JP2013175549A - 筐体の取付構造及び表示装置 - Google Patents

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昌洋 木下
Yohei Fukuma
洋平 福馬
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Abstract

【課題】 屈曲時に発生するせん断力を低減して良好な屈曲性を確保すると共に屈曲時の筐体及びカバーの損傷や破損を防止する。
【解決手段】 連結面部と一対のベース面部を有し弾性変形可能な材料によって形成された筐体と、筐体に取り付けられ屈曲性を有するカバーとを備え、連結面部を支点部分として一対のベース面部が開閉可能とされ、ベース面部にカバー側に開口された複数の開口穴が形成され、カバーが筐体にタック性の第1の接着剤と第1の接着剤とは種類の異なる第2の接着剤とによって取り付けられ、第1の接着剤が複数の開口穴のうちの一部の開口穴に充填され、一対のベース面部が並ぶ並び方向における第1の接着剤の充填位置の間隔のうち少なくとも一つの間隔が異なるようにされ、並び方向においてベース面部の剛性が小さくなるに従って第1の接着剤の充填位置の間隔が同じか小さくされた。
【選択図】 図4

Description

本技術は筐体の取付構造及び表示装置についての技術分野に関する。詳しくは、筐体にカバーが接着によって取り付けられる構造において屈曲時に発生するせん断力を低減し良好な屈曲性を確保して屈曲時の筐体及びカバーの損傷や破損を防止する技術分野に関する。
弾性変形可能な筐体に屈曲性を有するカバーが取り付けられ、全体又は一部が屈曲可能とされた構造がある。
このような構造は、例えば、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイや液晶ディスプレイ等のフレキシブルディスプレイを有し電子書籍等として用いられるタブレット端末等の表示装置に設けられている。
上記のような構造を有する表示装置には、使用者がフレキシブルディスプレイを含む全体や一部を物理的に屈曲させることによって所定の処理が実行されるように構成されたものがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
例えば、電子書籍として機能する表示装置においては、両手で把持した状態で全体又は一部を屈曲させることによりフレキシブルディスプレイ上に表示されたページを一枚ずつ捲るページ捲りを行うことが可能とされる。
このように物理的変化を判別してフレキシブルディスプレイの表示内容の変更が行われるようにされることにより、使用者が自身の感覚で直感的に操作を行うことが可能となり、上記のような構造が設けられた表示装置の使い勝手の向上が図られる。
特開2004−192241号公報 特開2010−157060号公報
上記のような筐体にカバーが取り付けられた筐体の取付構造にあっては、全体や一部が屈曲されたときに外側には伸びが生じ内側には縮みが発生し、筐体とカバーの接触面にせん断力が生じる。
このとき筐体とカバーの間に発生するせん断力が大きくなると、筐体からカバーが剥離したり、筐体やカバーの屈曲させた部分が損傷したり破損したりするおそれがある。
そこで、本技術筐体の取付構造及び表示装置は、上記した問題点を克服し、屈曲時に発生するせん断力を低減して良好な屈曲性を確保すると共に屈曲時の筐体及びカバーの損傷や破損を防止することを課題とする。
第1に、筐体の取付構造は、上記した課題を解決するために、折り返し可能な連結面部と前記連結面部を挟んだ反対側においてそれぞれ前記連結面部に連続して設けられた一対のベース面部とを有し弾性変形可能な材料によって形成された筐体と、前記筐体に前記ベース面部の厚み方向において取り付けられ屈曲性を有するカバーとを備え、前記連結面部を支点部分として前記一対のベース面部が開閉可能とされ、前記ベース面部に前記カバー側に開口された複数の開口穴が形成され、前記カバーが前記筐体にタック性の第1の接着剤と前記第1の接着剤とは種類の異なる第2の接着剤とによって取り付けられ、前記第1の接着剤が前記複数の開口穴のうちの一部の開口穴に充填され、前記一対のベース面部が並ぶ並び方向における前記第1の接着剤の充填位置の間隔のうち少なくとも一つの間隔が異なるようにされ、前記並び方向において前記ベース面部の剛性が小さくなるに従って前記第1の接着剤の充填位置の間隔が同じか小さくされたものである。
従って、筐体の取付構造にあっては、剛性が相違する筐体の何れの部分が屈曲されたときにおいても筐体及びカバーの変位に追従して第1の接着剤が伸縮され、筐体とカバーの間に発生するせん断力が小さくなる。
第2に、上記した筐体の取付構造においては、前記ベース面部の厚みが薄くなるに従って前記第1の接着剤の充填位置の間隔が同じか小さくされることが望ましい。
ベース面部の厚みが薄くなるに従って第1の接着剤の充填位置の間隔が同じか小さくされることにより、厚みが相違する筐体の何れの部分が屈曲されたときにおいても筐体及びカバーの変位に追従して第1の接着剤が伸縮され、筐体とカバーの間に発生するせん断力が小さくなる。
第3に、上記した筐体の取付構造においては、前記カバーの外周部が前記ベース面部の外周部に前記第2の接着剤によって取り付けられることが望ましい。
カバーの外周部がベース面部の外周部に第2の接着剤によって取り付けられることにより、カバーの外周部がベース面部の外周部に高い強度で接着される。
第4に、上記した筐体の取付構造においては、前記筐体がエラストマーによって形成されることが望ましい。
