JP2020186897A - 制御装置、空調機、空調システム、空調制御方法及びプログラム - Google Patents

制御装置、空調機、空調システム、空調制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】日射の影響による室温の上昇を抑制しつつ、日射遮蔽による暖房負荷の発生を極力抑える。【解決手段】データ取得部200は、複数の部屋の各室温を取得する。空調制御部201は、複数の部屋の内の予め選択された1又は複数の部屋の何れかの室温が、予め定めた上限温度を超えている場合、空調機の運転モードを暖房モードから送風モードに切り替え、その後、予め定めた第1待機時間が経過すると日射遮蔽装置に日射遮蔽を指示し、その後、予め定めた第2待機時間が経過すると運転モードを送風モードから暖房モードに切り替える制御を行う。【選択図】図7

Description

本発明は、制御装置、空調機、空調システム、空調制御方法及びプログラムに関する。
近年、住宅の高断熱化、高気密化が進み、空調に要するエネルギーが減少傾向にあり、居住環境に対して、より快適に、そして、健康的に生活するための要望が高まっている。
このような要望に応えるため、24時間連続で住宅内全体を自動的に空調する、いわゆる全館空調システムと呼ばれる空調システムが採用されるケースが増えており、これに関連する技術も種々提案されている(例えば、特許文献1,2)。
特開平9−79648号公報 特開2002−257399号公報
従来、全館空調システムの暖房運転時においては、日射が入る部屋では、日射の影響により室温が上昇し、設定された目標温度を大きく上回ってしまい、部屋間の室温のばらつきが顕著となる問題が知られている。
上記の問題に対し、電動ブラインド等で日射を遮蔽することで、日射の影響による室温上昇を緩和することは可能である。しかしながら、日射熱の取得が少なくなるため、日射の影響を受けない部屋の室温も低下してしまい、暖房負荷の発生していない状態から暖房負荷が発生する増エネルギーの現象を引き起こすという新たな問題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、日射の影響による室温の上昇を効果的に抑制し、各部屋の室温の平準化を図りつつ、日射遮蔽による暖房負荷の発生を極力抑えることが可能な制御装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る制御装置は、
空気を分配供給して複数の部屋の空調を行う空調機と、日射を遮蔽する日射遮蔽装置と、を制御する制御装置であって、
前記複数の部屋の各室温を取得する室温取得手段と、
前記複数の部屋の内の予め選択された1又は複数の部屋の何れかの室温が、予め定めた上限温度を超えている場合、前記空調機の運転モードを暖房モードから送風モードに切り替え、その後、予め定めた第1待機時間が経過すると前記日射遮蔽装置に日射遮蔽を指示し、その後、予め定めた第2待機時間が経過すると前記運転モードを前記送風モードから前記暖房モードに切り替える制御を行う空調制御手段と、を備える。
本発明によれば、日射の影響による室温の上昇を効果的に抑制し、各部屋の室温の平準化を図りつつ、日射遮蔽による暖房負荷の発生を極力抑えることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る空調システムを包含したエネルギー管理システムの全体構成を示す図 本実施の形態の空調システムが備える空調機及び日射遮蔽装置について説明するための図 本実施の形態の空調機が備える室内ユニットの構成を示すブロック図 本実施の形態の空調機が備える室外ユニットの構成を示すブロック図 本実施の形態の空調機が備える空調リモコンの構成を示すブロック図 本実施の形態の制御装置の構成を示すブロック図 本実施の形態の制御装置の機能構成を示す図 本実施の形態の空調制御処理の手順を示すフローチャート 本実施の形態の空調制御処理の効果を示す図 本発明の他の実施の形態において、空調機が供給する空気の送風量について説明するための図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る空調システムを包含したエネルギー管理システム1の全体構成を示す図である。このエネルギー管理システム1は、一般家庭で使用される電力の管理を行う、いわゆる、HEMS(Home Energy Management System)と呼ばれるシステムである。エネルギー管理システム1は、制御装置2と、操作端末3と、電力計測装置4と、発電設備5と、空調機6と、日射遮蔽装置7a〜7dと、照明器8a〜8eとを備える。
制御装置2は、本発明に係る制御装置の一例である。制御装置2は、家屋H内の適切な場所に設置され、エネルギー管理システム1を統括的に制御する。制御装置2の詳細については後述する。
