JP2020186858A - ショーケース - Google Patents

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Abstract

【課題】除霜効率の低下を極力抑えつつ、除霜運転時に冷媒が漏洩した場合に漏洩冷媒の拡散を図ることが可能なショーケースを提供する。【解決手段】この発明に係るショーケース100は、機械室2の内部に形成された第1の風路中に配置され、空気より重い冷媒が内部を流通する凝縮器12と、吹出口22を介して貯蔵室3の内部と通じた第2の風路中に配置され、冷媒が内部を流通する蒸発器14と、第1及び第2の風路中にそれぞれ空気流を生成する凝縮器ファン15及び蒸発器ファン16と、を備える。凝縮器ファン15は、通常運転時に第1の風量で動作し、除霜運転時に第1の風量より小さい第2の風量で動作する。【選択図】図1

Description

この発明は、ショーケースに関するものである。
貯蔵物が収容される貯蔵庫の庫内検知温度が庫内設定温度よりも高い警戒温度を上回る状態が所定時間継続したときに、凝縮器ファンの運転を維持する漏洩警戒モードで制御を行い、漏洩警戒モードによる運転中は、除霜運転時にも凝縮器ファンの運転を通常の回転数又は最高回転数で維持する冷却貯蔵庫が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−219278号公報
このように、特許文献1に示されたものは、冷媒漏洩の発生が疑われる場合、漏洩警戒モードによる運転を行って、凝縮器ファンが圧縮機等の運転状態に関わりなく強制的に常時運転される。しかしながら、除霜運転時にも凝縮器ファンの運転を通常の回転数又は最高回転数で維持するために、凝縮器で不必要な熱交換が促進され、除霜効率の低下を招いてしまう。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、除霜効率の低下を極力抑えつつ、除霜運転時に冷媒が漏洩した場合に、漏洩冷媒の拡散を図ることが可能であり、漏洩冷媒が滞留して冷媒濃度が一定以上の領域が形成されることを抑制できるショーケースを提供することにある。
この発明に係るショーケースは、機械室及び貯蔵室が形成された筐体と、前記機械室の内部に形成された第1の風路中に配置され、空気より重い冷媒が内部を流通する第1の熱交換器と、吹出口を介して前記貯蔵室の内部と通じた第2の風路中に配置され、前記冷媒が内部を流通する第2の熱交換器と、前記第1の風路中に空気流を生成する第1のファンと、前記第2の風路中に空気流を生成する第2のファンと、を備え、前記第1のファンは、前記第1の熱交換器で前記冷媒が凝縮し、前記第2の熱交換器で前記冷媒が蒸発するときに第1の風量で動作し、前記第1の熱交換器で前記冷媒が蒸発し、前記第2の熱交換器で前記冷媒が凝縮するときに前記第1の風量より小さい第2の風量で動作する。
あるいは、この発明に係るショーケースは、機械室と少なくとも1つの面に開口が形成された貯蔵室とが形成された筐体と、前記機械室の内部に形成された第1の風路中に配置され、空気より重い冷媒が内部を流通する第1の熱交換器と、吹出口を介して前記貯蔵室の内部と通じた第2の風路中に配置され、前記冷媒が内部を流通する第2の熱交換器と、前記第1の風路中に空気流を生成する第1のファンと、前記第2の風路中に空気流を生成する第2のファンと、前記吹出口から吹き出す風向を変更する風向変更手段と、を備え、前記風向変更手段は、前記第1の熱交換器で前記冷媒が蒸発し、前記第2の熱交換器で前記冷媒が凝縮するときに、前記吹出口から吹き出す風向を前記開口側に向ける。
