JP2020185520A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】筒状のフィルタを使用する空気清浄機等の空気調和機において、フィルタの形状を維持しつつフィルタを挿抜でき、フィルタとケーシングとの間の隙間を低減できる構造を提供する。【解決手段】空気調和機の一例である空気清浄機1は、ケーシングと、フィルタ60と、フィルタホルダ70とを備える。フィルタ60は、少なくともフィルタホルダ70に保持された状態において、上下に延びる筒状である。フィルタホルダ70は、フィルタ60の下端部を支持する下部材71と、フィルタ60の上端部を支持する上部材72とを有する。フィルタ60は、下部材71と上部材72とに挟まれた状態で、ケーシングに対して水平方向に挿抜される。これにより、フィルタ60の形状を維持しつつ、フィルタ60を挿抜できる。また、フィルタ60とケーシングとの間の隙間を低減して、封止性を向上させることができる。【選択図】図6

Description

本発明は、筒状のフィルタを使用する空気調和機に関する。
従来、室内の空気を清浄化する空気清浄機が知られている。空気清浄機は、交換可能なフィルタを有する。空気清浄機は、外部から吸引された空気を、フィルタにより濾過し、濾過後の空気を再び外部へ排出する。この種の空気清浄機では、フィルタの表面積を大きくするために、筒状のフィルタが使用される場合がある。筒状のフィルタを使用する従来の空気清浄機については、例えば、特許文献1に記載されている。
特開2016−34602号公報
筒状のフィルタを使用する空気清浄機では、フィルタの外側から内側へ向かう空気の流れが形成される。このとき、フィルタの上面とケーシングとの間に隙間があると、その隙間に空気の流れが集中して、フィルタを通過する空気の量が低下する。その結果、フィルタによる除塵性能が低下する。したがって、フィルタの上面は、ケーシングに対してしっかりと密着させる必要がある。
しかしながら、ケーシングの内部にフィルタを直接挿入する構造の場合、フィルタ自体に撓みが生じ、それにより、フィルタの上面とケーシングとの間に、隙間が生じるおそれがある。特に、折り畳み式のフィルタを用いる場合には、フィルタの形状を維持することがより困難であるため、上記の隙間の問題が生じやすい。
また、ケーシングの内部にフィルタを直接挿入する構造の場合、フィルタから落下した粉塵がケーシングの内部に溜まる。このため、空気清浄機のユーザは、フィルタの交換時に、ケーシングの内部を清掃して粉塵を除去する必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、筒状のフィルタを使用する空気清浄機等の空気調和機において、フィルタの形状を維持しつつフィルタを挿抜でき、フィルタとケーシングとの間の隙間を低減でき、かつ、ケーシングの内部の清掃も容易となる構造を提供することを目的とする。
本発明の空気調和機は、吸引孔および吹出孔を有するケーシングと、前記ケーシング内に収容され、前記吸引孔から前記吹出孔へ向かう空気の流れを形成するファンと、前記ケーシング内の前記吸引孔と前記吹出孔との間に配置されるフィルタと、前記フィルタに対して着脱可能なフィルタホルダと、を備え、前記フィルタは、少なくとも前記フィルタホルダに保持された状態において、上下に延びる筒状であり、前記フィルタホルダは、前記フィルタの下端部を支持する下部材と、前記フィルタの上端部を支持する上部材と、を有し、前記フィルタは、前記下部材と前記上部材とに挟まれた状態で、前記ケーシングに対して水平方向に挿抜可能である。
この空気調和機では、下部材と上部材とでフィルタの形状を維持しつつ、ケーシングに対してフィルタを水平方向に挿抜できる。また、フィルタとケーシングとの間の隙間を低減して、封止性を向上させることができる。また、この空気調和機では、フィルタから落下した粉塵を下部材で受けて、その下部材を清掃することにより粉塵を除去できる。これにより、ケーシングの内部の清掃が容易となる。
また、前記フィルタは、前記フィルタホルダに保持されていない状態において、折り畳み可能であることが好ましい。これにより、未使用または使用済みのフィルタを、折り畳むことにより、コンパクトに取り扱うことができる。また、使用時には、下部材と上部材とで、フィルタの形状を筒状に維持することができる。
また、前記下部材は、前記フィルタに沿って上方へ突出する複数の第1突起を有することが好ましい。これにより、フィルタの形状を、起立した筒状に維持しやすくなる。
また、前記上部材は、前記フィルタに沿って下方へ突出する複数の第2突起を有することが好ましい。これにより、フィルタの形状を、起立した筒状に維持しやすくなる。
