JP2020186121A - 給紙装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給紙ジャムを防ぐことが可能な給紙装置およびその給紙装置を備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1の給紙装置4は、用紙が搭載されるリフト板51に突出して押動されるアクチュエータ60と本体側センサ70とを備える。アクチュエータ60は、給紙カセット40が挿入完了状態のときに本体側センサ70に到達可能に設けられており、第1方向Xに沿って延びる回動軸61と、この回動軸61の一端に設けられてリフト板51から突出する押圧突起62と、回動軸61の他端に設けられて給紙カセット40の外側に位置する遮断部材63とを有するように構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、用紙を所定の方向に送る給紙装置およびその給紙装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、およびファクシミリ等の画像形成装置には、用紙上にトナー像を形成する画像形成部と、用紙を多数枚積載して収容するとともに画像形成動作に応じて前記画像形成部へ用紙を1枚ずつ搬送する給紙装置とを含んで構成されている。用紙は画像形成部に送られるにつれて少なくなるため、この種の給紙装置には、給紙カセット内に、用紙の有無を検知するためのセンサが設けられていることが多い。
例えば、特許文献1には、給紙カセットから用紙を送り出す際に給紙カセット内の用紙の有無を検知するセンサが備えられた給紙装置について記載されている。このようなセンサの検知に基づいて、画像形成動作が一旦停止されるとともに、給紙カセット内の用紙がなくなったことをユーザに知らせるように構成されている。
また、用紙がセットされているか否かを検知するものとして、例えば特許文献2には、原稿トレイにセットされた原稿のうち最上位の原稿を原稿搬送路に送り出す給紙部において、セットされた用紙に触れると動くアクチュエータの構成について開示されている。
特開2006−182463号公報 特開2016−5976号公報
前記特許文献1に記載されているようなセンサでは、給紙装置の給紙カセットに設けられており、用紙の有無を検知するための専用のセンサを配置するスペースが給紙カセット内に必要とされている。そのため、給紙装置の小型化が困難となり、コストも嵩む要因となる。また、給紙カセットの開閉状態を検知する手段がなく、用紙の有無を検知することで画像形成動作が可能かどうかが判断されるので、給紙カセットが開閉途中にあるなど適正な給紙位置にセットされていなくとも給紙動作が開始されてしまい、給紙ジャムの発生するおそれがあった。
また、前記特許文献2に示されるようなアクチュエータにあっても、付勢部材を介した上下動によって原稿の有無を検知するが、原稿の有無の判断と、動作可能の判断とは必ずしも一致しないものであり、誤検知が発生するおそれがあった。
本発明は、上記のような問題点にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、給紙カセット内の用紙の有無の検知と、給紙可能な適正位置に給紙カセットがセットされているか否かの検知との両方を可能にし、給紙ジャムを防ぐことが可能な給紙装置およびその給紙装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、装置本体と、前記装置本体に対して第1方向の手前側から奥側に挿入可能とされて用紙を収容する収容空間を有する給紙カセットと、前記収容空間に配設されて用紙が搭載されるリフト板と、前記リフト板の用紙搭載面に突出するとともに、搭載された用紙が当接して押動されるアクチュエータとを備える給紙装置であって、前記装置本体には、前記第1方向の奥側に本体側センサが備えられ、前記アクチュエータは、前記給紙カセットが挿入完了状態のときに前記本体側センサに到達可能に設けられており、前記アクチュエータの到達の有無と押動とにより、前記給紙カセットの未挿入と、前記給紙カセットの挿入完了時における用紙の有無とが検知されることを特徴としている。
この特定事項により、装置の大型化や構造の複雑化を招くことなく、給紙ジャムの発生を防ぐことが可能となる。
