JP2020186357A - 両面テープ及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】レイアウト上の制約があっても引き剥がしやすい両面テープ及び該両面テープで組み立てられた電子機器を提供する。【解決手段】両面テープ10は、基端15Pから該基端15Pとは反対側の先端15Dまで延在するテープ本体15を備えている。両面テープ10には、接着部11と、接着部11と連続する把持部12と、が区画されている。接着部11は、第1接着面15A及び該第1接着面15Aとは反対側の第2接着面15Bの両面において、感圧接着剤を備えている。把持部12は、テープ本体15を含む厚肉部13と、厚肉部13よりも薄い薄肉部14と、を有している。【選択図】図4

Description

本発明は、両面テープ及び該両面テープで組み立てられた電子機器に関する。
粘着テープとして、長手方向に引っ張ると厚み方向の接着力が減少して、被着体の表面に糊を残さずにきれいに剥がすことができるストレッチリリーステープが知られている(例えば、非特許文献1参照)。ストレッチリリーステープの端部には、被着体に貼り付かないようにフィルム等で覆われた把持部が設けられる。
製品カタログ「tesa OUR ELECTRONICS ASSORTMENT Adhesive Solutions for the Electronics Industry 2019」,欧州株式法人tesa SE,2019年,p.6
ノートパソコンやタブレット端末等の電子機器の組立てにおいて、液晶パネル等を備えた表示モジュールと該表示モジュールの背面を覆う背面カバーとの固定手段に、フックや締結ねじではなく両面テープを用いることがある。従来の両面テープを用いた場合、被着体へのダメージを抑えてきれいに剥がすために、両面テープを加熱したり、へら状の冶具を用いたりする必要があった。両面テープとして前述のストレッチリリーステープを用いれば、例えば、組立て工程において表示モジュールと背面カバーとの位置がずれたとき手直ししやすくなることが期待できる。例えば、修理、保守点検、回収再資源化等において表示モジュールと背面カバーとを分解しやすくなることが期待できる。
ストレッチリリーステープを引き剥がすには、弾力に富んだ該テープを挟むように力を加えながら把持部を引っ張る必要がある。仮に、ストレッチリリーステープの接着面に大きめのフィルムを貼り付けて、フィルムのうちのストレッチリリーステープに重畳していない部分に力を加えて、ストレッチリリーステープを背面カバー等の被着体から引き剥がそうとした場合、ストレッチリリーステープが伸長するに従って該テープとフィルムとの間に隙間が生じる。その結果、ストレッチリリーステープが被着体から剥がれるよりも先に、ストレッチリリーステープとフィルムとが剥がれてしまう。
前述した理由から、ストレッチリリーステープを引き剥がす力の作用点において、把持部は、ストレッチリリーステープと該テープを挟む一対のフィルムとが積層された三層構造になる。狭い電子機器の内部において、厚肉の把持部はレイアウト上の制約が大きい。
そこで、本発明は、レイアウト上の制約があっても引き剥がしやすい両面テープ及び該両面テープで組み立てられた電子機器を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る両面テープは、基端から該基端とは反対側の先端まで延在するテープ本体を備えている。両面テープには、接着性を有し且つテープ本体の基端を含む接着部と、接着性を有さず且つテープ本体の先端を含み且つ接着部と連続する把持部と、が区画されている。接着部は、第1接着面と、該第1接着面とは反対側の第2接着面の両面において、感圧接着剤を備えている。把持部は、テープ本体を含む厚肉部と、該厚肉部よりも薄い薄肉部と、を有している。
この態様によれば、テープ本体を含む厚肉部を指やピンセット等で把持して引っ張れば、両面テープを被着体から引き剥がすことができる。把持部は、厚肉部よりも薄い薄肉部を有している。レイアウト上の制約が小さい薄肉部であれば、作業者がアクセスしやすい場所に配置できる。両面テープを引き剥がす力を受ける厚肉部を、当該厚肉部から離れた場所の薄肉部を操作して移動させることができるため、厚肉部を把持しやすい場所まで移動させることができる。これにより、レイアウト上の制約があっても引き剥がしやすい両面テープを提供することができる。
