JP2020186926A - 測定装置及び被検査体の測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで管状の被検査体の内面の形状を容易に測定することができる測定装置を得る。【解決手段】測定装置10は、パイプ50の内部に挿入される長尺板状の支持体12と、支持体12をパイプ50の軸方向に沿って移動させる電動シリンダ14と、支持体12の上面12Aの一端12B側に設けられ、レーザ光を照射する照射部と、レーザ光を受光する受光部と、を備えたレーザ変位計16と、支持体12の上面12Aの他端12C側に設けられ、照射部から照射されたレーザ光を反射させてパイプ50の内面50Aに当て、内面50Aで反射したレーザ光を受光部の側へ反射させるプリズム18と、を有し、照射部から照射されて受光部に戻るレーザ光を検出することにより、パイプ50の内面50Aの形状を測定する構成とされている。【選択図】図4

Description

本発明は、測定装置及び被検査体の測定方法に関する。
下記特許文献1には、レーザ光発振器を備える本体部に回転筒体を回転自由に連結してその中空のレーザ誘導空間を通してレーザ光発振器からのレーザ光を小孔内部表面に送る一方、この内部表面からの反射光を回転筒体の内周面に環状に且つ長さ方向に沿って配設する光ファイバーを通して回収し、単一の回転筒体の内部表面に照射光と反射光の光路を形成する検査装置が開示されている。
特開2010−85332号公報
特許文献1に記載の検査装置では、レーザ光を対象物に当て、対象物から反射されたレーザ光を検出することにより、対象物の表面の傷の有無を検査している。すなわち、特許文献1では、対象物の内面の形状を測定することは開示されていない。また、特許文献1に記載の検査装置では、装置全体の構成が複雑であり、コストが上昇する。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、低コストで管状の被検査体の内面の形状を容易に測定することができる測定装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1の発明に係る測定装置は、管状の被検査体の内部に挿入される長尺板状の支持体と、前記支持体を前記被検査体の軸方向に沿って移動させる電動シリンダと、前記支持体の一方の面の一端側に設けられ、レーザ光を照射する照射部と、レーザ光を受光する受光部と、を備えたレーザ変位計と、前記支持体の一方の面の他端側に設けられ、前記照射部から照射されたレーザ光を反射させて前記被検査体の内面に当て、前記被検査体の内面で反射したレーザ光を前記受光部の側へ反射させる反射部と、を有し、前記照射部から照射されて前記受光部に戻るレーザ光を検出することにより、前記被検査体の内面の形状を測定する構成とされている。
請求項1に記載の測定装置によれば、電動シリンダにより長尺板状の支持体を管状の被検査体の内部に挿入し、被検査体の軸方向に沿って移動させる。支持体の一方の面の一端側には、レーザ変位計が設けられており、レーザ変位計の照射部からレーザ光が照射される。支持体の一方の面の他端側には、反射部が設けられており、照射部から照射されたレーザ光を反射部で反射させて被検査体の内面に当てる。さらに、被検査体の内面で反射したレーザ光を反射部で受光部の側へ反射させ、受光部に戻るレーザ光を検出することにより、被検査体の内面の形状が測定される。このため、測定装置では、低コストで管状の被検査体の内面の形状を容易に測定することができる。
請求項2の発明に係る測定装置は、請求項1に記載の測定装置において、前記反射部は、前記支持体の一方の面に対して前記レーザ変位計から離れる方向に斜めに配置された反射面を有するプリズムである。
請求項2に記載の測定装置によれば、支持体の一方の面に対してレーザ変位計から離れる方向に斜めに配置された反射面を有するプリズムが設けられており、照射部から照射されたレーザ光を反射面で反射させて被検査体の内面に当て、被検査体の内面で反射したレーザ光を反射面で反射させることで、レーザ光をロス率が少なく受光部の側に導くことができる。
