JP2016122235A - 情報端末用カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】情報端末の電子部品を接続する配線の破損を低減可能なカバーを提供する。【解決手段】外装カバー4は、一対の検出部2L,2Rと、検出部2L,2Rを電気的に接続する配線部50とを備えた検出装置に装着される。外装カバー4は、中央部4Cと左カバー部4Lと右カバー部4Rとを含む。中央部4Cには、上下方向からみてU字状に形成された補強部材11が装着されている。検出部2Lは、検出部2Rに対して相対移動可能に左カバー部4Lに保持される。検出部2Rは右カバー部4Rに固定される。検出部2L,2Rに装着されたノート5が開閉されるのに伴い、検出部2Lは、左表紙5Lの動きに合わせて検出部2Rに対して移動する。補強部材11は、中央部4Cのうち補強部材11が装着された部分が平面状に変形することを防止することで、弛んだ配線部50が不都合に折れ曲がって破損する可能性を低減することができる。【選択図】図6

Description

本発明は、情報端末用のカバーに関する。
冊子状の紙媒体に記入された情報を、電磁誘導方式で読み取る装置が知られている。例えば、特許文献1に開示された読取装置は、一対の樹脂カバーに夫々収容された一対のセンサ基板を備える。一対のセンサ基板は、フレキシブルケーブルで接続されている。一対の樹脂カバーは、互いに左右に離間した状態で、可撓性の外装カバー内部に収容される。外装カバーは、中央部分を中心にして右側部分と左側部分を開閉可能である。冊子状の紙媒体は、開かれた状態で、左右の表紙が、夫々、樹脂カバーに収容されたセンサ基板に対向するように配置され、センサ基板に対して位置決めされる。
特開2014−99116号公報
特許文献1に開示されている情報入力装置では、冊子状の紙媒体の開閉に連動して、外装カバー内で樹脂カバーが移動することがある。この場合、外装カバー内で一対の樹脂カバーを接続する配線に必要な長さは変化する。具体的には、冊子状の紙媒体が閉じられた状態の時、この長さは最大となり、紙媒体が開かれた状態の時、最小となる。
フレキシブルケーブルの長さは、冊子状の紙媒体が閉じられた状態の時、つまり配線に必要な長さが最大の時に対応して設定される。従って、紙媒体が開かれた状態の時、フレキシブルケーブルには弛みが生じる可能性がある。この時、例えば、ユーザが筆記を行ったり、手で紙媒体を押さえたりすると、紙媒体の記入面側から外装カバーの方向に外力が付与され、フレキシブルケーブルが不都合に折れ曲がり、破損する可能性がある。
本発明の目的は、情報端末の電子部品を接続する配線の破損を低減可能なカバーを提供することである。
本発明の情報端末用カバーは、カバー部と、補強部材とを備える。前記カバー部は、第一部分と第二部分と第三部分とを含む。前記第一部分は、第一方向に長い矩形状であって、可撓性を有する。前記第二部分および前記第三部分は、前記第一方向に直交する第二方向において前記第一部分の両側に夫々接続する。前記補強部材は、前記第一部分の少なくとも一部に装着されている。前記補強部材は、前記第一部分よりも高い剛性を有する。前記補強部材は、前記第一部分の前記少なくとも一部が平面状に変形することを防止する形状を有する。
前記情報端末用カバーは、第二部分と第三部分とに接続する第一部分の少なくとも一部に装着された補強部材を備えている。かかる情報端末カバーが、例えば、配線で互いに接続された電子部品を備えた情報端末に使用される場合、ユーザは、配線が補強部材に対応するように、情報端末をカバーに対して配置すればよい。この場合、ユーザが情報端末側からカバーの方向に外力を付与した場合であっても、補強部材が、第一部分の少なくとも一部が平面状に変形することを防止する。従って、配線が不都合に折れ曲がり、破損する可能性を低減することができる。
前記補強部材は、金属製または樹脂製であってもよい。この場合、第一部分よりも剛性の高い補強部材を容易に作製することができる。
前記補強部材は、前記第一方向からみてU字状またはV字状に形成されていてもよい。この場合、補強部材は、U字またはV字の内側に空間を確保する。従って、情報端末の配線が弛んだ状態でこの空間に配置された場合、ユーザが情報端末側からカバーの方向に外力を付与した場合であっても、配線は弛んだ状態を維持できる。従って、配線が不都合に折れ曲がり、破損する可能性をより確実に低減することができる。
前記補強部材は、金属製の1枚の板状部材であって、前記第一部分の前記第一方向における一部において前記第二方向に対向する位置に設けられた一対の切欠きを有してもよい。この場合、情報端末の配線を、一対の切欠き内を通過するように第二方向に沿って配置することで、補強部材のエッジによって配線が損傷する可能性を低減することができる。
前記補強部材は樹脂製であって、前記U字状または前記V字状に形成されることで生じた前記第二方向の間隙を接続する接続部を備えてもよい。この場合、接続部がない場合に比べてより強度が高い樹脂製の補強部材を容易に作製することができる。