前記給紙装置における、より具体的な構成として次のものが挙げられる。つまり、前記給紙装置は前記アクチュエータとして、前記第1方向に沿って延びる回動軸と、この回動軸の一端に設けられ前記リフト板から突出する押圧突起と、この回動軸の他端に設けられ前記給紙カセットの外側に位置する遮断部材とを備え、前記リフト板に用紙が載置されると、前記押圧突起が押動されて没入するのに連動して、前記遮断部材が前記回動軸を介して回動し、前記本体側センサに対面して配置されることが好ましい。
また、前記給紙装置において、前記本体側センサは光センサであって、前記遮断部材は、前記本体側センサの光路を遮断して光反射する反射姿勢と、前記光路外に位置する退避姿勢との間で回動するように前記回動軸に設けられることが好ましい。
このように構成されることによって、前記給紙装置における給紙可否の判断を適正に行うことが可能となり、給紙ジャムの発生を効果的に防止することができる。
また、前記給紙装置を用いた画像形成装置も本発明の技術的思想の範疇である。つまり、トナー像を用紙上に形成する画像形成部と、前記画像形成部に前記用紙を給送する給紙装置とを備える画像形成装置であって、前記給紙装置は前記の構成を有するものであることを特徴としている。これにより、前記画像形成装置において給紙ジャムを効果的に防ぐことが可能となる。
本発明により、給紙カセット内の用紙の有無の検知と、給紙可能な適正位置に給紙カセットがセットされているか否かの検知との両方が可能となり、装置を大型化することなく給紙ジャムを効果的に防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す断面説明図である。 本発明の実施形態に係る給紙装置を示す斜視図である。 前記給紙装置におけるアクチュエータの動作を模式的に示す説明図である。 前記給紙装置におけるアクチュエータの動作を模式的に示す説明図である。 前記給紙装置におけるアクチュエータの動作を模式的に示す説明図である。 前記給紙装置におけるアクチュエータの動作を模式的に示す説明図である。 前記給紙装置の本体側センサの検知例を模式的に示す説明図である。 前記給紙装置の本体側センサの検知例を模式的に示す説明図である。 前記給紙装置の本体側センサの検知例を模式的に示す説明図である。 前記給紙装置の本体側センサの検知例を模式的に示す説明図である。
以下、本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照しつつ説明する。実施形態に係る画像形成装置1は、一例として、プリンタなどの複写機能を有する複写機および複合機、または複写以外の機能を含む多機能周辺装置(MFP)など、画像を形成して出力する装置とされている。
なお、以下の説明において、用紙とは、印刷処理を施される印刷用紙を意味するが、本発明はこれに限られるものではなく、トレーシングペーパ、OHPシート、厚紙や画像形成を施与することが可能な他の用紙も含むものとする。
−画像形成装置の概要−
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1を正面側から見て示す断面説明図である。なお、図1において、符号Xは第1方向を示し、符号Yは第1方向Xに直交する第2方向(左右方向)を示し、符号Zはこれらの方向に直交する上下方向を示すものとする。
この画像形成装置1において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、または単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものとされている。画像形成装置1は、光走査装置11を備えており、デジタル信号からなる画像情報に対応するレーザ光を帯電状態にある感光体ドラム13に照射して、静電潜像を形成する。
画像形成装置1には、現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14、および帯電器15等が、各色に応じた4種類のトナー像を形成するために、それぞれ4個ずつ備えられており、それぞれがブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、およびイエロー(Y)に対応付けられて、4つの画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdとされている。