本発明の一態様に係る電子機器は、前述の両面テープに加えて、表示モジュールと、背面カバーと、をさらに備えている。表示モジュールは、画像が表示される表示面と、該表示面とは反対側の背面と、表示面及び背面を繋ぐ側面と、を有している。背面カバーは、表示モジュールの背面を覆っている。両面テープは、表示モジュールを背面カバーに固定している。背面カバーは、底壁と、底壁から起立した縁壁と、を有している。底壁は、表示モジュールの背面に対向している。縁壁は、表示モジュールの側面に対向している。厚肉部の少なくとも一部は、縁壁に沿って配置されている。
この態様によれば、前述の両面テープを備えているため、薄肉部を操作して厚肉部を把持しやすい場所まで移動させることができる。さらに、厚肉部が自重で落下しないように支持する縁壁を備えているため、使用するまで厚肉部をユーザから見えない表示モジュールの側面に隠しておくことができる。
本発明によれば、レイアウト上の制約があっても引き剥がしやすい両面テープ及び該両面テープで組み立てられた電子機器を提供することを目的とする。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器の一例を示す斜視図である。 図2は、図1に示されたカバーウィンドウ及びヒンジカバーを透過してディスプレイの内部構造を示す正面図である。 図3は、図2に示された表示パネルを透過して両面テープの一例を示す正面図である。 図4は、図3に示された両面テープを拡大して示す正面図である。 図5は、図3中のV−V線に沿う断面図である。 図6は、図3中のVI−VI線に沿う断面図である。 図7は、図3に示された両面テープの使用方法の一例を説明する図であって、薄肉部及びその近傍を拡大して示す図である。 図8は、図3に示された両面テープの使用方法の一例を説明する図であって、薄肉部を操作して厚肉部を移動させた状態を示す図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。本発明の一実施形態の両面テープ10は、好ましくはストレッチリリーステープであり、把持部12を把持して長手方向D1に引っ張ると被着体(33,35)から剥がすことができる。両面テープ10は、把持部12において、厚肉部13と、該厚肉部13よりも薄い薄肉部14と、を有していることが特徴の一つである(図4及び図6参照)。図示した例では、厚肉部13がテープ本体15を含み、薄肉部14がテープ本体15を含まない。
両面テープ10は、例えば表示パネル33と背面カバー35とを接着している(図2及び図3参照)。このような両面テープ10及び該両面テープ10で組み立てられた電子機器1(図1参照)によれば、レイアウト上の制約が小さい薄肉部14を操作して、カバーウィンドウ34等に隠れている厚肉部13をアクセスしやすい場所へ移動させることができる(図7及び図8参照)。このとき、薄肉部14が厚肉部13の基端13P寄りで分岐していれば、薄肉部14の小さな動きをてこのように伝えて厚肉部13を大きく移動させることができる。
厚肉部13を背面カバー35の下縁壁383に沿って配置すれば、下縁壁383に当接させてキーボード5側へ落下しないように隠しておくことができる(図5参照)。薄肉部14をヒンジ4上に配置すれば、ディスプレイ3の奥行方向Zにおいて、背面33B側から表示面33A側へ斜め方向に薄肉部14を引っ張ることができるため、下縁壁383をスムーズに乗り越えさせて厚肉部13をキーボード5側へ落下させることができる(図6参照)。以下、図1から図8を参照して各構成について詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器1の一例を示す斜視図である。図示した例では、電子機器1の一例としてノートパソコンを開示している。なお、電子機器1は、ノートパソコンに限定されず、デスクトップパソコン、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話端末、ゲーム機器、デジタルサイネージ等の他種のコンピュータであってもよい。
図1に示すように、電子機器1は、パソコン本体2と、パソコン本体2にヒンジ4で連結されたディスプレイ(表示装置)3と、を備えている。パソコン本体2は、第1筐体の一例であり、ディスプレイ3は、第2筐体の一例である。パソコン本体2には、ディスプレイ3の動作を制御するチップセット、ディスプレイ3に電力を供給するバッテリーパック、ユーザの操作が入力されるキーボード5等が配置されている。
ディスプレイ3は、画像を表示する表示モジュール31と、表示モジュール31を収容するカバー32と、を備えている。ディスプレイ3は、表示モジュール31の背面に光を照射するバックライト等をさらに備えていてもよい。以下の説明において、ディスプレイ3の上下左右方向は、例えば、表示モジュール31に表示される文字列や絵柄等の画像の向きに一致している。表示モジュール31は、表示パネル33と、表示パネル33に積層されたカバーウィンドウ34と、を備えている。
