JP2020186877A - 飲料氷ブロック削り器 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単に食することができ、混ぜ易く味ムラを容易に解消することが可能なかき氷を作ることが可能な小型で且つ操作が容易な飲料氷ブロック削り器を提供すること。【解決手段】飲料を凍らせた直方体の飲料氷ブロック1を削る飲料氷ブロック削り器100であって、上面に刃11が設置された基台10と、飲料氷ブロック1と同形の挿通孔にで飲料氷ブロック1が入れられ基台10に装着されて一方向に沿って往復動作可能な筒状ホルダ30と、筒状ホルダ30に対して着脱可能で装着時に挿通孔31を上から被覆する蓋体50と、蓋体50と飲料氷ブロック1との間に介装されるコイルばね71を有し、筒状ホルダ30に蓋体50が装着されたときに、飲料氷ブロック1を基台10の上面に圧接させる圧接部材70と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、飲料氷ブロック削り器に関する。
近年、豆乳入りの紙パックをそのまま冷凍庫に入れて中の豆乳を凍らせ、紙パックの
口を開いて或いは豆乳氷を小皿の上で砕いたりして、スプーンなどで少しずつ剥って食することが行われている(例えば、非特許文献1)。
口を開いて或いは豆乳氷を小皿の上で砕いたりして、スプーンなどで少しずつ剥って食することが行われている(例えば、非特許文献1)。
URL;http://entames.net/review/tounyu-ice/
しかしながら、スプーンなどで少しずつ剥って食するのは面倒である。特に、飲料氷が硬い場合には尚更である。この点、豆乳を凍らせた場合だけでなく、その他の飲料を凍らせて食する場合も同様である。
また、糖や塩分を含む飲料を凍らせる場合、味に偏りが生じてしまう。つまり、飲料氷では、上層部では味が薄く、底の方では味が濃くなってしまう。
この場合、特許文献1に開示の氷削器を使って飲料氷を削ってかき氷とすることも考えられる。かき氷とすれば、スプーンで掬い易く、出来上がったかき氷をかき混ぜれば簡単に味ムラを解消することができる。
しかし、特許文献1に開示の氷削器は、中央に立設された軸を中心に回転可能なハンドルと、ハンドルと共周りする氷片押さえ板とを備え、軸から外れた位置に氷削刃が半径方向に延在するように設けられた構造となっている。そのため、氷削器の平面積は、必然的に、上記軸を中心とし氷削刃を半径とする円よりも大きくなるので、氷削器全体が大型化してしまう。また、飲料氷を削るには、氷収容用の容器に飲料氷を入れた後に氷片押さえ板で飲料氷を氷削刃に押し付けるという準備が必要であり、そのためには、ハンドルによって氷片押さえ板が当接するまで氷片押さえ板を回さなければならない。
本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、簡単に食することができ且つ混ぜ易く味ムラを容易に解消することができるかき氷を作ることが可能な小型で且つ操作が容易な飲料氷ブロック削り器を提供することを目的とする。
また、糖や塩分を含む飲料を凍らせる場合、味に偏りが生じてしまう。つまり、飲料氷では、上層部では味が薄く、底の方では味が濃くなってしまう。
この場合、特許文献1に開示の氷削器を使って飲料氷を削ってかき氷とすることも考えられる。かき氷とすれば、スプーンで掬い易く、出来上がったかき氷をかき混ぜれば簡単に味ムラを解消することができる。
しかし、特許文献1に開示の氷削器は、中央に立設された軸を中心に回転可能なハンドルと、ハンドルと共周りする氷片押さえ板とを備え、軸から外れた位置に氷削刃が半径方向に延在するように設けられた構造となっている。そのため、氷削器の平面積は、必然的に、上記軸を中心とし氷削刃を半径とする円よりも大きくなるので、氷削器全体が大型化してしまう。また、飲料氷を削るには、氷収容用の容器に飲料氷を入れた後に氷片押さえ板で飲料氷を氷削刃に押し付けるという準備が必要であり、そのためには、ハンドルによって氷片押さえ板が当接するまで氷片押さえ板を回さなければならない。
