JP2020187104A - 超音波高速スキャン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、モータの回転運動を直線運動に変換させて、これに備えられるプローブを高速移動させて被検体を高速スキャンするようにした超音波高速スキャン装置を提供する。
【解決手段】本発明の一実施例に係る超音波高速スキャン装置は、被検体が収納される本体と、前記本体に一方向に直線移動されるように装着されるマウンティングプレートと、前記マウンティングプレートに装着され、プローブを前記マウンティングプレートの運動方向と直交する方向に直線移動させる駆動ユニットと、を備え、前記駆動ユニットは、前記マウンティングプレートに対して固定されるモータと、前記モータに連結され、前記マウンティングプレートに対して回転運動する回転体と、前記回転体に連結ロッドで連結されてマウントプレートに対して直線移動される移動ロッドと、前記移動ロッドに固定されるプローブと、を含むことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、超音波高速スキャン装置に係り、より詳細には、モータの回転運動を直線運動に変換させて、高速スキャンの可能な超音波高速スキャン装置に関する。
一般的に、超音波システムは、多様に応用されている重要な診断システムの中の一つである。特に、超音波システムは、オブジェクトに対して非侵襲および非破壊の特性を持っているので、様々な分野で広く利用されており、近年は、オブジェクトの内部形状の2次元または3次元の映像を生成するのに利用されている。
このような超音波システムは、超音波信号を送信及び受信するために、広帯域のトランスデューサを含むプローブを備えている。トランスデューサが電気的に刺激されれば、超音波信号が生成されてオブジェクトに伝達される。オブジェクトに伝達された超音波信号は、反射されてトランスデューサで電気信号に変換される。変換された電気信号を増幅および信号処理して組織の映像のための超音波映像データが生成される。
一方、従来には、超音波システムの一例として、下記の特許文献1で超音波探傷装置が提案されており、前記提案された超音波探傷装置は、探傷プローブをX、Y、Z軸に移動させながら被検体(オブジェクト)を探傷する技術である。
しかし、先行技術文献1で提案した超音波探傷装置では、探傷プローブがボールネジとベルト駆動機構によりX、Y、Z軸に移動されるが、このようなボールネジとベルト駆動機構は、その構造的特性上、探傷プローブの移動を高速化するのに限界があり、このような限界により、従来の超音波探傷装置では、被検体を高速スキャンすることができないという問題がある。
特開平9−288097号公報
本発明の目的は、モータの回転運動を直線運動に変換させて、これに備えられるプローブを高速移動させて被検体を高速スキャンするようにする超音波高速スキャン装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、回転運動を直線運動に変換する過程で発生するプローブの振動を最小化させて、より正確なスキャンが行われるようにする超音波高速スキャン装置を提供することにある。
本発明のまた他の目的は、移動ロッドに設けられるプローブの配置構造を変えて移動ロッドの移動距離を最小化し、迅速なスキャンが行われるようにする超音波高速スキャン装置を提供することにある。
本発明の一実施例に係る超音波高速スキャン装置は、被検体が収納される本体と、前記本体に一方向に直線移動されるように装着されるマウンティングプレートと、前記マウンティングプレートに装着され、プローブを前記マウンティングプレートの運動方向と直交する方向に直線移動させる駆動ユニットと、を備え、前記駆動ユニットは、前記マウンティングプレートに対して固定されるモータと、前記モータに連結され、前記マウンティングプレートに対して回転運動する回転体と、前記回転体に連結ロッドにより連結されて、マウントプレートに対して直線移動される移動ロッドと、前記移動ロッドに固定されるプローブと、を含む。
前記回転体は、バー形状の回転ロッドで備えられ、前記回転ロッドは、その一側部に前記連結ロッドが連結され、他側部には、カウンタバランスが結合されている。
前記カウンタバランスが結合される前記回転ロッドに長孔が備えられ、前記カウンタバランスを前記回転ロッドの長さ方向に位置調整できるようにする。
前記回転ロッドに結合される前記カウンタバランスの位置(下記のb)の調整は、次の式によって決められ、
cmr=Bb
ここで、cは補正係数、mは、前記移動ロッド及び前記移動ロッドと共に直線運動する部品(エンコーダ、プローブ、およびこれらを固定するための各種のプレート)を合わせた質量、rは、前記回転ロッドの回転中心点から前記連結ロッドが連結される連結孔の中心点までの距離、Bは、カウンタバランスの質量、bは、前記回転ロッドの回転中心点から前記カウンタバランスの質量中心点までの距離となる。
前記マウンティングプレートには、前記マウンティングプレートの移動方向と直交する方向にリニアガイドが設けられ、前記移動ロッドが前記リニアガイドに結合されて前記リニアガイドに沿って直線移動される。
前記プローブは前記移動ロッドの前記被検体側の端に2つ以上設けられ、前記複数のプローブが移動ロッドの移動方向と平行または直交する方向に所定の間隔離隔されて一列配置されている。
前記プローブを前記移動ロッドに固定する固定治具と、前記プローブの下部に設けられ、前記プローブを連結して支持する支持部材と、をさらに備える。
前記支持部材の前記移動ロッドが並進運動する移動方向の両側の端部は流線型となっている。