請求項3の発明に係る測定装置は、請求項1又は請求項2に記載の測定装置において、前記電動シリンダにより、前記支持体を所定の速度で前記被検査体の内部の軸方向に移動させ、前記照射部から照射されて前記受光部に戻るレーザ光を検出することにより、前記被検査体の軸方向に沿った前記被検査体の内面の形状を測定する構成とされている。
請求項3に記載の測定装置によれば、電動シリンダにより、支持体を所定の速度で被検査体の内部の軸方向に移動させる。そして、照射部から照射されたレーザ光を反射部で反射させて被検査体の内面に当て、被検査体の内面で反射したレーザ光を反射部で受光部の側へ反射させ、受光部に戻るレーザ光を検出する。これにより、被検査体の軸方向に沿った内面の形状を容易に測定することができる。
請求項4の発明に係る被検査体の測定方法は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の測定装置を備え、前記電動シリンダにより、前記支持体を所定の速度で前記被検査体の内部の軸方向に移動させ、前記照射部から照射されたレーザ光を前記反射部で反射させて前記被検査体の内面に当て、前記被検査体の内面で反射したレーザ光を前記反射部で前記受光部の側へ反射させ、前記受光部に戻るレーザ光を検出することにより、前記被検査体の軸方向に沿った前記被検査体の内面の形状を測定する。
請求項4に記載の被検査体の測定方法によれば、電動シリンダにより、支持体を所定の速度で被検査体の内部の軸方向に移動させ、照射部から照射されたレーザ光を反射部で反射させて被検査体の内面に当てる。そして、被検査体の内面で反射したレーザ光を反射部で受光部の側へ反射させ、受光部に戻るレーザ光を検出することにより、被検査体の軸方向に沿った被検査体の内面の形状を測定する。これにより、低コストで被検査体の軸方向に沿った内面の形状を容易に測定することができる。
本願発明によれば、低コストで管状の被検査体の内面の形状を容易に測定することができる。
一実施形態に係る測定装置を示す斜視図である。 一実施形態に係る測定装置により管状の被検査体を測定する際のレーザ光の照射方向及び戻り方向を示す斜視図である。 一実施形態に係る測定装置により管状の被検査体を測定する工程を示す斜視図である。 一実施形態に係る測定装置において、被検査体の内面の位置によるレーザ光の反射角度を模式的に示す図である。 一実施形態に係る測定装置において、受光部で受光されるレーザ光の位置と、被検査体の内面の位置との関係を示す模試的な図である。 一実施形態に係る測定装置により測定した被検査体の軸方向の内面の形状の測定結果と、接触式の測定装置により測定した被検査体の軸方向の内面の形状の測定結果と、を比較したグラフである。 比較例に係る測定装置を示す斜視図である。 比較例に係る測定装置により管状の被検査体を測定する工程を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、一実施形態に係る測定装置10が斜視図にて示されている。図2及び図3には、測定装置10の後述する支持体12を移動させた状態が斜視図に示されている。図1〜図3に示されるように、測定装置10は、パイプ50の内部に挿入される支持体12と、支持体12をパイプ50の軸方向に沿って移動させる電動シリンダ14と、を備えている。また、測定装置10は、支持体12の上面12Aの一端12B側に固定されたレーザ変位計16と、支持体12の上面12Aの他端12C側に固定されたプリズム18と、を備えている。ここで、パイプ50は、管状の被検査体の一例であり、上面12Aは、支持体12の一方の面の一例である。
パイプ50は、略円筒状とされている。より詳細には、パイプ50は、中心部を軸方向に貫通する貫通孔52を備えており、貫通孔52の周りが内面50Aとされている。本実施形態の測定装置10は、パイプ50の内面50Aの形状を検査する。
支持体12は、長尺板状の部材で構成されており、支持体12の上面12Aがほぼ水平に配置されている。支持体12の長手方向と直交する方向の上面12Aの幅は、パイプ50の内径よりも小さい。支持体12は、長手方向(矢印A方向)に沿って移動することで、パイプ50の内部に挿入される構成とされている。