本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、簡単に食することができ且つ混ぜ易く味ムラを容易に解消することができるかき氷を作ることが可能な小型で且つ操作が容易な飲料氷ブロック削り器を提供することを目的とする。
第1の手段は、
飲料を凍らせた直方体の飲料氷ブロックを削る飲料氷ブロック削り器であって、
上面から前記飲料氷ブロックを削る刃の一部が突出し、刃先の縁は上面に平行な第1軸に沿って延在し、前記刃の下方には、前記飲料氷ブロックを削ることによって得られたかき氷を受け止める受け皿を設置可能な空間が形成され、前記刃の両脇に前記第1軸と直交する第2軸に沿って延在するガイド壁がそれぞれ設けられ、前記ガイド壁の各々には内面側に向けて溝口が開口し、少なくとも一方の溝端が前記ガイド壁の端部に開口するガイド溝が形成された基台と、
前記飲料氷ブロックが挿通可能で前記飲料氷ブロックの挿通方向に直交する断面と同形の挿通孔が上下方向に貫通して形成され、下端部側面には前記少なくとも一方の溝端からの差込みによって前記ガイド溝のそれぞれに係合する外向突起が設けられ、前記外向突起と前記ガイド溝との係合によって前記基台に装着され、前記外向突起と前記ガイド溝との係合を解除することにより前記基台から離脱され、前記基台に装着された際に、上方から前記飲料氷ブロックを前記挿通孔に挿入することができるとともに、前記ガイド溝に沿って往復動作可能に構成された筒状ホルダと、
前記筒状ホルダに対して着脱可能で装着時に前記挿通孔を上から被覆する蓋体と、
前記蓋体と前記飲料氷ブロックとの間に介装されるコイルばねを有し、前記筒状ホルダに前記蓋体が装着されたときに、前記飲料氷ブロックを前記基台の上面に圧接させる圧接部材と、
を備えたことを特徴とする。
飲料を凍らせた直方体の飲料氷ブロックを削る飲料氷ブロック削り器であって、
上面から前記飲料氷ブロックを削る刃の一部が突出し、刃先の縁は上面に平行な第1軸に沿って延在し、前記刃の下方には、前記飲料氷ブロックを削ることによって得られたかき氷を受け止める受け皿を設置可能な空間が形成され、前記刃の両脇に前記第1軸と直交する第2軸に沿って延在するガイド壁がそれぞれ設けられ、前記ガイド壁の各々には内面側に向けて溝口が開口し、少なくとも一方の溝端が前記ガイド壁の端部に開口するガイド溝が形成された基台と、
前記飲料氷ブロックが挿通可能で前記飲料氷ブロックの挿通方向に直交する断面と同形の挿通孔が上下方向に貫通して形成され、下端部側面には前記少なくとも一方の溝端からの差込みによって前記ガイド溝のそれぞれに係合する外向突起が設けられ、前記外向突起と前記ガイド溝との係合によって前記基台に装着され、前記外向突起と前記ガイド溝との係合を解除することにより前記基台から離脱され、前記基台に装着された際に、上方から前記飲料氷ブロックを前記挿通孔に挿入することができるとともに、前記ガイド溝に沿って往復動作可能に構成された筒状ホルダと、
前記筒状ホルダに対して着脱可能で装着時に前記挿通孔を上から被覆する蓋体と、
前記蓋体と前記飲料氷ブロックとの間に介装されるコイルばねを有し、前記筒状ホルダに前記蓋体が装着されたときに、前記飲料氷ブロックを前記基台の上面に圧接させる圧接部材と、
を備えたことを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段であって、前記刃先の縁には延在方向に沿って所定の間隔でV字状の切欠きが形成されていることを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段であって、前記筒状ホルダは前記挿通孔の断面に対応して4角筒となっていることを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段であって、前記筒状ホルダは、平面視で長方形であり移動方向に直交する辺が長辺となっていることを特徴とする。
第5の手段は、第1の手段〜第4の手段のいずれか一の手段であって、前記蓋体には上下方向に貫通する孔が形成され、前記圧接部材は、前記孔に挿入され前記穴に沿って上下動可能な軸と、前記軸の下端に付設されて前記蓋体の下方に位置し前記飲料氷ブロックに当接する圧子と、前記軸に巻回され前記蓋体と前記圧子とを互いに離間する方向に付設する前記コイルばねとを備えることを特徴とする。