この発明に係るショーケースによれば、除霜効率の低下を極力抑えつつ、除霜運転時に冷媒が漏洩した場合に、漏洩冷媒の拡散を図ることが可能であり、漏洩冷媒が滞留して冷媒濃度が一定以上の領域が形成されることを抑制できるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係るショーケースの全体構成を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係るショーケースの制御系統の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るショーケースの動作の一例を示すフロー図である。 この発明の実施の形態1に係るショーケースの機械室の構成の変形例を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係るショーケースの機械室の構成の変形例を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係るショーケースの全体構成を模式的に示す断面図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1から図5を参照しながら、この発明の実施の形態1について説明する。図1はショーケースの全体構成を模式的に示す断面図である。図2はショーケースの制御系統の構成を示すブロック図である。図3はショーケースの動作の一例を示すフロー図である。そして、図4及び図5はショーケースの機械室の構成の変形例を模式的に示す断面図である。
この実施の形態に係るショーケース100は、スーパー、コンビニエンスストア等に設置されて飲料や食品等を貯蔵陳列するオープンショーケースである。なお、ショーケース100は、貯蔵室を開閉する戸を備えたクローズド(リーチイン)ショーケースであってもよい。
図1に示すように、ショーケース100は、筐体1を備えている。筐体1は、全体として直方体の箱状を呈する。筐体1には、貯蔵室3及び機械室2が形成されている。貯蔵室3は、筐体1における上側に配置されている。筐体1の下側は、機械室2になっている。
貯蔵室3は、その内部に冷却対象となる飲料、生鮮食品等を収納可能な空間である。貯蔵室3には、生鮮食品等を陳列するための複数の陳列棚4が、上下方向に配列されて取り付けられている。貯蔵室3の少なくとも1つの面には、開口5が形成されている。ここで説明する構成例では、貯蔵室3の前面に開口5がある。この開口5を通じて陳列棚4上に食品を出し入れできる。
ショーケース100は、冷媒回路を備えている。図1に示すように、冷媒回路は、圧縮機11、凝縮器12、膨張弁13及び蒸発器14が、この順序で循環的に冷媒配管17により接続されて構成されている。冷媒配管17等を含む冷媒回路には、冷媒が封入されている。圧縮機11と凝縮器12及び膨張弁13との間の冷媒配管17には、四方弁18が設けられている。四方弁18を切り替えることで、冷媒回路内を流れる冷媒の向きを反転させることができる。
冷媒回路に封入される冷媒は、地球温暖化係数(GWP)の小さいものを用いることが地球環境保護上の観点からいって望ましい。また、冷媒回路に封入される冷媒は可燃性である。この冷媒は空気よりも平均分子量が大きい。すなわち、冷媒は、空気よりも密度が大きく、大気圧下で空気より重い。したがって、冷媒は、空気中では重力方向の下方へと沈んでいく性質を持っている。
このような冷媒として、具体的に例えば、テトラフルオロプロペン(CF3CF=CH2:HFO−1234yf)、ジフルオロメタン(CH2F2:R32)、プロパン(R290)、プロピレン(R1270)、エタン(R170)、ブタン(R600)、イソブタン(R600a)、1.1.1.2−テトラフルオロエタン(C2H2F4:R134a)、ペンタフルオロエタン(C2HF5:R125)、1.3.3.3−テトラフルオロ−1−プロペン(CF3−CH=CHF:HFO−1234ze)、二酸化炭素(CO2:R744)等の中から選ばれる1つ以上の冷媒からなる(混合)冷媒を用いることができる。
圧縮機11は、冷媒を圧縮して当該冷媒の圧力及び温度を高める。圧縮された冷媒は、圧縮機11から吐出される。圧縮機11は、例えば、ロータリ圧縮機、スクロール圧縮機、レシプロ圧縮機等を用いることができる。
凝縮器12は、圧縮機11から吐出された冷媒と周囲の空気との間で熱交換させ、冷媒を放熱させて凝縮させる。凝縮器ファン15は、凝縮器12により加熱された空気を送り出すとともに、凝縮器12の周囲に新たな空気を送り込むことで、凝縮器12における熱交換を促進する。
