JP2020185947A - フレーム構造、車両、及びフレーム構造の製造方法 - Google Patents

フレーム構造、車両、及びフレーム構造の製造方法 Download PDF

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敦 石川
道則 橋本
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Abstract

【課題】フレーム構造において、車両の前方と後方とで、複数のサイドメンバの車両の車幅方向における間隔を任意に変更できるようにする。【解決手段】フレーム構造1は、車両の前後方向において延伸している第1サイドメンバ11と、第1サイドメンバの前方又は後方に設けられており、前後方向において延伸している第2サイドメンバ12と、第1サイドメンバと第2サイドメンバとの間に設けられており、前後方向に延在する第1前後領域131と、第1前後領域131の前方又は後方に設けられており、前後方向において延在する第2前後領域132と、第1前後領域131と第2前後領域132との間に設けられており、第1前後領域131側の端部と第2前後領域132側の端部との間の車両の車幅方向における長さが、第1サイドメンバと第2サイドメンバとの間の車幅方向における長さと同じである傾斜領域133と、を有する第3サイドメンバ13と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両のフレーム構造、車両、及びフレーム構造の製造方法に関する。
従来、車両には、フレーム構造が設けられている。特許文献1には、車両の車長方向に沿って配設されており、車両の左右両側にそれぞれ1本ずつ配設されているサイドメンバを有するラダーフレームが開示されている。
特許第3809546号公報
特許文献1に示すように、フレーム構造が、車両の前後方向において延伸しているサイドメンバで構成されている場合、例えば架装部又はエンジン等の大きさに応じて、複数のサイドメンバの間隔を部分的に異ならせる必要がある。しかし、車両に応じて、例えば形状が異なる複数のサイドメンバを製造することでサイドメンバの種類を増やすと、フレーム構造を製造するコストが増加してしまうという問題が生じていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、車両の前方と後方とで、複数のサイドメンバの車両の車幅方向における間隔を任意に変更できるフレーム構造を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、車両の前後方向において延伸している第1サイドメンバと、前記第1サイドメンバの前方又は後方に設けられており、前記前後方向において延伸している第2サイドメンバと、前記第1サイドメンバと前記第2サイドメンバとの間に設けられており、前記前後方向に延在する第1前後領域と、前記第1前後領域の前方又は後方に設けられており、前記前後方向において延在する第2前後領域と、前記第1前後領域と前記第2前後領域との間に設けられており、前記第1前後領域側の端部と前記第2前後領域側の端部との間の前記車両の車幅方向における長さが、前記第1サイドメンバと前記第2サイドメンバとの間の前記車幅方向における長さと同じである傾斜領域と、を有する第3サイドメンバと、を有することを特徴とするフレーム構造を提供する。
また、前記第1サイドメンバには、少なくとも一つ以上の第1の穴が形成されており、前記第2サイドメンバには、少なくとも一つ以上の第2の穴が形成されており、前記第1前後領域には、少なくとも一つ以上の第3の穴が形成されており、前記第2前後領域には、少なくとも一つ以上の第4の穴が形成されており、前記少なくとも一つ以上の第1の穴、及び前記少なくとも一つ以上の第3の穴に結合部材が挿入されていることで、前記第1サイドメンバと前記第1前後領域とが結合されており、前記少なくとも一つ以上の第2の穴、及び前記少なくとも一つ以上の第4の穴に前記結合部材が挿入されていることで、前記第2サイドメンバと前記第2前後領域とが結合されていてもよい。
また、前記第2サイドメンバは、前記第1サイドメンバの後方に設けられており、前記第1サイドメンバとして、前記車両の左側に設けられた第1左サイドメンバと、前記車両の右側に設けられた第1右サイドメンバと、が設けられており、前記第2サイドメンバとして、前記車両の左側に設けられた第2左サイドメンバと、前記車両の右側に設けられた第2右サイドメンバと、が設けられており、前記第2左サイドメンバと前記第2右サイドメンバとの間の前記車幅方向における長さは、前記第1左サイドメンバと前記第1右サイドメンバとの間の前記車幅方向における長さよりも小さくてもよい。