また、前記空気調和機は、前記フィルタの上面と前記上部材の下面との間に、上下方向に圧縮された状態で介在する弾性部材をさらに備え、前記弾性部材の反発力により、前記上部材が前記ケーシングに接触することが好ましい。このようにすれば、弾性部材の反発力によって、上部材をケーシングに押し付けることができる。したがって、上部材とケーシングとの間の隙間を、より低減できる。
また、前記弾性部材は、前記フィルタの上面に固定されていることが好ましい。このようにすれば、フィルタを新品に交換するときに、弾性部材も新品に交換される。このため、長期の使用により弾性部材の弾性力が低下することを防止できる。
また、前記上部材の上面は、上方へ向けて突出する環状の封止リブを有し、前記封止リブが前記ケーシングに接触することが好ましい。このようにすれば、上部材の上面とケーシングとの間の封止性を、より向上させることができる。
また、前記ケーシングの底部上面は、第1方向に延びる複数の第1リブを有し、前記下部材の下面は、前記第1方向とは異なる第2方向に延びる複数の第2リブを有し、前記第1リブと前記第2リブとが、互いに接触することが好ましい。このようにすれば、ケーシングの底部上面と下部材の下面との接触面積を低減できる。これにより、ケーシングに対するフィルタの挿抜動作を、よりスムーズに行うことができる。
また、前記フィルタは、前記フィルタホルダに保持された状態において、上下に延びる四角筒状であることが好ましい。これにより、フィルタの表面積を確保し、かつ、フィルタの内側の空気の流路を広く確保することができる。
本発明によれば、下部材と上部材とでフィルタの形状を維持しつつ、ケーシングに対してフィルタを水平方向に挿抜できる。また、フィルタとケーシングとの間の隙間を低減して、封止性を向上させることができる。また、本発明によれば、フィルタから落下した粉塵を下部材で受けて、その下部材を清掃することにより粉塵を除去できる。これにより、ケーシングの内部の清掃が容易となる。
空気清浄機の前面側から見た斜視図である。 空気清浄機の背面側から見た斜視図である。 背面パネルを取り外した状態の、空気清浄機の斜視図である。 フレームと三面パネルの端縁部の部分上面図である。 フィルタアセンブリの分解斜視図である。 下部ケーシング内にフィルタを挿入するときの様子を示した図である。 フィルタアセンブリを挿入した後の空気清浄機の背面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.一実施形態に係る空気清浄機>
図1は、本発明の空気調和機の一例である空気清浄機1の、前面側から見た斜視図である。図2は、空気清浄機1の背面側から見た斜視図である。この空気清浄機1は、室内の空気に含まれる粉塵を捕集して、空気を清浄化する装置である。図1および図2に示すように、空気清浄機1は、ケーシング10、送風ファン20、制御基板30、およびフィルタアセンブリ40を備えている。
ケーシング10は、略直方体状の筐体である。本実施形態のケーシング10は、下部ケーシング11と、下部ケーシング11の上側に位置する上部ケーシング12とを有する。フィルタアセンブリ40は、下部ケーシング11の内部に収容される。送風ファン20および制御基板30は、上部ケーシング12の内部に収容される。
下部ケーシング11は、底部プレート111、三面パネル112、背面パネル113、および中間プレート114を有する。底部プレート111は、空気清浄機1の最下部に位置する矩形板状の部材である。空気清浄機1の使用時には、底部プレート111の下面が、床面に接触する。
三面パネル112は、上面視においてコの字状の板部材である。三面パネル112は、例えば、パンチングメタルプレートをプレス加工でコの字状に屈曲させることにより得られる。三面パネル112は、前面部112a、左側面部112b、および右側面部112cを有する。前面部112a、左側面部112b、および右側面部112cは、下部ケーシング11の前面、左側面、および右側面を、それぞれ覆う。三面パネル112の前面部112a、左側面部112b、および右側面部112cには、それぞれ、複数の吸引孔51が設けられている。複数の吸引孔51は、三面パネル112を、厚み方向に貫通する貫通孔である。
なお、三面パネル112は、複数の部材により構成されていてもよい。例えば、前面部112a、左側面部112b、および右側面部112cが、それぞれ別体の部材であってもよい。また、三面パネル112は、樹脂により形成されていてもよい。
背面パネル113は、下部ケーシング11の背面を覆う略平板状の部材である。背面パネル113と上述した三面パネル112とにより、下部ケーシング11の四角筒状の側壁部が構成される。背面パネル113は、例えば、樹脂の射出成形により得られる。背面パネル113には、複数の吸引孔52が設けられている。複数の吸引孔52は、背面パネル113を厚み方向に貫通する貫通孔である。