膨張弁13は、凝縮器12で凝縮された冷媒を膨張させ、当該冷媒を減圧する。膨張弁13は、例えば、リニア電子膨張弁(LEV:Linear Electric expansion Valve)、又は、キャピラリーチューブである。キャピラリーチューブは、内径が0.6〜2mm程度の銅細管である。絞り膨張用としてキャピラリーチューブを用いることで、LEVよりも安価で冷媒の圧力及び温度を低下させることが可能である。
蒸発器14は、膨張弁13で減圧された冷媒と周囲の空気との間で熱交換させ、冷媒に吸熱させて蒸発させる。この際、冷媒と熱交換を行った空気は冷却される。すなわち、蒸発器14は冷却器として働く。蒸発器ファン16は、冷却器としての蒸発器14により冷却された空気を送り出すとともに、蒸発器14の周囲に新たな空気を送り込むことで、蒸発器14における熱交換を促進する。
以上のように構成された冷媒回路を冷媒が循環することで、蒸気圧縮冷凍サイクルが実現される。この冷媒回路により実現された冷凍サイクルは、蒸発器14側と凝縮器12側との間で熱を移動させるヒートポンプとして働く。なお、蒸発器ファン16及び凝縮器ファン15は、例えばプロペラファン、ラインフローファン、シロッコファン等である。
機械室2の内部には、圧縮機11、凝縮器12、凝縮器ファン15及び四方弁18が収容されている。機械室2には、給気口31及び排気口32が形成されている。給気口31は、機械室2内に外気を導入するための開口である。排気口32は、凝縮器12を通過した空気を機械室2外に排出するための開口である。ここで説明する構成例では、給気口31は、貯蔵室3の開口5と同じ側、すなわち、筐体1の前面に配置されている。排気口32は、給気口31の反対側、すなわち、筐体1の背面に配置されている。
機械室2の内部には、給気口31から排気口32まで通じる第1の風路が形成されている。凝縮器12及び凝縮器ファン15は、この第1の風路中に配置されている。凝縮器12は、機械室2の内部に形成された第1の風路中に配置され、空気より重い冷媒が内部を流通する第1の熱交換器である。そして、凝縮器ファン15は、第1の風路中に空気流を生成する第1のファンである。
貯蔵室3内には吹出口22及び吸込口21が形成されている。筐体1には、吸込口21から吹出口22に至る第2の風路が設けられている。この第2の風路は、貯蔵室3とは区画されている。第2の風路中には、蒸発器14、蒸発器ファン16及び膨張弁13が収容されている。蒸発器ファン16が駆動されると、蒸発器14を通過して生成された冷気が吹出口22から貯蔵室3内に吹き出される。吹出口22は、貯蔵室3の上側の内壁面の前端部において、貯蔵室3に臨むようにして下側に向かって開口している。吹出口22から吹き出された冷気は、開口5の開口面に沿って降下する。これにより、貯蔵室3の開口5には、冷気のエアカーテンが形成される。
貯蔵室3内の空気の一部は、吸込口21から吸い込まれる。吸込口21から吸い込まれた空気は、第2の風路を通る際に蒸発器14で冷却されて、吹出口22から再び貯蔵室3内に吹き出される。蒸発器14は、吹出口22を介して貯蔵室3の内部と通じた第2の風路中に配置され、空気より重い冷媒が内部を流通する第2の熱交換器である。そして、蒸発器ファン16は、第2の風路中に空気流を生成する第2のファンである。
次に、図2を参照しながら、この実施の形態のショーケース100の制御系統の構成について説明する。同図に示すように、ショーケース100は制御装置50を備えている。制御装置50は、ショーケース100の運転動作全般を制御する。具体的には、制御装置50は、圧縮機11、凝縮器ファン15、蒸発器ファン16及び四方弁18の動作を制御する。
通常の冷蔵又は冷凍運転(以下、単に「通常運転」ともいう)を行う時には、制御装置50は、圧縮機11から吐出された冷媒が、凝縮器12、膨張弁13、蒸発器14の順序で通過するように四方弁18の向きをセットする。その上で、制御装置50は、圧縮機11、凝縮器ファン15及び蒸発器ファン16を動作させる。この通常運転では、前述した第1の熱交換器である凝縮器12で冷媒が凝縮し、前述した第2の熱交換器である蒸発器14で冷媒が蒸発する。