第6の手段は、第5の手段であって、前記軸は、前記孔に沿って上下動可能に構成され、前記軸の上端には、前記孔の縁に上方から当接して前記蓋体からの抜けを防止するヘッドが取り付けられていることを特徴とする。
第1の手段によれば、削る対象が直方体の飲料氷ブロックであり、また、飲料氷ブロックの断面形状と、当該飲料氷ブロックを保持する筒状ホルダの挿通孔の形状が同形となっているので、削っている間に筒状ホルダ内で飲料氷ブロックが動くことが抑制されるので、簡単且つ綺麗なかき氷を作ることができる。また、飲料氷をばねによって圧接し、筒状ホルダの往復動によって飲料氷ブロックを削る構成であるため、小型で操作が簡単な飲料氷ブロック削り器が実現できる。
第2の手段によれば、V字状の切欠きが形成されているため、フレーク状のかき氷を作ることができる。そして、かき氷がフレークのサイズになるので、喫食に適したものとなる。
第3の手段によれば、筒状ホルダが4角筒となっているため、平らな面を押せば良いので、簡単に筒状ホルダを往復動作させることができる。
第4の手段によれば、筒状ホルダが平面視で長方形であり移動方向に直交する辺が長辺となっているので、筒状ホルダをしっかり握れて往復動作させ易い。また、筒状ホルダの動作ストロークを短くすることができるので、飲料氷ブロックを削り易くなる。
第5の手段によれば、圧接部材の軸は蓋体の孔に沿って上下動可能で、蓋体から上方に突出可能となっているので、筒状ホルダ及び蓋体の高さを大きくしなくても、圧子のストロークを大きくすることができる。したがって、飲料氷ブロック削り器を小型化できる。
第6の手段によれば、圧接部材と蓋体とを一体化できるので、圧接部材の取扱いが容易となる。
以下、本発明の飲料氷ブロック削り器を図面に示した実施形態に基づいて説明する。
《全体構成》
図1は、本実施形態に係る飲料氷ブロック削り器の分解状態を示している。
この飲料氷ブロック削り器100は、大別して、基台10と、筒状ホルダ30と、蓋体50と、圧接部材70とを備えている。
この飲料氷ブロック削り器100によれば、基台10に筒状ホルダ30を立設状態に装着するとともに、筒状ホルダ30の上方から直方体の飲料氷ブロック1を入れ、圧接部材70が取り付けられた蓋体50を筒状ホルダ30に上に装着し、基台10を片手で押さえつつ、他方の手で筒状ホルダ30を握って所定方向に往復動作させることで、飲料氷ブロック1が削られて基台10の下の受け皿2にフレーク状のかき氷が排出される。
なお、図1において符号3は製氷器を示し、この製氷器3で作った飲料の氷を製氷器3から取り外すことで上記飲料氷ブロック1として使用することができる。また、符号4は市販の紙パック飲料を示し、そのまま冷凍庫に入れて紙パックから取り出すことで上記飲料氷ブロック1として使用することができる。なお、ここでは200mlの紙パック飲料を想定しているが、かかる大きさに限定されるものではないことは勿論であるが、特に、片手で握れる程度の大きさであることが好ましい。
図1は、本実施形態に係る飲料氷ブロック削り器の分解状態を示している。
この飲料氷ブロック削り器100は、大別して、基台10と、筒状ホルダ30と、蓋体50と、圧接部材70とを備えている。
この飲料氷ブロック削り器100によれば、基台10に筒状ホルダ30を立設状態に装着するとともに、筒状ホルダ30の上方から直方体の飲料氷ブロック1を入れ、圧接部材70が取り付けられた蓋体50を筒状ホルダ30に上に装着し、基台10を片手で押さえつつ、他方の手で筒状ホルダ30を握って所定方向に往復動作させることで、飲料氷ブロック1が削られて基台10の下の受け皿2にフレーク状のかき氷が排出される。
なお、図1において符号3は製氷器を示し、この製氷器3で作った飲料の氷を製氷器3から取り外すことで上記飲料氷ブロック1として使用することができる。また、符号4は市販の紙パック飲料を示し、そのまま冷凍庫に入れて紙パックから取り出すことで上記飲料氷ブロック1として使用することができる。なお、ここでは200mlの紙パック飲料を想定しているが、かかる大きさに限定されるものではないことは勿論であるが、特に、片手で握れる程度の大きさであることが好ましい。
《細部構成》
1.基台10