背面パネル113は、空気清浄機1から取り外し可能である。図3は、背面パネル113を取り外した状態の、空気清浄機1の斜視図である。図3に示すように、背面パネル113を取り外すと、下部ケーシング11の背面に、フィルタアセンブリ40の挿入および取り出しを行うための開口115が形成される。
図3に示すように、下部ケーシング11は、背面の左右両側に、一対のフレーム116を有する。一対のフレーム116は、それぞれ、上下方向に柱状に延びる。三面パネル112の端縁部は、これらのフレーム116に固定される。背面パネル113は、これらのフレーム116に対して着脱可能となっている。
図4は、フレーム116と、三面パネル112の端縁部の、部分上面図である。図4に示すように、フレーム116は、上面視においてL字状の係合溝116aを有する。一方、三面パネル112の端縁部には、上面視においてコの字状の爪部112dが設けられている。そして、フレーム116の係合溝116aに、三面パネル112の爪部112dが係合することによって、フレーム116に三面パネル112が固定されている。これにより、三面パネル112の、ケーシング10の外方への膨らみや位置ずれが抑制される。また、空気清浄機1の動作時には、三面パネル112に風圧が加わる。しかしながら、本実施形態のフレーム116は、上記の係合構造により、三面パネル112に対してしっかりと固定されている。これにより、風圧による三面パネル112の揺れが抑制される。
中間プレート114は、下部ケーシング11の上面を覆う矩形板状の部材である。下部ケーシング11の内部空間と、上部ケーシング12の内部空間とは、中間プレート114により仕切られる。ただし、中間プレート114には、複数の貫通孔(図示省略)が設けられている。複数の貫通孔は、中間プレート114を上下方向に貫通する。このため、下部ケーシング11の内部空間と、上部ケーシング12の内部空間とは、これらの貫通孔を介して連通する。
なお、中間プレート114は、複数の貫通孔に代えて、1つの大きな貫通孔を有していてもよい。
上部ケーシング12は、側壁部121と、トップカバー122とを有する。側壁部121は、上部ケーシング12の前面、右側面、左側面、および背面を覆う四角筒状の部材である。側壁部121の前面部には、操作部123が設けられている。操作部123は、ユーザの操作を受け付ける複数のボタンと、空気清浄機1の動作状態を表示するディスプレイとを有する。トップカバー122は、上部ケーシング12の上面を覆う矩形板状の部材である。トップカバー122は、複数の吹出孔53を有する。複数の吹出孔53は、トップカバー122を上下方向に貫通する貫通孔である。
送風ファン20は、ケーシング10の内部に、複数の吸引孔51,52から複数の吹出孔53へ向かう気流を発生させる手段である。本実施形態の送風ファン20には、いわゆる二重反転ファンが用いられる。すなわち、送風ファン20は、上下方向に沿って配列された2つのファン21,22を有する。2つのファン21,22は、モータ(図示省略)の駆動力により、互いに反対向きに回転する。これにより、ケーシング10の内部に、安定した強い気流を発生させることができる。ただし、空気清浄機1の送風ファン20は、二重反転ファン以外のファンであってもよい。
制御基板30は、送風ファン20を動作制御するための電気回路基板である。制御基板30は、上部ケーシング12内の側壁部121の角部付近に配置される。制御基板30は、操作部123から入力される指令に基づいて、2つのファン21,22の各モータへ、駆動信号を供給する。2つのファン21,22は、制御基板30から供給される駆動信号に応じて動作する。なお、空気清浄機1は、空気中の粉塵の量やにおいを検知するセンサを備えていてもよい。そして、制御基板30は、それらのセンサの検出結果に基づいて、2つのファン21,22の動作を制御してもよい。
フィルタアセンブリ40は、周囲から吸引した空気を濾過するためのユニットである。図5は、フィルタアセンブリ40の分解斜視図である。図5に示すように、フィルタアセンブリ40は、交換可能な消耗品であるフィルタ60と、フィルタ60を保持するフィルタホルダ70とを有する。
本実施形態のフィルタ60は、四角筒状の除塵フィルタである。フィルタ60は、4つの板状部61を有する。4つの板状部61は、側辺同士が接続されて、環状に繋がっている。ただし、隣り合う板状部61の接続部は、曲折自在となっている。このため、フィルタ60は、フィルタホルダ70に保持されていない状態では、内面同士を接触させるように折り畳むことが可能である。空気清浄機1のユーザは、未使用または使用済みのフィルタ60を、折り畳んでコンパクトに取り扱うことができる。
