果情報受信手段は、第1ユーザ端末2Aから、質問に対する回答であるアンケート結果情報を受信することを可能にする手段である。
上述のプログラム8は、コンピュータ装置3を、アンケート結果情報処理手段(換言すれば、アンケート結果情報処理部46)として機能させてもよい。アンケート結果情報処理手段は、コンピュータ装置3によって受信されたアンケート結果情報を処理し、処理されたアンケート結果情報を記憶装置32(例えば、データベース)に記憶する手段である。アンケート結果情報処理部46(換言すれば、アンケート結果情報処理手段)については、第1または第2の実施形態において説明済みであるため、アンケート結果情報処理部46についての繰り返しとなる説明は省略する。
上述のプログラム8は、コンピュータ装置3を、店舗評価受信手段として機能させてもよい。店舗評価受信手段は、第1ユーザ端末2Aに上述の質問情報を送信するのに先立ち、コンピュータ装置3に、第1ユーザ端末2Aとは異なる第2ユーザ端末2Bから、登録店舗に関する店舗評価(より具体的には、店舗評価コメント)を受信させる手段である。
上述のプログラム8は、コンピュータ装置3を、店舗評価処理手段(換言すれば、店舗評価処理部47)として機能させてもよい。店舗評価処理手段は、第2ユーザ端末2Bから受信した登録店舗に関する店舗評価(より具体的には、店舗評価コメント)を処理し、処理後の店舗評価情報を記憶装置32(例えば、データベース)に記憶する手段である。店舗評価処理部47(換言すれば、店舗評価処理手段)については、第2の実施形態において説明済みであるため、店舗評価処理部47についての繰り返しとなる説明は省略する。
上述のプログラム8は、コンピュータ装置3を、固有質問生成手段(換言すれば、固有質問生成部48)として機能させてもよい。固有質問生成手段は、コンピュータ装置3が第1ユーザ端末2Aから受信した店舗評価(より具体的には、店舗評価コメント)に基づいて、第2ユーザが評価した登録店舗用の固有質問を生成する手段である。固有質問生成部48(換言すれば、固有質問生成手段)については、第2の実施形態において説明済みであるため、固有質問生成部48についての繰り返しとなる説明は省略する。
上述のプログラム8は、コンピュータ装置3を、上述の質問情報送信手段として機能させ、当該質問情報送信手段は、第2ユーザ端末2Bから受信した店舗評価(より具体的には、店舗評価コメント)に基づいて生成された固有質問を、第1ユーザが滞在したと推定される滞在登録店舗に関する質問情報の少なくとも一部として第1ユーザ端末2Aに送信してもよい。
上述のプログラムは、コンピュータ装置3を、第2ユーザ端末2Bから受信した店舗評価に含まれるコメントをコメントタイプ情報に分類する分類手段として機能させてもよい。この場合、上述の固有質問生成手段は、分類されたコメントタイプ情報に基づいて、上述の固有質問を生成してもよい。
また、上述の分類手段は、コメントに含まれるキーワードを抽出する抽出してもよい。また、当該分類手段は、抽出されたキーワードが、清潔感に関するキーワードを含む場合には、コメントを清潔感評価型コメントに分類してもよい。この場合、固有質問生成手段は、コメントタイプ情報(清潔感評価型コメント)に基づいて、清潔感に関する固有質問を生成してもよい。
本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。また、各実施形態で用いられる種々の技術は、技術的矛盾が生じない限り、他の実施形態にも適用可能である。さらに、各実施形態における任意付加的な構成および/または工程は、適宜省略可能である。
例えば、上述の第1の実施形態(または、第2の実施形態)では、滞在登録店舗推定工程(第1の実施形態における第3ステップST3、または、第2の実施形態における第5ステップST105)の実行が、店舗評価を行いたいことを示すユーザの入力(ユーザ端末2への入力)を伴わずに自動的に行われる例について説明された。
代替的に、滞在登録店舗推定工程(第1の実施形態における第3ステップST3、または、第2の実施形態における第5ステップST105)の実行は、利用中または利用直後の店舗の評価を行いたいことを示すユーザからの入力(より具体的には、ユーザ端末2への入力)と、ユーザ端末2の位置情報とに基づいて行われるようにしてもよい。
より具体的には、第1に、図26(a)に例示される画面において、ユーザ端末2(例えば、第1ユーザ端末2A)のスクリーン20の店舗評価アプリケーション用アイコン201がタップされる。当該タップにより、ユーザ端末2(例えば、第1ユーザ端末2A)において、店舗評価アプリケーションが起動される。なお、店舗評価アプリケーションの起動は、店舗評価アプリケーション用アイコン201がタップされることによる起動に限定されない。
店舗評価アプリケーションが起動されると、図26(b)に例示されるように、ユーザ端末2(例えば、第1ユーザ端末2A)のスクリーン20には、利用中または利用直後の店舗の店舗評価を行うことを選択するための指示部205(より具体的には、ボタン)が表示される(ステップST201)。
ステップST201において、スクリーン20には、利用中または利用直後の店舗の店舗評価を行うことを選択するための指示部205に加えて、評価対象店舗の店舗名(あるいは、ブランド名および店舗名)の入力を行うことを選択するための第2指示部206が表示されてもよい。この場合、ユーザにとって、評価を行いたい店舗を特定するための選択肢が広がり、ユーザにとっての利便性が向上する。