操作端末3は、押しボタン、タッチパネル、タッチパッド等の入力デバイスと、有機ELディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示デバイスと、通信インタフェースとを備えた、例えば、スマートフォン、タブレット端末等のスマートデバイスである。操作端末3は、制御装置2と、Wi−Fi(登録商標)、Wi−SUN(登録商標)、有線LAN等の周知の通信規格に則った通信を行う。操作端末3は、ユーザからの操作を受け付け、受け付けた操作内容を示す情報を制御装置2に送信する。また、操作端末3は、制御装置2から送信された、ユーザに提示するための情報を受信し、受信した情報を表示する。このように、操作端末3は、ユーザとのインタフェース(いわゆる、ユーザインタフェース)としての役割を担う。
電力計測装置4は、家屋Hに配設された電力線PL1〜PL3のそれぞれを介して送電される電力を計測する。電力線PL1は、商用電力系統9と分電盤10との間に配設され、電力線PL2は、発電設備5と分電盤10との間に配設され、電力線PL3は、分電盤10と空調機6との間に配設される。電力計測装置4は、電力線PL1〜PL3にそれぞれ接続されたCT(Current Transformer)1〜CT3の各々と通信線を介して接続される。CT1〜CT3は、交流電流を計測するセンサである。
電力計測装置4は、CT1の計測結果に基づいて、電力線PL1における電力、換言すると、この家庭における買電電力又は売電電力を計測する。また、電力計測装置4は、CT2の計測結果に基づいて、電力線PL2における電力、即ち、発電設備5から出力される電力(以下、発電電力と称する。)を計測する。また、電力計測装置4は、CT3の計測結果に基づいて、電力線PL3における電力、即ち、空調機6の消費電力を計測する。
上記の買電電力とは、商用電力系統9から供給された電力、即ち、電気事業者から買った電力をいう。また、売電電力とは、逆潮電力として商用電力系統9へ供給した電力、即ち、電気事業者に売った電力をいう。家屋Hの需要家は、発電電力が、家屋Hで消費される電力、即ち、家屋Hの総消費電力を超えた場合に、規定の条件を満たすことで、発電電力の内の余剰分の電力を電気事業者に売ることが可能となる。なお、家屋Hの総消費電力は、買電時では、買電電力と発電電力を加算することで算出でき、売電時では、発電電力から売電電力を差し引くことで算出できる。
また、電力計測装置4は、無線通信インタフェースを備え、家屋Hに構築された無線ネットワーク(以下、宅内ネットワークという。)を介して、制御装置2と通信可能に接続される。宅内ネットワークは、例えば、エコーネットライト(ECHONET Lite)に準じたネットワークである。なお、電力計測装置4は、外付けの通信アダプタ(図示せず)を介して、宅内ネットワークに接続されてもよい。
電力計測装置4は、制御装置2からの要求に応答して、自装置の機器ID(identification)と、現在時刻(計測時刻を意味する。)と、買電電力又は売電電力の計測値と、発電電力の計測値と、空調機の消費電力の計測値とが格納された電力データを制御装置2に送信する。機器IDは、電力計測装置4、空調機6、日射遮蔽装置7(7a〜7d)、照明器8(8a〜8e)を識別するためのIDである。なお、電力計測装置4によって制御装置2に送信される各計測値は、電力(ワット)の単位で表されるものであってもよいし、電力を予め設定された時間に亘って積算した電力量の単位で表されるものであってもよい。また、電力計測装置4は、電力データを自発的に一定の時間間隔(例えば、1分間隔)で制御装置2に送信してもよい。
発電設備5は、PV(photovoltaic)パネル50と、パワーコンディショニングシステムであるPV−PCS51とを備えた太陽光発電設備である。PVパネル50は、家屋Hの屋根の上に設置され、太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換することで発電する。PV−PCS51は、PVパネル50の発電により生じた直流電力を交流電力に変換することで、上記の発電電力を生成し、電力線PL2を介して分電盤10に供給する。
空調機6は、本発明に係る空調機の一例であり、家屋Hの屋内の空調、即ち、空気温度及び/又は湿度の調整を行う。空調機6は、分電盤10により分岐された電力線PL3を介して、商用電力系統9及び発電設備5と電気的に接続されており、商用電力系統9又は発電設備5の何れか一方、あるいは、これらの双方から電力を得て動作する。
空調機6は、図2に示すように、室内ユニット60と、室外ユニット61と、ダクト62と、VAV63a〜63eと、空調リモコン64a〜64eとを備える。空調機6は、空気を部屋A〜Eに分配供給することで、部屋A〜Eの空調を行う。
室内ユニット60と室外ユニット61は、通信線65を介して相互に通信可能となるように接続されると共に、冷媒を循環させるための冷媒配管66によっても接続されている。室内ユニット60は、図3に示すように、ファン600と、熱交換器601と、温度センサ602と、制御基板603とを備える。ファン600は、例えば、シロッコファンであり、当該室内ユニット60が設置された場所の空気を図示しない吸込口から取り込むと共に、図示しない供給口に接続されたダクト62に、熱交換器601によって熱交換された空気を供給する。ファン600は、制御基板603と通信線604を介して通信可能に接続される。ファン600の回転数、即ち、ファン600による送風量は、制御基板603からの指令に従って調整される。