また、前記第3サイドメンバの長手方向における長さは、前記第1サイドメンバの長手方向における長さ及び前記第2サイドメンバの長手方向における長さのうちの少なくとも一方よりも小さくてもよい。
また、前記第1サイドメンバは、断面がコ字形状であり、前記第2サイドメンバは、断面がコ字形状であり、前記第3サイドメンバは、断面がコ字形状であり、かつ内側面が前記第1サイドメンバの外側面及び前記第2サイドメンバの外側面に接触していてもよい。
また、前記第2サイドメンバの前記前後方向における長さは、前記第1サイドメンバの前記前後方向における長さよりも大きくてもよい。
本発明の第2の態様においては、上記のいずれかに記載のフレーム構造と、前記車両の前方に設けられており、かつ前記第1サイドメンバの前記車両の高さ方向における上方に設けられているキャブと、前記キャブの後方に設けられおり、かつ前記第2サイドメンバの前記車両の高さ方向における上方に設けられている架装部と、を有することを特徴とする車両を提供する。
本発明の第3の態様においては、車両の前後方向において延伸している第1サイドメンバと、前記前後方向において延伸している第2サイドメンバと、を準備する工程と、前記前後方向に延在する第1前後領域と、前記第1前後領域の前方又は後方に設けられており、前記前後方向において延在する第2前後領域と、前記第1前後領域と前記第2前後領域との間に設けられており、前記第1前後領域側の端部と前記第2前後領域側の端部との間の前記車両の車幅方向における長さが、前記第1サイドメンバと前記第2サイドメンバとの間の前記車幅方向における長さと同じである傾斜領域と、を有する複数の第3サイドメンバから1つの第3サイドメンバを選択する工程と、前記第1サイドメンバと、選択した前記第3サイドメンバとを、前記第1サイドメンバの少なくとも一部の面と前記第1前後領域の少なくとも一部の面とが接触した状態で結合する工程と、前記第2サイドメンバと、選択した前記第3サイドメンバとを、前記第2サイドメンバの少なくとも一部の面と前記第2前後領域の少なくとも一部の面とが接触した状態で結合する工程と、を有することを特徴とするフレーム構造の製造方法を提供する。
本発明によれば、フレーム構造において、車両の前方と後方とで、複数のサイドメンバの車両の車幅方向における間隔を任意に変更できるという効果を奏する。
本実施形態に係るフレーム構造が車両に設けられている状態を示す。 本実施形態に係るフレーム構造の第3サイドメンバ付近の構造を示す。 本実施形態に係るフレーム構造を構成する部材が分離された状態を示す。 本実施形態に係るフレーム構造の複数の状態を示す。 変形例としてのフレーム構造の構造を示す。
[フレーム構造1の周辺構成]
図1は、本実施形態に係るフレーム構造1が車両に設けられている状態を示す図である。図1(a)は、本実施形態に係るフレーム構造1が設けられている車両を車両の車幅方向における左側から見た状態を示す図である。図1(b)は、図1(a)で示すフレーム構造1が設けられている車両を車両の高さ方向における上方から見た状態を示す図である。
図2は、本実施形態に係るフレーム構造1の第3サイドメンバ13付近の構造を示す図である。図2(a)は、本実施形態に係るフレーム構造1の第3サイドメンバ13付近の構造を示す図である。図2(b)は、本実施形態に係るフレーム構造1の第3サイドメンバ13付近を車両の高さ方向における上方から見た構造を示す図である。図2(c)は、図2(b)で示すフレーム構造1の第3サイドメンバ13付近を車両の車幅方向における左側から見た構造を示す図である。
図3は、本実施形態に係るフレーム構造1を構成する部材が分離された状態を示す図である。図3(a)は、本実施形態に係るフレーム構造1を構成する部材が分離された状態を、車両の高さ方向における上方から見た状態を示す図である。図3(b)は、図3(a)で示す、本実施形態に係るフレーム構造1を構成する部材が分離された状態を、車両の車幅方向における左側から見た状態を示す図である。
車両は、キャブオーバー型の車両であり、例えばトラックである。車両は、フレーム構造1、キャブ2、及び架装部3を有する。フレーム構造1は、車両の前後方向において延伸している。フレーム構造1は、例えばキャブ2、架装部3、及び図示しないエンジン及びトランスミッション等の車両の部品が設置されている。フレーム構造1の詳細は後述する。