前記補強部材は、前記第一部分の前記第一方向における一部において前記第二方向に対向する位置に設けられた一対の切欠きを有してもよい。そして、前記接続部は、前記一対の切欠きとは異なる位置に設けられていてもよい。この場合、接続部がない場合に比べてより強度が高い樹脂製の補強部材を容易に作製することができる。更に、情報端末の配線を、一対の切欠き内を通過するように第二方向に沿って配置することで、補強部材のエッジによって配線が損傷する可能性を低減することができる。
前記第二部分の一部および前記第三部分の一部は、一対の突出部を含んでもよい。そして、前記一対の突出部は、前記第二部分と前記第三部分のうち前記一対の突出部とは異なる部分が同一平面上に配置された時、前記平面から略同一量だけ前記平面に直交する方向に突出してもよい。前記補強部材は、前記第二部分と前記第三部分のうち前記一対の突出部とは異なる前記部分が前記平面上に配置された時、前記第一部分の前記少なくとも一部を、前記平面から前記一対の突出部と略同一量だけ前記方向に突出させてもよい。この場合、例えば、補強部材と一対の突出部の突出方向を下にしてカバーが机等の平面上に載置され、その上に情報端末が配置された場合でも、少なくとも、第二部分と第三部分のうち前記一対の突出部とは異なる部分を略水平に保つことができる。従って、情報端末の姿勢が安定する。
前記情報端末用カバーは、一対の板状のセンサと、前記一対のセンサを電気的に接続する配線を含む配線部とを備えた情報端末に使用されるカバーであってもよい。前記第二部分および前記第三部分は、前記一対のセンサの夫々が互いに相対移動可能に配置される部位であり、前記第一部分は、前記配線部の少なくとも一部が前記第二方向に配置される部位であってもよい。そして、前記補強部材は、前記第一部分に配置された前記配線部の前記少なくとも一部の弛みを維持する空間を形成してもよい。
かかる構成の情報端末にカバーが使用されると、一対のセンサが互いに相対移動するのに伴ってセンサ間の距離が変化するので、配線部は、延びた状態になったり弛んだ状態になったりする。配線部が弛んだ状態の時に、ユーザが情報端末側からカバーの方向に外力を付与した場合であっても、配線部は、補強部材の空間内で弛んだ状態を維持できる。従って、配線が不都合に折れ曲がり、破損する可能性をより確実に低減することができる。
前記情報端末用カバーは、一対の板状のセンサと、前記一対のセンサを電気的に接続する配線を含む配線部とを備えた情報端末に使用されるカバーであってもよい。前記第二部分および前記第三部分は、前記一対のセンサの夫々が互いに相対移動可能に配置される部位であり、前記第一部分は、前記配線部の少なくとも一部が前記第二方向に配置される部位であってもよい。そして、前記一対の切欠きは、前記配線部が前記第二方向に通過する位置に設けられていてもよい。この場合、情報端末の配線部は、一対の切欠き内を通過するように第二方向に沿って配置されるので、補強部材のエッジによって配線が損傷する可能性を低減することができる。
手書き入力システム1の全体構成図である。 ノート5が装着され、開かれた状態の検出装置2および外装カバー4の斜視図である。 検出装置2の分解斜視図である。 開かれた状態の外装カバー4の正面図である。 補強部材11の斜視図である。 ノート5が装着され、開かれた状態の検出装置2および外装カバー4の、図4のA−A線における矢視方向断面図である。 ノート5が装着され、閉じられた状態の検出装置2および外装カバー4の、図4のA−A線における矢視方向断面図である。 補強部材12の斜視図である。 補強部材13の斜視図である。 補強部材14の斜視図である。 補強部材15の斜視図である。 補強部材16の斜視図である。 補強部材17の底面図である。 補強部材18の底面図である。 変形例に係る外装カバー40の説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図1および図2を参照し、手書き入力システム1の概要について説明する。手書き入力システム1は、検出装置2および電子ペン6を含む。検出装置2には、外装カバー4が装着される。また、検出装置2は、冊子状の記録媒体(例えば、ノート5)が装着された状態で使用される。以下の説明では、図2の上側、下側、左上側、右下側、右上側、左下側が、夫々、検出装置2および外装カバー4の前側、後側、左側、右側、上側、下側と定義される。つまり、ノート5が開かれた時の検出装置2および外装カバー4の状態で、検出装置2および外装カバー4の方向が定義される。また、ノート5の方向も、便宜上、ノート5が開かれて検出装置2に装着された状態を基準に、検出装置2の方向に倣って定義される。
検出装置2は、ユーザが携行可能な、薄型軽量の手書き入力装置である。検出装置2は、通常は外装カバー4が装着された状態で提供される。しかし、検出装置2と外装カバー4は個別に提供され、ユーザによって外装カバー4が検出装置2に装着されてもよい。検出装置2および外装カバー4は、前側を見開き面側として左右方向に折り畳み(二つ折り)可能に構成されている。
