JP2020185096A - 有害物回収用掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】有害物回収を掃除機で行う場合は、掃除機の紙パック式か水分も吸い込めるタンク式があります。何れの場合も有害物を掃除機から取り出して、ビニール袋に詰め替えて処分する必要があります。【解決手段】有害物を直接掃除機内のビニール袋に吸い込ませれば、安全に有害物を処分することができます。ビニール袋を直接使えるように、パンチング穴・メッシュ状の金網でビニール袋を掃除機内にセットに掃除機の吸引力を利用し、ビニール袋をメッシュボールに張り付かせることで、掃除機への吸い込み防ぎ有害物回収袋として利用できる。【選択図】 図1
Description
本発明は、有害物を掃除機で回収する場合、直接ビニール袋等に回収し直接廃棄できる掃除機に関する。
有害物を掃除機で回収方法としては、掃除機内部に紙パックを収納する一般的掃除機が利用されています。
紙パック式は、紙パック交換時の破損により、有害物が飛散する恐れがあります。破損の原因としては有害物の吸い込み過ぎによる過重・水分吸い込みによる破れ・有害物の性質による紙パックの変質があります。
紙パック自体は、そのまま廃棄することはできず、ビニール袋に紙パックごと入れ換えて廃棄しています。
特許文献1記載の集塵装置は、構造が複雑化してコストが高く、空気ホー
スで接続された通気管が張り出して、塵埃回収の妨げとなる問題がある。
スで接続された通気管が張り出して、塵埃回収の妨げとなる問題がある。
特許文献2は、集塵運転開始時は、捕集容器内は大気圧状態であるのに対して、集塵機内が負圧になるため、蓋体が浮き上がってダストが外部に噴き出してしまう問題がある。
特許文献3は、回収時に、塵埃が露出してしまい飛散の恐れがあり、捕集容器と集塵袋の間に、ダストは入ってしまう問題があります。
通常の紙パック式掃除機を使う場合は、紙パック交換時の破損により、有害物が飛散する恐れがあります。破損の原因としては有害物の吸い込み過ぎによる過重・水分吸い込みによる破れ・有害物の性質による紙パックの変質があります。
本発明は、市販サイズのビニール袋を集塵袋として使い、構造が簡単で飛散の恐れがなく、ビニール袋自体が掃除機の吸引力で浮き上がることがなく、溶剤・固形物で使用可能な有害物回収用掃除機を提供する。上記特許文献1に記載の集塵装置は、集塵機本体と塵埃収納容器との間を空気ホースで接続した構造であるため、構造が複雑化して製造コストが高くなると共に、吸引された空気中に含まれる塵埃を捕集する塵埃捕集手段(集塵機本体)内に、空気ホースに接続された通気管が張り出しているため、吸引されて落下して来る塵埃(ダスト)回収の妨げとなる問題があった。上記特許文献1に記載の集塵装置は、集塵機本体と塵埃収納容器との間を空気ホースで接続した構造であるため、構造が複雑化して製造コストが高くなると共に、吸引された空気中に含まれる塵埃を捕集する塵埃捕集手段(集塵機本体)内に、空気ホースに接続された通気管が張り出しているため、吸引されて落下して来る塵埃(ダスト)回収の妨げとなる問題があった。
本発明は、掃除機内に大きなビニール袋13を紙パックのようにセットすることで、有害物をビニール袋13に直接廃棄することができるようにした物で個体・液体の両方に対応できる掃除機になります。
ビニール袋13の装着は、下部固定板4を開けてビニー袋13を入れ下部固定板4を閉めた後、ビニール袋13の口を下部固定板4上に広げ上部蓋20を閉めながら上部固定板3の間に挟み込みます。上部固定板3には、ビニール袋13の袋入口を押さえる樹脂又は、ゴムの製の凸製固定治具3aがあり、下部固定板4にもビニール袋がずれないよう凸製固定治具3aを受ける樹脂又は、ゴム製のシール材4aで挟み、ビニール袋13のズレを防ぎます。
ビニール袋13の内側と外側の気密性は、凸製固定治具3aとシール材4aを直接密着させ、ビニール袋13の内側と外側の気密を保つシール部21で作ります。
掃除機内のビニール袋13が掃除機内の吸引力で縮むことが無いように、ビニール袋13をセットするメッシュボール12にメッシュボール通気口6を設けることで、掃除機の吸引力を使いビニール袋13が縮む事を防ぎ有害物回収袋として使用できます。
メッシュボール12内に、メッシュボール12同様にお皿を逆さにした静静電気板11が入っており、掃除機用吸引モーター7で発生する気流で静電気板11とビニール袋13の摩擦で発生する静電気を利用して有害物をビニール袋13内面への吸着と舞い上がりを防止する。