通常運転を継続すると、空気中の水分が蒸発器14のフィンの表面に付着し、露となる。この露が蒸発器14により冷却されて霜となり、蒸発器14のフィンの表面を覆う。蒸発器14のフィンの表面が霜で覆われると、蒸発器14における熱交換効率が低下してしまう。そこで、この実施の形態のショーケース100は、蒸発器14の霜を除去を図る除霜運転を行うことができるようになっている。
除霜運転を行う時には、制御装置50は、圧縮機11から吐出された冷媒が、蒸発器14、膨張弁13、凝縮器12の順序で通過するように四方弁18の向きをセットする。その上で、制御装置50は、圧縮機11及び凝縮器ファン15を動作させる。この除霜運転では、前述した第1の熱交換器である凝縮器12で冷媒が蒸発し、前述した第2の熱交換器である蒸発器14で冷媒が凝縮する。したがって、蒸発器14で凝縮された冷媒が放熱し、蒸発器14が加熱される。蒸発器14が加熱されることで、蒸発器14に付着した霜を融かして除去できる。
除霜運転においては、制御装置50は、凝縮器ファン15の風量を通常運転時よりも小さくする。すなわち、前述した第1のファンは、前述した第1の熱交換器で冷媒が凝縮し、前述した第2の熱交換器で冷媒が蒸発するときに、第1の風量で動作する。そして、この第1のファンは、第1の熱交換器で冷媒が蒸発し、第2の熱交換器で冷媒が凝縮するときに、第2の風量で動作する。第2の風量は、第1の風量より小さい風量である。
このようにすることで、除霜運転時に凝縮器12における空気との熱交換を通常運転時よりも少なくしつつ、除霜運転時にも機械室2内に空気流が存在する状態にできる。したがって、除霜運転時に機械室2内の凝縮器12、冷媒配管17等から冷媒が漏洩した場合に、漏洩冷媒の拡散を図ることが可能であり、機械室2内に漏洩冷媒が滞留して冷媒濃度が一定以上となる領域が形成されることを抑制できる。また、除霜運転時における凝縮器12での空気との熱交換を通常運転時よりも少なくすることで、除霜効率の低下を極力抑えることができる。
なお、前述したように、この構成例で使用される冷媒は可燃性である。そこで、除霜運転時における凝縮器ファン15の第2の風量は、通常運転時における第1の風量よりも小さく、かつ、漏洩冷媒の濃度が当該冷媒のLFL(LFL=Lower Flammable Limit:燃焼下限)濃度以上となる領域が生じないような風量にするとよい。具体的に例えば、第1の風量が0.18[m^3/h]で、漏洩した冷媒がLFL濃度以上の領域を形成することを阻害可能な最小の風量が0.03[m^3/h]であるとする。この場合、除霜運転時における凝縮器ファン15の第2の風量を、0.03[m^3/h]以上で、かつ、0.18[m^3/h]未満とする。具体的に例えば、第2の風量を0.04[m^3/h]とする。このようにして第2の風量を決定すれば、除霜効率の低下を極力抑えつつ、除霜運転時に冷媒漏洩が発生した場合に、空気を撹拌して漏洩冷媒の拡散を図り、LFL濃度以上の領域形成を抑制できる。
次に、図3のフロー図を参照しながら、以上のように構成されたショーケース100の動作の一例を説明する。まず、ステップS1において、ショーケース100は、通常運転を行っている。このときの凝縮器ファン15の風量は、前述した第1の風量である。
続くステップS2において、制御装置50は、除霜運転開始条件が成立したか否かを確認する。除霜運転開始条件の内容は、予め設定されている。除霜運転開始条件は、例えば、以下の(A)及び(B)のうちの少なくとも一方となった場合に成立する。
(A)通常運転を行った累積時間が第1の基準時間以上となる
(B)蒸発器14の温度が第1の基準温度以下となる