熱交換器601は、ファン600により取り込まれた空気と室外ユニット61からの冷媒との熱交換を行う。熱交換器601は、冷房運転時においては、蒸発器として機能し、暖房運転時においては、凝縮器として機能する。
温度センサ602は、ファン600により取り込まれた空気の温度を計測する。温度センサ602は、通信線605を介して制御基板603と通信可能に接続される。温度センサ602は、制御基板603からの要求に応答して、計測した温度を示すデータを制御基板603に送信する。
制御基板603は、プロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信インタフェース、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリなど(何れも図示せず)を含んで構成される。制御基板603は、上記したように通信線604を介してファン600と通信可能に接続され、また、通信線605を介して温度センサ602と通信可能に接続される。また、制御基板603は、空調リモコン64a〜64eと有線又は無線にて通信可能に接続される。さらに、制御基板603は、上述した宅内ネットワークを介して制御装置2と通信可能に接続される。
制御基板603は、一定時間間隔(例えば、1分間隔)で、空調リモコン64a〜64eのそれぞれから、部屋A〜Eの各室温及び設定温度を通信により取得する。制御基板603は、取得した部屋A〜Eの各設定温度に基づいてファン600の送風量を決定する。制御基板603は、決定したファン600の送風量を通信線65を介して室外ユニット61に通知する。
また、制御基板603は、制御装置2からの要求に応答して、現在の運転モード(冷房モード、暖房モード又は送風モード)と、部屋A〜Eの各室温と、部屋A〜Eの設定温度とを含むデータ(以下、空調状態データという。)を制御装置2に送信する。
室外ユニット61は、図4に示すように、冷媒回路610と、制御基板611とを備える。冷媒回路610と制御基板611は、通信線612を介して通信可能に接続される。冷媒回路610は、何れも図示しないが、圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器などを備える。制御基板611は、室内ユニット60と通信線65を介して通信可能に接続される。制御基板611は、プロセッサ、ROM、RAM、通信インタフェース、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリなど(何れも図示せず)を含んで構成される。制御基板611は、室内ユニット60の制御基板603から通知されたファン600の送風量に基づいて、冷媒回路610の運転、より詳細には、圧縮機の駆動を制御する。
なお、本実施の形態の空調機6は、冷房運転時(即ち、冷房モード時)及び暖房運転時(即ち、暖房モード時)において、それぞれ各空調リモコン64の設定温度に基づいた供給熱量(温度、風量)を有する空気を供給する。部屋A〜Eの室温は、部屋A〜Eへの送風量、即ち、VAV63a〜63eによって調整される。本実施の形態では、部屋A〜Eの送風量は、“大”、“中”及び“小”の3段階で調整される。送風量が多い順に、“大”、“中”、“小”となる。
図2に戻り、ダクト62は、室内ユニット60から供給される空気を部屋A〜Eへ導くために複数の分岐路に枝分かれしている。各分岐路の末端は、部屋A〜Eの天井に設けられた空気吹出口に連結されている。また、ダクト62には、各分岐路に対応してVAV(Variable Air Volume)63a〜63eが設けられている。VAV63a〜63eは、それぞれ対応する部屋A〜Eの空調リモコン64a〜64eと有線又は無線にて通信可能に接続される。VAV63a〜63eは、対応する空調リモコン64a〜64eにより制御される。以下、VAV63a〜63eにて共通する説明については、特に個々を指定せずにVAV63と表記する。
空調リモコン64a〜64eは、それぞれ部屋A〜Eの壁に埋設して設置されたり、あるいは壁に掛けられた態様で設置され、部屋A〜Eを利用するユーザから、空調に係る操作を個別に受け付けるためのリモートコントローラである。以下、空調リモコン64a〜64eにて共通する説明については、特に個々を指定せずに空調リモコン64と表記する。
空調リモコン64は、図5に示すように、温度センサ640と、ディスプレイ641と、操作受付部642と、通信インタフェース643と、プロセッサ644と、ROM645と、RAM646と、二次記憶装置647とを備える。これらの構成部は、バス648を介して相互に接続される。温度センサ640は、本発明に係る室温計測手段の一例であり、室温、即ち、当該空調リモコン64が設置された部屋の空気温度を計測する。