筐体がエラストマーによって形成されることにより、筐体がゴムと同等の弾性を有すると共に筐体の成形を射出成形によって行うことが可能になる。
第5に、上記した筐体の取付構造においては、前記カバーがエラストマーによって形成されることが望ましい。
カバーがエラストマーによって形成されることにより、カバーがゴムと同等の弾性を有すると共にカバーの成形を射出成形によって行うことが可能になる。
第6に、上記した筐体の取付構造においては、前記筐体に前記筐体が屈曲されたときの屈曲状態を検出する曲げセンサーが取り付けられることが望ましい。
筐体に筐体が屈曲されたときの屈曲状態を検出する曲げセンサーが取り付けられることにより、筐体の屈曲状態に応じた機能の搭載が可能になる。
第7に、上記した筐体の取付構造においては、前記連結面部が曲面状に形成されることが望ましい。
連結面部が曲面状に形成されることにより、筐体の屈曲状態に拘わらず連結面部のせん断ストレスが最小限に抑制される。
第8に、上記した筐体の取付構造においては、前記筐体が枠状に形成されることが望ましい。
筐体が枠状に形成されることにより、筐体の内側に所要の各部を配置するための空間が形成される。
第9に、上記した筐体の取付構造においては、前記筐体に前記ベース面部の厚み方向における前記カバーと反対側に屈曲性を有するフレキシブルディスプレイが取り付けられ、前記ベース面部に前記フレキシブルディスプレイ側に開口され前記第1の接着剤が充填される複数の開口穴が形成され、前記フレキシブルディスプレイが前記筐体に前記第1の接着剤と前記第2の接着剤によって取り付けられることが望ましい。
ベース面部にフレキシブルディスプレイ側に開口され第1の接着剤が充填される複数の開口穴が形成され、フレキシブルディスプレイが筐体に第1の接着剤と第2の接着剤によって取り付けられることにより、フレキシブルディスプレイが高い強度で筐体に接着される。
第10に、上記した筐体の取付構造においては、前記フレキシブルディスプレイが前記一対のベース面部に跨って取り付けられ、前記フレキシブルディスプレイが前記一対のベース面部とともに開閉可能とされることが望ましい。
フレキシブルディスプレイが一対のベース面部に跨って取り付けられ、フレキシブルディスプレイが一対のベース面部とともに開閉可能とされることにより、一対のベース面部間にフレキシブルディスプレイの一部が配置される。
表示装置は、折り返し可能な連結面部と前記連結面部を挟んだ反対側においてそれぞれ前記連結面部に連続して設けられた一対のベース面部とを有し弾性変形可能な材料によって形成された筐体と、前記筐体に前記ベース面部の厚み方向において取り付けられ屈曲性を有するカバーと、前記筐体に前記ベース面部の厚み方向における前記カバーと反対側に取り付けられた屈曲性を有するフレキシブルディスプレイとを備え、前記連結面部を支点部分として前記一対のベース面部が開閉可能とされ、前記ベース面部に前記カバー側に開口された複数の開口穴が形成され、前記カバーが前記筐体にタック性の第1の接着剤と前記第1の接着剤とは種類の異なる第2の接着剤とによって取り付けられ、前記第1の接着剤が前記複数の開口穴のうちの一部の開口穴に充填され、前記一対のベース面部が並ぶ並び方向における前記第1の接着剤の充填位置の間隔のうち少なくとも一つの間隔が異なるようにされ、前記並び方向において前記ベース面部の剛性が小さくなるに従って前記第1の接着剤の充填位置の間隔が同じか小さくされたものである。
従って、表示装置にあっては、剛性が相違する筐体の何れの部分が屈曲されたときにおいても筐体及びカバーの変位に追従して第1の接着剤が伸縮され、筐体とカバーの間に発生するせん断力が小さくなる。
本技術筐体の取付構造は、折り返し可能な連結面部と前記連結面部を挟んだ反対側においてそれぞれ前記連結面部に連続して設けられた一対のベース面部とを有し弾性変形可能な材料によって形成された筐体と、前記筐体に前記ベース面部の厚み方向において取り付けられ屈曲性を有するカバーとを備え、前記連結面部を支点部分として前記一対のベース面部が開閉可能とされ、前記ベース面部に前記カバー側に開口された複数の開口穴が形成され、前記カバーが前記筐体にタック性の第1の接着剤と前記第1の接着剤とは種類の異なる第2の接着剤とによって取り付けられ、前記第1の接着剤が前記複数の開口穴のうちの一部の開口穴に充填され、前記一対のベース面部が並ぶ並び方向における前記第1の接着剤の充填位置の間隔のうち少なくとも一つの間隔が異なるようにされ、前記並び方向において前記ベース面部の剛性が小さくなるに従って前記第1の接着剤の充填位置の間隔が同じか小さくされている。
従って、剛性が相違する筐体の何れの部分が屈曲されたときにおいても筐体及びカバーの変位に追従して第1の接着剤が伸縮され、筐体とカバーの間に発生するせん断力が小さく、良好な屈曲性を確保することができると共に屈曲時の筐体及びカバーの損傷や破損を防止することができる。
請求項2に記載した技術にあっては、前記ベース面部の厚みが薄くなるに従って前記第1の接着剤の充填位置の間隔が同じか小さくされている。
従って、厚みが相違する筐体の何れの部分が屈曲されたときにおいても筐体及びカバーの変位に追従して第1の接着剤が伸縮され、筐体とカバーの間に発生するせん断力が小さく、良好な屈曲性を確保することができる。
請求項3に記載した技術にあっては、前記カバーの外周部が前記ベース面部の外周部に前記第2の接着剤によって取り付けられている。
従って、筐体とカバーの剥離を防止することができる。
請求項4に記載した技術にあっては、前記筐体がエラストマーによって形成されている。