図26(b)に例示される画面において、利用中または利用直後の店舗の店舗評価を行うことを選択するための指示部205がタップされることに応じて、ステップST202において、ユーザ端末2(例えば、第1ユーザ端末2A)の位置情報が取得される。なお、「指示部205がタップされることに応じて」には、指示部205がタップされた後に、他の指示部207(例えば、店舗の評価へ進むことを指示する指示部)がタップされることも包含される。
ステップST202では、例えば、ユーザ端末2の位置取得機能(例えば、GPS)を用いて取得されたユーザ端末2の位置情報が、ユーザ端末2からコンピュータ装置3に送信されることにより、コンピュータ装置3のユーザ端末位置情報取得部41が、ユーザ端末2の位置情報を取得する。
続いて、ステップST203において、ユーザ端末位置情報取得部41によって取得されたユーザ端末2の位置情報に基づいて、ユーザ(例えば、第1ユーザ)が利用中または利用直後の店舗が推定される。
より具体的には、ステップST203では、滞在登録店舗推定部42は、ユーザ端末位置情報取得部41によって取得された第1ユーザ端末位置情報と、複数の登録店舗の各々の位置を示す登録店舗位置情報とに基づいて、第1ユーザが利用中または利用直後の店舗である滞在登録店舗を推定する。なお、ステップST203において、ユーザ(例えば、第1ユーザ)が利用中または利用直後の店舗を推定する手法としては、第1の実施形態における滞在登録店舗の推定と同様の手法を採用可能である。よって、ユーザが利用中または利用直後の店舗を推定する手法についての繰り返しとなる説明は省略する。
ステップST203において、ユーザが利用中または利用直後の店舗が推定されると、ステップST204において、質問情報送信部43が、質問情報を、ユーザ端末2(例えば、第1ユーザ端末2A)に送信する。そして、ステップST205において、図26(c)に例示されるように、ユーザ端末2(例えば、第1ユーザ端末2A)のスクリーン20には、利用中または利用直後の登録店舗に関する質問が表示される。当該質問の表示は、ポップアップ形式で行われることが好ましい。
一例として、質問情報送信部43が、質問情報を、ユーザ端末2(例えば、第1ユーザ端末2A)に送信すると、スクリーン20には、店舗評価に関する選択肢(図26(c)に記載の例では、多段階評価の選択肢、より具体的には、5段階評価の選択肢)が表示される。なお、図26(c)において、〇〇ファミレスは、ブランド(例えば、会社名)に対応し、△△店は、チェーン店の店名に対応する。
図26(c)に記載の例では、スクリーン20上に、店舗評価に関する選択肢に加えて、「利用していないので、店舗名を入力して評価を行う」ことを選択する選択肢208が表示されている。この場合、滞在登録店舗推定部42による店舗の推定に誤りがあった場合でも、ユーザは、自ら評価したい店舗を特定して、店舗の評価を行うことができる。
図26(c)に示されるスクリーン20上の選択肢において、店舗評価に関する選択肢の何れかが第1ユーザによって選択されると、第1ユーザ端末2Aから、コンピュータ装置3に、質問に対する回答であるアンケート結果情報が送信される。以降の工程は、第1の実施形態における第9ステップST9以降の工程と同様であるため、第1ユーザ端末2Aから、コンピュータ装置3に、質問に対する回答であるアンケート結果情報が送信された後の工程についての繰り返しとなる説明は省略する。
上述の例では、利用中または利用直後の店舗評価を行いたいことを示すユーザからの入力(より具体的には、ユーザ端末2への入力)と、ユーザ端末2の位置情報とに基づいて、利用中または利用直後の店舗を推定する推定工程と、質問情報送信工程とが実行される。よって、利用中または利用直後の店舗について、ユーザが店舗評価を行いたいタイミングで、店舗の評価を行うことができる。
図26および図27に記載の例では、滞在登録店舗推定工程(第1の実施形態における第3ステップST3、または、第2の実施形態における第5ステップST105)の実行が、利用中または利用直後の店舗評価を行いたいことを示すユーザからの入力(より具体的には、ユーザ端末2への入力)と、ユーザ端末2の位置情報とに基づいて行われる。代替的に、あるいは、付加的に、店舗評価受信工程(第2の実施形態における第1ステップST101)の実行に先立ち、利用中または利用直後の店舗の評価を行いたいことを示すユーザからの入力(より具体的には、第2ユーザ端末2Bへの入力)と、ユーザ端末2(より具体的には、第2ユーザ端末2B)の位置情報とに基づいて、ユーザが利用中または利用直後の登録店舗が推定されるようにしてもよい。
具体的は、第1に、図28(a)に例示される画面において、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)のスクリーン20の店舗評価アプリケーション用アイコン201がタップされる。当該タップにより、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)において、店舗評価アプリケーションが起動される。なお、店舗評価アプリケーションの起動は、店舗評価アプリケーション用アイコン201がタップされることによる起動に限定されない。
店舗評価アプリケーションが起動されると、図28(b)に例示されるように、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)のスクリーン20には、利用中または利用直後の店舗の店舗評価を行うことを選択するための指示部205(より具体的には、ボタン)が表示される(ステップST301−1)。