前記プローブを前記移動ロッドに固定する固定治具と、前記プローブの下部に設けられ、前記移動ロッドが並進運動する移動方向の両側の端部が流線型の支持部材と、をさらに備える。
前記回転体は、円板状の回転板で備えられ、前記回転板の外周縁部には、連結ロッドが偏心の状態で連結されている。
本発明の他の実施形態に係る超音波高速スキャン装置は、被検体が収納される本体と、前記本体に一方向に直線移動されるように装着されるマウンティングプレートと、前記マウンティングプレートに装着され、プローブを前記マウンティングプレートの運動方向と直交する方向に直線移動させる駆動ユニットと、を備え、前記駆動ユニットは、前記マウンティングプレートに対して回転運動する回転部材と、前記回転部材に連結部材を介して連結され、前記回転部材の回転運動に応じて前記マウンティングプレートに対して直線移動される移動部材と、一端が前記回転部材の回転中心から離れた位置に連結され、他の一端が前記移動部材と連結され、前記回転部材の回転運動を前記移動部材に伝達する連結部材と、前記回転部材の前記回転中心から離れて前記連結部材が連結された位置と反対の位置に結合されるカウンタバランスと、を含む。
本発明の超音波高速スキャン装置によれば、モータの回転運動を連結ロッドを介してプローブの直線運動に変換することにより、直線移動されるプローブによって被検体の高速スキャンを実現することができる。
また、モータの回転運動を、プローブの直線運動に変換する過程で発生する振動をカウンタバランスにより減衰させて、プローブの振動を最小化して、より正確なスキャンを行うことができ、これによりスキャニングの速度を増大させることができる。
なお、移動ロッドに多数のプローブを平行または直交する方向に並列配置することにより、移動ロッドの移動距離を減らしてスキャニングの速度を増大することができる。
本発明の一実施例に係る超音波高速スキャン装置の外形を示す斜視図である。 図1の超音波高速スキャン装置において、プローブを移動させる駆動ユニットの一実施例を示す結合構成図である。 図2の駆動ユニットのそれぞれの構成要素を分離して示す分離斜視図である。 図2の駆動ユニットの動作状態を示す図である。 図2の駆動ユニットのカウンタバランスによる振動低減機能を説明するための図である。 図2の駆動ユニットに備えられるプローブの別の設置例示図である。 本発明の他の実施例に係る駆動ユニットに備えられるプローブの設置例示図である。 本発明の超音波高速スキャン装置に構成される駆動ユニットの他の実施例を示す結合構成図である。 図8の駆動ユニットを詳細に示す分離斜視図である。 図8の駆動ユニットの作動状態を示す図である。 図5のカウンタバランスにより振動を低減させる原理を説明するための概念図である。 本発明の一実施例に係る超音波高速スキャン装置によって被検体をスキャンした結果を概略的に示す図である。
以下、本発明の好ましい実施例を添付の図面を参照して詳細に説明する。
本発明で使用される用語は、本発明の機能を考慮して定義された用語として、これは、使用者、または運用者の意図または慣例によって変わることができるので、このような用語の定義は、本発明の技術的事項に合致する意味と概念として解釈されるべきである。
なお、本発明の実施例は、本発明の権利範囲を限定せず、本発明の請求の範囲に記載された構成要素の例示的な事項に過ぎず、本発明の明細書の全体にわたる技術思想に含まれ、請求の範囲の構成要素で均等物として置換可能な構成要素を含む実施例である。また、本発明の一つの実施例で使用されている要素の技術は、他の実施例でも同様に適用可能である。
また、下記の実施例での選択的な用語は、1つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用されるものであり、構成要素が下記の用語によって制限されるものではない。
一方、本発明を説明するにおいて、本発明の要旨を不明瞭にする危険性のある公知技術の詳細な説明は省略する。
図1〜図10には、本発明に係る超音波高速スキャン装置の構成と、各実施例が示されている。
本発明に係る超音波高速スキャン装置は、モータの回転運動を超音波トランスデューサが含まれたプローブ(probe)の端の直線運動に変換させることにより、回転運動を生成する駆動モータによってプローブを高速で直線移動させて、被検体を高速スキャンするようにする。
図1を参照すると、本発明の一実施例に係る超音波高速スキャン装置は、被検体(図示せず)が収納される本体10と、本体10の上部に設けられ、一方向に直線移動するマウンティングプレート20と、マウンティングプレート20の一面に装着され、プローブ(図示せず)をマウンティングプレート20の運動方向と直交する方向に直線移動させる駆動ユニット100、200と、を含んでいる。
特に、本体10内の被検体が収納される部分には、超音波スキャンの媒質、例えば水が供給され、被検体は、超音波媒質である水の中に浸った状態となっている。前記本体10の上部、すなわち被検体から離隔された上部には、後述されるマウンティングプレート20を支持する一方、マウンティングプレート20の移動を案内するための支持フレーム11が設置されている。支持フレーム11は、図1に示したように、一対の本体10の上部に所定の間隔離隔して一方向(例えばY軸方向)に沿って平行に設置されている。
また、マウンティングプレート20は、一対の支持フレーム11を横切って支持フレーム11が延長される方向と直角方向(例えば、X軸方向)に延長されるように設置されてもよい。この場合に、マウンティングプレート20は、別途の駆動手段(図示せず)により支持フレーム11上でY軸方向に直線移動するようになる。