いずれの画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdにおいても、ドラムクリーニング装置14により感光体ドラム13表面の残留トナーを除去および回収した後、帯電器15により感光体ドラム13の表面を所定の電位に均一に帯電させ、光走査装置11により感光体ドラム13を露光する。そして、感光体ドラム13の表面に静電潜像を形成し、現像装置12により感光体ドラム13表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム13表面にトナー像を形成する。
現像装置12は、感光体ドラム13の表面に形成された潜像を4色(KCMY)のトナーによって、それぞれ顕像化する。これにより、各感光体ドラム13表面に各色のトナー像が形成される。
中間転写ベルト21が周回移動する間、ベルトクリーニング装置22により中間転写ベルト21の残留トナーが除去および回収され、各感光体ドラム13表面の各色のトナー像が中間転写ベルト21に順次転写される。このトナー像は重ね合わされて、中間転写ベルト21上にカラーのトナー像が形成される。
中間転写ベルト21と2次転写装置23の転写ローラ23aとの間には、ニップ域が形成されている。用紙搬送経路31を通じて搬送された用紙は、そのニップ域に挟み込んで搬送されつつ、中間転写ベルト21表面のカラーのトナー像を、その用紙上に転写する。定着装置16の加熱ローラ24と、加圧ローラ25との間に用紙を挟み込み、加熱および加圧することで、用紙上のカラーのトナー像が定着する。レジストセンサ26は、中間転写ベルト21の周回移動に伴い、中間転写ベルト21上に形成されたテストパターンを検出する。
給紙装置4は、画像形成に使用する用紙を収容するための給紙カセット40を備え、給紙カセット40から用紙を1枚ずつ繰り出して送り出す。用紙は、ピックアップローラ33により給紙カセット40から引き出されて、用紙搬送経路31を通じて搬送され、2次転写装置23や定着装置16を経由し、排紙ローラ36を介して排紙トレイ39へと搬出される。
例示の形態では、給紙装置4は光走査装置11の下方に設けられている。用紙搬送経路31には、用紙を一旦停止させて、用紙の先端を揃えた後、中間転写ベルト21と転写ローラ23a間のニップ域でのトナー像の転写タイミングに合わせて用紙の搬送を開始するレジストローラ34、および用紙の搬送を促す搬送ローラ35等が配置されている。
−給紙装置−
図2は、画像形成装置1に備えられる給紙装置4を示す斜視図である。なお、図2に示す給紙装置4は、画像形成装置1の装置本体10に対して、第1方向Xの手前側X1から奥側X2に挿入される構成であり、図2は奥側X2の斜め上方から見た斜視図として示している。
給紙装置4は、装置本体10に挿入される給紙カセット40と、給紙カセット40内に設けられたリフト板51と、用紙で押動するアクチュエータ60とを備えている。
給紙カセット40は、この給紙カセット40が装置本体10内に完全に挿入されたときに装置本体10の正面側壁面を形成する正面部41と、正面部41と対向する位置に立設される背面部42と、正面部41と背面部42とに接続されて給紙カセット40の側面を形成する2つの側面部43と、給紙カセット40の底面を構成する底面部44とを備えている。
底面部44の上面には、第1方向Xに往復移動可能な第1ガイド部45と、第2方向Yに往復移動可能な第2ガイド部46とが立設されている。第1ガイド部45および第2ガイド部46は、給紙カセット40に収容される用紙束の側面(積層される用紙の縁部が積み重ねられてなる面)に当接するように位置決めされ、用紙を収容するための収容空間50を形成する。
給紙カセット40は、収容空間50内において用紙を搭載するリフト板51を備えている。リフト板51の上流側端部(図2では第2方向YのY1側端部)を回動支点として回動可能に支持されている。これにより、リフト板51は、収容空間50内において、下流側端部(図2では第2方向YのY2側端部)を自由端として、底面部44に対して上下方向Zに揺動可能とされている。リフト板51は画像形成装置1の動作全般を制御する図示しない制御部により、駆動モータ等が作動してリフト板51の下流側端部が上昇するように構成されている。
給紙装置4は、給紙カセット40が装置本体10内に完全に挿入されて、背面部42が装置本体10内における第1方向Xの奥側X2に位置する状態が適正な給紙位置とされており、用紙をリフト板51から用紙搬送経路31に向けて送り出すことができる。