カバー32は、表示モジュール31の背面を覆う背面カバー35と、ヒンジ4側において背面カバー35とカバーウィンドウ34との隙間を塞ぐ複数のヒンジカバー361,362,363と、を備えている。カバーウィンドウ34を省略して外周部342に相当する領域を覆うカバー(ベゼルカバー)を追加してもよい。各々のヒンジカバー361,362,363は、ディスプレイ3の左右方向に延びる短冊状に形成されている。ヒンジカバー361は、後述する薄肉部14をユーザの目につかないように覆い隠している。
図2は、図1に示されたカバーウィンドウ34及びヒンジカバー361,362,363を透過してディスプレイ3の内部構造を示す正面図である。図2に示すように、表示パネル33は、例えば液晶パネルであり、表示面33Aと、表示面とは反対側の背面33Bと、表示面33A及び背面33Bを繋ぐ側面33Cと、を有した平板状に形成されている。なお、表示パネル33は、有機エレクトロルミネッセンス(EL)パネルであってもよいし、マイクロLEDディスプレイのパネルモジュールであってもよい。
表示面33Aは、複数の画素がマトリクス状に配列された画素領域331と、画素領域331を囲繞する額縁領域332と、を有している。各々の画素に走査信号を供給する走査信号線や映像信号を供給する映像信号線の延在方向は、表示モジュール31に表示される文字列や絵柄等の画像の上下方向又は左右方向に一致している。背面カバー35は、矩形の扁平な箱型に形成され、表示パネル33の背面33Bに対向する底壁37と、底壁37から起立して表示パネル33の側面33Cに対向する縁壁38と、を有している。縁壁38は、上方、右方、下方及び左方にそれぞれ位置した上縁壁381,右縁壁382,下縁壁383,左縁壁384を含んでいる。
再び図1を参照して説明する。カバーウィンドウ(カバーガラス)34は、ガラスやアクリル樹脂等の透光性材料から表示パネル33よりも大きい平板状に形成されている。カバーウィンドウ34は、前述の画素領域331に重畳する中央部341と、該中央部341を囲繞する外周部342と、を有している。中央部341は、透明に形成され、外周部342は、ブラックマトリクスで黒く塗りつぶされている。外周部342は、前述した額縁領域332に加えて、後述する厚肉部13に重畳している。
図3は、図2に示された表示パネル33を透過して両面テープ10の一例を示す正面図である。図3に示すように、前述のヒンジ4は、パソコン本体2に固定された第1羽41と、ディスプレイ3に固定された第2羽42と、を備えている。第2羽42は、第1羽41に対して回動可能に構成されている。第2羽42の形状については、図6を参照して後で詳しく説明する。
両面テープ10は、基端15Pから該基端15Pとは反対側の先端15Dまで延在する長尺の平板状に形成されたテープ本体15を備えている。両面テープ10には、二つの部材を接着する接着部11と、接着部11と連続する把持部12と、が区画されている。接着部11は、両面テープ10の大部分を占めており、テープ本体15の基端15Pを含んでいる。
把持部12は、両面テープの先端部すなわちテープ本体15の先端15D及びその近傍の部分に区画され、テープ本体15の先端15Dを含んでいる。把持部12は、厚肉部13と、薄肉部14と、を有している。厚肉部13の基端13Pは、接着部11と連続している。換言すると、基端13Pは、接着部11と把持部12との境界に位置している。
図示した例では、両面テープ10(10L)の接着部11が、背面カバー35の左辺を構成する左縁壁384に沿って配置され、表示パネル33と背面カバー35とを接着している。また、図示した例では、把持部12が、両面テープ10の長手方向(接着部11の延在方向)D1とは異なる方向D2に屈曲し、厚肉部13の一部が、背面カバー35の下辺を構成する下縁壁383に沿って配置されている。また、図示した例では、薄肉部14の一部が、ヒンジ4の第2羽42上に配置されている。
図4は、図3に示された両面テープ10(10L)を拡大して示す正面図である。図4に示すように、接着部11は、前述したテープ本体15を含んでいる。テープ本体15は、第1接着面15A及び該第1接着面15Aとは反対側の第2接着面15Bの両面において、感圧接着剤を備えている。テープ本体15は、すべてが感圧接着剤から形成された基材レステープであってもよいし、基材の両面に感圧接着剤が塗布されたテープであってもよい。