なお、第1の基準時間及び第1の基準温度の具体的な値は、それぞれ予め設定される。また、蒸発器14の温度は、例えば図示しない温度センサにより検出する。除霜運転開始条件が成立しない場合、すなわち、上記の(A)及び(B)のいずれでもない場合、処理はステップS1へと戻り通常運転を継続する。一方、除霜運転開始条件が成立した場合、すなわち、上記の(A)及び(B)の一方又は両方である場合、処理はステップS3へと進む。
ステップS3においては、制御装置50はショーケース100の除霜運転を行う。この除霜運転において、凝縮器ファン15の風量は、前述した第2の風量となる。続くステップS4において、制御装置50は、除霜運転終了条件が成立したか否かを確認する。除霜運転終了条件の内容は、予め設定されている。除霜運転終了条件は、例えば、以下の(C)及び(D)のうちの少なくとも一方となった場合に成立する。
(C)除霜運転を開始してからの経過時間が第2の基準時間以上となる
(D)蒸発器14の温度が第2の基準温度以上となる
なお、第2の基準時間及び第2の基準温度の具体的な値は、それぞれ予め設定される。ここで、第2の基準温度は、前述した第1の基準温度より高い。除霜運転終了条件が成立しない場合、すなわち、上記の(C)及び(D)のいずれでもない場合、処理はステップS3へと戻り除霜運転を継続する。一方、除霜運転終了条件が成立した場合、すなわち、上記の(C)及び(D)の一方又は両方である場合、処理はステップS1へと戻り、制御装置50は除霜運転を終了して、通常運転を開始させる。
次に、以上のように構成されたショーケース100の変形例について、図4及び図5を参照しながら説明する。この変形例では、前述した第1の風路の他に、もう1つ第3の風路が機械室2の内部に形成されている。第1の風路は、図4の矢印で示すように、給気口31から機械室2の内部に取り込まれた空気が、凝縮器12と凝縮器ファン15とを通過して排気口32から機械室2の外へ排出される風路である。
第3の風路は、図5の矢印で示すように、給気口31から機械室2の内部に取り込まれた空気が、凝縮器12を通過せずに、凝縮器12を迂回して凝縮器ファン15を通過し、排気口32から機械室2の外へ排出される風路である。すなわち、機械室2の内部には、前述した第1の熱交換器である凝縮器12を通過しない第3の風路が形成されている。
また、図4及び図5に示すように、この変形例では、機械室2の内部に風路変更板41が設けられている。風路変更板41は、前述した第1のファンである凝縮器ファン15が生成した空気流が通過する風路を前述した第1の風路と第3の風路とで切り替える風路切替手段である。
風路変更板41は、図4に示す位置と図5に示す位置とに移動可能に設けられている。風路変更板41が図4に示す位置にあるときは、風路変更板41により前述した第3の風路が閉鎖され、第1の風路が開通する。また、風路変更板41が図5に示す位置にあるときは、風路変更板41が凝縮器12と凝縮器ファン15の間に配置される。そして、風路変更板41により第1の風路が閉鎖され、第3の風路が開通する。
通常運転時に、制御装置50は風路変更板41を図4に示す位置にする。したがって、通常運転時には、風路変更板41により第3の風路が閉鎖され、第1の風路が開通する。すなわち、前述した風路切替手段は、前述した第1の熱交換器である凝縮器12で冷媒が凝縮し、第2の熱交換器である蒸発器14で冷媒が蒸発するときに、第1のファンである凝縮器ファン15が生成した空気流が通過する風路を第1の風路にする。
また、除霜運転時に、制御装置50は風路変更板41を図5に示す位置にする。したがって、除霜運転時には、風路変更板41により第1の風路が閉鎖され、第3の風路が開通する。すなわち、風路切替手段は、第1の熱交換器である凝縮器12で冷媒が蒸発し、第2の熱交換器である蒸発器14で冷媒が凝縮するときに、第1のファンである凝縮器ファン15が生成した空気流が通過する風路を第3の風路にする。
このようにすることで、除霜運転時に、凝縮器ファン15を動作させつつも、凝縮器ファン15により生じた空気流が凝縮器12の周囲を通過しないようにできる。このため、除霜運転時における凝縮器12と空気との熱交換をさらに抑制して、除霜効率の低下を抑えつつ、除霜運転時に漏洩した冷媒の拡散を図ることができる。
実施の形態2.