リフト板51には、用紙搭載面(上面)に突出するとともに、搭載された用紙が当接して押動されるアクチュエータ60が備えられている。図2に示すように、アクチュエータ60は、第1方向Xに沿って延びる回動軸61と、回動軸61の手前側X1の端部に設けられた押圧突起62と、回動軸61の奥側X2の端部に設けられた遮断部材63とを有している。
回動軸61は、リフト板51の裏面に第1方向Xに沿って配設され、リフト板51の裏面側で回動可能に支持されている。また、回動軸61は、第2方向Yには、リフト板51のY2側(下流側)に備えられている。給紙カセット40において、回動軸61は収容空間50から背面部42まで延設され、奥側X2の端部が背面部42の外側に配置されている。この回動軸61は、リフト板51の上下方向Zの揺動に伴って、リフト板51と一体に上下動する。
押圧突起62は、リフト板51の表裏に貫通して設けられた開口部52に出没可能に備えられている。開口部52は、リフト板51における第1方向Xの略中央部であって、第2方向YのY2側(下流側)に開設されている。押圧突起62は、この開口部52に臨むとともに、回動軸61の一端部に備えられて、回動軸61とともに回動することで、開口部52から出没しうるように備えられている。例示の形態では、押圧突起62は、先端部がリフト板51から突出した状態から、回動軸61の回動によってY2側へ倒れ、開口部52内に納まるものとされている。
遮断部材63は、回動軸61の他端部に備えられてリフト板51の奥側X2に位置し、給紙カセット40の背面部42の外側に配置されている。遮断部材63は、略矩形状の平板部材であり、図2に示す状態では、回動軸61の奥側X2の端部から下方に向けて片持ち状に延設されている。
アクチュエータ60は、リフト板51に用紙が載置されると、用紙に当接した押圧突起62がY2側へ倒れるように押動される。そして、押圧突起62が開口部52に没入するのに連動して回動軸61が回動し、遮断部材63も回動軸61まわりにA方向へ回動する。
図2に示すように、装置本体10には、第1方向Xの奥側X2に本体側センサ70が備えられている。本体側センサ70は光センサとされ、発光部71と、発光部71から発せられた光を受けて発光部71へ反射する反射部72とを有する。これらの発光部71および反射部72は、装置本体10に上下方向Zに対向して配設され、発光部71から反射部72への光路および反射部72で反射された光路が上下方向Zに沿って形成されるように構成されている。
本体側センサ70は、装置本体10に給紙カセット40が挿入されると、給紙カセット40の背面部42の外側に隣接するように装置本体10に配設されている。また、本体側センサ70は、第2方向Yには、装置本体10におけるY2側寄りに配設されている。
これにより、給紙カセット40が装置本体10に対して手前側X1から奥側X2の方向に挿入され、給紙位置にセットされると、アクチュエータ60の遮断部材63が本体側センサ70の隣接する配置形態となる。図2に示すように、給紙カセット40が挿入完了状態となったときに、遮断部材63は第1方向Xにおける本体側センサ70の位置に到達するものとなる。
遮断部材63は、回動軸61まわりに回動し、本体側センサ70の光路を遮断して光反射する反射姿勢と、光路外に退避する退避姿勢との間で回動可能とされている。図2に示す状態のとき、遮断部材63は退避姿勢にあり、遮断部材63の先端部が下方に向けて配置されている。遮断部材63は、アクチュエータ60に外力が作用していないとき、自重によって下方向に回動して退避姿勢となる。これに対して、押圧突起62が押動されると、押圧突起62の動きに連動して回動軸61まわりに回動し、反射姿勢となる。
給紙装置4では、本体側センサ70により、アクチュエータ60の遮断部材63が到達したか否か、すなわち給紙カセット40が給紙位置にセットされたかどうかを検知することができる。また、このような給紙カセット40に係る検知とともに、本体側センサ70は、給紙カセット40内の用紙の有無を検知することができる。
次に、給紙装置4における給紙カセット40および用紙100の検知について説明する。図3〜図6は、給紙装置4のアクチュエータ60の動作を説明する図であり、給紙カセット40を手前側X1から見て模式的に示す説明図である。