手書き入力システム1では、ユーザは、電子ペン6を用いて、検出装置2に装着されたノート5の用紙に、線画によって情報を記入する。線画は、文字、数値、記号、及び図形等を含む。電子ペン6は、内部に、可変容量コンデンサ、コイル等(図示略)を含む周知の共振(同調)回路を備える。検出装置2は、検出装置2に近接した電子ペン6の位置を電磁誘導方式で検出するよう構成されている。検出装置2は、経時的に検出された電子ペン6の複数の位置に基づいて、電子ペン6の軌跡を特定し、軌跡を示すストロークデータを生成する。電磁誘導方式を用いたかかるストロークデータの生成方法は周知であるため(例えば、特開2014−99116号公報(米国特許出願公開第2014/132533号明細書)参照)、ここでの説明は省略する。
図1、図3および図6を参照して、検出装置2の構成について説明する。図1に示すように、検出装置2は、一対の検出部2L,2Rと、検出部2L,2Rを接続する配線部50とを含む。検出部2L,2Rは、いずれも矩形薄板状である。検出部2Lは左方に配置され、検出部2Rは右方に配置される。
図3に示すように、検出部2Rは、前カバー8R、後カバー9R、センサ基板7R、センサ制御基板71R、およびメイン基板10を備える。前カバー8Rおよび後カバー9Rは、いずれも上下方向に長い略矩形状の樹脂板である。前カバー8Rおよび後カバー9Rが組み合わせられると、内部に収容空間を有する箱状体が形成される。
前カバー8Rの前面21Rには、ノート5を検出装置2に対して位置決めするための凹状の位置決め部23Rが設けられている。位置決め部23Rは、前カバー8Rの上部、右部および下部に段差を有し、左部には段差を有しない。前面21Rは、位置決め部23Rの凹部内で左辺近傍位置に微粘着性の接着部22R(図1参照)を有する。ユーザは、ノート5を検出装置2に装着する時、右表紙5Rの上端、右端および下端を位置決め部23Rの上部、右部および下部の段差に接触させることで、ノート5を検出部2Rに対して位置決めする。右表紙5Rは、接着部22Rにより、容易に剥離可能な状態で前面21Rに接着固定される。
センサ基板7R、センサ制御基板71R、メイン基板10は、前カバー8Rと後カバー9Rとの間に配置される。センサ基板7Rには、X軸方向(本実施形態では左右方向)およびY軸方向(本実施形態では上下方向)の各々に細長いループコイルが多数配列されている。センサ制御基板71Rは、センサ基板7R後面の下端部に、センサ基板7Rと一体に設けられる。センサ制御基板71Rは、ループコイルに励磁用送信電流を流したり、ループコイルに流れる信号電流を検出したりする。センサ制御基板71Rは、配線部50が接続されるコネクタ部73Rを備える。メイン基板10には、検出装置2を制御するCPU(図示略)が搭載されている。CPUは、近傍に位置するパーソナルコンピュータ等の外部装置(図示略)と無線や有線による通信が可能である。メイン基板10は、センサ基板7Rの後方(後カバー9R側)に配置され、センサ制御基板71Rと電気的に接続する。
検出部2Lは、前カバー8L、後カバー9L、センサ基板7L、およびセンサ制御基板71Lを備える。前カバー8Lおよび後カバー9Lは、前カバー8Rおよび後カバー9Rと同様、上下方向に長い略矩形状の樹脂板である。前カバー8Lおよび後カバー9Lが組み合わせられると、内部に収容空間を有する箱状体が形成される。
前カバー8Lの前面21Lには、ノート5を検出装置2に対して位置決めするための凹状の位置決め部23Lが設けられている。位置決め部23Lは、前カバー8Lの上部、左部および下部に段差を有し、右部には段差を有しない。前面21Lは、位置決め部23Lの凹部内で右辺近傍位置に、微粘着性の接着部22L(図1参照)を有する。ユーザは、ノート5を検出装置2に装着する時、左表紙5Lの上端、左端および下端を位置決め部23Lの上部、左部および下部の段差に接触させることで、ノート5を検出部2Lに対して位置決めする。左表紙5Lは、接着部22Lにより、容易に剥離可能な状態で前面21Lに接着固定される。
後カバー9Lは、上下方向の中央よりも下方、且つ左右方向の中央よりも右方に、前後方向に貫通する開口91を備える。開口91は左右方向に長い略矩形状である。開口91には、スライダ60が左右方向にスライド可能に支持されている。スライダ60は、後述する左カバー部4Lに固定される。
センサ基板7Lおよびセンサ制御基板71Lは、前カバー8Lと後カバー9Lとの間に配置される。センサ制御基板71Lは、センサ基板7Lの後面の下端部に、センサ基板7Lと一体に設けられる。センサ制御基板71Lは、コネクタ部73Lを備える。センサ基板7Lおよびセンサ制御基板71Lは、検出部2Rのセンサ基板7Rおよびセンサ制御基板71Rと同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。センサ基板7Lの右縁部、左上の角部および左下の角部には、静電気等からセンサ基板7Lを保護する絶縁部材72が設けられる。
検出部2Rと検出部2L(本実施形態では、より詳細には、センサ制御基板71Rとセンサ制御基板71L)とは、配線部50によって接続される。配線部50は、検出部2Rと検出部2Lとを電気的に接続するための配線を含む。本実施形態では、配線部50として、直線帯状のフレキシブルプリント基板が一例として採用されている。この他、配線部50として、例えば、フレキシブルフラットケーブル、その他のケーブル等が採用可能である。