ディスプレイ641は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示デバイスを含んで構成される。ディスプレイ641は、プロセッサ644の制御の下、ユーザから空調に関する操作を受け付けるための操作画面と、現在の室温、湿度等のモニタ画面とを表示する。
操作受付部642は、押しボタン、タッチパネル、タッチパッド等の入力デバイスを備え、ユーザからの入力操作を受け付け、受け付けた入力操作に係る信号をプロセッサ644に送出する。
通信インタフェース643は、室内ユニット60と有線又は無線にて通信可能に接続され、室内ユニット60(詳細には、制御基板603)とデータ通信を行うインタフェースを備える。さらに、通信インタフェース643は、対応するVAV63と有線又は無線にて通信可能に接続され、当該VAV63に制御信号を送信するためのインタフェースを備える。
プロセッサ644は、当該空調リモコン64を統括的に制御する。ROM645は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM646は、プロセッサ644の作業領域として使用される。
二次記憶装置647は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリを含んで構成される。二次記憶装置647には、対応する部屋の空調に係るプログラムを含む各種のプログラムと、これらのプログラムの実行時に使用されるデータとが記憶される。
以上のように構成される空調リモコン64は、室内ユニット60からの要求に応答して、対応する部屋の現在の室温と、設定温度とが格納されたデータを室内ユニット60に送信する。また、空調リモコン64は、ユーザから設定温度の変更操作を受け付けると、当該部屋の室温が、変更後の設定温度となるように送風量を決定する。そして、空調リモコン64は、決定した送風量に応じた制御信号を生成し、対応するVAV63に送信する。また、空調リモコン64は、上記の変更操作を受け付けた場合には、自発的に上記のデータを室内ユニット60に送信する。
日射遮蔽装置7a〜7dは、本発明に係る日射遮蔽装置の一例である。日射遮蔽装置7a〜7dは、それぞれ、部屋A〜Dに設けられた図示しない窓を屋外側から覆うように設置され、当該窓を介して入射する日射を遮るための装置であり、例えば、外付けの電動ブラインドである。なお、日射遮蔽装置7a〜7dは屋内側に設置されてもよい。日射遮蔽装置7a〜7dは、それぞれ、分電盤10に接続される電力線PL4a〜PL4dを介して電力の供給を受ける。以下、日射遮蔽装置7a〜7dにて共通する説明については、特に個々を指定せずに日射遮蔽装置7と表記する。
ユーザは、部屋A〜Dに設置された図示しない専用のリモコン(以下、ブラインドリモコンという。)を操作して、日射遮蔽装置7を制御することができる。詳細には、ユーザは、ブラインドリモコンを操作して、ルーバ(スラットともいう。)の角度(以下、ルーバ角度という。)の変更を指示したり、又は、ブラインドの収納(即ち、ブラインド全開)を指示することができる。具体的には、ユーザは、ルーバ角度について、0°〜90°の範囲を10°単位で指定することができる。ブラインド全開でない、即ち、ブラインドが下りた状態において、ルーバ角度が0°(即ち、ブラインド全閉)の場合、日射の遮蔽率が最も高くなり、90°の場合、日射の遮蔽率が最も低くなる。これにより、ユーザは、部屋A〜Dに入る日射を好みの程度に調整することができる。
また、日射遮蔽装置7は、無線通信インタフェースを備え、上述した宅内ネットワークを介して、制御装置2と通信可能に接続される。なお、日射遮蔽装置7は、外付けの通信アダプタ(図示せず)を介して宅内ネットワークに接続されてもよい。制御装置2は、通信により、日射遮蔽装置7に対して、上記と同様の指示を与えて、日射遮蔽装置7を制御することができる。
照明器8a〜8eは、それぞれ、部屋A〜Eの天井に設置され、室内の照明を行う。照明器8a〜8eは、それぞれ、分電盤10に接続される電力線PL5a〜PL5eを介して電力の供給を受ける。以下、照明器8a〜8eにて共通する説明については、特に個々を指定せずに照明器8と表記する。
ユーザは、各部屋に設置された図示しない専用のリモコン(以下、照明リモコンという。)を操作して、所望の照明を照明器8に実行させることができる。また、照明器8は、無線通信インタフェースを備え、上述した宅内ネットワークを介して、制御装置2と通信可能に接続される。制御装置2は、通信により、照明器8を制御することができる。
制御装置2は、図6に示すように、通信インタフェース20と、プロセッサ21と、ROM22と、RAM23と、二次記憶装置24とを備える。これらの構成部は、バス25を介して相互に接続される。通信インタフェース20は、上述した宅内ネットワークを介して電力計測装置4、空調機6、日射遮蔽装置7a〜7d、照明器8a〜8eと無線通信するためのネットワークカードと、操作端末3と無線通信又は有線通信するためのネットワークカードとを備える。
プロセッサ21は、この制御装置2を統括的に制御する。プロセッサ21によって実現される制御装置2の機能の詳細については後述する。