図3および図4は、給紙カセット40内に用紙100がないとき、すなわちリフト板51に用紙100が載置されていない状態を示している。図3に示すように、リフト板51に用紙100が載置されていないとき、押圧突起62がリフト板51から上方に突出するとともに、遮断部材63は先端部が下方向に向けられ、退避姿勢となっている。このため、本体側センサ70では、発光部71から反射部72、反射部72から発光部71への往復光路が形成されている。
同様に、図4に示すように、リフト板51の下流側端部が上昇しても、用紙100が載置されていない状態では、押圧突起62がリフト板51から上方に突出している。そのため、遮断部材63は先端部が下方向に向けられた退避姿勢にあり、本体側センサ70には発光部71と反射部72の往復光路が形成されている。
一方、リフト板51に用紙100が載置されているときには、図5および図6に示すように、本体側センサ70の往復光路が遮断される。図5に示すように、リフト板51に用紙100が載置されると、押圧突起62が最下位の用紙100に当接して押圧され、リフト板51の下方に没入するように押動される。このリフト板51の押動に伴って、遮断部材63は回動して発光部71と反射部72との間に配置された反射姿勢となる。発光部71からの光は、遮断部材63により反射され、反射部72には到達しないものとなる。
図5に示す状態からリフト板51が上昇しても、図6に示すように、アクチュエータ60はリフト板51に一体に支持されているので、押圧突起62が最下位の用紙100に押圧され、リフト板51に没入した状態を保つ。遮断部材63は、発光部71と反射部72との間に配置された反射姿勢にあり、発光部71からの光は、遮断部材63によって反射される。このように、本体側センサ70においては、遮断部材63により光路が遮断されて反射光が発光部71に到達せず、往復光路が形成されない。
給紙装置4は、給紙カセット40が給紙位置に適正にセットされているとき、リフト板51の下流側端部が上昇し、リフト板51上に搭載された用紙100の端部がピックアップローラ33に当接するように動作する。給紙装置4では、給紙カセット40が給紙位置まで完全に挿入されていないときに、リフト板51が上昇することがないよう、本体側センサ70によって給紙カセット40の挿入完了についても検知することが可能とされている。
図7〜図10は、給紙装置4におけるアクチュエータ60の動作について、順を追って模式的に示すとともに、本体側センサ70の検知例を示す説明図である。
図7(a)および図7(b)では、装置本体10に給紙カセット40が挿入されていない状態を示しており、図7(a)は平面図、図7(b)は断面図である。図示するように、装置本体10における第1方向Xの奥側X2に本体側センサ70が配置されており、発光部71と反射部72との間に往復光路が形成されている。
次に、図8(a)および図8(b)に示すように、リフト板51に用紙100を搭載した給紙カセット40が、装置本体10に挿入された状態について説明する。図8(a)の平面図では、給紙カセット40が装置本体10に完全に挿入され、給紙位置にセットされた状態を示している。このとき、装置本体10の本体側センサ70に対して、アクチュエータ60の遮断部材63が到達している。
また、図8(b)の断面図に示すように、押圧突起62は、用紙100に当接して押動されるので、遮断部材63は回動して反射姿勢となっている。本体側センサ70では、発光部71から反射部72への光路が遮断部材63により遮断され、光が反射される。
本体側センサ70において、発光部71と反射部72との間に往復光路が形成されているとき、制御部では給紙不可と判断する。反対に、発光部71と反射部72との間に往復光路が形成されていないとき、制御部では給紙可能と判断する。
したがって、図7(a)および図7(b)に示す状態のとき、本体側センサ70に往復光路が形成されているので、給紙不可と判断される。これに対して、図8(a)および図8(b)に示す状態のとき、本体側センサ70に往復光路が形成されていないので、給紙可能と判断される。すなわち、本体側センサ70によって、給紙カセット40が挿入されて給紙位置にあることを検知すると同時に、リフト板51に用紙100が搭載されていることを検知することができる。
次に、図9(a)および図9(b)に示すように、給紙カセット40の用紙100の残量が減少し、1枚の用紙100がリフト板51に搭載された状態について説明する。このとき、図9(a)の平面図に示すように、給紙カセット40は装置本体10に完全に挿入されて給紙位置にセットされており、本体側センサ70に対してアクチュエータ60の遮断部材63は到達している。