電動シリンダ14は、例えば、油圧式のシリンダで構成されており、支持体12を長手方向に沿って進退させる。本実施形態では、電動シリンダ14は、細長い直方体状の筐体14Aを備えており、支持体12を筐体14Aの上面に沿って移動させる。電動シリンダ14は、支持体12を所定の速度(すなわち、等速)でパイプ50の内部を軸方向(矢印A方向)に移動させる構成とされている。これにより、支持体12の上面12Aに固定されたレーザ変位計16及びプリズム18が所定の速度でパイプ50の内部を軸方向に移動するようになっている。
レーザ変位計16は、図4に示されるように、プリズム18の後述する反射面18Aにレーザ光L1を照射する照射部20と、プリズム18の反射面18Aから戻るレーザ光L2を受光する受光部22と、を備えている。照射部20と受光部22は、レーザ変位計16の内部に上下方向の位置をずらして配置されている。すなわち、レーザ変位計16は、照射部20から照射されるレーザ光L2が受光部22と干渉せず、また、受光部22側に戻るレーザ光L2が照射部20と干渉しない構成とされている。本実施形態のレーザ変位計16では、照射部20は、受光部22よりも上下方向上側に配置されている。また、レーザ変位計16では、照射部20は、受光部22よりもプリズム18側に配置されている。
照射部20は、レーザ光発振部である発光素子を備えており、発光素子からレーザ光L1が照射される。
レーザ変位計16は、図示を省略するが、受光部22よりもプリズム18側に、レーザ光L2を受光部22に集光させる集光レンズを備えている。すなわち、プリズム18の反射面18Aから戻るレーザ光L2は、集光レンズを通って受光部22に結像される。受光部22は、上下方向に細長い矩形状の受光素子で構成されている。受光部22は、パイプ50の内面50Aの形状位置によって、プリズム18に反射して受光部22側に戻るレーザ光L2の角度が上下方向に変位したときに、レーザ光L2の受光位置(すなわち、結像位置)と受光量を検出する構成とされている。パイプ50の内面50Aの形状位置による受光部22側に戻るレーザ光L2の角度については後に説明する。
プリズム18は、図1〜図3に示されるように、測定装置10の正面視(支持体12の長手方向に対して直交する方向視)にて、直角三角形状とされており、支持体12の長手方向に対して直交する方向に厚みを有している。プリズム18は、支持体12の上面12Aに対してレーザ変位計16から離れる方向に斜めに配置された反射面18Aを有している。ここで、プリズム18は、反射部の一例である。
本実施形態では、支持体12の上面12Aの一端12B側にレーザ変位計16が配置され、支持体12の上面12Aの他端12C側にプリズム18が配置されており、電動シリンダ14により支持体12が長手方向(矢印A方向)に沿って移動する。このため、支持体12が長手方向(矢印A方向)に沿って移動しても、レーザ変位計16の照射部20とプリズム18の反射面18Aとの距離は変わらない。また、支持体12が長手方向(矢印A方向)に沿って移動しても、プリズム18の反射面18Aとレーザ変位計16の受光部22との距離も変わらない。
プリズム18は、照射部20から照射されたレーザ光L1を反射面18Aで反射させてパイプ50の内面50Aに当てる(図4参照)。そして、パイプ50の内面50Aで反射したレーザ光L2を反射面18Aで受光部22の側へ反射させる(図4参照)。
測定装置10では、レーザ変位計16の照射部20からレーザ光L1を照射し、パイプ50の内面50Aに当て、パイプ50の内面50Aで反射してレーザ変位計16に戻るレーザ光L2を受光部22で検出する。これにより、パイプ50の内面50Aの形状を測定する。本実施形態では、電動シリンダ14により、支持体12を所定の速度(すなわち、等速)でパイプ50の内部を軸方向(矢印A方向)に移動させることで、パイプ50の軸方向に沿った内面50Aの形状を測定する構成とされている。
次に、検査対象物であるパイプ50の内面50Aの形状位置と、レーザ光L2の受光部22による受光位置との関係について説明する。