検出装置2の後カバー9R,9Lには、夫々、コネクタ部73R,73Lに対応する位置に開口92,93が設けられている。図6に示すように、配線部50の一端側の端子部51は、センサ制御基板71Rのコネクタ部73Rに接続され、他端側の端子部52はセンサ制御基板71Lのコネクタ部73Lに接続される。端子部51と端子部52との間を繋ぐ中間部53は、開口92,93を介して後カバー9R,9Lの後面26R,26L側に、左右方向に沿って配置される。配線部50の長さは、少なくとも、検出装置2に対して位置決めされたノート5が完全に閉じられた時に検出部2L,2Rを接続するのに十分な長さに設定されている。
図1、図2、図4および図5を参照して、外装カバー4について説明する。外装カバー4は、検出装置2をカバーし、外部からの衝撃から保護する機能を有する。外装カバー4は、検出装置2の使用態様に応じて形態が変化するよう構成されている。図4に示すように、本実施形態の外装カバー4は、折り曲げられていない状態では、左右方向に長い矩形シート状である。外装カバー4は、中央部4Cと、左カバー部4Lと、右カバー部4Rとを含む。中央部4Cは、所定方向(本実施形態では上下方向)に長い矩形状の部分である。中央部4Cの前面側には、前述の配線部50(より詳細には中間部53)の少なくとも一部が、所定方向に直交する方向(本実施形態では左右方向)に沿って配置される。左カバー部4Lと右カバー部4Rは、夫々、左右方向において、中央部4Cの両側に接続する部分である。より詳細には、左カバー部4Lは、中央部4Cの左側に接続する。左カバー部4Lは、検出部2Lに対応する矩形状である。右カバー部4Rは、中央部4Cの右側に接続する。右カバー部4Rは、検出部2Rに対応する矩形状である。左カバー部4Lと右カバー部4Rは、一対の検出部2L,2Rが夫々互いに相対移動可能に配置される部位である。本実施形態では、右カバー部4Rは、検出部2Rを固定する部位であり、左カバー部4Lは、検出部2Lを左右方向に移動可能に保持する部位である。
外装カバー4のうち、少なくとも中央部4Cは、可撓性を有する素材で作製される。つまり、少なくとも中央部4Cは、外力に応じて変形可能な柔軟性を有する。かかる素材として、例えば、皮革、合成皮革、ポリアミド系やウレタン系の柔軟素材が挙げられる。一方、左カバー部4Lおよび右カバー部4Rは、必ずしも可撓性を有する素材で作製される必要はない。但し、本実施形態では、外装カバー4全体が可撓性を有する一素材で作製されている。この場合、外装カバー4を同じ材料で一体的に容易に作製することができる。
右カバー部4Rの前面には、検出部2Rを固定するための固定シート41Rが設けられている。固定シート41Rは、上辺、右辺および下辺の三辺が外装カバー4の縁部45に織り込まれ、左辺が中央部4Cに織り込まれることで、外装カバー4に固定される。検出部2Rは、例えば両面粘着テープ等で後面26R(図3参照)が固定シート41Rに接着されることで、外装カバー4に固定される。固定シート41Rは中央部に開口42を有する。検出部2Rの後面26Rは、電池の装着部(図示略)を有する。電池の装着部は、開口42内に配置される。図示しないが、右カバー部4Rは、後面に、面ファスナーを用いて開閉可能なカバー体(図示略)を備える。ユーザは、カバー体を開くことで、検出部2Rを外装カバー4から取り外さなくてもバッテリ(図示略)交換が可能である。
左カバー部4Lの前面には、検出部2Lを保持する保持シート41Lが設けられている。保持シート41Lの材質は特に限定されない。例えば、透明の軟質塩化ビニールシートが採用可能である。保持シート41Lは、上辺、左辺および下辺の三辺が外装カバー4の縁部45に織り込まれ、右辺は開放されている。検出部2Lは、保持シート41Lの右端から保持シート41Lと左カバー部4Lとの間に挿入される。検出部2Lは、右端部が保持シート41Lの右端から右方に突出した状態で、保持シート41Lに保持される。
左カバー部4Lの上下方向の中央よりも下方、且つ左右方向の中央よりも右方に、左右方向に並んで2つの鳩目穴43が形成される。検出部2Lのスライダ60の後面には、鳩目穴43に夫々係合する2つの突部(図示略)が設けられる。2つの突部が2つの鳩目穴43に夫々係合されることで、スライダ60は、左カバー部4Lに固定される。前述の通り、スライダ60は、後カバー9Lに左右方向にスライド可能に支持されている。従って、検出部2Lは、外装カバー4の左カバー部4Lに対して左右方向にスライド可能な状態で、保持シート41Lに保持される。かかる構成により、外装カバー4は、検出部2Lを、検出部2Rに対して相対移動可能に保持する。
図1および図4に示すように、中央部4Cには、補強部材11が装着されている。補強部材11は、少なくとも可撓性を有する中央部4Cよりも高い剛性を有する。補強部材11は、例えば、金属または樹脂で作製される。この場合、中央部4Cよりも剛性の高い補強部材11を容易に作製することができる。採用可能な金属として、例えば、ステンレス鋼、鉄等が挙げられる。採用可能な樹脂として、例えば、ABS樹脂、繊維強化樹脂等が挙げられる。