従って、エラストマーがゴムと同等の弾性を有すると共に射出成形が可能な材料であるため、筐体の良好な屈曲性を確保することができると共に成形性の向上を図ることができる。
請求項5に記載した技術にあっては、前記カバーがエラストマーによって形成されている。
従って、エラストマーがゴムと同等の弾性を有すると共に射出成形が可能な材料であるため、カバーの良好な屈曲性を確保することができると共に成形性の向上を図ることができる。
請求項6に記載した技術にあっては、前記筐体に前記筐体が屈曲されたときの屈曲状態を検出する曲げセンサーが取り付けられている。
従って、筐体の屈曲状態を検出することにより屈曲状態に応じた機能、例えば、ページ捲り機能を搭載することが可能であり、機能性の向上による使い勝手の向上を図ることができる。
請求項7に記載した技術にあっては、前記連結面部が曲面状に形成されている。
従って、筐体の屈曲状態に拘わらず屈曲による連結面部のせん断ストレスを最小限に抑制することができ、連結面部に関し、筐体の開閉状態に拘わらず連続的な曲面形状を確保することができる。
請求項8に記載した技術にあっては、前記筐体が枠状に形成されている。
従って、筐体の内側に所要の各部を配置することができ、その分、筐体の取付構造の小型化を図ることができる。
請求項9に記載した技術にあっては、前記筐体に前記ベース面部の厚み方向における前記カバーと反対側に屈曲性を有するフレキシブルディスプレイが取り付けられ、前記ベース面部に前記フレキシブルディスプレイ側に開口され前記第1の接着剤が充填される複数の開口穴が形成され、前記フレキシブルディスプレイが前記筐体に前記第1の接着剤と前記第2の接着剤によって取り付けられている。
従って、フレキシブルディスプレイの筐体に対する高い接着強度を確保した上でフレキシブルディスプレイの良好な屈曲性を確保することができる。
請求項10に記載した技術にあっては、前記フレキシブルディスプレイが前記一対のベース面部に跨って取り付けられ、前記フレキシブルディスプレイが前記一対のベース面部とともに開閉可能とされている。
従って、フレキシブルディスプレイの大画面化を図ることができる。
本技術表示装置は、折り返し可能な連結面部と前記連結面部を挟んだ反対側においてそれぞれ前記連結面部に連続して設けられた一対のベース面部とを有し弾性変形可能な材料によって形成された筐体と、前記筐体に前記ベース面部の厚み方向において取り付けられ屈曲性を有するカバーと、前記筐体に前記ベース面部の厚み方向における前記カバーと反対側に取り付けられた屈曲性を有するフレキシブルディスプレイとを備え、前記連結面部を支点部分として前記一対のベース面部が開閉可能とされ、前記ベース面部に前記カバー側に開口された複数の開口穴が形成され、前記カバーが前記筐体にタック性の第1の接着剤と前記第1の接着剤とは種類の異なる第2の接着剤とによって取り付けられ、前記第1の接着剤が前記複数の開口穴のうちの一部の開口穴に充填され、前記一対のベース面部が並ぶ並び方向における前記第1の接着剤の充填位置の間隔のうち少なくとも一つの間隔が異なるようにされ、前記並び方向において前記ベース面部の剛性が小さくなるに従って前記第1の接着剤の充填位置の間隔が同じか小さくされている。
従って、剛性が相違する筐体の何れの部分が屈曲されたときにおいても筐体及びカバーの変位に追従して第1の接着剤が伸縮され、筐体とカバーの間に発生するせん断力が小さく、良好な屈曲性を確保することができると共に屈曲時の筐体及びカバーの損傷や破損を防止することができる。
以下に、本技術を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。
以下に示した最良の形態は、本技術表示装置を電子書籍としての機能を有するタブレット端末に適用し、本技術筐体の取付構造をこの表示装置に設けられた筐体の取付構造に適用したものである。
尚、本技術の適用範囲はタブレット端末及びこのタブレット端末に設けられた筐体の取付構造に限られることはない。本技術は、例えば、パーソナルコンピューター、携帯電話、テレビジョン、ディスプレイ装置等の屈曲可能とされた機器及びこれらの機器に設けられた筐体の取付構造に広く適用することができる。
以下に示す表示装置は二つ折りに閉じられるように開閉可能とされており、以下の説明にあっては、開放された状態において表示面が向く方向を前方として前後上下左右の方向を示すものとする。
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
[表示装置の構成]
表示装置1は厚みの薄い略矩形状に形成され、矩形状の筐体2と筐体2の前面に取り付けられたフレキシブルディスプレイ3と筐体2の後面に取り付けられたカバー4とを有している(図1乃至図3参照)。表示装置1はフレキシブルディスプレイ3が開放される開き状態(図1参照)と二つ折りにされフレキシブルディスプレイ3が閉塞される閉じ状態(図2参照)との間で開閉可能とされている。
筐体2は、例えば、エラストマー等の弾性変形可能な材料によって形成され、硬度の異なる2種類のエラストマー等の二色成形によって形成されている。筐体2は左右方向における中央部において上下に離隔して位置する連結面部5、5と連結面部5、5の左右両側に位置する一対のベース面部6、6とから成る(図3乃至図5参照)。
連結面部5、5は2種類のエラストマーのうち硬度の低い材料、例えば、ショアD硬度40程度の材料Aによって形成され、後方に凸の曲面状に形成されている。連結面部5、5は予め曲面状に屈曲された状態で成形され、開き状態と閉じ状態の何れの状態においても曲面状に屈曲された状態が保持される。