図4(A)〜(C)には、プリズム18の反射面18Aからパイプ50の内面50Aまでの位置が変化したときのレーザ光の状態が示されている。図4(A)〜(C)では、分かりやすくするため、検査対象物であるパイプ50の内面50Aの位置、照射部20から照射されるレーザ光L1の光軸、及び受光部22に受光されるレーザ光L2の光軸を誇張した状態で模式的に図示している。図4(B)には、プリズム18の反射面18Aに対してパイプ50の内面50Aが基準位置(すなわち、中間位置)にある場合が示されている。また、図4(A)には、図4(B)に示す場合よりも、プリズム18の反射面18Aに対してパイプ50の内面50Aが近い位置にある場合が示されている。図4(C)には、図4(B)に示す場合よりも、プリズム18の反射面18Aに対してパイプ50の内面50Aが遠い位置にある場合が示されている。
図4(A)〜(C)に示されるように、照射部20から照射されたレーザ光L1は、プリズム18の反射面18Aで反射されてパイプ50の内面50Aに当たる。そして、パイプ50の内面50Aで反射されたレーザ光L2は、プリズム18の反射面18Aで反射され、図示しない集光レンズで集光されて受光部22に戻る。その際、図4(A)〜(C)に示されるように、プリズム18の反射面18Aに照射されるレーザ光L1の光軸の位置からパイプ50の内面50Aまでの距離が変動すると、パイプ50の内面50Aで反射されるレーザ光L2の角度(すなわち、内面50Aでの反射角度)が変わる。さらに、プリズム18の反射面18Aで反射されるレーザ光L2の角度(すなわち、反射面18Aでの反射角度)が変わる。それに伴って、レーザ光L2が集光レンズ(図示省略)により集光されて受光部22の受光素子上に結像する位置が変化する。
図5に示されるように、プリズム18の反射面18Aからパイプ50の内面50Aまでの距離が基準距離にあるときは、レーザ光L2が受光部22の受光素子の上下方向中間部に結像する(図4(B)参照)。また、プリズム18の反射面18Aからパイプ50の内面50Aまでの距離が近づいたときは、レーザ光L2が受光部22の受光素子の上下方向下側に結像する(図4(A)参照)。また、プリズム18の反射面18Aからパイプ50の内面50Aまでの距離が遠ざかったときは、レーザ光L2が受光部22の受光素子の上下方向上側に結像する(図4(C)参照)。レーザ光L2が受光部22の受光素子に結像する結像位置の変化が、パイプ50の内面50Aの高さ方向の移動位置(高さ方向の移動量)と比例するため、結像位置の変化量を読み取り、測定対象物であるパイプ50の内面50Aの高さ方向の移動量として計測する。このため、レーザ光L2が受光部22の受光素子に結像される結像位置を検出することで、パイプ50の内面50Aの形状が検出される。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
測定装置10では、電動シリンダ14により長尺板状の支持体12をパイプ50の内部に挿入し、パイプ50の軸方向(矢印A方向)に沿って移動させる(図2及び図3参照)。支持体12の上面12Aの一端12B側には、レーザ変位計16が設けられており、レーザ変位計16の照射部20(図4参照)からレーザ光L1が照射される。支持体12の上面12Aの他端12C側には、プリズム18が配置されており、照射部20から照射されたレーザ光L1をプリズム18の反射面18Aで反射させてパイプ50の内面50Aに当てる。さらに、パイプ50の内面50Aで反射したレーザ光L2をプリズム18の反射面18Aで受光部22(図4参照)の側へ反射させ、レーザ光L2を受光部22で検出する。これにより、三角測定でプリズム18の反射面18Aのレーザ光の反射位置から内面50Aまでの距離が測定される。すなわち、パイプ50の内面50Aの位置によって、受光部22の受光素子に結像するレーザ光L2の光軸の位置が変化するため、パイプ50の内面50Aの形状が測定される。このため、測定装置10では、低コストでパイプ50の内面50Aの形状を容易に測定することができる。
また、測定装置10では、支持体12の上面12Aに対してレーザ変位計16から離れる方向に斜めに配置された反射面18Aを有するプリズム18が設けられている。これにより、照射部20から照射されたレーザ光L1をプリズム18の反射面18Aで反射させてパイプ50の内面50Aに当て、パイプ50の内面50Aで反射したレーザ光L2をプリズム18の反射面18Aで反射させることで、レーザ光L2をロス率が少なく受光部22の側に導くことができる。