基台10は、特に限定はされないがプラスチック製で、図2に示すように、金属製の刃11が設けられる水平上面を持つ主壁12を備えている。主壁12の縁には、下方に垂れ下がる板状の脚壁13が設けられている。脚壁13の下端は接地部を構成している。また、脚壁13で囲まれた部分は空洞となっている。この脚壁13は主壁12を所定高さに保持する働きをする。
また、脚壁13の前面には開口13aが形成され、この開口13aを通して、主壁12の下方に設置したかき氷の受け皿2を視認できるようになっている。また、受け皿2の大きさが開口13aの幅よりも小さい場合には、開口13aを通じて受け皿2を出し入れできる。
1.基台10
基台10は、特に限定はされないがプラスチック製で、図2に示すように、金属製の刃11が設けられる水平上面を持つ主壁12を備えている。主壁12の縁には、下方に垂れ下がる板状の脚壁13が設けられている。脚壁13の下端は接地部を構成している。また、脚壁13で囲まれた部分は空洞となっている。この脚壁13は主壁12を所定高さに保持する働きをする。
また、脚壁13の前面には開口13aが形成され、この開口13aを通して、主壁12の下方に設置したかき氷の受け皿2を視認できるようになっている。また、受け皿2の大きさが開口13aの幅よりも小さい場合には、開口13aを通じて受け皿2を出し入れできる。
基台10の主壁12には平面視で長方形の凹部14が形成されている。凹部14の周囲には凹部14を取り囲むように凹部14の底面から起立した壁15が設置されている。凹部14の底面は主壁12の上面を形成する。壁15のうち凹部14の一方の短辺部分を画成する壁はストッパ15aを構成し、基台10に対して着脱可能となっている。図2に示すようにストッパ15aを取り外したときには、凹部14の上記一方の短辺部分は基台10の一方の端部に開口する。なお、取外し可能なストッパ15aは凹部14の両側の短辺部分に設けられていてもよい。
また、壁15のうち凹部14の長辺部分を画成する2つの壁はガイド壁15b,15cを構成している。2つのガイド壁15b,15cの各々にはその内面側に凹部14の長辺部分に沿って延在するガイド溝16aが形成されている。ガイド溝16aの一方の溝端は、図2に示すように、ストッパ15aを取り外したときのガイド壁15b,15cの端部に開口している。なお、取外し可能なストッパ15aが凹部14の両側の短辺部分に設けられている場合には、ガイド溝16aの両溝端がガイド壁15b,15cの両端部に開口していてもよい。
また、壁15のうち凹部14の長辺部分を画成する2つの壁はガイド壁15b,15cを構成している。2つのガイド壁15b,15cの各々にはその内面側に凹部14の長辺部分に沿って延在するガイド溝16aが形成されている。ガイド溝16aの一方の溝端は、図2に示すように、ストッパ15aを取り外したときのガイド壁15b,15cの端部に開口している。なお、取外し可能なストッパ15aが凹部14の両側の短辺部分に設けられている場合には、ガイド溝16aの両溝端がガイド壁15b,15cの両端部に開口していてもよい。
なお、図3に示すように、主壁12には、ストッパ15aを取り付けるためのスリット12aと、刃11を露出させるためのスリット12bとが形成されている。スリット12a及びスリット12bは、互いに平行に形成されている。スリット12bには、基台10に上方から装着されるストッパ15aの突片150aが挿入され、これにより、ストッパ15aは基台10に固定される。
2.筒状ホルダ30
筒状ホルダ30は、基台10に筒状ホルダ30を立設状態に装着される。この筒状ホルダ30は、例えば、200mlの市販の紙パック飲料(W52xD38xH119(mm))を凍らせて紙パックから取り出した飲料氷ブロック1を縦置き状態で保持可能となっており、図4に示すように、内部に飲料氷ブロック1を挿通可能な挿通孔31が形成されている。紙パック飲料を凍らせた場合には体積が増すので、その点も考慮して筒状ホルダ30の平面寸法(縦横寸法)は設定されている。筒状ホルダ30の挿通孔31を画成する内側の壁面は、飲料氷ブロック1を入れた際にガタが少なくなるように、飲料氷ブロック1の挿入方向に直交する断面と同形となっている。すなわち、筒状ホルダ30の内側の壁面は平面視で長方形となっていて、特に限定はされないが、筒状ホルダ30の移動方向に直交する面側が長辺となるようにされている。また、筒状ホルダ30の外側の壁面も、特に限定はされないが、親指と他の指で握りやすいように飲料氷ブロック1の挿入方向に直交する断面と相似形で、筒状ホルダ30の移動方向に直交する面側が長辺となるようにされている。なお、筒状ホルダ30のストロークは、筒状ホルダ30に保持された飲料氷ブロック1の短辺の寸法の少なくとも2倍となっている。また、筒状ホルダ30の動作域と刃11の取付位置との関係を言えば、筒状ホルダ30を往復動させたときに刃11が露出しないようにされている。