このとき、マウントプレート20は、X軸方向に沿って本体10の被検体が配置されている部分に向かって下方向(例えばZ軸方向)に垂直な一面、すなわち前面部を持つことができる。マウンティングプレート20の前面部には駆動ユニット100、200が設けられ、駆動ユニット100、200のプローブがマウンティングプレート20に沿ってX方向に直線移動しながら下部に配置されている被検体をスキャンするようになる。前記駆動ユニット100、200は、下記の各実施例別に分けて詳細に説明する。
図2〜図7には、本発明の一実施例に係る超音波高速スキャン装置の駆動ユニットが示されている。
図面を参照すると、超音波高速スキャン装置の駆動ユニット100は、図2と図3に示したように、マウンティングプレート20に対して固定されるモータ120と、モータ120に連結されてマウンティングプレート20に対して回転運動する回転体170と、回転体170に連結ロッド160により連結されてマウントプレート20に対して直線移動される移動ロッド150と、移動ロッド150に固定されるプローブ154と、を含んでいる。
このとき、マウントプレート20の前面部にはベースプレート110が結合固定され、モータ120がベースプレート110に固定されるように設置され、回転体170が、モータ120の回転軸に締結されてベースプレート110に対して回転運動するようになる。また、移動ロッド150がベースプレート110に直線移動されるように設置されている。この場合に、駆動ユニット100が、別途のベースプレート110に設置されるようにすることにより、駆動ユニット100の設置の自由度が大きくなり、作業性が向上することができる。
このとき、モータ120は、ベースプレート110の後面部に結合固定され、モータ120の回転軸に該当するモータ軸がベースプレート110を貫通して前面部に突出することができる。また、回転体170は、モータ120のモータ軸に連結されてベースプレート110の前面部で回転するようになる。移動ロッド150は、連結ロッド160を介して回転体170と連結されてベースプレート110の前面部で直線移動するになる。
このとき、移動ロッド150は、ベースプレート110の一軸(例えば、X軸)に沿って両方向に直線運動するように、X軸方向に拘束されるように設けられている。このため、マウンティングプレート20またはベースプレート110にリニアガイド130が固定設置され、移動ロッド150がリニアガイド130に結合されてリニアガイド130に沿って直線移動するように設けられている。
この場合、モータ120のモータ軸の回転運動がモータ軸に固定結合された回転体170を回転させ、回転体170に一端が回動可能に結合された連結ロッド160を動かすことができる。また、連結ロッド160の運動によって連結ロッド160の他端に回動可能に結合された移動ロッド150を動かすことができる。このとき、移動ロッド150は、リニアガイド130によって、その運動が拘束されて、リニアガイド130に沿ってX軸方向に運動することになる。このとき、モータ軸の回転によって回転体170が回転運動し、回転体170の回転運動によって決められる限界内で、移動ロッド150が並進運動することになる。
一方、回転体は、回転部材としてバー形状の回転ロッド170になることができる。連結ロッド160は、バー形状を有することができ、本発明はこれに限定せず、様々な形状の連結部材でもよい。移動ロッド150は、バー形状を有することができ、本発明はこれに限定せず、様々な形状の移動部材でもよい。
一方、プローブ154は、移動ロッド150に結合固定されて移動ロッド150と共に運動しながら、移動ロッド150の運動によって生成される軌跡に沿って被検体を超音波スキャンしながら被検体のイメージが入力される。このため、プローブ154は、入力される電気信号によって超音波信号を出力し、被検体から反射される超音波が入力されて、再び電気信号に変換するトランスデューサを含むことができる。
一方、ベースプレート110は、マウンティングプレート20と同じ長方形のプレートとして、マウンティングプレート20の前面部に一定の間隔離隔されたまま平行に固定設置されている。前記ベースプレート110は、その後面部に備えられている多数の結合軸111がマウンティングプレート20の前面部に結合されて固定されている。
また、ベースプレート110の前面部には、リニアガイドのガイドレール130が埋設される結合孔113と案内孔112とが備えられている。このとき、結合孔113と案内孔112は、連通された構造で形成されるが、結合孔113よりは案内孔112がより大きな内径を有するように形成されている。このように案内孔112を結合孔113より大きく形成して、結合孔113との間に境界面を形成することによって、リニアガイドのガイドレール130に沿って移動する移動ロッド150の行程を構造的に案内孔112に対応した距離に制限することができるようになる。
一方、上述のようにベースプレート110の結合孔113と案内孔112に備えられているリニアガイドは、リニアガイドレール130と、スライダ140と、を含んでいる。リニアガイドレール130は、結合孔113と案内孔112を貫通するように備えられており、スライダ140は、リニアガイドレール130に結合されてリニアガイドレール130の長さ方向に沿って直線移動される。このとき、スライダ140は、リニアガイドレール130より外側にさらに突出するように備えることによって、ベースプレート110の結合孔113側へは進入できずに結合孔113より大きな内径を有する案内孔112でのみ移動されるので、移動ロッド150の行程を案内孔112内に制限することになる。
また、このようなスライダ140の外側面には、移動ロッド150が結合固定されることにより、移動ロッド150の最大の行程は、案内孔112の長さに対応する距離に制限することができ、各ロッド150、160、170によって案内孔112の長さより短い距離(図4のLまたは図10のL')に制限することができる。