また、測定装置10では、電動シリンダ14により、支持体12を所定の速度(すなわち、等速)でパイプ50の内部の軸方向(矢印A方向)に移動させる。そして、照射部20から照射されたレーザ光L1をプリズム18の反射面18Aで反射させてパイプ50の内面50Aに当て、パイプ50の内面50Aで反射したレーザ光L2をプリズム18の反射面18Aで受光部22の側へ反射させ、受光部22に戻るレーザ光L2を検出する。本実施形態では、支持体12上に支持されたプリズム18とレーザ変位計16をパイプ50の軸方向に沿って移動させながら、内面50Aの検出値をプロットすることで、内面50Aの径方向の寸法測定、及び内面50Aの軸方向の溝山のピッチを測定することができる。本実施形態では、レーザ変位計16により、高速でのサンプリングプロット(例えば、20μs/プロット)が可能であり、検査時間の削減が可能である。これにより、パイプ50の軸方向に沿った内面50Aの形状を容易に測定することができる。また、電動シリンダ14により、支持体12の矢印A方向への等速での移動、かつ支持体12の位置決め精度の向上が図られ、パイプ50の内面50Aの形状を詳細に測定することができる。
さらに、パイプ50の測定方法は、電動シリンダ14により、支持体12を所定の速度(すなわち、等速)でパイプ50の内部の軸方向に移動させ、照射部20から照射されたレーザ光L1をプリズム18の反射面18Aで反射させてパイプ50の内面50Aに当てる。そして、パイプ50の内面50Aで反射したレーザ光L2をプリズム18の反射面18Aで受光部22の側へ反射させ、受光部22に戻るレーザ光を検出することにより、パイプ50の軸方向に沿ったパイプ50の内面50Aの形状を測定する。これにより、低コストでパイプ50の軸方向に沿った内面50Aの形状を容易に測定することができる。
図6は、本実施形態の測定装置10によって測定されたパイプ50の内面50Aの長手方向の溝高さ(すなわち溝の深さ)の測定結果200を示すグラフである。また、比較のため、図6には、接触式の測定装置によって測定されたパイプ50の内面50Aの長手方向の溝高さ(すなわち、溝の深さ)の測定結果202が示されている。
図示を省略するが、接触式の測定装置は、検査対象物に接触させる接触子を備えており、接触子を接触させて検査対象物の形状を直接検出する。接触子は、パイプ50の内面50Aの内径よりも大きく、パイプ50の内部に挿入することはできない。このため、パイプ50を軸方向に沿って2つに分割し、分割されたパイプ50の内面50Aに接触子を直接接触させ、接触子をパイプ50の軸方向に沿って移動させることで、パイプ50の内面50Aの長手方向の溝高さ(すなわち、溝の深さ)を測定する。
このような接触式の測定装置では、接触子をパイプ50の内面50Aに接触させるため、パイプ50の内面50Aの軸方向の形状を正確に測定することができる。しかし、接触子をパイプ50の内部に挿入することはできないため、パイプ50を軸方向に沿って2つに分割する必要がある。
これに対して、本実施形態の測定装置10では、接触式の測定装置の測定結果202と比較して、ほとんど同等の測定結果200が得られる。また、支持体12をパイプ50の内部に軸方向(矢印A方向)に沿って移動させることで、パイプ50の内面50Aと非接触で、パイプ50の軸方向に沿った内面50Aの形状を測定できる。すなわち、パイプ50の内面50Aの溝の深さや、溝間のピッチなどの形状を測定することができる。このため、パイプ50を2つに分割する必要がなく、パイプ50の材料の無駄を削減できる。
ここで、図7及び図8を用いて、比較例の測定装置100について説明する。
図7及び図8に示されるように、測定装置100は、細長い矩形状のシリンダ102と、シリンダ102から進退される矩形状のロッド104と、を備えている。ロッド104の上面102Aの先端部102Bには、センサ106が設けられている。ロッド104は、シリンダ102により矢印B方向に進出することで、パイプ50の内部を軸方向に移動する。センサ106は、図示を省略するが、パイプ50の内面50Aに光を直接照射する照射部と、パイプ50の内面50Aから反射した光を直接受光する受光部と、を備えている。センサ106は、一般的な安価なセンサである。