キャブ2は、例えば運転席が設けられている箱形状の部分であり、車両の前方に設けられている。キャブ2は、例えば、後述する第1サイドメンバ11の車両の高さ方向における上方に設けられている。架装部3は、例えば荷物等が収納されている箱形状の部分であり、キャブ2の後方に設けられている。架装部3は、例えば、後述する第2サイドメンバ12の車両の高さ方向における上方に設けられている。
[フレーム構造1の構造]
フレーム構造1は、第1サイドメンバ11、第2サイドメンバ12、第3サイドメンバ13、結合部材14、及びクロスメンバ15を有する。第1サイドメンバ11は、車両の前後方向において延伸している。第1サイドメンバ11は、例えば断面がコ字形状である。
フレーム構造1は、第1サイドメンバ11として、第1左サイドメンバ11L、及び第1右サイドメンバ11Rを有する。第1左サイドメンバ11Lは、車両の左側に設けられている。第1右サイドメンバ11Rは、車両の右側に設けられている。
図3(b)に示すように、第1サイドメンバ11には、少なくとも一つ以上の第1の穴111が形成されている。少なくとも一つ以上の第1の穴111は、第1サイドメンバ11の長手方向における後端付近に形成されている。
少なくとも一つ以上の第1の穴111は、断面がコ字形状の第1サイドメンバ11における車両の高さ方向において延在している平板部を貫通するように形成されている。少なくとも一つ以上の第1の穴111は、車両の高さ方向において2列、かつ第1サイドメンバ11の長手方向において2列からなる4個形成されている。このように、少なくとも一つ以上の第1の穴111は、4個形成されているが、少なくとも一つ以上の第1の穴111の数は任意である。また、少なくとも一つ以上の第1の穴111が第1サイドメンバ11において、どのように配置されているのかは任意である。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係るフレーム構造1においては、第2サイドメンバ12は、第1サイドメンバ11の後方に設けられており、車両の前後方向において延伸している。第2サイドメンバ12は、第1サイドメンバ11と同様に、例えば断面がコ字形状である。
フレーム構造1は、第2サイドメンバ12として、第2左サイドメンバ12L、及び第2右サイドメンバ12Rを有する。第2左サイドメンバ12Lは、車両の左側に設けられている。第2右サイドメンバ12Rは、車両の右側に設けられている。
図3(b)に示すように、第2サイドメンバ12には、少なくとも一つ以上の第2の穴121が形成されている。少なくとも一つ以上の第2の穴121は、第2サイドメンバ12の長手方向における前端付近に形成されている。
少なくとも一つ以上の第2の穴121は、断面がコ字形状の第2サイドメンバ12における車両の高さ方向において延在している平板部を貫通するように形成されている。少なくとも一つ以上の第2の穴121は、車両の高さ方向において2列、かつ第2サイドメンバ12の長手方向において2列からなる4個形成されている。このように、少なくとも一つ以上の第2の穴121は、4個形成されているが、少なくとも一つ以上の第2の穴121の数は任意である。また、少なくとも一つ以上の第2の穴121が第2サイドメンバ12において、どのように配置されているのかは任意である。
第3サイドメンバ13は、第1サイドメンバ11と第2サイドメンバ12との間に設けられている。第3サイドメンバ13は、第1サイドメンバ11及び第2サイドメンバ12と同様に、例えば断面がコ字形状である。
第3サイドメンバ13は、第1前後領域131、第2前後領域132、及び傾斜領域133を有する。第1前後領域131は、車両の前後方向に延在する領域である。図1〜図3に示すように、本実施形態に係るフレーム構造1においては、第2前後領域132は、第1前後領域131の後方に設けられており、車両の前後方向において延在する領域である。
傾斜領域133は、第1前後領域131と第2前後領域132との間に設けられており、第1前後領域131側の端部と第2前後領域132側の端部との間の車両の車幅方向における長さが、第1サイドメンバ11と第2サイドメンバ12との間の車両の車幅方向における長さと同じである領域である。具体的には、傾斜領域133は、傾斜領域133の前端から、車両の前後方向における後方に向かうにつれて車両の車幅方向における中心に近づくように、車両の車幅方向における内側に向かって延伸している領域である。
フレーム構造1は、第3サイドメンバ13として、第3左サイドメンバ13L、及び第3右サイドメンバ13Rを有する。第3左サイドメンバ13Lは、車両の左側に設けられている。第3右サイドメンバ13Rは、車両の右側に設けられている。