一方、ベースプレート110の後面部に備えられているモータ120は、正回転及び逆回転駆動が可能なステップモータとして備えられており、移動ロッド150の移動量を精密に制御して調節するようになる。ただし、本発明の一実施例に係る超音波高速スキャン装置では、連結ロッド160によって回転体170の一方向の回転を移動ロッド150の並進運動に変換することにより、モータ120の一方向駆動によって簡単に移動ロッド150の並進運動を実現することができる。したがって、簡単な制御及び高速並進運動の実現が可能になることによって、超高速超音波スキャンが可能になる。
モータ120のモータ軸に連結される回転体は、平らな(flat)バー(bar)形状の回転ロッド170として備えられており、回転ロッド170は、その一側部に連結ロッド160が連結され、他側部には、カウンタバランス180が結合されている。このとき、カウンタバランス180は、回転ロッド170と共に回転しながら、エネルギーを格納することによって、連結ロッド160を介して移動ロッド150と共に直線運動するすべての構成要素の直線並進運動によって発生する振動を吸収することができる。したがって、カウンタバランス180は、移動ロッド150の並進運動によって発生する震え現象を緩和させて、すべてのシステムが安定して動作することができるようにする。
一方、カウンタバランス180が存在しない場合に、超音波スキャン装置によって、プローブのスキャニング速度を高めるために、モータの回転速度を高めた場合、移動ロッド150が震えて、正確なスキャニングができなくて、それ以上のスキャン速度を高めることができないようになる。特に、移動ロッド150の運動方向が逆に変わる地点で、その震えが非常に大きくなる問題が発生した。これに対して、本発明の一実施例に係る超音波高速スキャン装置では、カウンタバランス180を使用することによって、モータの回転速度を高めた場合でも、移動ロッド150の震え現象が顕著に減って、プローブ154による被検体のスキャニング速度を著しく増加させることができた。
このため、回転ロッド170の中央部には、モータ120のモータ軸が連結される回転中心孔171が形成され、両側部には、それぞれ連結孔172と長孔173が形成されている。前記連結孔172には、連結ロッド160の一側の端部がベアリングを媒介して相対回転可能に結合され、長孔173には、カウンタバランス180が固定されるように結合されるようになる。
このとき、連結孔172は、回転ロッド170の一側の端部に単一の孔で形成されており、長孔173は、回転ロッド170の他側の端部に回転ロッド170の長さ方向に長く穿孔された複数の孔で形成されている。これは、モータ120によって回転ロッド170が高速回転するときに、カウンタバランス180が回転ロッド170に1つの長孔で結合されていれば、カウンタバランス180に作用する慣性力によって、カウンタバランス180が回転ロッド170上で回転されて、重心が乱れることができるので、カウンタバランス180は、回転ロッド170に複数の長孔173で結合固定されている。これは、回転ロッド170の高速回転の時に、カウンタバランス180の回転を防止することができる。
さらに、上述のように、長孔173が回転ロッド170の長さ方向に長く形成されているので、長孔173に結合固定されるカウンタバランス180の位置を回転ロッド170上で移動させて可変させることができ、これにより、移動ロッド150に具備されるプローブ154およびプローブの質量の変化によって、カウンタバランス180の位置を調整して、回転ロッド170の両側に作用する力(慣性力)の均衡を維持して、回転ロッド170の高速回転の時に発生する振動を減衰させることができるようになる。
また、カウンタバランス180は、図3及び図5に示されたように、回転ロッド170の一側の端部、すなわち長孔173側の端部が結合される結合溝181が段差になるように形成され、前記結合溝181と回転ロッド170は、形状を合わせることによって、相対回転が不可能に結合し、これによって、回転ロッド170の高速回転の時、カウンタバランス180の回転を防止することができる。前記結合溝181の底面には、回転ロッド170の長孔173と一致する複数の締結孔182が形成され、前記締結孔182は、長孔173上で、その位置が調節された状態で締結手段により結合固定されている。
図11は、カウンタバランス180によって振動低減原理を説明する図である。示されたように、移動ロッド150の運動による一次力による不均衡力(primary unbalanced force)m*ω^2*r*cosθが、回転中心Oから半径rの位置にある回転質量mによって作られる遠心力によるものとみなすことができる。このとき、不均衡力は移動ロッド150の運動に応じて点OからPに向かってストロークラインに沿って一定の方向に、回転ロッド170の回転の角度に応じて、その大きさが変わることができる。
このとき、移動ロッド150の運動による一次不均衡力は、移動ロッド150の運動による等価質量mに対して回転ロッド170上の原点Oを基準に反対側の半径bの位置にあるカウンタバランス180の質量Bによってバランシングされる。この場合に、カウンタバランス180による均衡力は一定の大きさB*ω^2*bを有し、回転ロッド170の回転の角度に応じて方向が変わる。
このとき、回転ロッド170の回転角度に応じて、一定の方向に大きさが変わる等価質量mによる一次力不均衡力(primary unbalanced force)m*ω^2*r*cosθは一定の大きさを有し、その方向が変わるカウンタバランス180の質量Bによる均衡力(balancing force)B*ω^2*bによってバランシングされる。つまり、この場合、式1の関係式によって等価質量mにより発生する不均衡力は、カウンタバランス180の質量Bによってバランシングされる。