また、図9(b)の断面図に示すように、用紙100の残量が減少したことでリフト板51がさらに上昇する。リフト板51に支持されたアクチュエータ60の押圧突起62は、1枚の用紙100に当接して押動されており、遮断部材63は反射姿勢にある状態を保っている。本体側センサ70では、発光部71から反射部72への光路が遮断部材63により遮断され、光が反射される。これにより、給紙可能と判断される。本体側センサ70により、給紙カセット40が挿入されて給紙位置にあることを検知すると同時に、リフト板51に用紙100が搭載されていることを検知することができる。
次に、最後の1枚の用紙100が給紙カセット40から送り出され、リフト板51上に用紙100がなくなった状態について説明する。図10(a)および図10(b)は、給紙カセット40に用紙100がなくなった状態を示しており、図10(a)の平面図に示すように、給紙カセット40は装置本体10に完全に挿入されて給紙位置にセットされてはいるが、給紙カセット40の収容空間50には用紙100が搭載されていない。アクチュエータ60の遮断部材63は、装置本体10の本体側センサ70に到達している。
このとき、図10(b)の断面図に示すように、用紙100がなくなったことで、押圧突起62はリフト板51から突出する。これに連動して、遮断部材63は回動軸61まわりに回動し、退避姿勢となる。本体側センサ70では、発光部71と反射部72との間に往復光路が形成されるので、給紙不可と判断される。
用紙100の搭載量(残量)によってリフト板51は上昇し、傾き度合いが変化する。リフト板51に用紙100が搭載されていないときであっても、リフト板51の傾きに関わらず遮断部材63は退避姿勢となる。そのため、本体側センサ70に往復光路が形成され、給紙不可と判断される。
仮に、給紙カセット40のリフト板51に用紙100が搭載されていても、給紙カセット40が適正な給紙位置になく、装置本体10に挿入途中であるときには、アクチュエータ60の遮断部材63は本体側センサ70に到達していない状態となる。そのため、例えば、給紙カセット40に用紙100を補充した後、給紙カセット40を装置本体10に完全に挿入できていない場合などには、本体側センサ70に往復光路が形成されるので給紙不可と判断され、給紙動作は開始されない。これにより、給紙ジャムの発生を防ぐことができる。
給紙可能と判断されると、給紙装置4ではリフト板51が上昇し、ピックアップローラ33が回転して、リフト板51上の用紙束の最上位に位置する用紙100が給紙カセット40から取り出される。用紙100の取り出し方向は、装置本体10に対する給紙カセット40の挿入方向(第1方向X)に直交する方向(第2方向YのY2方向)とされている。給紙カセット40から取り出された用紙100は用紙搬送経路31へと送られる。
なお、図3〜図6に示すように、給紙カセット40において、リフト板51の回動支点53を底面部44より上方に設けることが好ましい。これにより、装置本体10に対して給紙カセット40を出し入れする際に、アクチュエータ60の遮断部材63を、本体側センサ70が設けられた装置本体10に干渉することなく納めることができる。
以上、説明したように、本発明に係る給紙装置4および画像形成装置1では、装置本体10に備えられた本体側センサ70の構成によって、給紙カセット40が挿入されて給紙位置にあり、かつ、リフト板51に用紙100が搭載されているときに、給紙可能と判断することが可能となる。そのため、給紙カセット40が開閉途中にあるなど、適正な給紙位置にセットされていなくとも給紙動作が開始されるといった従来の問題点を解消することができ、給紙ジャムの発生を効果的に防ぐことができる。その上、給紙装置4のアクチュエータ60と本体側センサ70との簡単な構成によって給紙可否の適正な判断が可能になるので、装置の大型化を招くことがなく、構造を複雑化することもなく、好適に実施することができる。
なお、本発明に係る給紙装置4および画像形成装置1は前記実施形態に示す構成であるに限られず、他の様々な形態により実施することが可能である。例えば、前記実施形態に係る給紙装置4では、本体側センサ70として発光部71と反射部72とを有する光センサの構成を例示したが、装置本体10の第1方向Xの奥側X2に設けられるセンサであれば前記構成に限られず、どのようなセンサであってもよく、その配置形態にあっても前記構成に限られない。また、アクチュエータ60は、回動軸61の一端に設けられてリフト板51に突出する押圧突起62と、回動軸61の他端に設けられて本体側センサ70の光路を遮断可能な遮断部材63であれば、前記実施形態にしめした構成を有するに限られず、どのような形状で設けられてもよい。