また、補強部材11は、中央部4Cの少なくとも一部に配置され、中央部4Cの少なくとも一部が平面状に変形することを防止する形状を有する。例えば、補強部材11が、中央部4Cの長手方向である上下方向からみてU字状またはV字状に形成されている場合(つまり、中央部4Cの長手方向に直交する方向の断面形状がU字状またはV字状の場合)、中央部4Cの少なくとも一部が平面状に変形することを防止することができる。なお、ここでいう「U字状」や「V字状」は、アルファベットの「U」や「V」の厳密な形状に限られず、「U」や「V」に近い形状を含む。かかる形状の補強部材については後述する。
本実施形態で例示する補強部材11は、金属製であり、図4に示すように、中央部4Cのほぼ全体に対応して配置される。より詳細には、図5に示すように、補強部材11は、外装カバー4とほぼ同じ上下長さを有する矩形状の1枚の金属板を、上下方向からみてU字状(より厳密には半円状)に湾曲させることで形成されている。補強部材11の左右方向の断面形状は、U字状(より厳密には半円状)である。
中央部4Cへの補強部材11の装着方法は特に限定されず、補強部材11が外装カバー4から外れなければ、いかなる方法で装着されてもよい。本実施形態では、補強部材11の2つの湾曲面のうち、U字の突出方向側の面が、中央部4Cの前面に接着剤で貼り付けられている。つまり、補強部材11は、外装カバー4の中央部4Cを、検出装置2が配置される側から反対方向(後方)に突出させるように、中央部4Cに貼り付けられている。更に、補強部材11の上下の端部は、外装カバー4の縁部45によって押さえられている。このほか、中央部4Cは、例えば、2枚のシートで袋状の収納部として形成されていてもよい。この場合、補強部材11は、収納部に挿入されることで中央部4Cに装着されてもよい。補強部材11の前面側には、配線部50(中間部53)の少なくとも一部が左右方向に沿って配置される。
かかる構成の外装カバー4は、図1および図2に示すように、補強部材11によって、中央部4Cが上下方向からみてU字状(より厳密には半円状)に湾曲した状態に保たれる。一方、左カバー部4Lと右カバー部4Rとは、夫々、上下方向に伸びる中央部4Cとの境界線に沿って折り曲げ可能である。本実施形態では、外装カバー4の形態は、検出装置2に装着されたノート5の開閉に伴って変化する。外装カバー4の形態変化については後述する。
図1、図2、図6および図7を参照して、手書き入力システム1の使用時の検出装置2および外装カバー4の動きと、外装カバー4の形態の変化について説明する。図1に示すように、手書き入力システム1を使用する時、ユーザは、ノート5を外装カバー4が装着された検出装置2に取り付ける。この時、ユーザは、ノート5の左表紙5Lと右表紙5Rを、夫々、検出部2L,2Rの位置決め部23L,23Rに合わせることで、ノート5を検出装置2に対して位置決めする。ノート5は、検出装置2に対して位置決めされた状態で、接着部22L,22Rにより検出装置2に接着固定される。検出装置2には、外装カバー4が装着されている。ノート5の開閉に伴って、左カバー部4Lと右カバー部4Rは、中央部4Cに対して延ばされたり折り曲げられたりする。この時、検出部2Lは、左カバー部4Lと保持シート41Lの間で保持された状態で、ノート5の左表紙5Lの動きに合わせて検出部2Rに対して移動する。
手書き入力システム1の使用時の外装カバー4の代表的な形態として、次の二つの形態が挙げられる。第一の形態は、図2および図6に示すように、ノート5が完全に開かれ、左カバー部4Lと右カバー部4Rとが同一平面上に配置された形態である。第二の形態は、図7に示すように、ノート5が完全に閉じられ、左カバー部4Lの前面と右カバー部4Rの前面とが、ノート5と検出装置2を挟んで対向する形態である。なお、図1は、ノート5の開閉途中の外装カバー4の形態、つまり、第一の形態と第二の形態との間の変化途中の外装カバー4の形態を示している。
第一の形態と第二の形態との間の変化では、ノート5が完全に閉じられた時の第二の形態(図7参照)において、検出部2L,2R(より詳細にはコネクタ部73L,73R)を接続するための配線に必要な長さは最大となる。従って、前述のように、本実施形態では、配線部50の長さは、この最大長さに基づいて設定されている。
その結果、図6に示すように、外装カバー4が第一の形態をとる時、外装カバー4が第二の形態をとる時に比べて、配線部50の中間部53には弛みが生じる。この時、補強部材11は、中央部4Cのうち、補強部材11が装着された部分が平面状に変形することを防止する。補強部材11は、中間部53の弛んだ部分を、U字の内部に確保された空間で、弛んだ状態のまま維持することができる。従って、ユーザが、ノート5への情報記入時等に検出装置2から外装カバー4へ向かう方向に外力を付与した場合であっても、補強部材11は、弛んだ配線部50が不都合に折れ曲がって破損する可能性を低減することができる。
上記実施形態には適宜変更が加えられてもよい。例えば、外装カバー4に設けられる補強部材11の材質、大きさ、形状等は、適宜変更が可能である。前述の通り、補強部材11は、中央部4Cの少なくとも一部に装着され、中央部4Cよりも高い剛性を有していればよい。そして、中央部4Cのうち少なくとも一部が平面状に変形することを防止する形状を有していればよい。例えば、補強部材11は、その大きさや形状はそのままで、中央部4Cよりも剛性が高い樹脂で形成されていてもよい。以下に、図8〜図14を参照して、その他の変形例に係る補強部材12〜18について説明する。これらの補強部材12〜18も、補強部材11と同様、配線部50の破損の可能性を低減することが可能である。