第3左サイドメンバ13Lの傾斜領域133Lは、傾斜領域133Lの前端から、車両の前後方向における後方に向かうにつれて車両の車幅方向における中心に近づくように、車両の車幅方向における右側に向かって延伸している。第3右サイドメンバ13Rの傾斜領域133Rは、傾斜領域133Rの前端から、車両の前後方向における後方に向かうにつれて車両の車幅方向における中心に近づくように、車両の車幅方向における左側に向かって延伸している。
図3(b)に示すように、第1前後領域131には、少なくとも一つ以上の第3の穴134が形成されている。少なくとも一つ以上の第3の穴134は、断面がコ字形状の第3サイドメンバ13における車両の高さ方向において延在している平板部を貫通するように形成されている。
少なくとも一つ以上の第3の穴134は、車両の高さ方向において2列、かつ第3サイドメンバ13の長手方向において2列からなる4個形成されている。このように、少なくとも一つ以上の第3の穴134は、4個形成されているが、少なくとも一つ以上の第3の穴134の数は任意である。また、少なくとも一つ以上の第3の穴134が第3サイドメンバ13において、どのように配置されているのかは任意である。
また、図3(b)に示すように、第2前後領域132には、少なくとも一つ以上の第4の穴135が形成されている。少なくとも一つ以上の第4の穴135は、断面がコ字形状の第3サイドメンバ13における車両の高さ方向において延在している平板部を貫通するように形成されている。
少なくとも一つ以上の第4の穴135は、車両の高さ方向において2列、かつ第3サイドメンバ13の長手方向において2列からなる4個形成されている。このように、少なくとも一つ以上の第4の穴135は、4個形成されているが、少なくとも一つ以上の第4の穴135の数は任意である。また、少なくとも一つ以上の第4の穴135が第3サイドメンバ13において、どのように配置されているのかは任意である。
第1サイドメンバ11と第3サイドメンバ13とは、第1サイドメンバ11の少なくとも一部の面と第3サイドメンバ13の少なくとも一部の面とが接触した状態で結合している。また、第2サイドメンバ12と第3サイドメンバ13とは、第2サイドメンバ12の少なくとも一部の面と第3サイドメンバ13の少なくとも一部の面とが接触した状態で結合している。
フレーム構造1においては、図2(a)に示すように、断面がコ字形状の第1サイドメンバ11と、断面がコ字形状の第3サイドメンバ13は、第3サイドメンバ13の内側面が、第1サイドメンバ11の外側面に接触した状態で結合している。また、断面がコ字形状の第2サイドメンバ12と、断面がコ字形状の第3サイドメンバ13は、第3サイドメンバ13の内側面が、第2サイドメンバ12の外側面に接触した状態で結合している。フレーム構造1は、第3サイドメンバ13が、このように第1サイドメンバ11及び第2サイドメンバ12に結合していることで、第1サイドメンバ11、第2サイドメンバ12、及び第3サイドメンバ13を強固に結合することができる。
結合部材14は、例えばボルト及びナット、又はリベットである。第1サイドメンバ11と第3サイドメンバ13の第1前後領域131とは、例えば、少なくとも一つ以上の第1の穴111、及び少なくとも一つ以上の第3の穴134に結合部材14が挿入されていることで結合されている。
具体的には、第1サイドメンバ11と第3サイドメンバ13の第1前後領域131とは、例えば、少なくとも一つ以上の第1の穴111、及び少なくとも一つ以上の第3の穴134にボルトを挿入し、挿入されたボルトにナットを締め付けることで結合されている。図2(c)に示すように、4個の結合部材14が、4個の第1の穴111及び4個の第3の穴134に挿入されているが、結合部材14の数は任意である。
第2サイドメンバ12と第3サイドメンバ13の第2前後領域132とは、例えば、少なくとも一つ以上の第2の穴121、及び少なくとも一つ以上の第4の穴135に結合部材14が挿入されていることで結合されている。具体的には、第2サイドメンバ12と第3サイドメンバ13の第2前後領域132とは、例えば、少なくとも一つ以上の第2の穴121、及び少なくとも一つ以上の第4の穴135にボルトを挿入し、挿入されたボルトにナットを締め付けることで結合されている。図2(c)に示すように、4個の結合部材14が、4個の第2の穴121及び4個の第4の穴135に挿入されているが、結合部材14の数は任意である。