ROM22は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM23は、プロセッサ21の作業領域として使用される。
二次記憶装置24は、EEPROM、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ又はHDD(Hard Disk Drive)を含んで構成される。二次記憶装置24は、家屋Hの屋内の空調を行うためのプログラム(以下、空調プログラム)と、この空調プログラムの実行時に使用されるデータとを記憶する。この他にも、二次記憶装置24には、この家庭で消費される電力を管理するための1又は複数のプログラムと、各プログラムの実行時に使用されるデータとが記憶される。
以上のように構成されたエネルギー管理システム1は、本発明の本実施の形態に係る空調システムを包含している。本実施の形態に係る空調システムは、制御装置2と、操作端末3と、電力計測装置4と、空調機6と、日射遮蔽装置7a〜7dとにより構成される。
図7は、制御装置2の機能構成を示す図である。制御装置2は、機能的には、データ取得部200と、空調制御部201とを備える。これらの機能部は、プロセッサ21が二次記憶装置24に記憶されている上記の空調プログラムを実行することで実現される。
データ取得部200は、本発明に係る室温取得手段の一例である。データ取得部200は、予め定めた時間毎(例えば、1分毎)に、電力計測装置4から電力データを取得し、空調機6から空調状態データを取得する。詳細には、データ取得部200は、電力データを要求する通知(以下、電力要求通知という。)を電力計測装置4に送信し、この電力要求通知に応答して、電力計測装置4から送られてきた電力データを受信して取得する。データ取得部200は、取得した電力データを二次記憶装置24に保存する。
また、データ取得部200は、空調状態データを要求する通知(以下、空調状態要求通知という。)を空調機6に送信し、この空調状態要求通知に応答して、空調機6から送られてきた空調状態データを受信して取得する。データ取得部200は、取得した空調状態データを受信した時刻と対応付けて二次記憶装置24に保存する。空調機6から自発的に空調状態データが送られてきた場合も同様に、データ取得部200は、かかる空調状態データを受信して取得し、取得した空調状態データを受信した時刻と対応付けて二次記憶装置24に保存する。
空調制御部201は、本発明に係る空調制御手段の一例であり、日射影響判定部2010と、平準化要否判定部2011と、モード切替部2012と、送風量調整部2013と、日射遮蔽制御部2014とを備え、日中の暖房運転時における空調機6の制御を行う。
日射影響判定部2010は、室温上昇が日射の影響によるものであるか否かを判定する。平準化要否判定部2011は、各部屋の室温を平準化する制御(以下、平準化制御という。)の要否を判定する。モード切替部2012は、平準化要否判定部2011により平準化制御が必要であると判定されると、空調機6の運転モードを暖房モードから送風モードに切り替え、その後、予め定めた時間が経過すると、送風モードから暖房モードに切り替える。
送風量調整部2013は、空調機6の運転モードが暖房モードから送風モードに切り替わる際、各部屋の送風量を適切な量に調整する。日射遮蔽制御部2014は、運転モードが暖房モードから送風モードに切り替わった後、予め定めた時間が経過すると、各部屋の日射遮蔽装置7に対して日射遮蔽動作を指示する。空調制御部201が備えるこれらの機能部の詳細については後述する。
図8は、空調制御部201により実行される空調制御処理の手順を示すフローチャートである。空調制御部201は、暖房使用時期(例えば、冬期又は中間期)における毎日の予め定めた時刻(例えば、6時)に空調制御処理を開始する。
先ず、日射影響判定部2010は、現在の運転モードが暖房モードである場合(ステップS101;YES)、当日の発電設備5による現時刻までの発電量の積算値が、現時刻に対応する予め定めた規定値以上であるか否かを判定する(ステップS102)。規定値は、時刻毎(例えば、10分刻みの時刻毎)に対応して定められる。
現時刻までの発電量の積算値が上記の規定値未満の場合(ステップS102;NO)、日射影響判定部2010は、日射が部屋A〜Dの少なくとも何れかに与える影響が少ない、即ち、室温上昇が日射の影響によるものはないと判定し、ステップ101に戻る。なお、日射影響判定部2010は、室温上昇が日射の影響によるものであるか否かを、上記のように発電量に基づいて判定する他、日射の当たる方位にある部屋の室温と、当たらない方位にある部屋の室温との室温差等に基づいて判定してもよい。
一方、現時刻までの発電量の積算値が、現時刻に対応する規定値以上である場合(ステップS102;YES)、日射影響判定部2010は、室温上昇が日射の影響によるものと判定する。すると、平準化要否判定部2011は、二次記憶装置24に保存されている最新の空調状態データを読み出し、部屋A〜Eの各室温の内の最も高い室温(TRmax)を取得する(ステップS103)。そして、平準化要否判定部2011は、取得したTRmaxが、予め定めた上限温度を超えているか否かを判定する(ステップS104)。