図8に示す補強部材12は、上記実施形態で例示された補強部材11(図5参照)と同様、1枚の金属板を加工することで作製されている。補強部材12は、補強部材11とほぼ同じ大きさと形状を有する。但し、補強部材12は、補強部材11にはない一対の切欠き121,122を有する点で、補強部材11とは異なる。切欠き121,122は、左右方向に対向する位置に設けられている。切欠き121,122の位置は、外装カバー4が検出装置2に装着された時、配線部50が通過する位置である。配線部50は、切欠き121,122内を通過するように左右方向に沿って配置される。従って、切欠きがない補強部材11に比べ、補強部材12のエッジに配線部50が強く接触し、配線が損傷する可能性を低減することができる点で、より好ましい。
図9に示す補強部材13は、中央部4Cよりも剛性が高い樹脂で形成されている。補強部材13は、図5に示す補強部材11とほぼ同じ大きさと形状を有する。但し、補強部材13は、上下方向からみてU字状に形成されることで生じた左右方向の間隙を接続する複数のリブ130を備える点で、補強部材11とは異なる。中央部4Cよりも剛性が高いとはいえ、樹脂は金属に比べれば剛性が低い。従って、湾曲面の内側にリブ130を設けることで、外装カバー4に装着された補強部材13が、検出装置2側から外装カバー4側へ向かう外力を受けた場合の強度を高めることができるため、より好ましい。リブ130は、外装カバー4が検出装置2に装着された時、配線部50が通過する位置とは異なる位置に設けられることが好ましい。なお、図9に示すリブ130の数は例示であり、補強部材13の大きさや、材料となる樹脂の特性等に応じて適切な数が設けられればよい。
図10に示す補強部材14は、図8に示す補強部材12と同様、左右方向に対向する位置に設けられた一対の切欠き141,142を有するが、補強部材12とは異なり中央部4Cよりも剛性が高い樹脂で形成されている。そこで、補強部材14も、図9に示す補強部材13と同様、湾曲面の内側に左右方向に配置された複数のリブ140を備えている。リブ140の機能、およびその数に限定がない点は、補強部材13のリブ130と同様である。切欠き141,142の位置は、外装カバー4が検出装置2に装着された時、配線部50が通過する位置である。リブ140は、上下方向において、切欠き141,142とは異なる位置に設けられる。配線部50は、切欠き141,142内を通過するように左右方向に沿って配置される。従って、切欠きがない補強部材13に比べ、補強部材14のエッジに配線部50が強く接触し、配線が損傷する可能性を低減することができる点で、より好ましい。
図11に示す補強部材15は、金属製であり、その輪郭形状および大きさは、図8に示す補強部材12の輪郭形状および大きさと同じである。但し、補強部材12が1枚の金属板で形成されているのに対し、補強部材15は、複数の穴を有するフレーム150で形成されている。フレーム150の太さは、材料となる金属の特性等に応じて設定されればよい。また、補強部材15は、補強部材12と同様、左右方向に対向する位置に設けられた一対の切欠き151,152を有する。補強部材15は、補強部材12と同様の機能を有する。なお、十分な剛性が確保できれば、同様のフレーム状の補強部材が樹脂で形成されてもよい。また、補強部材15には、必ずしも切欠き151,152を設ける必要はない。
図12に示す補強部材16は、図8に示す補強部材12のうち、切欠き121,122の近傍部分に相当する。つまり、補強部材16は、中央部4C(図4参照)全体に対応する大きさはなく、上下方向において中央部4Cの一部に装着される。より具体的には、補強部材16は、左右方向に対向する位置に設けられた切欠き161,162が、外装カバー4が検出装置2に装着された時、配線部50が通過する位置にあるように、中央部4Cに装着されればよい。補強部材16は、中央部4Cのうち、少なくとも配線部50が配置される部分が平面上に変形することを防止できるので、前述の補強部材11〜15と同様、配線部50の破損の可能性を低減することができる。
なお、以上に例示した補強部材11〜16はすべて、中央部4Cの長手方向である上下方向からみて半円状に(つまり、中央部4Cの長手方向に直交する方向である左右方向の断面形状が半円状に)形成されている。補強部材11〜16はすべて、上下方向からみた形状(左右方向の断面形状)が半円状以外のU字状に変更されてもよい。例えば、補強部材11〜16はすべて、上下方向からみた形状(左右方向の断面形状)が、厳密なU字状や、半円ではない円弧状に変更されてもよい。図13に示す補強部材17のように、上下方向からみた形状(左右方向の断面形状)が、角に丸みのないU字状(矩形や台形の一辺がない形状)であってもよい。補強部材11〜16はすべて、図14に示す補強部材18のように、上下方向からみた形状(左右方向の断面形状)が、V字状に変更されてもよい。