テープ本体15が基材を含む場合、少なくとも接着部11に重畳する範囲に感圧接着剤層が形成されている。なお、テープ本体15の基端15Pから先端15Dに亘る全範囲に感圧接着剤層を形成してもよい。テープ本体15は、好ましくはストレッチリリーステープ(Stretch−release tapes)である。ストレッチリリーステープは、ゴムのように弾力に富んでおり、長手方向に引くと、厚み方向の接着力が低下する性質を有している。
ストレッチリリーステープとして、例えば、テサテープ株式会社 ボンド&ディタッチ(登録商標)シリーズが挙げられ、好ましくは、型番70315,70350,70415,70420,70440,70465,70615,70620,70625,70640,70650,70665等が挙げられる。なお、ストレッチテープの例はこれに限定されず、同様の性質を有したスリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー社の両面テープであってもよいし、他種の両面テープであってもよい。
厚肉部13は、テープ本体15に、第1シート16と、第2シート17と、が積層された三層構造である。第1及び第2シート16,17は、把持部12が被着体に接着しないようにテープ本体15の感圧接着剤層を被覆している。把持部12において、第1シート16は、第1接着面15Aを被覆し、第2シート17は、第2接着面15Bを被覆している。なお、U字状に折り返した同一のシート材から第1及び第2シート16,17を一体的に形成してもよい。
薄肉部14は、テープ本体15を含まない点が前述した厚肉部13と異なる。図示した例では、薄肉部14が、第2シート17から分岐した舌片部材として構成されている。換言すると、第2接着面15Bを被覆する第2シート17のテープ本体15に重畳しない領域に薄肉部14が形成されている。薄肉部14は、第2シート17と同一のシート材から一体的に形成してもよいし、第2シート17とは異なるシート材(第3シート)から形成したのち接着や溶着で第2シート17に固定して形成してもよい。薄肉部14は、第1シート16に固定された図示しないシート材(第4シート)等をさらに含んでいてもよい。
第1及び第2シート16,17は、テープ本体15よりも薄いシート材であり、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂から形成されている。テープ本体15の厚みの一例は、0.5mmであり、第1及び第2シート16,17の厚みの一例は、0.02mmである。図示した例では、厚肉部13が、テープ本体15の厚みに加え、第1シート16及び第2シート17の厚みを有しているため、テープ本体15よりも厚い。一方、薄肉部14が、テープ本体15を含まず、テープ本体15よりも薄く形成されている。
なお、厚肉部13は、必ずしもテープ本体15よりも厚い必要はない。例えば、基端15Pから先端15Dに亘ってテープ本体15の厚みが均一でない場合、厚肉部13におけるテープ本体15と第1及び第2シート16,17とを合計した厚みが、接着部11におけるテープ本体15の厚みよりも薄くなることがあり得る。
図示した例では、薄肉部14を構成する第2シート17が、厚肉部13から分岐して厚肉部13の延在方向D2とは異なる方向D3へ延出している。図示した例では、薄肉部14が、厚肉部13の基端13P及び先端13Dから等距離に位置した中間位置13Mよりもテープ本体15の基端15P側において厚肉部13に接続されている。
ただし、両面テープ10は、図4に示された例に限定されない。例えば、図3に示された変形例の両面テープ10Rのように、薄肉部14を厚肉部13の基端13Pと中間位置13Mとの間で分岐させずに厚肉部13の先端13Dに接続してもよい。いずれにせよ、薄肉部14は、テープ本体15が基端15Pから先端15Dへ延びる方向(例えば、接着部11の延在方向D1と厚肉部13の延在方向D2とを合成した方向)とは異なる方向D3へ第2シート17が分岐することで形成されている。
図5は、図3中のV−V線に沿う断面図である。図5に示すように、背面カバー35の下縁壁383は、厚肉部13がキーボード5側へ落下しないように、厚肉部13に対して下方から対向している。下縁壁383と表示モジュール31との間にはディスプレイ3外と連通する隙間Gが設けられている。電子機器1は、厚肉部13が下縁壁383を乗り越えるようにディスプレイ3の背面33B側から表示面33A側へ移動すると、厚肉部13が隙間Gから露出するように構成されている。