TRmaxが上限温度以下の場合(ステップS104;NO)、平準化要否判定部2011は、平準化制御は必要でないと判定し、ステップS101に戻る。一方、TRmaxが上限温度を超えている場合(ステップS104;YES)、平準化要否判定部2011は、平準化制御が必要であると判定する。
平準化制御が必要であると判定されると、モード切替部2012は、室内ユニット60に対して、送風モードへの切り替えを指示する(ステップS105)。詳細には、モード切替部2012は、室内ユニット60に対して、送風モードへの切り替えを指示するモード切替コマンドを送信する。
室内ユニット60は、送風モードへの切り替えを指示するモード切替コマンドを受信すると、室外ユニット61に送風モードへの移行を通知する。かかる通知を受けると、室外ユニット61は、冷媒回路610の圧縮機を停止させる。
ステップS105の後、送風量調整部2013は、各部屋の室温を、「温度が高い」、「温度が低い」及び「その他」の3つのグループに分類する(ステップS106)。以下、「温度が高い」グループを第1グループ、「温度が低い」グループを第2グループ、「その他」グループを第3グループと称する。本実施の形態では、送風量調整部2013は、TRmaxである室温を第1グループに分類し、部屋A〜Eの各室温の内の最も低い室温(TRmin)を第2グループに分類し、その他の室温を第3グループに分類する。なお、分類の手法に限定はなく、例えば、予め定めた比率に応じて分類してもよいし、標準偏差により分類してもよい。
次に、送風量調整部2013は、室温が属するグループに応じて各部屋の送風量を決定する(ステップS107)。詳細には、送風量調整部2013は、第1グループと第2グループに属する室温に対応する部屋の送風量を“大”に決定し、第3グループに属する室温に対応する部屋の送風量を“小”に決定する。
送風量調整部2013は、決定した各部屋の送風量を室内ユニット60に通知する(ステップS108)。詳細には、送風量調整部2013は、決定した各部屋の送風量が格納されたデータを室内ユニット60に送信する。かかるデータを受信した室内ユニット60は、各部屋の空調リモコン64に対して、送風量の調整を指示するデータ(以下、調整指示データ)を送信する。調整指示データには、送風量調整部2013により決定された当該部屋の送風量が含まれている。各空調リモコン64は、受信した調整指示データに含まれる送風量となるように、対応するVAV63を調整する。
ステップS108の後、予め定めた第1待機時間が経過すると(ステップS109;YES)、日射遮蔽制御部2014は、各日射遮蔽装置7に遮蔽動作を指示する(ステップS110)。第1待機時間は、例えば10分〜30分である。日射遮蔽制御部2014は、各日射遮蔽装置7のルーバ角度を、太陽高度に合わせて、今後の一定時間(例えば1時間)の間で直達日射を遮蔽できる範囲内で最も大きい値(以下、遮蔽可能最大値という。)に設定する。これにより室温上昇を抑えつつ室内の採光を得ることができる。
日射遮蔽制御部2014は、以後、上記の一定時間の経過毎に、各日射遮蔽装置7のルーバ角度を遮蔽可能最大値に更新する。当該家屋Hの住所、緯度・経度等の位置情報、各窓の方位に関する情報等は、施工業者、エネルギー管理システム1のユーザ等により、操作端末3を介して制御装置2に設定される。なお、日没時刻等の予め設定された時刻になると、日射遮蔽制御部2014は、各日射遮蔽装置7をブラインド全閉状態にする。
ステップS110の後、予め定めた第2待機時間が経過すると(ステップS111;YES)、モード切替部2012は、室内ユニット60に対して、暖房モードへの切り替えを指示する(ステップS112)。第2待機時間は、例えば10分〜30分である。詳細には、モード切替部2012は、室内ユニット60に対して、暖房モードへの切り替えを指示するモード切替コマンドを送信する。
室内ユニット60は、暖房モードへの切り替えを指示するモード切替コマンドを受信すると、室外ユニット61に暖房モードへの移行を通知する。かかる通知を受けると、室外ユニット61は、冷媒回路610の圧縮機を駆動させる。
また、モード切替部2012は、室内ユニット60に対して、各部屋の設定温度をT℃低下させて暖房運転を指示するコマンドを送信する(ステップS112)。T℃は、例えば2℃である。
ステップS112の後、予め定めた第3待機時間が経過すると(ステップS113;YES)、モード切替部2012は、室内ユニット60に対して、各部屋の設定温度を元に戻した暖房運転、即ち、通常の暖房運転を指示するコマンドを送信する(ステップS114)。第3待機時間は、例えば5分である。その後、空調制御部201は、空調制御処理を終了する。
図9は、制御装置2によって実行される空調制御処理の効果を示す図である。図9に示すように、制御装置2によって空調制御処理が実行されることで、日射の影響を受けない部屋の室温を上昇させ、日射の影響を受ける部屋の室温上昇を抑えることができる。