上記実施形態で例示された外装カバー4は、中央部4Cに補強部材11が設けられることで、中央部4Cが、検出装置2が配置される側から反対方向(後方)に突出している。ユーザは、手書き入力システム1を使用してノート5に情報を記入する時、外装カバー4の後面を下向きにして机等の平面上に載置する可能性がある。この場合、補強部材11が装着された中央部4Cが下方に突出しているため、左カバー部4Lの左端と右カバー部4Rの右端は、中央部4Cと夫々との接続部よりも下方に配置される。つまり、左カバー部4Lと右カバー部4Rは、夫々、左端と右端に向けて下方へ傾斜した姿勢となる。従って、ノート5の用紙の筆記面も、同様に傾斜するので、ユーザがノート5に記入をしにくい可能性がある。
そこで、図15に示すように、外装カバー40が構成されてもよい。なお、図15では、検出装置2および外装カバー40の図示は簡略化されている。外装カバー40は、外装カバー4とほぼ同じ構成を備えるが、左カバー部4Lの一部および右カバー部4Rの一部が一対の突出部4Dを含む点で、外装カバー4とは異なる。これら一対の突出部4Dは、左カバー部4Lと右カバー部4Rのうち突出部4Dとは異なる部分が同一平面上に配置された時(つまり、外装カバー40が第二の形態をとる時)、略同一量(図15に示す高さH)だけ、その平面に直交する方向に突出している。また、この時、補強部材11は、中央部4Cの少なくとも一部を、一対の突出部4Dと略同一量(高さH)だけ、同じ方向に突出させる。突出部4Dは、左カバー部4Lと右カバー部4Rのうち突出部4Dとは異なる部分が同一平面上に配置された時、この平面に直交する方向に略同一量突出する限り、いかなる方法で形成されてもよい。
例えば図15に示すように、左カバー部4Lおよび右カバー部4Rに一対の突出部材9を装着することで、一対の突出部4Dが形成されてもよい。突出部材19の材質は特に限定されないが、補強部材11と同様、可撓性を有する中央部4Cよりも高い剛性を有することが好ましい。例えば、突出部材19は、金属製または樹脂製であればよい。突出部材19の材質は、補強部材11の材質と同じであってもよいし異なってもよい。突出部材19の形状は特に限定されない。例えば、各突出部材19は、外装カバー40の上下方向長さより僅かに短い棒状に形成されればよい。突出部材19は、左カバー部4Lの左端に沿った縁部45と右カバー部4Rの右端に沿った縁部45の内側に夫々巻き込まれた状態で、固定されてもよい。このほか、例えば、左カバー部4Lの左端部および右カバー部4Rの右端部が、検出装置2が配置されるのと反対方向(後方)に折り返して固定されることで、外装カバー4の一部によって一対の突出部4Dが形成されてもよい。左カバー部4Lの後面および右カバー部4Rの後面に突出部材が貼り付けられることで、外装カバー4とは別の部材によって一対の突出部4Dが形成されてもよい。
かかる構成の外装カバー40によれば、後面が下向きの状態で外装カバー4が机等の平面上に載置された場合、補強部材11および一対の突出部4Dによって、左カバー部4Lと右カバー部4Rのうち突出部4Dとは異なる部分は、夫々、略水平の姿勢で保たれる。これにより、検出装置2の姿勢が安定する。また、ノート5の用紙の筆記面も略水平に保たれるので、ユーザは容易にノート5に情報を記入することができる。
なお、左カバー部4Lと右カバー部4Rに装着される突出部4Dは、必ずしも図15に示す例のように同じ形状と大きさを有する必要はない。左カバー部4Lと右カバー部4Rにおいて突出部4Dが設けられる位置は、必ずしも左端や右端でなくてよい。突出部材19の左カバー部4Lと右カバー部4Rへの装着方法は、上記例のほか、接着等、別の方法であってもよい。なお、補強部材11に限らず、前述した変形例に係る補強部材12〜18のいずれかと突出部4Dとが組み合わせられてもよい。
また、外装カバー4,40が使用される対象は、手書き入力システム1の検出装置2に限られない。外装カバー4,40は、複数の電子部品を互いに接続する配線を有するその他の情報端末に適用可能である。例えば、外装カバー4,40は、制御部および操作部を含む本体と、本体とは別体の表示部とが配線部で接続された情報端末に適用されてもよい。この場合、ユーザは、配線部の少なくとも一部が左右方向に伸びる状態で、本体と表示部とを夫々右カバー部4Rと左カバー部4Lに装着すればよい。この場合も、前述の検出装置2の場合と同様、外装カバー4,40が左右に折り畳まれても、中央部4Cに装着された補強部材11〜18のいずれかによって、配線部が不都合に折れ曲がり、破損する可能性を低減することができる。
外装カバー4の形状は、実施形態で例示された矩形状に限られない。外装カバー4が装着される情報端末のうち、左カバー部4Lと右カバー部4Rに配置される部分の形状に応じて、適宜変更が可能であることは自明である。また、補強部材11〜18のいずれかが装着される部分は、外装カバー4の一方向における中央位置にある必要はなく、情報端末の形状に応じて位置が変更されてもよい。