図6は、図3中のVI−VI線に沿う断面図である。図6に示すように、薄肉部14は、ヒンジ4の第2羽42の第1主面(上面)42A側に沿って配置されている。両面テープ10において、薄肉部14は、表示面33A側の第1シート16ではなく、背面33B側の第2シート17に固定されている。さらに、薄肉部14は、第2羽42の第1主面42Aに乗り上げるように配置されている。
つまり、ディスプレイ3の奥行方向Zにおいて、薄肉部14の先端14D(図4参照)は、薄肉部14の基端14P(図4参照)よりも表示面33A側に位置している。薄肉部14を引っ張ると、ディスプレイ3の背面33B側から表示面33A側へ向かう斜め下向きに厚肉部13を引っ張ることができるため、下縁壁383をスムーズに乗り越えさせて厚肉部13をキーボード5側へ引き出すことができる。
図7は、図3に示された両面テープ10の使用方法の一例を説明する図であって、薄肉部14及びその近傍を拡大して示す図である。図7に示すように、電子機器1が組み立てられた状態では、厚肉部13は、カバーウィンドウ34に重畳しているため、表示面33A側から視認できない。一方、薄肉部14は、カバーウィンドウ34の下縁よりも下側(外側)まで延出している。なお、先に説明した図2中に参照符号Hでカバーウィンドウ34の上縁から下縁までの範囲を示している。
図8は、図7に示された薄肉部14を操作して厚肉部13を移動させた状態を示す図である。図8に示すように、薄肉部14を操作すると、厚肉部13が移動して視認できる場所まで移動する。本実施形態は、薄肉部14が厚肉部13の基端13Pと中間位置13Mとの間から分岐し、薄肉部14を構成する第2フィルム17の延在方向D3が厚肉部13を構成する第2フィルム17の延在方向D2に交差する方向であるため、薄肉部14の小さな動きで厚肉部13を大きく動かすことができる。
図示した例では、薄肉部14をピンセットや手指等で把持して左下向きに操作した結果、厚肉部13が基端13Pを中心に時計回りに回動して先端15Dがカバーウィンドウ34の下縁よりも下側(外側)に露出している。視認できる場所に移動した厚肉部13を把持して両面テープ10の長手方向D1に引っ張れば、ストレッチリリーステープ等の両面テープ10をきれいに剥がすことができる。厚肉部13は、テープを引き剥がす力の作用点の一例であり、薄肉部14は、厚肉部13を移動させる力の作用点の一例である。
以上のように構成された本発明の一実施形態の両面テープ10及び両面テープ10で組み立てられた電子機器1によれば、図7及び図9に示すように、薄肉部14を操作して、カバーウィンドウ34等に隠れている厚肉部13を目視で確認できる場所まで移動させることができる。図6に示すように、テープ本体15を含まない薄肉部14は、テープ本体15を含む厚肉部13よりも薄い。薄肉部14は、厚肉部13よりも狭い間隙に配置することができるため、レイアウト上の制約が小さい。一方、厚肉部13は、テープ本体15の厚みが厚い部分であるため、引っ張られる際の耐性が薄肉部14よりも優れている。このため、厚肉部13は、両面テープ10を剥がすために強い力を加えるのに都合がよい。すなわち、狭いけれど把持し易い間隙に薄肉部14を配置することで、先に薄肉部14を引っ張ることで比較的弱い力で厚肉部13を把持し易い場所まで移動させることができる。その後、厚肉部13を把持して比較的強い力で両面テープ10を引っ張ることが可能となる。
薄肉部14は、厚肉部13よりも薄く形成されればよい。例えば、テープ本体15の厚みが連続的、或いは階段状に変化するように構成されている場合には、テープ本体15の厚みが厚い部分を用いて厚肉部13を構成し、テープ本体15の厚みが比較的薄い部分で薄肉部14を構成してもよい。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…電子機器、2…パソコン本体(第1筐体の一例)、3…ディスプレイ(第2筐体の一例)、4…ヒンジ、10…両面テープ、11…接着部、12…把持部、13…厚肉部、13D…先端、13M…中間位置、13P…基端、14…薄肉部、15…テープ本体、15A…第1接着面、15B…第2接着面、15D…先端、15P…基端、16…第1シート、17…第2シート、31…表示モジュール、33…表示パネル、33A…表示面、33B…背面、33C…側面、34…カバーウィンドウ、35…背面カバー、37…底壁、383…下縁壁(縁壁の一例)、41…第1羽、42…第2羽、42A…第1主面、42B…第2主面、331…画素領域、D1…接着部の延在方向、D2…厚肉部の延在方向,D3…薄肉部の延在方向、Z…奥行方向。

Claims (11)