以上説明したように、本実施の形態の空調システムによれば、制御装置2は、暖房モードでの運転時において、日射の影響が想定され、且つ、最も高い室温が上限温度を超えている場合、空調機6の運転モードを暖房モードから送風モードに切り替える。その後、第1待機時間が経過すると、各日射遮蔽装置7に遮蔽動作を指示し、その後、第2待機時間が経過すると、運転モードを暖房モードに戻す。
このように、送風モードにより日射の影響を受けない部屋の室温を上昇させつつ、日射の影響を受ける部屋の室温上昇を日射遮蔽により抑制するため、各部屋の室温の平準化を図りつつ、日射遮蔽による暖房負荷の発生を極力抑えることが可能となる。
なお、制御装置2は、TRmax、TRminを、全ての部屋の室温の内から取得するのではなく、予めユーザが選択した一部の部屋の室温の内から取得してもよい。ユーザは、操作端末3を介して、平準化制御の要否の判定対象となる部屋(例えば、玄関を除く部屋A〜D等)を選択することができる。
ユーザによる上記の選択に代えて、又は、併用して、制御装置2は、ユーザが在室する部屋のみを平準化制御の要否の判定対象としてもよい。制御装置2は、ユーザの在室有無を、例えば、各部屋に設置した人感センサの検出結果により判定してもよいし、ユーザが操作端末3を介して入力した在宅、不在に関する情報、又は、ユーザが操作端末3を介して予め登録した在宅、不在に関するスケジュールに基づいて判定してもよい。あるいは、制御装置2は、空調リモコン64に対するユーザ操作の有無、日射遮蔽装置7、照明器8、その他の電気機器の動作状態の変化等により、ユーザの在室有無を判定してもよい。また、制御装置2は、家屋Hに在宅者が居ない場合は、ユーザが帰宅するまで空調制御処理の実行を待機してもよい。
また、送風量調整部2013は、空調機6の運転モードが暖房モードから送風モードに切り替わる際、無条件で各部屋の送風量を“大”に決定してもよいし、“中”又は“小”に決定してもよい。
また、空調制御処理における日射の遮蔽制御において(図8のステップS110)、日射遮蔽制御部2014は、部屋A〜Dの内、室温が上限温度を超える部屋の日射遮蔽装置7に対してのみ遮蔽動作を指示してもよいし、予め選択した1又は複数の日射遮蔽装置7に対して遮蔽動作を指示してもよい。また、日射遮蔽制御部2014は、対象の日射遮蔽装置7に対して、予め定めたルーバ角度で遮蔽させるように指示してもよい。
また、日射遮蔽制御部2014は、遮蔽制御を行った日射遮蔽装置7に対して、予め定めた解除時刻に遮蔽制御を解除してもよい。詳細には、日射遮蔽制御部2014は、遮蔽動作を指示した日射遮蔽装置7に対して、解除時刻になると、予め定めた解除状態(ブラインド全開、ブラインド全閉又は指定のルーバ角度)となるように指示する。解除時刻及び解除状態は、日射遮蔽装置7毎に設定されてもよいし、共通であってもよい。さらに、日中において遮蔽制御の解除後に平準化制御が再度必要になった場合には、日射遮蔽制御部2014は、再度、遮蔽制御を行ってもよい。
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、制御装置2が、ユーザからの操作を受け付けるための入力デバイスと、ユーザに情報を提示するための表示デバイスの少なくとも何れかをさらに含んで構成されるようにしてもよい。
また、エネルギー管理システム1において、制御装置2の制御対象機器として、床暖房システム、床冷暖房システム、冷蔵庫、IH(Induction Heating)調理器、テレビ、給湯機等の様々な電気機器が含まれていてもよい。
また、制御装置2は、空調機6の運転モードを送風モードに切り替える際に、室内ユニット60による送風量を以下の(1)又は(2)のようにして決定してもよい。
(1)定数×室温差
(2)変数×予め定めた風量
上記において、室温差は、以下の(a)〜(c)のようにして決定してもよい。
(a)TRmax−TRmin
(b)第1グループに属する室温の平均値−第2グループに属する室温の平均値
(c)予め指定した2部屋の室温差
上記(2)の変数の値は、図10に示すように、室温差に応じて決定してもよい。
また、制御装置2は、室内ユニット60を介さずに各空調リモコン64と通信して、各部屋の室温及び設定温度を取得してもよい。また、制御装置2は、室内ユニット60を介さずに各VAV63と通信して、各部屋の送風量を調整してもよい。
また、空調リモコン64、照明リモコン、ブラインドリモコンに代えて、これらを統合したルームリモコンが各部屋に設定されてもよい。
また、空調機6が、制御装置2と同等の機能部(図7参照)を有するようにしてもよい。
また、制御装置2の機能部(図7参照)の全部又は一部が、図示しないクラウドサーバにより実現されてもよい。
また、制御装置2の機能部(図7参照)の全部又は一部が、専用のハードウェアで実現されるようにしてもよい。専用のハードウェアとは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらの組み合わせである。