ベース面部6、6はそれぞれ連結面部5、5の左右に連続して設けられ、内方に開口されたコ字状に形成されている。ベース面部6は外周部が連結面部5、5と同一の材料Aによって形成され、外周部以外の部分が材料Aより硬度の高いエラストマーの材料Bによって形成されている。材料Bは材料Aより硬度が高いが、屈曲性の高い柔軟な材料であり、例えば、ショアD硬度60程度の材料である。
上記のように筐体2は硬度の異なる2種類の材料によって形成され、硬度の低い材料Aによって形成された連結面部5、5とベース面部6、6の各外周部とによって構成される第1の部分7と、材料Aより硬度の高い材料Bによって形成されたベース面部6、6の各外周部を除く部分によって構成される第2の部分8とから成る。
筐体2の左右両端部、即ち、第1の部分7、7の左右両側の端部はそれぞれ可撓端部9、9として設けられ、第1の部分7、7の上下両端部はそれぞれ側端部10、10、・・・として設けられている。
筐体2は可撓端部9、9が外端に近付くに従って厚みが薄くなるような楔形状に形成されている(図6参照)。また、筐体2は側端部10、10、・・・も外端に近付くに従って厚みが薄くなるような楔形状に形成されている(図7参照)。
このように可撓端部9、9と側端部10、10、・・・は外端に近付くに従って厚みが薄くなるように形成され、硬度の低い材料Aによって形成されているため、高い屈曲性を有している。
ベース面部6、6の前面には左右に延びる線状の2本ずつの曲げセンサー11、11が上下に離隔して取り付けられている(図3、図6及び図7参照)。曲げセンサー11は筐体2の屈曲状態(曲率)の大きさに応じて抵抗値が変化されることにより筐体2の屈曲状態を検出するセンサーである。曲げセンサー11の抵抗値の変化は、例えば、フレキシブルディスプレイ3に表示されるページの捲り速度のパラメーターとされており、抵抗値の変化量に応じてページの捲り速度が可変される。
従って、筐体2に曲げセンサー11、11、・・・を取り付けることにより、筐体2の屈曲状態を検出して筐体2の屈曲状態に応じた機能、例えば、ページ捲り機能を搭載することが可能であり、筐体2の取付構造を有する表示装置1の機能性の向上による使い勝手の向上を図ることができる。
ベース面部6、6の後面側の内周部にはそれぞれ浅い取付凹部6a、6aが形成されている(図4参照)。
筐体2の第2の部分8における後面には複数の開口穴12、12、・・・がディンプル状に形成されている(図4乃至図7参照)。開口穴12、12、・・・は後方に開口され、例えば、円形状や六角形状に形成されている。
開口穴12、12、・・・は、例えば、図8に示すように、円形状に形成されて千鳥格子状に配列されており、この場合には開口穴12は直径Dが、例えば、4mm以下にされ、ピッチPが、例えば、直径D+0.3mm〜1.0mmにされている。
開口穴12、12、・・・の別の例としては、例えば、図9に示すように、六角形状に形成されてハニカム状に配列されており、この場合には開口穴12は幅Wが、例えば、4mm以下にされ、ピッチPが、例えば、幅W+0.3mm〜1.0mmにされている。
筐体2は連結面部5、5から可撓端部9、9に近付くに従って厚みが薄くなるように形成されており、この厚みの変化に伴って開口穴12、12、・・・の深さが可撓端部9、9側から連結面部5、5に近付くに従って深くなるように形成されている(図6参照)。従って、第2の部分8の前端部は厚みが一定にされた平板状の平面部8aとして設けられ、平面部8aの前面はフレキシブルディスプレイ3が取り付けられる取付面8bとして形成されている。筐体2の開口穴12、12・・・が形成された部分は穴形成部8cとして設けられている。
上記のように第2の部分8は連結面部5、5から可撓端部9、9に近付くに従って厚みが薄くなるように形成されており、厚みが薄くなるに従って屈曲性が高くされている。従って、筐体2は左右方向において内周側の部分が外周側の部分に比して剛性が高くされている。 筐体2の後面における外周部には連結面部5、5側の端部を除いて複数の開口穴13、13、・・・が周方向に離隔して形成されている(図4参照)。
筐体2の前面における外周部には連結面部5、5側の端部を除いて複数の開口穴14、14、・・・が周方向に離隔して形成されている(図10参照)。
筐体2の後面における第2の部分8に形成された開口穴12、12、・・・の一部にはタック性の第1の接着剤15、15、・・・が充填されている(図4乃至図7参照)。開口穴12に充填された第1の接着剤15は筐体2にカバー4を取り付けるための接着剤であり、高い粘着性と伸縮性を有し、筐体2とカバー4が相対的に変位された場合においてこの変位に追従して伸縮可能とされている。従って、第1の接着剤15を用いることにより、筐体2からのカバー4の剥離が防止されると共に筐体2とカバー4が接着された状態での両者の一定範囲における相対的な変位が許容される。
筐体2は、上記したように、連結面部5、5から可撓端部9、9に近付くに従って厚みが薄くなるように形成されており、第1の接着剤15、15、・・・の開口穴12、12、・・・に対する充填位置の間隔H、H、・・・は筐体2の厚みが薄くなるに従って同じか小さくなるようにされている。
このとき左右方向、即ち、ベース面部6、6の並び方向において第1の接着剤15、15、・・・の開口穴12、12、・・・に対する充填位置の間隔のうち少なくとも一つの間隔が異なるようにされている。従って、左右方向における充填位置の間隔のうち最も可撓端部9側の間隔H1が最小とされ最も連結面部5、5側の間隔Hnが最大にされている。