  1. 基端から該基端とは反対側の先端まで延在するテープ本体を備えた両面テープであって、
    接着性を有し且つ前記基端を含む接着部と、接着性を有さず且つ前記先端を含み且つ前記接着部と連続する把持部と、が区画されており、
    前記接着部は、第1接着面及び該第1接着面とは反対側の第2接着面の両面において、感圧接着剤を備え、
    前記把持部は、前記テープ本体を含む厚肉部と、該厚肉部よりも薄い薄肉部と、を有している、
    両面テープ。
  2. 前記薄肉部は、前記厚肉部から分岐して、前記テープ本体が前記基端から前記先端へ延びる方向とは異なる方向へ延出している、
    請求項1に記載の両面テープ。
  3. 前記厚肉部は、前記テープ本体の厚み方向の二つの面をそれぞれ被覆する第1シートと第2シートとを含み、
    前記薄肉部は、前記第2シートが、前記テープ本体が前記基端から前記先端へ延びる方向とは異なる方向へ分岐して前記先端とは異なる方向へ延出することで形成されている、
    請求項2に記載の両面テープ。
  4. 前記薄肉部は、前記第2シートとは異なるシート材から形成され、前記第2シートに接続されている、
    請求項3に記載の両面テープ。
  5. 前記テープ本体のすべては、感圧接着剤から形成されている、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の両面テープ。
  6. 前記テープ本体は、基材と、少なくとも前記接着部において前記基材の表裏面に形成された感圧接着剤層と、を備えている、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の両面テープ。
  7. 前記把持部が、前記接着部とは異なる方向に屈曲しており、
    前記薄肉部が、前記厚肉部の両端から等距離に位置した中間位置よりも前記基端側において前記厚肉部から分岐している、
    請求項2乃至6のいずれか一項に記載の両面テープ。
  8. 画像が表示される表示面、該表示面とは反対側の背面並びに前記表示面及び前記背面を繋ぐ側面を有した表示モジュールと、
    前記背面を覆う背面カバーと、
    前記表示モジュールを前記背面カバーに固定する両面テープと、を備えた電子機器であって、
    前記両面テープは、基端から該基端とは反対側の先端まで延在するテープ本体を備え、接着性を有し且つ前記基端を含む接着部と、接着性を有さず且つ前記先端を含み前記接着部と連続する把持部と、が区画されており、
    前記接着部は、第1接着面及び該第1接着面とは反対側の第2接着面の両面において、感圧接着剤を備え、
    前記把持部には、前記テープ本体を含む厚肉部と、該厚肉部よりも薄い薄肉部と、を有し、
    前記背面カバーは、前記表示モジュールの前記背面に対向する底壁と、該底壁から起立して前記表示モジュールの前記側面に対向する縁壁と、を有し、
    前記厚肉部の少なくとも一部は、前記縁壁に沿って配置されている、
    電子機器。
  9. 前記厚肉部は、前記テープ本体の厚み方向の二つの面のうちの前記表示モジュール側の面を被覆する第1シートと、前記背面カバー側の面を被覆する第2シートと、を含み、
    前記薄肉部は、前記第2シートが、前記テープ本体が前記基端から前記先端へ延びる方向とは異なる方向へ分岐することで形成されている、
    請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記表示モジュール及び前記背面カバーを備えた第2筐体と、該第2筐体とヒンジによって回動可能に接続された第1筐体と、をさらに備え、
    前記ヒンジは、前記第1筐体に固定された第1羽と、前記第1羽に対して回動可能に構成され且つ前記背面カバーに固定された第2羽と、を備え、
    前記第2羽は、前記背面カバーに面した第2主面と、該第2主面とは反対側の第1主面と、を有し、
    前記薄肉部は、前記第2羽の前記第1主面側に沿って配置されている、
    請求項8又は9に記載の電子機器。
  11. 前記表示モジュールは、画像を表示する画素領域が区画された表示パネルと、前記表示パネルよりも大きく形成され前記画素領域のすべてを覆うカバーウィンドウと、が積層されており、
    前記薄肉部は、前記表示モジュールの奥行方向において、前記カバーウィンドウに重畳しない位置まで延出している、
    請求項8乃至10のいずれか一項に記載の電子機器。
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