測定装置100では、シリンダ102によりロッド104を矢印B方向に進出することで、パイプ50の内面50Aの溝山数をカウントする。しかし、この測定装置100では、パイプ50の内面50Aの溝山数をカウントするのみで、パイプ50の内面50Aを正確に測定することはできない。
これに対して、本実施形態の測定装置10では、照射部20からレーザ光L1をプリズム18に照射させ、パイプ50の内面50Aから反射されたレーザ光L2を受光部22で受け取る。これにより、三角測定でプリズム18の反射面18Aのレーザ光の反射位置から内面50Aまでの距離を測定することができる。このため、パイプ50の内面50Aの形状を正確に測定することができる。
なお、上記実施形態では、支持体12の上面12Aの一端12B側にレーザ変位計16が設けられ、支持体12の上面12Aの他端12C側に設けられたプリズム18が設けられているが、本発明は、この構成に限定されるものではない。例えば、支持体12の下面にレーザ変位計と反射部を設けてもよいし、また、支持体の面が上下以外の方向に向けて配置されている場合に、支持体12の一方の面にレーザ変位計と反射部を備える構成でもよい。
また、上記実施形態において、支持体12の形状などは変更可能である。また、プリズム18に代えて、レーザ光を反射させる反射板などの反射部を設けてもよい。さらに、レーザ変位計の照射部及び受光部の構成や配置は変更可能である。また、本実施形態では、測定装置10により、パイプ50の内面50Aの形状を測定したが、本発明はこれに限定されず、曲がった管体の内面の形状を測定することもできる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
10 測定装置
12 支持体
12A 上面(一方の面の一例)
12B 一端
12C 他端
14 電動シリンダ
16 レーザ変位計
18 プリズム(反射部の一例)
18A 反射面
20 照射部
22 受光部
50 パイプ(被検査体の一例)
50A 内面

Claims (4)

  1. 管状の被検査体の内部に挿入される長尺板状の支持体と、
    前記支持体を前記被検査体の軸方向に沿って移動させる電動シリンダと、
    前記支持体の一方の面の一端側に設けられ、レーザ光を照射する照射部と、レーザ光を受光する受光部と、を備えたレーザ変位計と、
    前記支持体の一方の面の他端側に設けられ、前記照射部から照射されたレーザ光を反射させて前記被検査体の内面に当て、前記被検査体の内面で反射したレーザ光を前記受光部の側へ反射させる反射部と、
    を有し、
    前記照射部から照射されて前記受光部に戻るレーザ光を検出することにより、前記被検査体の内面の形状を測定する構成とされている測定装置。
  2. 前記反射部は、前記支持体の一方の面に対して前記レーザ変位計から離れる方向に斜めに配置された反射面を有するプリズムである請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記電動シリンダにより、前記支持体を所定の速度で前記被検査体の内部の軸方向に移動させ、
    前記照射部から照射されて前記受光部に戻るレーザ光を検出することにより、前記被検査体の軸方向に沿った前記被検査体の内面の形状を測定する構成とされている請求項1又は請求項2に記載の測定装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の測定装置を備え、
    前記電動シリンダにより、前記支持体を所定の速度で前記被検査体の内部の軸方向に移動させ、
    前記照射部から照射されたレーザ光を前記反射部で反射させて前記被検査体の内面に当て、前記被検査体の内面で反射したレーザ光を前記反射部で前記受光部の側へ反射させ、前記受光部に戻るレーザ光を検出することにより、前記被検査体の軸方向に沿った前記被検査体の内面の形状を測定する被検査体の測定方法。
JP2019089567A 2019-05-10 2019-05-10 測定装置及び被検査体の測定方法 Pending JP2020186926A (ja)

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