静電気板11にも全面に静電気板通気孔10があり、メッシュボール12同様にビニール袋13の吸引と静電気を発生させ利用している。
ビニール袋13で回収出来ない細かな有害物は、後段の紙パックで回収し紙パックを不燃布・活性炭・特殊フィルターと交換することで安全な排気を得ることが出来る。
本発明においては、有害物を掃除機で回収する場合、有害物を移し替えることなく安全に廃棄することができる。また、水分を含んだ有害物でもそのまま吸い込むことが可能で、生産現場において安全に有害物回収作業を行うことが出来る。
本発明の一実施形態をなす有害物回収用掃除機を、図面を参照して説明する。
掃除機内の気流を説明します。図4のように掃除機用吸引モーター7により発生した吸い込み気流は、掃除機吸引口1の吸引気流Aとなり掃除機内に有害物を引き込みます。吸い込まれた有害物は、ビニール袋内吸い込み口8からビニール袋13内に入り、比重の重い物は吹き出し気流Bと一緒に落下し、比重の軽い物は吸い込み気流Cと一緒にビニール袋吹き出し口9に吸い込まれます
また、吸い込み口8の先端に傘を付けることにより、水分の多い有害物が二重管を伝わって吹き出し口9に吸い込まれるのを防ぐことも出来ます。
また、吸い込み口8の先端に傘を付けることにより、水分の多い有害物が二重管を伝わって吹き出し口9に吸い込まれるのを防ぐことも出来ます。
吸い込まれた軽い塵埃は、紙パック16で回収されて気流自体は、上蓋内通気口19を通り、下部本体5に入り最終的に掃除機用吸引モーター7から外部に排出されます。
紙パック16は、パンチング又は、メッシュ状の紙パックケース24内に収納され、紙パック吸い込み口17とパッキンで接続され、隙間からの漏れを防いでいる。
紙パック16は、パンチング又は、メッシュ状の紙パックケース24内に収納され、紙パック吸い込み口17とパッキンで接続され、隙間からの漏れを防いでいる。
図1のように、ビニール袋13を使えるようにするため、ビニール袋13の開放側を上方向にし、ビニール袋内吸い込み口8とビニール袋内吹き出し口9を二重管構造にします。また、ビニール袋内吸い込み口8の方を長くし、有害物がビニール袋内吹き出し口9の影響をされずに比重の重い有害物をビニール袋13内に落下させます。
ビニール袋13が、掃除機の負圧で縮まないように、ビニール袋13を収納するメッシュボール12は、金属の金網又は、金属か樹脂のパンチングメタル製の箱型・円筒型で、全体にメッシュボール通気孔6が開いており、ビニール袋13の外側に掃除機用吸引モーター7の吸引力を直接かけることで、ビニール袋13の内側より高い負圧がかかり、ビニール袋13が縮むことなくメッシュボール12の内側に張り付かせる。
また、ビニール袋13とメッシュボール12の底部間に取り外し可能な静電気板11があり、掃除機用吸引モーター7の気流摩擦により静電気を発生させることが出来る。更にメッシュボール12の樹脂材質・静電気板11の樹脂材質を変えることで、発生する静電気の±を入れ換え有害物吸着に最適な静電気を選択する。
発生した静電気は、ビニール袋内吸い込み口8から入り込む有害物を静電気で引き付け、塵埃の舞い上がりを防ぐ。
図1のビニール袋セット部分を図1A詳細図である図3で説明します。下
部固定板4で一端すぼめられたビニール袋13の口を下部固定板4の上で円形状に広げ、下部固定板4のシール材4a内に収めます。シール材は樹
脂または、ゴム製の物で出来ています。
部固定板4で一端すぼめられたビニール袋13の口を下部固定板4の上で円形状に広げ、下部固定板4のシール材4a内に収めます。シール材は樹
脂または、ゴム製の物で出来ています。
ビニール袋13の口がしわくちゃの状態で、上蓋20を閉めて上部固定板3で挟み込みます。上部固定板3には樹脂または、ゴム製の凸固定治具3aがついており、ビニール袋13がメッシュボール12内にズレ落ちるのを防ぎます。
ビニール袋13の内側と外側の密閉は、上部固定板3と下部固定板4とが合わさるシール面21で構成し、ビニール袋13の隙間から有害物が漏れるのを防ぎます。
回収された有害物は、上蓋20を開けて下部固定板4に広がっているビニール袋13の口を紐または、テープその他の方法で密閉して取り出すことにより、安全に廃棄することが出来ます。
1. 掃除機吸引口
2. 上蓋本体固定金具
3. 上部固定版
3a.凸固定治具
4 下部固定板
4a.シール材