図6を参照しながら、この発明の実施の形態2について説明する。図6はショーケースの全体構成を模式的に示す断面図である。
ここで説明する実施の形態2は、除霜運転時に貯蔵室の吹出口から吹き出す気流の方向を貯蔵室の外側に向けることで、除霜運転時にショーケースの外側に気流が存在するようにしたものである。以下、この実施の形態2に係るショーケースについて、実施の形態1との相違点を中心に説明する。説明を省略した構成については実施の形態1と基本的に同様である。
この実施の形態に係るショーケース100は、オープンショーケースである。すなわち、貯蔵室3の少なくとも1つの面には、開口5が形成されている。ここで説明する構成例では、実施の形態1と同様に貯蔵室3の前面に開口5がある。そして、この開口5は、常に開放されている。
図6に示すように、吹出口22には、ルーバ23が設けられている。ルーバ23は、吹出口22から吹き出す風向を変更する風向変更手段である。すなわち、ルーバ23の向きを変えることで、吹出口22から吹き出す風向を変更できる。ルーバ23の向きの変更は、制御装置50により制御される。通常運転時には、制御装置50は、吹出口22から吹き出す風向が真下になるようにルーバ23の向きの調節する。このため、通常運転時には、吹出口22から吹き出された冷気は、開口5の開口面に沿って降下する。これにより、貯蔵室3の開口5に冷気のエアカーテンが形成される。そして、吹出口22から吹き出された冷気の一部は貯蔵室3内に留まり、貯蔵室3が冷却される。
この実施の形態では、制御装置50は除霜運転時にも蒸発器ファン16を動作させる。そして、除霜運転時には、制御装置50は、吹出口22から吹き出す風向が開口5側に向くようにルーバ23の向きを調節する。すなわち、前述した風向変更手段は、前述した第1の熱交換器である凝縮器12で冷媒が蒸発し、第2の熱交換器である蒸発器14で冷媒が凝縮するときに、吹出口22から吹き出す風向を開口5側に向ける。
このようにすることで、吹出口22から吹き出した風が、開口5から貯蔵室3の外にまで届き、ショーケース100の前側に気流が生じる。したがって、除霜運転時にショーケース100で冷媒漏洩が発生し、漏洩した冷媒がショーケース100の外部にまで流出した際に、ショーケース100が設置された室内空間の空気を吹出口22からの風で撹拌して漏洩冷媒の拡散を図ることが可能であり、機械室2内に漏洩冷媒が滞留して冷媒濃度が一定以上となる領域が形成されることを抑制できる。
なお、この実施の形態では、除霜運転時に、凝縮器ファン15を停止してもよいし動作させてもよい。除霜運転時に凝縮器ファン15を停止させることで、除霜効率を低下させることなく、除霜運転時に冷媒が漏洩した場合に、漏洩冷媒の拡散を図ることが可能であり、漏洩冷媒が滞留して冷媒濃度が一定以上の領域が形成されることを抑制できる。
ただし、実施の形態1と同様に除霜運転時には、前述した第2の風量で凝縮器ファン15を動作させることがより望ましい。さらに、図6に示すように、除霜運転時には、凝縮器ファン15により開口5が形成された側が下流側になる気流、つまり、排気口32から給気口31に向かう気流を生成すると、なおよい。すなわち、第1のファンである凝縮器ファン15は、第1の熱交換器である凝縮器12で冷媒が蒸発し、第2の熱交換器である蒸発器14で冷媒が凝縮するときに、開口5が形成された側が下流側になる気流を生成するとよい。