また、筐体2は左右方向において連結面部5、5から可撓端部9、9に近付くに従って厚みが薄くされているため、剛性が左右方向において連結面部5、5から可撓端部9、9に近付くに従って小さくなるようにされている。従って、第1の接着剤15、15、・・・の開口穴12、12、・・・に対する充填位置の間隔H、H、・・・は筐体2の剛性が小さくなるに従って同じか小さくなるようにされていることになる。
筐体2の後面における外周部に形成された開口穴13、13、・・・にはそれぞれタック性の第1の接着剤15、15、・・・が充填されている。開口穴13に充填された第1の接着剤15も筐体2にカバー4を取り付けるための接着剤である。
また、筐体2の後面における外周部には開口穴13、13、・・・間に第2の接着剤16、16、・・・が塗布されている。筐体2の後面に塗布された第2の接着剤16も筐体2にカバー4を取り付けるための接着剤である。
第2の接着剤16としては、例えば、アクリル系の接着剤が用いられ、第2の接着剤16は、例えば、1平方センチメートル当たり10〜70N(ニュートン)の高い接着力を有している。このようなアクリル系の接着剤を用いることにより、接着面の塵埃等を除去して貼付用のローラーで圧着してカバー4を筐体2に接着することが可能であり、接着作業を容易に行うことが可能になる。また、アクリル系の接着剤は高いシール性、高い耐候性及び高い振動吸収性を有しているため、表示装置1の屋外での使用にも好適な接着剤である。
カバー4は、例えば、エラストマーによって形成され、外周部以外の部分が開口穴12、12、・・・にそれぞれ充填された第1の接着剤15、15、・・・によって筐体2に接着され、外周部が開口穴13、13、・・・にそれぞれ充填された第1の接着剤15、15、・・・と筐体2の後面に塗布された第2の接着剤16、16、・・・とによって筐体2に接着される。
従って、カバー4は外周部がそれ以外の部分より筐体2に強固に接着される。
筐体2の前面における外周部に形成された開口穴14、14、・・・にはそれぞれタック性の第1の接着剤15、15、・・・が充填されている(図10参照)。開口穴14に充填された第1の接着剤15は筐体2にフレキシブルディスプレイ3を取り付けるための接着剤である。
また、筐体2の前面における外周部には開口穴14、14、・・・間に第2の接着剤16、16、・・・が塗布されている。筐体2の前面に塗布された第2の接着剤16も筐体2にフレキシブルディスプレイ3を取り付けるための接着剤である。
フレキシブルディスプレイ3は、例えば、有機薄膜トランジスタ(有機TFT)で駆動する有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイであり、可撓性を有している。フレキシブルディスプレイ3は左右方向における中央部が屈曲部3aとして設けられ、屈曲部3aを支点部分として二つ折りに屈曲可能とされている。フレキシブルディスプレイ3は矩形状に形成され、ベース面部6、6に跨った状態で筐体2に取り付けられている。
フレキシブルディスプレイ3は外周部が開口穴14、14、・・・にそれぞれ充填された第1の接着剤15、15、・・・と筐体2の前面における外周部に塗布された第2の接着剤16、16、・・・とによって筐体2に接着される。また、フレキシブルディスプレイ3は内側の部分がフレキシブルディスプレイ3の後面側に配置される後述する第1のスペーサーと第2のスペーサーの各前面にそれぞれ塗布される第2の接着剤16、16によっても接着される(図10参照)。
筐体2の一方のベース面部6の内側には電源マウント17、充電回路18及びバッテリー19が配置され、これらの前側に順に後側から第1のコアフレーム20と第1のスペーサー21が積層状に配置される(図3参照)。
筐体2の他方のベース面部6の内側には後側から順にシステムマウント22と第2のコアフレーム23と第2のスペーサー24が積層状に配置される。
電源マウント17はシステムマウント22の駆動回路として機能し、充電回路18はバッテリー19を充電する機能を有している。第1のコアフレーム20は電源マウント17と充電回路18とバッテリー19を保護するケース体として機能し、第2のコアフレーム23はシステムマウント22を保護するケース体として機能する。システムマウント22はフレキシブルディスプレイ3に対する画像の表示制御や曲げセンサー11、11、・・・による動作表示制御や充電回路18の充電制御等を行う機能を有している。
第1のスペーサー21と第2のスペーサー24はそれぞれフレキシブルディスプレイ3の屈曲部3a以外の部分の一定の平坦度を維持するために、フレキシブルディスプレイ3の後面の屈曲部3a以外の部分に接した状態で配置される。
連結面部5、5間には前方から多軸ヒンジ25が配置される。多軸ヒンジ25はフレキシブルディスプレイ3が閉じられたときに屈曲部3aを円弧状に屈曲させてフレキシブルディスプレイ3を保護する機能を有している。
フレキシブルディスプレイ3は第1のスペーサー21と第2のスペーサー24に前方から接触された状態で筐体2に取り付けられる。
筐体2の取付凹部6a、6aにはそれぞれシート状のインナーカバー26、26の外周部が後方から配置され、インナーカバー26、26の後方からカバー4が筐体2に取り付けられる。カバー4は筐体2の後面に沿う形状及び大きさに形成され、左右方向における中央部が後方に凸の曲面状に形成されている。
インナーカバー26、26はカバー4が筐体2に取り付けられたときに、第1のコアフレーム20、第2のコアフレーム23と筐体2の大きな硬度の差による非連続な屈曲状態を抑制して表示装置1が連続的な屈曲状態となるようにする機能を有している。
上記のように構成された表示装置1においては、筐体2の可撓端部9、9が外端に近付くに従って厚みが薄くなるような楔形状に形成され(図6参照)、硬度の低い材料Aによって形成されている。