5. 下部本体
6. メッシュボール通気孔
7.掃除機用吸引モーター/制御ユニット
8.ビニール袋内吸い込み口
9.ビニール袋内吹き出し口
10.静電気板通気孔
11.静電気板
12.メッシュボール
13.ビニール袋
16.紙パック
17.紙パック吸い込み口
18.蝶番
19.上蓋内通気孔
20.上蓋
21.シール面
22.有害物
23.負圧センサー
24紙パックケース
A. 吸引口気流
B.吹き出し気流
C.吸い込み口気流
D.上蓋紙パック内気流
E.下部本体内気流
F.下部本体内気流
G.排気口気流
2. 上蓋本体固定金具
3. 上部固定版
3a.凸固定治具
4 下部固定板
4a.シール材
5. 下部本体
6. メッシュボール通気孔
7.掃除機用吸引モーター/制御ユニット
8.ビニール袋内吸い込み口
9.ビニール袋内吹き出し口
10.静電気板通気孔
11.静電気板
12.メッシュボール
13.ビニール袋
16.紙パック
17.紙パック吸い込み口
18.蝶番
19.上蓋内通気孔
20.上蓋
21.シール面
22.有害物
23.負圧センサー
24紙パックケース
A. 吸引口気流
B.吹き出し気流
C.吸い込み口気流
D.上蓋紙パック内気流
E.下部本体内気流
F.下部本体内気流
G.排気口気流
Claims (8)
- 有害物を掃除機内のビニール袋に直接収納できる構造を特徴とする有害物回収用掃除機
- ビニール袋の固定を凹凸シールまたは、マグネット板による挟み込みを特徴とする請求項1に記載の有害物回収用掃除機
- ビニール袋の気密性を密着シールに置き換えた構造を特徴とする請求項1から2記載の有害物回収用掃除機
- ビニール袋が吸い込まれないように、袋外側の負圧を利用した構造を特徴とする請求項1から3記載の有害物回収用掃除機
- ビニール袋外側に内側より大きくなる負圧差が生じるよう、通気孔がある構造を特徴とする請求項1から4記載の有害物回収用掃除機
- ビニール袋外側の気流を利用した静電気を発生させることで、ビニール袋内の有害物吸着と舞い上がり防止を特徴とする請求項1から5記載の有害物回収用掃除機
- ビニール袋で回収出来ない細かい有害物を、後段の集塵袋で回収する2段構造を特徴とする請求項1から6記載の有害物回収用掃除機
- 有害物回収後、ビニール袋の口をそのまま密閉して廃棄することが出来る構
造を特徴とする請求項1から7記載の有害物回収用掃除機
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019090464A JP2020185096A (ja) | 2019-05-13 | 2019-05-13 | 有害物回収用掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019090464A JP2020185096A (ja) | 2019-05-13 | 2019-05-13 | 有害物回収用掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020185096A true JP2020185096A (ja) | 2020-11-19 |
Family
ID=73223058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019090464A Pending JP2020185096A (ja) | 2019-05-13 | 2019-05-13 | 有害物回収用掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020185096A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023204462A1 (ko) * | 2022-04-19 | 2023-10-26 | 엘지전자 주식회사 | 청소기 스테이션 |
-
2019
- 2019-05-13 JP JP2019090464A patent/JP2020185096A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023204462A1 (ko) * | 2022-04-19 | 2023-10-26 | 엘지전자 주식회사 | 청소기 스테이션 |
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