検出部2L,2Rが互いに相対移動可能に保持する構成は、前述の外装カバー4の例に限られない。例えば、特開2014−99116号公報(米国特許出願公開第2014/132533号明細書)参照)に開示されている外装カバーのように、上辺以外の三辺がシールされた、折り曲げられていない状態で左右方向に長い矩形状の袋体であってもよい。この場合、補強部材11〜18のいずれかが、外装カバーの内部において、袋体を形成する2層のシートのうち一方の左右方向の中央部に装着されればよい。そして、検出装置2は、上辺の収容口から挿入され、配線部50の少なくとも一部が中央部に左右方向に延びるように配置され、検出部2L,2Rが外装カバーの内部の左側部分と右側部分に収容されればよい。この場合、検出部2L,2Rはいずれも外装カバー内部で移動可能な状態で外装カバーに保持される。
上記実施形態およびその変形例において、外装カバー4および40は、本発明の「情報端末用カバー」の例である。中央部4C、左カバー部4Lおよび右カバー部4Rは、夫々、本発明の「第一部分」、「第二部分」および「第三部分」の例である。補強部材11〜18の各々は、本発明の「補強部材」の例である。切欠き121,122、切欠き141,142、切欠き151,152および切欠き161,162は、夫々、「一対の切欠き」の例である。突出部4Dは、本発明の「一対の突出部」の例である。検出装置2は、本発明の「情報端末」の例である。検出部2L,2Rは、本発明の「一対のセンサ」の例である。配線部50は、本発明の「配線部」の例である。
2 検出装置
2L,2R 検出部
4,40 外装カバー
4C 中央部
4D 突出部
4L 左カバー部
4R 右カバー部
11,12,13,14,15,16,17,18 補強部材
50 配線部
121,122,141,142,151,152,161,162 切欠き

Claims (9)

  1. 第一方向に長い矩形状であって可撓性を有する第一部分と、前記第一方向に直交する第二方向において前記第一部分の両側に夫々接続する第二部分および第三部分とを含むカバー部と、
    前記第一部分の少なくとも一部に装着された、前記第一部分よりも高い剛性を有する補強部材とを備え、
    前記補強部材は、前記第一部分の前記少なくとも一部が平面状に変形することを防止する形状を有することを特徴とする情報端末用カバー。
  2. 前記補強部材は、金属製または樹脂製であることを特徴とする請求項1に記載の情報端末用カバー。
  3. 前記補強部材は、前記第一方向からみてU字状またはV字状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の情報端末用カバー。
  4. 前記補強部材は、金属製の1枚の板状部材であって、前記第一部分の前記第一方向における一部において前記第二方向に対向する位置に設けられた一対の切欠きを有することを特徴とする請求項3に記載の情報端末用カバー。
  5. 前記補強部材は樹脂製であって、前記U字状または前記V字状に形成されることで生じた前記第二方向の間隙を接続する接続部を備えたことを特徴とする請求項3に記載の情報端末用カバー。
  6. 前記補強部材は、前記第一部分の前記第一方向における一部において前記第二方向に対向する位置に設けられた一対の切欠きを有し、
    前記接続部は、前記一対の切欠きとは異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の情報端末用カバー。
  7. 前記第二部分の一部および前記第三部分の一部は、一対の突出部を含み、
    前記一対の突出部は、前記第二部分と前記第三部分のうち前記一対の突出部とは異なる部分が同一平面上に配置された時、前記平面から略同一量だけ前記平面に直交する方向に突出し、
    前記補強部材は、前記第二部分と前記第三部分のうち前記一対の突出部とは異なる前記部分が前記平面上に配置された時、前記第一部分の前記少なくとも一部を、前記平面から前記一対の突出部と略同一量だけ前記方向に突出させることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の情報端末用カバー。
  8. 前記情報端末用カバーは、一対の板状のセンサと、前記一対のセンサを電気的に接続する配線を含む配線部とを備えた情報端末に使用されるカバーであって、
    前記第二部分および前記第三部分は、前記一対のセンサの夫々が互いに相対移動可能に配置される部位であり、
    前記第一部分は、前記配線部の少なくとも一部が前記第二方向に配置される部位であり、
    前記補強部材は、前記第一部分に配置された前記配線部の前記少なくとも一部の弛みを維持する空間を形成することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の情報端末用カバー。
  9. 前記情報端末用カバーは、一対の板状のセンサと、前記一対のセンサを電気的に接続する配線を含む配線部とを備えた情報端末に使用されるカバーであって、
    前記第二部分および前記第三部分は、前記一対のセンサの夫々が互いに相対移動可能に配置される部位であり、
    前記第一部分は、前記配線部の少なくとも一部が前記第二方向に配置される部位であり、
    前記一対の切欠きは、前記配線部が前記第二方向に通過する位置に設けられていることを特徴とする請求項4または6に記載の情報端末用カバー。
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