クロスメンバ15は、複数のサイドメンバの間、すなわち第1左サイドメンバ11Lと第1右サイドメンバ11Rの間、及び第2左サイドメンバ12Lと第2右サイドメンバ12Rの間に、車両の車幅方向において延伸して設けられている。車両の前後方向において、複数のクロスメンバ15が設けられている。複数のクロスメンバ15のうちの一つのクロスメンバ15は、例えば第1左サイドメンバ11L及び第1右サイドメンバ11Rの前端に設けられている。
第2左サイドメンバ12Lと第2右サイドメンバ12Rとの間の車両の車幅方向における長さは、第1左サイドメンバ11Lと第1右サイドメンバ11Rとの間の車両の車幅方向における長さよりも小さい。図1(b)に示すように、第1左サイドメンバ11L及び第1右サイドメンバ11Rの車両の車幅方向における外側には、例えば前輪が設けられている。また、第2左サイドメンバ12L及び第2右サイドメンバ12Rの車両の車幅方向における外側には、例えば後輪が設けられている。
また、第3サイドメンバ13の長手方向における長さは、第1サイドメンバ11の長手方向における長さ及び第2サイドメンバ12の長手方向における長さのうちの少なくとも一方よりも小さい。よって、フレーム構造1においては、傾斜領域を有するサイドメンバが、他のサイドメンバに比べて短いことで、傾斜領域を有するサイドメンバを製造し易くなる。
また、第2サイドメンバ12の車両の前後方向における長さは、第1サイドメンバ11の車両の前後方向における長さよりも大きい。よって、フレーム構造1は、第2サイドメンバ12に、第1サイドメンバ11に設置されているキャブ2よりも車両の前後方向における長さが長い架装部3を設置することができる。
図4は、本実施形態に係るフレーム構造1の複数の状態を示す。図4(a)は、第1の状態であるフレーム構造1を車両の高さ方向における上方から見た状態を示す図である。図4(b)は、図4(a)で示すフレーム構造1を車両の車幅方向における左側から見た状態を示す図である。図4(c)は、第2の状態であるフレーム構造1aを車両の高さ方向における上方から見た状態を示す図である。図4(d)は、図4(c)で示すフレーム構造1aを車両の車幅方向における左側から見た状態を示す図である。
図4(a)及び図4(b)に示すように、第1の状態であるフレーム構造1においては、第3サイドメンバ13が、第1サイドメンバ11及び第2サイドメンバ12に結合されている。第1の状態であるフレーム構造1においては、第2左サイドメンバ12Lと第2右サイドメンバ12Rの間の車両の車幅方向における長さはL1である。
図4(c)及び図4(d)に示すように、第2の状態であるフレーム構造1aにおいては、第3サイドメンバ13aが、第1サイドメンバ11及び第2サイドメンバ12に結合されている。第3サイドメンバ13aは、第3サイドメンバ13と比べて、第1前後領域131、及び第2前後領域132を有するものの、傾斜領域133aを有する点で異なる。傾斜領域133aの長手方向における長さは、傾斜領域133の長手方向における長さよりも小さい。
第2の状態であるフレーム構造1aにおいては、第2左サイドメンバ12Lと第2右サイドメンバ12Rの間の車両の車幅方向における長さはL2である。第2の状態であるフレーム構造1aにおける第1左サイドメンバ11Lと第1右サイドメンバ11Rの間の車両の車幅方向における長さと、第1の状態であるフレーム構造1における第1左サイドメンバ11Lと第1右サイドメンバ11Rの間の車両の車幅方向における長さは同じである。
第2の状態であるフレーム構造1aにおける第2左サイドメンバ12Lと第2右サイドメンバ12Rの間の車両の車幅方向における長さL2は、第1の状態であるフレーム構造1における第2左サイドメンバ12Lと第2右サイドメンバ12Rの間の車両の車幅方向における長さL1よりも大きい。
このように、フレーム構造1は、複数の第3サイドメンバ13から1つの第3サイドメンバ13を選択して、選択された第3サイドメンバ13を、第1サイドメンバ11及び第2サイドメンバ12に結合することで、複数の第2サイドメンバ12の車両の車幅方向における長さを変更することができる。
[フレーム構造1の製造方法]
まず、作業者は、第1サイドメンバ11、及び第2サイドメンバ12を準備する。次に、作業者は、複数の第3サイドメンバ13から1つの第3サイドメンバ13を選択する。
そして、作業者は、選択した第3サイドメンバ13を第1サイドメンバ11及び第2サイドメンバ12に結合する。具体的には、作業者は、第1サイドメンバ11と、選択した第3サイドメンバ13とを、第1サイドメンバ11の少なくとも一部の面と第1前後領域131の少なくとも一部の面とが接触した状態で結合する。また、作業者は、第2サイドメンバ12と、選択した第3サイドメンバ13とを、第2サイドメンバ12の少なくとも一部の面と第2前後領域132の少なくとも一部の面とが接触した状態で結合する。