一方、等価質量mによる不均衡力は、一次力による不均衡力と二次力による不均衡力が存在することができるが、二次力による不均衡力は、一次力による不均衡力に比べて、その大きさが小さくて無視して計算した。また、一次力の不均衡力は回転ロッド170の回転の角度に応じて、その方向は一定であるが、その大きさが変わり、均衡力は大きさは一定であるが、その方向が変わる点を考慮して近似化し、補正係数cを導入して、式1のように簡略化してカウンタバランス180の位置を決めることができる。したがって、比較的簡単な計算式によってカウンタバランス180の位置を決めることができるので、容易にシステムの震え現象を改善することができる。
このように、回転ロッド170の長孔173上で位置調節されるカウンタバランス180の位置は、次の式によって決められる。このとき、補正係数cは、実験を通して震え現象が最も少なく発生する値を繰り返してシミュレーションまたは実験によって予め決めて、定数として使用することができる。
[式1]
cmr=Bb
ここで、cは補正係数として0.5であり、mは移動ロッド150及び移動ロッド150と共に直線運動する部品(エンコーダ152、トランスデューサ154、およびこれらを固定するための各種プレート)を合わせた質量であり、rは回転ロッド170の回転中心孔171から連結ロッド160が連結される連結孔172の中心点までの距離であり、Bはカウンタバランス180の質量であり、bは回転ロッド170の回転中心孔171からカウンタバランス180の質量中心cまでの距離である(図5参照)。
一方、上述のように、式の左側辺のcとrは一定の値であり、mは移動ロッド150に備えられるプローブ154の個数に応じて可変する質量値である。
したがって、mの質量値に応じてカウンタバランス180の質量B、または回転ロッド170の回転中心孔171からカウンタバランス180の質量中心点cまでの距離bを調整して、回転ロッド170の両側に作用する力(慣性力)を相殺させて振動を減衰させることで、プローブの振動を最小化することができる。
一方、図11を参照して、式1で数学的な計算によって補正係数cの値を計算することができる。等価質量mに対して繰り返し運動によってx方向に力を加えると、等価質量mによる不均衡力(unbalanced force)は、x方向m*ω^2*r*cosθになれる。また、クランクピンCを基準に半径bの質量Bを有するカウンタバランスによる力がx方向の成分B*ω^2*b*cosθとy方向の成分B*^2*b*sinθを発生する。mr=Bbメカニズムでは、θが0°または180°で均衡を維持することができる。しかし、θが0°または180°以外の領域では、x方向へは均衡を維持するが、y方向へはB*ω^2*b*sinθだけ機構の振動を起こすことになる。
このとき、すべての値で均衡を維持するために、式1のc値を0<c<1とすることができる。したがって、x方向の不均衡力はm*ω^2*r*cosθ−B*ω^2*b*cosθとなり、これは式1を反映すれば、c*m*ω^2*r*cosθになり、y方向の不均衡力はB*ω^2*b*sinθになり、これは式1を反映すれば、c*m*ω^2*r*sinθになる。x方向の不均衡力とy方向の不均衡力とを合成して、不均衡合力を求め、すべてのθ値に対して不均衡合力が最小になるcの値を調べて、その値を使用すると、式1によって不均衡合力が最小になる条件で、等価質量mが繰り返し運動することができるようになる。この時のc値を求めると、0.5になる。
この場合、クランクピンCを基準に半径bの質量Bを有するカウンタバランスによって振動が最小となる条件で、等価質量mが繰り返して運動するようになる。したがって、システム全体の振動を最小化することができ、それに応じて、超音波スキャン速度を増加させて、超高速超音波スキャンが可能になる。
一方、上述のように、回転ロッド170と移動ロッド150との間には、連結ロッド160が備えられており、連結ロッド160は、その両側の端部に連結軸161が突出されるように備えられており、両連結軸161は、それぞれ回転ロッド170の連結孔172と移動ロッド150の連結孔151にベアリングを媒介として相対回転可能に結合されている。これにより、連結ロッド160は、回転ロッド170の回転運動を移動ロッド150の直線運動に変換させる媒介体の役割を果たすことになる。
一方、移動ロッド150は、リニアガイドレール130に備えられているスライダ140の外側面に結合固定され、このように具備される移動ロッド150は、リニアガイドレール130と垂直に直交する方向に設置されている。また、移動ロッド150の上部と下端部には、エンコーダ152とプローブ154がそれぞれ結合固定され、移動ロッド150の下端部には、プローブ154が連結されて、トランスデューサを介して本体10に収納された被検体を超音波スキャンするようになる。
また、スライダ140の中心と一致する移動ロッド150の一側には連結孔151が形成され、連結ロッド160の一側の連結軸161がベアリングを媒介として回転可能に結合されることにより、モータ120による回転ロッド170の回転の時に、連結ロッド160によって移動ロッド150がスライダ140を媒介としてリニアガイドレール130に沿って直線移動するようになる。
一方、通常の超音波スキャン装置では、プローブ154が並進する両端の位置で動きが反転される。つまり、プローブ154が両端に到達すると、一方向の運動を停止して、反対方向に新たな運動を始めることになる。特に、超音波スキャン装置では、被検体上のプローブ154の端が超音波媒質、例えば水中に沈めた状態で運動することになる。この場合には、プローブ154が並進する両端の位置で激しい水跳ね現象が発生することができる。