ステップST301−1において、スクリーン20には、利用中または利用直後の店舗の店舗評価を行うことを選択するための指示部205に加えて、評価対象店舗の店舗名(あるいは、ブランド名および店舗名)の入力を行うことを選択するための第2指示部206が表示されてもよい。この場合、ユーザにとって、評価を行いたい店舗を特定するための選択肢が広がり、ユーザにとっての利便性が向上する。
ステップST301−1の後、第2指示部206がユーザによってタップされることに応じて(より具体的には、第2指示部206がタップされ、続いて、評価へ進むことを指示する指示部207がタップされると)、ステップST301−2において、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)のスクリーン20には、評価対象店舗を入力する入力画面23が表示される(図28の矢印C、および、図29(a)を参照。)。なお、ステップST301−2は、第2の実施形態におけるステップST101−2と同様であるため、ステップST301−2についての繰り返しとなる説明は省略する。続いて、ステップST301−3において、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)のスクリーン20には、当該特定された店舗を評価する店舗評価入力画面24A(図29(b)を参照。)、および/または、店舗評価入力画面24B(図29(c)を参照。)が表示される。なお、ステップST301−3は、第2の実施形態におけるステップST101−3と同様であるため、ステップST301−3についての繰り返しとなる説明は省略する。
他方、図28(b)に例示される画面において、利用中または利用直後の店舗の店舗評価を行うことを選択するための指示部205がタップされると、換言すれば、ステップST301−1の後、指示部205がタップされると、ステップST301−4において、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)の位置情報が取得される。
より具体的には、ステップST301−4において、第2ユーザ端末2Bの位置取得機能(例えば、GPS)を用いて取得された第2ユーザ端末2Bの位置情報が、第2ユーザ端末2Bからコンピュータ装置3に送信されることにより、コンピュータ装置3のユーザ端末位置情報取得部41は、第2ユーザ端末2Bの位置情報を取得する。
続いて、ステップST301−5において、ユーザ端末位置情報取得部41によって取得されたユーザ端末2の位置情報に基づいて、ユーザ(例えば、第2ユーザ)が利用中または利用直後の店舗が推定される。
より具体的には、ステップST301−5においては、滞在登録店舗推定部42は、ユーザ端末位置情報取得部41によって取得された第2ユーザ端末位置情報と、複数の登録店舗の各々の位置を示す登録店舗位置情報とに基づいて、第2ユーザが利用中または利用直後の店舗である登録店舗を推定する。なお、ステップST301−5において、ユーザ(例えば、第2ユーザ)が利用中または利用直後の店舗を推定する手法としては、第1の実施形態における滞在登録店舗の推定と同様の手法を採用可能である。よって、ユーザが利用中または利用直後の店舗を推定する手法についての繰り返しとなる説明は省略する。
ステップST301−5において、ユーザが利用中または利用直後の店舗が推定されると、ステップST301−6において、質問情報送信部43が、質問情報を、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)に送信する。続いて、図28(c)に例示されるように、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)のスクリーン20には、利用中または利用直後の登録店舗に関する質問が表示される。当該質問の表示は、ポップアップ形式で行われることが好ましい。
一例として、質問情報送信部43が、質問情報を、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)に送信すると、スクリーン20には、店舗評価に関する選択肢(図28(c)に記載の例では、多段階評価の選択肢、より具体的には、5段階評価の選択肢)が表示される。なお、図28(c)において、〇〇ファミレスは、ブランド(例えば、会社名)に対応し、△△店は、チェーン店の店名に対応する。
図28(c)に記載の例では、スクリーン20上に、店舗評価に関する選択肢に加えて、「利用していないので、店舗名を入力して評価を行う」ことを選択する選択肢208が表示されている。この場合、滞在登録店舗推定部42による店舗の推定に誤りがあった場合でも、ユーザは、自ら評価したい店舗を特定して、店舗の評価を行うことができる。
図28(c)に示されるスクリーン20上の選択肢において、店舗評価に関する選択肢の何れかがユーザによって選択されると(例えば、「良くなかった」に対応する「1」がタップされると)、図30に例示されるように、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)のスクリーン20には、推定された登録店舗についてのコメント入力欄21が表示される(ステップST301−7)。当該コメント入力欄21にコメントが入力された後の処理は、第2の実施形態における第2ステップST102以降の処理と同様である。このため、コメント入力欄21にコメントが入力された後の処理についての繰り返しとなる説明は省略する。
他方、図28(c)に示されるスクリーン20上の選択肢において、「利用していないので、店舗名を入力して評価を行う」ことが選択されると、ユーザ端末2(例えば、第2ユーザ端末2B)のスクリーン20には、評価対象店舗を入力する入力画面23が表示される(図28の矢印C、および、図29(a)を参照。)。