筒状ホルダ30は、基台10に筒状ホルダ30を立設状態に装着される。この筒状ホルダ30は、例えば、200mlの市販の紙パック飲料(W52xD38xH119(mm))を凍らせて紙パックから取り出した飲料氷ブロック1を縦置き状態で保持可能となっており、図4に示すように、内部に飲料氷ブロック1を挿通可能な挿通孔31が形成されている。紙パック飲料を凍らせた場合には体積が増すので、その点も考慮して筒状ホルダ30の平面寸法(縦横寸法)は設定されている。筒状ホルダ30の挿通孔31を画成する内側の壁面は、飲料氷ブロック1を入れた際にガタが少なくなるように、飲料氷ブロック1の挿入方向に直交する断面と同形となっている。すなわち、筒状ホルダ30の内側の壁面は平面視で長方形となっていて、特に限定はされないが、筒状ホルダ30の移動方向に直交する面側が長辺となるようにされている。また、筒状ホルダ30の外側の壁面も、特に限定はされないが、親指と他の指で握りやすいように飲料氷ブロック1の挿入方向に直交する断面と相似形で、筒状ホルダ30の移動方向に直交する面側が長辺となるようにされている。なお、筒状ホルダ30のストロークは、筒状ホルダ30に保持された飲料氷ブロック1の短辺の寸法の少なくとも2倍となっている。また、筒状ホルダ30の動作域と刃11の取付位置との関係を言えば、筒状ホルダ30を往復動させたときに刃11が露出しないようにされている。
また、筒状ホルダ30には、下端部外面に外向鍔部(外向突起)32が形成されている。外向鍔部32のうち短辺側の鍔部は、ガイド溝16aの溝端から差し込みすることによってガイド溝16aに係合し、これによって、基台10に筒状ホルダ30が装着される。また、外向鍔部32は、溝端から引き抜くことによってガイド溝16aとの係合を解除し、これによって、基台10から筒状ホルダ30が離脱される。
筒状ホルダ30の上部側面には係合突起33が設けられている。
なお、特に限定はされないが、実施形態の筒状ホルダ30は、縦割りした横断面がコ字状で略同形の2つの枠体から構成され、この2つの枠体をネジによって結合することによって構成されている。また、筒状ホルダ30の下面は、移動中に刃11に当たらないように、ガイド溝16aに係合した際に当該下面が主壁12の上面から少し浮いているか、或いは、下面の刃11に当たりそうな部分が凹部となっていることが好ましい。
筒状ホルダ30の上部側面には係合突起33が設けられている。
なお、特に限定はされないが、実施形態の筒状ホルダ30は、縦割りした横断面がコ字状で略同形の2つの枠体から構成され、この2つの枠体をネジによって結合することによって構成されている。また、筒状ホルダ30の下面は、移動中に刃11に当たらないように、ガイド溝16aに係合した際に当該下面が主壁12の上面から少し浮いているか、或いは、下面の刃11に当たりそうな部分が凹部となっていることが好ましい。
3.蓋体50
蓋体50は筒状ホルダ30の上に装着される。この蓋体50は、プラスチック製で截頭4角錐乃至は4角錐台の形に構成され、内部は下方に開口する空洞となっている。図5に示すように、蓋体50の下端部は、前記筒状ホルダ30の上端部の外側に嵌合する嵌合枠51が形成されている。嵌合枠51は、外壁が傾斜せず直立した形を有している。また、嵌合枠51には留め具52が付設されている。この留め具52は軸52aを中心に回動し、自由端部内側が上記係合突起33に外側から嵌合する。この嵌合によって、蓋体50は筒状ホルダ30に装着され。嵌合の解除によって、蓋体50は筒状ホルダ30から離脱させることができる。
さらに、蓋体50の天井壁53には上下に貫通する孔53aが形成されている。