また、空調プログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、光磁気ディスク(Magneto-Optical Disc)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、HDD等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。そして、このように配布した空調プログラムを特定の又は汎用のコンピュータにインストールすることによって、当該コンピュータを上記の実施の形態における制御装置2として機能させることも可能である。
また、空調プログラムをインターネット上の図示しないサーバが有する記憶装置に格納しておき、当該サーバから制御装置2に空調プログラムがダウンロードされるようにしてもよい。
本発明は、広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能である。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
1 エネルギー管理システム、2 制御装置、3 操作端末、4 電力計測装置、5 発電設備、6 空調機、7a〜7d 日射遮蔽装置、8a〜8e 照明器、9 商用電力系統、10 分電盤、20,643 通信インタフェース、21,644 プロセッサ、22,645 ROM、23,646 RAM、24,647 二次記憶装置、25,648 バス、50 PVパネル、51 PV−PCS、60 室内ユニット、61 室外ユニット、62 ダクト、63a〜63e VAV、64a〜64e 空調リモコン、65,604,605,612 通信線、66 冷媒配管、200 データ取得部、201 空調制御部、600 ファン、601 熱交換器、602,640 温度センサ、603,611 制御基板、610 冷媒回路、641 ディスプレイ、642 操作受付部、2010 日射影響判定部、2011 平準化要否判定部、2012 モード切替部、2013 送風量調整部、2014 日射遮蔽制御部

Claims (6)

  1. 空気を分配供給して複数の部屋の空調を行う空調機と、日射を遮蔽する日射遮蔽装置と、を制御する制御装置であって、
    前記複数の部屋の各室温を取得する室温取得手段と、
    前記複数の部屋の内の予め選択された1又は複数の部屋の何れかの室温が、予め定めた上限温度を超えている場合、前記空調機の運転モードを暖房モードから送風モードに切り替え、その後、予め定めた第1待機時間が経過すると前記日射遮蔽装置に日射遮蔽を指示し、その後、予め定めた第2待機時間が経過すると前記運転モードを前記送風モードから前記暖房モードに切り替える制御を行う空調制御手段と、を備える、制御装置。
  2. 前記空調制御手段は、ユーザが在宅中でない場合は前記制御を行わない、請求項1に記載の制御装置。
  3. 空気を分配供給して複数の部屋の空調を行う空調機であって、
    前記複数の部屋の各室温を計測する室温計測手段と、
    前記複数の部屋の内の予め選択された1又は複数の部屋の何れかの室温が、予め定めた上限温度を超えている場合、運転モードを暖房モードから送風モードに切り替え、その後、予め定めた第1待機時間が経過すると日射を遮蔽する日射遮蔽装置に日射遮蔽を指示し、その後、予め定めた第2待機時間が経過すると前記運転モードを前記送風モードから前記暖房モードに切り替える制御を行う空調制御手段と、を備える、空調機。
  4. 空気を分配供給して複数の部屋の空調を行う空調機と、
    日射を遮蔽する日射遮蔽装置と、
    前記空調機と前記日射遮蔽装置とを制御する請求項1又は2に記載の制御装置と、を備える、空調システム。
  5. 空気を分配供給して複数の部屋の空調を行う空調機と、日射を遮蔽する日射遮蔽装置と、を制御する方法であって、
    室温取得手段が、前記複数の部屋の各室温を取得し、
    空調制御手段が、前記複数の部屋の内の予め選択された1又は複数の部屋の何れかの室温が、予め定めた上限温度を超えている場合、前記空調機の運転モードを暖房モードから送風モードに切り替え、その後、予め定めた第1待機時間が経過すると前記日射遮蔽装置に日射遮蔽を指示し、その後、予め定めた第2待機時間が経過すると前記運転モードを前記送風モードから前記暖房モードに切り替える制御を行う、空調制御方法。
  6. 空気を分配供給して複数の部屋の空調を行う空調機と、日射を遮蔽する日射遮蔽装置と、を制御するコンピュータを、
    前記複数の部屋の各室温を取得する室温取得手段、
    前記複数の部屋の内の予め選択された1又は複数の部屋の何れかの室温が、予め定めた上限温度を超えている場合、前記空調機の運転モードを暖房モードから送風モードに切り替え、その後、予め定めた第1待機時間が経過すると前記日射遮蔽装置に日射遮蔽を指示し、その後、予め定めた第2待機時間が経過すると前記運転モードを前記送風モードから前記暖房モードに切り替える制御を行う空調制御手段、として機能させる、プログラム。
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