フィルタ60の各板状部61は、例えば、不織布により形成される。フィルタ60の表面積を大きくするために、各板状部61は、不織布をプリーツ状に加工したものであってもよい。板状部61のプリーツの向きは、水平方向であってもよく、上下方向であってもよい。
また、フィルタ60の各板状部61の上面には、弾性部材62が設けられている。弾性部材62は、少なくとも上下方向に弾性伸縮可能な部材である。弾性部材62には、例えば、多孔質のスポンジが用いられる。ただし、スポンジに代えて、ゴムやバネを用いてもよい。弾性部材62の下面は、板状部61の上面に、例えば接着剤で固定される。
図5に示すように、フィルタホルダ70は、フィルタ60に対して着脱可能な下部材71および上部材72を有する。下部材71は、フィルタ60の下端部を支持する部材である。上部材72は、フィルタ60の上端部を支持する部材である。フィルタ60は、下部材71と上部材72との間に挟まれた状態で保持される。これにより、フィルタ60の形状が、起立した四角筒状に維持される。
本実施形態の下部材71は、樹脂製の部材である。下部材71の形状は、上面視において矩形の略板状である。下部材71は、4つの第1突起711と、中央突起712とを有する。4つの第1突起711は、下部材71の四隅において、上方へ突出する。これらの第1突起711は、フィルタ60の隣り合う板状部61の間に嵌まる。したがって、第1突起711の側面は、板状部61の側端面に沿って上方へ延びる。これにより、フィルタ60の形状を、起立した四角筒状に、維持しやすくなる。中央突起712は、下部材71の上面の中央において、上方へ突出する。中央突起712の形状は、上面視において矩形状である。中央突起712は、フィルタ60の内側に嵌まる。これにより、フィルタ60の形状を、起立した四角筒状に、より維持しやすくなる。
本実施形態の上部材72は、樹脂製の部材である。上部材72の形状は、上面視において矩形かつ環状である。上部材72は、4つの第2突起721を有する。4つの第2突起721は、上部材72の四隅において、下方へ突出する。これらの第2突起721は、フィルタ60の隣り合う板状部61の間に嵌まる。したがって、第2突起721の側面は、板状部61の側端面に沿って下方へ延びる。これにより、フィルタ60の形状を、起立した四角筒状に、維持しやすくなる。また、上部材72の上面には、上方へ向けて突出する封止リブ722が設けられている。封止リブ722の形状は、上面視において矩形かつ環状である。
フィルタアセンブリ40は、下部ケーシング11の内部に配置される。具体的には、ケーシング10内の、複数の吸引孔51,52から複数の吹出孔53へ向かう空間の途中に、フィルタ60が配置される。空気清浄機1の動作時には、図1中の破線矢印のように、複数の吸引孔51,52から下部ケーシング11の内部へ、空気が吸引される。吸引された空気は、フィルタ60を通過することにより濾過される。そして、濾過後の空気が、フィルタ60の内側から、上部材72の内側および中間プレート114の貫通孔を通って、上部ケーシング12内へ流れる。その後、図1中の破線矢印のように、複数の吹出孔53から外部へ、空気が排出される。
図6は、下部ケーシング11内にフィルタ60を挿入するときの様子を示した図である。フィルタ60を挿入するときには、空気清浄機1のユーザは、まず、下部ケーシング11の背面パネル113を取り外す。次に、折り畳まれたフィルタ60を四角筒状に開いて、下部材71の上にフィルタ60を載置する。このとき、下部材71の4つの第1突起711が、フィルタ60の隣り合う板状部61の間に、それぞれ嵌まるようにする。また、下部材71の中央突起712が、フィルタ60の内側に嵌まるようにする。次に、フィルタ60の上部に、上部材72を載置する。このとき、上部材72の4つの第2突起721が、フィルタ60の隣り合う板状部61の間に嵌まるようにする。これにより、下部材71と上部材72とで、フィルタ60を挟んで保持し、フィルタアセンブリ40を形成する。そして、そのフィルタアセンブリ40を、図6中の破線矢印のように、下部ケーシング11の背面の開口115を介して、下部ケーシング11の内部へ挿入する。
このように、この空気清浄機1では、フィルタ60が、下部材71と上部材72とに挟まれた状態で、下部ケーシング11内へ水平方向に挿入される。このため、フィルタ60の形状を、起立した四角筒状に維持しつつ、下部ケーシング11内にフィルタ60を挿入できる。特に、下部材71は、下部ケーシング11の底部プレート111の上面に接触しつつ、前方へ向けてスライド移動する。また、上部材72は、中間プレート114の下面に接触しつつ、前方へ向けてスライド移動する。このため、底部プレート111および中間プレート114にフィルタ60が直接接触する場合よりも、円滑にフィルタ60を下部ケーシング11内へ挿入できる。