蓋体50は筒状ホルダ30の上に装着される。この蓋体50は、プラスチック製で截頭4角錐乃至は4角錐台の形に構成され、内部は下方に開口する空洞となっている。図5に示すように、蓋体50の下端部は、前記筒状ホルダ30の上端部の外側に嵌合する嵌合枠51が形成されている。嵌合枠51は、外壁が傾斜せず直立した形を有している。また、嵌合枠51には留め具52が付設されている。この留め具52は軸52aを中心に回動し、自由端部内側が上記係合突起33に外側から嵌合する。この嵌合によって、蓋体50は筒状ホルダ30に装着され。嵌合の解除によって、蓋体50は筒状ホルダ30から離脱させることができる。
さらに、蓋体50の天井壁53には上下に貫通する孔53aが形成されている。
4.圧接部材70
図5に示すように、圧接部材70は、特に限定はされないが、蓋体50に予め取り付けられている。この圧接部材70は、図6に示すように、コイルばね71と、コイルばね71が巻回される軸72と、軸72の下端に付設された平面視で正方形の圧子73と、軸72の下端に付設されるヘッド74とを備えている。この圧接部材70は、軸72の下端に圧子73が付設され且つ軸72にコイルばね71が巻回された状態で、軸72を下方から蓋体50の孔53aに挿通し、軸72の上端にヘッド74を取り付けることによって、蓋体50に取り付けられる。ヘッド74は孔53aよりも大径な部分を含み、この大径部74aが蓋体50の孔53aの縁に上方から当接することで、圧接部材70の下方への抜けが防止される。なお、圧子73とヘッド74は、ネジによって軸72に取り付けられる。
図5に示すように、圧接部材70は、特に限定はされないが、蓋体50に予め取り付けられている。この圧接部材70は、図6に示すように、コイルばね71と、コイルばね71が巻回される軸72と、軸72の下端に付設された平面視で正方形の圧子73と、軸72の下端に付設されるヘッド74とを備えている。この圧接部材70は、軸72の下端に圧子73が付設され且つ軸72にコイルばね71が巻回された状態で、軸72を下方から蓋体50の孔53aに挿通し、軸72の上端にヘッド74を取り付けることによって、蓋体50に取り付けられる。ヘッド74は孔53aよりも大径な部分を含み、この大径部74aが蓋体50の孔53aの縁に上方から当接することで、圧接部材70の下方への抜けが防止される。なお、圧子73とヘッド74は、ネジによって軸72に取り付けられる。
この圧接部材70によれば、図7に示すように、使用時には、コイルばね71の上端は蓋体50の天井壁の下面に当接し、コイルばね71の下端は圧子73に当接する。したがって、飲料氷ブロック1を筒状ホルダ30に入れたとき、圧子73が飲料氷ブロック1によって上方に押され、コイルばね71が縮退する。その結果、コイルばね71は、圧子73を蓋体50から離間させる方向に付勢し、圧子73が当接する飲料氷ブロック1を基台10の上面に圧接させる。
なお、圧子73の下面の形状は、特に限定はされないが、飲料氷ブロック1を基台10の上面に均一に圧接することができるように、飲料氷ブロック1の下面形状と対応していることが好ましい。
なお、圧子73の下面の形状は、特に限定はされないが、飲料氷ブロック1を基台10の上面に均一に圧接することができるように、飲料氷ブロック1の下面形状と対応していることが好ましい。
5.刃11
図8に示すように、刃11は金属製で短尺状に構成されている。この刃11は支持部材90に支持され、支持部材90を主壁12の下面にネジ止めすることによって取り付けられる。その際、刃11の刃先は主壁12のスリット12bに下から挿入され、主壁12の上面の上方に突出する。この状態では、刃先の縁は主壁12の上面に平行に延在する。なお、刃渡りは飲料氷ブロック1の長辺よりもわずかに大きくなっている。
また、実施形態の刃11では、刃先の縁の延在方向に沿ってV字状の切欠き11aが等間隔に複数形成されている。この切欠き11aを設けることによって、切欠き11aのピッチと同じ大きさのフレーク状のかき氷となって口当たりがよくなるとともに、かき氷を混ぜやすくなる。