このように使用者が表示装置1を使用するときに把持する部分である可撓端部9、9は外端に近付くほど屈曲性が高くなり、大きな変位量を確保することができる。従って、外端に近付くほど曲率を大きくして曲げセンサー11、11、・・・の抵抗値を大きくすることが可能になり、フレキシブルディスプレイ3に表示されるページの捲り速度を感覚的に快適に変化させることができる。
さらに、筐体2は連結面部5、5から可撓端部9、9に近付くに従って厚みが薄くなるように形成されているため、筐体2の内周側の部分の一定の剛性を確保して電源マウント17やシステムマウント22等の各部を安定した状態で配置することができると共に筐体2の外周側の部分の高い屈曲性を確保することができる。
さらにまた、筐体2は連結面部5、5と一対のベース面部6、6の外周部とが硬度の低い材料Aによって形成され他の部分が材料Aより硬度の高い材料Bによって形成されている。
従って、筐体2の各部にそれぞれ必要な硬度を容易に確保することができる。
[表示装置における作用等]
上記のように構成された筐体2の取付構造を有する表示装置1においては、第1の接着剤15、15、・・・の開口穴12、12、・・・に対する充填位置の間隔は筐体2の厚みが薄くなるに従って同じか小さくなるようにされ、左右方向において第1の接着剤15、15、・・・の開口穴12、12、・・・に対する充填位置の間隔のうち少なくとも一つの間隔が異なるようにされている。
このように筐体2は部分によって厚みが相違し厚みが薄くなる部分ほど屈曲し易くなるが、厚みが薄い部分は厚みが厚い部分に比し第1の接着剤15、15、・・・によるカバー4との接着強度が高くされている。
従って、厚みが相違する筐体2の何れの部分が屈曲されたときにおいても筐体2及びカバー4の変位に追従して第1の接着剤15、15、・・・が伸縮され、筐体2とカバー4の間に発生するせん断力が小さく、筐体2の取付構造を有する表示装置1の良好な屈曲性を確保することができる。
また、カバー4の外周部がベース面部6、6の外周部に第2の接着剤16、16、・・・によって取り付けられているため、筐体2とカバー4の剥離を防止することができる。
さらに、筐体2がエラストマーによって形成されることにより、エラストマーがゴムと同等の弾性を有すると共に射出成形が可能な材料であるため、筐体2の良好な屈曲性を確保することができると共に成形性の向上を図ることができる。
さらにまた、カバー4がエラストマーによって形成されることにより、筐体2がエラストマーによって形成される場合と同様に、カバー4の良好な屈曲性を確保することができると共に成形性の向上を図ることができる。
また、筐体2の取付構造を有する表示装置1においては、筐体2が枠状に形成されているため、筐体2の内側に電源マウント17やシステムマウント22等の各部を配置することができ、その分、筐体2の取付構造を有する表示装置1の小型化を図ることができる。
さらに、筐体2の取付構造を有する表示装置1にあっては、フレキシブルディスプレイ3が筐体2にタック性の第1の接着剤15、15、・・・と第2の接着剤16、16、・・・によって取り付けられているため、フレキシブルディスプレイ3の筐体2に対する高い接着強度を確保した上でフレキシブルディスプレイ3の良好な屈曲性を確保することができる。
尚、筐体2の取付構造を有する表示装置1においては、2枚のディスプレイを左右に配置した構成にすることも可能であるが、上記したように、一対のベース面部6、6とともに開閉可能(屈曲可能)とされたフレキシブルディスプレイ3を用いることにより、大画面化を図ることができる。大画面化により、例えば、フレキシブルディスプレイ3に表示される各ページのサイズを大きくすることができ、また、フレキシブルディスプレイ3の全体に1ページを表示することも可能である。
次に、開口穴12、12、・・・の作用を図11の模式図を参照して説明する。
上記したように、筐体2には後方に開口された複数の開口穴12、12、・・・が形成され、開口穴12、12、・・・の前側の部分が平面部8aとして設けられている。平面部8aの取付面8bには曲げセンサー11、11、・・・とフレキシブルディスプレイ3が取り付けられている。
上記のような開口穴12、12、・・・を有する構成においては、開口穴12、12、・・・が形成されている分、筐体2の断面における図心Sが筐体2の厚み方向における中央線Mよりも平面部8a側に寄った位置にされる。筐体2の穴形成部8cは断面係数が小さく筐体2の屈曲時における伸縮量が大きいが、平面部8aは断面係数が大きく筐体2の屈曲時における伸縮量が小さくなる。
このように平面部8aの取付面8bに曲げセンサー11、11、・・・とフレキシブルディスプレイ3が取り付けられることにより、屈曲時のせん断ストレスが穴形成部8cによって吸収されると共に曲げセンサー11、11、・・・とフレキシブルディスプレイ3の伸縮量が小さくなる。
従って、筐体2の高い屈曲性が確保されると共に曲げセンサー11、11、・・・及びフレキシブルディスプレイ3の筐体2に対する屈曲時のズレが抑制される。
また、上記したように、筐体2の厚みの変化に伴って開口穴12、12、・・・の深さが可撓端部9、9側から連結面部5、5に近付くに従って深くなるように形成され、平面部8aの一定の厚みが保持されている。このように平面部8aの一定の厚みが保持されることにより、表示装置1が屈曲されたときの変位量(屈曲量)が左右方向において断続的になり難く連続的な曲面形状が実現される。