このような問題を解決するために、駆動ユニット100は、プローブ154を移動ロッド150に固定する固定治具153と、プローブ154の下部に設置され、移動ロッド150が並進運動する移動方向(X軸方向)の両側の端部が流線型である支持部材155と、をさらに含んでいる。つまり、プローブ154の被検体側の端部を支持しながら、超音波媒質、例えば水中に少なくとも一部浸かる支持部材155の両側の端部が流線型となっている。したがって、プローブ154が並進する両端の位置で水跳ね現象を緩和させることができる。
一方、プローブ154は、移動ロッド150の被検体側の端に2つ以上設けることができる。この場合、複数のプローブ154が同時に被検体の他の領域をスキャンすることにより、一つの被検体に対して移動ロッド150を動かす範囲または回数を減らし、高速スキャニングが可能になる。図2及び図3には、プローブ154が2つ設けられている実施例が示されており、図6及び図7には、プローブ154が3つ設けられている実施例が示されている。この場合、2つ以上のプローブ154のそれぞれを介して入力されたイメージが合成されて、全体のイメージを得るようになる。このとき、イメージの処理によって同じ部分が重なる部分を認識して、一部で入力されるイメージに対して当該の部分を削除して合成する必要がある。
このとき、複数のプローブ154を移動ロッド150の移動方向と平行または直交する方向に所定の間隔離隔して、一列に配置することができる。図6には、移動ロッド150の移動方向と平行な方向に一定の間隔離隔されるように一列に配置されている実施例が示されている。図7には、移動ロッド150の移動方向と直交する方向に一定の間隔離隔されるように一列に配置されている実施例が示されている。
一方、2つまたはそれ以上のプローブ154を一定の間隔離隔するように配置することができる。この場合、2つ以上のプローブ154を介して入力される映像を処理するときに、比較的簡単なアルゴリズムにより合成して、全体のイメージを得ることができるようになる。
一方、プローブ154は、移動ロッド150の下端部に設けられる別途の固定治具153により固定されている。特に、この場合に、2つ以上のプローブ154が設けらている場合、プローブ154の相対位置を一定に固定することができるようになる。
また、上述のように並列配置されているプローブ154は、固定治具153の位置によって移動ロッド150の移動方向と平行または直交する方向に配置することもできる。
すなわち、図6に示したように、固定治具153−1が移動ロッド150の移動方向と平行な方向に設けられている場合には、固定治具153−1に一列に並列配置される多数のプローブ154−1がX軸方向に配列されることにより、移動ロッド150の移動距離が短くなるので、それぞれのプローブ154−1を介して被検体を高速で超音波スキャンすることができるようになる。
また、図7に示したように、固定治具153−2が移動ロッド150の移動方向と直交する方向に設けられている場合には、多数のプローブ154−2がY軸方向に備えられることにより、マウンティングプレート20の移動距離が短くなるので、それぞれのプローブ154−2を介して被検体を高速で超音波スキャンすることができるようになる。
また、支持部材155−1、155−2がプローブ154−1、154−2の下部に設けられ、プローブを連結して支持している。この場合、複数のプローブ154−1、154−2をさらに安定的に支持することができる。
このとき、支持部材155−1、155−2は、移動ロッド150が並進運動する移動方向の両側の端部が流線型になっている。この場合、本体10の水中で支持部材155−1、155−2の移動の時、円滑な移動を誘導するだけでなく、水跳ね現象を最小化することができる。
一方、本発明の一実施例に係る超音波高速スキャン装置は、次のように動作することができる。
まず、本体10の内部に超音波スキャンしようとする被検体を収納した状態で、駆動ユニット100のモータ120が作動されれば、モータ120に連結された回転ロッド170が回転する。
このとき、回転ロッド170の一側に連結ロッド160を媒介として連結された移動ロッド150に作用する質量値に基づいて、回転ロッド170の他側に備えられているカウンタバランス180の質量B、またはカウンタバランス180の位置を調整して、回転ロッド170の両側に作用する力の均衡を合わせた状態である。
このように回転ロッド170が回転すれば、図4に示したように、回転ロッド170に連結された連結ロッド160の一側の端部が回転ロッド170と共に回転運動し、移動ロッド150に連結されて拘束された連結ロッド160の他側の端部は、直線往復運動をするようになる。
したがって、上述のように回転ロッド170の回転運動を直線運動に変換させる連結ロッド160によって移動ロッド150は、リニアガイドレール130に沿って高速で直線往復移動するようになり、前記移動ロッド150の直線移動により、プローブ154は被検体上でX軸方向に直線移動しながら、被検体を超音波スキャンすることになる。
このとき、プローブ154は、図4に示したように、被検体のX軸方向に完全に移動されて、スキャンした後、マウンティングプレート20が本体10のY軸方向に移動され、マウンティングプレート20の移動の後にプローブ154は、前述した逆方向である−X軸方向に直線移動しながら、被検体を連続して高速スキャンすることになる。
図8〜図10は、本発明の他の実施例に係る超音波高速スキャン装置の駆動ユニットを示している。