このようにして、作業者は、フレーム構造1を製造することができる。すなわち、作業者は、複数の第3サイドメンバ13から、第1前後領域131側の端部と第2前後領域132側の端部との間の車両の車幅方向における長さが、第1サイドメンバ11と第2サイドメンバ12との間の車両の車幅方向における長さと同じである傾斜領域133を有する第3サイドメンバ13を選択することで、フレーム構造1を製造することができる。よって、作業者は、フレーム構造1において、車両の前方と後方とで、複数のサイドメンバの車両の車幅方向における間隔を任意に変更できる。
[変形例]
図5は、変形例としてのフレーム構造1bの構造を示す図である。
上記実施形態では、第2サイドメンバ12は第1サイドメンバ11の後方に設けられている例を示したが、これに限定されない。図5に示すように、第2サイドメンバ12bは、第1サイドメンバ11bの前方に設けられていてもよい。
フレーム構造1bは、第1サイドメンバ11b、第2サイドメンバ12b、及び第2前後領域132bが第1前後領域131bの前方に設けられている第3サイドメンバ13bを有する。フレーム構造1bにおいては、車両の前方側に設けられている複数の第2サイドメンバ12bの車両の車幅方向における長さが、車両の後方側に設けられている複数の第1サイドメンバ11bの車両の車幅方向における長さよりも小さい。
[本実施形態に係るフレーム構造1による効果]
本実施形態に係るフレーム構造1は、車両の前後方向において延伸している第1サイドメンバ11と、第1サイドメンバ11の前方又は後方に設けられており、前記前後方向において延伸している第2サイドメンバ12と、を有する。
また、フレーム構造1は、第1サイドメンバ11と第2サイドメンバ12との間に設けられており、車両の前後方向に延在する第1前後領域131と、第1前後領域131の前方又は後方に設けられており、車両の前後方向において延在する第2前後領域132と、第1前後領域131と第2前後領域132との間に設けられており、第1前後領域131側の端部と第2前後領域132側の端部との間の車両の車幅方向における長さが、第1サイドメンバ11と第2サイドメンバ12との間の車両の車幅方向における長さと同じである傾斜領域133と、を有する第3サイドメンバ13を有する。
本実施形態に係るフレーム構造1は、このような第3サイドメンバ13を有することで、複数の第1サイドメンバ11の車両の車幅方向における長さ、及び複数の第2サイドメンバ12の車両の車幅方向における長さを任意に変更することができる。よって、フレーム構造1においては、車両の前方と後方とで、複数のサイドメンバの車両の車幅方向における間隔を任意に変更できる。この結果、フレーム構造1は、例えば架装部又はエンジン等の大きさに応じて、例えば形状が異なる複数のサイドメンバを製造することでサイドメンバの種類が増えてしまうのを抑制し、フレーム構造を製造するコストが増加してしまうのを抑えることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1、1a、1b・・・フレーム構造
11、11L、11R、11b・・・第1サイドメンバ
111・・・第1の穴
12、12L、12R、12b・・・第2サイドメンバ
121・・・第2の穴
13、13L、13R、13a、13b・・・第3サイドメンバ
131、131L、131R、131b・・・第1前後領域
132、132L、132R、132b・・・第2前後領域
133、133L、133R、133a、133b・・・傾斜領域
134・・・第3の穴
135・・・第4の穴
14・・・結合部材
15・・・クロスメンバ
2・・・キャブ
3・・・架装部

Claims (8)

  1. 車両の前後方向において延伸している第1サイドメンバと、
    前記第1サイドメンバの前方又は後方に設けられており、前記前後方向において延伸している第2サイドメンバと、
    前記第1サイドメンバと前記第2サイドメンバとの間に設けられており、前記前後方向に延在する第1前後領域と、前記第1前後領域の前方又は後方に設けられており、前記前後方向において延在する第2前後領域と、前記第1前後領域と前記第2前後領域との間に設けられており、前記第1前後領域側の端部と前記第2前後領域側の端部との間の前記車両の車幅方向における長さが、前記第1サイドメンバと前記第2サイドメンバとの間の前記車幅方向における長さと同じである傾斜領域と、を有する第3サイドメンバと、