このようにすることで、除霜運転時に機械室2内で冷媒漏洩が発生した場合に、吹出口22から吹き出した風により空気が撹拌されているショーケース100の前側に漏洩した冷媒を排出できる。さらに、吹出口22からの風と凝縮器ファン15からの風の両方で、より強くショーケース100前側の空気を撹拌できる。
1 筐体
2 機械室
3 貯蔵室
4 陳列棚
5 開口
11 圧縮機
12 凝縮器
13 膨張弁
14 蒸発器
15 凝縮器ファン
16 蒸発器ファン
17 冷媒配管
18 四方弁
21 吸込口
22 吹出口
23 ルーバ
31 給気口
32 排気口
41 風路変更板
50 制御装置
100 ショーケース

Claims (4)

  1. 機械室及び貯蔵室が形成された筐体と、
    前記機械室の内部に形成された第1の風路中に配置され、空気より重い冷媒が内部を流通する第1の熱交換器と、
    吹出口を介して前記貯蔵室の内部と通じた第2の風路中に配置され、前記冷媒が内部を流通する第2の熱交換器と、
    前記第1の風路中に空気流を生成する第1のファンと、
    前記第2の風路中に空気流を生成する第2のファンと、を備え、
    前記第1のファンは、
    前記第1の熱交換器で前記冷媒が凝縮し、前記第2の熱交換器で前記冷媒が蒸発するときに第1の風量で動作し、
    前記第1の熱交換器で前記冷媒が蒸発し、前記第2の熱交換器で前記冷媒が凝縮するときに前記第1の風量より小さい第2の風量で動作するショーケース。
  2. 前記機械室の内部には、前記第1の熱交換器を通過しない第3の風路が形成され、
    前記第1のファンが生成した空気流が通過する風路を前記第1の風路と前記第3の風路とで切り替える風路切替手段をさらに備え、
    前記風路切替手段は、
    前記第1の熱交換器で前記冷媒が凝縮し、前記第2の熱交換器で前記冷媒が蒸発するときに、前記第1のファンが生成した空気流が通過する風路を前記第1の風路にし、
    前記第1の熱交換器で前記冷媒が蒸発し、前記第2の熱交換器で前記冷媒が凝縮するときに、前記第1のファンが生成した空気流が通過する風路を前記第3の風路にする請求項1に記載のショーケース。
  3. 機械室と少なくとも1つの面に開口が形成された貯蔵室とが形成された筐体と、
    前記機械室の内部に形成された第1の風路中に配置され、空気より重い冷媒が内部を流通する第1の熱交換器と、
    吹出口を介して前記貯蔵室の内部と通じた第2の風路中に配置され、前記冷媒が内部を流通する第2の熱交換器と、
    前記第1の風路中に空気流を生成する第1のファンと、
    前記第2の風路中に空気流を生成する第2のファンと、
    前記吹出口から吹き出す風向を変更する風向変更手段と、を備え、
    前記風向変更手段は、前記第1の熱交換器で前記冷媒が蒸発し、前記第2の熱交換器で前記冷媒が凝縮するときに、前記吹出口から吹き出す風向を前記開口側に向けるショーケース。
  4. 前記第1のファンは、前記第1の熱交換器で前記冷媒が蒸発し、前記第2の熱交換器で前記冷媒が凝縮するときに、前記開口が形成された側が下流側になる気流を生成する請求項3に記載のショーケース。
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