まず、本実施例を説明する前に、前述した実施例と同じ部分については、前述した実施例の説明を参照して、前述した実施例と異なる部分についてのみ詳細に説明する。
本発明の他の実施例に係る駆動ユニット200は、図8と図9に示したように、マウンティングプレート20の前面部に結合固定される第1ベースプレート210と、第1ベースプレート210の前面部に第1ベースプレート210と一定の間隔を維持したまま離隔して備えられている第2ベースプレート230と、第1ベースプレート210の後面部に結合固定され、モータ軸が第1及び第2ベースプレート210、230を貫通して前面部に突出するように備えられているモータ220と、モータ220のモータ軸に連結されて、ベースプレート210の前面部で回転する回転体、すなわち円板状の回転板240と、回転板240に第1及び第2連結ロッド250、260として連結されて、第2ベースプレート230の前面部で直線移動される移動ロッド290と、移動ロッド290に結合固定される一方、被検体を超音波スキャン(探傷)するプローブ293とを含んでいる。
ここで、第1ベースプレート210の背面に備えられている結合軸211と、第2ベースプレート230の貫通孔231と固定溝232(図2の案内孔112と結合孔113に対応)と、リニアガイドレール270と、スライダ280と、エンコーダ291と、固定治具292と、プローブ293は、図2に示された実施例の構成と同様であるので、これの説明は省略し、回転板240と、これに連結されている各ロッド250、260、290のみに対して詳細に説明する。
回転板240は、正円からなる円板で備えられており、その前面の一側の外周縁部には、第1連結ロッド250との連結のための連結軸241が突出されるように備えられている。前記連結軸241は、ベアリングを媒介として、第1連結ロッド250と結合することにより、第1連結ロッド250と相対回転が可能な状態で連結されている。
また、第1連結ロッド250は、平坦なバー(bar)で備えられており、その一側の端部には、回転板240の連結軸241が回転可能に結合され、他側の端部には、他の連結軸251が突出されるように備えられている。この連結軸251もベアリングを媒介として第2連結ロッド260と結合することにより、第2連結ロッド260と相対回転が可能な状態で連結されて備える。したがって、回転板240に連結された第1連結ロッド250の一側の端部は、回転板240と共に回転運動され、第2連結ロッド260に連結されて拘束された第1連結ロッド250の他側の端部は、直線往復運動するようになる。このとき、直線往復移動する第1連結ロッド250は、回転板240の直径ほど直線移動する。
第2連結ロッド260は、長方形のプレートで備えられており、その中心部には、第1連結ロッド250の連結軸251がベアリングを媒介として結合される連結孔261が備えられている。これにより、第2連結ロッド260は、第1連結ロッド250に相対回転可能な状態で連結されて、第1連結ロッド250の直線移動の時に、第1連結ロッド250と共にリニアガイドレール270に沿って直線移動される。このとき、第2連結ロッド260は、リニアガイドレール270に結合されたスライダ280を囲んだ状態で結合固定してスライダ280と共に一体に移動される。
また、移動ロッド290は、スライダ280の外側面に結合固定されてスライダ280及び第2連結ロッド260と共にリニアガイドレール270に沿って直線移動され、直線移動される移動ロッド290の行程は、回転板240の直径に対応する距離だけ移動される。
したがって、上述のように、回転板240の直径に該当する行程を有する移動ロッド290は、直線往復移動距離が短くて、回転板240の高速回転の時にも前述した図2に示された実施例に比べて、相対的に振動が小さく発生するので、前述した実施例でのカウンタバランス180を備えていなくても、プローブの振動を最小化することができる。ただし、本実施例でも、カウンタバランスを使用して振動をさらに低減する実施例も可能である。
図12は、本発明の一実施例に係る超音波高速スキャン装置において図2の駆動ユニットを使用して被検体をスキャンした結果を示す。この時、図2の駆動ユニットを使用して被検体をスキャンした測定結果が表1に示されている。表1には、先行技術文献に記載された構成と同様の構成を有する従来の超音波スキャン装置(比較例)により、図12の場合と同じ被検体に対する測定結果を共に比較して示した。
両者の場合、同じ被検体に対して同じスキャンステップ100um、400個のBスキャンを適用したとき、従来の超音波スキャン装置は、一つのラインあたり1秒がかかり、全体400秒がかかった。これに対して、本発明の図2に示された実施例を適用した場合は、1つのラインあたり0.05秒がかかり、全体20秒がかかった。すなわち、本発明の図2に示された実施例を適用した場合に、図12に示された品質のスキャン結果を得ると同時に、比較例に比べて速度を20倍向上させることができる顕著な効果を得ることができる。
一方、超音波スキャン装置は、印刷回路基板と建築資材などを含む様々な被検体の断面を非破壊的にスキャンすることができる。このとき、製品の生産性を考慮すると、そのスキャン速度は非常に重要な要素である。特に、実際の現場で印刷回路基板の回路の不良を検査するのに時間がかかりすぎて、全体のラインの生産性が大幅に低くなるという問題があった。
しかし、表1に示したように、本発明の一実施例に係る図2の駆動ユニットを使用する場合、比較例に比べて顕著に高速で図12のように被検体をスキャンした。