さらに、筐体2は、例えば、エラストマーが充填材料として用いられる射出成形によって形成されるが、筐体が開口穴12、12、・・・を有しないような形状であるとすると、ベース面部における連結面部側の部分が特に肉厚になり冷却時に熱収縮に基づくヒケによる凹部が生じ易い。
しかしながら、筐体2の取付構造を有する表示装置1にあっては、ベース面部6、6が開口穴12、12、・・・を有する形状に形成され、筐体2の厚みの変化に伴って開口穴12、12、・・・の深さが変化されており、冷却時におけるヒケの発生が抑制され成形精度が高く平面部8aの均一な厚みを確保することが可能になる。
また、ベース面部6、6に開口穴12、12、・・・を形成することにより、筐体2の取付構造を有する表示装置1の軽量化を図ることもできる。
次に、連結面部5、5の作用について説明する。
連結面部5、5は、上記したように、2種類のエラストマーのうち硬度の低い材料Aによって予め曲面状に屈曲された状態で成形されている。連結面部5、5は、例えば、表示装置1が開き状態(図1参照)にある場合の伸縮状態と表示装置1が閉じ状態(図2参照)にある場合の伸縮状態との中間の状態、即ち、表示装置1が90°開いた状態にある場合の伸縮状態で予め成形される。
従って、開き状態と閉じ状態の何れの状態においても屈曲による連結面部5、5のせん断ストレスを最小限に抑制することができ、連結面部5、5に関し、表示装置1の開閉状態に拘わらず連続的な曲面形状を確保することができる。
[まとめ]
以上に記載した通り、表示装置1及び表示装置1に設けられた筐体2の取付構造にあっては、第1の接着剤15、15、・・・の開口穴12、12、・・・に対する充填位置の間隔は筐体2の剛性が小さくなるに従って同じか小さくなるようにされ、ベース面部6、6の並び方向において第1の接着剤15、15、・・・の開口穴12、12、・・・に対する充填位置の間隔のうち少なくとも一つの間隔が異なるようにされている。
このように筐体2は部分によって剛性が相違し剛性が小さくなる部分ほど屈曲し易くなるが、剛性が小さい部分は剛性が大きい部分に比し第1の接着剤15、15、・・・によるカバー4との接着強度が高くされている。
従って、剛性が相違する筐体2の何れの部分が屈曲されたときにおいても筐体2及びカバー4の変位に追従して第1の接着剤15、15、・・・が伸縮され、筐体2とカバー4の間に発生するせん断力が小さく、筐体2の取付構造を有する表示装置1の良好な屈曲性を確保することができると共に屈曲時の筐体2及びカバー4の損傷や破損を防止することができる。
[本技術]
本技術は、以下のような構成にすることもできる。
(1)折り返し可能な連結面部と前記連結面部を挟んだ反対側においてそれぞれ前記連結面部に連続して設けられた一対のベース面部とを有し弾性変形可能な材料によって形成された筐体と、前記筐体に前記ベース面部の厚み方向において取り付けられ屈曲性を有するカバーとを備え、前記連結面部を支点部分として前記一対のベース面部が開閉可能とされ、前記ベース面部に前記カバー側に開口された複数の開口穴が形成され、前記カバーが前記筐体にタック性の第1の接着剤と前記第1の接着剤とは種類の異なる第2の接着剤とによって取り付けられ、前記第1の接着剤が前記複数の開口穴のうちの一部の開口穴に充填され、前記一対のベース面部が並ぶ並び方向における前記第1の接着剤の充填位置の間隔のうち少なくとも一つの間隔が異なるようにされ、前記並び方向において前記ベース面部の剛性が小さくなるに従って前記第1の接着剤の充填位置の間隔が同じか小さくされた筐体の取付構造。
(2)前記ベース面部の厚みが薄くなるに従って前記第1の接着剤の充填位置の間隔が同じか小さくされた前記(1)に記載の筐体の取付構造。
(3)前記カバーの外周部が前記ベース面部の外周部に前記第2の接着剤によって取り付けられた前記(1)又は前記(2)に記載の筐体の取付構造。
(4)前記筐体がエラストマーによって形成された前記(1)から前記(3)の何れかに記載の筐体の取付構造。
(5)前記カバーがエラストマーによって形成された前記(1)から前記(4)の何れかに記載の筐体の取付構造。
(6)前記筐体に前記筐体が屈曲されたときの屈曲状態を検出する曲げセンサーが取り付けられた前記(1)から前記(5)の何れかに記載の筐体の取付構造。
(7)前記連結面部が曲面状に形成された前記(1)から前記(6)の何れかに記載の筐体の取付構造。
(8)前記筐体が枠状に形成された前記(1)から前記(7)の何れかに記載の筐体の取付構造。
(9)前記筐体に前記ベース面部の厚み方向における前記カバーと反対側に屈曲性を有するフレキシブルディスプレイが取り付けられ、前記ベース面部に前記フレキシブルディスプレイ側に開口され前記第1の接着剤が充填される複数の開口穴が形成され、前記フレキシブルディスプレイが前記筐体に前記第1の接着剤と前記第2の接着剤によって取り付けられた前記(1)から前記(8)の何れかに記載の筐体の取付構造。
(10)前記フレキシブルディスプレイが前記一対のベース面部に跨って取り付けられ、前記フレキシブルディスプレイが前記一対のベース面部とともに開閉可能とされた前記(9)に記載の筐体の取付構造。