図8に示すように、刃11は金属製で短尺状に構成されている。この刃11は支持部材90に支持され、支持部材90を主壁12の下面にネジ止めすることによって取り付けられる。その際、刃11の刃先は主壁12のスリット12bに下から挿入され、主壁12の上面の上方に突出する。この状態では、刃先の縁は主壁12の上面に平行に延在する。なお、刃渡りは飲料氷ブロック1の長辺よりもわずかに大きくなっている。
また、実施形態の刃11では、刃先の縁の延在方向に沿ってV字状の切欠き11aが等間隔に複数形成されている。この切欠き11aを設けることによって、切欠き11aのピッチと同じ大きさのフレーク状のかき氷となって口当たりがよくなるとともに、かき氷を混ぜやすくなる。
《実施形態の効果》
このような飲料氷ブロック削り器100の主たる効果を説明すれば次のとおりである。
飲料氷ブロック1が細かく削られるので食べ易く、また、飲料氷ブロック1を削る際に受け皿2を動かすなどすればかき氷が上手く混ざり、味ムラをなくすことができる。また、飲料氷ブロック1を削った後でも、かき氷は細かくかき混ぜやすいので、味ムラの解消が容易である。また、基台10、筒状ホルダ30及び蓋体50に、場合によっては、それに加えて圧接部材70に分解できるので、洗浄や収納にも適する。また、飲料氷ブロック1をコイルばね71によって圧接し、筒状ホルダ30の往復動によって飲料氷ブロック1を削る構成であるため、小型で操作が簡単な飲料氷ブロック削り器100が実現できる。
このような飲料氷ブロック削り器100の主たる効果を説明すれば次のとおりである。
飲料氷ブロック1が細かく削られるので食べ易く、また、飲料氷ブロック1を削る際に受け皿2を動かすなどすればかき氷が上手く混ざり、味ムラをなくすことができる。また、飲料氷ブロック1を削った後でも、かき氷は細かくかき混ぜやすいので、味ムラの解消が容易である。また、基台10、筒状ホルダ30及び蓋体50に、場合によっては、それに加えて圧接部材70に分解できるので、洗浄や収納にも適する。また、飲料氷ブロック1をコイルばね71によって圧接し、筒状ホルダ30の往復動によって飲料氷ブロック1を削る構成であるため、小型で操作が簡単な飲料氷ブロック削り器100が実現できる。
《実施形態の変更例》
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、刃11に切欠き11aを設けたが、切欠き11aはなくてもよい。この場合でも飲料氷ブロック1は薄く削られるので、口当たりはよく、しかも混ぜ易く味ムラが解消しやすい。
また、基台10を空洞部として受け皿2を設置するようにしたが、引出し式の容器(受け皿)を予め設けておいてもよい。
また、圧接部材70のヘッド74はなくてもよい。ただ単に、ただし、蓋体50から軸72を上方に突出可能としてもよい。ただし、この場合、軸72からのコイルばね71の上方への抜けを防止するための抜け止めを設けておくことが好ましい。
この圧接部材70は、蓋体50を筒状ホルダ30に装着する度に圧接部材70を蓋体50と飲料氷ブロック1との間に設けられる。
この圧接部材70は、蓋体50を筒状ホルダ30に装着する度に圧接部材70を蓋体50と飲料氷ブロック1との間に設けられる。
また、蓋体50から軸72を上方に突出可能とせずに、軸72を入子式とし、伸縮できるように構成してもよい。この場合、蓋体50の孔53aを位置決め用の孔として使用することができる。
1 飲料氷ブロック
2 受け皿
10 基台
11 刃
11a 切欠き
12 主壁
16a ガイド溝
30 筒状ホルダ
31 挿通孔
32 外向鍔部(外向突起)
32 外向鍔部
33 係合突起
50 蓋体
51 嵌合枠
52a 軸
53 天井壁
53a 孔
70 圧接部材
71 コイルばね
72 軸
73 圧子
74 ヘッド
100 飲料氷ブロック削り器
2 受け皿
10 基台
11 刃
11a 切欠き
12 主壁
16a ガイド溝
30 筒状ホルダ
31 挿通孔
32 外向鍔部(外向突起)
32 外向鍔部
33 係合突起
50 蓋体
51 嵌合枠
52a 軸
53 天井壁
53a 孔
70 圧接部材
71 コイルばね
72 軸
73 圧子
74 ヘッド
100 飲料氷ブロック削り器
Claims (6)
- 飲料を凍らせた直方体の飲料氷ブロックを削る飲料氷ブロック削り器であって、