本発明の技術的範囲は、前記実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲に基づくものとされる。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明は、給紙カセットを備えた画像形成装置に対して好適に利用可能である。
1 画像形成装置
10 装置本体
11 光走査装置
12 現像装置
13 感光体ドラム(像担持体)
33 ピックアップローラ
4 給紙装置
40 給紙カセット
41 正面部
42 背面部
43 側面部
44 底面部
45 第1ガイド部
46 第2ガイド部
50 収容空間
51 リフト板
52 開口部
53 回動支点
60 アクチュエータ
61 回動軸
62 押圧突起
63 遮断部材
70 本体側センサ
71 発光部
72 反射部
100 用紙

Claims (8)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体に対して第1方向の手前側から奥側に挿入可能とされて用紙を収容する収容空間を有する給紙カセットと、
    前記収容空間に配設されて用紙が搭載されるリフト板と、
    前記リフト板の用紙搭載面に突出するとともに、搭載された用紙が当接して押動されるアクチュエータとを備える給紙装置であって、
    前記装置本体には、前記第1方向の奥側に本体側センサが備えられ、
    前記アクチュエータは、前記給紙カセットが挿入完了状態のときに前記本体側センサに到達可能に設けられており、
    前記アクチュエータの到達の有無と押動とにより、前記給紙カセットの未挿入と、前記給紙カセットの挿入完了時における用紙の有無とが検知されることを特徴とする給紙装置。
  2. 請求項1に記載の給紙装置において、
    前記アクチュエータは、前記第1方向に沿って延びる回動軸と、この回動軸の一端に設けられ前記リフト板から突出する押圧突起と、この回動軸の他端に設けられ前記給紙カセットの外側に位置する遮断部材とを備え、
    前記リフト板に用紙が載置されると、前記押圧突起が押動されて没入するのに連動して、前記遮断部材が前記回動軸を介して回動し、前記本体側センサに対面して配置されることを特徴とする給紙装置。
  3. 請求項2に記載の給紙装置において、
    前記本体側センサは光センサであって、
    前記遮断部材は、前記本体側センサの光路を遮断して光反射する反射姿勢と、前記光路外に位置する退避姿勢との間で回動するように前記回動軸に設けられたことを特徴とする給紙装置。
  4. 請求項3に記載の給紙装置において、
    前記遮断部材は、自重により下方向に回動して前記退避姿勢となり、前記押圧突起が押動されるのに連動して前記回動軸まわりに回動して前記反射姿勢となることを特徴とする給紙装置。
  5. 請求項3または4に記載の給紙装置において、
    前記リフト板は、前記押圧突起が出没可能な開口部を備えることを特徴とする給紙装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つの請求項に記載の給紙装置において、
    前記アクチュエータは前記リフト板に支持され、前記リフト板は用紙の給紙方向の上流側を支点として下流側が上下方向に揺動するように設けられたことを特徴とする給紙装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つの請求項に記載の給紙装置において、
    前記本体側センサは、発光部と、前記発光部から発せられた光を受けて前記発光部へ反射する反射部とを備え、前記発光部と前記反射部とは前記第1方向に交差する方向に互いに対向配置されていることを特徴とする給紙装置。
  8. トナー像を用紙上に形成する画像形成部と、前記画像形成部に前記用紙を給送する給紙装置とを備える画像形成装置であって、
    前記給紙装置は、請求項1〜7のいずれか1つの請求項に記載の給紙装置であることを特徴とする画像形成装置。
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