図6に示すように、下部ケーシング11の底部プレート111の上面には、複数の第1リブ81が設けられている。複数の第1リブ81は、前後方向(第1方向)に延びる筋状の突起である。また、図5中に破線で示したように、下部材71の下面には、複数の第2リブ82が設けられている。複数の第2リブ82は、左右方向(第2方向)に延びる筋状の突起である。フィルタアセンブリ40の挿入時には、これらの第1リブ81と第2リブ82とが、互いに接触する。このように、互いに異なる方向に延びるリブ同士を接触させれば、底部プレート111と下部材71との接触面積を低減できる。したがって、底部プレート111と下部材71との間の接触抵抗を低減できる。その結果、下部ケーシング11に対するフィルタアセンブリ40の挿入動作を、より円滑に行うことができる。
図7は、フィルタアセンブリ40を挿入した後の空気清浄機1の背面図である。下部ケーシング11内にフィルタアセンブリ40が挿入されると、フィルタ60と上部材72との間において、弾性部材62が上下方向に圧縮される。そして、弾性部材62の圧縮に伴う反発力により、図7中の白抜き矢印のように、下部材71が底部プレート111の上面に押し付けられるとともに、上部材72が中間プレート114の下面に押し付けられる。これにより、上部材72と中間プレート114との間の隙間が低減される。
特に、上部材72は、上面に設けられた環状の封止リブ722が、中間プレート114の下面に押し付けられる。これにより、上部材72と中間プレート114との間の封止性が、より向上する。したがって、上部材72と中間プレート114との間を通過する空気の量をより低減して、フィルタ60による除塵効率を高めることができる。
フィルタアセンブリ40の挿入が完了すると、ユーザは、背面パネル113を取り付けることにより、開口115を閉じる。この状態で、空気清浄機1を動作させる。また、空気清浄機1を一定期間使用した後、フィルタ60を更に新しいフィルタ60に交換したいときには、再び背面パネル113を取り外し、下部ケーシング11からフィルタアセンブリ40を取り出す。そして、使用済みのフィルタ60を廃棄し、再び上記の手順で、新しいフィルタ60を、下部材71と上部材72とで挟んだ状態で、下部ケーシング11内へ挿入する。
フィルタ60を交換する場合においても、下部材71および上部材72は、交換することなく再利用する。これにより、フィルタ60の製造コストを抑えることができる。また、使用済みのフィルタ60の廃棄も容易となる。
また、下部材71および上部材72は、フィルタ60とは別体であるため、丸洗いすることが可能であり、清掃性に優れている。特に、この空気清浄機1では、フィルタ60から落下した粉塵を、下部材71で受けることができる。そして、下部材71を清掃することにより、下部材71の上面に溜まった粉塵を除去することができる。これにより、下部ケーシング11の内部の清掃が容易となる。
<2.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、フィルタ60の上面に、弾性部材62が固定されていた。しかしながら、弾性部材62は、フィルタ60の上面ではなく、上部材72の下面に固定されていてもよい。その場合でも、弾性部材62の反発力によって、上部材72を中間プレート114へ押し付けることができる。すなわち、弾性部材62は、フィルタ60の上面と上部材72の下面との間に配置されていればよい。
ただし、上記の実施形態のように、弾性部材62をフィルタ60と一体にしておけば、フィルタ60を新品に交換するときに、弾性部材62も新品に交換される。このため、長期の使用により弾性部材62の弾性力が低下することを防止できる。
また、上記の実施形態のフィルタ60は、フィルタホルダ70に保持された状態において、上下に延びる四角筒状であった。しかしながら、フィルタ60の形状は、フィルタホルダ70に保持された状態において、四角筒状以外の多角筒状であってもよく、あるいは、円筒状であってもよい。ただし、フィルタ60の形状を四角筒状にすれば、フィルタ60の表面積を広く確保し、かつ、フィルタ60の内側の空気の流路も広く確保することが、容易となる。また、下部ケーシング11へのフィルタアセンブリ40の挿抜を、フィルタ60の形状に沿って行うことができる。
また、上記の実施形態のフィルタ60は、複数の板状部61が環状に繋がっていた。すなわち、隣り合う板状部61の境界部が、全て接続されていた。しかしながら、一部の境界部が、接続されていなくてもよい。この場合、フィルタ60がフィルタホルダ70に保持されていない状態において、複数の板状部61を単一の平面状に展開することができる。また、上記の実施形態よりも、さらに自由にフィルタ60を折り畳むことができるため、使用前または使用後のフィルタ60の取り扱いが、より容易となる。