以上、本発明を具体的な実施例を通じて詳細に説明したが、これは本発明を具体的に説明するためのものであり、本発明はこれに限定されず、本発明の技術的思想内で当分野の通常の知識を有する者であれば、その変形や改良が可能であることは明らかである。本発明の簡単な変形または変更は、本発明の範囲に属するものとして、本発明の具体的な保護範囲は、添付された特許請求の範囲によって明確になる。
10 本体
11 支持フレーム
20 マウンティングプレート
100、200 駆動ユニット
110 ベースプレート
111、211 結合軸
112 案内孔
113 結合孔
120 モータ
130、270 リニアガイドレール
140、280 スライダ
150、290 移動ロッド
151、172、261 連結孔
152、291 エンコーダ
153、292 固定治具
154、293 プローブ
160 連結ロッド
170、240 回転ロッド
171 回転中心孔
173 長孔
180 カウンタバランス
181 結合溝
182 締結孔
210 第1ベースプレート
220 ステップモータ
230 第2ベースプレート
231 貫通孔
232 固定溝
161、241、251 連結軸
250 第1連結ロッド
260 第2連結ロッド

Claims (11)

  1. 被検体が収納される本体と、
    前記本体に一方向に直線移動されるように装着されるマウンティングプレートと、
    前記マウンティングプレートに装着され、プローブを前記マウンティングプレートの運動方向と直交する方向に直線移動させる駆動ユニットと、を備え、
    前記駆動ユニットは、
    前記マウンティングプレートに対して固定されるモータと、
    前記モータに連結され、前記マウンティングプレートに対して回転運動する回転体と、前記回転体に連結ロッドで連結されてマウントプレートに対して直線移動される移動ロッドと、
    前記移動ロッドに固定されるプローブと、を含むことを特徴とする超音波高速スキャン装置。
  2. 前記回転体は、バー形状の回転ロッドで備えられ、
    前記回転ロッドは、その一側部に前記連結ロッドが連結され、他側部には、カウンタバランスが結合されることを特徴とする請求項1に記載の超音波高速スキャン装置。
  3. 前記カウンタバランスが結合される前記回転ロッドに長孔が備えられ、
    前記カウンタバランスを前記回転ロッドの長さ方向に位置調整できるようにすることを特徴とする請求項2に記載の超音波高速スキャン装置。
  4. 前記回転ロッドに結合される前記カウンタバランスの位置(下記のb)の調整は、次の式によって決められ、
    cmr=Bb
    ここで、cは補正係数、
    mは、前記移動ロッド及び前記移動ロッドと共に直線運動する部品(エンコーダ、プローブ、およびこれらを固定するための各種のプレート)を合わせた質量、
    rは、前記回転ロッドの回転中心点から前記連結ロッドが連結される連結孔の中心点までの距離、
    Bは、カウンタバランスの質量、
    bは、前記回転ロッドの回転中心点から前記カウンタバランスの質量中心点までの距離になることを特徴とする請求項3に記載の超音波高速スキャン装置。
  5. 前記マウンティングプレートには、前記マウンティングプレートの移動方向と直交する方向にリニアガイドが設けられ、
    前記移動ロッドが前記リニアガイドに結合されて前記リニアガイドに沿って直線移動されることを特徴とする請求項1に記載の超音波高速スキャン装置。
  6. 前記プローブが前記移動ロッドの前記被検体側の端に2つ以上設けられ、
    複数の前記プローブが移動ロッドの移動方向と平行または直交する方向に所定の間隔離隔されて一列配置されることを特徴とする請求項1に記載の超音波高速スキャン装置。
  7. 前記プローブを前記移動ロッドに固定する固定治具と、
    前記プローブの下部に設けられ、前記プローブを連結して支持する支持部材と、をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の超音波高速スキャン装置。
  8. 前記支持部材の前記移動ロッドが並進運動する移動方向の両側の端部が流線型であることを特徴とする請求項7に記載の超音波高速スキャン装置。
  9. 前記プローブを前記移動ロッドに固定する固定治具と、
    前記プローブの下部に設けられ、前記移動ロッドが並進運動する移動方向の両側の端部が流線型である支持部材と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の超音波高速スキャン装置。
  10. 前記回転体は、円板状の回転板で備えられ、
    前記回転板の外周縁部には、連結ロッドが偏心の状態で連結されることを特徴とする請求項1に記載の超音波高速スキャン装置。
  11. 被検体が収納される本体と、
    前記本体に一方向に直線移動されるように装着されるマウンティングプレートと、
    前記マウンティングプレートに装着され、プローブを前記マウンティングプレートの運動方向と直交する方向に直線移動させる駆動ユニットと、を備え、
    前記駆動ユニットは、
    前記マウンティングプレートに対して回転運動する回転部材と、
    前記回転部材に連結部材を介して連結され、前記回転部材の回転運動に応じて前記マウンティングプレートに対して直線移動される移動部材と、
    一端が前記回転部材の回転中心から離れた位置に連結され、他の一端が前記移動部材と連結され、前記回転部材の回転運動を前記移動部材に伝達する連結部材と、
    前記回転部材の前記回転中心から離れて前記連結部材が連結された位置と反対の位置に結合されるカウンタバランスと、を含むことを特徴とする超音波高速スキャン装置。

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