上面から前記飲料氷ブロックを削る刃の一部が突出し、刃先の縁は上面に平行な第1軸に沿って延在し、前記刃の下方には、前記飲料氷ブロックを削ることによって得られたかき氷を受け止める受け皿を設置可能な空間が形成され、前記刃の両脇に前記第1軸と直交する第2軸に沿って延在するガイド壁がそれぞれ設けられ、前記ガイド壁の各々には内面側に向けて溝口が開口し、少なくとも一方の溝端が前記ガイド壁の端部に開口するガイド溝が形成された基台と、
前記飲料氷ブロックが挿通可能で前記飲料氷ブロックの挿通方向に直交する断面と同形の挿通孔が上下方向に貫通して形成され、下端部側面には前記少なくとも一方の溝端からの差込みによって前記ガイド溝のそれぞれに係合する外向突起が設けられ、前記外向突起と前記ガイド溝との係合によって前記基台に装着され、前記外向突起と前記ガイド溝との係合を解除することにより前記基台から離脱され、前記基台に装着された際に、上方から前記飲料氷ブロックを前記挿通孔に挿入することができるとともに、前記ガイド溝に沿って往復動作可能に構成された筒状ホルダと、
前記筒状ホルダに対して着脱可能で装着時に前記挿通孔を上から被覆する蓋体と、
前記蓋体と前記飲料氷ブロックとの間に介装されるコイルばねを有し、前記筒状ホルダに前記蓋体が装着されたときに、前記飲料氷ブロックを前記基台の上面に圧接させる圧接部材と、
を備えたことを特徴とする飲料氷ブロック削り器。 - 前記刃先の縁には延在方向に沿って所定の間隔でV字状の切欠きが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の飲料氷ブロック削り器。
- 前記筒状ホルダは前記挿通孔の断面に対応して4角筒となっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の飲料氷ブロック削り器。
- 前記筒状ホルダは、平面視で長方形であり移動方向に直交する辺が長辺となっていることを特徴とする請求項3に記載の飲料氷ブロック削り器。
- 前記蓋体には上下方向に貫通する孔が形成され、前記圧接部材は、前記孔に挿入され前記穴に沿って上下動可能な軸と、前記軸の下端に付設されて前記蓋体の下方に位置し前記飲料氷ブロックに当接する圧子と、前記軸に巻回され前記蓋体と前記圧子とを互いに離間する方向に付設する前記コイルばねとを備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の飲料氷ブロック削り器。
- 前記軸は、前記孔に沿って上下動可能に構成され、前記軸の上端には、前記孔の縁に上方から当接して前記蓋体からの抜けを防止するヘッドが取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載の飲料氷ブロック削り器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019093146A JP2020186877A (ja) | 2019-05-16 | 2019-05-16 | 飲料氷ブロック削り器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019093146A JP2020186877A (ja) | 2019-05-16 | 2019-05-16 | 飲料氷ブロック削り器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020186877A true JP2020186877A (ja) | 2020-11-19 |
Family
ID=73222326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019093146A Pending JP2020186877A (ja) | 2019-05-16 | 2019-05-16 | 飲料氷ブロック削り器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020186877A (ja) |
-
2019
- 2019-05-16 JP JP2019093146A patent/JP2020186877A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20190614 |