    を有することを特徴とするフレーム構造。
  2. 前記第1サイドメンバには、少なくとも一つ以上の第1の穴が形成されており、
    前記第2サイドメンバには、少なくとも一つ以上の第2の穴が形成されており、
    前記第1前後領域には、少なくとも一つ以上の第3の穴が形成されており、
    前記第2前後領域には、少なくとも一つ以上の第4の穴が形成されており、
    前記少なくとも一つ以上の第1の穴、及び前記少なくとも一つ以上の第3の穴に結合部材が挿入されていることで、前記第1サイドメンバと前記第1前後領域とが結合されており、
    前記少なくとも一つ以上の第2の穴、及び前記少なくとも一つ以上の第4の穴に前記結合部材が挿入されていることで、前記第2サイドメンバと前記第2前後領域とが結合されていることを特徴とする、
    請求項1に記載のフレーム構造。
  3. 前記第2サイドメンバは、前記第1サイドメンバの後方に設けられており、
    前記第1サイドメンバとして、
    前記車両の左側に設けられた第1左サイドメンバと、
    前記車両の右側に設けられた第1右サイドメンバと、
    が設けられており、
    前記第2サイドメンバとして、
    前記車両の左側に設けられた第2左サイドメンバと、
    前記車両の右側に設けられた第2右サイドメンバと、
    が設けられており、
    前記第2左サイドメンバと前記第2右サイドメンバとの間の前記車幅方向における長さは、前記第1左サイドメンバと前記第1右サイドメンバとの間の前記車幅方向における長さよりも小さいことを特徴とする、
    請求項1又は2に記載のフレーム構造。
  4. 前記第3サイドメンバの長手方向における長さは、前記第1サイドメンバの長手方向における長さ及び前記第2サイドメンバの長手方向における長さのうちの少なくとも一方よりも小さいことを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のフレーム構造。
  5. 前記第1サイドメンバは、断面がコ字形状であり、
    前記第2サイドメンバは、断面がコ字形状であり、
    前記第3サイドメンバは、断面がコ字形状であり、かつ内側面が前記第1サイドメンバの外側面及び前記第2サイドメンバの外側面に接触していることを特徴とする、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のフレーム構造。
  6. 前記第2サイドメンバの前記前後方向における長さは、前記第1サイドメンバの前記前後方向における長さよりも大きいことを特徴とする、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のフレーム構造。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のフレーム構造と、
    前記車両の前方に設けられており、かつ前記第1サイドメンバの前記車両の高さ方向における上方に設けられているキャブと、
    前記キャブの後方に設けられおり、かつ前記第2サイドメンバの前記車両の高さ方向における上方に設けられている架装部と、
    を有することを特徴とする車両。
  8. 車両の前後方向において延伸している第1サイドメンバと、
    前記前後方向において延伸している第2サイドメンバと、
    を準備する工程と、
    前記前後方向に延在する第1前後領域と、前記第1前後領域の前方又は後方に設けられており、前記前後方向において延在する第2前後領域と、前記第1前後領域と前記第2前後領域との間に設けられており、前記第1前後領域側の端部と前記第2前後領域側の端部との間の前記車両の車幅方向における長さが、前記第1サイドメンバと前記第2サイドメンバとの間の前記車幅方向における長さと同じである傾斜領域と、を有する複数の第3サイドメンバから1つの第3サイドメンバを選択する工程と、
    前記第1サイドメンバと、選択した前記第3サイドメンバとを、前記第1サイドメンバの少なくとも一部の面と前記第1前後領域の少なくとも一部の面とが接触した状態で結合する工程と、
    前記第2サイドメンバと、選択した前記第3サイドメンバとを、前記第2サイドメンバの少なくとも一部の面と前記第2前後領域の少なくとも一部の面とが接触した状態で結合する工程と、
    を有することを特徴とするフレーム構造の製造方法。
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