また、上記の実施形態のフィルタ60は、折り畳み可能であった。しかしながら、フィルタ60は、フィルタホルダ70に保持されていない状態において、形状が略一定の筒状であってもよい。すなわち、フィルタ60は、少なくともフィルタホルダ70に保持された状態において、上下に延びる筒状であればよい。
また、上記の実施形態では、空気調和機の一例として、空気清浄機1について説明した。しかしながら、空気調和機の他の例である除湿機や加湿器に、同様のフィルタアセンブリ40の構造を適用してもよい。
また、空気調和機の細部の形状については、本願の各図と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 空気清浄機
10 ケーシング
11 下部ケーシング
12 上部ケーシング
20 送風ファン
21,22 ファン
30 制御基板
40 フィルタアセンブリ
51,52 吸引孔
53 吹出孔
60 フィルタ
61 板状部
62 弾性部材
70 フィルタホルダ
71 下部材
72 上部材
81 第1リブ
82 第2リブ
111 底部プレート
112 三面パネル
113 背面パネル
114 中間プレート
115 開口
116 フレーム
121 側壁部
122 トップカバー
123 操作部
711 第1突起
712 中央突起
721 第2突起
722 封止リブ

Claims (9)

  1. 空気調和機であって、
    吸引孔および吹出孔を有するケーシングと、
    前記ケーシング内に収容され、前記吸引孔から前記吹出孔へ向かう空気の流れを形成するファンと、
    前記ケーシング内の前記吸引孔と前記吹出孔との間に配置されるフィルタと、
    前記フィルタに対して着脱可能なフィルタホルダと、
    を備え、
    前記フィルタは、少なくとも前記フィルタホルダに保持された状態において、上下に延びる筒状であり、
    前記フィルタホルダは、
    前記フィルタの下端部を支持する下部材と、
    前記フィルタの上端部を支持する上部材と、
    を有し、
    前記フィルタは、前記下部材と前記上部材とに挟まれた状態で、前記ケーシングに対して水平方向に挿抜可能である、空気調和機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機であって、
    前記フィルタは、前記フィルタホルダに保持されていない状態において、折り畳み可能である、空気調和機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の空気調和機であって、
    前記下部材は、
    前記フィルタに沿って上方へ突出する複数の第1突起
    を有する、空気調和機。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の空気調和機であって、
    前記上部材は、
    前記フィルタに沿って下方へ突出する複数の第2突起
    を有する、空気調和機。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の空気調和機であって、
    前記フィルタの上面と前記上部材の下面との間に、上下方向に圧縮された状態で介在する弾性部材
    をさらに備え、
    前記弾性部材の反発力により、前記上部材が前記ケーシングに接触する、空気調和機。
  6. 請求項5に記載の空気調和機であって、
    前記弾性部材は、前記フィルタの上面に固定されている、空気調和機。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の空気調和機であって、
    前記上部材の上面は、
    上方へ向けて突出する環状の封止リブ
    を有し、
    前記封止リブが前記ケーシングに接触する、空気調和機。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の空気調和機であって、
    前記ケーシングの底部上面は、第1方向に延びる複数の第1リブを有し、
    前記下部材の下面は、前記第1方向とは異なる第2方向に延びる複数の第2リブを有し、
    前記第1リブと前記第2リブとが、互いに接触する、空気調和機。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の空気調和機であって、
    前記フィルタは、前記フィルタホルダに保持された状態において、上下に延びる四角筒状である、空気調和機。
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