(11)折り返し可能な連結面部と前記連結面部を挟んだ反対側においてそれぞれ前記連結面部に連続して設けられた一対のベース面部とを有し弾性変形可能な材料によって形成された筐体と、前記筐体に前記ベース面部の厚み方向において取り付けられ屈曲性を有するカバーと、前記筐体に前記ベース面部の厚み方向における前記カバーと反対側に取り付けられた屈曲性を有するフレキシブルディスプレイとを備え、前記連結面部を支点部分として前記一対のベース面部が開閉可能とされ、前記ベース面部に前記カバー側に開口された複数の開口穴が形成され、前記カバーが前記筐体にタック性の第1の接着剤と前記第1の接着剤とは種類の異なる第2の接着剤とによって取り付けられ、前記第1の接着剤が前記複数の開口穴のうちの一部の開口穴に充填され、前記一対のベース面部が並ぶ並び方向における前記第1の接着剤の充填位置の間隔のうち少なくとも一つの間隔が異なるようにされ、前記並び方向において前記ベース面部の剛性が小さくなるに従って前記第1の接着剤の充填位置の間隔が同じか小さくされた表示装置。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本技術を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本技術の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図11と共に本技術の最良の形態を示すものであり、本図は、開き状態の表示装置を示す概略斜視図である。 閉じ状態の表示装置を示す概略斜視図である。 表示装置の概略分解斜視図である。 カバーが取り付けられていない状態で示す表示装置の略半分の部分を示す斜視図である。 カバーを分離した状態で示す表示装置の斜視図である。 図4のVI−VI線に沿う拡大断面図である。 図4のVII−VII線に沿う拡大断面図である。 開口穴の配列状態の例を示す拡大平面図である。 開口穴の配列状態の別の例を示す拡大平面図である。 筐体を示す斜視図である。 開口穴の作用を説明するための模式図である。
2…筐体、3…フレキシブルディスプレイ、5…連結面部、6…ベース面部、11…曲げセンサー、12…開口穴、13…開口穴、14…開口穴、15…第1の接着剤、16…第2の接着剤

Claims (11)

  1. 折り返し可能な連結面部と前記連結面部を挟んだ反対側においてそれぞれ前記連結面部に連続して設けられた一対のベース面部とを有し弾性変形可能な材料によって形成された筐体と、
    前記筐体に前記ベース面部の厚み方向において取り付けられ屈曲性を有するカバーとを備え、
    前記連結面部を支点部分として前記一対のベース面部が開閉可能とされ、
    前記ベース面部に前記カバー側に開口された複数の開口穴が形成され、
    前記カバーが前記筐体にタック性の第1の接着剤と前記第1の接着剤とは種類の異なる第2の接着剤とによって取り付けられ、
    前記第1の接着剤が前記複数の開口穴のうちの一部の開口穴に充填され、
    前記一対のベース面部が並ぶ並び方向における前記第1の接着剤の充填位置の間隔のうち少なくとも一つの間隔が異なるようにされ、
    前記並び方向において前記ベース面部の剛性が小さくなるに従って前記第1の接着剤の充填位置の間隔が同じか小さくされた
    筐体の取付構造。
  2. 前記ベース面部の厚みが薄くなるに従って前記第1の接着剤の充填位置の間隔が同じか小さくされた
    請求項1に記載の筐体の取付構造。
  3. 前記カバーの外周部が前記ベース面部の外周部に前記第2の接着剤によって取り付けられた
    請求項1に記載の筐体の取付構造。
  4. 前記筐体がエラストマーによって形成された
    請求項1に記載の筐体の取付構造。
  5. 前記カバーがエラストマーによって形成された
    請求項1に記載の筐体の取付構造。
  6. 前記筐体に前記筐体が屈曲されたときの屈曲状態を検出する曲げセンサーが取り付けられた
    請求項1に記載の筐体の取付構造。
  7. 前記連結面部が曲面状に形成された
    請求項1に記載の筐体の取付構造。
  8. 前記筐体が枠状に形成された
    請求項1に記載の筐体の取付構造。
  9. 前記筐体に前記ベース面部の厚み方向における前記カバーと反対側に屈曲性を有するフレキシブルディスプレイが取り付けられ、
    前記ベース面部に前記フレキシブルディスプレイ側に開口され前記第1の接着剤が充填される複数の開口穴が形成され、
    前記フレキシブルディスプレイが前記筐体に前記第1の接着剤と前記第2の接着剤によって取り付けられた
    請求項1に記載の筐体の取付構造。
  10. 前記フレキシブルディスプレイが前記一対のベース面部に跨って取り付けられ、
    前記フレキシブルディスプレイが前記一対のベース面部とともに開閉可能とされた
    請求項9に記載の筐体の取付構造。
  11. 折り返し可能な連結面部と前記連結面部を挟んだ反対側においてそれぞれ前記連結面部に連続して設けられた一対のベース面部とを有し弾性変形可能な材料によって形成された筐体と、
    前記筐体に前記ベース面部の厚み方向において取り付けられ屈曲性を有するカバーと、
    前記筐体に前記ベース面部の厚み方向における前記カバーと反対側に取り付けられた屈曲性を有するフレキシブルディスプレイとを備え、
    前記連結面部を支点部分として前記一対のベース面部が開閉可能とされ、
    前記ベース面部に前記カバー側に開口された複数の開口穴が形成され、
    前記カバーが前記筐体にタック性の第1の接着剤と前記第1の接着剤とは種類の異なる第2の接着剤とによって取り付けられ、
    前記第1の接着剤が前記複数の開口穴のうちの一部の開口穴に充填され、
    前記一対のベース面部が並ぶ並び方向における前記第1の接着剤の充填位置の間隔のうち少なくとも一つの間隔が異なるようにされ、
    前記並び方向において前記ベース面部の剛性が小さくなるに従って前記第1の接着剤の充填位置の間隔が同じか小さくされた
    表示装置。
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